JP2015015722A - モバイル終了データ・オーバ・シグナリング・メッセージの処理 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信システムにおけるアクセス端末のモバイル終了データ・オーバ・シグナリング・メッセージの処理方法を提供する。
【解決手段】アクセス端末においてメッセージが受信される。このメッセージは、復号され、DoSメッセージであるかが判定される。DoSメッセージを検出すると、スリープ遅延タイマが設定され、アクセス端末が、予め定めた時間、スリープ状態に入るのを阻止する。
【選択図】図6

Description

本発明は、一般に、無線環境における通信に関連し、更に詳しくは、無線通信システム内のアクセス端末におけるメッセージ処理に関する。
無線通信システムは、第1世代アナログ無線電話サービス(1G)、(暫定的な2.5Gネットワークおよび2.75Gネットワークを含む)第2世代(2G)デジタル無線電話サービス、および、3番世代(3G)高速データ/インターネット対応無線サービスを含む様々な世代を通じて発展した。現在、セルラおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む多くの異なるタイプで使用されている無線通信システムが存在する。周知のセルラシステムの一例は、セルラ・アナログ・アドバンスト・モバイル電話システム(AMPS)と、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、TDMAからなるグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))バリエーション、および、TDMA技術とCDMA技術との両方を用いる新たなハイブリッド・デジタル通信に基づくデジタル・セルラ・システムとを含む。
CDMAモバイル通信を提供する方法は、本明細書でIS−95と称され"Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System"と題されたTIA/EIA/IS−95−Aの米国電気通信工業会/電子工業企業体協会によって米国で標準化されている。AMPSとCDMAとを組み合わせたシステムは、TIA/EIA規格IS−98に記載される。その他の通信システムは、IMT−2000/UM、すなわちインターナショナル・モバイル・テレコミュニケーション・システム2000/ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システムに記載されている。これらの規格は、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、CDMA2000(例えば、CDMA2000 1xEV−DO規格)またはTD−SCDMAと称されるものをカバーする。
無線通信システムでは、モバイル局、ハンドセット、またはアクセス端末は、基地局に隣接しているかまたは周囲にある特定の地理的領域内の通信リンクまたはサービスをサポートする(セル・サイトまたはセルと称される)固定位置基地局から信号を受信する。従来、各モバイル局は、モバイル局と基地局との間でメッセージを交換するために使用される制御チャネルを監視する。制御チャネルは、システム/オーバヘッド・メッセージを送信するために使用される。一方、トラフィック・チャネルは従来、モバイル局との間の実質的な通信(例えば、音声およびデータ)のために使用される。例えば、制御チャネルは、当該技術で知られているように、トラフィック・チャネルの確立や、電力レベルの制御等のために使用される。一般に、制御チャネル信号がモバイル局通信モデムによって受信され、モバイル局によって処理されている場合、モバイル局は、通信モデム、アンテナ、送信機および/または受信機への電力を下げるかまたはシャット・ダウンすることによって電力管理を実施する。これは、モバイル局への電力を節約するが、遅延に敏感なアプリケーションが、制御チャネル信号に対する応答を処理した後、電力起動サイクルを待たねばならないという問題をもたらす。したがって、システム・エンジニアは、電力節約と貧弱な応答性との間のトレードオフに直面しうる。
本特許出願は、2006年9月28日に出願され、"METHOD TO PREPARE FOR ORIGINATION BASED UPON RECEIPT OF A MOBILE TERMINATED DATA OVER SIGNALING MESSAGE"と題され、本明細書の譲受人に譲渡され、本明細書において参照によって明確に組み込まれた米国仮出願60/827,427号の優先権を主張する。
本発明の典型的な実施形態は、無線通信システムにおけるアクセス端末におけるメッセージ処理のためのシステムおよび方法に向けられている。
したがって、本発明の実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出することと、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせることとを備える方法を含む。
別の実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出するように構成されたロジックと、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせるように構成されたロジックとを備える装置を含む。
別の実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出する手段と、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせる手段とを備えるシステムを含む。
別の実施形態は、アクセス端末においてメッセージを処理する方法を組み込んだコンピュータ読取可能媒体を含む。この方法は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出することと、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせることとを備える。
図1は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがってアクセス端末およびアクセス・ネットワークをサポートする無線ネットワーク・アーキテクチャの図である。 図2は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがったアクセス端末の例示である。 図3は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがったシステム図である。 図4は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがった信号フロー図である。 図5は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがったグループ通信ネットワーク・アーキテクチャの図である。 図6は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがった少なくとも1つの方法を例示するフローチャートである。
本発明の実施形態のより完全な認識およびそれらの付随する利点の多くが、容易に理解され、本発明の限定ではなく例示のために表された添付図面と関連して検討された場合、同じものが、以下の詳細記述に対する参照によってより良く理解されるようになろう。
本発明の局面は、本発明の具体的な実施形態に向けられた関連図面および以下の説明で開示される。本発明の範囲から逸脱することなく、代替実施形態が考案されうる。くわえて、本発明の周知の構成要素は、詳細には説明されないか、あるいは、本発明の実施形態の関連する詳細を不明瞭にしないために省略されよう。
「典型的である」という用語は、本明細書において、「例、事例、あるいは実例として役立つ」ことを意味するために使用される。本明細書で「典型的である」と記載されるいずれの実施形態も、その他の実施形態よりも好適であるとか有利であるとか必ずしも解釈される必要はない。同様に、「本発明の実施形態」なる用語は、本発明の全ての実施形態が、説明した機能、利点、および動作モードを含むことを必要とするわけではない。また、本明細書で使用される「モバイル局」、「モバイル端末」、「ヘッドセット」、「アクセス端末(AT)」、「無線デバイス」等の用語は、置換可能に使用される。「スリープ」および「スタート・アップ」なる用語は、本明細書において、モバイル局のモデム、アンテナ、送信機モジュール、および/または受信機モジュールへの電力を全てまたは部分的にシャット・ダウンする電力管理を意味するために使用される。「スリープ・モードまたはスリープ状態」にあるATは、制御チャネルも、ネットワークで送信されるどのオーバ・ザ・エア・メッセージをも監視しない。
さらに、多くの実施形態が、例えば計算デバイスの構成要素によって実行される動作のシーケンスの観点から説明される。本明細書に記載の様々な動作は、特定の回路(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1または複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、あるいはこれら両方の組み合わせによって実行されうることが認識されるであろう。くわえて、本明細書に記載の動作のこれらシーケンスは、実行されると、関連するプロセッサに対して本明細書に記載の機能を実行させる対応するコンピュータ命令のセットを格納した任意の形態のコンピュータ読取可能媒体内に全体が組み込まれていると考えられる。したがって、本明細書の様々な局面は、多くの異なる形式で具体化され、その全てが、特許請求された主題事項の範囲内にあると考慮される。くわえて、本明細書に記載の実施形態の各々について、そのような任意の実施形態の対応する形式は、本明細書において、例えば、記載した動作を実行する「ために構成されるロジック」として記載されうる。
本明細書においてアクセス端末(AT)と称される高速データ・レート(HDR)加入者局は、移動式または固定式であり、本明細書においてモデム・プール・トランシーバ(MPT)または基地局(BS)と称される1または複数のHDR基地局と通信することができる。アクセス端末は、1または複数のモデム・プール・トランシーバをスルーして、モデム・プール・コントローラ(MPC)、基地局コントローラ、および/またはモバイル交換センタ(MSC)と称されるHDR基地局コントローラとの間でデータ・パケットを送信および受信する。モデム・プール・トランシーバおよびモデム・プール・コントローラは、アクセス・ネットワークと呼ばれるネットワークの一部である。アクセス・ネットワークは、多くのアクセス端末間でデータ・パケットを伝送する。アクセス・ネットワークはさらに、例えば企業イントラネットまたはインターネットのようなアクセス・ネットワークの外部の追加ネットワークに接続され、それぞれのアクセス端末とそのような外部ネットワークとの間でデータ・パケットを伝送することができる。1または複数のモデム・プール・トランシーバとのアクティブなトラフィック・チャネル接続を確立したアクセス端末は、アクティブなアクセス端末と呼ばれ、トラフィック状態にあると言われる。1または複数のモデム・プール・トランシーバとのアクティブなトラフィック・チャネル接続を確立するプロセス中あるアクセス端末は、接続セットアップ状態にあると言われる。アクセス端末は、例えば光ファイバまたは同軸ケーブルを用いて、無線チャネルまたは有線チャネルを介して通信する任意のデータ・デバイスでありうる。アクセス端末はさらに、限定されるわけではないが、PCカード、コンパクト・フラッシュ、外部モデムまたは内部モデム、または無線あるいは有線電話を含む多くのタイプのデバイスのうちの何れかでありうる。アクセス端末がモデム・プール・トランシーバに信号を送る通信リンクは逆方向リンクまたはトラフィック・チャネルと呼ばれる。モデム・プール・トランシーバが、アクセス端末に信号を送る通信リンクは、順方向リンクまたはトラフィック・チャネルと呼ばれる。本明細書で用いられるように、トラフィック・チャネルなる用語は、順方向トラフィック・チャネルであるか、あるいは逆方向トラフィック・チャネルかの何れかを称することができる。
