JP2014530514A - 通信端末、通信方法、およびプログラム - Google Patents

通信端末、通信方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の制御装置がある場合に、複数の制御装置によって通信端末を制御することができなかった。【解決手段】本発明による通信端末は、制御装置によって制御される通信端末であって、パケットを識別する情報と、前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段と、受信したパケットに対応する処理を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、前記検索した処理が、前記制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定し、前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う問い合わせ手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークに接続する通信端末、通信方法、およびプログラムに関する。
近年、オープンフロー(OpenFlow)という技術が提案されている。このオープンフローについては、非特許文献1、非特許文献2、また特許文献1、特許文献2に記載されている。オープンフローでは、オープンフロースイッチ(OpenFlow Switch、以下OFS)の機能と、それに対する制御装置であるオープンフローコントローラ(OpenFlow Controller、以下OFC)との通信方法が規定されている。OFSとOFCは、セキュアチャネルと呼ばれる制御パスによって接続される。また、OFSは、単一のOFCによって制御される。
OFSは、内部にフローテーブルを持つ。フローテーブルには、少なくともパケットのフローを識別するためのヘッダフィールドと、パケットに対する処理の組が、エントリとして登録される。パケットを識別するためのヘッダフィールドは、マッチングルールとも呼ばれる。ヘッダフィールドは複数のタプルから構成され、それぞれにワイルドカードを指定できる。ワイルドカードを指定することにより、集合としてフローの範囲を表すことができる。例えば、あるエントリのヘッダフィールドの送信元IP(Internet Protocol)アドレスだけを指定しておき、残りのタプルをワイルドカードに設定したとする。このとき、設定したエントリは、指定したIPアドレスから送信されるすべてのフローの集合を表すことになる。すなわち、指定したIPアドレスから送信されるパケットは、その宛先によらずすべてが設定したエントリに対応する。
また、パケットに対する処理は、アクションとも呼ばれる。アクションには少なくとも、指定ポートへの転送、OFCへの転送、入力ポートへの折り返し転送、廃棄等がある。指定ポートへの転送はパケットの次段のスイッチへの転送に用いられる。OFCへの転送は、主にパケットの処理方法の問い合わせに用いられる。
OFSは、パケットを受信すると、まずフローテーブルを検索する。受信パケットにマッチするエントリが存在する場合には、マッチしたエントリのアクションに従ってパケットを処理する。エントリには優先度を設定することができ、パケットが複数のエントリにマッチする場合には、優先度が最も高いエントリのアクションが適用される。
フローテーブルに受信パケットにマッチするエントリが存在しない場合、OFSは、OFCに対して、受信パケットにどのような処理をするかを問い合わせる。その際、OFSは、セキュアチャネルを介して、パケットの一部または全部をOFCに転送する。処理の問い合わせを受けたOFCは、必要に応じてフローテーブルにエントリを追加し、OFSに処理方法を通知する。
また、特許文献3および特許文献4には、制御機能を有する制御装置と、転送機能を有し、制御装置によって制御されるスイッチとが設けられるネットワークアーキテクチャが開示されている。
特開2011−082834号公報 特開2011−101245号公報 特開2006―135971号公報 特開2006−135975号公報
Nick McKeown ほか7名、OpenFlow: Enabling Innovation in Campus Networks、[2011年6月28日検索]、インターネット<URL: http://www.openflowswitch.org/documents/openflow-wp-latest.pdf> OpenFlow Switch Specification Version 1.0.0 (Wire Protocol 0x01)、2009年12月31日、[2011年8月31日検索]、インターネット<URL: http://www.openflowswitch.org/documents/openflow-spec-v1.0.0.pdf>
非特許文献1、非特許文献2、特許文献1、特許文献2に開示されたオープンフローや、特許文献3や特許文献4に開示されたアーキテクチャは、単一のコントローラによってスイッチの動作が細かく制御されることを前提としたネットワークシステムだといえる。
よって、上記の先行技術文献では、複数のコントローラがある場合に、複数のコントローラによってスイッチを制御することができなかった。
本発明の目的は、上述した課題を解決することが可能な、通信端末、通信方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明による通信端末は、制御装置によって制御される通信端末であって、パケットを識別する情報と、前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段と、受信したパケットに対応する処理を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、前記検索した処理が、前記制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定し、前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う問い合わせ手段と、を備えることを特徴とする。
本発明による通信方法は、パケットを識別する情報と前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段から、受信したパケットに対応する処理を検索するステップと、前記検索した処理が、通信端末を制御する制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定するステップと、前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行うステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、パケットを識別する情報と前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段から、受信したパケットに対応する処理を検索する処理と、前記検索した処理が、通信端末を制御する制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定する処理と、前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、スイッチや通信端末を制御するコントローラまたは制御装置が複数存在する場合であっても、複数のコントローラまたは制御装置によって、スイッチや通信端末を制御することが可能となる。
