JP2015004755A - Silencer - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、消音器に関する。 The present invention relates to a silencer.
トランペットなどの管楽器の音量を少なくする目的で使用される消音器には、例えば、特許文献1に開示されているものがある。
A silencer used for the purpose of reducing the volume of a wind instrument such as a trumpet is disclosed in
図9は特許文献1の消音器の構成を示す縦断面図である。特許文献1の消音器A1は、一方の底面が開口し他方の底面が閉口している円筒状の容器A2と、底部が開口している円錐状の隔壁体A10とから構成されている。隔壁体A10は、容器A2の内部に収容され、隔壁体A10の頂部A10aが容器A2の内壁A2aと当接しないように隔壁体A10の周縁部A10bが容器A2の開口端A7近傍の内壁に固定されている。容器A2の開口端A7には、容器A2の内部を保護するサランA6が張設されており、隔壁体A10の内壁とサランA6とにより第1の消音室として機能する空洞A11が形成されている。また、容器A2の内壁と隔壁体A10の外壁との間に第2の消音室として機能する空洞A13が形成されている。この消音器A1は、固定具A9により容器A2の開口端A7が管楽器のベルA8の端部A8aに固定される。ベルA8から消音器A1の空洞A11(第1の消音室)に入った呼気は、隔壁体A10の頂部A10a近傍に設けられた通気孔A14を通って空洞A13(第2の消音室)に導かれ、空洞A13(第2の消音室)に導かれた呼気は、容器A2の開口端A7近傍に設けられた通気孔A15を通って消音器A1の外部の空間に排出される。この消音器A1は、第1および第2の消音室を設けることで、消音効果を大きくしている。
FIG. 9 is a longitudinal sectional view showing the structure of the silencer of
しかし、特許文献1の消音器A1は、消音器A1の外部の空間へ排出されるまでの呼気の経路が複雑なため、呼気が滑らかに消音器の外部の空間へ排出されず、消音器A1を管楽器に装着して吹奏したときに息詰まり感がある(すなわち、吹奏感が良くない)、という問題がある。
However, since the silencer A1 of
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、吹奏感が良好であり、かつ、消音効果が大きな消音器を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of the circumstances as described above, and an object thereof is to provide a silencer which has a good feeling of wind and has a great silencing effect.
この発明は、貫通孔を有し、管楽器のベルに固定される筐体と、両端が開口し、そのうちの一端が前記筐体の貫通孔に固定され、前記ベルの内側の空間と前記ベルの外側の空間とを連通させる中空の排気パイプと、前記排気パイプの途中において前記排気パイプ内の断面積を拡大することにより形成してなるものであり、前記排気パイプ内の空間と連通する消音室と、を具備することを特徴とする消音器を提供する。 The present invention has a casing having a through hole, which is fixed to the bell of the wind instrument, and both ends open, one end of which is fixed to the through hole of the casing, and the space inside the bell and the bell A hollow exhaust pipe that communicates with an outer space, and a muffler chamber that is formed by enlarging a cross-sectional area in the exhaust pipe in the middle of the exhaust pipe and communicates with the space in the exhaust pipe And a muffler characterized by comprising:
この発明によれば、ベルの内側の空間の呼気は、中空の排気パイプ内を通過してベルの外側の空間に排出される。また、ベルの内側の空間が排気パイプの途中において形成される消音室の内側空間に連通しているため、ベルの内側の空間において生じる音波は消音室の内側空間に導かれる。そして、消音室は排気パイプ内の断面積を拡大してなるものであるため、排気パイプ内の空間と消音室の内側空間との境界において音波の一部が反射し、消音室の内側空間において進行波と反射波とが干渉し、音波のエネルギーが減少する。従って、吹奏感が良好であり、かつ、消音効果が大きい消音器を実現することができる。 According to the present invention, exhaled air in the space inside the bell passes through the hollow exhaust pipe and is discharged to the space outside the bell. Further, since the space inside the bell communicates with the inside space of the silencer chamber formed in the middle of the exhaust pipe, the sound wave generated in the space inside the bell is guided to the inside space of the silencer chamber. Since the sound deadening chamber has an enlarged cross-sectional area in the exhaust pipe, a part of the sound wave is reflected at the boundary between the space in the exhaust pipe and the inner space of the sound deadening chamber, and in the inner space of the sound deadening chamber. The traveling wave and the reflected wave interfere with each other, reducing the energy of the sound wave. Therefore, it is possible to realize a silencer that has a good feeling of blowing and has a large silencing effect.
