JP2015038498A - アナログからデジタルへの変換ステージおよび2つ以上のアナログ信号をデジタル化するための位相同期方法 - Google Patents

アナログからデジタルへの変換ステージおよび2つ以上のアナログ信号をデジタル化するための位相同期方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つ以上のアナログデジタル変換器間の位相ドリフトの影響を補償する処理デバイスを備えたADCステージを提供する。【解決手段】アナログからデジタルへの変換ステージ300は、2つ以上のアナログ信号を受け取り第一のアナログ信号から第一のデジタル信号を生成するとともに、少なくとも第二のアナログ信号から第二のデジタル信号を生成し、2つ以上のデジタル信号を作成し、これらの2つ以上のアナログ信号から1つ以上の冗長デジタル信号を生成する3つ以上のADC303、305、307を備えている。1つ以上の冗長デジタル信号は2つ以上のデジタル信号と実質的に並列に生成される。処理デバイス330は1つ以上の冗長デジタル信号のうちの1つの冗長デジタル信号と2つ以上のデジタル信号のうちの対応するデジタル信号との間の位相差から位相ドリフト値を生成し、1つ以上の位相ドリフト値を用いて対応するデジタル信号を補償する。【選択図】図3

Description

本発明は、アナログからデジタルへの変換器(ADC)に関するものであり、とくに多重ADC間の位相の同期に関するものである。
コリオリ質量流量計および振動式デンシトメータの如き振動式導管センサーは、流動物質を収容している振動する導管の運動を検出するよう動作するのが一般的である。質量流量、密度などの如き導管内の物質に関する物性については、導管に接続されている運動トランスデューサから受け取る測定信号を処理することにより求めることができる。物質を充填した振動システムの振動モードは、収容している導管およびその導管に収容されている物質の質量、剛性およびダンピング特性に一般的に影響される。
典型的なコリオリ質量流量計は、配管または他の移送システムにインラインで接続されているとともに、システム内のたとえば流体、スラリー、エマルジョンなどの物質を移送する一または複数の導管を有している。各導管は、たとえば単純曲げモード、ねじれモード、ラジアルモードおよび結合モード含む一組の固有振動モードを有しているものとして考えることができる。コリオリ質量流量測定の典型的な用途では、物質が導管を流れている際に、導管が一または複数の振動モードで励振されて当該導管の運動が導管の複数の部位で間隔おいて測定される。励振は、通常、導管を周期的に摂動するボイスコイルタイプのドライバの如き電気機械デバイスのようなアクチュエータによって加えられる。複数のトランスデューサ位置における振動と振動との間の測定時間遅れまたは位相差を測定することによって質量流量を求めることが可能である。
このような2つのトランスデューサ(すなわち、ピックオフセンサー)は、1つ以上のフロー導管の応答振動を測定するために通常用いられ、また、アクチュエータの上流側または下流側の位置に通常設けられている。2つのピックオフセンサーは電子計装装置に接続されている。この電子計装装置は、たとえば、2つのピックオフセンサーから信号を受け取り、これらの信号を処理して質量流量測定値などを算出する。
これらのピックオフ信号は、通常、ピックオフセンサーコイルによって検出されるような振動によって生成される時間変動アナログ信号である。これらのアナログピックオフ信号は、次に、デジタル信号に変換されて処理される。
図1には、従来のコリオリ流量計用のアナログからデジタルへの変換器(ADC)の構成が示されている。左側ピックオフ(LPO)によって生成される左側ピックオフ信号は第一のADCの中に送られ、また右側ピックオフ(RPO)センサーによって生成される右側ピックオフ信号は第二のADCの中に送られる。各ADCは、それに対応するアナログ信号をデジタル化し、そのデジタル化されたピックオフ信号をプロセッサまたは他の回路に向けて出力し、さらなる処理を可能とする。たとえば、さらなる処理には、コリオリ効果に起因するピックオフセンサー信号とピックオフセンサー信号との間の位相差を求めることが含まれうる。位相差を用いてメータを流れる質量流量を求めることができる。
2つのADCにより導入されるいかなる位相差であってもプロセッサにより感知されて質量流量の測定結果に対して悪い影響を与えることは明白である。ADCの位相ドリフト性能はその設計によって決まるものである。ADCの位相ドリフトは、入力信号振幅の変化、電源電圧の変化、EMC効果、温度変化、入力周波数の変化、ノイズ内容、高調波成
分または他の理由によって影響されうる。
市販されかつ容易に利用可能なものは符号化と複合化とを組み合わせたものである符号複合器(コーデック)と呼ばれる機器である。符号複合器は、同じシリコンダイ上に2つのADCとデジタルからアナログへの変換器(DAC)とを有しており、これらの構成部品は、可聴周波数範囲で(すなわち、最大約20,000Hzまでの周波数で)動作するように設計されているのが一般的である。異なる製造業者が異なる製造プロセスを有しているため位相性能が非常に違ったものになるため、位相差が重要なものとなる2チャンネル型のアナログからデジタルへの変換に適切な符号複合器を見つけるのは困難なことである。それに加えて、符号複合器は、小さな位相差を許容することが可能な音響機器類で動作するように設計されているものである。したがって、市販の符号複合器はコリオリ流量計に用いることができるような位相仕様にはなっていない。さらに、位相ドリフトについての指定がなされていないため、製造業者はどの時点においてでも位相ドリフト性能を変更することができる。このことは、位相ドリフト性能をチェックし続けなければならない立場にユーザが置かれることになる。
