JP2014517895A - 超音速圧縮機始動支援システム - Google Patents

超音速圧縮機始動支援システム Download PDF

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Abstract

超音速圧縮機(10)は、流体入口(26)、流体出口(28)、およびそれらの間に延びている流体導管であって、超音速圧縮機ロータ(40)がその中に配置されている流体導管を含む。超音速圧縮機ロータは、第1の端壁(60)およびそれに結合された複数の羽根(46)を含む。羽根の各対は、流体流路(80)を画定する。流体流路は、流路入口開口(76)および流路出口開口(78)を画定するとともに、スロート部分(124)を含む。超音速圧縮機ロータはまた、第2の端壁(90)、およびロータに隣接して位置する少なくとも1つの軸平行移動可能な流体流制御装置(172)を含む。軸平行移動可能な流体制御装置は、スロート部分を遮断するように構成されているとともに、スロート部分の少なくとも一部分に挿入可能な、少なくとも1つの軸平行移動可能な突起(178)を含む。
【選択図】図7

Description

本明細書に記載される主題は、一般的には超音速圧縮機システムに関し、より詳細には超音速圧縮機システムに使用する超音速圧縮機ロータに関する。
少なくとも一部の知られている超音速圧縮機システムは、駆動アセンブリ、駆動シャフト、および流体を圧縮するための少なくとも1つの超音速圧縮機ロータを含む。駆動アセンブリは、駆動シャフトによって超音速圧縮機ロータに結合されており、駆動シャフトと超音速圧縮機ロータを回転させる。
既知の超音速圧縮機ロータは、ロータディスクに結合された、複数の羽根を含む。各羽根は、ロータディスクの回りに円周方向に配向されて、隣接する羽根同士の間に流路(flow channel)を画定する。少なくとも一部の既知の超音速圧縮機ロータは、ロータディスクに結合された、超音速圧縮ランプ(supersonic compression ramp)を含む。既知の超音速圧縮ランプは、流れ経路内に位置して、スロート領域を形成して、流れ経路内部に圧縮波を形成するように構成されている。
既知の超音速圧縮機システムの始動動作中に、駆動アセンブリは、超音速圧縮機ロータを最初に低速度で回転させるとともに、ロータを高回転速度まで加速する。流路入口において超音速圧縮機ロータに対して流体の速度が最初に亜音速であることが特徴であり、次いで、ロータが加速するにつれて、流路入口において超音速圧縮機ロータに対して流体の速度が超音速となることが特徴となるように、流体が超音速圧縮機ロータに流される。既知の超音速圧縮機ロータにおいて、流体が流路を通って流されると、超音速圧縮機ランプによって、流路の集束部分の内部の斜め衝撃波(oblique shockwaves)、および流路の発散部分の内部の垂直衝撃波の系が形成される。スロート領域は、集束部分と発散部分の間の流路の最も狭い部分として定義される。スロート領域の幅が広くなると、始動時にスロート領域内で超音速流を確立するのが容易になるが、定常状態での性能は低下する。領域の幅が狭くなると、定常状態性能を助長するが、スロート領域内での超音速流の確立の困難さは増大する。さらに、多くの既知の超音速圧縮機は、固定されたスロート形状寸法を有する。既知の超音速圧縮機システムは、例えば、2005年3月28日および2005年3月23日にそれぞれ出願された、米国特許第7334990号および第7293955号、ならびに2009年1月16日に出願された米国特許出願第2009/0196731号に記載されている。
国際公開第2010/094936号
一観点では、超音速圧縮機が提供される。この超音速圧縮機は、流体入口と、流体出口と、その間に延びる流体導管とを含み、超音速圧縮機ロータが流体導管の中に配置されている。超音速圧縮機ロータは、第1の側壁と、それに結合された複数の羽根とを含む。羽根の各対が、流体流路を画定している。流体流路は、流路入口開口と流路出口開口と画定するとともに、スロート部分を含む。超音速圧縮機ロータはまた、第2の端壁、およびロータに隣接して位置する、少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置を含む。この軸平行移動可能な流体制御装置は、スロート部分を遮断するように構成されており、そのスロート部分の少なくとも一部分に挿入可能な、少なくとも1つの軸平行移動可能な突起を含む。
別の観点においては、超音速圧縮機用の始動支援システムが提供される。超音速圧縮機は、少なくとも1つの流体入口、少なくとも1つの流体出口、それらの間に延びる流体導管、流体導管内部に配置された少なくとも1つの超音速圧縮機ロータ、ならびにスロート部分をその間に備える、流路入口開口および流路出口開口を含む。始動支援システムは、ロータに隣接して位置する、少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置を含む。軸平行移動可能な流体制御装置は、スロート部分を通過する流体流を少なくとも部分的に遮断するように構成されている。少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置は、スロート部分の少なくとも一部分に挿入可能な、少なくとも1つの軸平行移動可能な突起を含む。
さらに別の観点においては、超音速圧縮機を始動させる方法が提供される。この方法は、超音速圧縮機を準備するステップを含む。超音速圧縮機は、少なくとも1つの流体源と流体連通して結合された流体入口、流体出口、および少なくとも1つの超音速圧縮機ロータを含む。少なくとも1つの超音速圧縮機ロータは、第1の端壁、および第1の端壁に結合された複数の羽根を含む。複数の羽根の各対は、そこを通過して延びる流体流路を画定している。流体流路は、流路入口開口および流路出口開口を画定する。流体流路は、スロート部分を含む。少なくとも1つの超音速圧縮機ロータはまた、第2の端壁、およびロータに隣接して位置する、少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置を含む。軸平行移動可能な流体制御装置は、スロート部分を少なくとも部分的に遮断するように構成されている。少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置は、スロート部分の少なくとも一部分に挿入可能な、少なくとも1つの軸平行移動可能な突起を含む。この方法はまた、少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置を、超音速圧縮機の始動動作モードの間に、スロート部分を実質的に開放する第1の位置まで、軸方向に移動させることを含む。
本発明の、これらおよびその他の特徴、観点、および利点は、以下の詳細な説明を添付の図面を参照して読めば、より詳細に理解されるであろう。なお、図面を通して、同一の記号は、同一の部品を示す。
