JP2015018400A - 顔照合装置、顔照合方法及び顔照合プログラム - Google Patents

顔照合装置、顔照合方法及び顔照合プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顔画像の照合において、顔部分の解像度による影響を動的かつ適応的に低減すること。
【解決手段】顔照合装置10は、登録データ及び入力データについて、顔部分の両目の間に所在する画素数である目間画素数を検出する。そして、登録データ及び入力データからスケールの異なる加工データを生成してスケール別類似度を算出し、目間画素数に応じた重み付きスケール別類似度により照合処理を行う。このため、入力データ及び登録データの解像度が不明であったとしても、動的かつ適応的に解像度の相違による影響を低減することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、事前に登録された人物の顔画像又は該顔画像の特徴量からなる登録データと、照合対象となる人物(以下、「照合対象者」と言う)の顔画像又は該顔画像の特徴量からなる入力データとを照合する顔照合装置、顔照合方法及び顔照合プログラムに関する。
従来、照合対象者が事前に登録された人物と一致するか否かを判定するために、事前に登録された人物の顔画像又は該顔画像の特徴量からなる登録データと、照合対象者の顔画像又は該顔画像の特徴量からなる入力データとを照合処理する顔照合技術が知られている。
例えば、特許文献1には、同一人物について解像度の異なる複数の登録データを登録しておき、入力データから複数の解像度のデータを生成し、解像度の低いデータ同士で絞り込みを行った上で、解像度の高いデータを比較して照合処理する技術が開示されている。
また、特許文献2には、劣化した画像からぼけを表す点拡がり関数(Point Spread Function;PSF)を推定し、この推定されたPSFに基づいて画像を復元し、復元された画像を用いて照合処理を行う技術が開示されている。
特開2012−238057号公報 特許第4881278号
一般に、入力された撮像顔画像又はその特徴量からなる入力データと登録済みの顔画像又はその特徴量からなる登録データとを照合する場合には、入力データの顔部分の解像度と、登録データの顔部分の解像度とが略同一になるようにしなければならない。入力データの顔部分の解像度と、登録データの顔部分の解像度とが異なると、そのまま両者を照合しても十分な精度が得られないためである。
例えば、1つのカメラで顔を撮像して入力データを取得する場合には、カメラと顔までの距離に応じて入力データ内における顔部分の解像度が変化する。このため、入力データ自体の解像度が登録データ自体の解像度と一致したとしても、入力データの顔部分の解像度と登録データの顔部分の解像度とが一致するとは限らない。したがって、照合処理を精度良く行なうためには、入力データ内および登録データ内から顔に対応する領域を検出し、かかる領域の解像度を評価し、ある一定の解像度に合わせて入力データおよび登録データに対して拡大や縮小を行わねばならない。
しかし入力データ及び登録データの顔部分の解像度を一定にしても、顔のぼけ程度は拡大や縮小する前の顔領域の解像度に依存する。特許文献2はこのことを鑑みた発明で、ぼけた画像を適応的に鮮明化する方法が記載されているが、入力データおよび登録データの顔部分の解像度が大きく異なる場合には、同じように鮮明化することが難しくなり本人の照合に失敗する可能性がある。そこで、入力データ及び登録データの顔部分の解像度による顔照合に対する影響をいかにして動的かつ適応的に低減するかが重要な課題となっている。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、顔部分の解像度による顔照合に対する影響を動的かつ適応的に低減することのできる顔照合装置、顔照合方法及び顔照合プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、照合対象者の顔画像又はその特徴量からなる入力データをあらかじめ登録された顔画像又はその特徴量からなる登録データと照合処理する顔照合装置であって、前記入力データ及び/又は前記登録データについて、顔に対応する部分の解像度を評価して解像度評価値を求める解像度評価手段と、前記入力データ及び前記登録データについて、複数の解像度に対応する複数の加工入力データ及び複数の加