JP2015056902A - Cmos固体撮像素子及び圧縮センシング方法 - Google Patents

Cmos固体撮像素子及び圧縮センシング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】圧縮センシングを実現するCMOS固体撮像素子及び圧縮センシング方法の提供。
【解決手段】被写体の輝度に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素を備え、複数の画素に蓄積された信号電荷に基づく出力値を読み出して画像信号を生成するCMOS固体撮像素子において、複数の画素からなる画素群により、出力値を読み出す構成単位を規定してあり、構成単位に含まれる複数の画素からランダムに選択した1又は複数の画素の出力値に基づいて、信号電荷の蓄積期間中に単一の出力値を読み出すための回路を備える。
【選択図】図1

Description

本願は、CMOS固体撮像素子に関し、特に圧縮センシングの実行を目的としたCMOS固体撮像素子及び圧縮センシング方法に関する。
CMOS固体撮像素子は、一般に、列方向及び行方向に配置した多数の画素を含んでいる。各画素は、反転モードの中で使用され、光を受光したことに伴う光電流により放出される接合容量を備えたフォトダイオードを有する。画素が受光する輝度レベルの計測は、選択した時刻(例えば、フォトダイオードのチャージにより画素がリセットされる前後に存在する蓄積期間の終了時刻)においてフォトダイオードの両端電圧を示す値を計測することにより実施される。
従来では、画像取得フェーズにおいて、センサの各画素から、蓄積期間中に画素が受光した輝度レベルを代表する出力値が読み出され、デジタル化された後にデジタル形式の信号として蓄積される。センサの下流側で蓄積又は処理されるデジタルデータのデータ量を減少させるために、画像取得フェーズは、デジタル画像を圧縮するフェーズの後段に設けられることが多い。
Emmanuel J. Candes著、「圧縮センシング入門(An Introduction To Compressive Sensing)」 M. R. Dadkhah著、「CMOSイメージセンサにおけるブロックベースの圧縮センシング(Block-Based Compressive Sensing in a CMOS Image Sensor)」 大池 祐輔著、「列単位ΣΔADCを用いたCMOSイメージセンサ及びプログラム可能な圧縮センシング」
デジタル画像の圧縮フェーズに続いてデジタル画像全体を取得する従来方式にはいくつかの短所がある。特に、デジタル画像全体を取得することは比較的時間を要し、画像取得速度を向上させることは困難である。さらに、デジタル画像全体を取得する場合、センサの読出回路及びアナログ/デジタル変換回路により比較的高い消費電力が要求される。さらに、デジタル画像の圧縮のフェーズは比較的複雑な計算を含むため、例えばセンサと同じチップ上で、センサ出力に対する圧縮を実行する専用のデジタル信号処理ユニットを設ける必要があるかもしれない。
これらの様々な短所は、画像の取得及び圧縮に関して著しい制約を備えたシステムにおいて、処理速度及び/又は消費電力に関する問題を引き起こす。
部分的にこれらの短所を克服することを試みるために、いわゆる圧縮センシング法が既に提供されている。ここで、圧縮フェーズは画像取得フェーズと結合され、アナログ/デジタル変換器の上流側にアナログ・モードで実行される。
圧縮センシング法では、各画素から個別に輝度レベルに応じた出力値を読み出し、デジタル化する代わりに、それぞれが複数の画素からなる構成単位(例えば、全画素または複数の画素によるサブセット)に基づく非干渉の計測を実行させることで、画像の取得及び
同時的な圧縮を可能としている。
計測はそれぞれ、構成単位の異なる画素における輝度レベルの重み付き和である。重み係数はランダムに生成される。重み付き和の演算を容易に実行するために、重み係数は0又は1のバイナリ値であってもよい。圧縮効果を得るために、センサで実施される計測の総数は、センサ画素の総数より少ない。特に、より少ないデータがセンサにより読み出され、デジタル化されることにより、取得に要した画像取得時間と消費電力とを減少させることが可能となる。さらに、画像取得の後に続くデジタル圧縮処理は減少するか又は抑えられるかもしれない。原画像は、圧縮画像および画像取得で使用された重み係数の配列から再構成することができる。このような再構成は、例えば離散コサイン基底又はウェーブレット基底などの特定の分解基底における原画像のスパースを用いる。
圧縮センシング理論は、例えば、非特許文献1等の文献により詳細に議論されている。更に、圧縮センシングを用いたCMOSイメージセンサは、非特許文献2及び非特許文献3の文献に記載されている。
しかしながら、圧縮センシング法を実現することができ、従来のセンサの一側面を少なくとも改良したCMOSイメージセンサが必要である。特に、より高い画像取得速度及び/又は低消費電力を実現するCMOSイメージセンサ、及び/又は従来より回路規模が小さいCMOSイメージセンサが必要である。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、構成単位における画素の出力値に係るスナップショットを保持したり、出力値に関する演算を並列で計算するための付加的な回路及びルーチンを用意することなく、圧縮画像を高速に取得できるCMOS固体撮像素子及び圧縮センシング方法を提供することを目的とする。
1つの実施形態が提供するCMOS固体撮像素子は、被写体の輝度に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素を備え、該複数の画素に蓄積された信号電荷に基づく出力値を読み出して画像信号を生成するCMOS固体撮像素子において、複数の画素からなる画素群により、出力値を読み出す構成単位を規定してあり、前記構成単位に含まれる複数の画素からランダムに選択した1又は複数の画素の出力値に基づいて、信号電荷の蓄積期間中に単一の出力値を読み出すための回路を備える。
一形態によれば、同一の構成単位に含まれる各画素の蓄積期間は時間的に共通している。
一形態によれば、前記単一の出力値は、前記構成単位における選択された1又は複数の画素の出力値の合計を表す。
一形態によれば、同一の構成単位における全ての画素は、同一の信号線に接続されている。
一形態によれば、1つの構成単位における複数の画素は同時的にアクティブとなり、アクティブとなった画素の出力値の合計を表す量は、前記構成単位の各画素に共通する信号線から読み出される。
一形態によれば、前記合計を表す量は電流値である。
一形態によれば、前記信号線の夫々は、前記合計を表す量を読み出す読出回路に接続さ
れている。
一形態によれば、異なる構成単位の画素は、異なる信号線に接続されている。