例示的な超音速圧縮機システムの概略図である。 図1に示す超音速圧縮機ロータに使用してもよい、例示的な超音速圧縮機ロータの斜視図である。 図2に示す超音速圧縮機ロータの分解斜視図である。 図2に示し、切断線4−4に沿って切った、超音速圧縮機ロータの横断面図である。 図4に示し、範囲5に沿って切った、超音速圧縮機ロータの一部分の拡大横断面図である。 図1に示す超音速圧縮機に使用してもよい、代替的な超音速圧縮機ロータの一部分の斜視図である。 図6に示す超音速圧縮機ロータに使用してもよい、軸平行移動可能な流体流制御装置および第1の位置決め装置を含む、超音速圧縮機始動支援システムの側面図である。 図6に示す超音速圧縮機ロータに使用してもよい、軸平行移動可能な流体流制御装置および第2の位置決め装置の側面図である。 図7および8に示す、軸平行移動可能な流体流制御装置の一部分、および超音速圧縮機ロータの一部分の横断面斜視図である。 図9に示し、線10−10に沿って切った、軸平行移動可能な流体流制御装置の一部分、および超音速圧縮機ロータの一部分の横断面図である。 図9に示す線11−11に沿って切った、軸平行移動可能な流体流制御装置の一部分、および超音速圧縮機ロータの一部分の横断面図である。 図10に示す線12−12に沿って切った、軸平行移動可能な流体流制御装置の一部分、および超音速圧縮機ロータの一部分の横断面図である。 図11に示す線13−13に沿って切った、軸平行移動可能な流体流制御装置の一部分、および超音速圧縮機ロータの一部分の横断面図である。
特に断らない限りは、本明細書において提示する図面は、本発明の重要な創意のある特徴を例証するためのものである。これらの重要な創意のある特徴は、1つまたは2つ以上の実施形態を含む、多種多様なシステムにおいて応用可能であると考えられる。したがって、図面は、本発明を実施するために必要となる、当業者には知られている、従来型の特徴のすべてを含めることを意図するものではない。
以下に示す、明細書および特許請求の範囲において、ある数の用語に言及するが、それらは以下の意味を有するものと定義する。
単数形の「a」、「an」、および「the」は、文脈からそうでないことが明確にならない限り、複数の参照物を含む。
「任意選択の」または「任意選択で」とは、その後に記述される事象または状況が発生するか、またはしないこと、およびその記述が、その事象が発生する場合の事例、およびそれが発生しない場合の事例を含むことを意味する。
本明細書および特許請求の範囲を通して使用される場合には、近似を行う言語は、それが関係する基本機能における変化を生ずることなく変わり得る、任意の定量的表現を修飾するのに適用してもよい。したがって、「約」および「実質的に」などの用語(単数または複数)によって修飾される値は、指定された正確な値に限定されるものではない。少なくともいくつかの事例においては、近似を行う言語は、値を測定するための機器の精度に対応することがある。ここで、および本明細書および特許請求の範囲を通して、範囲限定は組合せおよび/または置換を行ってもよく、文脈または言語がそうではないことを示さない限り、そのような範囲が同定されて、その中に包含されるすべての小範囲を含む。
本明細書において使用する場合には、用語「超音速圧縮機ロータ」は、超音速圧縮機ロータの流体流路の内部に配置された超音速圧縮ランプを備える、圧縮機ロータを指すものである。さらに、超音速圧縮機ロータが「超音速」である理由は、ロータの流路内部に配置された超音速圧縮ランプにおいて、回転する超音速圧縮機ロータにぶつかる移動流体、例えば、移動気体が、超音速である相対流体速度を有すると言われるように、高速で回転軸のまわりを回転するように設計されているからである。相対流体速度は、超音速圧縮ランプにおけるロータ速度と、超音速圧縮ランプにぶつかる直前の流体速度のベクトル和によって定義することができる。この相対流体速度は、ときには「局所超音速入口速度」と呼ばれ、これは、特定の実施形態においては、入口気体速度と、超音速圧縮機ロータの流路内部に配置された超音速圧縮ランプの接線速度との組合せである。超音速圧縮機ロータは、非常に高い接線速度、例えば、300m/secから800m/secの範囲の接線速度において使用するために考案されている。
本明細書において記述する例示的なシステムおよび方法は、流体流路内部の適正な位置における垂直衝撃波の形成および維持を促進する、可変スロート幾何形状(variable throat geometry)を有する超音速圧縮機ロータを提供することによって、既知の超音速圧縮機の短所を克服する。より具体的には、本明細書において記述する実施形態は、始動動作の間にスロート面積の大きさを変調する流体制御装置を備える、超音速圧縮機ロータを含む。
図1は、例示的な超音速圧縮機システム10の概略図である。この例示的な実施形態において、超音速圧縮機システム10は、吸入区間12、吸入区間12から下流に結合された圧縮機区間14、圧縮機区間14から下流に結合された排出区間16、および駆動アセンブリ18を含む。圧縮機区間14は、駆動シャフト22を含むロータアセンブリ20によって、駆動アセンブリ18に結合されている。この例示的実施形態においては、吸入区間12、圧縮機区間14、および排出区間16のそれぞれは、圧縮機ハウジング24の内部に位置している。より具体的には、圧縮機ハウジング24は、流体入口26、流体出口28、および空隙32を画定する内表面30を含む。空隙32は、流体入口26と流体出口28の間に延びて、流体入口26から流体出口28まで流体を導くように構成されている。吸入区間12、圧縮機区間14、および排出区間16のそれぞれは、空隙32内部に位置している。代替的に、吸入区間12および/または排出区間16は、圧縮機ハウジング24の内部に位置していなくてもよい。
この例示的実施形態においては、流体入口26は、流体源34から吸入区間12まで流体の流れを導くように構成されている。流体は、例えば、気体、気体混合物、および/または液体・気体混合物などの、任意の流体でよい。吸入区間12は、流体入口26から圧縮機区間14まで流体を導くために、圧縮機区間14と流体連通して結合されている。吸入区間12は、速度、質量流量、圧力、温度、および/または任意好適な流動パラメータなどの、1つまたは2つ以上の所定のパラメータを有する、流体流動を調節するように構成されている。この例示的実施形態においては、吸入区間12は、流体入口26から圧縮機区間14まで流体を導くために、流体入口26と圧縮機区間14の間に結合された、入口案内羽根アセンブリ36を含む。入口案内羽根アセンブリ36は、圧縮機ハウジング24に結合されて、圧縮機区間14に対して静止している、1つまたは2つ以上の入口案内羽根38を含む。
