JP2015029873A - 遊技台 - Google Patents
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Abstract
【課題】 報知手段に特徴を持った遊技台を提供する。
【解決手段】遊技台は、複数の報知手段を備えた遊技台であって、前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第一の報知手段であり、前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第二の報知手段であり、前記第一の報知手段は、第一の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、第二の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知手段は、第三の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、第四の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知は、前記第一の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、前記第四の報知は、前記第三の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、前記第二の報知の少なくとも一部は、前記第三の報知の前記報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも実行可能な報知である。
【選択図】 図12
【解決手段】遊技台は、複数の報知手段を備えた遊技台であって、前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第一の報知手段であり、前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第二の報知手段であり、前記第一の報知手段は、第一の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、第二の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知手段は、第三の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、第四の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知は、前記第一の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、前記第四の報知は、前記第三の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、前記第二の報知の少なくとも一部は、前記第三の報知の前記報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも実行可能な報知である。
【選択図】 図12
Description
本発明は、回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(パチンコ機)などに代表される遊技台に関する。
従来の遊技台は、遊技の興趣を向上させるために、表示、音、光、役物動作などによって報知を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の遊技台では、報知手段について改良の余地がある。
本発明の目的は、報知手段に特徴を持った遊技台を提供することにある。
本発明に係る遊技台は、複数の報知手段を備えた遊技台であって、前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第一の報知手段であり、前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第二の報知手段であり、前記第一の報知手段は、第一の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、第二の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知手段は、第三の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、第四の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知は、前記第一の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、前記第四の報知は、前記第三の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、前記第二の報知の少なくとも一部は、前記第三の報知の前記報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも実行可能な報知である、ことを特徴とする遊技台である。
本発明によれば、報知手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態1に係る遊技台(パチンコ機100)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施形態1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や遊技台枠用ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、ボタンユニット190と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、ここでは不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主制御基板156を収納する主制御基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副制御基板160と、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副制御基板164とを収納する第1副制御基板ケース162、液晶の制御処理を行う液晶制御部700を構成する液晶制御基板680を収納する液晶制御基板ケース682、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出制御基板170を収納する払出制御基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源管理部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインタフェース部186を配設している。CRインタフェース部186は、例えばD−sub(D−subminiature)コネクタで構成されたCRユニット接続部を有し、これを介して払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うようになっている。
また、パチンコ機100は、その背面側から見て、球タンク150の右側であってタンクレール154の上方に中継基板196を有している。中継基板196はパチンコ機100とホールコンピュータとの電気的接続に用いられる。遊技盤200の交換を行う場合にパチンコ機100とホールコンピュータとの配線を変更する必要がないため、遊技盤200は、中継基板196を介して本体104とホールコンピュータとを接続したままで交換される。但し、機種によってはパチンコ機100からホールコンピュータに送信する信号の種類を変更する必要があるため、パチンコ機100は、遊技盤200の取り外し時に、パチンコ機100の正面(手前)側から中継基板196の接続状況が把握できるように構成されていてもよい。
また、第1副制御基板ケース162の図中左上には、例えばスピーカ120の音量を調整する音量調整スイッチ192を設けている。音量調整スイッチ192は、例えばロータリースイッチで構成される。
このように、主制御基板156、第1副制御基板160、第2副制御基板164および液晶制御基板680は、機種毎に変更の必要があるため遊技盤200の背面に備えられ、払出制御基板170、発射基板174および電源基板182は、複数機種で共通的に使用されるため外枠102に備えられる。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208と、可動表示装置288とを配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
可動表示装置288も、演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置によって構成するが、装飾図柄表示装置208と同様に、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。可動表示装置288は、不図示のモータを備え、当該モータによって上下方向に移動可能に構成され、下降した場合には、装飾図柄表示装置208の前方の少なくとも一部を覆う。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽手段は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224、および可動表示装置288の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽手段は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
なお、可動表示装置288は、演出の表示を行うものであってかつ、可動するものである。したがって、以下の説明においては、表示装置として、装飾図柄表示装置208を第一表示装置(メイン液晶表示装置)といい、可動表示装置288を第二表示装置(サブ液晶表示装置)という場合がある。また、遮蔽装置246や、人の腕を模した演出可動体224とともに(演出)可動体という場合がある。
<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて各種機器を制御する第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて主に演出の制御を行う第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路(乱数値生成回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路318に出力する。この信号を受信したカウンタ回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発信器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138や遊技台枠用ランプ122など)の制御を行うための駆動回路420と、チャンスボタン136およびボタンユニット190の可動部の駆動制御を行うための駆動回路432と、チャンスボタン136の押下やボタンユニット190の押下を検出するボタン検出センサ426および各種センサ430と、各種センサ430やボタン検出センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224や、遮蔽装置246や、可動表示装置288の可動部の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224や、遮蔽装置246などの現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、基本回路502と遊技盤用ランプ駆動回路530との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<液晶制御部>
次に、液晶制御部700について説明する。液晶制御部700は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて液晶制御部700の全体を制御するCPU704と、一時的にデータを記憶するためのRAM708と、液晶制御部700の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506と、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)710を備えている。CPU704は、水晶発振器714Aが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
VDP710は、水晶発振器714Bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、CPU404からの信号に基づいてCGROM716に記憶された画像データ等を読み出してVRAM718のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208および可動表示装置288に画像を表示する。
<遊技台のブロック図>
図5を参照してパチンコ機100の各基板(制御基板)等の接続関係を説明する。同図は、主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500、払出制御部600および液晶制御部700などを構成する各(制御)基板等と、表示装置や可動体等との接続関係を示すブロック図である。
パチンコ機100は、遊技盤200側では、主制御基板156に盤面中継基板722と外部端子板720、第1副制御基板160が接続する。盤面中継基板722には、各種センサ320、各ソレノイド332および図柄表示基板212、214、210、328が接続する。これにより、遊技球が一般入賞口(入賞口)226、普図始動口(ゲート)228、第1特図始動口230および第2始動口232へ入球したことが球検出センサ320で検出された場合、そのスイッチ信号が主制御部300に送信される。また、第2特図始動口(普通電動役物)232開閉用のソレノイド信号が主制御部300の駆動回路334からソレノイド332に送信される。また第1可変入賞口234や第2可変入賞口235(大入賞口)開閉用のソレノイド信号が主制御部300の駆動回路334からソレノイド332に送信される。また、第1可変入賞口234や第2可変入賞口235(大入賞口)からは入球をカウントするカウント信号が主制御部300に送信される。
また第1副制御基板160には、液晶制御基板680が接続し、液晶制御基板680には、装飾図柄表示装置(メイン液晶表示装置)208および可動表示装置(サブ液晶表示装置)288が接続する。また第1副制御基板160には、第2副制御基板164が接続し、第2副制御基板164には、盤面側の可動物M(可動表示装置288の可動部2441、演出可動体244、遮蔽装置246など)、遊技盤用ランプ532が実装される盤面側照明基板724が接続する。
これにより、主制御基板156の指令により、第1副制御基板160が制御を行い、第1副制御基板160の指令により液晶制御基板680および第2副制御基板164が制御を行う。具体的には、主制御部300が生成した処理情報(コマンド信号)が、第1副制御部400に送信され、当該処理情報あるいは第1副制御部400が生成した処理情報が、液晶制御部700や第2副制御部500に送信される。例えば、演出可動体224の駆動用のデータ、演出可動体224の照明発光用データ、可動表示装置288の駆動用のデータ等が、第1副制御基板160から第2副制御基板164に送信される。また、遊技盤200側の照明を発光させるためのデータまたはクロック信号が第2副制御部500の駆動回路516から盤面側照明基板724に送信される。また、各駆動回路324、326、330から、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214、普図表示装置210、各種状態表示部328の表示制御用の信号が送信される。また、第1副制御基板160の制御データが液晶制御基板680に送信され、装飾図柄表示装置208や可動表示装置288に画像データが送信される。
また、パチンコ機100は、本体104側では、盤枠中継基板702A、702B、702Cが設けられ、遊技盤200側の基板と本体104側の基板とを中継して接続する。盤枠中継基板702Aは、主制御基板156と払出制御基板170と接続する。これにより、主制御部300から払出制御部600に例えば払出制御に関するコマンド信号(例えば払出数や外部端子板720と通信するための情報)が送信され、払出制御部600からは、主制御部300に対して排出系のエラー情報等が送信される。また、盤枠中継基板702Bは、第1副制御基板160と電源基板182を接続し、盤枠中継基板702Cは、第1副制御基板160と前面枠扉106に設けられたチャンスボタン136、ボタンユニット190、ボタン用の各種ランプ138,418、ボタン可動部246、遊技台枠用ランプ122やボタン用ランプなどの各種ランプ418が実装されるドア側照明基板734、該ドア側照明基板734を介してスピーカ120とを接続する。
これにより各種ランプ418や、チャンスボタン136およびボタンユニット190を発光させるためのデータやクロック信号が第1副制御部400の駆動回路420からドア側照明基板734に送信される。また、音源IC416からスピーカ120に音声データが送信される。また、チャンスボタン136やボタンユニット190の操作によるボタン検出センサ426等の検知結果が第1副制御部400に送信される。
払出制御基板170は、払出しセンサ604、払出モータ602および遊技球等貸出装置接続基板728と接続する。また払出制御基板170は、電源基板182、発射基板174、受け皿基板730とも接続する。発射基板174は、電源基板182、発射モータ632、球送り装置634と接続する。受け皿基板730は、前面枠扉106に設けられた発射ハンドル基板738および度数表示基板744と接続する。発射ハンドル基板738には、ハンドルボリューム736、満タンスイッチ740およびタッチセンサ742が接続する。
<図柄の種類>
次に、図6(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。同図(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本発明にいう図柄の変動表示の一例に相当する。
そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間(本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間(これも本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本発明にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。後述するように、図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。同図(a)には、図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されており、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、本実施形態のパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図6(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同図(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図6(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この同図(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図4に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、および特図タイマ乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述するステップS207でも更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図8を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施形態では特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特別図柄表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234、235や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、第1可変入賞口234、および第2可変入賞口235への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。普図始動口228へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。
ステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当たり図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図6(c)に示す普図A)および外れ図柄(図6(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当たりフラグ、第1小当たりフラグ、第2小当たりフラグ、第1はずれフラグ、第2はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図6(a)に示す特図A、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図B、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図C、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図D、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図E、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグもオフの場合には特図F、第1小当たりフラグがオンの場合には特図G、第2小当たりフラグがオンの場合には特図H、第1はずれフラグがオンの場合には特図I、第2はずれフラグがオンの場合には特図Iそれぞれの態様となるように、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、突然確変図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1はずれ図柄(特図I)、および第2はずれ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または第2可変入賞口235(特図1の場合には、第1可変入賞口234)に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)第2可変入賞口235の扉部材235a(特図1の場合には、第1可変入賞口234の扉部材234a)の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材235a(特図1の場合には、扉部材234a)を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)第2可変入賞口235の扉部材235a(特図1の場合には、第1可変入賞口234の扉部材234a)の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材235a(特図1の場合には、扉部材234a)を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施例では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当たり遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数100回をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンすることもない。ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に大当りする可能性が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間および特図変動遊技の変動時間は短くなる。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、第2特別始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなりやすい。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開きやすい。また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当たり遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当たり遊技中に普図高確率状態であると、大当たり遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口232に多くの遊技球が入球し、大当たり中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、はずれフラグがオンされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。
ステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、第1可変入賞口234(または第2可変入賞口235)の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。
ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、上述の主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部400の処理>
次に、図9を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。ステップS303では、タイマ変数記憶領域のタイマ変数CNTの値が33(33ms)以上か否かを判定し、タイマ変数CNTの値が33となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数CNTの値が33以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数CNTに0を代入する。なお、タイマ変数記憶領域のタイマ変数CNTの値は、ステップS303の処理からステップS305の処理への移行毎に33、33、34のように変化させてもよい。
ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からのコマンド、第2副制御部500からのコマンド、および液晶制御部700からの戻りコマンドを受信したか否かを判別し、処理する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。また、主制御部300からのコマンドに基づいて演出抽選処理を行い、液晶コマンドや、所定のポジションにパーツデータを設定するボックスデータの設定処理(後述)を行う。また、戻りコマンド(後述)の受信後にポジションにパーツデータがある場合は、スピーカ120、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、演出可動体246、224等に送信するパーツデータの設定処理を行う。
ステップS311では、チャンスボタンの押下を検出していた場合、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタンの押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246または、チャンスボタン136内の可動体(回転体)への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドまたは液晶制御部700に送信する液晶コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施例では1msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域のタイマ変数CNTの値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が33以上と判定されるのは33ms毎となる。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
<第2副制御部500の処理>
次に、図10を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。ステップS703では、タイマ変数CNTが33以上か否かを判定し、タイマ変数CNTが33となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数CNTが33以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。なお、タイマ変数記憶領域のタイマ変数CNTの値は、ステップS703の処理からステップS707の処理への移行毎に33、33、34のように変化させてもよい。
ステップS705では、タイマ変数CNTに0を代入する。
ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ122への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。ステップS713では、第1副制御部400からの盤面側の可動物M(可動表示装置288の可動部2441、演出可動体224、遮蔽装置246など)への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力し、ステップS703に戻る。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本実施例では1msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図10(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域のタイマ変数CNTの値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が33以上と判定されるのは33ms毎となる。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
<液晶制御部700の処理>
次に、図11を用いて、液晶制御部700の処理について説明する。なお、同図(a)は、液晶制御部700のCPU704が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、液晶制御部700のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、液晶制御部700のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)はVDP画像処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS1001では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS1001で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM708内の記憶領域の初期化処理等を行う。ステップS1003では、タイマ変数CNTが33以上か否かを判定し、タイマ変数CNTが33となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数CNTが33以上となったときには、ステップS1005の処理に移行する。なお、タイマ変数記憶領域のタイマ変数CNTの値は、ステップS1003の処理からステップS1005の処理への移行毎に33、33、34のように変化させてもよい。
ステップS1005では、タイマ変数CNTに0を代入する。
ステップS1007では、コマンド処理を行う。液晶制御部700のCPU704は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS1009では、VDPコマンド送信処理を行う。例えば、第1副制御部400から画像表示の指示があった場合は、VDP710に画像制御処理を行わせるため、VDP710に対してコマンドを送信する。
ステップS1011では戻りコマンド送信処理を行う。液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208または可動表示装置288を制御して要求された画像を表示した場合は、戻りコマンドを第1副制御部400に送信して、ステップS1003に戻る。
次に、同図(b)を用いて、液晶制御部700のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、液晶制御部700が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS1101では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM708に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、液晶制御部700のCPU704によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。液晶制御部700は、所定の周期(本実施例では1msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
液晶制御部タイマ割込処理のステップS1201では、図11(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS1003において説明したRAM708のタイマ変数記憶領域のタイマ変数CNTの値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS1003において、タイマ変数の値が33以上と判定されるのは33ms毎となる。
