JP2014525169A - ルーマおよびクロマブロックのためのvlc係数コーディング - Google Patents

ルーマおよびクロマブロックのためのvlc係数コーディング Download PDF

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Abstract

本開示では、ビデオデータのブロックのための変換係数をコーディングするための技法について説明する。これらの技法によれば、ビデオコーダ(ビデオエンコーダまたはビデオデコーダ)は、ビデオデータのブロックがルーマブロックであるかクロマブロックであるかを判断する。ビデオデータのブロックがルーマブロックである場合、ビデオコーダは、コード番号cnとスケーリングファクタの値とに基づいてVLCテーブルインデックス値を適応的に更新する。しかしながら、ビデオデータのブロックがクロマブロックである場合、ビデオコーダは、コード番号cnに基づいて、スケーリングファクタを使用することなしに、VLCテーブルインデックス値を適応的に更新する。ビデオコーダは、更新されたVLCテーブルインデックス値を使用して、ビデオデータのブロックを符号化または復号するために使用される複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択する。

Description

本出願は、その各々の内容全体が参照により本明細書に組み込まれる、以下の米国仮出願の優先権を主張する。
2011年6月29日に出願された米国仮出願第61/502,794号、および
2011年10月27日に出願された米国仮出願第61/552,346号。
本開示は、ビデオコーディングおよび圧縮に関する。より詳細には、本開示は、ビデオデータの1つまたは複数のブロックのための変換係数を符号化するために可変長コーディング(VLC)を使用する技法を対象とする。
エントロピー符号化は、ビデオデータを圧縮するためにビデオコーディングにおいて広く採用されている方法である。エントロピー符号化のいくつかの態様によれば、ビデオエンコーダは、変換係数の1次元ベクトルを生成するために、画像のピクセルを表す変換係数の2次元行列を走査する。多くの適用例では、ビデオエンコーダは、有利には、ビデオデータをさらに圧縮するために変換係数を量子化する方法を採用する。ビデオデコーダはビデオデータを復号する。復号プロセスの一部として、ビデオデコーダは、変換係数の2次元行列を再構成するために変換係数の1次元ベクトルを走査する。
1つまたは複数の例の詳細は、添付の図面および以下の説明に記載されている。本発明の他の特徴、目的、および利点は、これらの説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになろう。
概して、本開示では、ビデオデータをコーディングするための技法、特にビデオコーディングプロセス中に変換係数を走査することに関する技法について説明する。いくつかの例では、ビデオエンコーダは、エントロピー符号化中に生成される量子化変換係数アレイに関連する様々な可能な値を表すために可変長コード(VLC:variable length code)を使用するように構成される。そのような場合、符号化プロセスの中間ステップは、メモリ中に記憶された少なくとも1つの値を使用することに依拠する。本開示では、ビデオデータのVLCコーディングを実装するために必要とされるメモリリソースを最小限に抑えるかまたは低減するための方法について説明する。
1つまたは複数の例の詳細は、添付の図面および以下の説明に記載されている。本発明の他の特徴、目的、および利点は、これらの説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになろう。これらの例のうちのいくつかに従って、8×8よりも大きいサイズのクロマブロックのための専用コーディング方式について説明する。
一実施形態は、ビデオデータのブロックがルーマブロックであるのかクロマブロックであるのかを最初に判断することによって、ビデオデータのブロックをコーディングする方法を含む。ビデオデータのブロックがルーマブロックである場合、コード番号cnに基づいて複数のVLCテーブルからVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値と、スケーリングファクタの値との両方が適応的に更新される。一方、ビデオデータのブロックがクロマブロックである場合、VLCテーブルインデックス値は、コード番号cnに基づいて適応的に更新され、スケーリングファクタは使用されない。
別の実施形態は、上記の例の方法または本明細書で開示する他の技法を実行するために使用され得る、コンピューティングデバイスのプロセッサ、または特にエンコーダまたはデコーダを含む。他の実施形態は、プロセッサにそのような方法を実行させるための命令を記憶するコンピュータ可読媒体を含む。
本開示の技法に従って動作するように構成されたビデオ符号化および復号システムの一例を示すブロック図。 本開示の技法に従って動作するように構成されたビデオエンコーダの一例を示すブロック図。 本開示の技法に従って動作するように構成されたビデオデコーダの一例を示すブロック図。 本開示の1つまたは複数の態様に一致する、ビデオデータのブロックをコーディングする方法の一例を示す表。 本開示の1つまたは複数の態様に一致する、ビデオデータのブロックをコーディングする方法の一例を示す流れ図。
概して、本開示では、ビデオデータをコーディングするための技法について説明する。より詳細には、本開示では、ビデオコーディングプロセス中に変換係数を走査することに関する技法について説明する。符号化ビデオデータは、一般に、予測データと残差データとを含む。ビデオエンコーダは、イントラ予測モードまたはインター予測モードを使用して予測データを生成する。イントラ予測は、概して、あるピクチャのビデオブロックを、同じピクチャの隣接する、前にコーディングされたブロックに対して予測することを伴う。インター予測は、概して、あるピクチャのブロックを、前にコーディングされたピクチャのデータに対して予測することを伴う。
マクロブロックは、ITU H.264規格および他の規格によって定義されているビデオブロックの1つのタイプである。マクロブロックは一般に16×16データブロックを指す。ITU−T H.264規格は、ルーマ成分については16×16、8×8、または4×4、およびクロマ成分については8×8など、様々なブロックサイズのイントラ予測をサポートし、ならびにルーマ成分については16×16、16×8、8×16、8×8、8×4、4×8および4×4、およびクロマ成分については対応するスケーリングされたサイズなど、様々なブロックサイズのインター予測をサポートする。たとえば、ITU−T H.264は9つのイントラ予測モードを提供するが、HMは少なくとも34個のイントラ予測モードを提供する。
新生のHEVC規格は、ビデオブロックのための新しい用語を定義している。特に、HEVCでは、ビデオブロック(またはそのパーティション)は差し支えなく「コーディングユニット」と呼ばれる。HEVC規格では、最大コーディングユニット(LCU)が4分木区分方式に従ってますます小さいコーディングユニット(CU)に分割され、その方式において定義されている様々なCUは、さらに、いわゆる予測ユニット(PU)および/または変換ユニット(TU)に区分され得る。LCU、CU、PU、およびTUは、すべて本開示の趣旨内のビデオブロックである。HEVC規格または他のビデオコーディング規格に一致する、他のタイプのビデオブロックも潜在的に使用され得る。したがって、「ブロック」という句は、任意のサイズのビデオブロックを指す。さらに、ビデオブロックは、ピクセル領域中のビデオデータのブロック、または離散コサイン変換(DCT)領域、DCTと同様の領域、ウェーブレット領域などの変換領域中のデータのブロックを時々指す。さらに、本明細書で説明するデータのブロックは、ルーマブロック、サブサンプリングされたクロマブロック、または、ルーマブロックと2つのサブサンプリングされたクロマブロックとの両方を指し得る。
現在、HEVCテストモデルでは、8×8よりも大きいブロックのための専用係数コーディング方式は、ルーマブロックにのみ適用される。クロマブロックについて、8×8よりも大きいブロックのために利用可能なおよび専用の係数コーディング方式はない。8×8よりも大きいクロマブロックをコーディングするために、8×8ブロック用と同じ係数コーディング方式を使用して、そのブロック中の走査順序による最初の64個の係数のみが保たれ、コーディングされる。切り捨てが生じたことにより、有意なデータの損失が生じることがある。クロマデータ損失を低減するかまたは除去する目的で、本開示では、8×8よりも大きいサイズのクロマブロックのための専用コーディング方式について説明する。
