JP2015015677A - 投射型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人物の顔が誤認識により検出されなかった場合においても、映像光が映像投射装置から人物の目に直接入射することに起因した眩しさを低減することができる投射型表示装置を提供する。【解決手段】乗員監視用カメラ20は、映像光の投射方向DRpjに対向する方向から撮影するように配置されている。そして、運転者14の顔14bが乗員監視用カメラ20の撮影範囲内において検出されていない場合には、電子制御装置22は、プロジェクタ18による投射を止める。従って、電子制御装置22により実行される顔検出処理において誤認識により顔が検出されなかった場合においても、映像光がプロジェクタ18から運転者14の目14aに直接入射することに起因した眩しさを低減することが可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、映像光を投射して映像を表示する投射型表示装置に関するものである。
人の顔を検出する顔検出機能を備えた装置が、従来から知られている。例えば、特許文献1に開示されたテレビ会議装置がそれである。そのテレビ会議装置は、会議参加者を含む映像を撮影する撮像装置と、会議参加者の顔を照らす光源とを備えている。そして、テレビ会議装置は、その撮像装置が撮影した映像の中から会議参加者の顔を検出し、その顔の領域の輝度が所定値以下の場合には、その会議参加者の顔を明るく照らすように光源を発光させる。
特開2011−244080号公報
ところで、発明者らは、投射対象物に映像光を投射する映像投射装置を備えた投射型表示装置を開発しており、その際、映像を見る観者が例えば映像投射装置の光源を覗き込む等した場合には、映像光が観者の目に直接入射し、その観者が強い眩しさを感じることになるという課題を認識していた。
この課題を解決するために、発明者らは、特許文献1と同様の顔検出機能を用いることを考えた。具体的には、映像投射装置の光源を覗き込む顔を撮影できるように顔検出用のカメラを映像投射装置の近傍に設け、そのカメラにより撮影された映像内に映像投射装置の方を向いている顔が検出された場合には映像投射装置から投射される映像光を弱めるということである。
しかし、そのようにして顔が検出された場合に映像光を弱めるという制御では、映像投射装置の方を向いている顔が撮影されているにも拘わらず誤認識によりその顔が検出されなかった場合には、眩しさを低減するという効果を得ることができない。
本発明は上記点に鑑みて、人物の顔が誤認識により検出されなかった場合においても、映像光が映像投射装置から人物の目に直接入射することに起因した眩しさを低減することができる投射型表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る投射型表示装置では、投射対象物(12)に映像光を投射する映像投射装置(18)と、
投射対象物に投射された投射映像を見る1人又は2人以上の観者(14、48)の顔(14b、48b)を映像光の投射方向(DRpj)に対向する方向から撮影するように配置された撮影装置(20)と、
撮影装置が撮影した撮影範囲内において顔を検出する顔検出手段(S120)と、
1人又は2人以上の観者のうち少なくとも1人分の顔が顔検出手段によって検出されていない場合には映像光を弱める光低減手段(S150)とを備えていることを特徴とする。
上述の発明によれば、撮影装置は、映像光の投射方向に対向する方向から撮影するように配置され、光低減手段は、投射映像を見る人物すなわち観者のうち少なくとも1人分の顔が、撮影装置が撮影した撮影範囲内において検出されていない場合には、映像光を弱めるので、誤認識により顔が検出されなかった場合においても、映像光が映像投射装置から観者の目に直接入射することに起因した眩しさを低減することが可能である。なお、上記投射方向とは、映像光が映像投射装置から投射対象物に向かう一方向を意味する。また、映像光を弱めることには、映像光を止めることも含まれる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載した各符号に対応したものである。