一形態によれば、前記画素がマトリクス状に配置された画素アレイ部を有し、同一の構成単位の全ての画素は、前記画素アレイ部の同一の列に属する。
一形態によれば、前記画素アレイ部の各列は、個別に構成単位を備える。
一形態によれば、各構成単位の画素を列方向に沿って均等に分布してある。
一形態によれば、同一列の全ての画素は同一の信号線に接続されている。
一形態によれば、前記画素はアクティブ画素であり、夫々がフォトダイオードとMOSトランジスタにより構成される出力アンプとを備える。
一形態によれば、各画素は、1つのフォトダイオードと3つのMOSトランジスタとを備える。
一形態によれば、疑似乱数によるバイナリ値を生成する乱数生成回路と、該乱数生成回路が生成したバイナリ値に基づき、前記構成単位における1又は複数の画素をランダムに選択する制御回路とを備える。
一形態によれば、前記乱数生成回路は、前記出力値の期待値を減少させるようにしてある。
一形態によれば、各構成単位に対して、夫々異なる蓄積期間に対応した少なくとも2つの出力値を読み出す動作を実行する際に、該少なくとも2つの出力値を読み出す動作間で、画素のリセットを行わない。
1つの実施形態が提供する圧縮センシング方法は、被写体の輝度に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素を備えたCMOS固体撮像素子により画像をセンシングする方法において、複数の画素からなる画素群により、出力値を読み出す構成単位を規定し、前記構成単位に含まれる複数の画素からランダムに選択した1又は複数の画素の出力値に基づいて、信号電荷の蓄積期間中に単一の出力値を読み出す。
一形態によれば、各構成単位に対して、夫々異なる蓄積期間に対応した少なくとも2つの出力値を読み出す動作を実行する際に、該少なくとも2つの出力値を読み出す動作間で、画素のリセットを行わない。
一形態によれば、同一の構成単位に含まれる各画素の蓄積期間は時間的に共通している。
本願によれば、構成単位における画素の出力値に係るスナップショットを保持したり、出力値に関する演算を並列で計算するための付加的な回路及びルーチンを用意することなく、圧縮画像を高速に取得できる。
圧縮センシング法を実現するCMOSイメージセンサの実施形態を模式的に示すブロック図である。 センサが備える画素の詳細を示す回路図である。 センサが備える画素の詳細を示す回路図である。 図1のセンサにより実行される圧縮センシング法の一例を説明するタイミングチャートである。 図1のセンサにより実行される圧縮センシング法の他の例を説明するタイミングチャートである。 図1のセンサで用いることができる疑似乱数生成回路を模式的に示すブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。以下では、明確化のために、同一の構成要素には異なる図面上で同一の参照符号が付されるものとする。また、以下の実施形態を理解するために有用である構成要素のみを詳述することとする。特に、圧縮センシング法によって取得した画像から非圧縮の画像を再構成する方法及び装置については、詳細には記述しない。以下で説明する本実施の形態の圧縮センシング装置及び方法は、圧縮センシング手法を用いた一般の再構成方法及び装置に適用可能である。
従来、圧縮センシングを用いたCMOSイメージセンサの設計では、アレイは、構成単位を定義する同一次元の複数のサブアレイに分割される。画像を取得する際に、各構成単位に複数の異なる計測を提供する。すなわち、重み係数の異なるセットを持つ構成要素の画素の出力値について重み付き和を複数算出する。
これを達成するために、一時的に同じ画素値に基づいた異なる計測を連続的に行なうことができるように、構成単位における画素の出力値のスナップを格納する構成としてもよい。CMOS画素の出力値は、一般に時間と共に永久的に変化するものである。また、スナップショットの格納は、ある1つの構成単位で実行された異なる計測がその構成単位の画素の同じ出力値に起因するものであることの確認を可能にする。このような解決方法は、例えば、前述の非特許文献2に記載されている。
しかしながら、そのような解決方法は、構成単位に含まれる画素についてアナログ出力値のスナップショットを一時的に計測するために、回路規模及びコストが上昇し、無視できない消費電力があるという短所を含んでいる。
変形例として、構成単位の画素の出力値のスナップを格納するのではなく、並行して(同時的に)、異なる重み係数により、構成単位の画素の出力値の多くの加重和を計算することを可能にするアーキテクチャを提供する。
このような解決方法は、例えば、非特許文献3に開示されている。
しかしながら、この解決方法は、あるリソースを複数回複製することを含んでいること、重み付き和を演算する回路、構成単位における各画素と重み付き和を演算する回路を接続する接続経路、重み係数生成回路と重み付き和を演算する回路と接続する接続経路といったリソースを複数回重複するという短所を含んでいる。
より一般には、圧縮センシング法を実現する既存のCMOS固体撮像素子のアーキテクチャの短所は、非圧縮センシングを用いる標準のCMOS固体撮像素子と比較して、付加的な回路が、センサの容積及び/又は消費電力を著しく増加させることである。このことは、圧縮センシングによって享受する利益を部分的に減少させている。さらに、ある適用
では、圧縮センシングを使用して、既存のCMOS固体撮像素子のアーキテクチャに関してさらに画像取得時間を減少させることが望ましい。
図1は、圧縮センシング法を実現するCMOSイメージセンサ100の実施形態を模式的に示すブロック図である。この例において、CMOSイメージセンサ100(以下、単にセンサ100いう)は、圧縮センシング法だけでなく、非圧縮画像全体を取得する方法を実現する。
センサ100は、アレイ103に配置された複数の個別の画素101を備える。図1に示す例では、説明のために、アレイ103は、図面上で上側から下側に参照符号R1 〜R16を付した16個の行と、図面上で左側から右側に参照符号C1 〜C16を付した16個の列とを含む。すなわち、アレイ103は、256個の画素101,101,…を有する。以下に記載する実施の形態は、他の大きさを有するアレイにも適用できることは勿論のことである。
実施の形態の一側面によれば、画素100は能動的な画素であり、各画素100は光検出器及びMOSトランジスタに基づく出力増幅器を備える。能動的な画素を有するセンサを用いることは、受動的な画素を有するセンサ(すなわち、各画素が光検出器を備えるが、出力増幅器を備えていないセンサ)と比較して、低ノイズの画像を取得できるという利点を有する。
図2A及び図2Bは、センサ100が備える画素101の詳細を示す回路図である。図2Aは、非圧縮画像全体を取得する方法の一例を実現するように構成されたセンサ100における画素101を示し、図2Bは、圧縮画像センシングの一例を実現するセンサ100における画素101を示している。