また、この発明は、貫通孔を有し、管楽器のベルに固定される筐体と、両端が開口し、そのうちの一端が前記筐体の貫通孔に固定され、前記ベルの内側の空間と前記ベルの外側の空間とを連通させる中空の排気パイプと、前記排気パイプを取り囲む仕切られた空間である消音室と、を有し、前記排気パイプ内の空間を前記消音室の内側空間に連通させる貫通孔を前記排気パイプの側面に有することを特徴とする消音器を提供する。 The present invention also includes a housing having a through hole, which is fixed to the bell of the wind instrument, both ends open, one end of which is fixed to the through hole of the housing, and the space inside the bell and the A hollow exhaust pipe that communicates with a space outside the bell; and a silencing chamber that is a partitioned space surrounding the exhaust pipe, and the space in the exhaust pipe communicates with the inner space of the silencing chamber A silencer having a through hole on a side surface of the exhaust pipe is provided.
この発明によれば、ベルの内側の空間の呼気は、中空の排気パイプ内を通過してベルの外側の空間に排出される。また、排気パイプの側面に設けた貫通孔により排気パイプ内の空間と排気パイプを取り囲む仕切られた空間である消音室の内側空間とが連通しているため、貫通孔の径と消音室の容積とに基づいたヘルムホルツ共鳴が生じる。すなわち、ベルの内側の空間から排気パイプ内を通過してベルの外側の空間に放射される音波の音圧レベルは、ヘルムホルツ共鳴周波数の近傍において減衰する。従って、吹奏感が良好であり、かつ、消音効果が大きい消音器を実現することができる。 According to the present invention, exhaled air in the space inside the bell passes through the hollow exhaust pipe and is discharged to the space outside the bell. In addition, since the space in the exhaust pipe and the inner space of the silencer chamber, which is a partitioned space surrounding the exhaust pipe, communicate with each other through the through hole provided on the side surface of the exhaust pipe, the diameter of the through hole and the volume of the silencer chamber Helmholtz resonance based on That is, the sound pressure level of sound waves that pass through the exhaust pipe from the space inside the bell and radiate to the space outside the bell attenuates in the vicinity of the Helmholtz resonance frequency. Therefore, it is possible to realize a silencer that has a good feeling of blowing and has a large silencing effect.
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1(A)は、この発明の第1実施形態による消音器1の構成を示す縦断面図であり、図1(B)は、同正面図である。本実施形態による消音器1は、トランペット用の消音器1であり、図1は、消音器1をトランペットに装着した状態を示す。本実施形態による消音器1は、胴部11と底部12とからなる筐体の内部に膨張部22を有する排気パイプ20を設けることにより吹奏感を良好にしつつ消音効果を大きくしたものである。筐体および排気パイプ20は、例えば、プラスチックを成形してなるものである。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
<First Embodiment>
FIG. 1 (A) is a longitudinal sectional view showing the configuration of the
胴部11は、内部に空洞13を有する円錐管状の管体である。この胴部11は、前端である大径側端11aから後端である小径側端11bに向かってトランペットのベル3の内壁に沿うようにして外径および内径が小さくなっており、後端である小径側端11bは開口している。小径側端11b近傍の胴部11の外側面には、柔軟な素材からなる取り付け部14が設けられている。消音器1は、後端である小径側端11b側からトランペットのベル3内に挿入される。そして、取り付け部14がベル3の内壁に当接することにより、胴部11は、ベル3の内壁に固定される。
The
