JP2015070128A - 光電変換装置 - Google Patents

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Kosei Kamaishi
孝生 釜石
潤之 大竹
Mitsuyuki Otake
潤之 大竹
吉田 稔
Minoru Yoshida
稔 吉田
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Abstract

【課題】光電変換装置において高性能化を図り、かつ軽量化を図る。【解決手段】光電変換装置120は、複数の太陽電池セル30と、複数の太陽電池セル30を覆う第1樹脂層101と、第1樹脂層101の第1面101a側に配置された第1ガラス板102aと、第1ガラス板102aの表面側に第2樹脂層103を介して配置された第1樹脂基板100aとを備えている。さらに、第1樹脂層101の第2面101b側に配置された第2ガラス板102bと、第2ガラス板102bの裏面側に第3樹脂層104を介して配置された第2樹脂基板100bとを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、光電変換装置に関し、特に樹脂基板を用いた光電変換装置に関する。
自然エネルギの導入が急速に加速する中、太陽電池モジュール(光電変換装置)の軽量化をはじめとする機能付加は重要性を増している。
なお、太陽電池モジュールの重量の約50%は、保護材であるカバー材料が占めており、したがって、太陽電池モジュールの軽量化を実現するためには、カバー材料の軽量化が必要である。
特開2010−157652号公報
太陽電池モジュールの上記カバー材料として、その軽量化のために、エンジニアリングプラスチック系の樹脂基板を用いる技術が知られている。
上記エンジニアリングプラスチック系の樹脂基板を用いた太陽電池モジュールにおいては、樹脂基板と太陽電池セルとの熱膨張係数の差により、太陽電池モジュールが反ることが課題となる。
また、太陽電池セルを覆う充填樹脂と樹脂基板との間において、上記充填樹脂と樹脂基板との界面での剥離、あるいは太陽電池セルの剥離が発生することも課題である。さらに、樹脂基板と太陽電池セルとの熱膨張係数の差で発生する応力により、ストリング構造を形成するワイヤリボン(配線部)が断線するという課題も発生する。
なお、上記引用文献1(特開2010−157652号公報)には、基材上に複数の太陽電池素子(太陽電池セルもしくは光電変換装置本体とも呼ぶ)が搭載され、これら複数の太陽電池素子を樹脂によって封入した構造が開示されている。
上記引用文献1に示すように、基材として、アルミニウム等の金属を使用した場合、太陽電池モジュールの反りに対しては有効であるが、基材(金属)と樹脂部との界面で剥離が発生することが懸念される。
本発明の目的は、高性能化を図り、かつ軽量化を図ることができる光電変換装置を提供することにある。
本発明の前記の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
一実施の形態である光電変換装置は、光電変換層と、上記光電変換層の表面に設けられた第1電極と、上記光電変換層の裏面に設けられた第2電極とを備えた光電変換装置本体と、上記光電変換装置本体を覆う第1樹脂層と、上記第1樹脂層の第1面に接合する第1ガラス板と、上記第1樹脂層の第2面に接合する第2ガラス板と、上記第1ガラス板の上記光電変換装置本体と反対側の面に第2樹脂層を介して設けられた第1樹脂基板と、上記第2ガラス板の上記光電変換装置本体と反対側の面に第3樹脂層を介して設けられた第2樹脂基板と、を有し、上記光電変換装置本体と上記第1樹脂基板との間に上記第1ガラス板が設けられ、上記光電変換装置本体と上記第2樹脂基板との間に上記第2ガラス板が設けられている。
また、他の実施の形態である光電変換装置は、光電変換層と、上記光電変換層の表面に設けられた第1電極と、上記光電変換層の裏面に設けられた第2電極とを備えた光電変換装置本体と、上記光電変換装置本体を覆う透明な第1樹脂層と、上記第1樹脂層の第1面に接合する第1ガラス板と、上記第1樹脂層の第2面に接合する第2ガラス板と、上記第1ガラス板の上記光電変換装置本体と反対側の面に第2樹脂層を介して設けられ、透明樹脂からなる第1樹脂基板と、上記第2ガラス板の上記光電変換装置本体と反対側の面に第3樹脂層を介して設けられ、透明樹脂からなる第2樹脂基板と、を有し、上記光電変換装置本体と上記第1樹脂基板との間に上記第1ガラス板が設けられ、上記光電変換装置本体と上記第2樹脂基板との間に上記第2ガラス板が設けられている。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
光電変換装置において、高性能化を図り、かつ軽量化を図ることができる。
