JP2015065111A - Magnetron - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電子レンジ等のマイクロ波加熱機器に用いられるマグネトロンに関する。 The present invention relates to a magnetron used in a microwave heating apparatus such as a microwave oven.
2450[MHz]帯のマイクロ波を発振する一般的なマグネトロンは、図16に示すように、陽極部100と陰極部101とを備えている。陽極部100は、円筒状の陽極105と、当該陽極105の内部に放射状に配置された偶数枚の板状のベイン106とを備え、その陽極105の中心部に各ベイン106の遊端で囲まれた電子作用空間を形成している。
A general magnetron that oscillates microwaves in the 2450 [MHz] band includes an
また陰極部101は、螺旋状の陰極110と、その陰極110の一端部及び他端部に固定される一対のエンドハット111、112と、陰極110の中心を貫通して一方のエンドハット111に固着されるセンタロッド113と、他方のエンドハット112に固着されるサイドロッド114とを備え、その陰極110が電子作用空間に配置されている。
The
そしてマグネトロンは、陽極105の管軸TA2に沿った一方の側の端部及び他方の側の端部に一対の漏斗状のポールピース120、121が固着されている。またマグネトロンは、陽極105の管軸TA2に沿った一方の側の端部に金属封着体122を介して、図示しない出力部が設けられ、その出力部が備えるアンテナロッド123の端部が1枚のベイン106に接合されている。
The magnetron has a pair of funnel-
さらにマグネトロンは、陽極105の管軸TA2に沿った他方の側の端部に金属封着体124を介して、図示しない入力部が設けられ、その入力部にセンタロッド113及びサイドロッド114が接続されている。因みに、以下の説明では、陽極部100を中心にして出力部が設けられる管軸TA2に沿った一方の側を、出力側とも呼び、その陽極部100を中心にして入力部が設けられる管軸TA2に沿った他方の側を、入力側とも呼ぶ。
Further, the magnetron is provided with an input section (not shown) at the other end along the tube axis TA2 of the
ただし、このようなマグネトロンでは、陽極部100と、陰極部101の陰極110とによりマイクロ波を発生させる共振器を形成するため、陽極部100が、比較的大きな同一径の2本のストラップリング130、131と、これよりも小さい同一径の2本のストラップリング132、133との計4本のストラップリング130乃至133を備えている。
However, in such a magnetron, the
この場合、図17(a)及び(b)に示すように、4本のストラップリング130乃至133は、出力側及び入力側の端面がそれぞれ平坦に形成されている。また各ベイン106は、同一形状であるものの、一端部及び他端部にそれぞれ異なる形状の切欠106A、106Bが形成されており、出力側と入力側とに順次交互に一端部の切欠106Aを向けて隣合同士で逆向きとなるように配置されている。
In this case, as shown in FIGS. 17A and 17B, the end faces on the output side and the input side of the four
これにより大径の一方のストラップリング130及び小径の一方のストラップリング133は、1枚おきのベイン106の入力側に位置する一端部の切欠106A及び出力側に位置する他端部の切欠106Bに接続され、これら1枚おきのベイン106同士を短絡している。
As a result, one large-
また大径の他方のストラップリング131及び小径の他方のストラップリング132は、残りの1枚おきのベイン106の出力側に位置する一端部の切欠106A及び入力側に位置する他端部の切欠106Bに接続され、これら残りの1枚おきのベイン106同士を短絡している。このようにしてマグネトロンは、陽極部100と、陰極部101の陰極110とにより共振器を形成し、その共振器によりマイクロ波を発生させている(例えば、特許文献1参照)。
The other large-
ところで、従来、この種のマグネトロンとしては、構成部品の個数を減らすべく、図18に示すように、陽極部140が大径の1本のストラップリング141と小径の1本のストラップリング142との計2本のストラップリング141、142を備えているものもある。
Conventionally, in order to reduce the number of components, this type of magnetron has an
この場合、図19(a)及び(b)に示すように、2本のストラップリング141、142は、出力側及び入力側の端面がそれぞれ平坦に形成されている。また陽極部140は、一端部にそれぞれ異なる形状の切欠143A、144Aが形成された2種類のベイン143、144を備えている。そして2種類のベイン143、144は、陽極105の内部に、一端部の切欠143A、144Aを入力側に向けて順次交互に配置されている。
In this case, as shown in FIGS. 19A and 19B, the end faces of the output side and the input side of the two
これにより大径のストラップリング141は、1枚おきに配置される一方のベイン143の切欠143Aに接続され、これら一方のベイン143同士を短絡している。また小径のストラップリング142は、1枚おきに配置される他方のベイン144の切欠144Aに接続され、これら他方のベイン144同士を短絡している。このようにしてマグネトロンは、陽極部140と、陰極部101の陰極110とにより共振器を形成し、その共振器によりマイクロ波を発生させている(例えば、特許文献2参照)。
As a result, the large-
ところが、4本のストラップリング130乃至133を備える従来のマグネトロンでは、陽極105の内部に同一形状の複数のベイン106を順次交互に逆向きとなるように配置しなければならないため、そのマグネトロンの製造の際、例えば、陽極105内に複数のベイン106を配置するための2種類の設備が用いられている。
そして係る従来のマグネトロンでは、その製造時、一方の設備により陽極105の内部に複数のベイン106の半数を同一の向きで配置した後、他方の設備により当該陽極105の内部に複数のベイン106の残りの半数を先の半数とは逆向きで配置しているため、陽極105内に複数のベイン106を配置するベイン配置工程が煩雑化してマグネトロンの製造性がわるいという問題があった。
However, in the conventional magnetron provided with the four
In such a conventional magnetron, half of the plurality of
また2本のストラップリング141乃至142を備える従来のマグネトロンでも、陽極105の内部に2種類のベイン143、144を交互に配置しなければならないため、そのマグネトロンの製造の際、例えば、陽極105内に複数のベイン143、144を配置するための2種類の設備が用いられている。
Further, even in a conventional magnetron including two
そして係る従来のマグネトロンでは、その製造時、一方の設備により陽極105の内部に1種類目の複数のベイン143で配置した後、他方の設備により当該陽極105の内部に2種類目の複数のベイン144を配置しているため、この場合も、陽極105内に複数のベイン143、144を配置するベイン配置工程が煩雑化してマグネトロンの製造性がわるいという問題があった。
In the conventional magnetron, at the time of manufacture, the first type of
そこで、本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、陽極内に複数のベインを配置するベイン配置工程を簡易化して、マグネトロンの製造性を向上させることを目的とする。 Therefore, the present invention has been made to solve such a problem, and it is an object of the present invention to simplify the vane arranging step of arranging a plurality of vanes in the anode and improve the manufacturability of the magnetron. .