図1は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがった無線システム100の1つの典型的な実施形態のブロック図を例示する。システム100は、(例えば、イントラネット、インターネット、および/またはキャリア・ネットワーク126のような)パケット交換データ・ネットワークと、アクセス端末102、108、110、112との間のデータ接続を提供するネットワーク機器にアクセス端末102を接続することができるアクセス・ネットワークまたはラジオ・アクセス・ネットワーク(RAN)120とエア・インタフェース104を介して通信する例えばセルラ電話102のようなアクセス端末を含む。本明細書に示すように、アクセス端末は、セルラ電話102、携帯情報端末108、(ここでは2ウェイ・テキスト・ページャとして示されている)ページャ110、または、無線通信ポータルを有する個別のコンピュータ・プラットフォーム112でありうる。したがって、本発明の実施形態は、限定するわけではないが、無線モデム、PCMCIAカード、パーソナル・コンピュータ、電話、またはこれらの任意の組み合わせまたは部分的な組み合わせを含む無線通信機能を有しているか、あるいは無線通信ポータルを含む任意の形態のアクセス端末で実現されうる。
再び図1に示すように、無線ネットワーク100の構成要素と、本発明の実施形態の構成要素の相互関係とは、例示された構成に限定されない。システム100は単に典型的であり、互いに、および/または、限定するわけではないが、無線ネットワーク・キャリア126、インターネット、および/または、その他の遠隔サーバのように、エア・インタフェース104およびRAN120を介して接続された構成要素の間で、例えば無線クライアント計算デバイス102、108、110、112のような遠隔アクセス端末が、オーバ・ザ・エアによって通信することを可能にする任意のシステムを含むことができる。
RAN120は、MPC/MSC122に送られたメッセージ(従来、データ・パケットとして送られる)を処理し、ルーティングする。キャリア・ネットワーク126は、ネットワーク、インターネット、および/または、公衆交換電話網(PSTN)と通信することができる。あるいは、MPC/MSC122は、インターネットまたは外部ネットワークに直接的に接続することができる。従来、キャリア・ネットワーク126とMPC/MSC122との間のネットワークまたはインターネット接続がデータを転送し、PSTNが、音声情報を転送する。MPC/MSC122は、複数の基地局(BS)またはモデム・プール・トランシーバ(MPT)124に接続されうる。キャリア・ネットワークと類似した方式で、MPC/MSC122は、従来、データ転送および/または音声情報のために、ネットワーク、インターネット、および/またはPSTNによってMPT/BS124に接続される。MPT/BS124は、例えばセルラ電話102のようなアクセス端末へとデータ・メッセージを無線でブロードキャストすることができる。当該技術で知られているように、MPT/BS124、MPC/MSC122、およびその他の構成要素がRAN120を構成することができる。しかしながら、代替構成を使用することもでき、本発明は、例示された構成に限定されない。
図2に示すように、例えばセルラ電話のようなアクセス端末102(ここでは無線デバイス)は、ソフトウェア・アプリケーション、データ、および/または、キャリア・ネットワーク126から、インターネットから、および/または、その他の遠隔サーバやネットワークから送られ、RAN120から送信されたコマンドを受信し実行することができるプラットフォーム202を有する。このプラットフォーム202は、特定用途向け集積回路(“ASIC”208)と動作可能に接続されたトランシーバ206、その他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、またはその他のデータ処理デバイスを含む。ASIC208またはその他のプロセッサは、無線デバイスのメモリ212内の任意の常駐プログラムとインタフェースするアプリケーション・プログラミング・インタフェース(“API”)210レイヤを実行する。メモリ212は、読取専用メモリまたはランダム・アクセス・メモリ(RAMおよびROM)、EEPROM、フラッシュ・カード、またはコンピュータ・プラットフォームに共通の任意のメモリから構成されうる。プラットフォーム202はまた、アクティブに使用されていないアプリケーションをメモリ212内に保持するローカル・データベース214を含むことができる。ローカル・データベース214は従来、フラッシュ・メモリ・セルであるが、例えば磁気媒体、EEPROM、光学媒体、テープ、ソフト・ディスクまたはハードディスク等のように、当該技術分野で周知の任意の2次記憶デバイスでありうる。内部プラットフォーム202構成要素はまた、当該技術分野で周知のように、他の構成要素の中でも、例えばアンテナ222、ディスプレイ224、プッシュ・トゥ・トーク・ボタン228、キーパッド226のような外部デバイスと動作可能に接続されうる。
したがって、本発明の実施形態は、本明細書に記載の機能を実行する能力を含むアクセス端末を含みうる。当業者によって理解されるように、様々な論理構成要素が、ディスクリートな構成要素や、プロセッサ上で実行するソフトウェア・モジュールや、あるいは、本明細書で開示した機能を達成するためのソフトウェアおよびハードウェアの任意の組み合わせで具体化されうる。例えば、ASIC208、メモリ212、API210、およびローカル・データベース214はすべて、本明細書に開示の様々な機能を、協調して、ロード、格納、および実行するために使用され、したがって、これらの機能を実行するロジックが、様々な構成要素にわたって分散される。あるいは、これら機能は、1つのディスクリートな構成要素に組み入れられうる。したがって、図2におけるアクセス端末の機能は、単なる例であると考えられ、本発明の実施形態は、これら例示された機能または構成に限定されない。
したがって、本発明の実施形態は、DoSメッセージを検出するように構成されたロジックと、DoSメッセージの検出に基づいて、アクセス端末がスリープ状態に入るのを遅らせるように構成されたロジックとを備えるアクセス端末を含む。上述したように、このロジックは、記載した機能を実行するように構成されたハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の組み合わせで具体化されうる。例えば、アクセス端末102で動作するアプリケーションは、上述したロジック構成要素の全てを含むことができる。あるいは、アプリケーションは、本明細書に記載の機能を実行する残りのロジックを含むハードウェア構成要素(例えば、APIレイヤ210、プロセッサ/ASIC208、メモリ212等)と、1または複数のその他の常駐アプリケーションとインタラクトする選択されたロジック構成要素のみを含むことができる。
アクセス端末102とRAN120との間の無線通信は、例えば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、グローバル移動体通信システム(GSM)、あるいは、無線通信ネットワークまたはデータ通信ネットワークで使用されうるその他のプロトコルのような異なる技術に基づくことができる。データ通信は、従来、アクセス端末102、MPT/BS124、およびMPC/MSC122間でなされる。MPC/MSC122は、例えばキャリア・ネットワーク126、PSTN、インターネット、仮想プライベート・ネットワーク等のような複数のデータ・ネットワークに接続され、それにより、アクセス端末102のより広い通信ネットワークへのアクセスが可能となる。前述され、また、当該技術分野において周知であるように、音声伝送および/またはデータは、RANからアクセス端末へ送信されうる。
無線デバイスは従来、電力の観点からリソース制限されているので、無線デバイスの通信モデム/トランシーバおよび関連する送信構成要素を、当該技術分野で知られているような、低電力の、アイドル状態またはスリープ・モードに設定することが有利である。従来、これらスリープ状態は、制御チャネルまたはトラフィック・チャネル・メッセージがRANから受信された後でさえも生じうる。
幾つかのシステムは、アクセス端末において、特定のアプリケーションおよび/または処理のために送られるデータを含むメッセージを可能にする。例えば、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージが、アクセス端末によって使用されるためにRANによって送られる。しかしながら、アクセス端末は、例えばDoSメッセージのような信号を受信する場合でさえ、メッセージがアクセス端末において受信される時間と、信号からのデータを処理した後にアプリケーションが応答する時間との間に、スリープ状態に入ることができる。
例えば、1xEV−DO規格は、データ・オーバ・シグナリング(DoS)プロトコルを用いて、トラフィック・チャネルを提示する必要のないデータの配信を考慮する。グループ通信/プッシュ・トゥ・トーク(PTT)アプリケーションを含むある優先度の高いアプリケーションは、DoSプロトコルを使用することができる。例えば、PTTシステムは、DoSメッセージを使用してコールを開始することができる。したがって、本発明の実施形態によって、DoSメッセージを受信するアクセス端末は、DoSメッセージに対する応答に備えてアウェイクし続け、以下にさらに述べるように、オリジナルのDoSメッセージに対する応答時に、あるいは、メッセージの返信のために、別のDoSメッセージを送信し、メッセージの配信等を示すことができる。
図3に示すように、本発明の実施形態にしたがってシステム図が例示される。アプリケーション・サーバ310は、パケット・データ・サービス提供ノード(PDSN)320に接続されうる。PDSN320は、BSC330と協調して機能し、アプリケーション・サーバ310からメッセージを受信し、このメッセージを復号し、1または複数のアクセス端末(例えば、102および351)への送信のために、適切な命令をBTS(例えば、340および341)へ転送する。従来、RANからページングが、生成され、複数のBTSから送られ、目標とされたアクセス端末が特定される。同様に、RANは、特定のアクセス端末(例えば102)に向けられたDoSメッセージを処理することができる。
当業者であれば、従来、無線インフラストラクチャの多くの構成要素が、協調して動作し、アクセス端末からサービスが、およびアクセス端末へと、サービスが提供される。さらに、様々な構成要素のおのおのの機能が、全体的な機能を変えることなく、無線システムと動作可能に接続された他の構成要素に移転されうる。したがって、本発明は、例示された構成に限定されない。さらに、本発明の実施形態の機能を含むシステム構成要素の説明は、単に例示的な目的のためであって、本発明の実施形態を、説明した構成に限定するように解釈されるべきではない。