図2A及び図2Bにおける画素101は、この分野で3T画素と呼ばれるタイプの画素であり、光検出器(すなわち、この例ではフォトダイオード201)と、3つのMOSトランジスタ(すなわち、この例ではNチャンネル型トランジスタ203,205,207)を備える。フォトダイオード201のアノードは、例えば接地などの低基準電圧のノードGNDに接続され、フォトダイオード201のカソードは、画素101の蓄積ノードK(以下、ノードKともいう)に接続される。トランジスタ203又はリセット・トランジスタは、画素バイアス電圧が印加されるノードPにノードKを接続する。そして、トランジスタ205及び207は、ノードKを複数の画素101,101,…に共通の信号線211に接続する。トランジスタ205は、ノードKに接続されたゲート、ノードPに接続された第1導通ノード(印加されるバイアスに応じてソース又はドレイン)、及びトランジスタ207又は読み出しトランジスタを介して信号線211に接続された第2導通ノード(印加されるバイアスに応じてドレイン又はソース)を備える。動作中に、画素101は、それぞれトランジスタ203,207のゲートに印加される制御信号RST,RSを受信する。
画素101をリセットするフェーズでは、ノードPの電圧にノードKの電圧のリセットを生じさせ、トランジスタ203をオン(この例では、信号RSTがハイ状態)にしてもよい。
リセットフェーズの後の画素101の蓄積フェーズの間、蓄積ノードKを切り離すために、トランジスタ203,207をオフ(この例では、信号RST,RSが共にロー状態)に維持してもよい。光の作用によりフォトダイオード201で生じた電荷は、ノードKの電圧を徐々に低下させる。
積算フェーズの終了時で画素101の出力値を取得するフェーズでは、画素101の信号線211からノードKの電圧を示す値の読み出しを可能とするために、トランジスタ203をオフ(信号RSTがロー状態)、かつ、トランジスタ207をオン(信号RSがハイ状態)に維持してもよい。
図2Aの例では、センサ100が非圧縮の画像全体を取得するように構成されている場合、画素101は、画素101の出力電圧値をセンサ100の信号線211から読み出すことができるように構成される。これを実現するために、各画素101において、ノードPは、低基準電圧GNDより高い高基準電圧VDD(例えば、センサ100における高供給電圧)に設定され、画素101の信号線211は、図に示していないバイアス回路を介して低基準電圧(例えば、電圧GND)に連結される。このようにして、トランジスタ205はソースフォロアとして動作するようになる。ノードKの電圧変化は、トランジスタ205,207に共通にノードに伝達し、トランジスタ207がオン状態の場合には画素101の信号線211に伝達する。画素101の出力値は、信号線211の電圧VOUT を読み出すことによって得られる。
図2Bの例では、センサ100が圧縮画像センシングの方法を実現するように構成されている場合、画素101は、センサ100の信号線211上の画素101から出力電流値を読み出すことができるように構成されている。これを実現するために、ノードPは、第1バイアス電圧VPOL-に設定され、画素101の信号線211は、電圧VPOL-より高い第2バイアス電圧VPOL+に連結される。電圧VPOL-,VPOL+は、例えば共に電圧GNDと電圧VDDとの間の値である。画素101のトランジスタ207がオン状態であり、同じ信号線211に接続されている他の画素101のトランジスタ207がオフ状態である場合、画素101の信号線211を通じて流れる電流IOUT は、ノードKの電圧を示す。画素101の出力値は、画素101の信号線211を通じて流れる電流IOUT を読み取ることによって得られる。同じ信号線211を共用する複数の画素101,101,…は、読出モードの場合に同時的にアクティブ(すなわち、各画素101の読出用のトランジスタ207がオン)となり、信号線211における電流IOUT は、これらの画素101,101,…におけるノードKの電圧の合計値を表す。
実施の形態の一側面に関して、非限定的な特定の実施形態による手段を用いて更に詳細に説明する。圧縮画像センシングの実装上、同じ信号線211を共用する画素101のグループを構成単位として使用するために、読出モードにおいて複数の画素101,101,…が同時的にアクティブとなる場合、構成単位の複数の画素101,101,…に共通の信号線211から、読出モードでアクティブとなった画素101の出力値の合計を代表するアナログ量を読み出すことができるように画素101を構成する。
利点は、圧縮画像センシングを用いない標準的なCMOSセンサに対して回路を追加することなく、圧縮画像センシングにおける合計値が得られることである。
図2Bに関連して説明した例では、画素101は信号線211から出力電流値を読み出すことができるように構成されている。ここでは、同時的にアクティブとなる画素101の出力値の合計を表すアナログ量は電流である。なお、構成単位に属する画素101の出力値を自動的に合計する他の読出モードを想定してもよい。例えば、電荷の読み出しを行うように画素101を構成してもよい。
図2A及び図2Bの例では、アレイ103の外部の制御信号を変更することにより、非圧縮の全体画像を取得する構成を、圧縮画像センシングの構成に転用してもよい。この実施形態は、非圧縮センシングを用いたCMOSセンサの技術分野で既に実施されているCMOS画素を開発するために必要な投資を残すことを可能にする。
変形例として、非圧縮センシングを用いない動作モードでは、電圧の読み出し以外に、例えば、電流の読み出し又は電荷の読み出しを行う読出モードを実装する構成としてもよい。センサ100の画素101が電流の読出用に構成されている場合、センサ100における画素101の出力電流IOUT と、この画素101が受光した光の強度との関係(画素応答)は、画素内のトランジスタの特性及びバイアスレベルに応じて線形又は非線形となることに注目すべきである。提供される圧縮センシング手法は、線形又は非線形の2つのタイプの応答に適用可能である。特に、圧縮センシングにより取り込んだ画像から、非圧縮画像を再構成する既知のアルゴリズムは、画素応答の非線形性を考慮することができることに留意しなければならない。
実施形態の他の側面によれば、非限定的な特定の実施形態による手段を用いて更に詳細に説明する。画像の圧縮センシングの実装上、画素101における所定の蓄積期間、従来の圧縮センシングの構成及び方法が複数の計測を実施するのに対し、本実施の形態では、1つの構成単位につき1つの計測を実施する。
利点は、構成単位における画素101の出力値のスナップショットを保持したり、構成単位の出力値に関する重み付き和を並列で計算するための付加的な回路及び又はルーチンを用意するといった必要性がなくなることである。別の利点は、圧縮画像を高速に取得する構成を提供することである。