上述の課題を解決するため、本発明は、管軸を中心とする円筒状の陽極と、陽極の内部に管軸を中心にして放射状に配置され、それぞれ一方の端が陽極の内周面に接合されると共に、他方の端が遊端となる複数枚のベインと、管軸の方向に凹凸状に形成され、1枚おきのベインに接続されて当該1枚おきのベイン同士を短絡させると共に、残りの1枚おきのベインに接続されて当該残りの1枚おきのベイン同士を短絡させる少なくとも2本以上のストラップリングとを具備することを特徴とするマグネトロンにある。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a cylindrical anode centered on the tube axis and a radial arrangement centered on the tube axis inside the anode, each having one end on the inner peripheral surface of the anode. In addition to being joined, a plurality of vanes having the other end as a free end and an uneven shape in the direction of the tube axis are connected to every other vane to short-circuit every other vane The magnetron includes at least two strap rings connected to the remaining vanes and short-circuiting the remaining vanes.
本発明によれば、複数のベインを全て同一形状にして、マグネトロンの製造時、陽極の内部に、これら1種類である複数のベインを管軸の方向に対する向きを揃えて配置させるようにしてベイン配置工程を簡易化することができ、その結果、マグネトロンの製造性を向上させることができる。 According to the present invention, all the plurality of vanes have the same shape, and when the magnetron is manufactured, the one or more types of vanes are arranged in the anode so as to be aligned in the direction of the tube axis. The arrangement process can be simplified, and as a result, the manufacturability of the magnetron can be improved.
以下図面を用いて、発明を実施するための最良の形態(以下、これを実施の形態とも呼ぶ)について説明する。 The best mode for carrying out the invention (hereinafter, also referred to as an embodiment) will be described below with reference to the drawings.
[第1の実施の形態]
まず、図1を用いて、本実施の形態に係るマグネトロン1の構造の概略について説明する。図1は、マグネトロン1の管軸TA1に沿った概略縦断面を示している。
[First Embodiment]
First, the outline of the structure of the magnetron 1 according to the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 1 shows a schematic longitudinal section along the tube axis TA1 of the magnetron 1.
マグネトロン1は、陽極部5、陰極部6、入力部7及び出力部8を備え、その陽極部5の内部に陰極部6が組み込まれている。またマグネトロン1は、陽極部5を中心として管軸TA1に沿った一方の側(図中の下側)に入力部7が配置され、その管軸TA1に沿った他方の側(図中の上側)に、当該陽極部5及び陰極部6により発振される2450[MHz]帯のマイクロ波を外部に出力する出力部8が配置されている。
The magnetron 1 includes an
これら入力部7及び出力部8は、陽極部5の円筒状の陽極10に、略円筒状の一対の金属封着体11、12によって真空気密に接合されている。因みに、以下の説明では、陽極部5を中心にして入力部7が配置される管軸TA1に沿った一方の側を、入力側とも呼び、その陽極部5を中心にして出力部8が配置される管軸TA1に沿った他方の側を、出力側とも呼ぶ。
The
陽極部5は、陽極10、偶数枚のベイン13、及び4本のストラップリング14乃至17を備えている。陽極10は、例えば、銅により所定の外径を有する円筒状に形成されている。そして陽極10は、その中心軸を管軸TA1にほぼ一致させて配置されている。
The
各ベイン13は、それぞれ例えば、銅により板状に形成されている。そして各ベイン13は、陽極10の内部に管軸TA1を中心にして放射状に配置され、それぞれ外側の端が陽極10の内周面に接合されると共に、内側の端が遊端になっている。これにより各ベイン13の遊端に囲まれた円柱状の空間が、電子作用空間になっている。
Each
4本のストラップリング14乃至17は、例えば、そのうちの2本が銅により比較的径の大きい同一径に形成され、残りの2本が銅により他の2本よりも径の小さい同一径に形成されている。 For example, two of the four strap rings 14 to 17 are formed with copper having the same diameter having a relatively large diameter, and the remaining two are formed with copper having the same diameter smaller than the other two. Has been.
そして大径の一方のストラップリング14及び小径の一方のストラップリング17は、それぞれの中心軸を管軸TA1にほぼ一致させて、1枚おきのベイン13の入力側の端部及び出力側の端部に接続され、これら1枚おきのベイン13同士を短絡している。
The large-
また大径の他方のストラップリング15及び小径の他方のストラップリング16は、それぞれの中心軸を管軸TA1にほぼ一致させて、残りの1枚おきのベイン13の出力側の端部及び入力側の端部に接続され、これら残りの1枚おきのベイン13同士を短絡している。
Further, the other
因みに、以下の説明では、入力側に位置する一方の大径のストラップリング14を、入力側大径ストラップリング14とも呼び、出力側に位置する他方の大径のストラップリング15を、出力側大径ストラップリング15とも呼ぶ。
Incidentally, in the following description, one large-
また、以下の説明では、入力側に位置する一方の小径のストラップリング16を、入力側小径ストラップリング16とも呼び、出力側に位置する他方の小径のストラップリング17を、出力側小径ストラップリング17とも呼ぶ。
In the following description, one small-
ここで、一方の金属封着体11は、一端部が陽極10の入力側の端部に固着され、その入力側に突出する他端部に環状の永久磁石20が嵌着されている。また他方の金属封着体12は、一端部が陽極10の出力側の端部に固着され、その出力側に突出する他端部に環状の永久磁石21が嵌着されている。
