JP2015018461A - 設定端末および病院内情報表示システム - Google Patents

設定端末および病院内情報表示システム

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Abstract

【課題】簡便な病院内ネットワークの構成でベッドサイド情報端末の設定を行うことを目的とする。
【解決手段】電子カルテシステム4および情報端末2とアクセス可能で、持ち運び可能な設定端末1を用いることにより、情報端末システム用ネットワーク3と院内システム用ネットワーク6との間に中継システムを設けることなく、容易に情報端末2の設定を行うことができる。
【選択図】図1

Description

ベッドサイド情報端末に表示する内容を設定する設定端末および病院内情報表示システムに関する。
病院に入院している患者毎に必要な情報を表示するモニターとして、その患者のベッドの周囲に設置されるベッドサイド情報端末がある。ベッドサイド情報端末には、患者の禁則事項等を表示するピクトグラム等の患者に固有の情報が表示されるものがある。また、ベッドサイド情報端末が院内LANに接続されており、インターネットに接続したり、各種の院内サービスをベッドサイド情報端末を経由して享受したりすることができるものもある(例えば、特許文献1参照)。
ベッドサイド情報端末に表示させる、患者に固有の情報の設定は、病院内の電子カルテ等を参照して行われる。
以下、従来のベッドサイド情報端末の設定方法について、図8を用いて説明する。
図8は従来の病院内ネットワーク構成を示す概念図である。
図8に示す病院内ネットワークにおいて、30はベッドサイド情報端末システム用ネットワークである。31は院内システム用ネットワークであり、外部環境とのアクセスが制限されているネットワーク環境である。
ベッドサイド情報端末システム用ネットワーク30内には、ベッド毎にベッドサイド情報端末32が配置され、各ベッドサイド情報端末32は管理サーバ33と接続される。管理サーバ33には、表示指示用パソコン38が接続される。さらに、ベッドサイド情報端末システム用ネットワーク30内には、外部のインターネットと接続されるファイヤーウォール36が設けられ、外部のインターネットからのベッドサイド情報端末システム用ネットワーク30内へのアクセスがファイヤーウォール36で制限される。また、院内システム用ネットワーク31内には、院内電子カルテシステム34や、ナースセンターパソコン35をはじめ、院内で用いられる様々なシステムや端末が接続される。
また、ベッドサイド情報端末システム用ネットワーク30と院内システム用ネットワーク31とは、中継システム37を介して接続される。これら二つのネットワークが、中継システム37を介して、完全に独立していることから、院内電子カルテシステム34等の情報が各ベッドサイド情報端末32を介して患者等に漏洩することを防止している。
このような従来の病院内ネットワークにおいて、各ベッドサイド情報端末32に表示する情報を設定する際には、ベッドサイド情報端末システム用ネットワーク30内の表示指示用パソコン38等を操作し、中継システム37を介して入手できる電子カルテ等の情報に応じ、あるいは電子カルテに記載された指示に基づいて、表示する情報を設定していた。
特開2012−118782号公報
各ベッドサイド情報端末32に表示する情報を設定するために院内電子カルテシステム34内の電子カルテ等の情報が必要であり、同時に、ベッドサイド情報端末32から患者の病状等の情報を含む電子カルテに無制限にアクセスすることができる状態にすることは情報管理の観点から問題がある。そのため、上述のように、ベッドサイド情報端末32が接続されるベッドサイド情報端末システム用ネットワーク30と院内電子カルテシステム34が接続される院内システム用ネットワーク31とを隔離し、その間に中継システム37を設け、ベッドサイド情報端末32から院内電子カルテシステム34へアクセスすることを制限しながら、表示指示用パソコン38等を操作し、中継システム37を介して電子カルテを読み込みながら各ベッドサイド情報端末32の設定を行う病院内ネットワークを構成する必要があった。これにより、従来のベッドサイド情報端末のシステム構成では、ベッドサイド情報端末の設定を行うために病院内ネットワークの構成が複雑となるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、簡便な病院内ネットワークの構成で、情報の漏洩を防止しながら、ベッドサイド情報端末の設定を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の設定端末は、院内システム用ネットワークに接続される電子カルテからカルテ情報を取得する通信部と、前記カルテ情報から個々の入院患者に対応して表示する表示情報を決定する操作部と、情報端末システム用ネットワークに接続される情報端末に前記表示情報を表示させるために前記情報端末を設定する設定部とを有し、前記情報端末の設定を前記院内システム用ネットワークと非接続状態で行うことが可能であることを特徴とする。
