JP2015049822A - 表示制御装置、表示制御方法、表示制御信号生成装置、表示制御信号生成方法、プログラム、および表示制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの意図しない手振れによる誤移動を削減して、操作性をより向上させることが可能な表示制御装置、表示制御方法、表示制御信号生成装置、表示制御信号生成方法、プログラム、および表示制御システムを提案する。【解決手段】方向指示器の指示方向の変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御部を備え、前記表示制御部は、前記指示方向を軸とした回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させる、表示制御装置。【選択図】図8
Description
本開示は、表示制御装置、表示制御方法、表示制御信号生成装置、表示制御信号生成方法、プログラム、および表示制御システムに関する。
近年、テレビ受像機やPC(Personal Computer)などの様々な情報処理装置を外部から操作するために、リモートコントローラ機能を有する操作端末が提供されている。また、情報処理装置の機能が多様化するに伴い、操作端末を用いた様々な操作を画面上で行うことが一般的になりつつある。このような操作端末の一種であるモーションセンサを搭載した操作端末は、操作端末の向きに基づいて、対応する位置にカーソルを表示させたり、フォーカスを移動させたり、画像やテキスト等を選択/決定する等の様々な処理を行う。
モーションセンサを搭載した操作端末は、操作端末を把持するユーザの手腕の動きを検出して各種処理を行うものであるが、ユーザの意図しない手振れまでも検出してしまい、操作が不安定になってしまうという問題があった。このため、ユーザの意図しない手振れの影響を削減して、操作性を向上させるための技術が求められている。
例えば、下記特許文献1では、ポインタ等の画像の誤移動防止のため、ボタンの押下状態に基づき、ユーザがボタンの押圧を開始してからスイッチONの状態となる前のポインタの座標値を補正する技術が開示されている。
しかし、上記特許文献に開示された技術では、ユーザがボタン押圧を開始してから、押圧を開始したと検知されるまでの間の予備動作に伴う誤移動は防止することはできないし、ボタン押圧時以外における誤移動を防止することはできない。このような事情を鑑みれば、ユーザの意図しない手振れを防止して、操作性を向上させるための技術はさらなる向上が望まれている。
そこで、本開示では、ユーザの意図しない手振れによる誤移動を削減して、操作性をより向上させることが可能な、新規かつ改良された表示制御装置、表示制御方法、表示制御信号生成装置、表示制御信号生成方法、プログラム、および表示制御システムを提案する。
本開示によれば、方向指示器の指示方向の変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御部を備え、前記表示制御部は、前記指示方向を軸とした回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させる、表示制御装置が提供される。
また、本開示によれば、方向指示器の指示方向を軸とした回転角度に基づいて、表示部に表示されたオブジェクトの前記指示方向の変化量に対する移動量を変化させるステップと、前記変化量に応じて、前記オブジェクトを移動させるステップと、を備える表示制御方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、方向指示器の指示方向を軸とした回転角度に基づいて、表示部に表示されたオブジェクトの前記指示方向の変化量に対する移動量を変化させるステップと、前記変化量に応じて、前記オブジェクトを移動させるステップと、を実行させるためのプログラムが提供される。
また、本開示によれば、指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号を生成する生成部と、を備え、前記生成部は、前記検出部により検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成する、表示制御信号生成装置が提供される。
また、本開示によれば、指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出するステップと、検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号であって、検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成するステップと、を備える表示制御信号生成方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出するステップと、検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号であって、検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成するステップと、を実行させるためのプログラムが提供される。
また、本開示によれば、指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記指示方向を軸とした回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させる、表示制御システムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、ユーザの意図しない手振れによる誤移動を削減して、操作性をより向上させることが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態に係る表示制御処理の概要
2.実施形態
2−1.第1の実施形態
2−1−1.構成
2−1−2.動作処理
2−1−3.効果
2−1−4.変形例1
2−1−5.変形例2
2−2.第2の実施形態
2−2−1.構成
2−2−2.動作処理
3.まとめ
1.本開示の一実施形態に係る表示制御処理の概要
2.実施形態
2−1.第1の実施形態
2−1−1.構成
2−1−2.動作処理
2−1−3.効果
2−1−4.変形例1
2−1−5.変形例2
2−2.第2の実施形態
2−2−1.構成
2−2−2.動作処理
3.まとめ
<<1.本開示の一実施形態に係る表示制御処理の概要>>
まず、図1および図2を参照して、本開示の一実施形態に係る表示制御処理の概要を説明する。
まず、図1および図2を参照して、本開示の一実施形態に係る表示制御処理の概要を説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係る表示制御システムの概要を示す説明図である。図1に示すように、本開示の一実施形態に係る表示制御システムは、操作端末1および表示装置2を有し、表示制御処理を行う。本実施形態に係る表示制御システムは、操作端末1の向きを絶対的に検出して表示制御するものではなく、操作端末1が内蔵するセンサによる検出結果に基づいて向きを推定し、表示制御処理を行うものである。
操作端末1は、ユーザにより操作される端末であり、傾きや動きを加速度センサやジャイロセンサにより検出して検出結果を表示装置2に送信する。表示装置2は、操作端末1による検出結果に基づいて操作端末1の向きである指示方向3を推定し、推定した指示方向3に基づいた画面表示を行う。
より具体的には、図1に示すように、表示装置2は、操作端末1から受信した検出結果に基づいて、操作端末1の指示方向3に対応する位置にカーソル4(オブジェクト)を表示する。そして、ユーザが操作端末1を地面に対してヨー方向5Aに動かすと、表示装置2はカーソル4をX方向50Aに移動させ、ユーザが反対にヨー方向5Bに動かすと、表示装置2はカーソル4をX方向50Bに移動させる。同様に、ユーザが操作端末1を地面に対してピッチ方向6Aに動かすと、表示装置2はカーソル4をY方向60Aに移動させ、ユーザが反対にピッチ方向6Bに動かすと、表示装置2はカーソル4をY方向60Bに移動させる。このように、ユーザは、操作端末1を動かすことで、カーソル4を対応する方向に意のままに動かすことができる。そして、ユーザは決定ボタンなどを含む操作部11を操作することで、画面上に表示された画像やテキスト、ボタン等に対して所望の操作を行うことができる。なお、以下では、ヨー方向5A、5Bを特に区別する必要が無い場合、ヨー方向5と総称する。同様に、ピッチ方向6A、6Bをピッチ方向6と総称し、X方向50A、50BをX方向50と総称し、Y方向60A、60BをY方向60と総称する。
