JP2015024810A - 航空機翼防氷バルブの監視システム及び方法 - Google Patents

航空機翼防氷バルブの監視システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 航空機運行の信頼性を向上し、航空機の運行費用を削減するのに有利なシステム及び方法を提供する。【解決手段】 本発明は、航空機翼防氷バルブの監視システム及び方法に関する。航空機翼防氷バルブの監視システムは、防氷バルブの開放又は閉鎖時間を記録する時間記録装置と、前記時間記録装置が記録した防氷バルブの開放又は閉鎖時間を取得するデータ取得装置と、データ取得装置が取得した防氷バルブの開放又は閉鎖時間によって、防氷バルブ性能メッセージを生成するメッセージ生成装置と、を含む。【選択図】 図5

Description

本発明は、航空機搭載システム及び方法に関し、特に航空機翼防氷バルブの監視システム及び方法に関する。
航空機が高空で飛行する際、気温が比較的に低くいため、氷結現象が起きる可能性がある。氷結条件で、もし翼の空気圧式センシティブ箇所(例えば前縁)が氷結されると、翼の空気圧式外形に影響を与える可能性があり、ひいては氷結によって翼が止まる緊迫な状況が現れる可能性もあって、これは飛行安全を威嚇する。従って、翼前縁などのセンシティブ箇所が氷結されることを防止するために、航空機のエアーソースシステムは、翼のスラットへ熱空気を提供して除氷を行い、また氷結を予防する。
翼防氷バルブは熱空気通路の開放と閉鎖を制御し、通路下流の圧力が一定な動作範囲内あるように確保する。防氷バルブの信頼性は航空機の安全運行に対する影響が非常に大きい。一旦防氷バルブに故障が現れると、航空機の運行は影響を受けることになる。人工的制御方法を使用しても、航空便では延着が極めて容易に発生する。従って防氷バルブを監視することは、航空機運行の信頼性を向上し、航空機の運行費用を削減するのに有利である。
上述した従来技術において存在する技術課題に関して、本発明の一方面によれば、航空機翼防氷バルブの監視システムを提供する。前記システムは、防氷バルブの開放又は閉鎖時間を記録する時間記録装置と、前記時間記録装置が記録した防氷バルブの開放又は閉鎖時間を取得するデータ取得装置と、データ取得装置が取得した防氷バルブの開放又は閉鎖時間によって、防氷バルブ性能メッセージを生成するメッセージ生成装置と、を含む。
上述したようなシステムにおいて、前記時間記録装置はタイマを含み、前記タイマは、WINGスイッチの押込位置から圧出位置に変わるタイミングから防氷バルブの閉鎖位置に位置するタイミングまでの時間を記録する。
上述したようなシステムにおいて、前記防氷バルブは一つのセンサーを含み、前記センサーは防氷バルブが既に開放状態にあることを探測し、前記時間記録装置はタイマを含み、前記タイマは、WINGスイッチの圧出位置から押込位置に変わるタイミングから防氷バルブの開放位置に位置するタイミングまでの時間を記録する。
上述したようなシステムにおいて、前記時間記録装置は、WINGスイッチの押込位置から圧出位置に変わるタイミングと、防氷バルブの閉鎖位置に位置するタイミングと、を記録する、又は、WINGスイッチの圧出位置から押込位置に変わるタイミングと、防氷バルブの開放位置に位置するタイミングと、を記録する。
上述したようなシステムにおいて、防氷バルブ性能評価装置を更に含み、前記防氷バルブ性能評価装置は、前記防氷バルブ性能メッセージを受信し、防氷バルブ性能メッセージの中の防氷バルブの開放又は閉鎖時間によって、前記防氷バルブの性能を評価する。
上述したようなシステムにおいて、前記防氷バルブ性能評価装置は前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間の履歴データを同時に参照する。
上述したようなシステムにおいて、前記防氷バルブ性能評価装置は前記防氷バルブに故障が現れる時間を推定する。
上述したようなシステムにおいて、通信装置を更に含み、前記通信装置は前記防氷バルブ性能メッセージを前記防氷バルブ性能評価装置へ転送する。
上述したようなシステムにおいて、前記防氷バルブ性能メッセージは、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間を含み、補正式は以下の通りであり、即ち、補正後時間 =補正前時間 +(a*(PD)+b)、PDは抽気圧力を表示し、a及びbは補正パラメーターである。
上述したようなシステムにおいて、前記防氷バルブ性能メッセージは、WINGスイッチの押込前の状態と、WINGスイッチの押込後の状態と、WINGスイッチの圧出される際の状態と、防氷バルブの閉鎖時間と、を含む、又は、WINGスイッチの押込前の状態と、WINGスイッチの押込後の状態と、開放された時間と、を含み、上述した状態は少なくともエンジン抽気圧力を含む。
上述したようなシステムにおいて、前記防氷バルブ性能評価装置は、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第1の閾値又は第2の閾値を越えるか否かを判断し、前記第2の閾値は前記第1の閾値より大きい。
上述したようなシステムにおいて、前記防氷バルブ性能評価装置は、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断する。
上述したようなシステムにおいて、前記防氷バルブ性能評価装置は、独立サンプルを利用して、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断し、検証する。
上述したようなシステムにおいて、前記防氷バルブ性能評価装置は、線形近似傾斜度成り行きを利用して、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断する。
本発明の更なる一方面によれば、航空機翼防氷バルブの監視方法を提供する。前記方法は、防氷バルブの開放又は閉鎖時間を記録するステップと、前記時間記録装置が記録した防氷バルブの開放又は閉鎖時間を取得するステップと、及びデータ取得装置が取得した防氷バルブの開放又は閉鎖時間によって、防氷バルブ性能メッセージを生成するステップと、を含む。
上述したような方法において、前記防氷バルブの閉鎖時間は、WINGスイッチの押込位置から圧出位置に変わるタイミングから防氷バルブの閉鎖位置に位置するタイミングまでの時間を含む。
上述したような方法において、ここで、防氷バルブの開放時間を記録することは、WINGスイッチの圧出位置から押込位置に変わるタイミングから防氷バルブの開放位置に位置するタイミングまでの時間を記録する。
上述したような方法において、WINGスイッチの押込位置から圧出位置に変わるタイミングと、防氷バルブの閉鎖位置に位置するタイミングと、を記録するステップ、又はWINGスイッチの圧出位置から押込位置に変わるタイミングと防氷バルブの開放位置に位置するタイミングとを記録するステップを更に含む。