圧縮機区間14は、吸入区間12から排出区間16まで流体の少なくとも一部分を導くために、吸入区間12と排出区間16の間に結合されている。この例示的実施形態において、圧縮機区間14は、駆動シャフト22に回転可能に結合された、少なくとも1つの超音速圧縮機ロータ40を含む。図示された実施形態においては、駆動シャフト22を含む、一対の同心駆動シャフト(図示せず)を使用して、超音速圧縮機ロータ40(158)を駆動することが可能であり、同心駆動シャフトは、反対向きに示されている一対の超音速圧縮機ロータを駆動する(すなわち、動作に際して、超音速圧縮機ロータが反対方向に回転する)ように構成されている。代替的に、超音速圧縮機10には、少なくとも1つの代替的な超音速圧縮機ロータ158(以下でさらに考察する)を含めてもよい。超音速圧縮機ロータ40は、流体の圧力を増大させ、流体の体積を減少させ、かつ/または排出区間16に導かれる流体の温度を上昇させるように構成されている。排出区間16は、超音速圧縮機ロータ40(158)から流体出口28まで流体を導くために、圧縮機区間14と流体出口28の間に結合された、出口案内羽根アセンブリ42を含む。出口案内羽根アセンブリ42は、圧縮機ハウジング24に結合されて、圧縮機区間14に対して静止している、1つまたは2つ以上の出口案内羽根43を含む。流体出口28は、出口案内羽根42および/または超音速圧縮機10から、例えば、タービンエンジンシステム、流体処理システム、および/または流体貯蔵システムなどの、出力システム44まで、流体を導くように構成されている。駆動アセンブリ18は、駆動シャフト22を回転させて、超音速圧縮機ロータ40を回転させるように構成されている。上記のように、図1に描かれた構成において、一対の同心駆動シャフトを使用して、一対の超音速圧縮機ロータ、例えば、直列に配列された一対の超音速圧縮機ロータを反対回転させてもよい。
動作中に、吸入区間12は、流体源34から圧縮機区間14に向かって流体を導く。圧縮機区間14は、流体を圧縮して、圧縮された流体を排出区間16の方向に排出する。排出区間16は、圧縮機区間14から出力システム44まで流体出口28を通って、圧縮された流体を導く。
図2は、例示的な超音速圧縮機ロータ40の斜視図である。図3は、超音速圧縮機ロータ40の分解斜視図である。図4は、図2における切断線4−4に沿って切った、超音速圧縮機ロータ40の横断面図である。図3および4に示す同一の構成要素には、図2において使用するのと同じ参照番号を付けてある。分かりやすくする目的で、図4は、第1の半径方向寸法を示すのにx軸、x軸と垂直の第2の半径方向寸法を示すのにy軸、x軸およびy軸に垂直な軸方向寸法を示すのにz軸を示す。以後、これらの基準軸を使用する。図4において、z軸は、ページから出る方向に向いている。この例示的実施形態において、超音速圧縮機ロータ40は、ロータディスク48に結合された複数の羽根46を含む。より具体的には、超音速圧縮機ロータ40は、分かりやすくするために、この例示的実施形態に示すような6つの羽根46を含む。代替的に、超音速圧縮機ロータ40は、本明細書に記載の超音速圧縮機10の動作を可能にする、任意の数の羽根46を含む。
ロータディスク48は、ディスク本体50を通り中心線軸54に沿って、概して軸方向に延びる、内部空隙52を画定する、環状のディスク本体50を含む。このディスク本体50は、半径方向内表面56、半径方向外表面58、および端壁60を含む。半径方向内表面56は、内部空隙52を画定する。内部空隙52は、実質的に円筒形状を有し、中心軸54のまわりに配向されている。駆動シャフト22は、複数のロータ支持ストラット51を介して、ロータディスク48に回転可能に結合され、ロータ支持ストラットは、駆動シャフト22がそれを通して挿入されるアパーチャ53を画定している。端壁60は、内部空隙52から半径方向外向きに、かつ半径方向内表面56と半径方向外表面58との間に延びている。端壁60は、中心線軸54に垂直に向いた半径方向64に画定された、幅62を有する。
この例示的実施形態において、各羽根46は、端壁60に結合されて、端壁60から外向きに、中心線54に概して平行な軸方向66に延びている。各羽根46は、入口縁68および出口縁70を含む。入口縁68は、半径方向内表面56に隣接して位置する。出口縁70は、半径方向外表面58に隣接して位置する。この例示実施形態においては、超音速圧縮機ロータ40は、一対74の羽根46を含む。各羽根46は、隣接する羽根46の各対74の間に、入口開口76、出口開口78、および流路80を画定するように配向されている。流路80は、入口開口76と出口開口78の間に延びて、入口開口76から出口開口78まで、矢印82で表わされる(図4に示す)、流れ経路を画定している。流れ経路82は、羽根46に概して平行に配向されている。流路80は、半径方向64に入口開口76から出口開口78まで流れ経路82に沿って流体を導くように大きさ、形状、および配向が決められている。入口開口76は、入口縁68と隣接する羽根46の間に画定されている。出口開口78は、出口縁70と隣接する羽根46の間に画定されている。各羽根46は、羽根46が半径方向内表面56と半径方向外表面58の間に延びるように、入口縁68と出口縁70の間に半径方向に延びている。また、各羽根46は、外表面84、および反対側内表面86を含む。羽根46は、外表面84と内表面86の間に延びて、流路80の軸方向高さ88を画定する。
図2および3を参照すると、この例示的実施形態においては、(図4に示す)流路80がシュラウドアセンブリ90と端壁60の間で画定されるように、シュラウドアセンブリ90が、各羽根46の外表面84に結合されている。シュラウドアセンブリ90は、内縁92および外縁94を含む。内縁92は、実質的に円筒形の開口96を画定する。シュラウドアセンブリ90は、内部円筒形空隙52が開口96と同心になるように、ロータディスク48と同軸に配向されている。シュラウンドアセンブリ90は、羽根46の入口縁68がシュラウドアセンブリ90の内縁92と隣接して位置し、羽根46の出口縁70がシュラウドアセンブリ90の外縁94と隣接して位置するように、各羽根46に結合されている。
また、この例示的実施形態において、シュラウドアセンブリ90は、複数の穿孔(perforations)または貫通孔97(penetrations)を画定する。各貫通孔97は、シュラウドアセンブリ90を通過して、関連する流路80のスロート部分124まで延びている。スロート部分124について、以下にさらに詳細に説明する。したがって、貫通孔97の数は、流路80の数および関連するスロート領域124の数と等しい、羽根46の数と等しい。
図4を参照すると、この例示的実施形態において、少なくとも1つの超音速圧縮ランプ98が、流路80内部に位置している。超音速圧縮ランプ98は、入口開口76と出口開口78の間に位置して、1つまたは2つ以上の圧縮波100を流路80内部に形成させるように、大きさ、形状、および配向を決められている。
超音速圧縮機ロータ40の動作中に、(図1に示す)吸入区間12は、流路80の入口開口76に向かって流体102を導く。流体102は、入口開口76に進入する直前で、第1の速度、すなわち、接近速度を有する。超音速圧縮機ロータ40は、流路80に進入する流体102が、第3の速度、すなわち羽根46に対して超音速である入口速度を有するように、方向矢印104で表わされた第2の速度、すなわち回転速度で、中心線軸のまわりに回転させられる。流体102が流路80を通過して超音速で導かれると、超音速圧縮ランプ98は、流体102の圧力および温度が上昇し、かつ/または出口開口78における体積が低下するように、圧縮波100が流路80内部で形成されるのを可能にして、流体102の圧縮を促進する。
図5は、図4に示し、範囲5に沿って切った、超音速圧縮機ロータ40の一部分の拡大横断面図である。図5に示す同一の構成要素には、図2および図4で使用するのと同じ参照番号を付けてある。分かりやすくする目的で、図5では、第1の半径方向寸法を示すのにx軸を、x軸に垂直である第2の半径方向寸法を示すのにy軸を、x軸およびy軸に垂直な軸方向寸法を示すのにz軸を示す。図5において、z軸は、ページの外に向かっている。この例示的実施形態において、各羽根46は、第1の側、すなわち圧力側106、および反対の第2の側、すなわち吸引側108を含む。圧力側106および吸引側108はそれぞれ、入口縁68と出口縁70の間に延びている。