また、図2に示すように、操作端末1は地面に対してロール方向7への回転も検出することが可能である。図2は、本開示の一実施形態に係る表示制御システムの概要を示す説明図である。しかし、一般的に、ユーザが操作端末1を地面に対してロール方向7に回転させた場合には、その動きはカーソル4の動きに反映されない。これは、画面上のカーソル4が、2次元平面上を移動するものであり、カーソル4自体が指す、画面の平面に直交する軸に対する角度が変化するものではないためである。このため、表示制御システムは、ユーザが操作端末1を指示方向3に対してどのようなロール方向7の姿勢角度で把持しているかによらず、操作端末1が地面に対してヨー方向5に動くとカーソル4は常にX方向50に動く、という機能を実現することができる。よって、ユーザは、例えば横に寝た状態で操作端末1を操作する際にも、操作端末1のロール方向7の姿勢角度を意識することなく、直観的にカーソル4を移動させることができる。
以上説明した表示制御方法は、ユーザの動作を直接的にカーソル4の動きに反映させることができるため、画面の端から端までカーソル4を移動させるようなダイナミックな操作に向いていると言える。しかしながら、問題点として、画面上の小さい対象物に対するポインティングのしにくさが挙げられる。例えば、インターネットブラウザ上のテキストリンクのような小さな対象物を選ぼうとした場合、ユーザの意図しない手振れがカーソル4の動きに反映されてしまい、カーソル4の動きが安定せず、ポインティングのための操作負荷が高くなってしまう。
近年、インターネットブラウザの操作をテレビ受像機上で行うことが一般的になりつつある。このため、このような問題を解決して、広い画面でカーソル4をダイナミックに移動させつつ、小さい対象物を容易にポインティング可能にすることが要望されている。
このような要望に対して、操作端末1の動きが低速である場合には、カーソル4の動きをより低速にするような、PCのマウス操作で一般的な可変速度ゲインの仕組みを用いることで、小さい対象物に対するポインティングの負荷を軽減する方法がある。しかしながら、このような処理を行うことで、操作端末1の向きと画面上のカーソル4の位置とのずれが生じやすくなるため、結果としてポインティングの操作性が低下してしまう。
また、操作部11がボタン等の垂直に押下される装置である場合、操作部11が設けられた面を水平にしてボタン押下すると、押下する動作に伴い操作部11がピッチ方向6に動いてしまい、カーソル4もこれに連動してY方向60に動いてしまう。このため、対象物が例えばテキストリンクのようにY方向60に短い場合、このボタン押下に伴う誤移動によりカーソル4が対象物の範囲を外れてしまい、決定動作が失敗する場合があった。通常、決定ボタンは単純なスイッチ構造となっており、決定の際に生じるカーソル4の誤移動は、ボタンが押下される前の予備動作によっても生じ始める。上記特許文献1に開示された技術は、ボタンの押下状態に基づいて誤移動を防止するものであるため、このようなボタンの押下状態に現れない予備動作による誤移動を予測して防止することは困難であった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本開示の各実施形態に係る表示制御処理を創作するに至った。本開示の各実施形態に係る表示制御処理は、容易に速度ゲインを変更可能とすることで、ユーザの意図しない手振れによる誤移動を削減して、操作性をより向上させる。なお、速度ゲインとは、操作端末1のピッチ方向6およびヨー方向5の姿勢角度変化に対するカーソル4の動きの比率である。
より具体的には、操作端末1は、ロール方向7の姿勢角度に応じて、速度ゲインを変化させる。例えば、操作端末1は、初期状態から所定角度以上回転したときに、速度ゲインを低下させる。ユーザは、手首の動作で操作端末1をひねるような操作を行うことで、速度ゲインを低下させることができる。
速度ゲインが低下すると、操作端末1の動きに応じたカーソル4の移動量が低下するため、手振れ等の意図しない操作に応じた誤移動の量が小さくなる。このため、ユーザは、小さい対象物を容易にポインティングすることができる。また、ボタン押下による手振れがあったとしても、移動量が少ないため対象物の範囲を超えず、決定動作が失敗することを防ぐことができる。
ただし、速度ゲインが低下した場合、ユーザの意図する操作であっても移動量が小さくなる。このため、ユーザは、大まかに対象物にカーソル4を近づけてから、最終的な位置決めをする段階で速度ゲインの調整を行うことで、広い画面でカーソル4をダイナミックに移動させつつ、小さい対象物を容易にポインティングすることができる。
なお、このようなひねり操作による速度ゲインの調整を行った場合にも、上述した可変速度ゲインの仕組みを用いた方法と同様に、操作端末1の向きと画面上のカーソル4との位置にずれが生じ得る。しかしながら、このような速度ゲインの調整は、ユーザが大まかに対象物にカーソル4を近づけ、最終的な位置決めをする段階で行われるため、位置ずれの影響は軽微である。
以上、本実施形態に係る表示制御処理の概要について説明した。続いて、図3〜図13を参照して、各実施形態について詳細に説明する。
<<2.実施形態>>
<2−1.第1の実施形態>
本実施形態は、表示装置2(表示制御装置)が主として表示制御処理を行う形態である。まず、図3〜図5を参照して、本実施形態に係る表示制御システムの構成を説明する。
<2−1.第1の実施形態>
本実施形態は、表示装置2(表示制御装置)が主として表示制御処理を行う形態である。まず、図3〜図5を参照して、本実施形態に係る表示制御システムの構成を説明する。
[2−1−1.構成]
図3は、第1の実施形態に係る表示制御システムの構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る表示制御システムは、操作端末1(方向指示器)および表示装置2を有する。
図3は、第1の実施形態に係る表示制御システムの構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る表示制御システムは、操作端末1(方向指示器)および表示装置2を有する。
(操作端末1)
操作端末1は、ユーザにより操作される端末であり、ユーザ動作を検出して検出結果を表示装置2に送信する。操作端末1は、例えば専用の情報処理装置、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置または携帯用ゲーム機器等により実現される。操作端末1は、操作部11、検出部12、および通信部13を有する。
操作端末1は、ユーザにより操作される端末であり、ユーザ動作を検出して検出結果を表示装置2に送信する。操作端末1は、例えば専用の情報処理装置、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置または携帯用ゲーム機器等により実現される。操作端末1は、操作部11、検出部12、および通信部13を有する。
・操作部11
操作部11は、カーソル4が表示された位置の画像やテキスト、ボタン等を選択、決定等するユーザ操作を受け付ける入力部としての機能を有する。例えば、操作部11は、ボタン、タッチパネル、タッチパッドにより実現される。本明細書では、操作部11は、ボタンにより実現されるものとし、決定ボタンとも称する。操作部11がボタンである場合、操作部11は、操作部11が設けられた操作端末1の面に対して、垂直方向の入力動作を受け付ける。例えば、図1に示したように、操作端末1の操作部11が設けられた面が地面に対して水平である場合、操作部11は、鉛直方向へのボタン押下を受け付ける。操作部11は、受け付けたユーザ操作を示す操作情報を生成して、通信部13に出力する。
操作部11は、カーソル4が表示された位置の画像やテキスト、ボタン等を選択、決定等するユーザ操作を受け付ける入力部としての機能を有する。例えば、操作部11は、ボタン、タッチパネル、タッチパッドにより実現される。本明細書では、操作部11は、ボタンにより実現されるものとし、決定ボタンとも称する。操作部11がボタンである場合、操作部11は、操作部11が設けられた操作端末1の面に対して、垂直方向の入力動作を受け付ける。例えば、図1に示したように、操作端末1の操作部11が設けられた面が地面に対して水平である場合、操作部11は、鉛直方向へのボタン押下を受け付ける。操作部11は、受け付けたユーザ操作を示す操作情報を生成して、通信部13に出力する。
・検出部12
検出部12は、操作端末1の指示方向3のヨー方向5およびピッチ方向6への変化量、および指示方向3を軸としたロール方向7の回転角度(ロール角度)を検出する機能を有する。例えば、検出部12は、加速度センサやジャイロセンサにより実現される。検出部12は、検出したヨー方向5およびピッチ方向6への変化量を示す変化量情報、およびロール角度を示すロール角度情報を、通信部13に出力する。
検出部12は、操作端末1の指示方向3のヨー方向5およびピッチ方向6への変化量、および指示方向3を軸としたロール方向7の回転角度(ロール角度)を検出する機能を有する。例えば、検出部12は、加速度センサやジャイロセンサにより実現される。検出部12は、検出したヨー方向5およびピッチ方向6への変化量を示す変化量情報、およびロール角度を示すロール角度情報を、通信部13に出力する。
・通信部13