液晶制御部タイマ割込処理のステップS1203では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、液晶制御部メイン処理におけるステップS1009のVDPコマンド送信処理でコマンドを受信したVDP710の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS1301では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU704は、まず、VRAM718の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208および/または可動表示装置288に表示される。次に、CPU704は、VDP710のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(CGROM716の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM718の転送先アドレス)などを設定した後、CGROM716からVRAM7186への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP710は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをCGROM716からVRAM718に転送する。その後、VDP710は、転送終了割込信号をCPU704に対して出力する。
ステップS1303では、VDP710からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS1305に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS1305では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU704は、ステップS1301でVRAM710に転送した画像データに基づいてVRAM718の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM718の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP718に指示する。VDP718はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS1307では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU704は、VDP710に画像の描画開始を指示する。VDP710は、CPU704の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS1309では、画像の描画終了に基づくVDP710からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS1311に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS1311では、RAM708の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<演出制御の一例(概要)>
図12および図13を参照して本実施形態の演出制御の概要について説明する。図12および図13は、本実施形態の演出制御の一例を示す概要図であり、図12は、装飾図柄表示装置208および/または、可動表示装置288(以下これらを、表示装置Dと総称する)による演出表示と、スピーカ120による音の演出データによる演出の一例を示しており、図13は、表示装置Dによる演出表示とスピーカ120による音の演出データによる演出の一例を示している。
図12に示すように、表示装置Dによる演出表示は、例えば、複数のキャラクタのそれぞれに対応した演出(ステージ演出など)から1つの演出を選択し、切り替える表示が可能である。例えば、図示の如く、一のキャラクタ(爺)に対応する爺ステージの演出を実行中、選択手段(例えば、ボタンユニット190)を操作することによって、他のキャラクタ(姫)に対応する姫ステージの演出を選択し、これに切り替えることができる。一のキャラクタ(爺)の選択中(爺ステージの演出中)は、表示装置Dによって爺の顔の表示と「爺ステージ」という文字の表示によって一のキャラクタ(爺)が選択中であること(爺ステージであること)が報知されるとともに、スピーカ120から出力される「下皿の球を抜くんじゃ」といった爺の音声によっても報知される。そして、選択対象が他のキャラクタ(姫)に切り替わると(姫ステージに演出が切り替わると)、表示装置Dによって姫の顔の表示と「姫ステージ」という文字が表示され、他のキャラクタ(姫)が選択中であること(姫ステージであること)が報知されるとともに、スピーカ120から出力される「下皿の球を抜いてね」といった姫の音声によっても報知される。
そして本実施形態の一の例では、選択対象(ここでは、他のキャラクタ(姫)またはそれに対応する姫ステージ)に関する2つの報知(表示による報知と音による報知)のうち、表示の報知開始時期は音による報知開始時期よりも早いものである。なお、以下の説明においてキャラクタの選択(切替)と、それに対応したステージ演出の選択(切替)は、同じ意味で用いている。つまり例えば、「キャラクタ(爺)の選択」と表記する場合と「爺ステージ(演出)の選択」と表記する場合があるが、これらはいずれも「キャラクタの選択」という意味で用いている。
また、図13に示ように、爺ステージの演出を実行中、選択手段(例えば、ボタンユニット190)を操作することによって、姫ステージの演出を選択し、これに切り替える場合、爺ステージの演出は、表示装置Dによって爺の顔の表示と「爺ステージ」という文字の表示によって爺ステージであることが報知されるとともに、遊技台枠用ランプ122等の各種ランプ418および/または遊技盤用ランプ532(以下、これらをランプLと総称する)の第一の発光態様によっても報知される。そして、姫ステージ(選択対象)に演出が切り替わると、姫ステージの演出は、表示装置Dによって姫の顔の表示と「姫ステージ」という文字の表示によって姫ステージであることが報知されるとともに、ランプLによる第二の発光態様(第一の発光態様とは異なる態様)によっても報知される。
そして本実施形態の他の例では、選択対象(ここでは、姫ステージ)に関する2つの報知(表示による報知と発光態様による報知)のうち、発光態様による報知開始時期は表示による報知開始時期よりも早いものである。以下、これらの実施形態について具体的に説明する。
<第1副制御部のRAM>
図14は、第1副制御部400のRAM408の概略図である。同図(a)は、RAM408に設けられるボックスデータの概略図であり、同図(b)はポジションの概略図であり、同図(c)はパーツデータの概略図である。
第1副制御部400は、変動開始時、保留増加時、大当り開始時、ボタン演出発生時など、各演出実行のタイミングで、同図(a)に示すボックスデータをRAM408のボックスデータ設定領域に設定する。ボックスデータは液晶コマンド、パーツデータ(ここでは一例として、パーツ1、パーツ5)などにより構成される。液晶コマンドは、変動開始時、保留増加時、大当り開始時、ボタン演出発生時などに、それぞれに対応した演出表示を表示装置Dに表示させるためのコマンドを含んでいる。またパーツデータは、それぞれの演出に対応して実行するスピーカ120からの出力音(サウンド)、ランプLの発光態様、可動物M(演出可動体246、224、可動表示装置288)の可動態様の情報であり、例えば、ボックスデータには、各パーツデータの格納位置(ポジション)が設定されている。ここでは、ボックスデータにパーツ1の格納位置として、ポジション0001(の先頭アドレス)が設定され、パーツ5の格納位置として、ポジション0003(の先頭アドレス)が設定されているとする。ボックスデータは、第1副制御部400が液晶制御部700に送信する液晶コマンドを設定する際、合わせて設定される。
また、同図(b)に示すようにポジションはRAM408の所定の領域に配置され、複数のポジション(ここではポジション0000〜ポジション9FFF)に対応したパーツデータが格納されている。なお、複数のポジションの全てにパーツデータが格納されていなくてもよい。例えば同図の例では、ポジション0000、0002、9FFFにはパーツデータが格納されておらず、ポジション0001にパーツデータ(パーツ1)、ポジション0003にパーツデータ(パーツ5)がそれぞれ格納されている。
同図(c)に示すように、それぞれのパーツデータ(ここではパーツ1、パーツ5)は、サウンドデバイスデータを有するサウンドレイヤー、ランプデバイスデータを有するランプレイヤー、シャッタデバイスデータやサブ液晶可動部デバイスデータなどを有する役物動作レイヤーからなる。サウンドデバイスデータ、シャッタデバイスデータおよびサブ液晶可動部デバイスデータなどは、ここでは1つのみ示しているが、それぞれ、ランプデバイスデータのように複数のデバイスデータを有していてもよい。例えば、ランプデバイスデータ1はBGM出力時のランプLの発光態様の情報であり、ランプデバイスデータ2は、一発告知時のランプLの発光態様の情報である。また、例えば各レイヤーや複数のレイヤー(例えば、ランプレイヤー1〜ランプレイヤー4や、役物動作レイヤー1および役物動作レイヤー2)で構成されてもよく、その場合のレイヤーの優先度は、レイヤー4の優先度が最も高く、レイヤー3、レイヤー2と順次優先度が低くなり、レイヤー1の優先度が最も低くなる。それぞれのパーツデータは、レイヤー数が1つでもよいし、デバイスデータの数(または種類)も1つでもよい。
第1副制御部400は、それぞれの演出実行のタイミングで(演出毎に)上述のボックスデータを設定し、液晶コマンドを液晶制御部700に送信する。また第1副制御部400は、液晶制御部700からの戻りコマンドを受信した場合、RAM408の該当するポジションを参照し、パーツデータが格納されている場合には、そのパーツデータのサウンドレイヤーの音、ランプレイヤーの発光態様、および役物動作レイヤーの可動態様を送信コマンドに設定して各デバイスに送信し、演出表示に対応した演出を行う。
<コマンド送信例>
図15は、本実施形態の演出制御におけるコマンド送信のタイミングの一例を示す概要図である。同図では、左側から右側に向かう矢印で示される時間経過に伴い、送信される各コマンドの一例について示している。
第1副制御部400は、図9に示す第1副制御部メイン処理の演出制御処理(ステップS309)において演出抽選処理を行い、その結果に応じた各演出を行うよう、液晶制御部700およびスピーカ120、ランプL、可動物Mに制御用のコマンドを送信する。
例えば、第1副制御部400は、変動開始の演出を行う場合、液晶制御部700に対して、液晶コマンドを送信する(1)。液晶コマンドは、演出の種類に応じて複数用意されており、例えばこの場合では、液晶コマンドには、表示装置D(装飾図柄表示装置208および/または可動表示装置288)に、装飾図柄の変動表示の開始を指示するコマンドが含まれる。また第1副制御部400は、スピーカ120、ランプLおよび可動物Mに対して、変動開始に対応した音、発光態様あるいは可動態様を指示する駆動コマンドを送信する(2)。液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、表示装置Dにおいて装飾図柄の変動表示を行う制御を開始する(3)。
また、液晶制御部700は、変動表示中に表示装置Dにおいて姫ステージの予告演出を行う制御を実行し(4)、液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(5)。戻りコマンドには、ポジションの情報も含まれており、戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、ボックスデータに該当するポジション(パーツデータ)の設定がある場合は、当該パーツデータに対応するコマンドの送信設定を行う。例えば、戻りコマンドに姫ステージの予告演出を行うデータとして、ポジション0001の情報が含まれている場合、RAM408のポジション0001に格納されているパーツ1に対応する各種デバイスデータ(音、ランプLの発光態様および可動物Mの可動態様)のデータを送信コマンドに設定し、スピーカ120、ランプLおよび可動物Mにそれぞれ送信する(6)。
次に、液晶制御部700は、変動表示中に表示装置Dにおいてカットイン予告演出を行う制御を実行し(7)、液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(8)。例えば、戻りコマンドにカットイン予告演出を行うデータとして、ポジション0003の情報が含まれている場合、RAM408のポジション0003に格納されているパーツ5に対応する各種デバイスデータ(音、ランプLの発光態様および可動物Mの可動態様)のデータを送信コマンドに設定し、スピーカ120、ランプLおよび可動物Mにそれぞれ送信する(9)。
次に、液晶制御部700は、ボタン演出を行うタイミングで第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(10)。例えば、戻りコマンドにボタン演出を行うデータとして、ポジション0100の情報が含まれている場合、RAM408のポジション0100に格納されているパーツに対応する各種デバイスデータ(音、ランプLの発光態様および可動物Mの可動態様)のデータを送信コマンドに設定し、スピーカ120、ランプLおよび可動物Mにそれぞれ送信する(11)。これにより、例えばチャンスボタン136やボタンユニット190のランプLが所定の発光態様で発光する。また、第1副制御部400は、液晶制御部700に例えばボタンの押下を促す演出表示を指示する液晶コマンドを送信し(12)、液晶制御部700は、表示装置Dにおいてボタンの押下を促す演出表示を実行する(13)。
<ボタンユニット>
図16は、ボタンユニット190の上面図である。ボタンユニット190は、決定ボタン(OKボタン)1901と、方向ボタン(上ボタン1902、右ボタン1903、下ボタン1904、左ボタン1905)と、キャンセルボタン1906とが、一体的に設けられた操作ボタンである。決定ボタン1901はボタンユニット190のほぼ中央に配置され、方向ボタン1902〜1905はその周囲を囲むような位置に配置される。また、キャンセルボタン1906は、決定ボタン1901及び方向ボタン1902〜1905から離れた位置に配置される。
決定ボタン1901は、遊技者が設定可能な設定画面において所定の項目の選択や入力を決定する場合に使用される。方向ボタン1902〜1905は、表示装置Dに表示されている選択可能項目の選択を行う場合に使用される。選択可能項目の選択とは、遊技者が設定可能な設定画面においてカーソルを所定の項目に遷移させて設定項目を選択する場合や、演出を切り替える場合の演出の選択などをいう。また、キャンセルボタン1906は、選択や決定をキャンセルする場合に使用され、具体的には、遊技者が設定可能な設定画面において前の画面へ遷移する(戻る)場合や、選択項目(決定項目)をキャンセルする場合などに使用される。
このボタンユニット190は、チャンスボタン136として機能してもよい。またチャンスボタン136は、同図に示すボタンユニット190として機能してもよい。
<ステージ演出例>
図17は、本実施形態におけるステージ演出の一例を示す図である。本実施形態では、ステージ演出として少なくとも殿ステージ、爺ステージ、姫ステージを有しており、所定のタイミング(例えば変動遊技中等)において、遊技者がこれらのステージを相互に選択切替が可能である。このように、遊技者が任意に演出を選択して切り替える処理において連続して実行される演出(選択切替時を含む前後で実行される演出)のことを、以下セレクト演出といい、選択対象はこの場合、第1のキャラクタ(殿)(殿ステージ)、第2のキャラクタ(爺)(爺ステージ)、第3のキャラクタ(姫)(姫ステージ)である。なお、セレクト演出は、変動遊技中のリーチ演出の選択切替や、大当り遊技中のキャラクタや曲(BGM)の選択切替や、非変動中のモチーフ選択切替などの選択対象を切り替える際に実行される演出であってもよい。
同図(a)は、第1のキャラクタ(殿)が選択対象となる殿ステージにおける演出(ステージ演出)の一例を示す図であり、同図(b)は、第2のキャラクタ(爺)が選択対象となる爺ステージにおける演出の一例を示す図であり、同図(c)は、第3のキャラクタ(姫)が選択対象となる姫ステージにおける演出の一例を示す図である。このように本実施形態では、ステージ演出として少なくとも殿ステージ、爺ステージ、姫ステージを有しており、これらを相互に選択切替が可能である。すなわちこの場合、第1のキャラクタ(殿)(殿ステージ)、第2のキャラクタ(爺)(爺ステージ)、第3のキャラクタ(姫)(姫ステージ)が選択対象である。
なお、図17から図35の説明では、演出表示を行う表示装置Dが装飾図柄表示装置208であって、ランプLが、装飾図柄表示装置208の左右辺の外側に、それぞれ5つずつ配列された遊技盤用ランプ532である場合を例に説明する。また、以下の説明における「画像」には静止画および動画が含まれる。
同図(a)に示すように、殿ステージでは、殿ステージに対応する背景画像800として装飾図柄表示装置208のほぼ中央に太陽の画像が表示され、右上方のステージ名画像表示領域802aに、ステージ名画像802が表示される。ステージ名画像802とは、ステージの名前を報知する画像であり、以下の説明では、選択対象のキャラクタの顔画像と、「○ステージ(○はキャラクタ名)」を組み合わせた表示をステージ名画像802という。また、背景画像800と重ねて装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208c(左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208c)では、装飾図柄の変動表示または停止表示が実行される。ここで同図に示す、図柄表示領域208a〜208cの下向きの矢印は、装飾図柄の変動表示中であることを示している(以下の説明においても同様である)。また装飾図柄表示装置208の例えば左下端部に設けられた演出表示領域208dには、この領域を4分割して保留アイコンPIが表示される。ここでは一例として保留アイコンPIは、ステージに対応した保留アイコン(ステージ対応保留アイコン)8041〜8043と、各ステージに共通の保留アイコン(ステージ共通保留アイコン)8044である。ステージ対応保留アイコン8041〜8043は、殿ステージの場合、円形の画像の内側に「殿」という文字を表示したアイコンであり、ステージ共通保留アイコン8044は、円形の画像の内側に感嘆符(!)を表示したアイコンである。なお、ステージ対応保留アイコン8041〜8043は、選択したキャラクタによって変化するものであるが、第1のキャラクタ(殿)のステージ対応保留アイコン8041〜8043はデフォルトの保留アイコンに用いてもよい。
また殿ステージでは、遊技盤用ランプ532は、第1のキャラクタ(殿)に対応した第一の発光態様(例えば、青色で点灯する発光態様)で発光する。
また殿ステージでは、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応した音(第一の音)を出力する。
同図(b)に示すように、爺ステージでは、爺ステージに対応する背景画像800として装飾図柄表示装置208のほぼ中央に傘の画像が表示され、右上方にステージ名画像802として、爺ステージであることを報知する爺の顔の画像と、「爺ステージ」という文字が表示されている。また、背景画像800と重ねて装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示または停止表示が実行される。また装飾図柄表示装置208の例えば左下端部に設けられた演出表示領域208dには、保留アイコンPI(ステージ対応保留アイコン8041〜8043と、ステージ共通保留アイコン8044)が表示される。ステージ対応保留アイコン8041〜8043は、爺ステージの場合、円形の画像の内側に「爺」という文字を表示したアイコンであり、ステージ共通保留アイコン8044は、円形の画像の内側に感嘆符(!)を表示したアイコンである。 また爺ステージでは、遊技盤用ランプ532は、第2のキャラクタ(爺)に対応した第二の発光態様(例えば、緑色で点灯する発光態様)で発光する。
また爺ステージでは、スピーカ120は、第2のキャラクタ(爺)に対応した音(第二の音)を出力する。
同図(c)に示すように、姫ステージでは、姫ステージに対応する背景画像800として装飾図柄表示装置208のほぼ中央に雪だるまの画像が表示され、右上方にステージ名画像802として、姫ステージであることを報知する姫の顔の画像と、「姫ステージ」という文字が表示されている。また、背景画像800と重ねて装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示または停止表示が実行される。また装飾図柄表示装置208の例えば左下端部に設けられた演出表示領域208dには、保留アイコンPI(ステージ対応保留アイコン8041〜8043と、ステージ共通保留アイコン8044)が表示される。ステージ対応保留アイコン8041〜8043は、姫ステージの場合、円形の画像の内側に「姫」という文字を表示したアイコンであり、ステージ共通保留アイコン8044は、円形の画像の内側に感嘆符(!)を表示したアイコンである。
また姫ステージでは、遊技盤用ランプ532は、第3のキャラクタ(姫)に対応した第三の発光態様(例えば、赤色で点灯する発光態様)で発光する。
また姫ステージでは、スピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)に対応した音(第三の音)を出力する。
この場合、第一の発光態様、第二の発光態様および第三の発光態様(総称して、選択対象対応発光態様ともいう)はいずれも異なる発光態様である。選択対象対応発光態様の一例を挙げると、選択対象(第1のキャラクタ(殿)、第2のキャラクタ(爺)および第3のキャラクタ(姫))に個々に対応した(個々に異なる)LED発光色や、選択対象に個々に対応した(個々に異なる)LED発光パターンである。つまり発光パターンはステージ毎に変化してもよく、殿ステージでは点灯、爺ステージでは一定間隔の点滅、姫ステージではランダムな点滅、などであってもよい。
また、第一の音、第二の音および第三の音(総称して、選択対象対応音ともいう)はいずれも異なる音(音楽、音声など)である。選択対象対応音の一例を挙げると、選択対象(第1のキャラクタ(殿)、第2のキャラクタ(爺)および第3のキャラクタ(姫))に個々に対応した(個々に異なる)「BGM」、選択対象に個々に対応した「変動中音」、選択対象に個々に対応した「予告音」、選択対象に個々に対応した「先読み予告音」、選択対象に個々に対応した「リーチテンパイ音」、選択対象に個々に対応した「打ち方警告音」、選択対象に個々に対応した「球抜き警告音」、選択対象に個々に対応した「エラー報知音」などである。
<選択対象に関する報知の開始時期>
図18から図38を参照して、本実施形態の演出(選択対象に関して複数の報知を行う演出)における報知開始時期について、具体的に説明する
<実施形態1>
図18から図21は、図17に示すステージ演出の選択切替時に実行される演出(セレクト演出)において、選択対象(キャラクタ)に関して複数の報知を行う場合の、報知開始時期を説明する図である。
図18は、変動中のセレクト演出の一例を示す図であり、同図に示す構成は、図17に示すものと同様である。
まず、同図(a)に示すタイミングでは、変動遊技中に第1のキャラクタ(殿)のステージ(殿ステージ)の演出が実行されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、背景画像800として太陽の画像が表示され、ステージ名画像802に第1のキャラクタ(殿)の顔画像とステージ名(「殿ステージ」)が表示され、ステージ対応保留アイコンでは「殿」の文字を表示するアイコンが表示されて、殿ステージを報知する演出表示が行われている。また、図柄表示領域208a〜208cでは図柄が変動表示中である。すなわち、液晶制御部700のCPU704は、図11(d)に示したVDP画像制御処理において、これらの画像データを、CGROM716から読み出す等の処理を行なう。続いて、液晶制御部700は、上述の複数の画像データをCGROM716からVRAM718の描画領域に転送するように指示する命令をVDP710のアトリビュートレジスタに設定した後、VRAM710の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、同図(a)に示す演出表示が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される。また、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであることを報知する演出を行っている。
同図(b)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の右ボタン1903を押下して、キャラクタ(ステージ演出)の切替を行っている。ここでは、第1のキャラクタ(殿)を第2のキャラクタ(爺)に切り替える(すなわち、第2のキャラクタ(爺)が選択対象となる)とする。ステージ演出としては、殿ステージが爺ステージに切り替わる。このタイミングでは、ボタンユニット190の操作を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400が、遊技盤用ランプ532やスピーカ120に駆動コマンドを送信し、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。
同図(c)に示すタイミングでは、ステージ演出の切替中の状態を示している。このタイミングでは、第1副制御部400から駆動コマンドを受信した遊技盤用ランプ532が、発光態様について、選択対象(第2のキャラクタ(爺))に対応する発光色(緑色)の点灯へ変化を完了している。また、同図の右側に矢印で示すように、第1副制御部400から駆動コマンドを受信したスピーカ120は、出力する音(BGMや音声など)について選択対象(第2のキャラクタ(爺))に対応する音への変化を完了している。一方、このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示は、ステージ演出の切替表示の実行中となっている。例えば、背景画像800は、前のステージ(殿ステージ)の背景画像(太陽の表示)がフェードアウトしつつ、選択対象のステージ(爺ステージ)の背景画像(傘の表示)がフェードインしている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、殿ステージに対応する表示が消去され、爺ステージに対応する爺の顔画像とステージ名「爺ステージ」の文字が、装飾図柄表示装置208の右端部から左方向に移動表示されている状態である。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、殿ステージに対応する保留アイコン(「殿」の文字が表示されるアイコン)がフェードアウトしつつ、選択された爺ステージに対応する保留アイコン(「爺」の文字が表示されるアイコン)がフェードインしている状態である。本実施形態では、このように、選択前のステージの演出表示の少なくとも一部と、選択後のステージの演出表示の少なくとも一部とが混在している状態をステージ演出切替表示(の状態)という。また同様に、選択前のステージを報知する演出の少なくとも一部と、選択後のステージを報知する演出の少なくとも一部とが混在している状態を切替報知(の状態)という。なお、ここでは画像のステージ演出切替表示の一例としてフェードイン、フェードアウトの場合を例に説明しているが、これに限らず、モーフィング(ある形状から別の形状へと自然に変形する映像を表示する技術)や選択対象に対応する画像のカットインなどでステージ演出切替表示してもよく、これについては以下の実施形態でも同様である。
同図(d)に示すタイミングでは、ステージ演出の切替完了の状態を示している。このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示も、ステージ演出切替表示を完了している。すなわち例えば、背景画像800は、選択対象のステージ(爺ステージ)の背景画像(傘の表示)が表示を完了し、傘の画像のみが表示されている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、ステージ名画像802が所定の位置まで移動を完了し、「爺ステージ」の全ての文字が表示されている状態である。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、全て、爺ステージに対応する保留アイコン(「爺」の文字が表示されるアイコン)を表示完了している状態である。
同図(e)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の右ボタン1903を再び押下して、ステージ演出の切替を行っている。ここでは、爺ステージを姫ステージに切り替える(第3のキャラクタ(姫)が選択対象となる)とする。このタイミングでは、ボタンユニット190の操作を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400が、遊技盤用ランプ532やスピーカ120に駆動コマンドを送信し、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。
同図(f)に示すタイミングでは、ステージ演出の切替中の状態を示している。このタイミングでは、第1副制御部400から駆動コマンドを受信した遊技盤用ランプ532が、発光態様について、選択対象(第3のキャラクタ(姫))に対応する発光色(赤色)の点灯へ変化を完了している。また、同図の右側に矢印で示すように、第1副制御部400から駆動コマンドを受信したスピーカ120は、出力する音(BGMや音声など)について選択対象(第3のキャラクタ(姫))に対応する音への変化を完了している。一方、このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示は、ステージ演出切替表示の実行中となっている。例えば、背景画像800は、前のステージ(爺ステージ)の背景画像(傘の表示)がフェードアウトしつつ、選択対象のステージ(姫ステージ)の背景画像(雪だるまの表示)がフェードインしている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、爺ステージに対応する表示が消去され、姫ステージに対応する姫の顔画像とステージ名「姫ステージ」の文字が、装飾図柄表示装置208の右端部から左方向に移動表示されている状態である。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、爺ステージに対応する保留アイコン(「爺」の文字が表示されるアイコン)がフェードアウトしつつ、選択された姫ステージに対応する保留アイコン(「姫」の文字が表示されるアイコン)がフェードインしている状態である。
同図(g)に示すタイミングでは、ステージ演出の切替完了の状態を示している。このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示もステージ演出切替表示を完了している。すなわち例えば、背景画像800は、選択対象のステージ(姫ステージ)の背景画像(雪だるまの表示)が表示を完了し、雪だるまの画像のみが表示されている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、ステージ名画像802が所定の位置まで移動を完了し、「姫ステージ」の全ての文字が表示されている状態である。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、全て、姫ステージに対応する保留アイコン(「姫」の文字が表示されるアイコン)を表示完了している状態である。
このように、本実施形態では、ボタンユニット190による演出の切り替えを検知した第1副制御部400が駆動コマンドを送信することによって、遊技盤用ランプ532が選択対象に対応した発光態様で発光して選択対象に切り替わることを報知し、またスピーカ120が選択対象に対応した音を出力することで選択対象に切り替わることを報知する。そして、遊技盤用ランプ532による報知とスピーカ120による報知が開始した後に装飾図柄表示装置208による選択対象の切替の報知が開始する。そしてこの例では、遊技盤用ランプ532の発光態様とスピーカ120の出力音が変化完了し(これらは同時に変化完了してもよいし、異なる時期に変化完了してもよい)、その後に、装飾図柄表示装置208による表示演出が完了するものである。
図19は、実施形態1(図18)のセレクト演出における各制御部や演出装置(この例では、装飾図柄表示装置208、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120)の制御の状態を示すタイムチャートである。なお、同図においては(a)から(g)に向かって時間が進行し、また第1副制御部400と液晶制御部700の両矢印は1フレームの期間であることを示す。また同図(a)〜(g)のタイミングは、それぞれ図18(a)〜(g)に示すタイミングに対応している。
図19に示す(a)から(b)の期間では、第1副制御部400および液晶制御部700の内部状態としては、いずれも第1のキャラクタ(殿)の選択中であり、装飾図柄表示装置(液晶)208、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120のいずれも、殿ステージに対応する演出を行っている。
そして、(b)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190が操作される(図18(b))と、これを第1副制御部400が検知し、(b')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に演出コマンド(第2のキャラクタ(爺)が選択されたことを示す液晶コマンド)を送信する。また同じタイミングで、第1副制御部400が遊技盤用ランプ532に第2のキャラクタ(爺)に対応した演出コマンド(駆動コマンド)を送信し、同じタイミングで第1副制御部400がスピーカ120に第2のキャラクタ(爺)に対応した演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。これにより(b')のタイミング以降((e')までの期間)、遊技盤用ランプ532では第2のキャラクタ(爺)に対応した発光態様でLEDが点灯され、スピーカ120は第2のキャラクタ(爺)に対応した音(BGMや音声など)を出力する。
(b'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(b' ')のタイミング以降((d)までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図18(c)に示すステージ演出切替表示を実行する。
なお、第1副制御部400の内部状態としては、ボタンユニット190の操作を検出した(b')のタイミング以降、第2のキャラクタ(爺)(爺ステージ)の選択状態となっている。一方、液晶制御部700の内部状態としては、装飾図柄表示装置208に液晶コマンドを送信した(b'')のタイミング以降、第2のキャラクタ(爺)(爺ステージ)の選択状態となっている。