イントラ予測またはインター予測の後に、ビデオエンコーダはブロックの残差値を計算する。この残差値は、概して、ブロックの予測データとブロックの真値との間の差に対応する。ブロックの残差値をさらに圧縮するために、残差値は、(「エネルギー」とも呼ばれる)できるだけ多くのデータをできるだけ少数の係数に構成する変換係数のセットに変換され得る。変換係数は、元のブロックと同じサイズである係数の2次元行列に対応する。言い換えれば、元のブロック中のピクセルとちょうど同数の変換係数がある。ただし、変換により、変換係数の多くは、0に等しい値を有し得る。
ビデオエンコーダは、量子化変換係数を表すために必要とされるデータの量を低減するためにさらにビデオデータを圧縮するために、しばしば変換係数を量子化する。量子化の後に、ビデオエンコーダは、変換係数を走査して、量子化変換係数を含む2次元行列から1次元ベクトルを生成する。ビデオエンコーダは、場合によっては、走査の前または後に0に等しいいくつかの係数を設定する。
ビデオエンコーダは、データをなお一層圧縮するために、得られたアレイをエントロピー符号化する。いくつかの例では、ビデオエンコーダは、たとえば、コンテキスト適応型可変長コーディング(CAVLC)を使用して、アレイの様々な可能な量子化変換係数を表すために可変長コード(VLC)を使用するように構成される。他の例では、ビデオエンコーダは、たとえば、コンテキスト適応型バイナリ算術コーディング(CABAC)を使用して、得られた量子化係数を符号化するためにバイナリ算術コーディングを使用するように構成される。他の例では、ビデオエンコーダは、得られた量子化係数を符号化するために確率間隔区分エントロピーコード(PIPE)を使用するように構成される。
本開示では、ビデオコーディングプロセス中に変換係数を走査することに関する技法について説明する。本技法は、ビデオ符号化および/または復号を実行するように構成されたビデオエンコーダ/デコーダ(コーデック)と処理ユニットとを含む、ビデオ符号化ユニットとビデオ復号ユニットの両方に適用可能である。「ビデオコーディングユニット」または「ビデオコーディングデバイス」への言及は、ビデオデータの符号化、復号、または符号化と復号の両方が可能なユニットまたはデバイスを指すことを理解されたい。
図1は、本開示の技法を実装するように構成され得る例示的なビデオ符号化および復号システム100を示すブロック図である。図1に示すように、システム100は、通信チャネル115を介して符号化ビデオを宛先デバイス106に送信するソースデバイス102を含む。ソースデバイス102および宛先デバイス106は、広範囲のデバイスのうちのいずれかを備える。場合によっては、ソースデバイス102および宛先デバイス106は、いわゆるセルラーまたは衛星無線電話などのワイヤレス通信デバイスハンドセットを備える。しかしながら、ビデオデータの変換係数の符号化および復号に一般に適用される本開示の技法は、必ずしもワイヤレス適用例または設定に限定されるとは限らず、ビデオ符号化および/または復号能力を含む多種多様な非ワイヤレスデバイスに潜在的に適用可能である。
図1の例では、ソースデバイス102は、ビデオソース120と、ビデオエンコーダ122と、変調器/復調器(モデム)124と、送信機126とを含む。宛先デバイス106は、受信機128と、モデム130と、ビデオデコーダ132と、ディスプレイデバイス134とを含む。本開示によれば、ソースデバイス102のビデオエンコーダ122は、(たとえば、各々が表示された画像のピクセルに対応する)変換係数を表す1次元ベクトルへの変換係数の2次元行列を含むビデオデータのブロックの変換係数を走査する。本開示のいくつかの実施形態によれば、ビデオエンコーダ122は、ビデオデータのブロックの第1の複数の係数を適応的に走査し、ブロックの第2の複数の係数のために固定走査を使用する。たとえば、第1の複数の変換係数について、ビデオエンコーダ122は、ビデオデータの少なくとも1つの前に符号化されたブロックの変換係数が走査された順序に応じて、第1の複数の変換係数が走査される順序を適応的に変更する。たとえば、ビデオエンコーダ122は、他の前に符号化されたブロック中の同じ位置における係数が非0係数である頻度に基づいて、変換係数が走査される順序を変更する。第2の複数の変換係数について、ビデオエンコーダ122は、ビデオデータの少なくとも1つの前に符号化されたブロックの走査順序に応じて、第2の複数の変換係数が走査される順序を適応的に変更しない。代わりに、ビデオエンコーダ122は、エンコーダによって符号化されるビデオデータの複数のブロックのために同じ走査順序を使用して第2の複数の係数を走査する。
宛先デバイス106のビデオデコーダ132はまた、逆変換係数復号を実行するように構成され得る。それらの状況下で、ビデオデコーダ132は、変換係数の2次元行列を再構成するために、ビデオデータのブロックを表す変換係数の1次元ベクトルの係数を変換係数の2次元行列内の位置にマッピングする。
図1の図示のシステム100は例にすぎない。本開示の変換係数符号化および復号技法は任意の符号化デバイスまたは復号デバイスによって実行され得る。ソースデバイス102および宛先デバイス106は、そのような技法をサポートすることができるコーディングデバイスの例にすぎない。
この例では、ソースデバイス102のビデオエンコーダ122は、ビデオソース120から受信したビデオデータを符号化する。ビデオソース120は、ビデオカメラなどのビデオキャプチャデバイス、以前にキャプチャされたビデオを含んでいるビデオアーカイブ、またはビデオコンテンツプロバイダからのビデオフィードを備える。さらなる代替として、ビデオソース120は、場合によっては、ソースビデオとしてのコンピュータグラフィックスベースのデータ、またはライブビデオとアーカイブビデオとコンピュータ生成ビデオとの組合せを生成する。場合によっては、ビデオソース120がビデオカメラである場合、ソースデバイス102および宛先デバイス106は、いわゆるカメラ付き携帯電話またはビデオ付き携帯電話を形成する。各場合において、キャプチャされたビデオ、以前にキャプチャされたビデオまたはコンピュータ生成ビデオは、ビデオエンコーダ122によって符号化される。
例示的なシステム100では、ビデオデータがビデオエンコーダ122によって符号化されると、符号化されたビデオ情報は、たとえば、符号分割多元接続(CDMA)あるいは他の通信規格または技法などの通信規格に従ってモデム124によって変調され、送信機126を介して宛先デバイス106に送信される。モデム124は、信号変調のために設計された様々なミキサ、フィルタ、増幅器または他の構成要素を含む。この例の送信機126は、増幅器、フィルタ、および1つまたは複数のアンテナを含む、データを送信するために設計された回路を含む。宛先デバイス106の受信機128はチャネル115を介して情報を受信し、モデム130は情報を復調する。同じく、ビデオデコーダ132によって実行されるビデオ復号プロセスは、ビデオエンコーダ122によって実行される符号化技法と同様の(たとえば、逆)復号技法を含む。
本開示のいくつかの態様によれば、通信チャネル115は、無線周波数(RF)スペクトルまたは1つもしくは複数の物理的伝送線路など、任意のワイヤレスまたはワイヤード通信媒体、あるいはワイヤレス媒体とワイヤード媒体の任意の組合せを備える。そのような場合、通信チャネル115は、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、またはインターネットなどのグローバルネットワークなど、パケットベースネットワークの一部を形成する。通信チャネル115は、概して、ビデオデータをソースデバイス102から宛先デバイス106に送信するための好適な任意の通信媒体、または様々な通信媒体の集合を表す。
この場合も、図1は例にすぎず、本開示の技法は、必ずしも符号化デバイスと復号デバイスとの間のデータ通信を含むとは限らないビデオコーディング設定(たとえば、ビデオ符号化またはビデオ復号)に適用可能である。他の例では、データがローカルメモリから取り出されること、ネットワークを介してストリーミングされることなどが行われ得る。符号化デバイスがデータを符号化し、メモリに記憶し、および/または復号デバイスがメモリからデータを取り出し、復号する。多くの場合、符号化および復号は、互いに通信しないが、単にメモリにデータを符号化し、および/またはメモリからデータを取り出し、復号する無関係なデバイスによって実行される。
