JP2015029945A - Testing container - Google Patents
Testing container Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015029945A JP2015029945A JP2013160223A JP2013160223A JP2015029945A JP 2015029945 A JP2015029945 A JP 2015029945A JP 2013160223 A JP2013160223 A JP 2013160223A JP 2013160223 A JP2013160223 A JP 2013160223A JP 2015029945 A JP2015029945 A JP 2015029945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- distance
- screw
- rotation
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、生化学試験の際に液体、試薬、検体等の混合、希釈、攪拌、遠心分離、保存に用いる試験容器に関するものである。 The present invention relates to a test container used for mixing, diluting, stirring, centrifuging, and storing liquids, reagents, specimens, and the like during a biochemical test.
生化学試験などで使用される試験容器のうち、主に、リキッドハンドリングと呼ばれる混合、希釈等の操作を行う際には試験管、マイクロチューブ、凍結保存チューブ、遠沈管と呼ばれるチューブ試験容器が使用されている。 Among test vessels used for biochemical tests, etc., tube test vessels called test tubes, microtubes, cryopreservation tubes, and centrifuge tubes are mainly used for operations such as mixing and dilution called liquid handling. Has been.
これらの試験容器には、内容物の漏れの防止、内容物の汚染の防止、等の目的で蓋が設けられる場合が多い。 These test containers are often provided with a lid for the purpose of preventing leakage of contents and preventing contamination of the contents.
特許文献1には、自立型遠沈管であっても円錐台状部や丸底部などの閉鎖底部を見えやすくすることを目的として透明性を有する部材で構成され、円筒の一端に開口部を形成し、この開口部には開口を覆う蓋を備え、前記円筒の他端に前記円筒の径よりも縮径した閉鎖底部を形成した遠沈管において、前記閉鎖底部の最下部に前記遠沈管を自立可能とする台座または3本以上の台座部材を形成した遠沈管が記載されている。蓋としては、ねじ蓋の使用が例示されている。
In
また、特許文献2には、蓋開封操作性に優れ、液体の飛散が無く、無菌操作性に優れた容器を提供する目的で、生化学試験容器は、上部に開口部を有する本体と、本体の上部開口部を封止する栓体とを含み、栓体は、ヒンジを介して開閉可能に設けられた第一の蓋材と第二の蓋材で構成されているいわゆるスナップキャップが記載されている。また、ヒンジは、複数のヒンジで構成されているスナップキャップ付き生化学試験容器が記載されている。
Further, in
このような試験容器は、多数のサンプルを扱う場合に用いられることが少なくない。従って、作業効率は重要なポイントであり、混合、希釈などのリキッドハンドリングの際には片手にピペッターを持ちながら、もう一方の手で試験容器の蓋の開閉操作が行えることが必要である。 Such test containers are often used when handling a large number of samples. Therefore, work efficiency is an important point, and it is necessary to be able to open and close the lid of the test container with the other hand while holding the pipetter in one hand during liquid handling such as mixing and dilution.
特許文献1に記載されているような、ねじ蓋付きの試験容器は、蓋部の開閉に際してねじる動作が必要であり、片手での開閉は、慣れが必要であり、また、開閉作業に手間取るとリキッドハンドリングに長い作業時間が必要となってしまう。従って、大量に開閉操作を繰り返す際にリキッドハンドリングの作業効率が著しく低下するという問題点がある。
A test container with a screw lid as described in
その場合予め滅菌された試験容器類が使用されるが、開閉操作等の試験容器の取扱にも注意が必要となり、ねじ蓋付きの試験容器を使用した場合、前述の如く片手操作でなおかつ菌の混入にも留意しながらの作業を正確に行うにはかなりの熟練が必要となる。 In this case, pre-sterilized test containers are used. However, care must be taken in handling the test containers such as opening and closing operations. When using a test container with a screw cap, Considerable skill is required to accurately perform the work while keeping in mind mixing.
