JP2015014895A - 製造計画評価方法および製造計画評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多段工程における製品の製造計画を製造能率の観点で評価すること。【解決手段】製造計画計算機が、評価対象の製造計画の各工程における各母材の処理時間に基づいて、全母材の処理時間合計値が最長となるボトルネック工程と、次に長い次ボトルネック工程とを特定し(ステップS1,S2)、ボトルネック工程における母材の処理時間に基づいて各母材を複数の製造ロットに分類し(ステップS3)、分類された各製造ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合について、各製造ロットの処理時間平均値を各母材の処理時間として、ボトルネック工程での処理時間合計値を最短とする母材の処理順を探索し(ステップS4)、母材の最適処理順と、製造計画の母材の処理順とのそれぞれについて、各母材の処理順の前後関係を該母材が属する製造ロットによる二次元の行列で表した二体相関マトリックスを作成して対比する(ステップS5)。【選択図】図11

Description

本発明は、鉄鋼製品の製造ラインでの多品種の製造計画を評価する製造計画評価方法および製造計画評価装置に関するものである。
複数の工程を経て製造される多品種の製品の多段工程からなる製造ラインでは、特定の装置に予想外の負荷がかかったり、半製品の滞留が発生したり、装置の空き状態が発生したりする場合がある。このような背景から、特許文献1には、製造ラインにおいて生産性が最も低く物流および生産の障害となっているボトルネック工程を抽出して、そのボトルネック工程での最適な処理順を実用的な時間にて決定する製造計画計技術が提案されている。
特開平07−192051号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、次工程の仕掛り数が少ない場合や自工程の仕掛り数が多い場合に、その工程がボトルネック工程とみなされているが、現時刻の仕掛り情報を初期値としているため、現時刻までの操業に故障や修理などの変動が含まれている場合には、真のボトルネック工程を見誤るおそれがある。また、この特許文献1記載の技術では、設備能力が劣る場合にその設備で処理される工程がボトルネック工程とみなされているが、その設備で処理されるプロダクトミックスが変化する場合には、真のボトルネック工程を見誤るおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、多段工程における製品の製造計画を製造能率の観点で評価する製造計画評価方法および製造計画評価装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る製造計画評価方法は、多段工程における製品の製造計画を評価する製造計画評価方法であって、評価対象の製造計画の入力を受け付ける製品計画入力ステップと、前記製造計画の各工程における各母材の処理時間に基づいて、全母材の処理時間合計値が最長となるボトルネック工程と、該ボトルネック工程の次に全母材の処理時間合計値が長い次ボトルネック工程とを特定するボトルネック工程識別ステップと、前記ボトルネック工程における母材の処理時間に基づいて、各母材を複数の製造ロットに分類する製造ロット分類ステップと、前記製造ロット分類ステップで分類された各製品ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合について、各製造ロットの処理時間平均値を各母材の処理時間として、前記ボトルネック工程での処理時間合計値を最短とする母材の処理順を探索する最適処理順探索ステップと、前記最適処理順探索ステップの探索結果の母材の最適処理順と、製造計画の母材の処理順とのそれぞれについて、各母材の処理順の前後関係を該母材が属する製造ロットによる二次元の行列で表した二体相関マトリックスを作成して対比する評価ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る製造計画評価装置は、多段工程における製品の製造計画を評価する製造計画評価装置であって、評価対象の製造計画の入力を受け付ける製造計画入力手段と、前記製造計画の各工程における各母材の処理時間に基づいて、全母材の処理時間合計値が最長となるボトルネック工程と、該ボトルネック工程の次に全母材の処理時間合計値が長い次ボトルネック工程とを特定するボトルネック工程識別手段と、前記ボトルネック工程における母材の処理時間に基づいて、各母材を複数の製造ロットに分類する製造ロット分類手段と、前記製造ロット分類手段により分類された各製品ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合について、各製造ロットの処理時間平均値を各母材の処理時間として、前記ボトルネック工程での処理時間合計値を最短とする母材の処理順を探索する最適処理順探索手段と、前記最適処理順探索手段による探索結果の母材の最適処理順と、製造計画の母材の処理順とのそれぞれについて、各母材の処理順の前後関係を該母材が属する製造ロットによる二次元の行列で表した二体相関マトリックスを作成して対比する評価手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る製造計画評価方法および製造計画評価装置によれば、多段工程における製品の製造計画を製造能率の観点で評価することができる。
