JP2014514116A5 - - Google Patents

Claims (2)

1. 歯科矯正装具であって、
   基部と、
   前記基部から外向きに延びる本体であって、概ね近心側−遠心側の方向に沿って延びる細長スロットを有する、本体と、
   前記本体と滑動可能に係合され、少なくとも開位置と閉位置との間で移動可能であるクリップであって、
   前記クリップが前記閉位置にあるときに、前記スロットの少なくとも一部分の上方で第１の方向に延びる唇側の区間と、
   前記唇側の区間に結合されており、更に前記第１の方向に延びる概ね平面的な舌側の区間と、
   前記第１の方向とは反対の第２の方向に結合され延びるタブであって、前記クリップを開位置と閉位置との間で移動させるための把持点を設ける、タブと、を更に備える、クリップと、を備える、装具。
2. 歯科矯正用装具に結紮されたアーチワイヤを解放する方法であって、前記装具は、概ねＵ字形状のクリップを有し、該クリップは、前記アーチワイヤを結紮するための唇側の区間と、前記装具の本体に前記本体内の凹部に沿って滑動可能に係合された、概ね平面的な舌側の区間とを有し、前記方法は、
   前記本体に対する前記クリップの主抵抗点にタブを設ける工程と、
   前記タブを手用器具と係合させる工程と、
   前記主抵抗点と概ね共面をなす位置で前記クリップに力を加えながら、前記アーチワイヤを前記アーチワイヤスロットから解放するために、前記手用器具を使用して前記クリップを概ね咬合側の方向に駆り立てる工程と、を含む、方法。