本発明の1つの態様では、2つ以上のアナログ信号をデジタル化するためのアナログからデジタルへの変換(ADC)ステージは、2つ以上のアナログ信号を受け取り、2つ以上のアナログ信号のうちの第一のアナログ信号から第一のデジタル信号を生成するとともに2つ以上のアナログ信号のうちの少なくとも第二のアナログ信号から少なくとも第二のデジタル信号を生成して2つ以上のデジタル信号を作成し、2つ以上のアナログ信号から1つ以上の冗長デジタル信号を生成するように構成されている3つ以上のADCであって、1つ以上の冗長デジタル信号が2つ以上のデジタル信号と実質的に並列に生成される3つ以上のADCと、3つ以上のADCと結合されている処理デバイスであって、当該処理デバイスが、1つ以上の冗長デジタル信号のうちの1つの冗長デジタル信号と2つ以上のデジタル信号のうちの対応するデジタル信号との間の位相差から位相ドリフト値を生成し、1つ以上の位相ドリフト値を用いて前述の対応するデジタル信号を補償するように構成されている処理デバイスとを備えている。
好ましくは、位相ドリフト値は、2つ以上のデジタル信号と実質的に同時に生成される。
好ましくは、2つ以上の位相ドリフト値は、2つ以上のデジタル信号と実質的に同時に生成される。
好ましくは、2つ以上のアナログ信号は、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号である。
好ましくは、2つ以上のアナログ信号は、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、処理システムは、2つ以上のデジタル信号および位相ドリフト値を用いて流動物質の1つ以上の流動特性を求めるように構成されている。
好ましくは、2つ以上のアナログ信号は、コリオリ質量流量計によって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、処理システムは、2つ以上のデジタル信号および位相ドリフト値を用いて流動物質の1つ以上の流動特性を求めるように構成されている。
好ましくは、1つ以上の冗長デジタル信号は、2つ以上のアナログ信号のうちの予め定められた固定アナログ信号から生成される。
好ましくは、1つ以上の冗長デジタル信号は、2つ以上のアナログ信号の中から循環的に生成される。
好ましくは、2つ以上のアナログ信号は、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、1つ以上の冗長デジタル信号を生成することと、位相ドリフト値を生成することと、及び対応するデジタル信号を補償することとは、左側アナログピックオフ信号から冗長デジタル左側ピックオフ信号を生成することと、右側アナログピックオフ信号から冗長デジタル右側ピックオフ信号を生成することと、デジタル左側ピックオフ信号と冗長デジタル左側ピックオフ信号との間の左側位相差から左側位相ドリフト値を生成することと、デジタル右側ピックオフ信号と冗長デジタル右側ピックオフ信号との間の右側位相差から右側位相ドリフト値を生成することと、左側位相ドリフト値を用いて左側デジタル信号を補償することと、右側位相ドリフト値を用いて右側デジタル信号を補償することと、を含む。
好ましくは、2つ以上のアナログ信号は、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、1つ以上の冗長デジタル信号を生成することと、位相ドリフト値を生成することと、及び対応するデジタル信号を補償することとは、左側アナログピックオフ信号から冗長デジタル左側ピックオフ信号を生成することと、デジタル左側ピックオフ信号と冗長デジタル左側ピックオフ信号との間の左側位相差から左側位相ドリフト値を生成することと、左側位相ドリフト値を用いて左側デジタル信号を補償することと、2回目に、右側アナログピックオフ信号から冗長デジタル右側ピックオフ信号を生成することと、2回目に、デジタル右側ピックオフ信号と冗長デジタル右側ピックオフ信号との間の右側位相差から右側位相ドリフト値を生成することと、2回目に、右側位相ドリフト値を用いて右側デジタル信号を補償することとを含む。
本発明の1つの態様では、2つ以上のアナログ信号をデジタル化するための位相同期方法は、2つ以上のアナログ信号のうちの第一のアナログ信号から第一のデジタル信号を生成し、2つ以上のアナログ信号のうちの少なくとも第二のアナログ信号から少なくとも第二のデジタル信号を生成することと、2つ以上のデジタル信号と実質的に並列に2つ以上のアナログ信号から1つ以上の冗長デジタル信号を生成することと、1つ以上の冗長デジタル信号のうちの1つの冗長デジタル信号と2つ以上のデジタル信号のうちの対応するデジタル信号との間の位相差から位相ドリフト値を生成することと、位相ドリフト値を用いて前述の対応するデジタル信号を補償することと、を含む。
好ましくは、位相ドリフト値は2つ以上のデジタル信号と実質的に同時に生成される。
好ましくは、2つ以上の位相ドリフト値は2つ以上のデジタル信号と実質的に同時に生成される。
好ましくは、2つ以上のアナログ信号は、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号である。
