JP2015005988A - 通信ネットワーク内の呼競合を処理する方法およびその装置 - Google Patents

通信ネットワーク内の呼競合を処理する方法およびその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信ネットワーク内の呼処理装置で呼競合を処理するための方法を提供する。
【解決手段】呼処理装置が、第1の端末によって開始された第1の呼を処理する第1の呼処理要素と、第2の端末によって開始された第2の呼を処理する第2の呼処理要素とを備える。第2の呼処理要素が、第2の端末が話中状態である間、第1の端末によって開始され、第2の端末と通信することを対象とするincallメッセージを受け取る場合、第2の端末の呼記録内の被呼番号を問い合わせるステップと、第2の端末の呼記録内の被呼番号が、incallメッセージ内に含まれた第1の端末の番号である場合は、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較するステップと、比較の結果に基づいて、遅い開始時間を有する呼を解放し、早い開始時間を有する呼の設定を続けるステップと、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信の分野に関し、詳細には、2つの端末間で呼の競合が生じる場合に接続を自動的に設定するための方法および関連装置に関する。
CDMA、GSM、GPRS、CDMA2000、WDCMA(UMTS)、TD−SCDMAおよびWiMAXなどの無線ネットワークでは、端末Aが端末Bを呼び出しており、それと同時に端末Bが端末Aを呼び出している場合、ネットワークは、AおよびBのステータスをチェックし、各々の発呼側に、被呼側が話中であり、したがって呼がうまく設定されないことを通知する。これによって、いくらか呼成功率が減少し、ネットワーク・リソースが浪費される。
本発明の目的は、従来技術では、呼競合が発生する場合に通信リンクを設定できないとう問題を解決することである。現在の無線ネットワークでは、呼が着呼しているとき、発呼番号および被呼番号は、INCALLメッセージから得ることができる。呼終了の終わりでは、発呼番号および被呼番号は、呼記録に従って得ることができる。したがって、呼競合が生じるとき、本発明の基本的な考えに従って、両者の発呼番号と被呼番号を比較することができる。端末Aの発呼番号が端末Bの被呼番号に等しく、それと同時に端末Bの発呼番号が端末Aの被呼番号に等しい場合、呼経路の設定を続け、両端末間の呼を接続する。
本発明の一実施形態は、通信ネットワーク内の呼処理装置で呼競合を処理するための方法を提供し、呼処理装置が、第1の端末によって開始された第1の呼を処理する第1の呼処理要素と、第2の端末によって開始された第2の呼を処理する第2の呼処理要素とを備え、第2の呼処理要素が、第2の端末が話中状態である間、第1の端末によって開始され、第2の端末と通信することを対象とするincallメッセージを受け取る場合、この方法は、第2の端末の呼記録内の被呼番号を問い合わせるステップと、第2の端末の呼記録内の被呼番号が、incallメッセージ内に含まれた第1の端末の番号である場合は、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較するステップと、比較の結果に基づいて、遅い開始時間を有する呼を解放し、早い開始時間を有する呼の設定を続けるステップとを備える。
本発明の方法による一実施形態では、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較する前に、第1の呼の開始時間を得るために第2の呼要素によって第1の呼要素にアクセスし、第2の呼要素によって呼開始時間の比較を実施するステップを備える。
本発明の方法による別の実施形態では、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較する前に、第2の呼要素によって、第2の呼の開始時間と被呼側番号とを含むネゴシエーション・メッセージを第1の呼要素に送り、第1の呼要素によって呼開始時間の比較を実施するステップを備える。
