JP2015043533A - 電子機器 - Google Patents

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祐見 ▲高▼橋
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博 亀原
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Abstract

【課題】電子機器を使用するユーザの利便性を向上する電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器は、機能部(115等)と、前記機能部が備える機能を発揮可能な外部機器(20)が所定の範囲内に存在するか否かを判定する判定部(140)と、前記判定の結果に応じて、前記機能部に関連する情報の送信を前記外部機器に対して要求する要求部(140)と、要求した前記機能部に関連する情報を前記外部機器から受信する受信部(126,140)と、前記機能部に関連する情報に基づく制御を行う制御部(140)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関する。
携帯通信端末を用いて、良好なカメラ撮影を可能にするカメラ撮影支援システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2010−130037号公報
しかしながら、特許文献1に記載のカメラ撮影支援システムでは、カメラを使用するユーザの利便性が十分に考慮されているとはいえなかった。
そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、電子機器を使用するユーザの利便性を向上することを目的とする。
本発明の電子機器(10)は、機能部(115等)と、前記機能部が備える機能を発揮可能な外部機器(20)が所定の範囲内に存在するか否かを判定する判定部(140)と、前記判定の結果に応じて、前記機能部に関連する情報の送信を前記外部機器に対して要求する要求部(140)と、要求した前記機能部に関連する情報を前記外部機器から受信する受信部(126,140)と、前記機能部に関連する情報に基づく制御を行う制御部(140)と、を備える。
この場合において、本発明の電子機器は、前記判定の結果に応じて、前記機能部の動作を規制する規制部(140)を備えていてもよい。また、前記要求部は、ユーザによる所定の操作を検知した場合に、前記機能部に関連する情報の送信を前記外部機器に対して要求することとしてもよい。また、前記要求部は、ユーザにより前記電子機器の電源がオンされた場合に、前記機能部に関連する情報の送信を前記外部機器に対して要求することとしてもよい。
また、本発明の電子機器では、前記機能部は、被写体を撮像する撮像部を含み、前記制御部は、前記外部機器から受信した前記機能部に関連する情報に基づいて前記撮像部による撮像に用いられる設定を変更することとしてもよい。また、前記機能部に関連する情報は、位置に関する情報、色温度情報、及び、日時に関する情報の少なくとも1つを含むこととしてもよい。
また、本発明の電子機器では、前記機能部は、被写体を撮像する撮像部を含み、前記機能部に関連する情報は、前記外部機器が撮像した第1画像を含み、前記制御部は、前記第1画像と、前記撮像部が撮像した第2画像とを関連付けて記憶部(119)に記憶することとしてもよい。また、前記判定部は、人体通信、または、近接通信により前記外部機器が所定の範囲内に存在するか否かを判定することとしてもよい。
なお、本発明をわかりやすく説明するために、上記においては一実施形態を表す図面の符号に対応つけて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、後述の実施形態の構成を適宜改良しても良く、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させても良い。更に、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
本発明の電子機器は、電子機器を使用するユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る電子機器システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る撮像装置が実行する、携帯機器との連携処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る撮像装置が実行する、撮像装置の電源がオンされた時の処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る撮像装置が実行する、撮像処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る撮像装置が実行する、携帯機器との連携処理の変形例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る撮像装置が実行する、携帯機器との連携処理の他の変形例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る撮像装置が実行する、携帯機器との連携処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るパーソナルコンピュータが実行する、画像の差替え処理の一例を示すフローチャートである。 図9の処理を説明するための図である。
《第1の実施形態》
以下、第1の実施形態に係る電子機器システムについて、図1〜図6に基づいて詳細に説明する。図1には、第1の実施形態に係る電子機器システム500の構成が示されている。電子機器システム500は、図1に示すように、撮像装置10と、携帯機器20と、を備える。電子機器システム500は、携帯機器20を利用して、撮像装置10を使用するユーザの利便性を向上させるシステムである。
(撮像装置10)
撮像装置10は、カメラであって、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、およびコンパクトカメラのいずれであってもよいが、本実施形態では、一眼レフカメラであるものとする。
撮像装置10は、図1に示すように、レンズ部102、レンズ駆動部104、撮像素子105、A/D(Analog/Digital)変換部106、画像処理部107、表示部109、操作部113、位置検出部115、カレンダ部117、記憶部119、マイク121、スピーカ123、通信ユニット124、角速度センサ127、方位センサ128、加速度センサ129、及び制御部140を備える。なお、本実施形態においては、撮像装置10の不図示のメインスイッチ(電源)がオフの場合、制御部140及び加速度センサ129などの一部を除き、不図示の電源回路からの各部への電力供給が停止されている。