また、特許文献2に記載されているようなスナップキャップ付きの試験容器は、開閉操作性には優れているものの、密閉性の観点からは、ねじ蓋付きの試験容器の信頼性に至っていない。特に、長期の保存や、加温される用途においては、依然、信頼性の高いねじ蓋が使用される。
Moreover, although the test container with a snap cap as described in
従って、本発明は、上記の様な問題を解決し、密閉性に優れるねじ蓋でありながら片手での開閉操作性に優れ、片手作業で容易に且つ確実に開閉操作可能であることによりリキッドハンドリングの作業効率にも優れる試験容器を供給することを課題とする。 Therefore, the present invention solves the above-mentioned problems, and is liquid handling by being excellent in one-handed opening and closing operability and easy and reliable one-handed opening and closing operation while being a screw lid with excellent sealing performance. It is an object to supply a test container having excellent work efficiency.
一端に開口部を有した容器本体と、前記開口部を閉鎖する蓋とを備え、前記蓋と前記容器本体とは、ねじ蓋機構により、互いに脱着可能であり、前記蓋には、前記ねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た際に回転の中心から前記蓋の外周までの距離が長い部位と、前記距離が短い部位とを有し、前記距離が短い部位と前記距離が長い部位とを連なる面を備える指掛け部が設けられていることを特徴とする試験容器である。 A container body having an opening at one end; and a lid for closing the opening; the lid and the container body are detachable from each other by a screw lid mechanism; A portion having a long distance from the center of rotation to the outer periphery of the lid when viewed from the direction of the central axis of rotation of the mechanism, a portion having a short distance, and a portion having the short distance and a portion having the long distance. The test container is provided with a finger hook portion having a continuous surface.
加えて本発明の請求項2は、前記指掛け部が複数存在することを特徴とする請求項1に記載の試験容器である。
である。
In addition, a second aspect of the present invention is the test container according to the first aspect, wherein there are a plurality of the finger hook portions.
It is.
加えて本発明の請求項3は、前記指掛け部が前記蓋に対して取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の試験容器である。
In addition,
本発明に係る試験容器は、密閉性に優れるねじ蓋付付き試験容器でありながら片手での開閉操作性に優れ、片手作業で容易に且つ確実に開閉可能であることによりリキッドハンドリングの作業効率にも優れる試験容器を実現可能とするという効果を奏する。 The test container according to the present invention is a test container with a screw lid that has excellent sealing performance, and is excellent in opening and closing operability with one hand, and can be easily and reliably opened and closed with one hand, thereby improving the liquid handling efficiency. It is possible to realize an excellent test container.
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面等を用いて以下に詳しく説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。 Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, this invention is not limited to the following embodiment at all, In the range of the objective of this invention, it can add and change suitably.