工登録データを生成する加工データ生成手段と、前記入力データの解像度評価値及び/又は前記登録データの解像度評価値に基づいて、前記複数の加工入力データと前記複数の加工登録データとを照合処理する照合処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記加工データ生成手段は、前記入力データ及び前記登録データについて、縮小率の異なる複数の縮小処理を行って複数の縮小データを生成し、前記複数の縮小データを前記縮小処理の縮小率に応じて拡大処理することで、前記複数の加工入力データ及び前記複数の加工登録データを生成することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記加工データ生成手段は、前記複数の縮小データに対し、特徴を顕在化するフィルタ処理を行った上で前記拡大処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記解像度評価手段は、前記入力データ及び/又は前記登録データについて、顔の特定パーツ間に所在する画素数を前記解像度評価値とすることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記解像度評価手段は、前記入力データ及び/又は前記登録データについて、両目の間に所在する画素数を前記解像度評価値とすることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記解像度評価値に基づいて、前記縮小処理における縮小率ごとに縮小率重みを決定する縮小率重み算出手段をさらに備え、前記照合処理手段は、前記縮小処理における縮小率ごとに前記加工入力データと前記加工登録データとの類似度を算出し、前記類似度に前記縮小率重みを付けて合計した合計類似度により前記照合処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記縮小率重み算出手段は、前記入力データの解像度評価値と前記登録データの解像度評価値とのうち、小さい方の解像度評価値を用いて縮小率重みを算出することを特徴とする。
また、本発明は、照合対象者の顔画像又はその特徴量からなる入力データをあらかじめ登録された顔画像又はその特徴量からなる登録データと照合処理する顔照合方法であって、前記入力データ及び/又は前記登録データについて、顔に対応する部分の解像度を評価して解像度評価値を求める解像度評価ステップと、前記入力データ及び前記登録データについて、複数の解像度に対応する複数の加工入力データ及び複数の加工登録データを生成する加工データ生成ステップと、前記入力データの解像度評価値及び/又は前記登録データの解像度評価値に基づいて、前記複数の加工入力データと前記複数の加工登録データとを照合処理する照合処理ステップとを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、照合対象者の顔画像又はその特徴量からなる入力データをあらかじめ登録された顔画像又はその特徴量からなる登録データと照合処理する顔照合プログラムであって、前記入力データ及び/又は前記登録データについて、顔に対応する部分の解像度を評価して解像度評価値を求める解像度評価手順と、前記入力データ及び前記登録データについて、複数の解像度に対応する複数の加工入力データ及び複数の加工登録データを生成する加工データ生成手順と、前記入力データの解像度評価値及び/又は前記登録データの解像度評価値に基づいて、前記複数の加工入力データと前記複数の加工登録データとを照合処理する照合処理手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、入力データ及び/又は登録データについて、顔に対応する部分の解像度を評価して解像度評価値を求め、入力データ及び登録データについて、複数の解像度に対応する複数の加工入力データ及び複数の加工登録データを生成し、入力データ及び/又は登録データの解像度評価値に基づいて、複数の加工入力データと複数の加工登録データとを照合処理するよう構成したので、顔部分の解像度による顔照合に対する影響を動的かつ適応的に低減することができる。