上述したような方法において、前記防氷バルブ性能メッセージを受信し、防氷バルブ性能メッセージの中の防氷バルブの開放又は閉鎖時間によって、前記防氷バルブの性能を評価するステップを更に含む。
上述したような方法において、前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間の履歴データを参照するステップを更に含む。
上述したような方法において、前記防氷バルブに故障が現れる時間を推定するステップを更に含む。
上述したような方法において、地空データリンクを利用して、前記防氷バルブ性能メッセージを転送するステップを更に含む。
上述したような方法において、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間を更に含み、補正式は以下の通りであり、即ち、補正後時間 =補正前時間 +(a*(PD)+b)、PDは抽気圧力を表示し、a及びbは補正パラメーターである。
上述したような方法において、前記防氷バルブ性能メッセージは、WINGスイッチの押込前の状態と、WINGスイッチの押込後の状態と、WINGスイッチの圧出される際の状態と、防氷バルブの閉鎖時間と、を含む、又は、WINGスイッチの押込前の状態と、WINGスイッチの押込後の状態と、開放された時間と、を含み、上述した状態は少なくともエンジン抽気圧力を含む。
上述したような方法において、前記防氷バルブの性能を評価する前記ステップは、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第1の閾値又は第2の閾値を越えるか否かを判断するステップを含み、前記第2の閾値は前記第1の閾値より大きい。
上述したような方法において、前記防氷バルブの性能を評価する前記ステップは、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断するステップを含む。
上述したような方法において、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断する前記ステップは、独立サンプルを利用して補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実際的な変化が発生したか否かを判断及び検証するステップを含む。
上述したような方法において、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断する前記ステップは、線形近似傾斜度成り行きを利用して、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断するステップを含む。
上述したような方法において、前記防氷バルブ性能メッセージは、前記防氷バルブの閉鎖時間を含み、前記防氷バルブ性能メッセージを生成するステップは、翼防氷システムが既に正常的に動作するか否かを判断するステップと、WINGスイッチの押込前の状態とWINGスイッチの押込後の状態とを収集するステップと、WING電気ドアの押込位置から圧出位置への転換に応答して、WINGスイッチの圧出される際の状態を収集するステップと、前記防氷バルブの閉鎖時間を取得するステップと、前記防氷バルブ性能メッセージを生成するステップと、を含む。
上述したような方法において、翼防氷システムが既に正常的に動作するか否かを判断するステップは、以下のような内容を確認するステップを含み、即ち、(1)WING電気ドアがON位置に維持されるか、(2)抽気通路圧力が約15psiより大きいか、(3)防氷バルブの位置電気ドアは、バルブの「非閉鎖」位置にあることを表示するか、及び(4)持続時間が約5秒より長いか否かに対して確認するステップを含む。
上述したような方法において、前記防氷バルブの閉鎖時間が約30秒より長い場合に応答して、バルブに故障が存在することを確認するステップを更に含む。
本発明の更なる一方面によれば、翼防氷バルブのメインテナンス方法を提供する。前記方法は、一つ又は複数の防氷バルブの開放又は閉鎖時間を含む防氷バルブ性能メッセージを取得するステップと、航空機翼防氷バルブの性能を評価するステップと、航空機翼防氷バルブの性能によって、防氷バルブのメインテナンススケジュールを作成するステップと、及び航空機翼の防氷バルブに対してメインテナンスを行うステップと、を含む。
以下、図面に基づいて、本発明の好ましい実施形態を更に詳しく説明する。
航空機上側翼防氷システム構造図である。 航空機防氷バルブの制御指示の模式図である。 航空機防氷スイッチの制御システムの模式図である。 本発明の一実施例に係る防氷バルブの性能変化曲線の模式図である。 本発明の一実施例に係る航空機翼防氷バルブの監視システム構造図である。 本発明の一実施例に係る防氷バルブ性能メッセージの例である。 本発明の一実施例によって防氷バルブ性能メッセージを生成する方法のフローチャットである。 本発明の一実施例に係るトリガーRPT034とWAVTMR及び34番メッセージとの間の関係を示す。 本発明の一実施例に係るトリガーRTP034の動作のフローチャットである。 本発明の一実施例に係るトリガーWAVTMRの動作のフローチャットである。 本発明の一実施例に係る航空機翼防氷バルブの監視方法のフローチャットである。 本発明の一実施例に係る抽気圧力と防氷バルブの開放又は閉鎖時間の変化規則の模式図である。 本発明の一実施例に係る抽気圧力と防氷バルブの開放又は閉鎖時間の変化規則(30PSIに正規化)の模式図である。 本発明の一実施例に係る防氷バルブのメインテナンスの例である。 本発明の一実施例に係る翼防氷バルブのメインテナンス方法のフローチャットである。
以下、本発明の目的、技術案及び利点が明らかになるように、本発明の実施例の図面を参照して、本発明の実施例の技術案について、明らかで具体的に説明する。説明する実施例は本発明の一部の実施例であり、すべての実施例ではないことは言うまでもない。本発明の実施例に基づいて、当業者は創造性の労働なしに獲得したその他のすべての実施例は本発明の範囲に属すべきである。
以下の詳細な説明において、本願の一部として本願の特定的な実施例を説明するための図面を参照することができる。図面において、類似な符号は異なる図面でも大体類似なユニットを表す。以下の説明において、当業者が本願の技術案を実施できるように、本願の各特定的な実施例に対して十分に説明する。他の実施例を利用したり、本願の実施例に対して構造的、論理的または電気的に変更を行なったりすることができることはいうまでもない。