底部12は、皿状であり、皿の底の部分が胴部11の軸近傍に位置している。また、底部12は、皿の縁の部分が、胴部11の大径側端11aと接着剤等により接合されている。すなわち、底部12は、前端である大径側端11aを閉塞する閉塞部としての役割を果たす。また、底部12は、胴部11がトランペットのベル3の内壁に固定されたときにベル3の端面近傍に位置する。より詳細には、底部12と胴部11の接合部近傍がベル3の端面に位置し、底部12は、当該底部12が湾曲している分だけベル3の端面よりも外側(前方側)に突出する。
The
排気パイプ20は、上流部21と下流部23とこれら上流部21と下流部23の間の膨張部22とから構成されている。上流部21、膨張部22および下流部23は、各々中空の円筒形状をなしており、上流部21、膨張部22および下流部23の各々の軸は、同一直線上にある。上流部21の軸方向の長さは下流部23の軸方向の長さよりも長くなっている。上流部21の内径と下流部23の内径は同じであり、トランペットのマウスピースの最小内径と同径以上である。膨張部22の内径は上流部21および下流部23の内径よりも大きくなっている。また、膨張部22の軸方向の長さは膨張部22の内径よりも大きくなっている。上流部21および下流部23は、各々両端が開口している。すなわち、排気パイプ20の両端は開口している。膨張部22の上流端22aは、上流部21の内径と同径の貫通孔31を残して閉塞しており、貫通孔31の縁は上流部21の下流端21bに連続している。膨張部22の下流端22bは、下流部23の内径と同径の貫通孔32を残して閉塞しており、貫通孔32の縁は下流部23の上流端23aに連続している。従って、貫通孔31および32を介して上流部21、膨張部22および下流部23の各々の内側の空間は連通しており、排気パイプ20の内壁により囲まれた断面積が、上流部21から膨張部22に向かって急激に拡大しており、膨張部22から下流部23に向かって急激に縮小している。
The
排気パイプ20は、当該排気パイプ20の軸と胴部11の軸が平行となるように、かつ、排気パイプ20の外壁が胴部11の内壁に当接しないように胴部11の内部に収容される。底部12の中心には排気パイプ20の下流部23の内径と同径の貫通孔33が設けられており、排気パイプ20の下流部23の下流端23bは、底部12の貫通孔33に胴部11の内部側から固定されている。このため、胴部11をベル3に固定したときにおいて、排気パイプ20は、当該排気パイプ20の内側の空間を介してベル3の内側の空間とベル3の外側の空間とを連通させ、ベル3内の呼気を消音器1外(トランペット外)の空間に導く役割を担う。また、排気パイプ20の上流部21の上流端21aは、胴部11の小径側端11bの端面の近傍に位置している。また、トランペットのベル3の内壁に胴部11を固定したときに、排気パイプ20の軸がベル3の軸と略平行となる。
The
本実施形態による消音器1では、胴部11の内壁と底部12の内壁と排気パイプ20の外壁とから形成される空洞13が第1の消音室として機能し、排気パイプ20における膨張部22が第2の消音室として機能する。すなわち、本実施形態による消音器1の特徴は、排気パイプ20の内側の空間と連通する消音室(第2の消音室)を、排気パイプ20に設けている点にある。そして、排気パイプ20に設ける消音室(第2の消音室)は、排気パイプ20の途中において排気パイプ20内の断面積を拡大することにより形成してなるものである。つまり、排気パイプ20に設ける消音室は、排気パイプ20の外壁の一部を消音室の側面とし、貫通孔31および32以外が閉じられた空間である。
以上が、消音器1の構成である。
In the
The above is the configuration of the
次に、本実施形態による消音器1をトランペットに装着して吹奏したときの呼気の流れおよび消音動作を説明する。胴部11をベル3に固定すると、消音器1は、排気パイプ20が固定されている貫通孔33を残してベル3を閉塞する。トランペットのマウスピースから吹き込まれた呼気は、トランペット内を通過した後、消音器1の胴部11の小径側端11bから空洞13に導入されるとともに、排気パイプ20の上流部21の上流端21aから排気パイプ20内に導入されて排気パイプ20内を通過して消音器1の外部の空間に排出される。このとき、排気パイプ20の軸とベル3の軸とが略平行となっているため、排気パイプ20内を通過する呼気と排気パイプ20の内壁(特に内径が小さい上流部21および下流部23の内壁)との間の抵抗が少なく、排気パイプ20内に導入された呼気は、排気パイプ20内を滑らかに通過する。従って、消音器1をトランペットに装着して吹奏したときの息詰まり感がなく良好な吹奏感が得られる。
Next, a flow of exhalation and a silencing operation when the
また、トランペットを吹奏することにより生じた音波は、胴部11の内壁と底部12の内壁と排気パイプ20の外壁とからなる空洞13に入るとともに、排気パイプ20の上流部21の上流端21aから排気パイプ20内に入る。ここで、空洞13は、胴部11の小径側端11bから大径側端11aに向かって断面積が次第に大きくなっている。このため、空洞13内の音響インピーダンスは、胴部11の軸に沿って次第に変化する。これにより、空洞13内において小径側端11bから大径側端11aへ向かって進行する音波の一部は、小径側端11bと大径側端11aとの間の各位置において反射する。そして、小径側端11bから大径側端11aへ向かって進行する音波と大径側端11aから小径側端11bへ向かって進行する音波とが干渉し、音波のエネルギーが減少する。従って、空洞13において音量が小さくなる。
The sound wave generated by playing the trumpet enters the