(d)のタイミングは、装飾図柄表示装置208において殿ステージから爺ステージへのステージ演出切替表示が完了し、爺ステージの演出を表示している状態(図18(d))である。
次に、(e)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190が操作される(図18(e))と、これを第1副制御部400が検知し、(e')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(第3のキャラクタ(姫)が選択されたことを示すコマンド)を送信する。また同じタイミングで、第1副制御部400が遊技盤用ランプ532に第3のキャラクタ(姫)に対応した演出コマンド(駆動コマンド)を送信し、同じタイミングで第1副制御部400がスピーカ120に第3のキャラクタ(姫)に対応した演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。これにより(e')のタイミング以降、遊技盤用ランプ532では第3のキャラクタ(姫)に対応した発光態様でLEDが点灯され、スピーカ120は第3のキャラクタ(姫)に対応した音(BGMや音声など)を出力する。
(e'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(e' ')のタイミング以降((g)までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図18(f)に示すステージ演出切替表示を実行する。
なお、第1副制御部400の内部状態としては、ボタンユニット190の操作を検出した(e')のタイミング以降、第3のキャラクタ(姫)(姫ステージ)の選択状態となっている。一方、液晶制御部700の内部状態としては、装飾図柄表示装置208に液晶コマンドを送信した(e'')のタイミング以降、第3のキャラクタ(姫)(姫ステージ)の選択状態となっている。
(g)のタイミングは、装飾図柄表示装置208において爺ステージから姫ステージへのステージ演出切替表示が完了し、姫ステージの演出を表示している状態(図18(g))である。
なお、装飾図柄表示装置208は、(b'')〜(d)の期間、および(e'')〜(g)の期間にステージ演出切替表示(図18(c)(f)の表示)を行わず、それぞれ図18(d)(g)に示す切替完了後の表示を行ってもよい。
図20は、実施形態1のセレクト演出における、選択対象決定前後の遊技盤用ランプ532と装飾図柄表示装置208の報知の一例を時系列で示す概念図である。同図において矢印tは時間を示し、左から右へ時間が進行する。
同図(a)に示すように、装飾図柄表示装置208が第一の選択対象(例えば、第1のキャラクタ(殿))に対応する第一の表示(殿ステージ演出表示)を行い、遊技盤用ランプ532が第一の選択対象に対応する第一の発光態様(青色点灯)で発光することで第一の選択対象が選択されていることの報知をそれぞれ行っている場合に、他の選択対象の選択の決定があると、まず、第1副制御部400から直接演出コマンドが送信される遊技盤用ランプ532が、第二の選択対象(例えば、第2のキャラクタ(爺))に対応する第二の発光態様(緑色点灯)で発光を開始し、第二の選択対象が選択されたことを報知する。その後(例えば、遊技盤用ランプ532が、第二の発光態様への変化を完了した後)、第1副制御部400が送信する液晶コマンドを液晶制御部700経由で受け付けた装飾図柄表示装置208が、第一の表示から第二の表示へのステージ演出切替表示を開始し、第二の選択対象に対応する第二の表示を行って第二の選択対象が選択されたことを報知する。このように、本実施形態では、第二の選択対象に対応する第二の表示の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第二の発光態様による報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(b)は同図(a)においてステージ演出切替表示を行わない場合の例である。装飾図柄表示装置208が第一の選択対象(例えば、第1のキャラクタ(殿))に対応する第一の表示(殿ステージ演出表示)を行い、遊技盤用ランプ532が第一の選択対象に対応する第一の発光態様(青色点灯)で発光している場合に、他の選択対象の選択の決定があると、まず、遊技盤用ランプ532が、第二の選択対象(例えば、第2のキャラクタ(爺))に対応する第二の発光態様(緑色点灯)で発光を開始して第二の選択対象の選択を報知する。その後(例えば、遊技盤用ランプ532が、第二の発光態様への変化を完了した後)、装飾図柄表示装置208が、第二の選択対象に対応する第二の表示を行い第二の選択対象の選択を報知する。このように、装飾図柄表示装置208が第一の表示から第二の表示へのステージ演出切替表示を行わない場合であっても、第二の選択対象に対応する第二の表示の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第二の発光態様による報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(c)(d)は、同図(a)(b)を上位概念で説明する図である。同図(c)に示すように、第一の報知手段(装飾図柄表示装置208)が第一の選択対象(例えば、第1のキャラクタ(殿))に対応する第一の報知(殿ステージ演出表示)行い、第二の報知手段(遊技盤用ランプ532)が第一の選択対象に対応する第二の報知(青色点灯の発光態様での発光)を行っている場合に、他の選択対象の選択の決定があると、まず、第二の報知手段が、第二の選択対象(例えば、第2のキャラクタ(爺))に対応する第四の報知(緑色点灯の発光態様での発光)を行う。その後(例えば、第二の報知手段による第四の報知が完了した後)、第一の報知手段が、第一の報知から第三の報知への切替報知を開始し、切替報知が完了した後、第二の選択対象に対応する第三の報知を行う。このように、本実施形態では、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(d)は同図(c)において切替報知を行わない(同図(b)の上位概念)場合の概念図である。第一の報知手段(装飾図柄表示装置208)が第一の選択対象(例えば、第1のキャラクタ(殿))に対応する第一の表示(殿ステージ演出表示)を行い、第二の報知手段(遊技盤用ランプ532)が第一の選択対象に対応する第二の報知(青色点灯)を行っている場合に、他の選択対象の選択の決定があると、まず、第二の報知手段が、第二の選択対象(例えば、第2のキャラクタ(爺))に対応する第四の報知(緑色点灯)を開始する。その後、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知を行う。このように、第一の報知手段が第一の報知から第三の報知への切替報知を行わない場合であっても、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
図21は、選択演出の期間の一例を示すタイムチャートである。同図において矢印tは時間を示し、左から右へ時間が進行する。
第一の報知手段による第一の選択対象に対応する第一の報知の期間、第二の選択対象に対応する第三の報知の期間、第二の報知手段による第一の選択対象に対応する第二の報知の期間、第二の選択対象に対応する第四の報知の期間、および選択対象の決定タイミングは、同図(a)〜(m)に示すいずれの期間であってもよい。
例えば、(a)に示すように、1つの変動遊技期間中に、選択対象の決定があってもよいし、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(b)に示すように、第一の変動遊技と第二の変動遊技の切替のタイミングで、選択対象の決定があってもよく、その場合、第一の報知手段による第一の報知の終了と、第三の報知の開始と、第二の報知手段による第二の報知の終了と、第四の報知の開始は、いずれも、第二の変動遊技中に行われるものであってもよい。
また、(c)に示すように、第一の変動遊技中に選択対象の決定があってもよく、その場合第一の変動遊技と第二の変動遊技の切替のタイミングで、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(d)に示すように、複数(3以上)の変動遊技が実行される状態において、第一の変動遊技と第二の変動遊技の切替のタイミングで選択対象の決定があってもよく、その場合、第二の変動遊技と第三の変動遊技の切替のタイミングで、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(e)に示すように、複数(3以上)の変動遊技が実行される状態において、第一の変動遊技中に選択対象の決定があってもよく、その場合、第一の変動遊技に続く第二の変動遊技の途中で、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(f)に示すように、一の大当り遊技期間中に選択対象の決定、第一の報知手段による第一の報知の終了、第三の報知の開始、第二の報知手段による第二の報知の終了および、第四の報知が開始するものであってもよい。
また、(g)に示すように、1つのラウンド中に選択対象の決定、第一の報知手段による第一の報知の終了、第三の報知の開始、第二の報知手段による第二の報知の終了および、第四の報知が開始するものであってもよい。
また、(h)に示すように、第一のラウンドと第二のラウンドの切替のタイミングに選択対象の決定があってもよく、その場合、第二のラウンド中に、第一の報知手段による第一の報知の終了、第三の報知の開始、第二の報知手段による第二の報知の終了および、第四の報知が開始するものであってもよい。
また、(i)に示すように、第一のラウンド中に選択対象の決定があってもよく、その場合第一のラウンドと第二のラウンドの切替のタイミングで、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(j)に示すように、複数(3以上)のラウンドが実行される状態において、第一のラウンドと第二のラウンドの切替のタイミングで選択対象の決定があってもよく、その場合、第二のラウンドと第三のラウンドの切替のタイミングで、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(k)に示すように、複数(3以上)のラウンドが実行される状態において、第一のラウンド中に選択対象の決定があってもよく、その場合、第一のラウンドに続く第二のラウンドの途中で、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(l)に示すように、大当り遊技の後に変動遊技が開始する状態において、大当り遊技と変動遊技の切替期間に選択対象の決定があってもよく、その場合、変動遊技中に第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(m)に示すように、大当り遊技の後に変動遊技が開始する状態において、大当り遊技中に選択対象の決定があってもよく、その場合、大当り遊技と変動遊技の切替のタイミングで第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
<実施形態2>
図22は、図17に示すステージ演出の選択切替時に実行される演出(セレクト演出)において、選択対象(キャラクタ)に関して複数の報知を行う場合の他の例を説明する図である。
図22は、変動中のセレクト演出の一例を示す図であり、同図に示す構成は、図17に示すものと同様である。また図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の非変動表示を行っている点が、実施形態1と異なっており、それ以外の構成は、実施形態1と同様であるので、詳細は省略して以下に説明する。なお、装飾図柄の非変動表示とは、図柄の変動停止中や、デモ表示中、あるいは大当り遊技中などであってもよい。
まず、同図(a)に示すタイミングでは、装飾図柄の非変動表示中に殿ステージの演出が実行されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、背景画像800として太陽の画像が表示され、「殿ステージ」を示すステージ名画像802が表示され、ステージ対応保留アイコンでは「殿」の文字を表示するアイコンが表示されて、殿ステージを報知する演出表示が行われている。また、図柄表示領域208a〜208cにおいて装飾図柄の非変動表示(ここでは「装飾3−装飾1−装飾2」の停止表示)を行っているまた、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120は殿ステージであることを報知する演出を行っている。
同図(b)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の右ボタン1903を押下して、殿ステージを爺ステージに切り替える操作を行っている。このタイミングでは、ボタンユニット190の操作を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400が、遊技盤用ランプ532やスピーカ120に駆動コマンドを送信し、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。
同図(c)に示すタイミングでは、ステージ演出の切替中の状態を示している。このタイミングでは、第1副制御部400から駆動コマンドを受信した遊技盤用ランプ532が、選択対象(第2のキャラクタ(爺))に対応する発光色の点灯へ変化を完了している。また、同図の右側に矢印で示すように、第1副制御部400から駆動コマンドを受信したスピーカ120は、出力する音について選択対象(第2のキャラクタ(爺))に対応する音への変化を完了している。一方、このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示は、ステージ演出切替表示の実行中となっている。ステージ演出切替表示は図18(c)と同様である。
同図(d)に示すタイミングでは、ステージ演出の切替完了の状態を示している。このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示も、ステージ演出切替表示を完了し、背景画像800は、爺ステージの背景画像800が表示を完了し、傘の画像のみが表示されている状態である。また、ステージ名画像802が所定の位置まで移動を完了し、「爺ステージ」の全ての文字が表示されている。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、全て、爺ステージに対応する保留アイコンを表示完了している状態である。
同図(e)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の右ボタン1903を再び押下して、爺ステージを姫ステージに切り替えるステージ演出の切替を行っている。 同図(f)に示すタイミングでは、ステージ演出の切替中の状態を示している。ステージ演出切替表示は図18(f)と同様である。
同図(g)に示すタイミングでは、ステージ演出の切替完了の状態を示している。このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示もステージ演出切替表示を完了し、背景画像800は、姫ステージの背景画像800が表示を完了し、雪だるまの画像のみが表示されている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、ステージ名画像802が所定の位置まで移動を完了し、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、全て、姫ステージに対応する保留アイコンを表示完了している状態である。
なお、実施形態2の各制御部および演出装置のタイムチャートは、図19と同様であるので図示および説明を省略する。
<実施形態3>
図23、図24を参照して、ステージ演出の選択切替時に実行される演出(セレクト演出)において、選択対象(キャラクタ)に関して複数の報知を行う場合の他の例を説明する。
図23は、変動中のセレクト演出の一例を示す図であり、第一の選択対象に関する演出表示の終了から第二の選択対象に関する演出表示の開始の期間に、キャラクタ選択決定演出(および仮選択キャラクタ切替表示演出)を行い、その後に、第二の選択対象に関する報知を行う状態を示す概要図である。また、同図に示す構成は、図17に示すものと同様である。
まず、同図(a)に示すタイミングでは、変動遊技中に殿ステージの演出が実行されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、背景画像800として太陽の画像が表示され、ステージ名画像802に殿の顔画像とステージ名(「殿ステージ」)が表示され、ステージ対応保留アイコンでは「殿」の文字を表示するアイコンが表示されて、殿ステージを報知する演出表示が行われている。また、図柄表示領域208a〜208cでは図柄が変動表示中である。遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであることを報知する演出を行っている。
同図(b)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の右ボタン1903を押下して、ステージ演出の切替を行っている。ここでは、殿ステージを爺ステージに切り替える(第2のキャラクタ(爺)が選択対象となる)とする。このタイミングでは、ボタンユニット190の操作を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400が、まず、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。
同図(c)に示すタイミングでは、ステージ演出の切替中の状態を示している。このタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示は、ステージ演出切替表示の実行中となっている。例えば、背景画像800は、前のステージ(殿ステージ)の背景画像(太陽の表示)がフェードアウトしつつ、選択対象のステージ(爺ステージ)の背景画像(傘の表示)がフェードインしている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、殿ステージに対応する表示が消去され、爺ステージに対応する爺の顔画像とステージ名「爺ステージ」の文字が、装飾図柄表示装置208の右端部から左方向に移動表示されている状態である。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、殿ステージに対応する保留アイコン(「殿」の文字が表示されるアイコン)がフェードアウトしつつ、選択された爺ステージに対応する保留アイコン(「爺」の文字が表示されるアイコン)がフェードインしている状態である。一方、このタイミングでは、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであることを報知する演出を行っている。
同図(d)に示すタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示は、ステージ演出の切替を完了した状態を示している。すなわち、背景画像800は、選択対象のステージ(爺ステージ)の背景画像(傘の表示)が表示を完了し、傘の画像のみが表示されている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、ステージ名画像802が所定の位置まで移動を完了し、「爺ステージ」の全ての文字が表示されている状態である。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、全て、爺ステージに対応する保留アイコン(「爺」の文字が表示されるアイコン)を表示完了している状態である。
また、ステージ演出切替表示が完了すると、液晶制御部700は戻りコマンドを第1副制御部400に送信し、戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532やスピーカ120に駆動コマンドを送信する。第1副制御部400から駆動コマンドを受信した遊技盤用ランプ532は発光態様を、選択対象(第2のキャラクタ(爺))に対応する発光色(緑色)の点灯へ変化させる。また、同図の右側に矢印で示すように、第1副制御部400から駆動コマンドを受信したスピーカ120は、出力する音(BGMや音声など)を選択対象(第2のキャラクタ(爺))に対応する音へ変化させる。
同図(e)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の右ボタン1903を再び押下して、ステージ演出の切替を行っている。ここでは、爺ステージを姫ステージに切り替える(第3のキャラクタ(姫)が選択対象となる)とする。このタイミングでは、ボタンユニット190の操作を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400が、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。
同図(f)に示すタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示は、ステージ演出切替表示の実行中となっている。例えば、背景画像800は、前のステージ(爺ステージ)の背景画像(傘の表示)がフェードアウトしつつ、選択対象のステージ(姫ステージ)の背景画像(雪だるまの表示)がフェードインしている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、爺ステージに対応する表示が消去され、姫ステージのステージ名画像802が、装飾図柄表示装置208の右端部から左方向に移動表示されている状態である。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、爺ステージに対応する保留アイコンがフェードアウトしつつ、選択された姫ステージに対応する保留アイコンがフェードインしている状態である。一方、このタイミングでは、遊技盤用ランプ532は、緑色で点灯し、スピーカ120は第2のキャラクタ(爺)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも爺ステージであることを報知する演出を行っている。
同図(g)に示すタイミングでは、装飾図柄表示装置208の演出表示は、ステージ演出の切替を完了した状態を示している。すなわち、背景画像800は、選択対象のステージ(姫ステージ)の背景画像800が表示を完了し、雪だるまの画像のみが表示されている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、ステージ名画像802が所定の位置まで移動を完了し、「姫ステージ」の全ての文字が表示されている状態である。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、全て、姫ステージに対応する保留アイコンを表示完了している状態である。
また、ステージ演出切替表示が完了すると、液晶制御部700は戻りコマンドを第1副制御部400に送信し、戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532やスピーカ120に駆動コマンドを送信する。第1副制御部400から駆動コマンドを受信した遊技盤用ランプ532は発光態様を、選択対象(第3のキャラクタ(姫))に対応する発光色(赤色)の点灯へ変化させる。また、同図の右側に矢印で示すように、第1副制御部400から駆動コマンドを受信したスピーカ120は、出力する音(BGMや音声など)を選択対象(第3のキャラクタ(姫))に対応する音へ変化させる。
このように、本実施形態では、ボタンユニット190による演出の切り替えを検知した第1副制御部400が、まず液晶制御部700に液晶コマンドを送信することによってステージ演出切替表示を開始して選択対象に切り替わることを報知する。そして、装飾図柄表示装置208によるステージ演出切替表示が完了した後に(ステージ演出切替表示が完了した後に液晶制御部700から送信される戻りコマンドを第1副制御部400が受信した後に)、第1副制御部400が遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に駆動コマンドを送信することによって、遊技盤用ランプ532が選択対象に対応した発光態様で発光して選択対象に切り替わることを報知し、またスピーカ120が選択対象に対応した音を出力することで選択対象に切り替わることを報知する。
図24は、実施形態2(図23)のセレクト演出における各制御部や演出装置(この例では、装飾図柄表示装置208、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120)の制御の状態を示すタイムチャートである。なお、同図においては(a)から(g)に向かって時間が進行し、また第1副制御部400と液晶制御部700の両矢印は1フレームの期間であることを示す。また同図(a)〜(g)のタイミングは、それぞれ図23(a)〜(g)に示すタイミングに対応している。
図24に示す(a)から(b)の期間では、第1副制御部400および液晶制御部700の内部状態としては、いずれも第1のキャラクタ(殿)の選択中であり、装飾図柄表示装置(液晶)208、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120のいずれも、殿ステージに対応する演出を行っている。
そして、(b)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190が操作される(図23(b))と、これを第1副制御部400が検知し、(b')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(第2のキャラクタ(爺)が選択されたことを示すコマンド)を送信する。なお、第1副制御部400は、(b')のタイミングで、遊技盤用ランプ532にボタンユニット190が操作されたことを示す演出コマンドを送信し、同じタイミングで第1副制御部400がスピーカ120にボタンユニットが操作されたことを示す演出コマンドを送信し、ボタンユニット190の押下が行われたことを報知するようにしてもよい。また、ボタンユニット190が操作されたことを示す演出コマンドは、選択対象に関わらない演出を示すコマンドであってもよい。
(b'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(b' ')のタイミング以降((c')までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図23(c)に示すステージ演出切替表示を実行する。
つまり、液晶制御部700の内部状態としては、(a)から(b'')の期間までが第1のキャラクタ(殿)(殿ステージ)の選択状態となり、(b'')のタイミング以降((e'')の期間まで)第2のキャラクタ(爺)(爺ステージ)の選択状態となっている。一方、第1副制御部400の内部状態としては、ボタンユニット190の操作を検出した(b')のタイミング以降(ステージ演出切替表示中)であっても引き続き(d)の期間までは、第1のキャラクタ(殿)(殿ステージ)の選択状態となっている。
(c')のタイミングで装飾図柄表示装置208におけるステージ演出切替表示が終了すると、装飾図柄表示装置208では、第2のキャラクタ(爺)に対応した爺ステージの演出表示を開始する。またこのタイミングで液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。
戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、(d)のタイミングで、遊技盤用ランプ532に第2のキャラクタ(爺)に対応した演出コマンドを送信し、同じタイミングで第1副制御部400がスピーカ120に第2のキャラクタ(爺)に対応した演出コマンドを送信する。これにより(d)のタイミングまで第1のキャラクタ(殿)に対応した報知を行っていた遊技盤用ランプ532およびスピーカ120はそれぞれ、(d)のタイミング以降((f')までの期間)、遊技盤用ランプ532では第2のキャラクタ(爺)に対応した発光態様でLEDが点灯され、スピーカ120は第2のキャラクタ(爺)に対応した音(BGMや音声など)を出力する。また、(d)のタイミングで、第1副制御部400は内部状態として、第2のキャラクタ(爺)の選択中となる。
次に、(e)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190が操作される(図23(e))と、これを第1副制御部400が検知し、(e')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(第3のキャラクタ(姫)が選択されたことを示すコマンド)を送信する。なお、第1副制御部400は、(e')のタイミングで、遊技盤用ランプ532にボタンユニット190が操作されたことを示す演出コマンドを送信し、同じタイミングで第1副制御部400がスピーカ120にボタンユニットが操作されたことを示す演出コマンドを送信し、ボタンユニット190の押下が行われたことを報知するようにしてもよい。また、ボタンユニット190が操作されたことを示す演出コマンドは、選択対象に関わらない演出を示すコマンドであってもよい。
(e'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(e' ')のタイミング以降((f)までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図23(f)に示すステージ演出切替表示を実行する。液晶制御部700の内部状態としては、装飾図柄表示装置208に液晶コマンドを送信した(e'')のタイミング以降、第3のキャラクタ(姫)(姫ステージ)の選択状態となる。一方、第1副制御部400の内部状態としては、ボタンユニット190の操作を検出した(e')のタイミング以降であっても、第2のキャラクタ(爺)(爺ステージ)の選択状態となっている。また、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120では引き続き、第2のキャラクタ(爺)に対応した報知を行っている。
(f')のタイミングで装飾図柄表示装置208におけるステージ演出切替表示が終了すると、装飾図柄表示装置208では、第3のキャラクタ(姫)に対応した姫ステージの演出表示を開始する。またこのタイミングで液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。
戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、(g)のタイミングで、遊技盤用ランプ532に第3のキャラクタ(姫)に対応した演出コマンド(駆動コマンド)を送信し、同じタイミングで第1副制御部400がスピーカ120に第3のキャラクタ(姫)に対応した演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。これにより(g)のタイミングまで第2のキャラクタ(爺)に対応した報知を行っていた遊技盤用ランプ532およびスピーカ120はそれぞれ、(g)のタイミング以降、遊技盤用ランプ532では第3のキャラクタ(姫)に対応した発光態様でLEDが点灯され、スピーカ120は第3のキャラクタ(姫)に対応した音(BGMや音声など)を出力する。また、(g)のタイミングで、第1副制御部400は内部状態として、第2のキャラクタ(爺)の選択中となる。
なお、同図において、液晶制御部700の内部状態として、(b'')以降(d)までの期間を第1のキャラクタ(殿)の選択状態とし、(e'')以降(g)までの期間を第2のキャラクタ(爺)の選択状態として、第1副制御部400の内部状態と一致させてもよい。
<実施形態4>
図25、図26を参照して、ステージ演出の選択切替時に実行される演出(セレクト演出)において、選択対象(キャラクタ)に関して複数の報知を行う場合の他の例を説明する。
図25は、変動中のセレクト演出の一例を示す図であり、同図に示す構成は、図17に示すものと同様である。また、この例では、キャラクタを選択する際に、キャラクタの選択および決定に合わせた演出(以下、キャラクタ選択決定演出という)が実行されるものである。実施形態4では、第1のキャラクタ(殿)(殿ステージ)の状態からキャラクタ選択決定演出を経て、第3のキャラクタ(姫)(姫ステージ)を選択する場合の一例を示す。
まず、同図(a)に示すタイミングは、殿ステージの演出実行中で、非変動状態(例えば、装飾図柄の停止表示の状態)を示している。すなわち、装飾図柄表示装置208では、背景画像800として太陽の画像が表示され、ステージ名画像802に「殿ステージ」が表示され、ステージ対応保留アイコンでは「殿」の文字を表示するアイコンが表示されて、殿ステージを報知する演出表示が行われている。また、図柄表示領域208a〜208cでは図柄が停止表示中である。遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであることを報知する演出を行っている。
同図(b)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の決定ボタン1901を押下して、メニュー表示を実行している。このタイミングでは、ボタンユニット190の操作を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400は、液晶制御部700にメニュー表示のための液晶コマンドを送信する。
同図(c)に示すタイミングでは、装飾図柄表示装置208にメニュー表示を行っている状態を示している。メニューは例えば、演出設定、音量設定、輝度設定、会員登録、パスワード入力、コード発行、データクリア、終了などの複数の項目810からなり、ボタンユニット190の上ボタン1902、右ボタン1903、下ボタン1904、左ボタン1905によって各項目810の選択が可能であり、決定ボタン1901によって各項目810の選択決定が可能であり、キャンセルボタン1906によって選択または決定のキャンセルが可能である。本実施形態では、メニューの演出設定を選択することにより、キャラクタ選択決定演出が実行される。また、このタイミングでは、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(d)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の決定ボタン1901を押下して、メニューの演出設定の選択を決定している。このタイミングでは、ボタンユニット190の操作を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400は、液晶制御部700にキャラクタ選択決定演出実行のための液晶コマンドを送信する。
同図(e)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208でキャラクタ選択決定演出の実行を開始するよう制御する。