図1は航空機上側翼防氷システム構造図である。図1に示されたのは、エアーバスA320シリーズの航空機の防氷システムである。その他の種類の航空機の防氷システム構造と機能は類似である。防氷システム100は、上流通路101、下流通路102、及びこの両者間の防氷バルブ103を含む。上流通路101は、エアーソースとお互いに接続されて、下流通路へ熱空気を提供する。図面に示されたように、エアーソースは、航空機のAPU又はエンジンでもよい。下流通路102には、複数の開口部が設置されて、スラットへ熱空気を提供する。防氷バルブ103は、電気制御式空気圧式バルブとして、ソレノイドバルブ1031と、圧力制御式シャットオフバルブ(pressure control shut off valve)1032を含む。圧力制御式シャットオフバルブは、一つのバルブ作動チャンバーを含む。ソレノイドバルブ1031への電力が遮断された場合、圧力制御式シャットオフバルブ1032のバルブ作動チャンバーは大気と互いに通じるため、バルブ作動チャンバーと下流通路には圧力差が存在しなく、バルブ作動チャンバーの中のバルブは、スプリングの圧力によって閉鎖を維持する。ソレノイドバルブ1031に電力を供給する時、ソレノイドバルブが開放され、上流通路と下流通路との間には圧力差が生じ、バルブ作動チャンバーは、圧力によってバルブを押して開放させる。同時に、圧力制御式シャットオフバルブ1032の制御チャンバーは、バルブ上、下流の圧力差を探測し、作動チャンバー内の圧力を動態的に調節して、バルブの下流通路の中の圧力を規定された範囲内に保持する。
図2は航空機防氷バルブの制御指示の模式図である。図2に示されたように、操縦室の天井には、防氷操作パネル200が具備される。防氷操作パネル200の最左側は翼防氷スイッチWINGである。翼防氷スイッチWINGは、二つの位置、即ち、圧出位置と押込位置とを含む。WINGが圧出位置に位置される場合、ソレノイドバルブ1031への電力が遮断され、防氷バルブは閉鎖位置に維持される。この際、閉鎖位置の位置電気ドアは、バルブの位置状態を提供して、バルブが閉鎖位置に位置するように指示する。WINGが押込位置に位置される場合、ソレノイドバルブ1031に電力が供給され、防氷バルブが開放される。また、防氷バルブには、低圧及び高圧スイッチが更に設置されている。下流通路の圧力が低すぎるまたは高すぎる時、警告を発送することができる。また、もし防氷バルブが指令なしに開放又は閉鎖される、又は指令によって開放又は閉鎖されるのではない場合、又は開放又は閉鎖された時間が長すぎる場合にも、警告を発送することができる。
図3は航空機防氷スイッチの制御システムの模式図である。図3に示されたように、制御システム300は、防氷制御スイッチ301、即ち、WINGスイッチを含む。防氷制御スイッチ301は、左翼防氷バルブ302と右翼防氷バルブ303を制御する。制御システム300は、空地信号電気ドア(oled proximity switches)304を更に含み、これは、防氷バルブの地上での動作時間が30秒を越えられないように制限して、地上テスト用だけとして使用されるようにする。制御システム300は、操縦室の指示のためのステムデータ取得集線器SDAC(System Data Acquisition Concentrator)コンピューターと、故障情報を記録して、故障情報を中心欠陥表示システムCFDS(Centralized Fault Display System)へ発送するための環境制御システムECS(Environmental Control System)コンピューターと、を含む。
図4は本発明の一実施例に係る防氷バルブの性能変化曲線の模式図である。使用時間の増加に従い、防氷バルブの性能は漸次的に低下され、即ち、減衰指数が漸次的に増加する。減衰指数は、防氷バルブの性能の低下される速度の速さを表す。減衰指数が比較的安定的である際、防氷バルブ性能は安定期にあり、防氷バルブの性能の減衰が漸次的に速くなる際、防氷バルブの性能は減衰期に進入し、ある一つの閾値を越えた後、防氷バルブの性能は故障期に進入し、随時に故障が発生する可能性がある。防氷バルブが故障期に進入した後、サービス品質と飛行安全に不利な結果を生じます。同時に、計画以外のメインテナンスが容易に発生し、航空便の延着と取消を招来する。
従来技術には、防氷バルブの性能が減衰期に進入したか否かに対して検出できる手段がなかった。減衰期に対しての検出は以下のような利点がある。第1の点は、防氷バルブが減衰期にある際、故障が発生する確率は依然に非常に低い。もしこの時期に航空機に対して点検を行うことを選択すると、飛行安全とサービス品質は保障できる。第2の点は、防氷バルブが減衰期にあることを検出した後、航空会社では、航空機に対する点検を適当な時期に行って計画以外のメインテナンスを避けることを通じて、航空機の延着を減少できる。同時に、決められた時間に点検を行う時に現れる費用浪費も避けることができる。
防氷バルブは、電気制御式空気圧式機械部材で、その故障は、開放又は閉鎖を行えない、又は、開放又は閉鎖時間が長すぎることで表される。故障を引き起こす主な原因は、内部磨損老化、空気通路の汚染、部材の磨耗などである。従って、防氷バルブの性能を監視してバルブの開放と閉鎖時間を記録することで、バルブの性能減衰状況を評価できる。
図5は本発明の一実施例に係る航空機翼防氷バルブの監視システム構造図である。図5に示されたように、航空機翼防氷バルブの監視システム500は、時間記録装置501、データ取得装置502、及びメッセージ生成装置503を含む。時間記録装置501は、防氷バルブの開放又は閉鎖時間を記録する。データ取得装置502は、時間記録装置501の記録した防氷バルブの開放又は閉鎖時間を取得する。メッセージ生成装置503は、データ取得装置502の取得した防氷バルブの開放又は閉鎖時間に応じて、防氷バルブ性能メッセージを生成する。
防氷バルブの開放されるのに必要とする時間と、閉鎖されるのに必要とする時間両者とも防氷バルブの性能を反映できるため、本発明の一実施例によれば、時間記録装置501の実例はタイマである。タイマは、防氷バルブの開放又は閉鎖時間を任意的に選択して記録できる。しかし、上述したように、防氷バルブが閉鎖位置に位置される場合、防氷バルブの既に閉鎖位置にある状態をセンサー(例えば微細移動電気ドア)が記録して報告する。従って、タイマを利用して、WINGスイッチの押込位置から圧出位置に変わるタイミングから、防氷バルブの閉鎖位置にあるタイミングまでの時間、即ち、防氷バルブの閉鎖時間を記録することで、防氷バルブの性能を反映できる。
本発明の一実施例によれば、もし防氷バルブの開放時間を記録しようとすると、航空機に一つのセンサーを取付て、防氷バルブが既に開放状態にあることを報告すべきである。このように、タイマを利用して、WINGスイッチの圧出位置から押込位置に変わるタイミングから防氷バルブの開放位置に位置するタイミングまでの時間、即ち、防氷バルブの開放時間を記録して、防氷バルブの性能を反映することもできる。
本発明の一実施例によれば、時間記録装置501は、WINGスイッチの押込位置から圧出位置に変わるタイミングと防氷バルブの閉鎖位置に位置するタイミングとを記録する、又は、WINGスイッチの圧出位置から押込位置に変わるタイミングと防氷バルブの開放位置に位置するタイミングとを記録する。本発明の一実施例によれば、WINGスイッチが設定を通じて押込位置から圧出位置に変るタイミング又は圧出位置から押込位置に変るタイミング、防氷バルブが設定を通じて閉鎖位置にあるタイミング又は開放位置にあるタイミングに、信号を時間記録装置501へ発送する。時間記録装置501は、このような信号を受信したタイミングを記録する。