図1には示されていないが、いくつかの態様では、ビデオエンコーダ122およびビデオデコーダ132は、それぞれオーディオエンコーダおよびオーディオデコーダと統合され得、場合によっては、共通のデータストリームまたは別個のデータストリーム中のオーディオとビデオの両方の符号化を処理するために、適切なMUX−DEMUXユニット、または他のハードウェアおよびソフトウェアを含むことができる。適用可能な場合、MUX−DEMUXユニットは、ITU H.223マルチプレクサプロトコル、またはユーザデータグラムプロトコル(UDP)などの他のプロトコルに準拠し得る。
ビデオエンコーダ122およびビデオデコーダ132のいずれかまたは両方は、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ディスクリート論理、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアまたはそれらの任意の組合せとして実装され得る。ビデオエンコーダ122およびビデオデコーダ132の各々は潜在的に1つまたは複数のエンコーダまたはデコーダ中に含まれ、それらのいずれも潜在的に複合エンコーダ/デコーダ(コーデック)の一部としてそれぞれのモバイルデバイス、加入者デバイス、ブロードキャストデバイス、サーバなどに統合される。
場合によっては、デバイス102、106は、実質的に対称的に動作するように構成され得る。たとえば、デバイス102、106の各々は、場合によっては、ビデオ符号化および復号構成要素を含む。したがって、システム100は、たとえば、ビデオストリーミング、ビデオ再生、ビデオブロードキャスト、またはビデオテレフォニーのためのビデオデバイス102とビデオデバイス106との間の一方向または双方向のビデオ送信をサポートすることができる。
符号化プロセス中に、ビデオエンコーダ122は、いくつかのコーディング技法または演算を実行する。概して、ビデオエンコーダ122は、ビデオブロックを符号化するために、個々のビデオフレーム(またはスライスなどの他の独立してコーディングされたユニット)内のビデオブロック上で動作する。フレーム、スライス、フレームの部分、ピクチャのグループ、または他のデータ構造は、複数のビデオブロックを含む独立したデータユニットとして定義され得、シンタックス要素は、そのような様々な独立したデータユニットに含まれ得る。独立したデータユニット内のビデオブロックは、固定サイズまたは可変サイズを有し、場合によっては、指定されたコーディング規格に応じてサイズが異なり得る。場合によっては、各ビデオフレームは、一連の単独で復号可能なスライスを含み、各スライスは、さらに、1つまたは複数のマクロブロックまたはLCUを含むことができる。
再び図1を参照すると、ビデオエンコーダ122は、予測ブロックを識別するために、コーディングされているビデオブロックがビデオデータの別のブロックと比較される予測コーディングをしばしば実行する。予測コーディングのこのプロセスは、しばしば、動き推定および動き補償と呼ばれる。動き推定は、1つまたは複数の予測フレーム(または他のコーディングユニット)の1つまたは複数の予測ビデオブロックに対するビデオブロックの動きを推定する。動き補償は、1つまたは複数の予測フレームあるいは他のコーディングユニットから所望の予測ビデオブロックを生成する。動き補償は、分数ピクセル精度で予測データを生成するために補間フィルタ処理が実行される補間プロセスを含む。
予測ブロックを生成した後に、コーディングされている現在のビデオブロックと予測ブロックとの間の差は残差ブロックとしてコーディングされ、予測ブロックを識別するために(動きベクトルなどの)予測シンタックスが使用される。残差ブロックは、変換され、量子化される。変換技法は、場合によっては、DCTプロセスまたは概念的に同様のプロセス、整数変換、ウェーブレット変換、または他のタイプの変換を備える。DCTプロセスまたはDCT様プロセスでは、一例として、変換プロセスは、ピクセル値(たとえば、残差値)のセットを、たとえば、周波数領域におけるピクセル値のエネルギーを表す変換係数に変換する。量子化は、一般に変換係数に適用され、概して、所与の変換係数に関連するビット数を制限するプロセスを伴う。
多くの実施形態では、変換および量子化に続いて、変換され、量子化された残差ビデオブロックに対してエントロピーコーディングが実行される。シンタックス要素、様々なフィルタシンタックス情報、および符号化中に定義される予測ベクトルが、エントロピーコード化ビットストリーム中に含まれる。概して、エントロピーコーディングは、一連の量子化変換係数および/または他のシンタックス情報を一括して圧縮する1つまたは複数のプロセスを備える。2次元ビデオブロックから係数の1つまたは複数のシリアル化1次元ベクトルを定義するために、量子化された変換係数に対して固定または適応走査順序などの走査技法が実行される。たとえば、本明細書で説明する技法によれば、ビデオブロックの異なる係数のために、固定走査技法と適応走査技法の両方が使用され得る。1つまたは複数のシリアル化1次元ベクトルを生成するために走査されると、走査された係数は、次いで、任意のシンタックス情報とともにエントロピーコーディングされる。
符号化プロセスの一部として、符号化されたビデオブロックは、後続のビデオブロックの後続の予測ベースのコーディングのために使用されるビデオデータを生成するために復号される。この段階で、ビデオ品質を改善し、たとえば、復号されたビデオからブロッキネスまたは他のアーティファクトを除去するために、フィルタ処理が採用される。このフィルタ処理は、場合によっては、ループ内(in-loop)またはループ後(post loop)である。ループ内フィルタ処理の場合、再構成されたビデオデータのフィルタ処理はコーディングループ内で行われ、これは、フィルタ処理されたデータが、後続の画像データの予測において後で使用するためにエンコーダまたはデコーダによって記憶されることを意味する。対照的に、ループ後フィルタ処理の場合、再構成されたビデオデータのフィルタ処理はコーディングループ外で行われ、これは、データのフィルタ処理されていないバージョンが、後続の画像データの予測において後で使用するためにエンコーダまたはデコーダによって記憶されることを意味する。
図2は、本開示に一致する例示的なビデオエンコーダ250を示すブロック図である。ビデオエンコーダ250は、ソースデバイス100のビデオエンコーダ122、または異なるデバイスのビデオエンコーダのいずれかに対応し得る。図2に示すように、ビデオエンコーダ250は、予測モジュール240と、加算器241および246と、メモリ245とを含む。ビデオエンコーダ250は、変換モジュール242および量子化モジュール243、ならびに逆量子化モジュール248および逆変換モジュール247をも含む。ビデオエンコーダ250はエントロピーコーディングモジュール244をも含む。エントロピーコーディングモジュール244は走査モジュール260を含む。
符号化プロセス中に、ビデオエンコーダ250は、コーディングされるべきビデオブロックを受信し、予測モジュール240は予測コーディング技法を実行する。インターコーディングの場合、予測モジュール240は、予測ブロックを定義するために、符号化されるべきビデオブロックを1つまたは複数のビデオ参照フレームまたはスライス中の様々なブロックと比較する。イントラコーディングの場合、予測モジュール240は、ビデオデータの同じフレーム、スライス、または他のユニット内の隣接するデータに基づいて予測ブロックを生成する。予測モジュール240は予測ブロックを出力し、加算器241は、残差ブロックを生成するために、コーディングされているビデオブロックから予測ブロックを減算する。
本開示のいくつかの態様によれば、インターコーディングの場合、予測モジュール240は、予測ブロックを指す動きベクトルを識別し、動きベクトルに基づいて予測ブロックを生成する、動き推定モジュールおよび動き補償モジュール(図2に図示せず)を備える。一般に、動き推定は、動きを推定する、動きベクトルを生成するプロセスと考えられる。たとえば、動きベクトルは、現在のフレーム内のコーディングされている現在のブロックに対する予測フレーム内の予測ブロックの変位を示すことができる。動き補償は、一般に、動き推定によって判断された動きベクトルに基づいて予測ブロックをフェッチまたは生成するプロセスと考えられる。イントラコーディングの場合、予測モジュール240は、ビデオデータの同じフレーム、スライス、または他のユニット内の隣接するデータに基づいて予測ブロックを生成する。1つまたは複数のイントラ予測モードは、潜在的に、イントラ予測ブロックがどのように定義され得るかを定義することができる。
