JP2014511597A - アンテナ管理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明に係るアンテナ管理方法及び装置は、できるだけ多くのアクセスネットワークが同一の周波数スペクトル資源を利用して干渉許容の範囲において同時に作動可能であり、周波数スペクトル多重化のチャンスを増加して資源高效利用の目的を実現する。
【解決手段】前記方法は、管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集すること、前記資源使用情報に基づいて、前記管理されているアクセスネットワークからアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択して、アンテナスケジューリング集合を構成し、同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークが同一のアンテナスケジューリング集合を構成すること、前記アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタに区分し、各無線リンククラスタが同一のアクセスネットワークに同一の送信ノードまたは同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクを含むこと、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てること、及び、無線資源割当結果を各無線リンククラスタが所在のアクセスネットワークに割り当てること、を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信分野に関し、特にアンテナ管理装置及び方法に関する。
コンピュータ及び通信技術の迅速発展につれ、グローバルな情報ネットワークはインターネットのプロトコル(IP,Internet Protocol)を基礎としての次世代のネットワーク(Next Generation Network, NGN)へ快速に進化している。次世代のネットワークの別の重要な特徴は、多種の無線技術が並存して異種無線アクセスネットワークが形成されることにある。
図1は、先行技術における異種無線アクセスネットワークの模式図を示す。図1に示すように、異種無線アクセルネットワークの構成は多種多様であって、カバー範囲に従って、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network, WAN)と、メトロポリタン エリア ネットワーク(Metropolitan Area Network, MAN)と、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network, LAN)と、パーソナル・エリア・ネットワーク(Personal Area Network, PAN)とに分けられており、ネットワークアーキテクチャーに従って、ポイントツーマルチポイント(Point−to−Multipoint)のシングルホップネットワーク(Single−hop Network)と、マルチホップネットワーク(Multi−hop Network)と、メッシュネットワーク(Mesh Network)と、アドホック(Ad Hoc)などとに分けられるものである。これらの無線アクセスネットワークのすべて又は一部は、有線又は無線の形態でIPを基礎としてのコアネットワーク(Core Network)にアクセスして、ユーザのためにサービスを取得する。従って、アクセスネットワークを異種アクセスネットワークネットワーク管理装置(Heterogeneous Access Network Manager)に接続することができ、当該装置によってアクセスネットワークを管理する。
異種無線アクセスネットワークは、無線技術やカバー範囲、ネットワークアーキテクチャー、ネットワーク性能等の角度のいずれかからも豊富な内容がある。それらは地理分布に立体なカバーが形成され、共通に作用して、ユーザにどこでも存在する、内容の豊富な無線マルチメディア業務を提供するようにする。一方、これらのアクセスネットワークが使用する無線周波数スペクトル資源は珍しい。
次世代のネットワークにおいて、無線アクセスネットワークは、IPを基礎としてのコアネットワークを介して互いに接続して、情報交換を行うことができ、資源利用率の向上にチャンスを提供する。一方、異種無線アクセスネットワークは立体的なカバーを形成し、資源競合及び干渉が存在し、資源の有効利用に困難を齎す。従って、次世代のネットワークの資源の高効率利用を実現するように、有効なアンテナ管理装置及び方法を設計する必要がある。
本発明の幾つかの面に対する基本な理解を提供するように、以下に本発明に関する簡単な概述を与える。理解すべきなのは、この概述は本発明に対する網羅性の概述であるわけではないことである。それは本発明のキーポイント又は要部を特定することを意図しなく、本発明の範囲を限定することも意図しない。その目的は、ただ、それを後の詳細説明の前置きとするように簡素化の形式で幾つかの概念を与えることにある。
本発明は、少なくとも先行技術における上記技術的問題を解決するためのものであり、周波数スペクトル資源の多重化チャンスを向上させ、次世代のネットワークの資源の高効率利用を実現する。
本発明の一つの面によると、管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集すること、前記資源使用情報に基づいて、前記管理されているアクセスネットワークからアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択して、アンテナスケジューリング集合を構成し、同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークが同一のアンテナスケジューリング集合を構成すること、前記アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタに区分し、各無線リンククラスタが同一のアクセスネットワークに同一の送信ノードまたは同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクを含むこと、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てること、及び、無線資源割当結果を各無線リンククラスタの所在するアクセスネットワークに割り当てることを含むアンテナ管理方法を提供する。
本発明の他の面によると、管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集するための資源使用情報収集部と、アンテナスケジューラーとが含まれており、当該アンテナスケジューラーは、前記資源使用情報に基づいて、前記管理されているアクセスネットワークからアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択して、アンテナスケジューリング集合を構成し、同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークが同一のアンテナスケジューリング集合を構成するためのアンテナ選択部と、前記アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタに区分し、各無線リンククラスタが同一のアクセスネットワークに同一の送信ノードまたは同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクを含むためのリンククラスタ区分部と、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当て、無線資源割当結果を各無線リンククラスタの所在するアクセスネットワークに割り当てるための資源スケジューラーとを含むアンテナ管理装置を提供する。