次に、図1のセンサ100において、アレイ103の同じ列における画素101の出力は、同一の信号線211に接続されており、アレイ103の異なる列における画素101の出力は異なる信号線211に接続されている非限定的な実施形態について考える。更に、この例において、センサ100の画素101は行単位で同時的に制御可能であることを考慮する。すなわち、アレイ103の各画素行では、画素101におけるトランジスタ203のゲートは、行方向の全ての画素101に共通な制御信号RSTを受信するための同一の信号線(不図示)に接続され、画素101におけるトランジスタ207のゲートは、行方向の全ての画素101に共通な制御信号RSを受信するための同一の信号線(不図示)に接続されていることを考慮する。
アレイ103の各列の下側には、列画素に共通の信号線211からアナログ形式の出力値を読み出すための読出回路(READ)が設けられている。この例では、各読出回路(READ)は、出力電圧値(図2Aの非圧縮センシングの場合)、又は出力電流値(図2Bの圧縮センシングの場合)を読み出すように構成されている。読出回路は、センサ100の読出ステージ105を形成する。図1の例では、センサ100は、各読出回路(READ)の下流側に、読出回路により読み出されるアナログ値をデジタル化するための回路(NUM)を更に備える。デジタル化回路は、それぞれ列C1 〜C16の下側に配置され、デジタル化ステージ107を形成する。
この例では、画像の圧縮センシング法において、センサ100の同一列に属する画素101のグループは構成単位として使用するために提供される。一の計測で用いられる異なる構成単位は同じ数の画素101からなることが好ましい。各構成単位は、1つの列の全ての画素101,101,…、又は1つの列において形成した画素セットにより構成されてもよい。図1に示した例では、各列は4つの構成単位に分割されており、各構成単位には、列方向に沿って均等に4つの画素101,101,101,101が分配されている。より詳細には、図に示すように、各列は、行R1 ,R5 ,R9 ,R13の画素101により形成される第1構成単位、行R2 ,R6 ,R10,R14の画素101により形成される第2構成単位、行R3 ,R7 ,R11,R15の画素101により形成される第3構成単位、及び行R4 ,R8 ,R12,R16の画素101により形成される第4構成単位を含む。
センサ100は、圧縮センシングにおいて構成単位に適用するバイナリ形式の重み係数のセットを疑似乱数的に生成することができる疑似乱数生成回路109を備える。この例において、疑似乱数生成回路109は、クロック信号を受信し、クロック信号の周期で4つのバイナリ係数rand(1),rand(2),rand(3),rand(4)からなるランダムワードを生成する。より一般的には、圧縮センシングにおいて用いられる構成単位を構成する画素101の数に等しい数の係数からなるバイナリ係数のワードを疑似乱数生成回路109に生成させてもよい。すなわち、疑似乱数生成回路109(すなわち、予測した動作を示す生成回路)の利用は、原画像を再構成する際に、圧縮センシングにおいて既に使用された同じ係数を2度生成することができるという利点をもたらす。このようにして、原画像は、センシングで用いられる重み係数を転送することなく、圧縮画像と同時に再構成される。
記載した実施形態の一側面によれば、疑似乱数生成回路109によって生成されるバイナリ係数は、アレイ103の行画素をアクティブ(非アクティブ)にする信号として直接的に使用することができるという利点を有する。
図1の例では、センサ100は多重分離回路111を備える。多重分離回路111は、疑似乱数生成回路109と同じクロック信号を受信し、疑似乱数生成回路109が生成した重み係数の異なるランダムワードを異なる構成単位に連続的に適用することができる。この例では、多重分離回路111は、疑似乱数生成回路109の出力rand(1),rand(2),rand(3),rand(4)にそれぞれ接続される4個の入力端子と、アレイ103の行R1 〜R16にそれぞれ接続される16個の出力端子とを備える。多重分離回路111は、例えば、異なる4つのランダムワードを、構成単位を定義する前述の4つの行に連続的に適用する。図1の構成では、アレイ103の1つの列につき1つの計測を同時的に読み出すことが可能である。
ここで、読出ステージ105において、センサ100上で実行される計測毎に、読出モードにおいてアクティブとなる構成単位に含まれる画素101の数を取得することは有用であることに注目しなければならない。例えば、計測中にアクティブとなった構成単位における画素101の数に反比例するようなゲインを各計測に適用することにより、センサ100上で実行される異なる計測を規格化することができる。この例では、センサ100は加算回路113を備える。加算回路113は、疑似乱数生成回路109の出力rand(1),rand(2),rand(3),rand(4)を受信し、構成単位の読出モードにおいて同時的にアクティブとなった画素101の数に等しい値を読出ステージ105の出力に引き渡すために、これらの値を加算する。
図1、図2A、図2Bを用いて説明した実施形態の利点は、非圧縮センシングで用いられる標準的なCMOSセンサに僅かな構成の変化を加えることにより実現できることである。特に、アレイ103の内部構造は変化していない。更に、センサ100は、複数の画素101の出力値を合計する専用の回路を有しておらず、その合計はセンサ100の信号線211上に直接的に出力される。
図3は図1のセンサ100により実行される圧縮センシング法の一例を説明するタイミングチャートである。図3は、クロック信号CLK、疑似乱数生成回路109の出力rand(i)(iは例えば1から4の範囲の整数)、アレイ103における行Rj の画素101に対する制御信号RST(j)及び読出制御信号RS(j)(jは例えば1から16の範囲の整数)の時間変化を示している。
図に示しているように、クロック信号の立ち上がりのエッジにて、疑似乱数生成回路1
09により生成されるランダムワードがアップデートされる。時刻t1に行R1 ,R5 ,R9 ,R13における画素101の蓄積期間は時刻t1に開始される。この蓄積期間に先立って、制御信号RST(1),RST(5),RST(9),RST(13)の正パルスを印加することにより前記画素101をリセットするフェーズが存在する。時刻t1は、リセットパルスの立ち下がりのエッジに一致する。
時刻t1の後の時刻t2には、行R2 ,R6 ,R10,R14における画素101の蓄積期間が開始される。この蓄積期間に先立って、制御信号RST(2),RST(6),RST(10),RST(14)の正パルスを前記画素101に印加することによるリセットするフェーズが存在する。時刻t2はリセットパルスの立ち下がりのエッジに一致する。