図4に示すように、DoSメッセージがアクセス端末102において受信される場合、このメッセージは先ず、物理レイヤ410において処理され、次に、媒体アクセス(MAC)レイヤ420へ転送される。MACレイヤでは、メッセージが復号され、それがDoSメッセージであるかがチェックされる(422)。このメッセージがDoSパケットを含んでいる場合、スリープ遅延タイマ開始424が起動される。これは、スリープ遅延ロジックおよびタイマ426によって、アクセス端末102が、スリープ状態に入ることを阻止する。アクセス端末102がスリープ状態を入るのを阻止することは、例えばグループ通信アプリケーションのように遅延に敏感なアプリケーションを顕著に節約する。従来のシステムでは、DoSパケットの復号、アプリケーション・レイヤ430におけるDoSメッセージの受信、および、パケットに含まれる通信に対するアプリケーション・レイヤ430応答の間の遅延が、アクセス端末102を、スリープ状態にする。これは、DoSメッセージに対する元々の処理および応答をさらに遅らせる。しかしながら、スリープ遅延タイマ426を設定することによって、アクセス端末102は、限定された時間の間(例えば50ミリ秒間)、スリープ状態に入ることが回避される。これは、スリープ状態に入り次に再びウェイク・アップするアクセス端末102による更なる処理/応答遅延を回避する。さらに、複数のDoSを受信すると、DoSメッセージの処理/応答のための十分な時間を保証するために、タイム・リミットがリセットされうることを伝える。しかしながら、当業者であれば、スリープ状態を遅らせるタイム・リミットを延長することは、アクセス端末102のバッテリ寿命にインパクトを与えるので、予測された処理/応答遅延にしたがって設定されるべきであることを認識するだろう。
図4に例示するように、DoSメッセージは、当業者によって知られているように、さらなる処理のために、MACレイヤ420からアプリケーション・レイヤ430へ渡されうる。幾つかの実施形態では、DoSパケットは、アプリケーションがアクティブであるかロードされているかに係わらず、ATの環境に基づく別のタイプのフィルタリング機能(例えば、低いバッテリ)に係わらず、DoSパケットのタイプ、時間期間内に受信されたDoSパケットの数に基づいて無視されうる。さらに、本発明の実施形態が、例示され本明細書で説明されるレイヤ間の通信に限定されないことを強調するために、MACレイヤ420からアプリケーション・レイヤ430への別の経路も例示されている。
アプリケーション・レイヤ430は、DoSメッセージに含まれるデータを使用することができるアプリケーション/処理を含みうる。さらに、アプリケーション・レイヤ430は、アプリケーション・レイヤ430内の他のアプリケーション/処理と独立して、あるいは協調して動作するアプリケーション/処理を有しうる。例えば、図4に例示するように、様々なクライアント・アプリケーションをホストし、プラットフォームとして動作することによって、(例えばAPIによって)アクセス端末102の機能に、コンシステントなインタフェースを可能にするラン・タイム環境432(例えば、QUALCOMM社のBinary Runtime Environment for Wireless(BREW(登録商標))が、存在しうる。クライアント・アプリケーションのうちの1つは、グループ通信コールの初期化および受信のためのグループ通信ロジック434(例えば、QUALCOMM社のQChat(登録商標))を含むことができる。DoSメッセージに応答する場合、アプリケーション・レイヤ430における処理時間(例えば、アプリケーションが、DoSメッセージおよび応答を処理する時間436)が存在する。アプリケーションの処理時間436が終了すると、スリープ遅延タイマがリセットされ(438)、このアプリケーションは、スリープ機能を制御する(例えば、アクセス端末がスリープ状態に入ることを阻止/許可する)ことができる。別の実施形態は、単にスリープ遅延ロジックおよびタイマ426に対してシグナルする。スリープ遅延ロジックおよびタイマ426は、その後、AT内の他のイベントに依存して、タイマをリセットするか否か、およびその時間を決定する。また別の実施形態では、スリープ遅延ロジックおよびタイマ426は、アプリケーション・レイヤ430の要求に関わらず、プロファイルおよびコンフィグレーション・データに基づいて、タイマをリセットするか否か、およびその時間を、独立して決定することができる。したがって、システム設計者は、DoSメッセージを受信すると、システム特有の設計考慮を含めながら、本発明の実施形態を用いて、向上した応答性のために、様々なストラテジーを実施することができることが、当業者によって理解されよう。
上述するように、本発明の実施形態は、遅延に敏感なアプリケーションにおける遅延を低減することができる。グループ通信システムは、本明細書で開示された実施形態によって提供される低減された接続時間を活用することができる遅延に敏感なシステムの一例である。グループ通信システムはまた、プッシュ・トゥ・トーク(PTT)システム、ネット・ブロードキャスト・サービス(NBS)、ディスパッチ・システム、あるいは、ポイント・トゥ・マルチ・ポイント通信システムとしても知られている。従来、アクセス端末ユーザのグループは、各グループ・メンバに指定されたアクセス端末を用いて互いに通信することができる。「グループ・メンバ」なる用語は、互いに通信することを許可されたアクセス端末ユーザのグループを示す。グループ通信システム/PTTシステムは、幾つかのメンバの中にあると考えられるが、このシステムは、この構成に限定されず、1対1ベースで、個々のデバイス間の通信に適用することができる。
このグループは、既存のインフラストラクチャに対する実質的な変更を要することなく、既存の通信システムにわたって動作可能である。したがって、コントローラおよびユーザは、例えば、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、グローバル移動体通信システム(GSM)システム、衛星通信システム、陸線および無線システムの組み合わせ等のように、インターネット・プトココル(IP)を用いてパケット情報を送信および受信することができる任意のシステムで動作することができる。
グループ・メンバは、例えばAT102およびAT108のような割り当てられたアクセス端末を用いて互いに通信することができる。ATは、例えば、地上無線電話、プッシュ・トゥ・トーク機能を有する有線電話、プッシュ・トゥ・トーク機能を備えた衛星電話、ラップトップ・コンピュータまたはデスクトップ・コンピュータ、ページング・デバイス、あるいはこれらの任意の組み合わせのような有線デバイスまたは無線デバイスでありうる。さらに、各ATは、安全モードあるいは非安全(クリア)モードで情報を送信および受信することができる。アクセス端末(AT)への参照は、例示されたあるいは列挙された例に限定されることは意図されておらず、インターネット・プロトコル(IP)にしたがってパケット情報を送信および受信する機能を有するその他のデバイスも含みうることが理解されるべきである。
グループのメンバが、グループの他のメンバに、情報を送信することを望む場合、そのメンバは、ATにおいてプッシュ・トゥ・トーク・ボタンまたはキー(例えば図2における228)を押し、分散ネットワークによる送信用にフォーマットされた要求を生成することによって、送信権を要求することができる。例えば、AT102は、1または複数のMPT(または基地局)124にオーバ・ザ・エアによって送信される要求を生成することができる。データ・パケットを処理するために、周知のインタ・ワーキング機能(IWF)、パケット・データ・サービス提供ノード(PDSN)、または、パケット制御機能(PCF)を含むMPC/MSC122は、MPT/BS124と分散ネットワークとの間に存在しうる。しかしながら、その要求はまた、公衆交換電話網(PSTN)を介してキャリア・ネットワーク126へ送信されうる。キャリア・ネットワーク126は、この要求を受信し、それを、分散ネットワーク120へ提供することができる。
図5に示すように、1または複数のグループ通信サーバ510が、分散ネットワークへの接続によって、グループ通信システムのトラフィックを監視することができる。グループ通信サーバ510は、様々な有線インタフェースおよび無線インタフェースを介して分散ネットワークへ接続されうるので、グループ参加者に対して地理的に近接していることは、必要ではない。従来、グループ通信サーバ510は、PTTシステムにおいて設定されたグループ・メンバの無線デバイス(AT102、572、574、576)間の通信を制御する。例示する無線ネットワークは単なる典型例であり、任意のシステムを含むことができ、これによって、遠隔モジュールは、互いの間を、および/または、限定することなく、無線ネットワーク・キャリアおよび/またはサーバを含む無線ネットワークの構成要素の間を、オーバ・ザ・エアによって通信する。一連のグループ通信サーバ510は、グループ通信サーバLAN550へ接続されうる。
グループ通信サーバ510は、例えばPSDN552のように、ここではキャリア・ネットワーク526に存在するものと示されている無線サービス・プロバイダのパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)へ接続されうる。各PSDN552は、パケット制御機能(PCF)562によって、基地局560の基地局コントローラ564とインタフェースすることができる。PCF562は、基地局560内に位置することができる。キャリア・ネットワーク526は、MSC558へ送られる(一般に、データ・パケットの形態である)メッセージを制御する。MSC558は、1または複数の基地局560に接続されうる。キャリア・ネットワークと同様にして、MSC558は、従来、データ転送のためネットワークおよび/またはインターネットによって、および、音声情報のためPSTNによって、BTS566に接続される。BTS566は、当該技術分野で周知であるように、例えばセルラ電話102、572、574、576のような無線ATとの間でメッセージを無線でブロードキャストしたり受信する。したがって、グループ通信システムの詳細については、さらに説明しない。
前述を考慮して、当業者は、本発明の実施形態が、単一デバイスであるか、あるいは多くの構成要素を含んでいるかを認識するだろう。例えば、本発明の少なくとも1つの実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出するように構成されたロジックと、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせるように構成されたロジックとを含む装置を含む。このレベルでは、装置は、アクセス端末自体でありうる。しかしながら、本発明の実施形態は、この局面のみに限定されない。というのも、この装置はさらに、DoSメッセージをエア・インタフェースによってアクセス端末へ送信するアクセス・ネットワークを含むからである。さらに、この装置は、グループ通信サーバを含み、このグループ通信サーバからアクセス・ネットワークへの、アクセス端末を用いた通信を要求するメッセージに応答して、DoSメッセージが生成される。したがって、本発明の実施形態は、前述したように、個々の構成要素と、グループ通信のためのシステムとの両方を含みうる。
当業者であれば、情報および信号が、種々異なる技術のうちの何れかを用いて表現されうることを理解するであろう。例えば、上記説明を通じて参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表現されうる。
当業者であれば、さらに、本明細書で開示された実施形態に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれら両方の組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般的に記述された。それら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、各特定のアプリケーションに応じて変化する方法で上述した機能を実現することができる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示された実施形態に関連して記述された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア部品、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。
汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1または複数のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。
当業者であれば、本発明の実施形態が、本明細書に記載された機能、処理、シーケンス、および/またはアルゴリズムを実行するための方法を含んでいることを認識するだろう。例えば、図6に示すように、本発明の実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出すること(610)と、DoSメッセージを検出すると、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせること(620)とを含む方法を含む。さらに、スリープ状態を遅らせるこの処理は、例えば、本明細書で説明されたもののような多くの変形を含み、本発明の実施形態は、このようなスリープ状態遅延機能のどの特定の機能にも限定されない。
例えば、スリープ状態を遅らせることは、スリープ遅延タイマを起動すること(630)と、このスリープ遅延タイマがアクティブである(例えば、タイム・アウトではない(670))間、スリープ状態を回避することとを含みうる。しかしながら、その他の考慮は、スリープ状態遅延の持続時間、および/または、スリープ状態の起動を変えることができる。例えば、スリープ遅延タイマは、アプリケーションがDoSメッセージを受信した後にリセット/停止されうる(640)。上述したように、アプリケーションが、DoSメッセージを受信すると、アプリケーションは、システム設計者によって指定されるように、スリープ遅延タイマをリセット/停止し、さらに/または、スリープ状態全体をディセーブルすることができる。
あるいは、アプリケーションが、スリープ遅延処理を制御せず、次のDoSメッセージが受信された場合(650)には、スリープ遅延タイマが再起動され(660)、次のDoSメッセージのために、予め定めた時間(例えば、50ミリ秒)が経過する。これによって、システムが、前のDoSメッセージからのタイム・アウトにどれくらい近いかに関わらず、アプリケーションに、次のDoSメッセージを受信し処理する機会が与えられる。
さらに、前述したように、パケットは、物理レイヤで受信され、媒体アクセス(MAC)レイヤにおいて復号されて、DoSメッセージを含んでいるかが検出される。DoSメッセージは、アプリケーション(例えば、PTT)によるさらなる処理のために、アプリケーション・レイヤに転送されうる。スリープ遅延は、アクセス端末がスリープ状態に入る前に、アプリケーションが、DoSメッセージを受信し処理する時間を与える。これは、DoSメッセージの処理に対する応答をさらに遅らせる。しかしながら、スリープ状態遅延は、たとえアプリケーションが応答しない場合であっても、過度のバッテリ消耗を防ぐために制限されうる。
本明細書で開示された実施形態と関連して記述されたこの方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、ハードウェアによって直接的に、プロセッサによって実行されたソフトウェア・モジュールによって、あるいは、これら2つの組み合わせによって具体化されうる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。または、記憶媒体はプロセッサに統合されることができる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在することができる。ASICは、ユーザ端末(例えば、アクセス端末)内に存在することもできる。あるいはこのプロセッサと記憶媒体とは、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在することができる。
したがって、本発明の実施形態は、本明細書に記載の機能を実行する方法を組み込んだコンピュータ読取可能媒体を含みうる。例えば、実施形態は、アクセス端末においてメッセージを処理する方法を組み込んだコンピュータ読取可能媒体を含みうる。この方法は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出することと、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末においてスリープ状態を遅らせることとを備える。他の実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出する手段と、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末においてスリープ状態を遅らせる手段とを備えるシステムを含みうる。したがって、本発明は、例示された例に限定されず、本発明の実施形態には、本明細書に記載された機能、動作シーケンス、および/または、アルゴリズムを実行する任意の手段が含まれる。
前述の開示は、本発明の例示的な実施形態を示しているが、本明細書では、様々な変更および変形が、特許請求の範囲によって規定された本発明の範囲から逸脱することなくなされうることが注目されるべきである。本明細書に記載の発明の実施形態にしたがった方法クレームの機能、ステップ、および/または動作は、どのような特定の順番によっても実行される必要はない。さらに、本発明の構成要素が、単数で記述または権利主張されているが、単数に対する限定が明示的に述べられていないのであれば、複数も考慮される。
本発明は、一般に、無線環境における通信に関連し、更に詳しくは、無線通信システム内のアクセス端末におけるメッセージ処理に関する。
無線通信システムは、第1世代アナログ無線電話サービス(1G)、(暫定的な2.5Gネットワークおよび2.75Gネットワークを含む)第2世代(2G)デジタル無線電話サービス、および、3番世代(3G)高速データ/インターネット対応無線サービスを含む様々な世代を通じて発展した。現在、セルラおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む多くの異なるタイプで使用されている無線通信システムが存在する。周知のセルラシステムの一例は、セルラ・アナログ・アドバンスト・モバイル電話システム(AMPS)と、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、TDMAからなるグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))バリエーション、および、TDMA技術とCDMA技術との両方を用いる新たなハイブリッド・デジタル通信に基づくデジタル・セルラ・システムとを含む。
CDMAモバイル通信を提供する方法は、本明細書でIS−95と称され"Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System"と題されたTIA/EIA/IS−95−Aの米国電気通信工業会/電子工業企業体協会によって米国で標準化されている。AMPSとCDMAとを組み合わせたシステムは、TIA/EIA規格IS−98に記載される。その他の通信システムは、IMT−2000/UM、すなわちインターナショナル・モバイル・テレコミュニケーション・システム2000/ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システムに記載されている。これらの規格は、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、CDMA2000(例えば、CDMA2000 1xEV−DO規格)またはTD−SCDMAと称されるものをカバーする。
無線通信システムでは、モバイル局、ハンドセット、またはアクセス端末は、基地局に隣接しているかまたは周囲にある特定の地理的領域内の通信リンクまたはサービスをサポートする(セル・サイトまたはセルと称される)固定位置基地局から信号を受信する。従来、各モバイル局は、モバイル局と基地局との間でメッセージを交換するために使用される制御チャネルを監視する。制御チャネルは、システム/オーバヘッド・メッセージを送信するために使用される。一方、トラフィック・チャネルは従来、モバイル局との間の実質的な通信(例えば、音声およびデータ)のために使用される。例えば、制御チャネルは、当該技術で知られているように、トラフィック・チャネルの確立や、電力レベルの制御等のために使用される。一般に、制御チャネル信号がモバイル局通信モデムによって受信され、モバイル局によって処理されている場合、モバイル局は、通信モデム、アンテナ、送信機および/または受信機への電力を下げるかまたはシャット・ダウンすることによって電力管理を実施する。これは、モバイル局への電力を節約するが、遅延に敏感なアプリケーションが、制御チャネル信号に対する応答を処理した後、電力起動サイクルを待たねばならないという問題をもたらす。したがって、システム・エンジニアは、電力節約と貧弱な応答性との間のトレードオフに直面しうる。
本特許出願は、2006年9月28日に出願され、"METHOD TO PREPARE FOR ORIGINATION BASED UPON RECEIPT OF A MOBILE TERMINATED DATA OVER SIGNALING MESSAGE"と題され、本明細書の譲受人に譲渡され、本明細書において参照によって明確に組み込まれた米国仮出願60/827,427号の優先権を主張する。
本発明の典型的な実施形態は、無線通信システムにおけるアクセス端末におけるメッセージ処理のためのシステムおよび方法に向けられている。
したがって、本発明の実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出することと、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせることとを備える方法を含む。
別の実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出するように構成されたロジックと、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせるように構成されたロジックとを備える装置を含む。
別の実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出する手段と、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせる手段とを備えるシステムを含む。
別の実施形態は、アクセス端末においてメッセージを処理する方法を組み込んだコンピュータ読取可能媒体を含む。この方法は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出することと、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせることとを備える。
図1は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがってアクセス端末およびアクセス・ネットワークをサポートする無線ネットワーク・アーキテクチャの図である。 図2は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがったアクセス端末の例示である。 図3は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがったシステム図である。 図4は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがった信号フロー図である。 図5は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがったグループ通信ネットワーク・アーキテクチャの図である。 図6は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがった少なくとも1つの方法を例示するフローチャートである。