好ましくは、2つ以上のアナログ信号は、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、処理システムは、2つ以上のデジタル信号および位相ドリフト値を用いて流動物質の1つ以上の流動特性を求めるように構成されている。
好ましくは、2つ以上のアナログ信号は、コリオリ質量流量計によって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、処理システムは、2つ以上のデジタル信号および位相ドリフト値を用いて流動物質の1つ以上の流動特性を求めるように構成されている。
好ましくは、1つ以上の冗長デジタル信号は、2つ以上のアナログ信号のうちの予め定められた固定アナログ信号から生成されている。
好ましくは、1つ以上の冗長デジタル信号は、2つ以上のアナログ信号の中から循環的に生成される。
好ましくは、2つ以上のアナログ信号は、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、1つ以上の冗長デジタル信号を生成することと、位相ドリフト値を生成することと、及び対応するデジタル信号を補償することとは、左側アナログピックオフ信号から冗長デジタル左側ピックオフ信号を生成することと、右側アナログピックオフ信号から冗長デジタル右側ピックオフ信号を生成することと、デジタル左側ピックオフ信号と冗長デジタル左側ピックオフ信号との間の左側位相差から左側位相ドリフト値を生成することと、デジタル右側ピックオフ信号と冗長デジタル右側ピックオフ信号との間の右側位相差から右側位相ドリフト値を生成することと、左側位相ドリフト値を用いて左側デジタル信号を補償することと、右側位相ドリフト値を用いて右側デジタル信号を補償することと、を含む。
好ましくは、2つ以上のアナログ信号は、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、1つ以上の冗長デジタル信号を生成することと、位相ドリフト値を生成することと、及び対応するデジタル信号を補償することとは、左側アナログピックオフ信号から冗長デジタル左側ピックオフ信号を生成することと、デジタル左側ピックオフ信号と冗長デジタル左側ピックオフ信号との間の左側位相差から左側位相ドリフト値を生成することと、左側位相ドリフト値を用いて左側デジタル信号を補償することと、2回目に、右側アナログピックオフ信号から冗長デジタル右側ピックオフ信号を生成することと、2回目に、デジタル右側ピックオフ信号と冗長デジタル右側ピックオフ信号との間の右側位相差から右側位相ドリフト値を生成することと、2回目に、右側位相ドリフト値を用いて右側デジタル信号を補償することと、を含む。
コリオリ流量計用の従来型のアナログからデジタルへの変換器(ADC)の構成を示す図である。 メータ組立体およびメータ電子機器を有するコリオリ流量計を示す図である。 本発明のある実施形態にかかるアナログからデジタルへの変換器(ADC)ステージを示す図である。 本発明にかかる2つ以上のアナログ信号をデジタル化するための位相同期方法を示すフローチャートである。 第一の変換構成がスイッチによってセットされるようになっているADC変換ステージを示す図である。 図5に記載の状態からスイッチが変更されて他の変換構成がセットされているADC変換ステージを示す。 本発明の他の実施形態にかかるADCステージを示す図である。 2つのアナログ入力部に代えて3つのアナログ入力部を備えている図7実施形態を示す図である。 本発明の他の実施形態にかかるADCステージを示す図である。 4つの離散時刻にわたって循環的に動作する図9のADCステージを示す図である。
図1〜図10および下記の記載には、本発明を最良のモードで実施および利用する方法を当業者に教示するための具体的な実施形態が示されている。本発明の原理を教示するために、従来技術の一部が単純化または省略されている場合もある。当業者にとって明らかなように、これらの実施形態の変形例もまた本発明の技術範囲内に含まれる。また、当業者にとって明らかなように、以下の記載の構成要素をさまざまな方法で組み合わせて本発明の複数の変形例を形成することもできる。したがって、本発明は、以下の記載の特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲およびその均等物によってのみ限定されるものである。
図2には、メータ組立体10およびメータ電子機器20を備えているコリオリ流量計5が示されている。メータ組立体10は、プロセス物質の質量流量および密度に応答するようになっている。メータ電子機器20は、リード線100を介してメータ組立体100と接続されて、経路26を介して密度、質量流量、温度に関する情報および他の情報を提供する。コリオリ流量計の構成を説明する。ただし、当業者にとって明らかなように、本発明を振動管式デンシトメータとして実施してもよい。
メータ組立体10は、1対のマニホルド150および150’と、フランジネック110および110’を有するフランジ103および103’と、1対の平行なフローチューブ130および130’と、ドライブ機構180と、温度センサー190と、1対の速度(ピックオフ)センサー170Lおよび170Rとを有している。フローチューブ130および130’は、フローチューブマウント用ブロック120および120’において互いの方向に向かって近づいていく2つの実質的に真っ直ぐな流入口脚部131および131’と流出口脚部134および134’とを有している。フローチューブ130および130’は、それらの長さ方向に沿った位置にある2つの対称な部位で曲がっており、かつ、それらの長さ方向に沿って実質的に平行になっている。ブレースバー140および140’は、軸線WおよびW’を規定する働きを有しており、各フローチューブがそれを中心として振動するようになっている。
