JP2015008722A - ソーラーシェアハウス - Google Patents

Abstract

【課題】ソーラー発電やエネルギー生産と農作物生産を両立させるには、田畑に設置するのが最良と思われるが作物の育成、農地の荒れ、農地法など様々な問題に対し、大地に負担をかけず、土地の大小、形状、設置場所に関わらず電力、農作物を無駄なく安定生産出来るものを提供する。
【解決手段】課題の解決にあたり安定生産出来るハウス栽培が適し、水耕栽培、花など栽培し、自家発電、自己循環させることの出来るパッケージハウスを造り、運び入れ置くだけで土地の状態や大小、形状、設置場所に問わず据え置く事で無駄なく効率を最大限に引き出す本発明のソーラーシェアハウスを広く普及させることで課題を解決させる。
【選択図】図１

Description

発明の詳細な説明

本発明は、ソーラー発電設置に関する。

現在、原発事故などエネルギーや電力不足が深刻であり、ＣＯ２排出問題も抱えており再生可能自然エネルギーが普及されつつある。

中でもソーラーパネルによる発電は、一般家庭の屋根などに取付けられているのを頻繁に見かけるように成って来てはいるが、大規模なソーラー発電施設（以後メガソーラーとする）などは広大な土地確保、送電の難しさ、資金面など諸事情により普及が難しい現状である。

広大な土地確保するには都市部から離れた僻地に設置しなければならず、おのずと送電線も長い距離が必要になり、鉄塔も多数設置しなければならず保守維持費もかさみ利益率がさがり、さらに積雪地域においては冬季間の発電は殆んど望めなく年間発電稼働率が極めて低くなる現状である。

近年、都市部に比較的に近隣している田畑に設置するケースも見られるが、完全に屋根の様にふさいで設置してしまうと日が入らないく、雨も入らないので作物は育たない為、間隔、隙間を開け設置せざるおえなく土地面積に対しソーラーパネル設置数が減少する為、発電稼働率は落ちてしまう。

さらに作物にも日照が半減してしまうので生育にも影響し、ソーラーパネルを支える柱などが邪魔をしてトラクターなどの農機具が使えなくなり農作業は重労働を虐げる事に成る。

発明が解決しようとする課題

ソーラー及びエネルギー生産と農作物生産を無駄なく両立させるには、互い充分な日照が必要とする対抗する条件と、雨を均等に作物に与える事であり、送電及び管理に比較的都市部に近隣している田畑に設置するのが最良と思われるが作物の育成、農地の荒れ、農地法など様々な問題に対し、大地に負担をかけず、土地の大小、形状、設置場所に関わらず電力、農作物を安定生産出来るものを提供しエネルギー不足、環境問題、食糧不足、などの問題を解決させる事を課題とする。

課題を解決する手段

上記の問題点を解消するにあたり風評被害が無く安定生産の出来る、ハウス栽培が適し、水耕栽培、花など栽培し、自家発電、自己循環させることの出来る一つのパッケージハウスを造り、運び入れ置くだけで直ぐに栽培が出来るものを造り、土地の状態や大小、形状、設置場所に問わず据え置くことで上記の問題点を解消し、効率を最大限に引き出す本発明のソーラーシェアハウスを広く普及させることで課題を解決させる。

本発明のソーラーシェアハウスの側面図 本発明のソーラーシェアハウスでのメガソーラー設置図 本発明のソーラーシェアハウスの多用途設置図

本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細説明する。
図１は本発明のソーラーシェアハウスの側面図であり本体ハウス（４）は一般的にビニールハウス形状であるが強固かつ軽量で耐久性のある素材にて構成するフレーム筐体を製作し、側面取巻きはビニール張りでも良いが耐久性及び軽量を考えアクリルやポリカーボネイトなどのプラスティック、樹脂系を用いるのが好ましい。

その軽量で強度と耐久性を持合わせた本体ハウス（４）下部に貯蔵タンク（８）を設け水の備蓄をする。これは上部からの雨を雨とい（６）を伝い浄化槽（７）で濾され、貯蔵タンク（８）に溜められる。

その水を貯えた貯蔵タンク（８）は常時満水に近い状態を保つことが好ましく、ハウスを安定固定する重しの役割もはたすので雨量の少ない場合に備え、水道や井戸など水栓が取れる場合は繋ぎレベルまで水を入れる事が好ましく水栓が取れない場合は給水車などで補充すれば良く補助にアンカーなどを打ち込み固定すればさらに安心である。