時刻t2の後の時刻t3には、行R3 ,R7 ,R11,R15における画素101の蓄積期間が開始される。この蓄積期間に先立って、制御信号RST(3),RST(7),RST(11),RST(15)の正パルスを前記画素101に印加することによるリセットするフェーズが存在する。時刻t3はリセットパルスの立ち下がりのエッジに一致する。
時刻t3の後の時刻t4には、行R4 ,R8 ,R12,R16における画素101の蓄積期間が開始される。この蓄積期間に先立って、制御信号RST(4),RST(8),RST(12),RST(16)の正パルスを前記画素101に印加することによるリセットするフェーズが存在する。時刻t4はリセットパルスの立ち下がりのエッジに一致する。
このように、同じ構成単位に属する画素101の蓄積期間は同時的に開始され、異なる構成単位に属する画素101の蓄積期間を遅延させて開始することができる。この遅延により、蓄積期間の終わりにて各列画素に共通の信号線211から、列画素に対して同じ蓄積期間を有する異なる構成単位の出力値を連続的に読み出すことが可能となる。
時刻t1の後の時刻t11には、第1構成単位の蓄積フェーズの終わりに対応して、センサ100の各信号線211から出力値が読み出される。各列において、読み出される出力値は、行R1 ,R5 ,R9 ,R13のそれぞれに配置された画素101の出力値に対して、バイナリ係数rand(1),rand(2),rand(3),rand(4)により重み付けした合計値を表している。これを実現するために、読出モードにおける行R1 ,R5 ,R9 ,R13のアクティブ化は、それぞれバイナリ係数rand(1),rand(2),rand(3),rand(4)によって調整される。図に示した例では、時刻t11において、rand(1)及びrand(2)の信号はハイ状態であり、rand(3)及びrand(4)の信号はロー状態である。このため、制御信号RS(1),RS(5)の正パルスの印加により、読出モードにおいて行R1 ,R5 はアクティブとなり、制御信号RS(j)がロー状態の他の行は非アクティブとなる。
時刻t11の後の時刻t1’に、制御信号RST(1),RST(5),RST(9),RST(13)の正パルスを印加することにより、行R1 ,R5 ,R9 ,R13をリセットし、新たな画像を取得するための新たな蓄積期間を開始してもよい。
時刻t2の後の時刻t21には、第2構成単位の蓄積フェーズの終わりに対応して、センサ100の各信号線211から出力値が読み出される。各列において、読み出される出力値は、行R2 ,R6 ,R10,R14のそれぞれに配置された画素101の出力値に対して、バイナリ係数rand(1),rand(2),rand(3),rand(4)により重み付けした合計値を表している。図に示すように、時刻t21には、rand(1),rand(2)及びrand(3)の信号はロー状態であり、rand(4)の信号はハイ状態である。このように、読出モードでは行R14のみが、制御信号RS(14)の正パルスの印加によってアクティブとなり、制御信号RS(j)がロー状態の他の行は非ア
クティブとなる。
時刻t21の後の時刻t2’には、制御信号RST(2),RST(6),RST(10),RST(14)の正パルスを印加することにより、行R2 ,R6 ,R10,R14をリセットし、新たな画像を取得するための新たな蓄積期間を開始してもよい。
時刻t3の後の時刻t31には、第3構成単位の蓄積フェーズの終わりに対応して、センサ100の各信号線211から出力値が読み出される。各列において、読み出される出力値は、行R3 ,R7 ,R11,R15のそれぞれに配置された画素101の出力値に対して、バイナリ係数rand(1),rand(2),rand(3),rand(4)により重み付けした合計値を表している。図に示した例では、時刻31において、rand(1)及びrand(2)の信号はロー状態であり、rand(3)及びrand(4)の信号はハイ状態である。このため、制御信号RS(11),RS(15)の正パルスの印加により、読出モードにおいて行R11,R15はアクティブとなり、制御信号RS(j)がロー状態の他の行は非アクティブとなる。
時刻t31の後の時刻t3’には、制御信号RST(3),RST(7),RST(11),RST(15)の正パルスを印加することにより、行R3 ,R7 ,R11,R15をリセットし、新たな画像を取得するための新たな蓄積期間を開始してもよい。
時刻t4の後の時刻t41には、第4構成単位の蓄積フェーズの終わりに対応して、センサ100の各信号線211から出力値が読み出される。各列において、読み出される出力値は、行R4 ,R8 ,R12,R16のそれぞれに配置された画素101の出力値に対して、バイナリ係数rand(1),rand(2),rand(3),rand(4)により重み付けした合計値を表している。図に示した例では、時刻31において、rand(1)及びrand(2)の信号はハイ状態であり、rand(3)及びrand(4)の信号はロー状態である。このため、制御信号RS(4),RS(8)の正パルスの印加により、読出モードにおいて行R4 ,R8 はアクティブとなり、制御信号RS(j)がロー状態の他の行は非アクティブとなる。
時刻t41の後の時刻t4’には、制御信号RST(4),RST(8),RST(12),RST(16)の正パルスを印加することにより、行R4 ,R8 ,R12,R16をリセットし、新たな画像を取得するための新たな蓄積期間を開始してもよい。
図3の例では、シーケンスを時刻t1,t2,t3,t4,t11,t1’,t21,t2’,t31,t3’,t41,t4’の順とし、t11−t1=t21−t2=t31−t3=t41−t4としたが、このようなシーケンスに限定されるものではない。
図3の例では、センサ100の各列を4つの構成単位により分割し、画像を取得する際に、各構成単位から単一の出力値を取得してデジタル化する構成とした。この結果、各画素101から出力値を取得して全体画像を取得する場合と比較して、センサ100からのデータの出力を1/4に減少させる(圧縮する)ことが可能となる。また、行単位で各画素101の出力値から全体画像を取得する場合と比較して、画像の取得に要する時間(全ての出力値を取得してデジタル化に要する時間)を1/4に減少させることが可能となる。このような取得方法は、圧縮センシングを用いた従来の構成と比較して、画像の取得速度を十分に向上させることができるという利点を有する。このことは、取得時間が重要なパラメータとなるようなアプリケーションにおいて重要な利点となる。特に、本願で記載した実施形態は、検出の観点から時間分解能及び消費電力の制約が厳しいような場合であっても、過渡現象の検出に適用できる。本願で記載した実施形態は、ビデオシーケンスを取得する際、シーケンスに非圧縮フレーム(画像)を挿入することが容易になるという利