また、排気パイプ20に入った音波は、上流部21内、膨張部22内、下流部23内の順に進行し、底部12の貫通孔33から消音器1の外部の空間に放射される。ここで、上流部21と膨張部22との境界および膨張部22と下流部23との境界では、排気パイプ20の内壁により囲まれた断面積が急激に変化しているため、音響インピーダンスが変化する。このため、上流部21と膨張部22との境界において上流部21から膨張部22へ向かって進行する音波の一部が反射し、膨張部22と下流部23との境界において膨張部22から下流部23へ向かって進行する音波の一部が反射する。また、膨張部22と下流部23との境界において反射された音波の一部は、上流部21と膨張部22との境界においてさらに反射する。そして、膨張部22内では、当該膨張部22の上流端22aから下流端22bへ進行する音波と下流端22bから上流端22aへ進行する音波が干渉し、音波のエネルギーが減少する。従って、消音器1の外部の空間に放出される音の音量が小さくなる。
The sound wave that has entered the
このように、本実施形態による消音器1は、胴部11と貫通孔33が設けられた底部12からなる筐体と、両端が開口し、そのうちの一端が底部12に設けられた貫通孔33に固定され、ベル3の内側の空間とベル3の外側の空間とを連通させる中空の排気パイプ20とを有し、排気パイプ20の内側の空間と連通する消音室を排気パイプに設けている。また、排気パイプ20に設けられた消音室として機能する膨張部22は、排気パイプ20内の断面積を拡大することにより形成している。また、消音器1をトランペットに装着したとき、排気パイプ20の軸がベル3の軸と略平行となる。このため、呼気を滑らかに消音器1の外部の空間に排出することができ、かつ、胴部11の内壁と底部12の内壁と排気パイプ20の外壁とからなる空洞13に加え、排気パイプ20における膨張部22内において音波のエネルギーを減少させることができる。従って、息詰まり感が少なく良好な吹奏感を得つつ、消音器1の外部の空間に放出される音の音量をより小さくすることができ消音効果をより大きくすることができる。
As described above, the
<第2実施形態>
図2は、この発明の第2実施形態による消音器1Aの構成を示す縦断面図である。本実施形態による消音器1Aは、排気パイプ20の膨張部22の内壁に、例えばグラスウールなどの吸音材40を設けた点において第1実施形態による消音器1と異なる。
Second Embodiment
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing the configuration of the
消音器1Aでは、排気パイプ20の膨張部22において上流端22aから下流端22bに進行する音波のエネルギーの一部や膨張部22の下流端22bにおいて反射して下流端22bから上流端22aに進行する音波のエネルギーの一部が膨張部22の内壁に設けられた吸音材40に吸収される。このため、膨張部22における上流端22aから下流端22bに進行する音波と下流端22bから上流端22aに進行する音波の干渉に加え、吸音材40により音波のエネルギーを吸収することができるため、消音器1の外部の空間に放出される音の音量をより小さくすることができ消音効果をより大きくすることができる。
In the
なお、吸音材40は、排気パイプ20の上流部21の内壁および下流部23の内壁には設けないことが好ましい。上流部21の内壁および下流部23の内壁に吸音材40を設けると呼気の流路が狭くなり息詰まり感が増すからである。
The
また、膨張部22の内壁に吸音材40を設ける態様に限られず、空洞13を形成する胴部11の内壁、底部12の内壁および排気パイプ20の外壁などに吸音材40を設けても良いし、膨張部22の内壁と、胴部11の内壁、底部12の内壁および排気パイプ20の外壁のいずれにも吸音材40を設けても良い。
In addition, the
<第3実施形態>
図3は、この発明の第3実施形態による消音器1Bの構成を示す透視斜視図である。図3は、消音器1Bをトランペットに装着した状態を示す。第1実施形態による消音器1は、第1の消音室として機能する空洞13の中に第2の消音室として機能する排気パイプ20の膨張部22を配置していた。これに対して、本実施形態による消音器1Bは、第1の消音室の外に第2の消音室を配置したものである。
<Third Embodiment>
FIG. 3 is a perspective view showing the configuration of a
消音器1Bの筐体は、胴部51と底部52とから構成される。胴部51は、円錐管状であり、後端である大径側端51aから前端である小径側端51bに向かって外径および内径が直線的に小さくなっている。胴部51の小径側端51bは、円盤形状であり胴部51の軸に垂直な面に平行している底部52の縁に接合されて閉塞している。すなわち、底部52は、前端である小径側端51bを閉塞する閉塞部としての役割を果たす。胴部51の大径側端51aは開口しており、大径側端51aの直径は、ベル3の端面の直径よりも小さくなっている。また、胴部51の大径側端51aの外縁には、柔軟な素材からなる取り付け部58が設けられている。消音器1Bは、後端である大径側端51a側からベル3に挿入される。そして、大径側端51aの外縁に設けられた取り付け部58がベル3の内壁に当接することにより、胴部51は、ベル3の内壁に固定される。
The housing of the
底部52の中心には貫通孔73が設けられている。貫通孔73の縁には、胴部51の大径側端51a方向に向かって貫通孔73と同径の内径を有する円筒状のパイプ63が固定されている。また、胴部51の内部において胴部51の軸方向の長さを3等分する位置近傍の各々に円盤状の隔壁53および54が胴部51の軸に垂直に配置され、これら隔壁53および54の各々の縁が胴部51の内壁に固定されている。また、これらの隔壁53および54の中心には各々貫通孔71および72が設けられている。隔壁53の貫通孔71には、パイプ63と同一内径を有する円筒状のパイプ61が挿通されて固定されており、隔壁54の貫通孔72には、パイプ63と同一内径を有する円筒状のパイプ62が挿通されて固定されている。これらのパイプ61とパイプ62の間およびパイプ62とパイプ63の間には各々間隙がある。また、パイプ61の上流端61aは、胴部51の大径側端51aの端面から外側(トランペットの内部方向)に突出している。また、パイプ61〜63の各々の軸は同一直線上にあり、消音器1Bをトランペットに装着したとき、パイプ61〜63の各々の軸がベル3の軸と略平行になる。また、消音器1Bをトランペットに装着したとき、隔壁53がベル3の端面近傍に位置し、隔壁53よりも底部52方向に位置する各構成要素がベル3の端面よりも外側(前方側)に突出する。