Here, one
さらにマグネトロン1は、一対の永久磁石20、21の磁束を電子作用空間に導くための一対の略漏斗状のポールピース22、23を備えている。一対のポールピース22、23は、それぞれ外縁部が一対の金属封着体11、12の一端部に接合されると共に陽極10の入力側の端部及び出力側の端部に接合され、電子作用空間を介して互いの孔部を対峙させている。
The magnetron 1 further includes a pair of substantially funnel-shaped
一方、陰極部6は、陰極25、一対のエンドハット26、27、センタロッド28、及びサイドロッド29を備えている。陰極25は、螺旋状のフィラメントである。また一方のエンドハット26は、所定の導電性金属によりディスク状に形成され、陰極25の一端部に固定されている。さらに他方のエンドハット27は、所定の導電性金属によりリング状に形成され、陰極25の他端部に固定されている。
On the other hand, the
センタロッド28は、所定の導電性金属によりクランク状に形成されており、一端部が陰極25の中心を貫通して一方のエンドハット26の外面に固着され、その陰極25と電気的に接続されている。またサイドロッド29は、所定の導電性金属により直線状に形成されており、一端部が他方のエンドハット27の外面に固着され、陰極25と電気的に接続されている。
The
そして陰極部6は、陰極25が、その中心軸を管軸TA1にほぼ一致させ、かつ各ベイン13の遊端(すなわち、内側の端)と間隔を空けて電子作用空間に配置されている。これによりマグネトロン1は、陽極部5と、陰極部6の螺旋状の陰極25とにより、マイクロ波を発生させる共振器を形成している。
The
入力部7は、ステム30、一対の支持板31、32、及び一対の接続端子33、34を備えている。ステム30は、例えば、セラミックにより円柱状に形成されており、一端面の縁部に一方の金属封着体11の他端が接合されると共に、当該一端面の中央部に一対の支持板31、32が固着されている。
The
そしてステム30は、一対の支持板31、32にそれぞれ一端部が接合された一対の接続端子33、34の他端部を、内部を貫通させて他端面から導出している。またセンタロッド28は、他端部が一方の支持板31に固定され、一方の接続端子33と電気的に接続されている。さらにサイドロッド29は、他端部が他方の支持板32に固定され、他方の接続端子34と電気的に接続されている。
The
出力部8は、セラミック絶縁筒36、排気管37、アンテナロッド38、及びキャップ39を備えている。セラミック絶縁筒36は、一端部が他方の金属封着体12の他端に固定され、他端部が排気管37の端部に接合されている。
The
アンテナロッド38は、共振器により発振されたマイクロ波を外部に出力するためのものであり、根元部が複数のベイン13のうちの1枚に接合され、先端側が出力側のポールピース23を貫通して管軸TA1上を排気管37まで導出され、その排気管37に挟持されている。キャップ39は、排気管37全体を覆うように設けられている。
The
またマグネトロン1は、陽極部5、一対の永久磁石20、21を囲んで磁路形成用の磁気ヨーク40が配置されると共に、陽極10の外周面と磁気ヨーク40の内面との間に複数枚の冷却ラジエータ41が圧入されている。
The magnetron 1 includes a
さらにマグネトロン1は、フィルタボックス43が磁気ヨーク40の入力側の外面に配置され、ステム30の他端部を収納している。そしてフィルタボックス43は、フィルタ回路を形成するコイル44と、貫通コンデンサ45とを備えており、そのコイル44に、ステム30の他端面から導出された一対の接続端子33、34の他端部が接続されている。
Further, in the magnetron 1, the
次いで、本実施の形態によるマグネトロン1の特徴的部分である陽極部5の構成について具体的に説明する。図2に示すように、陽極部5において各ベイン13は、互いに同一形状に形成されている。そして各ベイン13は、それぞれ入力側の端部の遊端寄りに例えば、四角形状の切欠(以下、これを入力側切欠とも呼ぶ)13Aが形成されている。
Next, the configuration of the
また各ベイン13は、それぞれ出力側の端部の遊端寄りにも、例えば、四角形状の切欠(以下、これを出力側切欠とも呼ぶ)13Bが形成されている。因みに、各ベイン13は、入力側切欠13Aと出力側切欠13Bとの形成位置及び形状が、間軸TAと直交する仮想線に対し線対称になっている。
Each
そして入力側大径ストラップリング14及び出力側小径ストラップリング17は、陽極10の内部において1枚おきのベイン13の入力側切欠13Aの底及び出力側切欠13Bの底にロー付けされている。
The input-side large-
また出力側大径ストラップリング15及び入力側小径ストラップリング16は、陽極10の内部において残りの1枚おきのベイン13の出力側切欠13Bの底及び入力側切欠13Aの底にロー付けされている。
The output-side large-
ただし、図3(a)に示すように、入力側大径ストラップリング14及び出力側大径ストラップリング15は、例えば、一周に亘り管軸TA1の方向に凹凸状に変形する同一形状に形成されている。
However, as shown in FIG. 3A, the input-side large-
実際に入力側大径ストラップリング14及び出力側大径ストラップリング15は、陽極10の内部に偶数枚として10枚のベイン13が放射状に配置されていると、入力側の端面において等間隔の5箇所に、その入力側に突出する凸部(以下、これらを入力側凸部とも呼ぶ)14AX、15AXが形成されている。
Actually, the input-side large-
また入力側大径ストラップリング14及び出力側大径ストラップリング15は、入力側の端面において、これら等間隔の5箇所の入力側凸部14AX、15AXの間に、出力側に凹む凹部(以下、これらを入力側凹部とも呼ぶ)14AY、15AYが形成されている。
In addition, the input side large
よって入力側大径ストラップリング14及び出力側大径ストラップリング15は、出力側の端面において、入力側凹部14AY、15AYの裏側となる等間隔の5箇所が出力側に突出する凸部(以下、これを出力側凸部とも呼ぶ)14BX、15BXになっている。
Therefore, the input-side large-
また入力側大径ストラップリング14及び出力側大径ストラップリング15は、出力側の端面において、入力側凸部14AX、15AXの裏側となる5箇所、すなわち出力側凸部14BX、15BXの間が入力側に凹む凹部(以下、これらを出力側凹部とも呼ぶ)14BY、15BYになっている。
Further, the input side large
このように入力側大径ストラップリング14及び出力側大径ストラップリング15は、入力側から見た場合、一周に亘り入力側凸部14AX、15AXと入力側凹部14AY、15AYとが順次交互に位置し、出力側から見た場合には、出力側凸部14BX、15BXとが出力側凹部14BY、15BYとが順次交互に位置するように凹凸状に形成されている。
As described above, when viewed from the input side, the input side large
さらに、図3(b)に示すように、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17は、入力側大径ストラップリング14及び出力側大径ストラップリング15と径が異なるだけで、一周に亘り管軸TA1の方向に凹凸状に変形する同一形状に形成されている。