いくつかの例では、インターコーディングのための動き補償は、サブピクセル解像度への補間を含む。予測モジュール240によって生成された補間予測データは、たとえば、1/2ピクセル解像度、1/4ピクセル解像度、またはさらにより精細な解像度に補間される。これにより、動き推定が、そのようなサブピクセル解像度へのビデオブロックの動きを推定することが可能になる。
予測モジュール240が予測ブロックを出力した後、および加算器241が、残差ブロックを生成するために、コーディングされているビデオブロックから予測ブロックを減算した後、変換モジュール242は残差ブロックに変換を適用する。変換は、場合によっては、離散コサイン変換(DCT)、整数変換、またはITU H.264規格、HVEC規格などによって定義されるものなど、概念的に同様の変換を備える。いくつかの例では、変換モジュール242は、別様にサイズ決定された変換を実行し、コーディング効率および改善された圧縮のために異なるサイズの変換を選択する。ウェーブレット変換、整数変換、サブバンド変換または他のタイプの変換も使用され得る。いずれの場合も、変換モジュール242は、残差ピクセル値の残差ブロックに特定の変換を適用し、残差変換係数のブロックを生成する。変換は、残差ピクセル値情報をピクセル領域から周波数領域に変換する。
逆量子化モジュール248および逆変換モジュール247は、それぞれ逆量子化および逆変換を適用して、ピクセル領域において残差ブロックを再構成する。加算器246は、再構成された残差ブロックを、予測モジュール240によって生成された予測ブロックに加算して、メモリ245に記憶するための再構成されたビデオブロックを生成する。フィルタモジュール249は、場合によっては、再構成されたビデオブロックに対してループ内フィルタ処理またはループ後フィルタ処理を実行する。
いくつかの例では、メモリ245は、符号化されるべき他のフレームのブロックに関する動き推定において使用するためのブロックのフレームまたはスライスを記憶する。そのような記憶より前に、ループ内フィルタ処理の場合、フィルタモジュール249は、ビデオ品質を改善するためにビデオブロックにフィルタ処理を適用する。フィルタモジュール249によるそのようなフィルタ処理はブロッキネスまたは他のアーティファクトを低減する。さらに、フィルタ処理は、コーディングされているビデオブロックへの緊密な一致を備える予測ビデオブロックを生成することによって、圧縮を改善する。フィルタ処理はまた、フィルタ処理されたデータは復号データとして出力されるが、フィルタ処理されていないデータは予測モジュール240によって使用されるように、ループ後に実行され得る。
いくつかの例では、量子化モジュール243は、ビットレートをさらに低減するために(たとえば、変換モジュール242からの)残差変換係数を量子化する。量子化モジュール243は、たとえば、係数の各々をコーディングするために使用されるビット数を制限する。量子化の後に、エントロピーコーディングモジュール244は、データを走査し、エントロピー符号化する。たとえば、エントロピーコーディングユニット244は、1つまたは複数のシリアル化1次元ベクトルを生成するために、2次元表現から量子化係数ブロックを走査することができる。たとえば、走査モジュール260は、量子化係数ブロックを表す2次元行列の走査を実行することができる。
この走査プロセスに続いて、エントロピー符号化モジュール244が、データをさらに圧縮するために、本明細書で説明するエントロピーコーディング方法に従って(シンタックス要素とともに)量子化変換係数を符号化する。この例では、エントロピー符号化ビットストリーム中に含まれるシンタックス情報は、インターコーディングのための動きベクトルまたはイントラコーディングのための予測モードなど、予測モジュール240からの予測シンタックスを含む。エントロピー符号化ビットストリーム中に含まれるシンタックス情報は、場合によっては、予測モジュール240による補間のために適用されるフィルタ情報またはフィルタモジュール249によって適用されるフィルタなど、フィルタ情報をも含む。さらに、エントロピーコード化ビットストリーム中に含まれるシンタックス情報はまた、シンタックス要素(または他の情報)のうちの1つまたは複数を表す1つまたは複数のVLCコードワードを含み得る。
エントロピー符号化モジュール244によるエントロピーコーディングに続いて、符号化されたビデオは、別のデバイスに送信されるか、あるいは後で送信または検索するためにアーカイブされる。たとえば、デコーダは、エントロピー符号化モジュール244によって生成された、符号化されたビデオの変換係数の1次元ベクトルを使用して、ビデオデータのブロックを表す2次元行列を再構成することができる。
図3は、本明細書で説明する方法で符号化されたビデオシーケンスを復号するビデオデコーダ350の一例を示すブロック図である。受信されたビデオシーケンスは、場合によっては、画像フレームの符号化されたセット、フレームスライスのセット、通常コード化ピクチャグループ(GOP:group of pictures)、または符号化されたビデオブロックとそのようなビデオブロックを復号する方法を定義するためのシンタックス情報とを含む多種多様なコード化ビデオユニットを備える。
図3に表すビデオデコーダ350は、図2のエントロピー符号化モジュール244によって実行される符号化の逆である復号関数を実行するエントロピー復号モジュール344を組み込んでいる。いくつかの例では、エントロピー復号モジュール344は、1次元シリアル化フォーマットのエントロピー符号化ビデオブロックを変換して2次元ブロックフォーマットに戻す。ベクトルの数およびサイズ、ならびにビデオブロックのために定義された走査順序は、2次元ブロックがどのように再構成されるかを定義する。
図3に示すように、ビデオデコーダはフィルタモジュール349を含む。フィルタモジュール349は、再構成されたビデオブロックに対してループ内フィルタ処理またはループ後フィルタ処理を実行することができる。ビデオデコーダ350はまた、予測モジュール340と、逆量子化ユニット343と、逆変換モジュール342と、メモリ345と、加算器346とを含む。
多種多様なビデオ圧縮技術および規格は、入力ビデオ信号に固有の冗長性を低減または除去するために、空間的および時間的予測を実行する。上記で説明したように、入力ビデオブロックは、空間的予測(すなわち、イントラ予測)および/または時間的予測(すなわち、インター予測または動き推定)を使用して予測される。本明細書で説明する予測モジュールは、一般に、与えられた入力ビデオブロックのための望ましい予測モードを選定するために、モード決定モジュール(図示せず)を含む。モード選択は、ブロックがイントラコード化されたのかインターコード化されたのか、イントラコーディングが使用された場合の予測ブロックサイズおよび予測モード、ならびにインターコーディングが使用された場合に使用された動きパーティションサイズおよび動きベクトルなど、様々なファクタを考慮する。入力ビデオブロックから予測ブロックが減算され、次いで、上記で説明したように、残差ビデオブロック上に変換および量子化が適用される。
量子化係数は、モード情報とともに、ビデオビットストリームを形成するためにエントロピー符号化され得る。量子化係数はまた、再構成されたビデオブロックを形成するために予測ビデオブロック(選定されたコーディングモードに応じてイントラ予測されたブロックまたは動き補償ブロック)に再加算され得る再構成された残差ブロックを形成するために、逆量子化および逆変換され得る。再構成されたビデオ信号中の視覚的アーティファクトを低減するために、ループ内フィルタ処理方法またはループ後フィルタ処理方法が適用され得る。再構成されたビデオブロックは、最後に、将来のビデオブロックのコーディングを使用するために参照フレームバッファ(すなわち、メモリ)に記憶される。
いくつかの例では、ビデオフレームの所与のリーフレベルブロックの係数がジグザグ走査技法に従って順序付けられる(走査される)。そのような技法は、エンコーダ250によって1次元の順序付き係数ベクトルを生成するために使用される。ジグザグ走査技法は、ブロックの上部左端の係数において開始することと、ブロックの下部左端の係数までジグザグパターンで走査し続けることとを備える。
ジグザグ走査技法によれば、最も大きいエネルギーを有する変換係数(たとえば、最も大きい係数値)が低周波変換関数に対応し、ブロックの左上に配置されることが想定される。したがって、ジグザグ走査に基づいて生成される係数ベクトル(たとえば、1次元係数ベクトル)について、より大きい大きさの係数は、ベクトルの開始近くに現れる可能性が最も高いと仮定される。係数ベクトルが量子化された後、大部分の低いエネルギー係数が0に等しくなることも仮定される。いくつかの例では、係数コーディング中に係数走査が適応される。たとえば、非0係数がより頻繁に発生する位置に、走査中のより小さい番号が割り当てられる。