A through
本実施形態による消音器1Bでは、胴部51の内壁と隔壁53とパイプ61の外壁とから形成される空洞55が第1の消音室として機能し、胴部51の内壁と隔壁53と隔壁54とパイプ61の外壁とパイプ62の外壁とから形成される空洞56と、胴部51の内壁と底部52の内壁と隔壁54とパイプ62の外壁とパイプ63の外壁とから形成される空洞57が第2の消音室として機能する。従って、消音器1Bでは、第1の消音室の外部に第2の消音室が配置されている。そして、パイプ61〜63と空洞56および57は、トランペット内の呼気を消音器1Bの外部の空間に導いて排出する一連の排気パイプ60として機能する。この排気パイプ60では、排気パイプ60の内壁により囲まれた断面積が、パイプ61から空洞56にかけてパイプ61の内壁により囲まれた断面積から胴部51の内壁により囲まれた断面積に急激に拡大しており、空洞56からパイプ62にかけて胴部51の内壁により囲まれた断面積からパイプ62の内壁により囲まれた断面積に急激に縮小している。また、排気パイプ60の内壁により囲まれた断面積が、パイプ62から空洞57にかけてパイプ62の内壁により囲まれた断面積から胴部51の内壁により囲まれた断面積に急激に拡大しており、空洞57からパイプ63にかけて胴部51の内壁により囲まれた断面積からパイプ63の内壁により囲まれた断面積に急激に縮小している。すなわち、消音器1Bは、排気パイプ60の途中において、排気パイプ60内の断面積を拡大する(パイプ61〜63内の断面積に対して胴部51内の断面積に拡大する)ことにより消音室(空洞56および57)を形成したものである。これらの断面積が急激に拡大および縮小している境界では音響インピーダンスが変化している。また、空洞55は、大径側端51aから隔壁53に向かって断面積が次第に小さくなっている。このため、空洞55内の音響インピーダンスは、胴部51の軸に沿って次第に変化する。また、排気パイプ60は、筐体を構成する胴部51の内部に収容されている。
以上が、消音器1Bの構成である。
In the
The above is the configuration of the
次に、本実施形態による消音器1Bをトランペットに装着して吹奏したときの呼気の流れおよび消音動作を説明する。胴部51をベル3に固定すると、消音器1Bは、排気パイプ60が固定されている貫通孔73を残してベル3を閉塞する。トランペットのマウスピースから吹き込まれた呼気は、トランペット内を通過した後、消音器1の胴部51の大径側端51aから空洞55に導入されるとともに、パイプ61の上流端61aからパイプ61内に導入される。そして、パイプ61内に導入された呼気は、パイプ61内、空洞56、パイプ62内、空洞57、パイプ63内の順に通過して消音器1Bの外部の空間に排出される。このとき、パイプ61〜63の各々の軸はベル3の軸と略平行となっているため、パイプ61〜63内の各々を通過する呼気とパイプ61〜63の各々の内壁との間の抵抗が少なく、パイプ61〜63内に導入された呼気は、パイプ61〜63内を滑らかに通過する。従って、消音器1Bをトランペットに装着して吹奏したときの息詰まり感がなく良好な吹奏感が得られる。
Next, the flow of exhalation and the silencing operation when the
トランペットを吹奏することにより生じた音波のうち空洞55に入った音波の一部は、音響インピーダンスが次第に変化している大径側端51aと隔壁53との間の各位置において反射する。そして、大径側端51aから隔壁53へ向かって進行する音波と隔壁53から大径側端51aへ向かって進行する音波とが干渉し、音波のエネルギーが減少する。従って、空洞55において音量が小さくなる。
Among the sound waves generated by playing the trumpet, some of the sound waves that enter the
また、トランペットを吹奏することにより生じた音波のうちパイプ61に入った音波は、パイプ61内、空洞56、パイプ62内、空洞57、パイプ63内の順に進行し、底部52の貫通孔73から消音器1Bの外部の空間に放射される。このとき、パイプ61の下流端61bと空洞56の境界、空洞56とパイプ62の上流端62aの境界、パイプ62の下流端62bと空洞57の境界、空洞57とパイプ63の上流端63aの境界では音響インピーダンスが変化しているため、これらの境界において進行する音波の一部が反射される。このため、空洞56においてパイプ61の下流端61b側からパイプ62の上流端62a側へ進行する音波とパイプ62の上流端62a側からパイプ61の下流端61b側へ進行する音波が干渉して音波のエネルギーが減少するとともに、空洞57においてパイプ62の下流端61b側からパイプ63の上流端63a側へ進行する音波とパイプ63の上流端63a側からパイプ62の下流端62b側へ進行する音波が干渉して音波のエネルギーが減少する。従って、消音器1Bの外部の空間に放出される音の音量が小さくなる。
Of the sound waves generated by playing the trumpet, the sound waves that enter the
本実施形態においても第1実施形態と同様の効果を奏する。 In this embodiment, the same effect as that of the first embodiment is obtained.
