JP2014528817A - 反射インピーダンス変調を使用する埋込可能医療デバイスシステムのための閉ループ充電器 - Google Patents

反射インピーダンス変調を使用する埋込可能医療デバイスシステムのための閉ループ充電器 Download PDF

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ダニエル アガシ
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    • A61N1/378Electrical supply
    • A61N1/3787Electrical supply from an external energy source

Abstract

外部充電器とIPG(埋込可能パルス発生器)のような埋込可能医療デバイスとの間の閉ループ充電を提供するための開示するシステムは、反射インピーダンス変調の使用、すなわち、IPGの充電コイルのインピーダンスの変調から生じる反射を外部充電器において測定することによる使用を伴う。充電中に、IPGの充電コイルは、周期的にパルスを発生して充電コイルのインピーダンスを変調する。これらのパルスの結果として外部充電器に発生するコイル電圧の変化ΔVの大きさが評価され、外部充電器とIPGの間の結合の指標として外部充電器の制御回路によって使用される。外部充電器は、ΔVの大きさに従ってその出力電力(例えば、Icharge)を調節し、従って、IPGからの結合パラメータを遠隔測定する必要なく閉ループ充電を達成する。【選択図】図5

Description

〔関連出願への相互参照〕
本出願は、引用により組み込まれる2011年10月13日出願の米国特許仮出願番号第61/546,871号及び2012年9月10日出願の米国特許出願番号第13/608,666号に対する優先権を主張するものである。
本出願は、2011年10月13日出願の米国特許仮出願番号第61/546,850号明細書に関連する。
本発明は、埋込可能医療デバイスシステムに使用するための無線外部充電器に関する。
埋込可能刺激デバイスは、心不整脈を治療するペースメーカー、心細動を治療する除細動器、難聴を処置する蝸牛刺激器、盲目を処置する網膜刺激器、協働四肢運動を引き起こす筋肉刺激器、慢性疼痛を処置する脊髄刺激器、運動障害及び精神障害を治療する脳皮質及び脳深部刺激器、及び尿失禁、睡眠時無呼吸、肩亜脱臼などを治療する他の神経刺激器のような様々な生物学的疾患を治療するために電気刺激を発生させてこれらを体内神経及び組織へ送出するデバイスである。以下の説明は、一般的に、米国特許第6,516,227号明細書に開示するような「脊髄刺激(SCS)」システム内の本発明の使用に着目することになる。しかし、本発明は、あらゆる埋込可能医療デバイスシステムに適用性を見出すことができる。
図1A〜図1Cに示すように、SCS(脊髄刺激)システムは、一般的に「埋込可能パルス発生器(IPG)」100を含み、これは、例えば、チタンのような導電材料で形成された生体適合デバイスケース30を含む。ケース30は、一般的に、IPG(埋込可能パルス発生器)が機能するのに必要な回路及びバッテリ26を保持するが、外部RFエネルギを通じて及びバッテリなしにIPG(埋込可能パルス発生器)に給電することができる。電極106が電極アレイ110を形成するように、1つ又はそれよりも多くの電極リード(2つのこのようなリード102及び104を図示)を通じてIPG(埋込可能パルス発生器)100を電極106に結合する。電極106は、同じく各電極に結合された個々の信号ワイヤ112及び114を収容する可撓性本体108上に担持される。例示的な実施形態において、リード102上にE1〜E8とラベル付けした8つの電極と、リード104上にE9〜E16とラベル付けした8つの電極とがあるが、リード及び電極の数は、用途固有のものであり、従って、変化させることができる。リード102、104は、例えばエポキシを含むことができる非導電性ヘッダ材料36内に固定されたリードコネクタ38a及び38bを使用してIPG(埋込可能パルス発生器)100に結合する。
図1Cの断面に示すように、IPG(埋込可能パルス発生器)100は、一般的に、プリント基板(PCB)16を含む電子基板アセンブリをPCB(プリント基板)16に装着された様々な電子構成要素20と共に含み、電子構成要素20の一部は後に説明する。2つのコイル(より一般的に、アンテナ)、すなわち、外部コントローラ(図示せず)へ/からデータを送信/受信するために使用するテレメトリコイル13と、外部充電器50(以下で更に説明する)を使用してIPG(埋込可能パルス発生器)のバッテリ26を充電又は再充電するための充電コイル18とが、一般的にIPG(埋込可能パルス発生器)100に存在している。この例では、テレメトリコイル13及び充電コイル18は、米国特許公開第2011/0112610号明細書に開示されているようにケース30内にある。(図1Bは、2つのコイル13及び18を見やすくするためにケース30が取り除かれたIPG(埋込可能パルス発生器)100を示す。)しかし、テレメトリコイル13はまた、IPG(埋込可能パルス発生器)100(図示せず)のヘッダ36内に装着することができる。