[試験容器]
本実施形態に係る試験容器1は、図1に例示したように、一端に開口部3を有した容器本体4と、前記開口部3を閉鎖する蓋2とを備え、前記蓋2と前記容器本体4とは、ねじ蓋機構により、互いに脱着可能であり、前記蓋2には、前記ねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た際に回転の中心Cから前記蓋の外周までの距離が長い部位5と、前記距離が短い部位6とを有し、前記距離が短い部位6と前記距離が長い部位5とを連なる面を備える指掛け部7が設けられている構成である。本実施形態において、ねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見るとは、ねじ蓋機構の回転の中心軸の延長上から、回転の中心軸が伸びる方向と視線の方向を一致させて観察することを示している。すなわち、蓋2の上面と相対する方向から観察する場合と言い換えることもできる。
[Test container]
As illustrated in FIG. 1, the
本実施形態において、ねじ蓋機構とは、通常、「ねじ蓋」、「スクリューキャップ」などと呼ばれる開閉のために働く仕組みである。すなわち、容器本体4に開口部3の外周面に沿って螺旋状の突起を設け、蓋2の内面には、開口部3の外周面に沿って設けた螺旋状の突起と嵌合可能に螺旋状の溝を設け、蓋2を回転させることにより、容器本体4の開口部3を開閉する機構を意味している。
In the present embodiment, the screw lid mechanism is a mechanism that works for opening and closing, usually called a “screw lid”, a “screw cap”, or the like. That is, the
また、ねじ蓋機構の回転の中心Cとは、前述のねじ蓋機構において、容器本体4の開口部3を開閉するために蓋2を回転させた際の回転の軸上の位置を意味している。蓋2のねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た場合には、回転の中心軸と蓋2の上面の交点と言っても差し支えない。従って、蓋2のねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た場合、蓋の開閉時には、ねじ蓋機構の回転の中心Cを中心として回転することとなる。
The center of rotation C of the screw lid mechanism means the position on the axis of rotation when the
また同時に複数の試験容器1に異なる内容物を入れて用いる場合には、蓋2と容器本体4の組み合わせを間違えることにより、内容物のコンタミネーション(contamination)が生じる場合がある。蓋2と容器本体4の取り違えを防ぐ目的で、予め容器本体4の少なくても一部と、蓋2の少なくとも一部にカラーリングを施し、又は、蓋2と容器本体4の見やすい場所に同じナンバーを刻印しておいてもよい。
In addition, when different contents are used in a plurality of
また、蓋2と容器本体4を、蓋2が回転可能に連結することによって、蓋2と容器本体4の組み合わせを間違えることによる内容物のコンタミネーションを防止することもできる。
Further, the
本実施形態における試験容器の用途としては、生化学試験の際に液体、試薬、検体等の混合、希釈、攪拌、遠心分離、保存に用いることができる。より具体的には、試験管、マイクロチューブ、凍結保存チューブ、遠心分離の際の容器である遠沈管として使用される試験容器1である。
As a use of the test container in the present embodiment, it can be used for mixing, diluting, stirring, centrifuging, and storing liquids, reagents, specimens, and the like during a biochemical test. More specifically, the
[容器本体]
本実施形態に係る容器本体4は、図1に例示したように、一端に開口部3を有した機構である。
[Container body]
As illustrated in FIG. 1, the
すなわち、容器本体4は、液体、試薬、検体等の混合、希釈、攪拌、遠心分離、保存に用いる際に、液体、試薬、検体等を収納するための収納部を備える容器としての形状を有している。収納部の上部に、液体、試薬、検体等を出し入れするための開口部3を備えている。容器本体4の開口部3の外周面に沿っては、後述する蓋2と嵌合可能とする目的で、螺旋状の突起を設け、ねじ蓋機構の一部を成している。
That is, the
容器本体4の収納部を形成する内部形状は、特に制限されるものではないが、試験管、マイクロチューブ、凍結保存チューブ、遠沈管として用いる場合には、円筒形であることが好ましい。収納部の上部に、液体、試薬、検体等を出し入れするための開口部3を備えている。収納部の底部は閉鎖させており閉鎖底部8を形成している。
Although the internal shape which forms the accommodating part of the container
内部形状を円筒形とすることで攪拌、混合、遠心分離の際の内容物の回転が滑らかとなり、攪拌、混合、遠心分離が効率的に進行する試験容器1とすることができる。また、内容物をとりだす際に内容物の残滓を最小限とすることができる。
By making the internal shape cylindrical, the contents can be smoothly rotated during stirring, mixing, and centrifugation, and the