本発明の一実施例によれば、本発明は航空機のメッセージシステムを利用し、これは主に航空機のデジタル飛行データ取得ユニットFDIMU(Flight Data interface and Management Unit)に関する。FDIMUは、航空機搭載センサー又はその他の設備から、航空機状態データを受信する。FDIMUのデータ取得サブシステムは、取得した航空機状態データをデジタル信号に転換してブロードキャストを行う。クイックアクセスレコーダQAR(Quick Access Recorder)は、ブロードキャストされた航空機状態データを受信してから記憶する。ここで、一部データは飛行データレコーダFDR(Flight Data Recorder)、即ち、「ブラックボックス」に記憶されて、航空機に突発事態が発生した後、関連者が調査及び分析を行うことに用いられる。
航空機状態監視システムACMS(Aircraft Condition Monitoring System)も、FDIMUのデータ取得サブシステムから、ブロードキャストされた航空機状態データを受信する。ACMSは、航空機状態データを監視、収集、記録し、且つ、特定トリガー条件で所定の航空機状態データを出力して、運航乗務員とメインテナンス職員が航空機状態と性能を日常的に監視するのに用いられる。そのデータ内容とフォーマットは、使用者が変更できるため、メッセージと称する。
ACMSメッセージが、集積されたアプリケーションのソフトウェアによる制御によって生成される。メッセージは、特定航空機状態パラメーターの閾値又は複数の特定航空機状態パラメーターの組合ロジック、即ち、特定的なメッセージトリガーロジックによってトリガーされる。ACMS生産会社で設計及びテストしたメッセージトリガーロジックによって生成されたACMSメッセージを基本メッセージと称する。多数の基本メッセージは、既に民用航空管理部門で規定した標準になっている。ボーイング737NG航空機を例とすると、これが使用するACMS基本メッセージは約20以上がある。
自分でACMSメッセージトリガーロジックを設定すると、カストマイズされたメッセージを生成できる。カストマイズメッセージは、当業者に、基本メッセージの中のパラメーターの制限を二度と受けなく、直接に数万個の航空機状態パラメーターを面させるようにできる。このようになると、航空機の状態を更に優良に監視できる。
本発明の一実施例によれば、データ取得装置502の実例は航空機のFDIMUのDMU、QAR、又はFDRである、又は別途のハードウェアの揮発性又は非揮発性データ記憶装置である。本発明の一実施例によれば、時間記録装置501とデータ取得装置502は、一つのハードウェア実体又は一つのハードウェア実体の二つの機能で集積できる。
本発明の一実施例によれば、メッセージ生成装置503の実例はFDIMUのACMS、又はその他の航空機搭載メッセージ生成装置である。本発明の一実施例によれば、時間記録装置501、データ取得装置502、及びメッセージ生成装置503は、一つのハードウェア実体又は一つのハードウェア実体の複数の機能に集積できる。
本発明の一実施例によれば、航空機翼防氷バルブの監視システム500は、防氷バルブ性能評価装置504を更に含む。防氷バルブ性能評価装置504は、防氷バルブ性能メッセージを受信し、防氷バルブ性能メッセージの中の防氷バルブの開放又は閉鎖時間によって、又はその防氷バルブの開放又は閉鎖時間の履歴データを同時に参照して、その防氷バルブの性能を評価し、且つその防氷バルブに故障が現れる時間を推定する。
本発明の一実施例によれば、防氷バルブ性能評価装置の実例は航空会社の地上演算プラットフォーム又は航空機搭載演算プラットフォームである。
本発明の一実施例によれば、航空機翼防氷バルブの監視システム500は、通信装置505を更に含む。通信装置505は、メッセージを防氷バルブ性能評価装置504へ転送する。本発明の一実施例によれば、通信装置505の実例は、例えばACARSシステムの地空データリンクで、防氷バルブ性能メッセージは地空データリンクを通じて地上ワークステーションへ転送され、ひいては航空会社の地上演算プラットフォーム又はサーバへ転送される。
図6は本発明の一実施例に係る防氷バルブ性能メッセージの例である。図6に示されたように、防氷バルブ性能メッセージは三つの部分を含む。第1の部分は、予め設定したパラメーターで、装置番号、航空便番号、APU抽気バルブ、抽気バルブ状態、トリガーコード、メッセージトリガー時間などの内容を含む。ここで、トリガーコードは、防氷バルブが地上で開放されたかそれとも空中で開放されたかを示すもので、これによって地上テストであるか否かを判断できる。ここで、メッセージトリガー時間は、WINGスイッチが押込される時間である。第2の部分は、状態パラメーターで、WINGスイッチが押込される5秒前の状態、WINGスイッチが押込された5秒後の状態、WINGスイッチの圧出される際の状態を含む。ここで、上述した状態の状態パラメーターは、PD:エンジン抽気圧力、TPO:エンジン抽気温度、WAV:翼防氷バルブ位置(OPEN/CLOSE)、DATE:UTC日付、及びTIME:UTC時間を含む。第3の部分は、左側及び右側防氷バルブの閉鎖又は開放時間、及び日付、時間である。
以下、防氷バルブの閉鎖時間を記録する実施例を通じて、本発明の技術案を更に具体的に説明する。当業者は、防氷バルブの開放時間を記録する技術案も類似に得られ、またこれも本発明の範囲内に含まれることを理解できる。
図7は本発明の一実施例によって防氷バルブ性能メッセージを生成する方法のフローチャットである。図7に示されたように、防氷バルブ性能メッセージ(即ち、34番メッセージ)を生成する方法700は、WINGスイッチの圧出位置「OFF」から押込位置「ON」になることを探測した際、防氷バルブ性能メッセージトリガーRPT034を初期化し、左側及び右側防氷の閉鎖又は開放時間に、トリガーWAVTMR1とWAVTMR2を活性化させるステップ710を含む。本発明の一実施例によれば、トリガーは、特定的な機能を完成するための一つのプロセスでもいいし、特定的なタスクに対する一つの別途のハードウェアでもいい。
図8は本発明の一実施例に係るトリガーRPT034とWAVTMR及び34番メッセージとの間の関係を示す。図8に示されたように、RTP034は、34番メッセージを活性化して生成し、防氷バルブの閉鎖又は開放時間以外のその他のパラメーターを収集し、及びトリガーWAVTMRを初期化するためのものである。尚、トリガーWAVTMRは翼防氷バルブの状態を判断し、防氷バルブの閉鎖又は開放時間を得られるものである。トリガーRPT034とWAVTMRのデータを総合すると、RTP034メッセージを生成できる。