また、本実施形態による消音器1Bは、第1の消音室として機能する空洞55の容積を十分に確保できる。このため、消音器1Bをトランペットに装着して吹奏したときの音程が消音器1Bをトランペットに装着しないで吹奏したときの音程からずれるのを少なくすることができる。
Moreover, the
<第4実施形態>
図4は、この発明の第4実施形態による消音器1Cの構成を示す透視斜視図である。図4は、消音器1Cをトランペットに装着した状態を示す。本実施形態による消音器1Cは、パイプ61〜63に代えて排気パイプ80とした点において第3実施形態による消音器1Bと異なる(図3参照)。
<Fourth embodiment>
FIG. 4 is a perspective view showing the structure of a
消音器1Cの排気パイプ80は、隔壁53の貫通孔71と隔壁54の貫通孔72の両方に挿通されて固定されている円筒状のパイプである。また、排気パイプ80の下流端80bは底部52の貫通孔73の縁に固定されている。排気パイプ80を取り囲むようにして、胴部51の内壁と隔壁53および54と排気パイプ80の外壁とにより空洞91が形成され、胴部51の内壁と底部52の内壁と隔壁54と排気パイプ80の外壁とにより空洞92が形成されている。空洞91に面している排気パイプ80の側面には、排気パイプ80内の空間と空洞91内の空間とを連通させる円形の貫通孔81が複数設けられており、空洞92に面している排気パイプ80の側面には、排気パイプ80内の空間と空洞92内の空間とを連通させる円形の貫通孔82が複数設けられている。なお、本実施形態による排気パイプ80では、貫通孔81の各々は同一径としており、貫通孔82の各々は同一径としているが、これら貫通孔81および82の各々の径は同一径に限られない。
The
本実施形態による消音器1Cでは、排気パイプ80を取り囲む仕切られた空間である空洞91および92が第2の消音室として機能する。すなわち、排気パイプ80内の空間と消音室(第2の消音室)内の空間とが貫通孔81および82により連通している。このため、排気パイプ80と貫通孔81および82と空洞91および92は、トランペット内の呼気を消音器1Cの外部の空間に導いて排出する一連の排気パイプとして機能する。
In the
トランペットを吹奏することにより生じた音波のうち消音器1Cの排気パイプ80に入った音波は、排気パイプ80を通過して消音器1Cの外部の空間に放射される。このとき、貫通孔81と空洞91は、貫通孔81の径と空洞91の容積により決定される周波数で共鳴するヘルムホルツ共鳴器として機能し、貫通孔82と空洞92は、貫通孔82の径と空洞92の容積により決定される周波数で共鳴するヘルムホルツ共鳴器として機能する。このため、排気パイプ80を通過する音波の音圧レベルは、貫通孔81と空洞91とによるヘルムホルツ共鳴周波数と貫通孔82と空洞92とによるヘルムホルツ共鳴周波数の各々の近傍において減衰する。従って、消音器1Cの外部の空間に放出される音の音量が小さくなる。
Of the sound waves generated by playing the trumpet, the sound waves entering the
本実施形態においても第3実施形態と同様の効果を奏する。 In this embodiment, the same effect as that of the third embodiment is obtained.
