JP2015049567A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コントラスト補正による画質の劣化を抑制すること。
【解決手段】コントラスト補正部42は、輝度最大値Ymax及び輝度最小値Yminに基づいて、画素データP0のコントラストを補正した画素データP1aと、画素データP0に所定値「1」を加算した画素データのコントラストを補正した補正用画素データP1bを生成する。γ補正部43は、画素データP1aに対して、画像の出力部の感度特性に応じて各色の色情報を補正するガンマ補正(γ補正)を施した画素データP2aと、補正用画素データP1bをγ補正して補正用画素データP2bを生成する。階調補正部44は、画素データP2aと補正用画素データP2bとの差分値に応じて、画素データP2aを階調補正した画素データP3を生成する。
【選択図】図3

Description

画像処理装置及び画像処理方法に関する。
従来、撮像した画像のデジタルデータを記録可能なデジタルスチルカメラ等の撮像装置は、広く普及している。撮像装置は、被写体からの光の強さを測定(測光)し、露光量(撮像素子に光を当てる時間(シャッター速度)とその光の強さ(絞り値))を決定する。逆光等のような撮影条件の場合、適切な露光量を算出することが困難である。このような場合において得られる画像は、全体または特定の部分の輝度が不足又は過剰となりやすい。このため、画像処理装置は、画像データに対してコントラスト補正を行う(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2003−46859号公報 特開2008−124653号公報
ところが、コントラスト補正により階調飛び(トーンジャンプ)が生じる場合があり、画質が劣化する。
本発明の一観点によれば、複数の画素データが含まれる1画面の撮像データの輝度最大値及び輝度最小値に応じたゲイン値とオフセット値に基づいて前記画素データをコントラスト補正した第1の画素データと、前記入力画素データに所定値を加算した値を前記コントラスト補正した第2の画素データを生成するコントラスト補正部と、補正テーブルにしたがって前記第1の画素データをガンマ補正した第3の画素データと、前記補正テーブルにしたがって前記第2の画素データをガンマ補正した第4の画素データを生成するガンマ補正部と、前記第3の画素データ前記第4の画素データとの差分値に応じて前記第3の画素データ(P2a)を補正した第5の画素データを生成する階調補正部とを有する。
本発明の一観点によれば、画質の劣化を抑制することができる。
撮像装置の概略を示すブロック図である。 (a)(b)は撮像データの説明図である。 画像処理部のブロック図である。 (a)(b)は画像処理の説明図である。 γ補正部のブロック図である。 γ補正カーブの説明図である。 コントラスト補正とγ補正の説明図である。 階調補正部のブロック図である。 (a)〜(c)は画素値のヒストグラムである。
以下、一実施形態を説明する。
図1に示す撮像装置は例えばデジタルスチルカメラ(DSC)であり、撮像部10、画像処理部(ISP:Image Signal Processor)20、操作部31、メモリ(記憶部)32、表示デバイス33を有している。
撮像部10は、被写体に基づく入射光に応じた画像データを出力する。画像処理部20は、既定の設定値または操作部31の操作による設定にしたがって、撮像部10から出力される画像データに対して各種画像処理を施す。そして、画像処理部20は、処理中または処理後の画像データをメモリ32に格納する。また、画像処理部20は、撮像部10から出力される画像データに基づく画像、またはメモリ32に格納された画像データに基づく画像を表示デバイス33に表示する。そして、画像処理部20は、メモリ32に格納された画像データを、例えば操作部31の操作にしたがってメモリカード35に格納する。
撮像部10は、撮像光学系11と、撮像素子部12を有している。
撮像光学系11は、被写体からの光を集光するレンズ(フォーカスレンズなど),レンズを通過した光の量を調整する絞り,等を含み、光学的な被写体像を撮像素子部12に導く。撮像素子部12は、例えば、ベイヤ(Bayer)配列のカラーフィルタと、撮像素子とを含む。撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサである。撮像素子は、カラーフィルタを介して入射する光の量に応じた撮像信号(アナログ信号)を出力する。また、撮像素子部12は、アナログの撮像信号をデジタルの撮像データに変換する。そして、撮像素子部12は、同期信号に従って変換後の撮像データを出力する。同期信号は、1つのフィールドの区切りを示す垂直同期信号と、1ラインの区切りを示す水平同期信号を含み、例えば画像処理部20から供給される。
画像処理部20は、センサインタフェース(センサI/F)21、画像処理部22,23、CPU24、メモリコントローラ25、メモリカードインタフェース(メモリカードI/F)26、表示インタフェース(表示I/F)27を有している。CPU24、センサI/F21、画像処理部22,23は、CPUデータバス28を介して互いに接続されている。センサI/F21、画像処理部22,23、メモリコントローラ25、メモリカードI/F26、表示I/F27は、画像データバス29を介して互いに接続されている。
センサI/F21は、撮像部10から出力される撮像データを受け取り、メモリ32に格納する。したがって、メモリ32には、撮像部10から出力され画像処理が施されていない撮像データ(RAWデータ)が格納される。センサI/F21は、データ入力部の一例である。センサI/F21は、撮像データに含まれる複数の画素データに基づいて、最大の輝度値(最大値)と最小の輝度値(最小値)を検出し、輝度最大値及び輝度最小値をレジスタ21bに格納する。
画像処理部22は、メモリ32に格納された撮像データを読み出し、その撮像データに対して、所定の画像処理を施し、処理後の画像データをメモリ32に格納する。画像処理部22における画像処理は、デモザイク処理、コントラスト補正、γ補正、階調補正を含む。
画像処理部23は、メモリ32に格納された撮像データを読み出し、その撮像データに対して、所定の画像処理を施し、処理後の画像データをメモリ32に格納する。画像処理部23における処理は、例えば、YCbCrタ変換、歪み補正、エンコード処理(JPEG化)を含む。なお、図1では、1つの画像処理部23として示しているが、各処理に応じた画像処理部を含む画像処理部20としてもよい。
メモリカードI/F26は、撮像装置に対して着脱可能なメモリカード35と電気的に接続される。メモリカードI/F26は、メモリ32に格納されたデータ(例えば圧縮された画像データ)をメモリカード35に格納する。