また、閉鎖底部8は、特に遠沈管として使用する場合には、前記円筒の径よりも縮径した閉鎖底部8であることが望ましい。このような形状の典型的例として、閉鎖底部8は、コニカル型、ラウンド型と呼ばれる形状とすることが適している。このような形状とすることで、沈降物の採取が容易となる。
The
容器本体4の外部形状は、容器本体4の開口部3の外周面に沿って螺旋状の突起を設けること以外は、特に制限されるものではない。コスト面を重視した製品では、内部形状に沿って均一な厚みを持たせた円筒形であることが多い。
The external shape of the
容器本体4の外部形状は、試験容器1を持った際にフィット感を向上させ、安定して把持できるように凹凸を形成してもよい。また、蓋2の開閉時に手の中で容器本体4が蓋2と共にまわってしまい開閉を阻害しないように、容器本体4の外部形状の一部もしくは全体にすべり止めの微小な凹凸を設け、または、容器本体4の外部形状は、ねじ機構を形成した部位を除いて、多角柱形状としてもよい。
The external shape of the
また、容器本体4の外部形状は、使用形態に応じて、図5の(a)の閉鎖底部8のように、外部形状を足つきとして自立型としてもよいし、内容物の容量を示す目盛を形成しても構わない。
Moreover, the external shape of the container
容器本体4を形成する材料は、特に制限されるものではない。容器本体4が遠沈管の機能を兼ねる場合には、容器本体4を形成する材料は、遠心分離機の回転により発生する遠心力によって変形しない程度の剛性があれば良く、プラスチック、ガラス、またはガラスセラミックス等が用いられる。通常は、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等を用いたプラスチック成形品である。中でも、容器本体4が透明材料で形成されると、容器本体4の内部を観察できる点で好ましい。
The material forming the
本実施形態における容器本体4の容量は、2ml〜1000ml程度が実用化されている。
The capacity of the
容器本体4の寸法は、35mlの容量の場合、高さ75mm、内径27mm、肉厚1mmとすることで、遠心分離機の回転により発生する遠心力によって変形しない程度の剛性を有するので好ましい。
In the case of a capacity of 35 ml, the dimensions of the
容器本体4の製造方法は、ペレット状態の原料の樹脂を射出成形機に投入し、射出成形機内で原料の樹脂を溶融する。そして、この溶融樹脂を金型内に充填し、容器本体4を射出成形法により形成することができる。生産効率及び製造時の異物付着(エンドトキシン、DNA分解酵素等)を低減化する点において、製造工程を短く、出来るだけ組立工程を省く事が生化学容器としては好ましい。
In the manufacturing method of the
[蓋]
本実施形態に係る蓋2は、ねじ蓋機構により、容器本体4と互いに脱着可能であり、開口部3を閉鎖するものである。蓋2には、前記ねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た際に回転の中心Cから前記蓋2の外周までの距離が長い部位5と、前記距離が短い部位6とを有し、前記距離が短い部位6と前記距離が長い部位5とを連なる面を備える指掛け部7が設けられている。
[lid]
The
すなわち、本実施形態における蓋2は、内面に、開口部3の外周面に沿って設けた螺旋状の突起と嵌合可能に螺旋状の溝を設け、蓋を回転させることにより、容器本体4の開口部3を開閉するねじ蓋機構を形成する。すなわち、一般に言うところの容器本体4に対するねじ蓋、もしくはスクリューキャップとしての機能を有している。
That is, the
さらに、図2、図3、図4に例示したように、蓋2の外観は、ねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た際に回転の中心Cから蓋の外周までの距離が長い部位5と、ねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た際にねじ蓋機構の回転の中心Cから蓋の外周までの距離が短い部位6を有している。さらに、ねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た際にねじ蓋機構の回転の中心Cから蓋の外周までの距離が長い部位5(以下長距離部5と記載する)と、ねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た際に回転の中心Cから蓋の外周までの距離が短い部位6(以下短距離部6と記載する)とを連なる面を備える指掛け部7を有している。
Furthermore, as illustrated in FIGS. 2, 3, and 4, the appearance of the
言い換えると、ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離をRb、ねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離をRsとすると、
Rb>Rs
の関係にあり、ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rbとねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsは、開閉の際に十分な大きさの指掛け部7が形成可能な差を有することが望ましい。
In other words, if the distance from the rotation center C of the screw lid mechanism to the
Rb> Rs
The distance Rb from the rotation center C of the screw lid mechanism to the