図1は、本発明の一実施形態である製造計画評価システムが評価する製造計画の対象となる鉄鋼製品の製造ラインで行われる工程を例示する模式図である。 図2は、各工程の処理対象材を説明するための図である。 図3は、本発明の一実施形態である製造計画評価システムの全体構成例を示すブロック図である。 図4は、母材情報のデータ構成を例示する図である。 図5は、製品情報のデータ構成を例示する図である。 図6は、製造計画のデータ構成を例示する図である。 図7−1は、各工程設備諸元情報のデータ構成を例示する図である。 図7−2は、各工程設備諸元情報のデータ構成を例示する図である。 図7−3は、各工程設備諸元情報のデータ構成を例示する図である。 図8は、ロット分類条件のデータ構成を例示する図である。 図9は、二体相関最適条件のデータ構成を例示する図である。 図10は、計画評価情報のデータ構成を例示する図である。 図11は、本発明の一実施形態である製造計画評価処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、評価対象の製造計画について作成された二体相関マトリックスを例示する図である。 図13は、ボトルネック工程識別処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、製造ロット分類処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、最適処理順探索処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である製造計画評価システムの構成およびその動作について説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
〔鉄鋼製品の製造ライン〕
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態である製造計画評価システムが評価する製造計画の対象となる鉄鋼製品の製造ラインについて説明する。但し、本発明が製造計画を評価する対象とする製造ラインは、図1に示す鉄鋼製品の製造ラインに限定されることはない。
図1は、本発明の一実施形態である製造計画評価システムが評価する製造計画の対象となる鉄鋼製品である厚鋼板の製造ラインで行われる工程を示す模式図である。図1に示すように、この製造ラインLでは、始めに、圧延機において厚鋼板に対する圧延工程P1が行われる。次に、切断機において厚鋼板を長手方向に切断する切断1工程P2が行われ、続いて、厚鋼板を幅方向に切断する切断2工程P3が行われる。その後、検査機において厚鋼板に対する検査工程P4が行われる。圧延機、切断機、検査機の各設備は、厚鋼板の搬送装置を介して連結されている。
なお、本実施の形態において、1つの母材から複数の製品が製造される場合がある。例えば、図2に例示するように、1つの母材(母材ID=A001)から切断1工程および切断2工程を経て4つの製品(製品ID=A001−01,A001−02,A001−03,A001−04)が製造される。本実施の形態では、各工程における処理は、母材ごとに一括して行われるものとする。すなわち、本実施の形態の製造計画の製造順は母材の処理順により指定される。
〔製造計画評価システムの構成〕
次に、図3〜10を参照して、本発明の一実施形態である製造計画評価システムの構成について説明する。図3は、本発明の一実施形態である製造計画評価システムの全体構成例を示すブロック図である。図4は、図3に示すデータベース14に格納されている母材情報のデータ構成例を示す図である。図5は、図3に示すデータベース14に格納されている製品情報のデータ構成例を示す図である。図6は、図3に示すデータベース14に格納されている製造計画のデータ構成例を示す図である。図7−1〜7−3は、図3に示すデータベース14に格納されている各工程設備諸元情報のデータ構成例を示す図である。図8は、図3に示すデータベース14に格納されているロット分類条件のデータ構成例を示す図である。図9は、図3に示すデータベース14に格納されている二体相関最適条件のデータ構成例を示す図である。図10は、図3に示すデータベース14に格納されている計画評価情報のデータ構成例を示す図である。
