JP2015059512A - Hydraulic machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、水力機械に関する。 Embodiments described herein relate generally to a hydraulic machine.
図9は、一般的な水力機械の構造を示す縦断面図である。この水力機械は、フランシス水車に相当する。 FIG. 9 is a longitudinal sectional view showing the structure of a general hydraulic machine. This hydraulic machine is equivalent to a Francis turbine.
発電運転時には、水がケーシング1からステーベーン2およびガイドベーン3を通ってランナ4に流れ込む。ランナ4は、複数の羽根4aと、羽根4aに上側から接続されたクラウン4bと、羽根4aに下側から接続されたバンド4cとを備えている。ランナ4は、ケーシング1から流れ込んだ水により回転駆動され、この水の持つエネルギーを回転エネルギーに変換する。符号Rは、ランナ4の回転方向を示す。ランナ4を駆動させた水は、吸出し管5に流れ込み、放水路へと流出される。
During the power generation operation, water flows from the
ランナ4の回転エネルギーは、ランナ4と共に回転する主軸6を介して発電機7に伝達される。符号Zは、主軸6の回転軸を示す。ランナ4は、上カバー8と下カバー9との間に納められており、ランナ4の背面と上カバー8との間には、背圧室10と呼ばれる空間が存在している。
The rotational energy of the
図9の水力機械はさらに、ランナ4に隣接する背圧室10に開口されたパイプ入口11aと、吸出し管5の内部に開口されたパイプ出口11bとを有するバランスパイプ11を備えている。その結果、背圧室10と吸出し管5の内部がバランスパイプ11により連結されている。図9の水力機械は、1本のバランスパイプ11を備えているが、複数本のバランスパイプ11を備えていてもよい。
The hydraulic machine of FIG. 9 further includes a
図10は、一般的な水力機械のランナ周りの圧力分布を示す図である。 FIG. 10 is a diagram showing a pressure distribution around a runner of a general hydraulic machine.
水力機械においては、ランナ4の上側にかかる圧力と、ランナ4の下側にかかる圧力とのアンバランスがあると、軸方向のスラスト力(軸スラスト力)が発生する。通常は、ランナ4を押し下げる力F1が、ランナ4を押し上げる力F2よりも強いため、ランナ4には下向きの軸スラスト力がかかる。この軸スラスト力にあった容量のスラスト軸受けでランナ4を支持することで、水力機械の安定した運転が可能となる。しかしながら、下向きの軸スラスト力が大きい場合には、スラスト軸受けでの損失が大きくなるほか、容量の大きなスラスト軸受けが必要となることから水力機械の価格が高くなる。
In a hydraulic machine, if there is an imbalance between the pressure applied to the upper side of the
軸スラスト力を低減するため、背圧室10と吸出し管5の内部とを連結する1本以上のバランスパイプ11を設置し、背圧室10内の圧力を低下させることが考えられる。この場合、バランスパイプ11の口径や本数を増やしてバランスパイプ11の断面積を増大させることで、軸スラスト力は小さくなる。しかしながら、バランスパイプ11の断面積が過度に大きい場合、漏れ流量増加による水車効率の低下などが引き起こされるため、通常は、適切な断面積に調整されたバランスパイプ11が取り付けられている。
In order to reduce the axial thrust force, one or
また、バランスパイプ11を設置する場合には、水力機械を収容する建屋の構造上の制約を受ける。そのため、バランスパイプ11の口径や本数を増やすことには限界があり、バランスパイプ11による軸スラスト力の低減効果には限界がある。また、バランスパイプ11は通常、水力機械の設置時にコンクリートに埋設されてしまうため、埋設後や運転開始後にバランスパイプ11の口径や本数を増やすことは不可能なことが多い。
Moreover, when installing the
近年、既設の水力機械の改修時に、ランナ4にかかる軸スラスト力を低減したいという要求が発生することがある。しかしながら、上記の理由から、バランスパイプ11の口径や本数を増やすことで軸スラスト力を低減することは不可能なことが多い。これを解決する方法として、バランスパイプ11内の流量を増大させるために、パイプ出口11b付近に、吸出し管5内の水の流速を増加させる整流装置を設ける方法がある。しかしながら、この方法においては、比較的大きな板を吸出し管5に取り付ける必要がある。
In recent years, there is a case where a request to reduce the axial thrust force applied to the
本発明は、バランスパイプの口径や本数の増大によらずに、ランナにかかる軸スラスト力を低減可能な水力機械を提供することを課題とする。 An object of the present invention is to provide a hydraulic machine capable of reducing the axial thrust force applied to the runner without increasing the diameter or number of balance pipes.