いくつかの例によれば、エンコーダ250は、変換係数の逆方向ジグザグ走査を実行する。逆方向ジグザグ走査を実行するために、エンコーダ250は、最後非0係数(たとえば、ブロックの左上位置から最も遠い非0係数)に対応するロケーションにおいて符号化を開始する。上記のジグザグ走査の例とは異なり、逆方向ジグザグ走査の例によれば、エンコーダ250は、最後非0係数から(すなわち、ブロックの右下位置において)ブロックの左上位置までジグザグパターンでコーディングする。いくつかの例では、エンコーダ250は、1つまたは複数のすでにコード化された係数の大きさに基づいて、ランコーディングモードとコーディングのレベルモードとの間を切り替えるように構成される。
変換係数の逆方向ジグザグ走査に従って、エンコーダ250は、最後非0係数(すなわち、逆方向走査順序の第1の非0係数)を示すlast_posシンタックス要素を最初に符号化することによって、ビデオデータのブロックを走査する。いくつかの例では、エンコーダ250はまた、最後非0係数の大きさが1であるのかまたは1よりも大きいのかを示すlevel_IDシンタックス要素を符号化する。いくつかの例では、エンコーダ250は、last_posおよびlevel_IDシンタックス要素を一緒にVLCコードワードとして符号化する。
いくつかの例では、level_IDおよびlast_posシンタックス要素をコーディングするために、エンコーダ250は、last_posおよびlevel_IDシンタックス要素についての値を判断し、判断された値をコード番号cnを判断するために使用する。コード番号cnは、level_IDおよびlast_posシンタックス要素を表すVLCコードワードを判断するために、複数のVLCテーブルのうちの選択されたVLCテーブルに入力され得るエントリ値を備える。いくつかの例では、エンコーダ250は、level_IDおよびlast_posシンタックス要素とコード番号cnとの間の関係を定義するメモリに記憶された複数のマッピングテーブルのうちのマッピングテーブルを使用することに基づいて、コード番号cnを判断する。他の例では、エンコーダ250は、level_IDおよびlast_posシンタックス要素とコード番号cnとの間の関係を定義する構造化マッピングに基づいて、コード番号cnを判断する。
上記の例に記載されているように、level_IDおよびlast_posシンタックス要素を表すそのようなVLCコードワードを判断するために、エンコーダ250は、メモリに記憶された複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択し、VLCコードワードを判断するために、選択されたVLCテーブルに判断されたコード番号cnを入力する。いくつかの例では、エンコーダ250は、VLCテーブルインデックス値に基づいて複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択する。VLCテーブルインデックス値は、level_IDおよびlast_posシンタックス要素を表すVLCコードワードを判断するためにコード番号cnを入力するために、エンコーダ250が複数のVLCテーブルのいずれを使用すべきかを示す。
たとえば、VLCテーブルのアレイのうちの現在VLCテーブルのインデックスを表すために、値vlcTableIndexが使用され得る。VLCテーブルのそのようなアレイはarrayVLCNumと呼ばれることがある。インデックス値vlcindexに基づいて、いくつかのVLCテーブルのうちのテーブルが、次いで、arrayVLCNum[vlcIndex]として表され得る。上記の例に記載されているように、エンコーダ250は、変換係数をコーディングするために、値arrayVLCNum[vlcIndex]によって表される特定のテーブルにコード番号cnを入力する。
いくつかの例では、メモリに記憶された複数VLCテーブルは、1つまたは複数のコードワード長分布特性に基づいて構成されている。より詳細には、VLCテーブルの各々は、それぞれのVLCテーブル中でVLCコードワード長が増加する異なる「レート」を表す。たとえば、図4のVLCマッピングテーブルは、エンコーダが4つのVLCテーブル、VLC0〜VLC3の中からVLCテーブルを選択する一例を示す。
図4の例によれば、VLCテーブル、VLC0〜VLC3のいくつかのVLCコードワードの後に、それぞれがテーブル内のVLCコードワードのそれぞれの長さを表す1つまたは複数の「x」シンボルが続く。たとえば、図4のVLC2中のVLCコードワード例1xxは、コード番号0〜3に関連する以下の4つのVLCコードワードを表す。
100
101
110
111
図4の例に示すように、VLCテーブルVLC0のそれぞれのコードワードの長さが増加するレートは、VLCテーブルVLC1のそれぞれのコードワードの長さが増加するレートよりも「速く」、これは、VLCテーブルVLC2のそれぞれのコードワードの長さが増加するレートよりも速く、これは、VLCテーブルVLC3のそれぞれのコードワードの長さが増加するレートよりも速い。いくつかの例では、ビデオデータのブロックのためのlast_posおよびlevel_IDシンタックス要素を符号化するために、図4に示すVLCテーブル0〜3の様々なVLCコードワード長「速度」の中から選択することは有益であり得る。
前述のように、いくつかの例では、VLCテーブルインデックス値に基づいて、last_posおよびlevel_IDシンタックス要素を符号化するために、複数のVLCテーブル(たとえば、図4のVLCテーブル0〜3)の中からVLCテーブルが選択され得る。いくつかの例では、ビデオデータのブロックがエンコーダ250によって符号化されるにつれて、エンコーダ250は、VLCテーブルインデックス値を更新する。
たとえば、16×16またはより大きいサイズをもつルーマブロックの場合、エンコーダは、以下のルールに基づいてVLCテーブルインデックス値を更新するように構成され得る。
vlcTableIndex+=(cn/4==vlcTableIndex?0*(cn/4<vlcTableIndex?−1:1));
vlcTableIndex=Min(vlcTableIndex,16);
この例によれば、ビデオエンコーダがコード番号cnを判断し(すなわち、前述のように)、コード番号cnを使用してVLCコードワードを判断するたびに、エンコーダは現在VLCテーブルインデックス値を、スケーリングファクタ(この例では4)によって除算されたコード番号cnと比較する。現在VLCテーブルインデックス値がスケーリングファクタで除算されたコード番号cnに等しい場合、エンコーダ250は、VLCテーブルインデックス値を変更しない。この例では、現在VLCテーブルインデックス値がスケーリングファクタによって除算されたコード番号cnよりも大きい場合、エンコーダ250は、VLCテーブルインデックス値を(それから1を減算し)減分する。VLCテーブルインデックス値がスケーリングファクタで除算されたコード番号cnよりも小さい場合、エンコーダ250は、VLCテーブルインデックス値を(それに1を加算し)増分する。同じく上記の例に示すように、エンコーダ250は、更新された(すなわち、増分されたか、減分されたか、または、変更されなかった)VLCテーブルインデックス値を所定のしきい値(すなわち、上記の例では16)とさらに比較する。更新されたVLCテーブルインデックス値が所定のしきい値よりも大きい場合、エンコーダ250は、VLCテーブルインデックス値に所定のしきい値の値を割り当てる。このようにして、エンコーダ250は、VLCテーブルインデックス値が所定のしきい値を超えないようにする。
エンコーダ250が上記の例において説明したようにVLCテーブルインデックス値を更新すると、エンコーダ250は、更新されたVLCテーブルインデックス値を使用してビデオデータの別のブロック(エンコーダによって符号化されるビデオデータの次のブロック)のためのlast_posおよびlevel_IDシンタックス要素を符号化する(たとえば、VLCテーブルを選択する)。上記の図4の例を再び参照すると、エンコーダ250は、VLCテーブル0〜3の中から選択するために、更新されたVLCテーブルインデックス値を使用する。たとえば、現在VLCテーブルインデックス値が(図4の第3の列中のVLCテーブル、テーブルVLC2を選択すべき)2の値を有し、VLCテーブルインデックス値が、スケーリングファクタによって除算されたコード番号cnよりも小さい場合、エンコーダ250は、1の値を有するようにVLCテーブルインデックス値を減分する。この例によれば、ビデオデータの次のブロックのために、エンコーダ250は、減分されたVLCテーブルインデックス値1に基づいてテーブルVLC1を選択する。