Further, as shown in FIG. 3B, the input-side small-
すなわち、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17も、入力側から見た場合、一周に亘り入力側凸部16AX、17AXと入力側凹部16AY、17AYとが順次交互に位置し、出力側から見た場合には、出力側凸部16BX、17BXとが出力側凹部16BY、17BYとが順次交互に位置するように凹凸状に形成されている。
That is, when the input side small-
因みに、以下の説明では、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17の入力側の端面及び出力側の端面において入力側凸部14AX乃至17AX及び出力側凸部14BX乃至17BXの部分(すなわち、突出した頂上部分)を、それぞれ凸面とも呼ぶ。
Incidentally, in the following description, the input side end face and the output side end face of the input side large
また、以下の説明では、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17の入力側の端面及び出力側の端面において入力側凹部14AY乃至17AY及び出力側凹部14BY乃至17BYの部分(すなわち、凹みの底部分)を、それぞれ凹面とも呼ぶ。
Further, in the following description, the input side recesses on the input side end face and the output side end face of the input side large
図4(a)及び(b)に示すように、入力側大径ストラップリング14は、陽極10の内部において、5箇所の出力側凸部14BXの凸面が1枚おきのベイン13の入力側切欠13Aと対向し、5箇所の出力側凹部14BYの凹面が残りの1枚おきのベイン13の入力側切欠13Aと対向している。
As shown in FIGS. 4A and 4B, the input side large
そして入力側大径ストラップリング14は、5箇所の出力側凸部14BXの凸面が、その1枚おきのベイン13の入力側切欠13Aの底にロー付けされ、5箇所の出力側凹部14BYの凹面を、残りの1枚おきのベイン13の入力側切欠13Aの底から離隔させている。
And the convex surface of five output side convex parts 14BX is brazed to the bottom of the
また出力側小径ストラップリング17は、5箇所の入力側凸部17AXが、それぞれ管軸TA1から入力側大径ストラップリング14の5箇所の出力側凸部14BX側へ伸びる放射線上に位置している。
The output-side small-
よって出力側小径ストラップリング17は、陽極10の内部において、5箇所の入力側凸部17AXの凸面が1枚おきのベイン13の出力側切欠13Bと対向し、5箇所の入力側凹部17AYの凹面が残りの1枚おきのベイン13の出力側切欠13Bと対向している。
Therefore, in the output side small-
そして出力側小径ストラップリング17は、5箇所の入力側凸部17AXの凸面が、その1枚おきのベイン13の出力側切欠13Bの底にロー付けされ、5箇所の入力側凹部17AYの凹面を、残りの1枚おきのベイン13の出力側切欠13Bの底から離隔させている。
The output side small
このようにして陽極部5は、陽極10の内部の1枚おきのベイン13同士を入力側大径ストラップリング14及び出力側小径ストラップリング17によって短絡して、これら短絡した1枚おきのベイン13の電位を等しくしている。
In this way, the
一方、出力側大径ストラップリング15は、5箇所の入力側凸部15AXが、それぞれ管軸TA1から入力側大径ストラップリング14の5箇所の出力側凸部14BX側へ伸びる放射線上から、周方向へ1個の入力側凸部15AX分ずれて位置している。
On the other hand, the output-side large-
すなわち、出力側大径ストラップリング15は、5箇所の入力側凸部15AXが、それぞれ管軸TA1から入力側大径ストラップリング14の5箇所の出力側凹部14BY側へ伸びる放射線上に位置している。
That is, the output-side large-
よって出力側大径ストラップリング15は、陽極10の内部において、5箇所の入力側凸部15AXの凸面が残りの1枚おきのベイン13の出力側切欠13Bと対向し、5箇所の入力側凹部15AYの凹面が、出力側小径ストラップリング17がロー付けされた1枚おきのベイン13の出力側切欠13Bと対向している。
Therefore, in the output side large-
そして出力側大径ストラップリング15は、5箇所の入力側凸部15AXの凸面が、その残りの1枚おきのベイン13の出力側切欠13Bの底にロー付けされ、5箇所の入力側凹部15AYの凹面を、出力側小径ストラップリング17がロー付けされた1枚おきのベイン13の出力側切欠13Bの底から離隔させている。
The output-side large-
また入力側小径ストラップリング16は、5箇所の出力側凸部16BXが、それぞれ管軸TA1から出力側大径ストラップリング15の5箇所の入力側凸部15AX側へ伸びる放射線上から、周方向へ1個の出力側凸部16BX分ずれて位置している。
The input-side small-
すなわち、入力側小径ストラップリング16は、5箇所の出力側凸部16BXが、それぞれ管軸TA1から出力側大径ストラップリング15の5箇所の入力側凹部15AY側へ伸びる放射線上に位置している。
That is, the input-side small-
よって入力側小径ストラップリング16は、陽極10の内部において、5箇所の出力側凸部16BXの凸面が残りの1枚おきのベイン13の入力側切欠13Aと対向し、5箇所の出力側凹部16BYの凹面が、入力側大径ストラップリング14がロー付けされた1枚おきのベイン13の入力側切欠13Aと対向している。
Therefore, in the input side small-
そして入力側小径ストラップリング16は、5箇所の出力側凸部16BXの凸面が、その残りの1枚おきのベイン13の入力側切欠13Aの底にロー付けされ、5箇所の出力側凹部16BYの凹面を、入力側大径ストラップリング14がロー付けされた1枚おきのベイン13の入力側切欠13Aの底から離隔させている。
The input-side small-
このようにして陽極部5は、陽極10の内部の残りの1枚おきのベイン13同士を出力側大径ストラップリング15及び入力側小径ストラップリング16によって短絡して、これら短絡した残りの1枚おきのベイン13の電位を等しくしている。これにより陽極部5は、陰極部6の陰極25と共に共振器を形成している。
In this way, the
ところで、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17は、入力側凸部14AX乃至17AXの凸面及び出力側凸部14BX乃至17BXの凸面が、各ベイン13の厚みよりも周方向へ長く、平坦に形成されている。
By the way, the input side large