本発明の方法による別の実施形態では、第1の呼要素がネゴシエーション・メッセージを受け取った後、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較し、比較結果を記録するステップをさらに備える。
本発明の方法による別の実施形態では、第1の呼要素によって、比較結果を含む応答メッセージを第2の呼要素に送るステップをさらに備える。
本発明の方法の一実施形態によれば、好ましくは、各呼にネゴシエーション表示ビットを割り当てるステップを備える。
別の態様では、本発明の一実施形態が、通信ネットワーク内の呼競合を処理するための呼処理装置を提供し、呼処理装置が、第1の端末によって開始された第1の呼を処理する第1の呼処理要素と、第2の端末によって開始された第2の呼を処理する第2の呼処理要素とを備え、第2の呼処理要素が、第2の端末が話中状態である間、第1の端末によって開始され、第2の端末と通信することを対象とするincallメッセージを受け取る場合、この呼処理装置は、第2の端末の呼記録内の被呼番号を問い合わせる問合せ手段と、第2の端末の呼記録内の被呼番号が、incallメッセージ内に含まれた第1の端末の番号である場合は、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較する比較手段と、比較の結果に基づいて、遅い開始時間を有する呼を解放し、早い開始時間を有する呼の設定を続ける実施手段とを備える。
本発明の一実施形態による呼処理装置は、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較する前に、第1の呼の開始時間を得るために第1の呼要素にアクセスする手段を備える。
本発明の別の実施形態による呼処理装置は、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較する前に、第2の呼の開始時間と被呼側番号とを含むネゴシエーション・メッセージを送る手段を備える。
本発明の別の実施形態による呼処理装置は、第1の呼要素がネゴシエーション・メッセージを受け取った後、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較し、比較結果を記録する手段をさらに備える。
本発明の別の実施形態による呼処理装置は、比較結果を含む応答メッセージを前記第2の呼要素に送る手段をさらに備える。
本発明は、通信ネットワーク内の呼処理装置で呼競合を処理するためのプログラム製品にも関し、呼処理装置が、第1の端末によって開始された第1の呼を処理する第1の呼処理要素と、第2の端末によって開始された第2の呼を処理する第2の呼処理要素とを備え、第2の呼処理要素が、第2の端末が話中状態である間、第1の端末によって開始され、第2の端末と通信することを対象とするincallメッセージを受け取る場合、このプログラム製品は、第2の端末の呼記録内の被呼番号を問い合わせるステップと、第2の端末の呼記録内の被呼番号が、incallメッセージ内に含まれた第1の端末の番号である場合は、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較するステップと、比較の結果に基づいて、遅い開始時間を有する呼を解放し、早い開始時間を有する呼の設定を続けるステップとを行うプログラム・コードを備える。
本発明の他の目的および利点は、添付の図面と併せ読まれる下記の説明からより明らかになろう。
本発明が適用される通信ネットワークを概略的に示す図である。 本発明による一実施形態を例示的に示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による方法を示すフローチャートである。
図1は、本発明が適用される通信ネットワーク100を概略的に示す図である。図1は、IPコア・ネットワークと、それぞれ異なる移動交換局内の2つの移動交換局MSC−AおよびMSC−Bとを示している。本発明の機構について、たとえばCDMAを用いることによって本発明の実施形態で説明されているが、本発明の基本原理は、GSM、GPRSなど、他のタイプの無線ネットワークに完全に適用可能であることを当業者は理解されたい。MSC−AおよびMSC−B側で、端末AおよびBは、それぞれ基地局または他のアクセス・ポイントを介してネットワークにアクセスする。この通信ネットワークでは、呼ハンドラ103および104はコア制御装置であり、呼処理、ユーザ・データ問合せなど、すべての機能を制御するために使用される。スイッチ101および102は、主なベア・パス(bear path)を制御し、呼リソースの取得、および対応する呼ハンドラの命令に基づいたベアパスの設定の役割を担う。