また、本発明の病院内情報表示システムは、電子カルテが接続される院内システム用ネットワークと、個々の入院患者に対応して設けられる複数の情報端末が接続されて前記院内システム用ネットワークにアクセス不能な情報端末システム用ネットワークと、持ち運び可能な設定端末とからなり、前記情報端末が前記個々の入院患者に対応する表示情報を表示し、前記設定端末が、前記電子カルテからカルテ情報を取得する通信部と、前記カルテ情報から前記個々の入院患者に対応して表示する表示情報を決定する操作部と、前記情報端末に前記表示情報を表示させるために前記情報端末を設定する設定部とを有することを特徴とする。
また、本発明の病院内情報表示システムは、電子カルテが接続される院内システム用ネットワークと、個々の入院患者に対応して設けられる複数の情報端末が接続されて前記院内システム用ネットワークにアクセス不能な情報端末システム用ネットワークと、持ち運び可能な設定端末とからなり、前記情報端末が前記個々の入院患者に対応する表示情報を表示し、前記設定端末が、前記表示情報に対する指示情報をマニュアル入力する入力部と、前記指示情報から前記個々の入院患者に対応して表示する表示情報を決定する操作部と、前記情報端末に前記表示情報を表示させるために前記情報端末を設定する設定部とを有することを特徴とする。
また、前記表示情報がピクトグラムであっても良い。
また、前記設定部が無線通信部を内蔵し、無線通信により前記情報端末を設定することが好ましい。
また、前記設定端末がNFC通信部をさらに有し、NFC対応機器からの情報を取得可能であっても良い。
また、前記設定端末が任意の間隔で不可聴音を送信可能な不可聴音域前記設定端末が装置をさらに有し、前記情報端末との通信の初期設定を前記不可聴音域前記設定端末が装置により行っても良い。
以上のように、電子カルテシステムおよび情報端末とアクセス可能で、持ち運び可能な設定端末を用いることにより、情報端末システム用ネットワークと院内システム用ネットワークとの間に中継システムを設けることなく、情報の漏洩を防止しながら、容易に情報端末の設定を行うことができる。
実施の形態1における設定端末および病院内情報表示システムの構成を説明する図 本発明の表示情報を例示する図 実施の形態1における設定端末の構成を説明する図 実施の形態2における設定端末および病院内情報表示システムの構成を説明する図 実施の形態2における設定端末の構成を説明する図 実施の形態3における設定端末の構成を説明する図 実施の形態3における設定端末および病院内情報表示システムの構成を説明する概略フロー図 従来の病院内ネットワーク構成を示す概念図
病院において、病状に応じた禁則事項が、入院患者毎に定められる。また、入院患者のベッドの周辺に、患者毎に利用できるベッドサイド情報端末(以下、単に情報端末と称す)が設けられることがある。そのため、情報端末に患者毎の禁則事項等の情報を表示情報として表示する場合がある。
本発明は、情報端末に表示される表示情報を、マニュアル入力した情報あるいは電子カルテから抽出したカルテ情報を用いて決定し、情報端末を設定する設定端末を設けることを特徴とする。また、本発明の病院内情報表示システムは、設定端末を含む病院内のネットワークシステムであり、複数の情報端末は情報端末システム用ネットワークに接続され、電子カルテや病院職員の使用する端末が接続される院内システム用ネットワークにアクセスできないように独立して形成される。
このように、設定端末を設け、設定端末を用いて個々の情報端末の表示情報を設定することができるため、情報端末システム用ネットワークを院内システム用ネットワークから独立して形成することが可能となり、情報端末システム用ネットワークからの院内システム用ネットワークへのアクセスを制限するための中継システムが不要となり、容易に情報端末の設定を行うことができる。特に、従来、電子カルテシステムは標準化されておらず病院のシステムによって異なるため、中継システムで院内システム用ネットワークと情報端末システム用ネットワークとの整合を図る必要があったが、中継システムを設ける必要がなくなり、病院内情報表示システムのシステム全体の構成を簡素化することができる。