第1実施形態の投射型表示装置10の概略構成を示す図である。 第1実施形態の投射型表示装置10が有する電子制御装置22の制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の投射型表示装置10の概略構成を示す図である。 第2実施形態の投射型表示装置10が有する電子制御装置22の制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の投射型表示装置10の概略構成を示す図である。この投射型表示装置10は、例えば車両用の表示装置であって、車室内に車外の映像を投影するために用いられる。すなわち、図1の投射対象物12は例えば車両の左右何れかのAピラーであり、投射型表示装置10は、例えば、運転者14に対し投射対象物12による死角を光学的に消去するために、投射対象物12によって運転者14に対し隠れている車外の景色から構成された映像を、投射対象物12の車室内側の表面12aに表示する。その投射対象物12の表面12aは、映像を表示するために、例えば、再帰性反射を行う再帰性反射材により被覆されている。なお、運転者14とは、運転席に着座している運転席乗員であり、本発明における観者に対応する。
投射型表示装置10は、図1に示すように、運転者14に対し投射対象物12によって見えなくなっている車外の風景を撮影するための車外撮影用カメラ16と、投射対象物12に映像光を投射する映像投射装置であるプロジェクタ18と、車室内の乗員である運転者14を監視する乗員監視用カメラ20と、それらの機器16、18、20を制御する電子制御装置22とを備えている。
車外撮影用カメラ16は例えばCCDカメラである。車外撮影用カメラ16は、運転席に着座した運転者14の視線と略同一の方向から投射対象物12の外方例えばAピラーの外方を撮影するように配設されている。例えば、車外撮影用カメラ16は、投射対象物12近傍の車外に取り付けられている。
プロジェクタ18は、例えば映像光としてレーザー光を用いるレーザープロジェクタである。プロジェクタ18は、車室を構成する天井において運転者14の近傍に設置されている。
また、プロジェクタ18は、運転者14の目14aに近い位置から投射対象物12の車室内側の表面12aすなわち映像表示面12aに向けて映像光を投射する。すなわち、プロジェクタ18は、図1に示すように、プロジェクタ18が映像光を投射する投射方向DRpjが運転者14の視線DR1eと共通の方向を向くように配置されている。なお、その投射方向DRpjが視線DR1eと共通の方向を向くこととは、投射方向DRpjが視線DR1eと全く同一の方向を向くことだけでなく、図1のように投射方向DRpjが視線DR1eと略同一の方向を向くことを含んだ意味である。
具体的に、プロジェクタ18は、電子制御装置22による映像制御に従って、車外撮影用カメラ16により撮影された映像を、映像光を投射することにより映像表示面12aに逐次表示する。詳細に言えば、運転席に着座している運転者14に対し投射対象物12によって死角となっている車外の景色から構成された死角映像が、車外撮影用カメラ16によって逐次撮影される。そして、プロジェクタ18は、その死角映像を、映像光を投射することにより映像表示面12aに逐次表示する。
乗員監視用カメラ20は例えばCCDカメラで構成された撮影装置である。乗員監視用カメラ20は、投射対象物12の映像表示面12aに投射された投射映像を見ている運転者14の顔14bを映像光の投射方向DRpjに対向する方向から撮影するように配置されている。
すなわち、乗員監視用カメラ20は、図1のように、乗員監視用カメラ20が撮影する撮影方向DRcmが投射方向DRpjに対向するように配置されている。要するに、乗員監視用カメラ20の向きが投射方向DRpjに対向するように配置されている。なお、その撮影方向DRcmが投射方向DRpjに対向することとは、撮影方向DRcmと投射方向DRpjとが1つの直線に沿うようにして撮影方向DRcmが投射方向DRpjに対向することだけでなく、図1のように撮影方向DRcmが投射方向DRpjと交差するようにして投射方向DRpjに対向することを含んだ意味である。
また、プロジェクタ18の投射方向DRpjは運転者14の視線DR1eと共通の方向を向いているので、乗員監視用カメラ20は、運転者14の視線DR1eに対しても、その視線DR1eに対向する方向から撮影するように配置されている。その視線DR1eに対向する方向とは、上述した撮影方向DRcmと投射方向DRpjとの関係と同様に、その視線DR1eと交差するようにして視線DR1eに対向する方向を含んだ意味である。