第1の実施形態による通信装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態による動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による通信システムの構成例を示す図である。 第2の実施形態によるスイッチの構成例を示す図である。 第2の実施形態によるスイッチの構成例を示す図である。 第2の実施形態によるフローテーブルの構成例を示す図である。 第2の実施形態によるエントリ編集コマンドの例を示す図である。 第2の実施形態によるスイッチの構成例を示す図である。 第2の実施形態によるエントリ付加情報の例を示す図である。 第2の実施形態による動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態によるスイッチの構成例を示す図である。 第3の実施形態によるフローテーブルの構成例を示す図である。 第3の実施形態による動作例を示すフローチャートである。 第4の実施形態によるスイッチの構成例を示す図である。 第4の実施形態によるコントローラフローテーブルの構成例を示す図である。 第4の実施形態による動作例を示すフローチャートである。 第4の実施形態による動作例を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1は、本発明の第1の実施形態による通信装置1000の構成例を示している。図1によれば、通信装置1000は、記憶手段1001と、検索手段1002と、問い合わせ手段1003と、を含む。また、通信装置1000は、図示されていない制御装置と接続しているものとする。さらに、通信装置1000は、制御装置によって制御されている。
記憶手段1001は、パケットを識別する情報と、パケットに対する処理とを対応付けて記憶する。
検索手段1002は、パケットを受信した場合に、受信パケットに対応する処理を記憶手段1001から検索する。
問い合わせ手段1003は、検索手段1002が検索した処理が、制御装置に対する問い合わせであった場合に、以下の動作を行う。問い合わせ手段1003は、まず、受信パケットに対応する記憶手段1001のエントリに基づいて、問い合わせを行う制御装置を決定する。続いて、問い合わせ手段1003は、決定した制御装置を宛先として、問い合わせを行う。
[動作]
以下、図2のフローチャートを用いて第1の実施形態の動作について説明する。
まず、検索手段1002は、受信パケットに対応する処理を記憶手段1001から検索する(S1001)。
次に、問い合わせ手段1003は、検索手段1002が検索した処理が、制御装置に対する問い合わせであった場合に、受信パケットに対応する記憶手段1001のエントリに基づいて、問い合わせを行う制御装置を決定する(S1002)。
続いて、問い合わせ手段1003は、S1002で決定した制御装置を宛先として、問い合わせを行う(S1003)。
以上の通り、第1の実施形態では、通信装置1000が記憶手段1001、検索手段1002、問い合わせ手段1003を有するとして説明した。しかしながら、上記の各手段は、通信装置に限らず、通信端末など、その他の通信機器が備えていても良い。
[効果]
以上説明した通り、第1の実施形態によれば、通信装置は、受信パケットの処理問い合わせ先の制御装置を決定して、問い合わせを行っている。その結果、問い合わせを受けた制御装置は、受信パケットに対する処理を決定することができる。従って、第1の実施形態によれば、通信装置を制御する制御装置が複数存在する場合であっても、受信パケットを制御する制御装置を1つに決定することができるため、複数の制御装置による通信装置の制御が可能となる。
[第2の実施形態]
[構成]
図3は、第2の実施形態における通信システム1の構成例を示す図である。通信システム1は、図示されていないネットワークに接続された複数のコントローラ11と、複数のスイッチ12を備えている。図3の例では、コントローラ11は、コントローラ11−A、コントローラ11−B、コントローラ11−C、コントローラ11−Dの4個存在する。以降、特に区別する必要のない限りは、この4個のコントローラをコントローラ11と呼称する。
スイッチ12は、制御パスによって複数のコントローラ11と接続される。コントローラ11は、コントローラ11が制御するスイッチ12と接続され、制御メッセージのやり取りを行う。
図3の例では、スイッチ12は2個存在し、それぞれがコントローラ11−Aとコントローラ11−Bに接続している。また、図3のコントローラ11−Cからコントローラ11−Aと、コントローラ11−Dからコントローラ11−Bの2区間は、破線矢印で接続関係が示されている。これは、あるコントローラが、他のコントローラが制御する通信範囲を制限できても良いことを示している。
図4は、スイッチ12の構成例を示している。図4によれば、スイッチ12は、制御通信手段121と、フローテーブル管理手段122と、フロー識別手段123と、データ処理手段124と、フローテーブル125を備える。
制御通信手段121は、コントローラ11と、フローテーブル管理手段122と、フロー識別手段123と接続される。制御通信手段121は、コントローラ11から制御メッセージを受け取ると、フローテーブル管理手段122に制御指示を送る。フローテーブル管理手段122が制御結果を返すと、制御通信手段121は、必要に応じてコントローラ11に制御メッセージを送る。
図5は、制御通信手段121の構成例を示した図である。図5によれば、制御通信手段121は、コントローラ指定処理問い合わせ手段1211を備える。
コントローラ指定処理問い合わせ手段1211は、パケットの処理内容の問い合わせとコントローラの指定を受け、コントローラへ処理の問い合わせを行う。
フローテーブル管理手段122は、フローテーブル125に記載された情報を管理する。このフローテーブル管理手段122については、後に詳しく説明する。
フロー識別手段123は、データ処理手段124に到着したパケットの属するフローを識別する。フロー識別手段123は、フローテーブル125と接続されている。また、フロー識別手段123は、識別したフローに対する処理をフローテーブル125から検索する。
フローテーブル125は、フローの処理内容を記憶する。フローテーブル125の構成は、例えば図6のようなものである。フローテーブル125のエントリには、少なくとも優先度、マッチングルール、アクションが含まれる。優先度のa、k、n、mは自然数であり、大小関係は、k<n<m<aであるとする。従って、図6の例では、優先度の降順にエントリが並べられている。マッチングルールには、背景技術の項で述べた通り、IPアドレスやMAC(Media Access Control)アドレス等のタプルが記憶されている。アクションには、マッチングルールに適合したパケットをどのように処理するかが記載されている。
第2の実施形態では、マッチングルールに適合したパケットに対して、コントローラを指定して処理を問い合わせるというアクションを登録することができる。例えば、フローAに属するパケットに対しては、コントローラAに処理の問い合わせを行い、フローCに属するパケットに対しては、コントローラBに処理の問い合わせを行う。これにより、例えば、スイッチ12がフローAに属するパケットを受信した場合には、コントローラAに処理を問い合わせるので、コントローラAはフローAに対する操作権限を得ることになる。なお、アクションとしては、背景技術で述べた処理を登録することも可能である。例えば、フローBに属するパケットに対しては、指定のポートへ転送するという処理が行われる。
データ処理手段124は、スイッチ12が接続する他のスイッチ等から、パケットを受信する。データ処理手段124は、パケットを受信すると、パケットの一部分、全部、またはコピーをフロー識別手段123に送信する。フロー識別手段123は、フローテーブル125のエントリとのマッチングを行うことでフローの識別を行い、アクションを出力する。データ処理手段124は、マッチしたエントリのアクションを受信し、パケットの処理を行う。
コントローラ11が、スイッチ12のフローテーブル125のエントリに操作権限を設定する方法について以下に説明する。コントローラ11は、フローテーブル125のエントリの操作をスイッチ12に指示する制御メッセージの付加情報として、操作権限情報を記述する。もしくは、コントローラ11は、制御メッセージとは別に、操作権限を指定する特別なメッセージをスイッチ12に送信しても良い。