なお、表示情報は、患者の食事制限や歩行の補助の条件等の禁則事項等様々なものを表示することができ、文字情報でも良いが、情報を図案化したピクトグラム表示であっても良い。
以下、図を用いて、本発明の設定端末および病院内情報表示システムの実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
まず、図1〜図3を用いて、実施の形態1における設定端末および病院内情報表示システムの実施の形態について説明する。
図1は実施の形態1における設定端末および病院内情報表示システムの構成を説明する図、図2は本発明の表示情報を例示する図、図3は実施の形態1における設定端末の構成を説明する図である。
図1〜図3に示すように、本発明の病院内情報表示システムは、複数の情報端末2が接続される情報端末システム用ネットワーク3と、電子カルテシステム4や職員用の端末5が接続される院内システム用ネットワーク6と、情報端末2が表示する表示情報7を設定する設定端末1とから構成される。
情報端末2は入院患者毎に、入院患者のベッドの周辺に設置されるモニター端末であり、各患者に合わせて禁則情報等の表示情報7が表示される(図2(a))。表示情報7としては、例えば、夕食を抜く旨の表示8や、移動には車椅子を使用する旨の表示9等がある。
院内システム用ネットワーク6において、患者の情報は電子カルテシステム4で管理されており、医者や看護師等のスタッフが端末5を介して電子カルテシステム4にアクセスし、情報の管理や指示の受渡を行う。また、電子カルテシステム4の情報は、秘密管理する必要があるため、院内システム用ネットワーク6に対するアクセスは制限されている。また、情報端末システム用ネットワーク3から院内システム用ネットワーク6にアクセスができないように、情報端末システム用ネットワーク3は独立して形成される。
設定端末1は、独立して持ち運び可能な1または複数の端末であり、看護師等の病院スタッフが使用する。設定端末1は、通信部10,操作部11および設定部12から構成される。通信部10は、端末5等の院内システム用ネットワーク6に接続する機器とアクセスし、電子カルテシステム4に記録されたカルテ情報を取得する。カルテ情報としては、各患者の検査,治療等の情報や表示情報7の指示情報等がある。操作部11は、通信部10が取得したカルテ情報から、個々の入院患者に対応して表示する表示情報7を決定する。設定部12は、情報端末2とアクセスし、個々の入院患者に対応する情報端末2に表示する表示情報7を、情報端末2毎に設定する。表示情報7は、文字情報でも良いが、ピクトグラム等の視覚的に直感で認識できるような情報であることが、理解の向上と間違いの防止のために好ましい。例えば、電子カルテシステム4に記録された各患者に表示する表示情報7を指示した指示情報を通信部10が取得し、それに対応する表示情報7を操作部11が選択し、その患者に対応する情報端末2の設定を設定部12で行う。また、電子カルテシステム4に記録された各患者の病状等の情報から操作部11を操作して患者毎に表示すべき表示情報7を判断,選択し、その患者に対応する情報端末2に対して設定部12から設定しても良い。
情報端末2に表示される情報は、設定端末1の処理により、情報端末システム用ネットワーク3内にあらかじめ記録された情報を元に設定され、情報端末2は、設定部12が送信する情報を元に、管理サーバ14からあらかじめ記録された情報を取得して、表示情報7を設定することができる。
具体的には、電子カルテシステム4から、ある患者の「高血圧であること、白血球の数」の情報および医者が指示した「高血圧のため食事制限有り」の情報を通信部10が取得する。そして、入力された「高血圧のため食事制限有り」情報から、操作部11が「食事制限+高血圧」と「食事の表示指示」を表示情報7を決定する情報として決定し、設定部12は「食事の表示指示」とその条件として「食事制限+高血圧」を情報端末2に設定する。情報端末2は、管理サーバ14に保管されている食事の全メニューから、「食事制限+高血圧」の情報を基にフィルタリングを行い、その患者に適した「高血圧向け塩分控えめのメニューA定食」という表示情報7を選択し、この表示情報7をその患者の表示端末2に表示させる。