フローチューブ130および130’の側脚部131、131’、134、134’はフローチューブマウント用ブロック120および120’に固定され、次いで、これらのブロックはマニホルド150および150’に固定されている。このことにより、コリオリメータ組立体10を通る連続した、かつ閉じた物質流路が形成されることになる。
測定するプロセス材料を移送するプロセス配管(図示せず)と孔102および102’を有するフランジ103および103’を流入口端部104および流出口端部104’を介して接続すると、物質は、フローメータの端部104の中に流入し、フランジ103内のオリフィス101を通り、マニホルド150を通り、表面121を有するフローチューブマウント用ブロック120へと導かれる。マニホルド150内では、物質は、分流し、フローチューブ130および130’を通って流れる。フローチューブ130および130’から流出する際、プロセス物質は、マニホルド150’内で合流して一つのストリームとなり、その後、流出口端部104’へと導かれる。この流出口端部104’は、フランジ103’によってプロセス配管と接続されている。
フロー導管130、130’は、曲げ軸W−WおよびW’−W’に対して実質的に同一
の質量分布、慣性モーメントおよびヤング率を有するように、選択され、かつ、フローチューブマウント用ブロック120および120’に適切にマウントされる。これらの曲げ軸は、ブレースバー140および140’を通り抜けるようになっている。フローチューブのヤング率が温度とともに変化し、この変化が流量および密度の計算に影響を与えるので、連続的にフローチューブの温度を測定すべく、測温抵抗体(RTD)190がフローチューブ130’にマウントされてフローチューブの温度が連続的に測定される。フローチューブの温度、すなわちある与えられた電流値におけるRTDの両端の電圧は、フローチューブを流れる物質の温度によって決まる。RTDの両端に現れる温度依存性電圧は、フローチューブ温度の変化に起因するフローチューブ130および130’の弾性率の変化を補償するためにメータ電子機器20により周知の方法で用いられる。RTDはリード線195によってメータ電子機器20に接続されている。
フローチューブ130および130’は、それぞれ対応する曲げ軸WおよびW’に対してかつフローメータ5の第一の逆位相曲げモードと呼ばれるモードで、互に反対方向にドライバ180により振動させられるようになっている。このドライブ機構180は、マグネットがフローチューブ130’にマウントされ反対側のコイルがフローチューブ130にマウントさているような複数の周知の構成のうちのいずれか一つの構成を有することができ、また、ドライブ機構には交流電流を流してこれらのフローチューブを振動させるようになっている。メータ電子機器20により適切なドライブ信号がリード110を通じてドライバ104へ加えられる。
メータ電子機器20はRTD温度信号をリード線195を通じて受け取り、左側速度信号および右側速度信号がそれぞれリード線165Lおよびリード線165Rに現れる。メータ電子機器20は、リード線185を通じてドライブ要素180に向けてドライブ信号を発生し、チューブ130および130’を振動させる。メータ電子機器20は、左側速度信号および右側速度信号ならびにRTD信号を処理して、たとえばメータ組立体10を流れる物質の質量流量および/または密度を計算する。メータ電子機器20は、この情報を、他の情報とともに、パス26を通じて送る。
図3には、本発明のある実施形態にかかるアナログからデジタルへの変換(ADC)ステージ300が示されている。実施形態によっては、ADCステージ300がメータ電子機器20の1つのコンポーネントである場合もある。たとえば、ADCステージ300は、多重アナログピックオフセンサー信号の如き多重アナログ入力を受け取ることができる。
図示されている実施形態のADCステージ300は、アナログからデジタルへの第一の変換器(ADC)303と、第二のADC305と、第三のADC307とを有している。これら3つのADC303、305および307は、1つの処理デバイス330と結合されている。処理デバイス330は、デジタル信号とデジタル信号との間の位相差を検出し、それらの間の位相ドリフト(または位相差)の値を生成することができるデバイスであってもよい。処理デバイス330は、メータ電子機器20内の別個のコンポーネントであってもよいし、または他のプロセッサもしくはデバイスの一部であってもよい。処理デバイス330は、信号と信号との間の位相差を求めることができるいかなるデバイスまたはサブデバイスであってもよい。
図示されている実施形態では、3つのADC303、305および307は、左側ピックオフ(LPO)センサー170Lおよび右側ピックオフ(RPO)センサー170Rとスイッチ321および322を介して結合されている。これらのスイッチ321および322は、LPO170LおよびRPO170Rを3つのADC303、305および307に接続するように機能する。