現在の無線ネットワークでは、端末Aが端末Bを呼び出す場合、端末Aの呼を処理するために呼処理装置の側で呼記録が収集され、呼記録は、発呼側Aの番号、および被呼側Bの番号を含み、この説明では、呼処理装置側は、「呼処理要素A」と呼ばれ、もちろん呼処理要素Aは、端末Aの呼記録を格納するための対応する記憶装置を有する。同様に、端末Bが端末Aを呼び出す場合、端末Bの呼を処理するための呼処理装置の側で、呼記録が生成され、呼記録は、発呼側Bの番号と被呼者Aの番号とを含み、この呼処理装置側は、「呼処理要素B」と呼ばれ、もちろん呼処理要素Bは、端末Bの呼記録を格納するための対応する記憶装置を有する。生成されたINCALLメッセージは、発呼側および被呼側の番号を含む。
本発明の一実施形態では、自動接続機構が、2つの端末間で発生し得る呼競合のために設計される。両者が互いに呼び出しているかどうかは、呼記録およびINCALLメッセージの発呼側と被呼側の番号を比較することによって決定することができる。したがって、重要なことは、一方によって開始された呼を解放すべきであり、また一方によって開始された呼を保持して、最終的に設定すべきであることをどのようにして決定するかである。本発明の一実施形態は、両者の呼開始時間を比較することを提案している。たとえば、呼記録内のタイムスタンプに基づいて、早い開始時間を有する呼を保持して、設定を続けることができ、遅い開始時間を有する呼を切断することもできる。
図2のフローチャートは、本発明による一実施形態を例示的に示している。この実施形態では、2つの端末、たとえば端末Aおよび端末Bは、呼ハンドラの制御下にあり、すなわち、2つの端末は、同じ移動交換局によって管理されたローカル・ユーザである。図1で、端末Aと端末Bの両方がMSC−Aの管理下にあると仮定すると、この場合、呼処理、ユーザ・データ問合せなど、端末Aおよび端末Bの機能はすべて、呼ハンドラ103によって実施される。上記に言及されように、説明をより分かりやすくするために、呼処理装置103内で、端末Aからの呼を処理する論理エンティティは、「呼処理要素A」と呼ばれ、端末Bからの呼を処理する論理エンティティは、「呼処理要素B」と呼ばれる。
図2で、ステップS201に示されたように、第1の端末AからのINCALLメッセージが呼ハンドラ103の呼処理要素Bに到達すると仮定すると、呼処理要素Bは、端末Bの格納された呼記録を問い合わせることによって端末Bの呼ステータスを知り、端末Bが話中であることを知る。従来の機構では、呼処理要素Bは、端末Aに話中音を直接再生し、したがって端末AとBの間の呼は、うまく設定され得ない。
本発明の自動接続機構では、ステップS202に示されたように、呼処理要素Bは、当事者Bの呼記録の被呼番号をINCALLメッセージからの発呼番号と比較し、それらが同じである場合は、両者が互いに呼び出していると決定される。次に、ステップS203で、呼処理要素Bは、端末Aの呼開始時間を端末Bの呼記録内の呼開始時間と比較するために、たとえば呼処理要素A内に格納された呼記録にアクセスすることによって端末Aの呼開始時間を取得する。
典型的には、当業者は、タイムスタンプをチェックすることによって呼開始時間を得ることができる。タイムスタンプの比較により、端末Aの呼開始時間が端末Bの呼開始時間より早いと仮定する。その場合、ステップS203の比較結果によれば、Aの呼記録内のタイムスタンプがBの呼記録内のタイムスタンプより早いので、呼処理要素Bは、Bによって開始されたAへの呼を切断するためにスイッチにCLEARメッセージを送り、AからBへの呼の設定を続ける。好ましくは、Bの呼が開始されたばかりで呼処理要素Aにまだ到達していない場合でも、端末AにCLEARを依然として送る必要があり、その目的は、割り当てられたリソースをクリアすることである。呼処理要素BはスイッチにCLEARメッセージを送り、このスイッチは、ユーザAの側のスイッチへのシグナリングによってそのメッセージを引き渡し、次いでHANGUPメッセージによって呼処理要素Aに通知することに留意されたい。ところで、CLEARメッセージからHANGUPメッセージへの遷移は、当技術分野において一般に知られており、その詳細については、本発明を不明瞭にしないために、本発明の実施形態には示されない。