なお、例えば、情報端末2がフィルタリングの結果、「高血圧向け塩分控えめのメニューA定食」以外に、「高血圧向け塩分控えめのメニューB定食」があると判断した場合、情報端末2は、該当する定食が複数あることに加え、定食の内容を、設定端末1に通知することができる。
この場合、設定端末1では、通信部10が、定食が複数あることと、例えばA定食の主菜が肉、B定食の主菜が魚のように、定食の内容の情報を受信する。看護師等が患者の要求を聞き、A定食を望む場合、操作部11は、再度、「食事制限+高血圧」と「食事の表示指示」と「主菜は肉」を選択し、設定部12は、「食事の表示指示」とその条件として「食事制限+高血圧」に加えて「主菜は肉」を情報端末2に設定する。
なお、看護師等が患者の要求を聞き定食を決定するとき、すなわち操作部11で「主菜は肉」を選択する場合、設定部12は、電子カルテから再度、情報を入手することを要求、または警告することができる。例えば、設定端末の画面に、警告メッセージを表示し、通信部10は、院内システム用ネットワーク3にアクセスし、電子カルテから必要な情報を入手することもできる。
設定端末1は、カルテ情報を取得する際には院内システム用ネットワーク6にアクセスするが、情報端末2毎に表示情報7を設定する際には院内システム用ネットワーク6とのアクセス状態を解除している。つまり、カルテ情報を取得する際には設定端末1を院内システム用ネットワーク6と接続し、カルテ情報を取得後は設定端末1を院内システム用ネットワーク6から切り離して持ち運び、設定する情報端末2の近傍で、設定する情報端末2のみに対して通信を確立し、各情報端末2に表示情報7を設定する。これにより、情報端末2に表示情報7を設定する際にも情報端末2と電子カルテシステム4とを接続状態にする必要がなく、カルテ情報が入院患者等の病院スタッフ以外の者に漏洩することを抑制することができる。また、各入院患者のベッドサイドに設けられる情報端末2の近傍で各情報端末2に対する表示情報7の設定を行うことができるため、入院患者自身に説明しながら設定することができ、患者に対し禁則情報等の表示情報7の内容を説明し、遵守を促すことができる。
ここで、情報端末2は、表示情報7の表示のみならず、院内サービス画面13を表示し、院内サービスの操作端末としての機能を持たせることもできる(図2(b))。この場合、情報端末システム用ネットワーク3において、各情報端末2を管理サーバ14と接続し、管理サーバ14を介して院内サービスを提供する。院内サービスは、例えば、インターネット接続や病院案内,食事の選択,院内ネットショッピング等の各種サービスを行うことができるサービスである。
また、設定端末1と電子カルテシステム4との通信は、有線通信でも無線通信でもでき、カルテ情報の取得時のみ院内システム用ネットワーク6と通信できれば良い。また、設定端末1と情報端末2との通信も任意であり、情報端末2の設定時に、設定を行いたい1つの情報端末2とのみ通信できれば良く、例えば、バーコードを読み込ませたり、WiFiやBluetoothにより行うことができる。
また、以上の説明では、カルテ情報を取得する際に、設定端末1が院内システム用ネットワーク6にアクセスし、電子カルテシステム4からカルテ情報を取得していたが、通信部10の1態様である入力部がマニュアルでカルテ情報を入力できる構成とすることもできる。これにより、医師等からの表示情報7の指示が口頭や紙で行われた場合、設定端末1が院内システム用ネットワーク6にアクセスすることなく、設定端末1の通信部10として入力インターフェース部を用い、マニュアルで表示情報7の指示情報を入力することができる。例えば、電子カルテがなく、紙のカルテのみで運用する病院の場合、院内システム用ネットワーク6を構築する必要がなく、紙のカルテに書かれた情報や指示を看護師等が読み取って、設定端末1に直接マニュアル入力することも可能となる。またネットワークにアクセスする方法は、通信に限らず、SDカードやUSBメモリ等の記憶媒体を用いても良い。
なお、設定端末1の入力インターフェース部としては、タッチパネルを用いることが好ましい。タッチパネルを用いることで、設定端末1の入力量を極力減らすことができ、また直感的に分り易いインターフェースを提供することができるため、設定端末1を使用する看護師等が、設定端末1の操作方法を訓練することなく使用できる利点がある。