乗員監視用カメラ20は、具体的にはハンドル前方の計器盤24内の所定位置、例えばハンドルの内側を通して運転中の運転者14の顔14b全体を撮影できる位置に取り付けられている。
電子制御装置22は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータとその周辺回路とから構成されており、ROM等に予め記憶されたコンピュータプログラムに従って種々の制御処理を実行する。
また、図1に示すように、電子制御装置22には、例えば、車外撮影用カメラ16が撮影した撮影情報を表す映像信号、および、乗員監視用カメラ20が撮影した撮影情報を表す映像信号などが逐次入力される。また、電子制御装置22からは、例えば、プロジェクタ18に投射させる映像を表す映像信号がプロジェクタ18へ逐次出力される。
次に、本実施形態において電子制御装置22が実行する制御処理を説明する。電子制御装置22は、車両のイグニッションスイッチがオンにされると動作状態となり、図2のフローチャートに示す制御処理を周期的に繰り返し実行する。
先ず、図2のS110では、プロジェクタ18に映像を投射させる要求すなわちプロジェクタON要求が運転者14によりなされているか否かを判定する。例えば、運転席近傍にプロジェクタ18をオンにするための映像起動スイッチが設けられており、その映像起動スイッチがオンにされていれば、プロジェクタON要求がなされていると判定する。
S110において、プロジェクタON要求がなされていると判定すれば、S120以降のステップを実行する。
S120では、乗員監視用カメラ20からの映像信号を取得し、その映像信号に基づく撮影画像すなわち乗員監視用カメラ20により撮影された撮影画像の中において顔14bを検出する。要するに、乗員監視用カメラ20が撮影した撮影範囲内において顔14bを検出する顔検出処理を実行する。その顔検出処理には、例えばViola-Jones法などの公知のアルゴリズムが用いられる。そして、S120の顔検出処理で顔14bと認識される画像は、例えば左右両方の目14aを含んだ画像である。
S130では、撮影画像の中に顔14bがS120の顔検出処理により検出されたか否かを判定する。本実施形態では、プロジェクタ18が投射する投射映像を見る観者は運転者14だけであるので、1人分の顔14bが検出されれば、顔14bが検出されたと判定する。その一方で、全く顔14bが検出されなければ、顔14bが検出されていないと判定する。
上記顔検出処理により顔14bが検出された場合には、図1に示すように、運転者14は投射対象物12の映像表示面12aに映る投射映像を見ており、映像光を出射するプロジェクタ18の光出射口181を覗き込んではいないと考えられる。そこで、顔14bが検出されたと図2のS130において判定した場合には、S140に進む。
S140では、プロジェクタ18をオンにする。すなわち、プロジェクタ18に映像光を投射させ、投射対象物12の映像表示面12aに映像を表示させる。具体的には、車外撮影用カメラ16で撮影した前述の死角映像をリアルタイムでプロジェクタ18から投射させ映像表示面12aに表示させる。
一方で、上記顔検出処理により顔14bが検出されていない場合には、運転者14は投射対象物12の映像表示面12aに映る投射映像を見ておらず、プロジェクタ18の光出射口181を覗き込んでいるおそれがある。そこで、顔14bが検出されていないと図2のS130において判定した場合には、S150に進む。
S150では、プロジェクタ18をオフにして、プロジェクタ18による投射を止める。要するに、映像光をプロジェクタ18から投射させない。
以上のようにして、電子制御装置22は、プロジェクタON要求がなされていれば、車外撮影用カメラ16で撮影した死角映像をリアルタイムで映像表示面12aに表示させるが、乗員監視用カメラ20の撮影画像の中に顔14bが検出されていない場合にはその映像表示面12aへの映像表示を中止する。
なお、上述した図2の各ステップでの処理は、それぞれの機能を実現する手段を構成している。後述する図4のフローチャートでも同様である。
上述したように、本実施形態によれば、乗員監視用カメラ20は、映像光の投射方向DRpjに対向する方向から撮影するように配置されている。そして、運転者14の顔14bが乗員監視用カメラ20の撮影範囲内において検出されていない場合には、電子制御装置22は、プロジェクタ18による投射を止める。従って、図2のS120で実行される顔検出処理において誤認識により顔が検出されなかった場合においても、映像光がプロジェクタ18から運転者14の目14aに直接入射することに起因した眩しさを低減することが可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明し、第1実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。