図7は、コントローラ11からスイッチ12に送信されるエントリ編集コマンドの一例を示したものである。図7のエントリは、優先度はa、マッチングルールがフローAのパケットに対して、アクションとしてコントローラAに処理を問い合わせることを規定している。コントローラ11は、スイッチ12に図7のエントリを送信して、スイッチ12のフローテーブル125に図7のエントリを設定させる。また、「Others:ReadOnly」の項は、図7のエントリの操作権限を示している。操作権限のターゲットは、コントローラA、B等、個別で指定できても良いし、コントローラのグループで指定できても良い。また、権限を指定するコントローラと他のコントローラの関係を利用したマクロで指定できても良い。図7の例では、権限を指定するコントローラ以外のコントローラからは、読み込みのみ許可することを指定している。図7のエントリ編集コマンドは、その操作権限をコントローラAに与えるものであるので、「Others:ReadOnly」は、コントローラA以外のコントローラは読み込みのみ許可されることを示している。
次に、フローテーブル管理手段122について説明する。図8に示すように、フローテーブル管理手段122は、権限管理・判定手段1221と、エントリ付加情報記憶手段1222と、フローテーブル操作手段1223を備える。
まず、権限管理・判定手段1221は、エントリ操作権限管理・判定手段12211とフロー範囲判定手段12212を備える。エントリ操作権限管理・判定手段12211は、制御通信手段121、フロー範囲判定手段12212、エントリ付加情報記憶手段1222、フローテーブル操作手段1223と接続される。また、フロー範囲判定手段12212は、フローテーブル操作手段1223と接続される。さらに、エントリ付加情報記憶手段1222はフローテーブル操作手段1223と接続される。フローテーブル操作手段1223は、フローテーブル125と接続される。
権限管理・判定手段1221は、図7に示したようなコントローラ11からのエントリの操作要求に対して権限の判定を行い、判定結果に従って処理を行う。
エントリ付加情報記憶手段1222には、フローテーブル125のエントリに対応する権限情報が記憶されている。権限情報としては、例えば、コントローラごとに一意に定まるパーミッションと、所有者情報などが含まれる。
エントリ操作権限管理・判定手段12211は、エントリの操作権限を管理するとともに、コントローラ11からのエントリに対する操作要求に対して操作の可否を判定する。エントリ操作権限管理・判定手段12211は、エントリ操作権限指示手段112からフローテーブル125のエントリに、制御通信手段121を通して操作権限が設定されるとき、エントリ付加情報記憶手段1222に操作権限の情報を記憶する。制御通信手段121を通してコントローラ11がエントリを参照・編集するときは、エントリ操作権限管理・判定手段12211は、エントリ付加情報記憶手段1222の操作権限情報を参照する。さらに、エントリ操作権限管理・判定手段12211は、エントリの編集がマッチングルールの変更を含むときはフロー範囲判定手段12212に問い合わせ、返された判定結果を含めて、操作の可否を判定する。
フロー範囲判定手段12212は、コントローラ11がエントリを登録する際に、コントローラ11による制御の可否を判定する。具体的には、制御を許可されているフロー範囲内に、コントローラ11が制御を要求する範囲が収まっているかを判定する。許可するフロー範囲は、例えば、そのコントローラに問い合わせるアクションを持つエントリのマッチングルールの和集合とすることが考えられる。また、無効化するフロー範囲は、その他のコントローラに問い合わせるアクションを持つ、許可範囲の根拠になったエントリよりも高い優先度のマッチングルールとすることが考えられる。
図9は、フローテーブル125のエントリと、エントリ付加情報記憶手段1223に対応して記憶されているエントリ付加情報の一例を示したものである。図9を用いて、フロー範囲判定手段12212で行う判断の一例を示す。まず、フローテーブルの一列目は優先度、二列目はマッチングルール、三列目はアクションを示している。また、エントリ付加情報の一列目はフローテーブル125の対応するエントリの操作権限、二列目は対応するエントリの所有者を示している。図9の例でも、図6と同様に、優先度の降順にエントリが並べられている。図9の例では、コントローラAは、コントローラBが通信を制御するフローの範囲を制限するものとする。アクションの列の「コントローラ:A」は、スイッチ12が、フローAにマッチするパケットを受信した場合に、コントローラAに対して処理を問い合わせることを意味する。このとき、コントローラBが、フローBというマッチングルールを持つエントリを登録できる条件は、2つある。まず1つは、フローBが示すフローの範囲が、コントローラBに問い合わせるアクションを持つコントローラAのエントリのマッチングルールであるフローCが示すフロー範囲に包含されることである。2つ目は、エントリの優先度の大小関係が、a−n<a−k<aとなることである。
[動作]
図10、図11、図12、図13は、第2の実施形態における、通信システム1の動作を示すフローチャートである。以下、これらのフローチャートを用いて、第2の実施形態の動作について説明する。
図10は、第2の実施形態において、スイッチ12がパケットを受信した際の動作を示すフローチャートである。
まず、データ処理手段124は、ネットワーク上の図示しない他の通信装置からのパケットを受信する(S11)。次に、フロー識別手段123は、受信パケットがフローテーブル125のエントリのマッチングルールにマッチするか否かを判断する(S12)。
受信パケットにマッチするフローテーブル125のエントリが存在する場合、フロー識別手段123は、マッチしたエントリのアクションが、コントローラ指定の処理問い合わせであるか否かを判断する(S13)。
マッチしたエントリのアクションが、コントローラ指定の処理問い合わせであると判断された場合、コントローラ指定処理問い合わせ手段1211は、指定されたコントローラに対する処理問い合わせを行う(S14)。
コントローラ指定の処理問い合わせではないと判断された場合、データ処理手段124は、マッチしたエントリのアクションに従って、パケットを処理する(ステップS16)。データ処理手段124は、例えば、受信パケットを他の通信装置に転送したり、受信パケットを破棄したりする。
S12でパケットがフローテーブルのエントリのマッチングルールにマッチしないと判断された場合、制御通信手段121は、デフォルトとして設定されているコントローラに処理の問い合わせを行う(S15)。
図11および図12は、スイッチ12がコントローラ11からエントリ編集コマンドを受信した際の動作を示すフローチャートである。
まず、制御通信手段121は、コントローラ11からエントリ編集コマンドを受信する(S21)。
続いて、フローテーブル管理手段122は、受信したコマンドが、フローテーブル125にエントリを追加するコマンドであるか否かを判断する(S22)。
S22において、受信したコマンドが、フローテーブルにエントリを追加するコマンドではないと判断された場合、S23の動作が行われる。エントリ操作権限管理・判定手段12211は、エントリ付加情報記憶手段1222に記憶されている権限情報を参照する(S23)。その後、エントリ操作権限管理・判定手段12211は、コマンドを送信したコントローラに編集対象のエントリへの要求操作が許可されているかを判断する(S24)。
S22において、エントリ編集コマンドが、フローテーブルにエントリを追加するコマンドであると判断された場合、S26の処理を行う。S26の処理については後述する。
S24で、編集対象のエントリへの要求操作が許可されていると判断された場合、権限管理・判定手段1221は、S25の処理を行う。権限管理・判定手段1221は、エントリ編集コマンドが、エントリの優先度またはマッチングルールを変更するコマンドであるか否かを判断する(S25)。
また、S24において、エントリ編集コマンドを送信したコントローラに編集対象のエントリへの要求操作が許可されていないと判断された場合、操作コマンドを拒否する(ステップS30)。
S25で、エントリの優先度またはマッチングルールを変更するコマンドであると判断された場合、フロー範囲判定手段12212は、S26の処理を行う。フロー範囲判定手段12212は、エントリ編集コマンドで要求されている変更後のエントリの優先度やマッチングルールが、要求元のコントローラに許可されている範囲内であるか否かを判断する(S26)。
S26で、エントリ編集コマンドで要求されている変更後のエントリの優先度やマッチングルールが、コントローラに許可されている範囲内であると判断された場合、エントリ操作権限管理・判定手段12211は、S27の処理を行う。エントリ操作権限管理・判定手段12211は、エントリ操作権限指定に新規追加があるか、もしくは変更があるか、または新規追加も変更もないかを判断する(S27)。