また、ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rbとねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsの差が大きいほど開閉に要する力は少なくて済む。
Further, the larger the difference between the distance Rb from the rotation center C of the screw lid mechanism to the
すなわち、現行市販品であるねじ蓋、すなわち、ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rbとねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsが等しいねじ蓋は、蓋2の開閉の際に指をあてがっても、指の押す力はねじ蓋機構の回転の中心軸を通るため蓋の開閉のための力としては作用せず、別途、蓋を回転させるための力を加える必要がある。従って、片手に持って蓋2の開閉操作を行う場合には、容器本体4を保持する一方で蓋2の保持と回転という非常に難しい操作となる。
That is, the screw lid which is a commercially available product, that is, a screw having the same distance Rb from the rotation center C to the
一方、本実施形態における試験容器1において、蓋2の開閉時に指掛け部7に指をあてがい、指掛け部7を指で押すことにより、ねじ蓋機構の回転の中心軸を回転の軸として指掛け部7にかけた力は、ねじ蓋機構の回転の中心軸をはずれて作用するため、蓋2が開閉にするように働く。従って、片手に持って蓋2の開閉操作を行う場合には、容器本体4を保持するとともに、蓋2の指掛け部7を押すという単純な操作となる。
On the other hand, in the
現実的には、ねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsは、ねじ蓋としての強度が保てる以上の距離があればよく、その最小値は、容器本体4のねじ蓋機構に合わせて作られた現行市販品であるねじ蓋、すなわち、ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rbとねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsが等しいねじ蓋の外径以上であればよい。しかし、ねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsが長くなりすぎると、試験容器1として蓋2が大きくなりすぎ不安定な試験容器1となる。また、蓋をした際の試験容器1の収納面積が大きくなり望ましくない。
Actually, the distance Rs from the rotation center C of the screw lid mechanism to the
従って、ねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsは、容器本体4のねじ蓋機構に合わせて作られた現行市販品であるねじ蓋、すなわち、ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rbとねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsが等しいねじ蓋の外径とほぼ一致することが好ましい。
Accordingly, the distance Rs from the rotation center C of the screw lid mechanism to the
ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rbは、長くなるほど蓋2の開閉に要する力が少なくて済むが、長くなり過ぎると、試験容器1として蓋2が大きくなりすぎ不安定な試験容器1となる。また、蓋2をした際の試験容器1の収納面積が大きくなり望ましくない。また、片手で蓋2の開閉操作をする際のことを考えると、指が掛けられる距離はそれほど長くはない。従って、あまり長くしても、そこまで指が届くわけではないので、より弱い力で開閉可能となる効果が得られる範囲も限られる。
The longer the distance Rb from the rotation center C of the screw lid mechanism to the
従って、ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rbは、ねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsの1.4倍から2.0倍程度が好適である。
Therefore, the distance Rb from the rotation center C of the screw lid mechanism to the
距離が短い部位6と前記距離が長い部位5とを連なる面を備えるとは、短距離部6と長距離部5が隣り合わせに連続して形成されている様を示している。このような短距離部6から長距離部5にかけて連なる面の一部が指掛け部7となる。指掛け部7は、本実施形態の試験容器1の蓋2の開閉に当たり力を加える部位である。指掛け部7に指を掛けて押すことにより、加えた力は、自然とねじ蓋機構の回転の中心軸を外れて加えられることとなり、蓋2を開閉することができる。
Having a surface connecting the
指掛け部7は、必ずしも指全体を受け止める面積を必要とするものではなく、指の一部をひっかけて力を加えられれば良い。従って、ねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsよりねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rbが3mm程度大きければ十分に機能する。また、蓋2の外周高さ方向全体に、設けられている必要はなく、蓋2の外周高さ方向の一部にのみ設けられていても構わない。