表示I/F27には、表示デバイス33が接続されている。表示デバイス33は、例えば液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)である。表示デバイス33は、撮影装置の駆動源であるバッテリの残量、撮影モード、撮影フレーム、記憶された画像データの表示、等に用いられる。例えば、表示I/F27は、メモリ32に格納された画像データを読み出し、その画像データを表示デバイス33に出力する。
センサI/F21,画像処理部22,23、メモリカードI/F26,表示I/F27は、それぞれメモリアクセスコントローラ(DMAC:Direct Memory Access Controller )21a〜23a,26a,27aを有している。センサI/F21は、メモリアクセスコントローラ21aを介してメモリ32に画像データを格納する。画像処理部22,23は、メモリアクセスコントローラ22a,23aを介して、メモリ32に対して画像データの入出力を行う。同様に、メモリカードI/F26は、メモリアクセスコントローラ26aを介して、メモリ32に対して画像データの入出力を行う。そして、表示I/F27は、メモリアクセスコントローラ27aを介してメモリ32から読み出した画像データを表示デバイス33に出力する。
CPU24は、画像処理部20全体を統括制御する。CPU24は、処理に必要な情報の各処理部への設定及びデータの書き込み/読み出し制御等を行う。また、CPU24は、操作部31の操作に応じて動作モードや各処理において必要な情報(パラメータ)を設定する。操作部31は、ユーザにより操作されるシャッタボタンやメニューボタン等の各種スイッチ、タッチパネル等である。また、CPU24は、センサI/F21のレジスタ21bに格納された輝度最大値及び輝度最小値を読み出し、それらを画像処理部22のレジスタ22bに格納する。
次に、センサI/F21における処理を説明する。
センサI/F21は、撮像データに基づいて、輝度最大値及び輝度最小値を得る。
図2(a)に示すように、1つのフレーム(1画面)の撮像データSFは、複数の画素データSGを含む。図2(a)において、左右方向に配列された画素データSGは、撮像素子の第1の方向(例えば水平方向)に配列された複数の受光部に対応し、図2(a)において上下方向に配列された画素データSGは、撮像素子の第1の方向と直交する第2の方向(例えば垂直方向)に配列された複数の受光部に対応する。各画素データSGは、対応する受光部がそれぞれ受ける光の量に応じた値(画素値)を含む。撮像素子の受光部は、所定配列(例えばベイヤ配列)のカラーフィルタを透過した光を受光する。従って、各画素データSGに含まれる画素値は、対応するカラーフィルタの配列及び色に応じた色情報を含む。
例えば、各画素データを区別する場合、受光部の配列に応じて、SG(x,y)と表す。xは第1の方向の配列順序であり、yは第2の方向の配列順序である。例えば、図2(a)において、左上の画素データをSG(1,1)と表す。その画素データSG(1,1)の右隣の画素データをSG(2,1)と表し、画素データSG(1,1)の下側の画素データをSG(1,2)と表す。撮像部において第1の方向に配列された受光部の数をm、第2の方向に配列された受光部の数をnとし、図2(a)において右下の画素データをSG(m,n)と表す。
各画素データSGは、対応するカラーフィルタの色に応じた色情報を含む。例えば、ベイヤ配列のカラーフィルタは、赤色(R)のフィルタと、緑色(G)のフィルタと、青色(B)のフィルタを含む。従って、撮像データSFは、複数の画素データSGを含み、各画素データSGは、それぞれ対応する1つの色の色情報を含む。
図2(b)は、各画素データに含まれる色情報と画素データの配列位置を示す。例えば、図2(a)に示す画素データSG(1,1)は、図2(b)に示すように緑色(G)の色情報を含む。同様に、画素データSG(2,1)は赤色(R)の色情報を含む。また、画素データSG(1,2)は青色(B)の色情報を含み、画素データSG(2,2)は緑色(G)の色情報を含む。なお、以下の説明において、各画素データを、色情報を用いて説明することがある。例えば、図2(a)に示す画素データSG(1,1)を、図2(b)に示す「G11」を用いて画素データG11として説明することがある。
図1に示すセンサI/F21は、複数のライン(例えば2ライン)の画素データに応じた記憶容量のメモリ(ラインメモリ)を含む。センサI/F21は、ラインメモリに、画素データSGを順次格納する。そして、センサI/F21は、ラインメモリに格納した各画素データSGに基づいて、各画素データにおける輝度値を算出する。そして、センサI/F21は、1フレームの撮像データにおける最大の輝度値(輝度最大値)と最小の輝度値(輝度最小値)をレジスタ21bに格納する。
上記のように、所定配列(ベイヤ配列)のカラーフィルタを含む撮像素子部12から出力される撮像データにおいて、各画素データはカラーフィルタの配列に応じた1つの色の情報を含む。つまり、各画素データの情報には、2つの色情報が不足している。このため、センサI/F21は、各画素データSGにおいて、不足する色情報を、周囲の画素データを参照し、着目する画素データSGにおける輝度値を算出する。
例えば、センサI/F21は、図2(b)に示す画素データG11について、隣接する画素データR21の色情報と、画素データB12の色情報を参照し、画素データG11における輝度値Y11を、次式に基づいて算出する。
Y11=0.29891×R21+0.58661×G11+0.11448×B12・・・・・(1)
そして、センサI/F21は、各画素データの輝度値のうち、最大の輝度値(輝度最大値Ymax)と最小の輝度値(輝度最小値Ymin)を検出する。例えば、センサI/F21は、図2(a)に示す画素データSG(1,1)について算出した輝度値Y11と等しい輝度最大値Ymax及び輝度最小値Yminをレジスタ21bに格納する。次に、センサI/F21は、図2(a)に示す画素データSG(2,1)について算出した輝度値Y21を、レジスタ21bから読み出した輝度最大値Ymax及び輝度最小値Yminと比較する。例えば、輝度値Y21が輝度最大値Ymaxより大きい場合、センサI/F21は、輝度値Y21と等しい輝度最大値Ymaxをレジスタ22bに格納する。
次に、画像処理部22における処理を説明する。
図3に示すように、画像処理部22は、デモザイク部41、コントラスト補正部42、ガンマ補正部(γ補正部)43、階調補正部44を有している。
デモザイク部41には、図1に示すメモリ32から読み出された画素データ(RAWデータ)SRが入力される。デモザイク部41は、画素データSRを、各画素において3色の色情報を持つ画素データP0に変換する。