図9は本発明の一実施例に係るトリガーRTP034の動作のフローチャットである。図10は本発明の一実施例に係るトリガーWAVTMRの動作のフローチャットである。以下、図7-10と結合して、防氷バルブ性能メッセージ、即ち、34番メッセージの生成方法をより詳細に説明する。
図7-10を参照すると、ステップ720において、トリガーWAVTMRは、翼防氷システムが既に正常的に動作するか否かを判断する。もし正常的に動作すると、標識「WAISYSRDY1」及び/又は「WAISYSRDY2」は1になる。具体的に、トリガーRPT034がトリガーWAVTMRを活性化した後、WAVTMRを初期化しておくか否かを判断する。もし初期化標識が「1」であると、トリガーWAVTMRは初期化される。もしWAVTMRがその前に既に初期化されてあったら、ただ再度活性化し、初期化標識が「0」であると、トリガーWAVTMRを初期化する必要なしに、次の操作を直接に行う。そして、トリガーWAVTMRは、防氷システムが既に正常的に動作するか否かを判断する。本発明の一実施例によれば、その条件は以下のようである。(1)WING電気ドアがON位置に維持される、(2)抽気通路圧力が15psiより大きい、(3)防氷バルブの位置電気ドアは、バルブの“非閉鎖”位置(本実施例では閉鎖時間を記録するが、開放時間を記録する実施例はこれと類似である。)にあることを表示する、及び(4)持続時間が5秒より長い。本発明の一実施例によれば、トリガーWAVTMRは一つのカウンタを含む。もし前の三つの条件を満たすと、カウンタは1秒毎に1回累積し、もし条件を満たさないと、カウンタはリセットされる。カウンタの数値が5以上である場合、防氷システムが既に正常的に動作し始めたことを確認し、標識「WAISYSRDY1」又は「WAISYSRDY2」は「1」になる。
図7及び図9を参照すると、ステップ730において、トリガーRPT034は、「WAISYSRDY1」又は「WAISYSRDY2」の状態を判断し、もしその中の一つが「1」であることを見つかったら、34番メッセージ予備データ、WINGスイッチが押込される5秒前の状態パラメーター、WINGスイッチが押込された5秒後の状態パラメーターを収集する。
図7及び図9を参照すると、ステップ740において、トリガーRPT034は、WING電気ドアの「OFF」位置に転換されたことを探測したら、即ち、押込位置から圧出位置に転換されたら、WINGスイッチの圧出される際の状態パラメーターを収集する。
図7及び図10を参照すると、ステップ750において、トリガーWAVTMRはバルブ閉鎖時間を記録及び/又は計算し、記録及び/又は計算が完了した後、「WAV1TMR_FLG」と「WAV2TMR_FLG」を「1」に設定する。具体的に、トリガーWAVTMRは、WINGスイッチが「OFF」位置にある又はバルブ電源供給リレーのある一つの点が接地されたことを探測した際、例えば地上で強制的に防氷バルブを30秒閉鎖した場合、防氷バルブシステムが指令によって閉鎖されるか否かを判断する。そして、トリガーWAVTMRは、例えば16Hzの周波数又はその他の固定された時間間隔で防氷バルブスイッチ状態が「開放」から「閉鎖」に転換されたか否かを判断する。もし転換されなかったら、バルブ閉鎖時間を累積する。累積値が30秒より大きい際、バルブに故障が存在することを確認して、バルブ閉鎖時間に「999」を設定する。もし転換されたことを探測したら、バルブ閉鎖時間WAVTMR1/WAVTMR2に数値を記憶すると共にバルブ閉鎖標識を「1」に設定する。その後、もしバルブ閉鎖時間が「999」であるまたはバルブ閉鎖標識が「1」であると、「WAV1TMR_FLG」と「WAV2TMR_FLG」を「1」に設定して、トリガーWAVTMRが閉鎖時間を計算する過程が完了されたことを示す。
図7及び図9を参照すると、ステップ760において、もしトリガーRPT034が、検出を通じて「WAV1TMR_FLG」と「WAV2TMR_FLG」が「1」に設定されたことを見つかった場合、WAVTMR1とWAVTMR2から防氷バルブの閉鎖時間データを収集する。
ステップ770において、トリガーRPT034のメッセージデータ収集が完了したら、34番メッセージを発送してトリガーWAVTMRを待機する。本発明の一実施例によれば、地上でメッセージが一旦トリガーされると、そのトリガーコードは「1000」で、トリガー原因は地上テス「GND TEST」で、発送対象はACARS及びプリンタである。空中でメッセージがトリガーされた後、トリガーコードは「4000」で、トリガー原因は飛行操作「FLT OPER」で、発送対象はACARSである。
図11は本発明の一実施例に係る航空機翼防氷バルブの監視方法のフローチャットである。図11に示されたように、航空機翼防氷バルブの監視方法1100は、一つ又は複数の防氷バルブ性能メッセージを取得するステップ1110を含み、ここで、前記防氷バルブ性能メッセージは、防氷バルブの開放又は閉鎖時間を含む。上述したような図4-10の実施例を本実施例の方法に適用して防氷バルブ性能メッセージ、即ち、34番メッセージを生成できる。本方法は、図5に示された実施例の中の防氷バルブ性能評価装置504に適用できる。勿論、その他の形態を通じて得られた、防氷バルブの開放又は閉鎖時間を含む防氷バルブ性能メッセージも本発明に適用できる。
ステップ1120において、防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第1の閾値を超えるか否かを判断する。もし防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第1の閾値を超えると、防氷バルブの性能が減衰期に進入したと判断する。第1の閾値は、防氷バルブ状態が良好時の開放又は閉鎖時間によって確定でき、例えば出庫したばかりの開放又は閉鎖時間である。本発明の一実施例によれば、防氷バルブ状態が良好時の開放又は閉鎖時間が1秒より短い防氷バルブに対する第1の閾値は4秒ある。
ステップ1130において、防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第2の閾値を超えるか否かを判断する。もし防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第2の閾値を超えると、防氷バルブの性能が故障期に進入したと判断する。ここで、第2の閾値は第1の閾値より大きい。本発明の一実施例によれば、防氷バルブ状態が良好時の開放又は閉鎖時間が1秒より短い防氷バルブに対する第2の閾値は7-8秒ある。本発明の一実施例によれば、防氷バルブ状態が良好時の開放又は閉鎖時間が1秒より短い防氷バルブに対して、もし開放又は閉鎖時間が6秒であると、その防氷バルブが既にひどい減衰期に進入して、随時に故障期へ進入する可能性があることを示す。