呼処理要素Aの側で、端末BからのINCALLメッセージが到達した後、呼処理要素Aは、上記の番号比較プロセスを実施し、当事者Aのタイムスタンプが当事者Bのタイムスタンプよりも前であることについて問い合せ、次いでBからAへのINCALLメッセージは、BからAへの呼を切断するための呼処理要素BからのHANGUPメッセージを待つために中止される。ここでは、呼処理要素BからのHANGUPメッセージを待つことについて考慮する理由は、一般に、当業者に知られているようにINCALLメッセージが、通常HANGUPメッセージより早く呼処理要素Aに到着するからである。次に、ステップS205に示されたように、両者AとBが同時に呼び出す状況は、AがBを呼び出す形へと変えられ、AとBの間の呼がうまく設定される。
図3は、本発明による別の実施形態を例示的に示すフローチャートである。
このシナリオでは、2つの端末、たとえば端末Aおよび端末Bは、それぞれ異なる呼ハンドラ103、104の制御下にあり、すなわち、状況が図1に示されている。呼処理、ユーザ・データ問合せなど、端末Aの機能は、呼ハンドラ103によって実施され、呼処理、ユーザ・データ問合せなど、端末Bの機能は、呼ハンドラ104によって実施される。当業者に知られているように、呼ハンドラ103および104はそれぞれ、異なる方向への着呼、発呼を処理する機能エンティティを備え、しかし、この実施形態では実際には、端末Aの着呼を処理する呼ハンドラ103の呼処理エンティティA、および端末Bの着呼を処理する呼ハンドラ104の呼処理エンティティBだけが考慮される。
図3に、ステップS301として示されたように、第1の端末AからのINCALLメッセージがまず呼ハンドラ104に到達すると仮定すると、呼ハンドラ104は、端末Bの呼ステータスを問い合せ、端末Bが話中であると知る。ステップS302に示されたように、呼ハンドラ104は、当事者Bの呼記録の被呼番号を、AからのINCALLメッセージの発呼番号と比較し、2つの番号が同じであると分かる場合、両者が互いに呼び出していると決定される。
次に、本発明の自動接続機構では、どちらの呼を保持すべきか決定して、もう一方の呼を解放するために、端末Aを管理する呼ハンドラ103と端末Bを管理する呼ハンドラ104との間でネゴシエーションを実施する必要がある。本発明の好ましい一実施形態によれば、端末に対応する呼ハンドラによってネゴシエーションが実施されたかどうか示すために、ネゴシエーション表示ビットが事前設定されてよい。好ましくは、本発明による一実施形態では、こうした1つのネゴシエーション表示ビットが、開始された各呼に割り当てられる。ところで、複数の呼が同時に開始される場合でも、ネゴシエーション表示ビットは、リソース割当てに問題をもたらさない。表示ビットの初期値は「No」(たとえば「0」で表される)であり、ネゴシエーションが実施されると、対応する呼ハンドラは、その表示ビットを「Yes」(たとえば「1」で表される)として書き直すことができる。
したがって、端末Aと端末Bが互いに呼び出しており、これらの2つの端末が、それぞれ異なる呼ハンドラによって管理されていることが分かる。INCALLメッセージが到達する呼ハンドラ104上でネゴシエーション表示ビットがチェックされ、その表示ビットの初期値は、この呼競合についてネゴシエーションがまだ実施されていないことを意味する「No」である(すなわちステップS302)。
次に、ステップS303で、呼ハンドラ104は、端末Aを管理する呼ハンドラ103に新しいANSI−41(ANSI=American National Standards Institute:アメリカ規格協会)メッセージ(以下、接続ネゴシエーション・メッセージと呼ぶ)を送る。そのメッセージの目的は、自動接続のネゴシエーションおよびコンテンションであり、接続ネゴシエーション・メッセージは、当事者Bの呼記録のタイムスタンプと、当事者Aの番号(すなわち、当事者Bの被呼番号と呼ばれる)とを含むべきである。呼ハンドラ103は、この接続ネゴシエーション・メッセージを受け取った後、当事者Bが自動接続上でネゴシエーションを実施したいということを知る。したがって、呼ハンドラ103は、接続ネゴシエーション・メッセージに含まれた当事者Aのユーザ番号に従って、AからBへの呼記録のタイムスタンプを問い合わせる、すなわちステップS304。