図2は、上述の外部充電器50と通信するIPG(埋込可能パルス発生器)100を示している。外部充電器50を使用して、IPG(埋込可能パルス発生器)100に無線で電力を伝達し、この電力を使用してIPG(埋込可能パルス発生器)のバッテリ26を再充電することができる。外部充電器50からの電力送信は、コイル(アンテナ)17によって可能になる。IPG(埋込可能パルス発生器)100のような外部充電器50は、PCB(プリント基板)70も収容し、その上に電子構成要素72が置かれる。ここでもまた、これらの電子構成要素72の一部は以下に説明する。タッチ可能ボタン、並びに恐らくディスプレイ及びスピーカを含むユーザインタフェース74は、患者又は臨床医が外部充電器50を作動させることを可能にする。バッテリ76は、外部充電器50に電力を供給し、このバッテリ76は、それ自体も再充電することができる。外部充電器50はまた、壁コンセントからAC電力を受け入れることができる。ユーザの手に適合するような大きさにされた手で保持可能なケース77は、構成要素の全てを収容する。
外部充電器50からIPG(埋込可能パルス発生器)100への電力送信は、無線で及び誘導結合を通じて患者の組織25を通して経皮的に行われる。図3は、このような機能性を実施するために使用する回路の詳細を示している。外部充電器50のコイル17は、一定の非データ変調AC電流Ichargeにより充電回路122を通じて励起され、AC磁気充電場を生成する。この磁場は、IPG(埋込可能パルス発生器)100内の充電コイル18に電流を含み、その電流は、恐らく図示のように充電及びバッテリ保護回路134を通じてDCレベルまで整流され(132)、バッテリ26を充電するのに使用される。磁気充電場の周波数は、恐らく80kHzかその付近とすることができる。このようにしてバッテリ26を充電する時に、外部充電器50のケース77は、患者の組織25に触れるのが一般的であるが、これは厳密には必須ではない。
IPG(埋込可能パルス発生器)100はまた、反射インピーダンス変調を使用して充電中に外部充電器50にデータを通信して戻すことができ、これは、時に「負荷シフトキーイング(LSK)」として当業技術で公知である。IPG(埋込可能パルス発生器)100からのこのようなバックテレメトリは、バッテリ26の容量、即ち充電が終了して外部充電器50が停止することができるか否かのような充電に関する有用なデータを外部充電器50に提供することができる。
IPG(埋込可能パルス発生器)100の制御回路140は、バッテリ電圧Vbatをモニタし、LSK(負荷シフトキーイング)モジュール155の支援によってLSK(負荷シフトキーイング)データを生成する。制御回路140は、例えば、マイクロコントローラを含むことができ、かつアナログからデジタル(A/D)変換回路に関連付けられてバッテリ電圧を処理して解釈することができる。LSK(負荷シフトキーイング)モジュール155は、好ましくは、制御回路140においてソフトウエアとして作動し、受電バッテリ電圧を評価して、適切な時に適切なLSK(負荷シフトキーイング)データを生成する。このようなLSK(負荷シフトキーイング)データを線99に沿ってビットの直列ストリングとして負荷トランジスタ141及び142のゲートに送る。LSK(負荷シフトキーイング)データは、トランジスタ141及び142の状態を変調し、それは、次に、コイル18のインピーダンスを変調する。LSK(負荷シフトキーイング)データ=1の時に、トランジスタ141及び142は、オン(短絡)であり、これは、コイル18の各端部を接地に短絡させる。LSK(負荷シフトキーイング)データ=0の時に、トランジスタはオフ(開)である。コイル18のインピーダンスはまた、コイル18と直列の単一トランジスタによって変調することができ、コイル18は、点線に示すようにコイルを開くことによってインピーダンスを変調する。
充電コイル18のこのような変調は、外部充電器50において検出可能である。コイル17及び18の間の相互インダクタンスにより、コイル18のインピーダンスのいずれの変化も、充電電流Ichargeを駆動するのにコイル17に必要な電圧Vcoilに影響を与え、コイル18を短絡させた場合(LSK(負荷シフトキーイング)データ=1)、Vcoilが増加してIchargeを維持し、短絡させない場合(LSK(負荷シフトキーイング)データ=0)、Vcoilは減少する。この意味では、コイル18のインピーダンス変調は、「反射して」送信コイル17に戻り、こうしてデータは、たとえ従来の意味では送信されていなくても、IPG(埋込可能パルス発生器)100から外部充電器50に「送信」されると言える。例示的シーケンス(LSK(負荷シフトキーイング)データ=01010)の送信から生じる例示的Vcoil波形は、図3の下面に示されており、磁場の〜80kHz周波数によって変調される時のデータ状態を示している。
Vcoil波形を復調回路123において処理して、送信LSK(負荷シフトキーイング)データを回復する。確実に検出されるためには、送信「0」(Vcoil0)と「1」(Vcoil1)状態の間のコイル電圧の差(ΔV)は、実際に、復調器123に固有の閾値電圧Vt1よりも大きくしなければならない。回路の特殊性に応じて、Vt1は、例えば、50mVから100mVに及ぶかなり小さくなる可能性があり、LSK(負荷シフトキーイング)送信に対して適切なビット誤り率に基づいて統計的に判断することができる。
