JP2015039657A - はんだヒューム吸引器用のフィルタ - Google Patents

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裕一 小野田
Yuichi Onoda
裕一 小野田
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Abstract

【課題】はんだヒュームの捕集率を向上すると共にメインフィルタの長寿命化を図ることができるフィルタ(プレフィルタ)を提供する。
【解決手段】本発明に係るフィルタは、はんだヒューム吸引器に用いられるフィルタであって、はんだヒュームを捕集するフィルタ用濾材を有し、前記フィルタ用濾材は合成繊維又は無機繊維からなり、その厚みが0.2〜2.0mmであり、その目付けが20〜150g/mであることを特徴とする。本発明のフィルタは、下流側に配置された他のフィルタ(メインフィルタ)と共にプレフィルタとして用いることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、はんだヒューム吸引器に用いられるフィルタに関するものである。
従来、はんだ付けの際にはんだから発生する煙(ヒューム)等を吸引する吸煙装置が開発されている。
はんだから発生するヒュームに含まれる有害物質の大きさは、一般的に0.05〜10μmといわれている。その中で特に人体にとって危険とされる粒子の大きさは、肺の中に蓄積される大きさである0.5〜5μmとされる。上記有害物質には刺激性物質が多く含まれ、該刺激性物質は咽喉や目などの痛み、或いは喘息などの症状を発生させる。また、刺激性物質が人体へ接触することにより、皮膚への刺激やアレルギー症状等を発生させることもある。
上記のようなはんだヒュームを吸引するものとしてではないが、例えば特許文献1には空気を浄化する空気清浄器が提案されている。この空気清浄器は、空気清浄器本体であるハウジングを有し、該ハウジング内にプレフィルタ及びメインフィルタが配設されている。
上記プレフィルタは、ハウジングが形成する空気通路内において、メインフィルタの上流側に位置し、比較的大きな空気中の粒子がメインフィルタに入り込むことを避けるためのものである。このようなプレフィルタの機能によりメインフィルタの耐用期間を延ばすことができる。はんだヒュームを吸引するための吸煙装置についても、上記空気清浄器と同じように、プレフィルタと該プレフィルタの下流側に配されるメインフィルタとを有する構成となっているのが一般的である。従来のはんだヒューム吸煙装置においては、プレフィルタは平板状に構成されており、メインフィルタはプリーツ状(ひだ状)に構成されているのが主である。このメインフィルタの例としては、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)が挙げられる。なおHEPAフィルタは、JIS Z 8122において、「定格風量で粒径が0.3μm粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されている。
特開2011−167683号公報
メインフィルタの耐用期間を延ばすために、安価なプレフィルタを定期的に交換する必要がある。しかしながら、現状ではメインフィルタの汚れがひどくなることが多くあり、そのためメインフィルタの交換を止む無く行わなければならず、該メインフィルタの交換周期を十分に延ばすことができない問題があった。つまり、プレフィルタが該プレフィルタ自体の本来果たすべき機能を果たしていないことがいえるのである。また、メインフィルタの交換周期は十分にあるが、従来のプレフィルタは単板から構成されたり或いは該プレフィルタには広ピッチのプリーツしか組み込めなかったため、プレフィルタの交換周期が短過ぎる場合もあった。
本発明は、以上のような従来の課題を考慮してなされたものであり、はんだヒュームの捕集率を向上すると共にメインフィルタの長寿命化を図ることができるフィルタ(プレフィルタ)を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、はんだヒュームは、図2に示すようにプレフィルタ用濾材の切断部表面において松脂のように膜を張っていることを発見した。すなわち、はんだヒュームの大部分はプレフィルタ用濾材の表面(上流側)に付着して留まり、裏面側(下流側)に通り抜けることが少ないことを発見した。したがって、プレフィルタに厚みを持たせてもあまり意味がないことを見い出し、本発明を完成させた。
本発明に係るフィルタは、はんだヒューム吸引器に用いられるフィルタであって、
はんだヒュームを捕集するフィルタ用濾材を有し、
前記フィルタ用濾材は合成繊維又は無機繊維からなり、その厚みが0.2〜2.0mmであり、その目付けが20〜150g/mであることを要旨とする。
前記フィルタ用濾材が不織布からなることが望ましい。
前記プレフィルタ用濾材にプリーツ加工が施されていることが望ましい。
本発明のフィルタは、下流側に配置された他のフィルタ(メインフィルタ)と共に用いることができる。
本発明によれば、はんだヒュームの捕集率が向上し、本発明のフィルタを、下流側に配置された他のフィルタ(メインフィルタ)と共に用いれば、該他のフィルタの長寿命化を図ることができる。
また上記の通り、厚みの薄い濾材を用いることで該濾材をプリーツ状に加工し易く、更に狭ピッチに加工できることから、多分の濾材組込量を確保でき、プレフィルタの長寿命化を図ることが可能となる。
本発明のプレフィルタ用濾材を示す図面代用写真である。 プレフィルタにおけるはんだヒュームの付着状態を示す図面代用写真である。 JIS Z 8901試験用粉体 11種を測定用粉塵として用いた場合の各フィルタの初期捕集効率の測定結果を示す図である。 JIS Z 8901試験用粉体 15種を測定用粉塵として用いた場合の各フィルタの初期捕集効率の測定結果を示す図である。 はんだヒュームを測定用粉塵として用いた場合の各フィルタの初期捕集効率の測定結果を示す図である。