キャラクタ選択決定演出では、液晶制御部700のCPU704は、図11(d)に示したVDP画像制御処理において、同図(e)に示すような、第1のキャラクタ(殿)が表示領域の正面中央、また、第2のキャラクタ(爺)が左後方、第3のキャラクタ(姫)が右後方にそれぞれ位置し、正面中央の第1のキャラクタ(殿)を目立たせて明るく表示させた画像(以下、「第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像」と称する場合がある)の画像データと、「キャラを選択してOKボタンを押せ!」という文字を含む画像の画像データを、CGROM716から読み出す等の処理を行なう。続いて、液晶制御部700は、上述の複数の画像データをCGROM716からVRAM718の描画領域に転送するように指示する命令をVDP710のアトリビュートレジスタに設定した後、VRAM710の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、同図(e)に示すような第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される(「キャラを選択してOKボタンを押せ!」の文字列は当該表示領域のガイド文字表示領域812に表示される)。また、これらの表示を行なう際に、第1副制御部400は、第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像の表示を行なっていることを示すキャラクタ識別情報(例えば、数値の1)を、液晶制御部700のRAM708に設けたキャラクタ識別情報記憶領域に記憶する。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(f)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の右ボタン1903を押下して、仮選択のキャラクタの切替を行っている。本実施形態のキャラクタ選択演出では、同図(e)の状態で遊技者がボタンユニット190の決定ボタン1901を押下すると、第1のキャラクタ(殿)が選択される。一方、右ボタン1903を押下することで仮選択のキャラクタを切り替えることができる。つまりこのタイミングでボタンユニット190の操作(右ボタン1903の押下)を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400は、液晶制御部700に仮選択のキャラクタを変更するための液晶コマンドを送信する。液晶制御部700はこの液晶コマンドを受信すると、仮選択のキャラクタを変更する処理を実行する。
同図(g)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208で仮選択のキャラクタを切り替える演出(以下、仮選択キャラクタ切替表示演出)を実行する制御を行っている。
より具体的には、液晶制御部700は、同図(g)に示すように、第1のキャラクタ(殿)の位置を正面中央より右の位置に、第2のキャラクタ(爺)の位置を正面で第1のキャラクタ(殿)の左に並ぶ位置に、第3のキャラクタ(姫)が第2のキャラクタ(爺)の右後方に、それぞれ移動し、かつ移動する第2のキャラクタ(爺)を明るくした動画像の画像データに変更する処理を行なう。また「キャラを選択してOKボタンを押せ!」という文字を引き続き表示する。これにより、同図(g)に示すような仮選択キャラクタ切替表示演出が実行される。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(h)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208で仮選択キャラクタ切替表示演出を完了し、第2のキャラクタ(爺)が仮選択状態となっている状態である。
より具体的には、液晶制御部700は、同図(h)に示すように、第2のキャラクタ(爺)が第1のキャラクタ(殿)が位置していた正面中央に、第1のキャラクタ(殿)が第3のキャラクタ(姫)が位置していた右後方に、第3のキャラクタ(姫)が第2のキャラクタ(爺)が位置していた左後方に、それぞれ移動し、かつ正面中央に移動する第2のキャラクタ(爺)を明るくした動画像(以下、「第2のキャラクタ(爺)の仮選択動画像」と称する場合がある)の画像データに変更する処理を行なう。また「キャラを選択してOKボタンを押せ!」という文字を引き続き表示する。これにより、同図(h)に示すような第2のキャラクタ(爺)の仮選択動画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される。また、この動画像の表示を行なう際に、液晶制御部700は、第2のキャラクタ(爺)の仮選択動画像の表示を行なっていることを示すキャラクタ識別情報(例えば、数値の2)を、上述のキャラクタ識別情報記憶領域に上書き記憶する。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(i)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の右ボタン1903を押下して、仮選択キャラクタの切替を行っている。つまりこのタイミングでボタンユニット190の操作(右ボタン1903の押下)を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400は、液晶制御部700に仮選択のキャラクタを変更するための液晶コマンドを送信する。液晶制御部700はこの液晶コマンドを受信すると、仮選択キャラクタ切替表示演出を実行する。
同図(j)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208で仮選択キャラクタ切替表示演出を実行する制御を行っている。
より具体的には、液晶制御部700は、同図(j)に示すように、第2のキャラクタ(爺)の位置を正面中央より右の位置に、第3のキャラクタ(姫)の位置を正面で第1のキャラクタ(殿)の左に並ぶ位置に、第1のキャラクタ(殿)が第2のキャラクタ(爺)の右後方に、それぞれ移動し、かつ移動する第3のキャラクタ(姫)を明るくした動画像の画像データに変更する処理を行なう。また「キャラを選択してOKボタンを押せ!」という文字を引き続き表示する。これにより、同図(j)に示すような仮選択キャラクタ切替表示演出が実行される。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(k)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208で仮選択キャラクタ切替表示演出を完了し、第3のキャラクタ(姫)が仮選択状態となっている状態である。
より具体的には、液晶制御部700は、同図(k)に示すように、第3のキャラクタ(姫)が第2のキャラクタ(爺)が位置していた正面中央に、第2のキャラクタ(爺)が第1のキャラクタ(殿)が位置していた右後方に、第1のキャラクタ(殿)が第3のキャラクタ(姫)が位置していた左後方に、それぞれ移動し、かつ正面中央に移動する第3のキャラクタ(姫)を明るくした動画像(以下、「第3のキャラクタ(姫)の仮選択動画像」と称する場合がある)の画像データに変更する処理を行なう。また「キャラを選択してOKボタンを押せ!」という文字を引き続き表示する。これにより、同図(k)に示すような第3のキャラクタ(姫)の仮選択動画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される。また、この動画像の表示を行なう際に、液晶制御部700は、第3のキャラクタ(姫)の仮選択動画像の表示を行なっていることを示すキャラクタ識別情報(例えば、数値の3)を、上述のキャラクタ識別情報記憶領域に上書き記憶する。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(l)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の決定ボタン1901を押下して、仮選択キャラクタの決定を行っている。つまりこのタイミングでボタンユニット190の操作(決定ボタン1901の押下)を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に駆動コマンドを送信する。また、液晶制御部700にキャラクタ選択決定演出を実行するための液晶コマンドを送信する。
同図(m)に示すタイミングでは、第1副制御部400から送信された駆動コマンドによって、遊技盤用ランプ532は、青色を赤色に変更して点灯し、スピーカ120は第3のキャラクタ(姫)に対応する音(BGM)の出力を継続するとともに、これに重ねて第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)を出力して、いずれも選択対象が第3のキャラクタ(姫)であり、姫ステージが開始されることを報知する演出を行っている。なお、本実施形態では、スピーカ120が同時に複数の音声を出力(例えば、チャネル毎に異なる音声を出力)するものであるので、複数のスピーカ120を設けて、それぞれに異なる音声を出力してもよい。例えば、一のスピーカで第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGM)を出力し、他のスピーカで第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(「よろしくね」などの音声)を出力してもよく、この構成については他の実施形態の場合も同様である。
また、液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、このタイミングでキャラクタ選択決定演出を実行する。同図(m)のキャラクタ選択決定演出では、第3のキャラクタ(姫)が選択決定状態となっている。
より具体的には、液晶制御部700は、同図(m)に示すように、決定ボタン1901押下時に正面中央に位置していた第3のキャラクタ(姫)を明るく表示する状態を維持してポーズを変更(ここでは扇を広げて片目を瞑る表示態様に変更)し、「よろしくね!」という吹き出し814を表示し、第1のキャラクタ(殿)と第3のキャラクタ(爺)はそれぞれ第3のキャラクタ(姫)の左右後方で表示する(動)画像(以下、「第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像」と称する場合がある)の画像データに変更する処理を行なう。またガイド文字表示領域812の表示を「姫に決定!」という文字に変更する。これにより、同図(m)に示すような第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される。
同図(n)に示すタイミングは、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応して、殿ステージから姫ステージに、ステージ演出切替を完了した状態である。すなわち、背景画像800は、選択対象のステージ(姫ステージ)の背景画像(雪だるまの表示)が表示を完了し、雪だるまの画像のみが表示されている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、ステージ名画像802が所定の位置まで移動を完了し、「姫ステージ」の全ての文字が表示されている状態である。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、全て、姫ステージに対応する保留アイコン(「姫」の文字が表示されるアイコン)を表示完了している状態である。また、遊技盤用ランプ532とスピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)に対応する報知を継続している。ただし、スピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)に対応する音(BGM)の出力は継続するが、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)は終了してもよい。
このように、本実施形態では、ボタンユニット190の操作によるキャラクタの選択決定を検知した第1副制御部400が、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に駆動コマンドを送信し、液晶制御部700に液晶コマンドを送信する。そして、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120による選択対象に対応した報知が開始された(同図(m))後に、装飾図柄表示装置208でキャラクタの選択決定画像を表示し、選択対象に切り替わることを報知するものである。
図26は、実施形態4(図25)における各制御部や演出装置(この例では、装飾図柄表示装置208、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120)の制御の状態を示すタイムチャートである。なお、同図においては(a)から(n)に向かって時間が進行し、また第1副制御部400と液晶制御部700の両矢印は1フレームの期間であることを示す。また同図(a)〜(n)のタイミングは、それぞれ図25(a)〜(n)に示すタイミングに対応している。
図26に示す(a)から(b)の期間では、第1副制御部400および液晶制御部700の内部状態としては、いずれも第1のキャラクタ(殿)の選択中であり、装飾図柄表示装置(液晶)208、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120のいずれも、殿ステージに対応する演出を行っている。
そして、(b)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190の操作(メニュー表示の操作)が実行されると、これを第1副制御部400が検知し、(b')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(メニューの表示が選択されたことを示すコマンド)を送信する。また、このタイミングで、第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に、ボタンの押下に対応した報知を行わせるための、演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。本実施形態では、一例として、このタイミングにおける決定ボタン1901の押下では、現在の報知を維持する駆動コマンドを送信している。これにより、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120のいずれも、殿ステージに対応する演出(報知)を継続する。
(b'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(b' ')のタイミング以降((d'')までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図25(c)に示すメニュー表示を実行する。
次に、(d)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190の操作(演出設定の決定操作)が実行されると、これを第1副制御部400が検知し、(d')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(演出設定が決定されたことを示すコマンド)を送信する。また、このタイミングで、第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に、ボタンの押下に対応した報知を行わせるための、演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。本実施形態では、一例として、このタイミングにおける決定ボタン1901の押下では、現在の報知を維持する駆動コマンドを送信している。これにより、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120のいずれも、殿ステージに対応する演出(報知)を継続する。
(d'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(b' ')のタイミング以降((f'')までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図25(e)に示す第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像を表示する。
次に、(f)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190の操作(右ボタン1903の押下による仮選択のキャラクタの切替の操作)が実行されると、これを第1副制御部400が検知し、(f')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(仮選択のキャラクタの切替を示すコマンド)を送信する。また、このタイミングで、第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に、ボタンの押下に対応した報知を行わせるための、演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。本実施形態では、一例として、このタイミングにおける右ボタン1903の押下では、現在の報知を維持する駆動コマンドを送信している。これにより、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120のいずれも、殿ステージに対応する演出(報知)を継続する。
(f'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(f' ')のタイミング以降((h)までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図25(g)に示す仮選択キャラクタ切替表示演出を実行する。
(h)のタイミングでは、装飾図柄表示装置208において仮選択キャラクタ切替表示演出が完了し、図25(h)に示す第2のキャラクタ(爺)の仮選択画像の表示を開始する。なお仮選択キャラクタ切替表示演出が完了した場合に、液晶制御部700は第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。
次に、(i)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190の操作(右ボタン1903の押下による仮選択のキャラクタの切替の操作)が実行されると、これを第1副制御部400が検知し、(i')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(仮選択のキャラクタの切替を示すコマンド)を送信する。また、このタイミングで、第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に、ボタンの押下に対応した報知を行わせるための、演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。本実施形態では、一例として、このタイミングにおける決定ボタン1901の押下では、現在の報知を維持する駆動コマンドを送信している。これにより、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120のいずれも、第1のキャラクタ(殿)に対応する報知(殿ステージに対応する演出(報知))を継続する。
(i'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(i' ')のタイミング以降((k)までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図25(j)に示す仮選択キャラクタ切替表示演出を実行する。
(k)のタイミングでは、装飾図柄表示装置208において仮選択キャラクタ切替表示演出が完了し、図25(k)に示す第3のキャラクタ(姫)の仮選択画像の表示を開始する。なお仮選択キャラクタ切替表示演出が完了した場合に、液晶制御部700は第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。
次に、(l)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190の操作(決定ボタン1901の押下によるキャラクタ選択決定の操作)が実行されると、これを第1副制御部400が検知し、(l')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(キャラクタ選択決定を示すコマンド)を送信する。また、このタイミングで、第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に、ボタンの押下に対応した報知を行わせるための、演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。一例として、このタイミングにおける決定ボタン1901の押下では、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120はいずれも、選択決定された第3のキャラクタ(姫)に対応する演出(報知)を行う。すなわち、スピーカ120では、姫ステージに対応する音(BGMなど)を出力するとともに、これに重ねて第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)を出力する。なお、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音は、キャラクタ識別情報記憶領域の内容を参照して決定されるものであってもよいし、参照せずに決定されるものであってもよい。なお、本実施形態では、スピーカ120が同時に複数の音声を出力するものであるので、複数のスピーカ120を設けてもよく、その場合姫ステージに対応する音(BGMなど)と、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音は別のスピーカ120がそれぞれ出力するものであってもよい。また、遊技盤用ランプ532は、殿ステージに対応する演出(報知)として赤色の点灯に発光態様を変更する。
(l'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(l' ')のタイミング以降((m)までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図25(m)に示す第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像を表示する。
(m)のタイミング((l'')以降、所定の期間が経過した後のタイミング)は、装飾図柄表示装置208において第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示が終了し、姫ステージの演出表示が開始した状態であり、このタイミングで、液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。
(m')のタイミングでは、戻りコマンドを受信した第1副制御部400が、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に駆動コマンドを送信する。これにより、遊技盤用ランプ532とスピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)に対応する報知を継続する。ただし、スピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)に対応する音(BGM)の出力は継続するが、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)は終了する。
この制御において、液晶制御部700の内部状態としては、(a)〜(l'')までの期間が、第1のキャラクタ(殿)の選択状態であり、(l'')以降の期間が第3のキャラクタ(姫)の選択状態である。また、第1副制御部400の内部状態としては、(a)〜(f')までの期間が、第1のキャラクタ(殿)の選択状態であり、(f')〜(l')までの期間が、第2のキャラクタ(爺)の選択状態であり、(l')以降の期間が第3のキャラクタ(姫)の選択状態である。また、装飾図柄表示装置208におけるキャラクタ選択決定演出の期間は、(d'')〜(m)までの期間である。
<実施形態5>
図27〜図30を参照して、ステージ演出の選択切替時に実行される演出(セレクト演出)において、選択対象(キャラクタ)に関して複数の報知を行う場合の他の例を説明する。
図27は、セレクト演出の一例を示す図であり、同図に示す構成は、図17に示すものと同様である。また、この例では、キャラクタを選択する際に、実施形態4と同様のキャラクタ選択決定演出が実行されるものである。実施形態5の図27(a)から図27(k)までは、実施形態4の図25(a)から図25(k)までと同様であるので、説明を省略する。
図27(l)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の決定ボタン1901を押下して、仮選択キャラクタの決定を行っている。つまりこのタイミングでボタンユニット190の操作(決定ボタン1901の押下)を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に駆動コマンドを送信する。ここで駆動コマンドは、一例として遊技盤用ランプ532に対しては、発光態様の維持を指示するものであり、スピーカ120に対しては、第1のキャラクタ(殿)の音声の出力を継続するとともに、キャラクタ選択決定に対する音声(第3のキャラクタ(姫)の選択決定の音声)の追加出力を指示するものである。また、液晶制御部700にキャラクタ選択決定演出を実行するための液晶コマンドを送信する。
同図(m)に示すタイミングでは、第1副制御部400から送信された駆動コマンドによって、遊技盤用ランプ532は、青色の点灯を維持し、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する音(例えば、BGM)および、これに重ねて第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)を出力して、選択対象が第3のキャラクタ(姫)であり、姫ステージが開始されることを報知する演出を行っている。なお、本実施形態では、スピーカ120が同時に複数の音声を出力するものであるので、複数のスピーカ120を設けて、それぞれに異なる音声を出力してもよい。例えば、一のスピーカで第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGM)を出力し、他のスピーカで第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(「よろしくね」などの音声)を出力してもよい。
また、液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、このタイミングでキャラクタ選択決定演出を実行する。同図(m)のキャラクタ選択決定演出では、第3のキャラクタ(姫)が選択決定状態となっている。
より具体的には、液晶制御部700は、同図(m)に示すように、決定ボタン1901押下時に正面中央に位置していた第3のキャラクタ(姫)を明るく表示する状態を維持してポーズを変更(ここでは扇を広げて片目を瞑る表示態様に変更)し、「よろしくね!」という吹き出しを表示し、第1のキャラクタ(殿)と第3のキャラクタ(爺)はそれぞれ第3のキャラクタ(姫)の左右後方で表示する(動)画像(以下、「第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像」と称する場合がある)の画像データに変更する処理を行なう。また「姫に決定!」という文字を表示する。これにより、同図(m)に示すような第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される。
同図(n)に示すタイミングは、第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示を終了し、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応して、殿ステージから姫ステージに、ステージ演出切替を完了した状態である。すなわち、背景画像800は、選択対象のステージ(姫ステージ)の背景画像(雪だるまの表示)が表示を完了し、雪だるまの画像のみが表示されている状態である。また、ステージ名画像表示領域802aでは、ステージ名画像802が所定の位置まで移動を完了し、「姫ステージ」の全ての文字が表示されている状態である。さらに、演出表示領域208dのステージ対応保留アイコン8041〜8043は、全て、姫ステージに対応する保留アイコン(「姫」の文字が表示されるアイコン)を表示完了している状態である。また、液晶制御部700は、第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示を終了すると戻りコマンドを第1副制御部400に送信する。戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に選択対象が第3のキャラクタ(姫)であることを報知するための駆動コマンドを送信する。これにより遊技盤用ランプ532は、第3のキャラクタ(姫)に対応する報知として青色の点灯を赤色の点灯に変更する。また、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する音(例えば、BGM)を終了して第3のキャラクタ(姫)に対応する音(例えば、BGM)を出力する。またスピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)を終了する。なお、同図(m)の後に、同図(c)に示すメニューに戻るようにしてもよい。
図28は、実施形態5(図27)における各制御部や演出装置(この例では、装飾図柄表示装置208、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120)の制御の状態を示すタイムチャートである。なお、同図においては(a)から(n)に向かって時間が進行し、また第1副制御部400と液晶制御部700の両矢印は1フレームの期間であることを示す。また同図(a)〜(n)のタイミングは、それぞれ図27(a)〜(n)に示すタイミングに対応している。なお、図27で説明したように、実施形態5は、実施形態4と一部の構成が同様であるため、ここでは異なる部分のみ(タイミング(l)以降)について説明する。
(l)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190の操作(決定ボタン1901の押下によるキャラクタ選択決定の操作)が実行されると、これを第1副制御部400が検知し、(l')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(キャラクタ選択決定を示すコマンド)を送信する。また、このタイミングで、第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に、ボタンの押下に対応した報知を行わせるための、演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。一例として、このタイミングにおける決定ボタン1901の押下では、遊技盤用ランプ532は選択前の第1のキャラクタ(殿)に対応する演出(報知)を行う。また、スピーカ120は、選択前の第1のキャラクタ(殿)に対応する演出(報知)とともに、選択決定された第3のキャラクタ(姫)に対応する演出(報知)を行う。具体的には、遊技盤用ランプ532は、殿ステージに対応する演出(報知)として青色の点灯に発光態様を継続する。そして、スピーカ120は、殿ステージに対応する音(BGMなど)の出力を維持するとともに、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)を出力する。なお、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音は、キャラクタ識別情報記憶領域の内容を参照せずに決定されるものであってもよい。なお、スピーカ120は複数設けられ、姫ステージに対応する音(BGMなど)と、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音は別のスピーカ120がそれぞれ出力するものであってもよい。
(l'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(l' ')のタイミング以降((m)までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図25(m)に示す第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像を表示する。
(m)のタイミング((l'')以降、所定の期間が経過した後のタイミング)は、装飾図柄表示装置208において第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示が終了し、姫ステージの演出表示が開始した状態であり、このタイミングで、液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。
(m')のタイミングでは、戻りコマンドを受信した第1副制御部400が、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に駆動コマンドを送信する。これにより、遊技盤用ランプ532とスピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)に対応する報知を行う。具体的には、遊技盤用ランプ532は、青色の点灯を赤色の点灯に変更して第3のキャラクタ(姫)に関する報知を行う。また、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)の選択(殿ステージの選択)に対応する音(BGMなど)の出力を終了し、第3のキャラクタ(姫)の選択(姫ステージの選択)に対応する音(BGMなど)を出力する。また、このタイミングで、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)の出力を終了する。
このように、本実施形態では、第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示を終了したことを示す戻りコマンドを、液晶制御部700から受信した第1副制御部400が、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に駆動コマンドを送信する。第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示の終了後は引き続き、第3のキャラクタ(姫)に対応するステージ演出の表示が開始する(図26のタイミング(m)。つまり、第3のキャラクタ(姫)に対応するステージ演出の表示が開始した後(装飾図柄表示装置208による選択対象の報知(演出表示)の開始後)に、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120による選択対象に対応した報知が開始するものである。