点を有する。
本願に記載した実施形態の他の重要な側面は、画像の圧縮センシングの実行中に同一の構成単位における全ての画素101,101,…を同時に初期化することである。すなわち、同一の構成単位における各画素101の蓄積期間は共通する。構成単位に時間的な統一性を与えることができ、注目のシーンが移動しているようなシーンである場合に特に有利となる。これは、圧縮センシングを用いた従来の構成及び方法との差異であり、同じ構成単位に属する複数の画素101,101,…を特定に期間に集約し、他の構成単位との間に遅延を持たせることができる。
図4は図1のセンサ100により実行される圧縮センシング法の他の例を説明するタイミングチャートである。図4は、クロック信号CLK、疑似乱数生成回路109の出力rand(i)(iは例えば1から4の範囲の整数)、アレイ103における行Rj の画素101に対する制御信号RST(j)及び読出制御信号RS(j)(jは例えば1から16の範囲の整数)の時間変化を示している。
この例では、画像を取得する際、連続する2つの読出動作間で構成単位をリセットすることなく、異なる蓄積期間に対応した複数の出力値を読み出し、デジタル化する構成について説明をする。なお、図に示す例では、2つの出力値を読み出す構成としているが、更に多くの出力値を読み出す構成であってもよい。
図3に示す例では、行R1 ,R5 ,R9 ,R13の画素101における蓄積期間は時刻t1に開始され、行R2 ,R6 ,R10,R14の画素101における蓄積期間は時刻t1の後の時刻t2に開始され、行R3 ,R7 ,R11,R15の画素101における蓄積期間は時刻t2の後の時刻t3に開始され、行R4 ,R8 ,R12,R16の画素101における蓄積期間は時刻t3の後の時刻t4に開始される。
時刻t1の後の時刻t11には、第1蓄積期間T1(=t11−t1)に対応する出力値がセンサ100の信号線211を通じて読み出される。各列において、読み出される出力値は、行R1 ,R5 ,R9 ,R13のそれぞれに配置された画素101の出力値に対して、バイナリ係数rand(1),rand(2),rand(3),rand(4)により重み付けした合計値を表している。この例では、時刻t11において、rand(1)の信号はロー状態であり、rand(2),rand(3),rand(4)の信号はハイ状態である。このため、制御信号RS(5),RS(9),RS(13)の正パルスの印加により、行R5 ,R9 ,R13は読出モードにおいて同時的にアクティブとなり、制御信号RS(j)がロー状態の他の行は非アクティブとなる。
時刻t11の後の時刻t12には、第2蓄積期間T2(t12−t1)に対応する出力値がセンサ100の信号線211を通じて読み出される。各列において、読み出される出力値は、行R1 ,R5 ,R9 ,R13のそれぞれに配置された画素101の出力値に対して、バイナリ係数rand(1),rand(2),rand(3),rand(4)により重み付けした合計値を表している。この例では、時刻t12において、rand(2)の信号はハイ状態であり、rand(1),rand(3)及びrand(4)はロー状態である。このため、制御信号RS(5)の正パルスの印加により、読出モードにおいて行R5 のみがアクティブとなり、制御信号RS(j)がロー状態の他の行は非アクティブとなる。
時刻t1と時刻t2との間では、行R1 ,R5 ,R9 ,R13はリセットされない。時刻t12の後の時刻t1’において、行R1,R5 ,R9 ,R13 は制御信号RST(1),RST(5),RST(9),RST(13)の正パルスによりリセットされ、新たな画
像を取得するための新たな蓄積期間が開始されてもよい。
時刻t2の後の時刻t21、時刻t21の後の時刻t22には、行R2 ,R6 ,R10,R14により構成される構成単位の出力値がセンサ100の信号線211を通じて読み出される。これらは、それぞれ、第1蓄積期間T1(t21=t2+T1)、第2蓄積期間T2(t22=t2+T2)に対応する出力値である。行R2 ,R6 ,R10,R14は、時刻t2と時刻t22との間でリセットされない。行R2 ,R6 ,R10,R14は、時刻t22の後の時刻t2’に、新たな画像の取得するためにリセットされてもよい。
時刻t3の後の時刻t31、時刻t31の後の時刻t32には、行R3 ,R7 ,R11,R15により構成される構成単位の出力値がセンサ100の信号線211を通じて読み出される。これらは、それぞれ、第1蓄積期間T1(t31=t3+T1)、第2蓄積期間T2(t32=t3+T2)に対応する出力値である。行R3 ,R7 ,R11,R15は、時刻t3と時刻t32との間でリセットされない。行R3 ,R7 ,R11,R15は、時刻t32の後の時刻t3’に、新たな画像の取得するためにリセットされてもよい。
時刻t4の後の時刻t41、時刻t41の後の時刻t42には、行R4 ,R8 ,R12,R16により構成される構成単位の出力値がセンサ100の信号線211を通じて読み出される。これらは、それぞれ、第1蓄積期間T1(t41=t4+T1)、第2蓄積期間T2(t42=t4+T2)に対応する出力値である。行R4 ,R8 ,R12,R16は、時刻t4と時刻t42との間でリセットされない。行R4 ,R8 ,R12,R16は、時刻t42の後の時刻t4’に、新たな画像の取得するためにリセットされてもよい。
図4の例では、シーケンスを時刻t1,t2,t11,t3,t21,t4,t31,t12,t1’,t41,t22,t2’,t32,t3’,t42,t4’の順としたが、このようなシーケンスに限定されるものではない。
図4に関連して説明した実施の形態では、異なる蓄積期間に複数の計測を実行することにより、ダイナミックレンジが広い画像を再構成することが可能となる。このことは、コントラストが高いシーンにおいて特に有用である。構成単位における飽和画素が計測中に読出モードでアクティブとなった場合、これらの飽和画素から信号線211に電流は流れず、計測には影響しない。このため、飽和画素は自動的に計測から除外され、ダイナミックレンジが広い画像を容易に再構成できるという利点が得られる。この手法では、再構成された画像のダイナックレンジを拡張するために非線形性を利用できるという利点を有する。実施の形態4は、蓄積期間にフィードバックループを廃止できるという利点を有する。また、アナログ/デジタル変換、及び圧縮モードにおける異なる蓄積期間に起因した複数の画像を取得する読出回路に対する制約を少なくすることができるという利点を有する。
図5は、図1のセンサ100で用いることができる疑似乱数生成回路を模式的に示すブロック図である。図5の疑似乱数生成回路は、クロック信号CLKの周期でN個のバイナリ係数rand(i)からなるランダムワードを生成するセルタイプの自動装置である。ここで、Nは整数であり、iからNまでの範囲の整数である。