本発明の一実施例によれば、防氷バルブの性能の変化をより正確に反映して、誤警報を避けるために、ステップ1120においては、以下のような内容を更に含む。即ち、連続的な二つの防氷バルブ性能メッセージの中での防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第1の閾値を超える、又は連続的な三つのメッセージの中で二つのメッセージでの防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第1の閾値を超える、又は連続的な五つのメッセージの中で三つの防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第1の閾値を超えると、その防氷バルブの性能が減衰期に進入したと確定する。
本発明の一実施例によれば、ステップ1130においては、以下のような内容を更に含む。即ち、連続的な二つの防氷バルブ性能メッセージの中での防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第2の閾値を超える、又は連続的な三つのメッセージの中での二つのメッセージの防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第2の閾値を超えるとか、又は連続的な五つのメッセージの中での三つの防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第2の閾値を超えると、その防氷バルブの性能が故障期に進入したと確定する。
本発明の一実施例によれば、防氷バルブは圧力差によって押下されて開放されるため、抽気圧力はバルブの開放と閉鎖時間に影響を与えるので、通路での圧力を通じて、防氷バルブの開放と閉鎖時間を補正して、更に正確に防氷バルブ自体の性能を反映できる。
図12は本発明の一実施例に係る抽気圧力と防氷バルブの開放又は閉鎖時間の変化規則の模式図である。図12に示されたように、本出願の発明者は、研究を通じて、抽気圧力と、開放又は閉鎖時間の増加は優れた線形関係を示すことを見つかった。図13は本発明の一実施例に係る抽気圧力と防氷バルブの開放又は閉鎖時間の変化規則(30PSIに正規化)の模式図である。勿論、その他の圧力数値に正規化されることもできる。
本発明の一実施例によれば、抽気圧力による防氷バルブの開放又は閉鎖時間の補正式は以下のようである。即ち、
補正後時間 =補正前時間 +(a*(PD)+b)
ここで、PDは抽気圧力を表示し、a及びbは補正パラメーターである。本発明の一実施例によれば、aは-0.069で、bは2.07である。当業者は、異なる防氷バルブシステムにおいて、aとbの値が異なっている可能性があることに注意すべきである。上述した数値はだだ本発明を説明するためにもちいられる。
図11を再参照する、又はステップ1140において、その防氷バルブの開放又は閉鎖時間の履歴データを参照して、その防氷バルブの性能に既に実質的な変化があったか否かを評価する。もし、その防氷バルブの性能に既に実質的な変化が発生したら、その防氷バルブの性能が既に減衰期に進入したことを示す。
図14は本発明の一実施例に係る防氷バルブのメインテナンスの例である。ここで、縦線の時刻に、防氷バルブをメインテナンスし、その性能は回復される。図14に示された実例は、防氷バルブに対してメインテナンスを行う前後であるため、防氷バルブの性能が異なる状態にある。図14に示された実例を通じて、本発明の技術案をより詳細に説明できる。
本発明の一実施例によれば、独立サンプルを通じて検証を行うことにより、防氷バルブの性能に既に実質的な変化が発生したか否かを確定する。以下の表1及び表2の中のデータは、メインテナンス前とメインテナンス後の独立サンプル検証結果を説明する。
Figure 2015024810
Figure 2015024810
表1と表2の結果は、メインテナンス前後に防氷バルブが表す特性は、互いに関連があると認定できないほど、その差が非常に大きい。これは、独立サンプル検証は、本発明における防氷バルブの性能が実質的な変化があるか否かを判断することに適用できることを十分に説明する。
本発明の一実施例によれば、防氷バルブの開放と閉鎖時間の成り行きの変化を通じて、防氷バルブの性能に既に実質的な変化があるか否かを確定する。同様に、図14の実施例を参照すると、メインテナンス前の一定な時間内に防氷バルブ開放と閉鎖時間が急激に上昇すると、成り行きは非常に速い速度で悪化する。従って、このような成り行きの変化に対しても、防氷バルブの性能を評価できる。
本発明の一実施例によれば、一定な時間内の、防氷バルブ開放と閉鎖時間の変化を反映する線形近似傾斜度を通じて、防氷バルブの性能を判断する。
時間スクロールウィンドウがM個の時点を含むと仮定すると、時間TSRを横軸とし、補正後の防氷バルブの開放と閉鎖時間を縦軸として、最も近いM個の点の傾斜度を計算する。もし傾斜度が変わると、例えば急激に上昇すると、防氷バルブの性能に実質的な変化が発生したことを説明する。
スクロールウィンドウのサイズ、即ち、計算範囲に含まれる点の数量Mの選択は、いろいろな要因、例えば、測定時間の間隔及び制御戦略などによって決められる。Mが小さいほど、傾斜度の変化が正常波動の影響を受けやすくて、多くの誤警報が発生する。もしMが大きすぎると、反映する成り行きが比較的に正確であっても、これは本発明の適時性を低下させ、適期に警報情報を正確に発送できなくなる。従って、スクロールウィンドウのサイズは、このような方法に対して重要な影響を与える。本発明の一実施例によれば、Mの値は約5-10で、好ましくは7である。傾斜度の変化が標準偏差の1.5-2倍であるとき、防氷バルブの性能に実質的な変化が発生したと認定できる。
図11を再度参照すると、ステップ1150において、もし防氷バルブの性能が減衰期、重大減衰期、又は故障期に進入すると、防氷バルブの故障発生可能時間を推定する。本発明の一実施例によれば、防氷バルブの性能が減衰期に進入した後、防氷バルブの開放と閉鎖時間の成り行きの変化を持続的に監視して、防氷バルブの開放と閉鎖時間が第2の閾値又は重大減衰期の閾値に達すると予測すると、防氷バルブの性能が重大減衰期又は故障期に進入する時間を推定でき、これによって防氷バルブの故障発生可能時間に対する予測を実現できる。
図15は本発明の一実施例に係る翼防氷バルブのメインテナンス方法のフローチャットである。図15に示されたように、翼防氷バルブのメインテナンス方法1500は、ステップ1510を含む。このステップ1510は、一つ又は複数の防氷バルブ性能メッセージを取得するステップであって、ここで、前記防氷バルブ性能メッセージは、防氷バルブの開放又は閉鎖時間を含む。上述したような図4-10の実施例は、本実施例の方法に適用されて、防氷バルブ性能メッセージ、即ち、34番メッセージを生成できる。本方法は、図5に示された実施例における防氷バルブ性能評価装置504に適用できる。勿論、その他の形態を通じて得られた、防氷バルブの開放又は閉鎖時間を含む防氷バルブ性能メッセージも本発明に適用できる。
ステップ1520において、航空機翼防氷バルブの性能を評価する。図11-図14の実施例で説明した防氷バルブの性能評価方法と防氷バルブの故障発生時間予測方法は全てステップ1520に適用されて、防氷バルブの性能を評価できる。勿論、その他の方法も、防氷バルブの性能を評価するために、本ステップに適用できる。