レンズ部102は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成され、被写体像を撮像素子105の撮像面に結像させる。
レンズ駆動部104は、例えばモータやアクチュエータなどを備え、後述する操作部113が備えるレリーズスイッチの操作に応じてフォーカシング(オートフォーカス)を行うためにレンズ部102を駆動する。なお、レンズ部102およびレンズ駆動部104は、撮像装置10からの取り外しや、交換が可能であってもよい。
撮像素子105は、受光素子が撮像面に二次元配列されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を備え、アナログ画像信号を生成する。
A/D変換部106は、撮像素子105が生成したアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換し、画像処理部107および制御部140に出力する。
画像処理部107は、A/D変換部106から入力されたデジタル画像信号に対して、各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整処理、画像圧縮処理、画像伸張処理など)を行う回路である。画像処理部107によって処理された画像データ(例えば、サムネイル表示用データや、このサムネイル表示用データよりも解像度の高い本画像データなど)は、制御部140の制御の下、表示部109に表示されたり、記憶部119に記憶される。
表示部109は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)であり、撮像装置10に対する各種の設定情報や、撮像装置10を操作するための操作メニュー、アイコンなどを表示する。また、表示部109は、画像処理部107の出力に基づくライブビュー画像(スルー画像)や、後述する記憶部119に記録されている静止画像や動画像を表示する。
操作部113は、タッチパネル111とスイッチ112とを備える。タッチパネル111は、例えば、表示部109上に設けられ、又は表示部109内に組み込まれ、表示部109の表面に対するユーザの接触操作を検出し、種々の情報入力を受け付ける。
スイッチ112は、ユーザから撮像装置10に対する操作を受け付ける。スイッチ112は、例えば、静止画像の撮像を指示するためのレリーズスイッチ、表示部109に操作メニューを表示させるメニュスイッチ、表示部109に表示された操作メニューから、あるメニューを選択するための十字スイッチ(マルチセレクター)等を含む。
カレンダ部117は、年、月、日、時刻といった時間情報を取得して制御部140に出力する。さらに、カレンダ部117は、計時機能を有する。
記憶部119は、例えば、撮像装置10に内蔵された不揮発性の半導体メモリやハードディスク、および、撮像装置10に着脱可能なSDカードであり、静止画のデータや動画のデータを記憶する。また、記憶部119は、後述する位置検出部115が備えるGPS(Global Positioning System)センサが測位に用いるデータを記憶する。具体的には、記憶部119は、全衛星の軌道情報を含むアルマナックデータと、各衛星の正確な位置情報、各衛星の信号送信時刻情報を含むエフェメリスデータとを含む航法メッセージデータを記憶している。なお、以後の説明において、エフェメリスデータ及びアルマナックデータを含む航法メッセージデータを、GPS関連データと記載する。
位置検出部115は、例えば、GPSセンサを有しており、上述した記憶部119に記憶されているGPS関連データを使用して撮像装置10の位置を検出し、撮像装置10の位置情報(緯度、経度)を制御部140に出力する。なお、位置検出部115は、測位を行うたびに、記憶部119に記憶されているGPS関連データを更新する。
マイク121は、静止画や動画を撮影したときの音声を入力する音声入力装置である。スピーカ123は、静止画のデータや動画のデータに関連付けられている音声データに基づいて音声を出力する音声出力装置である。
通信ユニット124は、他の機器と通信を行うものであり、例えばBluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、TransferJet(登録商標)などの近接通信や、人体を介した人体通信、および無線通信などを用いることができる。本実施形態において、通信ユニット124は、アンテナ125と、アンテナ125を用いて近接通信を行う通信制御部126とを備える。本実施形態では、通信制御部126は、アンテナ125,218を介して後述する携帯機器20の通信制御部219と通信し、携帯機器20の記憶部208に記憶されているGPS関連データ(アルマナックデータ,エフェメリスデータ等)や、携帯機器20の位置情報を受信する。
角速度センサ127は、撮像装置10の角速度を検出し、制御部140に出力する。
方位センサ128は、撮像装置10の外部からの磁気を検出し、撮像装置10のレンズ部102が向けられている方位を求めるものである。方位センサ128により求められた方位の情報は、制御部140に入力され、制御部140の指示の下、表示部109に表示されたり、静止画、動画の各画像データとともに記憶部119に保存されたりする。
加速度センサ129は、撮像装置10の加速度を検出する。加速度センサ129には、圧電素子や歪ゲージなどを用いることができる。加速度センサ129の軸数としては1〜3軸のいずれかを適宜選択すればよく、その数も任意に設定することができる。制御部140は、加速度センサ129の検出値に基づいて、ユーザが撮像装置10を保持したか否かを検出することができる。なお、本実施形態では、ユーザが撮像装置10を保持したことを常時検出できるよう、撮像装置10の不図示のメインスイッチがオフの場合であっても、加速度センサ129には不図示の電源回路から電力が供給されているものとする。なお、加速度センサ129に代えて、生体センサを撮像装置10の表面に設けて、この生体センサによりユーザが撮像装置10を保持したか否かを検出するようにしてもよい。
制御部140は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、撮像装置10全体を制御する。制御部140が実行する処理の詳細については後述する。なお、本実施形態においては、撮像装置10のメインスイッチがオフの場合でも、制御部140には電源回路から電力が供給されているものとする。
(携帯機器20)
携帯機器20は、ユーザにより携帯された状態で利用される情報機器である。携帯機器20としては、携帯電話、スマートフォン、タブレット型パソコン、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等を採用することができる。本実施形態では、携帯機器20は、スマートフォンであるものとする。携帯機器20は、電話機能やインターネット等に接続するための通信機能、および、プログラムを実行するためのデータ処理機能等を有する。