また入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17は、入力側凹部14AY乃至17AYの凹面及び出力側凹部14BY乃至17BYの凹面も、各ベイン13の厚みよりも周方向へ長く、平坦に形成されている。
Further, the input side large
さらに図5に示すように、各ベイン13は、それぞれ入力側切欠13Aの底の大径リング接続箇所及び小径リング接続箇所に位置決め溝13AX、13AYが形成されている。また各ベイン13は、それぞれ出力側切欠13Bの底の大径リング接続箇所及び小径リング接続箇所にも位置決め溝13BX、13BYが形成されている。そして各ベイン13は、位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BY各々の深さが、入力側凸部15AX及び出力側凸部16BXの厚み以下の所定の深さに選定されている。
Further, as shown in FIG. 5, each
よって各ベイン13は、実際には位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BYに、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17の出力側凸部14BX、16BX及び入力側凸部15AX、17AXの少なくとも一部が挿入され、これら位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BY内に、その出力側凸部14BX、16BX及び入力側凸部15AX、17AXがロー付けされている。
Therefore, each
そして入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17は、入力側凸部14AX乃至17AXの凸面から入力側凹部14AY乃至17AYの凹面までの深さ、及び出力側凸部14BX乃至17BXの凸面から出力側凹部14BY乃至17BYの凹面までの深さが、それぞれ各ベイン13の位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BYの深さよりも深い所定の深さに選定されている。
The input-side large-
従って、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17は、各ベイン13にロー付けされた状態では、これら各ベイン13の入力側切欠13Aの底及び出力側切欠13Bの底から出力側凹部14BY、16BYの凹面及び入力側凹部15AY、17AYの凹面を離隔させている。
Therefore, the input side large-
因みに、陽極部5と陰極部6の陰極25とにより形成される共振器は、固有の共振周波数を有している。その共振周波数は、ベイン13と、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17との間のキャパシタンスや、これら入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17間のキャパシタンスに影響される。
Incidentally, the resonator formed by the
そしてマグネトロン1では、管軸TA1の方向へ凹凸状に形成された入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17の入力側凸部14AX乃至17AXの凸面から出力側凸部14BX乃至17BXの凸面までの高さが、従来のマグネトロンに備えられた、両端面が平坦なストラップリングの厚みに比して比較的大きくなると、共振器の共振周波数を所望の値に調節し難くなる可能性がある。
In the magnetron 1, the input-side convexity of the input-side large-
このため、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17は、その高さがそれぞれ従来の両端面が平坦なストラップリングの厚みに近づけるように極力低く選定されている。よって、マグネトロン1では、共振器の共振周波数が所望の値に調節し難くなることを防止している。
Therefore, the input side large-
ここまで説明したように、第1の実施の形態によるマグネトロン1では、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17をそれぞれ管軸TA1の方向へ凹凸状に形成している。
As explained so far, in the magnetron 1 according to the first embodiment, the input side large
そしてマグネトロン1では、陽極部5において、1枚おきのベイン13を一方の入力側大径ストラップリング14及び出力側小径ストラップリング17の出力側凸部14BX及び入力側凸部17AXに接続して短絡し、これら入力側大径ストラップリング14及び出力側小径ストラップリング17をそれぞれ出力側凹部14BY及び入力側凹部17AYにより、残りの1枚おきのベイン13から離隔させている。
In the magnetron 1, every
またマグネトロン1では、陽極部5において、残りの1枚おきのベイン13を他方の出力側大径ストラップリング15及び入力側小径ストラップリング16の入力側凸部15AX及び出力側凸部16BXに接続して短絡し、これら出力側大径ストラップリング15及び入力側小径ストラップリング16をそれぞれ入力側凹部15AY及び出力側凹部16BYにより、一方の入力側大径ストラップリング14及び出力側小径ストラップリング17に接続された1枚おきのベイン13から離隔させている。
In the magnetron 1, in the
よってマグネトロン1では、陽極部5が備える複数のベイン13をそれぞれ同一形状に形成しても、陽極10の内部に、これら複数のベイン13を、管軸TA1の方向に対する向きを交互に逆にせずに揃えて配置することができる。従ってマグネトロン1では、その製造時、陽極10内に複数のベイン13を配置するための設備を1種類だけにすることができる。
Therefore, in the magnetron 1, even if the plurality of
これによりマグネトロン1では、その製造時、1種類の設備により陽極10の内部に同一形状の複数のベイン13を全て同一の向きで配置させて、そのベイン配置工程を簡易化することができ、その結果、当該マグネトロン1の製造性を向上させることができる。
Thereby, in the magnetron 1, at the time of manufacture, a plurality of
またマグネトロン1では、このように陽極10内への複数のベイン13の配置に用いる設備を1種類だけにすることができるため、そのマグネトロン1の製造に要する設備全体の規模を縮小して、その製造設備にかかるコストを削減することができる。
In addition, since the magnetron 1 can use only one type of equipment for arranging the plurality of
ところで、図6に示すように、従来の4本のストラップリング130乃至133を備えるマグネトロンでは、これら4本のストラップリング130乃至133が両端面を平坦にして形成されていた。 Incidentally, as shown in FIG. 6, in the conventional magnetron including the four strap rings 130 to 133, the four strap rings 130 to 133 are formed with both end surfaces flat.