一の実施形態によれば、水力機械は、ケーシングから流れ込んだ水の持つエネルギーを回転エネルギーに変換するランナと、前記ランナの前記回転エネルギーを発電機に伝達する主軸と、前記ランナを駆動させた前記水が流れ込む吸出し管とを備える。さらに、前記機械は、前記ランナに隣接する背圧室に開口された第1の開口部と、前記吸出し管の内部に開口された第2の開口部とを有するバランスパイプを備える。さらに、前記機械は、前記吸出し管の内部において前記第2の開口部付近に設けられ、前記第2の開口部付近に前記水の渦を発生させて前記背圧室内の圧力を調整する圧力調整機構を備える。 According to one embodiment, the hydraulic machine drives a runner that converts energy of water flowing from the casing into rotational energy, a main shaft that transmits the rotational energy of the runner to a generator, and the runner. A suction pipe into which the water flows. Further, the machine includes a balance pipe having a first opening opened in a back pressure chamber adjacent to the runner and a second opening opened inside the suction pipe. Further, the machine is provided near the second opening inside the suction pipe, and adjusts the pressure in the back pressure chamber by generating a vortex of the water near the second opening. Provide mechanism.
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。本明細書中で参照する図面において、同一または類似の構成には同一の符号を付しており、重複する説明は省略する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the drawings referred to in this specification, the same or similar components are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の水力機械の構造を示す縦断面図である。この水力機械は、フランシス水車に相当する。
(First embodiment)
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing the structure of the hydraulic machine according to the first embodiment. This hydraulic machine is equivalent to a Francis turbine.
この水力機械は、ケーシング1と、ステーベーン2と、ガイドベーン3と、複数の羽根4a、クラウン4b、およびバンド4cを有するランナ4と、吸出し管5と、主軸6と、発電機7と、上カバー8と、下カバー9と、背圧室10とを備えている。
This hydraulic machine includes a
この水力機械はさらに、ランナ4に隣接する背圧室10に開口されたパイプ入口11aと、吸出し管5の内部に開口されたパイプ出口11bとを有するバランスパイプ11を備えている。パイプ入口11aとパイプ出口11bはそれぞれ、第1、第2の開口部の例である。
The hydraulic machine further includes a
この水力機械はさらに、吸出し管5の内部においてパイプ出口11b付近に設けられた圧力調整機構12を備えている。本実施形態の圧力調整機構12は、吸出し管5の内壁面から突起した突起物であり、パイプ出口11bの上流側に配置されている。圧力調整機構12は、水力機械の新設時にあらかじめ取り付けられていてもよいし、水力機械の改修時に取り付けられてもよい。圧力調整機構12の詳細については後述する。
The hydraulic machine further includes a
図2は、第1実施形態の水力機械の構造を示す拡大縦断面図である。図2(a)は、圧力調整機構12を図1のA方向に見た断面図であり、図2(b)は、圧力調整機構12を図1と同一の視点から見た断面図である。
FIG. 2 is an enlarged longitudinal sectional view showing the structure of the hydraulic machine according to the first embodiment. 2A is a cross-sectional view of the
X軸は、ランナ4の回転方向に平行な方向を示す。+X方向は、ランナ4の回転方向に相当し、−X方向は、ランナ4の回転方向の逆方向に相当する。また、Y軸は、主軸6の回転軸Zに平行な方向を示す。+Y方向は、回転軸Zに平行に下流側から上流側に向かう方向であり、−Y方向は、回転軸Zに平行に上流側から下流側に向かう方向である。