例えば、デモザイク部41は、画素データSRの各画素において、フィルタに応じた色情報に対して不足する色情報を、周囲の画素データに基づいて生成する。そして、デモザイク部41は、フィルタに応じた1色の色情報と生成した2色の色情報を含む画素データP0を出力する。
デモザイク部41は、複数のライン(例えば5ライン)の画素データに応じた記憶容量のメモリ(ラインメモリ)を有している。デモザイク部41は、図1に示すメモリ32から読み出された画像データをラインメモリに格納する。そして、デモザイク部41は、画素データにおいて、不足する色情報を、周囲の画素データにより例えば補間によって生成する。例えば、図2(b)において、画素データG33は、緑色の色情報を持ち、赤色の色情報と青色の色情報が不足している。デモザイク部41は、画素データG33に隣接する画素データのうち、赤色の色情報を持つ画素データR23,R43の色情報に基づいて、例えば直線補間(内挿)により、画素データG33の位置に対応する赤色の色情報を生成する。同様に、デモザイク部41は、青色の色情報を持つ画素データB32,B34の色情報に基づいて、例えば直線補間により画素データG33の位置に対応する青色の色情報を生成する。
また、デモザイク部41は、画素データSRに基づいて、各画素における凹凸度RFを算出する。デモザイク部41は、ラインメモリに格納した画素データに基づいて、所定数の画素データを含むカーネルを生成する。カーネルのサイズは、例えば5×5画素である。デモザイク部41は、カーネルの中心画素に着目し、その着目画素における凹凸度RFを、カーネルに含まれる他の画素データに基づいて算出する。凹凸度RFは、カーネルに含まれる画素データおける色のばらつきを示す値である。デモザイク部41は算出部の一例である。
デモザイク部41は、カーネルに含まれる複数の画素データの色情報のうち、所定の色情報に基づいて、カーネル内の着目画素における凹凸度RFを算出する。例えば、デモザイク部41は、緑色(G)の色情報に基づいて、凹凸度RFを算出する。また、デモザイク部41は、着目画素の周囲の8個の色情報に基づいて、凹凸度RFを算出する。例えば、凹凸度RFは、8個の色情報の平均偏差である。
図4(a)に示すように、カーネルCUは5×5の画素データを含む。なお、図4(a)に示すカーネルCUは、中心画素(着目画素)の色が緑色(G)である。図4(a)では、着目画素G22と、緑色の色情報を持つ画素データを示している。
このカーネルCUには、着目画素G22以外に、緑色の色情報を持つ12個の画素データを含む。デモザイク部41は、カーネルCUに含まれる画素データのうち、着目画素G22を囲む画素データG20,G11,G31,G02,G42,G13,G33,G24を参照する。そして、デモザイク部41は、参照する画素データを、8個の画素データG1〜G8に定義する。
例えば、デモザイク部41は、画素データの入力順序(ラスタ方向)に従って、必要な画像データを、{G1,G2,G3,G4,G5,G6,G7,G8}={G20,G11,G31,G02,G42,G13,G33,G24}と定義する。また、デモザイク部41は、画素データG1〜G8の平均値GAVEを算出する。
そして、デモザイク部41は、次式(1)にしたがって、凹凸度RFを算出する。凹凸度RFは、0.0〜1.0の範囲の値にクリップされる。
なお、次式(2)のように、コアリング処理とスケーリング処理を行って凹凸度RFを算出してもよい。
コアリング処理は、平均値GAVEに対して所定の範囲の画素データを平坦(凹凸度RF=0.0)とするものである。CORは平坦と判定する範囲(しきい値)である。スケーリング処理は、平均偏差からコアリング処理された演算結果を拡大縮小するものである。SCLはスケーリングの係数(ゲイン値)である。上記と同様に、凹凸度RFは、0.0〜1.0の範囲の値にクリップされる。
また、図4(b)に示すように、着目画素が赤色の色情報を持つ画素データR22であるカーネルCUは、緑色の色情報を持つ12個の画素データG10,G30,G01,G21,G41,G12,G32,G03,G23,G43,G14,G34を含む。デモザイク部41は、これら12個の画素データを以下のように8個の画素データG1〜G8に定義する。また、デモザイク部41は、画素データG1〜G8の平均値GAVEを算出する。
{G1,G2,G3,G4,G5,G6,G7,G8}={(G10+G01)/2,(G30+G41)/2,G21,G12,G32,(G03+G14)/2,G23,(G43+G34)/2}
そして、デモザイク部41は、画素データG1〜G8に基づいて、上記の式(1)または(2)にしたがって、凹凸度RFを算出する。
2のべき数にかかる演算(乗算(×2,×4,×8),除算(1/2,1/4,1/8)の結果は、シフト動作により得られる。このため、この凹凸度を算出する処理において、画素データを8個の画素データG1〜G8に定義することで、演算回路の実装が容易になる。
なお、上記の画素データG1〜G8の再定義は、着目画素を中心とする8方向(画素の配列に応じた直交する2つの軸に沿った方向(図4(a)における上下方向及び左右方向)と、斜め方向)における色情報を参照することに等しい。例えば、図4(a)では、着目画素G22に対し、上下方向の画素データG20,G24、左右方向の画素データG02,G42、斜め方向の画素データG11,G31,G13,G33を参照する。また、図4(b)では、着目画素R22に対し、上下方向の画素データG21,G23、左右方向の画素データG12,G32を参照する。また、周辺の画素データG10,G01,G20,G41,G03,G14,G43,G34により基づいて算出した斜め方向の位置における画素データ(色情報)を参照する。
コントラスト補正部42は、レジスタ22bに格納された輝度最大値Ymax及び輝度最小値Yminに基づいて、デモザイク部41から出力される画素データP0のコントラストを補正した画素データP1aを出力する。また、コントラスト補正部42は、画素データP1aに応じて、階調落ちを補正するための補正用画素データP1bを生成する。画素データP1aは第1の画素データの一例、補正用画素データP1bは第2の画素データの一例である。
例えば、コントラスト補正部42は、輝度最大値Ymaxと輝度最小値Yminに基づいて、ゲイン値Cgainとオフセット値Coffsetを以下の式により算出する。
Cgain=DR/(Ymax−Ymin)・・・・・(3)
Coffset=Ymin・・・・・(4)
なお、DRは、輝度の階調の値(例えば、256)である。