ステップ1530において、航空機翼防氷バルブの性能によって、防氷バルブのメインテナンススケジュールを作成する、及びステップ1540において、航空機翼の防氷バルブに対してメインテナンスを行う。
本発明は、以下のような有益な効果を果たす。即ち、従来技術に比べて、従来技術の空白を埋める。本発明の一実施例において、航空機翼防氷バルブの動作状態を自動に収集し、空地データリンクを通じて、地上プラットフォームでダウンする、又は自動にプリントアウトして、防氷バルブの正常データ収集問題を解決し、ひいては航空機翼防氷バルブに対する健康診断と監視を実現し、航空会社の運行費用を削減して、飛行安全を向上させる。
上記の実施例はただ本発明を説明するためのものであり、本発明はこれに限定されない。当業者は、本発明の範囲を脱逸しない範囲で、いろんな変更と変形を行うことができる。したがって、すべての等価的な技術案も本発明の開示された範囲に属するべきである。

Claims (32)

  1. 防氷バルブの開放又は閉鎖時間を記録する時間記録装置と、
    前記時間記録装置が記録した防氷バルブの開放又は閉鎖時間を取得するデータ取得装置と、
    データ取得装置が取得した防氷バルブの開放又は閉鎖時間に応じて、防氷バルブ性能メッセージを生成するメッセージ生成装置と、
    を含む、航空機翼防氷バルブの監視システム。
  2. 前記時間記録装置はタイマを含み、前記タイマは、WINGスイッチの押込位置から圧出位置に変わるタイミングから防氷バルブの閉鎖位置に位置するタイミングまでの時間を記録する、
    請求項1に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  3. 前記防氷バルブは一つのセンサーを含み、前記センサーは防氷バルブが既に開放状態にあることを探測し、前記時間記録装置はタイマを含み、前記タイマは、WINGスイッチの圧出位置から押込位置に変わるタイミングから防氷バルブの開放位置に位置するタイミングまでの時間を記録する、
    請求項1に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  4. 前記時間記録装置は、WINGスイッチの押込位置から圧出位置に変わるタイミングと防氷バルブの閉鎖位置に位置するタイミング、又はWINGスイッチの圧出位置から押込位置に変わるタイミングと防氷バルブの開放位置に位置するタイミングとを記録する、
    請求項1に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  5. 防氷バルブ性能評価装置を更に含み、前記防氷バルブ性能評価装置は、前記防氷バルブ性能メッセージを受信し、防氷バルブ性能メッセージの中の防氷バルブの開放又は閉鎖時間によって、前記防氷バルブの性能を評価する、
    請求項1に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  6. 前記防氷バルブ性能評価装置は前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間の履歴データを同時に参照する、
    請求項5に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  7. 前記防氷バルブ性能評価装置は前記防氷バルブに故障が現れる時間を推定する、
    請求項6に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  8. 通信装置を更に含み、前記通信装置は前記防氷バルブ性能メッセージを前記防氷バルブ性能評価装置へ転送する、
    請求項1に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  9. 前記防氷バルブ性能メッセージは、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間を含み、補正式は以下の通りであり、即ち、
    補正後時間=補正前時間+(a*(PD)+b)、
    PDは抽気圧力を表示し、aとbは補正パラメーターである、
    請求項5に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  10. 前記防氷バルブ性能メッセージは、WINGスイッチの押込前の状態と、WINGスイッチの押込後の状態と、WINGスイッチの圧出される際の状態と、防氷バルブの閉鎖時間と、を含む、又は、WINGスイッチの押込前の状態と、WINGスイッチの押込後の状態と、開放された時間と、を含み、上述した状態は少なくともエンジン抽気圧力を含む、
    請求項9に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  11. 前記防氷バルブ性能評価装置は、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第1の閾値又は第2の閾値を越えるか否かを判断し、前記第2の閾値は前記第1の閾値より大きい、
    請求項10に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  12. 前記防氷バルブ性能評価装置は、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断する、
    請求項10に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  13. 前記防氷バルブ性能評価装置は、独立サンプルを利用して、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断し、検証する、
    請求項12に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  14. 前記防氷バルブ性能評価装置は、線形近似傾斜度成り行きを利用して、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断する、
    請求項12に記載の航空機翼防氷バルブの監視システム。
  15. 防氷バルブの開放又は閉鎖時間を記録するステップ、
    時間記録装置が記録した防氷バルブの開放又は閉鎖時間を取得するステップ、及び
    データ取得装置が取得した防氷バルブの開放又は閉鎖時間に応じて、防氷バルブ性能メッセージを生成するステップと、
    を含む、航空機翼防氷バルブの監視方法。
  16. 前記防氷バルブの閉鎖時間は、WINGスイッチの押込位置から圧出位置に変わるタイミングから防氷バルブの閉鎖位置に位置するタイミングまでの時間を記録したものを含む、