いくつかの例では、16×16よりも小さいルーマブロックまたはクロマブロックの場合、エンコーダ250は、VLCテーブルインデックス値を更新するために以下のルールを使用する。
vlcTableIndex+=(cn==vlcTableIndex?:(cn<vlcTableIndex?−1:1));
vlcTableIndex=Min(vlcTableIndex, 16);
この例によれば、エンコーダ250は、現在VLCテーブルインデックス値を、スケーリングファクタによって除算されたコード番号cnと比較しない。代わりに、8×8またはそれよりも小さいルーマまたはクロマブロックの場合、エンコーダ250は、現在VLCテーブルインデックス値をコード番号cn自体と比較し、比較に基づいて、VLCテーブルインデックス値を更新する(たとえば、増分するか、減分するか、または維持する)。上記に記載した16×16ルーマブロック例に従って説明したように、エンコーダ250はまた、場合によっては、更新された(すなわち、増分されたか、減分されたか、または変更されなかった)VLCテーブルインデックス値を所定のしきい値と比較する。更新されたVLCテーブルインデックス値が所定のしきい値よりも大きい場合、エンコーダ250は、VLCテーブルインデックス値に所定のしきい値の値を割り当てるように構成され得る。
本明細書で説明する技法によれば、エンコーダ250は、異なるサイズのルーマブロックおよびクロマブロックを符号化するように構成され得る。たとえば、本明細書で説明する技法によれば、8×8またはより大きいサイズのルーマブロックの場合、エンコーダ250は、スケーリングファクタに基づいてVLCテーブルインデックス値を更新することができる。たとえば、上記で説明したように、エンコーダは、VLCテーブルインデックス値を、スケーリングファクタによって除算されたコード番号と比較することに基づいて、VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することができる。しかしながら、8×8またはより大きいサイズをもつクロマブロックの場合、エンコーダは、そのようなスケーリングファクタを使用しない。代わりに、エンコーダは、VLCテーブルインデックス値をコード番号と比較することに基づいて、スケーリングファクタによってコード番号を除算することなしに、VLCテーブルインデックス値を適応的に更新する。このようにして、本明細書で説明されるエンコーダは、より大きいサイズ(たとえば、8×8よりも大きいサイズ)のルーマブロックとクロマブロックの両方を符号化するように構成され得る。
一例として、本明細書で説明する技法によれば、適応的に値vlcTableIndexを更新するために以下のルールが使用される。
8×8よりも大きいサイズ(すなわち、16×16、32×32、64×64)をもつルーマブロックの場合:
vlcTableIndex+=(cn/4==vlcTableIndex?0:(cn/4<vlcTableIndex?−1:1));
vlcTableIndex=Min(vlcTableIndex,16);
(16×16またはより大きいサイズのクロマブロックを含む)他のブロックの場合、
vlcTableIndex+=(cn==vlcTableIndex?−1:1));
vlcTableINdex=Min(vlcTableIndex, 16);
本明細書で説明する技法に一致するいくつかの例では、last_posおよびlevel_IDシンタックス要素を符号化するために、そこからVLCテーブルを選択するために、適応的に更新されたVLCテーブルインデックス値が使用されるVLCテーブルのアレイは、ルーマブロックの場合はブロックサイズに依存し、クロマブロックの場合はブロックサイズに依存しない。たとえば、クロマブロックの場合、エンコーダ250は、クロマブロックのサイズにかかわらず、last_posおよびlevel_IDシンタックス要素をコーディングするためにVLCテーブルの同じアレイ(たとえば、arrayVLCTableNum)を使用することができる。この例によれば、ルーマブロックの場合、それぞれのルーマブロックのサイズに応じて、VLCテーブルの異なるアレイ(たとえば、異なるarrayVLCTableNum)が選択され、ルーマブロックをコーディングするために使用され得る。
図5は、本開示の1つまたは複数の態様に一致する、ビデオデータのブロックをコーディングする方法の一例を示す流れ図である。図5の方法は、ビデオデータのブロックを符号化するために、図2に示したエンコーダ250によって実行されるように説明する。図5の方法は、ビデオデータのブロックを復号するために、図3に示したデコーダ350を含む任意のデバイスによって実行され得る。
本開示の態様に一致する図5の例に示すように、エンコーダ250は、ビデオデータのブロックがルーマブロックであるかクロマブロックであるかを判断する(501)。ビデオデータのブロックがルーマブロックである場合、エンコーダ250は、コード番号cnとスケーリングファクタの値とに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新する(502)。ビデオデータのブロックがクロマブロックである場合、エンコーダ250は、コード番号cnに基づいて、スケーリングファクタを使用することなしに、VLCテーブルインデックス値を適応的に更新する(503)。
1つまたは複数の例では、本明細書で説明した機能は、少なくとも部分的に特定のハードウェア構成要素またはプロセッサなどのハードウェアで実装される。より一般的には、それらの技術は、ハードウェア、プロセッサ、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、たとえば、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行され得る。コンピュータ可読媒体の例は、たとえば、通信プロトコルに従って、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含むデータ記憶媒体または通信媒体などの有形媒体に対応するコンピュータ可読記憶媒体を含む。このようにして、コンピュータ可読媒体は、概して、(1)非一時的である有形コンピュータ可読記憶媒体、あるいは(2)信号または搬送波などの通信媒体に対応する。データ記憶媒体は、本開示で説明した技法の実装のための命令、コードおよび/またはデータ構造を取り出すために1つまたは複数のコンピュータあるいは1つまたは複数のプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体を含む。本コンピュータプログラム製品は、場合によっては、コンピュータ可読媒体を含む。
限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続も、コンピュータ可読媒体、すなわち、コンピュータ可読伝送媒体と適切に呼ばれる。たとえば、命令が、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ただし、コンピュータ可読記憶媒体およびデータ記憶媒体は、接続、搬送波、信号、または他の一時媒体を含まないが、代わりに非一時的有形記憶媒体を対象とすることを理解されたい。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、この場合、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はデータをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
命令は、一般に、1つまたは複数の中央処理ユニット(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)などの1つまたは複数のプロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、あるいは他の等価な集積回路またはディスクリート論理回路によって実行される。したがって、本明細書で使用する「プロセッサ」という用語は、前述の構造、または本明細書で説明する技法の実装に好適な他の構造のいずれかを指すことができる。さらに、いくつかの態様では、本明細書で説明した機能は、符号化および復号のために構成された専用のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュール内に実装され得、あるいは複合コーデックに組み込まれ得る。また、本技法は、1つまたは複数の回路または論理要素中に十分に実装され得る。