以上のように、情報端末2と通信が可能で、あるいは情報端末2および電子カルテシステム4と通信が可能で、持ち運びが可能な設定端末1を設け、情報端末2が接続される情報端末システム用ネットワーク3を電子カルテシステム4が接続される院内システム用ネットワーク6と接続不能な独立した環境におくことにより、情報端末システム用ネットワーク3と院内システム用ネットワーク6とのアクセス制限を行う中継システムを設けることが不要となり、システム構成を容易に構築しながら、情報端末2に表示する表示情報7の設定を安全に行うことができる。また、情報端末2はベッドの数に応じた数だけ設けられるが、設定端末1は情報端末2の数に依存せず、最低限1つでも病院内情報表示システムとして機能でき、通常は最大でも看護師の数を超える必要はない。したがって、簡単な構成の少ない個数の設定端末1により病院内情報表示システムを構成でき、病院内情報表示システムのシステム全体の構成を容易にすることができる。
(実施の形態2)
次に、図4,図5を用いて、実施の形態2における設定端末および病院内情報表示システムの実施の形態について説明する。
図4は実施の形態2における設定端末および病院内情報表示システムの構成を説明する図、図5は実施の形態2における設定端末の構成を説明する図である。
図4,図5に示すように、実施の形態2における設定端末15および病院内情報表示システムは、実施の形態1における設定端末および病院内情報表示システムに対してNFC通信部16をさらに設け、近距離無線(以下、NFCと称す)対応の医療機器等のNFC機器17からの情報を容易に取得可能とすることを特徴とする。その他の構成は、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
病院では、患者の体温や血圧等のバイタルを測定する医療機器が多くあり、その中にはNFC通信機能を備えるものもある。従来、これらのNFC機器17での測定データは、マニュアルで電子カルテシステム4に入力したり、院内システム用ネットワーク6に接続されたNFC通信に対応する端末5を経由して電子カルテシステム4に入力していた。本実施の形態では、持ち運び可能な設定端末15がNFC通信機能を備え、患者のベッド等のNFC通信に対応する端末5が近くにない場所で患者の体温や血圧等を測定した場合であっても、NFC通信対応の医療機器等のNFC機器17での測定時に、設定端末15を持ち込むことにより、測定した場所で即時に測定データを設定端末15に保存することができる。その後、設定端末15を院内システム用ネットワーク6に接続された端末5に持ち運び、端末5から測定データを電子カルテシステム4に入力することができる。この際にも、端末5がNFC通信に対応していれば、設定端末15から端末5にNFC通信することにより測定データを電子カルテシステム4に入力することができる。これによりマニュアルで入力する場合に生じえる誤入力がなくなり、電子カルテシステムへ誤ったデータを入力することを防止できる。
なお、設定端末15にNFC通信部16をさらに設けた場合、情報端末2にもNFC通信部を設けることにより、設定端末15による情報端末2への設定をNFC通信により行うことも可能である。
このように、設定端末15にNFC通信部16をさらに設けることにより、実施の形態1と同様に、情報端末システム用ネットワーク3と院内システム用ネットワーク6とのアクセス制限を行う中継システムを設けることなく、設定端末15にてカルテ情報を入手して情報端末2の設定を行い、システム構成を容易に構築しながら、情報端末2に表示する表示情報7の設定を安全にすることができると共に、測定データを容易に電子カルテシステム4に入力することができる。
(実施の形態3)
次に、図4,図6,図7を用いて、実施の形態3における設定端末および病院内情報表示システムの実施の形態について説明する。
図6は実施の形態3における設定端末の構成を説明する図、図7は実施の形態3における設定端末および病院内情報表示システムの構成を説明する概略フロー図である。
図4,図6,図7に示すように、実施の形態3における設定端末21および病院内情報表示システムは、実施の形態1,2における設定端末および病院内情報表示システムに対して、情報端末19の通信設定を行うための不可聴音域送信部18をさらに設けることを特徴とする。
設定端末21が情報端末19と通信して表示情報7を設定する際には、設定対象となる情報端末19を特定して通信の初期設定を行う必要がある。実施の形態1,2においては、情報端末をマニュアル設定したり、初期設定用の有線または無線通信部をさらに設定端末および情報端末に設けて初期設定を行っていた。本実施の形態では、無線通信部として、設定端末21に不可聴音域送信部18を設け、情報端末19に不可聴音域受信部20を設ける。