疑似乱数生成回路は、全てが同じロジックの初期化信号INITを受信するN個の要素Ii からなる初期化ステージ501を備える。各要素Ii は反転回路であり、初期化信号INITを反転する又は反転しないように構成されている。なお、初期化ステージ501は、図5の実施形態に示す特定の例に限定されるべきではない。Nビットの初期化を行う他の回路を設けてもよいことは当業者の能力の範囲内である。
図5の乱数生成回路は、Nビットの初期化パターンを入力として、N個の疑似乱数線形値を出力するN個のシフトレジスタ503i (i=1〜N)を備える。この例では、各シフトレジスタ503i は、K個の遅延セルai,j (Kは整数,jは1からKまでの範囲の整数)を含む。すなわち、図5の乱数生成回路は、インデックスiのN個の行、インデックスjのK個の列を有する遅延セルからなる配列を備える。
例では、自動装置の初期化時に、初期化ステージ501により用意された初期化パターンは、シフト構造のj=1のインデックスで示されるコラムに格納される。
クロック信号CLKの立ち上がり又は立ち下がりにおいて、インデックスjの列に格納されたNビットのワードは、インデックスj+1の次のコラムに転送される。なお、j=Kの列に格納されたワードは、遅延セルの外部へ転送される。インデックスj=1の列では、各セルai,1 (i=1〜N)は、生成回路の転送関数又は自動生成関数faを実行する転送ステージ505によって更新される。図5の例では、転送関数は、インデックスj=2の列のセルの値に基づき、インデックスj=1の列の各セルai, 1 に対するセルの新たな値を計算するために使用さる。すなわち、インデックスj=1の各セルは、前のクロックエッジにおいて値を持つ。生成回路の転送関数faは、例えば、以下の式で表される。
i,j =XOR(OR(ai+1,2 ,ai,2 ),ai-1,2
ここで、XORは排他的論理和関数を表し、ORは論理和関数を表している。しかしながら、図5に示す実施形態は、この特定の遷移関数に限定されるものではない。
自動装置の多数の更新の後、遅延セルのインデックスj=Kの列より出力されるNビットワードは疑似乱数の性質を持つ。図5の実施形態の一側面によれば、疑似乱数生成回路は、シフト構造の出力において期待値に適応させるステージを更に備える。
図5に示す例では、配列の最後の列(インデックス=Kの列)からの出力において、疑似乱数生成回路の期待値は1/2である。すなわち、各シフトレジスタ503i に対し、レジスタの出力値が1となる確率は1/2である。
しかしながら、あるケースでは、疑似乱数生成回路の期待値を減少させることは有利であるかもしれない。特に、図1のセンサ100では、構成単位が比較的多くの画素101,101,…を含む場合、読出モードにおいて、多数の画素101,101,…が同時的にアクティブとなり、構成単位における出力値の読み出しにおいて問題が生じること、及びセンサ破損することを避けるために、疑似乱数生成回路の出力期待値を減少させることが望ましいかもしれない。
期待値適応ステージ507は、自動装置により切り替えられる各状態において、期待値減少関数fcmdを実行する。期待値減少関数fcmdは、遅延セルのアレイ103に含まれる値に基づいて、期待値が1/2より小さい疑似乱数によるNビットのワードを生成する。アレイ103の各列に対し、関数fcmdは、様々なセルの値に基づいて、値fcmd(i)を生成する。関数fcmdは、例えば、以下の式により表される。
fcmd(i)=AND4(ai-1,K ,ai-1,K-1 ,ai,K-2 ,ai,K
ここで、AND4は4入力の論理積関数を表す。しかしながら、図5に示す実施形態は、この特定の期待値適応関数に限定されるものではない。
期待値適応ステージ507の出力側に、ステージ507で供給されるロジック信号の電圧レベルに適応させるために、更に、アナログ出力ステージ509が設けられてもよい。図に示した例では、ステージ509は、図1のセンサ100において圧縮画像センシングの処理を可能とするために、N個の疑似乱数によるバイナリ係数rand(i)〜rand(N)を供給する。
図1に記載したタイプのCMOSセンサ100が512行512列のアレイを有する場合、各列が8個の構成単位に分割され、それぞれに64個の画素101,101,…が配置される構成単位に基づいて圧縮センシングが実行される。この場合、疑似乱数生成回路によって生成されるワードは、64個のバイナリ係数を含んでもよい。ワードを生成するために、64行(N=64)、3列(K=3)の遅延セルのアレイを含む疑似乱数生成回路を用意してもよい。
図5に示す疑似乱数生成回路は、図1のCMOS固体撮像素子以外の装置においても使用できることに留意すべきである。特に、図5の疑似乱数生成回路は、圧縮センシング法を実行する任意のCMOS固体撮像装置の構成で使用され得る。より一般的には、疑似乱数信号の期待値を減少させることに利点を持つ分野で使用される。
また、図1のセンサ100は、図5を用いて説明したタイプの疑似乱数生成回路を使用することに限定されるものではない。他のタイプの疑似乱数生成回路を使用することにより、希望の動作が得られるようにすることは当業者の能力の範囲内である。
特定の実施形態について記載した。様々な変更、修正、改良が当業者の技術分野において容易に発生してもよい。特に本願で記載した実施形態は、図2A及び図2Bの画素構成の特定の例に限定されるものではない。例えば、現在「4Tピクセル」と呼ばれるタイプとして、1つのフォトダイオードに対して4つのMOSトランジスタを備える構成の有効なCMOS画素構造を使用することにより、希望の動作が得られるようにすることは当業者の能力の範囲内である。
更に、記載した実施の形態は、Nチャンネル型MOSトランジスタにより形成された画素101に限定されるものではない。Pチャンネル型MOSトランジスタに基づく画素、又はNチャンネル型MOSトランジスタ及びPチャンネル型MOSトランジスタの双方を含む画素を使用することにより、希望の動作が得られるようにすることは当業者の能力の範囲内である。
更に、記載した実施の形態は、図面に関連して記載したセンサ100上の画素101の配置の特定の例に制限されるものではない。他の画素配置を有するセンサ、及びマトリクス状でない配置を有するセンサを使用することにより、希望の動作が得られるようにすることは当業者の能力の範囲内である。
更に、記載した実施の形態は、図面に関連して記載した圧縮センシングにおける構成単位の特定の配置の例に限定されるものではない。例えば、同じ列以外に配置された画素101を含む構成単位を使用することにより、希望の動作が得られるようにすることは当業者の能力の藩内である。例えば、構成単位の画素101は行方向に配置されていてもよく、同じ構成単位における画素101は同じ信号線を共用してもよい。