また、光電変換装置本体(太陽電池セル)の剥離の低減化を図ることができ、さらにワイヤリボン(配線部)の断線を防止することができる。
本発明の実施の形態の太陽電池モジュール(光電変換装置)の構造の一例を示す透過平面図である。 図1に示す太陽電池モジュールの構造の一例を示す断面図である。 図1に示す太陽電池モジュールのA部のストリング構造の一例を示す拡大断面図である。 図1に示す太陽電池モジュールのB−B線に沿って切断した構造の一例を示す拡大部分断面図である。 図1に示す太陽電池モジュールに組み込まれる太陽電池セルの構造の一例を示す斜視図である。 図5に示す太陽電池セルの表面側の電極レイアウトの一例を示す平面図である。 図5に示す太陽電池セルの裏面側の電極レイアウトの一例を示す裏面図である。
以下の実施の形態では特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
さらに、以下の実施の形態では便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではない。さらに、特定の数以上でも以下でも良いものとする。
また、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、以下の実施の形態において、構成要素等について、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲等についても同様である。
以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、図面をわかりやすくするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
また、以下の実施の形態では、本発明の太陽電池パネルや太陽電池モジュール等の光電変換装置の適用例として、本願発明者が具体的に検討した単結晶シリコン系または多結晶シリコン系の太陽電池を取り上げて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態の太陽電池モジュール(光電変換装置)の構造の一例を示す透過平面図、図2は図1の太陽電池モジュールの構造の一例を示す断面図、図3は図1に示す太陽電池モジュールのA部のストリング構造の一例を示す拡大断面図、図4は図1に示す太陽電池モジュールのB−B線に沿って切断した構造の一例を示す拡大部分断面図である。
なお、図2は、図1の光電変換装置をその長手方向に沿って切断した断面の構造を示すものであるが、太陽電池セル30の数は、図を簡略化して分かり易くするため、図1のものより少なくして表している。さらに、図2では光電変換装置の最終形態として、図1には示されていないフレームが取り付けられた構造を示している。
図1〜図4を用いて、図1に示す本実施の形態の光電変換装置について説明する。
図1に示す光電変換装置120は、太陽電池パネルもしくは太陽電池モジュール等であり、電気的に接続された複数枚の太陽電池セル(光電変換装置本体)30が組み込まれ、かつ複数枚の太陽電池セル30が、保護材である樹脂基板やガラス板等のカバー材料によって覆われたものである。
ここで、複数枚の太陽電池セル30は、図1に示すようにマトリックス配置で設けられており、さらに、図3に示すように、めっき配線などのワイヤリボン(配線部、ワイヤ)105によって直列で電気的に接続されている。また、図1に示すように、ワイヤリボン105には、取り出し端子108が電気的に接続されている。なお、上記めっき配線は、例えば、半田めっきが施された半田めっき銅配線である。
本実施の形態の光電変換装置120は、図2および図4に示すように、複数の太陽電池セル30を覆う第1樹脂層101と、第1樹脂層101の第1面101aに接合する第1ガラス板102a(ガラス板102)と、第1樹脂層101の第1面101aと反対側の第2面101bに接合する第2ガラス板102b(ガラス板102)とを有している。
さらに、第1ガラス板102aの太陽電池セル30の設置側と反対側の面に第2樹脂層103を介して設けられた第1樹脂基板(樹脂基板100)100aと、第2ガラス板102bの太陽電池セル30の設置側と反対側の面に第3樹脂層104を介して設けられた第2樹脂基板(樹脂基板100)100bとを有している。
すなわち、本実施の形態の光電変換装置120では、複数の太陽電池セル30と第1樹脂基板100aとの間に第1ガラス板102aが設けられており、かつ複数の太陽電池セル30と第2樹脂基板100bとの間に第2ガラス板102bが設けられている。
言い換えると、2枚のガラス板102の間に複数枚の太陽電池セル30を配置し、これら複数枚の太陽電池セル30を第1樹脂層101で覆って、さらにこの第1樹脂層101を2枚のガラス板102で挟み込んだ構成である。そして、これら2枚のガラス板102を第2樹脂層103または第3樹脂層104を介して2枚の樹脂基板100(第1樹脂基板100a、第2樹脂基板100b)で挟み込んだ構成となっている。