さらに貯蔵タンク（８）を下部に備えた本体ハウス（４）の上部にソーラーパネル（１）を取り付けるが、太陽の動きを追尾し発電効率を最大限に上げる可動式が好ましく、さらにその上部に風力発電機（２）を設置する事により、尚いっそうの発電能力を上げる事が出来る。

上記組付けにより発電能力を得た本体ハウス（４）は電力会社への売電だけでは無く自己電力使用の為、蓄電器（１０）に貯える事ができ、本体ハウス（４）内部にて野菜などの水耕栽培（１２）や草花の栽培などに使用する水を貯蔵タンク（８）から汲み上げポンプ（９）可動にて供給したり上部にソーラーパネル（１）を備えているので日照不足を解消する為にＬＥＤランプ（１１）点灯して育成するなどの電力などに使用できる。

さらに積雪地域の冬季にては汲み上げポンプ（９）にて散水パイプ（５）に水を送り、ソーラーバネル（１）の面に流す事により積雪を防ぎ発電を可能する事もでき自己発電、自己生産能力を備えた、本発明のソーラーシェアハウスを１ピースとし図２に示すように連ね設置する事で巨大なメガソーラー施設となせ、設置方法として図３のＡに示すように平坦地にそのまま置いても良く、Ｂに示すように下部を埋没させる事により基礎工事をせずとも更にしっかりと固定する事が出来る。さらにアンカーを打てば尚万全である。

また本発明のソーラーシェアハウスは大地に設置するだけでは無く図３のＣに示すように貯蔵タンク（８）の水を抜きフロートと化して、河川や海上にいかだ状に浮かべ、フロートと化した貯蔵タンク（８）の下に水力発電機（３）を設ける事により発電をさせ太陽、風、水流での発電を可能とさせる事が出来る。

発明の効果

本発明のソーラーシェアハウスは工場にて大量生産が可能なので安価に製造提供でき、製品を現地に運び込むだけなので現地の設計、基礎工事もいらず工期も大幅短縮が出来るので施工費も安く済み、また撤去も容易く、跡地をまったく荒らす事が無く、さらに基礎工事が不要なので農地にも設置でき、空き地、駐車場、ビルの屋上など場所を選ばずスペースに応じて設置台数を決めれば良いので、どこでも発電と同時に畑として農作物の生産が出来るので、極端に言えば砂漠を発電所と畑に変えられる事が出来る。

さらに都市部などでは電気、水が確保でき雨風が防げるので災害時の緊急避難所や備蓄倉庫として設置しておく事もでき、さらに海など水の流れの在る所に浮かべる事により水流発電も同時に出来るので設置場所は無限大であり、今までのメガソーラー施設などは大地にソーラーパネルの懸架台を設置するだけで、広大な土地を無駄に使用しているので本発明のソーラーシェアハウスを広く普及させることでエネルギー問題及び食料問題などクリーンな環境作りに貢献できる。

１ ソーラーパネル
２ 風力発電機
３ 水力発電機
４ 本体ハウス
５ 散水パイプ
６ 雨とい
７ 浄化漕
８ 貯蔵タンク
９ 汲み上げポンプ
１０ 蓄電器
１１ ＬＥＤランプ
１２ 水耕栽培

Claims (1)

1. 本体ハウス（４）下部に貯蔵タンク（８）を設け上部にソーラーパネル（１）を取り付け雨とい（６）を設け雨を浄化槽（７）に導き濾され貯蔵タンク（８）に溜められソーラーパネル（１）上部に風力発電機（２）を設置する事により発電能力を上げ蓄電池（１０）に貯え本体ハウス（４）内部にて野菜などの水耕栽培（１２）や草花の栽培などに使用する水を汲み上げポンプ（９）にて供給しＬＥＤランプ（１１）点灯育成し積雪地域にては汲み上げポンプ（９）にて散水パイプ（５）に水を送り、ソーラーパネル（１）の面の積雪を流し発電を可能とし下部貯蔵タンク（８）に貯えた水が重しと成り平坦地に置いても下部を埋没させても基礎工事を不要とし補助にアンカーなどを打ち込み更にしっかり固定する事も出来るので大量に設置する事で巨大メガソーラー施設も可能とし貯蔵タンク（８）の水を抜きフロートと化し河川や海上に浮かべ水没部に水力発電機（３）を設ける事により発電をさせ風水日での発電を可能とさせる事が出来る本発明のソーラーシェアハウス。

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