<他の実施形態>
以上、この発明の第1〜4実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
<Other embodiments>
Although the first to fourth embodiments of the present invention have been described above, other embodiments are conceivable for the present invention. For example:
(1)上記各実施形態では、トランペット用の消音器1〜1Cを例に説明したが、トランペット以外の管楽器に用いる消音器においても同様な消音器を設計することができるのは勿論である。
(1) In the above embodiments, the
(2)上記第1実施形態では、排気パイプ20に膨張部22を1つ設けていた。しかし、排気パイプ20に設ける膨張部22は1つに限られず、排気パイプ20に複数の膨張部22を設けても良い。例えば、図5に示す消音器1Dのように、排気パイプ200の上流部210と中流部230との間に第1の膨張部220を設け、中流部230と下流部250との間に第2の膨張部240を設けても良い。このとき、膨張部220および240は、共に上流部210、中流部230および下流部250の内径よりも大きな内径を有していれば良く、膨張部220と膨張部240が同寸法でなくても良い。排気パイプ200の軸方向に複数の膨張部220および240を設けることで、膨張部220および240の両方において消音されるため、より消音効果が大きくなる。
(2) In the first embodiment, one
(3)上記第1実施形態では、膨張部22を有する排気パイプ20の軸は直線状であった。しかし、排気パイプ20は、その軸の途中で曲がっていても良い。図6に示す消音器1Eでは、排気パイプ300の上流部310の軸が180度湾曲している。この排気パイプ300の湾曲部340は、上流部310内を通過する呼気と上流部310の内壁との間の抵抗が大きくならない程度に大きく曲がっている。そして、底部12の内壁近傍に配置された上流部310の上流端310aから上流部310内に導入された呼気は、湾曲部340を滑らかに通過して消音器1Eの外部の空間に排出される。滑らかに通過するように呼気を導いているため、息詰まり感を少なくしつつ、消音効果を大きくすることができる。
(3) In the said 1st Embodiment, the axis | shaft of the
(4)上記第4実施形態による消音器1Cは、第3実施形態による消音器1Bをヘルムホルツ共鳴による消音器にしたものである。これと同様に、第1実施形態による消音器1をヘルムホルツ共鳴による消音器にしても良い。図7は、第1実施形態による消音器1の排気パイプ20を排気パイプ400に代えた消音器1Fの構成を示す縦断面図である。消音器1Fの排気パイプ400の途中において排気パイプを取り囲むようにして円筒体430により空洞420が形成されている。排気パイプ400の側面には、排気パイプ400内の空間と空洞420内の空間を連通する円形の貫通孔410が複数設けられている。排気パイプ400を通過する音波の音圧レベルは、貫通孔410の径と空洞420の容積とによるヘルムホルツ共鳴周波数の近傍において減衰する。従って、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(4) The
(5)上記第1実施形態による消音器1は、中空の胴部11と胴部11の一端を閉塞する底部12とからなる中空の筐体を有していた。しかし、消音器の筐体は中空でなくても良い。少なくとも消音室が設けられた排気パイプ20を有していれば、当該消音室において消音されるからである。図8は、この変形例による消音器1Gの構成を示す縦断面図である。消音器1Gは、排気パイプ20と筐体としての役割を果たす底部500とから構成される。排気パイプ20は、第1実施形態による消音器1の排気パイプ20と同様である。底部500は、円盤形状であり、底部500の外縁には柔軟な素材からなる取り付け部520が設けられている。底部500の中心には排気パイプ20の下流部23の内径と同径の貫通孔510が設けられており、底部500の貫通孔510には、排気パイプ20の下流部23の下流端23bが固定されている。消音器1Gは、排気パイプ20側からベル3に挿入される。そして、底部500の外縁に設けられた取り付け部520がベル3の内壁に当接することにより、底部500は、ベル3の内壁に固定される。底部500をベル3に固定すると、消音器1Gは、排気パイプ20が固定されている貫通孔510を残してベル3を閉塞する。すなわち、ベル3の内側の空間とベル3の外側の空間とが、消音室として機能する膨張部22が設けられた排気パイプ20を介して連通する。このため、ベル3内に生じ、膨張部22に入った音波のエネルギーは、膨張部22内において減少する。また、消音器1Gでは、底部500がベル3の内壁に固定されたとき、ベル3の内壁と底部500の内壁と排気パイプ20の外壁とからなる空洞540が形成される。この空洞540が第1の消音室として機能する。従って、第1実施形態による消音器1と同様の効果を奏する。
(5) The
(6)第3および第4実施形態による消音器1Bおよび1Cにおいても上記第2実施形態による消音器1Aと同様に、空洞56、57、91および92を形成する胴部51、底部52および隔壁53および54の各内壁に吸音材40を設けることにより消音効果を大きくしても良い。
(6) In the
(7)上記第2実施形態では、膨張部22の内壁に吸音材40を設けることにより消音効果を大きくしていた。これに対して、膨張部22などの消音室の内壁や外壁に防振材を設け、消音室の振動や共振を抑えることにより、消音効果を大きくしても良い。
(7) In the second embodiment, the sound absorbing effect is increased by providing the
(8)上記第3実施形態および第4実施形態では、第1の消音室の外部に第2の消音室が2つ配置されていた。しかし、第2の消音室の個数はこれに限られず、1つでも良いし、2よりも大きい複数であっても良い。 (8) In the third embodiment and the fourth embodiment, two second silencing chambers are arranged outside the first silencing chamber. However, the number of the second silencing chambers is not limited to this, and may be one or a plurality larger than two.