よって従来のマグネトロンでは、4本のストラップリング130乃至133を、2本毎に1枚おきのベイン106、及び残りの1枚おきのベイン106に接続するために、これら各ベイン106の入力側の端部及び出力側の端部に少なくとも1段の段差を有する切欠106A、106Bが形成されていた。
Therefore, in the conventional magnetron, in order to connect the four strap rings 130 to 133 to every
これに対して第1の実施の形態によるマグネトロン1では、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17をそれぞれ管軸TA1の方向へ凹凸状に形成している。
On the other hand, in the magnetron 1 according to the first embodiment, the input side large
このため、係るマグネトロン1では、各ベイン13の入力側の端部及び出力側の端部に、段差の全く無い四角形状の入力側切欠13A及び出力側切欠13Bを形成しても、これら入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17を、1枚おきのベイン13、及び残りの1枚おきのベイン13に接続することができる。
For this reason, in such a magnetron 1, even if the input side end portion and the output side end portion of each
よってマグネトロン1では、各ベイン13の入力側切欠13A及び出力側切欠13Bの形状を、従来のベイン106に比して簡易化することができる。その結果、マグネトロン1では、各ベイン13の形成時における入力側切欠13A及び出力側切欠13Bの寸法管理も、従来のベイン106の製造時に比して簡易化することができる。
Therefore, in the magnetron 1, the shape of the
これに加えて、マグネトロン1では、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17の出力側凸部14BX、16BXの凸面及び入力側凸部15AX、17AXの凸面を、複数のベイン13の厚みよりも周方向へ長くし、平坦にした。
In addition to this, in the magnetron 1, the input side large
またマグネトロン1では、各ベイン13において入力側切欠13Aの底の大径リング接続箇所及び小径リング接続箇所と、出力側切欠13Bの底の大径リング接続箇所及び小径リング接続箇所とに、それぞれ位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BYを形成するようにした。
In the magnetron 1, each
よってマグネトロン1では、その製造時、複数のベイン13の入力側切欠13A及び出力側切欠13Bの位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BYに、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17の出力側凸部14BX、16BX及び入力側凸部15AX、17AXを挿入させて容易に位置決めした状態で接続させることができる。
Therefore, in the magnetron 1, the input side large-
これによりマグネトロン1では、管軸TA1の方向へ凹凸状に形成された入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17の、その形状により、ベイン配置工程が極端に煩雑化することを防止することができる。
Thereby, in the magnetron 1, the input side large
またマグネトロン1では、その製造時、実際には各ベイン13の入力側切欠13A及び出力側切欠13Bの位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BYに、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17の出力側凸部14BX、16BX及び入力側凸部15AX、17AXがロー付けされている。
In the magnetron 1, when the magnetron 1 is manufactured, the input side large
そしてマグネトロン1では、各ベイン13の入力側切欠13A及び出力側切欠13Bの大径リング接続箇所及び小径リング接続箇所が位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BYのように凹んでいると、その位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BYにロー材を保持し易くすることができる。
In the magnetron 1, when the large-diameter ring connecting portion and the small-diameter ring connecting portion of the input-
その結果、マグネトロン1では、各ベイン13の入力側切欠13A及び出力側切欠13Bの位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BYに、ロー材を介して、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17を安定して固定することができる。
As a result, in the magnetron 1, the input-side large-
またマグネトロン1では、その製造時、各ベイン13の入力側切欠13A及び出力側切欠13Bにおいて位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BYにロー材を保持し易い分、これら入力側切欠13A及び出力側切欠13Bの底と、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17の凹面との間にロー材が入り込み、本来、接続しないはずの当該底と凹面とが接続されることもほぼ確実に防止することができる。
In the magnetron 1, the
従って、マグネトロン1では、このように入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17をそれぞれ管軸TA1の方向へ凹凸状に形成しても、例えば、陽極部5の組立不良が発生することを防止することができる。
Accordingly, in the magnetron 1, the input-side large-
[第2の実施の形態]
次いで、図7を用いて第2の実施の形態によるマグネトロンの構成について説明する。ただし、第2の実施の形態によるマグネトロンは、陽極部50の一部構成を除いて、上述した第1の実施の形態によるマグネトロン1と同様に構成されている。
[Second Embodiment]
Next, the configuration of the magnetron according to the second embodiment will be described with reference to FIG. However, the magnetron according to the second embodiment is configured in the same manner as the magnetron 1 according to the first embodiment described above, except for a partial configuration of the
よって図7には、第1の実施の形態によるマグネトロン1と同一部分、又は類似部分に同一符号を付して、第2の実施の形態によるマグネトロンが備える陽極部50の管軸TA1に沿った概略縦断面を示している。
Accordingly, in FIG. 7, the same or similar parts as those of the magnetron 1 according to the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and along the tube axis TA1 of the
なお、第2の実施の形態によるマグネトロンにおいて陽極部50の一部構成を除く部分については、図1を用いて説明した第1の実施の形態によるマグネトロン1の構成を参照することとして、ここでの説明は省略する。
Note that, with respect to the portion of the magnetron according to the second embodiment excluding a part of the configuration of the
図7に示すように、陽極部50は、陽極10の内部に例えば、10枚のような偶数枚のベイン51が管軸TA1を中心にして放射状に配置され、それぞれ外側の端が陽極10の内周面に接合されると共に、内側の端が遊端になっている。これにより各ベイン51の遊端に囲まれた円柱状の空間が、電子作用空間になっている。