本発明の実施形態のより完全な認識およびそれらの付随する利点の多くが、容易に理解され、本発明の限定ではなく例示のために表された添付図面と関連して検討された場合、同じものが、以下の詳細記述に対する参照によってより良く理解されるようになろう。
本発明の局面は、本発明の具体的な実施形態に向けられた関連図面および以下の説明で開示される。本発明の範囲から逸脱することなく、代替実施形態が考案されうる。くわえて、本発明の周知の構成要素は、詳細には説明されないか、あるいは、本発明の実施形態の関連する詳細を不明瞭にしないために省略されよう。
「典型的である」という用語は、本明細書において、「例、事例、あるいは実例として役立つ」ことを意味するために使用される。本明細書で「典型的である」と記載されるいずれの実施形態も、その他の実施形態よりも好適であるとか有利であるとか必ずしも解釈される必要はない。同様に、「本発明の実施形態」なる用語は、本発明の全ての実施形態が、説明した機能、利点、および動作モードを含むことを必要とするわけではない。また、本明細書で使用される「モバイル局」、「モバイル端末」、「ヘッドセット」、「アクセス端末(AT)」、「無線デバイス」等の用語は、置換可能に使用される。「スリープ」および「スタート・アップ」なる用語は、本明細書において、モバイル局のモデム、アンテナ、送信機モジュール、および/または受信機モジュールへの電力を全てまたは部分的にシャット・ダウンする電力管理を意味するために使用される。「スリープ・モードまたはスリープ状態」にあるATは、制御チャネルも、ネットワークで送信されるどのオーバ・ザ・エア・メッセージをも監視しない。
さらに、多くの実施形態が、例えば計算デバイスの構成要素によって実行される動作のシーケンスの観点から説明される。本明細書に記載の様々な動作は、特定の回路(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1または複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、あるいはこれら両方の組み合わせによって実行されうることが認識されるであろう。くわえて、本明細書に記載の動作のこれらシーケンスは、実行されると、関連するプロセッサに対して本明細書に記載の機能を実行させる対応するコンピュータ命令のセットを格納した任意の形態のコンピュータ読取可能媒体内に全体が組み込まれていると考えられる。したがって、本明細書の様々な局面は、多くの異なる形式で具体化され、その全てが、特許請求された主題事項の範囲内にあると考慮される。くわえて、本明細書に記載の実施形態の各々について、そのような任意の実施形態の対応する形式は、本明細書において、例えば、記載した動作を実行する「ために構成されるロジック」として記載されうる。
本明細書においてアクセス端末(AT)と称される高速データ・レート(HDR)加入者局は、移動式または固定式であり、本明細書においてモデム・プール・トランシーバ(MPT)または基地局(BS)と称される1または複数のHDR基地局と通信することができる。アクセス端末は、1または複数のモデム・プール・トランシーバをスルーして、モデム・プール・コントローラ(MPC)、基地局コントローラ、および/またはモバイル交換センタ(MSC)と称されるHDR基地局コントローラとの間でデータ・パケットを送信および受信する。モデム・プール・トランシーバおよびモデム・プール・コントローラは、アクセス・ネットワークと呼ばれるネットワークの一部である。アクセス・ネットワークは、多くのアクセス端末間でデータ・パケットを伝送する。アクセス・ネットワークはさらに、例えば企業イントラネットまたはインターネットのようなアクセス・ネットワークの外部の追加ネットワークに接続され、それぞれのアクセス端末とそのような外部ネットワークとの間でデータ・パケットを伝送することができる。1または複数のモデム・プール・トランシーバとのアクティブなトラフィック・チャネル接続を確立したアクセス端末は、アクティブなアクセス端末と呼ばれ、トラフィック状態にあると言われる。1または複数のモデム・プール・トランシーバとのアクティブなトラフィック・チャネル接続を確立するプロセス中あるアクセス端末は、接続セットアップ状態にあると言われる。アクセス端末は、例えば光ファイバまたは同軸ケーブルを用いて、無線チャネルまたは有線チャネルを介して通信する任意のデータ・デバイスでありうる。アクセス端末はさらに、限定されるわけではないが、PCカード、コンパクト・フラッシュ、外部モデムまたは内部モデム、または無線あるいは有線電話を含む多くのタイプのデバイスのうちの何れかでありうる。アクセス端末がモデム・プール・トランシーバに信号を送る通信リンクは逆方向リンクまたはトラフィック・チャネルと呼ばれる。モデム・プール・トランシーバが、アクセス端末に信号を送る通信リンクは、順方向リンクまたはトラフィック・チャネルと呼ばれる。本明細書で用いられるように、トラフィック・チャネルなる用語は、順方向トラフィック・チャネルであるか、あるいは逆方向トラフィック・チャネルかの何れかを称することができる。
図1は、本発明の少なくとも1つの実施形態にしたがった無線システム100の1つの典型的な実施形態のブロック図を例示する。システム100は、(例えば、イントラネット、インターネット、および/またはキャリア・ネットワーク126のような)パケット交換データ・ネットワークと、アクセス端末102、108、110、112との間のデータ接続を提供するネットワーク機器にアクセス端末102を接続することができるアクセス・ネットワークまたはラジオ・アクセス・ネットワーク(RAN)120とエア・インタフェース104を介して通信する例えばセルラ電話102のようなアクセス端末を含む。本明細書に示すように、アクセス端末は、セルラ電話102、携帯情報端末108、(ここでは2ウェイ・テキスト・ページャとして示されている)ページャ110、または、無線通信ポータルを有する個別のコンピュータ・プラットフォーム112でありうる。したがって、本発明の実施形態は、限定するわけではないが、無線モデム、PCMCIAカード、パーソナル・コンピュータ、電話、またはこれらの任意の組み合わせまたは部分的な組み合わせを含む無線通信機能を有しているか、あるいは無線通信ポータルを含む任意の形態のアクセス端末で実現されうる。
再び図1に示すように、無線ネットワーク100の構成要素と、本発明の実施形態の構成要素の相互関係とは、例示された構成に限定されない。システム100は単に典型的であり、互いに、および/または、限定するわけではないが、無線ネットワーク・キャリア126、インターネット、および/または、その他の遠隔サーバのように、エア・インタフェース104およびRAN120を介して接続された構成要素の間で、例えば無線クライアント計算デバイス102、108、110、112のような遠隔アクセス端末が、オーバ・ザ・エアによって通信することを可能にする任意のシステムを含むことができる。
RAN120は、MPC/MSC122に送られたメッセージ(従来、データ・パケットとして送られる)を処理し、ルーティングする。キャリア・ネットワーク126は、ネットワーク、インターネット、および/または、公衆交換電話網(PSTN)と通信することができる。あるいは、MPC/MSC122は、インターネットまたは外部ネットワークに直接的に接続することができる。従来、キャリア・ネットワーク126とMPC/MSC122との間のネットワークまたはインターネット接続がデータを転送し、PSTNが、音声情報を転送する。MPC/MSC122は、複数の基地局(BS)またはモデム・プール・トランシーバ(MPT)124に接続されうる。キャリア・ネットワークと類似した方式で、MPC/MSC122は、従来、データ転送および/または音声情報のために、ネットワーク、インターネット、および/またはPSTNによってMPT/BS124に接続される。MPT/BS124は、例えばセルラ電話102のようなアクセス端末へとデータ・メッセージを無線でブロードキャストすることができる。当該技術で知られているように、MPT/BS124、MPC/MSC122、およびその他の構成要素がRAN120を構成することができる。しかしながら、代替構成を使用することもでき、本発明は、例示された構成に限定されない。
図2に示すように、例えばセルラ電話のようなアクセス端末102(ここでは無線デバイス)は、ソフトウェア・アプリケーション、データ、および/または、キャリア・ネットワーク126から、インターネットから、および/または、その他の遠隔サーバやネットワークから送られ、RAN120から送信されたコマンドを受信し実行することができるプラットフォーム202を有する。このプラットフォーム202は、特定用途向け集積回路(“ASIC”208)と動作可能に接続されたトランシーバ206、その他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、またはその他のデータ処理デバイスを含む。ASIC208またはその他のプロセッサは、無線デバイスのメモリ212内の任意の常駐プログラムとインタフェースするアプリケーション・プログラミング・インタフェース(“API”)210レイヤを実行する。メモリ212は、読取専用メモリまたはランダム・アクセス・メモリ(RAMおよびROM)、EEPROM、フラッシュ・カード、またはコンピュータ・プラットフォームに共通の任意のメモリから構成されうる。プラットフォーム202はまた、アクティブに使用されていないアプリケーションをメモリ212内に保持するローカル・データベース214を含むことができる。ローカル・データベース214は従来、フラッシュ・メモリ・セルであるが、例えば磁気媒体、EEPROM、光学媒体、テープ、ソフト・ディスクまたはハードディスク等のように、当該技術分野で周知の任意の2次記憶デバイスでありうる。内部プラットフォーム202構成要素はまた、当該技術分野で周知のように、他の構成要素の中でも、例えばアンテナ222、ディスプレイ224、プッシュ・トゥ・トーク・ボタン228、キーパッド226のような外部デバイスと動作可能に接続されうる。
したがって、本発明の実施形態は、本明細書に記載の機能を実行する能力を含むアクセス端末を含みうる。当業者によって理解されるように、様々な論理構成要素が、ディスクリートな構成要素や、プロセッサ上で実行するソフトウェア・モジュールや、あるいは、本明細書で開示した機能を達成するためのソフトウェアおよびハードウェアの任意の組み合わせで具体化されうる。例えば、ASIC208、メモリ212、API210、およびローカル・データベース214はすべて、本明細書に開示の様々な機能を、協調して、ロード、格納、および実行するために使用され、したがって、これらの機能を実行するロジックが、様々な構成要素にわたって分散される。あるいは、これら機能は、1つのディスクリートな構成要素に組み入れられうる。したがって、図2におけるアクセス端末の機能は、単なる例であると考えられ、本発明の実施形態は、これら例示された機能または構成に限定されない。
したがって、本発明の実施形態は、DoSメッセージを検出するように構成されたロジックと、DoSメッセージの検出に基づいて、アクセス端末がスリープ状態に入るのを遅らせるように構成されたロジックとを備えるアクセス端末を含む。上述したように、このロジックは、記載した機能を実行するように構成されたハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の組み合わせで具体化されうる。例えば、アクセス端末102で動作するアプリケーションは、上述したロジック構成要素の全てを含むことができる。あるいは、アプリケーションは、本明細書に記載の機能を実行する残りのロジックを含むハードウェア構成要素(例えば、APIレイヤ210、プロセッサ/ASIC208、メモリ212等)と、1または複数のその他の常駐アプリケーションとインタラクトする選択されたロジック構成要素のみを含むことができる。