本発明に係るフィルタは、はんだヒューム吸引器に用いられるメインフィルタと共に使用し得るフィルタ(以下、プレフィルタと称することがある)であって、はんだヒュームを捕集するフィルタ用濾材を有し、前記フィルタ用濾材は合成繊維又は無機繊維からなり、その厚みが0.2〜2.0mmであり、その目付けが20〜150g/mであることを特徴とする。
本発明に係るフィルタは、該フィルタよりも下流側に配される他のフィルタ(メインフィルタ)と共に、例えばはんだヒューム吸引器のハウジング内に設けることができる。このようなフィルタによれば、該フィルタによりはんだヒュームの捕集率が向上し、メインフィルタの長寿命化を図ることができる。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明のプレフィルタ用濾材を示す図面代用写真である。本発明のプレフィルタ用濾材は、はんだヒュームを捕集する機能を有する材料を適宜使用するとよく、合成繊維又は無機繊維を含む不織布で構成される。例えば無機繊維としてガラス繊維を用いることができる。
プレフィルタ用濾材の厚みは、0.2〜2.0mmであることが望ましく、より好適には0.4〜1.8mmである。
プレフィルタ用濾材の目付けは、20〜150g/mであることが望ましく、より好適には40〜130g/mである。
プレフィルタ用濾材には、該プレフィルタ用濾材を長寿命化するために、プリーツ加工を施すことが好ましい。プリーツ加工の種類は特に限定されないが、例えば材料を蛇腹状に折り畳むアコーディオンプリーツ加工を採用することができる。
プリーツが施されたプレフィルタ用濾材のピッチ(山と山の間隔)は、3〜20mmであることが望ましく、より好適には5〜15mmである。なお、上記の山に樹脂からなるビードを被覆することで該山の形状が潰れることを防ぐことができる。
次にメインフィルタについて説明する。本発明においてメインフィルタとしては、HEPAフィルタ(JIS Z 8122)又は準HEPAフィルタ(JIS B 9908:2011)を用いることができる。
HEPAフィルタは、定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有し、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を備えるエアフィルタである。また準HEPAフィルタは、定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して90%以上の粒子捕集率を有するエアフィルタである。
メインフィルタ用濾材には、濾過効率を向上するために、プリーツ加工を施すことが好ましい。プリーツ加工の種類は特に限定されないが、例えば材料を蛇腹状に折り畳むアコーディオンプリーツ加工を採用することができる。
プリーツが施されたメインフィルタ用濾材のピッチ(山と山の間隔)は3〜5mmとすることができる。なお、上記の山に樹脂からなるビードを被覆することで該山の形状が潰れることを防ぐことができる。
本発明はもとより上記実施形態によって制限を受けるものではなく、本発明の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
本発明のプレフィルタについて粉塵計により初期捕集効率の測定を行った。なお、初期捕集効率(%)は、(1−フィルタ下流側の粉塵濃度/フィルタ上流側の粉塵濃度)×100で規定される。また、初期とは、プレフィルタが新品又は未使用の状態であることを指す。
測定対象として用いたフィルタa(実施例)、フィルタb(比較例1)、フィルタc(比較例2)、及びフィルタd(比較例3)の仕様を表1に示し、測定条件を表2に示す。なお、表1のフィルタ分類はJIS B 9908:2011に規定されるものであり、中性能フィルタは、定格風量で粒径が0.4μmの粒子に対して99%未満の粒子捕集率を有するエアフィルタである。また、粗塵フィルタは粒子捕集率(質量法)が98%未満のエアフィルタである。
使用した機器は次の通りとした。
(1)評価装置;JIS B 9908:2011形式3試験装置
(2)粉塵計;柴田科学株式会社製 LD−3B(光散乱方式)
(3)粉塵供給装置;大盛工業株式会社製 CF−53S(シュートから手動で粉塵を供給)
また、測定用粉塵として次のものを用いた。
(1)JIS Z 8901試験用粉体 11種(以下、JIS11種と記載)
(2)JIS Z 8901試験用粉体 15種(以下、JIS15種と記載)
(3)白光株式会社製のHEXSOL(鉛入り巻きはんだ(φ1.6、錫60%、ヤニ入り))をこて先温度450℃のはんだごてにより溶解させた際のはんだヒューム
測定結果を図3〜図5に示す。図3はJIS11種の測定用粉塵を用いた場合の各フィルタの初期捕集効率の測定結果を示す図であり、図4はJIS15種の測定用粉塵を用いた場合の各フィルタの初期捕集効率の測定結果を示す図であり、図5は測定用粉塵としてはんだヒュームを用いた場合の各フィルタの初期捕集効率の測定結果を示す図である。なお、実施例及び各比較例において試験体のn数を3としたが、これら測定結果の平均値を表3に示す。
表3に示すように、実施例のはんだヒュームの初期捕集効率は、比較例1〜3の同初期捕集効率よりも高いものとなった。特に、実施例のはんだヒュームの初期捕集効率は、比較例2の同初期捕集効率の約3倍となった。これらの結果から、本発明のプレフィルタははんだヒュームの捕集率が高いので、このプレフィルタをメインフィルタと共に用いれば、該メインフィルタの長寿命化が期待できる。

Claims (4)

  1. はんだヒューム吸引器に用いられるフィルタであって、
    はんだヒュームを捕集するフィルタ用濾材を有し、
    前記フィルタ用濾材は合成繊維又は無機繊維からなり、その厚みが0.2〜2.0mmであり、その目付けが20〜150g/mであることを特徴とするフィルタ。
  2. 前記フィルタ用濾材が不織布からなる請求項1に記載のフィルタ。
  3. 前記フィルタ用濾材がプリーツ加工されている請求項1又は2に記載のフィルタ。
  4. 下流側に配置された他のフィルタと共に用いられる請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルタ。
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