なお、本実施の形態では、樹脂基板100(第1樹脂基板100a、第2樹脂基板100b)および樹脂層(第1樹脂層101、第2樹脂層103および第3樹脂層104)が、透明な樹脂材料によって形成されている場合を説明する。ただし、2枚の樹脂基板100および上記3つの樹脂層は、半透明な材料によって形成されていてもよい。また、2枚のガラス板102についても、透明なガラス板の場合について説明する。
次に、図5〜図7を用いて本実施の形態の光電変換装置120を形成する太陽電池セル30の構造について説明する。
ここでは、図5〜図7を用いて片面受光型の太陽電池セル30の構造について説明するが、太陽電池セル30は、片面受光型に限定されるものではなく、両面受光型であってもよい。
図5に示すように、本実施の形態の太陽電池セル30は、表面1a、表面1aの反対側に位置する図7に示す裏面1b、および表面1aと裏面1bとの間に形成された太陽電池本体(pn接合部)を備えた基板(半導体基板であり、光電変換層)1を有している。基板1は、例えば単結晶シリコンまたは多結晶シリコン(以下、単にシリコン結晶と呼ぶ)に第1不純物濃度で第1導電型(例えばp型)とするための不純物がドープされた半導体層(p型半導体層)2を有している。
また、半導体層2の表面1a側には、シリコン結晶に第1導電型とは反対の第2導電型(例えばn型)とするための不純物がドープされた半導体層(n型半導体層)3が形成されている。太陽電池セル30では、この半導体層2,3のpn接合部で光起電力効果を利用して入力光から電力を発生させる。つまり、半導体層2,3のpn接合部は太陽電池本体を構成する。
また、半導体層3の表面1a側には、反射抑制膜、あるいは保護膜として機能する絶縁膜4が形成されている。この絶縁膜4は、例えば窒化珪素(Si34 )から成り、受光面である表面1a側から半導体層2,3に向かって入射した光が反射することを抑制する機能を有している。したがって、半導体層3の表面1a側の面を絶縁膜4で覆うことにより、入射光のエネルギーをpn接合部で効率的に吸収することができる。
また、絶縁膜4は、半導体層3を、例えば汚染などから保護するパッシベーション膜として機能する。したがって、半導体層3の表面1a側の面を絶縁膜4で覆うことにより、半導体層3の汚染や損傷を防止ないしは抑制することができる。
一方、半導体層2の裏面1b側には、前記第1不純物濃度よりも高い第2不純物濃度で第1導電型(例えばp型)の不純物がドープされた半導体層(p+ 型半導体層、逆電界領域)5が形成されている。なお、半導体層5は、半導体層5の裏面1b側に形成された面電極20aに含まれる例えばアルミニウムが熱拡散により半導体層2に分散することで形成される。この半導体層5は、pn接合部で発生したキャリアが裏面1bで再結合により焼失することを抑制するための逆電界領域であり、BSF(Back Surface Field)層と呼ばれる。
また、基板1の表面1aには表面電極(第1電極)10が、基板1の裏面1bには裏面電極(第2電極)20がそれぞれ形成されている。表面電極10には、ある方向(例えば図5、図6ではY方向)に沿って延びる複数(多数)のフィンガ電極(電極、電極配線)10aと、フィンガ電極10aが延びる方向と交差(直交)する方向(例えば図5、図6ではX方向)に沿って延びるバス電極10bとを含んでいる。
フィンガ電極10aは、裏面電極20との間で発生した電力を取り出すための電極であって、図6に示すように表面1a全体に分布するように略等間隔で配置されている。
一方、バス電極10bはフィンガ電極10aが取り出した電力を集約して外部に伝送するための集合配線(集合電極)であって、図6に示すように、複数のフィンガ電極10aと接続され、フィンガ電極10aよりも太い線幅で形成されている。
一方、裏面電極20には、ある方向(例えば図5、図7ではX方向)に沿って延びる複数(図7では3個)の面電極20aと、複数の面電極20aの間に配置され、面電極20aと同じ方向(例えば図5、図7ではX方向)に沿って延びるバス電極20bを含んでいる。面電極20aは、複数のフィンガ電極10aとの間で発生した電力を取り出すための電極であって、図7に示すようにバス電極20bが配置された領域を除き、裏面1bの全体を覆うように配置されている。
また、バス電極20bは面電極20aが取り出した電力を集約して外部に伝送するための集合配線(集合電極)であって、図7に示すように複数の面電極20aと接続され、フィンガ電極10a(図6参照)よりも太い線幅で形成されている。
このように太陽電池セル30は、受光面である表面1a側から受光し、その光のエネルギーをpn接合部で吸収して電力を生成する。言い換えれば、光エネルギーを電気的エネルギーに変換する。そして、生成した電力を表面電極10、裏面電極20を介して取り出して、外部に伝送する。そして、図1に示すように、複数の太陽電池セル30を直列あるいは並列で接続して、モジュール化することにより、必要な電力を得ることができる。