アクセス端末102とRAN120との間の無線通信は、例えば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、グローバル移動体通信システム(GSM)、あるいは、無線通信ネットワークまたはデータ通信ネットワークで使用されうるその他のプロトコルのような異なる技術に基づくことができる。データ通信は、従来、アクセス端末102、MPT/BS124、およびMPC/MSC122間でなされる。MPC/MSC122は、例えばキャリア・ネットワーク126、PSTN、インターネット、仮想プライベート・ネットワーク等のような複数のデータ・ネットワークに接続され、それにより、アクセス端末102のより広い通信ネットワークへのアクセスが可能となる。前述され、また、当該技術分野において周知であるように、音声伝送および/またはデータは、RANからアクセス端末へ送信されうる。
無線デバイスは従来、電力の観点からリソース制限されているので、無線デバイスの通信モデム/トランシーバおよび関連する送信構成要素を、当該技術分野で知られているような、低電力の、アイドル状態またはスリープ・モードに設定することが有利である。従来、これらスリープ状態は、制御チャネルまたはトラフィック・チャネル・メッセージがRANから受信された後でさえも生じうる。
幾つかのシステムは、アクセス端末において、特定のアプリケーションおよび/または処理のために送られるデータを含むメッセージを可能にする。例えば、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージが、アクセス端末によって使用されるためにRANによって送られる。しかしながら、アクセス端末は、例えばDoSメッセージのような信号を検出する場合でさえ、メッセージがアクセス端末において検出される時間と、信号からのデータを処理した後にアプリケーションが応答する時間との間に、スリープ状態に入ることができる。
例えば、1xEV−DO規格は、データ・オーバ・シグナリング(DoS)プロトコルを用いて、トラフィック・チャネルを提示する必要のないデータの配信を考慮する。グループ通信/プッシュ・トゥ・トーク(PTT)アプリケーションを含むある優先度の高いアプリケーションは、DoSプロトコルを使用することができる。例えば、PTTシステムは、DoSメッセージを使用してコールを開始することができる。したがって、本発明の実施形態によって、DoSメッセージを検出するアクセス端末は、DoSメッセージに対する応答に備えてアウェイクし続け、以下にさらに述べるように、オリジナルのDoSメッセージに対する応答時に、あるいは、メッセージの返信のために、別のDoSメッセージを送信し、メッセージの配信等を示すことができる。
図3に示すように、本発明の実施形態にしたがってシステム図が例示される。アプリケーション・サーバ310は、パケット・データ・サービス提供ノード(PDSN)320に接続されうる。PDSN320は、BSC330と協調して機能し、アプリケーション・サーバ310からメッセージを受信し、このメッセージを復号し、1または複数のアクセス端末(例えば、102および351)への送信のために、適切な命令をBTS(例えば、340および341)へ転送する。従来、RANからページングが、生成され、複数のBTSから送られ、目標とされたアクセス端末が特定される。同様に、RANは、特定のアクセス端末(例えば102)に向けられたDoSメッセージを処理することができる。
当業者であれば、従来、無線インフラストラクチャの多くの構成要素が、協調して動作し、アクセス端末からサービスが、およびアクセス端末へと、サービスが提供される。さらに、様々な構成要素のおのおのの機能が、全体的な機能を変えることなく、無線システムと動作可能に接続された他の構成要素に移転されうる。したがって、本発明は、例示された構成に限定されない。さらに、本発明の実施形態の機能を含むシステム構成要素の説明は、単に例示的な目的のためであって、本発明の実施形態を、説明した構成に限定するように解釈されるべきではない。
図4に示すように、DoSメッセージがアクセス端末102において検出される場合、このメッセージは先ず、物理レイヤ410において処理され、次に、媒体アクセス(MAC)レイヤ420へ転送される。MACレイヤでは、メッセージが復号され、それがDoSメッセージであるかがチェックされる(422)。このメッセージがDoSパケットを含んでいる場合、スリープ遅延タイマ開始424が起動される。これは、スリープ遅延ロジックおよびタイマ426によって、アクセス端末102が、スリープ状態に入ることを阻止する。アクセス端末102がスリープ状態を入るのを阻止することは、例えばグループ通信アプリケーションのように遅延に敏感なアプリケーションを顕著に節約する。従来のシステムでは、DoSパケットの復号、アプリケーション・レイヤ430におけるDoSメッセージの検出、および、パケットに含まれる通信に対するアプリケーション・レイヤ430応答の間の遅延が、アクセス端末102を、スリープ状態にする。これは、DoSメッセージに対する元々の処理および応答をさらに遅らせる。しかしながら、スリープ遅延タイマ426を設定することによって、アクセス端末102は、限定された時間の間(例えば50ミリ秒間)、スリープ状態に入ることが回避される。これは、スリープ状態に入り次に再びウェイク・アップするアクセス端末102による更なる処理/応答遅延を回避する。さらに、複数のDoSを検出すると、DoSメッセージの処理/応答のための十分な時間を保証するために、タイム・リミットがリセットされうることを伝える。しかしながら、当業者であれば、スリープ状態を遅らせるタイム・リミットを延長することは、アクセス端末102のバッテリ寿命にインパクトを与えるので、予測された処理/応答遅延にしたがって設定されるべきであることを認識するだろう。
図4に例示するように、DoSメッセージは、当業者によって知られているように、さらなる処理のために、MACレイヤ420からアプリケーション・レイヤ430へ渡されうる。幾つかの実施形態では、DoSパケットは、アプリケーションがアクティブであるかロードされているかに係わらず、ATの環境に基づく別のタイプのフィルタリング機能(例えば、低いバッテリ)に係わらず、DoSパケットのタイプ、時間期間内に検出されたDoSパケットの数に基づいて無視されうる。さらに、本発明の実施形態が、例示され本明細書で説明されるレイヤ間の通信に限定されないことを強調するために、MACレイヤ420からアプリケーション・レイヤ430への別の経路も例示されている。
アプリケーション・レイヤ430は、DoSメッセージに含まれるデータを使用することができるアプリケーション/処理を含みうる。さらに、アプリケーション・レイヤ430は、アプリケーション・レイヤ430内の他のアプリケーション/処理と独立して、あるいは協調して動作するアプリケーション/処理を有しうる。例えば、図4に例示するように、様々なクライアント・アプリケーションをホストし、プラットフォームとして動作することによって、(例えばAPIによって)アクセス端末102の機能に、コンシステントなインタフェースを可能にするラン・タイム環境432(例えば、QUALCOMM社のBinary Runtime Environment for Wireless(BREW(登録商標))が、存在しうる。クライアント・アプリケーションのうちの1つは、グループ通信コールの初期化および受信のためのグループ通信ロジック434(例えば、QUALCOMM社のQChat(登録商標))を含むことができる。DoSメッセージに応答する場合、アプリケーション・レイヤ430における処理時間(例えば、アプリケーションが、DoSメッセージおよび応答を処理する時間436)が存在する。アプリケーションの処理時間436が終了すると、スリープ遅延タイマがリセットされ(438)、このアプリケーションは、スリープ機能を制御する(例えば、アクセス端末がスリープ状態に入ることを阻止/許可する)ことができる。別の実施形態は、単にスリープ遅延ロジックおよびタイマ426に対してシグナルする。スリープ遅延ロジックおよびタイマ426は、その後、AT内の他のイベントに依存して、タイマをリセットするか否か、およびその時間を決定する。また別の実施形態では、スリープ遅延ロジックおよびタイマ426は、アプリケーション・レイヤ430の要求に関わらず、プロファイルおよびコンフィグレーション・データに基づいて、タイマをリセットするか否か、およびその時間を、独立して決定することができる。したがって、システム設計者は、DoSメッセージを検出すると、システム特有の設計考慮を含めながら、本発明の実施形態を用いて、向上した応答性のために、様々なストラテジーを実施することができることが、当業者によって理解されよう。
上述するように、本発明の実施形態は、遅延に敏感なアプリケーションにおける遅延を低減することができる。グループ通信システムは、本明細書で開示された実施形態によって提供される低減された接続時間を活用することができる遅延に敏感なシステムの一例である。グループ通信システムはまた、プッシュ・トゥ・トーク(PTT)システム、ネット・ブロードキャスト・サービス(NBS)、ディスパッチ・システム、あるいは、ポイント・トゥ・マルチ・ポイント通信システムとしても知られている。従来、アクセス端末ユーザのグループは、各グループ・メンバに指定されたアクセス端末を用いて互いに通信することができる。「グループ・メンバ」なる用語は、互いに通信することを許可されたアクセス端末ユーザのグループを示す。グループ通信システム/PTTシステムは、幾つかのメンバの中にあると考えられるが、このシステムは、この構成に限定されず、1対1ベースで、個々のデバイス間の通信に適用することができる。
このグループは、既存のインフラストラクチャに対する実質的な変更を要することなく、既存の通信システムにわたって動作可能である。したがって、コントローラおよびユーザは、例えば、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、グローバル移動体通信システム(GSM)システム、衛星通信システム、陸線および無線システムの組み合わせ等のように、インターネット・プトココル(IP)を用いてパケット情報を送信および受信することができる任意のシステムで動作することができる。
グループ・メンバは、例えばAT102およびAT108のような割り当てられたアクセス端末を用いて互いに通信することができる。ATは、例えば、地上無線電話、プッシュ・トゥ・トーク機能を有する有線電話、プッシュ・トゥ・トーク機能を備えた衛星電話、ラップトップ・コンピュータまたはデスクトップ・コンピュータ、ページング・デバイス、あるいはこれらの任意の組み合わせのような有線デバイスまたは無線デバイスでありうる。さらに、各ATは、安全モードあるいは非安全(クリア)モードで情報を送信および受信することができる。アクセス端末(AT)への参照は、例示されたあるいは列挙された例に限定されることは意図されておらず、インターネット・プロトコル(IP)にしたがってパケット情報を送信および受信する機能を有するその他のデバイスも含みうることが理解されるべきである。