図3は、本実施形態の投射型表示装置10の概略構成を示す図である。図3に示すように、本実施形態の投射型表示装置10は、車外撮影用カメラ16とプロジェクタ18と乗員監視用カメラ20と電子制御装置22とを備えているという点において、第1実施形態と同様である。また、第1実施形態と同様に、乗員監視用カメラ20は、その乗員監視用カメラ20の撮影方向DRcmがプロジェクタ18の投射方向DRpjに対向するように配置されている。
しかし、第1実施形態とは異なり、本実施形態の投射対象物12は例えばダッシュボードである。そして、車外撮影用カメラ16は、第1観者14と第2観者48との少なくとも1人に対し投射対象物12によって死角となっている車外の景色から構成された死角映像を逐次撮影する。例えば、運転者である第1観者14に対する死角映像を逐次撮影する。そして、プロジェクタ18は、その死角映像を、映像光を投射することにより映像表示面12aに逐次表示する。
図3の投射型表示装置10は、運転席である第1座席42に設けられた第1着座センサ421と、助手席である第2座席44に設けられた第2着座センサ441とを備えている。要するに、投射型表示装置10は、車室内に設けられた複数の座席42、44毎に設置された着座センサ421、441を備えている。
第1着座センサ421は第1座席42に乗員が着座していることを検出し、その着座しているか否かを表す信号を電子制御装置22へ逐次出力する。また、第2着座センサ441は第2座席44に乗員が着座していることを検出し、その着座しているか否かを表す信号を電子制御装置22へ逐次出力する。なお、本実施形態では、第1座席42に着座している乗員すなわち運転者14を第1観者14と呼び、第2座席44に着座している乗員すなわち助手席に着座している助手席乗員を第2観者48と呼ぶものとする。
本実施形態では、乗員監視用カメラ20は車両後方を向いてダッシュボードの中央あたりに設けられている。
また、本実施形態では、図3に示すように、投射対象物12の映像表示面12aに映る投射映像を見る観者としては、第1観者14と第2観者48との最大2名が想定されている。そのため、乗員監視用カメラ20は、投射対象物12の映像表示面12aに投射された投射映像を見ている第1観者14の顔14bと第2観者48の顔48bとの両方を撮影するように、すなわち観者14、48全員の顔14b、48bを撮影するように配置されている。
また、図3に示すように、プロジェクタ18の投射方向DRpjは第1観者14の視線DR1eと第2観者48の視線DR2eとの両方と共通の方向を向いている。すなわち、上述したように撮影方向DRcmは投射方向DRpjに対向するので、乗員監視用カメラ20は、第1観者14の視線DR1eと第2観者48の視線DR2eとの両方に対向する方向から撮影するように配置されている。
次に、本実施形態において電子制御装置22が実行する制御処理を説明する。電子制御装置22は、車両のイグニッションスイッチがオンにされると動作状態となり、図4のフローチャートに示す制御処理を周期的に繰り返し実行する。図4は、本実施形態の制御処理を説明するためのフローチャートである。図4は、前述の図2に相当するフローチャートであり、図2のS130がS131とS132とに置き換わっている点において図2に対し異なっている。図4において、図2と同じ内容のステップについては同一の符号を付しその説明を省略する。
図4のフローチャートでは、S120の次はS131へ進む。そのS131では、第1着座センサ421からの信号と第2着座センサ441からの信号とを取得する。そして、その取得した信号に基づいて、第1座席42および第2座席44に着座している着座人数を算出する。すなわち、投射対象物12に映る投射映像を見る観者数を算出する。S131の次はS132へ進む。
S132においては、S120での顔検出処理の結果とS131で算出した着座人数とに基づいて、第1座席42および第2座席44に着座している観者14、48全員の顔14b、48bが検出されたか否かを判定する。