The finger-hanging
長距離部5と短距離部6を各々複数箇所設けることにより、試験容器1を手に取った際に、持ち替えることなく、指掛け部7に指を掛けることが可能となりリキッドハンドリングの際、効率的に作業することが可能となる。
By providing a plurality of the
長距離部5と短距離部6が、複数存在する場合には、ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rbや、ねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsは、それぞれ同じ値をとる必要はない。しかし、試験容器1を遠沈管として使用する場合や、自立型とする場合を考えると、重量のバランスは取れていることが好ましい。
When there are a plurality of the
従って、ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rb同士、ねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rs同士は同じ値であることが望ましく、また、蓋を上部から見た際の形状は、ねじ蓋機構の回転の中心Cを通る対称軸に対して線対称であるか、ねじ蓋機構の回転の中心Cに対して点対称であることが好ましい。このようにすることで、ねじ蓋機構の回転の中心Cと重心が一致し重量バランスの良い試験容器1となる。
Therefore, it is desirable that the distance Rb from the rotation center C of the screw lid mechanism to the
また、蓋の外周部には、全体に、もしくは、一部に滑り止めとして細かな突起や凹凸を形成することができる。特に指掛け部7への滑り止めの形成は、指を掛けた際に安定して力をかけやすくなるため好ましい。
Further, fine protrusions and irregularities can be formed on the outer peripheral portion of the lid as a non-slip on the whole or a part thereof. In particular, it is preferable to form a non-slip on the finger-hanging
蓋を作製する際の材質としては特に限定されるものではない。試験容器1の使用目的と照らし合わせて適切に選択すればよい。また、内容物が接触する内側と外周部等必要に応じて複数の材質を組み合わせてもよい。
The material for producing the lid is not particularly limited. What is necessary is just to select suitably in light of the intended purpose of the
試験容器1が遠沈管の機能を兼ねる場合には、蓋2は、遠心分離機の回転により発生する遠心力によって変形しない程度の剛性があれば良く、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリカーボネート等のプラスチックから構成される。
When the
本実施形態に係る試験容器1の蓋2の大きさは、容器本体1の開口部3の大きさに合わせて適宜決めればよい。一例としては、35mlの容量の場合、蓋2の寸法は、高さ10mm、内径28mm、短距離部6の肉厚1mmとした円筒状の形状である。
The size of the
試験容器1の蓋2の製造方法は、前述した容器本体4の成形方法と同様に、ペレット状態の原料の樹脂を射出成形機に投入し、射出成形機内で原料の樹脂を溶融する。そして、この溶融樹脂を金型内に充填し、蓋2を射出成形法により形成することができる。
The manufacturing method of the
<第一の実施形態>
具体的な第一の実施形態の蓋2の形状としては、図1及び図2に例示したように、蓋2のねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た際に正方形の外周を有していてもよい。本形態において、長距離部5、短距離部6は、交互に各々4箇所存在し、ねじ蓋機構の回転の中心Cから長距離部5までの距離Rbは、ねじ蓋機構の回転の中心Cから短距離部6までの距離Rsの1.4倍となる。
<First embodiment>
As a specific shape of the
蓋2の開閉の際には、長距離部5と短距離部6の面である指掛け部7に指を掛け押すように力を加えることにより蓋2を開閉することができる。試験容器1の容器本体4を保持した状態で、蓋2を掴みながら回すといった、片手で困難な動作を意識する必要がなく簡便に開け閉めすることができる。
When the
また、指掛け部7は、開ける際に押す部位、閉める際に押す部位がそれぞれ4方向に形成されることとなるため、リキッドハンドリングの際に、持つ向きを意識しなくても適切な位置にいずれかの指掛け部7が存在するようになるため効率的に作業することが可能となる。
In addition, since the finger-pushing
<第二の実施形態>
具体的な第二の実施形態の蓋2の形状としては、図3に例示ように、長距離部5及び指掛け部7が対称な2方向に押し板状に設けられていてもよい。本形態において、長距離部5は2箇所存在し、長距離部5を形成するために必要な部分を除いた部分は、短距離部6となっている。
<Second Embodiment>
As a specific shape of the