適切な作動を行うことができるように、復調ビットの直列ストリームは、次に、外部充電器50において作動する制御回路144に受け入れられる。制御回路144は、例えば、マイクロコントローラを更に含むことができる。例えば、ビットの交互ストリームを受け入れる場合(01010101...)、これは、IPG(埋込可能パルス発生器)100のバッテリ26が満杯であり、従って、充電を中止することができると制御回路144が解釈することができる。このような場合には、制御回路144は、磁気充電場の生成を一時停止する(すなわち、Ichargeを0に設定する)ことができ、ユーザにその事実を知らせることができる(グラフ表示、可聴ビープ音、又は他のインジケータにより)。
LSK(負荷シフトキーイング)テレメトリは、反射の原理に基づいて機能するので、LSK(負荷シフトキーイング)データは、外部充電器が実行中でありかつ磁気充電場を生成している時の期間中にIPG(埋込可能パルス発生器)100から外部充電器50に通信することができるに過ぎない。
誘導結合を電力送信に使用する時に生じる問題は、外部充電器50のコイル17及び18とIPG(埋込可能パルス発生器)100との間の結合に関するものである。結合は、一般的に、外部充電器50の送信コイル17において費やす電力をIPG(埋込可能パルス発生器)100のコイル18で受け入れる程度を含む。一般的に、コイル17及び18の間の結合をできるだけ高くすることが望ましく、結合が高くなれば高くなるほど、外部充電器50において最小の電力消費でIPG(埋込可能パルス発生器)バッテリ26の充電は速くなる。これは、IPG(埋込可能パルス発生器)バッテリ26を十分充電するのに外部充電器50において高い電力放出(すなわち、高Icharge)を必要とすることになるので、弱い結合は不利である。高い電力の使用は、外部充電器50のバッテリ76(もしある場合)を消耗させ、更に重要なことには、外部充電器50を熱くし、場合によっては患者を火傷させるか又は傷つける可能性がある。
結合は、外部充電器50及びIPG(埋込可能パルス発生器)100に使用する材料、並びに環境に固有の材料の透磁率のような多くの変数に依存する。結合はまた、図4A〜図4Dに示すように、外部充電器50及びIPG(埋込可能パルス発生器)100の相対位置の影響を受ける。最も良く結合するためには、図4Aに示すように、コイル17及び18が巻かれた軸線が、平行かつ共線にあり、コイル17及び18が互いにできるだけ近い(d1)ことが好ましい。距離d1は、外部充電器50とIPG(埋込可能パルス発生器)100の間の深さを示し、外部充電器が全体的に患者の組織25に置かれ、かつIPG(埋込可能パルス発生器)100を特定の深さで埋込んだ場合にほぼ一定である。これらの理想的な条件からの偏差は、図4B〜図4Dに示すように、一般的に結合を低下させることになる。例えば、図4Bでは、コイル軸線17’及び18’が共線になく、横方向にオフセットされる(x)。図4Cでは、コイル軸線17’及び18’は平行でなく、これらの間の角度はθである。図4Dでは、コイル軸線17’及び18は平行かつ共線にあるが、IPG(埋込可能パルス発生器)100は比較的深い(d2)。
米国特許仮出願番号第61/546,850号明細書 米国特許第6,516,227号明細書 米国特許公開第2011/0112610号明細書 米国特許公開第2011/0087307号明細書
これらの非理想的な場合の4B〜4Dのいずれにおいても、結合は低下することになり、これは、外部充電器50が、IPG(埋込可能パルス発生器)のバッテリ26の同じ充電率を達成するためにより多くの電力を出力する必要がある(例えば、Ichargeをより高くする必要がある)ことを意味する。閉ループ充電システムにおいて、外部充電器50とIPG(埋込可能パルス発生器)100の間の結合の相対的な程度が評価され、相応に出力電力を変更するのに使用される。従来のシステムは、この結合を異なる方法で定量化していた。1つの手法では、結合を示すデータは、IPG(埋込可能パルス発生器)100において読み取られ、ここでもまた相応にその出力電力を調節することができる外部充電器50にテレメトリ的に戻される。米国特許公開第2011/0087307号明細書を参照されたい。しかし、この手法は、システムに付加的な複雑性を追加する。本出願人は、実施することが容易であり、従って、閉ループ充電システムの改善をもたらし、IPG(埋込可能パルス発生器)からの結合パラメータのテレメトリに依存しない外部充電器/IPG(埋込可能パルス発生器)システムにおいて結合を定量化する新しい方法を見出した。
埋込可能医療デバイス、具体的には埋込可能パルス発生器(IPG)の図である。 埋込可能医療デバイス、具体的には埋込可能パルス発生器(IPG)の図である。 埋込可能医療デバイス、具体的には埋込可能パルス発生器(IPG)の図である。 IPG(埋込可能パルス発生器)と外部充電器の間の無線リンクを示す図である。 IPG(埋込可能パルス発生器)に電力を供給するためのかつ反射インピーダンス変調を使用して外部充電器にデータを遠隔測定して充電を制御するためのIPG(埋込可能パルス発生器)及び外部充電器の両方における回路を示す図である。 様々な向きに対するIPG(埋込可能パルス発生器)と外部充電器の間のアラインメント及び結合を示す図である。 反射インピーダンス変調を使用して結合情報を提供する改善されたIPG(埋込可能パルス発生器)/外部充電器システムのための回路、及び特に結合の指標としてコイル電圧の差(ΔV)の使用を示す図である。 ΔV(及びVcoil)がIPG(埋込可能パルス発生器)に対する外部充電器の位置の関数として変化する方法を示す試験データを示す図である。 複数の比較器を使用してΔVを検出するための外部充電器の代替回路を示す図である。 結合を示すためにΔV及びVcoilの両方を検出及び使用するための外部充電器の代替回路を示す図である。