携帯機器20は、図1に示すように、ディスプレイ201、操作部205、位置検出部207、カレンダ部209、記憶部211、マイク213、スピーカ215、撮像部216、通信ユニット217、角速度センサ220、方位センサ221、及び制御部230を備える。
ディスプレイ201は、例えば、LCDであり、画像、各種情報およびボタン等の操作入力用画像を表示する。
操作部205は、タッチパネル203とスイッチ204とを備える。タッチパネル203は、ユーザが触れたことに応じて情報入力を受け付ける。タッチパネル203は、例えば、ディスプレイ201上またはディスプレイ201内に組み込まれて設けられる。したがって、タッチパネル203は、ユーザがディスプレイ201の表面をタッチすることに応じて、種々の情報入力を受け付ける。
スイッチ204は、ユーザから携帯機器20に対する操作を受け付ける操作部材である。
位置検出部207は、例えば、GPSセンサを有しており、後述する記憶部211に記憶されたGPS関連データ(アルマナックデータ及びエフェメリスデータ等)を用いて携帯機器20の位置を検出し、携帯機器20の位置情報(緯度、経度)を制御部230に出力する。
カレンダ部209は、年、月、日、時刻といった時間情報を取得して制御部230に出力する。さらに、カレンダ部209は、計時機能を有する。
マイク213は、携帯機器20の周囲の音声(例えばユーザの音声)を入力するための音声入力装置である。スピーカ215は、ユーザや携帯機器20の周囲へ音声を出力する音声出力装置である。
撮像部216は、撮像素子や撮影レンズなどを備える撮影ユニットを含み、被写体を撮像する。
通信ユニット217は、他の機器と通信を行うものであり、例えばBluetooth(登録商標)、RFID、TransferJet(登録商標)などの近接通信や、人体を介した人体通信、および無線通信などを用いることができる。本実施形態において、通信ユニット217は、アンテナ218と、アンテナ218を用いて近接通信を行う通信制御部219とを備える。本実施形態では、通信制御部219は、アンテナ218,125を介して撮像装置10の通信制御部126と通信し、記憶部208に記憶されているGPS関連データ(アルマナックデータ及びエフェメリスデータ等)や、位置検出部207から取得した位置情報を撮像装置10に送信する。
角速度センサ220は、携帯機器20の角速度を検出し、制御部230に出力する。
方位センサ221は、携帯機器20の外部からの磁気を検出し、撮像部216が向けられている方位を求めるものである。方位センサ221により求められた方位の情報は、制御部230に入力され、制御部230の指示の下、ディスプレイ201に表示されたり、また、静止画、動画の各画像データとともに記憶部211に保存されたりする。
記憶部211は、例えば、不揮発性の半導体メモリやハードディスクである。記憶部211は、撮像部216が撮像した静止画、動画の各画像データや、位置検出部207が測位に使用するGPS関連データ(アルマナックデータ及びエフェメリスデータ等)を記憶する。
制御部230は、CPU、RAM、ROM等を備え、携帯機器20全体を制御する。例えば、制御部230は、撮像装置10からの要求に応じて、記憶部211に記憶されているGPS関連データや、位置検出部207が検出した携帯機器20の位置情報を、通信制御部219を介して撮像装置10へ送信する。
次に、電子機器システム500において実行される、携帯機器20と撮像装置10との連携処理について説明する。図2は、携帯機器20と連携するために撮像装置10の制御部140が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、図2の処理の前提として、撮像装置10と、撮像装置10と連携する携帯機器20とは、装置固有の識別情報(例えば、IPアドレス)をやり取りすることで、ペアリングされている(連携可能な状態になっている)ものとする。また、図2の処理は、撮像装置10のメインスイッチ(電源)がオフされており、かつ、ユーザが撮像装置10を保持していないときに開始されるものとする。すなわち、図2の処理は、制御部140及び加速度センサ129に不図示の電源回路から電力が供給されている状態から開始される。
図2の処理では、まず、ステップS10において、制御部140は、加速度センサ129の出力値に基づいて、ユーザが撮像装置10を保持したと判断できるまで待機する。ここで、制御部140は、加速度センサ129の出力値が所定の閾値を超えた場合に、ユーザが撮像装置10を保持したと判断し、ステップS11に移行する。
ステップS11に移行すると、制御部140は、携帯機器20が所定の範囲内に存在するか否かを判断する。ここで、所定の範囲とは、例えば、ユーザが撮像装置10とともに携帯機器20を保持していると判断可能な範囲(撮像装置10から1mの範囲など)であるものとする。制御部140は、例えば、通信ユニット124,217間の通信強度を取得し、該通信強度の強弱に応じて、携帯機器20が所定の範囲内に存在するか否かを判断することができる。あるいは、撮像装置10及び携帯機器20が人体通信部を備える場合には、携帯機器20との人体通信が成立しているか否かに基づいて、携帯機器20が所定の範囲内に存在するか否かを判断することとしてもよい。携帯機器20が所定の範囲内に存在しない場合、ステップS11の判断は否定され、制御部140はステップS12に移行する。
ステップS12に移行すると、制御部140は、位置検出部115が停止している場合には、位置検出部115を起動する。なお、位置検出部115が既に起動している場合には、制御部140は、特に処理を行わない。ここで、位置検出部115は、有効なエフェメリスデータが記憶部119に記憶されている場合には、数秒程度で測位ができるが、位置検出後所定時間(例えば、1時間半〜4時間)が経過して有効なエフェメリスデータが記憶されていない場合には、測位に数十秒〜数分の時間がかかる。さらに、所定期間(例えば、1週間)が経過して有効なアルマナックデータも記憶部119に記憶されていない場合には、測位に十数分の時間がかかる。このため、本実施形態では、携帯機器20が所定の範囲内に存在しない場合には、制御部140は、撮像装置10を用いた撮像に備えて、ステップS12において予め位置検出部115を起動させておくこととしている。位置検出部115は、起動直後から測位を開始する。
一方、制御部140は、携帯機器20が所定の範囲内に存在すると判断した場合(ステップS11/YES)、ステップS13に移行する。
ステップS13に移行すると、制御部140は、位置検出部115が起動している場合には、位置検出部115を停止させる。なお、位置検出部115が停止している場合には、制御部140は、特に処理を行わない。なお、詳細については後述するが、携帯機器20が所定の範囲内に存在する場合、制御部140は、携帯機器20の記憶部211に記憶されたGPS関連データを取得し、位置検出部115は、携帯機器20から取得された有効なエフェメリスデータを用いて測位を行う。この場合、撮像装置10の電源がオンされたときに位置検出部115を起動すれば、通常、撮像が行われるまでの間に測位を完了することができる。したがって、制御部140は、撮像装置10の電源がオンされるまでは位置検出部115への電力の供給を停止している。これにより、撮像装置10の電源がオフの間に消費される電力を削減することができる。