本開示の技法は、上記で提示される例に範囲を限定されず、ワイヤレスハンドセット、集積回路(IC)またはICのセット(たとえば、チップセット)を含む、多種多様なデバイスまたは装置において実施され得ることを、当業者は容易に諒解されよう。本開示では、開示する技法を実行するように構成されたデバイスの機能的態様を強調するために様々な構成要素、モジュール、またはユニットについて説明したが、それらの構成要素、モジュール、またはユニットを、必ずしも異なるハードウェアユニットによって実現する必要があるとは限らない。むしろ、上記で説明したように、様々なユニットが、好適なソフトウェアおよび/またはファームウェアとともに、上記で説明した1つまたは複数のプロセッサを含めて、コーデックハードウェアユニットにおいて組み合わせられるか、または相互動作ハードウェアユニットの集合によって与えられ得る。
様々な例について説明した。これらおよび他の例は以下の特許請求の範囲に入る。
様々な例について説明した。これらおよび他の例は以下の特許請求の範囲に入る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ビデオデータのブロックをコーディングする方法であって、
ビデオデータのブロックがルーマブロックであるかクロマブロックであるかを判断することと、
ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックである場合、コード番号cnとスケーリングファクタの値とに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと、
ビデオデータの前記ブロックがクロマブロックである場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと
を備える、方法。
[C2]
ビデオデータの複数のクロマブロックを符号化することと、
各クロマブロックについて、前記クロマブロックのサイズにかかわらず、同じ複数のVLCテーブルから前記VLCテーブルを選択することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
ビデオデータの複数のルーマブロックを符号化することと、
前記ルーマブロックの各々について、前記ルーマブロックのサイズに基づいて、2つ以上の複数のVLCテーブルのうちの複数のVLCテーブルを選択することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
コード番号cnと前記スケーリングファクタとに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することが、現在VLCテーブルインデックス値を、前記スケーリングファクタによって除算された前記コード番号cnと比較することを備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することが、前記現在VLCテーブルインデックス値を前記コード番号cnと比較することを備える、C1に記載の方法。
[C6]
ビデオデータの前記ブロックのサイズを判断することと、
ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックであり、8×8よりも大きいサイズを有する場合、コード番号cnとスケーリングファクタSとに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと、
他の場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタSを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記方法が、コンピューティングデバイスのプロセッサによって実行される、C1に記載の方法。
[C8]
前記方法がエンコーダによって実行され、前記更新されたVLCテーブルインデックス値が、ビデオデータの前記ブロックを符号化するために使用される、C1に記載の方法。
[C9]
前記方法がデコーダによって実行され、前記更新されたVLCテーブルインデックス値が、ビデオデータの前記ブロックを復号するために使用される、C1に記載の方法。
[C10]
ビデオデータのブロックをコーディングするように構成されたデバイスであって、
ビデオデータのブロックがルーマブロックであるかクロマブロックであるかを判断することと、
ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックである場合、コード番号cnとスケーリングファクタの値とに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと、
ビデオデータの前記ブロックがクロマブロックである場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと
を行うように構成されたプロセッサ
を備える、デバイス。
[C11]
ビデオデータの複数のクロマブロックを符号化することと、
各クロマブロックについて、前記クロマブロックのサイズにかかわらず、同じ複数のVLCテーブルから前記VLCテーブルを選択することと
を行うように構成されたプロセッサをさらに備える、C10に記載のデバイス。
[C12]
ビデオデータの複数のルーマブロックを符号化することと、
前記ルーマブロックの各々について、前記ルーマブロックのサイズに基づいて、2つ以上の複数のVLCテーブルのうちの複数のVLCテーブルを選択することと
を行うように構成されたプロセッサをさらに備える、C10に記載のデバイス。
[C13]
コード番号cnと前記スケーリングファクタとに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することが、現在VLCテーブルインデックス値を、前記スケーリングファクタによって除算された前記コード番号cnと比較することを備える、C10に記載のデバイス。
[C14]
前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することが、前記現在VLCテーブルインデックス値を前記コード番号cnと比較することを備える、C10に記載のデバイス。
[C15]
ビデオデータの前記ブロックのサイズを判断することと、
ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックであり、8×8よりも大きいサイズを有する場合、コード番号cnとスケーリングファクタSとに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと、
他の場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタSを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと
を行うように構成されたプロセッサをさらに備える、C10に記載のデバイス。
[C16]
前記デバイスがエンコーダであり、前記更新されたVLCテーブルインデックス値が、ビデオデータの前記ブロックを符号化するために使用される、C10に記載のデバイス。
[C17]
前記デバイスがデコーダであり、前記更新されたVLCテーブルインデックス値が、ビデオデータの前記ブロックを復号するために使用される、C10に記載のデバイス。
[C18]
実行されたとき、コンピューティングデバイスに、
ビデオデータのブロックがルーマブロックであるかクロマブロックであるかを判断することと、
ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックである場合、コード番号cnとスケーリングファクタの値とに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと、
ビデオデータの前記ブロックがクロマブロックである場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと
を行わせる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
[C19]
ビデオデータのブロックをコーディングするように構成されたデバイスであって、
ビデオデータのブロックがルーマブロックであるかクロマブロックであるかを判断するための手段と、
ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックである場合、コード番号cnとスケーリングファクタの値とに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新するための手段と、
