JP2015070759A - 充放電駆動回路及び液滴塗布装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気エネルギの使用効率を上げること。
【解決手段】電源回路の電気エネルギを圧電素子に充電させ、前記圧電素子に充電した電気エネルギを放電させる充放電駆動回路において、前記圧電素子から放電された電気エネルギを回収する回収回路と、前記回収回路により回収された前記電気エネルギを前記電源回路に戻す回生回路とを具備する。
【選択図】図2
Description
本発明は、充放電駆動回路及び液滴塗布装置に関する。
一般に、液晶表示装置の製造装置では、ガラス基板の表面に配向膜やレジスト膜等の機能性薄膜が形成される。この機能性薄膜の形性には、当該機能性薄膜の材料となる液体をガラス基板上に噴射塗布するインクジェット方式の塗布装置が用いられる。この塗布装置は、ガラス基板を搬送するための搬送テーブルを備え、この搬送テーブルの上方に複数のヘッドを備える。
これらヘッドは、それぞれ下面に複数のノズルが穿設され、これらノズルが内部の各液室に連通し、かつ各ノズルにはそれぞれ圧電素子(圧電振動子とも称する)が設けられている。これらノズルからの液体の吐出は、各圧電素子をそれぞれ充放電することによる各圧電素子の収縮・復元により液室を膨張・収縮(復元)させて行う(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、ノズルからの液体の吐出に要する電気エネルギは、圧電素子の充電エネルギのおよそ10分の1程度であり、その他の電気エネルギは、充放電回路等の内部で消費されてしまう。
本発明の目的は、電気エネルギの使用効率を上げることができる充放電駆動回路及び液滴塗布装置を提供することにある。
本発明の主要な局面に係る充放電駆動回路は、電源回路の電気エネルギを圧電素子に充電させ、前記圧電素子に充電した電気エネルギを放電させる充放電駆動回路において、前記圧電素子から放電された電気エネルギを回収する回収回路と、前記回収回路により回収された前記電気エネルギを前記電源回路に戻す回生回路とを具備する。
本発明の主要な局面に係る液滴塗布装置は、上記充放電駆動回路と、前記充放電駆動回路によって駆動される圧電素子を備えた塗布ヘッドと、基板を支持するステージと、前記塗布ヘッドと前記ステージとを前記ステージに支持された基板の表面に沿って相対移動させる移動装置とを備えた。
本発明によれば、電気エネルギの使用効率を上げることができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は圧電素子駆動回路として図2に示す充放電駆動回路10を用いたインクジェット方式の液滴塗布装置1の外観構成図を示す。この液滴塗布装置1は、例えば液晶表示パネルの製造装置に用いられ、塗布対象物として液晶表示パネル製造用のガラス基板Kに塗布液等の液体(液滴)を塗布するのに用いられる。この液滴塗布装置1は、例えば液晶表示パネルの製造装置に限らず、液体を塗布するものであれば、他の装置にも適用できる。
この液滴塗布装置1は、ステージ2と、回転機構(不図示)と、Y軸移動機構3と、複数の塗布ヘッド4と、支持部材5と、制御部6と、架台7とを備える。ステージ2は、ガラス基板Kを水平状態、すなわちX軸方向とX軸方向に直交するY軸方向とに沿う状態で載置する。回転機構は、ステージ2をθ方向、すなわちX軸方向及びY軸方向を含む平面内の回転方向に回転させる。Y軸移動機構3は、架台7上に設けられ、回転機構を介してステージ2をY軸方向に移動させる。複数の塗布ヘッド4は、それぞれステージ2上のガラス基板Kに向けて塗布液を複数の液滴として吐出する。支持部材5は、門型に形成され、Y軸移動機構3を跨いで架台7上に設けられ、各塗布ヘッド4をそれぞれ支持する。制御部6は、上記各部、すなわちステージ2や回転機構、Y軸移動機構3、複数の塗布ヘッド4等をそれぞれ制御する。