図29は、実施形態5のセレクト演出における、選択対象決定前後のスピーカ120と装飾図柄表示装置208の報知の一例を時系列で示す概念図である。同図において矢印tは時間を示し、左から右へ時間が進行する。
同図(a)に示すように、装飾図柄表示装置208が第一の選択対象(例えば、第1のキャラクタ(殿))に対応する第一の表示(殿ステージ演出表示)行い、スピーカ120が第一の選択対象に対応する第一の音(殿ステージのBGM)を出力することで第一の選択対象が選択されていることの報知をそれぞれ行っている場合に、他の選択対象の選択の決定があると、第1副制御部400が送信する液晶コマンドを液晶制御部700経由で受け付けた装飾図柄表示装置208において、第一の表示から第二の表示へのキャラクタ選択決定表示を開始する。装飾図柄表示装置208では所定期間の経過後にキャラクタ選択決定表示を終了し、第二の選択対象に対応する第二の表示を行って第二の選択対象が選択されたことを報知する。液晶制御部700は、キャラクタ選択決定表示が終了すると第1副制御部400に戻りコマンドを送信し、これを受信した第1副制御部400が、スピーカに駆動コマンド(演出コマンド)を送信する。そしてスピーカ120が、第二の選択対象(例えば、第3のキャラクタ(姫))に対応する第二の音(姫ステージのBGM)の出力を開始し、第二の選択対象が選択されたことを報知する。このように、本実施形態では、第二の選択対象に対応する第二の音の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第二の表示の報知開始時期よりも遅い時期である。なお、他の選択対象の選択の決定は、遊技者の任意のタイミングで行われるボタンユニット190の操作に限らず、ボタンユニット190の操作受付期間の終了時、変動遊技の終了時など、遊技者の操作に関わらないタイミングで決定してもよい。
同図(b)は同図(a)においてキャラクタ選択決定表示を行わない場合の例である。装飾図柄表示装置208が第一の選択対象(例えば、第1のキャラクタ(殿))に対応する第一の表示(殿ステージ演出表示)を行い、スピーカ120が第一の選択対象に対応する第一の音(殿ステージのBGM)を出力している場合に、他の選択対象の選択の決定があると、まず液晶コマンドを、液晶制御部700経由で受信した装飾図柄表示装置208が、第二の選択対象に対応する第二の表示を開始し、第二の選択対象の選択を報知する。液晶制御部700は、第二の表示を開始した後に第1副制御部400に戻りコマンドを送信し、これを契機として第1副制御部400は、スピーカ120に駆動コマンドを送信する。スピーカ120は、第二の選択対象(例えば、第3のキャラクタ(姫))に対応する第二の音(姫ステージのBGM)を出力して第二の選択対象の選択を報知する。このように、装飾図柄表示装置208が第一の表示を終了してから第二の表示を開始するまでの期間にキャラクタ選択決定表示を行わない場合であっても、第二の選択対象に対応する第二の音の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第二の表示による報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(c)(d)は、同図(a)(b)を上位概念で説明する図である。同図(c)に示すように、第一の報知手段(装飾図柄表示装置208)が第一の選択対象(例えば、第1のキャラクタ(殿))に対応する第一の報知(殿ステージ演出表示)行い、第二の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第二の報知(殿ステージのBGM)を行っている場合に、他の選択対象の選択の決定があると、まず、第一の報知手段が、第一の報知から第三の報知への選択決定報知(または第一の報知から第三の報知までの切替報知)を開始し、選択決定報知(切替報知)が完了した後、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知を行う。その後、第二の報知手段が、第二の選択対象(例えば、第3のキャラクタ(姫))に対応する第四の報知(姫ステージのBGMの出力)を行う。このように、本実施形態では、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(d)は同図(c)において選択決定報知(切替報知)を行わない(同図(b)の上位概念)場合の概念図である。第一の報知手段(装飾図柄表示装置208)が第一の選択対象(例えば、第1のキャラクタ(殿))に対応する第一の表示(殿ステージ演出表示)を行い、第二の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第二の報知(殿ステージのBGMの出力)を行っている場合に、他の選択対象の選択の決定があると、まず、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知を行う。その後、第二の報知手段が、第二の選択対象(例えば、第3のキャラクタ(姫))に対応する第四の報知(姫ステージのBGMの出力)を開始する。このように、第一の報知手段が第一の報知から第三の報知への選択決定報知を行わない場合であっても、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
図30は、選択演出の期間の一例を示すタイムチャートである。同図において矢印tは時間を示し、左から右へ時間が進行する。
第一の報知手段による第一の選択対象に対応する第一の報知の期間、第二の選択対象に対応する第三の報知の期間、第二の報知手段による第一の選択対象に対応する第二の報知の期間、第二の選択対象に対応する第四の報知の期間、および選択対象の決定タイミングは、同図(a)〜(m)に示すいずれの期間であってもよい。
例えば、(a)に示すように、1つの変動遊技期間中に、選択対象の決定があってもよいし、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(b)に示すように、第一の変動遊技と第二の変動遊技の切替のタイミングで、選択対象の決定があってもよく、その場合、第一の報知手段による第一の報知の終了と、第三の報知の開始と、第二の報知手段による第二の報知の終了と、第四の報知の開始は、いずれも、第二の変動遊技中に行われるものであってもよい。
また、(c)に示すように、第一の変動遊技中に選択対象の決定があってもよく、その場合第一の変動遊技と第二の変動遊技の切替のタイミングで、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(d)に示すように、複数(3以上)の変動遊技が実行される状態において、第一の変動遊技と第二の変動遊技の切替のタイミングで選択対象の決定があってもよく、その場合、第二の変動遊技と第三の変動遊技の切替のタイミングで、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(e)に示すように、複数(3以上)の変動遊技が実行される状態において、第一の変動遊技中に選択対象の決定があってもよく、その場合、第一の変動遊技に続く第二の変動遊技の途中で、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(f)に示すように、一の大当り遊技期間中に選択対象の決定、第一の報知手段による第一の報知の終了、第三の報知の開始、第二の報知手段による第二の報知の終了および、第四の報知が開始するものであってもよい。
また、(g)に示すように、1つのラウンド中に選択対象の決定、第一の報知手段による第一の報知の終了、第三の報知の開始、第二の報知手段による第二の報知の終了および、第四の報知が開始するものであってもよい。
また、(h)に示すように、第一のラウンドと第二のラウンドの切替のタイミングに選択対象の決定があってもよく、その場合、第二のラウンド中に、第一の報知手段による第一の報知の終了、第三の報知の開始、第二の報知手段による第二の報知の終了および、第四の報知が開始するものであってもよい。
また、(i)に示すように、第一のラウンド中に選択対象の決定があってもよく、その場合第一のラウンドと第二のラウンドの切替のタイミングで、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(j)に示すように、複数(3以上)のラウンドが実行される状態において、第一のラウンドと第二のラウンドの切替のタイミングで選択対象の決定があってもよく、その場合、第二のラウンドと第三のラウンドの切替のタイミングで、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(k)に示すように、複数(3以上)のラウンドが実行される状態において、第一のラウンド中に選択対象の決定があってもよく、その場合、第一のラウンドに続く第二のラウンドの途中で、第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(l)に示すように、大当り遊技の後に変動遊技が開始する状態において、大当り遊技と変動遊技の切替期間に選択対象の決定があってもよく、その場合、変動遊技中に第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
また、(m)に示すように、大当り遊技の後に変動遊技が開始する状態において、大当り遊技中に選択対象の決定があってもよく、その場合、大当り遊技と変動遊技の切替のタイミングで第一の報知手段による第一の報知が終了してもよいし、第三の報知が開始してもよいし、第二の報知手段による第二の報知が終了してもよいし、第四の報知が開始してもよい。
<実施形態5(変形例1)>
図31および図32は、実施形態5の変形例を示す図である。図31は演出の一例を示す概要図であり、図32は、各制御部および演出装置の制御の一例を示すタイムチャートである。
パチンコ機100では、例えば、可変入賞口234の位置を遊技盤200における右側に配置しているものがある。このような場合、球を遊技領域124の右側のルートを狙って流下させると(所謂、右打ち)可変入賞口234に入賞(入球)しやすくなる。さらに、第2特図始動口232(電チュー)も遊技盤200の右側に配置されている場合、羽根部材232aが開閉する時短状態(電サポ状態)において、前述と同様に右打ちすることで入球させやすくなる。またこのようなパチンコ機においては、右打ちが有利となるタイミング、および左打ちに戻した方がよいタイミングを演出装置によって報知するものがある。本実施形態では、右打ちおよび左打ちを警告音(打ち方警告音)で報知するパチンコ機100の一例について、説明する。
図31は、セレクト演出の一例を示すであり、実施形態5と同様に、第一の選択対象に関する演出表示から第二の選択対象に関する演出表示の間にキャラクタ選択決定演出(仮選択キャラクタ切替表示演出も含む)を行った後に、第二の選択対象に関する報知を行う状態を示す概要図である。
同図(a)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208で仮選択キャラクタ切替表示演出を完了し、第3のキャラクタ(姫)が仮選択状態となっている状態である。以下、詳細は、図25(k)、図27(k)と同様であるので説明を省略し、異なる部分のみ説明する。このタイミングで、装飾図柄表示装置208は、表示領域のほぼ中央の警告表示領域818に、打ち方誘導表示(例えば、「左打ちに戻してくれ!」などの文字列)を表示し、遊技者に有利な打ち方を報知している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応した音(「殿ステージ」のBGM)を出力することで、殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。また、スピーカ120は、男性の声による「左打ちに戻してくれ」という打ち方警告音を出力して、打ち方を誘導している。この男性の声による打ち方警告音も、殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出といえる。
図31(b)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の決定ボタン1901を押下して、仮選択キャラクタの決定を行っている。つまりこのタイミングでボタンユニット190の操作(決定ボタン1901の押下)を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に駆動コマンドを送信する。ここで駆動コマンドは、一例として遊技盤用ランプ532に対しては、発光態様の維持を指示するものであり、スピーカ120に対しては、第1のキャラクタ(殿)の音声の出力を継続するとともに、キャラクタ選択決定に対する音声(第3のキャラクタ(姫)の選択決定の音声)の追加出力を指示するものである。また、液晶制御部700にキャラクタ選択決定演出を実行するための液晶コマンドを送信する。
同図(c)に示すタイミングでは、液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、このタイミングでキャラクタ選択決定演出を実行している。同図(c)のキャラクタ選択決定演出では、第3のキャラクタ(姫)が選択決定状態となっている。詳細は、図27(m)と同様であるので説明は省略し、異なる部分のみ説明する。
このタイミングで、装飾図柄表示装置208は、表示領域のほぼ中央に、打ち方誘導表示(例えば、「左打ちに戻してくれ!」などの文字列)の表示を継続している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、第1副制御部400からの駆動コマンドに基づき、青色の点灯を継続している。スピーカ120は第1副制御部400からの駆動コマンドに基づき、第1のキャラクタ(殿)に対応する打ち方警告音(「左打ちに戻してくれ」という男性の声)を繰り返し出力して第1のキャラクタ(殿)が選択中であること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。また、同時にスピーカ120は、第1副制御部400からの駆動コマンドに基づき、男性の声による打ち方警告音に重ねて第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)を出力して、選択対象が第3のキャラクタ(姫)であり、姫ステージが開始されることを報知する演出を行っている。
同図(d)に示すタイミングは、第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示を終了し、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応して、殿ステージから姫ステージに、ステージ演出切替を完了し、選択された第3のキャラクタ(姫)に対応する演出表示(「姫ステージの演出表示」を行っている状態である。詳細は、図27(n)と同様であるので説明は省略し、異なる部分のみを説明する。装飾図柄表示装置208は、中央付近において、第3のキャラクタ(姫)に対応する打ち方誘導表示(例えば、「左打ちに戻してね。」などの文字列)を表示している。また、液晶制御部700は、第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示を終了すると戻りコマンドを第1副制御部400に送信する。戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に選択対象が第3のキャラクタ(姫)であることを報知するための駆動コマンドを送信する。これにより遊技盤用ランプ532は、第3のキャラクタ(姫)に対応する報知として青色の点灯を赤色の点灯に変更する。また、スピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)のステージ演出(姫ステージ)に対応する音(例えばBGMなど)を出力する。また、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する打ち方警告音(「左打ちに戻してくれ」という男性の声;以下「(殿)左打ちに戻してくれ」と表記する)の出力を終了して第3のキャラクタ(姫)に対応する打ち方警告音(例えば、「左打ちに戻してね」という女性の声;以下「(姫)「左打ちに戻してね」と表記する)を出力する。打ち方警告音は、同図(a)〜(d)に示すように、1フレーズの音データ(例えば、「(殿)左打ちに戻してくれ」)を繰り返し再生しており、制御部の内部状態が変化しても、1フレーズの途中で終了することはない。つまり同図(d)の状態では姫ステージの演出表示実行中であり、第1副制御部400および液晶制御部700のそれぞれの内部状態はいずれも第3のキャラクタ(姫)の選択状態であるが、このタイミングで男性の声による(第一の選択対象に対応する)打ち方警告音の1フレーズが終了していない場合は、その1フレーズが終了した後に女性の声による(第二の選択対象に対応する)打ち方警告音が再生開始される。
本実施形態では、第二の選択対象に対応する報知音が複数(例えば、ステージ演出のBGM(第一の報知音)と打ち方警告音(第二の報知音))あるものである。この場合、少なくともいずれか1つの報知音(ここでは、BGM(第一の報知音))が第二の音となり、第二の選択対象に対応する第二の音の報知開始時期が、第二の選択対象に対応する第二の表示の報知開始時期より遅いものとなる。
なお、ここでは男性の声または女性の声による打ち方警告報知音の場合を例に説明したが、これに限らず音(曲)による打ち方警告音(右打ち報知の警告音)であってもよい。また、打ち方警告音に限らず、球抜き警告音やエラー報知音など他の報知音であってもよい。また、特定の報知音は、選択対象に依存しない固定音であってもよく、選択対象に対応する音(報知音)と同時に報知するものであってもよい。
また、決定ボタン1901を押下後に、「(殿)左打ちに戻してくれ」の音声を複数回報知するものとしてもよいし、「(殿)左打ちに戻してくれ」の音声報知中に「(姫)よろしくね」の音声を報知してもよい。また、「(姫)よろしくね」の音声報知後も「(殿)左打ちに戻してくれ」の音声を継続して報知してもよい。また、「(殿)左打ちに戻してくれ」の音声報知中に、装飾図柄表示装置208の表示領域に第3のキャラクタ(姫)に対応した打ち方誘導表示(「左打ちに戻してね。」という文字列画像)を行う報知をしてもよい。
図32は、図31における各制御部や演出装置(この例では、装飾図柄表示装置208、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120)の制御の状態を示すタイムチャートである。なお、同図においては(a)から(e)に向かって時間が進行し、また第1副制御部400と液晶制御部700の両矢印は1フレームの期間であることを示す。また同図(a)〜(e)のタイミングは、それぞれ図31(a)〜(e)に示すタイミングに対応している。
(a)のタイミングでは、装飾図柄表示装置208において仮選択キャラクタ切替表示演出が完了し、図31(a)に示す第3のキャラクタ(姫)の仮選択画像の表示を開始する。また、このタイミングでは、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120のいずれも、第1のキャラクタ(殿)に対応する報知(殿ステージに対応する演出(報知))を継続し、他の選択対象が選択されていないことを報知する。なおスピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する報知として、例えば、BGMと打ち方警告音(「(殿)左打ちに戻してくれ」という音声)を出力する。
(b)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190の操作(決定ボタン1901の押下によるキャラクタ選択決定の操作)が実行されると、これを第1副制御部400が検知し、(b')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(キャラクタ選択決定を示すコマンド)を送信する。また、このタイミングで、第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に、ボタンの押下に対応した報知を行わせるための、演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。一例として、このタイミングにおける決定ボタン1901の押下では、遊技盤用ランプ532は選択前の第1のキャラクタ(殿)に対応する演出(報知)を継続して行う。また、スピーカ120は、選択前の第1のキャラクタ(殿)に対応する演出(報知)とともに、選択決定された第3のキャラクタ(姫)に対応する演出(報知)を行う。具体的には、遊技盤用ランプ532は、殿ステージに対応する演出(報知)として青色の点灯に発光態様を継続する。そして、スピーカ120は、殿ステージに対応する音(BGMなど)の出力および、殿ステージの打ち方警告音(「(殿)左打ちに戻してくれ」)の出力を維持するとともに、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)を出力する。なお、スピーカ120は複数設けられ、姫ステージに対応する音(BGMなど)と、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音は別のスピーカ120がそれぞれ出力するものであってもよい。
(b'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(b' ')のタイミング以降((c)までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図31(c)に示す第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像を表示する。
(c)のタイミング((b'')以降、所定の期間が経過した後のタイミング)は、装飾図柄表示装置208において第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示が終了し、姫ステージの演出表示が開始した状態であり、このタイミングで、液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。
(c')のタイミングでは、戻りコマンドを受信した第1副制御部400が、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に駆動コマンドを送信する。これにより、遊技盤用ランプ532とスピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)に対応する報知を行う。具体的には、遊技盤用ランプ532は、青色の点灯を赤色の点灯に変更して第3のキャラクタ(姫)に関する報知を行う。また、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)の選択(殿ステージの選択)に対応する音(BGMなど)の出力を終了し、第3のキャラクタ(姫)の選択(姫ステージの選択)に対応する音(BGMなど)を出力する。また、このタイミングで、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)の出力を終了する。
ここで、第1副制御部400の内部状態としては、(a)から(c')の期間までが第1のキャラクタ(殿)の選択状態であり、(c')のタイミング以降が第3のキャラクタ(姫)の選択状態である。また液晶制御部700の内部状態としては、(a)以降、第3のキャラクタ(姫)の選択状態である。つまり、(c')のタイミングにおいて、第1副制御部400の内部状態は、第1のキャラクタ(殿)の選択状態から第3のキャラクタ(姫)の選択状態に切り替わっている。しかし、既述のごとく、このタイミングで打ち方警告音の音データ(同図では「(殿)左打ちに戻してくれ」)が1フレーズの途中である場合は、当該1フレーズが終了した後に、選択対象に対応した打ち方警告音(同図では「(姫)左打ちに戻してね」を出力する。
このように、本実施形態では、第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示を終了したことを示す戻りコマンドを、液晶制御部700から受信した第1副制御部400が、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に駆動コマンドを送信する。第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示の終了後は引き続き、第3のキャラクタ(姫)に対応するステージ演出の表示が開始する(図31のタイミング(d)。つまり、第3のキャラクタ(姫)に対応するステージ演出の表示が開始した後(装飾図柄表示装置208による選択対象の報知(演出表示)の開始後)に、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120による選択対象に対応した報知が開始するものである。
<実施形態5(変形例2)>
図33および図34は、実施形態5の変形例を示す図である。図33は演出の一例を示す概要図であり、図34は、各制御部および演出装置の制御の一例を示すタイムチャートである。また、本変形例は、変形例1の打ち方警告音(打ち方誘導表示)を球抜き警告音(球抜き警告表示)とした場合の例でありそれ以外は変形例1と同様であるので、変形例1と重複する記載については一部の説明を省略する。
同図(a)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208で仮選択キャラクタ切替表示演出を完了し、第3のキャラクタ(姫)が仮選択状態となっている状態である。このタイミングで、装飾図柄表示装置208は、表示領域のほぼ中央に、球抜き警告表示(例えば、「下皿の球を抜いてくれ!」などの文字列)を表示し、遊技者に球抜きを報知している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)の選択中であること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。また、スピーカ120は、男性の声による「下皿の球を抜いてくれ」という球抜き警告音を出力して、球抜きを報知している。この男性の声による球抜き警告音も、第1のキャラクタ(殿)の選択中であること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出といえる。
図33(b)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の決定ボタン1901を押下して、仮選択キャラクタの決定を行っている。つまりこのタイミングでボタンユニット190の操作(決定ボタン1901の押下)を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に駆動コマンドを送信する。また、液晶制御部700にキャラクタ選択決定演出を実行するための液晶コマンドを送信する。
同図(c)に示すタイミングでは、液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、このタイミングでキャラクタ選択決定演出を実行している。同図(c)のキャラクタ選択決定演出では、第3のキャラクタ(姫)が選択決定状態となっている。
このタイミングで、装飾図柄表示装置208は、表示領域のほぼ中央に、球抜き警告表示を継続している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、第1副制御部400からの駆動コマンドに基づき、青色の点灯を継続している。スピーカ120は第1副制御部400からの駆動コマンドに基づき、第1のキャラクタ(殿)に対応する球抜き警告音を繰り返し出力して第1のキャラクタ(殿)が選択中であること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。また、同時にスピーカ120は、第1副制御部400からの駆動コマンドに基づき、男性の声による球抜き警告音に重ねて第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)を出力して、選択対象が第3のキャラクタ(姫)であり、姫ステージが開始されることを報知する演出を行っている。
同図(d)に示すタイミングは、第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示を終了し、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応して、殿ステージから姫ステージに、ステージ演出切替を完了し、選択された第3のキャラクタ(姫)に対応する演出表示(「姫ステージの演出表示」を行っている状態である。装飾図柄表示装置208は、中央付近において、第3のキャラクタ(姫)に対応する球抜き警告表示(例えば、「下皿の球を抜いてね。」などの文字列)を表示している。また、液晶制御部700は、第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示を終了すると戻りコマンドを第1副制御部400に送信する。戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に選択対象が第3のキャラクタ(姫)であることを報知するための駆動コマンドを送信する。これにより遊技盤用ランプ532は、第3のキャラクタ(姫)に対応する報知として青色の点灯を赤色の点灯に変更する。また、スピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)に対応する音(例えばBGMなど)を出力する。また、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する球抜き警告音の出力を終了して第3のキャラクタ(姫)に対応する球抜き警告音(例えば、「下皿の球を抜いてね」という女性の声)を出力する。球抜き警告音は、同図(a)〜(d)に示すように、1フレーズの音データを繰り返し再生しており、制御部の内部状態が変化しても、1フレーズの途中で終了することはない。つまり同図(d)の状態では姫ステージの演出表示実行中であり、第1副制御部400および液晶制御部700のそれぞれの内部状態はいずれも第3のキャラクタ(姫)の選択状態であるが、このタイミングで第一の選択対象(第1のキャラクタ(殿))に対応する球抜き警告音の1フレーズが終了していない場合は、その1フレーズが終了した後に第二の選択対象(第2のキャラクタ(姫))に対応する打ち方警告音が再生開始される。
図34は、図33における各制御部や演出装置(この例では、装飾図柄表示装置208、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120)の制御の状態を示すタイムチャートである。なお、同図においては(a)から(e)に向かって時間が進行し、また第1副制御部400と液晶制御部700の両矢印は1フレームの期間であることを示す。また同図(a)〜(e)のタイミングは、それぞれ図33(a)〜(e)に示すタイミングに対応している。
(a)のタイミングでは、装飾図柄表示装置208において仮選択キャラクタ切替表示演出が完了し、図31(a)に示す第3のキャラクタ(姫)の仮選択画像の表示を開始する。また、このタイミングでは、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120のいずれも、第1のキャラクタ(殿)に対応する報知を継続し、他の選択対象が選択されていないことを報知する。
(b)のタイミングで、遊技者によるボタンユニット190の操作(決定ボタン1901の押下によるキャラクタ選択決定の操作)が実行されると、これを第1副制御部400が検知し、(b')のタイミングで、第1副制御部400が液晶制御部700に液晶コマンド(キャラクタ選択決定を示すコマンド)を送信する。また、このタイミングで、第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に、ボタンの押下に対応した報知を行わせるための、演出コマンド(駆動コマンド)を送信する。一例として、このタイミングにおける決定ボタン1901の押下では、遊技盤用ランプ532は選択前の第1のキャラクタ(殿)に対応する演出(報知)を継続して行う。また、スピーカ120は、選択前の第1のキャラクタ(殿)に対応する演出(報知)とともに、選択決定された第3のキャラクタ(姫)に対応する演出(報知)を行う。このときスピーカ120は、殿ステージに対応する音(BGMなど)の出力および、殿ステージの球抜き警告音(「下皿の球を抜いてくれ」)の出力を維持するとともに、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)を出力する。
(b'')のタイミングでは、第1副制御部400から液晶コマンドを受信した液晶制御部700が装飾図柄表示装置208に、液晶コマンドを送信する。これにより(b' ')のタイミング以降((c)までの期間)、装飾図柄表示装置208は、図33(c)に示す第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像を表示する。
(c)のタイミング((b'')以降、所定の期間が経過した後のタイミング)は、装飾図柄表示装置208において第3のキャラクタ(姫)の選択決定画像の表示が終了し、姫ステージの演出表示が開始した状態であり、このタイミングで、液晶制御部700は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。
(c')のタイミングでは、戻りコマンドを受信した第1副制御部400が、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に駆動コマンドを送信する。これにより、遊技盤用ランプ532とスピーカ120は、第3のキャラクタ(姫)に対応する報知を行う。このときスピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMなど)の出力を終了し、第3のキャラクタ(姫)のに対応する音(BGMなど)を出力する。また、このタイミングで、第3のキャラクタ(姫)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)の出力を終了する。
ここで、第1副制御部400の内部状態としては、(a)から(c')の期間までが第1のキャラクタ(殿)の選択状態であり、(c')のタイミング以降が第3のキャラクタ(姫)の選択状態である。また液晶制御部700の内部状態としては、(a)以降、第3のキャラクタ(姫)の選択状態である。
<実施形態6>
図35を参照して、リーチ演出中のステージ演出の選択切替時に実行される演出(セレクト演出)において、選択対象(キャラクタ)に関して複数の報知を行う場合の他の例を説明する。