ビデオデータの前記ブロックがクロマブロックである場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新するための手段と
を備える、デバイス。

Claims (19)

  1. ビデオデータのブロックをコーディングする方法であって、
    ビデオデータのブロックがルーマブロックであるかクロマブロックであるかを判断することと、
    ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックである場合、コード番号cnとスケーリングファクタの値とに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと、
    ビデオデータの前記ブロックがクロマブロックである場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと
    を備える、方法。
  2. ビデオデータの複数のクロマブロックを符号化することと、
    各クロマブロックについて、前記クロマブロックのサイズにかかわらず、同じ複数のVLCテーブルから前記VLCテーブルを選択することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. ビデオデータの複数のルーマブロックを符号化することと、
    前記ルーマブロックの各々について、前記ルーマブロックのサイズに基づいて、2つ以上の複数のVLCテーブルのうちの複数のVLCテーブルを選択することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. コード番号cnと前記スケーリングファクタとに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することが、現在VLCテーブルインデックス値を、前記スケーリングファクタによって除算された前記コード番号cnと比較することを備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することが、前記現在VLCテーブルインデックス値を前記コード番号cnと比較することを備える、請求項1に記載の方法。
  6. ビデオデータの前記ブロックのサイズを判断することと、
    ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックであり、8×8よりも大きいサイズを有する場合、コード番号cnとスケーリングファクタSとに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと、
    他の場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタSを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記方法が、コンピューティングデバイスのプロセッサによって実行される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記方法がエンコーダによって実行され、前記更新されたVLCテーブルインデックス値が、ビデオデータの前記ブロックを符号化するために使用される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記方法がデコーダによって実行され、前記更新されたVLCテーブルインデックス値が、ビデオデータの前記ブロックを復号するために使用される、請求項1に記載の方法。
  10. ビデオデータのブロックをコーディングするように構成されたデバイスであって、
    ビデオデータのブロックがルーマブロックであるかクロマブロックであるかを判断することと、
    ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックである場合、コード番号cnとスケーリングファクタの値とに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと、
    ビデオデータの前記ブロックがクロマブロックである場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと
    を行うように構成されたプロセッサ
    を備える、デバイス。
  11. ビデオデータの複数のクロマブロックを符号化することと、
    各クロマブロックについて、前記クロマブロックのサイズにかかわらず、同じ複数のVLCテーブルから前記VLCテーブルを選択することと
    を行うように構成されたプロセッサをさらに備える、請求項10に記載のデバイス。
  12. ビデオデータの複数のルーマブロックを符号化することと、
    前記ルーマブロックの各々について、前記ルーマブロックのサイズに基づいて、2つ以上の複数のVLCテーブルのうちの複数のVLCテーブルを選択することと
    を行うように構成されたプロセッサをさらに備える、請求項10に記載のデバイス。
  13. コード番号cnと前記スケーリングファクタとに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することが、現在VLCテーブルインデックス値を、前記スケーリングファクタによって除算された前記コード番号cnと比較することを備える、請求項10に記載のデバイス。
  14. 前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することが、前記現在VLCテーブルインデックス値を前記コード番号cnと比較することを備える、請求項10に記載のデバイス。
  15. ビデオデータの前記ブロックのサイズを判断することと、
    ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックであり、8×8よりも大きいサイズを有する場合、コード番号cnとスケーリングファクタSとに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと、
    他の場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタSを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと
    を行うように構成されたプロセッサをさらに備える、請求項10に記載のデバイス。
  16. 前記デバイスがエンコーダであり、前記更新されたVLCテーブルインデックス値が、ビデオデータの前記ブロックを符号化するために使用される、請求項10に記載のデバイス。
  17. 前記デバイスがデコーダであり、前記更新されたVLCテーブルインデックス値が、ビデオデータの前記ブロックを復号するために使用される、請求項10に記載のデバイス。
  18. 実行されたとき、コンピューティングデバイスに、
    ビデオデータのブロックがルーマブロックであるかクロマブロックであるかを判断することと、
    ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックである場合、コード番号cnとスケーリングファクタの値とに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと、
    ビデオデータの前記ブロックがクロマブロックである場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新することと
    を行わせる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
  19. ビデオデータのブロックをコーディングするように構成されたデバイスであって、
    ビデオデータのブロックがルーマブロックであるかクロマブロックであるかを判断するための手段と、
    ビデオデータの前記ブロックがルーマブロックである場合、コード番号cnとスケーリングファクタの値とに基づいて、複数のVLCテーブルのうちのVLCテーブルを選択するために使用されるVLCテーブルインデックス値を適応的に更新するための手段と、
    ビデオデータの前記ブロックがクロマブロックである場合、前記コード番号cnに基づいて、前記スケーリングファクタを使用することなしに、前記VLCテーブルインデックス値を適応的に更新するための手段と
    を備える、デバイス。
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