JP2015005352A - Wire harness - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、ワイヤーハーネスの消音技術に関する。 The present invention relates to a silencer technique for a wire harness.
ワイヤーハーネスが配索箇所の周辺に当接する際の異音を抑制するために、電線の周りに一枚の矩形のシートを巻き付けることがある。しかしながら、ワイヤーハーネスをバックドア等の金属パネル内の配索経路に挿通するための適度な剛性を得ることが難しかった。 In order to suppress abnormal noise when the wire harness comes into contact with the periphery of the wiring location, a rectangular sheet may be wound around the electric wire. However, it has been difficult to obtain an appropriate rigidity for inserting the wire harness into the wiring path in the metal panel such as the back door.
また、電線の周りに不織布シートを巻き付けて、不織布をホットプレスすることによって異音を抑制する技術が特許文献1及び2に開示されている。また、特許文献3〜5には、消音性等に優れたワイヤーハーネス結束用の粘着テープとして、不織布を用いたものが開示されている。
しかしながら、異音の抑制に不織布を利用すると、不織布が水を吸ってしまったり、水を通してしまう恐れがある。そして、不織布が水を吸ったり、不織布を通して不織布と電線との間に水が浸入すると、腐敗や劣化の原因となる。 However, if a nonwoven fabric is used to suppress abnormal noise, the nonwoven fabric may absorb water or pass water. And if a nonwoven fabric absorbs water or water permeates between a nonwoven fabric and an electric wire through a nonwoven fabric, it will become a cause of decay and deterioration.
そこで、本発明は、剛性を確保しつつ水の浸透、吸収を抑制することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to suppress water penetration and absorption while ensuring rigidity.
第1の態様に係るワイヤーハーネスは、電線と、前記電線の外周に帯状の独立発泡テープを前記電線の径方向に重ねつつ螺旋状に巻き付けて形成された消音部とを備える。 The wire harness which concerns on a 1st aspect is equipped with an electric wire and the muffling part formed by spirally winding the strip | belt-shaped independent foam tape on the outer periphery of the said electric wire in the radial direction of the said electric wire.
第2の態様は、消音部は、帯状の独立発泡テープを幅寸法の半分以上重ねつつ螺旋状に巻き付けて形成されている。 In the second aspect, the sound deadening portion is formed by spirally winding a band-like independent foam tape while overlapping half or more of the width dimension.
第3の態様は、前記消音部は、架橋ポリエチレン又は非架橋ポリエチレンにより形成されている。 In the third aspect, the silencer is formed of cross-linked polyethylene or non-cross-linked polyethylene.
第1の態様にかかるワイヤーハーネスによると、消音部が、電線の外周に帯状の独立発泡テープを電線の径方向に重ねつつ螺旋状に巻き付けて形成されているため、剛性を確保しつつ水の浸透、吸収を抑制することができる。 According to the wire harness according to the first aspect, the silencer is formed by spirally winding a band-shaped independent foam tape around the outer circumference of the electric wire in the radial direction of the electric wire. Penetration and absorption can be suppressed.
第2の態様にかかるワイヤーハーネスによると、消音部が、帯状の独立発泡テープを幅寸法の半分以上重ねつつ巻き付けて形成されており、電線の外周に二重以上重ねられるため、より確実に剛性を確保することができる。 According to the wire harness according to the second aspect, the sound deadening portion is formed by wrapping a band-shaped independent foam tape while being stacked more than half of the width dimension, and more than double is stacked on the outer periphery of the electric wire, so that the rigidity is more sure. Can be secured.
第3の態様にかかるワイヤーハーネスによると、消音部が、架橋ポリエチレン又は非架橋ポリエチレンにより形成されているため、耐候性に優れる。特に、消音部が架橋ポリエチレンにより形成されていると、より耐候性に優れる。 According to the wire harness concerning a 3rd aspect, since the muffling part is formed with crosslinked polyethylene or non-crosslinked polyethylene, it is excellent in weather resistance. In particular, when the sound deadening portion is formed of crosslinked polyethylene, the weather resistance is more excellent.