    請求項15に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  17. 防氷バルブの開放時間を記録することは、WINGスイッチの圧出位置から押込位置に変わるタイミングから防氷バルブの開放位置に位置するタイミングまでの時間を記録する、
    請求項15に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  18. WINGスイッチの押込位置から圧出位置に変わるタイミングと防氷バルブの閉鎖位置に位置するタイミング、又はWINGスイッチの圧出位置から押込位置に変わるタイミングと防氷バルブの開放位置に位置するタイミングとを記録するステップを更に含む、
    請求項15に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  19. 前記防氷バルブ性能メッセージを受信し、防氷バルブ性能メッセージの中の防氷バルブの開放又は閉鎖時間によって、前記防氷バルブの性能を評価するステップを更に含む、
    請求項15に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  20. 前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間の履歴データを参照するステップを更に含む、
    請求項19に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  21. 前記防氷バルブに故障が現れる時間を推定するステップを更に含む、
    請求項20に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  22. 地空データリンクを利用して、前記防氷バルブ性能メッセージを転送するステップを更に含む、
    請求項15に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  23. 補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間を更に含み、補正式は以下の通りであり、即ち、
    補正後時間=補正前時間+(a*(PD)+b)、
    PDは抽気圧力を表示し、aとbは補正パラメーターである、
    請求項19に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  24. 前記防氷バルブ性能メッセージは、WINGスイッチの押込前の状態と、WINGスイッチの押込後の状態と、WINGスイッチの圧出される際の状態と、防氷バルブの閉鎖時間と、を含む、又は、WINGスイッチの押込前の状態と、WINGスイッチの押込後の状態と、開放された時間と、を含み、上述した状態は少なくともエンジン抽気圧力を含む、
    請求項23に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  25. 前記防氷バルブの性能を評価する前記ステップは、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が第1の閾値又は第2の閾値を越えるか否かを判断するステップを含み、前記第2の閾値は前記第1の閾値より大きい、
    請求項23に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  26. 前記防氷バルブの性能を評価する前記ステップは、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断するステップを含む、
    請求項23に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  27. 補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断する前記ステップは、独立サンプルを利用して補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断し、検証するステップを含む、
    請求項26に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  28. 補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断する前記ステップは、線形近似傾斜度成り行きを利用して、補正後の前記防氷バルブの開放又は閉鎖時間が履歴データに比べて実質的な変化が発生したか否かを判断するステップを含む、
    請求項26に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  29. 前記防氷バルブ性能メッセージは、前記防氷バルブの閉鎖時間を含み、前記防氷バルブ性能メッセージを生成するステップは、
    翼防氷システムが既に正常的に動作するか否かを判断するステップと、
    WINGスイッチの押込前の状態とWINGスイッチの押込後の状態とを収集するステップと、
    WING電気ドアの押込位置から圧出位置への転換に応答して、WINGスイッチの圧出される際の状態を収集するステップと、
    前記防氷バルブの閉鎖時間を取得するステップと、
    前記防氷バルブ性能メッセージを生成するステップと、
    を含む、
    請求項24に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  30. 翼防氷システムが既に正常的に動作するか否かを判断するステップは、以下のような内容を確認するステップ、即ち、
    (1)WING電気ドアがON位置に維持され、
    (2)抽気通路圧力が約15psiより大きく、
    (3)防氷バルブの位置電気ドアは、バルブの「非閉鎖」位置にあることを表示し、
    (4)持続時間が約5秒より長い、
    ことを確認するステップを含む、
    請求項24に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  31. 前記防氷バルブの閉鎖時間が約30秒より長い時に応答して、バルブに故障が存在すると確認するステップを更に含む、
    請求項24に記載の航空機翼防氷バルブの監視方法。
  32. 一つ又は複数の防氷バルブの開放又は閉鎖時間を含む防氷バルブ性能メッセージを取得するステップと、
    航空機翼防氷バルブの性能を評価するステップと、
    航空機翼防氷バルブの性能によって、防氷バルブのメインテナンススケジュールを作成するステップと、
    航空機翼の防氷バルブに対してメインテナンスを行うステップと、
    を含む
    航空機翼防氷バルブのメインテナンス方法。
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