図35は、セレクト演出の一例を示す図であり、同図に示す構成は、図17に示すものと同様である。また、この例では、リーチ演出を行っている期間に、実施形態4と同様のキャラクタ選択決定演出が実行されるものである。実施形態6では、第1のキャラクタ(殿)(殿ステージ)の状態からキャラクタ選択決定演出を経て、第2のキャラクタ(爺)(爺ステージ)を選択する場合の一例を示す。
まず、同図(a)に示すタイミングは、殿ステージの演出実行中で、装飾図柄の変動状態(リーチ演出の実行中の状態)を示している。すなわち、装飾図柄表示装置208では、背景画像800として太陽の画像が表示され、ステージ名画像802に「殿ステージ」が表示され、ステージ対応保留アイコンでは「殿」の文字を表示するアイコンが表示されて、殿ステージを報知する演出表示が行われている。また、図柄表示領域208a、208cでは「装飾7」が停止表示し、図柄表示領域208b装飾図柄が変動表示中となって、装飾図柄によるリーチ演出を行っている。遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも第1のキャラクタ(殿)が選択中であることを報知する演出を行っている。
同図(b)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の左上方において、装飾図柄によるリーチ演出が継続するとともに、キャラクタ選択決定演出が開始された状態である。キャラクタ選択決定演出は、実施形態4で説明したものと同様であるので詳細な説明は省略するが、例えば、このタイミングにおいて第1のキャラクタ(殿)が表示領域の正面中央、また、第2のキャラクタ(爺)が左後方、第3のキャラクタ(姫)が右後方にそれぞれ位置し、正面中央の第1のキャラクタ(殿)を目立たせて明るく表示させた「第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像」の画像データと、「キャラを選択してOKボタンを押せ!」という文字を含む画像の画像データを(第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像)を装飾図柄表示装置208の表示領域に表示する。また、装飾図柄表示装置208の表示領域にボタン受付期間表示822を行っている。ボタン受付期間表示822は、操作ボタン(ボタンユニット190)の操作受付期間(この場合では、キャラクタ選択の受付期間)の全体と、操作ボタン受付開始からの経過時間(操作ボタン受付終了までの残り時間)を示す、時間経過に応じて変化するメータやゲージなどの表示である。このタイミングのボタン受付期間表示822は、全体が例えば、白色以外の単色で塗りつぶされており、操作ボタン受付開始時点であることを示している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(c)に示すタイミングは、装飾図柄表示装置208の左上方において、リーチ演出が継続するとともに、引き続き、第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像が表示中の状態である。ボタン受付期間表示822は、一部が例えば白色に塗りつぶされて、ボタンユニット190の操作受付開始時点から所定時間が経過したことを示している(白色以外の単色の塗りつぶしが、操作受付の残り時間である)。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(d)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の右ボタン1903を押下して、仮選択のキャラクタの切替を行っている。
同図(e)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208で仮選択キャラクタ切替表示演出を実行する制御を行っている。ボタン受付期間表示822は、白色の塗りつぶしの領域が更に増加し、操作受付の残り時間が減少していることを表示している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(f)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208で仮選択キャラクタ切替表示演出を完了し、第2のキャラクタ(爺)が仮選択状態となっている状態である。ボタン受付期間表示822は、白色の塗りつぶしの領域が更に増加し、操作受付の残り時間が減少していることを表示している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(g)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の決定ボタン1901を押下して、仮選択キャラクタの決定を行っている。つまりこのタイミングでボタンユニット190の操作(決定ボタン1901の押下)を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に駆動コマンドを送信する。ここで駆動コマンドは、一例として遊技盤用ランプ532に対しては、発光態様の維持を指示するものであり、スピーカ120に対しては、第1のキャラクタ(殿)の音声の出力を継続するとともに、キャラクタ選択決定に対する音声(第2のキャラクタ(爺)の選択決定の音声)の追加出力を指示するものである。また、液晶制御部700にキャラクタ選択決定演出を実行するための液晶コマンドを送信する。
同図(h)に示すタイミングでは、第1副制御部400から送信された駆動コマンドによって、遊技盤用ランプ532は、青色の点灯を維持し、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する音(例えば、BGM)の出力を継続するとともに、これに重ねて第2のキャラクタ(爺)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくの」などの音声)を出力して、選択対象が第2のキャラクタ(爺)であり、爺ステージが開始されることを報知する演出を行っている。
また、液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、このタイミングでキャラクタ選択決定演出を実行する。同図(h)のキャラクタ選択決定演出では、第2のキャラクタ(爺)が選択決定状態となっている。
同図(i)に示すタイミングは、第2のキャラクタ(爺)の選択決定画像の表示を終了し、第2のキャラクタ(爺)の選択決定に対応して、爺ステージのリーチ演出を開始して状態である。爺ステージのリーチ演出では、背景画像800として、選択対象のステージ(爺ステージ)の背景画像(爺がゴール(GOAL)に向かって車を運転している動画像)を表示するとともに、表示領域のほぼ中央にもうけられた状態表示領域824に「爺ドライブリーチ」という文字列の画像を表示している。また、このタイミングまで左上方において装飾図柄によるリーチ演出は継続している。また、液晶制御部700は、同図(h)に示す第2のキャラクタ(爺)の選択決定画像の表示を終了すると、戻りコマンドを第1副制御部400に送信する。戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に選択対象が第2のキャラクタ(爺)であることを報知するための駆動コマンドを送信する。これにより遊技盤用ランプ532は、第2のキャラクタ(爺)に対応する報知として青色の点灯を緑色の点灯に変更する。また、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する音(例えば、BGM)を終了して第2のキャラクタ(爺)に対応する音(例えば、BGM)を出力する。またスピーカ120は、第2のキャラクタ(爺)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくの」などの音声)を終了する。
同図(j)に示すタイミングは、爺ステージのリーチ演出が終了した状態である。ここでは、一例としてリーチ抽選のはずれを報知する状態を示している。すなわち、背景画像800として、爺の運転する車が道路の穴に落ちている(動)画像を表示するとともに、装飾図柄表示領域208の中央に、はずれを報知する装飾図柄(ここでは「装飾7−装飾6−装飾7」)を停止表示している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532とスピーカ120は選択対象が第2のキャラクタ(爺)に対応する報知を継続している。
同図(k)に示すタイミングは、爺ステージへの切替が完了し、爺ステージの演出表示を開始した状態である。すなわち、背景画像800として、選択対象のステージ(爺ステージ)の背景画像(傘の表示)が表示され、ステージ名画像表示領域802aでは、ステージ名画像802が所定の位置まで移動を完了し、「爺ステージ」の全ての文字が表示されている。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532とスピーカ120は選択対象が第2のキャラクタ(爺)に対応する報知を継続している。
<実施形態6(変形例1)>
図36を参照して、実施形態6の変形例について説明する。図35に示す実施形態6は、図35(g)に示すように、操作ボタン(ボタンユニット190)による操作受付期間中(キャラクタ選択の受付期間)に、決定ボタン1901の押下があり、キャラクタが選択された場合の例を説明したが、本変形例では、ボタンユニット190による操作受付期間中(キャラクタ選択の受付期間)に、決定ボタン1901の押下が無い場合の一例について説明する。なお、図36(a)〜図36(f)は、図35(a)〜(f)と同様であるので、説明は省略する。
図36(g)に示すように、ボタンユニット190による操作受付期間中(キャラクタ選択の受付期間)にボタンユニット190の操作が行われなかった場合は、同図(f)(h)に示すように、操作受付期間の終了時に仮選択状態となっているキャラクタ(仮選択画像が表示されているキャラクタ)を、第1副制御部400が選択対象(キャラクタ)として決定する。具体的には、操作受付期間の終了時に液晶制御部700は、キャラクタ選択決定演出を終了して第1副制御部400に戻りコマンドを送信し、キャラクタ選択決定演出を実行する。戻りコマンドを受信した第1副制御部は、遊技盤用ランプ532およびスピーカ120に駆動コマンドを送信する。第1副制御部400から送信された駆動コマンドによって、遊技盤用ランプ532は、青色の点灯を維持し、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する音(例えば、BGM)の出力を継続するとともに、これに重ねて第2のキャラクタ(爺)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくの」などの音声)を出力して、選択対象が第2のキャラクタ(爺)であり、爺ステージが開始されることを報知する演出を行っている。
これ以降の図36(i)〜図36(k)は、図35(i)〜図35(k)と同様であるので、説明は省略する。
<実施形態7>
図37を参照して、大当り遊技中のステージ演出の選択切替時に実行される演出(セレクト演出)において、選択対象(キャラクタ)に関して複数の報知を行う場合の他の例を説明する。
図37は、セレクト演出の一例を示す図であり、同図に示す構成は、図17に示すものと同様である。また、この例では、大当り遊技を行っている期間に、実施形態4と同様のキャラクタ選択決定演出が実行されるものである。実施形態7では、第1のキャラクタ(殿)(殿ステージ)の状態からキャラクタ選択決定演出を経て、第2のキャラクタ(爺)(爺ステージ)を選択する場合の一例を示す。
まず、同図(a)に示すタイミングは、殿ステージの演出実行中で、大当り遊技中の14R目の状態を示している。すなわち、装飾図柄表示装置208では、大当り遊技中の演出表示を実行している。また遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも第1のキャラクタ(殿)が選択中であることを報知する演出を行っている。
同図(b)に示すタイミングは、ラウンド切替があり大当り遊技中の15R目を開始するとともに、キャラクタ選択決定演出が開始された状態である。キャラクタ選択決定演出は、実施形態6で説明したものと同様であるので詳細な説明は省略する。ここでは、第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像が表示されている。また、ボタン受付期間表示822が開始され、操作受付期間(この場合では、キャラクタ選択の受付期間)の開始を報知している。ここでの操作受付期間は、1Rあたり30秒である。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(c)に示すタイミングは、大当り遊技中(15R)で、引き続き、第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像が表示中の状態である。ボタン受付期間表示822は、同図(b)の状態より進行している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(d)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の右ボタン1903を押下して、仮選択のキャラクタの切替を行っている。
同図(e)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208で仮選択キャラクタ切替表示演出を実行する制御を行っている。ボタン受付期間表示822は、さらに時間が経過したことを報知している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(f)に示すタイミングでは、液晶制御部700は、装飾図柄表示装置208で仮選択キャラクタ切替表示演出を完了し、第2のキャラクタ(爺)が仮選択状態となっている状態である。ボタン受付期間表示822は、さらに時間が経過したことを報知している。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532は、青色で点灯し、スピーカ120は第1のキャラクタ(殿)に対応する音(BGMや音声など)を出力していずれも殿ステージであること(次の選択対象が決定していないこと)を報知する演出を行っている。
同図(g)に示すタイミングでは、遊技者がボタンユニット190の決定ボタン1901を押下して、仮選択キャラクタの決定を行っている。つまりこのタイミングでボタンユニット190の操作(決定ボタン1901の押下)を、ボタン検出センサ426で検出した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に駆動コマンドを送信する。ここで駆動コマンドは、一例として遊技盤用ランプ532に対しては、発光態様の維持を指示するものであり、スピーカ120に対しては、第1のキャラクタ(殿)の音声の出力を継続するとともに、キャラクタ選択決定に対する音声(第2のキャラクタ(爺)の選択決定の音声)の追加出力を指示するものである。また、液晶制御部700にキャラクタ選択決定演出を実行するための液晶コマンドを送信する。
同図(h)に示すタイミングでは、第1副制御部400から送信された駆動コマンドによって、遊技盤用ランプ532は、青色の点灯を維持し、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する音(例えば、BGM)の出力を継続するとともに、これに重ねて第2のキャラクタ(爺)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくの」などの音声)を出力して、選択対象が第2のキャラクタ(爺)であり、爺ステージが開始されることを報知する演出を行っている。
また、液晶コマンドを受信した液晶制御部700は、このタイミングでキャラクタ選択決定演出を実行する。同図(h)のキャラクタ選択決定演出では、第2のキャラクタ(爺)が選択決定状態となっている。
なお、実施形態6の変形例1で説明したように、ボタンユニット190による操作受付期間中(キャラクタ選択の受付期間)にボタンユニット190の操作が行われなかった場合は、同図(f)(h)に示すように、操作受付期間の終了時に仮選択状態となっているキャラクタ(仮選択画像が表示されているキャラクタ)を、第1副制御部400が選択対象(キャラクタ)として決定してもよい。
同図(i)に示すタイミングは、大当り遊技の終了を報知する画面を表示している。液晶制御部700は、同図(h)に示す第2のキャラクタ(爺)の選択決定画像の表示を終了すると、戻りコマンドを第1副制御部400に送信する。戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、遊技盤用ランプ532とスピーカ120に選択対象が第2のキャラクタ(爺)であることを報知するための駆動コマンドを送信する。これにより遊技盤用ランプ532は、第2のキャラクタ(爺)に対応する報知として青色の点灯を緑色の点灯に変更する。また、スピーカ120は、第1のキャラクタ(殿)に対応する音(例えば、BGM)を終了して第2のキャラクタ(爺)に対応する音(例えば、BGM)を出力する。またスピーカ120は、第2のキャラクタ(爺)の選択決定に対応する音(例えば「よろしくの」などの音声)を終了する。
同図(j)に示すタイミングは、爺ステージへの切替が完了し、爺ステージの演出表示を開始した状態である。すなわち、背景画像800として、選択対象のステージ(爺ステージ)の背景画像(傘の表示)が表示され、ステージ名画像表示領域802aでは、ステージ名画像802が所定の位置まで移動を完了し、「爺ステージ」の全ての文字が表示されている。またこのタイミングにおいて、遊技盤用ランプ532とスピーカ120は選択対象が第2のキャラクタ(爺)に対応する報知を継続している。
以上、実施形態1〜実施形態7では、表示装置Dの一例として装飾図柄表示装置208を例に説明したが、可動表示装置288であっても同様の演出表示を行うことができる。
<報知手段の組み合わせ例>
図38は、第一の選択対象から第二の選択対象に切り替わったことを報知する演出装置(報知手段)の組合せの一例を示す概要図である。
同図(a)は、第一の報知手段が表示装置Dであり、第二の報知手段がスピーカ120の場合である。第一の報知手段(表示装置D)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の表示)を行い、第二の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の音の出力)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の表示)を行う。その後、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の音の出力)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(b)は、第一の報知手段が表示装置Dであり、第二の報知手段がスピーカ120の場合である。第一の報知手段(表示装置D)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の表示)を行い、第二の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の音の出力)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の音の出力)を行う。その後、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の表示)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(c)は、第一の報知手段が表示装置Dであり、第二の報知手段がランプLの場合である。第一の報知手段(表示装置D)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の表示)を行い、第二の報知手段(ランプL)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の発光態様での発光)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の表示)を行う。その後、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の発光態様での発光)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(d)は、第一の報知手段が表示装置Dであり、第二の報知手段がランプLの場合である。第一の報知手段(表示装置D)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の表示)を行い、第二の報知手段(ランプL)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の発光態様での発光)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の発光態様での発光)を行う。その後、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の表示)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(e)は、第一の報知手段が表示装置Dであり、第二の報知手段が可動物Mの場合である。第一の報知手段(表示装置D)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の表示)を行い、第二の報知手段(可動物M)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の動作態様での動作)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の表示)を行う。その後、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の動作態様での動作)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(f)は、第一の報知手段が表示装置Dであり、第二の報知手段が可動物Mの場合である。第一の報知手段(表示装置D)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の表示)を行い、第二の報知手段(可動物M)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の動作態様での動作)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の動作態様での動作)を行う。その後、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の表示)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(g)は、第一の報知手段がランプLであり、第二の報知手段がスピーカ120の場合である。第一の報知手段(ランプL)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の発光態様での発光)を行い、第二の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の音の出力)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の発光態様での発光)を行う。その後、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の音の出力)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(h)は、第一の報知手段がランプLであり、第二の報知手段がスピーカ120の場合である。第一の報知手段(ランプL)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の発光態様での発光)を行い、第二の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の音の出力)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の発光態様での発光)を行う。その後、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の音の出力)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(i)は、第一の報知手段がランプLであり、第二の報知手段が可動物Mの場合である。第一の報知手段(ランプL)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の発光態様での発光)を行い、第二の報知手段(可動物M)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の動作態様での動作)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の発光態様での発光)を行う。その後、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の動作態様での動作)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(j)は、第一の報知手段がランプLであり、第二の報知手段が可動物Mの場合である。第一の報知手段(ランプL)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の発光態様での発光)を行い、第二の報知手段(可動物M)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の動作態様での動作)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の動作態様での動作)を行う。その後、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の発光態様での発光)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(k)は、第一の報知手段がスピーカ120であり、第二の報知手段が可動物Mの場合である。第一の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の音の出力)を行い、第二の報知手段(可動物M)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の動作態様での動作)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の音の出力)を行う。その後、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の動作態様での動作)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(l)は、第一の報知手段がスピーカ120であり、第二の報知手段が可動物Mの場合である。第一の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一の音の出力)を行い、第二の報知手段(可動物M)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の動作態様での動作)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二の動作態様での動作)を行う。その後、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二の音の出力)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(m)は、第一の報知手段がスピーカ120であり、第二の報知手段もスピーカ120の場合である。この場合、第一の報知手段と第二の報知手段は、同じスピーカでもよいし、別のスピーカでもよい。第一の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一のBGMの出力)を行い、第二の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一の効果音(Sound Effect;以下、SE)の出力)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二のBGMの出力)を行う。その後、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二のSEの出力)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(n)は、第一の報知手段がスピーカ120であり、第二の報知手段もスピーカ120の場合である。この場合、第一の報知手段と第二の報知手段は、同じスピーカでもよいし別のスピーカでもよい。第一の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一のBGMの出力)を行い、第二の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一のSEの出力)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二のSEの出力)を行う。その後、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二のBGMの出力)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(o)は、第一の報知手段がスピーカ120であり、第二の報知手段もスピーカ120の場合である。この場合、第一の報知手段と第二の報知手段は、同じスピーカでもよいし、別のスピーカでもよい。第一の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一のSEの出力)を行い、第二の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一のSE'の出力)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二のSEの出力)を行う。その後、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二のSE'の出力)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
同図(p)は、第一の報知手段がスピーカ120であり、第二の報知手段もスピーカ120の場合である。この場合、第一の報知手段と第二の報知手段は、同じスピーカでもよいし別のスピーカでもよい。第一の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第一の報知(第一のSEの出力)を行い、第二の報知手段(スピーカ120)が第一の選択対象に対応する第二の報知(第一のSE'の出力)を行っている場合に、第二の選択対象の選択の決定があると、第二の報知手段が、第二の選択対象に対応する第四の報知(第二のSE'の出力)を行う。その後、第一の報知手段が、第二の選択対象に対応する第三の報知(第二のSEの出力)を行う。この場合、第二の選択対象に対応する第三の報知の報知開始時期は、第二の選択対象に対応する第四の報知の報知開始時期よりも遅い時期である。
なお、図示の例に限らず、選択対象決定時期から、他方の報知手段の報知開始時期までに、一方の報知手段で切替報知を行ったり、選択対象決定報知(例えば、実施形態4の選択決定に対応する音(例えば「よろしくね」などの音声)による報知)を行ってもよい。また、同図(a)〜(p)に記載した例の一部または全部を組み合わせてもよい。
<ステージ演出間の切替表示演出例1>
図39から図41を参照して、セレクト演出におけるステージ演出間の切替表示演出の一例について説明する。ステージ演出間の切替表示演出とは、例えば、セレクト演出において殿ステージから爺ステージ(または姫ステージ)などへの切替の間に実行される、表示演出をいい、ここでは、図25、図27等で説明した、キャラクタ選択決定演出について、詳細に説明する。
図39は、上述の第2のキャラクタ(爺)の仮選択動画像による演出の一例を詳細に示した図である。
第1副制御部400は、同図(a)に示す第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像の表示中にボタンユニット190の押下の検出をした場合に、同図(c)〜(f)に示すように、第2のキャラクタ(爺)を明るく表示させるとともに、この第2のキャラクタ(爺)を、左後方から正面中央に徐々に移動させる移動表示(以下、キャラクタ移動表示という)を行なう。また、第1副制御部400は、この第2のキャラクタ(爺)の移動表示と同期して、第3のキャラクタ(姫)を右後方から左後方に移動させる移動表示を行なう。さらに、第1副制御部400は、これらの第2のキャラクタ(爺)と第3のキャラクタ(姫)の移動表示と同期して、第1のキャラクタ(殿)を暗く表示させるとともに、正面中央から右後方に移動させる移動表示を行なう。これにより、同図(f)および図12(f)に示すような第2のキャラクタ(爺)の仮選択動画像の最終画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される。
<ステージ演出間の切替表示演出例2>
次に、上述のキャラクタ移動表示中にボタンユニット190が押下された場合における移動表示の変更態様について説明する。
図40は、キャラクタ移動表示中にボタンユニット190が押下された場合にキャラクタ移動表示を中断する例を示した図である。
第1副制御部400は、同図(a)に示す第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像の表示中に同図(b)に示すようにボタンユニット190の押下の検出をした場合には、同図(c)〜(d)に示すように、第2のキャラクタ(爺)の移動表示を開始する。そして、この第2のキャラクタ(爺)の移動表示中に、第1副制御部400がボタンユニット190の押下の検出をした場合(同図(e))には、移動表示中の第2のキャラクタ(爺)に代えて、同図(f)〜(i)に示すように、第3のキャラクタ(姫)の移動表示を行なう。
より具体的には、第2のキャラクタ(爺)の移動表示中に、第1副制御部400がボタンユニット190の押下の検出をした場合(同図(e))には、第2のキャラクタ(爺)を、同図(d)に示す位置から、同図(f)に示す正面中央やや右寄りまで移動させた上で暗く表示させるとともに、第3のキャラクタ(姫)を、同図(d)に示す位置から、同図(f)に示す位置まで移動させた上で明るく表示させる。続いて、第1副制御部400は、上述のキャラクタ移動表示の処理にしたがって、同図(g)〜(i)に示すように、第3のキャラクタ(姫)を左後方から正面中央に移動させる移動表示を行なう。また、第1副制御部400は、この第3のキャラクタ(姫)の移動表示と同期して、第1のキャラクタ(殿)を右後方から左後方に移動させる移動表示を行なう。さらに、第1副制御部400は、これらの第3のキャラクタ(姫)と第1のキャラクタ(殿)の移動表示と同期して、第2のキャラクタ(爺)を正面中央から右後方に移動させる移動表示を行なう。これにより、同図(i)に示すような第3のキャラクタ(姫)の仮選択動画像の最終画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される。また、この動画像表示を行なう際に、第1副制御部400は、第3のキャラクタ(姫)の仮選択動画像の表示を行なっていることを示すキャラクタ識別情報(例えば、数値の3)を、上述のキャラクタ識別情報記憶領域に上書き記憶する。