As shown in FIG. 7, in the
各ベイン51は、それぞれ例えば、銅の平板であり、同一形状に形成されている。そして各ベイン51は、入力側の端部の遊端寄りに例えば、四角形状の入力側切欠51Aが形成されている。また陽極部50は、1本の入力側大径ストラップリング14と1本の入力側小径ストラップリング16との計2本のストラップリングを備えている。
Each
図7と共に図8(a)及び(b)に示すように、入力側大径ストラップリング14は、陽極10の内部において、5箇所の出力側凸部14BXの凸面が1枚おきのベイン51の入力側切欠51Aと対向し、5箇所の出力側凹部14BYの凹面が残りの1枚おきのベイン51の入力側切欠51Aと対向している。
As shown in FIGS. 8A and 8B together with FIG. 7, the input side large-
よって入力側大径ストラップリング14は、5箇所の出力側凸部14BXの凸面が、その1枚おきのベイン51の入力側切欠51Aの底にロー付けされ、5箇所の出力側凹部14BYの凹面を、残りの1枚おきのベイン51の入力側切欠51Aの底から離隔させている。
Therefore, the input side large-
また入力側小径ストラップリング16は、5箇所の出力側凸部16BXが、それぞれ管軸TA1から入力側大径ストラップリング14の5箇所の出力側凸部14BX側へ伸びる放射線上から、周方向へ1個の出力側凸部16BX分ずれて位置している。
The input-side small-
すなわち、入力側小径ストラップリング16は、5箇所の出力側凸部16BXが、それぞれ管軸TA1から入力側大径ストラップリング14の5箇所の出力側凹部14BY側へ伸びる放射線上に位置している。
That is, the input-side small-
よって入力側小径ストラップリング16は、陽極10の内部において、5箇所の出力側凸部16BXの凸面が残りの1枚おきのベイン51の入力側切欠51Aと対向し、5箇所の出力側凹部16BYの凹面が、入力側大径ストラップリング14が接続された1枚おきのベイン51の入力側切欠51Aと対向している。
Therefore, in the input side small
そして入力側小径ストラップリング16は、5箇所の出力側凸部16BXの凸面が、その残りの1枚おきのベイン51の入力側切欠51Aの底にロー付けされ、5箇所の出力側凹部16BYの凹面を、入力側大径ストラップリング14が接続された1枚おきのベイン51の入力側切欠51Aの底から離隔させている。
The input side small-
このようにして陽極部50は、陽極10の内部の1枚おきのベイン51を入力側大径ストラップリング14によって短絡して、これら短絡した1枚おきのベイン51の電位を等しくしている。
In this way, in the
また陽極部50は、陽極10の内部の残りの1枚おきのベイン51を入力側小径ストラップリング16によって短絡して、これら短絡した残りの1枚おきのベイン51の電位を等しくしている。これにより陽極部50は、陰極部6の陰極25と共に共振器を形成している。
The
ところで、図9に示すように、各ベイン51は、それぞれ入力側切欠51Aの底の大径リング接続箇所及び小径リング接続箇所に位置決め溝51AX、51AYが形成されている。また各ベイン51は、位置決め溝51AX、51AY各々の深さが、出力側凸部14BX、16BXの厚み以下の所定の深さに選定されている。
By the way, as shown in FIG. 9, each
そして各ベイン51も、上述した第1の実施の形態の場合と同様に、実際には位置決め溝51AX、51AYに入力側大径ストラップリング14及び入力側小径ストラップリング16の出力側凸部14BX、16BXの少なくとも一部が挿入され、これら位置決め溝51AX、51AY内に、その出力側凸部14BX、16BXがロー付けされている。
As in the case of the first embodiment described above, each
ここまで説明したように、第2の実施の形態によるマグネトロンでは、入力側大径ストラップリング14及び入力側小径ストラップリング16をそれぞれ管軸TA1の方向へ凹凸状に形成している。
As described so far, in the magnetron according to the second embodiment, the input-side large-
そしてマグネトロンでは、陽極部50において、1枚おきのベイン51を入力側大径ストラップリング14の出力側凸部14BXに接続して短絡し、その入力側大径ストラップリング14を出力側凹部14BYにより、残りの1枚おきのベイン51から離隔させている。
In the magnetron, in the
またマグネトロンでは、陽極部50において、残りの1枚おきのベイン51を入力側小径ストラップリング16の出力側凸部16BXに接続して短絡し、その入力側小径ストラップリング16を出力側凹部16BYにより、入力側大径ストラップリング14に接続された1枚おきのベイン51から離隔させている。
In the magnetron, in the
よってマグネトロンでは、陽極部50が計2本の入力側大径ストラップリング14及び入力側小径ストラップリング16を備えるものの、その陽極部50が備える複数のベイン51を同一形状の1種類にすることができる。
Therefore, in the magnetron, the
このためマグネトロンでは、陽極10の内部に、1種類の複数のベイン51を管軸TA1の方向に対する向きを揃えて配置することができる。従ってマグネトロンでは、その製造時、陽極10内に複数のベイン51を配置するための設備を1種類だけにすることができる。
For this reason, in the magnetron, one type of the plurality of
これにより、係るマグネトロンでも、その製造時、1種類の設備により陽極10の内部に同一形状の複数のベイン51を全て同一の向きで配置させて、そのベイン配置工程を簡易化することができ、その結果、当該マグネトロンの製造性を向上させることができる。またマグネトロンでも、陽極10内への複数のベイン51の配置に用いる設備を1種類だけにし得るため、そのマグネトロンの製造に要する設備全体の規模を縮小して、その製造設備にかかるコストを削減することができる。
Thereby, even in such a magnetron, a plurality of
また従来の2本のストラップリングを備えるマグネトロンであれば、2種類のベインが備えられていた。このため、従来の2本のストラップリングを備えるマグネトロンでは、ベイン形成用の金型として、2種類のベインを形成するための金型が必要であった。 Further, in the case of a magnetron having two conventional strap rings, two types of vanes are provided. For this reason, in the magnetron provided with the conventional two strap rings, the metal mold | die for forming two types of vanes was required as a metal mold | die for vane formation.
これに対して第2の実施の形態によるマグネトロンでは、陽極部50が備える複数のベイン51を同一形状の1種類にすることができるため、ベイン形成用の金型を、1種類のベイン51を形成するための金型だけにすることができる。よって第2の実施の形態によるマグネトロンでは、ベイン形成用の金型を製作するためのコストと手間を削減することができる。
On the other hand, in the magnetron according to the second embodiment, since the plurality of
また従来の2本のストラップリングを備えるマグネトロンでは、ベイン形成用の金型が、2種類のベインを一括して形成可能なように製作されていた。しかしながら、第2の実施の形態によるマグネトロンでは、複数のベイン51を同一形状の1種類にし得る分、ベイン形成用の金型を、従来に比して小型化することができる。
In a conventional magnetron having two strap rings, a vane forming mold is manufactured so that two types of vanes can be formed in a lump. However, in the magnetron according to the second embodiment, since the plurality of
ところで、図10に示すように、従来の2本のストラップリング141、142を備えるマグネトロンでは、これら2本のストラップリング141、142が両端面を平坦にして形成されていた。 By the way, as shown in FIG. 10, in the conventional magnetron provided with two strap rings 141 and 142, these two strap rings 141 and 142 were formed with both end surfaces flat.