3つ以上のADC303、305、307は、2つ以上のアナログ信号を受け取り、2つ以上のアナログ信号のうちの第一のアナログ信号からの第一のデジタル信号を生成するとともに2つ以上のアナログ信号のうちの少なくとも第二のアナログ信号から少なくとも第二のデジタル信号を生成して2つ以上のデジタル信号を作成し、2つ以上のアナログ信号から1つ以上の冗長デジタル信号を生成するように構成されている。1つ以上の冗長デジタル信号は、2つ以上のデジタル信号と実質的に並列に生成される。処理デバイス330は、1つ以上の冗長デジタル信号のうちの1つの冗長デジタル信号と2つ以上のデジタル信号のうちの対応するデジタル信号との間の位相差から位相ドリフト値を生成するように構成されている。処理デバイス330は、1つ以上の位相ドリフト値を用いて前述の対応するデジタル信号を補償するように構成される。
実施形態によっては、1つ以上の冗長デジタル信号は、2つ以上のアナログ信号のうちの予め定められた固定アナログ信号から生成されるようになっている場合もある(図7〜図8およびそれに対応する説明を参照)。したがって、位相ドリフト値は、2つ以上のデジタル信号と実質的に同時に生成されることになる。 あるいは、1つ以上の冗長デジタ
ル信号は、2つ以上のアナログ信号の中から循環的に生成されるようになっていてもよい(図10およびそれに対応する説明を参照)。この実施形態では、2つ以上の位相ドリフト値は、2つ以上のデジタル信号と実質的に同時に生成されるようになっていてもよい。
また実施形態によっては、2つ以上のアナログ信号は、振動式フローメータ5によって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号である場合もある。処理システム330では、流動物質の1つ以上の流動特性を求めるために前述の2つ以上のデジタル信号および位相ドリフト値が用いられる。実施形態によっては、振動式フローメータ5がコリオリ質量流量計5である場合もある。コリオリ質量流量計5は、2つ以上のデジタル信号から質量流量測定値を生成する。2つ以上のデジタル信号は2つ以上のピックオフセンサーから受け取られるようになっている。
図4は、本発明に従って、2つ以上のアナログ信号をデジタル化するための位相同期方法を示すフローチャート400である。ステップ401では、第一のデジタル信号が2つ以上のアナログ信号のうちの第一のアナログ信号から生成される。
ステップ402では、少なくとも1つの第二のデジタル信号が、2つ以上のアナログ信号のうちの少なくとも第二のアナログ信号から生成される。したがって、2つ以上のデジタル信号が作成されることになる。重要な点は、アナログ入力の数に応じて2つを超えるアナログ信号をデジタル化することができるという点である。
ステップ403では、2つ以上のアナログ信号から1つ以上の冗長デジタル信号が生成される。冗長デジタル信号の数は、利用可能なADCの数によって異なりうる。さらに、冗長デジタル信号の数は設計事項でありうる。1つ以上の冗長デジタル信号は、2つ以上のデジタル信号と実質的に並列に生成され、1つ以上の冗長デジタル信号は、2つ以上のデジタル信号のうちの1つ以上と比較されうる。
ステップ404では、位相ドリフト値が生成される。位相ドリフト値は、1つ以上の冗長デジタル信号のうちの1つの冗長デジタル信号と2つ以上のデジタル信号のうちの対応するデジタル信号との間の位相差から生成することができる。位相ドリフト値は、個々のADCの位相ドリフトを定量化したものである。位相ドリフト値は、2つのADCデバイスの間の位相ドリフトを定量化したものである。次に、位相ドリフト値は、位相同期のために用いることができる。位相ドリフト値は、適切なADCの出力に加えることができる。
ステップ405では、対応するデジタル信号(すなわち、冗長デジタル信号と比較されているデジタル信号)は位相ドリフト値を用いて補償される。当該補償には、デジタル信号の後の使用または処理の際に位相ドリフト値を用いることが含まれうる。
実施形態によっては、かかる方法は、同期方法において用いられる多重かつ実質的に並列な冗長信号を提供する場合もある。このような実施形態では、かかる方法は、左側アナログピックオフ信号から冗長デジタル左側ピックオフ信号を生成し、右側アナログピックオフ信号から冗長デジタル右側ピックオフ信号を生成し、デジタル左側ピックオフ信号と冗長デジタル左側ピックオフ信号との間の左側位相差から左側位相ドリフト値を生成し、デジタル右側ピックオフ信号と冗長デジタル右側ピックオフ信号の間の右側位相差から右側位相ドリフト値を生成し、左側位相ドリフト値を用いて左側デジタル信号を補償し、右側位相ドリフト値を用いて右側デジタル信号を補償することができる。
また、実施形態によっては、かかる方法は、同期方法において用いられる連続した冗長信号を提供する場合もある。このような実施形態では、かかる方法は、左側アナログピックオフ信号から冗長デジタル左側ピックオフ信号を生成し、デジタル左側ピックオフ信号と冗長デジタル左側ピックオフ信号との間の左側位相差から左側位相ドリフト値を生成し、左側位相ドリフト値を用いて左側デジタル信号を補償し、2回目に、右側アナログピックオフ信号から冗長デジタル右側ピックオフ信号を生成し、2回目に、デジタル右側ピックオフ信号と冗長デジタル右側ピックオフ信号との間の右側位相差から右側位相ドリフト値を生成し、2回目に、右側位相ドリフト値を用いて右側デジタル信号を補償することができる。
図5には、第一の変換構成がスイッチ321および322によってセットされているADC変換ステージ300が示されている。したがって、第一のADC303はアナログ左側ピックオフ信号Aを受け取ってデジタル左側ピックオフ信号Dを生成し、第三のADC307はアナログ左側ピックオフ信号Aを受け取って冗長デジタル左側ピックオフ信号D’を生成する。第二のADC305はアナログ右側ピックオフ信号Aを受け取ってデジタル右側ピックオフ信号Dを生成する。次いで、第一のADC303における位相ドリフトを求めるために、冗長デジタル左側ピックオフ信号D’をデジタル左側ピックオフ信号Dと比較することができる。