図3に示すように、本発明の一実施形態である製造計画評価システム10は、製造計画評価装置としての製造計画計算機11と、端末12と、製造装置13と、データベース14とを含み、端末12、製造装置13、およびデータベース14が製造計画計算機11と接続され互いにデータの送受を可能に構成されている。
製造計画計算機11は、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置によって構成され、CPU、更新記録可能なフラッシュメモリなどのROMやRAMなどの各種メモリ、ハードディスク、CD−ROMなどの記録媒体といった各種記録装置、通信装置、表示装置や印刷装置などの出力装置、入力装置などを備えている。製造計画計算機11は、情報処理装置内部のCPUなどの演算処理装置がメモリに記憶された製造計画評価プログラムを実行することによって、後述する製造計画評価処理を実行する。
端末12は、例えばパーソナルコンピュータなどで実現され、製造計画計算機11との間でデータ通信を行って、製造計画計算機11が実行する製造計画評価処理の結果などを表示する。
製造装置13は、板状鉄鋼製品である厚鋼板を製造するためのものであり、圧延機、切断機1、切断機2、検査機の他、前述の搬送装置などを含む。
データベース14は、製造計画評価処理に用いるデータを記録・管理する。このデータベース14は、後述の図11に示す母材情報と、製品情報と、製造計画と、各工程設備諸元情報と、ロット分類条件と、二体相関最適条件と、計画評価情報とを含む。
母材情報は、図4に示すように、各鉄鋼製品の母材に付与された固有の識別情報(母材ID)と、母材IDに対応する母材の厚み、幅、長さ、重量、母材内製品枚数、代表納期(最早納期)とを含む。なお、母材内製品枚数とは、母材から製造される鉄鋼製品の数を意味する。代表納期(最早納期)とは、母材から製造される鉄鋼製品の納期のうちの最も早いものを意味する。
製品情報は、図5に示すように、各鉄鋼製品に付与された固有の識別情報(製品ID)と、製品IDに対応する母材ID、鉄鋼製品の母材における長手位置、幅位置、鉄鋼製品の厚み、幅、長さ、重量、納期とを含む。なお、母材の長手位置とは、母材における長手方向の位置を意味し、例えば、長手方向の前方には1、長手方向の後方には2が設定される。母材における幅位置とは、母材の幅方向の位置を意味する。
製造計画は、図6に示すように、製造順と、母材IDと、幅方向の切断回数と、長手方向の切断回数とを含む。
各工程設備諸元情報は、図1に示す製造ラインLの各工程に設けられた設備の処理能力に関する情報を設備諸元情報として格納している。具体的には、圧延工程P1についての設備諸元情報は、図7−1に示すように、圧延機で圧延可能な母材の寸法(厚み、幅、長さ)の範囲とその処理時間の情報を有し、母材寸法範囲(厚み、幅、長さ)と、圧延処理時間とを含む。切断1工程P2および切断2工程P3についての設備諸元情報は、図7−2に示すように、切断機で切断可能な母材についての処理時間の情報を有し、母材切断回数と、固定処理時間と、切断処理時間とを含む。なお、処理時間は、通過や先尾端処理などにかかる固定処理時間と、母材長や切断回数などによって変動する切断処理時間との和で算出される。検査工程P4についての設備諸元情報は、図7−3に示すように、検査機における処理時間の情報を有し、検査有無と、固定処理時間と、検査処理時間とを含む。なお、処理時間は、通過などに要する固定処理時間と、製造された製品長によって変動する検査処理時間との和で算出される。
ロット分類条件は、図8に示すように、製造ロットの分類と、対応するロット分類条件値(番号および条件内容を表す数値)とを含む。本実施例では、周知のABC分析により、ある工程で処理される全母材を各母材の処理時間に応じて大ロット、中ロット、小ロットの3つの製造ロットに分類する。ある工程における大ロットとは、この工程で処理される母材のうち、処理時間が短く母材数が多いものの集合を意味する。小ロットとは、この工程で処理される母材のうち、処理時間が長く母材数が少ないものの集合を意味する。中ロットとは、それ以外の母材の集合を意味する。図8のロット分類条件値は、この工程における全母材を、その処理時間合計の70%を占める大ロット(A)と、この工程における全母材の処理時間合計の20%を占める中ロット(B)と、この工程における全母材の処理時間合計の10%を占める小ロット(C)とに分類することを示す。なお、この場合に大ロット、中ロット、小ロットの数の比率は、概ね7対2対1になる。
二体相関最適条件は、後述の最適処理順探索処理の結果を意味し、図9に例示するように、最適処理順について、先行材と後行材との前後関係を各母材が属する製造ロットによる二次元の行列で表したもの(以下、二体相関マトリックスと称す)である。図9に示す例では、行列の要素に対応する前後関係パターンの出現比率を示す。例えば、先行材Aロット、後行材Bロットの出現比率は5%である。