したがって、光(例えば太陽光)の入射量を増加させる観点から、受光面である表面1aにおいて表面電極10から露出する面積を増やす事が好ましい。表面電極10は例えば銀(Ag)から成り、表面電極10に照射された光は反射され易く表面電極10の占有面積が増加すると、入射光の量は減少する。このため、表面1a上における表面電極10の占有面積を低減させる必要がある。一方、フィンガ電極10aは前記したように裏面電極20との間で発生した電力を取り出す電極なので、表面1a全体に分布させることで、各pn接合部で発生した電力を効率的に取り出すことができる。
なお、裏面1b側にも受光面を形成することにより、両面受光型の太陽電池セル30とすることができ、両面受光型の太陽電池セル30を採用することにより、光電変換装置120における光電変換量を増やすことができる。
特に、本実施の形態の光電変換装置120は、第1樹脂層101の両面側を透明なガラス板102や透明な樹脂基板100で覆うことが可能なため、両面受光型の太陽電池セル30を組み込むことにより、効率良く発電を行うことができる。
次に、図3に示す複数の太陽電池セル30からなるストリング構造について説明する。それぞれに結晶シリコンからなる複数枚の太陽電池セル30は、そのうちの隣合う太陽電池セル30同士がワイヤリボン(配線部)105により電気的に接続されている。例えば、図1に示す光電変換装置120では、縦(幅方向)1列つまり4枚の太陽電池セル30を1単位としてストリング106の構造が形成されており、さらにストリング構造同士をワイヤリボン105により電気的に接続し、全体の複数枚の太陽電池セル30がマトリックス配置されている。
次に、太陽電池セル30を覆う各部材(各層)について説明する。
複数の太陽電池セル30を直接的に覆う第1樹脂層101は、例えば、EVA(Ethylence-VinylAcetate:エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)を採用することが好ましい。
例えば、EVAからなる透明樹脂シートを用い、ストリング構造の複数の太陽電池セル30と上記透明樹脂シートとを2枚のガラス板102で挟み、真空加熱ラミネーターで貼り合わせを行う。すなわち、上記真空加熱ラミネーターを用いて真空ラミネート加工を行う。
なお、上記真空ラミネート加工を実施する上で、2枚のガラス板102(第1ガラス板102a、第2ガラス板102b)は、上記真空ラミネート加工に耐えられる厚さが必要であるが、少なくとも上記真空ラミネート加工に耐えられる厚さを有していればよい。
すなわち、ガラス板102の厚さを薄くして重量を軽くすることにより、光電変換装置120の軽量化を図ることができるため、ガラス板102は可能な限り薄いことが好ましく、少なくとも2枚のガラス板102(第1ガラス板102a、第2ガラス板102b)のそれぞれの厚さは、第1樹脂基板100aおよび第2樹脂基板100bの厚さより薄い。
図4に示すように、ガラス板102の厚さDは、上記真空ラミネート加工に耐えられる範囲で可能な限り薄くすると、例えば、0.5mm程度である。樹脂基板100(第1樹脂基板100a、第2樹脂基板100b)の厚さFは、例えば、3〜4mm程度である。さらに、太陽電池セル30を含む第1樹脂層101の厚さCは、例えば、1mm程度である。また、光電変換装置120全体の厚さTは、例えば、15mm以内に収めることが好ましい。したがって、残りの第2樹脂層103、第3樹脂層104のそれぞれの厚さEが、大凡2.5mm程度となる。すなわち、ガラス板102の厚さD<樹脂基板100の厚さFとなっている。
なお、2枚のガラス板102それぞれに用いられるガラスは、好適な可視光線透過性を示すものであれば特に限定されるものではないが、例えば、フロート板ガラスもしくは無アルカリガラス等無機質の透明性があるガラスを使用することが好ましい。また、クリアガラス、高透過ガラス等の無色のガラス、熱線吸収ガラス等の緑色に着色されたガラス等も使用可能であるが、可視光透過率を考慮すると、クリアガラス、高透過ガラス等の無色のガラスを使用することが好ましい。
また、第1樹脂基板100aおよび第2樹脂基板100bは、エンジニアリングプラスチックからなる透明基板を採用することが好ましい。上記エンジニアリングプラスチックは、100℃以上の耐熱性を有する樹脂の総称であり、例えば、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリアミド、ポリエステル等があり、さらにエポキシ樹脂、シリコーン樹脂のような熱硬化性樹脂、あるいはポリアリレートおよびポリイミド樹脂等も含まれる。