この例示的実施形態においては、流路80が、入口開口76と出口開口78の間で、概して半径方向に配向されるように、各羽根46は、内部円筒状空隙52のまわりに円周方向に間隔を空けて配置されている。各入口開口76は、入口縁68において、羽根46の圧力側106と、隣接する吸引側108の間に延びている。流れ経路82が、半径方向64に半径方向内表面56から半径方向外表面58まで、半径方向外向きに画定されるように、各出口開口78は、出口縁70において圧力側106と隣接する吸引側108との間に延びている。代替的に、流れ経路82が、半径方向外表面58から半径方向内表面56まで半径方向内向きに画定されるように、隣接する羽根46は、入口開口76が半径方向外表面58において画定され、出口開口78が半径方向内表面56において画定されるように配向してもよい。この例示的実施形態において、流路80は、圧力側106と隣接する吸引側108の間で画定されて、流れ経路82に垂直な、円周方向幅110を有する。入口開口76は、出口開口78の第2の円周方向幅114よりも大きい、第1の円周方向幅112を有する。代替的に、入口開口76の第1の円周方向幅112は、出口開口78の第2の円周方向幅114よりも小さいか、それに等しくしてもよい。この例示的実施形態において、各羽根46は、弓形に形成されるとともに、流路80が螺旋状形状で画定され、入口開口76と出口開口78の間で内側方向に概して集束するように、配向されている。
この例示的実施形態においては、流路80は、流れ経路82に沿って変化する横断面積116を画定する。流路80の横断面積116は、流れ経路82に垂直に画定され、流路の円周方向幅110に、流路80の(図3に示す)軸方向高さ88を乗じたものに等しい。流路80は、第1の面積、すなわち入口開口76における入口横断面積118、第2の面積、すなわち出口開口78における出口横断面積120、および第3の面積、すなわち入口開口76と出口開口78の間に画定される最小横断面積122を含む。この例示的実施形態においては、最少横断面積122は、入口横断面積118および出口横断面積120よりも小さい。一実施形態においては、最少横断面積122は、出口横断面積120に等しく、この場合に出口横断面積120および最小横断面積122のそれぞれが入口横断面積118よりも小さい。
この例示的実施形態においては、超音速圧縮ランプ98は、羽根46の圧力側106に結合されて、流路80のスロート領域124を画定する。スロート領域124は、流路80の最小横断面積122を画定する。代替的な実施形態においては、超音速圧縮ランプ98は、羽根46の吸引側108、端壁60、および/またはシュラウドアセンブリ90に結合してもよい。さらに別の代替的実施形態においては、超音速圧縮機ロータ40は、それぞれ圧力側106、吸引側108、端壁60、および/またはシュラウドアセンブリ90に結合された、複数の超音速圧縮ランプ98を含む。そのような実施形態においては、各超音速圧縮ランプ98は、スロート領域124を画定してもよい。代替的に、2つ以上の超音速圧縮ランプは、超音速圧縮機ロータの流路内部のスロート領域を画定してもよい。
この例示的実施形態においては、流路80が、約1.10から1.10の間の、入口横断面積118を最小横断面積122で除した比として定義される面積比を有するように、スロート領域124は、入口横断面積118よりも小さい最少横断面積122を画定する。一実施形態においては、面積比は約1.07から1.08の間である。
この例示的実施形態においては、超音速圧縮ランプ98は、圧縮表面126および発散表面128を含む。圧縮表面126は、第1の縁、または前縁130および第2の縁、または後縁132を含む。前縁130は、後縁132よりも入口開口76により近く位置している。圧縮表面126は、前縁130と後縁132の間に延びており、半径方向内表面56と圧縮表面126の間に画定される斜角134で配向されている。圧縮表面126は、圧縮領域136が前縁130と後縁132の間に画定されるように、隣接する吸引側108に向かって集束している。圧縮領域136は、前縁130から後縁132へと流れ経路82に沿って減少する、横断面積138の流路80を含む。圧縮表面の126の後縁132は、スロート領域124を画定する。
発散表面128は、圧縮表面126に結合されて、圧縮表面126から出口開口78に向かって下流に延びている。発散表面128は、第1の端140、および第1の端よりも出口開口78に近い、第2の端142を含む。発散表面128の第1の端140は、圧縮表面126の後縁132に結合されている。発散表面128は、第1の端140と第2の端142の間に延びている。発散表面128は、発散横断面積148を含む、拡散領域146を画定し、発散横断面積148は、圧縮表面126の第2の端142から出口開口78へと増大する。拡散領域146は、スロート領域124から出口開口78まで延びている。代替的な一実施形態においては、超音速圧縮ランプは発散表面128を含まない。この代替的実施形態においては、スロート領域124が出口開口78に隣接して画定されるように、圧縮表面126の後縁132は、羽根46の出口縁70に隣接して位置している。
超音速圧縮機ロータ40の動作の間に、流体102は、ロータディスク48に対して超音速で、内部円筒状空隙52から入口開口76へと導かれる。内部円筒状空隙52から流路80に進入する流体102は、超音速圧縮ランプ98の前縁130と接触して、第1の斜め衝撃波152を形成する。超音速圧縮ランプ98の圧縮領域136は、前縁130から隣接する羽根46に向かって流路80中へと、流れ経路82に対して斜角に、第1の斜め衝撃波152を配向させるように構成されている。第1の斜め衝撃波152は、隣接する羽根46と接触するので、第2の斜め衝撃波154は、流れ経路82に対して斜角で、さらに超音速圧縮ランプ98のスロート領域124に向かって、隣接する羽根46から反射される。一実施形態においては、圧縮表面126は、隣接する羽根46における第1の斜め衝撃波152からスロート領域124を画定する後縁132へと、第2の斜め衝撃波154を拡張させるように、配向されている。超音速圧縮ランプ98は、第1の斜め衝撃波152および第2の斜め衝撃波154のそれぞれを、圧縮領域136内部で形成させるように構成されている。
流体102が圧縮領域136を通過するので、流体102が第1の斜め衝撃波152および第2の斜め衝撃波154のそれぞれを通過するときに、流体102の速度は低下する。さらに、流体102の圧力は増大し、流体102の体積は減少する。一実施形態において、超音速圧縮ランプ98は、流体102を、ロータディスク48に対して超音速である、出口開口78における出口速度を有するように調整するように構成されている。代替的な実施形態において、超音速圧縮ランプ98は、スロート領域124の下流、および流路80の内部において、垂直衝撃波156を形成させるように構成されている。垂直衝撃波156は、流れ経路82に垂直に配向された衝撃波であり、流れ経路82は、流体が垂直衝撃波156を通過するときに、流体102の速度を、ロータディスク48に対して亜音速まで低下させる。