<ステージ演出間の切替表示演出例3>
図41は、キャラクタ移動表示中にボタンユニット190が押下された場合にキャラクタ移動表示を中断しない例を示した図である。
第1副制御部400は、同図(a)に示す第1のキャラクタ(殿)の仮選択画像の表示中に同図(b)に示すようにボタンユニット190の押下の検出をした場合には、同図(c)〜(d)に示すように、第2のキャラクタ(爺)の移動表示を開始する。そして、この第2のキャラクタ(爺)の移動表示中に、第1副制御部400がボタンユニット190の押下の検出をした場合(同図(e))でも、同図(f)〜(g)に示すように、第2のキャラクタ(爺)の移動表示を継続し、続けて、上述のキャラクタ移動表示の処理にしたがって、同図(h)〜(k)に示すように、第3のキャラクタ(姫)を、左後方から正面中央に移動させる移動表示を行なう。また、第1副制御部400は、この第3のキャラクタ(姫)の移動表示と同期して、第1のキャラクタ(殿)を右後方から左後方に移動させる移動表示を行なう。さらに、第1副制御部400は、これらの第3のキャラクタ(姫)と第1のキャラクタ(殿)の移動表示と同期して、第2のキャラクタ(爺)を正面中央から右後方に移動させる移動表示を行なう。これにより、同図(k)に示すような第3のキャラクタ(姫)の仮選択動画像の最終画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される。また、この動画像表示を行なう際に、第1副制御部400は、第3のキャラクタ(姫)の仮選択動画像の表示を行なっていることを示すキャラクタ識別情報(例えば、数値の3)を、上述のキャラクタ識別情報記憶領域に上書き記憶する。
<ステージ演出間の切替表示演出例4>
次に、図42を用いて、キャラクタ選択決定演出の他の例について説明する。図24(a)(b)は、キャラクタ選択決定演出における、仮選択状態の他の例を示す図である。同図(a)に示す例では、第1副制御部400は、同図の左側に示すような、表示領域の正面中央に位置する第1のキャラクタ(殿)が楕円形のカーソルで囲まれ、また、第2のキャラクタ(爺)が左後方、第3のキャラクタ(姫)が右後方にそれぞれ位置する画像を装飾図柄表示装置208の表示領域に表示させる処理を行なう。続いて、第1副制御部400は、上述のキャラクタ選択演出のボタン受付期間においてボタンユニット190の押下の検出をした場合に、同図の右側に示すような、第1のキャラクタ(殿)が第3のキャラクタ(姫)が位置していた右後方に、第3のキャラクタ(姫)が第2のキャラクタ(爺)が位置していた左後方に、第2のキャラクタ(爺)が第1のキャラクタ(殿)が位置していた正面中央に、それぞれ移動し、かつ正面中央の第2のキャラクタ(爺)を、楕円形のカーソルで囲まれた装飾図柄表示装置208の表示領域に表示させる処理を行なう。この例のように、キャラクタの明暗ではなく、カーソルなどの図形を用いて複数のキャラクタのうちの一つを特定するように構成してもよい。
また、同図(b)に示す例では、第1副制御部400は、同図の左側に示すような、表示領域の正面中央に位置する第1のキャラクタ(殿)が楕円形のカーソルで囲まれ、また、第2のキャラクタ(爺)が左後方、第3のキャラクタ(姫)が右後方にそれぞれ位置する画像を装飾図柄表示装置208の表示領域に表示させる処理を行なう。続いて、第1副制御部400は、上述のキャラクタ選択演出のボタン受付期間においてボタンユニット190の押下の検出をした場合に、同図の右側に示すように、第1〜第3のキャラクタを移動させることなく、第1のキャラクタ(殿)の場所に位置していたカーソルを、右後方の第3のキャラクタ(姫)に移動する。この例のように、キャラクタの表示位置を変えることなく、カーソルなどの図形を移動させることによって、複数のキャラクタのうちの一つを特定するように構成してもよい。
また、同図(c)はキャラクタとして文字(例えば、曲名)を選択する例について示すずである。この例では、第1副制御部400は、同図の左側に示すように、矩形状の複数の領域のうち、表示領域の中央に位置する領域(この例では、「M3:Sense or Reality」という文字を含む領域)の背景色を、他の画像の背景色とは異なる色に設定する。続いて、第1副制御部400は、上述のキャラクタ選択演出のボタン受付期間においてボタンユニット190押下の検出をした場合に、同図の右側に示すように、矩形状の複数の領域を下方から上方に順番にローテーションさせることによって、表示領域の中央に位置する領域(この例では、「M2:Distance」という文字を含む領域)の背景色を、他の画像の背景色とは異なる色に設定する。この例のように、特定の領域の色を、その他の領域の色を異ならせることによって、複数の情報のうちの一つを特定するように構成してもよい。
<表示装置Dの表示例>
次に、図43から図46を参照して、表示装置Dの表示例について説明する。図43から図46では、表示装置Dとして装飾図柄表示装置208´を例に説明する。
図43は、要所ごとの装飾図柄表示装置208´等の様子を示す図である。図43に示す装飾図柄表示装置208´の下には、いずれも主制御部300によって駆動制御される、普図表示装置210´、第1特図表示装置212´、および第2特図表示装置214´が示されている。ここでは、第1特図表示装置212´は一番左側に示されており、第2特図表示装置214´はその右側に示されている。また、普図表示装置210´は一番右側に示されている。また、各表示装置において、図柄変動中は、上下方向中央の横向きのセグメントのみが点灯し、黒塗りの部分が点灯しているセグメントの場所を示している。さらに、各表示装置の上に、保留数の数だけ点灯する保留ランプが示されている。すなわち、一番左の第1特図表示装置212´の上には第1特図保留ランプ218´が4つ示され、その右(真ん中)の第2特図表示装置214´の上には第2特図保留ランプ220´が4つ示され、一番右の普図表示装置210´の上には普図保留ランプ216´が4つ示されている。これらの保留ランプもいずれも主制御部300によって点灯制御される。
ここでは、普図の最大保留数も、特図1の最大保留数および特図2の最大保留数と同じく4つである。なお、普図にしても特図にしても最大保留数を、揃えなくてもよいし、設けなくてもよい。
一方、装飾図柄表示装置208´は、液晶制御部700によって駆動制御させる。この装飾図柄表示装置208´の演出表示領域208d´の左側には、特図1保留表示領域281´が用意されており、その右側には特図2保留表示領域282´が用意されている。
特図1保留表示領域281´には、主制御部300のRAM308に設けられた特図1の保留記憶部に記憶されている1セットの始動情報に対応する保留表示が、特図1の保留記憶部に始動情報が記憶された順(入賞順)に古いものから順番に右側から並べて表示される。保留表示は、始動情報記憶手段(RAM308の特図の保留記憶部)に始動情報が記憶されていること、あるいは記憶されていたことを表す表示である。特図2保留表示領域282´には、主制御部300のRAM308に設けられた特図2の保留記憶部に記憶されている1セットの始動情報に対応する保留表示が、特図2の保留記憶部に始動情報が記憶された順(入賞順)に古いものから順番に左側から並べて表示される。すなわち、始動情報記憶手段に記憶されている始動情報ごとに保留表示が行われ、保留表示の数は保留数に相当する。装飾図柄表示装置208´は始動保留表示手段の一例に相当する。この保留表示におけるデフォルトの表示態様は、本実施形態では、丸い図形を無模様かつ一色で表示する態様になり、第一の態様の一例に相当する。第1副制御部400は、特図保留増加コマンドを受信する度に、液晶制御部700に保留増加コマンドを送信し、液晶制御部700は、その保留増加コマンドに基づいて、装飾図柄表示装置208´を制御し、保留表示の数を1つ増加させる。一方、第1副制御部400´は、保留消化の合図となる図柄変動開始コマンドを受信する度に液晶制御部700に保留減少信号を送信し、液晶制御部700は、その保留減少信号に基づいて、装飾図柄表示装置208´を制御し、保留表示の数を1つ減少させる。
本実施形態では、保留表示の表示態様を変化させることで、保留表示を用いた先読み予告演出を行うことが可能である。
先読み予告は、図7に示す特図関連抽選処理(ステップS229,S231)で行われる当否判定の結果が大当りになる可能性があることを予告するための演出である。より具体的に説明すれば、本実施形態では、大当りにも、遊技者に相対的に有利な大当り(例えば、15R系の大当り:特図A、特図B)と相対的に不利な大当り(例えば、2R系の大当り:特図C〜特図F)が用意されており、先読み予告は、有利な大当りになる可能性があることを予告するための演出である。なお、2R系の大当りでも確変付きの大当り(特図C)は有利な大当りとしてもよい。また、この例における先読み予告は、上記特図関連抽選処理(ステップS229,S231)で始動情報を取得するよりも先に取得した始動情報(先読みした始動情報)に基づいて行われる予告である。すなわち、先読み予告は、先読みした始動情報に基づく事前判定結果に基づいて行われる。
また、ここでの先読み予告には、事前判定結果が有利な大当りでなくても、有利な大当りになるかのように偽りで予告する偽の先読み予告も含まれる。すなわち、先読み予告は、当否判定の結果が有利な大当りになる可能性があることを表したり、遊技者に示唆する予告であったり、あるいは当否判定の結果が有利な大当りになることを遊技者に期待させる予告であるといえる。
既述の如く、保留表示の表示態様を変化させることで、保留表示を用いた先読み予告演出を行うことが可能である。この保留表示を用いた先読み予告演出は、実行開始タイミングが入賞時であり、実行領域は、装飾図柄表示装置208´における演出表示領域208d´内になる。なお、特図の保留が0の状態で特図始動口230,232に入賞があった場合には、当該入賞に基づく特図の当否判定はすぐに行われ、特図の図柄変動表示もすぐに開始されるため、当該入賞に基づく特図の保留表示を行わないことも考えられるが、あえて、その入賞に基づく特図の図柄変動表示を開始した直後の数秒間行うようにしてもよい。この場合には、先読みした始動情報に基づく当否判定結果を報知する図柄変動表示(先読みした始動情報に対応した図柄変動表示)中に先読み予告の演出が行われることになる。
この例では、通常(デフォルト)の保留表示(保留アイコン)の表示態様は黒丸であり、先読み予告演出を行う場合には、デフォルトの表示態様から所定の表示態様に変化する。例えば、保留表示(保留アイコン)を老中のキャラクの表示態様で表示することで先読み予告演出を行う。なお、先読み予告演出用に第二の所定の表示態様(例えば、老中とは異なるキャラクタ)を用意しておき、先読み予告の信頼度に応じて使い分けてもよい。例えば、大当りに本当に当選する信頼度が低い場合は所定の表示態様、その信頼度が高い場合は第二の所定の表示態様でそれぞれ保留アイコンを表示することで先読み予告演出を行ってもよい。
ここで、保留アイコンとは、特図変動遊技の保留数を表すテクスチャ画像のアニメーションをいい、保留アイコンに関連するアニメーションとしては、例えば、保留が増加して新たな保留アイコンが表示される場合に実行されるアニメーション(以下、「保留アイコンの増加アニメーション」という場合がある)、先の保留が消化されたことによって当該保留の順位が変動し、保留アイコンが別の表示位置(例えば左隣の位置)に移動する場合に実行されるアニメーション(以下、「保留アイコンの移動アニメーション」という場合がある)、先読み結果等に基づいて保留アイコンの表示態様が変化する場合に実行されるアニメーション(以下、「保留アイコンの変化アニメーション」という場合がある)、保留が消化されて保留アイコンが消去される場合に実行されるアニメーション(以下、「保留アイコンの消去アニメーション」という場合がある)、優先変動機において優先側の特図の保留が増加したときに非優先側の特図の保留アイコンを退避させる場合に実行されるアニメーション(以下、「保留アイコンの退避アニメーション」という場合がある)等がある。また、上記のアニメーション以外に、上記アニメーションの実行中以外の期間(例えば、保留の増減や保留アイコンの変化がない期間)に単独で実行されるとともに、上記アニメーションと重複して実行可能なアニメーション(以下、「保留アイコンの待機アニメーション」という場合がある)がある。保留アイコンの増加、移動、変化、消去、退避、待機の各アニメーションは、複数重複して実行される場合がある。
また、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に、当該特図変動遊技に対応する1つの変動アイコンが表示される場合がある。変動アイコンは、例えば保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなり、保留アイコンと同様にテクスチャ画像のアニメーションとして表示される。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されたタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。
保留アイコンおよび変動アイコンの双方に関連するアニメーションとしては、保留アイコンの表示領域に表示されている最先の保留アイコンを、当該保留が消化されたときに保留アイコンの表示領域とは別の領域に変動アイコンとして移動させるアニメーション(以下、「保留・変動アイコン間の移動アニメーション」という場合がある)と、保留アイコンの表示態様から変動アイコンの表示態様に変化させるアニメーション(以下、「保留・変動アイコン間の変化アニメーション」という場合がある)とがある。これらのアニメーションは、組み合わせて同時期に実行される場合がある。保留アイコンの表示態様と変動アイコンの表示態様が同一である場合には、保留・変動アイコン間の変化アニメーションの実行を省略することもできる。
変動アイコンに関連するアニメーションとしては、当該特図変動遊技の実行中に実行されるアニメーション(以下、「変動アイコンの待機アニメーション」という場合がある)や、当該特図変動遊技が終了して変動アイコンが消去されるときに実行されるアニメーション(以下、「変動アイコンの消去アニメーション」という場合がある)、変動アイコンの表示態様を途中で変更する場合に実行されるアニメーション(以下、「変動アイコンの変化アニメーション」という場合がある)等がある。これらのアニメーションは、互いに組み合わせて同時期に実行される場合がある。また、変動アイコンの待機アニメーションは、保留・変動アイコン間の移動アニメーションや変化アニメーションと組み合わせて同時期に実行される場合がある。
さらに、特図1保留表示領域281´と特図2保留表示領域282´との間には、普図演出領域283´が設けられている。各保留表示領域において、古い保留アイコンほど普図演出領域283´側(中央側)に表示される。
さらに、図43に示す装飾図柄表示装置208´では、左図柄表示領域208a´の左側には縦一列に各保留数の数字表示、および第4図柄が表示されている。すなわち、一番上には特図1の保留数を表す数字表示284´が設けられており、その下に特図1の第4図柄285´が表示されている。その下には特図2の保留数を表す数字表示286´が設けられており、その下に特図2の第4図柄287´が表示されている。さらにその下には普図の保留数を表す数字表示288´が設けられており、その下に普図の第4図柄289´が表示されている。第4図柄は、図柄変動中を表示するものであり、図43(a)に示す左端の第1特図表示装置212´では特図の図柄変動表示が行われており、他の表示装置214´,210´は停止している。特図1の第4図柄285´は灰色に点灯しており、他の第4図柄287´,289´は消灯している。なお、各第4図柄285´,287´、289´は、表示装置212´,214´,210´が大当り図柄や当り図柄を停止表示した場合には、所定の色に点灯し、大当り遊技中や電チュー開閉動作中も所定の色に点灯し続けてもよい。
図43(a)に示す状態は、非電サポ状態であって、特図1の保留数が3つであり、特図2および普図の保留数は0である。図43(a)に示す装飾図柄表示装置208´の特図1保留表示領域281´には、3つの保留アイコンが表示されており、もっとも古い入賞の第1保留を表す第1特図1保留アイコン2811´は、老中のキャラクの表示態様で表示されており、普図演出領域283´の左横で先読み予告演出が実行されている。また、その普図演出領域283´は、デフォルト画像283a´が表示されている。このデフォルト画像283a´は、普図演出が行われていない場合に普図演出領域283´に表示される画像である。また、ここでの図示は省略するが、電チューは作動しておらず、電チュー(一対の羽根部材232a)は閉鎖した状態にある。なお、上述のごとく、第1特図表示装置212´では特図の図柄変動表示が行われており、この図柄変動表示は、図43(f)のタイミングを越えて継続する。
ここでは、非電サポ状態であるため、遊技者は左打ちを行っており、やがて、左領域に設けられた普図始動口228´に連続して3球の遊技球B´が通過し、普図の保留数が3つに増加する。
これにより同図(b)に示すように普図表示装置210´は普図の図柄変動表示を開始するとともに、普図演出も開始される。普図の図柄変動表示は20秒間行われる。図43(b)に示す普図演出領域283´では、普図の装飾図柄の変動表示(高速変動)が開始されている。この例では、普図表示装置210´で停止表示される普通図柄(図6(c)参照)が普図A、普図B,普図Cの3種類ある。また、普図の装飾図柄は、普図A、普図B,普図Cにそれぞれ対応した、普図装飾1(○、普図装飾2(◎)、普図装飾3(×)の3種類ある。そして、普図の装飾図柄の変動表示は、例えば、所定の変動表示パターン(普図装飾1(○)→普図装飾2(◎)→普図装飾3(×)の繰り返し)が20秒間行われる。なお、ここでは高速変動の状態を下向きの矢印で示している。また、普図の保留数の数字表示288´は3になり、普図の第4図柄289´も灰色に点灯している。
やがて、図43(c)に示すように、普図表示装置210´は普図の図柄変動表示を終了し、確定表示が行われる。すなわち、普図表示装置210´が普図C(普図装飾3)の停止図柄を0.6秒間表示する。「図柄変動表示期間」というときには、図柄の変動表示の開始から確定表示が終了するまでの期間のことをいうことがある。図43(c)に示す普図演出領域283´では、普図の装飾図柄の変動表示に続いて、普図装飾図柄の停止図柄態様である普図装飾3が0.6秒間表示されている。すなわち、普図の結果表示演出が行われている。また、図43(c)に示す普図の第4図柄289´は、普図表示装置210´の確定表示中になると消灯する。
普図表示装置210´における確定表示が終了すると、図43(d)に示すように、普図表示装置210´は普図の図柄変動表示をまた開始するとともに、今度は普図演出も開始される。ここでの普図の図柄変動表示も20秒間行われる。図43(d)に示す普図演出領域283´では、普図の装飾図柄の変動表示(高速変動)が開始されている。ここでの普図演出も、同図(b)と同様の普図演出である。また、図43(d)に示す普図の保留数の数字表示288´は1になり、普図の第4図柄289´も灰色に点灯している。
普図の図柄変動表示が開始されてから20秒が経過すると、図43(e)に示すように、普図表示装置210´は普図の図柄変動表示を終了し、0.6秒間の確定表示が行われる。図43(e)に示す普図表示装置210´には普図B(普図装飾2)の停止図柄が表示されており、普図演出領域283´には、普図の装飾図柄の変動表示に続いて、普図Bに対応した普図装飾2が表示されており、普図の結果表示演出が行われている。また、普図演出として、普図演出領域283´を囲うように演出画像(ここではエフェクト画像283b´)も表示されている。そのエフェクト画像283b´は特図1保留表示領域281´に入り込んで、老中のキャラクの表示態様である先読み予告の表示態様の第1特図1保留アイコン2811´の一部は、エフェクト画像283b´によって隠されている。この結果、第1特図1保留アイコン2811´が視認困難になっている。なお、エフェクト画像283b´によって、第1特図1保留アイコン2811´の全部を隠してもよい。
続いて、図43(f)に示すように、電チュー開放が行われ、電チュー232は5秒間開放する。図43(f)に示す普図演出領域283´では、エフェクト画像283b´を伴う普図の結果表示演出に続いて、電チュー開放報知演出が実行されている。ここでの電チュー開放報知演出では、「電チュー開放中」という吹き出しが付けられた殿様のキャラクタがピースサインをしている装飾図柄が表示されている。「電チュー開放中」という吹き出しによって、遊技者は、電チューに遊技球が進入可能であることがわかり、遊技球の打ち出しタイミングを把握することができる。また、キャラクタの手は普図演出領域283´を越えて伸び、特図1保留表示領域281´に入り込んで、ピースサインをしている部分で第1特図1保留アイコン2811´(ここでは、先読み予告の表示態様の保留アイコン)の一部を隠している。この結果、第1特図1保留アイコン2811´が視認困難になっている。この電チュー開放報知演出も、普図の結果表示演出の一つと見ることができる。なお、電チュー開放報知演出によって、第1特図1保留アイコン2811´の全部を隠してもよい。また、「電チュー開放中」という吹き出しも普図演出領域283´を越えて伸び、この吹き出しは、特図2保留表示領域282´に入り込んでいる。
このように、表示態様が先読み予告の態様に変化した第1特図1保留アイコン2811´をあえて、エフェクト画像283b´や電チュー開放報知演出といった普図演出で隠すことにより、遊技者に、普図演出の動向に興味を抱かせることができる場合がある。また、先読み予告は将来的な大当りの予告であり、現在進行形の普図演出を目立たせることで、遊技者に電チュー開放の期待を持たせることができる場合がある。
続いて、図43には図示がないが、電チュー開放が終了すると、電チュー開放報知演出も終了し、普図の図柄変動表示が開始されるが、普図演出は実行されない。
図44は、特図変動に対応する装飾図柄表示装置208´の装飾図柄表示(図柄等情報表示)の一例を示す図である。
図44(a)では、特図1、特図2および普図が図柄変動を停止し、それぞれの第4図柄285´、287´,289´は消灯している。また、装飾図柄表示装置208´の図柄表示領域208a´〜208c´においても装飾図柄を停止表示している。また、普図演出領域283´には、デフォルト画像283a´が表示されている。特図1の保留数は3であるが、特図2および普図の保留数はともに0である。なお、図44に示す状態は非電サポ状態である。また、最新の特図1の保留アイコン2313´は、先読み予告演出を行っている。
図44(b)では、第1特図表示装置212´で特図の図柄変動表示が開始され、特図2表示装置214´および普図表示装置210は停止したままである。特図1の第4図柄285´は灰色に点灯し、他の第4図柄287´,289´は消灯している。特図1の保留数を表す数字表示284´は2になっている。装飾図柄表示装置208´では、特図の装飾図柄の変動表示が開始される。また、このタイミングでは、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行され、保留アイコンの表示領域に表示されている最先の保留アイコン2811´を、当該保留が消化されたときに保留アイコンの表示領域(特図1保留表示領域281´)とは別の領域(ここでは保留普図演出領域283´)に変動アイコンとして移動させるとともに、特図1保留表示領域281´の保留アイコン2822´、2823をそれぞれ一つ右に移動し、保留アイコン2821´、2822´として表示している。
図44(c)は、図4422(b)から所定期間が経過した状態を示している。このタイミングでは、第1特図表示装置212´で特図の図柄変動表示が継続し、装飾図柄表示装置208´では、特図の装飾図柄の変動表示が継続しているが、保留普図演出領域283´の変動アイコンは消去され、普図演出領域283´にデフォルト画像283a´が表示されている。
図44(d)(e)に示すタイミングでは、特図1保留表示領域281´や保留普図演出領域283´の表示は、図44(c)の表示態様が継続しているが、装飾図柄表示装置208´では、特図の装飾図柄の停止表示が開始している。
図44(f)は、特図1の変動停止を行った状態である。この変動停止の状態では、主制御部300は、特図1表示装置212´にはずれ図柄を停止表示し、各第4図柄285´、287´、289´は消灯している。また、この変動停止の状態では、第1副制御部400は、図柄表示領域208a´〜208c´に、はずれに対応する図柄組合せ(この例では、「装飾4−装飾5−装飾7」)を停止表示している。
図44(g)は、再び、第1特図表示装置212´で特図の図柄変動表示が開始され、特図1の第4図柄285´は灰色に点灯し、他の第4図柄287´,289´は消灯している。特図1の保留数を表す数字表示284´は1になっている。装飾図柄表示装置208´では、特図の装飾図柄の変動表示が開始される。なお、特図2表示装置214´および普図表示装置210´は停止したままである。また、このタイミングでは、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行され、保留アイコンの表示領域に表示されている最先の保留アイコン2811´を、当該保留が消化されたときに保留アイコンの表示領域(特図1保留表示領域281´)とは別の領域(ここでは保留普図演出領域283´)に変動アイコンとして移動させるとともに、特図1保留表示領域281´の保留アイコン2822´を一つ右に移動し、保留アイコン2821´として表示している。
図44(h)は、図44(g)から所定期間が経過した状態を示している。このタイミングでは、第1特図表示装置212´で特図の図柄変動表示が継続しているが、装飾図柄表示装置208´では、特図の装飾図柄の停止表示が開始されている。保留普図演出領域283´の変動アイコンは消去され、普図演出領域283´にデフォルト画像283a´が表示されている。
図45は、特図変動に対応する装飾図柄表示装置208´の装飾図柄表示(図柄等情報表示)の一例を示す図であり、先読み予告演出および、スーパーリーチ演出を行う場合の表示の一例である。
図45(a)では、第1特図表示装置212´で特図の図柄変動表示が開始され、特図2表示装置214´および普図表示装置210は停止したままである。特図1の第4図柄285´は灰色に点灯し、他の第4図柄287´,289´は消灯している。特図1の保留数を表す数字表示284´は1である。装飾図柄表示装置208´では、特図の装飾図柄の停止表示が開始されており、ノーマルリーチの状態となっている。また、このタイミングでは、保留普図演出領域283´ではデフォルト画像283a´を表示し、特図1保留表示領域281´の保留アイコン2821´は先読み予告演出を行っている。
図45(b)は、特図1の変動停止を行った状態である。この変動停止の状態では、主制御部300は、特図1表示装置212´にはずれ図柄を停止表示し、各第4図柄285´、287´、289´は消灯している。また、この変動停止の状態では、図柄表示領域208a´〜208c´に、はずれに対応する図柄組合せ(この例では、「装飾5−装飾6−装飾5」)を停止表示している。
図45(c)は、再び、第1特図表示装置212´で特図の図柄変動表示が開始され、特図1の第4図柄285´は灰色に点灯し、他の第4図柄287´,289´は消灯している。特図1の保留数を表す数字表示284´は0になっている。特図1の変動表示は、図23(g)を超える期間まで継続する。特図2表示装置214´および普図表示装置210は停止したままである。このタイミングでは、装飾図柄表示装置208´では、特図の装飾図柄の変動表示が開始される。また、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行され、特図1保留表示領域281´に表示されていた保留アイコン2811´を、保留普図演出領域283´に変動アイコンとして移動させている。また、当該変動は、保留アイコン(変動アイコン)2811´の先読み予告演出で示されるように、遊技者に有利な当たり(大当り)が期待できる変動である。このためチャンスボタン136(または、ボタンユニット190、以下同様)の操作を遊技者に促すため、チャンスボタン136の操作の受付期間の開始タイミングが到来したことを契機として、装飾図柄表示装置208´の装飾図柄に重ねてその前面に、チャンスボタン136の受付を示唆する画像790´を表示する。チャンスボタン136の受付を示唆する画像790´は例えば、チャンスボタンを模した画像と、「チャンスボタンを押せ!」という文字情報と、チャンスボタン136´の操作の受付期間の経過時間に合わせてメーターの目盛り(塗り潰し部分)が徐々に少なくなっていく画像)を表示している。
同図(c)の状態でチャンスボタン136の操作があると、予告態様抽選が行われ、その結果に基づき、図45(d)に示すように例えば、太陽を模した予告表示792´を、装飾図柄表示装置208´の装飾図柄に重ねてその前面に表示する。また、保留普図演出領域283´では保留の消化に伴い表示されていた保留アイコン(変動アイコン)が消去され、デフォルト画像283a´を表示している。また、このタイミングでは装飾図柄表示装置208´の装飾図柄の停止表示が開始している。
図45(e)に示すタイミングでは、図柄表示領域208a´〜208c´において装飾図柄のリーチ表示(ノーマルリーチの表示)が行われている。
図45(f)に示すタイミングでは、スーパーリーチの演出(例えば、剣豪キャラクタと対決する剣豪リーチ演出)を実行している。スーパーリーチの演出では、特別な演出表示(背景画像)796´を装飾図柄表示装置208´の全面で表示するとともに、右上方に図柄表示領域208a´〜208c´よりも小さい装飾図柄(以下、小さい装飾図柄)794´の変動表示を引き続き表示している。
図45(g)に示すタイミングでは、スーパーリーチ演出の最終画像(例えば、剣豪キャラクタとの対決に勝ったシーンと「勝ち」の文字を表示する背景画像798´と、図柄表示領域208a´〜208c´の表示よりも小さく、同じ装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組合せ(ここでは「装飾7−装飾7−装飾7」)の小さい装飾図柄794´の停止表示を有する大当りの画像)を表示する。
図45(h)は、特図1の変動停止を行った状態である。このタイミングでは、スーパーリーチ演出の最終画像が消去され、主制御部300は、特図1表示装置212´に特図A(15R特別大当たり図柄)を停止表示し、各第4図柄285´、287´、289´は消灯している。また、この変動停止の状態では、図柄表示領域208a´〜208c´に、大当たりを報知する、同じ装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組合せ(ここでは「装飾7−装飾7−装飾7」)を表示する。また、保留普図演出領域283´ではデフォルト画像283a´を表示している。
図46は、その他の表示例を示す図である。本実施形態の図柄等情報表示は、装飾図柄表示装置208´で表示可能な表示をいい、遊技の状態に応じた演出表示に限らず、パチンコ機100の各種設定を行うための表示や、所定の情報を報知するための表示なども含まれる。
図46(a)は、時刻を設定するための時刻設定表示の一例であり、図46(b)は、例えば、ステージ(「殿(ステージ)演出」、「姫(ステージ)演出」、「爺(ステージ)演出」)の演出設定を行うための演出設定表示の一例であり、図46(c)は、効果音の音量を設定するための音量設定表示の一例であり、図46(d)は、装飾図柄表示装置208´の輝度や、各種ランプの輝度を設定するための輝度設定表示の一例である。これらの図柄等情報表示にはいずれも、各設定の種類(設定モード)を表示するタイトル表示800´と、時刻、演出の種類、音量、輝度等の設定値を選択する設定選択表示802´と、設定の可否を確認する設定確認表示820´(820a´〜820c´)等が含まれる。
図46(e)は、図45(h)に続く大当たり中の表示の一例であり、この場合の図柄等情報表示には、例えば特定のシーンを表す動画像などからなる背景表示808´と、獲得球数表示804´と、ラウンド(R)数表示806´と、大当り回数表示810´などが含まれる。
図46(f)は、電サポ中の表示の一例であり、この場合の図柄等情報表示には、例えば背景表示808´や、打ち出し方向を模式的に示す画像と「右打ちしてね!」などの文字からなる打ち出し方向示唆表示812´などが含まれる。電サポ中の表示は、図示のように遊技の演出画像(装飾図柄の変動表示など)の上に重ねて表示されてもよく、その場合、背景表示(背景画像)808´は、遊技の演出画像の背景と異なる表示態様(例えば、色が変わるなど)で表示してもよい。
図46(g)は、電源投入直後などに表示されるデモ表示の一例であり、この場合の図柄等情報表示には、例えば背景表示808´や、ロゴ814´などが含まれる。またこれ以外に文字情報の表示が含まれていてもよいし、所定のキャラクタなどの画像が含まれていてもよい。
図46(h)は、エラーの発生を報知するエラー表示の一例であり、この場合の図柄等情報表示には、例えば「扉開放エラー」や「皿満タンエラー」などのようにエラーの内容を報知するエラー情報表示816´、818´が含まれる。なお、エラー表示も図示のように遊技の演出画像(装飾図柄の変動表示など)の上に重ねて表示されてもよく、エラー表示用の背景表示(背景画像)808´が表示されてもよい。
<第1副制御部400の処理の他の例>
次に、図47を用いて、第1副制御部400の処理の他の例について説明する。なお、同図(a)は、他の例に係る第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、他の例に係る第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)(d)は、他の例に係る第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(e)は、他の例に係る第1副制御部400のDMA(Direct Memory Access)割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS1401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS1401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。ステップS1403では、タイマ変数記憶領域のタイマ変数CNTの値が33(33ms)以上か否かを判定し、タイマ変数CNTの値が33となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数CNTの値が33以上となったときには、ステップS1405の処理に移行する。ステップS1405では、タイマ変数CNTに0を代入する。
