JP2015004407A - Cartridge for single lever combination faucet - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シングルレバー混合水栓用カートリッジに関する。 The present invention relates to a single lever mixing faucet cartridge.
特許文献1には、従来のシングルレバー混合水栓用カートリッジが開示されている。 カートリッジは、吐水口から吐出される湯水(以下、吐水という)の流量および温度を変化させる。レバーハンドルは、カートリッジのレバーに連結されている。これにより、ユーザーは、レバーハンドルを上下方向に回動させると、吐水の流量を調節することができ、レバーハンドルを左右方向に回動させると、吐水の温度を調節することできる。
このシングルレバー混合水栓には、回動クリック機構が設けられている。この回動クリック機構は、吐水の温度調節を行う際に、レバーハンドルの移動方向の所定位置で、ユーザーにクリック感を与えるものである。 This single lever mixing faucet is provided with a rotating click mechanism. This rotating click mechanism gives the user a click feeling at a predetermined position in the direction of movement of the lever handle when adjusting the temperature of the discharged water.
回動クリック機構は、カートリッジのケースの内周面に沿って設けられた断面円弧状の溝付きリングと、溝付きリングの内側に配置されたレバーガイドとを備えている。レバーガイドは、レバーハンドルに連結されている。レバーガイドは、溝付きリングと同心状に設けられており、レバーハンドルの左右方向の回動に連動して、中心廻りに回動するように構成されている。 The rotating click mechanism includes a grooved ring having an arc cross section provided along the inner peripheral surface of the cartridge case, and a lever guide disposed inside the grooved ring. The lever guide is connected to the lever handle. The lever guide is provided concentrically with the grooved ring, and is configured to rotate about the center in conjunction with the rotation of the lever handle in the left-right direction.
レバーガイドには、回動クリック部材と、板バネとが設けられている。板バネは、回動クリック部材を溝付きリングの内周面に向かって弾性的に付勢する。レバーガイドが回転すると、回動クリック部材は、溝付きリングの内周面に設けられた溝の側面に衝突し、その後、溝の側壁を乗り越える。これにより、回動クリック機構は、ユーザーにクリック感を与えることができる。 The lever guide is provided with a rotating click member and a leaf spring. The leaf spring elastically biases the rotating click member toward the inner peripheral surface of the grooved ring. When the lever guide rotates, the rotating click member collides with the side surface of the groove provided on the inner peripheral surface of the grooved ring, and then gets over the side wall of the groove. Thereby, the rotation click mechanism can give a user a click feeling.
ところでこの特許文献1記載のシングルレバー混合水栓の回動クリック機構は、可動側部材に設けられた回動クリック部材が、板バネによって付勢されて、固定側部材であるケースの内周面に押し付けられている。このため、固定側部材の内側に収容される可動側部材に回動クリック部材と板バネが収容される必要があり、これら回動クリック部材や板バネといった部品の小型化が必要であるとともに、これらの組み立て作業も面倒なものであった。
By the way, in the rotation click mechanism of the single lever mixing faucet described in
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、可動側部材に設けられるクリック機構部の部品点数が低減され、部品の小型化や面倒な組み立て作業を要しないシングルレバー混合水栓用カートリッジを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to reduce the number of parts of the click mechanism portion provided in the movable member, and to reduce the size of the parts and troublesome assembly work. The object is to provide a cartridge for a single lever mixing faucet.