図6は、(図1に示す)超音速圧縮機システム10に使用してもよい、代替的な超音速圧縮機ロータ158の一部分の斜視図である。分かりやすくするために、図6は、第1の半径方向寸法を示すのにx軸を、x軸に垂直な第2の半径方向寸法を示すのにy軸を、x軸およびy軸に垂直な軸方向寸法を示すのにz軸を示す。また、図6においては、ロータ支持ストラット51、アパーチャ53、およびシャフト22(すべて図3に示す)は、分かりやすくするために示していない。さらに、図6および本明細書において、シュラウドアセンブリ90は、第1の端壁160と呼び、端壁60を第2の端壁162と呼ぶ。特に断らない限りは、図6に示す同一の構成要素には、図1〜5で使用するのと同じ参照番号を付けてある。
この例示的実施形態においては、超音速圧縮機ロータ158は、(図2、3、および4に示す)ロータ40の6個の羽根46と比較して、少なくとも20個の羽根46を含む。超音速圧縮機ロータ158には、本明細書に記載の超音速圧縮機システム10の動作を可能にする、任意の数の羽根46を含めてもよい。羽根46は、第1および第2の端壁160、162の両方にそれぞれ結合されている。第1の端壁160は、(図3に示す)外縁94によって円周方向に画定された第1の外周164、および(図3に示す)内縁92によって円周方向に画定された第1の内周166を含む。第2の端壁162は、(図3に示す)外表面58によって円周方向に画定された第2の外周168、および(図3に示す)内表面56によって円周方向に画定された第2の内周170と含む。超音速圧縮機ロータ158は、方向矢印104によって示されるように回転される。
図7は、超音速圧縮機始動支援システム171の側面図である。この例示的実施形態において、システム171は、超音速圧縮機ロータ158に使用してもよい、軸平行移動可能な流体流制御装置172および第1の位置決め装置174を含む。分かりやすくするために、図7は、ページの中を向いたx軸を示しており、すなわち、図6に示す超音速圧縮機ロータ158がy軸のまわりに観察者の方向に約45度、回転されている。この例示的実施形態においては、第1の位置決め装置174は、本明細書に記載の軸平行移動可能な流体流制御装置172の動作を可能にする、それに限定はされないが、圧力板クラッチ、磁気クラッチ、および油圧クラッチを含む、任意のクラッチ型機構である。第1の位置決め装置174は、軸平行移動可能な流体流制御装置172を超音速圧縮機ロータ158から離れる方向に移動させるように付勢されており、そのような付勢力を克服して、軸平行移動可能な流体流制御装置172を超音速圧縮機ロータ158の方向に移動させるものであり、ロータ158に接近および離脱する両方の動きが、軸平行移動矢印176によって示されている。
また、この例示的実施形態においては、第1の位置決め装置174は、駆動シャフト22に回転可能に結合されている。軸平行移動可能な流体流制御装置172は、第1の位置決め装置174に動作可能に結合されるとともに、駆動シャフト22に回転式に結合されている。
第1の位置決め装置174は、超音速圧縮機始動支援システム171内部の制御システム175に動作可能に結合されている。制御システム175は、アルゴリズムを含む、十分なアナログ式および離散型の論理でプログラムされて、本明細書に記載の、第1の位置決め装置174を含む、(図1に示す)超音速圧縮機システム10の動作を助長するように、実装されている。この例示的実施形態において、制御システム175は、非限定で、パーソナルコンピュータ、リモートサーバ、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、および分散制御システム(DCS)キャビネットに常駐するプロセッサを含む、少なくとも1つのプロセッサを含む。
動作中に、駆動シャフト22は、方向矢印104によって指示されているように回転し、第1の位置決め装置174および流体流制御装置172が、超音速圧縮機ロータ158と同期して回転している。第1の位置決め装置174を連結させると、第1の位置決め装置174は、流体流制御装置172を、超音速圧縮機ロータ158に向かって軸平行移動させる。第1の位置決め装置174が切断されると、第1の位置決め装置174は、流体流制御装置172を、超音速圧縮機ロータ158から離れる方向に軸平行移動させる。
さらに、この例示的実証形態においては、流体流制御装置172は、少なくとも1つの軸平行移動可能な部材または突起178を含む。それぞれの軸平行移動可能な突起178は、流路80中に、より具体的にはスロート領域124中に、少なくとも部分的に挿入できるように大きさ、構成、および配向が決められている。また、軸平行移動可能な流体流制御装置172は第2の端壁162に直接的に結合されており、この第2の端壁162は、超音速圧縮機ロータ158の動作中に軸平行移動可能な突起178を受け入れるように大きさ、配向、および構成が決められている複数の開口(図示せず)を画定する。流体流制御装置172および軸平行移動可能な突起178について、以下にさらに説明する。
さらに、この例示的実施形態においては、単一の流体流制御装置172が、第2の端壁162に隣接している。代替的に、流体流制御装置172および関連する第1の位置決め装置174は、第1の端壁160に隣接して位置している。また、代替的に、流体流制御装置172および関連する第1の位置決め装置174は、第1の端壁160および第2の端壁162のそれぞれに隣接して位置している。この代替的実施形態においては、流体流制御装置172および関連する第1の位置決め装置172の両方を同調して、または個別に動作させてもよい。
図8は、超音速圧縮機ロータ158に使用してもよい、軸平行移動可能な流体流制御装置172および第2の位置決め装置180の側面図である。図7と同様に、図8は、ページの中を向いたx軸を示す。第2の位置決め装置180は、少なくとも1つの油圧ピストン型機構であり、この例示的実施形態においては、2つの第2の位置決め装置180が示されている。第2の位置決め装置180の両方は、同調して動作するか、または個別に動作してもよく、第2の位置決め装置180の一方を冗長装置、またはバックアップ装置として使用してもよい。
この例示的実施形態においては、それぞれの第2の位置決め装置180は、油圧流体源、または貯留槽182を含む。それぞれの第2の位置決め装置180も、油圧シリンダ184を含み、この油圧シリンダは、少なくとも1つの油圧流体導管186および少なくとも1つの油圧流体流制御弁188(それぞれの第2の位置決め装置180に対して、それぞれの一方だけが示されている)を介して、貯留槽182と流体連通して結合されている。貯留槽182は、所定の圧力で、所定の体積の油圧流体(図示せず)を充填される。それぞれの第2の位置決め装置180は、油圧シリンダ184内部に位置する油圧ピストン190をさらに含む。さらに、各油圧ピストン190は、位置制御部材またはロッド192を介して軸平行移動可能な流体流制御装置172に動作可能に結合されている。また、この例示的実施形態においては、各油圧流体流制御弁188は、制御システム175に動作可能に結合されており、制御システム175は、油圧流体を貯留槽182および油圧シリンダ184へ往復して導くための、弁188の位置決めを可能にする。各油圧シリンダ184はまた、軸平行移動可能な流体流制御装置172を超音速圧縮機ロータ158から離れる方向に移動させるように、第2の位置決め装置180に付勢する、ばねのような付勢機構196を含む。油圧シリンダ184に導かれた油圧流体は、そのような付勢力を克服して、軸平行移動可能な流体流制御装置172を超音速圧縮機ロータ158の方向に移動させる。両方の動きが、軸平行移動矢印176によって示されている。