設定端末21が情報端末19の表示情報7を設定する際には、まず、設定端末21の通信部10が電子カルテシステム4と同期して通信を行い(図7のステップ1)、設定対象となる情報端末19に対応する患者のカルテ情報を取得する。次に、設定端末21の操作部11はカルテ情報からその患者に対応する情報端末19に表示すべき表示情報7を決定し、設定情報として表示すべき表示情報7を保存する(図7のステップ2)。この時、表示情報7がピクトグラムの場合、操作部11のピクトグラム設定画面22にピクトグラムを表示しながら、設定するピクトグラムを決定する(図7のステップ3)。次に、設定端末21の不可聴音域送信部18は、情報端末19に不可聴音域信号を送信し(図7のステップ4)、不可聴音域信号を受け取った情報端末19の不可聴音域受信部20は、設定端末21との通信の初期設定を行う(図7のステップ5)。次に、設定端末21の設定部12は情報端末19の設定を行う。この時、表示情報7がピクトグラムの場合、情報端末システム用ネットワーク3の情報端末用データベース23から設定情報に基づいてコンテンツフィルタリング処理を行って(図7のステップ6)、設定端末21の設定に対応するピクトグラムを情報端末19に表示する(図7のステップ7)。なお、ステップ4,5の不可聴音域信号を用いた初期設定以外の処理は、実施の形態1,2でも行われる。
以上のように、設定端末21に不可聴音域送信部18を設け、情報端末19に不可聴音域受信部20を設けることにより、設定端末21が情報端末19の設定を行う際の通信を確立するための初期設定を、設定端末21から送信する不可聴音域信号により行うことができるため、容易に、患者に迷惑をかけることなく、特定の情報端末19に対して表示情報7の設定を行うことができる。
なお、設定端末21に不可聴音域受信部を設け、情報端末19に不可聴音域送信部を設けることもでき、送受信することで、初期設定を行なうこともできる。また、設定端末21の不可聴音域送信部18は、一台の情報端末19に限定せず、音波が届く範囲で、複数の情報端末19に、不可聴音域信号を一斉送信することができる。また、予め、部屋ごとに設定された情報を用いて、特定の部屋に設置されている情報端末19のみを対象に、一斉送信することもできる。
また、設定端末21の不可聴音域送信部18は、初期設定時に限らず、設定部12の設定するデータを送信することもでき、設定部12が情報端末19にデータを設定するトリガー、つまり送信開始の信号の代わりに、送信することもできる。これにより、無線等で初期設定ができない場合でも、不可聴音域信号を用いて初期設定を行うことができ、無線通信のバックアップとして機能されることや、初期設定用の無線通信機を搭載せずに、設定端末および情報端末の構成を簡素化することもできる。
設定部12には、前記トリガーを判別するためのトリガー判別部が設けられることもある。トリガー判別部では、例えば、入力インターフェース部であるタッチパネルに特定の絵、字、記号等が書かれたと認識した場合、その内容に応じて、設定部12又は不可聴音域送信部18を経由して、情報端末19にトリガーを送付する。また、トリガー判別部に設定端末21の傾きを検出するセンサー、加速度センサー、温度センサー等の各種センサーを設けることで、トリガー判別部が、設定端末21の特殊な動作をトリガー発送動作として検出することができる構成とすることもできる。
上記の設定端末21と情報端末19の初期設定の処理には、実施の形態1で記載しているバーコードやBluetoothを利用することもできる。具体的には、設定端末21にバーコードを設置し、情報端末19にバーコードリーダーを設けることで、看護師等は、情報端末19に、設定端末21を近づけるだけで、初期設定を終了させることができる。また、設定端末21が、万が一看護師等以外の第三者にわたった場合に、その第三者に悪用されないように、設定端末21の情報端末19への設定に関するセキュリティを向上させることもできる。例えば、設定端末21の情報端末19への設定の条件を、情報端末19が設定端末21のバーコードを読み込んでから、一定時間内に、設定端末21のトリガー判別部が、前述の設定端末21の特殊な動作を検出し、設定端末21が情報端末19へトリガーを送付した場合に限定することで、セキュリティの向上を実現することができる。
1 設定端末
2 情報端末
3 情報端末システム用ネットワーク
4 電子カルテシステム
5 端末