具体的に説明すると、ステージ2は、回転機構上に載置され、この回転機構によりθ方向に回転可能に設けられている。なお、ステージ2は、当該ステージ2上にガラス基板Kをその自重により載置するものに限らず、例えばガラス基板Kを保持するために静電チャックや吸着チャック等の保持機構を設けるようにしてもよく、又は、ガラス基板Kを支持する複数の支持ピン等を設け、これら支持ピン等をステージ2上に出没可能に設けてもよい。
回転機構は、Y軸移動機構3上に載置され、ステージ2と共にY軸移動機構3によりY軸方向に移動可能に設けられている。この回転機構は、制御部6に電気的に接続され、当該制御部6により駆動制御される。この回転機構としては、例えばモータを駆動源とする回転機構等を用いる。
Y軸移動機構3は、架台7上に載置され、回転機構をステージ2と共にY軸方向に案内して移動させる。このY軸移動機構3は、制御部6に電気的に接続され、当該制御部6により駆動制御される。このY軸移動機構3は、例えばリニアモータを駆動源とするリニアモータ移動機構やモータを駆動源とする送りネジ移動機構等を用いる。
各塗布ヘッド4は、門型の支持部材5における梁部にX軸方向に沿って、例えば直線状又は千鳥状に配設されている。これら塗布ヘッド4は、それぞれ液滴を吐出する複数の吐出孔と、これら吐出孔にそれぞれ連通する複数の液室と、これら液室の容積をそれぞれ可変する複数の圧電素子、ここでは例えば図2に示すように圧電素子PZTとを各々内蔵している。なお、圧電素子PZTは、複数の吐出孔のそれぞれに設けるために複数設けられている。
各吐出孔は、塗布ヘッド4の吐出面に所定のピッチ(間隔)で直線状に並べて形成されている。これら吐出孔の数は、例えば数十個から数百個程度である。各吐出孔の直径は、数μmから数十μm程度である。吐出孔のピッチは、数十μmから数百μm程度である。各塗布ヘッド4は、それぞれ制御部6に電気的に接続され、この制御部6によって駆動制御される。
各塗布ヘッド4は、例えば複数の圧電素子PZTに対する充放電が行われると、このときの各圧電素子PZTの収縮・復元により各液室の容積を変化させ、これら液室内の塗布液を各吐出孔から液滴として吐出する。
各塗布ヘッド4は、例えば複数の圧電素子PZTに対する充放電が行われると、このときの各圧電素子PZTの収縮・復元により各液室の容積を変化させ、これら液室内の塗布液を各吐出孔から液滴として吐出する。
液晶表示パネルのガラス基板K上における配向膜形成用の塗布液は、当該塗布液を貯留する液体タンクからチューブ等を介して各塗布ヘッド4の各液室内に供給され、各液室を塗布液により満たす。なお、配向膜形成用の塗布液としては、例えばポリイミド(PI)溶液を用いる。この状態で、各圧電素子PZTが駆動すると、当該駆動した圧電素子PZTに対応する液室内の塗布液がその液室に連通する吐出孔から押し出され、液滴として各吐出孔から吐出される。
支持部材5は、各塗布ヘッド4を支持するもので、門型に形成されたコラムである。この支持部材5は、その梁部がX軸方向に沿うように設けられる。この支持部材5の脚部は、架台7の上面に固定されて設けられている。各塗布ヘッド4は、梁部の前面、すなわち図1中の手前側の面に設けられている。
制御部6は、架台7内に設けられ、上記各部、すなわちステージ2や回転機構、Y軸移動機構3、複数の塗布ヘッド4等を集中的に制御するマイクロコンピュータと、塗布に関する塗布情報や各種プログラム等を記憶する記憶部と(いずれも図示せず)を有する。塗布情報は、例えばドットパターン等の所定の塗布パターン、塗布ヘッド4の吐出周波数及びガラス基板Kの移動速度に関する情報等を含む。
この制御部6は、塗布動作を行う場合、塗布情報に基づいて回転機構、Y軸移動機構3及び各塗布ヘッド4等を動作制御する。
制御部6は、塗布動作において、回転機構を制御し、ステージ2上のガラス基板Kを所望の向きに合わせる。この状態で、制御部6は、Y軸移動機構3及び各塗布ヘッド4を制御し、Y軸移動機構3により各塗布ヘッド4とステージ2上のガラス基板Kとを相対移動させながら各塗布ヘッド4を動作制御してステージ2上のガラス基板Kに各液滴を塗布し、このガラス基板K上に複数の配向膜を形成する。これら配向膜は、多面取りを目的としてガラス基板Kに設けられた複数の表示領域上にそれぞれ形成される。