S27で、エントリ操作権限指定に新規追加または変更があると判断された場合、エントリ操作権限管理・判定手段12211は、S28の処理を行う。エントリ操作権限管理・判定手段12211において、エントリ付加情報記憶手段1222のエントリ操作権限を編集する(ステップS28)。その後、フローテーブル操作手段1223が、操作コマンドを実行する(ステップS29)。また、S27で、エントリ操作権限指定に新規追加または変更がないと判断された場合には、S28の処理を飛ばして、S29の処理が行われる。
コントローラ11は、スイッチ12の管理等のため、スイッチ12に対してフローテーブルを参照するコマンドを送信することができる。以下、このコマンドをフローテーブル参照コマンドと呼ぶ。図13は、スイッチ12がコントローラ11からフローテーブル参照コマンドを受信したときの動作を示すフローチャートである。
まず、スイッチ12は、コントローラ11から、制御通信手段121を介して、フローテーブル参照コマンドを受信する(S31)。
次に、エントリ操作権限管理・判定手段12211は、エントリ付加情報記憶手段1222に記憶されている権限情報を参照する(S32)。
S32の後、エントリ操作権限管理・判定手段12211は、コマンド送信元のコントローラに参照権限があるエントリを抽出する(S33)。
フローテーブル操作手段1223は、S33で抽出したエントリをフローテーブル125から取得する(S34)。
エントリ操作権限管理・判定手段12211において、ステップS32で抽出したエントリに対応するエントリ付加情報を、エントリ付加情報記憶部1222から取得する(S35)。
次に、エントリ操作権限管理・判定手段12211は、S35で取得したエントリ付加情報を複製する(S36)。
さらに、エントリ操作権限管理・判定手段12211は、S36で複製したエントリ付加情報の中の権限情報を、参照を要求するコントローラが持つ権限に変換する(S37)。
最後に、制御通信手段121は、S34で取得したエントリと、S37で変換したエントリ付加情報を、参照を要求するコントローラ11に送信する(S38)。
[効果]
以上説明した通り、第2の実施形態における通信システム1は、フローテーブル125のエントリのアクションとして、コントローラ11のうちいずれかを指定するアクションを用いている。これにより、フロー範囲ごとに、パケットの処理を問い合わせるコントローラを分けることが可能となる。その結果、例えば、ある特定のフローに対して制御するコントローラを1つに定めるような制御が可能になる。
また、スイッチ12は、エントリごとにコントローラ11の権限情報を保持して、フローテーブル125のエントリに対する操作を制限している。これにより、コントローラ11が制御可能なフロー範囲を制限している。従って、異なるコントローラによる制御ポリシの意図しない上書きを防ぐことが可能になる。
以上の動作によって、スイッチ12を、制御範囲と権限範囲を定め、複数のコントローラ11から直接制御することが可能になる。従って、第2の実施形態によれば、スイッチ12を制御するコントローラ11が複数存在する場合であっても、受信パケットを制御するコントローラ11を1つに決定することができるため、複数のコントローラ11によるスイッチ12の制御が可能となる。
[第3の実施形態]
[構成]
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態と比較して、スイッチ12のフローテーブル管理手段122と、フローテーブル225が変更されている。従って、以下では、フローテーブル管理手段122からの変更点に焦点を当てて説明し、第2の実施形態と同様の構成および動作については説明を省略する。
図14は、第3の実施形態によるフローテーブル管理手段222を示すブロック図である。図14によれば、フローテーブル管理手段222は、権限管理・判定手段2221と、フローテーブル操作手段1222を備える。権限管理・判定手段2221は、エントリ操作権限管理・判定手段22211と、フロー範囲判定手段22212を含む。エントリ操作権限管理・判定手段22211は、制御通信手段121と、フロー範囲判定手段12212と、フローテーブル操作手段1222と接続されている。
また、第2の実施形態のフローテーブル管理手段122と比較すると、エントリ付加情報記憶手段1222が削除されている。第3の実施形態では、フローテーブル225が、第2の実施形態のエントリ付加情報記憶手段1222が記憶していた情報を記憶している。図15は、第3の実施形態によるフローテーブル225の一例を示している。図15によれば、フローテーブル225には、第2の実施形態のフローテーブル125が記憶する情報に追加して、権限情報が記憶されている。
[動作]
第3の実施形態によるスイッチ12では、コントローラ11からエントリ編集コマンドを受信時の動作において、エントリ付加情報を参照または編集する必要がある場合には、フローテーブル225を参照または編集すれば良い。
図16は、第3の実施形態によるスイッチ12がフローテーブル参照コマンドを受信した場合の動作を示すフローチャートである。図16に示す動作は、図13の第2の実施形態の動作と比べて、S34以降の動作に違いがある。なお、その他の第2の実施形態と同様の動作については、それぞれ図13と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
エントリ操作権限管理・判定手段22211は、S33とS34によって取得されたエントリを複製する(S236)。
続いて、エントリ操作権限管理・判定手段22211は、S236において複製したエントリが持つ権限情報を、参照を要求するコントローラが持つ権限に変換する(S237)。
最後に、制御通信手段121は、S237で変換したエントリを、参照を要求するコントローラ11に通知する(S238)。
[効果]
第3の実施形態における通信システム1は、第2の実施形態の通信システム1と同様の効果を奏する。すなわち、第3の実施形態によるフローテーブル225のエントリのアクションとして、コントローラ11のうちいずれかを指定するアクションを用いている。これにより、フロー範囲ごとに、パケットの処理を問い合わせるコントローラを分けることが可能となる。その結果、例えば、ある特定のフローに対して制御するコントローラを1つに定めるような制御が可能になる。
また、スイッチ12は、エントリごとにコントローラ11の権限情報を保持して、フローテーブル225のエントリに対する操作を制限している。これにより、コントローラ11が制御可能なフロー範囲を制限している。従って、異なるコントローラによる制御ポリシの意図しない上書きを防ぐことが可能になる。
以上の動作によって、スイッチ12を、制御範囲と権限範囲を定め、複数のコントローラ11から直接制御することが可能になる。従って、第3の実施形態によれば、スイッチ12を制御するコントローラ11が複数存在する場合であっても、受信パケットを制御するコントローラ11を1つに決定することができるため、複数のコントローラ11によるスイッチ12の制御が可能となる。
[第4の実施形態]
[構成]
図17は、本発明の第4の実施形態によるスイッチ32を示している。図17に示されるように、第4の実施形態によるスイッチ32は、制御通信手段321とフローテーブル管理手段322とフローテーブル325が、第2の実施形態と異なっている。なお、その他の構成要素は第2の実施形態および第3の実施形態と同様である。また、第2の実施形態と同様の構成要素については、図4、図5、図8と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
第4の実施形態では、フローテーブル325には、コントローラを指定した処理問い合わせをアクションとして登録できなくても良い。フローテーブル325のアクションに、コントローラを指定した処理問い合わせを登録しない場合について、以下に説明する。
第4の実施形態では、制御通信手段321は、コントローラ指定処理問い合わせ手段1211と、処理問い合わせ先振り分け手段3212と、コントローラフローテーブル3213を備える。また、第4の実施形態では、第2の実施形態と比べて、フローテーブル管理手段322には、処理問い合わせ先管理手段3224が追加されている。