通信部13は、外部機器との間でのデータの送受信を行うための通信モジュールである。通信部13は、例えば無線LAN(Local Area Network)、Wi−Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)等の方式で、外部機器と直接、またはネットワークアクセスポイントを介して無線通信する。本実施形態に係る通信部13は、操作部11から出力された操作情報、および検出部12から出力された変化量情報およびロール角度情報を、表示装置2に送信する。
通信部13は、外部機器との間でのデータの送受信を行うための通信モジュールである。通信部13は、例えば無線LAN(Local Area Network)、Wi−Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)等の方式で、外部機器と直接、またはネットワークアクセスポイントを介して無線通信する。本実施形態に係る通信部13は、操作部11から出力された操作情報、および検出部12から出力された変化量情報およびロール角度情報を、表示装置2に送信する。
(表示装置2)
表示装置2は、操作端末1から受信した情報に基づいて画像表示を行う装置である。表示装置2は、例えばテレビ受像機、ディスプレイ、ノートPC、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、携帯用映像処理装置または携帯用ゲーム機器等により実現される。表示装置2は、通信部21、設定部22、表示制御部23、および表示部24を有する。
表示装置2は、操作端末1から受信した情報に基づいて画像表示を行う装置である。表示装置2は、例えばテレビ受像機、ディスプレイ、ノートPC、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、携帯用映像処理装置または携帯用ゲーム機器等により実現される。表示装置2は、通信部21、設定部22、表示制御部23、および表示部24を有する。
・通信部21
通信部21は、外部機器との間でのデータの送受信を行うための通信モジュールである。通信部21は、例えば無線LAN、Wi−Fi(登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)等の方式で、外部機器と直接、またはネットワークアクセスポイントを介して無線通信する。本実施形態に係る通信部21は、操作端末1から指示方向3の変化量を示す情報、および指示方向3を軸としたロール角度を示す情報を受信する受信部としての機能を有し、操作端末1から変化量情報、ロール角度情報を受信する。また、通信部21は、操作端末1からユーザ操作を示す操作情報を受信する。そして、通信部21は、これらの受信した情報を、設定部22および表示制御部23に出力する。
通信部21は、外部機器との間でのデータの送受信を行うための通信モジュールである。通信部21は、例えば無線LAN、Wi−Fi(登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)等の方式で、外部機器と直接、またはネットワークアクセスポイントを介して無線通信する。本実施形態に係る通信部21は、操作端末1から指示方向3の変化量を示す情報、および指示方向3を軸としたロール角度を示す情報を受信する受信部としての機能を有し、操作端末1から変化量情報、ロール角度情報を受信する。また、通信部21は、操作端末1からユーザ操作を示す操作情報を受信する。そして、通信部21は、これらの受信した情報を、設定部22および表示制御部23に出力する。
・設定部22
設定部22は、初期角度を設定する機能を有する。初期角度とは、操作端末1の初期状態におけるロール角度を示す。例えば、設定部22は、図1に示したような、操作端末1の操作部11が設けられた面が地面に対して水平または略水平である場合のロール角度を、初期角度として設定する。なお、このような水平である場合のロール角度を、本明細書では0度とする。設定部22が0度を初期角度とすることにより、後述の表示制御部23は、一般的な操作端末1の使用状態として想定される水平状態(0度)からのロール角度の変化に応じた、速度ゲインの変化を実現することができる。
設定部22は、初期角度を設定する機能を有する。初期角度とは、操作端末1の初期状態におけるロール角度を示す。例えば、設定部22は、図1に示したような、操作端末1の操作部11が設けられた面が地面に対して水平または略水平である場合のロール角度を、初期角度として設定する。なお、このような水平である場合のロール角度を、本明細書では0度とする。設定部22が0度を初期角度とすることにより、後述の表示制御部23は、一般的な操作端末1の使用状態として想定される水平状態(0度)からのロール角度の変化に応じた、速度ゲインの変化を実現することができる。
他にも、設定部22は、通信部21により操作端末1から受信したロール角度情報に基づいて、ロール角度の変化速度が閾値(第2の閾値)を超えた時点のロール角度を初期角度として設定してもよい。具体的には、設定部22は、ロール方向7への急激な変化があった場合のロール角度を初期角度とすることで、ユーザがひねり動作を開始した時点を初期角度として、その後のひねり動作を検出する。ユーザが操作端末1を操作する間、ユーザの姿勢変化や意図しない手振れによりロール方向7は0度から変化し得る。このような場合、ユーザは速度ゲインの調整を意図していないので、速度ゲインの変化は起きないことが望ましい。設定部22は、ロール方向7への急激な変化があった場合のロール角度を初期角度とすることで、このようなユーザの意図しない動作に基づく速度ゲインの変化を防止することができる。
また、設定部22は、ロール角度の変化量が閾値(第3の閾値)を超えずに所定時間経過した時点のロール角度を初期角度として設定してもよい。具体的には、設定部22は、ロール角度が大きく変化することなく所定時間経過した場合には、その状態を基本姿勢としてユーザが操作端末1を使用しているものとして、その状態におけるロール角度を初期角度として設定する。例えば、ユーザが横に寝た姿勢で操作端末1を操作する場合、操作端末1は初めから回転した状態で操作されるため、設定部22は、その回転角度を初期角度として設定する。これにより、表示制御部23は、基本姿勢での速度ゲインの変化を防止すると共に、そこからのひねり動作に応じた速度ゲインの変化を実現することができる。なお、設定部22は、所定時間経過すると同時に初期角度を設定してもよいし、所定時間経過した後、時間経過と共に徐々に初期角度を変更してもよい。
・表示制御部23
表示制御部23は、操作端末1の指示方向3の変化量に応じて、表示部24に表示されたカーソル4(オブジェクト)を移動させる機能を有する。具体的には、表示制御部23は、指示方向3の変化量が大きい場合には大きく対応する方向にカーソル4を移動させ、小さい場合には小さく対応する方向にカーソル4を移動させる。
表示制御部23は、操作端末1の指示方向3の変化量に応じて、表示部24に表示されたカーソル4(オブジェクト)を移動させる機能を有する。具体的には、表示制御部23は、指示方向3の変化量が大きい場合には大きく対応する方向にカーソル4を移動させ、小さい場合には小さく対応する方向にカーソル4を移動させる。
ここで、操作端末1のロール角度が初期角度と同一の場合の速度ゲイン、即ち操作端末1のヨー方向5およびピッチ方向6の変化量に対するカーソル4の動きの比率を「1」とする。速度ゲインが「1」の場合、表示制御部23は、ユーザの動作をそのままカーソル4の動きに反映さる。一方で、速度ゲインが「1」より低い場合、表示制御部23は、ユーザの動きを減じて、カーソル4の動きに反映させる。例えば、変化量が同じであっても、速度ゲインが「0.25」の場合のカーソル4の移動量は、速度ゲインが「1」の場合と比較して4分の1になる。
また、表示制御部23は、指示方向3を軸としたロール方向7のロール角度に基づいて、指示方向3の変化量に対するカーソル4の移動量を変化させる機能を有する。より詳しくは、表示制御部23は、ロール角度と初期角度との差分に基づいて、速度ゲインを変化させる。このため、ユーザは、手首の動作で操作端末1をひねるような操作によりロール角度を変化させることで、自由かつ容易に速度ゲインを変化させることができる。
変化に関してより具体的には、表示制御部23は、設定部22により設定された初期角度とロール角度との差分が大きいほど変化量に対するカーソル4の移動量を鈍化させる。より詳しくは、表示制御部23は、ユーザのひねり操作により操作端末1がロール方向7に回転すればするほど、速度ゲインを低下させる。ユーザは、ひねり操作を行うことで、カーソル4を移動させずに速度ゲインを小さくすることができる。このような速度ゲインの調整により、手振れによる誤移動の量が小さくなるので、ユーザはテキストリンクのような小さな対象物を容易に選択することができる。