図2は充放電駆動回路10の回路構成図を示す。
電源回路11は、圧電素子PZTを充電するための電気エネルギを出力するもので、電源PSと、この電源PSに並列接続された電源コンデンサCとを有する。
この電源PSの出力端には、電流供給用トランジスタQ0のエミッタ−コレクタを介してインダクタンス(コイル)L1が接続され、さらに当該インダクタンスL1にダイオードD1、インダクタンス(コイル)L2を介して圧電素子PZTが直列接続されている。
又、充電用トランジスタQ1がダイオードD1、インダクタンスL2及び圧電素子PZTの直列回路に対して並列接続され、かつ放電用トランジスタQ2がインダクタンスL2及び圧電素子PZTの直列回路に対して並列接続されている。
かかる構成において、電流供給用トランジスタQ0と充電用トランジスタQ1を共に閉じ(導通させ)てインダクタンスL1に通電(充電)した後、充電用トランジスタQ1が開く(非導通)と共に、電流供給用トランジスタQ0が閉じると、直流電源PSから出力される電流は、電流供給用トランジスタQ0からコイルL1、ダイオードD1、インダクタンスL2を通って圧電素子PZTに流れる。これにより、圧電素子PZTは、充電されてその充電電圧が上昇する。
放電用トランジスタQ2が閉じると、圧電素子PZTは、放電し、その充電電圧は急激に下降する。
放電用トランジスタQ2が閉じると、圧電素子PZTは、放電し、その充電電圧は急激に下降する。
この充放電駆動回路10には、圧電素子PZTに充電された電気エネルギを回収する回収回路20と、この回収回路20により回収される電気エネルギを電源回路11に戻す回生回路30とが設けられている。
回収回路20は、圧電素子PZTに接続されたインダクタンスL2と、このインダクタンスL2に接続された回収ダイオードD2と、この回収ダイオードD2を通して回収される電気エネルギを蓄える1つの回生用のコンデンサC3とから成る。すなわち、この回収回路20は、複数の圧電素子PZTに対してそれぞれにインダクタンスL2と回収ダイオードD2との直列回路が接続され、これら直列回路が共通接続されて1つの回生用のコンデンサC3に接続されている。これにより、1つの回生用のコンデンサC3には、複数のインダクタンスL2からの電気エネルギがそれぞれ回収されて1つの回生用のコンデンサC3に蓄えられる。
回生回路30は、回生用のコンデンサC3に蓄えられた電気エネルギを電源コンデンサCに戻す。この回生回路30は、回生用トランジスタQ3のソースにダイオードD3が接続され、これら回生用トランジスタQ3とダイオードD3との接続点がインダクタンスL3を介して回生用のコンデンサC3と電源コンデンサCとの接続点に接続されている。これにより、この回生回路30は、回生用のコンデンサC3から回生用スイッチング素子としての回生用トランジスタQ3のドレイン−ソースからインダクタンスL3とを介して電源コンデンサCに接続される第1の経路と、上記インダクタンスL3からダイオードD3を介して電源コンデンサCに接続される第2の経路とから成る。
回生用トランジスタQ3のベースには、コントローラCtrlの出力端が接続されている。このコントローラCtrlの入力端には、アッテネータATTが接続されている。なお、アッテネータATTの両端には、所定の電圧Vcが加わっている。これにより、回生用トランジスタQ3は、回生時(回生用のコンデンサC3と電源コンデンサCの直列回路間の電圧が電圧Vcを上回ったとき)、閉じて、回生用のコンデンサC3に蓄えられた電気エネルギを回生用トランジスタQ3のドレインーソースからインダクタンスL3に流して蓄える。又、回生用のコンデンサC3と電源コンデンサCの直列回路間の電圧が電圧Vcを下回ると、回生用トランジスタQ3が開き、インダクタンスL3に蓄えられた電気エネルギが電源コンデンサCに流れて蓄えられる。