ステップS1407では、液晶受信ドライバ処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、液晶制御部700からの戻りコマンドを受信したか否かを判別し、受信している場合には所定の記憶領域に格納するなどの処理を行う。
ステップS1409では、演出制御受信ドライバ処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からのコマンド、第2副制御部500からのコマンドを受信したか否かを判別し、受信している場合のは所定の記憶領域に格納するなどの処理を行う。処理する。
ステップS1407〜S1409では、第1副制御部400のマイクロコンピュータのシリアル通信機能を用いて受信したデータ(コマンド)の所定の記憶領域への格納や読出しなどの処理を行う。
ステップS1411では、演出制御メインループ処理を行う。本ステップでは、主制御部300からのコマンドに基づいて演出抽選処理を行い、液晶コマンドや、所定のポジションにパーツデータを設定するボックスデータの設定処理を行う。また、戻りコマンド(後述)の受信後にポジションにパーツデータがある場合は、スピーカ120、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、演出可動体246、224等に送信するパーツデータの設定の処理を行う。また、ステップS1409で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。また、チャンスボタン(またはボタンユニット、以下同様)の押下を検出していた場合、演出データをチャンスボタンの押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS1413では、ランプ制御メインループ処理を行う。ステップS1407で液晶制御部700から戻りコマンドを受信している場合など、ランプLに対する演出指示がある場合は、送信する演出コマンド(駆動コマンド)を生成し、設定する。ステップS1415では、サウンド制御メインループ処理を行う。ステップS1407で液晶制御部700から戻りコマンドを受信している場合など、スピーカ120対する演出指示がある場合は、送信する演出コマンドを生成し、設定する。ステップS1413〜S1415では、抽選結果に基づいて、各ドライバにデータ(コマンドを転送するための設定等を行う。
ステップS1417のランプドライバ処理では、ステップS1409で取得した演出データの中にランプLへの命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS1419のサウンドドライバ処理では、ステップS1409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップ1421では、液晶通信ドライバ処理を行い、ステップ1423では、演出制御通信ドライバ処理を行う。これらの処理では、液晶制御部700に送信するコマンド(液晶コマンド、演出コマンド)がある場合は、当該コマンドを液晶制御部700に転送するする。
ステップS1417〜S1423では、第1副制御部400のマイクロコンピュータのシリアル通信の機能を用いて、液晶コマンドや演出コマンドを転送するための処理を行う。
同図(b)に示すように、コマンド受信割込み処理では、受信コマンドをキューに格納する(ステップS1501)。
同図(c)に示すように、1msのタイマ割込み処理では、1ms毎に、タイマ変数CNTに1を加算する(ステップS1601)。
同図(d)に示すように、10msのタイマ割込み処理では、10ms毎に、以下の割込み処理を行う。すなわち、ステップS1701では、第一のセンサ読み取り処理を行う。チャンスボタン136や、ボタンユニット190等の検知は本ステップで行う。次にステップS1703では、第二のセンサ読み取り処理を行う。第二のセンサは例えば、音量調整スイッチ(ロータリースイッチ)192の検出を行う。この例では、第二のセンサの検出はループ処理で行っている。
同図(e)に示すように、DMA割込み処理では、DMA転送終了割込み処理を行う(ステップS1801)。本処理では、DMAコントローラがCPU404に代わり、各デバイスへのデータ(コマンド)の転送を行う。
<その他の例>
選択対象に関する第一の報知の報知開始時期は、選択対象に関する第二の報知の報知開始時期とは異なるものであってもよい。
また、選択対象に関する第一の報知の報知開始時期は、選択対象に関する第二の報知の報知開始時期と同じ場合があってもよい。
また、選択対象に関わらない第五の報知を実行可能であってもよい。
また、第五の報知を第一の報知の報知期間の少なくとも一部で実行可能としてもよい。
また、第五の報知を第二の報知の報知期間の少なくとも一部で実行可能としてもよい。
また、第五の報知を第一の報知の報知期間以外の期間で実行可能としてもよい。
また、第五の報知を第二の報知の報知期間以外の期間で実行可能としてもよい。
また、第一の期間は、第一の報知(例えば、背景表示A)と第二の報知(例えば、キャラクタ表示A)が同時に表示され、第二の期間は、第三の報知(例えば、背景表示B)と第二の報知(例えば、キャラクタ表示A)が同時に表示され、第三の期間は、第三の報知(例えば、背景表示B)と第四の報知(例えば、キャラクタ表示B)が同時に表示されるものであってもよい。
<選択対象の例>
上記の実施形態では選択対象がキャラクタである場合を例に説明したが、これに限らない。選択対象は例えば、ステージ、モード、曲、リーチ演出、動物、魚、人、男性、女性、老人、子供、ロボット、乗り物、場所、国、方向、時間、季節、数字、文字、競技、セリフ内容、声優、声質、音質、音量、音声、色、値、選択対象に関する識別情報を記憶する記憶領域の値、カウント値、データ、データを示すアドレス、などであってもよい。
<第一の報知と第二の報知の組み合わせ>
第一の報知と第二の報知の組合せは上述の例に限らない。例えば、第一の報知と第二の報知はそれぞれ、第一の表示手段による表示Aと表示Bであってもよいし、スピーカによる音Aと音Bであってもよいし、第一の表示手段による表示と第二の表示手段による表示であってもよいし、第一のスピーカによる音と第二のスピーカによる音であってもよいし、第一のランプによる発光と第二のランプによる発光であってもよいし、第一の可動物による動作と第二の可動物による動作であってもよいし、表示手段による表示とスピーカによる音(逆も可)であってもよいし、表示手段による表示とランプによる発光(逆も可)であってもよいし、表示手段による表示と可動物による動作(逆も可)であってもよいし、スピーカによる音とランプによる発光(逆も可)であってもよいし、スピーカによる音と可動物による動作(逆も可)であってもよいし、ランプによる発光と可動物による動作(逆も可)であってもよい。
<第一の報知・第二の報知・第五の報知の例>
第一の報知、第二の報知および第五の報知は、上記の例には限らない。例えば、発光態様としては、一定間隔の点滅、ランダムな点滅、音出力などに合わせた点滅、点灯から消灯までの時間が異なる点滅、などであってもよい。また、可動物動作としては、速度の異なる動作、上下に対象な動作、左右に対称な動作、回転動作などであってもよい。
また、表示としては、背景表示、背景画像、キャラクタ表示、キャラクタ画像、装飾図柄表示、第四図柄表示、普通図柄表示、保留アイコン表示、変動アイコン表示、予告表示、先読み予告表示、セリフ表示、チュートリアル表示、右打ち示唆表示、左打ち示唆表示、ボタン表示、大当り表示、ラウンド数表示、リーチ表示、デモ表示、メニュー表示、パスワード入力表示、システム表示、エラー表示、扉開放エラー表示、下皿満タンエラー表示、磁気検知エラー表示、電波検知エラー表示、磁界検知エラー表示、振動検知エラー表示、ステージ表示、モード表示、曲名表示、リーチ演出表示、動物表示、人表示、男性表示、女性表示、老人表示、子供表示、ロボット表示、乗り物表示、場所表示、国表示、方向表示、時間表示、季節表示、数字表示、文字表示、競技表示、セリフ表示、色を示す表示、声優を示す表示、声質を示す表示、音質を示す表示、音量を示す表示、などであってもよい。
また、音(の出力)としては、BGM、効果音、キャラクタ音声、予告音、先読み予告音、保留増加音、入賞音、オーバー入賞音、システム音、エラー報知音、右打ち示唆音、左打ち示唆音、ボタン押下音、電源投入音、音量設定音、下皿満タン報知音、扉開放音、磁気検知エラー音、電波検知エラー音、磁界検知エラー音、振動検知エラー音、ステージ音、モード音、リーチ演出音、の出力などであってもよい。
また、第四図柄や保留アイコンは、各ステージ共通でもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100)は、複数の報知手段を備えた遊技台であって、前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第一の報知手段(例えば、表示装置D)であり、前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第二の報知手段(例えば、スピーカ120)であり、前記第一の報知手段は、第一の報知(例えば、第一の表示)を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、第二の報知(例えば、第一の音の出力)を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知手段は、第三の報知(例えば、第二の表示)を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、第四の報知(例えば、第二の音の出力)を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知は、前記第一の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、前記第四の報知は、前記第三の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、前記第二の報知の少なくとも一部は、前記第三の報知の前記報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも実行可能な報知である。
本発明の遊技台によれば、報知を遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。また、段階的に報知を行うことで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、一方の報知を行った段階で遊技者は他方の報知が何かを予想することができる場合がある。また、他方の報知が切り替わる前の報知が一方の報知の報知中に行われている場合は、切り替わる前の報知の内容を確認することができる場合がある。
また、前記第一の報知手段は、表示手段(例えば、表示装置D)であり、前記第一の報知手段は、選択演出を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知(例えば、第一の表示)は、第一の選択対象(例えば、第1のキャラクタ(殿))に関する報知であり、前記第二の報知(例えば、第一の音の出力)は、前記第一の選択対象に関する報知であり、前記第一の選択対象とは、前記選択演出において選択可能な選択対象のことであり、前記第一の報知手段は、前記第二の報知の開始時期よりも前に前記第一の報知を開始可能なものとしてもよい。
このような構成によれば、第一の選択対象に関する報知を遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。また、段階的に第一の選択対象に関する報知を行うことで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、一方の報知を行った段階で遊技者は他方の報知が何かを予想することができる場合がある。また、他方の報知が切り替わる前の報知が一方の報知の報知中に行われている場合は、切り替わる前の第一の選択対象を確認することができる場合がある。
また、前記第三の報知(例えば、第二の表示)は、第二の選択対象(例えば、第2のキャラクタ(爺))に関する報知であり、前記第四の報知(例えば、第二の音の出力)は、前記第二の選択対象に関する報知であり、前記第二の選択対象とは、前記選択演出において選択可能な選択対象のことであり、前記第一の報知手段は、前記第四の報知の開始時期よりも前に前記第三の報知を開始可能なものとしてもよい。
このような構成によれば、第二の選択対象に関する報知を遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。また、段階的に第二の選択対象に関する報知を行うことで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、一方の報知を行った段階で遊技者は他方の報知が何かを予想することができる場合がある。また、他方の報知が切り替わる前の報知が一方の報知の報知中に行われている場合は、切り替わる前の第二の選択対象を確認することができる場合がある。
また、前記第一の報知手段(例えば、表示装置D)は、第一の期間において、前記第一の報知(例えば、第一の表示)を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段(例えば、スピーカ120)は、前記第一の期間において、前記第二の報知(例えば、第一の音の出力)を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知手段は、第二の期間において、前記第三の報知(例えば、第二の表示)を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、前記第二の期間において、前記第二の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知手段は、第三の期間において、前記第三の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、前記第三の期間において、前記第四の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の期間は、前記第一の期間の後に開始される期間のことであり、前記第三の期間は、前記第二の期間の後に開始される期間のことである、ものとしてもよい。
このような構成によれば、選択対象に関する報知を遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。また、段階的に選択対象に関する報知を行うことで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、一方の報知を行った段階で遊技者は他方の報知が何かを予想することができる場合がある。また、他方の報知が切り替わる前の報知が一方の報知の報知中に行われている場合は、切り替わる前の選択対象を確認することができる場合がある。
また、前記第一の報知手段(例えば、表示装置D)を少なくとも制御可能な第一の報知制御手段(例えば、液晶制御部700)を備えるものとしてもよい。また、前記第二の報知手段(例えば、スピーカ120)を少なくとも制御可能な第二の報知制御手段(例えば、第1副制御部400)を備えるものとしてもよい。また、前記第一の報知制御手段は、前記第二の報知制御手段に第一の信号(例えば、戻りコマンド)を少なくとも送信可能なものであり、前記第二の報知制御手段は、前記第一の報知制御手段に第二の信号(例えば、液晶コマンド)を少なくとも送信可能なものとしてもよい。
このような構成によれば、第一の報知制御手段と第二の報知制御手段の間で、報知に関する情報(例えば、戻りコマンド、液晶コマンド)の送受信を行うことにより、報知のタイミングが異なる場合であっても、選択対象に関する報知を遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。また、段階的に選択対象に関する報知を行うことで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、一方の報知を行った段階で遊技者は他方の報知が何かを予想することができる場合がある。また、他方の報知が切り替わる前の報知が一方の報知の報知中に行われている場合は、切り替わる前の選択対象を確認することができる場合がある。
また、遊技者が操作可能な操作手段(例えば、ボタンユニット190)を備え、前記第一の報知手段は、前記選択演出の演出期間において実行条件の成立があった場合に、前記第一の報知を実行可能なものであり、前記実行条件は、前記操作手段が操作されたことを含む場合がある条件であるものとしてもよい。
このような構成によれば、選択操作が行われたことを遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。
また、前記第四の報知(例えば、第二の音の出力による報知)は、前記第一の報知(例えば、第一の表示)の実行中には実行されない、ものとしてもよい。
また、本実施形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100)は、複数の報知手段を備えた遊技台であって、前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第一の報知手段(例えば、表示装置D)であり、前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第二の報知手段(例えば、ランプL)であり、前記第一の報知手段は、第一の報知(例えば、第一の表示)を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、第二の報知(例えば、第一の発光態様による発光)を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知手段は、第三の報知(例えば、第二の表示)を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、第四の報知(例えば、第二の発光態様による発光)を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知は、前記第二の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、前記第三の報知は、前記第四の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、前記第一の報知の少なくとも一部は、前記第四の報知の前記報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも実行可能な報知である、ことを特徴とする遊技台である。
本発明の遊技台によれば、報知を遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。また、段階的に報知を行うことで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、一方の報知を行った段階で遊技者は他方の報知が何かを予想することができる場合がある。また、他方の報知が切り替わる前の報知が一方の報知の報知中に行われている場合は、切り替わる前の報知の内容を確認することができる場合がある。
また、前記第一の報知手段は、表示手段(例えば、表示装置D)であり、前記第一の報知手段は、選択演出を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知(例えば、第一の表示)は、第一の選択対象(例えば、第1のキャラクタ(殿))に関する報知であり、前記第二の報知(例えば、第一の発光態様による発光)は、前記第一の選択対象に関する報知であり、前記第一の選択対象とは、前記選択演出において選択可能な選択対象のことであり、前記第二の報知手段(例えば、ランプL)は、前記第一の報知の開始時期よりも前に前記第二の報知を開始可能なものとしてもよい。
このような構成によれば、第一の選択対象に関する報知を遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。また、段階的に第一の選択対象に関する報知を行うことで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、一方の報知を行った段階で遊技者は他方の報知が何かを予想することができる場合がある。また、他方の報知が切り替わる前の報知が一方の報知の報知中に行われている場合は、切り替わる前の第一の選択対象を確認することができる場合がある。
また、前記第三の報知は、第二の選択対象(例えば、第2のキャラクタ(爺))に関する報知であり、前記第四の報知は、前記第二の選択対象に関する報知であり、前記第二の選択対象とは、前記選択演出において選択可能な選択対象のことであり、前記第二の報知手段は、前記第三の報知の開始時期よりも前に前記第四の報知を開始可能なものとしてもよい。
本発明の遊技台によれば、第二の選択対象に関する報知を遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。また、段階的に第二の選択対象に関する報知を行うことで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、一方の報知を行った段階で遊技者は他方の報知が何かを予想することができる場合がある。また、他方の報知が切り替わる前の報知が一方の報知の報知中に行われている場合は、切り替わる前の第二の選択対象を確認することができる場合がある。
また、前記第一の報知手段(例えば、表示装置D)は、第一の期間において、前記第一の報知(例えば、第一の表示)を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段(例えば、ランプL)は、前記第一の期間において、前記第二の報知(例えば、第一の発光態様による発光)を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知手段は、第二の期間において、前記第一の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、前記第二の期間において、前記第四の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第一の報知手段は、第三の期間において、前記第三の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の報知手段は、前記第三の期間において、前記第四の報知を少なくとも実行可能なものであり、前記第二の期間は、前記第一の期間の後に開始される期間のことであり、前記第三の期間は、前記第二の期間の後に開始される期間のことである、ものとしてもよい。
このような構成によれば、選択対象に関する報知を遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。また、段階的に選択対象に関する報知を行うことで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、一方の報知を行った段階で遊技者は他方の報知が何かを予想することができる場合がある。また、他方の報知が切り替わる前の報知が一方の報知の報知中に行われている場合は、切り替わる前の選択対象を確認することができる場合がある。
また、前記第一の報知手段(例えば、表示装置D)を少なくとも制御可能な第一の報知制御手段(例えば、液晶制御部700)を備えるものとしてもよい。また、前記第二の報知手段(例えば、ランプL)を少なくとも制御可能な第二の報知制御手段(例えば、第1副制御部400)を備えるものとしてもよい。また、前記第一の報知制御手段は、前記第二の報知制御手段に第一の信号(例えば、戻りコマンド)を少なくとも送信可能なものであり、前記第二の報知制御手段は、前記第一の報知制御手段に第二の信号(例えば、液晶コマンド)を少なくとも送信可能なものであるものとしてもよい。
このような構成によれば、第一の報知制御手段と第二の報知制御手段の間で、報知に関する情報(例えば、戻りコマンド、液晶コマンド)の送受信を行うことにより、報知のタイミングが異なる場合であっても、選択対象に関する報知を遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。また、段階的に選択対象に関する報知を行うことで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、一方の報知を行った段階で遊技者は他方の報知が何かを予想することができる場合がある。また、他方の報知が切り替わる前の報知が一方の報知の報知中に行われている場合は、切り替わる前の選択対象を確認することができる場合がある。
また、遊技者が操作可能な操作手段(例えば、ボタンユニット190)を備え、前記第二の報知手段は、前記選択演出の演出期間において実行条件の成立があった場合に、前記第二の報知を実行可能なものであり、前記実行条件は、前記操作手段が操作されたことを含む場合がある条件である、ものとしてもよい。
このような構成によれば、選択操作が行われたことを遊技者に一方の報知手段で最初に報せることができる場合がある。
前記第一の報知手段は、前記第二の期間のうちの少なくとも一部において、第五の報知を実行可能なものであるものとしてもよい。また、前記第五の報知は、前記第一の報知から前記第三の報知への報知態様の切替を示す報知である、ものとしてもよい。
このような構成とすることにより、第一の報知と第四の報知が同時に行われていた場合であっても、前記第一の報知から前記第三の報知への報知態様の切替の期間であることを遊技者に認識させることができる場合があり、遊技者の混乱を防ぐことができる場合がある。
また、前記第三の報知(例えば、第二の表示)は、前記第二の報知(例えば、第一の発光態様による報知)の実行中には実行されない、ものとしてもよい。
また、第一の選択対象に対応する第一の表示から第二の選択対象に対応する第二の表示に切り替える場合に、第三の表示を行ってもよい。
また、第三の表示とは、切替表示のことであってもよい。
また、第三の表示とは、選択対象決定表示のことであってもよい。
また、第三の表示とは、選択対象に対応しない表示のことであってもよい。
また、第二の報知手段は、スピーカ、ランプ、可動物、第二の表示手段のうちの少なくともいずれかであってもよい。
また、選択演出は、図柄変動中に実行可能なものであってもよい。
また、選択演出は、非図柄変動中(図柄停止中、大当たり中、デモ表示中、メニュー表示中、設定表示中)に実行可能なものであってもよい。
また、選択演出は、複数種類の選択対象に対応する報知が同時に行われてもよい。
また、選択演出は、三種類以上の選択対象のうちの少なくとも一の選択対象以外の選択対象に対応する報知が同時に行われてもよい。
また、選択演出中に主制御部からの変動開始コマンドを第一副制御部が受信した場合には、仮選択した選択対象の情報を破棄してもよい。
また、選択対象の種類数は二でもよい。
また、第三の報知手段は、第一の選択対象に対応する第五の報知を実行可能なものであり、第五の報知は、第一の報知の報知開始時期または第二の報知の報知開始時期と同じであってもよい。
また、第三の報知手段は、スピーカ、ランプ、可動物、第三の表示手段のうちの少なくともいずれかであってもよい。
また、第一の報知手段は、スピーカ、ランプ、可動物のうちの少なくともいずれかであってもよい。
また、第一の報知手段は、選択対象に対応する第一の状態情報を有するものであり、第二の報知手段は、選択対象に対応する第二の状態情報を有するものであり、第一の状態情報の更新時期は、第二の状態情報の更新時期よりも早くてもよいし、遅くてもよいし、同時でもよい。
また、第一の状態情報は、第二の状態情報の更新時期よりも前に1または複数回更新されるものであってもよい。
また、前記第一の状態情報は、第一の選択対象に対応する第一の表示から第二の選択対象に対応する第二の表示に切り替えられる場合に、更新されるものであってもよい。
また、第一の選択対象に対応する第一の表示から第二の選択対象に対応する第二の表示への切り替えは、遊技者の操作を介さずに実行されるものであってもよい。
以上、実施形態1〜実施形態7および、上記した実施の例および変形例は、相互に組み合わせて実施可能である。
また、本発明に係る遊技台は、封入式遊技機に適用することもできる。封入式遊技機は例えば球を封入し、封入した球をパチンコ機内で循環させて使用する封入式パチンコ機であり、この封入式パチンコ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
また、主制御部、第1副制御部、および第2副制御部をワンチップで構成してもよいし、主制御部と第1副制御部で双方向の通信が可能に構成してもよい。また、主制御部と第1副制御部で双方向の通信を可能とする一方で、第1副制御部から第2副制御部への通信は一方向の通信としてもよい。
また、本発明に係る遊技台は、パチンコ機に限定されるものではなく、例えば、複数種類の図柄が施された複数のリールと、リールの回転を指示するためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段と、を備えたスロットマシンなどにも好適である。
また、メダル(コイン)を遊技媒体としたスロットマシンに限らず、遊技球(例えば、パチンコ玉)を遊技媒体としたスロットマシンや、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用可能である。
更に、スロットマシンは、メダルを使用せずに電子データのやり取りのみ行うスロットマシンであってもよく、この場合、遊技媒体は、メダルに相当する電子化したデータを含むものであり、遊技媒体の投入は、所定の外部装置(電子貯留装置)から、電子化したデータを入力することを含むものであり、遊技媒体の払出は、所定の外部装置(電子貯留装置)へ、電子化したデータを出力することを含むものである。
本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施形態に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。
本発明に係る遊技台は、回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技球(パチンコ機)などに代表される遊技台に適用することができる。
100 パチンコ機
102 外枠
104 本体
156 主制御基板
160 第1副制御基板
164 第2副制御基板
300 主制御部
400 第1副制御部
500 第2副制御部
700 液晶制御部
208 装飾図柄表示装置
120 スピーカ
D 表示装置
L ランプ
102 外枠
104 本体
156 主制御基板
160 第1副制御基板
164 第2副制御基板
300 主制御部
400 第1副制御部
500 第2副制御部
700 液晶制御部
208 装飾図柄表示装置
120 スピーカ
D 表示装置
L ランプ
Claims (8)
- 複数の報知手段を備えた遊技台であって、
前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第一の報知手段であり、
前記複数の報知手段のうちの少なくとも一つは、第二の報知手段であり、
前記第一の報知手段は、第一の報知を少なくとも実行可能なものであり、
前記第二の報知手段は、第二の報知を少なくとも実行可能なものであり、
前記第一の報知手段は、第三の報知を少なくとも実行可能なものであり、
前記第二の報知手段は、第四の報知を少なくとも実行可能なものであり、
前記第二の報知は、前記第一の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、
前記第四の報知は、前記第三の報知の報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも開始可能な報知であり、
前記第二の報知の少なくとも一部は、前記第三の報知の前記報知期間のうちの少なくとも一部において、少なくとも実行可能な報知である、
ことを特徴とする遊技台。 - 請求項1に記載の遊技台であって、
前記第一の報知手段は、表示手段であり、
前記第一の報知手段は、選択演出を少なくとも実行可能なものであり、
前記第一の報知は、第一の選択対象に関する報知であり、
前記第二の報知は、前記第一の選択対象に関する報知であり、
前記第一の選択対象とは、前記選択演出において選択可能な選択対象のことであり、
前記第一の報知手段は、前記第二の報知の開始時期よりも前に前記第一の報知を開始可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。 - 請求項2に記載の遊技台であって、
前記第三の報知は、第二の選択対象に関する報知であり、
前記第四の報知は、前記第二の選択対象に関する報知であり、
前記第二の選択対象とは、前記選択演出において選択可能な選択対象のことであり、
前記第一の報知手段は、前記第四の報知の開始時期よりも前に前記第三の報知を開始可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技台であって、
前記第一の報知手段は、第一の期間において、前記第一の報知を少なくとも実行可能なものであり、
前記第二の報知手段は、前記第一の期間において、前記第二の報知を少なくとも実行可能なものであり、
前記第一の報知手段は、第二の期間において、前記第三の報知を少なくとも実行可能なものであり、
前記第二の報知手段は、前記第二の期間において、前記第二の報知を少なくとも実行可能なものであり、
前記第一の報知手段は、第三の期間において、前記第三の報知を少なくとも実行可能なものであり、
前記第二の報知手段は、前記第三の期間において、前記第四の報知を少なくとも実行可能なものであり、
前記第二の期間は、前記第一の期間の後に開始される期間のことであり、
前記第三の期間は、前記第二の期間の後に開始される期間のことである、
ことを特徴とする遊技台。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の遊技台であって、
前記第一の報知手段を少なくとも制御可能な第一の報知制御手段を備えた
ことを特徴とする遊技台。 - 請求項5に記載の遊技台であって、
前記第二の報知手段を少なくとも制御可能な第二の報知制御手段を備えた
ことを特徴とする遊技台。 - 請求項6に記載の遊技台であって、
前記第一の報知制御手段は、前記第二の報知制御手段に第一の信号を少なくとも送信可能なものであり、
前記第二の報知制御手段は、前記第一の報知制御手段に第二の信号を少なくとも送信可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。 - 請求項2〜請求項7のいずれかに記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な操作手段を備え、
前記第一の報知手段は、前記選択演出の演出期間において実行条件の成立があった場合に、前記第一の報知を実行可能なものであり、
前記実行条件は、前記操作手段が操作されたことを含む場合がある条件である、
ことを特徴とする遊技台。
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