以下、第4の実施形態で新たに追加された要素について説明する。まず、処理問い合わせ先振り分け手段3212は、コントローラ11へのパケットの処理内容の問い合わせに対して、どのコントローラに問い合わせるのかを選択する。また、処理問い合わせ先振り分け手段3212は、コントローラを指定していない処理問い合わせ指示を、コントローラを指定した処理問い合わせ指示に変換する。
図18は、コントローラフローテーブル3213の一例を示している。図18によれば、コントローラフローテーブル3213は、少なくとも優先度と、マッチングルールと、宛先と
なるコントローラの識別子をエントリとして持つ。コントローラの識別子は、コントローラに対して一意に定まるものであればどのようなものでも良い。
また、処理問い合わせ先管理手段3224は、処理問い合わせ先の振り分け基準を管理し、エントリのアクション部分を変換する。
[動作]
図19、図20は、本発明の第4の実施形態におけるスイッチ32の動作を示すフローチャートである。第2の実施形態と同様の動作については、それぞれ図10と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図19は、スイッチ32がパケットを受信した際の動作を示すフローチャートである。まず、スイッチ32は、パケットを受信し、フローテーブルのエントリのマッチングルールにマッチするか否かを判断する(S11、S12)。
S12で、受信パケットがフローテーブルのエントリのマッチングルールにマッチすると判断された場合、フロー識別手段123は、マッチしたマッチングルールのエントリのアクションが、コントローラへの処理問い合わせであるか否かを判断する(S13)。
S13で、マッチしたエントリのアクションが、コントローラへの処理問い合わせであると判断された場合、S317の処理が行われる。処理問い合わせ先振り分け手段3212は、受信パケットの処理を問い合わせるべきコントローラを、コントローラフローテーブル3213を参照して検索する(S317)。具体的には、処理問い合わせ先振り分け手段3212は、受信パケットがマッチしたマッチングルールに対応するコントローラフローテーブル3213のマッチングルールを有するエントリを検索する。処理問い合わせ先振り分け手段3212は、検索したエントリの宛先コントローラを、問い合わせ先として取得する。
次に、処理問い合わせ先振り分け手段3212が、宛先を指定しないコントローラへの処理問い合わせを、検索したコントローラを宛先として指定した処理問い合わせに変換する(S318)。
その後、コントローラ指定処理問い合わせ手段1211は、指定されたコントローラに対する処理問い合わせを行う(S14)。
図20は、スイッチ32がコントローラ11から処理問い合わせ先を指定するエントリの登録を指示されたときの動作を示すフローチャートである。第2の実施形態および第3の実施形態では、エントリの登録指示を受けた場合には、そのままフローテーブルに登録していたが、第4の実施形態では、コントローラフローテーブル3213への登録も必要となる。
まず、制御通信手段321は、コントローラ11から、処理の問い合わせ先を指定するエントリの登録指示を受信する(S341)。
次に、権限管理・判定手段1221は、第2の実施形態と同様に、エントリの権限判定を行う(S342)。
続いて、処理問い合わせ先管理手段3224は、コントローラフローテーブル3213に、マッチングルールをキー、コントローラの識別子をバリューとするエントリを登録し、エントリに優先度を付ける(S343)。
さらに、処理問い合わせ先管理手段3224は、エントリ登録指示中のアクションを、コントローラを指定しない処理問い合わせに置換する(S344)。
最後に、フローテーブル操作手段1223は、フローテーブル325にエントリを登録する(S345)。
[効果]
第4の実施形態における通信システム1は、第2の実施形態および第3の実施形態の通信システム1と同様の効果を奏する。すなわち、第4の実施形態によるフローテーブル325のエントリ中の、コントローラに対する処理問い合わせのアクションに対して、スイッチ32は、問い合わせの宛先となるコントローラがどれであるかをコントローラフローテーブル3213に記憶している。これにより、フロー範囲ごとに、パケットの処理を問い合わせるコントローラを分けることが可能となる。その結果、例えば、ある特定のフローに対して制御するコントローラを1つに定めるような制御が可能になる。
また、スイッチ32は、エントリごとにコントローラ11の権限情報を保持して、フローテーブル325のエントリに対する操作を制限している。これにより、コントローラ11が制御可能なフロー範囲を制限している。従って、異なるコントローラによる制御ポリシの意図しない上書きを防ぐことが可能になる。
以上の動作によって、スイッチ32を、制御範囲と権限範囲を定め、複数のコントローラ11から直接制御することが可能になる。従って、第3の実施形態によれば、スイッチ32を制御するコントローラ11が複数存在する場合であっても、受信パケットを制御するコントローラ11を1つに決定することができるため、複数のコントローラ11によるスイッチ32の制御が可能となる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の各実施形態のスイッチは、通信端末や、その他の通信機器類等に適宜適用することが可能であり、スイッチに限られるものではない。
また、上記の実施形態では、オープンフローを適用したネットワークについて説明したが、これに限られるものではない。オープンフロー以外であっても、制御サーバ等がスイッチの集中管理を行うようなネットワークであれば、適用可能である。
また、上記の実施形態によるスイッチ、またはスイッチと同等の機能を有する通信端末、もしくはその他の通信機器は、その有する機能をハードウェアで実現することも可能である。また、上記の実施形態によるスイッチ、またはスイッチと同等の機能を有する通信端末、もしくはその他の通信機器は、コンピュータと、コンピュータ上で実行されるプログラムとで実現することも可能である。プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られる。このようにコンピュータの動作を制御し、コンピュータを上述の各実施形態におけるスイッチ、またはスイッチと同等の機能を有する通信端末や通信機器として機能させ、前述した処理を行わせる。
さらに、上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
制御装置によって制御される通信端末であって、
パケットを識別する情報と、前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段と、
受信したパケットに対応する処理を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、
前記検索した処理が、前記制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定し、前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う問い合わせ手段と、
を備えることを特徴とする通信端末。
(付記2)
前記第1の記憶手段が記憶する前記パケットに対する処理は、前記制御装置のうち、いずれかを指定して前記パケットに対する処理の問い合わせを行うことを含むことを特徴とする付記1に記載の通信端末。
(付記3)
前記通信端末は、さらに、
前記第1の記憶手段が記憶するエントリに対応する前記制御装置を記憶する第2の記憶手段を備え、
前記問い合わせ手段は、前記問い合わせを行う制御装置を決定する場合に、前記第2の記憶手段を参照する
ことを特徴とする付記1に記載の通信端末。
(付記4)
前記通信端末は、さらに、
前記エントリに対する権限を記憶する第3の記憶手段を備えることを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の通信端末。
(付記5)
前記第1の記憶手段は、さらに、前記エントリに対する権限を前記エントリに対応付けて記憶することを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の通信端末。