本発明のシングルレバー混合水栓用カートリッジは、給水口および給湯口を有する固定弁体と、この固定弁体上に摺接し前記給水口および前記給湯口の開口面積を変化させる可動弁体と、混合水栓の操作ハンドルに連結されて前記可動弁体を動かすレバーと、前記固定弁体および前記可動弁体を内部に収容するケースとを備え、前記レバーが第一の方向へ動かされることによって前記混合水栓の吐水の流量を調節し、前記レバーが前記第一の方向に交差する第二の方向へ動かされることによって前記混合水栓の吐水の温度を調節するように構成されたシングルレバー混合水栓に用いられるカートリッジであって、当該カートリッジは、前記レバーが前記第二の方向へ動かされるときに移動方向の所定位置でクリック感を付与するクリック機構部を備えており、このクリック機構部は、前記可動弁体に設けられ前記ケースの内周面からなる被押圧部に当接しながら移動する押圧体と、前記押圧体の移動範囲に設けられ前記ケースの内周面から突出する突起部とを有しており、前記被押圧部は、前記ケースの前記内周面に形成される収容凹所に、背面側に収容凹所の底面との間に隙間を介在させた状態で収容される弾性体の内面により構成され、前記弾性体の前記内面の一部に前記突起部が設けられることを特徴とする。 The single lever mixing faucet cartridge of the present invention includes a fixed valve body having a water supply port and a hot water supply port, a movable valve body that slides on the fixed valve body and changes the opening area of the water supply port and the hot water supply port, A lever that is connected to an operation handle of the mixing faucet and moves the movable valve body; and a case that houses the fixed valve body and the movable valve body therein, and the lever is moved in a first direction. A single lever configured to adjust the flow rate of water discharged from the mixing tap and to adjust the temperature of water discharged from the mixing tap by moving the lever in a second direction crossing the first direction. A cartridge used for a mixing faucet, wherein the cartridge provides a click feeling at a predetermined position in the moving direction when the lever is moved in the second direction. The click mechanism portion is provided on the movable valve body and moves while abutting against a pressed portion made of an inner peripheral surface of the case, and the click mechanism portion is provided in the movement range of the pressure body. A protrusion projecting from the inner peripheral surface of the housing, and the pressed portion is provided between the housing recess formed on the inner peripheral surface of the case and the bottom surface of the housing recess on the back side. It is comprised by the inner surface of the elastic body accommodated in the state which interposed the clearance gap, The said projection part is provided in a part of said inner surface of the said elastic body, It is characterized by the above-mentioned.