計画評価情報は、後述する評価処理の結果に出力される評価結果であり、評価対象の製造計画の最適処理順からの乖離度合いを意味する。例えば、図10に例示するように、評価対象の製造計画について作成された二体相関マトリックスと図9に例示する最適処理順の二体相関マトリックスとの差分で表される。
〔製造計画評価処理〕
このような構成を有する製造計画評価システム10では、製造計画計算機11が以下に示す製造計画評価処理を実行することによって、多段工程における製品の製造計画を製造能率の観点で評価する。以下、図11に示すフローチャートを参照して、製造計画評価処理を実行する際の製造計画計算機11の動作について説明する。なお、以下に示す製造計画計算機11の動作は、CPUがROM内に記憶されている製造計画評価プログラムを実行することによって実現される。また、上述したように、実施の形態では、各工程の処理は、母材ごとに一括して行われる。すなわち、本実施の形態で評価される製造計画では、母材の処理順により製造順が決定される。
図11は、本発明の一実施形態である製造計画評価処理の流れを示すフローチャートである。図11に示すように、本実施の形態の製造計画評価処理は、製造計画入力処理、ボトルネック工程識別処理、製造ロット分類処理、最適処理順探索処理、および評価処理を含んでいる。なお、図11に示すフローチャートは、例えば、オペレータが端末12を操作することによって製造計画評価処理の実行を指示したタイミングで開始となり、製造計画評価処理はステップS1の処理に進む。
ステップS1の処理では、製造計画計算機11が、データベース14に格納されている母材情報と製品情報と評価対象の製造計画との入力を受け付ける。これにより、ステップS1の処理は完了し、製造計画評価処理はステップS2の処理に進む。
ステップS2の処理では、製造計画計算機11が、データベース14に格納されている各工程設備諸元情報を参照して算出した処理対象の母材についての各工程での処理時間に基づいて、製造ラインLにおいて製造能率が低く製造の妨げとなっているボトルネック工程を識別するボトルネック工程識別処理を行う。このボトルネック工程識別処理の詳細については、図13に示すフローチャートを参照して後述する。これにより、ステップS2の処理は完了し、製造計画評価処理はステップS3の処理に進む。
ステップS3の処理では、製造計画計算機11が、ボトルネック工程で処理される全母材を各母材の処理時間に応じて複数の製造ロットに分類する製造ロット分類処理を行う。本実施の形態では、製造計画計算機11は、周知のABC分析により、処理時間が短く母材数が多い大ロットと、処理時間が長く母材数が少ない小ロットと、それ以外の中ロットとの3つの製造ロットに母材を分類する。この製造ロット分類処理の詳細については、図14に示すフローチャートを参照して後述する。これにより、ステップS3の処理は完了し、製造計画評価処理はステップS4の処理に進む。
ステップS4の処理では、製造計画計算機11が、ステップS3の処理で分類された各製品ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合について、各製品ロットの処理時間平均値を各母材の処理時間として、ボトルネック工程での処理時間合計値を最短とする最適な製品ロットの処理順を探索する最適処理順探索処理を行う。探索に際しては、4工程の離散事象シミュレーションを適用する。また、製造計画計算機11は、探索結果の最適処理順に基づいて二体相関マトリックスを作成し、二体相関最適条件としてデータベース14に格納する。この最適処理順探索処理の詳細については、図15に示すフローチャートを参照して後述する。これにより、ステップS4の処理は完了し、製造計画評価処理はステップS5の処理に進む。
ステップS5の処理では、製造計画計算機11が、評価対象の製造計画について二体相関マトリックスを作成し、データベース14の二体相関最適条件と対比して評価する評価処理を行う。本実施の形態では、製造計画計算機11は、図10に例示するように、評価対象の製造計画について作成した二体相関マトリックス(図12参照)の各数値から図9に例示する最適処理順の二体相関マトリックスの各数値を減じた値を評価の結果として、例えば端末12の表示装置などに出力する。また、製造計画計算機11は、評価処理の結果を計画評価情報としてデータベース14に格納する。これにより、ステップS5の処理は完了し、一連の製造計画評価処理は終了する。
〔ボトルネック工程識別処理〕
次に、図13に示すフローチャートを参照して、上記ステップS2のボトルネック工程識別処理について説明する。図13に示すフローチャートは、ステップS1の処理が完了したタイミングで開始となり、ボトルネック工程識別処理はステップS201の処理に進む。