そして、コントラスト補正部42は、以下の式にしたがって、ゲイン値Cgainとオフセット値Coffsetに基づいて、各画素データP0をコントラスト補正した画素データP1aを生成する。なお、画素データP0は、各色(R,G,B)の色情報を含む。コントラスト補正部42は、色毎にコントラスト補正を行い、画素データP1aを生成する。
P1a=P0×Cgain−Coffset・・・・・(5)
また、コントラスト補正部42は、以下の式にしたがって、入力する画素データP0に対して所定値(例えば「+1」)を加算した画素値をコントラスト補正して補正用画素データP1bを算出する。
P1b=(P0+1)×Cgain−Coffset・・・・・(6)
画素データP1aと補正用画素データP1bの差分は、コントラスト補正において生じる階調の差、つまり階調飛びの値を示す。
図7の左部分は、コントラスト補正における画素データP0と画素データP1a,P1bの関係を示す。なお、図7に示す値は、ゲイン値Cgain=1.5,オフセット値Coffset=0 の場合を示す。なお、画素データP1a,P1bの値は整数であるため、小数点以下を切り捨てとしている。
例えば、画素データP0が「1」のとき、コントラスト補正部42は、「2」の画素データP1aを出力する。また、コントラスト補正部42は、画素データP0の値に「1」を加算した値「2」に応じた「3」の補正用画素データP1bを出力する。この場合、画素データP1aと補正用画素データP1bの差分である「2」が階調の差となる。
また、画素データP0が「3」のとき、コントラスト補正部42は、「4」の画素データP1aを出力する。また、コントラスト補正部42は、画素データP0の値に「1」を加算した値「4」に応じた「6」の補正用画素データP1bを出力する。この場合、画素データP1aと補正用画素データP1bの差分である「2」が階調の差となる。
次に、γ補正部43を説明する。
図3に示すように、γ補正部43は、コントラスト補正部42から出力される画素データP1aに対して、画像の出力部の感度特性に応じて各色の色情報を補正するガンマ補正(γ補正)を施し、画素データP2aを生成する。また、γ補正部43は、コントラスト補正部から出力される補正用画素データP1bをγ補正して補正用画素データP2bを生成する。画素データP2aは第3の画素データの一例、補正用画素データP2bは第4の画素データの一例である。
なお、γ補正部43に供給される画素データP1a及び補正用画素データP1bは、3色(R,G,B)の色情報を持ち、各色の色情報は、例えば8ビットのデータである。各γ補正部43は、色情報について同じ処理を行う。このため、1色の色情報、例えば8ビットのデータに応じた回路及び動作を説明する。例えば、画素データP1aに含まれる1色の色情報を色データP1a、補正用画素データP1bに含まれる1色の色情報を補正用色データP1bとして説明する。
図5に示すように、γ補正部43は、補正テーブル51、比較部52、セレクタ53,54、演算部55を有している。
補正テーブル51には、γ補正における出力データが格納されている。補正テーブル51は、入力データである色データP1aに応じた領域に格納された出力データを出力する。
図6は、γ補正曲線の一例を示す。なお、図6において、横軸は入力データの階調、縦軸は出力データの階調である。画像の出力部におけるγ値は例えば「2.2」である。図6に示すγ補正曲線は、画像の出力部に対応する階調の画素データを生成するため、γ値が例えば「0.45(≒1/2.2)」の曲線である。
補正テーブル51は、色データP1a(入力データ)の階調に応じた複数の記憶領域を有している。記憶領域の数は、色データP1aの範囲(階調)に対応する。例えば、色データP1aを8ビットとするとき、補正テーブル51は256の記憶領域を有する。各記憶領域には、8ビットの出力データが格納される。画素データにより指定される記憶領域には、その画素データに対応する出力データが格納されている。補正テーブル51は、色データP1a(入力データ)に応じた出力データを出力する。同様に、また、補正テーブル51は、補正用色データP1b(入力データ)に応じた出力データを出力する。
補正テーブル51は、複数(図5では4個)のメモリM1〜M4を有している。各メモリM1〜M4の記憶容量は、互いに等しく設定されている。各メモリM1〜M4は、8ビット(256階調)の画素データに応じて、それぞれ64個の出力データを記憶する。
例えば、第1のメモリM1には、色データP1aの階調値0,4,8,…,56,60に応じた出力データが記憶される。第2のメモリM2には、色データP1aの階調値1,5,9,…,57,61に応じた出力データが記憶される。第3のメモリM3には、色データP1aの階調値2,6,10,…,58,62に応じた出力データが記憶される。第4のメモリM4には、色データP1aの階調値3,7,11,…,59,63に応じた出力データが記憶される。
γ補正部43は、色データP1aをメモリM1〜M4に対するアドレス信号とし、そのアドレス信号にしたがってメモリM1〜M4から読み出されたデータに基づいて、γ補正後の色データP2aと出力する。また、γ補正部43は、補正用色データP1bをメモリM1〜M4に対するアドレス信号とし、そのアドレス信号にしたがってメモリM1〜M4から読み出されたデータに基づいて、γ補正後の補正用色データP2bを出力する。
例えば、γ補正部43は、8ビットの色データP1a[7:0]のうち、上位6ビットの画素データP1a[7:2]をロウアドレス信号RA1[5:0]とし、下位2ビットの色データP1a[1:0]をコラムアドレス信号CA1[1:0]とする。また、γ補正部43は、8ビットの補正用色データP1b[7:0]のうち、上位6ビットの補正用画素データP1b[7:2]をロウアドレス信号RA2[5:0]とし、下位2ビットの色データP1b[1:0]をコラムアドレス信号CA2[1:0]とする。括弧内の文字はそのデータ又は信号に含まれるビットの範囲を示す。例えば、[7:0]は、7ビット目から0ビット目までを含むことを示す。なお、図5ではビットの範囲を省略している。また、以下の説明において、ビットの範囲を省略する。
コラムアドレス信号CA1,CA2のビット数は、メモリM1〜M4の数に対応する。コラムアドレス信号CA1,CA2は、メモリM1〜M4を選択するために用いられる。ロウアドレス信号RA1,RA2のビット数は、メモリM1〜M4の記憶容量に対応する。ロウアドレス信号RA1,RA2は、各メモリM1〜M4の記憶領域を指定するために用いられる。
例えば、コラムアドレス信号CA1とロウアドレス信号RA1により、メモリM1〜M4に含まれる1つの記憶領域が選択される。この選択された記憶領域に記憶されたデータは、コラムアドレス信号CA1とロウアドレス信号RA1を含む画素データP1aをγ補正した出力データである。なお、図5において、各メモリM1〜M4の記憶領域(矩形にて示す)に示される文字は、色データP1aの値(階調値)と、それに対応する出力データ(括弧内の数値)である。