本発明のシングルレバー混合水栓用カートリッジは、ケースの内周面に形成される収容凹所に弾性体が収容されるため、固定側部材の内側に収容される可動側部材に弾性体を設ける必要がなく、可動側部材に設けられる部品点数が低減され、部品の小型化や面倒な組み立て作業を要しない。 In the single lever mixing faucet cartridge according to the present invention, the elastic body is housed in the housing recess formed on the inner peripheral surface of the case, so the elastic body is provided on the movable side member housed inside the fixed side member. There is no need, the number of parts provided on the movable member is reduced, and miniaturization of parts and troublesome assembly work are not required.
本発明は、給水口86および給湯口87を有する固定弁体4と、この固定弁体4上に摺接し給水口86および給湯口87の開口面積を変化させる可動弁体5と、を備える。混合水栓の操作ハンドル2に連結されて可動弁体5を動かすレバー7と、固定弁体4および可動弁体5を内部に収容するケース8とを備える。レバー7が第一の方向へ動かされることによって前記混合水栓の吐水の流量を調節し、レバー7が前記第一の方向に交差する第二の方向へ動かされることによって前記混合水栓の吐水の温度を調節するように構成されたシングルレバー混合水栓に用いられるカートリッジ3である。カートリッジ3は、レバー7が前記第二の方向へ動かされるときに移動方向の所定位置でクリック感を付与するクリック機構部31を備えている。クリック機構部31は、可動弁体5に設けられケース8の内周面からなる被押圧部37に当接しながら移動する押圧体32と、押圧体32の移動範囲に設けられケース8の内周面から突出する突起部38とを有している。被押圧部37は、ケース8の前記内周面に形成される収容凹所89に、背面側に収容凹所89の底面との間に隙間90を介在させた状態で収容される弾性体6の内面により構成される。弾性体6の前記内面の一部に突起部38が設けられることを特徴とする。
The present invention includes a
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
本実施形態のシングルレバー混合水栓(以下、混合水栓という)は、例えば、台所の厨房装置に取り付けられる。混合水栓は、図2に示すように、水栓本体1と、操作ハンドル2と、カートリッジ3とを備えている。混合水栓は、ユーザーが操作ハンドル2を操作することで、吐出される湯水(以下、吐水という)の流量や温度の調節をすることができるように構成されている。
The single lever mixing faucet (hereinafter referred to as a mixing faucet) of this embodiment is attached to a kitchen apparatus of a kitchen, for example. As shown in FIG. 2, the mixing faucet includes a
なお、本実施形態における方向の定義は、混合水栓の設置状態に基づいて決定される。すなわち、混合水栓の本体部11側を後側として定義し、吐出口13側を前側として定義する。また、左右方向は、ユーザーが混合水栓に向かった状態に基づいて決定される。具体的には、図2の紙面手前側を右方向とし、紙面奥側を左方向として定義する。
In addition, the definition of the direction in this embodiment is determined based on the installation state of a mixing faucet. That is, the
水栓本体1は、本体部11と、本体部11から突出したスパウト部12とを備えている。本体部11は、軸線が鉛直方向に平行となった円筒状に形成されている。スパウト部12は、本体部11から前方に向かって突出している。スパウト部12の先端には、前斜め下方に向かって開口する吐出口13が設けられている。
The
本体部11の内部には、カートリッジ収納部14が設けられている。カートリッジ収納部14には、給水管接続部15と、給湯管接続部(図示せず)と、吐水管接続部16とが設けられている。給水管接続部15には、給水源に接続された給水管91が連通接続される。また、給湯管接続部には、給湯器(図示せず)に接続された給湯管(図示せず)が連通接続される。吐水管接続部16には、吐水管92が連通接続される。吐水管92は、吐水管接続部16と吐出口13とを連通接続する。
A
なお、水栓本体1のスパウト部12は、本体部11に対し左右方向に回動自在に設けられていてもよい。また、スパウト部12の先端が引き出し自在なシャワーヘッドにより構成されていてもよい。
In addition, the