グループのメンバが、グループの他のメンバに、情報を送信することを望む場合、そのメンバは、ATにおいてプッシュ・トゥ・トーク・ボタンまたはキー(例えば図2における228)を押し、分散ネットワークによる送信用にフォーマットされた要求を生成することによって、送信権を要求することができる。例えば、AT102は、1または複数のMPT(または基地局)124にオーバ・ザ・エアによって送信される要求を生成することができる。データ・パケットを処理するために、周知のインタ・ワーキング機能(IWF)、パケット・データ・サービス提供ノード(PDSN)、または、パケット制御機能(PCF)を含むMPC/MSC122は、MPT/BS124と分散ネットワークとの間に存在しうる。しかしながら、その要求はまた、公衆交換電話網(PSTN)を介してキャリア・ネットワーク126へ送信されうる。キャリア・ネットワーク126は、この要求を受信し、それを、分散ネットワーク120へ提供することができる。
図5に示すように、1または複数のグループ通信サーバ510が、分散ネットワークへの接続によって、グループ通信システムのトラフィックを監視することができる。グループ通信サーバ510は、様々な有線インタフェースおよび無線インタフェースを介して分散ネットワークへ接続されうるので、グループ参加者に対して地理的に近接していることは、必要ではない。従来、グループ通信サーバ510は、PTTシステムにおいて設定されたグループ・メンバの無線デバイス(AT102、572、574、576)間の通信を制御する。例示する無線ネットワークは単なる典型例であり、任意のシステムを含むことができ、これによって、遠隔モジュールは、互いの間を、および/または、限定することなく、無線ネットワーク・キャリアおよび/またはサーバを含む無線ネットワークの構成要素の間を、オーバ・ザ・エアによって通信する。一連のグループ通信サーバ510は、グループ通信サーバLAN550へ接続されうる。
グループ通信サーバ510は、例えばPSDN552のように、ここではキャリア・ネットワーク526に存在するものと示されている無線サービス・プロバイダのパケット・データ・サービス・ノード(PDSN)へ接続されうる。各PSDN552は、パケット制御機能(PCF)562によって、基地局560の基地局コントローラ564とインタフェースすることができる。PCF562は、基地局560内に位置することができる。キャリア・ネットワーク526は、MSC558へ送られる(一般に、データ・パケットの形態である)メッセージを制御する。MSC558は、1または複数の基地局560に接続されうる。キャリア・ネットワークと同様にして、MSC558は、従来、データ転送のためネットワークおよび/またはインターネットによって、および、音声情報のためPSTNによって、BTS566に接続される。BTS566は、当該技術分野で周知であるように、例えばセルラ電話102、572、574、576のような無線ATとの間でメッセージを無線でブロードキャストしたり受信する。したがって、グループ通信システムの詳細については、さらに説明しない。
前述を考慮して、当業者は、本発明の実施形態が、単一デバイスであるか、あるいは多くの構成要素を含んでいるかを認識するだろう。例えば、本発明の少なくとも1つの実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出するように構成されたロジックと、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせるように構成されたロジックとを含む装置を含む。このレベルでは、装置は、アクセス端末自体でありうる。しかしながら、本発明の実施形態は、この局面のみに限定されない。というのも、この装置はさらに、DoSメッセージをエア・インタフェースによってアクセス端末へ送信するアクセス・ネットワークを含むからである。さらに、この装置は、グループ通信サーバを含み、このグループ通信サーバからアクセス・ネットワークへの、アクセス端末を用いた通信を要求するメッセージに応答して、DoSメッセージが生成される。したがって、本発明の実施形態は、前述したように、個々の構成要素と、グループ通信のためのシステムとの両方を含みうる。
当業者であれば、情報および信号が、種々異なる技術のうちの何れかを用いて表現されうることを理解するであろう。例えば、上記説明を通じて参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表現されうる。
当業者であれば、さらに、本明細書で開示された実施形態に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれら両方の組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般的に記述された。それら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、各特定のアプリケーションに応じて変化する方法で上述した機能を実現することができる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示された実施形態に関連して記述された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア部品、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。
汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1または複数のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。
当業者であれば、本発明の実施形態が、本明細書に記載された機能、処理、シーケンス、および/またはアルゴリズムを実行するための方法を含んでいることを認識するだろう。例えば、図6に示すように、本発明の実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出すること(610)と、DoSメッセージを検出すると、予め定めた時間、アクセス端末において、スリープ状態を遅らせること(620)とを含む方法を含む。さらに、スリープ状態を遅らせるこの処理は、例えば、本明細書で説明されたもののような多くの変形を含み、本発明の実施形態は、このようなスリープ状態遅延機能のどの特定の機能にも限定されない。
例えば、スリープ状態を遅らせることは、スリープ遅延タイマを起動すること(630)と、このスリープ遅延タイマがアクティブである(例えば、タイム・アウトではない(670))間、スリープ状態を回避することとを含みうる。しかしながら、その他の考慮は、スリープ状態遅延の持続時間、および/または、スリープ状態の起動を変えることができる。例えば、スリープ遅延タイマは、アプリケーションがDoSメッセージを検出した後にリセット/停止されうる(640)。上述したように、アプリケーションが、DoSメッセージを検出すると、アプリケーションは、システム設計者によって指定されるように、スリープ遅延タイマをリセット/停止し、さらに/または、スリープ状態全体をディセーブルすることができる。
あるいは、アプリケーションが、スリープ遅延処理を制御せず、次のDoSメッセージが検出された場合(650)には、スリープ遅延タイマが再起動され(660)、次のDoSメッセージのために、予め定めた時間(例えば、50ミリ秒)が経過する。これによって、システムが、前のDoSメッセージからのタイム・アウトにどれくらい近いかに関わらず、アプリケーションに、次のDoSメッセージを検出し処理する機会が与えられる。
さらに、前述したように、パケットは、物理レイヤで受信され、媒体アクセス(MAC)レイヤにおいて復号されて、DoSメッセージを含んでいるかが検出される。DoSメッセージは、アプリケーション(例えば、PTT)によるさらなる処理のために、アプリケーション・レイヤに転送されうる。スリープ遅延は、アクセス端末がスリープ状態に入る前に、アプリケーションが、DoSメッセージを検出し処理する時間を与える。これは、DoSメッセージの処理に対する応答をさらに遅らせる。しかしながら、スリープ状態遅延は、たとえアプリケーションが応答しない場合であっても、過度のバッテリ消耗を防ぐために制限されうる。
本明細書で開示された実施形態と関連して記述されたこの方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、ハードウェアによって直接的に、プロセッサによって実行されたソフトウェア・モジュールによって、あるいは、これら2つの組み合わせによって具体化されうる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。または、記憶媒体はプロセッサに統合されることができる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在することができる。ASICは、ユーザ端末(例えば、アクセス端末)内に存在することもできる。あるいはこのプロセッサと記憶媒体とは、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在することができる。
したがって、本発明の実施形態は、本明細書に記載の機能を実行する方法を組み込んだコンピュータ読取可能媒体を含みうる。例えば、実施形態は、アクセス端末においてメッセージを処理する方法を組み込んだコンピュータ読取可能媒体を含みうる。この方法は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出することと、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末においてスリープ状態を遅らせることとを備える。他の実施形態は、アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出する手段と、DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、アクセス端末においてスリープ状態を遅らせる手段とを備えるシステムを含みうる。したがって、本発明は、例示された例に限定されず、本発明の実施形態には、本明細書に記載された機能、動作シーケンス、および/または、アルゴリズムを実行する任意の手段が含まれる。
前述の開示は、本発明の例示的な実施形態を示しているが、本明細書では、様々な変更および変形が、特許請求の範囲によって規定された本発明の範囲から逸脱することなくなされうることが注目されるべきである。本明細書に記載の発明の実施形態にしたがった方法クレームの機能、ステップ、および/または動作は、どのような特定の順番によっても実行される必要はない。さらに、本発明の構成要素が、単数で記述または権利主張されているが、単数に対する限定が明示的に述べられていないのであれば、複数も考慮される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出することと、
前記DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、前記アクセス端末においてスリープ状態を遅らせることと
を備える方法。
[C2]
前記スリープ状態を遅らせることはさらに、
スリープ遅延タイマを起動することと、
前記スリープ遅延タイマが起動している間、前記スリープ状態を回避することと
を備えるC1に記載の方法。
[C3]
アプリケーションが前記DoSメッセージを受信した後、前記スリープ遅延タイマを停止することをさらに備えるC2に記載の方法。
[C4]
前記アプリケーションは、前記アクセス端末に常駐するプッシュ・トゥ・トーク・アプリケーションであるC3に記載の方法。
[C5]
次のDoSメッセージが受信された場合、前記次のDoSメッセージについて、予め定めた時間が経過することを可能にするために、前記スリープ遅延タイマを再起動すること
をさらに備えるC2に記載の方法。
[C6]
前記DoSメッセージを検出することはさらに、
物理レイヤにおいてパケットを受信することと、
前記パケットを媒体アクセス(MAC)レイヤにおいて復号し、前記パケットが前記DoSメッセージを含むかを検出することと