ステップS304のタイムスタンプ比較において異なる2つの結果が生じることがあり、一方は、端末Aの呼記録のタイムスタンプが接続ネゴシエーション・メッセージに含まれたタイムスタンプ(すなわち、呼を開始する端末Bのタイムスタンプ)より早いということであり、これは、当事者Aによって当事者Bに対して開始された呼の時間が当事者Bによって当事者Aに対して開始された呼の時間より早いことを意味しており、それは、ステップS305の「Y」分岐によって示されている。
したがって、呼ハンドラ103は、呼ハンドラ104にREJECTメッセージを送り、端末Aの呼記録のネゴシエーション表示ビットを「Y」とマーキングし、次いで、端末Aの呼記録内に新しいネゴシエーション結果フィールドを記録し、たとえばフィールドは、ステップS306に示されたように、「I_Win」と記録されてよい。
B側の呼ハンドラ104は、そのREJECTメッセージを受け取った後、BからAへの呼の切断を開始し、(AからBへの)INCALL呼の設定を続ける。BからAへの呼を切断する方法は、当業者に知られており、それは以下を備えてよい:呼ハンドラ104が、スイッチにHANGUPメッセージを送り、スイッチは、ユーザAのオフィス内のスイッチへシグナリングによって、オフィスからそのメッセージを送り、そのオフィスのスイッチは、そのメッセージをREMOTE HANGUP(すなわち「HANGOFF」)メッセージに変換し、それを呼処理要素103に送る。
BからAへのINCALLメッセージがA側の呼ハンドラ103に到達するとき、呼ハンドラ103は、INCALLメッセージおよびAの呼記録に従って、AとBが互いに呼び出していることを知り、当事者Aの呼記録内のネゴシエーション表示ビットをチェックし、表示ビットが、現在の呼競合を対象とするネゴシエーションが終了していことを意味する「Yes」であると知り、ネゴシエーションを再び実施する必要はない。次いで、呼ハンドラ103は、ネゴシエーション結果フィールドをチェックする。上記に言及されたように、ネゴシエーション結果フィールドは、「I_Win」とマークされており、したがって、呼ハンドラ103は、そのINCALLメッセージの処理を続けず、より正確に言えば、それは、ステップS308で示されたように、その呼を解放するためのBからAへのHANGUPメッセージを待つ。したがって、BからAへの呼は解放され、AからBへの呼はうまく設定される(ステップS310)。
もちろん、ステップS304のタイムスタンプ比較もまたこうした結果を有することがあり、すなわち端末Aの呼記録のタイムスタンプは、接続ネゴシエーション・メッセージに含まれたタイムスタンプ(すなわち呼を開始する端末Bのタイムスタンプ)より後であり、これは、当事者AによってBに対して開始された呼の時間が、当事者BによってAに対して開始された呼の時間より遅いことを意味し、それは、ステップS305の「No」分岐によって示されている。
したがって、呼ハンドラ103は、呼ハンドラ104にACCEPTメッセージを送り、端末Aの呼記録内のネゴシエーション表示ビットを「Yes」とマーキングし、次いで、端末Aの呼記録内の新しいネゴシエーション結果フィールドを記録し、たとえばフィールドは、ステップS307で示されたように、「FarParty_Win」として記録されてよい。
次に、ステップS309で、呼ハンドラ109は、AからBへの呼を切断するためにCLEARメッセージを送り始める。同様に、ユーザA側の呼処理要素103は、スイッチにCLEARメッセージを送り、スイッチは、ユーザBのオフィスのスイッチへのシグナリングによりオフィスからそのメッセージを送り、そのオフィスのスイッチは、そのメッセージをREMOTE HANGUPメッセージに変換し、ユーザB側の呼処理要素104にそれを送る。