カートリッジ3は、水栓本体1の内部(カートリッジ収納部14)に収容配置されている。カートリッジ3には、図3に示すように、給水口86と、給湯口87と、混合水流出口88とが設けられている。カートリッジ3は、カートリッジ収納部14に収納配置されると、給水口86が給水管接続部15に連通接続され、給湯口87が給湯管接続部に連通接続され、湯水流出口が吐水管接続部16に連通接続される。つまり、カートリッジ3には給水管91と給湯管と吐水管92とが連通接続される。また、カートリッジ3は、バルブ機構を有しており、これにより、混合水栓の吐水の流量および温度を変化させる。カートリッジ3は、図3に示すように、固定弁体4と、可動弁体5と、可動弁体5を動かすレバー7と、ケース8とを備えている。
The
ケース8は、固定弁体4と可動弁体5とを内部に収容する。ケース8は、上ケース80と、基台85とにより構成されている。上ケース80は、下開口81を有する胴部82と、上開口部84とにより構成されている。胴部82は、上端に径方向内側に向かって延出する上面部83を備えている。上開口部84は、円筒状に形成されており、上面部83の内周縁から上方に向かって突出している。
The
基台85は、上ケース80の下開口81を閉塞するようにして取り付けられる。基台85には、給水口86と、給湯口87と、混合水流出口88とが設けられている。これら給水口86・給湯口87・混合水流出口88は、基台85を貫通する。
The base 85 is attached so as to close the
なお、基台85の下面とカートリッジ収納部14の底面(不図示)との間には、アウターパッキン93が配設される。アウターパッキン93は、給水口86・給湯口87・混合水流出口88の各開口を囲む。
An outer packing 93 is disposed between the lower surface of the base 85 and the bottom surface (not shown) of the
固定弁体4は、インナーパッキン41と、固定盤42とを備えている。インナーパッキン41は、基台85の上面と固定盤42の下面との間に配設される。インナーパッキン41は、アウターパッキン93と同様に、給水口86・給湯口87・混合水流出口88の各開口を囲む。
The fixed
固定盤42には、水流通路43と、湯流通路44と、混合水流通路45とが設けられている。水流通路43・湯流通路44・混合水流通路45の各流通路は、固定盤42を貫通する。固定盤42は、基台85の上方に配置されると、水流通路43が給水口86に連通し、湯流通路44が給湯口87に連通し、混合水流通路45が混合水流出口88に連通する。
The
固定盤42の上面は平坦面となるよう形成されている。固定盤42の上面には、可動弁体5が水密状態で摺動するように当接する。なお、固定盤42と可動弁体5との間には、グリスが塗布されており、これにより、固定盤42と可動弁体5との摺動性を高めることができる上に、固定盤42と可動弁体5との間の止水をも図ることができる。
The upper surface of the fixed
可動弁体5は、可動盤51と、消音網55と、Oリング56と、ディスクカバー57と、支持体62とを備えている。
The
可動盤51は平面視リング状に形成されており、中央に底面部52を有する。底面部52には細長形状の連通開口53が設けられている。連通開口53は、可動盤51が固定盤42上を移動することで、給水口86・給湯口87・混合水流出口88に連通する状態(通水状態)、あるいは、給水口86・給湯口87に非連通で且つ混合水流出口88に連通する状態(止水状態)のいずれかの状態となる。
The
具体的には、後述のレバー7が軸部材74廻りに回動操作されると(第一の方向に動かされると)、ディスクカバー57を介して可動盤51が固定盤42上を直線移動する。すると、可動盤51の連通開口53は、給水口86と給湯口87との開口の割合を保ったまま、開口の総面積を徐々に変化させる。これにより、混合水流出口88から流出する湯水の流量を連続的に変化させ、連通開口53の通水状態と止水状態とが切り替えられる。
Specifically, when a
また、可動盤51は、周方向に回転することで、給水口86・給湯口87との連通面積の割合を変化させる。言い換えると、可動弁体5は、固定弁体4上を摺動することで、給水口86および給湯口87の開口面積を変化させる。これにより、供給される湯と水との割合を変化させ、混合した湯水の温度を変化させる。
Moreover, the
また、可動盤51において底面部52よりも上方には、湯水を混合するための混合スペース54が設けられている。混合スペース54は、ディスクカバー57により覆われ、これにより、湯水混合部65(図1参照)が形成される。湯水混合部65は、給水口86から供給された水と、給湯口87から供給された湯とを混合し、この混合した湯水を、混合水流出口88に向かって流出させる。
In addition, a mixing
なお、Oリング56は、可動盤51とディスクカバー57との間に配置される。また、消音網55は、底面部52の上方から連通開口53を覆うようにして配置される。
The O-
可動盤51の上方にはディスクカバー57が固定される。ディスクカバー57の上面には、レバー7の下端が挿通される凹所58が形成される。ディスクカバー57は、レバー7の下端の移動に従動することよって、一方向に直線移動する。ディスクカバー57が一方向に直線移動すると、それに追従して可動盤51が同方向に固定盤42上を直線移動する。