また、表示制御部23は、設定部22により設定された初期角度とロール角度との差分が閾値(第1の閾値)を超えた場合に、変化量に対するカーソル4の移動量を鈍化させてもよい。具体的には、ある角度以上ユーザがひねり操作を行った場合に、表示制御部23は速度ゲインを低下させる。これにより、表示制御部23は、ユーザの姿勢変化や意図しないひねり操作により速度ゲインが変化してしまうことを防ぐことができる。以下、図4を参照して、このようなロール角度と速度ゲインとの関係を説明する。
図4は、第1の実施形態に係る表示制御処理におけるロール角度と速度ゲインとの関係を示す説明図である。なお、図4では、初期角度が0度である場合の、ロール角度と速度ゲインとの関係を示している。図4に示す通り、表示制御部23は、ロール角度が−45度〜45度、即ちロール角度と初期角度との差分が45度(第1の閾値)を超えるまで速度ゲインを「1」のままとしている。また、図4に示す通り、表示制御部23は、ロール角度が−90度〜−45度または45度〜90度、即ちロール角度と初期角度との差分が45度を超えた後は、差分が大きくなるほど、即ち回転すればするほど速度ゲインを低下させている。さらに、図4に示す通り、表示制御部23は、ロール角度が−90度以下または90度以上、即ちロール角度と初期角度との差分が所定の値(90度)を超えた場合は、その後速度ゲインを低下させずに一定の値「0.25」としている。これにより、過度の速度ゲインの低下を防ぐことができる。なお、ここでの45度、−45度、90度、「1」、「0.25」といった値はあくまで例示であり、他の任意の値であってもよい。
また、上述したように、設定部22は、ロール角度が大きく変化することなく所定時間経過した場合に、その時点のロール角度を初期角度として設定する。以下、図5を参照して、設定部22により0度でない角度を初期角度として設定された場合の、ロール角度と速度ゲインとの関係を説明する。
図5は、第1の実施形態に係る表示制御処理におけるロール角度と速度ゲインとの関係を示す説明図である。なお、図5では、90度前後の状態で所定時間経過したため、設定部22により90度を初期角度として設定された場合の、ロール角度と速度ゲインとの関係を示している。図5に示す通り、表示制御部23は、図4で示したものと同様の速度ゲインの制御を、初期角度である90度を中心として実現している。詳しくは、表示制御部23は、初期角度を90度として、ロール角度が45度〜135度、即ちロール角度と初期角度との差分が45度(第1の閾値)を超えるまで速度ゲインを「1」のままとしている。また、図5に示す通り、表示制御部23は、ロール角度が0度〜45度または135度〜180度、即ちロール角度と初期角度との差分が45度を超えた後は、差分が大きくなるほど、即ち回転すればするほど速度ゲインを低下させている。さらに、図5に示す通り、表示制御部23は、ロール角度が0度以下または180度以上、即ちロール角度と初期角度との差分が所定の値(90度)を超えた場合は、その後速度ゲインを低下させずに一定の値「0.25」としている。
このように、表示制御部23は、設定部22により設定された初期角度からのロール角度の変化に基づいて、速度ゲインを調整することができる。これにより、表示制御部23は、図5に示す90度前後の基本姿勢での速度ゲインの変化を防止すると共に、そこからのひねり動作に応じた速度ゲインの変化を実現することができる。図5に示した速度ゲインの調整は、設定部22によりロール角度が急激に変化した時点の角度を初期角度として設定された場合にも同様に行われる。
また、表示制御部23は、ロール角度に基づいて、カーソル4の外観を変化させてもよい。例えば、表示制御部23は、ロール角度と初期角度との差分が大きくなるほど、カーソル4を小さくする。これにより、速度ゲインが低下すると共にカーソル4が小さくなるので、ユーザは、より細かな操作をすることが可能となり、小さい対象物を容易にポインティングすることができる。一方、ロール角度と初期角度との差分が小さい場合には、カーソル4は大きいままであるので、視認性が確保される。
なお、本明細書では、表示制御部23が移動制御するオブジェクトはカーソル4であるものとして説明するが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、表示制御部23は、変形例2として後述するように、フォーカスを移動制御してもよい。また、表示制御部23は、いわゆるマウスカーソルの他にも、テキスト環境でのカーソルを移動制御してもよい。他にも、表示制御部23は、画面スクロールのスクロール量やスクロールゲージの大きさを、ロール角度に応じて制御してもよい。
また、表示制御部23は、通信部21により受信された操作情報に基づいて、カーソル4が表示された位置の画像やテキスト等を選択/決定する等の様々な表示制御を行う。
・表示部24
表示部24は、表示制御部23による制御に基づいて、画像データ(静止画像データ/動画像データ)を表示(再生)する機能を有する。例えば、表示部24は、LCD(Liquid Crystal Display)またはOLED(Organic Light−Emitting Diode)などにより実現される。本実施形態に係る表示部24は、表示制御部23による制御に基づき、カーソル4を表示および移動させる。
表示部24は、表示制御部23による制御に基づいて、画像データ(静止画像データ/動画像データ)を表示(再生)する機能を有する。例えば、表示部24は、LCD(Liquid Crystal Display)またはOLED(Organic Light−Emitting Diode)などにより実現される。本実施形態に係る表示部24は、表示制御部23による制御に基づき、カーソル4を表示および移動させる。
以上、本実施形態に係る表示制御システムの構成を説明した。続いて、図6を参照して、本実施形態に係る表示制御システムの動作処理を説明する。
[2−1−2.動作処理]
図6は、第1の実施形態に係る表示制御システムの動作を示すシーケンス図である。図6に示すように、まず、ステップS102で、操作端末1は、ロール角度を検出する。より詳しくは、検出部12は、加速度センサやジャイロセンサにより、操作端末1のロール方向7の回転角度を検出して、ロール角度情報を生成する。
図6は、第1の実施形態に係る表示制御システムの動作を示すシーケンス図である。図6に示すように、まず、ステップS102で、操作端末1は、ロール角度を検出する。より詳しくは、検出部12は、加速度センサやジャイロセンサにより、操作端末1のロール方向7の回転角度を検出して、ロール角度情報を生成する。
次いで、ステップS104で、操作端末1の通信部13は、検出部12より出力されたロール角度情報を、表示装置2に送信する。
次に、ステップS106で、表示装置2は、操作端末1から受信したロール角度情報に基づいて速度ゲインを算出する。より詳しくは、表示制御部23は、ロール角度情報が示す操作端末1のロール角度と、設定部22により設定された初期角度との差分に基づいて、速度ゲインを算出する。例えば、表示制御部23は、図4および図5を参照して上記説明したように、ロール角度と初期角度との差分が45度を超えるまでは「1」、45度から90度であるときは差分に応じて低下させ、90度を超えるときは「0.25」を算出する。
次いで、ステップS108で、表示装置2は、カーソル4の速度ゲイン値を設定する。より詳しくは、表示制御部23は、上記ステップS106で算出した値を、速度ゲインとして設定する。
次に、ステップS110で、表示装置2は、ピッチ方向6およびヨー方向5の変化量を検出する。より詳しくは、検出部12は、加速度センサやジャイロセンサにより、操作端末1のピッチ方向6およびヨー方向5への指示方向3の変化量を検出して、変化量情報を生成する。
次いで、ステップS112で、操作端末1の通信部13は、検出部12より出力された変化量情報を、表示装置2に送信する。
そして、ステップS114で、表示装置2は、カーソル4を移動させる。より詳しくは、表示制御部23は、上記ステップS110で設定した速度ゲイン、および通信部21により操作端末1から受信した変化量情報に応じた量、カーソル4を移動させる。例えば、速度ゲインが「1」の場合、表示制御部23は、ユーザの動作をそのままカーソル4の動きに反映させる。一方で、速度ゲインが「1」より低い場合、表示制御部23は、ユーザの動きを減じて、カーソル4の動きに反映させる。これにより、表示装置2は、速度ゲインが「1」のときはカーソル4のダイナミックな操作を可能にし、速度ゲインが例えば「0.25」のときは小さい対象物を容易にポインティングするための繊細な操作を可能にする。
以上、本実施形態に係る表示制御システムの動作処理を説明した。