(9)上記第4実施形態における排気パイプ80に設けられた貫通孔81および82の個数は、1または複数であれば良い。
(9) The number of through
(10)上記各実施形態における排気パイプ20、60および80の最小内径は、マウスピースの最小内径と同径以上であった。吹奏感をさらに良くするために、これらの排気パイプ20、60および80の最小内径をさらに大きくしても良い。このとき、第2の消音室の断面積や容積を増加させることで消音効果が減少することを抑制するようにしても良い。
(10) The minimum inner diameter of the
(11)上記各実施形態の消音器1〜1Cにおいて、排気パイプ20、60および80は、底部12および52の内側に配置されていた。しかし、排気パイプ20、60および80は、底部12および52の貫通孔33および73を貫通して外部に突出していても良い。
(11) In the
(12)第3および第4実施形態の消音器1Bおよび1Cにおいて、大径側端51aよりもさらにベル3の後端側方向(内側方向)にベル3の内壁に沿って胴部51の内壁により囲まれた断面積が小さくなるように胴部51を延長して、当該延長した胴部51の外壁に取り付け部58を設けても良い。
(12) In the
1,1A,1B,1C…消音器、3…ベル、11,51…胴部、11a,51a…大径側端、11b,51b…小径側端、12,52,500…底部、13,55,56,57,91,92,540…空洞、14,58,520…取り付け部、20,60,80…排気パイプ、21…上流部、22…膨張部、23…下流部、21a,22a,23a,61a,62a,63a,80a…上流端、21b,22b,23b,61b,62b,63b,80b…下流端、31,32,33,71,72,73,81,82,510…貫通孔、40…吸音材、53,54…隔壁、61,62,63…パイプ。
1, 1A, 1B, 1C ... silencer, 3 ... bell, 11, 51 ... trunk, 11a, 51a ... large diameter side end, 11b, 51b ... small diameter side end, 12, 52, 500 ... bottom, 13, 55 , 56, 57, 91, 92, 540 ... cavity, 14, 58, 520 ... mounting part, 20, 60, 80 ... exhaust pipe, 21 ... upstream part, 22 ... expansion part, 23 ... downstream part, 21a, 22a, 23a, 61a, 62a, 63a, 80a ... upstream end, 21b, 22b, 23b, 61b, 62b, 63b, 80b ... downstream end, 31, 32, 33, 71, 72, 73, 81, 82, 510 ... through
Claims (5)
両端が開口し、そのうちの一端が前記筐体の貫通孔に固定され、前記ベルの内側の空間と前記ベルの外側の空間とを連通させる中空の排気パイプと、
前記排気パイプの途中において前記排気パイプ内の断面積を拡大することにより形成してなるものであり、前記排気パイプ内の空間と連通する消音室と、
を具備することを特徴とする消音器。 A housing having a through hole and fixed to the bell of the wind instrument;
Both ends open, one end of which is fixed to the through hole of the housing, and a hollow exhaust pipe that communicates the space inside the bell and the space outside the bell;
It is formed by enlarging the cross-sectional area in the exhaust pipe in the middle of the exhaust pipe, and a muffler chamber communicating with the space in the exhaust pipe;
A muffler characterized by comprising:
両端が開口し、そのうちの一端が前記筐体の貫通孔に固定され、前記ベルの内側の空間と前記ベルの外側の空間とを連通させる中空の排気パイプと、
前記排気パイプを取り囲む仕切られた空間である消音室と、を有し、
前記排気パイプ内の空間を前記消音室の内側空間に連通させる貫通孔を前記排気パイプの側面に有することを特徴とする消音器。 A housing having a through hole and fixed to the bell of the wind instrument;
Both ends open, one end of which is fixed to the through hole of the housing, and a hollow exhaust pipe that communicates the space inside the bell and the space outside the bell;
A silencing chamber that is a partitioned space surrounding the exhaust pipe,
A silencer having a through hole in a side surface of the exhaust pipe for communicating a space in the exhaust pipe with an inner space of the silencer chamber.
前記筐体の貫通孔は、前記筐体の前端を閉塞する閉塞部に設けられ、
前記排気パイプは、前記筐体内に収容されることを特徴とする請求項1または2に記載の消音器。 The housing is a hollow tube having a front end closed, a rear end opened, and inserted into the bell from the rear end side,
The through hole of the housing is provided in a closing portion that closes the front end of the housing,
The silencer according to claim 1 or 2, wherein the exhaust pipe is accommodated in the casing.
The silencer according to any one of claims 1 to 4, wherein an axis of the exhaust pipe is substantially parallel to an axis of the bell when the casing is fixed to the bell.
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- 2013-06-19 JP JP2013129068A patent/JP2015004755A/en active Pending
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