A
ディスクカバー57には凸部59が設けられている。また、支持体62の下面には、ディスクカバー57の移動方向とは直角な方向にスライド移動可能なスライド部材60が設けられている。スライド部材60は、板バネ61を介して支持体62の下面に取り付けられている。これにより、スライド部材60は、ディスクカバー57の移動方向とは直角な方向に、弾性的にスライド移動する。
The
ディスクカバー57が一方向に直線移動すると、凸部59は、ディスクカバー57の移動方向の所定の位置で、スライド部材60に当接する。この状態からさらにディスクカバー57が同方向に動かされると、スライド部材60が弾性的にスライド移動し、凸部59がスライド部材60を乗り越える。これにより、例えば、吐水の流量が適切となる位置で、レバー7を操作するユーザーに抵抗感を与えるのと同時にクリック感を与えることができる。
When the
支持体62は、ディスクカバー57の上方に配置される。支持体62は、ディスクカバー57に対し、一方向に直線移動可能となっているが、鉛直軸廻り(周方向)には相対的に移動しないように構成されている。これにより、支持体62が周方向に回転すると、それに追従して、ディスクカバー57と可動盤51とが回転移動する。
The
支持体62は、レバー挿通口63と、軸挿入孔64とを備えている。レバー挿通口63は、平面視矩形状に形成されている。レバー挿通口63には、レバー7が上方から挿入される。軸挿入孔64には、軸部材74が挿入される。軸部材74は、レバー7を回動自在に軸支する。
The
レバー7は、上下方向に長さを有している。レバー7の長さ方向の下側の端部には、作用部71が設けられている。また、レバー7の長さ方向の上側の端部には、操作ハンドル2に連結するための固定部72が設けられている。固定部72と作用部71との間には、軸部材74を挿通するための枢支孔73が設けられている。
The
レバー7は、上述のように、支持体62に、軸部材74を介して回動自在に軸支される。ここで、このレバー7の軸部材74廻りの回動方向を第一の方向として定義する。また、鉛直軸廻りの周方向を第二の方向として定義する。したがって第二の方向は、第一の方向に交差する。
As described above, the
レバー7が第一の方向へ動かされると(つまり、軸部材74廻りに回動すると)、作用部71は、固定部72が移動する方向とは反対方向に移動する。すると、ディスクカバー57が作用部71に追従して一方向に直線移動し、さらに、可動盤51が固定盤42上を直線移動する。これにより、吐水の流量を変化させることができる。
When the
また、レバー7が第二の方向へ動かされると(つまり、鉛直軸廻りに回動すると)、支持体62が第二の方向に回転し、これに追従してディスクカバー57および可動盤51が固定盤42上を周方向に回転する。これにより、吐水の湯温を変化させることができる。
Further, when the
このような構成のカートリッジ3は、図2に示すように、カートリッジ収納部14内に配置された状態で、その上方から固定ナット17が螺合されることで、水栓本体1に設置される。なお、固定ナット17は、本体部11の上開口の内周面に設けられた雌ねじ部に螺合される。
As shown in FIG. 2, the
カートリッジ3のレバー7には、操作ハンドル2が固着具21を介して連結される。これにより、操作ハンドル2が上下方向に動かされると、レバー7が第一の方向に動く。また、操作ハンドル2が左右方向に動かされると、レバー7が第二の方向に動く。したがって、ユーザーは、操作ハンドル2を上下方向に動かすことで吐水の流量を調節し、操作ハンドル2を左右方向に動かすことで吐水の温度を調節することができる。
The operation handle 2 is connected to the
本実施形態の混合水栓は、上述のように、ユーザーが操作ハンドル2を上下方向に(具体的には上方向に)動かすと、吐水の流量が適当となる位置でユーザーに抵抗感を感じさせる。この状態から、さらに上方向に操作ハンドル2を操作すると、ユーザーに対してクリック感を付与する。この後、混合水栓の吐水は、流量が最大になる。 As described above, when the user moves the operation handle 2 in the vertical direction (specifically upward), the mixing faucet of this embodiment feels resistance to the user at a position where the flow rate of water discharge is appropriate. Let If the operation handle 2 is further operated upward from this state, a click feeling is given to the user. Thereafter, the flow rate of the water discharged from the mixing tap becomes maximum.