(付記6)
前記通信端末は、さらに、
前記制御装置から前記エントリの編集要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定する権限判定手段を備えることを特徴とする付記4または5に記載の通信端末。
(付記7)
前記権限判定手段は、前記エントリの優先度または前記パケットを識別する情報の少なくとも1つに基づいて前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定することを特徴とする付記6に記載の通信端末。
(付記8)
前記権限判定手段は、さらに、
前記制御装置から前記エントリの参照要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの参照の可否を判定することを特徴とする付記6または7に記載の通信端末。
(付記9)
パケットを識別する情報と前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段から、受信したパケットに対応する処理を検索するステップと、
前記検索した処理が、通信端末を制御する制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定するステップと、
前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行うステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。
(付記10)
前記第1の記憶手段が記憶する前記パケットに対する処理は、前記制御装置のうち、いずれかを指定して前記パケットに対する処理の問い合わせを行うことを含むことを特徴とする付記9に記載の通信方法。
(付記11)
前記問い合わせを行う制御装置を決定する場合に、前記第1の記憶手段が記憶するエントリに対応する前記制御装置を記憶する第2の記憶手段を参照する
ことを特徴とする付記9に記載の通信方法。
(付記12)
前記エントリに対する権限を記憶することを特徴とする付記9から11のいずれか1つに記載の通信方法。
(付記13)
前記第1の記憶手段は、さらに、前記エントリに対する権限を前記エントリに対応付けて記憶することを特徴とする付記9から11のいずれか1つに記載の通信方法。
(付記14)
前記制御装置から前記エントリの編集要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定するステップを含むことを特徴とする付記12または13に記載の通信方法。
(付記15)
前記エントリの優先度または前記パケットを識別する情報の少なくとも1つに基づいて前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定することを特徴とする付記14に記載の通信方法。
(付記16)
前記制御装置から前記エントリの参照要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの参照の可否を判定するステップを含むことを特徴とする付記14または15に記載の通信方法。
(付記17)
パケットを識別する情報と前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段から、受信したパケットに対応する処理を検索する処理と、
前記検索した処理が、通信端末を制御する制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定する処理と、
前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記18)
前記第1の記憶手段が記憶する前記パケットに対する処理は、前記制御装置のうち、いずれかを指定して前記パケットに対する処理の問い合わせを行うことを含むことを特徴とする付記17に記載のプログラム。
(付記19)
前記問い合わせを行う制御装置を決定する場合に、前記第1の記憶手段が記憶するエントリに対応する前記制御装置を記憶する第2の記憶手段を参照する
ことを特徴とする付記18に記載のプログラム。
(付記20)
前記エントリに対する権限を記憶することを特徴とする付記17から19のいずれか1つに記載のプログラム。
(付記21)
前記第1の記憶手段は、さらに、前記エントリに対する権限を前記エントリに対応付けて記憶することを特徴とする付記17から19のいずれか1つに記載のプログラム。
(付記22)
前記制御装置から前記エントリの編集要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定する処理を含むことを特徴とする付記20または21に記載のプログラム。
(付記23)
前記エントリの優先度または前記パケットを識別する情報の少なくとも1つに基づいて前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定することを特徴とする付記22に記載のプログラム。
(付記24)
前記制御装置から前記エントリの参照要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの参照の可否を判定する処理を含むことを特徴とする付記22または23に記載のプログラム。
(付記25)
制御装置によって制御されるスイッチであって、
パケットを識別する情報と、前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段と、
受信したパケットに対応する処理を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、
前記検索した処理が、前記制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定し、前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う問い合わせ手段と、
を備えることを特徴とするスイッチ。
(付記26)
前記第1の記憶手段が記憶する前記パケットに対する処理は、前記制御装置のうち、いずれかを指定して前記パケットに対する処理の問い合わせを行うことを含むことを特徴とする付記25に記載のスイッチ。
(付記27)
前記スイッチは、さらに、
前記第1の記憶手段が記憶するエントリに対応する前記制御装置を記憶する第2の記憶手段を備え、
前記問い合わせ手段は、前記問い合わせを行う制御装置を決定する場合に、前記第2の記憶手段を参照する
ことを特徴とする付記25に記載のスイッチ。
(付記28)
前記スイッチは、さらに、
前記エントリに対する権限を記憶する第3の記憶手段を備えることを特徴とする付記25から27のいずれか1つに記載のスイッチ。
(付記29)
前記第1の記憶手段は、さらに、前記エントリに対する権限を前記エントリに対応付けて記憶することを特徴とする付記25から28のいずれか1つに記載のスイッチ。
(付記30)
前記スイッチは、さらに、
前記制御装置から前記エントリの編集要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定する権限判定手段を備えることを特徴とする付記28または29に記載のスイッチ。
(付記31)
前記権限判定手段は、前記エントリの優先度または前記パケットを識別する情報の少なくとも1つに基づいて前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定することを特徴とする付記30に記載のスイッチ。
(付記32)
前記権限判定手段は、さらに、
前記制御装置から前記エントリの参照要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの参照の可否を判定することを特徴とする付記30または31に記載のスイッチ。
(付記33)
制御装置と、
前記制御装置によって制御される通信端末と、
を備える通信システムであって、
前記通信端末は、
パケットを識別する情報と、前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段と、
受信したパケットに対応する処理を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、