また、ポリカーボネート等の上記エンジニアリングプラスチックは、耐熱性以外にも耐候性、耐衝撃性、耐燃焼性に優れているため、第1樹脂基板100aおよび第2樹脂基板100bは、上記エンジニアリングプラスチックによって形成されていることが好ましい。すなわち、光電変換装置120は、野外に設置されるため、そのことを考慮すると、上記エンジニアリングプラスチックによって形成されていることが好ましい。
なお、第1樹脂基板100aおよび第2樹脂基板100bの厚さは、強度や破損特性を考慮して決定されるものであるが、例えば、上記厚さFのように、3〜4mm程度である。
また、第1ガラス板102aと第1樹脂基板100aとの間、および第2ガラス板102bと第2樹脂基板100bとの間には、図2に示すように、それぞれ複数の突起部110が設けられている。
これは、ガラス板102とその外側に位置する樹脂基板100との間には、最終的に、透明な樹脂層(第2樹脂層103、第3樹脂層104)が形成される。この第2樹脂層103および第3樹脂層104は、ガラス板102とその外側の樹脂基板100との間の隙間に、それぞれ透明樹脂を充填して形成するものである。
したがって、2枚のガラス板102を内側に配置し、それぞれその外側に樹脂基板100を配置するためには、樹脂基板100とガラス板102との間に任意のギャップ構造が必要となる。このギャップを確保するために、支柱となる複数の突起部110が設けられている。
すなわち、第1ガラス板102aと第1樹脂基板100aとの間、および第2ガラス板102bと第2樹脂基板100bとの間に、複数の突起部110が設けられているため、これら突起部110が支柱となり、樹脂基板100とガラス板102との間に所望のギャップを確保することができる。これにより、第1ガラス板102aと第1樹脂基板100aとの間、および第2ガラス板102bと第2樹脂基板100bとの間にそれぞれ透明樹脂を充填することができ、その結果、第2樹脂層103、第3樹脂層104を形成することができる。
なお、本実施の形態では、複数の突起部110は、第1ガラス板102aおよび第2ガラス板102bそれぞれにおいて、それぞれの外側に位置する面(太陽電池セル30の設置側と反対側の面)に形成されている。
また、図1に示すように、太陽電池セル30はマトリックス配置で複数設けられ、その際、複数の突起部110のそれぞれは、平面視で、マトリックス配置の複数の太陽電池セル30のそれぞれに重ならないような位置に設けられている。
すなわち、複数の突起部110は、太陽電池セル30間の位置に設けることが好ましい。これにより、複数の突起部110が太陽電池セル30に対して遮光することを防止できる。
また、ガラス板102と樹脂基板100の熱膨張係数の差によるずれを考慮して、突起部110として、柔軟性を有するブチルゴム等を用いることが好ましい。すなわち、突起部110が、ブチルゴム等によって形成されていることにより、ガラス板102と樹脂基板100とが熱膨張係数の差によってずれた場合でも、ブチルゴムが有する柔軟性によって両方の板に接触して支柱としての機能を損なうことなく、ガラス板102と樹脂基板100との間にギャップを形成することができる。
また、ガラス板102と樹脂基板100との間の隙間に形成される第2樹脂層103および第3樹脂層104のそれぞれは、ガラス板102と樹脂基板100の熱膨張係数の差による樹脂基板100の伸びを吸収可能な柔らかい樹脂によって形成されることが好ましい。さらに、第2樹脂層103および第3樹脂層104のそれぞれは、樹脂基板100とガラス板102に対して、接着性に優れた特性を有する樹脂によって形成することが好ましく、前記樹脂は、例えば、ウレタン、シリコーンゲル等の透明樹脂である。
また、最も外側に位置する2枚の樹脂基板100(第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100b)の間には、2枚のガラス板102(第1ガラス板102aと第2ガラス板102b)、第1樹脂層101、第2樹脂層103および第3樹脂層104を配置する分の間隔が必要になる。
そこで、図2に示すように、本実施の形態の光電変換装置120では、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bとの間に所定の隙間(間隔)を形成するための縁部111を設けている。すなわち、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bのそれぞれの周縁部において、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bとによって挟まれるように縁部111が配置されている。つまり、縁部111は、フレーム109の内周に接触するように設けられている。