をさらに備えるC1に記載の方法。
[C7]
前記DoSメッセージをアプリケーション・レイヤへ転送することをさらに備えるC6に記載の方法。
[C8]
前記アクセス端末は、モバイル端末、セルラ電話、および無線デバイスのうちの少なくとも1つであるC1に記載の方法。
[C9]
アクセス・ネットワークが、前記DoSメッセージを、エア・インタフェースを介して前記アクセス端末へ送信するC8に記載の方法。
[C10]
前記DoSメッセージは、グループ通信サーバから、前記アクセス・ネットワークへの、前記アクセス端末を用いた通信を要求するメッセージに応答して生成されるC9に記載の方法。
[C11]
アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出するように構成されたロジックと、
前記DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、前記アクセス端末においてスリープ状態を遅らせるように構成されたロジックと
を備える装置。
[C12]
前記スリープ状態を遅らせるロジックはさらに、
スリープ遅延タイマを起動するように構成されたロジックと、
前記スリープ遅延タイマが起動している間、前記スリープ状態を回避するように構成されたロジックと
を備えるC1に記載の装置。
[C13]
アプリケーションが前記DoSメッセージを受信した後、前記スリープ遅延タイマを停止するように構成されたロジックをさらに備えるC12に記載の装置。
[C14]
前記アプリケーションは、前記アクセス端末に常駐するプッシュ・トゥ・トーク・アプリケーションであるC13に記載の装置。
[C15]
次のDoSメッセージが受信された場合、前記次のDoSメッセージについて、予め定めた時間が経過することを可能にするために、前記スリープ遅延タイマを再起動するように構成されたロジックをさらに備えるC12に記載の装置。
[C16]
前記DoSメッセージを検出するように構成されたロジックはさらに、
物理レイヤにおいてパケットを受信するように構成されたロジックと、
前記パケットを媒体アクセス(MAC)レイヤにおいて復号し、前記パケットが前記DoSメッセージを含むかを検出するように構成されたロジックと
をさらに備えるC11に記載の装置。
[C17]
前記アクセス端末は、モバイル端末、セルラ電話、および無線デバイスのうちの少なくとも1つであるC11に記載の装置。
[C18]
グループ通信サーバをさらに備え、
前記DoSメッセージは、前記グループ通信サーバからアクセス・ネットワークへの、前記アクセス端末を用いた通信を要求しているメッセージに応答して生成されるC17に記載の装置。
[C19]
アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出する手段と、
前記DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、前記アクセス端末においてスリープ状態を遅らせる手段と
を備えるシステム。
[C20]
前記スリープ状態を遅らせることはさらに、
スリープ遅延タイマを起動する手段と、
前記スリープ遅延タイマが起動されている間、前記スリープ状態を回避する手段と、
アプリケーションが前記DoSメッセージを受信した後、前記スリープ遅延タイマを停止する手段と
を備えるC19に記載のシステム。
[C21]
次のDoSメッセージが受信された場合、前記次のDoSメッセージについて、予め定めた時間が経過することを可能にするために、前記スリープ遅延タイマを再起動する手段
をさらに備えるC20に記載のシステム。
[C22]
グループ通信手段をさらに備え、
前記DoSメッセージは、前記グループ通信サーバからアクセス・ネットワークへの、前記アクセス端末を用いた通信を要求しているメッセージに応答して生成されるC19に記載のシステム。
[C23]
アクセス端末においてメッセージを処理する方法を組み込んだコンピュータ読取可能媒体であって、
前記方法は、
前記アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出することと、
前記DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、前記アクセス端末においてスリープ状態を遅らせることと
を備えるコンピュータ読取可能媒体。
[C24]
前記方法はさらに、
スリープ遅延タイマを起動することと、
前記スリープ遅延タイマが起動している間、前記スリープ状態を回避することと、
アプリケーションが前記DoSメッセージを受信した後、前記スリープ遅延タイマを停止することと
を備えるC23に記載のコンピュータ読取可能媒体。
[C25]
前記方法はさらに、次のDoSメッセージが受信された場合、前記次のDoSメッセージについて、予め定めた時間が経過することを可能にするために、前記スリープ遅延タイマを再起動することをさらに備えるC23に記載のコンピュータ読取可能媒体。

Claims (25)

  1. アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出することと、
    前記DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、前記アクセス端末においてスリープ状態を遅らせることと
    を備える方法。
  2. 前記スリープ状態を遅らせることはさらに、
    スリープ遅延タイマを起動することと、
    前記スリープ遅延タイマが起動している間、前記スリープ状態を回避することと
    を備える請求項1に記載の方法。
  3. アプリケーションが前記DoSメッセージを受信した後、前記スリープ遅延タイマを停止することをさらに備える請求項2に記載の方法。
  4. 前記アプリケーションは、前記アクセス端末に常駐するプッシュ・トゥ・トーク・アプリケーションである請求項3に記載の方法。
  5. 次のDoSメッセージが受信された場合、前記次のDoSメッセージについて、予め定めた時間が経過することを可能にするために、前記スリープ遅延タイマを再起動すること
    をさらに備える請求項2に記載の方法。
  6. 前記DoSメッセージを検出することはさらに、
    物理レイヤにおいてパケットを受信することと、
    前記パケットを媒体アクセス(MAC)レイヤにおいて復号し、前記パケットが前記DoSメッセージを含むかを検出することと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  7. 前記DoSメッセージをアプリケーション・レイヤへ転送することをさらに備える請求項6に記載の方法。
  8. 前記アクセス端末は、モバイル端末、セルラ電話、および無線デバイスのうちの少なくとも1つである請求項1に記載の方法。
  9. アクセス・ネットワークが、前記DoSメッセージを、エア・インタフェースを介して前記アクセス端末へ送信する請求項8に記載の方法。
  10. 前記DoSメッセージは、グループ通信サーバから、前記アクセス・ネットワークへの、前記アクセス端末を用いた通信を要求するメッセージに応答して生成される請求項9に記載の方法。
  11. アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出するように構成されたロジックと、
    前記DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、前記アクセス端末においてスリープ状態を遅らせるように構成されたロジックと
    を備える装置。
  12. 前記スリープ状態を遅らせるロジックはさらに、
    スリープ遅延タイマを起動するように構成されたロジックと、
    前記スリープ遅延タイマが起動している間、前記スリープ状態を回避するように構成されたロジックと
    を備える請求項1に記載の装置。
  13. アプリケーションが前記DoSメッセージを受信した後、前記スリープ遅延タイマを停止するように構成されたロジックをさらに備える請求項12に記載の装置。
  14. 前記アプリケーションは、前記アクセス端末に常駐するプッシュ・トゥ・トーク・アプリケーションである請求項13に記載の装置。
  15. 次のDoSメッセージが受信された場合、前記次のDoSメッセージについて、予め定めた時間が経過することを可能にするために、前記スリープ遅延タイマを再起動するように構成されたロジックをさらに備える請求項12に記載の装置。
  16. 前記DoSメッセージを検出するように構成されたロジックはさらに、
    物理レイヤにおいてパケットを受信するように構成されたロジックと、
    前記パケットを媒体アクセス(MAC)レイヤにおいて復号し、前記パケットが前記DoSメッセージを含むかを検出するように構成されたロジックと
    をさらに備える請求項11に記載の装置。
  17. 前記アクセス端末は、モバイル端末、セルラ電話、および無線デバイスのうちの少なくとも1つである請求項11に記載の装置。
  18. グループ通信サーバをさらに備え、
    前記DoSメッセージは、前記グループ通信サーバからアクセス・ネットワークへの、前記アクセス端末を用いた通信を要求しているメッセージに応答して生成される請求項17に記載の装置。
  19. アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出する手段と、
    前記DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、前記アクセス端末においてスリープ状態を遅らせる手段と
    を備えるシステム。
  20. 前記スリープ状態を遅らせることはさらに、
    スリープ遅延タイマを起動する手段と、
    前記スリープ遅延タイマが起動されている間、前記スリープ状態を回避する手段と、
    アプリケーションが前記DoSメッセージを受信した後、前記スリープ遅延タイマを停止する手段と
    を備える請求項19に記載のシステム。
  21. 次のDoSメッセージが受信された場合、前記次のDoSメッセージについて、予め定めた時間が経過することを可能にするために、前記スリープ遅延タイマを再起動する手段
    をさらに備える請求項20に記載のシステム。
  22. グループ通信手段をさらに備え、
    前記DoSメッセージは、前記グループ通信サーバからアクセス・ネットワークへの、前記アクセス端末を用いた通信を要求しているメッセージに応答して生成される請求項19に記載のシステム。
  23. アクセス端末においてメッセージを処理する方法を組み込んだコンピュータ読取可能媒体であって、
    前記方法は、
    前記アクセス端末において、データ・オーバ・シグナリング(DoS)メッセージを検出することと、
    前記DoSメッセージの検出後、予め定めた時間、前記アクセス端末においてスリープ状態を遅らせることと
    を備えるコンピュータ読取可能媒体。
  24. 前記方法はさらに、
    スリープ遅延タイマを起動することと、
    前記スリープ遅延タイマが起動している間、前記スリープ状態を回避することと、
    アプリケーションが前記DoSメッセージを受信した後、前記スリープ遅延タイマを停止することと
    を備える請求項23に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  25. 前記方法はさらに、次のDoSメッセージが受信された場合、前記次のDoSメッセージについて、予め定めた時間が経過することを可能にするために、前記スリープ遅延タイマを再起動することをさらに備える請求項23に記載のコンピュータ読取可能媒体。
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