ステップS12又はS13の後は、ステップS14に移行し、制御部140は、撮像装置10の電源がオンされたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部140は、ステップS15に移行し、制御部140は、ユーザが撮像装置10の保持を終了したか否かを判断する。この場合、制御部140は、例えば、加速度センサ129の出力値の変動がほとんど無いまま所定時間(例えば、30秒)が経過した場合に、ユーザが撮像装置10の保持を終了したと判断する。ここでの判断が否定された場合には、制御部140は、ステップS11に戻るが、肯定された場合には、図2の全処理を終了する。
一方、撮像装置10の電源がオンされた場合(ステップS14/YES)には、制御部140は、ステップS16に移行する。なお、撮像装置10の電源がオンされたタイミングで、不図示の電源回路から位置検出部115を含む各部に電力が供給され、位置検出部115を含む各部が起動するようになっている。
ステップS16に移行すると、制御部140は、撮像装置10の電源がオンされた時に実行される処理(電源オン時処理)を実行する。具体的には、制御部140は、図3のフローチャートに沿った処理を実行する。
図3の処理では、ステップS17において、制御部140が、撮像装置10の電源がオンされた時点で位置検出部115が既に起動していたか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS27に移行するが、否定された場合には、ステップS18に移行する。
ステップS18に移行すると、制御部140は、GPS関連データ(アルマナックデータ,エフェメリスデータ等)及び携帯機器20の位置情報(緯度、経度)を送信するように、通信ユニット124、217を介して携帯機器20の制御部230に要求する。なお、要求を受信した制御部230は、記憶部211に記憶されているGPS関連データと携帯機器20の位置情報とを、通信ユニット217、124を介して制御部140に送信する。
次いで、ステップS19では、制御部140が、GPS関連データ及び位置情報を携帯機器20から受信したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、ステップS21に移行する。
ステップS21に移行すると、制御部140は、ステップS18の送信要求から所定時間(タイムアウトを示す時間であり、例えば10秒)が経過したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS19に戻るが、肯定された場合には、ステップS23に移行する。
ステップS23に移行すると、制御部140は、表示部109に、GPS関連データ及び位置情報が受信できない旨を表示する。このとき、位置検出部115は、撮像装置10の記憶部211に有効なエフェメリスデータが記憶されている場合には、当該エフェメリスデータを用いた測位を開始すればよい。また、位置検出部115は、有効なエフェメリスデータが記憶部211に記憶されていない場合には、記憶部211に記憶されているアルマナックデータを用いた測位を開始すればよい。
ところで、ステップS18の送信要求から所定時間が経過するまでにGPS関連データ及び位置情報を携帯機器20から受信した場合には(ステップS19/YES)、制御部140は、ステップS25に移行する。
ステップS25に移行すると、制御部140は、受信した携帯機器20の位置情報(緯度、経度)に基づいて、ホワイトバランスの補正、及び、表示部109の表示フレームレートの設定を行う。ここで、ユーザが操作部113の操作により、現在の天気(例えば、晴天)に合わせてホワイトバランスの設定を行っていたとする。しかしながら、同じ晴天であっても、緯度により色温度が異なる場合がある。そこで、制御部140は、取得した緯度情報と、例えば、予め緯度と補正係数とが紐付けられた補正テーブルとを用いて、ユーザにより設定されたホワイトバランスを補正する。なお、補正テーブルは、記憶部119に記憶しておけばよい。また、制御部140は、携帯機器20から取得した位置情報から、その地域の電源周波数(例えば、日本ならば、50Hzか60Hz)を判断し、当該電源周波数に応じて、フリッカーが発生しないように、表示部109の表示フレームレートの切り替えを行う。なお、制御部140は、不図示の電子ビューファインダーの表示フレームレートの設定を変更してもよい。また、制御部140は、動画撮影時にフリッカーが発生しないように、動画撮影のフレームレートの設定を変更してもよい。
次いで、ステップS26では、制御部140は、携帯機器20から受信したGPS関連データで、撮像装置10の記憶部211に記憶されているGPS関連データを書き換える。通常、携帯機器20の電源は常時オンされており、位置検出部207は、所定の間隔(例えば、1分毎)で測位を行っている。一方、撮像装置10の電源は不定期にオンされるものであり、撮像装置10の電源がオフの間は、通常、位置検出部115は測位を行わない。したがって、携帯機器20から取得したGPS関連データの方が、記憶部119に記憶されているGPS関連データよりも新しいデータである可能性が高い。そこで、制御部140は、携帯機器20から受信したGPS関連データで、記憶部211に記憶されているGPS関連データを書き換える。これにより、位置検出部115は、記憶部119に記憶されていたGPS関連データよりも新しいGPS関連データを用いて、測位を開始することができ、測位にかかる時間を短縮することができる。
ステップS17〜S26の処理・判断を経て、ステップS27に移行すると、制御部140は、ユーザによってレリーズスイッチが半押しされるまで待機する。そして、制御部140は、ユーザによってレリーズスイッチが半押しされた段階で、ステップS30に移行する。
ステップS30に移行すると、制御部140は、撮像処理を実行する。具体的には、図4のフローチャートに沿った処理を実行する。
図4の処理では、ステップS301において、制御部140は、電源がオンされた後、位置検出部115が少なくとも1回の測位を終了しているか否かを判断する。位置検出部115が少なくとも1回の測位を終了している場合には(ステップS301/YES)、制御部140は、ステップS303に移行する。
ステップS303に移行すると、制御部140は、位置情報の取得先を位置検出部115とし、ステップS311に移行する。なお、制御部140は、ステップS303の後に、図3のステップS25と同様の処理(ホワイトバランスの設定、フレームレートの設定)を行うこととしてもよい。
一方、制御部140は、位置検出部115が測位を終了していない、すなわち、電源がオンされた後1回目の測位中である場合には(ステップS301/NO)、ステップS307に移行する。