The X axis indicates a direction parallel to the rotation direction of the
本実施形態の圧力調整機構12は、板状の形状を有しており、圧力調整機構12に平行な平面Eは、Y軸に対して傾斜している。符号θは、平面Eの−Y方向に対する傾斜角度を示す。本実施形態の傾斜角度θは、45度から110度に設定されている(傾斜角度θの正方向は、+X方向とする)。すなわち、圧力調整機構12に平行な平面Eは、回転軸Zに平行に上流側から下流側に向かう方向(−Y方向)に対し、ランナ4の回転方向(+X方向)に45度から110度傾斜している。傾斜角度θの詳細については後述する。
The
本実施形態の圧力調整機構12は、図2(b)に示すように、パイプ出口11b付近に水の渦を発生させて背圧室10内の圧力を調整することが可能である。以下、本実施形態の圧力調整機構12の機能について説明する。
As shown in FIG. 2B, the
一般的な水力機械の通常の運転においては、ランナ4を押し下げる力が、ランナ4を押し上げる力よりも強いため、ランナ4に下向きの軸スラスト力がかかる。この軸スラスト力に大きな影響を与えるのは、背圧室10内の圧力である。背圧室10内の圧力を低下させることができれば、軸スラスト力を低減することができる。
In a normal operation of a general hydraulic machine, since the force for pushing down the
一方、バランスパイプ11は、背圧室10と吸出し管5の内部とを連通するように設置されている。よって、パイプ出口11b付近の圧力を低下させることができれば、背圧室10内の圧力を低下させ、軸スラスト力を低減することができる。
On the other hand, the
そこで、本実施形態においては、吸出し管5の内部におけるパイプ出口11b付近に、圧力調整機構12が設けられている。圧力調整機構12に水流が当たると、圧力調整機構12の下流側に渦が発生する。この渦の中心部の圧力は周囲の圧力よりも低いため、圧力調整機構12の下流側では圧力が低下する。場合によっては、圧力調整機構12の下流側の圧力は、キャビテーションが発生するほど低下する。
Therefore, in the present embodiment, the
本実施形態の圧力調整機構12は、パイプ出口11b付近において、パイプ出口11bの上流側に配置されている。そのため、上記の渦は、パイプ出口11b付近に発生する。よって、この渦による圧力低下の影響で、パイプ出口11b付近の圧力が低下する。その結果、背圧室10内の圧力が低下し、軸スラスト力が低減される。
The
符号Dは、パイプ出口11bの直径を示し、符号Lは、圧力調整機構12のXY平面に平行な方向の長さを示す。圧力調整機構12の長さLは、パイプ出口11bの直径Dよりも長いことが望ましいが、パイプ出口11bの直径Dに比べ長すぎないことが望ましい。理由は、長さLが短すぎると、十分な大きさの渦が発生せず、長さLが長すぎると、圧力調整機構12が水流の妨げになるからである。
Reference symbol D indicates the diameter of the
符号Kは、主軸6の回転軸Zに垂直な方向を示す。本実施形態の圧力調整機構12は、XY平面に平行な方向とK方向とに延びる板状の形状を有している。
A symbol K indicates a direction perpendicular to the rotation axis Z of the
図3は、第1実施形態の水力機械の小流量運転時、設計点近傍、大流量運転時における吸出し管5内の水流を示す縦断面図である。
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a water flow in the
水力機械が設計点近傍で運転している場合には、吸出し管5内の水流の流速は旋回成分をほとんど持たず、鉛直方向に水が流れる(図3(b)参照)。一方、水力機械が設計点よりも大流量側で運転している場合には、吸出し管5内の水はランナ4の回転方向と逆方向に旋回して流れる(図3(c)参照)。また、水力機械が設計点よりも小流量側で運転している場合には、吸出し管5内の水はランナ4の回転方向と同方向に旋回して流れる(図3(a)参照)。このように、吸出し管5内の水流は、水力機械の運転状態に応じて変化する。これは、一般的な水力機械においても同様である。
When the hydraulic machine is operating near the design point, the flow velocity of the water flow in the
図4は、一般的な水力機械における流量と流れ角度との関係を示すグラフであり、図5は、一般的な水力機械における流量と軸スラスト力との関係を示すグラフである。 FIG. 4 is a graph showing the relationship between the flow rate and the flow angle in a general hydraulic machine, and FIG. 5 is a graph showing the relationship between the flow rate and the axial thrust force in a general hydraulic machine.