図1は、顔照合装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、登録及び照合の詳細について説明するための説明図である。 図3は、顔照合装置の登録に係る処理手順を示すフローチャートである。 図4は、スケール別特徴量算出処理の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、顔照合装置の照合に係る処理手順を示すフローチャートである。 図6は、図1に示した顔照合装置の各機能部をプログラムにより実現する場合の説明図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る顔照合装置、顔照合方法及び顔照合プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る顔照合方法の概念について説明する。本実施例に係る顔照合方法では、照合対象の登録顔である登録データと被照合人の顔画像である入力データについて、顔画像の特定パーツ間の画素数を検出し、解像度を評価する値として用いる。具体的には、顔画像の両目の間に所在する画素数である目間画素数を用いる。
また、本実施例に係る顔照合方法では、登録データ及び入力データについて、複数のスケール別特徴量を算出する。具体的には、登録データを複数の縮小率でそれぞれ縮小し、特徴を顕在化させるオペレータとして作用するフィルタをかけ、それぞれの縮小率の逆数で拡大した加工データを生成する。そして、得られた複数の加工データについて、複数の特徴点の特徴量をスケール別特徴量として算出する。この縮小率をスケールと称する。なお、各スケール別特徴量は、1つの加工データのn個(nは自然数)の特徴点についてそれぞれ算出したn個の特徴量を有する。
また、登録データの場合と同様に、入力データを複数の縮小率(スケール)でそれぞれ縮小し、特徴を顕在化させるオペレータとして作用するフィルタをかけ、それぞれのスケールの逆数で拡大した加工データを生成する。そして、得られた複数の加工データについて、複数の特徴点の特徴量をスケール別特徴量として算出する。この処理により、スケールの大きなフィルタでの処理と論理的にはほぼ等しい結果が得られ、処理時間を短縮できる。なお、入力データの各スケール別特徴量がn個の特徴量を有する点についても登録データのスケール別特徴量と同様である。
そして、本実施例に係る顔照合方法では、登録データのスケール別特徴量と入力データのスケール別特徴量との類似度をスケール毎に算出する。このため、k個のスケールを用いる場合には、k個のスケール別類似度が算出される。また、顔照合装置10は、登録データの目間画素数と入力データの目間画素数とを用いて、各スケールに対応したk個のスケール重みを算出する。
このようにしてスケール別類似度及びスケール重みを算出したならば、各スケール別類似度にスケール重みを適用して重み付きスケール別類似度を算出し、この重み付きスケール別類似度を用いて入力データと登録データとの照合処理を行う。例えば、かかる重み付きスケール別類似度の総和が所定のしきい値以上であれば同一人物であると判定し、しきい値未満であれば異なる人物であると判定することになる。
このように、登録データ及び入力データからスケールの異なる加工データを生成してスケール別類似度を算出し、登録データ及び入力データの目間画素数に応じた重み付きスケール別類似度により照合処理を行う。このため、登録データと入力データの顔部分の解像度が異なる場合であっても負荷の大きい前処理を必要とせず、顔部分の解像度が変化した場合や事前に顔部分の解像度を把握できない場合であっても、かかる解像度の影響を動的かつ適応的に低減しつつ顔照合処理を行うことができる。
次に、本実施例に係る顔照合装置10の構成について説明する。図1は、顔照合装置10の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、この顔照合装置10は、画像入力受付部11、表示操作部12、記憶部13及び制御部14を有する。
画像入力受付部11は、登録データとしての顔画像及び入力データとしての顔画像をそれぞれカメラやスキャナ等から受け付けるインタフェースである。表示操作部12は、タッチパネルディスプレイ、キーボードやマウス等のインタフェースである。
記憶部13は、フラッシュメモリやハードディスク装置等からなる記憶デバイスであり、登録特徴データ13b及び重み算出データ13eを記憶する。
登録特徴データ13bは、登録データのスケール別特徴量13c及び目間画素数13dを含むデータであり、登録データが入力された場合に生成されて記憶部13に格納される。なお、既に説明したように、スケール別特徴量13cは1つの登録データに対してスケールの数だけ算出され、目間画素数13dは1つの登録データに対して1つ生成される。
