JP2015038321A - 潮流発電用高トルク・スクリュー部材 - Google Patents

Abstract

【目的】本発明は潮力発電装置のスクリュー部材で、潮流を効率良く回転トルクに変換することができる潮流発電用高トルク・スクリュー部材を提供する。
【構成】潮流側に吸水口を設け、縦方向に設置されたインペラをケーシングで覆い、潮流を回転水流に変換し、インペラを潮流の方向と同一面内で回転させ、回転トルクを得る。
【選択図】図１

Description

本発明は、主に潮流を効率的に高トルクの回転力に変換する潮流発電用高トルク・スクリュー部材に関する。

従来の潮流発電用スクリュー部材は、マグロ式など、スクリューの回転方向と潮流は直角方向であり、潮流を回転力に変換する際、所定の大きさのスクリュー部材では、得られるトルクは、ある程度限られていた。

本発明が解決しようとする課題は、主に潮流を効率的に回転力に変換し、高トルクの回転力を得られる潮流発電装置のスクリュー部材を提供しようとするものである。

流水が流入する流水吸入口と回転水流を排出する中心部位に在る回転水流排出口とを有するケーシングと、流水により発生するケーシング内の回転水流を受け止め回転する流水受け皿を有する縦方向のインペラとを有することによる。

高トルクの回転力を発生可能な高効率の潮流発電用スクリュー部材を提供できる。

潮流の向かってくる方向に流水吸入口を向け、海中に本発明の潮流発電用高トルク・スクリュー部材を縦方向に設置する。

本発明の好ましい実施例を述べる。
潮流などの流水（１）が発電用スクリュー部材の流水吸入口（２）に流れ込むと、ケーシング（８）内の流水吸入口（２）側とインペラ（５）の回転範囲側との境界の略上半分は仕切られているので、流水（１）の流れは、ケーシング（８）内では回転方向（６）の方向の回転水流（１０）となる。
この回転水流（１０）は流水受け皿（４）に当たり、インペラ（５）も回転方向（６）の方向に回転する。
このインペラ（５）は回転軸（９）を中心に、回転方向（６）と反対方向に湾曲しているので、回転水流（１０）は、流水受け皿（４）に当たった後、インペラ（５）に沿って、ケーシング（８）の中心部位に在る回転水流排出口（３）へと流れて行き、回転水流排出口（３）より排水（７）が流れ出る。
このとき、流水受け皿（４）とインペラ（５）は流水（１）及び回転水流（１０）と同一面で回転するので、インペラ（５）は大きなトルクを得ることができる。
また、ケーシング（８）の両側面には、ハッチ（１１）が取り付けてあり、このハッチ（１１）はケーシング（８）に開閉可能なようにアームで取り付けてある。このハッチ（１１）は、ケーシング（８）内のインペラ（５）及び流水受け皿（４）などの取り付け、取り外し時など、また清掃、その他の保守・点検時にハッチ（１１）を開き、作業を実施し易くするためにある。

は本発明の潮流発電用高トルク・スクリュー部材の側面図である。 は本発明の潮流発電用高トルク・スクリュー部材の正面図である。

符号の簡単な説明

（１）は潮流の流水である。
（２）は流水吸入口である。
（３）は回転水流排出口である。
（４）は流水受け皿である。
（５）はインペラである。
（６）は回転方向でる。
（７）は排水である。
（８）はケーシングである。
（９）は回転軸である。
（１０）は回転水流である。
（１１）はハッチである。

Claims (1)

1. 流水（１）が流入する流水吸入口（２）と回転水流（１０）を排出する中心部位に在る回転水流排出口（３）とを有するケーシング（８）と、前記流水（１）により発生する前記ケーシング（８）内の前記回転水流（１０）を受け止め回転する流水受け皿（４）を有する縦方向に設置されたインペラ（５）と、
   前記ケーシング（８）内の前記インペラ（５）を保守点検するための開閉するハッチ（１１）とを有することを特徴とする潮流発電用高トルク・スクリュー部材

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