また、本実施形態の混合水栓は、ユーザーが操作ハンドル2を左右方向に動かした際にも、左右方向の所定位置でユーザーにクリック感を与えることができるように構成されている。すなわち、本実施形態の混合水栓は、操作ハンドル2が左右方向に動かされるときに移動方向の所定位置でクリック感を付与するクリック機構部31を備えている。
In addition, the mixing faucet of the present embodiment is configured to give a click feeling to the user at a predetermined position in the left-right direction even when the user moves the operation handle 2 in the left-right direction. That is, the mixing faucet of the present embodiment includes a
クリック機構部31が付与するクリック感は、例えば、操作ハンドル2の左右方向の操作において、湯が吐出される範囲と水が吐出される範囲との境界部分で生じるように設定されている。このクリック機構部31は、図3に示すように、押圧体32と、被押圧部37と、突起部38とを備えている。
The click feeling provided by the
押圧体32は、図5に示すように、ケース8の上開口部84の内周面に当接するようにして配置される。押圧体32は、本実施形態では、図1、2〜5に示すように球状をした部材により構成されている。軸部材74には、軸方向の一方の端面に収容凹所75が設けられている。収容凹所75は、押圧体32は、収容凹所75の内部に収容配置される。押圧体32は、例えば、フッ素樹脂などの樹脂や、ステンレスなどにより構成される。
As shown in FIG. 5, the
可動弁体5の支持体62の外面には、凹部66が設けられている。凹部66の内部には、押圧体32が配置される。言い換えると、押圧体32は可動弁体5に設けられている。また、凹部66の下面には、上方に向かって突出する支持突起67が設けられている。支持突起67には、押圧体32が載置される。この支持突起67は正面視円弧状に形成されている。これにより、支持突起67と押圧体32との摩擦が低減されるように構成されている。
A
凹部66の奥面は、水平断面において、凹部66の中央に向かうほど、奥側に位置するように湾曲している。この奥面には、上述の軸挿入孔64が設けられている。軸挿入孔64は、押圧体32の上下方向の略中央に対応する箇所に配置されている。
The back surface of the
被押圧部37は、ケース8の内周面の押圧体32が圧接する箇所であり、本実施形態では、上ケース80の内周面に形成される収容凹所89に収容される弾性体36により構成される。収容凹所89は、上ケース80の周方向の一部に形成され、上ケース80の内周面の他の部分より所定の深さ深い凹所からなる。弾性体36は、前記収容凹所89に収容され、その内面が被押圧部37となる内周面を構成する。弾性体36は、押圧体32に押圧されていない状態で、背面側に収容凹所89の底面との間に隙間90を介在させた状態で収容される。そして、弾性体36の内面の一部に突起部38が設けられる。
The pressed
突起部38は、図5に示すように、ケース8の上開口部84の内周面から中央側に向かって突出する。突起部38は、ケース8の内周面に沿って移動する押圧体32の移動範囲内に設けられている。
As shown in FIG. 5, the
ユーザーが操作ハンドル2を左右方向に動かして、レバー7が周方向(つまり、第二の方向)へ動かされると、支持体62が周方向に動く。すると、押圧体32がケース8の内周面に当接しながら回転する(図5(a))。ユーザーが操作ハンドル2の操作を同方向に継続すると、押圧体32が突起部38に当接する。これにより、クリック機構部31は、ユーザーに対して、操作ハンドル2の左右方向の移動の所定位置で抵抗感を与える。
When the user moves the operation handle 2 in the left-right direction and the
この後、ユーザーが操作ハンドル2の操作を同方向に継続すると、押圧体32は回転しながら、突起部38を押圧する。突起部38が押圧体32により押圧されると、弾性体6の背面側には撓み代となる隙間90が形成されているため、弾性体6が背方に撓み、突起部38も背方に移動する。これにより押圧体32が突起部38を乗り越える(図5(b))。
Thereafter, when the user continues to operate the operation handle 2 in the same direction, the
また、押圧体32が突起部38を乗り越えた瞬間に、押圧体32が被押圧部37に勢いよく衝突する(図5(c))。これによって、クリック機構部31は、ユーザーに対してクリック感を与えるだけでなく、クリック音をも生じさせることができる。
Further, at the moment when the
このように本実施形態のカートリッジ3によれば、ケース8の内周面に形成される収容凹所89に弾性体36が収容される。このため、固定側部材(ケース8)の内側に収容される可動側部材(本実施形態では支持体62)に弾性体6を設ける必要がなく、可動側部材に設けられる部品点数が低減され、部品の小型化や面倒な組み立て作業を要しない。
Thus, according to the
1 水栓本体
13 吐出口
14 カートリッジ収納部
2 操作ハンドル
3 カートリッジ
31 クリック機構部
32 押圧体
36 弾性体
37 被押圧部
38 突起部
4 固定弁体
42 固定盤
5 可動弁体
51 可動盤
53 連通開口
57 ディスクカバー
62 支持体
63 レバー挿通口
64 軸挿入孔
66 凹部
67 支持突起
7 レバー
74 軸部材
75 収容凹所
8 ケース
80 上ケース
84 上開口部
85 基台
89 収容凹所
90 隙間
DESCRIPTION OF