ステップS307に移行すると、制御部140は、図2のステップS11と同様に、携帯機器20が撮像装置10から所定の範囲内に存在するか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部140は、ステップS311に移行するが、肯定された場合には、ステップS309に移行する。
ステップS309に移行すると、制御部140は、通信ユニット124,217を介して携帯機器20の制御部230に位置情報の送信を要求する。なお、ステップS309の処理は、制御部140が、位置情報の取得先を携帯機器20とする処理であるといえる。送信要求を受信した携帯機器20の制御部230は、通信ユニット217,124を介して位置検出部207で検出した携帯機器20の位置情報を撮像装置10の制御部140に送信する。
続くステップS311において、制御部140は、レリーズスイッチが全押しされたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、制御部140は、ステップS313に移行し、レリーズスイッチの半押しが継続されているか否かを判断する。制御部140は、ユーザがレリーズスイッチの半押しをやめた場合には、図4の全処理を終了し、図3のステップS33に移行するが、レリーズスイッチの半押しが継続されている場合、ステップS311に戻る。そして、レリーズスイッチが全押しされると(ステップS311/YES)、制御部140は、撮像を実行し、ステップS315に移行する。
ステップS315に移行すると、制御部140は、位置情報を取得できたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部140は、ステップS321に移行する。ステップS321に移行すると、制御部140は、位置検出部115又は携帯機器20から取得した位置情報を、ステップS311において撮像された画像の画像データに書き込む(記憶する)。その後は、図4の全処理を終了し、図3のステップS33に移行する。
一方、位置情報が取得できなかった場合(ステップS315/NO)、制御部140は、ステップS319に移行する。ステップS319に移行すると、制御部140は、位置情報を取得できない旨を表示部109に表示し、図3のステップS33に移行する。
図3に戻り、制御部140は、ステップS33に移行すると、撮像装置10の電源がオフされたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、制御部140は、ステップS27に戻るが、肯定された場合には、図2のステップS11に移行する。本実施形態では、上述した各処理を制御部140が実行することで、撮像装置10と携帯機器20との連携が実現されるようになっている。
以上、詳細に説明したように、第1の実施形態によれば、撮像装置10の制御部140が、位置検出部115が備える機能を発揮可能な携帯機器20が所定の範囲内に存在するか否かを判定し(S11)、所定の範囲内に存在する場合(電源オン時に位置検出部115への電力供給を停止していた場合(S13))には、位置検出部115に関連する情報(位置情報)の送信を携帯機器20に要求し(S18)、当該位置情報を携帯機器20から受信し、携帯機器20から受信した位置情報に基づいて、ホワイトバランスの補正や表示部109の表示フレームレートの設定を変更する(S25)。これにより、ユーザがホワイトバランスや表示フレームレートの設定を手動で行う必要がないので、ユーザの利便性を向上することができる。
また、本第1の実施形態によれば、制御部140は、携帯機器20が所定の範囲内に存在する場合には、位置検出部115に関連する情報(GPS関連データ)の送信を携帯機器20に要求し、受信したGPS関連データで記憶部119のGPS関連データを書き換える(S26)。ここで、常時使用される、すなわち、常時電源がオンされている携帯機器20の方が、電源がオンされる頻度が低い撮像装置10よりも、正確な(新しい)GPS関連データを有している可能性が高い。したがって、撮像装置10の位置検出部115は、携帯機器20から取得したGPS関連データを用いて測位を行うことにより、より早く測位を完了することができる。
また、本第1の実施形態によれば、制御部140は、ユーザが電源がオフの撮像装置10を保持したときに、携帯機器20が撮像装置10から所定の範囲内に存在していた場合(S11/YES)には、位置検出部115への電力供給が行われない(S13)ようになっているので、撮像装置10の電源がオンされていない間の消費電力を低減することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部140は、撮像装置10の電源がオンされたときに、位置検出部115に関連する情報(GPS関連データ)の送信を携帯機器20に要求し(S18)、受信したGPS関連データで記憶部119のGPS関連データを書き換える(S26)。これにより、撮像装置10の電源がオンされ、位置検出部115への電力供給が開始された場合に、位置検出部115は、携帯機器20から受信した最新のGPS関連データを用いて測位を開始することができる。このため、撮像装置10の電源がオンされた後に位置検出部115が1回目の測位を終了するまでの時間を短縮することができる。
また、本第1の実施形態によれば、制御部140は、ユーザがレリーズスイッチを半押した場合(S27/YES)に、携帯機器20に位置情報の送信を要求する(S309)。これにより、例えば、位置検出部115が測位中であっても、制御部140は、携帯機器20から取得した位置情報を、撮像された画像の画像データに書き込むことができる。
(変形例1)
上記第1の実施形態では、撮像装置10の制御部140は、携帯機器20から受信した位置情報に基づいて、ホワイトバランスの補正を行っていたが、撮像装置10は、携帯機器20から色温度情報を受信して、当該情報に基づいて、ホワイトバランスの設定を行ってもよい。なお、本変形例1において、携帯機器20は、屋外の競技場、体育館等の競技会場、または、イベントホール等において、会場の照明の色温度情報を、会場の入口付近に設置された情報端末から、有線または無線通信や、近接通信により取得して、記憶部211に記憶しているものとする。なお、競技会やイベントの主催者が会場の色温度情報をウェブサイト等を通じて提供している場合には、携帯機器20は、インターネット等を介して当該ウェブサイトに接続し、会場の色温度情報を取得してもよい。
図5は、撮像装置10の制御部140が実行する、変形例1に係る連携処理の一例を示すフローチャートである。
図5の処理では、まず、ステップS201において、制御部140は、撮像装置10の電源がオンされるまで待機している。そして、撮像装置10の電源がオンされた段階で、ステップS201の判断が肯定され、制御部140は、ステップS203に移行する。
ステップS203に移行すると、制御部140は、携帯機器20が所定の範囲内に存在するか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部140は、図6の処理を終了する。一方、ここでの判断が肯定された場合、制御部140は、ステップS205に移行する。