以下、実施形態に係るワイヤーハーネス10について説明する。ワイヤーハーネス10は、自動車等の車両に配索される配線材である(図1、図2参照)。
Hereinafter, the
ここでは、ワイヤーハーネス10が車両の車体2からバックドア4に配索される例で説明する。より具体的には、ワイヤーハーネス10は、車体2に形成された車体貫通孔部3及びバックドア4に形成されたドア貫通孔部5を通じて、車体2とバックドア4との間に配索される。
Here, an example in which the
ワイヤーハーネス10は、電線20と、電線20の外周に形成された消音部30とを備える(図2参照)。すなわち、ワイヤーハーネス10のうちのバックドア4内に配索される部分は、車両の振動等によりバックドア4の内面に当接することがある。そこで、本ワイヤーハーネス10には、バックドア4の内面に対する当接時の打音等の異音を抑制するため、消音部30が設けられている。
The
本ワイヤーハーネス10に含まれる電線20は、1本であってもよいし複数であってもよい。この電線20は、車体2からバックドア4に搭載される電気機器に電源供給又は信号供給するための配線材である。
The
消音部30は、電線20の外周に独立発泡テープ32を電線20の径方向に重ねつつ螺旋状に巻き付けて形成されている(図2〜図4参照)。
The
より具体的には、消音部30は、バックドア4を形成する金属パネル等に当接した際の打音が、少なくとも電線20が当接した際の打音より小さくなる程度に柔軟に形成されている。また、消音部30は、水の吸収を抑制すると共に、水の通り抜けを抑制して電線20との間に水が浸入するのを抑制するために、独立発泡テープ32として独立発泡素材を採用している。ここでは、消音部30(独立発泡テープ32)は、架橋ポリエチレン又は非架橋ポリエチレンにより形成されている。
More specifically, the
例えば、消音部30を形成する独立発泡テープ32は、帯状の架橋ポリエチレンの一方の面に粘着層が形成されているとよい。そして、独立発泡テープ32は、粘着層の表面に剥離紙を貼り付けた状態でロール状にしておいてもよいし、粘着層と反対側の面が粘着層に張り付いた状態から剥離可能な性状に形成されていてもよい。なお、粘着層としては、アクリル系又はゴム系の材料を採用することができる。もっとも、独立発泡テープは、粘着層が形成されていなくともよい。この場合、独立発泡テープを粘着テープ等により電線20に固定すればよい。
For example, the self-
また、消音部30は、ワイヤーハーネス10をドア貫通孔部5を通じてバックドア4内の配索経路に挿入するために必要な剛性を確保するため、電線20の外周に独立発泡テープ32を電線20の径方向に重ねつつ螺旋状に巻き付けて形成されている。好ましくは、消音部30は、帯状の独立発泡テープ32を幅寸法の半分以上重ねつつ螺旋状に巻き付けて形成されているとよい(図3参照)。例えば、厚さ寸法が2mmの独立発泡テープ32を用いると、4mm以上の厚さ寸法の消音部30を形成することができる。もっとも、消音部は、電線20の外周に独立発泡テープ32を幅寸法の半分以下の寸法重ねつつ螺旋状に巻き付けられて形成されていてもよい。なお、独立発泡テープ32を、その幅寸法の半分以上重ねつつら螺旋状に巻く巻き方は、ハーフラップ巻きと呼ばれることがある。
Further, the
上記実施形態にかかるワイヤーハーネス10によると、消音部30が、電線20の外周に帯状の独立発泡テープ32を電線20の径方向に重ねつつ螺旋状に巻き付けて形成されているため、剛性を確保しつつ水の浸透、吸収を抑制することができる。そして、ワイヤーハーネス10の剛性を確保することができるため、ワイヤーハーネス10をドア貫通孔部5を通じてバックドア4内の配索経路に挿通し易く、車両組み付け作業の効率を向上させることができる。
According to the
また、消音部30が帯状の独立発泡テープ32により形成されているため、単一材料でワイヤーハーネス10の剛性を確保できると共に消音効果も得られる。例えば、ワイヤーハーネスの剛性を確保するために硬質チューブを用いると共に消音効果を得るために硬質チューブの周りに消音用のシートを巻き付ける形態に比べて、材料点数を低減してより簡単に製造することができると共に材料費の低減にも寄与する。
Moreover, since the
また、消音部30が帯状の独立発泡テープ32を電線20に巻き付けることによって形成されるため、独立発泡テープをロール状にしたまま巻き付け作業をし易く、矩形シートを巻き付ける場合よりスムーズに巻き付けることができる。すなわち、矩形シートは幅が広く、ロール状にしたまま供給することが困難である。さらに、電線径、巻き付け対象部分の範囲等が違う電線20に対して、予め専用サイズに形成しておかなくとも、一種類の独立発泡テープで汎用性をもって必要箇所に対して巻き付け作業を行うことができる。これにより、費用の低減に寄与する。また、独立発泡テープ32を電線20に巻き付ける際の重ねる数も、一種類の独立発泡テープ32でより自由度をもって調節することができる。
Moreover, since the
また、消音部30が、架橋ポリエチレン又は非架橋ポリエチレンにより形成されているため、耐候性に優れる。特に、消音部30が架橋ポリエチレンにより形成されていると、より優れた耐候性を示す。
Moreover, since the
また、消音部30が、帯状の独立発泡テープ32を幅寸法の半分以上重ねつつ巻き付けて形成されており、電線20の外周に二重以上重ねられるため、より確実に剛性を確保することができる。
In addition, the
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。 As described above, the present invention has been described in detail. However, the above description is illustrative in all aspects, and the present invention is not limited thereto. It is understood that countless variations that are not illustrated can be envisaged without departing from the scope of the present invention.
10 ワイヤーハーネス
20 電線
30 消音部
32 独立発泡テープ
10
Claims (3)
前記電線の外周に帯状の独立発泡テープを前記電線の径方向に重ねつつ螺旋状に巻き付けて形成された消音部と、
を備える、ワイヤーハーネス。 Electric wires,
A muffler formed by spirally winding a band-shaped independent foam tape on the outer circumference of the electric wire in the radial direction of the electric wire,
A wire harness comprising:
前記消音部は、帯状の独立発泡テープをその幅寸法の半分以上重ねつつ螺旋状に巻き付けて形成されている、ワイヤーハーネス。 The wire harness according to claim 1,
The silencer is a wire harness that is formed by spirally winding a band-shaped independent foam tape over half of its width.
前記消音部は、架橋ポリエチレン又は非架橋ポリエチレンにより形成されている、ワイヤーハーネス。 The wire harness according to claim 1 or 2,
The silencer is a wire harness formed of crosslinked polyethylene or non-crosslinked polyethylene.
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