比較部52は、コラムアドレス信号CA1とコラムアドレス信号CA2を互いに比較し、比較結果に応じた検出信号SCTを出力する。比較部52は、コラムアドレス信号CA2がコラムアドレス信号CA1と一致する場合に第1の所定値(例えば「1」)の検出信号SCTを出力し、コラムアドレス信号CA2がコラムアドレス信号CA1と一致しない場合に第2の所定値(例えば「0」)の検出信号SCTを出力する。
コラムアドレス信号CA1は、色データP1aに応じてアクセスするメモリを示す。コラムアドレス信号CA2は、補正用色データP1bに応じてアクセスするメモリを示す。したがって、比較部52は、色データP1aに応じたメモリと補正用色データP1bに応じたメモリとが一致するか否かを検出し、検出結果に応じた検出信号SCTを出力する。
補正テーブル51のアドレス変換部56は、ロウアドレス信号RA2、コラムアドレス信号CA2、検出信号SCTに基づいて、メモリM1〜M4をアクセスするためのロウアドレス信号RB2、コラムアドレス信号CB2を生成する。検出信号SCTは、色データP1aに基づくロウアドレス信号RA1と、色データP1aに基づくロウアドレス信号RA2が互いに一致するか否かを示す。メモリM1〜M4は、ロウアドレス信号RA1,RA2に基づいて選択される。つまり、検出信号SCTは、色データP1aに対応する補正データと、補正用色データP1bに対応する補正データが同一のメモリに格納されているか否かを示す。
検出信号SCTが「0」の場合、色データP1aにより参照するメモリと、補正用色データP1bにより参照するメモリとが互いに異なる。この場合、アドレス変換部56は、CTが「0」の場合、ロウアドレス信号RA2と等しいロウアドレス信号RB2と、コラムアドレス信号CA2と等しいコラムアドレス信号CB2を出力する。これにより、補正用色データP1bに応じたメモリがアクセスされ、そのメモリに格納された補正データが出力される。
検出信号SCTが「1」の場合、色データP1aにより参照するメモリと、補正用色データP1bにより参照するメモリとが一致する。この場合、アドレス変換部56は、補正用色データP1bによりアクセスする記憶領域に対して、アドレスにおいて前方に隣接する記憶領域と後方に隣接する記憶領域をアクセスするように、ロウアドレス信号RB2及びコラムアドレス信号CB2を生成する。アドレスにおける前方は、アドレスが小さくなる方向であり、アドレスにおける後方は、アドレスが大きくなる方向である。また、アドレスにおいて隣接する記憶領域とは、アドレスが「1」異なる記憶領域である。
したがって、検出信号SCTが「1」の場合、アドレス変換部56は、それぞれ2つのアドレスを含むロウアドレス信号RB2とコラムアドレス信号CB2を生成する。なお、説明上、これらを区別するために、前方のアドレスには「f」、後方のアドレスには「b」を付して説明する場合がある。例えば、ロウアドレス信号RB2は、前方のアドレス信号RB2fと後方のアドレス信号RB2bを含む。
まず、前方に隣接する記憶領域のアドレス算出を説明する。
アドレス変換部56は、コラムアドレス信号CA2から「1」を減算してコラムアドレス信号CB2fを生成する。このとき、コラムアドレス信号CB2fが「−1」の場合、アドレス変換部56は、コラムアドレス信号CB2fを「3」とする。アドレス変換部56は、コラムアドレス信号CA2が「1」〜「3」の場合、ロウアドレス信号RA2と等しいロウアドレス信号RB2fを生成する。そして、アドレス変換部56は、コラムアドレス信号CA2が「0」の場合、ロウアドレス信号RA2から「1」を減算してロウアドレス信号RB2fとする。
つぎに、後方に隣接する記憶領域のアドレス算出を説明する。
アドレス変換部56は、コラムアドレス信号CA2に「1」を加算してコラムアドレス信号CB2bを生成する。このとき、コラムアドレス信号CB2bが「4」の場合、アドレス変換部56は、コラムアドレス信号CB2bを「0」とする。アドレス変換部56は、コラムアドレス信号CA2が「0」〜「2」の場合、ロウアドレス信号RA2と等しいロウアドレス信号RB2bを生成する。そして、アドレス変換部56は、コラムアドレス信号CA2が「3」の場合、ロウアドレス信号RA2に「1」を加算してロウアドレス信号RB2bとする。
例えば、補正テーブル51は、2ビットのコラムアドレス信号CA1[1:0]をデコードして各メモリM1〜M4に対する第1の選択信号を生成する。また、補正テーブル51は、2ビットのコラムアドレス信号CB2[1:0]をデコードして各メモリM1〜M4に対する第2の選択信号を生成する。そして、第1の選択信号と第2の選択信号を論理演算(論理和演算)してメモリM1〜M4のそれぞれに対する選択信号を生成する。ロウアドレス信号についても同様である。これにより、同時に複数のメモリを選択する。選択されたメモリは、ロウアドレス信号RA1,RB2に応じた記憶領域の補正データを読み出し、出力データD1〜D4を出力する。
セレクタ53には、各メモリM1〜M4の出力データD1〜D4が供給される。また、セレクタ53には、コラムアドレス信号CA1が供給される。セレクタ53は、出力データD1〜D4のうち、コラムアドレス信号CA1に応じた出力データを選択し、その選択した出力データと等しい色データP1aを出力する。例えば、コラムアドレス信号CA1が「00」の場合、セレクタ53はメモリM1の出力データD1を選択し、その出力データD1と等しい色データP1aを出力する。セレクタ53における出力データD1〜D4は第1の補正データの一例である。
セレクタ54には、各メモリM1〜M4の出力データD1〜D4が供給される。また、セレクタ54には、コラムアドレス信号CA2と検出信号SCTが供給される。セレクタ54は、コラムアドレス信号CA2と検出信号SCTに基づいて、各メモリM1〜M4の出力データD1〜D4に応じた2つの出力データSD1,SD2を出力する。
セレクタ54は、検出信号SCTが「0」の場合、出力データD1〜D4のうち、コラムアドレス信号CA2に応じた1つの出力データを選択し、その選択データと等しい2つの出力データSD1,SD2を出力する。例えば、コラムアドレス信号CA2が「01」の場合、セレクタ54は、メモリM2の出力データD2を選択し、その出力データD2と等しい出力データSD1,SD2を出力する。セレクタ54における出力データD1〜D4は第2の補正データの一例である。