ステップS205に移行すると、制御部140は、携帯機器20に、色温度情報の送信を要求する。送信要求を受けた携帯機器20は、記憶部211に記憶されている色温度情報を、撮像装置10に送信する。
続くステップS207において、制御部140は、色温度情報を携帯機器20から受信したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部140は、ステップS209に移行する。
ステップS209に移行すると、制御部140は、所定時間(例えば、10秒)が経過したか否かを判断する。所定時間が経過していない場合、制御部140は、ステップS207に戻るが、所定時間が経過した場合、ステップS211に移行する。
ステップS211に移行すると、制御部140は、表示部109に、色温度情報が受信できない旨を表示し、図6の全処理を終了する。
一方、所定時間内に色温度情報を受信した場合(ステップS207/YES)、制御部140は、ステップS213に移行する。
ステップS213に移行すると、制御部140は、携帯機器20から受信した色温度情報に基づいて、ホワイトバランスの設定を行い、図6の処理を終了する。
以上説明したように、変形例1によれば、撮像装置10の制御部140は、携帯機器20が所定の範囲内に存在するか否かを判定し、携帯機器20が所定の範囲内に存在する場合に、撮像に関連する情報(色温度情報)の送信を携帯機器20に要求し、携帯機器20から受信した色温度情報に基づいて、ホワイトバランスの設定を変更するので、ユーザがマニュアルで色温度情報を入力する必要がなく、ユーザの利便性が向上する。また、受信した色温度情報に基づいて、ホワイトバランスの設定が自動でなされるため、ユーザはホワイトバランスの設定を手動で行う必要がなく、ユーザの利便性が向上する。
(変形例2)
上記第1の実施形態では、制御部140は、携帯機器20からGPS関連データが受信できた場合、無条件に、受信したGPS関連データで撮像装置10のGPS関連データを書き換えていたが、制御部140は、携帯機器20から受信した情報と、撮像装置10内の情報とが大きく異なる場合に、撮像装置10内の情報を書き換えるようにしてもよい。
図6は、撮像装置10の制御部140が実行する、変形例2に係る連携処理の一例を示すフローチャートである。
図6の処理では、まず、ステップS101において、制御部140は、撮像装置10の電源がオンされるまで待機している。そして、撮像装置10の電源がオンされた段階で、ステップS101の判断が肯定され、制御部140は、ステップS103に移行する。
ステップS103に移行すると、制御部140は、携帯機器20が所定の範囲内に存在するか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部140は、図6の処理を終了する。一方、ここでの判断が肯定された場合、制御部140は、ステップS105に移行する。
ステップS105に移行すると、制御部140は、携帯機器20に、携帯機器20の位置情報及び携帯機器20のカレンダ部209が示す日時情報の送信を要求する。
続くステップS107において、制御部140は、上記の位置情報及び日時情報を携帯機器20から受信したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部140は、ステップS109に移行する。
ステップS109に移行すると、制御部140は、所定時間(例えば、10秒)が経過したか否かを判断する。所定時間が経過していない場合、制御部140は、ステップS107に戻るが、所定時間が経過した場合、ステップS111に移行する。
ステップS111に移行すると、制御部140は、表示部109に、位置情報及び日時情報が受信できない旨を表示し、図6の全処理を終了する。
一方、所定時間内に位置情報及び日時情報を受信した場合(ステップS107/YES)、制御部140は、ステップS113に移行する。
ステップS113に移行すると、制御部140は、携帯機器20から受信した位置情報と、位置検出部115から取得した位置情報の差が所定値以上(例えば、経度で40秒以上(約1km)又は緯度で33秒以上(約1km))か否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、制御部140は、ステップS115に移行する。
ステップS115に移行すると、制御部140は、携帯機器20からGPS関連データ(アルマナックデータ及びエフェメリスデータ等)を取得し、記憶部119に記憶されているGPS関連データを、携帯機器20のGPS関連データで書き換える。前述したように、携帯機器20の方が、撮像装置10よりも、正確な位置情報を有している可能性が高い。したがって、撮像装置10の位置情報と、携帯機器20の位置情報とが所定値以上異なる場合には、携帯機器20のGPS関連データで撮像装置10内のGPS関連データを自動的に書き換えることで、ユーザに特別な操作を強いることなく、正確なGPS関連データを撮像装置10に設定することができる。
ところで、ステップS113の判断が否定された場合には、制御部140は、ステップS115の処理を行わず、ステップS117に移行する。
ステップS117に移行すると、制御部140は、携帯機器20から受信した日時情報と、カレンダ部117から取得した日時情報との差が、所定値以上(例えば、10分以上)であるか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、制御部140は、ステップS119に移行する。
ステップS119に移行すると、制御部140は、撮像装置10の日時情報を、携帯機器20から取得した日時情報で書き換え、図6の処理を終了する。位置情報と同様、携帯機器20の方が、撮像装置10よりも正確な日時情報を有している可能性が高い。したがって、撮像装置10の日時情報と、携帯機器20の日時情報とが所定値以上異なる場合には、携帯機器20から取得した日時情報で撮像装置10内の日時情報を自動的に書き換えることで、ユーザに特別な操作を強いることなく、正確な日時情報を撮像装置10に反映することができ、ユーザの利便性が高まる。
一方、ステップS117の判断が否定された場合には、制御部140は、ステップS119の処理を行わず、図6の処理を終了する。
このように、変形例2によれば、撮像装置10の制御部140は、位置検出部115及びカレンダ部209が備える機能を発揮可能な携帯機器20が所定の範囲内に存在する場合に、位置検出部115及びカレンダ部209に関連する情報(位置情報、日時情報)の送信を携帯機器20に要求し、受信した位置情報及び日時情報に基づき、撮像装置10内の情報(GPS関連データ、日時情報)の書き換えが必要か否かを判断し、必要と判断した場合には、書き換えを行う。これにより、上述したように、撮像装置10の位置情報及び日時情報と、携帯機器20の位置情報及び日時情報とが大きく異なる場合には、携帯機器20のGPS関連データ及び日時情報で撮像装置10内の情報を自動的に書き換えることで、ユーザに特別な操作を強いることなく、正確なGPS関連データ及び日時情報を撮像装置10に反映することができ、ユーザの利便性が高まる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態に係る情報処理システムついて、図7〜図10に基づき詳細に説明する。図7には、第2の実施形態に係る情報処理システム600の構成が示されている。図7に示すように、情報処理システム600は、撮像装置10、携帯機器20、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略記する)30と、サーバ50と、を備える。