ステップS201の処理では、製造計画計算機11が、製造ラインLの工程に付与された固有の識別情報(工程ID、本実施の形態では、例えば、0:圧延工程、1:切断1工程、2:切断2工程、3:検査工程)を初期化する。工程IDは、例えば、本実施の形態では、0:圧延工程、1:切断1工程、2:切断2工程、3:検査工程とし、初期化の際に0を設定する。ここで設定された工程IDに対応する工程が以降の処理の対象となる。これにより、ステップS201の処理は完了し、ボトルネック工程識別処理はステップS202の処理に進む。
ステップS202の処理では、製造計画計算機11が、データベース14に格納されている各工程設備諸元情報を参照して処理対象の母材についての各工程での処理時間を算出し、ステップ201の処理で設定された工程IDに対応する工程について、製造計画の全母材の処理時間を積算する。これにより、ステップS202の処理は完了し、ボトルネック工程識別処理はステップS203の処理に進む。
ステップS203の処理では、製造計画計算機11が、全工程IDについてステップS202の処理が終了したか否かを確認する。確認の結果、終了していない場合には、製造計画計算機11は、ボトルネック工程識別処理をステップS204の処理に進め、工程IDを1繰り上げたうえで、ステップS202の処理に戻す。一方、終了している場合には、製造計画計算機11は、ボトルネック工程識別処理をステップS205の処理に進める。
ステップS205の処理では、製造計画計算機11が、全工程について算出された処理時間積算値を降順にソートする。これにより、ステップS205の処理は完了し、ボトルネック工程識別処理はステップS206の処理に進む。
ステップS206の処理では、製造計画計算機11が、処理時間積算値が最も大きい工程をボトルネック工程と識別する。これにより、ステップS206の処理は完了し、一連のボトルネック工程識別処理は終了する。
〔製造ロット分類処理〕
次に、図14に示すフローチャートを参照して、上記ステップS3の製造ロット分類処理について説明する。図14に示すフローチャートは、ステップS2の処理が完了したタイミングで開始となり、製造ロット分類処理はステップS301の処理に進む。
ステップS301の処理では、製造計画計算機11が、ボトルネック工程での母材を対象として、これらの母材を処理時間の昇順にソートする。これにより、ステップS301の処理は完了し、製造ロット分類処理はステップS302の処理に進む。
ステップS302の処理では、製造計画計算機11が、処理時間積算値と処理時間平均値とを0に設定する。これにより、ステップS302の処理は完了し、製造ロット分類処理はステップS303の処理に進む。
ステップS303の処理では、製造計画計算機11が、処理対象の母材の処理時間を積算する。これにより、ステップS303の処理は完了し、製造ロット分類処理はステップS304の処理に進む。
ステップS304の処理では、製造計画計算機11が、データベース14のロット分類条件を参照し、処理時間積算値がロット分類条件値の番号1に対応する数値以上になったかを確認する。本実施の形態では、ロット分類条件値の番号1に対応する数値は、処理時間積算値が全母材の処理時間合計の70%となる大ロットを分類するためのものである。確認の結果、処理時間積算値がロット分類条件値の番号1に対応する数値未満の場合には、製造計画計算機11は、製造ロット分類処理をステップS305に進め、母材順を1繰り上げたうえで、ステップS303の処理に戻す。一方、処理時間積算値がロット分類条件値の番号1に対応する数値以上になった場合には、製造計画計算機11は、製造ロット分類処理をステップS306の処理に進める。
ステップS306の処理では、製造計画計算機11が、ステップS303の処理で算出された処理時間積算値から処理時間平均値(=処理時間積算値/母材数)を算出し、この処理時間平均値を番号1のロット分類条件値に対応する大ロット(A)の処理時間として設定する。そして、製造計画計算機11は、処理時間積算値および処理時間平均値を0に設定する。これにより、ステップS306の処理は完了し、製造ロット分類処理はステップS307の処理に進む。
ステップS307の処理では、製造計画計算機11が、処理対象の母材の処理時間を積算する。これにより、ステップS307の処理は完了し、製造ロット分類処理はステップS308の処理に進む。