蓋2の開閉の際には、指掛け部7に指を掛け押すように力を加えることにより蓋2を開閉することができる。試験容器1の容器本体4を保持した状態で、蓋2を掴みながら回すといった、片手で困難な動作を意識する必要がなく簡便に開け閉めすることができる。
When the
本実施形態は、試験容器1の直径が短く細い場合にも適用が容易である。また、実施形態においては、長距離部5は2箇所存在し、長距離部5と短距離部6の面である指掛け部7は、開ける際に押す部位、閉める際に押す部位がそれぞれ2方向に設けられているが、長距離部5を3箇所、4箇所と任意の数設けてもよい。
This embodiment is easy to apply even when the diameter of the
しかし、数が増えすぎると指掛け部7に指を掛けにくくなるため長距離部5は1箇所から6箇所程度、すなわち、指掛け部7は、開ける際に押す部位、閉める際に押す部位がそれぞれ1方向から6方向に形成されることとなることが好ましい。
However, if the number increases too much, it is difficult to place a finger on the
長距離部5及び指掛け部7は複数方向に形成されることとなるため、リキッドハンドリングの際に、持つ向きを意識しなくても適切な位置にいずれかの指掛け部7が存在するようになるため効率的に作業することが可能となる。
Since the
[変形例]
<第一の変形例>
本実施形態に係る変形例の一つは、図4に示したように、指掛け部7を形成する部分を取り外し可能に設けてもよい。例えば、指掛け部7を蓋2に対して抜き差し可能にとすることによって実現できる。
[Modification]
<First modification>
As shown in FIG. 4, one of the modifications according to the present embodiment may be provided so that the part that forms the
保存時に蓋2をねじ蓋機構の回転の中心軸方向から見た際に回転の中心Cからの蓋の外周までの距離が大きな部位を取り外すことで、保存に要する面積を削減することが可能となる。試験容器1を保存容器として用いる場合、特に恒温槽等収納可能なスペースが限られている場合に有効である。
When the
また、リキッドハンドリングの際には、指掛け部7を取り付けることによって作業性を向上することができる。
Moreover, in the case of liquid handling, workability | operativity can be improved by attaching the
<第二の変形例>
図5の第二の変形例は蓋2の下部と容器本体4を図5の(b)に示したような第二変形例の連結治具10で図5(a)のように、蓋2が回転可能に連結する構成である。蓋2の外周には、第二変形例の連結治具10の蓋側取付け部11を回転自由にはめ込めるように溝が設けられており、蓋の開閉は自由に行える。第二変形例の連結治具10によって蓋2を取り外した場合にも、容器本体4と蓋2を一体として扱うことが可能となり蓋2と容器本体4を取り違えることがない。従って、コンタミネーション(contamination)などを減らすことに貢献する。
<Second modification>
The second modified example of FIG. 5 is a
<第三の変形例>
図6の第三の変形例は、蓋2の上面に設けた連結部16と容器本体4を図6の(b)に示したような第三変形例の連結治具13のように、蓋2が回転可能に連結する構成である。蓋2の上面に設けた連結部16は、第三変形例の連結治具13の連結部取付け部14を回転自由にはめ込めるように溝が設けられており、蓋の開閉は自由に行えるが、第三変形例の連結治具13によって蓋を取り外した場合にも、容器本体4と蓋2を一体として扱うことが可能となり蓋2と容器本体4を取り違えることがない。従って、コンタミネーション(contamination)などを減らすことに貢献する。
<Third modification>
In the third modification of FIG. 6, the connecting
本実施形態のように、蓋2の上面に設けた連結部を介する構成は、第三変形例の連結治具13の様な物を使用せずに、紐や鎖を用いても容器本体4と蓋2が回転可能に連結することが可能であり応用範囲が広い。
As in the present embodiment, the configuration via the connecting portion provided on the upper surface of the
第二変形例の連結治具10、第三変形例の連結治具13のいずれも柔軟性がある材料で作製してあればよい。一例としては、柔軟な樹脂材料であるポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂にて構成し、射出成形により成形してもよい。
Both the connecting
1: 試験容器
2: 蓋
3: 開口部
4: 容器本体
5: 長距離部(ねじ蓋機構の回転の中心から蓋の外周までの距離が長い部位)
6: 短距離部(ねじ蓋機構の回転の中心から蓋の外周までの距離が短い部位)
7: 指掛け部
8: 閉鎖底部
10: 第二変形例の連結治具
11: 蓋側取付け部
12: 容器本体側取付け部
13: 第三変形例の連結治具
14: 連結部取付け部
15: 本体側取付け部
16: 連結部
C: ねじ蓋機構の回転の中心
Rb: ねじ蓋機構の回転の中心から長距離部までの距離
Rs: ねじ蓋機構の回転の中心から短距離部までの距離
1: Test container 2: Lid 3: Opening part 4: Container body 5: Long distance part (part where the distance from the center of rotation of the screw lid mechanism to the outer periphery of the lid is long)