第2の実施形態において、撮像装置10及び携帯機器20の構成は、制御部140及び制御部230が実行する処理を除き、第1の実施形態(図1参照)と同一であるため、詳細な説明を省略する。
PC30は、CPU、RAM、ROM等を備え、ROMに格納されたプログラムをCPUで実行することによって、各種機能を実現する。また、PC30は、通信部を備え、有線/無線通信によりインターネット等のネットワーク40を介してサーバ50と通信する。また、PC30は、例えば、LCD等の表示装置を備える。また、PC30は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等によって撮像装置10と接続可能であり、撮像装置10内に記録されている画像データを取得する。
サーバ50は、CPU、RAM、ROM等を備える。本実施形態において、サーバ50は、ソーシャルネットワークサービス(以後、SNSと略記する)を提供するためのサーバであり、SNSサイトを運営する会社内に設置されているものとする。
次に、第2の実施形態に係る情報処理システム600における、撮像装置10と携帯機器20との連携処理について説明する。
図8は、撮像装置10の制御部140が実行する連携処理の一例を示すフローチャートである。図8の処理は、撮像装置10の電源がオンされると開始される。
図8の処理では、ステップS501において、制御部140は、レリーズスイッチが全押しされるまで待機している。そして、レリーズスイッチが全押しされた段階で、ステップS501の判断が肯定され、制御部140は、撮像を実行し、ステップS503に移行する。
ステップS503に移行すると、制御部140は、携帯機器20が所定の範囲内に存在するか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合、制御部140は、ステップS511に移行するが、肯定された場合には、ステップS505に移行する。
ステップS505に移行すると、制御部140は、携帯機器20が撮像した画像の送信を要求する。ここで、制御部140は、例えば、携帯機器20が撮像した画像のうち、メタデータを比較して現在時刻から所定の時間内(例えば、10分以内)に撮影された画像を送信するように、携帯機器20に要求してもよいし、メタデータを比較して現在位置から所定の距離内(例えば、10m)で撮影された画像を送信するように、携帯機器20に要求してもよい。要求を受け付けた携帯機器20は、該当する画像の画像データを撮像装置10に送信する。ここで、携帯機器20は、画像データを圧縮して送信することが望ましい。ただし、撮像装置10との間の通信の通信速度や、撮像装置10内の記憶部119の容量が十分に確保されている場合には、携帯機器20は、画像データを圧縮せずにそのまま送信してもよい。
続くステップS506において、制御部140は、携帯機器20から携帯機器20が撮像した画像の画像データを受信する。
続くステップS507において、制御部140は、携帯機器20から受信した画像のうち、所定の条件を満たす画像が存在するか否かを判断する。例えば、制御部140は、周知の画像認識技術を用い、携帯機器20から受信した画像において、撮像装置10で撮像した画像と被写体が同一である画像が存在するか否かを判断する。あるいは、制御部140は、携帯機器20から受信した画像の画像データに含まれる方位情報が、方位センサ128から取得した方位情報と一致する画像が、携帯機器20から受信した画像内に存在するか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、制御部140は、ステップS511に移行するが、肯定された場合には、制御部140は、ステップS509に移行する。
ステップS509に移行すると、制御部140は、撮像した画像と、ステップS507において所定の条件を満たすと判断された画像とを紐付けて記憶部119に保存する。なお、ユーザが所定の時間(例えば、1分)内に連続して撮像を行った場合、すなわち、複数回レリーズスイッチが全押しされた場合には、最初にレリーズスイッチが全押しされた時にステップS505及びステップS506の処理を行い、すなわち、携帯機器20から画像データを取得し、その後は、ステップS505及びステップS506の処理を省略して、ステップS501〜ステップS511の処理を行ってもよい。
続くステップS511において、制御部140は、撮像装置10の電源がオフされたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS501に戻り、肯定された場合には、制御部140は、図8の全処理を終了する。
このようにして、携帯機器20で撮像した画像と、撮像装置10で撮像した画像とを撮像装置10内で紐付けておくことによって、携帯機器20で撮像されSNSサイトにアップロードされた画像を、簡単に、撮像装置10で撮像した画像に差替えることが可能となる。例えば、ユーザは、携帯機器20で撮像した画像の色味やコントラストに不満がある場合、SNSサイトの画像と撮像装置10で撮像した画像との差替えを行う。同一の被写体を撮像した場合でも、撮像部の特性によって、携帯機器20で撮像した画像と、撮像装置10で撮像した画像とでは、色味やコントラストが異なることがあるからである。あるいは、ユーザは、携帯機器20において低い解像度で撮像を行ってしまった場合や、携帯機器20で夜景を撮像したが手ブレの影響で希望通りの画像が撮像できていない場合に、SNSサイトの画像を携帯機器20よりも撮像性能の高い撮像装置10で撮像した画像に差替える。以下、この点について説明する。
図9は、PC30が実行する、携帯機器20で撮像されSNSサイトにアップロードされた画像を、撮像装置10で撮像した画像に差替える処理の一例を示すフローチャートである。なお、図9の処理は、図7に示すように、ユーザが撮像装置10とPC30とを接続し、SNSサイトにアクセスすると開始されるものとする。
図9の処理では、まず、ステップS401において、PC30は、撮像装置10の記憶部119に記憶されている画像の画像データを取得する。
続くステップS403において、PC30は、ユーザが閲覧しているSNSサイトのウェブページ内に表示されている画像を取得する。このとき、ウェブページ内に表示されている画像は、携帯機器20で撮像され、SNSサイトにアップロードされた画像であるものとする。