前記検索した処理が、前記制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定し、前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う問い合わせ手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。
(付記34)
前記第1の記憶手段が記憶する前記パケットに対する処理は、前記制御装置のうち、いずれかを指定して前記パケットに対する処理の問い合わせを行うことを含むことを特徴とする付記33に記載の通信システム。
(付記35)
前記通信端末は、さらに、
前記第1の記憶手段が記憶するエントリに対応する前記制御装置を記憶する第2の記憶手段を備え、
前記問い合わせ手段は、前記問い合わせを行う制御装置を決定する場合に、前記第2の記憶手段を参照する
ことを特徴とする付記33に記載の通信システム。
(付記36)
前記通信端末は、さらに、
前記エントリに対する権限を記憶する第3の記憶手段を備えることを特徴とする付記33から35のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記37)
前記第1の記憶手段は、さらに、前記エントリに対する権限を前記エントリに対応付けて記憶することを特徴とする付記33から36のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記38)
前記通信端末は、さらに、
前記制御装置から前記エントリの参照 要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定する権限判定手段を備えることを特徴とする付記36または37に記載の通信システム。
(付記39)
前記権限判定手段は、前記エントリの優先度または前記パケットを識別する情報の少なくとも1つに基づいて前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定することを特徴とする付記38に記載の通信システム。
(付記40)
前記権限判定手段は、さらに、
前記制御装置から前記エントリの参照要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの参照の可否を判定することを特徴とする付記38または39に記載の通信システム。
以上、例示的な実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。当業者によって理解されるように、本願特許請求の範囲により定義される本発明の思想および範囲から逸脱することなく形式および詳細について種々の変更を行うことは可能である。
本願は、2011年9月22日出願の日本国特許出願番号2011−207659号に基づく優先権を主張し、それに基づいてなされたものであり、その開示された事項の全ては本願明細書に含まれる。
1 通信システム
11 コントローラ
12、32 スイッチ
121、321 制御通信手段
122、222、322 フローテーブル管理手段
123 フロー識別手段
124 データ処理手段
125、225、325 フローテーブル
1211 コントローラ指定処理問い合わせ手段
1221、2221 権限管理・判定手段
1222 エントリ付加情報記憶手段
1223 フローテーブル操作手段
3212 処理問い合わせ先振り分け手段
3213 コントローラフローテーブル
3224 処理問い合わせ先管理手段
12211、22211 エントリ操作権限管理・判定手段
12212、22212 フロー範囲判定手段

Claims (40)

  1. 制御装置によって制御される通信端末であって、
    パケットを識別する情報と、前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段と、
    受信したパケットに対応する処理を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索した処理が、前記制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定し、前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う問い合わせ手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  2. 前記第1の記憶手段が記憶する前記パケットに対する処理は、前記制御装置のうち、いずれかを指定して前記パケットに対する処理の問い合わせを行うことを含むことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記通信端末は、さらに、
    前記第1の記憶手段が記憶するエントリに対応する前記制御装置を記憶する第2の記憶手段を備え、
    前記問い合わせ手段は、前記問い合わせを行う制御装置を決定する場合に、前記第2の記憶手段を参照する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  4. 前記通信端末は、さらに、
    前記エントリに対する権限を記憶する第3の記憶手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の通信端末。
  5. 前記第1の記憶手段は、さらに、前記エントリに対する権限を前記エントリに対応付けて記憶することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の通信端末。
  6. 前記通信端末は、さらに、
    前記制御装置から前記エントリの編集要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定する権限判定手段を備えることを特徴とする請求項4または5に記載の通信端末。
  7. 前記権限判定手段は、前記エントリの優先度または前記パケットを識別する情報の少なくとも1つに基づいて前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定することを特徴とする請求項6に記載の通信端末。
  8. 前記権限判定手段は、さらに、
    前記制御装置から前記エントリの参照要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの参照の可否を判定することを特徴とする請求項6または7に記載の通信端末。
  9. パケットを識別する情報と前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段から、受信したパケットに対応する処理を検索するステップと、
    前記検索した処理が、通信端末を制御する制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定するステップと、
    前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行うステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  10. 前記第1の記憶手段が記憶する前記パケットに対する処理は、前記制御装置のうち、いずれかを指定して前記パケットに対する処理の問い合わせを行うことを含むことを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
  11. 前記問い合わせを行う制御装置を決定する場合に、前記第1の記憶手段が記憶するエントリに対応する前記制御装置を記憶する第2の記憶手段を参照する
    ことを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
  12. 前記エントリに対する権限を記憶することを特徴とする請求項9から11のいずれか1つに記載の通信方法。
  13. 前記第1の記憶手段は、さらに、前記エントリに対する権限を前記エントリに対応付けて記憶することを特徴とする請求項9から11のいずれか1つに記載の通信方法。