重み算出データ13eは、登録データ及び入力データの目間画素数を用いて、各スケールに対応するスケール重みを算出するためのデータである。詳細については後述するが、重み算出データ13eは、各スケールに対してそれぞれ設定された複数の定数を含み、目間画素数を変数として各スケールに対応するスケール重みを算出できるようになっている。
制御部14は、顔照合装置10を全体制御する制御部である。制御部14は、スケール別特徴量算出部14b、目間画素数検出部14c、類似度算出部14d、スケール重み算出部14e及び照合処理部14fを有する。
スケール別特徴量算出部14bは、画像入力受付部11が登録データ又は入力データの入力を受け付けた場合に、受け付けたデータからスケールごとの加工データを生成し、スケールごとの加工データからスケール別特徴量を算出する処理部である。
目間画素数検出部14cは、画像入力受付部11が登録データ又は入力データを受け付けた場合に、登録データ又は入力データの顔部分を画像処理などにより識別し、識別した顔部分の両目の間に所在する画素数を目間画素数として検出する処理部である。
類似度算出部14dは、登録データのスケール別特徴量と入力データの対応するスケール別特徴量とを用い、スケール別類似度を算出する処理部である。
スケール重み算出部14eは、登録データの目間画素数と入力データの目間画素数と重み算出データ13eとを用いて、各スケールについてスケール重みを算出する処理部である。
照合処理部14fは、類似度算出部14dにより算出されたスケール別類似度に対し、スケール重み算出部14eにより算出されたスケール重みを掛けて重み付きスケール別類似度を算出し、この重み付きスケール別類似度を用いて登録データと入力データとを照合処理する処理部である。
次に、登録及び照合の詳細について説明する。図2は、登録及び照合の詳細について説明するための説明図である。図2に示すように、スケール別特徴量算出部14bは、スケール変換処理部51及び特徴量算出部52を有する。
スケール変換処理部51は、登録データ又は入力データを複数のスケールでそれぞれ縮小し、特徴を顕在化させるオペレータとして作用するフィルタをかけ、それぞれのスケールの逆数で拡大した複数の加工データを生成し、特徴量算出部52に出力する。
特徴量算出部52は、複数の加工データのそれぞれについて、複数の特徴点の特徴量をスケール別特徴量として算出する。特徴量算出部52は、登録データからスケール別特徴量を算出した場合には、算出したスケール別特徴量を登録特徴データ13bのスケール別特徴量13cとする。また、特徴量算出部52は、入力データからスケール別特徴量を算出した場合には、算出したスケール別特徴量を類似度算出部14dに出力する。
目間画素数検出部14cは、登録データ又は入力データについて目間画素数を検出する処理を行う。具体的には、登録データ又は入力データの顔部分を画像処理などにより識別し、識別した顔部分の両目の間に所在する画素数を目間画素数として検出する。
目間画素数検出部14cは、登録データから目間画素数を検出した場合には、検出した目間画素数を登録特徴データ13bの目間画素数13dとする。また、目間画素数検出部14cは、入力データから目間画素数を検出した場合には、検出した目間画素数をスケール重み算出部14eに出力する。
類似度算出部14dは、スケール別特徴量算出部14bにより入力データのスケール別特徴量が出力された場合に、登録特徴データ13bのスケール別特徴量13cとのスケール別類似度を算出する。具体的には、スケールが同一のスケール別特徴量同士について、各特徴点の類似度を求め、特徴点の類似度の和を当該スケールのスケール別類似度として算出する。この結果、スケールの数だけスケール別類似度が算出されることとなる。類似度算出部14dは、算出したスケール別類似度を照合処理部14fに出力する。
スケール重み算出部14eは、目間画素数検出部14cにより入力データの目間画素数が出力された場合に、登録特徴データ13bの目間画素数13dと入力データの目間画素数と重み算出データ13eとを用いて、各スケールについてスケール重みを算出し、照合処理部14fに出力する。