セレクタ54は、検出信号SCTが「1」の場合、コラムアドレス信号CA2に基づいて、出力データD1〜D4のうちの2つの出力データを選択し、選択した2つの出力データとそれぞれ等しい出力データSD1,SD2を出力する。このとき、セレクタ54が選択する2つの出力データは、上記の補正テーブル51において説明した前方のアドレスに応じた出力データと後方のアドレスに応じた出力データである。
セレクタ54は、コラムアドレス信号CA2から「1」を減算した結果の値を得る。このとき、セレクタ54は、結果の値が「−1」の場合、結果の値を「3」とする。そして、セレクタ54は、結果の値に応じたメモリの出力データを選択する。例えば、コラムアドレス信号CA2が「1」の場合、演算結果は「0」となる。セレクタ54は、結果に基づいて、「0」のコラムアドレス信号CA2に応じたメモリM1の出力データD1を選択する。同様に、演算結果が「1」〜「3」の場合、メモリM2〜M4の出力データD2〜D4を選択する。そして、セレクタ54は、選択したデータと等しい出力データSD1を出力する。
また、セレクタ54は、コラムアドレス信号CA2に「1」を加算した結果の値を得る。このとき、セレクタ54は、結果の値が「4」の場合、結果の値を「0」とする。そして、セレクタ54は、結果の値に応じたメモリの出力データを選択する。そして、セレクタ54は、選択したデータと等しい出力データSD2を出力する。
演算部55は、セレクタ54から出力される出力データSD1,SD2を演算して補正用色データP2bを生成する。演算部55における演算は、例えば線形補間演算(平均演算)である。この線形補間演算は、次式により表される。
P2b=(SD1+SD2)/2・・・・・(7)
例えば、検出信号SCTが「0」の場合、セレクタ54は、コラムアドレス信号CA2に応じて選択した1つの出力データと等しい2つの出力データSD1,SD2を出力する。従って、上記の式(7)により算出される補正用色データP2bは、セレクタ54が選択した1つの出力データと等しくなる。つまり、コラムアドレス信号CA2に対応する補正データと等しい出力データが演算部55から出力される。
また、検出信号SCTが「1」の場合、補正用色データP1bに隣接する2つの補正データが補正テーブル51から出力される。演算部55は、この2つの補正データ(第2の補正データ)を線形補間して補正用色データP2bを生成する。この補正用色データP2bは、補正用色データP1bをγ補正した値と等しい値、または補正用色データP1bをγ補正した値に近い値となる。
例えば、図7に示すように、色データP1aが「1」のとき、補正テーブル51は、その色データP1aに応じて「20」の出力データを出力する。図5に示すように、色データP1aはメモリM2を示す。補正用色データP1bが「3」のとき、この補正用色データP1bはメモリM4を示す。したがって、検出信号SCTは「0」であり、図7に示すように、補正テーブル51は、「33」の出力データを出力する。
別の例として、色データP1aが「1」、補正用色データP1bが「5」のとき、図5に示すように、色データP1aと補正用色データP1bはともにメモリM2を示す。したがって、検出信号SCTが「1」となる。このとき、補正テーブル51は、色データP1aに応じて「20」の出力データD2を出力する。また、補正テーブル51は、補正用色データP1bの前の「38」の出力データD1と、補正用色データP1bの後の「「38」の出力データD3を出力する。セレクタ54は、これらの出力データD1,D3を選択して出力データSD1,SD2を出力する。そして、演算部55は、出力データSD1,SD2に基づいて、「42」の補正用色データP2bを出力する。このとき、補正用色データP1bをγ補正した値は、「42」である。したがって、γ補正部43は、γ補正による値と等しい補正用色データP2bを生成する。
演算の別の例として、補正用色データP1bが「6」の場合を説明する。このとき、補正テーブル51は、補正用色データP1bの前の「42」の出力データD2と、補正用色データP1bの後の「49」の出力データD4を出力する。セレクタ54は、これらの出力データD2,D4を選択して出力データSD1,SD2を出力する。そして、演算部55は、出力データSD1,SD2に基づいて、「45」の補正用色データP2bを出力する。なお、小数点以下を切り捨てとする。このとき、補正用色データP1bをγ補正した値は、「46」である。したがって、γ補正部43は、γ補正による値に近い補正用色データP1bを生成する。
次に、階調補正部44を説明する。
図3に示すように、階調補正部44は、γ補正部43から出力される画素データP2aと補正用画素データP2bに基づいて、画素データP2aを補正用画素データP2bにより階調補正した画素データP3を生成する。画素データP3は、第5の画素データの一例である。また、階調補正部44は、デモザイク部41により生成された凹凸度RFに基づいて、画素データP2aを補正用画素データP2bにより階調補正した画素データP3を生成する。
図8に示すように、階調補正部44は、疑似乱数生成部61、補正演算部62を有している。
疑似乱数生成部61には、設定値Ssが供給される。設定値Ssは、例えば図3に示すレジスタ22bに格納されている。疑似乱数生成部61は、設定値Ssを基準値として、乱数RPを生成する。疑似乱数生成部61は、例えば混合合同法により乱数RPを生成する。乱数RPは、ほぼ均等な確率で所定範囲内の値となる。この範囲は、例えばコントラスト補正及びγ補正により生じる階調飛びの最大の値に応じて設定される。
補正演算部62は、上記の画素データP2a,P2b、乱数RP、凹凸度RFに基づいて、画素データP3を生成する。例えば、補正演算部62は、画素データP2a,P2bの差分値ΔPを算出し、乱数RPを差分値ΔPにより剰余演算した結果の値を、画素データP2aに加算して画素データP3を生成する。つまり、
ΔP=P2b−P2a
P3=P2a+(RP%ΔP)・・・・・(8)
但し、%は剰余演算、
により、画素データP3を算出する。したがって、乱数RPと差分値ΔPによる剰余演算結果は、画素データP2aに対する補正量である。
また、補正演算部62は、凹凸度RFに基づいて、次式に基づいて画素データP3を生成してもよい。
P3=P2a+(R%ΔP)×(1.0−RF)・・・・・(9)
凹凸度RFは、画素データP2aに対して付加される値(=R%ΔP)に対して加味される。例えば、凹凸度RFが「0」の場合、乱数RPと差分値ΔPの剰余演算結果が画素データP2aに加算されて画素データP3が生成される。また、凹凸度RFが「1」の場合、画素データP2aと等しい画素データP3が生成される。つまり、凹凸度RFは、画素データP2aに対して付加する補正量の最大値を設定する。