  14. 前記制御装置から前記エントリの編集要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定するステップを含むことを特徴とする請求項12または13に記載の通信方法。
  15. 前記エントリの優先度または前記パケットを識別する情報の少なくとも1つに基づいて前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定することを特徴とする請求項14に記載の通信方法。
  16. 前記制御装置から前記エントリの参照要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの参照の可否を判定するステップを含むことを特徴とする請求項14または15に記載の通信方法。
  17. パケットを識別する情報と前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段から、受信したパケットに対応する処理を検索する処理と、
    前記検索した処理が、通信端末を制御する制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定する処理と、
    前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 前記第1の記憶手段が記憶する前記パケットに対する処理は、前記制御装置のうち、いずれかを指定して前記パケットに対する処理の問い合わせを行うことを含むことを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記問い合わせを行う制御装置を決定する場合に、前記第1の記憶手段が記憶するエントリに対応する前記制御装置を記憶する第2の記憶手段を参照する
    ことを特徴とする請求項18に記載のプログラム。
  20. 前記エントリに対する権限を記憶することを特徴とする請求項17から19のいずれか1つに記載のプログラム。
  21. 前記第1の記憶手段は、さらに、前記エントリに対する権限を前記エントリに対応付けて記憶することを特徴とする請求項17から19のいずれか1つに記載のプログラム。
  22. 前記制御装置から前記エントリの編集要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定する処理を含むことを特徴とする請求項20または21に記載のプログラム。
  23. 前記エントリの優先度または前記パケットを識別する情報の少なくとも1つに基づいて前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定することを特徴とする請求項22に記載のプログラム。
  24. 前記制御装置から前記エントリの参照要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの参照の可否を判定する処理を含むことを特徴とする請求項22または23に記載のプログラム。
  25. 制御装置によって制御されるスイッチであって、
    パケットを識別する情報と、前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段と、
    受信したパケットに対応する処理を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索した処理が、前記制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定し、前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う問い合わせ手段と、
    を備えることを特徴とするスイッチ。
  26. 前記第1の記憶手段が記憶する前記パケットに対する処理は、前記制御装置のうち、いずれかを指定して前記パケットに対する処理の問い合わせを行うことを含むことを特徴とする請求項25に記載のスイッチ。
  27. 前記スイッチは、さらに、
    前記第1の記憶手段が記憶するエントリに対応する前記制御装置を記憶する第2の記憶手段を備え、
    前記問い合わせ手段は、前記問い合わせを行う制御装置を決定する場合に、前記第2の記憶手段を参照する
    ことを特徴とする請求項25に記載のスイッチ。
  28. 前記スイッチは、さらに、
    前記エントリに対する権限を記憶する第3の記憶手段を備えることを特徴とする請求項25から27のいずれか1つに記載のスイッチ。
  29. 前記第1の記憶手段は、さらに、前記エントリに対する権限を前記エントリに対応付けて記憶することを特徴とする請求項25から28のいずれか1つに記載のスイッチ。
  30. 前記スイッチは、さらに、
    前記制御装置から前記エントリの編集要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定する権限判定手段を備えることを特徴とする請求項28または29に記載のスイッチ。
  31. 前記権限判定手段は、前記エントリの優先度または前記パケットを識別する情報の少なくとも1つに基づいて前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定することを特徴とする請求項30に記載のスイッチ。
  32. 前記権限判定手段は、さらに、
    前記制御装置から前記エントリの参照要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの参照の可否を判定することを特徴とする請求項30または31に記載のスイッチ。
  33. 制御装置と、
    前記制御装置によって制御される通信端末と、
    を備える通信システムであって、
    前記通信端末は、
    パケットを識別する情報と、前記パケットに対する処理とを対応付けてエントリとして記憶する第1の記憶手段と、
    受信したパケットに対応する処理を前記第1の記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索した処理が、前記制御装置に対する問い合わせである場合に、前記受信したパケットに対応する前記第1の記憶手段が記憶する前記エントリに基づいて、前記問い合わせを行う制御装置を決定し、前記決定した制御装置を宛先とする問い合わせを行う問い合わせ手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  34. 前記第1の記憶手段が記憶する前記パケットに対する処理は、前記制御装置のうち、いずれかを指定して前記パケットに対する処理の問い合わせを行うことを含むことを特徴とする請求項33に記載の通信システム。
  35. 前記通信端末は、さらに、
    前記第1の記憶手段が記憶するエントリに対応する前記制御装置を記憶する第2の記憶手段を備え、
    前記問い合わせ手段は、前記問い合わせを行う制御装置を決定する場合に、前記第2の記憶手段を参照する
    ことを特徴とする請求項33に記載の通信システム。
  36. 前記通信端末は、さらに、
    前記エントリに対する権限を記憶する第3の記憶手段を備えることを特徴とする請求項33から35のいずれか1つに記載の通信システム。
  37. 前記第1の記憶手段は、さらに、前記エントリに対する権限を前記エントリに対応付けて記憶することを特徴とする請求項33から36のいずれか1つに記載の通信システム。
  38. 前記通信端末は、さらに、
    前記制御装置から前記エントリの参照 要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定する権限判定手段を備えることを特徴とする請求項36または37に記載の通信システム。
  39. 前記権限判定手段は、前記エントリの優先度または前記パケットを識別する情報の少なくとも1つに基づいて前記制御装置による前記エントリの編集の可否を判定することを特徴とする請求項38に記載の通信システム。
  40. 前記権限判定手段は、さらに、
    前記制御装置から前記エントリの参照要求を受けた場合に、前記エントリに対する権限を参照して、前記制御装置による前記エントリの参照の可否を判定することを特徴とする請求項38または39に記載の通信システム。
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