具体的には、S120での顔検出処理により検出された顔14b、48bの数すなわち顔検出数と、着座センサ421、441による着座検出から得られた着座人数とを比較する。そして、その顔検出数と着座人数とが同じである場合には、観者14、48全員の顔14b、48bが検出されたと判定する。この場合には、図3に示すように、観者14、48は全員、投射対象物12の映像表示面12aに映る投射映像を見ており、プロジェクタ18の光出射口181を覗き込んではいないと考えられる。そこで、図4のフローチャートにおいてS140に進む。
その一方で、顔検出数が着座人数に対して少ない場合には、観者14、48全員の顔14b、48bが検出されてはいないと判定する。この場合には、観者14、48全員のうちの少なくとも1人が、投射対象物12の映像表示面12aに映る投射映像を見ておらず、プロジェクタ18の光出射口181を覗き込んでいるおそれがある。そこで、図4のフローチャートにおいてS150に進む。
このようにして、電子制御装置22は、プロジェクタON要求がなされていれば、基本的には、車外撮影用カメラ16で撮影した映像をリアルタイムで映像表示面12aに表示させる。但し、電子制御装置22は、顔検出処理による顔検出数が、第1座席42および第2座席44での着座人数に対して少ない場合には、その映像表示面12aへの映像表示を中止する。
本実施形態によれば、複数の座席42、44毎に設置された着座センサ421、441からの信号に基づいて着座人数が算出されるので、プロジェクタ18により投射された投射映像を見る観者数を自動的に把握することができる。
また、本実施形態によれば、乗員監視用カメラ20は、第1観者14の顔14bと第2観者48の顔48bとの両方を撮影するように配置されている。そして、図4では、その両方の顔14b、48bの少なくとも一方が検出されていない場合には、プロジェクタ18はオフにされるので、運転者である第1観者14だけでなく助手席の第2観者48に対しても、プロジェクタ18による眩しさを低減することが可能である。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態において、投射型表示装置10は、車室内に車外の映像を投影するために用いられるが、その投射型表示装置10は上記以外の目的で用いられてもよく、車両用でなくても差し支えない。例えば、投射型表示装置10が上記目的のために用いられないとすれば、車外撮影用カメラ16は不要である。
(2)上述の第1実施形態において、投射対象物12は例えばAピラーすなわちフロントピラーであるが、Aピラーではなく、車両のダッシュボードまたはセンターコンソール等であっても差し支えない。
(3)上述の各実施形態において、プロジェクタ18は例えばレーザープロジェクタであるが、液晶プロジェクタなどの他の方式のプロジェクタであっても差し支えない。
(4)上述の各実施形態において、顔検出処理には例えばViola-Jones法が用いられるが、それに限らず、顔検出処理は、他の技術やアルゴリズム等によって実行されても差し支えない。
(5)上述の各実施形態の図2および図4のS150において、電子制御装置22は、プロジェクタ18による投射を止めるが、単に止めるのではなく、例えば、映像光の光量を徐々に漸減させてプロジェクタ18による投射を止めてもよい。
また、図2および図4のS150において、電子制御装置22は、例えば、プロジェクタ18による投射を止めずに映像光を低減させるだけに留めておき、車外撮影用カメラ16で撮影した死角映像をリアルタイムでプロジェクタ18から投射させても差し支えない。要するに、S150では、プロジェクタ18から出射する映像光を図2および図4のS140と比較して弱くすればよい。
(6)上述の第2実施形態において、着座センサ421、441が設けられた座席42、44の数は2つであるが、投射対象物12の表面12aに映る映像を見る乗員用の座席が後席も含めて3つ以上ある車両も想定できるので、着座センサが設けられた座席数は3つ以上であっても差し支えない。
(7)上述の各実施形態において、投射型表示装置10は乗員監視用カメラ20を備えているが、乗員監視用カメラ20が撮影した撮影情報から、視覚で認識可能な画像が構成される必要はなく、顔検出処理が可能であればよいので、乗員監視用カメラ20は、顔検出処理が可能な情報を出力するカメラ以外の他の検知装置に置き換えられていても差し支えない。