次に、上記の如く構成された充放電駆動回路10の動作について説明する。
電流供給用トランジスタQ0と充電用トランジスタQ1を共に閉じてインダクタンスL1に通電した後、充電用トランジスタQ1が開くと共に、電流供給用トランジスタQ0が閉じると、直流電源PSから出力される電流は、電流供給用トランジスタQ0からコイルL1、ダイオードD1、インダクタンスL2を通って圧電素子PZTに流れ、この圧電素子PZTは、充電される。
電流供給用トランジスタQ0と充電用トランジスタQ1を共に閉じてインダクタンスL1に通電した後、充電用トランジスタQ1が開くと共に、電流供給用トランジスタQ0が閉じると、直流電源PSから出力される電流は、電流供給用トランジスタQ0からコイルL1、ダイオードD1、インダクタンスL2を通って圧電素子PZTに流れ、この圧電素子PZTは、充電される。
放電用トランジスタQ2が閉じると、圧電素子PZTは、放電し、その放電エネルギはインダクタンスL2に移動する。この状態で、放電用トランジスタQ2を開く(非導通)と、インダクタンスL2に蓄えられた電気エネルギは回生用コンデンサC3に移動する。
回生用のコンデンサC3に蓄えられた電気エネルギは、インダクタンスL3を通して電源コンデンサCに戻る。
このように上記第1の実施の形態によれば、圧電素子PZTに充電された電気エネルギを回収し、この回収された電気エネルギを電源回路11に戻すので、電気エネルギの使用効率を上げることができる。
回生用のコンデンサC3に蓄えられた電気エネルギは、インダクタンスL3を通して電源コンデンサCに戻る。
このように上記第1の実施の形態によれば、圧電素子PZTに充電された電気エネルギを回収し、この回収された電気エネルギを電源回路11に戻すので、電気エネルギの使用効率を上げることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図2と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図3は充放電駆動回路10の回路構成図を示す。回生回路30は、回生用のコンデンサC3の充電電圧を所定の電圧に制御するもので、上記第1の実施の形態におけるダイオードD3に代わって第2の回生用スイッチング素子としての第2の回生用トランジスタQ4が接続されている。この第2の回生用トランジスタQ4は、ドレインが回生用トランジスタQ3のソースに接続され、ソースが接地されている。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図2と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図3は充放電駆動回路10の回路構成図を示す。回生回路30は、回生用のコンデンサC3の充電電圧を所定の電圧に制御するもので、上記第1の実施の形態におけるダイオードD3に代わって第2の回生用スイッチング素子としての第2の回生用トランジスタQ4が接続されている。この第2の回生用トランジスタQ4は、ドレインが回生用トランジスタQ3のソースに接続され、ソースが接地されている。
この回生回路30には、回生用のコンデンサC3から第1の回生用スイッチング素子Q3とインダクタンスL3とを介して電源コンデンサCに接続される第1の経路と、インダクタンスL3から第2の回生用トランジスタQ4を介して電源コンデンサCに接続される第2の経路とが構成される。
コントローラCtrlの出力端には、それぞれ各反転回路41、42を介して第1の回生用スイッチング素子Q3と第2の回生用トランジスタQ4とが接続されている。コントローラCtrlは、予め設定された期間毎にハイレベル、ローレベルとなるパルスの制御信号を出力する。この制御信号のハイレベルとローレベルとのデューティ比は、回生用のコンデンサC3の充電電圧に応じて設定される。この制御信号は、反転回路41を介して第1の回生用スイッチング素子Q3のゲートに入力すると共に、反転回路42により反転して第2の回生用トランジスタQ4のゲートに入力する。これにより、第1の回生用スイッチング素子Q3と第2の回生用トランジスタQ4とは、予め設定された期間毎に交互に開閉、すなわち制御信号のデューティ比に応じたハイレベル期間とローレベル期間とによって開閉する。