例えば、空を撮影した部分の画像データの場合、凹凸度RFは「0」または「0」に近い値となる。このように、着目画素と周囲の画素の差が小さい平坦な部分では、階調飛びが目立つ。一方、着目画素と周囲の画素の差が大きな部分では、階調飛びは目立ち難い。したがって、凹凸度RFに応じて付加する補正量の最大値を設定することで、階調飛びの目立たない画像が得られる。
次に、上記の撮像装置の作用を説明する。
図9(a)は、測光が上手くいかなかった撮像データにおける輝度値のヒストグラムを示す。図9(a)における縦軸は、各輝度値を持つ画素の数(画素数)である。
このようなヒストグラムとなる撮像データでは、輝度値が小さなシャドー部分と、輝度値が大きなハイライト部分が使用されていない、メリハリの無い、所謂眠たい画像となる。このように、ダイナミックレンジが有効に使用されていない画像はコントラストが低く、見栄えのよい画像とは言えない。なお、シャドー部分が多くハイライト部分が使用されていない暗めの画像や、ハイライト部分が多くシャドー部分が使用されていない明るめの画像も同様である。
図9(b)は、コントラスト補正により得られる画素データにおける輝度値のヒストグラムである。図9(b)における縦軸は、各輝度値を持つ画素の数(画素数)である。このように、コントラスト補正におけるゲイン値Cgainに応じて、周期的に輝度値を持つ画素が存在しない櫛状のヒストグラムとなる。このような撮像データによる画像は、空や人物の肌のように輝度の変化が少ない部分で生じる縞模様が目立つ。
そして、γ補正では、図6に示すγ補正曲線のように、階調値が「0」から「50」の入力データ(P1a)を、階調値が「0」から「122」の出力データ(P2a)に補正する。したがって、階調値が「0」に近いシャドー部分では、入力データ(P1a)の階調差に対して、出力データ(P2a)の階調差が大きくなる。
図3に示すように、階調補正部44は、γ補正部43から出力される画素データP2aと補正用画素データP2bの差分値ΔPに応じてランダムに生成した補正量を画素データP2aに付加(加算)して画素データP3を生成する。その結果、図9(c)に示すように、階調補正後の画素データP3は、階調飛びの目立たないヒストグラムとなる。階調補正部44における演算処理はノイズの付加と同様の演算処理である。このため、補正前の画像に対して暫定的にざらついた感じとなるが、画像の平坦な部分で階調補正を行わない画像と比べて縞模様は気にならなくなる。このように、画質の劣化を抑制することができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)コントラスト補正部42は、輝度最大値Ymax及び輝度最小値Yminに基づいて、画素データP0のコントラストを補正した画素データP1aと、画素データP0に所定値「1」を加算した画素データのコントラストを補正した補正用画素データP1bを生成する。γ補正部43は、画素データP1aに対して、画像の出力部の感度特性に応じて各色の色情報を補正するガンマ補正(γ補正)を施した画素データP2aと、補正用画素データP1bをγ補正して補正用画素データP2bを生成する。階調補正部44は、画素データP2aと補正用画素データP2bとの差分値ΔPに応じて、画素データP2aを階調補正した画素データP3を生成する。差分値ΔPは、コントラスト補正とγ補正により生じる階調飛びに対応する。この差分値ΔPに応じて、γ補正後の画素データP2aを階調補正することにより、画質の劣化を抑制することができる。
(2)階調補正部44は、凹凸度RFに基づいて、画素データP2aを補正用画素データP2bにより階調補正した画素データP3を生成する。例えば、空を撮影した部分の画像データの場合、凹凸度RFは「0」または「0」に近い値となる。このように、着目画素と周囲の画素の差が小さい平坦な部分では、階調飛びが目立つ。一方、着目画素と周囲の画素の差が大きな部分では、階調飛びは目立ち難い。したがって、凹凸度RFに応じて付加する補正量の最大値を設定することで、階調飛びの目立たない画像を得ることができる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・各色に対応する3つの受光部が光の入射面に対して垂直方向に沿って形成された撮像センサを含む撮像光学系を用いて画像データ(RAWデータ)を生成するようにしてもよい。1つの画素に対応する画像データは、3色(R,G,B)の色情報を含む。このため、図1に示すセンサI/F21において、1つの画素データに含まれる3色の色情報に基づいて、その画素データにおける輝度値を算出する。この場合、図3に示すデモザイク部41におけるデモザイク処理を省略することができる。
・図3に示すデモザイク部41において、生成したRGBの色情報を含む画素データSRに基づいて凹凸度RFを算出するようにしてもよい。
また、図3に示すデモザイク部41において、分散演算や標準偏差など、平均からのばらつきを示すことが可能な演算を用いて凹凸度RFを算出するようにしてもよい。
・上記実施形態に対し、カーネルのサイズを、例えば、3×3、7×7、等のように、適宜変更してもよい。また、縦と横のサイズが異なるカーネル(例えば、5×7、7×5)を用いて凹凸度RFを算出するようにしてもよい。
・図5に示すγ補正部43において、比較部52を省略し、補正用色データP1bに基づいて2つのメモリから読み出した補正データを演算部55にて演算して補正用色データP2bを生成するようにしてもよい。
・図5に示す演算部55における演算を適宜変更してもよい。例えば、αブレンド演算を用いて、次式のように補正用色データP2bを生成するようにしてもよい。
P2b=SD1×α+SD2×(1−α)
αは係数であり、この係数αは、例えば図6に示すγ補正曲線に応じたデータを記憶した参照テーブル(LUT:Look Up Table)により得られる。参照テーブルのデータは、例えば、γ補正曲線を折れ線に近似した値をロジック回路により算出して格納することが可能である。γ補正曲線に応じた係数αを用いることで、高い精度により補正用色データP2bを得ることが可能となる。
・コントラスト補正部42において、補正用画素データP1bの画素値を、画素データP1aの画素値に「1」を加算した値を用いたが、「1」を減算した値を用いてもよい。このようにしても、コントラスト補正とγ補正において生じる階調飛びに応じた差分値ΔPを得ることができ、階調補正を行うことが可能となる。
・階調補正部44において、凹凸度RFに応じて補正量の最大値を決定するようにした。凹凸度RFに基づいて、補正の要否を判定するようにしてもよい。例えば、凹凸度RFと所定のしきい値とを比較し、凹凸度RFがしきい値より大きいときに補正が行うようにしてもよい。しきい値は、凹凸度RFや階調値に応じて設定される。