以下の説明は、脊髄刺激(SCS)システム内での本発明の使用に関する。しかし、本発明は、そのように限定されるものでなく、あらゆるタイプの埋込可能医療デバイスシステムと共に使用することができることを理解しなければならない。
外部充電器とIPG(埋込可能パルス発生器)のような埋込可能医療デバイスとの間で閉ループ充電を行うための開示するシステムは、反射インピーダンス変調の使用、すなわち、IPG(埋込可能パルス発生器)の充電コイルのインピーダンスの変調から生じる反射を外部充電器において測定することによる使用を伴う。「背景技術」に示すように、「負荷シフト」キーイング(LSK)テレメトリが、データを外部充電器に送って充電を制御することができるように、反射インピーダンス変調がレガシーシステムにおいて使用された。しかし、本発明の開示の技術は、データ送信を伴わないが、同じLSK(負荷シフトキーイング)ハードウエアの一部を使用することができる。充電中に、IPG(埋込可能パルス発生器)の充電コイルは、周期的にパルスを発生して充電コイルのインピーダンスを変調する。これらのパルスの結果として外部充電器に発生するコイル電圧の変化(ΔV)の大きさが評価され、外部充電器とIPG(埋込可能パルス発生器)の間の結合の指標として外部充電器の制御回路によって使用される。外部充電器は、ΔVの大きさに従ってその出力電力(例えば、Icharge)を調節し、従って、IPG(埋込可能パルス発生器)から結合パラメータを遠隔測定する必要なく閉ループ充電を達成する。
このような機能性を有する外部充電器150/IPG(埋込可能パルス発生器)200システムの改善は、図5に概略的に示されている。IPG(埋込可能パルス発生器)200から始めて、基本ハードウエアは、以前に説明したIPG(埋込可能パルス発生器)100と変わらないままである。以前と同様に、LSK(負荷シフトキーイング)モジュール155は、線99上のシリアルデータビットの放出から始めて、充電中にバッテリ26の電圧(Vbat)をモニタし、必要な時にLSK(負荷シフトキーイング)データを遠隔測定して外部充電器に戻す。しかし、IPG(埋込可能パルス発生器)200に対して新規であるのは、結合モジュール156であり、これも、LSK(負荷シフトキーイング)モジュール155のように、好ましくは、制御回路140においてソフトウエアとして作動する。磁気充電場の受け入れ中に、結合モジュール156は、周期的に結合パルスを線99上に放出し、トランジスタ141及び142のインピーダンスを変調する。図示のように、これらの結合パルスは、論理「1」パルスの周期的放出(これは、接地に充電コイル18を短絡させる)の後にパルスのない長い期間(すなわち、線99は「0」に設定される)を含むことができる。
結合パルスのタイミングは、変更することができるが、一例では、結合パルスは、2msの継続時間(td)及び200msの周期(tp)を有する。tdとtpの間のこの関係は、1%の時間について充電コイル18を短絡させるに過ぎないことを意味し(従って、バッテリ再充電のための電力を受け入れることができない)、この時間は、バッテリ26を再充電するのに必要な時間を有意に延ばさないことに注意しなければならない。これらのタイミングパラメータの両方は、充電セッションの進行を通して修正することができる。
LSK(負荷シフトキーイング)データと異なり、結合モジュール156が放出する結合パルスは、それ自体はデータではない。これらは、外部充電器150において評価可能な反射を生成する目的のために充電コイル18のインピーダンスを時々変調して、外部充電器150及びIPG(埋込可能パルス発生器)200の結合を推測するようになっているに過ぎない。結合パルスは、これらが外部充電器150において間違って解釈されないように、LSK(負荷シフトキーイング)データの予想構造と明らかに異なることが好ましい。例えば、「背景技術」で上述したように、充電を一時停止するための正常なLSK(負荷シフトキーイング)データが交互論理状態(01010...)を含む場合に、単一結合パルスの後に長期にわたってパルスがない(実際上、1000000000...)のは、外部充電器150を制御するためのデータとして復調器123において間違って解釈される可能性は低い。
結合パルスによって外部充電器150においてVcoilに生成する反射が、図5に示されている。この例では、Vcoilは、以前と同様に復調器123において評価され、LSK(負荷シフトキーイング)テレメトリを解読し、相応に充電を制御することができる。しかし、Vcoilは、この実施形態において、個別の結合検出回路160において追加的に評価される。結合検出回路160は、ΔVの大きさ、すなわち、反射「1」及び「0」結合パルスの間の電圧差を評価する。
ΔVの大きさが、外部充電器のコイル17とIPG(埋込可能パルス発生器)200の充電コイル18との間の結合を示し、ΔVが、結合が改善される時に増加し、結合が悪化する時に減少することに本発明者は注目した。これは、図6に示されており、図6は、ΔVに対して様々な一定の曲線を示すベンチ試験データを示している。(実際には、これらの曲線は、3次元のほぼ半球形である。)この例では、IPG(埋込可能パルス発生器)200を患者の組織25の下に0.5cmの深さで埋め込み、かつ完全に平坦に埋め込まれると仮定する。同様に示されているのは、IPG(埋込可能パルス発生器)200に対する外部充電器150の可能な位置(点線による)である。点Zは、外部充電器のコイル17の中心をマークつけし、一般的に、IPG(埋込可能パルス発生器)200に対する外部充電器150の位置を示すのに使用される。