よって従来のマグネトロンでは、2本のストラップリング141、142を1枚おきのベイン144、及び残りの1枚おきのベイン143(図10には図示せず)に接続するために、これら各ベイン143、144の入力側の端部に少なくとも1段の段差を有する切欠144Aが形成されていた。
Therefore, in the conventional magnetron, each of the
これに対して第2の実施の形態によるマグネトロンでは、上述した第1の実施の形態の場合と同様に、入力側大径ストラップリング14及び入力側小径ストラップリング16の形状に応じて、各ベイン51の入力側の端部に、段差の全く無い四角形状の入力側切欠51Aを形成しても、これら入力側大径ストラップリング14及び入力側小径ストラップリング16を1枚おきのベイン51、及び残りの1枚おきのベイン51に接続することができる。
On the other hand, in the magnetron according to the second embodiment, each vane according to the shapes of the input side large
よって第2の実施の形態によるマグネトロンでも、各ベイン51の入力側切欠51Aの形状を、従来のベイン143、144に比して簡易化することができ、各ベイン51の形成時における入力側切欠51Aの寸法管理も、従来のベイン143、144の製造時に比して簡易化することができる。
Therefore, also in the magnetron according to the second embodiment, the shape of the input-
また、第2の実施の形態によるマグネトロンでも、各ベイン51の入力側切欠51Aの底の大径リング接続箇所及び小径リング接続箇所に位置決め溝51AX、51AYを形成するようにした。
In the magnetron according to the second embodiment, the positioning grooves 51AX and 51AY are formed in the large diameter ring connection portion and the small diameter ring connection portion on the bottom of the
よって第2の実施の形態によるマグネトロンでも、上述した第1の実施の形態の場合と同様に、その製造時、複数のベイン51の入力側切欠51Aの位置決め溝51AX、51AYに、入力側大径ストラップリング14及び入力側小径ストラップリング16の出力側凸部14BX、16BXを挿入させて容易に位置決めした状態で接続させることができる。これにより第2の実施の形態によるマグネトロンでも、製造時に、陽極部50の組立不良が発生することを防止することができる。
Therefore, also in the magnetron according to the second embodiment, as in the case of the first embodiment described above, at the time of manufacture, the positioning grooves 51AX and 51AY of the input-
なお、第1及び第2の実施の形態によるマグネトロン1では、計4本、又は計2本の入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17を備えるようにしたが、例えば、同一径の計2本のストラップリングや、同一径の2本のストラップリングと、これとは異なる径の1本のストラップリングとの計3本のストラップリング等のように、少なくとも2本以上のストラップリングを備えるようにしても良い。
In the magnetron 1 according to the first and second embodiments, a total of four or two input-side large-diameter strap rings 14, an output-side large-
また第1及び第2の実施の形態によるマグネトロン1では、入力側大径ストラップリング14、出力側大径ストラップリング15、入力側小径ストラップリング16及び出力側小径ストラップリング17を、凸面が平坦な入力側凸部15AX、17AXと出力側凸部14BX、16BXとを一周に亘り順次交互に位置させて管軸TA1の方向へ凹凸状に形成したが、例えば、図11に示すように、大径及び小径の少なくとも計2本以上のストラップリング55を、一周に亘り波形に変形させることで、入力側に突出する凸部55Aと出力側に突出する凸部55Bとを周方向に沿って順次交互に位置させて管軸TA1の方向へ凹凸状に形成するようにしても良い。
In the magnetron 1 according to the first and second embodiments, the input-side large-
さらに第1の実施の形態によるマグネトロン1では、陽極部5に、入力側切欠13A及び出力側切欠13Bの底に位置決め溝13AX、13AY、13BX、13BYを形成した複数のベイン13を備えるようにしたが、例えば、図12及び図13に示すように、マグネトロンの陽極部60に、入力側切欠13A及び出力側切欠13Bの底が位置決め溝を形成せずに平坦にされた複数のベイン61を備えるようにしても良い。
Furthermore, in the magnetron 1 according to the first embodiment, the
そして、係る構成は、第2の実施の形態によるマグネトロンの陽極部50にも適用可能であり、例えば、図14及び図15に示すように、陽極部62に、入力側切欠61Aの底が位置決め溝を形成せずに平坦にされた複数のベイン63を備えるようにしても良い。
Such a configuration can also be applied to the
また、図1乃至図15を用いて上述したマグネトロン1の構成は、一例であり、同様の機能を有する構成であれば、図1乃至図15を用いて説明した構成とは異なる構成にしても良い。 Further, the configuration of the magnetron 1 described above with reference to FIGS. 1 to 15 is an example, and a configuration different from the configuration described with reference to FIGS. 1 to 15 may be used as long as it has a similar function. good.
本発明は、電子レンジのようなマイクロ波加熱機器や他のマイクロ波利用機器に用いられるマグネトロンに利用することができる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used for a magnetron used in microwave heating equipment such as a microwave oven and other microwave using equipment.
1……マグネトロン、5、50、60、62……陽極部、10……陽極、13、51、61、63……ベイン、13A、51A、61A、63A……入力側切欠、13B、61B……出力側切欠、13AX、13AY、13BX、13BY、51AX、51AY……位置決め溝、14……入力側大径ストラップリング、14AX乃至17AX……入力側凸部、14AY乃至17AY……入力側凹み部、14BX乃至17BX……出力側凸部、14BY乃至17BY……出力側凹部、15……出力側大径ストラップリング、16……入力側小径ストラップリング、17……出力側小径ストラップリング17、55……ストラップリング、55A、55B……凸部、TA1……管軸。
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ...
Claims (6)
前記陽極の内部に前記管軸を中心にして放射状に配置され、それぞれ一方の端が前記陽極の内周面に接合されると共に、他方の端が遊端となる複数枚のベインと、
前記管軸の方向に凹凸状に形成され、1枚おきの前記ベインに接続されて当該1枚おきの前記ベイン同士を短絡させると、残りの1枚おきのベインに接続されて当該残りの1枚おきの前記ベイン同士を短絡させる少なくとも2本以上のストラップリングと
を具備することを特徴とするマグネトロン。 A cylindrical anode centered on the tube axis;
A plurality of vanes disposed radially inside the anode around the tube axis, each having one end joined to the inner peripheral surface of the anode and the other end being a free end;
When the vanes are formed in an uneven shape in the direction of the tube axis and are connected to every other vane and the other vanes are short-circuited, they are connected to the remaining vanes and the remaining one A magnetron comprising: at least two strap rings that short-circuit every other vane.
を具備することを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン。 Two different diameters connected to the other vane on one side and the other side along the tube axis, and the other vane on one side along the tube axis 2. The magnetron according to claim 1, comprising a total of four strap rings, two of which have different diameters connected to the other side.
を具備することを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン。 A total of two wires, one connected to every other vane on one side in the direction of the tube axis and one connected to the other vane on the other side in the direction of the tube axis. The magnetron according to claim 1, comprising the strap ring.
前記ストラップリングの接続箇所に、位置決め溝が形成された
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のマグネトロン。 The vane is
The magnetron according to any one of claims 1 to 3, wherein a positioning groove is formed at a connection portion of the strap ring.
前記ベインに接続される箇所が、当該ベインの厚みよりも長く平坦に形成された
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のマグネトロン。 The strap ring is
The magnetron according to any one of claims 1 to 4, wherein a portion connected to the vane is formed flat longer than a thickness of the vane.
前記管軸に沿った一方の側に突出する凸部と、前記管軸に沿った他方の側に突出する凸部とを周方向に沿って順次交互に位置させて、前記管軸の方向に前記凹凸状に形成された
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のマグネトロン。 The strap ring is
Convex portions projecting on one side along the tube axis and projecting portions projecting on the other side along the tube axis are alternately positioned along the circumferential direction in the direction of the tube axis. The magnetron according to any one of claims 1 to 5, wherein the magnetron is formed in an uneven shape.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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TWI749786B (en) * | 2020-09-25 | 2021-12-11 | 材賦國際有限公司 | Manufacturing equipment of low temperature formed liquid crystal alignment film and panel manufacturing process thereof |
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2013
- 2013-09-26 JP JP2013199381A patent/JP2015065111A/en active Pending
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