例えば、上記実施形態のように凹凸度RFが「0」〜「1」の場合、しきい値を例えば「0.5」に設定する。凹凸度RFがしきい値より小さい場合に、上記の式(8)または式(9)により画素データP3を生成する。一方、凹凸度RFがしきい値以上の場合に、画素データP2aと等しい値の画素データP3を生成する。このようにしても、平坦な部分における階調飛びを補正し、画質の劣化を抑制することができる。
・画素データに含まれる各色の色情報のビット数を適宜変更してもよい。例えば、10ビット、12ビット、等とする。色情報のビット数は階調数に対応する。したがって、図5に示す補正テーブル51の記憶容量、ロウアドレス信号RA1,RA2,RB2のビット数が、色情報のビット数に応じて変更される。
・上記実施形態において、ベイヤ配列のカラーフィルタを含む撮像部10を用いたが、その他の配列カラーフィルタを含む撮像素子部を用いても良い。また、画素の配列方向は直交する2つの軸に限らない。更には、各色の画素がチップの深さ方向に形成された撮像素子を用いても良い。また、赤(R),青(B),緑(G)以外の色のフィルタを含む撮像素子部を用いてもよい。フィルタは、原色フィルタに限らず、補色フィルタを用いてもよい。
21 センサインタフェース(センサI/F)
21b レジスタ
22 画像処理部
22b レジスタ
41 デモザイク部
42 コントラスト補正部
43 ガンマ補正部(γ補正部)
44 階調補正部
51 補正テーブル
52 比較部
53,54 セレクタ
55 演算部
56 アドレス変換部
61 疑似乱数生成部
62 補正演算部
M1〜M4 メモリ
D1〜D4 出力データ
SCT 検出信号
P1a,P2a 色データ(画素データ)
P1b,P2b 補正用色データ(補正用画素データ)
P3 出力画素データ
Cgain ゲイン値
Coffset オフセット値
RF 凹凸度
RP 乱数
Ymax 輝度最大値
Ymin 輝度最小値

Claims (10)

  1. 複数の画素データが含まれる1画面の撮像データの輝度最大値及び輝度最小値に応じたゲイン値とオフセット値に基づいて前記画素データをコントラスト補正した第1の画素データと、前記画素データに所定値を加算した値を前記コントラスト補正した第2の画素データを生成するコントラスト補正部と、
    補正テーブルにしたがって前記第1の画素データをガンマ補正した第3の画素データと、前記補正テーブルにしたがって前記第2の画素データをガンマ補正した第4の画素データを生成するガンマ補正部と、
    前記第3の画素データと前記第4の画素データとの差分値(ΔP)に応じて前記第3の画素データを補正した第5の画素データを生成する階調補正部と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記階調補正部は、
    乱数を生成する乱数生成部と、
    前記乱数と前記差分値に基づいて算出した補正量を前記第3の画素データに加算して前記第5の画素データを生成する補正演算部とを含むこと、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 着目画素の周囲の画素データに基づいて前記着目画素における凹凸度を算出する算出部を有し、
    前記補正演算部は、前記凹凸度に応じて前記補正量に基づく値を前記第3の画素データに加算して前記第5の画素データを生成すること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記ガンマ補正部は、
    互いに異なる補正データを記憶した少なくとも3つのメモリを含み、
    前記第1の画素データに応じた1つの前記メモリから読み出した第1の補正データに応じて前記第3の画素データを生成し、
    前記第2の画素データに応じて前記第1の補正データを読み出した前記メモリと異なる2つの前記メモリからそれぞれ読み出した第2の補正データを演算して前記第4の画素データを生成すること、
    を特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 2つの前記メモリは、前記第2の画素データの前後の画素データに対応するメモリであること、
    を特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記ガンマ補正部は、
    前記第1の画素データに応じたメモリと前記第2の画素データに応じたメモリが一致するか否かを判定し、一致する場合には、2つの前記メモリからそれぞれ読み出した前記第2の補正データを演算して前記第4の画素データを生成し、一致しない場合には前記第2の画素データに応じたメモリから読み出した前記第2の補正データに応じて前記第4の画素データを生成すること、
    を特徴とする請求項4または5に記載の画像処理装置。
  7. 撮像部から出力される画像データをメモリに格納するとともに、前記画像データにおける輝度最大値と輝度最小値を検出するデータ入力部を有し、
    前記コントラスト補正部は、前記メモリから読み出した画像データに基づいて前記第1の画素データと前記第2の画素データを生成すること、
    を特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. 複数の色のうち撮像部に含まれるカラーフィルタに応じた色情報を含む画素データを、着目画素に含まれない色情報を周辺の画素に含まれる色情報に基づいて生成して複数の色情報を含む画素データを生成するデモザイク部を含むこと、
    を特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記デモザイク部は、前記1つの色の色情報を含む前記画素データに基づいて凹凸度を生成すること、を特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. メモリから読み出した複数の画素データを処理する画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    複数の前記画素データの輝度最大値及び輝度最小値に応じたゲイン値とオフセット値に基づいて前記画素データをコントラスト補正した第1の画素データと、前記画素データに所定値を加算した値を前記コントラスト補正した第2の画素データを生成し、
    補正テーブルにしたがって前記第1の画素データをガンマ補正した第3の画素データと、前記補正テーブルにしたがって前記第2の画素データをガンマ補正した第4の画素データを生成し、
    前記第3の画素データと前記第4の画素データとの差分値(ΔP)に応じて前記第3の画素データを補正した第5の画素データを生成すること、
    を特徴とする画像処理方法。
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