同様に図6に示されているのは、IPG(埋込可能パルス発生器)のバッテリ26が受け入れる充電電流Ibatを示す様々な領域である。各領域は、点Zが領域内に位置するように外部充電器150が移動する時に、得られるIbatを反映する。予想されるように、この実験データは、Ibat>65mAの最内領域に見られるように、点Z(すなわち、外部充電器150)がIPG(埋込可能パルス発生器)200の近くでこれに対して中心にある時にIbatが最も高いことを示している。点Zがより遠くなり、又は横方向にシフトすると、結合は悪化し、Ibatは低下し始める。たとえIPG(埋込可能パルス発生器)200が、一般的に患者の組織25の設定深さ(ここでは0.5cm)に埋め込まれ、たとえ外部充電器150が一般的にその組織と接触するとしても、図6では、その深さが変化する時に、すなわち、埋込深さが変化する場合又は充電器と組織の間の距離が変化する場合に、充電性能を理解するために他の深さでバッテリ充電電流領域を考慮することは有用である。
図5に戻ると、結合検出器160は、ΔVの大きさを外部充電器150の制御回路144に提供し、外部充電器150は、次に、充電回路122を制御して、コイル17を通じて提供された充電電流(Icharge)を調節する。このような制御は、制御回路144の適切なプログミングによって影響される可能性がある。例えば、制御回路は、Ichargeに対して望ましい大きさを有するΔV値に関連付けられたテーブルを収容することができる。テーブルから判断されるIchargeは、制御バス105に沿って充電回路に示すことができる。ΔVとIchargeの間の関係の特性は、当業者が見ることができるように実験的に又はシミュレーション又は計算により判断することができる。例えば、図6に示すデータのような試験データは、この点に関して有用である可能性がある。更に、このようなテーブルは、装着手順中に個々の患者に対して調節することができ、その場合、テーブルは、外部充電器150の製造後にプログラマブルであると考えられる。このような個人的調節は、各患者のIPG(埋込可能パルス発生器)200の特異性に基づくと有益である。例えば、図6において仮定されたように患者のIPG(埋込可能パルス発生器)200を0.5cmの深さで完全に平坦に埋込んだとは、実際の患者において仮定することはできない。非常に深いインプラントを有する患者において、テーブルに格納されて特定のIchargeに対応するΔV値は、比較的小さくしなければならない場合がある。
ΔVが比較的小さく(所定の患者に対して)、結合が弱く、従って、IPG(埋込可能パルス発生器)200のバッテリ26を充電するのに比較的長時間かかることを示す場合に、Ichargeは増加される。Ichargeは、AC変動信号であるので、その信号の大きさは、そのピーク電圧、そのピーク間電圧、そのrms値などによってあらゆる従来の方式でDC的に定められる。Ichargeが増加することで、IPG(埋込可能パルス発生器)のバッテリ26をより迅速に充電して弱い結合を補償することになるより大きな磁気充電場をもたらす。
それに反して、ΔVが比較的大きく、結合が良好であることを示す場合に、Ichargeは、必要に応じて減少させることができる。Ichargeが減少することで、IPG(埋込可能パルス発生器)のバッテリ26をよりゆっくり充電することになり、Ichargeの減少は、一般的にそれ自体望ましくない。しかし、Ichargeが減少することはまた、外部充電器150の温度の低下のような他の利益をもたらすことができる。磁気充電場は、これらの構成要素の導電性構造において渦電流を誘導し、従って、誘導充電技術は、外部充電器及びインプラントの両方を加熱する傾向があることは公知である。検査を受けないままの場合及び制御されないままの場合に、これらの構成要素は、患者が不快に感じ又は組織損傷を起こすところまで加熱する可能性がある。従って、開示するシステムは、結合が十分に高く、比較的高磁場が必要でない場合に、磁気充電場の大きさを低減することができることによって利益を得る。図5に示すように、外部充電器に設けられた温度センサ103(例えば、熱電対)は、外部充電器温度Tの指標を制御回路144に提供することができ、Ichargeは、報告された温度T、並びに結合検出器160によって報告されたΔVの大きさに従って制御することができる。例えば、ΔVが比較的高く、良好な結合を示すが、Tが比較的低い場合に、制御回路144は、充電回路122に情報を提供して、比較的高いレベルにIchargeを維持することができる。しかし、ΔVが比較的高く、Tが比較的高い場合に、制御回路144は、充電回路122を制御して、Ichargeの減少に努め、より高い温度に関する問題を緩和することができる。
Icharge及び従って磁気充電場の強度の調節は、磁気充電場の提供中に定期的に行うことができ、例えば、磁場の強度は、新しい値(ΔV1、ΔV2、ΔV3など)が結合検出器160によって判断される時にリアルタイムで調節することができる。磁場の強度が調節される時に、ΔVは、Ichargeを増減する異なる量を示すことができることに注意しなければならない。従って、制御回路144にアクセス可能なテーブルは、多次元とすることができ、ΔVから判断し、かつIchargeの電流レベルから判断する時に適切なIchargeを更に示すことができる。