図4と図5の横軸は、水力機械が設計点近傍で運転している際の吸出し管5内の水流の流量を1とした場合の相対流量を示す。また、図4と図5の縦軸は、水力機械にバランスパイプ11が設置されている場合の、パイプ出口11b付近における流れ角度と、ランナ4にかかる軸スラスト力を示す。
4 and 5 show relative flow rates when the flow rate of the water flow in the
相対流量が1よりも小さい小流量運転時には、流れ角度も軸スラスト力も小さく、流量が大きくなるに従い、流れ角度も軸スラスト力も増加していく。しかしながら、流量が設計点流量よりも大きくなると(すなわち、相対流量が1よりも大きくなると)、軸スラスト力は徐々に減少していく。 When the relative flow rate is smaller than 1, the flow angle and the axial thrust force are small. As the flow rate increases, the flow angle and the axial thrust force increase. However, when the flow rate becomes larger than the design point flow rate (that is, when the relative flow rate becomes larger than 1), the axial thrust force gradually decreases.
本実施形態の圧力調整機構12は、軸スラスト力が大きい運転時にパイプ出口11b付近の圧力が低下するように設置することが望ましい。図5によれば、相対流量が0.55よりも大きい場合に軸スラスト力が大きい。また、図4によれば、相対流量が0.55よりも大きい場合、流れ角度は45度〜110度程度である。
The
よって、本実施形態においては、流れ角度が45度〜110度の水流に対して圧力調整機構12が対向するように、圧力調整機構12の傾斜角度θが45度〜110度に設定されている。
Therefore, in this embodiment, the inclination angle θ of the
その結果、水力機械が設計点近傍や大流量で運転している場合に、水流が圧力調整機構12に当たりやすくなり、軸スラスト力が大きい場合にパイプ出口11b付近の圧力を低下させることができる。また、流れ角度が45度よりも小さい小流量運転時においては、水がおおむね圧力調整機構12に沿って流れるため、圧力調整機構12による損失の発生を抑制することができる。
As a result, when the hydraulic machine is operating near the design point or at a large flow rate, the water flow easily hits the
図6は、第1実施形態の水力機械における流量と軸スラスト力との関係を示すグラフである。 FIG. 6 is a graph showing the relationship between the flow rate and the axial thrust force in the hydraulic machine of the first embodiment.
曲線C1は、圧力調整機構12を設置しない場合の軸スラスト力を示す。また、曲線C2は、圧力調整機構12を設置した場合の軸スラスト力を示す。曲線C2の場合、圧力調整機構12の傾斜角度θは、45度〜110度に設定した。図6によれば、軸スラスト力が大きい運転時に、圧力調整機構12を設置した場合の軸スラスト力が、圧力調整機構12を設置しない場合の軸スラスト力よりも低減されていることが分かる。
A curve C 1 shows the axial thrust force when the
図3(a)は、小流量運転時における吸出し管5内の水流を示す。本運転時においては、水流の方向がおおむね圧力調整機構12に平行である。よって、水が圧力調整機構12に沿って流れるため、パイプ出口11b付近での圧力低下はほとんど生じない。
FIG. 3A shows the water flow in the
図3(b)は、水力機械が設計点近傍で運転している場合の吸出し管5内の水流を示す。本運転時においては、水流が若干の旋回速度成分を持っている。しかしながら、水が大きな流れ角度で流れているため、圧力調整機構12の下流側で圧力が低下する。
FIG. 3B shows the water flow in the
図3(c)は、大流量運転時における吸出し管5内の水流を示す。本運転時においては、水流がランナ4の回転方向と逆方向の旋回速度成分を持っている。よって、水が圧力調整機構12に対向するように流れるため、圧力調整機構12の下流側で圧力が低下する。
FIG.3 (c) shows the water flow in the
以上のように、本実施形態の水力機械は、吸出し管5の内部においてパイプ出口11b付近に設けられ、パイプ出口11b付近に水の渦を発生させて背圧室10内の圧力を調整する圧力調整機構12を備えている。よって、本実施形態によれば、バランスパイプ11の口径や本数の増大によらずに、ランナ4にかかる軸スラスト力を低減することが可能となる。例えば、本実施形態によれば、水力機械の改修時に圧力調整機構12を取り付けるという簡単な施工により、既設の水力機械の軸スラスト力を低減することができる。
As described above, the hydraulic machine of the present embodiment is provided in the vicinity of the