デジタル左側ピックオフ信号Dおよび冗長デジタル左側ピックオフ信号Dが両方ともアナログ左側ピックオフ信号Aから生成されているので、これらは同一の位相を有していなければならない。したがって、これらの2つのデジタル信号DおよびD’の間の位相差値は、第一のADC303と第二のADC305との間の相対的位相ドリフトの量を示すことになる。
この位相差値は、たとえば第一のADC303に対する位相補償または位相調整を実行するために用いることができる。第一のADC303ついての位相差値を後の処理において用いることができ、この後の処理では、第一のADC303からのデジタル信号を位相差値に応じて修正することができる。また、このことには、位相差値を用いて数学的にまたは数値的にデジタル信号を修正することが含まれうる。
この位相差検出には、時間をあまり必要とせず、2つのピックオフ信号のデジタル化の邪魔とはならない。動作時、第一のADC303は、流量の測定および処理のためにデジタル左側ピックオフ信号Dを出力する。それと同時に、第二のADC305はデジタル右側ピックオフ信号Dを出力する。デジタル左側信号Dとデジタル右側信号Dとを用いてさまざまな流動特性および/または流動物質特性を計算することができる。
図6には、図5に示されている状態からスイッチ321およびスイッチ322が変更され、第二の変換構成がセットされているADC変換ステージ300が示されている。第一のADC303および第二のADC305はアナログ左側ピックオフ信号Aを受け取り、第三のADC307はアナログ右側ピックオフ信号Aを受け取るようになっている。この構成では、第一のADC303は冗長デジタル左側ピックオフ信号D’を生成し、第三のADC307はデジタル右側ピックオフ信号Dを生成し、また第二のADC305はデジタル左側ピックオフ信号Dを生成する。DとD’との間の位相差値を用いて第二のADC305を補償または修正することができる。
上述の実施形態では、2つの比較は、第一のADCを第二のADCと比較し、次いで第三のADCを第二のADCと比較することである。その後、これらの2つのステップは繰り返される。それに代えて、位相ドリフト補償は3つ以上の比較を有していてもよい。限定するわけではないがたとえば、第一のADCを第三のADCと比較し、第一のADCを第二のADCと比較し、次いで第二のADCを第三のADCと比較する。その後、これらの3つのステップは繰り返される。
2つ以上の入力、3つ以上の出力(たとえば、A、A、A’のセット、またはA、A、A、A’のセット)および多重ADCデバイスが存在するので、その結果、ADCと出力との多くの組み合わせが可能である。重要な点は、3個1組のADCの位相ドリフトを監視するにあたって、すべての可能な組み合わせが必要となるわけではないという点である。最も単純なアルゴリズムは、3つのADCのうちの1つ、たとえば第二のADC305を位相ドリフト検出にのみ用いることである(図7およびそれに対応する説明を参照)。しかしながら、さまざまな図面から分かるように、いかなる配置が用いられてもよい。
図7には、本発明の他の実施形態にかかるADCステージ300が示されている。この実施形態では、第一のADC303はデジタル左側信号Dを生成し、第三のADC307はデジタル右側信号Dを生成し、第二のADC305は冗長デジタル信号生成専用である。したがって、単一のスイッチ320のみが必要となっている。
動作時、スイッチ320は左側アナログ信号Aまたは右側アナログ信号Aのいずれかを第二のADC305へ伝達する。第二のADC305は、スイッチ320から伝達される信号に基づいて、冗長デジタル左側信号D’または冗長デジタル右側信号D’を生成する。この実施形態では、第二のADC305は基準デバイスとして機能し、測定値または動作出力を生成しない。
明らかなように、この実施形態では、位相ドリフト測定は本質的に連続したものである。左側信号位相ドリフトが定量化された後、右側信号位相ドリフトが定量化され、そして元に戻って、左側信号位相ドリフトが定量化される。この実施形態は、単純で、最も高いサンプリング速度または限界動作条件を除くほとんどの場合において適切に位相ドリフトを定量化することが可能である。
図8には、2つのアナログ入力に代えて3つのアナログ入力を備えている図7の実施形態が示されている。先の場合と同様に、第二のADC305は、循環的に、3つの入力のうちの1つを受け取り、それに対応する冗長デジタル出力を生成し、位相ドリフト定量化および補償を行うことができる。
図9には、本発明の他の実施形態にかかるADCステージ300が示されている。この実施形態では、ADCステージ300は、2つのアナログ入力と、4つのADC303、
305、307および309とを有している。したがって、ADCステージ300は、冗長デジタル信号を並列に生成することができる。したがって、この実施形態における位相ドリフト補償は、より厳密にかつ遅れる確率が少ないように位相ドリフトを追跡することが可能である。
この図面の4つのADCを備えた実施形態は、1つのチップ当たり2つのADCデバイスを有する市販の符号複合器を利用することが可能である。位相ドリフトを求めるのに1つのADCデバイスのみを用いて1つのADCを未使用のままにしておくのではなく、2つのADCを信号デジタル化に用いれば、4つのADCはすべてを任意の所望の動作パターンで用いることができる。