圧電素子PZTには、逆充電防止用ダイオードDRが並列接続されている。この逆充電防止用ダイオードDRは、インダクタンスL2に向かって順方向に接続されている。この逆充電防止用ダイオードDRは、圧電素子PZTへの逆方向の充電を防止する。
このような構成であれば、コントローラCtrlは、予め設定された期間毎にハイレベル、ローレベルとなるパルスの制御信号を出力する。この制御信号は、反転回路41を介して第1の回生用スイッチング素子Q3のゲートに入力すると共に、反転回路42により反転して第2の回生用トランジスタQ4のゲートに入力するので、これら第1の回生用スイッチング素子Q3と第2の回生用トランジスタQ4とは、それぞれ予め設定されたデューティ比に応じたハイレベル期間とローレベル期間とによって開閉する。
圧電素子PZTの充電時、第1の回生用スイッチング素子Q3は閉じる。このとき第2の回生用トランジスタQ4は開いている。第1の回生用スイッチング素子Q3が閉じることにより回生用のコンデンサC3に蓄えられた電気エネルギは、第1の回生用スイッチング素子Q3からインダクタンスL3を通して電源コンデンサCに戻る。
圧電素子PZTの放電時に、第2の回生用トランジスタQ4は閉じる。このとき第1の回生用スイッチング素子Q3は開いている。第2の回生用トランジスタQ4が閉じることによりインダクタンスL3からの電気エネルギが第2の回生用トランジスタQ4を通して電源コンデンサCに戻る。
圧電素子PZTの放電時に、第2の回生用トランジスタQ4は閉じる。このとき第1の回生用スイッチング素子Q3は開いている。第2の回生用トランジスタQ4が閉じることによりインダクタンスL3からの電気エネルギが第2の回生用トランジスタQ4を通して電源コンデンサCに戻る。
このように第1の回生用スイッチング素子Q3と第2の回生用トランジスタQ4とが予め設定されたデューティ比に応じた期間で開閉するので、回生用のコンデンサC3の充電電圧を所定の電圧に制御できる。なお、第1の回生用スイッチング素子Q3のハイレベル期間のデューティ比は、電圧Vcを100V、電源PSの電圧を10Vとした場合、10/100=0,1として求めることができる。
圧電素子PZTには、逆充電防止用ダイオードDRが並列接続されているので、放電用トランジスタQ2が何らかの原因で所定の期間よりも長く閉じたとしても、インダクタンスL2からの電流が放電用トランジスタQ2を通って圧電素子PZTに流れたとしても、この電流は逆充電防止用ダイオードDRに流れるので、圧電素子PZTを充電することはない。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1:液滴塗布装置、K:ガラス基板、2:ステージ、3:Y軸移動機構、4:塗布ヘッド、5:支持部材、6:制御部、7:架台、10:充放電駆動回路、11:電源回路、20:回収回路、30:回生回路、PZT:圧電素子、PS:電源、C:電源コンデンサ、Q0:電流供給用トランジスタ、L1,L2,L3:インダクタンス、D1:ダイオード、D2:回収ダイオード、Q1:充電用トランジスタ、Q2:放電用トランジスタ、C3:回生用のコンデンサ、Q3:回生用トランジスタ(第1の回生用スイッチング素子)、D3:ダイオード、Ctrl:コントローラ、ATT:アッテネータ、Q4:第2の回生用トランジスタ(第2の回生用スイッチング素子)、41,42:反転回路、DR:逆充電防止用ダイオード。
Claims (8)
- 電源回路の電気エネルギを圧電素子に充電させ、前記圧電素子に充電した電気エネルギを放電させる充放電駆動回路において、
前記圧電素子から放電された電気エネルギを回収する回収回路と、