また、本実施形態の圧力調整機構12は、回転軸Zに平行な方向に対して傾斜して配置されており、具体的には、傾斜角度θが45度〜110度に設定されている。よって、本実施形態によれば、軸スラスト力の大きな運転状態で軸スラスト力を低減しつつ、軸スラスト力の小さな運転状態で損失の発生を抑制することが可能となる。
In addition, the
図1の符号S1、S2は、吸出し管5の外周側と内周側の外壁面を示す。また、図1の符号S3は、これらの面S1、S2の間に位置する外壁面を示す。本実施形態のバランスパイプ11は、外壁面S1付近に設けられているが、外壁面S2付近や外壁面S3付近に設けられていてもよい。また、本実施形態の水力機械は、1本のバランスパイプ11を備えているが、複数本のバランスパイプ11を備えていてもよい。
Symbols S 1 and S 2 in FIG. 1 indicate outer wall surfaces on the outer peripheral side and inner peripheral side of the
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態の水力機械の構造を示す縦断面図である。図7(a)は、圧力調整機構12を図1のA方向に見た断面図であり、図7(b)は、圧力調整機構12を図1と同一の視点から見た断面図である。
(Second Embodiment)
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing the structure of the hydraulic machine according to the second embodiment. 7A is a cross-sectional view of the
本実施形態の圧力調整機構12は、第1実施形態と同様に、吸出し管5の内壁面から突起した突起物であり、パイプ出口11bの上流側に配置されている。ただし、本実施形態の圧力調整機構12は、パイプ出口11bに沿うように湾曲した形状を有しており、具体的には、管状の部材を半分に切断した形状を有している。
Similar to the first embodiment, the
本実施形態の圧力調整機構12は、湾曲した形状を有しているため、様々な流れ角度の水流に対して圧力調整機構12が対向することとなる。よって、本実施形態によれば、ランナ4にかかる軸スラスト力を効果的に低減することが可能となる。
Since the
また、本実施形態の圧力調整機構12は、図7(a)に示す矢印P1のように、パイプ出口11bの周方向に回転可能に構成されている。このような構造は例えば、パイプ出口11bの周囲に圧力調整機構12の移動用のレールを設け、圧力調整機構12に駆動部や遠隔操作部を設けることで実現可能である。本実施形態によれば、軸スラスト力を低減する必要がない場合に、軸スラスト力の低減量が小さくなる位置に圧力調整機構12を移動させることが可能となる。
The
また、本実施形態の圧力調整機構12は、図7(b)に示す矢印P2のように、回転軸Zに垂直なK方向の長さが変化するように伸縮可能に構成されている。すなわち、圧力調整機構12が伸縮することにより、圧力調整機構12のK方向の長さが増加または減少する。本実施形態によれば、軸スラスト力を低減する必要がない場合に、軸スラスト力の低減量が小さくなる長さに圧力調整機構12の長さを短縮することが可能となる。
The
図8は、第2実施形態の変形例の水力機械の構造を示す縦断面図である。図8(a)は、圧力調整機構12を図1のA方向に見た断面図であり、図8(b)は、圧力調整機構12を図1と同一の視点から見た断面図である。
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing the structure of a hydraulic machine according to a modification of the second embodiment. 8A is a cross-sectional view of the
本変形例の圧力調整機構12は、第1実施形態と同様に、吸出し管5の内壁面から突起した突起物である。ただし、本変形例の圧力調整機構12は、パイプ出口11bを包囲する管状の形状を有している。本変形例によれば、様々な流れ角度の水流に対して圧力調整機構12が対向することで、ランナ4にかかる軸スラスト力を効果的に低減することが可能となる。
The
また、本変形例の圧力調整機構12は、回転軸Zに垂直なK方向の長さが、パイプ出口11bの上流側部分12aと下流側部分12bとで異なっている。具体的には、圧力調整機構12の下流側部分12bのK方向の長さが、圧力調整機構12の上流側部分12aのK方向の長さよりも短く設定されている。これにより、図8の圧力調整機構12に、図7の圧力調整機構12と同様の機能を与えることが可能となる。
Further, in the
本変形例の圧力調整機構12の先端面は、K方向に対し非垂直な平面となっている。符号φは、K方向に対する圧力調整機構12の先端面の角度を示す。本変形例の角度φは、45度以下に設定されている。これにより、図8の圧力調整機構12の形状を、図7の圧力調整機構12の形状に近づけることが可能となる。
The front end surface of the
本変形例の圧力調整機構12は、図8(a)に示す矢印P1のように、パイプ出口11bの周方向に回転可能に構成されている。また、本変形例の圧力調整機構12は、図8(b)に示す矢印P2のように、回転軸Zに垂直なK方向の長さが変化するように伸縮可能に構成されている。
The
なお、矢印P1のように回転可能な構造や、矢印P2のように伸縮可能な構造は、第1実施形態の圧力調整機構12にも適用可能である。