(8)上述の各実施形態において、図2及び図4のフローチャートに示す各ステップの処理はコンピュータプログラムによって実現されるものであるが、ハードロジックで構成されるものであっても差し支えない。なお、図2及び図4においてS120は本発明の顔検出手段に対応し、S150は本発明の光低減手段に対応する。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 投射型表示装置
12 投射対象物
14 運転者(観者、第1観者)
14b 運転者14の顔
DRpj 投射方向

Claims (7)

  1. 投射対象物(12)に映像光を投射する映像投射装置(18)と、
    前記投射対象物に投射された投射映像を見る1人又は2人以上の観者(14、48)の顔(14b、48b)を前記映像光の投射方向(DRpj)に対向する方向から撮影するように配置された撮影装置(20)と、
    前記撮影装置が撮影した撮影範囲内において前記顔を検出する顔検出手段(S120)と、
    前記1人又は2人以上の観者のうち少なくとも1人分の前記顔が前記顔検出手段によって検出されていない場合には前記映像光を弱める光低減手段(S150)とを備えていることを特徴とする投射型表示装置。
  2. 車両用の投射型表示装置であって、
    前記映像投射装置は、運転席に着座している前記観者としての運転者(14)に対し前記投射対象物としてのフロントピラーによって死角となっている車外の景色から構成された映像を、前記映像光を投射することにより前記フロントピラーの車室内側の表面(12a)に表示し、
    前記撮影装置は、前記運転者の顔(14b)を撮影するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記撮影装置は、前記運転席に対し車両前方に位置する計器盤(24)内に、車両後方を向いて設けられていることを特徴とする請求項2に記載の投射型表示装置。
  4. 車両用の投射型表示装置であって、
    車室内に設けられた複数の座席(42、44)毎に設置され該座席への着座を検出する着座センサ(421、441)を備え、
    前記映像投射装置は、前記座席に着座している前記観者のうち少なくとも1人に対し前記投射対象物によって死角となっている車外の景色から構成された死角映像を、前記映像光を投射することにより前記投射対象物の車室内側の表面(12a)に表示し、
    前記撮影装置は、前記座席に着座し前記投射映像を見る前記観者全員の顔を撮影するように配置され、
    前記光低減手段は、前記顔検出手段により検出された前記顔の数が、前記着座センサによる着座検出から得られた着座人数に対して少ない場合には、前記映像光を弱めることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  5. 車両用の投射型表示装置であって、
    運転席(42)に設置され該運転席への着座を検出する第1着座センサ(421)と、
    助手席(44)に設置され該助手席への着座を検出する第2着座センサ(441)とを備え、
    前記映像投射装置は、前記運転席に着座している前記観者である運転者(14)と前記助手席に着座している前記観者である助手席乗員(48)とのうちの少なくとも一方に対し前記投射対象物によって死角となっている車外の景色から構成された死角映像を、前記映像光を投射することにより前記投射対象物の車室内側の表面(12a)に表示し、
    前記撮影装置は、前記運転者と前記助手席乗員との両方の顔を撮影するように配置され、
    前記光低減手段は、前記顔検出手段により検出された前記顔の数が、前記第1着座センサと前記第2着座センサとによる着座検出から得られた着座人数に対して少ない場合には、前記映像光を弱めることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  6. 前記映像投射装置は、前記投射対象物としてのダッシュボードに前記映像光を投射することにより、前記死角映像を前記ダッシュボードの表面に表示することを特徴とする請求項5に記載の投射型表示装置。
  7. 前記光低減手段は、前記映像光を弱める際には、前記映像光の光量を漸減させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の投射型表示装置。
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