Claims (1)
この固定弁体上に摺接し前記給水口および前記給湯口の開口面積を変化させる可動弁体と、
混合水栓の操作ハンドルに連結されて前記可動弁体を動かすレバーと、
前記固定弁体および前記可動弁体を内部に収容するケースと
を備え、
前記レバーが第一の方向へ動かされることによって前記混合水栓の吐水の流量を調節し、前記レバーが前記第一の方向に交差する第二の方向へ動かされることによって前記混合水栓の吐水の温度を調節するように構成されたシングルレバー混合水栓に用いられるカートリッジであって、
当該カートリッジは、前記レバーが前記第二の方向へ動かされるときに移動方向の所定位置でクリック感を付与するクリック機構部を備えており、
このクリック機構部は、
前記可動弁体に設けられ前記ケースの内周面からなる被押圧部に当接しながら移動する押圧体と、
前記押圧体の移動範囲に設けられ前記ケースの内周面から突出する突起部と
を有しており、
前記被押圧部は、前記ケースの前記内周面に形成される収容凹所に、背面側に収容凹所の底面との間に隙間を介在させた状態で収容される弾性体の内面により構成され、
前記弾性体の前記内面の一部に前記突起部が設けられる
ことを特徴とするシングルレバー混合水栓用カートリッジ。 A fixed valve body having a water supply port and a hot water supply port;
A movable valve body that slides on the fixed valve body and changes an opening area of the water supply port and the hot water supply port;
A lever connected to the operation handle of the mixing faucet to move the movable valve body;
A case for accommodating the fixed valve body and the movable valve body inside,
The lever is moved in a first direction to adjust the flow rate of water discharged from the mixing tap, and the lever is moved in a second direction crossing the first direction to discharge water from the mixing tap. A cartridge used for a single lever mixing faucet configured to adjust the temperature of
The cartridge includes a click mechanism that provides a click feeling at a predetermined position in the moving direction when the lever is moved in the second direction.
This click mechanism is
A pressing body that is provided on the movable valve body and moves while abutting against a pressed portion made of an inner peripheral surface of the case;
A protrusion that is provided in a range of movement of the pressing body and protrudes from an inner peripheral surface of the case;
The pressed portion is configured by an inner surface of an elastic body that is housed in a housing recess formed on the inner peripheral surface of the case with a gap interposed between the back surface and the bottom surface of the housing recess. And
A cartridge for a single lever mixing faucet, wherein the protrusion is provided on a part of the inner surface of the elastic body.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013130052A JP2015004407A (en) | 2013-06-20 | 2013-06-20 | Cartridge for single lever combination faucet |
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JP2013130052A JP2015004407A (en) | 2013-06-20 | 2013-06-20 | Cartridge for single lever combination faucet |
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Family Applications (1)
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2013
- 2013-06-20 JP JP2013130052A patent/JP2015004407A/en active Pending
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