続くステップS405において、PC30は、撮像装置10から取得した画像の中に、ステップS403で取得した画像と紐付けられている画像が存在するか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、PC30は、ステップS407に移行する。
ステップS407に移行すると、PC30は、例えば、図10に示すように、ページ内の画像と紐付けられている撮像装置10で撮像された画像を、差替え候補として表示する。図10の画面では、左側の画面L10にSNSサイトのページが表示されており、右側の画面R10に、当該ページ内に表示されている画像P1,P2と紐付けられている撮像装置10が撮像した画像P11,P21〜P23が表示されている。
続くステップS409において、PC30は、図10の画面において、右側の画面R10に表示されている画像P11,P21〜P23の中から、いずれかの画像がユーザにより選択されたか否かを判断する。例えば、PC30は、差替え候補の画像(例えば、画像P22)が、SNSサイトのページ内の画像(画像P2)上にドラッグアンドドロップされた場合に、差替え候補の画像がユーザにより選択されたと判断する。ここでの判断が肯定された場合には、PC30は、ステップS411に移行し、選択された画像の画像データをサーバ50に送信する。サーバ50は、ページ内に表示されている画像(例えば、画像P2)を、PC30から受信した画像(例えば、画像P22)に差替える。
ところで、ステップS409において、画像がユーザにより選択されていない場合には、PC30は、ステップS413に移行する。
ステップS413に移行すると、PC30は、ユーザが、SNSサイト内の別のページに移動したか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS403に戻るが、否定された場合には、ステップS415に移行する。
ステップS413に移行すると、PC30は、ユーザがSNSサイトの閲覧を終了したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS409に戻るが、肯定された場合には、PC30は、図9の全処理を終了する。
以上、説明したように、第2の実施形態によれば、撮像装置10の制御部140は、撮像部(レンズ部102,撮像素子105等)が備える機能を発揮可能な携帯機器20が所定の範囲内に存在するか否かを判断し、携帯機器20が所定の範囲内に存在する場合には、撮像部(レンズ部102,撮像素子105等)に関連する情報として、携帯機器20が撮像した画像の画像データを携帯機器20から受信し、撮像装置10が撮像した画像と携帯機器20が撮像した画像とを関連付けて記憶部119に記憶するので、携帯機器20で撮像されSNSサイトのページ等にアップロードされた画像の、撮像装置10で撮像した画像への差替えを効率よく行うことが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
なお、上記第2の実施形態において、制御部140は、図8のフローチャートにおいて、撮像装置10が撮像した画像を周知の画像解析技術を使用して解析し、当該画像が人物を含む画像や、ピントが合っていない画像や、手ブレしている画像等である場合には、携帯機器20が撮像した画像との紐付けを行わないようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態においては、制御部140は、撮像装置10のレリーズスイッチが全押しされたタイミングで、撮像装置10が撮像した画像と、携帯機器20が撮像した画像との紐付けを行っていたが、これに限られるものではない。例えば、携帯機器20がSNSサイトに画像をアップロードしたタイミングで、携帯機器20がアップロードされた画像の画像データを撮像装置10に送信し、撮像装置10の制御部140が紐付け処理を行ってもよい。または、撮像装置10が、記憶部119に記憶されている画像データを携帯機器20に送信して、携帯機器20の制御部230が携帯機器20内で紐付け処理を行ってもよい。
また、上記第2の実施形態において、PC30は、図9のフローチャートのステップS407及びステップS409の処理を行わずに、自動的に、SNSサイトのページ内に表示された画像に紐付けられた画像(撮像装置10で撮像)をサーバ50に送信するようにしてもよい。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
10 撮像装置
20 携帯機器
115 位置検出部
119 記憶部
126 通信制御部
140 制御部

Claims (8)

  1. 機能部と、
    前記機能部が備える機能を発揮可能な外部機器が所定の範囲内に存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定の結果に応じて、前記機能部に関連する情報の送信を前記外部機器に対して要求する要求部と、
    要求した前記機能部に関連する情報を前記外部機器から受信する受信部と、
    前記機能部に関連する情報に基づく制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記判定の結果に応じて、前記機能部の動作を規制する規制部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記要求部は、ユーザによる所定の操作を検知した場合に、前記機能部に関連する情報の送信を前記外部機器に対して要求することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記要求部は、ユーザにより前記電子機器の電源がオンされた場合に、前記機能部に関連する情報の送信を前記外部機器に対して要求する請求項1から3のいずれか1項記載の電子機器。
  5. 前記機能部は、被写体を撮像する撮像部を含み、
    前記制御部は、前記外部機器から受信した前記機能部に関連する情報に基づいて前記撮像部による撮像に用いられる設定を変更することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の電子機器。
  6. 前記機能部に関連する情報は、位置に関する情報、色温度情報、及び、日時に関する情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の電子機器。
  7. 前記機能部は、被写体を撮像する撮像部を含み、
    前記機能部に関連する情報は、前記外部機器が撮像した第1画像を含み、
    前記制御部は、前記第1画像と、前記撮像部が撮像した第2画像とを関連付けて記憶部に記憶することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  8. 前記判定部は、人体通信、または、近接通信により前記外部機器が所定の範囲内に存在するか否かを判定する請求項1から7のいずれか1項記載の電子機器。
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