前記回収回路により回収された前記電気エネルギを前記電源回路に戻す回生回路と、
を具備することを特徴とする充放電駆動回路。 - 前記回収回路は、前記圧電素子に接続されたインダクタンスと、
前記インダクタンスに接続されたダイオードと、
前記ダイオードを通して回収される前記電気エネルギを蓄える回生用のコンデンサと、
を有することを特徴とする請求項1に記載の充放電駆動回路。 - 前記圧電素子が複数設けられると共に、前記インダクタンスが前記圧電素子毎に設けられ、
前記回収回路は、前記複数の圧電素子からの前記各電気エネルギを1つの前記回生用のコンデンサに蓄える、
ことを特徴とする請求項2に記載の充放電駆動回路。 - 前記電源回路は、電源コンデンサを含み、
前記回生回路は、前記回生用のコンデンサに蓄えられた前記電気エネルギを前記電源コンデンサに戻す、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の充放電駆動回路。 - 前記回生回路は、前記回生用のコンデンサから回生用スイッチング素子と回生用インダクタンスとを介して前記電源コンデンサに接続される経路と、前記電源コンデンサからダイオードを介して前記インダクタンスに接続される経路とを有し、
前記回生用スイッチング素子を閉じた時に、前記回生用のコンデンサに蓄えられた前記電気エネルギを前記インダクタンスに蓄え、
前記回生用スイッチング素子を開いた時に、前記インダクタンスに蓄えた電気エネルギを前記電源コンデンサに戻す、
ことを特徴とする請求項4に記載の充放電駆動回路。 - 前記回生回路は、前記回生用のコンデンサの充電電圧を所定の電圧に制御することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の充放電駆動回路。
- 前記回生回路は、前記回生用のコンデンサから第1の回生用スイッチング素子とインダクタンスとを介して前記回生用のコンデンサに接続される経路と、前記電源コンデンサから第2の回生用スイッチング素子を介して前記インダクタンスに接続される経路とを有し、
前記第1と第2の回生用スイッチング素子は、予め設定された期間毎に交互に開閉し、
前記第1の回生用スイッチング素子を閉じて前記回生用のコンデンサに蓄えられた前記電気エネルギを前記インダクタンスに蓄え、
前記第2の回生用スイッチング素子を閉じて前記インダクタンスからの電気エネルギを前記電源コンデンサに戻し、
前記回生用のコンデンサの充電電圧を所定の電圧に制御する、
ことを特徴とする請求項5に記載の充放電駆動回路。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の充放電駆動回路と、
前記充放電駆動回路によって駆動される圧電素子を備えた塗布ヘッドと、
基板を支持するステージと、
前記塗布ヘッドと前記ステージとを前記ステージに支持された基板の表面に沿って相対移動させる移動装置と、
を備えたことを特徴とする液滴塗布装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020011506A (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | ゼロックス コーポレイションXerox Corporation | エネルギー回収型圧電プリントヘッド |
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KR20200010048A (ko) * | 2018-07-20 | 2020-01-30 | 제록스 코포레이션 | 에너지 회수를 갖는 압전식 프린트 헤드 드라이브 |
KR102534894B1 (ko) | 2018-07-20 | 2023-05-23 | 제록스 코포레이션 | 에너지 회수를 갖는 압전식 프린트 헤드 드라이브 |
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