ステップS308の処理では、製造計画計算機11が、データベース14のロット分類条件を参照し、処理時間積算値がロット分類条件値の番号2に対応する数値以上になったかを確認する。本実施の形態では、ロット分類条件値の番号2に対応する数値は、処理時間積算値が全母材の処理時間合計の20%となる中ロットを分類するためのものである。確認の結果、処理時間積算値がロット分類条件値の番号2に対応する数値未満の場合には、製造計画計算機11は、製造ロット分類処理をステップS309に進め、母材順を1繰り上げたうえで、ステップS307の処理に戻す。一方、処理時間積算値がロット分類条件値の番号2に対応する数値以上になった場合には、製造計画計算機11は、製造ロット分類処理をステップS310の処理に進める。
ステップS310の処理では、製造計画計算機11が、ステップS307の処理で算出された処理時間積算値から処理時間平均値(=処理時間積算値/母材数)を算出し、この処理時間平均値を番号2のロット分類条件値に対応する中ロット(B)の処理時間として設定する。そして、製造計画計算機11は、処理時間積算値および処理時間平均値を0に設定する。これにより、ステップS310の処理は完了し、製造ロット分類処理はステップS311の処理に進む。
ステップS311の処理では、製造計画計算機11が、処理対象の母材の処理時間を積算する。これにより、ステップS311の処理は完了し、製造ロット分類処理はステップS312の処理に進む。
ステップS312の処理では、製造計画計算機11が、データベース14のロット分類条件を参照し、処理時間積算値がロット分類条件値の番号3に対応する数値以上になったかを確認する。本実施の形態では、ロット分類条件値の番号3に対応する数値は、処理時間積算値が全母材の処理時間合計の10%となる小ロットを分類するためのものである。確認の結果、処理時間積算値がロット分類条件値の番号3に対応する数値未満の場合には、製造計画計算機11は、製造ロット分類処理をステップS313に進め、母材順を1繰り上げたうえで、ステップS311の処理に戻す。一方、処理時間積算値がロット分類条件値の番号3に対応する数値以上になった場合には、製造計画計算機11は、製造ロット分類処理をステップS314の処理に進める。
ステップS314の処理では、製造計画計算機11が、ステップS311の処理で算出された処理時間積算値から処理時間平均値(=処理時間積算値/母材数)を算出し、この処理時間平均値を番号3のロット分類条件値に対応する小ロット(C)の処理時間として設定する。これにより、ステップS314の処理は完了し、一連の製造ロット分類処理は終了する。
〔最適処理順探索処理〕
次に、図15に示すフローチャートを参照して、上記ステップS4の最適処理順探索処理について説明する。図15に示すフローチャートは、ステップS3の処理が完了したタイミングで開始となり、最適処理順探索処理はステップS401の処理に進む。
ステップS401の処理では、製造計画計算機11が、製造ロット配置処理の対象の製造計画データとして、ステップS3の処理で分類された各製品ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合を設定する。本実施の形態では、大ロット(A)の数と中ロット(B)の母材数と小ロット(C)の母材数とを7対2対1として、できるだけ少数でこのプロダクトミックスを再現するよう、大ロット(A)14枚、中ロット(B)4枚、小ロット(C)2枚からなる20枚の母材を製造計画データとして設定する。これにより、ステップS401の処理は完了し、最適処理順探索処理はステップS402の処理に進む。
ステップS402の処理では、製造計画計算機11が、ステップS401で設定された製造計画データの20枚の母材の処理順の候補を最適処理順探索処理の対象(入力データ)として作成する。なお、20枚の母材の処理順は、581400通り(=20!/(14!×4!×2!))であって、現実的な時間内に演算可能である。これにより、ステップS402の処理は完了し、最適処理順探索処理はステップS403の処理に進む。
ステップS403の処理では、製造計画計算機11が、4工程の離散事象シミュレータにより、ステップS403で作成された処理順候補の全てについて、それぞれのボトルネック工程での処理時間合計値を算出する。ここで、各母材の処理時間は、ステップS3の処理で算出された各製造ロットの処理時間平均値を適用する。これにより、ステップS403の処理は完了し、最適処理順探索処理はステップS404の処理に進む。
ステップS404の処理では、製造計画計算機11が、ボトルネック工程での処理時間合計値が最短となる処理順を最適解として決定する。これにより、ステップS404の処理は完了し、一連の最適処理順探索処理は終了する。
上記の最適処理順探索処理では、各母材の処理時間を製造ロットの処理時間平均値としているため、母材の処理順は、製造ロットの処理順として探索される。このように、現実的な時間内に処理可能な数の処理順候補について、各製造ロットの処理時間平均値を用いてボトルネック工程での処理時間合計値を算出することで、ボトルネック工程での母材(製造ロット)の処理順の最適解を抽出できる。探索結果は、計画評価情報としてデータベース14に格納される。