図面のADCステージ300は、さまざまな方法で位相ドリフトを求めることが可能である。図示されているように、1つの動作方法では、4つのADCのうちの2つのADCを2つのデジタル出力信号の生成専用とし、残りの2つのADCを2つの冗長デジタル信号生成専用とすることができる。
他の動作方法では、これらのADCを循環的に交互にデジタル信号および冗長デジタル信号を生成するように制御することができる。この実施形態では、ADCのうちのどれも固定基準として機能せず、あるADCが故障する場合または過度の位相ドリフトを示す場合、誤差を最小限に抑えることが可能である(図10およびそれに対応する説明を参照)。
図10には、4つの離散時刻にわたって循環的に動作する図9のADCステージ300が示されている。この動作実施形態では、各ADCは、デジタル出力および冗長デジタル出力(D、D、D’、D’)を生成する。第四の期間の終了時では、動作は、元に戻り、再び実行され、繰り返されることとなる。

Claims (20)

  1. 2つ以上のアナログ信号をデジタル化するためにアナログからデジタルへ変換する(ADC)ステージ(300)であって、
    前記2つ以上のアナログ信号を受け取り、前記2つ以上のアナログ信号のうちの第一のアナログ信号から第一のデジタル信号を生成するとともに前記2つ以上のアナログ信号のうちの少なくとも第二のアナログ信号から少なくとも第二のデジタル信号を生成して2つ以上のデジタル信号を作成し、前記2つ以上のアナログ信号から1つ以上の冗長デジタル信号を生成するように構成されている3つ以上のADCであって、前記1つ以上の冗長デジタル信号が前記2つ以上のデジタル信号と実質的に並列に生成される3つ以上のADC(303、305、307)と、
    前記3つ以上のADC(303、305、307)と結合されている処理デバイスであって、該処理デバイスが、前記1つ以上の冗長デジタル信号のうちの1つの冗長デジタル信号と前記2つ以上のデジタル信号のうちの対応するデジタル信号との間の位相差から位相ドリフト値を生成し、前記1つ以上の位相ドリフト値を用いて前記対応するデジタル信号を補償するように構成されている処理デバイス(330)とを備えてなる、ADCステージ(300)。
  2. 前記位相ドリフト値が、前記2つ以上のデジタル信号と実質的に同時に生成されてなる、請求項1に記載のADCステージ(300)。
  3. 2つ以上の位相ドリフト値が、前記2つ以上のデジタル信号と実質的に同時に生成されてなる、請求項1に記載のADCステージ(300)。
  4. 前記2つ以上のアナログ信号が、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号である、請求項1に記載のADCステージ(300)。
  5. 前記2つ以上のアナログ信号が振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、
    前記処理システム(330)が前記2つ以上のデジタル信号および前記位相ドリフト値を用いて流動物質の1つ以上の流動特性を求めるように構成されてなる、請求項1に記載のADCステージ(300)。
  6. 前記2つ以上のアナログ信号がコリオリ質量流量計によって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、
    前記処理システム(330)が前記2つ以上のデジタル信号および前記位相ドリフト値を用いて流動物質の1つ以上の流動特性を求めるように構成されてなる、請求項1に記載のADCステージ(300)。
  7. 前記1つ以上の冗長デジタル信号が、前記2つ以上のアナログ信号のうちの予め定められた固定アナログ信号から生成されてなる、請求項1に記載のADCステージ(300)。
  8. 前記1つ以上の冗長デジタル信号が、前記2つ以上のアナログ信号の中から循環的に生成されてなる、請求項1に記載のADCステージ(300)。
  9. 前記2つ以上のアナログ信号が、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、
    前記1つ以上の冗長デジタル信号を生成することと、前記位相ドリフト値を生成するこ
    とと、及び前記対応するデジタル信号を補償することとが、
    前記左側アナログピックオフ信号から冗長デジタル左側ピックオフ信号を生成することと、
    前記右側アナログピックオフ信号から冗長デジタル右側ピックオフ信号を生成することと、
    前記デジタル左側ピックオフ信号と前記冗長デジタル左側ピックオフ信号との間の左側位相差から左側位相ドリフト値を生成することと、
    前記デジタル右側ピックオフ信号と前記冗長デジタル右側ピックオフ信号との間の右側位相差から右側位相ドリフト値を生成することと、
    前記左側位相ドリフト値を用いて前記左側デジタル信号を補償することと、
    前記右側位相ドリフト値を用いて前記右側デジタル信号を補償することと、
    を含む、請求項1に記載のADCステージ(300)。
  10. 前記2つ以上のアナログ信号が、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、
    前記1つ以上の冗長デジタル信号を生成することと、前記位相ドリフト値を生成することと、及び前記対応するデジタル信号を補償することとが、
    前記左側アナログピックオフ信号から冗長デジタル左側ピックオフ信号を生成することと、