さらに、この例示的実施形態において、それぞれの第2の位置決め装置180は、軸平行移動可能な流体流制御装置172に動作可能に結合されている。軸平行移動可能な流体流制御装置172は、駆動シャフト22に回転式に結合される。したがって、それぞれの第2の位置決め装置180は、流体流制御装置172とともに回転するように構成されている。
動作中に、駆動シャフト22は、方向矢印104によって指示されているように回転し、第2の位置決め装置180は、超音速圧縮機ロータ158および軸平行移動可能な流体流制御装置172と同期して回転する。第2の位置決め装置180を作動させると、油圧流体が、チャンネル186を介して、貯留槽182から油圧シリンダ184へと導かれて、所定の流速および圧力において、油圧流体流制御弁188を少なくとも部分的に開放する。そのような流体流が、油圧流矢印198によって示されている。油圧ピストン190に対して圧力が増大するにつれて、力がその上に誘起されて、付勢機構196によって誘起された付勢力を克服すると、油圧ピストン190および位置制御ロッド192は、流体流制御装置172を超音速圧縮機ロータ158に向かって軸平行移動させる。第2の位置決め装置180を停止すると、油圧流体流制御弁188が少なくとも部分的に閉じて、それによって、付勢機構196が、油圧ピストン190上に十分な力を誘起して、油圧流体を貯留槽182へ導きもどすとともに(そのような流体流は、油圧流動矢印198によっても示されている)、流体流制御装置172を超音速圧縮機ロータ158から離れる方向に軸平行移動させるように、油圧ピストン190上に誘起された力を減少させる。
さらに、この例示的実施形態においては、単一の流体流制御装置172は、第2の端壁162に隣接している。代替的に、流体流制御装置172および関連する第2の位置決め装置174は、第1の端壁160に隣接して位置する。また、代替的に、流体流制御装置172および関連する第2の位置決め装置174は、第1の端壁160および第2の端壁162のそれぞれに隣接して位置している。これらの代替的実施形態においては、流体流制御装置172および関連する第2の位置決め装置180の両方を、同調して、または個別に動作させてもよい。
図9は、軸平行移動可能な流体流制御装置172の一部分、および超音速圧縮機ロータ158の一部分の横断面斜視図である。分かりやすくするために、軸平行移動可能な流体流制御装置172の一部分だけを、図9に示してある。この例示的実施形態においては、軸平行移動可能な部材、または突起178が、少なくとも部分的に第2の端壁162を通過して延びるとともに、2つの隣接する羽根46の間で、流路80中に少なくとも部分的に挿入されているのが示されている。より具体的には、突起178は、貫通孔97を通過してスロート領域124中に、少なくとも部分的に延ばされているのが示されている。圧縮ランプ98、第2の端壁162の第2の内周170、および端壁162の第2の外周168を含む、羽根46の任意の部分との接触を緩和しながら、少なくとも部分的に、流路80のスロート領域124において、流れのさらなる制限、または遮断を促進するように、突起178は、大きさおよび形状が実質的に決められている。突起178は、本明細書に記載の軸平行移動可能な流体流制御装置172の動作を可能にする、任意の材料で製作される。
図10は、図9に示すように、線10−10に沿って切った、軸平行移動可能な流体流制御装置172の一部分、および超音速圧縮機ロータ158の一部分の横断面図である。より具体的には、図10は、第2の端壁162の貫通孔97を通過して完全に後退させられるともに、流路80のスロート領域124から完全に引き抜かれている、軸平行移動可能な突起178を示す。分かりやすくするために、図10は、ページの中に入る方向のx軸を示し、圧縮ランプ98は示されていない。
図11は、図9に示す線11−11に沿って切った、軸平行移動可能な流体流制御装置172の一部分、および超音速圧縮機ロータ158の一部分の横断面図である。より具体的には、図11は、第2の端壁162の貫通孔97を通過して少なくとも部分的に延ばされるとともに、流路80のスロート領域124中に少なくとも部分的に挿入されている、軸平行移動可能な突起178を示す。分かりやすくするために、図11は、ページの中に入るx軸を示し、圧縮ランプ98は示されていない。
図12は、図10に示す線12−12に沿って切った、軸平行移動可能な流体流制御装置172の一部分、および超音速圧縮機ロータ158の一部分の横断面図である。より具体的には、図12は、第2の端壁162の貫通孔97を通過して完全に後退させられるともに、流路80のスロート領域124から完全に引き抜かれている、軸平行移動可能な突起178を示す。分かりやすくするために、図12は、ページの中に入る方向を向いたy軸を示し、圧縮ランプ98は示されていない。
図13は、図11に示す線13−13に沿って切った、軸平行移動可能な流体流制御装置172の一部分、および超音速圧縮機ロータ158の一部分の横断面図である。より具体的には、図13は、第2の端壁162の貫通孔97を通過して、流路80のスロート領域124の中に部分的に挿入されている、軸平行移動可能な突起178を示す。分かりやすくするために、図13は、ページの中に入る方向を向いたy軸を示し、圧縮ランプ98は示されていない。
図10〜13は、図示と説明を容易にするために、実質的に平面状の羽根46、および実質的に平面状/長方形の軸平行移動可能な突起178を示す。羽根46および軸平行移動可能な突起178は、本明細書に記載の超音速圧縮機ロータ158の動作を可能にする、任意の寸法、形状、構成、および配向を有している。さらに、貫通孔97も、本明細書に記載の超音速圧縮機ロータ158の動作を可能にする、任意の寸法、形状、構成、および配向を有することになる。さらに、本明細書に記載の超音速圧縮機ロータ158の動作を可能にする、そのような貫通孔を通過する流体損失を緩和するための任意の密封構造が使用される。
一般に、超音速圧縮機の始動動作中には、超音速圧縮機ロータの低回転速度において、低い初期流体流動速度を助長するために、第1の所定のスロート開口が使用される。超音速圧縮機の回転が加速されるとき、ロータ速度が徐々に増大するにつれて、流体の入口マッハ数が徐々に上昇する。また、流体流の入口マッハ数が増大するにつれて、斜め衝撃波および垂直衝撃波を適切に形成して維持するのを促進する、所定のスロート面積が減少する。したがって、低超音速において必要とされる、理想的なスロート面積は、高超音速において必要とされる理想的なスロート面積よりも大きい。