検出器回路160は、当業者が認めるようにあらゆる数の方法に実施することができる。検出器回路160は、Vcoil波形をデジタル的にサンプリングするためのかつ結果を処理して正確なΔV値を得るための例えばA/Dコンバータ回路(図示せず)を含むことができる。ΔVの大きさは、用途に応じて変化することになるが、一例では、150mVから1Vを超えるまでに及ぶ場合がある。検出器回路160は、一部の数の受電ΔV値(ΔV1、ΔV2、ΔV3など)を時間と共に平均して、ΔVデータにおいて「スパイク」の影響を受けにくい外部充電器150を提供することができる。結合検出器160は、制御回路144を含み又はそれと一体化することができ、制御回路144はまた、当業者が理解するように、外部充電器150において他の制御機能を実施することができる。更に、結合検出器160は、LSK(負荷シフトキーイング)データを識別するために使用する復調器123とは別個のものとして示されているが、これらの2つの回路ブロックは、少なくとも部分的に一体化することができる。例えば、復調器123及び結合検出器160の両方は、Vcoil波形をサンプリングするために使用するフロントエンドA/Dコンバータ回路を共有することができる。
結合検出器160のための代替構造が図7に示されている。この例では、検出器160は、複数の比較器に分かれ、各々は、ΔVが特定の閾値(Vta、Vtb、Vtcなど)を超えるか否かを判断する。比較器の各々は、制御回路144にイエス/ノー決定を出し、制御回路144は、次に、結果を解釈し、充電回路122を制御する方法、すなわち、コイル17を貫流するIchargeを調節する方法を判断することができる。この方式は、実際には、ΔV決定を一連の範囲(ΔV<Vta、Vta<ΔV<Vtbなど)に量子化し、これは、Ichargeを同様に量子化することを可能にする。充電電流の制御の量子化も、ソフトウエアにおいても達成することができ、従って、図5の回路も、これを達成することができる。
図8は、図5の外部充電器150/IPG(埋込可能パルス発生器)200システムの修正を示している。この場合に、結合は、結合検出器160におけるΔV及びVcoilの両方の大きさに鑑みて判断される。この修正の理論的根拠は、上述の一定のΔV曲線に加えてVcoilに対しても一定の曲線を示す図6に示している。Vcoilは、AC変動信号であるので、その信号の大きさは、そのピーク電圧、そのピーク間電圧、そのrms値などによってあらゆる従来の方式でDC的に定められる。ΔVは、一般的にIPG(埋込可能パルス発生器)200との結合が改善される時に増加するが、Vcoilは、一般的にIPG(埋込可能パルス発生器)との結合が改善される時に減少することを図6において注意しなければならない。
これらの曲線の形状の知識を使用して、外部充電器150とIPG(埋込可能パルス発生器)200の間の結合を更に良く理解し、従って、閉ループ様式でIchargeをより良く制御することができる。制御回路144は、従って、ΔV及びVcoil値を有するバッテリ充電電流Ibatに関する結合情報171を用いてプログラムされ、その情報は、ここでもまた、例えば図6の曲線のタイプを使用して判断することができる。情報171は、一般的に、上述の制御回路144におけるプログラムされたテーブルに類似している可能性があるが、この場合には、このような情報170は、より高度かつ多変数である。結合検出器160が、ΔV及びVcoilの大きさの両方を制御回路144に報告する時に、情報171を問い合わせて、IPG(埋込可能パルス発生器)200をもたらすIbatの仮定値を判断することができる。結合を示すIbat自体に対するその値は、次に、Ichargeに対する適切な値を判断するために使用することができ、これは、ここでもまた、制御バス105に沿って充電回路122に報告される。ΔV及びVcoilの両方を考慮することにより、外部充電器150とIPG(埋込可能パルス発生器)200の間の結合のより正確な図が出現し、その図は、次に、Ichargeをより正確に設定することを可能にする。
アラインメントパルス(Vcoil1)の提供中又はパルス(Vcoil0)間の期間中にVcoilを考慮するかは、図8では特に大事ではなく、Vcoil0及びVcoil1に関連付けられたΔVも考慮されるので、いずれも、Vcoilの大きさを表すものとして使用することができる。
本発明の開示のこの時点までは、データがない周期的結合パルスは、IPG(埋込可能パルス発生器)200において変調を提供し、外部充電器150において反射、すなわち、開示した閉ループ充電技術によりΔVを(及び場合によってはVcoilも)評価することができる反射を提供すると仮定した。しかし、ΔV(及びVcoil)はまた、異なる構造を使用して集めることができる。例えば、結合パルスのみを評価する代わりに、結合検出器160は、実際のLSK(負荷シフトキーイング)データ、すなわち、それ以外に復調器123での解読を意図したデータの送信から生じる反射を評価することができる。これは、LSK(負荷シフトキーイング)データが十分な規則性を有するIPG(埋込可能パルス発生器)200から送られ、開示した技術に従って結合を検出するための手段としても機能するような場合には、特に有用な変形例と考えられる。バッテリ容量の定期的報告は、LSK(負荷シフトキーイング)データ及び結合情報の両方を外部充電器150における同じ反射から集めることができる1つのこのような事例とすることができる。更に、たとえ実際のLSK(負荷シフトキーイング)データを使用しなくても、単一の周期的結合パルス以外の構造も、必要な反射を生成するために使用することができる。