これにより、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bとの間には縁部111の厚さ分の距離が保たれた状態となり、この隙間に、2枚のガラス板102、第1樹脂層101、第2樹脂層103および第3樹脂層104を配置することが可能になる。
なお、縁部111は、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bのそれぞれの周縁部に接着もしくは溶着することにより、両基板の強度を向上させることができ、基板を含む組み立て体(光電変換装置120)の取り扱いを容易にすることができる。
また、光電変換装置120には、図2に示すように、第1樹脂基板100aおよび第2樹脂基板100bのそれぞれの外周部(周縁部)を挟むように枠状のフレーム109が設けられている。
すなわち、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bは、それぞれの外周部がフレーム109によって覆われている。これにより、光電変換装置120の強度(剛性)を高めることができる。なお、フレーム109は、アルミニウム等の金属で形成されていることが好ましく、フレーム109がアルミニウムからなることにより、光電変換装置120の軽量化を図りつつ、強度を高めることができる。
なお、光電変換装置120の組み立てにおいては、2枚の樹脂基板100間に第2樹脂層103および第3樹脂層104を形成するための透明樹脂を注入する。したがって、図1に示すように、縁部111には、その一部に開口部112が形成されており、この開口部112から上記透明樹脂を注入し、第2樹脂層103や第3樹脂層104を形成する。
このように縁部111の一部に開口部112が形成されていることにより、光電変換装置120の組み立てにおいて、縁部111を取り付けた状態であっても、開口部112から上記透明樹脂を注入することが可能になり、効率良く組み立てることができる。さらに、縁部111によって、注入された上記透明樹脂を塞き止める(封止する)ことができる。
上記透明樹脂は、注入後、硬化し、流動性がなくなる不可逆性を有する樹脂であることが好ましい。
また、図1に示す光電変換装置120では、太陽電池セル30は直列接続となっている。したがって、一部の太陽光が遮光されると、その部分は電流の通過を阻止してしまい、太陽電池モジュール全体として発電しなくなる。そこで、本実施の形態の光電変換装置120では、図1に示すように、複数の太陽電池セル30を電気的に接続するワイヤリボン(配線部)105の複数箇所にバイパスダイオード(ダイオード)107が電気的に接続されている。
また、太陽電池セル30で発電した電力を取り出すための2つの取り出し端子108が、ワイヤリボン105に接続されている。
なお、バイパスダイオード107および取り出し端子108は、ブチルゴム等の絶縁性樹脂により覆うことが好ましい。
これにより、バイパスダイオード107および取り出し端子108の、電気的接続部および配線部への絶縁に対する安全性を確保することができる。
次に、本実施の形態の光電変換装置(太陽電池モジュール、太陽電池パネル)120によって得られる効果について説明する。
本実施の形態の光電変換装置120では、太陽電池セル30とその両側の樹脂基板100との間に、それぞれガラス板102が配置されていることにより、樹脂基板100と太陽電池セル30との熱膨張係数の差によって応力が発生することを回避または低減できる。
これにより、光電変換装置120の反りを低減することができる。
また、樹脂基板100と太陽電池セル30との間で発生する応力を回避または低減できるため、第1樹脂基板100aと第2樹脂層103との間での剥離、および第2樹脂基板100bと第3樹脂層104との間での剥離、さらに太陽電池セル30の剥離を低減もしくは防止することができる。
また、樹脂基板100と太陽電池セル30との間で発生する応力を回避または低減できるため、ストリング106におけるワイヤリボン105にかかる応力も回避または低減でき、ワイヤリボン105の断線の発生を低減することができる。
すなわち、ワイヤリボン(ワイヤ、配線部)105の断線を防止することができる。
また、複数の太陽電池セル30が、EVA等の樹脂(第1樹脂層101)によって覆われていることと、上記応力の回避または低減とによって、太陽電池セル30の剥離の低減化を図ることができる。
また、光電変換装置120において、表裏両面側の最も外側の位置に、エンジニアリングプラスチック等からなる樹脂基板100(第1樹脂基板100a、第2樹脂基板100b)が配置されていることにより、光電変換装置120の耐熱性、耐候性および耐衝撃性を向上させることができる。
また、光電変換装置120は、ストリング106の表裏両面側にそれぞれ不燃性を有するガラス板102が配置されている。これにより、光電変換装置120の耐燃焼性を向上させることができる。