図10〜13を一緒に参照すると、超音速圧縮機ロータ158の始動動作中に、超音速圧縮機始動支援システム171の軸平行移動可能な突起178は、図10および12に示されるように、スロート領域124から完全に後退させられて、スロート領域124は、完全に開放されて、第1の所定のスロート面積を有する。超音速圧縮機ロータ158が加速されるとき、軸平行移動可能な突起178は、図11および13に示されるように、スロート領域124中に部分的に挿入されて、スロート領域124の面積は、第1のスロート面積と比較して減少し、それによって可変スロート面積が得られる。軸平行移動可能な突起178は、限定はされないが、ロータ速度、質量流体流量、流体排出圧力、および温度パラメータを含む、複数のパラメータに基づいて、(図7および8に示す)制御システム175によって、挿入および引き抜きを行ってもよい。
この例証的実施形態において、軸平行移動可能な突起178は、流路80の全体にわたり、所定の空気流特性を助長するのに十分な半径方向長さを有する。代替的に、軸平行移動可能な突起178は、本明細書に記載の超音速圧縮機ロータ158の動作を可能にする任意の長さを有する。
この例証的実施形態においては、本明細書に記載のような可変スロート幾何形状構成を有するスロート面積を減少させると、スロート面積値を調節することによって、スロート面積/入口面積比の値を調整するのが容易になる。したがって、超音速流体流の所与のマッハ数に対して、所定の効率および所定の圧力損失に対する所定の比を、スロート面積を相応に調節することによって達成してもよい。
上記の超音速圧縮機ロータは、始動動作中の超音速圧縮機システムの性能における効率を増大させるための、コスト効率がよく信頼性のある方法を提供する。さらに、この超音速圧縮機ロータは、垂直衝撃波の全体にわたっての圧力損失を低減することによって、超音速圧縮機システムの動作効率の増大を助長する。より具体的には、この超音速圧縮機ロータは、流体流路内部での適正な位置における垂直衝撃波の形成と維持を助長する、可変スロート幾何形状を含む。また、より具体的には、上記の超音速圧縮機ロータは、始動動作中、および状況により必要となるその他のときにおいて、スロート面積の大きさを変えるように調整される、流体制御装置を含む。
超音速圧縮機ロータを始動するためのシステムおよび方法の例示的実施形態を上記において詳細に説明した。このシステムおよび方法は、本明細書に記載した特定の実施形態に限定されるものではなく、このシステムの構成要素、および/またはこの方法のステップは、本明細書に記載のその他の構成要素および/またはステップとは独立して、または別個に使用してもよい。例えば、このシステムおよび方法はまた、その他の回転式エンジンシステムおよび方法と組み合わせて使用してもよく、本明細書に記載の超音速圧縮機システムだけに対する実施には限定されない。そうではなく、この例示的実施形態は、その他の多数の回転式システム用途と関係して実現し、使用することができる。
本発明の様々な実施形態の具体的な特徴を、一部の図面では示し、その他では示さなかったが、これは簡便のためだけである。さらに、上記の説明においての「1つの実施形態」への言及は、記載された特徴を同様に組み入れた、さらなる実施形態の存在を排除すると解釈することを意図するものではない。本発明の原理によれば、1つの図面の任意の特徴は、その他の図面の任意の特徴と組み合わせて、参照および/または特許請求を行ってもよい。
書面による説明は、最良の形態を含む、本発明を開示するための例、および、任意の装置またはシステムを作成または使用すること、およびいずれかの組み込まれた方法を実行することを含み、当業者が本発明を実施することを可能にするための例を使用する。本発明の特許取得可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義されており、当業者が思い付くその他の例も含めることができる。そのような他の例は、それらが、特許請求の範囲の文言と異ならない構造要素を有している場合に、またはそれらが特許請求の範囲の文言と非実質的な相違を有する、等価な構造要素を含む場合には、特許請求の範囲の範囲内であることを意図している。
10 超音速圧縮機システム
12 吸入区間
14 圧縮機区間
16 排出区間
18 駆動アセンブリ
20 ロータアセンブリ
22 駆動シャフト
24 圧縮機ハウジング
26 流体入口
28 流体出口
30 内表面
32 空隙
34 流体源
36 入口案内羽根アセンブリ
38 入口案内羽根
40 超音速圧縮機ロータ
42 出口案内羽根アセンブリ
43 出口案内羽根
44 出力システム
46 羽根
48 ロータディスク
50 ディスク本体
52 内部円筒状空隙
53 アパーチャ
54 中心軸
56 半径方向内表面
58 半径方向外表面
60 端壁
62 幅
64 半径方向
66 軸方向
68 入口縁
70 出口縁
76 入口開口
78 出口開口
80 流路
82 流れ経路
84 外表面
86 内表面
90 シュラウドアセンブリ
92 内縁
94 外縁
96 開口
97 貫通孔
98 超音速圧縮ランプ
100 圧縮波
102 流体
104 方向矢印
106 圧力側
108 吸引側
110 円周方向幅
112 第1の円周方向幅
114 第2の円周方向幅
116 横断面積
118 入口横断面積
120 出口横断面積
122 最少横断面積
124 スロート領域
126 圧縮表面
128 発散表面
130 前縁
132 後縁
134 斜角
136 圧縮領域
138 横断面積
140 第1の端
142 第2の端
146 拡散領域
148 発散横断面積
152 第1の斜め衝撃波
154 第2の斜め衝撃波
156 垂直衝撃波
158 超音速圧縮機ロータ
160 第1の端壁
162 第2の端壁
164 第1の外周
166 第1の内周
168 第2の外周
170 第2の内周
171 超音速圧縮機始動支援システム
172 軸平行移動可能な流体流制御装置
174 第1の位置決め装置
175 制御システム
178 突起
180 第2の位置決め装置
182 貯留槽
184 油圧シリンダ
186 油圧流体導管
188 油圧流体流制御弁
190 油圧ピストン
192 位置制御ロッド
196 付勢機構
198 油圧流矢印

Claims (20)

  1. 超音速圧縮機であって、
    少なくとも1つの流体入口と、
    少なくとも1つの流体出口と、
    前記流体入口と前記流体出口の間に延びる流体導管と、
    前記流体導管内部に配置された、少なくとも1つの超音速圧縮機ロータであって、
    第1の端壁、
    前記第1の端壁に結合された複数の羽根であって、前記複数の羽根の各対が、そこを通過して延びる流体流路を画定し、前記流体流路は、流路入口開口および流路出口開口を画定し、かつ前記流体流路はスロート部分を含む、複数の羽根、および
    第2の端壁を含む、少なくとも1つの超音速圧縮機ロータと、
    前記スロート部分を少なくとも部分的に遮断するように構成された、前記ロータに隣接して位置する少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置であって、