6: Short distance part (part where the distance from the center of rotation of the screw cover mechanism to the outer periphery of the cover is short)
7: Finger hanging part 8: Closed bottom part 10:
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013160223A JP2015029945A (en) | 2013-08-01 | 2013-08-01 | Testing container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013160223A JP2015029945A (en) | 2013-08-01 | 2013-08-01 | Testing container |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015029945A true JP2015029945A (en) | 2015-02-16 |
Family
ID=52515753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013160223A Pending JP2015029945A (en) | 2013-08-01 | 2013-08-01 | Testing container |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015029945A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7472551B2 (en) | 2020-03-05 | 2024-04-23 | 住友ベークライト株式会社 | Physicochemical storage containers |
-
2013
- 2013-08-01 JP JP2013160223A patent/JP2015029945A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7472551B2 (en) | 2020-03-05 | 2024-04-23 | 住友ベークライト株式会社 | Physicochemical storage containers |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10189020B2 (en) | Specimen collection apparatus | |
US8822209B2 (en) | Disposable spinner flask | |
EP1741488A1 (en) | Containers and methods for automated handling of a liquid | |
JP6136509B2 (en) | Centrifuge, centrifuge rotor and centrifuge sample container | |
JP2008128776A (en) | Container with lid | |
US9289767B2 (en) | Microtube cap | |
US20160278680A1 (en) | Collection assembly, in particular for blood samples | |
WO2015035949A1 (en) | Microcentrifugal tube | |
US5620662A (en) | Temporary liquid storage cavities in a centrifuge tube lid | |
JP2015029945A (en) | Testing container | |
JP2008222277A (en) | Cap with lid | |
US20130112015A1 (en) | Tip for pipetting device including a part capable of protecting said device | |
US11786903B2 (en) | Multi-component sample holder | |
JP6421473B2 (en) | Cell culture vessel | |
JP6097267B2 (en) | Container with screw cap | |
EP3458195A1 (en) | Pipette tip for centrifuge with two closures | |
JP7472551B2 (en) | Physicochemical storage containers | |
JP6836235B2 (en) | Cell transport container | |
CN205872715U (en) | Novel kit | |
CN220925071U (en) | Portable bin of experimental sample | |
CN212142657U (en) | Reagent bottle | |
WO2019131217A1 (en) | Fluid handling method, fluid handling device used in same, and fluid handling system | |
CN205443261U (en) | Full automatic nucleic acid test device | |
JP3070056U (en) | Test tubes suitable for small centrifuges, etc. | |
RU169394U1 (en) | TEST |