なお、光電変換装置120は、その内部に、不燃性の2枚のガラス板102が配置されているため、温度サイクルテスト等の寿命試験にも耐えることができる。
以上により、光電変換装置(太陽電池モジュール、太陽電池パネル)120の高性能化を図ることができる。
また、内部に設けられた2枚のガラス板102のそれぞれは、薄く形成されているため、光電変換装置120の軽量化を図ることができる。
また、光電変換装置120では、表裏両面側の最も外側に樹脂基板100が配置され、樹脂基板100の内側に樹脂層を介してガラス板102が配置されている。したがって、仮にガラス板102が破損したとしてもガラスが飛散することは抑制できる。
さらに、光電変換装置120として内部のガラス板102の損傷が無い限り、樹脂基板100(第1樹脂基板100a、第2樹脂基板100b)、および樹脂層(第2樹脂層103、第3樹脂層104)の交換を行うことができ、リワークすることができる。
例えば、外側の樹脂基板100が外観のみ損傷した場合等は、樹脂基板100のみを交換することにより、光電変換装置120としてはその後も使用することが可能である。
また、光電変換装置120では、第1ガラス板102aおよび第2ガラス板102bのそれぞれの外側に位置する面に複数の突起部110が形成されている。つまり、第1ガラス板102aと第1樹脂基板100aとの間、および第2ガラス板102bと第2樹脂基板100bとの間に、複数の突起部110が配置され、これらの突起部110が支柱となるため、樹脂基板100とガラス板102との間のギャップを確保することができる。
その結果、第1ガラス板102aと第1樹脂基板100aとの間、および第2ガラス板102bと第2樹脂基板100bとの間にそれぞれ透明樹脂を充填することができ、これにより、第2樹脂層103、第3樹脂層104を形成することができる。
その際、複数の突起部110は、太陽電池セル30間の位置に設けることが好ましく、これにより、複数の突起部110が太陽電池セル30に対して遮光することを防止でき、光電変換率の低下を防ぐことができる。
また、光電変換装置120には、第1樹脂基板100aおよび第2樹脂基板100bのそれぞれの外周部を挟むように枠状のフレーム109が設けられており、これにより、パネル構造を成す光電変換装置120の強度(剛性)を高めることができる。
また、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bのそれぞれの周縁部で、かつ第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bとによって挟まれる位置に縁部111が設けられたことにより、第2樹脂層103および第3樹脂層104は、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bと縁部111とによって囲まれた状態となる。これにより、各樹脂層を形成する透明樹脂を充填した際に透明樹脂が漏れ出すことを防止できる。
また、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bとの間に縁部111が設けられ、かつ第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bがフレーム109に嵌め込まれているため、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bのそれぞれの厚さ方向の位置決めを行うことができる。
さらに、第1樹脂基板100aと第2樹脂基板100bとの間には縁部111の厚さ分の距離が保たれた状態となるため、所望の隙間を確保することができ、そして、上記隙間に、2枚のガラス板102、第1樹脂層101、第2樹脂層103および第3樹脂層104を配置することができる。
以上により、強度を高め、かつ軽量化を図ったパネル構造の光電変換装置120を実現することができる。
また、光電変換装置120では、複数の太陽電池セル30が電気的に直列接続となっており、この配線(ワイヤリボン105)の複数箇所にバイパスダイオード107が接続されている。これにより、一部の太陽光が遮光された場合でも、光電変換率を低下させることなく、発電を行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、上記実施の形態で説明した光電変換装置120を遮音壁等に取り付けてもよい。すなわち、道路の端部に取り付けられる遮音壁等に光電変換装置120を取り付けることにより、光電変換装置120によって蓄えた電力を、道路での標識や表示等に使用することが可能になる。
1 基板(光電変換層)
1a 表面
1b 裏面
2,3 半導体層
4 絶縁膜
5 半導体層
10 表面電極(第1電極)
10a フィンガ電極
10b バス電極
20 裏面電極(第2電極)
20a 面電極
20b バス電極