なお、図10に例示する計画評価情報は、上述したとおり、図12に例示する評価対象の製造計画について作成された二体相関マトリックスと、図9に例示する最適処理順の二体相関マトリックスとの差分を示す。最適処理順の二体相関マトリックスを目標値とすると、この計画評価情報は、行列要素(母材の前後関係パターンの出現率の目標値からの差)の数値が正または負の大きな値である場合には、目標値から大きく乖離していることを示す。
例えば、図10に例示する計画評価情報によれば、評価対象の製造計画では、先行材がAロット、後行材がAロットの前後関係パターンの出現率が低く、BロットやCロットで分断されている場合が多いことがわかる。また、先行材がBロット、後行材がAロットの前後関係パターンの出現率と、次いで、先行材がAロット、後行材がBロットの前後関係パターンの出現率が高いことから、AロットとAロットとの間にBロットが割り込んでいる場合が多いことがわかる。よって、この計画評価情報により、AロットとAロットとの間に割り込んでいるBロットの処理順を変更してAロットとAロットとの処理が連続する場合を増やせば、製造能率が向上することがわかる。このように、製造計画評価処理の結果に出力される計画評価情報は、製造能率の観点での最適解との比較によって製造計画を評価した結果を示し、製造能率が向上するよう製造計画の処理順を変更するための指針として活用できる。
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態である製造計画評価処理では、製造計画の母材を製品ロットに分類し、製品ロットに属する母材数の比率(プロダクトミックス)を再現する母材の集合を対象として、簡略化して最適な母材の処理順を探索する。これにより、現実的な時間内に製造能率の観点での最適解を求めて比較することで、多段工程における製品の製造計画を製造能率の観点で評価することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者などによりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術などは全て本発明の範疇に含まれる。
10 製造計画評価システム
11 製造計画計算機
12 端末
13 製造装置
14 データベース
L 製造ライン
P1 圧延工程
P2 切断1工程
P3 切断2工程
P4 検査工程
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る製造計画評価方法は、多段工程における製品の製造計画を評価する製造計画評価方法であって、評価対象の製造計画の入力を受け付ける製品計画入力ステップと、前記製造計画の各工程における各母材の処理時間に基づいて、全母材の処理時間合計値が最長となるボトルネック工程と、該ボトルネック工程の次に全母材の処理時間合計値が長い次ボトルネック工程とを特定するボトルネック工程識別ステップと、前記ボトルネック工程における母材の処理時間に基づいて、各母材を複数の製造ロットに分類する製造ロット分類ステップと、前記製造ロット分類ステップで分類された各製ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合について、各製造ロットの処理時間平均値を各母材の処理時間として、前記ボトルネック工程での処理時間合計値を最短とする母材の処理順を探索する最適処理順探索ステップと、前記最適処理順探索ステップの探索結果の母材の最適処理順と、製造計画の母材の処理順とのそれぞれについて、各母材の処理順の前後関係を該母材が属する製造ロットによる二次元の行列で表した二体相関マトリックスを作成して対比する評価ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る製造計画評価装置は、多段工程における製品の製造計画を評価する製造計画評価装置であって、評価対象の製造計画の入力を受け付ける製造計画入力手段と、前記製造計画の各工程における各母材の処理時間に基づいて、全母材の処理時間合計値が最長となるボトルネック工程と、該ボトルネック工程の次に全母材の処理時間合計値が長い次ボトルネック工程とを特定するボトルネック工程識別手段と、前記ボトルネック工程における母材の処理時間に基づいて、各母材を複数の製造ロットに分類する製造ロット分類手段と、前記製造ロット分類手段により分類された各製ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合について、各製造ロットの処理時間平均値を各母材の処理時間として、前記ボトルネック工程での処理時間合計値を最短とする母材の処理順を探索する最適処理順探索手段と、前記最適処理順探索手段による探索結果の母材の最適処理順と、製造計画の母材の処理順とのそれぞれについて、各母材の処理順の前後関係を該母材が属する製造ロットによる二次元の行列で表した二体相関マトリックスを作成して対比する評価手段と、を備えることを特徴とする。