    前記スロート部分の少なくとも一部分に挿入可能な、少なくとも1つの軸平行移動可能な突起を備える、少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置と
    を備える、超音速圧縮機。
  2. 前記軸平行移動可能な流体制御装置は、前記超音速圧縮機の第1の動作モードの間の第1の位置から、前記超音速圧縮機の第2の動作モードの間の第2の位置まで移動可能である、請求項1記載の超音速圧縮機。
  3. 前記第1の位置が、前記超音速圧縮機の始動動作モードの間に、前記軸平行移動可能な流体制御装置の、前記流体流路に対して完全に後退した位置を含む、請求項2記載の超音速圧縮装置。
  4. 前記第2の位置が、前記超音速圧縮機の始動後動作モードの間に、前記流体流路に対して部分的に後退した、前記軸平行移動可能な流体制御装置の位置を含む、請求項2記載の超音速圧縮装置。
  5. 前記軸平行移動可能な流体制御装置が、前記軸平行移動可能な突起に結合された軸方向位置決め装置をさらに備える、請求項1記載の超音速圧縮装置。
  6. 前記少なくとも1つの軸平行移動可能な突起が、
    前記第1の端壁を通過して延びることのできる第1の突起、および
    前記第2の端壁を通過して延びることのできる第2の突起
    の少なくとも一方を含む、請求項1記載の超音速圧縮装置。
  7. 少なくとも2つの反対回転する超音速圧縮機ロータを備える、請求項1記載の超音速圧縮装置。
  8. 超音速圧縮機用の始動支援システムであって、
    前記超音速圧縮機が、少なくとも1つの流体入口、少なくとも1つの流体出口、その間に延びる流体導管、前記流体導管内部に配置された少なくとも1つの超音速圧縮機ロータ、ならびに流路入口開口および流路出口開口およびその間のスロート部分を含む、始動支援システムにおいて、
    前記ロータに隣接して位置して、前記スロート部分を通過する流体流を少なくとも部分的に遮断するように構成された、少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置であって、
    前記スロート部分の少なくとも一部分に挿入可能な、少なくとも1つの軸平行移動可能な突起を含む、少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置
    を備える、始動支援システム。
  9. 前記軸平行移動可能な流体制御装置は、前記超音速圧縮機の第1の動作モードの間の第1の位置から、前記超音速圧縮機の第2の動作モードの間の第2の位置まで移動可能である、請求項8記載の始動支援システム。
  10. 前記超音速圧縮機の第1の動作モードの間の前記第1の位置が、前記超音速圧縮機の始動動作モードの間に、前記軸平行移動可能な流体制御装置の完全に後退した位置を含む、請求項9記載の始動支援システム。
  11. 前記第2の位置が、前記超音速圧縮機の始動後動作モードの間に、部分的に後退した前記軸平行移動可能な流体制御装置の位置を含む、請求項9記載の始動支援システム。
  12. 前記軸平行移動可能な流体制御装置が、前記軸平行移動可能な突起に結合された軸方向位置決め装置をさらに備える、請求項8記載の始動支援システム。
  13. 前記少なくとも1つの軸平行移動可能な突起が、
    第1の端壁を通過して延びることのできる第1の突起、および
    第2の端壁を通過して延びることのできる第2の突起
    の少なくとも一方を含む、請求項8記載の始動支援システム。
  14. 前記超音速圧縮機システムが、少なくとも2つの反対回転する超音速圧縮機ロータを備える、請求項8記載の始動支援システム。
  15. 超音速圧縮機を始動する方法であって、
    超音速圧縮機を準備するステップであって、前記超音速圧縮機が、
    少なくとも1つの流体源と流体連通して結合された流体入口と、
    流体出口と、
    少なくとも1つの超音速圧縮機ロータであって、
    第1の端壁と、
    前記第1の端壁に結合された複数の羽根であって、該複数の羽根の各対が、そこを通過して延びる流体流路を画定しており、前記流体流路は流路入口開口および流路出口開口を画定しており、前記流体流路がスロート部分を含む、前記複数の羽根と、
    第2の端壁と、
    前記スロート部分を少なくとも部分的に遮断するように構成された、前記少なくとも1つの超音速圧縮機ロータに隣接して位置する、少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置であって、
    前記スロート部分の少なくとも一部分に挿入可能な、少なくとも1つの軸平行移動可能な突起を含む、少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置とを含む、少なくとも1つの超音速圧縮機ロータと
    を含む、超音速圧縮機を準備するステップと、
    前記超音速圧縮機の始動動作モードの間に、前記スロート部分を実質的に開放する第1の位置まで、前記少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置を、軸方向に移動させるステップと
    を含む、方法。
  16. 前記少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置を第1の位置まで軸方向に移動させるステップは、
    前記第1の端壁を通過して延びる第1の突起を、前記複数の羽根の対の間に画定された前記流体流路から引き抜いて、前記スロート部分を開放するステップ、および
    前記第2の端壁を通過して延びる第2の突起を、前記複数の羽根の対の間に画定された前記流体流路から引き抜いて、前記スロート部分を開放するステップ
    の少なくとも一方を含む、請求項15記載の方法。
  17. 少なくとも1つの超音速圧縮機ロータを含む、超音速圧縮機を準備するステップが、
    2つの反対方向に回転する超音速圧縮機ロータを含む、超音速圧縮機を準備するステップを含む、請求項15記載の方法。
  18. 前記超音速圧縮機の始動後動作モードの間に、前記スロート部分を少なくとも部分的に遮断する第2の位置まで、前記少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置を軸方向に移動させるステップをさらに含む、請求項15記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの軸平行移動可能な流体制御装置を第2の位置まで軸方向に移動させるステップが、
    第1の突起を、前記第1の端壁を通過して、前記複数の羽根の対の間に画定された流体流路中に少なくとも部分的に挿入して、少なくとも部分的に前記スロート部分を遮断するステップと、
    第2の突起を、前記第2の端壁を通過して、前記複数の羽根の対の間に画定された流体流路中に少なくとも部分的に挿入して、少なくとも部分的に前記スロート部分を遮断するステップ
    の少なくとも一方を含む、請求項18記載の方法。
  20. 気体混合物および気体・液体混合物の少なくとも一方を、流体源からスロート部分に導くステップをさらに含む、請求項15記載の方法。
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