照合処理部14fは、類似度算出部14dにより算出されたスケール別類似度に対し、スケール重み算出部14eにより算出されたスケール重みをかけて重み付きスケール別類似度を算出し、この重み付きスケール別類似度を用いて登録データと入力データとの照合処理を行う。具体的には、照合処理部14fは、重み付きスケール別類似度の総和を算出し、重み付きスケール別類似度の総和が閾値以上である場合に、登録データと入力データとが同一人物であると判定する。
次に、スケール重みについて説明する。入力データの目間画素数と登録データの目間画素数とが異なる場合には、低い方の目間画素数を使用する。そして、目間画素数が大きいほど、縮小率の小さいスケールのスケール重みを大きくする。すなわち、登録データと入力データのいずれかの目間画素数が小さければ縮小率の大きいスケールのスケール重みを大きくし、登録データと入力データの双方の目間画素数が大ければ縮小率の小さいスケールのスケール重みを大きくするのである。なお、また、各スケール重みの合計は、目間画素数の値に関わらず「1」とする。目間画素数と各スケール重みとの対応関係は、事前に定めて記憶部13に格納されたものである。
次に、顔照合装置10の登録に係る処理手順について説明する。図3は、顔照合装置10の登録に係る処理手順を示すフローチャートである。
まず、画像入力受付部11は、登録データの入力を受け付ける(ステップS101)。目間画素数検出部14cは、画像入力受付部11により受け付けられた登録データの顔部分を認識し、目間画素数を検出する(ステップS102)。また、スケール別特徴量算出部14bは、登録データに対してスケール別特徴量算出処理を行う(ステップS103)。そして、スケール別特徴量及び目間画素数を登録特徴データ13bとして記憶部13に格納し(ステップS104)、処理を終了する。
次に、図3にステップS103として示したスケール別特徴量算出処理について説明する。図4は、スケール別特徴量算出処理の処理手順を示すフローチャートである。まず、スケール別特徴量算出部14bのスケール変換処理部51は、登録データを複数のスケールでそれぞれ縮小して縮小データを生成し(ステップS201)、各縮小データに特徴抽出用フィルタをかけ(ステップS202)、それぞれのスケールの逆数で拡大して(ステップS203)、複数の加工データを生成する。
スケール別特徴量算出部14bの特徴量算出部52は、ステップS203で得られた複数の加工データのそれぞれについて、複数の特徴点の特徴量をスケール別特徴量として算出し(ステップS204)、処理を終了する。
次に、顔照合装置10の照合に係る処理手順について説明する。図5は、顔照合装置10の照合に係る処理手順を示すフローチャートである。
まず、画像入力受付部11は、入力データを受け付ける(ステップS301)。目間画素数検出部14cは、画像入力受付部11により受け付けられた入力データの顔部分を認識し、目間画素数を検出する(ステップS302)。また、スケール別特徴量算出部14bは、入力データに対してスケール別特徴量算出処理を行う(ステップS303)。スケール別特徴量算出処理は、図4に示した処理の登録データを入力データに置き換えて用いればよい。
その後、顔照合装置10は、入力データと照合処理する登録特徴データ13bを選択する(ステップS304)。スケール重み算出部14eは、各スケールについて、選択した登録特徴データ13bの目間画素数と、入力データの目間画素数とを比較し、目間画素数の小さい方を選択する(ステップS305)。類似度重み算出部14eは、選択した目間画素数と、重み算出データ13eとを用いて各スケールのスケール重みを算出する(ステップS306)。
類似度算出部14dは、各スケールについて、選択した登録特徴データ13bのスケール別特徴量と、入力データのスケール別特徴量とのスケール別類似度を算出する(ステップS307)。照合処理部14fは、ステップS307で算出されたスケール別類似度に対し、ステップS306で算出されたスケール重みをかけて重み付きスケール別類似度を算出し、重み付きスケール別類似度を合計する(ステップS308)。
照合処理部14fは、合計した重み付きスケール別類似度(総和類似度)が閾値以上であるならば(ステップS309;Yes)、選択した登録特徴データ13bと入力データとが同一人物のものであると判定し、選択した登録特徴データ13bに関する情報(氏名等)を照合結果として出力して(ステップS312)、処理を終了する。
総和類似度が閾値未満であるならば(ステップS309;No)、照合処理部14fは、全ての登録特徴データ13bを選択済であるか否かを判定する(ステップS310)。