[2−1−3.効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、容易に速度ゲインを変更可能とすることで、ユーザの意図しない手振れによる誤移動を削減して、操作性をより向上させることができる。より具体的には、本実施形態に係る表示制御システムは、これまで一般的に用いられてこなかったロール方向7の回転動作に応じて、速度ゲインの調整を可能にした。これにより、ユーザは、大まかに対象物にカーソル4を近づけてから、最終的な位置決めをする段階で速度ゲインの調整を行うことで、広い画面でカーソル4をダイナミックに移動させつつ、小さい対象物を容易にポインティングすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、容易に速度ゲインを変更可能とすることで、ユーザの意図しない手振れによる誤移動を削減して、操作性をより向上させることができる。より具体的には、本実施形態に係る表示制御システムは、これまで一般的に用いられてこなかったロール方向7の回転動作に応じて、速度ゲインの調整を可能にした。これにより、ユーザは、大まかに対象物にカーソル4を近づけてから、最終的な位置決めをする段階で速度ゲインの調整を行うことで、広い画面でカーソル4をダイナミックに移動させつつ、小さい対象物を容易にポインティングすることができる。
また、本実施形態に係る表示制御システムは、操作部11がボタン等の垂直に押下される装置である場合の、上述した決定動作が失敗する問題を軽減することもできる。以下、図7および図8を参照して、本実施形態に係る表示制御システムが、決定動作の失敗を軽減する点について説明する。
図7および図8は、第1の実施形態に係る表示制御システムの一効果を説明するための図である。図7に示すように、操作部11が設けられた面を水平にしてボタン押下すると、操作端末1がピッチ方向6Bに動くため、カーソル4がY方向60B方向に誤移動してしまう。これは、ボタンが押下される前の予備動作においても同様である。対象物が例えばテキストリンクのようにY方向60に短い場合、図7に示すように、ボタン押下に伴う誤移動によってカーソル4が対象物の範囲を外れてしまい、決定動作が失敗する場合があった。
しかし、本実施形態によれば、ユーザは、最終的な位置決めをする段階で速度ゲインを低下させるため、決定動作は操作端末1をロール方向7に回転させた状態で行われる。この状態でボタン押下された場合、図8に示すように、操作端末1がヨー方向5B方向に動き、誤移動はX方向50Bに生じる。よって、テキストリンクのように対象物がX方向50に長い場合、ボタン押下に伴う誤移動によってカーソル4aが対象物の範囲を外れる危険性が低下する。これは、ボタンが押下される前の予備動作においても同様である。このようにして、本実施形態に係る表示制御システムは、最終的な位置決めをする段階でユーザ手首をひねる動作を行うことを利用して、決定動作の失敗を軽減することができる。
さらに、図8に示すように、本実施形態に係る表示制御システムは、操作端末1がロール方向7に回転された場合、図7に示したカーソル4よりも小さいカーソル4aを表示している。これにより、ユーザは、小さなカーソル4aを低下した速度ゲインにより細やかに操作することができるので、決定動作の失敗はさらに軽減される。なお、本実施形態に係る表示制御システムは、操作端末1がロール方向7に回転された場合、スクロール量を小さくすると共にスクロールゲージの表示を大きくして、細やかなスクロール操作を可能にしてもよい。
以上、本実施形態に係る表示制御システムの効果を説明した。以下では、本実施形態の変形例を説明する。
[2−1−4.変形例1]
まず、図9を参照して、変形例1に係る表示制御システムについて説明する。本変形例によれば、決定ボタンの配置構成によって、決定動作の失敗を軽減することができる。
まず、図9を参照して、変形例1に係る表示制御システムについて説明する。本変形例によれば、決定ボタンの配置構成によって、決定動作の失敗を軽減することができる。
図9は、変形例1に係る表示制御システムを説明するための図である。図9に示すように、変形例1に係る操作端末1には、側面に操作部110が設けられている。このため、図9に示すように、0度の状態で操作部110を押下すると、押下する動作に伴い操作端末1がヨー方向5Bに動き、誤移動はX方向50Bに生じる。よって、テキストリンクのように対象物がX方向50に長い場合、ボタン押下に伴う誤移動によってカーソル4が対象物の範囲を外れる危険性が低下する。このようにして、本変形例に係る表示制御システムは、決定動作の失敗を軽減することができる。
図9は、変形例1に係る表示制御システムを説明するための図である。図9に示すように、変形例1に係る操作端末1には、側面に操作部110が設けられている。本変形例に係る設定部22は、操作部110が設けられた面が鉛直または略鉛直である場合、即ち図9で示すように0度を初期角度として設定する。そして、操作部110は、操作部110が設けられた操作端末1の側面に対して垂直方向の入力動作を受け付ける。
このため、図9に示すように、0度の状態で操作部110を押下すると、押下する動作に伴い操作端末1がヨー方向5Bに動き、誤移動はX方向50Bに生じる。よって、テキストリンクのように対象物がX方向50に長い場合、ボタン押下に伴う誤移動によってカーソル4が対象物の範囲を外れる危険性が低下する。このようにして、本変形例に係る表示制御システムは、決定動作の失敗を軽減することができる。
[2−1−5.変形例2]
続いて、図10および図11を参照して、変形例2に係る表示制御システムについて説明する。本変形例によれば、フォーカス移動に係る速度ゲインを調整することができる。
続いて、図10および図11を参照して、変形例2に係る表示制御システムについて説明する。本変形例によれば、フォーカス移動に係る速度ゲインを調整することができる。
図10および図11は、変形例2に係る表示制御システムを説明するための図である。図10に示すように、操作端末1のピッチ方向6およびヨー方向5の姿勢角度変化に応じて、表示装置2は対応する方向のセルにフォーカス8を移動させる。本変形例においても、初期角度は設定部22により任意に設定可能であるが、ここでは初期角度を0度とする。図10に示すように、初期角度において、ユーザが操作端末1をヨー方向5Bにθ1だけ角度変化させた場合、表示装置2はフォーカス8をX方向50Bの隣接するセルに移動させるものとする。
本変形例においても、表示装置2は、操作端末1のロール角度に応じて速度ゲインを調整する。より具体的には、表示制御部23は、設定部22により設定された初期角度とロール角度との差分に応じて、指示方向3の変化量に対するフォーカス8の移動量を鈍化させる。本変形例に係る表示装置2は、図4および図5を参照してカーソル4について上記説明したものと同様に、速度ゲインの調整を行う。つまり、初期角度とロール角度が閾値を超えた場合、表示装置2は速度ゲインを低下させる。このため、図11に示すように、手首のひねり動作により速度ゲインが低下した場合、フォーカス8をX方向50Bの隣接するセルを移動させるために要するヨー方向5Bの角度変化量は、θ1より大きいθ2となる。
以上説明したように、本変形例に係る表示制御システムは、操作端末1のロール角度に応じてフォーカス移動に係る速度ゲインを調整することができる。
以上、本実施形態の変形例を説明した。
<2−2.第2の実施形態>
本実施形態は、操作端末10(表示制御信号生成装置)が主として表示制御処理を行う形態である。まず、図12を参照して、本実施形態に係る表示制御システムの構成を説明する。
本実施形態は、操作端末10(表示制御信号生成装置)が主として表示制御処理を行う形態である。まず、図12を参照して、本実施形態に係る表示制御システムの構成を説明する。
[2−2−1.構成]
図12は、第2の実施形態に係る表示制御システムの構成を示すブロック図である。図12に示すように、本実施形態に係る表示制御システムは、操作端末10および表示装置20を有する。
図12は、第2の実施形態に係る表示制御システムの構成を示すブロック図である。図12に示すように、本実施形態に係る表示制御システムは、操作端末10および表示装置20を有する。
(操作端末10)
操作端末10は、ユーザにより操作される端末であり、ユーザ動作の検出結果に基づいて表示制御信号を生成し、表示装置20に送信する。操作端末10は、操作部11、検出部12、通信部13、設定部14、および生成部15を有する。
操作端末10は、ユーザにより操作される端末であり、ユーザ動作の検出結果に基づいて表示制御信号を生成し、表示装置20に送信する。操作端末10は、操作部11、検出部12、通信部13、設定部14、および生成部15を有する。
・操作部11
本実施形態に係る操作部11は、第1の実施形態において説明した通りの機能を有し、操作情報を生成して、生成部15に出力する。
本実施形態に係る操作部11は、第1の実施形態において説明した通りの機能を有し、操作情報を生成して、生成部15に出力する。
・検出部12
本実施形態に係る検出部12は、第1の実施形態において説明した通りの機能を有し、変化量情報およびロール角度情報を設定部14および生成部15に出力する。
本実施形態に係る検出部12は、第1の実施形態において説明した通りの機能を有し、変化量情報およびロール角度情報を設定部14および生成部15に出力する。
・設定部14
本実施形態に係る設定部14は、第1の実施形態において説明した設定部22と同様に、初期角度を設定する機能を有する。
本実施形態に係る設定部14は、第1の実施形態において説明した設定部22と同様に、初期角度を設定する機能を有する。