更に、画素101は行方向で同時的に制御可能であることに限定されるものではない。図1,図2A,図2Bに関連して説明した例において、センサ100は、行方向に配置された構成単位に基づき、圧縮センシング法を実施してもよい。これを実現するために、同じ行の画素101におけるノードPを同じ行のバイアス信号線に接続し、異なる行の画素
101におけるノードPを異なる行のバイアス信号線(不図示)に接続してもよい。また、列方向に配置された構成単位に基づいて圧縮センシング法を実行するために、上述したように、信号RS(j)により、電圧VPOL+を全てのセンサ列に印加し、読出モードにおいてアクティブとすべき全てのセンサ行に電圧VPOL-を印加してもよい。また、カレントモードにおいて、センサ100の列方向の信号線211から構成単位における出力値を読み出してもよい。行方向に配置された構成単位に基づく圧縮センシング法を実現するために、電圧VPOL-を全てのセンサ行に印加し、信号RS(j)をセンサ行に印加してもよい。このとき、読出モードにおいて同時にアクティブにすべきセンサ行にのみ電圧VPOL+が印加され、低電圧(例えば、電圧VPOL-又は電圧GND)が他の列に印加される。また、カレントモードにおいて、行方向の信号線から構成単位における出力値を読み出してもよい。
このタイプの配置が用意される場合、同じビデオシーケンスを取得する際、又は同じイメージを取得する際、行方向に配置された構成単位に基づく圧縮センシング法と結びつけることは可能である。
更に、この開示における実施形態は、カラータイプのCMOSセンサだけでなく、単色のCMOSセンサにも適用可能である。カラーセンサの場合、カラーフィルタは、ベイヤータイプのパターンに従って、反復的又は非反復的にフォトダイオード上に配置される。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
100 センサ
101 画素
103 アレイ
105 読出ステージ
107 デジタル化ステージ
109 疑似乱数生成回路
111 多重分離回路
113 加算回路

Claims (20)

  1. 被写体の輝度に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素を備え、該複数の画素に蓄積された信号電荷に基づく出力値を読み出して画像信号を生成するCMOS固体撮像素子において、
    複数の画素からなる画素群により、出力値を読み出す構成単位を規定してあり、
    前記構成単位に含まれる複数の画素からランダムに選択した1又は複数の画素の出力値に基づいて、信号電荷の蓄積期間中に単一の出力値を読み出すための回路
    を備えるCMOS固体撮像素子。
  2. 同一の構成単位に含まれる各画素の蓄積期間は時間的に共通していることを特徴とする請求項1に記載のCMOS固体撮像素子。
  3. 前記単一の出力値は、前記構成単位における選択された1又は複数の画素の出力値の合計を表すことを特徴とする請求項1に記載のCMOS固体撮像素子。
  4. 同一の構成単位における全ての画素は、同一の信号線に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のCMOS固体撮像素子。
  5. 1つの構成単位における複数の画素は同時的にアクティブとなり、アクティブとなった画素の出力値の合計を表す量は、前記構成単位の各画素に共通する信号線から読み出されることを特徴とする請求項4に記載のCMOS固体撮像素子。
  6. 前記合計を表す量は電流値であることを特徴とする請求項5に記載のCMOS固体撮像素子。
  7. 前記信号線の夫々は、前記合計を表す量を読み出す読出回路に接続されていることを特徴とする請求項5に記載のCMOS固体撮像素子。
  8. 異なる構成単位の画素は、異なる信号線に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のCMOS固体撮像素子。
  9. 前記画素がマトリクス状に配置された画素アレイ部を有し、
    同一の構成単位の全ての画素は、前記画素アレイ部の同一の列に属することを特徴とする請求項1に記載のCMOS固体撮像素子。
  10. 前記画素アレイ部の各列は、個別に構成単位を備えることを特徴とする請求項9に記載のCMOS固体撮像素子。
  11. 各構成単位の画素を列方向に沿って均等に分布してあることを特徴とする請求項10に記載のCMOS固体撮像素子。
  12. 同一列の全ての画素は同一の信号線に接続されていることを特徴する請求項9に記載のCMOS固体撮像素子。
  13. 前記画素はアクティブ画素であり、夫々がフォトダイオードとMOSトランジスタにより構成される出力アンプとを備えることを特徴とする請求項1に記載のCMOS固体撮像素子。
  14. 各画素は、1つのフォトダイオードと3つのMOSトランジスタとを備えることを特徴
    とする請求項1に記載のCMOS固体撮像素子。
  15. 疑似乱数によるバイナリ値を生成する乱数生成回路と、
    該乱数生成回路が生成したバイナリ値に基づき、前記構成単位における1又は複数の画素をランダムに選択する制御回路と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のCMOS固体撮像素子。
  16. 前記乱数生成回路は、前記出力値の期待値を減少させるようにしてあることを特徴とする請求項15に記載のCMOS固体撮像素子。
  17. 各構成単位に対して、夫々異なる蓄積期間に対応した少なくとも2つの出力値を読み出す動作を実行する際に、該少なくとも2つの出力値を読み出す動作間で、画素のリセットを行わないことを特徴とする請求項1に記載のCMOS固体撮像素子。
  18. 被写体の輝度に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素を備えたCMOS固体撮像素子により画像をセンシングする方法において、
    複数の画素からなる画素群により、出力値を読み出す構成単位を規定し、
    前記構成単位に含まれる複数の画素からランダムに選択した1又は複数の画素の出力値に基づいて、信号電荷の蓄積期間中に単一の出力値を読み出す
    ことを特徴とする圧縮センシング方法。
  19. 各構成単位に対して、夫々異なる蓄積期間に対応した少なくとも2つの出力値を読み出す動作を実行する際に、該少なくとも2つの出力値を読み出す動作間で、画素のリセットを行わないことを特徴とする請求項18に記載の圧縮センシング方法。
  20. 同一の構成単位に含まれる各画素の蓄積期間は時間的に共通していることを特徴とすることを特徴とする請求項18に記載の圧縮センシング方法。
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