未選択の登録特徴データ13bが残っているならば(ステップS310;No)、照合処理部14fは、未選択の登録特徴データ13bから入力データと照合処理する登録特徴データ13bを選択する(ステップS304)。全ての登録特徴データ13bを選択済であるならば(ステップS310;Yes)、照合処理部14fは、「該当者無し」を照合結果として出力して(ステップS311)、処理を終了する。
次に、図1に示した顔照合装置10の各機能部をプログラムにより実現する場合について説明する。図6は、図1に示した顔照合装置10の各機能部をプログラムにより実現する場合の説明図である。同図に示すように、図6に示した顔照合装置は、CPU111(メインメモリを含む)、フラッシュメモリ112、ディスプレイユニット113、操作受付ユニット114をバス119で接続した構成となる。
このフラッシュメモリ112に顔照合プログラム130を記憶しておく。CPU111は、この顔照合プログラム130をフラッシュメモリ112から読み出して図示しないメインメモリに展開し、顔照合プログラム130が有するプロセスを実行する。
具体的には、かかる顔照合プログラム130により、スケール別特徴量算出プロセス120b、目間画素数検出プロセス120c、類似度算出プロセス120d、スケール重み算出プロセス120e及び照合処理プロセス120fが生成される。
このスケール別特徴量算出プロセス120bが図1に示したスケール別特徴量算出部14bに対応し、目間画素数検出プロセス120cが図1に示した目間画素数検出部14cに対応し、類似度算出プロセス120dが図1に示した類似度算出部14dに対応し、スケール重み算出プロセス120eが図1に示したスケール重み算出部14eに対応し、照合処理プロセス120fが図1に示した及び照合処理部14fに対応する。
上述してきたように、本実施例に係る顔照合装置10は、登録データ及び入力データの顔部分の目間画素数を検出する。そして、登録データ及び入力データからスケールの異なる加工データを生成してスケール別類似度を算出し、目間画素数に応じた重み付きスケール別類似度により照合処理を行う。このため、入力データ及び登録データの解像度が不明であったとしても、動的かつ適応的に解像度の相違による影響を低減することができる。
なお、上記実施例では、いずれかの登録特徴データと入力データとの総和類似度が閾値以上となった場合には報知を行なって処理を終了し、いずれの登録特徴データとの総和類似度も閾値未満であった場合にも報知を行なうこととしたが、照合結果をどのように出力するかは適宜設定可能である。
例えば、全ての登録特徴データについて総和類似度を算出し、総和類似度が最大となる登録特徴データに関する情報を照合結果として出力することとしてもよい。また、総和類似度が閾値を超えた登録特徴データを全て照合結果として出力してもよい。また、いずれの登録特徴データとの総和類似度も閾値未満であった場合には、報知を行なわなくともよい。
また、上記実施例では、目間画素数によって重み付けを行った重み付きスケール別類似度を全て合計した総和類似度に基づいて照合を行う場合について説明を行ったが、目間画素数に応じてスケール別類似度を選択的に用いて照合処理を行ってもよい。具体的には、目間画素数が大きければ縮小率の小さいスケール別類似度を使用し、目間画素数が小さければ縮小率の大きいスケール別類似度を使用すればよい。
また、上記実施例では、目間画素数を顔部分の解像度評価値とする構成を例に説明を行ったが、本発明は目間画素数に限定されるものではなく、他の顔のパーツを複数選択し、そのパーツ間の画素数を解像度評価値として用いる任意の構成に適用可能である。例えば、両目の中心から口までの間に所在する画素数を解像度評価値として用いてもよい。
また、目間画素数とスケール重みとの対応関係については、任意の形式で保持すればよい。例えば、目間画素数とスケール重みとの対応関係をテーブルとして保持してもよい。
以上のように、本発明に係る顔照合装置、顔照合方法及び顔照合プログラムは、顔部分の解像度による影響を動的かつ適応的に低減することに適している。
10 顔照合装置
11 画像入力受付部
12 表示操作部
13 記憶部
13b 登録特徴データ
13c スケール別特徴量
13d 目間画素数
13e 重み算出データ
14 制御部
14b スケール別特徴量算出部
14c 目間画素数検出部
14d 類似度算出部
14e スケール重み算出部