例えば、本実施形態に係る設定部14は、第1の実施形態において図1において示したように、操作端末10の操作部11が設けられた面が地面に対して水平である場合のロール角度を、初期角度として設定する。他にも、本実施形態に係る設定部14は、第1の実施形態と同様に、検出部12により出力されたロール角度情報に基づいて、ロール角度の変化速度が閾値(第2の閾値)を超えた時点のロール角度を初期角度として設定してもよい。また、本実施形態に係る設定部14は、第1の実施形態と同様に、ロール角度の変化量が閾値(第3の閾値)を超えずに所定時間経過した時点のロール角度を初期角度として設定してもよい。
・生成部15
本実施形態に係る生成部15は、第1の実施形態において説明した表示制御部23と同等の機能を有する。より具体的には、生成部15は、検出部12により検出された変化量に応じて、表示部24に表示されたカーソル4(オブジェクト)を移動させるよう指示する表示制御信号を生成する機能を有する。以下では、生成部15が生成する表示制御信号を、カーソル移動指示信号とも称する。
本実施形態に係る生成部15は、第1の実施形態において説明した表示制御部23と同等の機能を有する。より具体的には、生成部15は、検出部12により検出された変化量に応じて、表示部24に表示されたカーソル4(オブジェクト)を移動させるよう指示する表示制御信号を生成する機能を有する。以下では、生成部15が生成する表示制御信号を、カーソル移動指示信号とも称する。
生成部15は、検出部12により検出されたロール角度に基づいて、変化量に対するカーソル4の移動量を変化させたカーソル移動信号を生成する。より詳しくは、まず、生成部15は、ロール角度と初期角度との差分に基づいて、速度ゲインを変化させる。そして、生成部15は、速度ゲインに応じて移動量を増減したカーソル移動指示信号を生成する。このため、ユーザは、手首の動作で操作端末10をひねるような操作によりロール角度を変化させることで、自由かつ容易に速度ゲインを変化させることができる。
変化に関してより具体的には、生成部15は、設定部14により設定された初期角度とロール角度との差分が大きいほど変化量に対するカーソル4の移動量を鈍化させたカーソル移動信号を生成する。より詳しくは、生成部15は、ユーザのひねり操作により操作端末10がロール方向7に回転すればするほど、速度ゲインを低下させる。ユーザは、ひねり操作を行うことで、カーソル4を移動させずに速度ゲインを小さくすることができる。このような速度ゲインの調整により、手振れによる誤移動の量が小さくなるので、ユーザはテキストリンクのような小さな対象物を容易に選択することができる。
また、生成部15は、設定部14により設定された初期角度とロール角度との差分が閾値(第1の閾値)を超えた場合に、変化量に対するカーソル4の移動量を鈍化させたカーソル移動信号を生成してもよい。具体的には、ある角度以上ユーザがひねり操作を行った場合に、生成部15は速度ゲインを低下させる。これにより、生成部15は、ユーザの姿勢変化や意図しないひねり操作により速度ゲインが変化してしまうことを防ぐことができる。ロール角度と速度ゲインとの関係は、上記図4および図5を参照して説明した通りであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
なお、上記第1の実施形態において説明したように、生成部15が表示制御信号により移動制御するオブジェクトはカーソル4に限られない。例えば、生成部15は、フォーカスやいわゆるマウスカーソル、テキスト環境でのカーソル、画面スクロールを制御する表示制御信号を生成してもよい。
また、生成部15は、操作部11から出力された操作情報に基づいて、カーソル4が表示された位置の画像やテキスト等を選択/決定する等の様々な表示を行うよう指示する表示制御を生成する。
生成部15は、生成した表示制御信号を、通信部13に出力する。
・通信部13
本実施形態に係る通信部13は、第1の実施形態において説明した通りの機能を有し、生成部15により出力された表示制御信号を、表示装置20に送信する。
本実施形態に係る通信部13は、第1の実施形態において説明した通りの機能を有し、生成部15により出力された表示制御信号を、表示装置20に送信する。
(表示装置20)
表示装置20は、操作端末10から受信した情報に基づいて画像表示を行う装置である。表示装置20は、通信部21、および表示部24を有する。
表示装置20は、操作端末10から受信した情報に基づいて画像表示を行う装置である。表示装置20は、通信部21、および表示部24を有する。
・通信部21
本実施形態に係る通信部21は、第1の実施形態において説明した通りの機能を有し、操作端末10から受信した表示制御信号を、表示部24に出力する。
本実施形態に係る通信部21は、第1の実施形態において説明した通りの機能を有し、操作端末10から受信した表示制御信号を、表示部24に出力する。
・表示部24
本実施形態に係る表示部24は、第1の実施形態において説明した通りの機能を有し、通信部21から出力された表示制御信号に基づいて画面表示を行う。
本実施形態に係る表示部24は、第1の実施形態において説明した通りの機能を有し、通信部21から出力された表示制御信号に基づいて画面表示を行う。
以上、本実施形態に係る表示制御システムの構成を説明した。続いて、図13を参照して、本実施形態に係る表示制御システムの動作処理を説明する。
[2−2−2.動作処理]
図13は、第2の実施形態に係る表示制御システムの動作を示すシーケンス図である。図13に示すように、まず、ステップS202で、操作端末10は、ロール角度を検出する。より詳しくは、検出部12は、加速度センサやジャイロセンサにより、操作端末10のロール方向7の回転角度を検出して、ロール角度情報を生成する。
図13は、第2の実施形態に係る表示制御システムの動作を示すシーケンス図である。図13に示すように、まず、ステップS202で、操作端末10は、ロール角度を検出する。より詳しくは、検出部12は、加速度センサやジャイロセンサにより、操作端末10のロール方向7の回転角度を検出して、ロール角度情報を生成する。
次いで、ステップS204で、操作端末10は、ロール角度情報に基づいて速度ゲインを算出する。より詳しくは、生成部15は、検出部12により出力されたロール角度情報が示す操作端末10のロール角度と、設定部14により設定された初期角度との差分に基づいて、速度ゲインを算出する。例えば、生成部15は、第1の実施形態において図4および図5を参照して上記説明したように、ロール角度と初期角度との差分が45度を超えるまでは「1」、45度から90度であるときは差分に応じて低下させ、90度を超えるときは「0.25」を算出する。
次に、ステップS206で、操作端末10は、カーソル4の速度ゲイン値を設定する。より詳しくは、生成部15は、上記ステップS204で算出した値を、速度ゲインとして設定する。
次いで、ステップS208で、操作端末10は、ピッチ方向6およびヨー方向5の変化量を検出する。より詳しくは、検出部12は、加速度センサやジャイロセンサにより、操作端末10のピッチ方向6およびヨー方向5への指示方向3の変化量を検出して、変化量情報を生成する。
そして、ステップS210で、操作端末10は、カーソル移動指示信号を生成する。より詳しくは、生成部15は、上記ステップS206で設定した速度ゲイン、および上記ステップS208で検出部12により出力された変化量情報に応じた量、カーソル4を移動させるよう指示するカーソル移動指示信号を生成する。例えば、速度ゲインが「1」の場合、生成部15は、ユーザの動作をそのままカーソル4の動きに反映させるカーソル移動指示信号を生成する。一方で、速度ゲインが「1」より低い場合、生成部15は、ユーザの動きを減じてカーソル4の動きに反映させるカーソル移動指示信号を生成する。これにより、操作端末10は、速度ゲインが「1」のときはカーソル4のダイナミックな操作を可能にし、速度ゲインが例えば「0.25」のときは小さい対象物を容易にポインティングするための繊細な操作を可能にする。
次に、ステップS212で、操作端末10の通信部13は、生成部15により生成されたカーソル移動指示信号を、表示装置20に送信する。
次いで、ステップS214で、表示装置20の表示部24は、通信部21により操作端末10から受信されたカーソル移動指示信号に基づいて、カーソル4を移動させる。
以上、本実施形態に係る表示制御システムの動作処理を説明した。
なお、本実施形態における効果は、第1の実施形態と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。また、上記第1の実施形態において説明した変形例1、および変形例2は、本実施形態においても同様に適用可能であるが、ここでの詳細な説明は省略する。
<<3.まとめ>>
以上説明したように、本開示の一実施形態に係る表示制御システムは、ユーザの意図しない手振れによる誤移動を削減して、操作性をより向上させることが可能である。具体的には、表示制御システムは、ロール角度に応じて速度ゲインを変更可能とすることで、ユーザの意図しない手振れによる誤移動を削減して、操作性をより向上させることができる。