外部充電器150のコイル17は、結合検出器160に個別に接続され、コイル17の両端を結合検出器160に受け入れると仮定した。しかし、これは、厳密には必須ではなく、代わりに、結合検出器160において、コイル17の単一端を受け入れることができる。
コイル電圧(ΔV及び/又はVcoil)を評価して結合決定を行うと仮定されてきたが、これは、厳密には必須ではなく、代わりにコイルの他の電気パラメータを評価することもできる。例えば、他の実施形態において、充電回路122が生成するVcoilを固定することができ、Vcoilは、IPG(埋込可能パルス発生器)200のコイル18のインピーダンスを変調すると、コイル17を通る充電電流Ichargeを変化させると考えられる。従って、技術を修正して、コイル(ΔIcharge及び/又はIコイル)を通る電流をモニタし、結合決定を行うことができる。更に、コイル電気パラメータ(例えば、電圧又は電流)も、結合検出器160に示される前に処理、スケーリング、調節、又は緩和することができる。検出のこれらの手段のいずれも、関連電気パラメータ又はその変化の「評価」を含む。
磁気充電場を使用して電力を供給し、IPG(埋込可能パルス発生器)200のバッテリ26を充電すると同様に仮定されてきた。しかし、IPG(埋込可能パルス発生器)200は、バッテリ26を収容する必要はなく、代わりに外部充電器150を使用して連続電力を供給し、IPG(埋込可能パルス発生器)200を作動させることができる。
最後に、本明細書に開示する閉ループ充電技術は、ΔVを(及び場合によってはVcoilも)使用して外部充電器とIPG(埋込可能パルス発生器)の間のアラインメントを判断かつ示している上述の同時に出願された出願と共に使用することができる。
本発明の特定の実施形態を図示して説明したが、上記説明は、本発明をこれらの実施形態に限定するように考えられていないことを理解しなければならない。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々な変形及び修正を行うことができることは、当業者には明らかであろう。従って、本発明は、特許請求の範囲によって定めるような本発明の精神及び範囲に含めることができる代替物、修正物、及び均等物を包含するように意図している。
26 バッテリ
150 外部充電器
155 LSK(負荷シフトキーイング)モジュール
156 結合モジュール
200 IPG(埋込可能パルス発生器)

Claims (33)

  1. 埋込可能医療デバイスのための外部充電器であって、
    前記埋込可能医療デバイスに電力を供給するための磁場を生成するためのコイルと、
    前記コイルの電気パラメータを受け入れるための検出器であって、該検出器が、該電気パラメータの変化の少なくとも大きさを判断し、該変化が前記埋込可能医療デバイスによって誘発される前記検出器と、
    前記コイルに結合され、少なくとも前記変化の前記大きさに従って前記磁場の強度を制御する充電回路と、
    を含むことを特徴とする外部充電器。
  2. 前記検出器は、前記変化の少なくとも前記大きさを閾値と比べることによって前記変化の少なくとも前記大きさを判断することを特徴とする請求項1に記載の外部充電器。
  3. 前記検出器は、A/Dコンバータを含むことを特徴とする請求項1に記載の外部充電器。
  4. 前記検出器は、前記外部充電器のための制御回路を含むことを特徴とする請求項1に記載の外部充電器。
  5. 前記コイルの前記電気パラメータを復調することによって前記埋込可能医療デバイスから送信されたデータを判断する復調器を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の外部充電器。
  6. 前記充電回路は、前記コイルを通るAC電流を制御することによって前記磁場の前記強度を制御することを特徴とする請求項1に記載の外部充電器。
  7. 前記充電回路は、前記変化の少なくとも前記大きさを前記検出器に対してアクセス可能な結合情報と比べることによって前記磁場の前記強度を制御することを特徴とする請求項1に記載の外部充電器。
  8. 前記結合情報は、結合パラメータと前記電気パラメータの変化の少なくとも大きさとの間の関係を示す計算データ、シミュレーションデータ、又は実験データを含むことを特徴とする請求項7に記載の外部充電器。
  9. 前記検出器は、前記電気パラメータの大きさを更に判断し、
    前記充電回路は、少なくとも前記変化の前記大きさ及び前記電気パラメータの前記大きさに従って前記磁場の前記強度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の外部充電器。
  10. 前記電気パラメータは、電圧を含むことを特徴とする請求項1に記載の外部充電器。
  11. 前記電気パラメータは、電流を含むことを特徴とする請求項1に記載の外部充電器。
  12. 埋込可能医療デバイスと外部充電器と含むシステムであって、
    前記埋込可能医療デバイスは、
    電力を埋込可能医療デバイスに供給するための磁場を受け入れるための第1のコイルと、
    前記磁場の受け入れ中に前記第1のコイルのインピーダンスを変調するための少なくとも1つのスイッチと、を備え、
    前記外部充電器は、
    前記磁場を生成するための第2のコイルと、
    前記第2のコイルの電気パラメータを受け入れるための検出器であって、該検出器が、前記第1のコイルの前記インピーダンスの変調によって生じた該電気パラメータの変化の少なくとも大きさを判断する前記検出器と、