ステップS4の処理では、製造計画計算機11が、ステップS3の処理で分類された各製ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合について、各製ロットの処理時間平均値を各母材の処理時間として、ボトルネック工程での処理時間合計値を最短とする最適な製ロットの処理順を探索する最適処理順探索処理を行う。探索に際しては、4工程の離散事象シミュレーションを適用する。また、製造計画計算機11は、探索結果の最適処理順に基づいて二体相関マトリックスを作成し、二体相関最適条件としてデータベース14に格納する。この最適処理順探索処理の詳細については、図15に示すフローチャートを参照して後述する。これにより、ステップS4の処理は完了し、製造計画評価処理はステップS5の処理に進む。
ステップS401の処理では、製造計画計算機11が、製造ロット配置処理の対象の製造計画データとして、ステップS3の処理で分類された各製ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合を設定する。本実施の形態では、大ロット(A)の数と中ロット(B)の母材数と小ロット(C)の母材数とを7対2対1として、できるだけ少数でこのプロダクトミックスを再現するよう、大ロット(A)14枚、中ロット(B)4枚、小ロット(C)2枚からなる20枚の母材を製造計画データとして設定する。これにより、ステップS401の処理は完了し、最適処理順探索処理はステップS402の処理に進む。
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態である製造計画評価処理では、製造計画の母材を製ロットに分類し、製ロットに属する母材数の比率(プロダクトミックス)を再現する母材の集合を対象として、簡略化して最適な母材の処理順を探索する。これにより、現実的な時間内に製造能率の観点での最適解を求めて比較することで、多段工程における製品の製造計画を製造能率の観点で評価することができる。

Claims (2)

  1. 多段工程における製品の製造計画を評価する製造計画評価方法であって、
    評価対象の製造計画の入力を受け付ける製品計画入力ステップと、
    前記製造計画の各工程における各母材の処理時間に基づいて、全母材の処理時間合計値が最長となるボトルネック工程と、該ボトルネック工程の次に全母材の処理時間合計値が長い次ボトルネック工程とを特定するボトルネック工程識別ステップと、
    前記ボトルネック工程における母材の処理時間に基づいて、各母材を複数の製造ロットに分類する製造ロット分類ステップと、
    前記製造ロット分類ステップで分類された各製品ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合について、各製造ロットの処理時間平均値を各母材の処理時間として、前記ボトルネック工程での処理時間合計値を最短とする母材の処理順を探索する最適処理順探索ステップと、
    前記最適処理順探索ステップの探索結果の母材の最適処理順と、製造計画の母材の処理順とのそれぞれについて、各母材の処理順の前後関係を該母材が属する製造ロットによる二次元の行列で表した二体相関マトリックスを作成して対比する評価ステップと、
    を含むことを特徴とする製造計画評価方法。
  2. 多段工程における製品の製造計画を評価する製造計画評価装置であって、
    評価対象の製造計画の入力を受け付ける製造計画入力手段と、
    前記製造計画の各工程における各母材の処理時間に基づいて、全母材の処理時間合計値が最長となるボトルネック工程と、該ボトルネック工程の次に全母材の処理時間合計値が長い次ボトルネック工程とを特定するボトルネック工程識別手段と、
    前記ボトルネック工程における母材の処理時間に基づいて、各母材を複数の製造ロットに分類する製造ロット分類手段と、
    前記製造ロット分類手段により分類された各製品ロットに属する母材数の比率を再現する母材の集合について、各製造ロットの処理時間平均値を各母材の処理時間として、前記ボトルネック工程での処理時間合計値を最短とする母材の処理順を探索する最適処理順探索手段と、
    前記最適処理順探索手段による探索結果の母材の最適処理順と、製造計画の母材の処理順とのそれぞれについて、各母材の処理順の前後関係を該母材が属する製造ロットによる二次元の行列で表した二体相関マトリックスを作成して対比する評価手段と、
    を備えることを特徴とする製造計画評価装置。
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