以上説明したように、本開示の一実施形態に係る表示制御システムは、ユーザの意図しない手振れによる誤移動を削減して、操作性をより向上させることが可能である。具体的には、表示制御システムは、ロール角度に応じて速度ゲインを変更可能とすることで、ユーザの意図しない手振れによる誤移動を削減して、操作性をより向上させることができる。
ユーザは、手首をひねるような操作によりロール角度を変化させることで、容易かつ自由に速度ゲインを変化させることができる。これにより、ユーザは、大まかに対象物にカーソル4を近づけてから、最終的な位置決めをする段階で手首をひねって速度ゲインの調整を行うことで、広い画面でカーソル4をダイナミックに移動させつつ、小さい対象物を容易にポインティングすることができる。
また、本開示の一実施形態に係る表示制御システムは、決定動作の際のボタン押下に伴う手振れによる決定動作の失敗を軽減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、表示制御システムが有する設定部、表示制御部または生成部としての機能の全部を、操作端末または表示装置のいずれかが有する例を説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、これらの機能は、操作端末および表示装置のいずれかに分離して有されていてもよい。また、表示制御システムは、操作端末および表示装置以外の他の情報処理装置を含んでいてもよく、他の情報処理装置がこれらの機能を有し、操作端末および表示装置との通信により表示制御処理を実現してもよい。
また、上記実施形態では、ロール角度と速度ゲインとの関係として、初期角度とロール角度との差分が大きいほど速度ゲインを低下させる例を説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、表示制御システムは、初期角度とロール角度との差分が小さいほど、速度ゲインを低下させてもよい。この場合、ユーザは、通常は低い速度ゲインで操作して、手首をひねって高い速度ゲインで操作する。繊細なポインティングを行うことが大半であり、広い画面でカーソル4をダイナミックに移動させることが少ないような用途において有効である。
また、上記実施形態では、対象物がX方向50に長くY方向60に短い場合を想定して、初期角度を0度とし、初期角度とロール角度との差分が大きいほど変化量に対するカーソル4の移動量を鈍化させると説明したが、本技術はかかる例に限定されない。表示制御システムは、画面に表示されたリンクや画像等の対象物の形状に応じて初期角度を設定してもよいし、ロール角度と速度ゲインとの関係を変更してもよい。例えば、表示制御システムは、画面に表示された対象物がY方向60に長くX方向50に短い場合、初期角度を90度としてもよいし、初期角度を0度として初期角度とロール角度との差分が少ないほど速度ゲインを低下させてもよい。いずれの場合も、ユーザは、最終的な位置決めをする段階で、速度ゲインを低下させるために操作端末1を水平状態にするため、ボタン押下の際の誤移動はY方向60に生じる。画面に表示された対象物はY方向60に長いため、ボタン押下に伴う誤移動によってカーソル4が対象物の範囲を外れる危険性は低下する。
また、情報処理装置に内蔵されるCPU、ROM及びRAM等のハードウェアに、上記操作端末1、表示装置2、または操作端末10、表示装置20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
方向指示器の指示方向の変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御部を備え、
前記表示制御部は、前記指示方向を軸とした回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させる、表示制御装置。
(2)
前記表示制御部は、前記回転角度と初期角度との差分が大きいほど前記変化量に対する前記移動量を鈍化させる、前記(1)に記載の表示制御装置。
(3)
前記表示制御部は、前記差分が第1の閾値を超えた場合に前記変化量に対する前記移動量を鈍化させる、前記(2)に記載の表示制御装置。
(4)
前記表示制御装置は、前記初期角度を設定する設定部をさらに備える、前記(2)または(3)に記載の表示制御装置。
(5)
前記方向指示器は、ユーザからの入力を受け付ける入力部を備え、
前記設定部は、前記方向指示器のうち前記入力部が設けられた面が略水平である場合の角度を前記初期角度として設定する、前記(4)に記載の表示制御装置。
(6)
前記設定部は、前記回転角度の変化速度が第2の閾値を超えた時点の前記回転角度を前記初期角度として設定する、前記(4)に記載の表示制御装置。
(7)
前記設定部は、前記回転角度の変化量が第3の閾値を超えずに所定時間経過した時点の前記回転角度を前記初期角度として設定する、前記(4)に記載の表示制御装置。
(8)
前記入力部は、前記入力部が設けられた前記方向指示器の一面に対して垂直方向の入力動作を受け付ける、前記(5)に記載の表示制御装置。
(9)
前記方向指示器は、ユーザからの入力を受け付ける入力部を備え、
前記設定部は、前記方向指示器のうち前記入力部が設けられた面が略鉛直である場合の角度を前記初期角度として設定し、
前記入力部は、前記入力部が設けられた前記方向指示器の一面に対して垂直方向の入力動作を受け付ける、前記(4)に記載の表示制御装置。
(10)
前記表示制御装置は、前記方向指示器から前記指示方向および前記回転角度を示す情報を受信する受信部をさらに備える、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(11)
方向指示器の指示方向を軸とした回転角度に基づいて、表示部に表示されたオブジェクトの前記指示方向の変化量に対する移動量を変化させるステップと、
前記変化量に応じて、前記オブジェクトを移動させるステップと、
を備える表示制御方法。
(12)
コンピュータに、
方向指示器の指示方向を軸とした回転角度に基づいて、表示部に表示されたオブジェクトの前記指示方向の変化量に対する移動量を変化させるステップと、
前記変化量に応じて、前記オブジェクトを移動させるステップと、
を実行させるためのプログラム。
(13)
指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号を生成する生成部と、
を備え、
前記生成部は、前記検出部により検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成する、表示制御信号生成装置。
(14)
指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出するステップと、
検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号であって、検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成するステップと、
を備える表示制御信号生成方法。
(15)
コンピュータに、
指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出するステップと、
検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号であって、検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成するステップと、
を実行させるためのプログラム。
(16)
指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記指示方向を軸とした回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させる、表示制御システム。
(1)
方向指示器の指示方向の変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御部を備え、
前記表示制御部は、前記指示方向を軸とした回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させる、表示制御装置。
(2)
前記表示制御部は、前記回転角度と初期角度との差分が大きいほど前記変化量に対する前記移動量を鈍化させる、前記(1)に記載の表示制御装置。
(3)
前記表示制御部は、前記差分が第1の閾値を超えた場合に前記変化量に対する前記移動量を鈍化させる、前記(2)に記載の表示制御装置。
(4)
前記表示制御装置は、前記初期角度を設定する設定部をさらに備える、前記(2)または(3)に記載の表示制御装置。
(5)
前記方向指示器は、ユーザからの入力を受け付ける入力部を備え、
前記設定部は、前記方向指示器のうち前記入力部が設けられた面が略水平である場合の角度を前記初期角度として設定する、前記(4)に記載の表示制御装置。