30 太陽電池セル(光電変換装置本体)
100 樹脂基板
100a 第1樹脂基板
100b 第2樹脂基板
101 第1樹脂層
101a 第1面
101b 第2面
102 ガラス板
102a 第1ガラス板
102b 第2ガラス板
103 第2樹脂層
104 第3樹脂層
105 ワイヤリボン(配線部)
106 ストリング
107 バイパスダイオード(ダイオード)
108 取り出し端子
109 フレーム
110 突起部
111 縁部
112 開口部
120 光電変換装置(太陽電池モジュール、太陽電池パネル)

Claims (13)

  1. 光電変換層と、前記光電変換層の表面に設けられた第1電極と、前記光電変換層の前記表面と反対側の裏面に設けられた第2電極と、を備えた光電変換装置本体と、
    前記光電変換装置本体を覆う第1樹脂層と、
    前記第1樹脂層の第1面に接合する第1ガラス板と、
    前記第1樹脂層の第1面と反対側の第2面に接合する第2ガラス板と、
    前記第1ガラス板の前記光電変換装置本体と反対側の面に第2樹脂層を介して設けられた第1樹脂基板と、
    前記第2ガラス板の前記光電変換装置本体と反対側の面に第3樹脂層を介して設けられた第2樹脂基板と、
    を有し、
    前記光電変換装置本体と前記第1樹脂基板との間に前記第1ガラス板が設けられ、前記光電変換装置本体と前記第2樹脂基板との間に前記第2ガラス板が設けられている、光電変換装置。
  2. 請求項1に記載の光電変換装置において、
    前記光電変換装置本体は、両面受光型である、光電変換装置。
  3. 請求項1または2に記載の光電変換装置において、
    前記第1および第2樹脂基板は、エンジニアリングプラスチックからなる透明基板である、光電変換装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の光電変換装置において、
    前記第1および第2ガラス板のそれぞれの厚さは、前記第1および第2樹脂基板の厚さより薄い、光電変換装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の光電変換装置において、
    前記第1樹脂層は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂からなる、光電変換装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の光電変換装置において、
    前記第1ガラス板と前記第1樹脂基板との間、および前記第2ガラス板と前記第2樹脂基板との間にそれぞれ複数の突起部が設けられている、光電変換装置。
  7. 請求項6に記載の光電変換装置において、
    前記光電変換装置本体は複数設けられ、前記複数の突起部のそれぞれは、平面視で、前記複数の光電変換装置本体のそれぞれに重ならない位置に設けられている、光電変換装置。
  8. 請求項7に記載の光電変換装置において、
    前記複数の光電変換装置本体を電気的に接続する配線部に、複数のダイオードが電気的に接続されている、光電変換装置。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の光電変換装置において、
    前記第1および第2樹脂基板の外周部に縁部が設けられている、光電変換装置。
  10. 請求項9に記載の光電変換装置において、
    前記縁部に開口部が形成されている、光電変換装置。
  11. 光電変換層と、前記光電変換層の表面に設けられた第1電極と、前記光電変換層の前記表面と反対側の裏面に設けられた第2電極と、を備えた光電変換装置本体と、
    前記光電変換装置本体を覆う透明な第1樹脂層と、
    前記第1樹脂層の第1面に接合する第1ガラス板と、
    前記第1樹脂層の第1面と反対側の第2面に接合する第2ガラス板と、
    前記第1ガラス板の前記光電変換装置本体と反対側の面に第2樹脂層を介して設けられ、透明樹脂からなる第1樹脂基板と、
    前記第2ガラス板の前記光電変換装置本体と反対側の面に第3樹脂層を介して設けられ、透明樹脂からなる第2樹脂基板と、
    を有し、
    前記光電変換装置本体と前記第1樹脂基板との間に前記第1ガラス板が設けられ、前記光電変換装置本体と前記第2樹脂基板との間に前記第2ガラス板が設けられている、光電変換装置。
  12. 請求項11に記載の光電変換装置において、
    前記光電変換装置本体は、両面受光型である、光電変換装置。
  13. 請求項11または12に記載の光電変換装置において、
    前記第1および第2樹脂基板は、エンジニアリングプラスチックからなる基板である、光電変換装置。
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