14f 照合処理部
51 スケール変換処理部
52 特徴量算出部

Claims (9)

  1. 照合対象者の顔画像又はその特徴量からなる入力データをあらかじめ登録された顔画像又はその特徴量からなる登録データと照合処理する顔照合装置であって、
    前記入力データ及び/又は前記登録データについて、顔に対応する部分の解像度を評価して解像度評価値を求める解像度評価手段と、
    前記入力データ及び前記登録データについて、複数の解像度に対応する複数の加工入力データ及び複数の加工登録データを生成する加工データ生成手段と、
    前記入力データの解像度評価値及び/又は前記登録データの解像度評価値に基づいて、前記複数の加工入力データと前記複数の加工登録データとを照合処理する照合処理手段と
    を備えたことを特徴とする顔照合装置。
  2. 前記加工データ生成手段は、前記入力データ及び前記登録データについて、縮小率の異なる複数の縮小処理を行って複数の縮小データを生成し、前記複数の縮小データを前記縮小処理の縮小率に応じて拡大処理することで、前記複数の加工入力データ及び前記複数の加工登録データを生成することを特徴とする請求項1に記載の顔照合装置。
  3. 前記加工データ生成手段は、前記複数の縮小データに対し、特徴を顕在化するフィルタ処理を行った上で前記拡大処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の顔照合装置。
  4. 前記解像度評価手段は、前記入力データ及び/又は前記登録データについて、顔の特定パーツ間に所在する画素数を前記解像度評価値とすることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の顔照合装置。
  5. 前記解像度評価手段は、前記入力データ及び/又は前記登録データについて、両目の間に所在する画素数を前記解像度評価値とすることを特徴とする請求項4に記載の顔照合装置。
  6. 前記解像度評価値に基づいて、前記縮小処理における縮小率ごとに縮小率重みを決定する縮小率重み算出手段をさらに備え、
    前記照合処理手段は、前記縮小処理における縮小率ごとに前記加工入力データと前記加工登録データとの類似度を算出し、前記類似度に前記縮小率重みを付けて合計した合計類似度により前記照合処理を行う
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の顔照合装置。
  7. 前記縮小率重み算出手段は、前記入力データの解像度評価値と前記登録データの解像度評価値とのうち、小さい方の解像度評価値を用いて縮小率重みを算出することを特徴とする請求項3〜6のいずれか一つに記載の顔照合装置。
  8. 照合対象者の顔画像又はその特徴量からなる入力データをあらかじめ登録された顔画像又はその特徴量からなる登録データと照合処理する顔照合方法であって、
    前記入力データ及び/又は前記登録データについて、顔に対応する部分の解像度を評価して解像度評価値を求める解像度評価ステップと、
    前記入力データ及び前記登録データについて、複数の解像度に対応する複数の加工入力データ及び複数の加工登録データを生成する加工データ生成ステップと、
    前記入力データの解像度評価値及び/又は前記登録データの解像度評価値に基づいて、前記複数の加工入力データと前記複数の加工登録データとを照合処理する照合処理ステップと
    を含んだことを特徴とする顔照合方法。
  9. 照合対象者の顔画像又はその特徴量からなる入力データをあらかじめ登録された顔画像又はその特徴量からなる登録データと照合処理する顔照合プログラムであって、
    前記入力データ及び/又は前記登録データについて、顔に対応する部分の解像度を評価して解像度評価値を求める解像度評価手順と、
    前記入力データ及び前記登録データについて、複数の解像度に対応する複数の加工入力データ及び複数の加工登録データを生成する加工データ生成手順と、
    前記入力データの解像度評価値及び/又は前記登録データの解像度評価値に基づいて、前記複数の加工入力データと前記複数の加工登録データとを照合処理する照合処理手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする顔照合プログラム。
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