(6)
前記設定部は、前記回転角度の変化速度が第2の閾値を超えた時点の前記回転角度を前記初期角度として設定する、前記(4)に記載の表示制御装置。
(7)
前記設定部は、前記回転角度の変化量が第3の閾値を超えずに所定時間経過した時点の前記回転角度を前記初期角度として設定する、前記(4)に記載の表示制御装置。
(8)
前記入力部は、前記入力部が設けられた前記方向指示器の一面に対して垂直方向の入力動作を受け付ける、前記(5)に記載の表示制御装置。
(9)
前記方向指示器は、ユーザからの入力を受け付ける入力部を備え、
前記設定部は、前記方向指示器のうち前記入力部が設けられた面が略鉛直である場合の角度を前記初期角度として設定し、
前記入力部は、前記入力部が設けられた前記方向指示器の一面に対して垂直方向の入力動作を受け付ける、前記(4)に記載の表示制御装置。
(10)
前記表示制御装置は、前記方向指示器から前記指示方向および前記回転角度を示す情報を受信する受信部をさらに備える、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の表示制御装置。
(11)
方向指示器の指示方向を軸とした回転角度に基づいて、表示部に表示されたオブジェクトの前記指示方向の変化量に対する移動量を変化させるステップと、
前記変化量に応じて、前記オブジェクトを移動させるステップと、
を備える表示制御方法。
(12)
コンピュータに、
方向指示器の指示方向を軸とした回転角度に基づいて、表示部に表示されたオブジェクトの前記指示方向の変化量に対する移動量を変化させるステップと、
前記変化量に応じて、前記オブジェクトを移動させるステップと、
を実行させるためのプログラム。
(13)
指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号を生成する生成部と、
を備え、
前記生成部は、前記検出部により検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成する、表示制御信号生成装置。
(14)
指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出するステップと、
検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号であって、検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成するステップと、
を備える表示制御信号生成方法。
(15)
コンピュータに、
指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出するステップと、
検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号であって、検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成するステップと、
を実行させるためのプログラム。
(16)
指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記指示方向を軸とした回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させる、表示制御システム。
1、10 操作端末
11、110 操作部
12 検出部
13 通信部
14 設定部
15 生成部
2、20 表示装置
21 通信部
22 設定部
23 表示制御部
24 表示部
3 指示方向
4 カーソル
5 ヨー方向
50 X方向
6 ピッチ方向
60 Y方向
7 ロール方向
8 フォーカス
11、110 操作部
12 検出部
13 通信部
14 設定部
15 生成部
2、20 表示装置
21 通信部
22 設定部
23 表示制御部
24 表示部
3 指示方向
4 カーソル
5 ヨー方向
50 X方向
6 ピッチ方向
60 Y方向
7 ロール方向
8 フォーカス
Claims (16)
- 方向指示器の指示方向の変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御部を備え、
前記表示制御部は、前記指示方向を軸とした回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させる、表示制御装置。 - 前記表示制御部は、前記回転角度と初期角度との差分が大きいほど前記変化量に対する前記移動量を鈍化させる、請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記表示制御部は、前記差分が第1の閾値を超えた場合に前記変化量に対する前記移動量を鈍化させる、請求項2に記載の表示制御装置。
- 前記表示制御装置は、前記初期角度を設定する設定部をさらに備える、請求項2に記載の表示制御装置。
- 前記方向指示器は、ユーザからの入力を受け付ける入力部を備え、
前記設定部は、前記方向指示器のうち前記入力部が設けられた面が略水平である場合の角度を前記初期角度として設定する、請求項4に記載の表示制御装置。 - 前記設定部は、前記回転角度の変化速度が第2の閾値を超えた時点の前記回転角度を前記初期角度として設定する、請求項4に記載の表示制御装置。
- 前記設定部は、前記回転角度の変化量が第3の閾値を超えずに所定時間経過した時点の前記回転角度を前記初期角度として設定する、請求項4に記載の表示制御装置。
- 前記入力部は、前記入力部が設けられた前記方向指示器の一面に対して垂直方向の入力動作を受け付ける、請求項5に記載の表示制御装置。
- 前記方向指示器は、ユーザからの入力を受け付ける入力部を備え、
前記設定部は、前記方向指示器のうち前記入力部が設けられた面が略鉛直である場合の角度を前記初期角度として設定し、
前記入力部は、前記入力部が設けられた前記方向指示器の一面に対して垂直方向の入力動作を受け付ける、請求項4に記載の表示制御装置。 - 前記表示制御装置は、前記方向指示器から前記指示方向および前記回転角度を示す情報を受信する受信部をさらに備える、請求項1に記載の表示制御装置。
- 方向指示器の指示方向を軸とした回転角度に基づいて、表示部に表示されたオブジェクトの前記指示方向の変化量に対する移動量を変化させるステップと、
前記変化量に応じて、前記オブジェクトを移動させるステップと、
を備える表示制御方法。 - コンピュータに、
方向指示器の指示方向を軸とした回転角度に基づいて、表示部に表示されたオブジェクトの前記指示方向の変化量に対する移動量を変化させるステップと、
前記変化量に応じて、前記オブジェクトを移動させるステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号を生成する生成部と、
を備え、
前記生成部は、前記検出部により検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成する、表示制御信号生成装置。 - 指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出するステップと、
検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号であって、検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成するステップと、
を備える表示制御信号生成方法。 - コンピュータに、
指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出するステップと、
検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御信号であって、検出された前記回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させた表示制御信号を生成するステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 指示方向の変化量、および前記指示方向を軸とした回転角度を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記変化量に応じて、表示部に表示されたオブジェクトを移動させる表示制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記指示方向を軸とした回転角度に基づいて、前記変化量に対する前記オブジェクトの移動量を変化させる、表示制御システム。
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- 2014-08-26 US US14/468,562 patent/US20150062012A1/en not_active Abandoned
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