    前記コイルに結合され、少なくとも前記変化の前記大きさに従って前記磁場の強度を制御する充電回路と、を備える、
    ことを特徴とするシステム。
  13. 前記埋込可能医療デバイスは、2つのスイッチを含み、
    前記スイッチの各々が、前記第1のコイルの前記インピーダンスを変調するために該第1のコイルの端部を接地する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  14. 前記少なくとも1つのスイッチは、前記第1のコイルと直列に結合されることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  15. 前記少なくとも1つのスイッチは、前記磁場の受け入れ中に周期的にパルス駆動されることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  16. 前記埋込可能医療デバイスは、再充電可能バッテリを更に含み、
    前記磁場は、前記バッテリを再充電するための電力を供給する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  17. 前記検出器は、前記変化の少なくとも前記大きさを閾値と比べることによって前記変化の少なくとも前記大きさを判断することを特徴とする請求項12に記載の外部充電器。
  18. 前記検出器は、A/Dコンバータを含むことを特徴とする請求項12に記載の外部充電器。
  19. 前記検出器は、前記外部充電器のための制御回路を含むことを特徴とする請求項12に記載の外部充電器。
  20. 前記外部充電器は、復調器を更に含み、
    前記少なくとも1つのスイッチは、前記外部充電器に送られるデータに応答し、
    前記復調器は、前記磁場の生成中に前記データを復調する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の外部充電器。
  21. 前記充電回路は、前記コイルを通るAC電流を制御することによって前記磁場の前記強度を制御することを特徴とする請求項12に記載の外部充電器。
  22. 前記充電回路は、前記変化の少なくとも前記大きさを前記検出器に対してアクセス可能な結合情報と比べることによって前記磁場の前記強度を制御することを特徴とする請求項12に記載の外部充電器。
  23. 前記結合情報は、結合パラメータと前記電気パラメータの変化の少なくとも大きさとの間の関係を示す計算データ、シミュレーションデータ、又は実験データを含むことを特徴とする請求項22に記載の外部充電器。
  24. 前記検出器は、前記電気パラメータの大きさを更に判断し、
    前記充電回路は、少なくとも前記変化の前記大きさ及び前記電気パラメータの前記大きさに従って前記磁場の前記強度を制御する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の外部充電器。
  25. 前記電気パラメータは、電圧を含むことを特徴とする請求項12に記載の外部充電器。
  26. 前記電気パラメータは、電流を含むことを特徴とする請求項12に記載の外部充電器。
  27. 外部充電器から埋込可能医療デバイスに電力を供給する方法であって、
    外部充電器の第2のコイルから磁場を供給する段階と、
    前記外部充電器から前記磁場を受け入れながら、前記埋込可能医療デバイスの第1のコイルのインピーダンスを変調する段階と、
    前記第1のコイルの前記インピーダンスを変調することによって生じた前記外部充電器の前記第2のコイルの電気パラメータの変化の少なくとも大きさを判断する段階と、
    前記変化の少なくとも前記大きさに従って前記第2のコイルによって供給される前記磁場の強度を調節する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  28. 前記第1のコイルの前記インピーダンスは、該第1のコイルを短絡させることによって変調されることを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 前記第1のコイルの前記インピーダンスは、該第1のコイルを開にすることによって変調されることを特徴とする請求項27に記載の方法。
  30. 前記第1のコイルの前記インピーダンスは、周期的に変調されることを特徴とする請求項27に記載の方法。
  31. 前記第1のコイルの前記インピーダンスを変調する段階は、データを前記外部充電器に送信することを特徴とする請求項27に記載の方法。
  32. 前記外部充電器の前記第2のコイルの前記電気パラメータの少なくとも大きさを判断する段階と、
    少なくとも前記変化の前記大きさ及び前記電気パラメータの前記大きさに従って前記第2のコイルによって供給される前記磁場の前記強度を調節する段階と、
    を更に含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  33. 前記埋込可能医療デバイスは、バッテリを含み、
    前記受け入れた磁場を使用して前記バッテリを再充電する段階、
    を更に含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
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