    前記デジタル左側ピックオフ信号と前記冗長デジタル左側ピックオフ信号との間の左側位相差から左側位相ドリフト値を生成することと、
    前記左側位相ドリフト値を用いて前記左側デジタル信号を補償することと、
    2回目に、右側アナログピックオフ信号から冗長デジタル右側ピックオフ信号を生成することと、
    前記2回目に、前記デジタル右側ピックオフ信号と前記冗長デジタル右側ピックオフ信号との間の右側位相差から右側位相ドリフト値を生成することと、
    前記2回目に、前記右側位相ドリフト値を用いて前記右側デジタル信号を補償することと、
    を含む、請求項1に記載のADCステージ(300)。
  11. 2つ以上のアナログ信号をデジタル化するための位相同期方法であって、
    前記2つ以上のアナログ信号のうちの第一のアナログ信号から第一のデジタル信号を生成するとともに、前記2つ以上のアナログ信号のうちの少なくとも第二のアナログ信号から少なくとも第二のデジタル信号を生成することと、
    前記2つ以上のデジタル信号と実質的に並列に、前記2つ以上のアナログ信号から1つ以上の冗長デジタル信号を生成することと、
    前記1つ以上の冗長デジタル信号のうちの1つの冗長デジタル信号と前記2つ以上のデジタル信号のうちの対応するデジタル信号との間の位相差から位相ドリフト値を生成することと、
    前記位相ドリフト値を用いて前記対応するデジタル信号を補償することと、
    を含む、位相同期方法。
  12. 前記位相ドリフト値が、前記2つ以上のデジタル信号と実質的に同時に生成される、請求項11に記載の位相同期方法。
  13. 2つ以上の位相ドリフト値が、前記2つ以上のデジタル信号と実質的に同時に生成される、請求項11に記載の位相同期方法。
  14. 前記2つ以上のアナログ信号が、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号である、請求項11に記載の位相同期
    方法。
  15. 前記2つ以上のアナログ信号が、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、
    前記方法が、前記2つ以上のデジタル信号および前記位相ドリフト値を用いて流動物質の1つ以上の流動特性を求めることをさらに含んでいる、請求項11に記載の位相同期方法。
  16. 前記2つ以上のアナログ信号が、コリオリ質量流量計によって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、
    前記方法が、前記2つ以上のデジタル信号および前記位相ドリフト値を用いて流動物質の1つ以上の流動特性を求めることをさらに含んでいる、請求項11に記載の位相同期方法。
  17. 前記1つ以上の冗長デジタル信号が、前記2つ以上のアナログ信号のうちの1つ以上の予め定められた固定アナログ信号から生成される、請求項11に記載の位相同期方法。
  18. 前記1つ以上の冗長デジタル信号が、前記2つ以上のアナログ信号の中から循環的に生成される、請求項11に記載の位相同期方法。
  19. 前記2つ以上のアナログ信号が、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、
    前記1つ以上の冗長デジタル信号を生成するステップと、前記位相ドリフト値を生成するステップと、及び前記対応するデジタル信号を補償するステップとが、
    前記左側アナログピックオフ信号から冗長デジタル左側ピックオフ信号を生成することと、
    前記右側アナログピックオフ信号から冗長デジタル右側ピックオフ信号を生成することと、
    前記デジタル左側ピックオフ信号と前記冗長デジタル左側ピックオフ信号との間の左側位相差から左側位相ドリフト値を生成することと、
    前記デジタル右側ピックオフ信号と前記冗長デジタル右側ピックオフ信号との間の右側位相差から右側位相ドリフト値を生成することと、
    前記左側位相ドリフト値を用いて前記左側デジタル信号を補償することと、
    前記右側位相ドリフト値を用いて前記右側デジタル信号を補償することと、
    を含む、請求項11に記載の位相同期方法。
  20. 前記2つ以上のアナログ信号が、振動式フローメータによって生成される左側アナログピックオフ信号および右側アナログピックオフ信号であり、
    前記1つ以上の冗長デジタル信号を生成するステップと、前記位相ドリフト値を生成するステップと、及び前記対応するデジタル信号を補償するステップとが、
    前記左側アナログピックオフ信号から冗長デジタル左側ピックオフ信号を生成することと、
    前記デジタル左側ピックオフ信号と前記冗長デジタル左側ピックオフ信号との間の左側位相差から左側位相ドリフト値を生成することと、
    前記左側位相ドリフト値を用いて前記左側デジタル信号を補償することと、
    2回目に、前記右側アナログピックオフ信号から冗長デジタル右側ピックオフ信号を生成することと、
    前記2回目に、前記デジタル右側ピックオフ信号と前記冗長デジタル右側ピックオフ信号との間の右側位相差から右側位相ドリフト値を生成することと、
    前記2回目に、前記右側位相ドリフト値を用いて前記右側デジタル信号を補償すること
    と、
    を含む、請求項11に記載の位相同期方法。
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