6 院内システム用ネットワーク
7 表示情報
8 表示
9 表示
10 通信部
11 操作部
12 設定部
13 院内サービス画面
14 管理サーバ
15 設定端末
16 NFC通信部
17 NFC機器
18 不可聴音域送信部
19 情報端末
20 不可聴音域受信部
21 設定端末
22 ピクトグラム設定画面
23 情報端末用データベース
30 ベッドサイド情報端末システム用ネットワーク
31 院内システム用ネットワーク
32 ベッドサイド情報端末
33 管理サーバ
34 院内電子カルテシステム
35 ナースセンターパソコン
36 ファイヤーウォール
37 中継システム
38 表示指示用パソコン

Claims (11)

  1. 院内システム用ネットワークに接続される電子カルテからカルテ情報を取得する通信部と、
    前記カルテ情報から個々の入院患者に対応して表示する表示情報を決定する操作部と、
    情報端末システム用ネットワークに接続される情報端末に前記表示情報を表示させるために前記情報端末を設定する設定部と
    を有し、前記情報端末の設定を前記院内システム用ネットワークと非接続状態で行うことが可能であることを特徴とする設定端末。
  2. 前記表示情報がピクトグラムであることを特徴とする請求項1記載の設定端末。
  3. 前記設定部が無線通信部を内蔵し、無線通信により前記情報端末を設定することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の設定端末。
  4. NFC対応機器からの情報を取得可能なNFC通信部をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の設定端末。
  5. 任意の間隔で不可聴音を送信可能な不可聴音域送信部をさらに有し、前記情報端末との通信の初期設定を前記不可聴音域送信部により行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の設定端末。
  6. 電子カルテが接続される院内システム用ネットワークと、
    個々の入院患者に対応して設けられる複数の情報端末が接続されて前記院内システム用ネットワークにアクセス不能な情報端末システム用ネットワークと、
    持ち運び可能な設定端末と
    からなり、
    前記情報端末が前記個々の入院患者に対応する表示情報を表示し、
    前記設定端末が、
    前記電子カルテからカルテ情報を取得する通信部と、
    前記カルテ情報から前記個々の入院患者に対応して表示する表示情報を決定する操作部と、
    前記情報端末に前記表示情報を表示させるために前記情報端末を設定する設定部と
    を有することを特徴とする病院内情報表示システム。
  7. 電子カルテが接続される院内システム用ネットワークと、
    個々の入院患者に対応して設けられる複数の情報端末が接続されて前記院内システム用ネットワークにアクセス不能な情報端末システム用ネットワークと、
    持ち運び可能な設定端末と
    からなり、
    前記情報端末が前記個々の入院患者に対応する表示情報を表示し、
    前記設定端末が、
    前記表示情報に対する指示情報をマニュアル入力する入力部と、
    前記指示情報から前記個々の入院患者に対応して表示する表示情報を決定する操作部と、
    前記情報端末に前記表示情報を表示させるために前記情報端末を設定する設定部と
    を有することを特徴とする病院内情報表示システム。
  8. 前記表示情報がピクトグラムであることを特徴とする請求項6または請求項7のいずれかに記載の病院内情報表示システム。
  9. 前記設定部が無線通信部を内蔵し、無線通信により前記情報端末を設定することを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の病院内情報表示システム。
  10. 前記設定端末がNFC通信部をさらに有し、NFC対応機器からの情報を取得可能であることを特徴とする請求項6〜請求項9のいずれか1項に記載の病院内情報表示システム。
  11. 前記設定端末が任意の間隔で不可聴音を送信可能な不可聴音域送信部をさらに有し、前記情報端末との通信の初期設定を前記不可聴音域送信部により行うことを特徴とする請求項6〜請求項10のいずれか1項に記載の病院内情報表示システム。
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