Note that the rotatable structure as indicated by the arrow P 1 and the expandable and contractable structure as indicated by the arrow P 2 are also applicable to the
以上のように、本実施形態の水力機械は、吸出し管5の内部においてパイプ出口11b付近に設けられ、パイプ出口11b付近に水の渦を発生させて背圧室10内の圧力を調整する圧力調整機構12を備えている。よって、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、バランスパイプ11の口径や本数の増大によらずに、ランナ4にかかる軸スラスト力を低減することが可能となる。
As described above, the hydraulic machine of the present embodiment is provided in the vicinity of the
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な機械は、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した機械の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。 Although several embodiments have been described above, these embodiments are presented as examples only and are not intended to limit the scope of the invention. The novel machine described herein can be implemented in a variety of other forms. In addition, various omissions, substitutions, and changes can be made to the machine configuration described in the present specification without departing from the scope of the invention. The appended claims and their equivalents are intended to include such forms and modifications as fall within the scope and spirit of the invention.
1:ケーシング、2:ステーベーン、3:ガイドベーン、
4:ランナ、4a:羽根、4b:クラウン、4c:バンド、5:吸出し管、
6:主軸、7:発電機、8:上カバー、9:下カバー、10:背圧室、
11:バランスパイプ、11a:パイプ入口、11b:パイプ出口、
12:圧力調整機構、12a:上流側部分、12b:下流側部分
1: casing, 2: stay vane, 3: guide vane,
4: runner, 4a: blade, 4b: crown, 4c: band, 5: suction pipe,
6: main shaft, 7: generator, 8: upper cover, 9: lower cover, 10: back pressure chamber,
11: Balance pipe, 11a: Pipe inlet, 11b: Pipe outlet,
12: Pressure adjustment mechanism, 12a: Upstream portion, 12b: Downstream portion
Claims (7)
前記ランナの前記回転エネルギーを発電機に伝達する主軸と、
前記ランナを駆動させた前記水が流れ込む吸出し管と、
前記ランナに隣接する背圧室に開口された第1の開口部と、前記吸出し管の内部に開口された第2の開口部とを有するバランスパイプと、
前記吸出し管の内部において前記第2の開口部付近に設けられ、前記第2の開口部付近に前記水の渦を発生させて前記背圧室内の圧力を調整する圧力調整機構と、
を備える水力機械。 A runner that converts the energy of water flowing from the casing into rotational energy;
A main shaft that transmits the rotational energy of the runner to a generator;
A suction pipe into which the water that has driven the runner flows;
A balance pipe having a first opening opened in a back pressure chamber adjacent to the runner, and a second opening opened in the suction pipe;
A pressure adjusting mechanism provided in the vicinity of the second opening in the suction pipe, for adjusting the pressure in the back pressure chamber by generating a vortex of the water in the vicinity of the second opening;
With hydraulic machine.
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