B側の呼ハンドラ104は、そのACCEPTメッセージを受け取った後、それ自体の側が呼を進めることを知り、呼ハンドラ104は、AからBへのINCALLをもはや処理せず、しかし、その呼を解放するためのAからBへのHANGUPを単に待つ。BからAへのINCALLメッセージがA側の呼ハンドラ103に到達するとき、呼ハンドラ103は、INCALLメッセージおよびAの呼記録に従って、AとBが互いに呼び出しており、またAおよびBを管理する呼ハンドラがそれぞれ異なる呼ハンドラであることを知る。呼ハンドラ103は、当事者Aの呼記録内のネゴシエーション表示ビットをチェックし、表示ビットが、現在の呼競合を対象とするネゴシエーションが終了していることを意味する「Yes」であると知り、ネゴシエーションを再び実施する必要はない。次いで、呼ハンドラ103は、ネゴシエーション結果フィールドをチェックする。上記に言及されたように、ネゴシエーション結果フィールドは、「FarParty_Win」とマーキングされており、したがって、呼ハンドラ103は、BからAへのINCALLメッセージの処理を続ける。AからBへの呼が解放された後、呼ハンドラ103は、BからAへのINCALLメッセージの引渡しを続ける。次いで、ステップS311で示されたように、AからBへの呼が解放され、BからAへの呼がうまく設定される。
本発明の方法の実施形態に従って対応する呼ハンドラを製造する際、当業者には特別な問題はなく、本発明による呼処理装置の機能的なアーキテクチャについては、下記に簡潔に述べられる。
本発明の方法実施形態に対応して、本発明の呼処理装置の一実施形態は好ましくは、対応するステップを実施する手段、
− 対応する端末の呼記録内の被呼番号を問い合わせる問合せ手段と、
− 端末Aと端末Bが互いに呼び出していると決定される場合、第1の呼と第2の呼の開始時間を比較する比較手段と、
− 呼開始時間の比較結果に基づいて、遅い開始時間を有する呼を解放し、早い開始時間を有する呼の設定を続ける実施手段とを備える。
本発明による好ましい一実施形態では、呼処理装置は、第1の呼および第2の呼の開始時間を比較する前に、相手方の開始時間を得るために相手方の呼要素にアクセスする手段を備える。
本発明による別の好ましい実施形態では、呼処理装置は、2つの呼の開始時間を比較する前に、当方の呼の開始時間と被呼番号とを含むネゴシエーション・メッセージを送る手段と、前記ネゴシエーション・メッセージを受け取った後、2つの呼の開始時間を比較し、比較結果を記録する手段と、比較結果を含む応答メッセージを相手側の呼要素に送る手段とを備える。
本発明を実施するための現在の好ましいやり方を備える特定の例を用いて本発明について述べられたが、上記の装置および方法に複数の変更および置換を行ってもよく、その変更および置換は、特許請求の範囲に述べられた本発明の精神および範囲に属することが当業者には認識されよう。

Claims (1)

  1. 通信ネットワーク内で呼競合を処理する方法であって、前記ネットワークが、第1の端末によって開始された第1の呼を処理する第1の呼ハンドラと、第2の端末によって開始された第2の呼を処理する第2の呼ハンドラとを備え、前記第2の端末が話中状態である間に、前記第1の端末によって開始され且つ前記第2の端末と通信することを対象とするincallメッセージを前記第2の呼ハンドラが受け取ったときに、前記方法が、
    前記第2の端末の呼記録内の被呼番号を問い合わせるステップと、
    前記第1の呼の開始時間を得るために前記第2の呼ハンドラによって前記第1の呼ハンドラにアクセスするステップと、
    前記第2の端末の前記呼記録内の前記被呼番号が、前記incallメッセージ内に含まれた前記第1の端末の番号であるときには、前記第1の呼と前記第2の呼の開始時間を比較するステップと、
    前記比較の結果に基づいて、遅い開始時間を有する前記呼を解放し、早い開始時間を有する前記呼の設定を続けるステップとを備え、
    呼処理が生じたか否かを示すネゴシエーション表示ビットがそれぞれの開始された呼に割り当てられ
    呼を処理する間、前記第1の呼ハンドラが、前記第1の端末の呼記録内のネゴシエーション表示ビットをチェックし、ネゴシエーションが生じたことが分かると、前記第1の呼ハンドラはネゴシエーションを実施せず、
    ネゴシエーションが実施された後、呼ハンドラは、ネゴシエーションの結果としていずれの呼が接続されたかを示すネゴシエーション結果フィールドにマークする、方法。
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