本発明の上記方面の方法及び装置において、管理されているアクセスネットワークにおけるアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを異なるアンテナスケジューリング集合に区分し、同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークは同一アンテナスケジューリング集合を構成し、各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタに区分し、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てる。よって、できるだけ多くのアクセスネットワークは、同一の周波数スペクトル資源を利用して干渉許容の範囲において同時に作動することができ、周波数スペクトル多重化のチャンスが増加され、資源高效利用の目的が実現される。また、個別の無線リンク毎に資源を割り当てる場合に比べると、無線リンククラスタ毎に無線資源を割り当てると、アンテナスケジューリングに必要な計算量が低減する。
また、本発明の別の面は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータが読み取り可能な指令コードを記憶しており、前記指令コードがコンピュータに読み取られて実行されると、前記コンピュータにアンテナ管理処理を実行させ、前記アンテナ管理処理は、管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集すること、前記資源使用情報に基づいて、前記管理されているアクセスネットワークからアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択して、アンテナスケジューリング集合を構成し、同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークが同一のアンテナスケジューリング集合を構成すること、前記アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタに区分し、各無線リンククラスタが同一のアクセスネットワークに同一の送信ノードまたは同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクを含むこと、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てること、及び、無線資源割当結果を各無線リンククラスタが所在のアクセスネットワークに割り当てること、を含む。
また、本発明の別の面は記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体はコンピュータが読み取り可能な指令コードが格納されるプログラム製品が記憶されており、前記指令コードがコンピュータに読み取られて実行されると、前記コンピュータにアンテナ管理処理を実行させ、前記アンテナ管理処理は、管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集すること、前記資源使用情報に基づいて、前記管理されているアクセスネットワークからアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択して、アンテナスケジューリング集合を構成し、同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークが同一のアンテナスケジューリング集合を構成すること、前記アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタに区分し、各無線リンククラスタが同一のアクセスネットワークに同一の送信ノードまたは同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクを含むこと、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てること、無線資源割当結果を各無線リンククラスタが所在のアクセスネットワークに割り当てること、を含む。
以下の図面を結合しながら本発明の最適な実施例に対する詳細の説明によって、本発明のこれら及びその他のメリットはさらに明らかになる。
以下の図面を結合しがなら本発明の実施例に対する説明を参照することにより、本発明の上記またはその他の目的、特徴及びメリットをより容易に理解することができる。図面における部品は、ただ本発明の原理を示すためのものに過ぎない。図面において、同一または類似の技術的特徴または部品は、同一又は類似の符号で示される。
先行技術における異種無線アクセルネットワークの模式図を示す。
本発明の実施例に係るアンテナ管理装置と無線アクセスネットワークとの関係を表す模式図を示す。
本発明の一つの実施例に係るアンテナ管理装置の模式ブロック図を示す。
本実施例のアンテナ管理装置が実施するアンテナ管理方法のフローチャートを示す。
本発明の一つの実施例に係る資源使用情報収集部により情報を収集するフローチャートを示す。
本発明の他の実施例に係る資源使用情報収集部により情報を収集するフローチャートを示す。
本発明の一つの実施例に係る資源使用効率分析部によりアンテナスケジューリングを開始するフローチャートを示す。
本発明の一つの実施例に係るアンテナ選択部によりアンテナスケジューリング集合を構築するフローチャートを示す。
本発明の他の実施例に係るアンテナ選択部によりアンテナスケジューリング集合を構築するフローチャートを示す。
本発明の一つの実施例に係るアンテナスケジューリング対象を示す方法の模式図を示す。
本発明の一つの実施例に係る資源スケジューラーにより無線資源割当を行うフローチャートを示す。
本発明の一つの実施例に係る資源スケジューラーにより独立したスケジューリングリンククラスタ群を選択するフローチャートを示す。
本発明の一つの実施例に係るアンテナ波束設定模式図を示す。
本発明の実施例に係る方法及び装置を実施するために用いられるコンピュータの模式ブロック図を示す。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。本発明の一つの図面又は一種の実施形態に記載の要素及び特徴を、一つ又は複数の他の図面又は実施形態に示す要素とを結合しても良い。注意すべきなのは、明瞭にするために、図面及び明細書において、本発明に関係しなく、当業者による既知の部品及び処理の図示及び説明が省略されることである。
本発明の実施例に係るアンテナ管理装置の位置は活に設置可能である。図2に、本発明の実施例に係るアンテナ管理装置と無線アクセスネットワークとの関係を示す模式図である。例えば、図2の(a)に示すように、本発明の実施例に係るアンテナ管理装置が、異種アクセスネットワーク管理部内に駐留して、異種アクセスネットワーク管理部の管轄範囲内の異種無線アクセスネットワークに対してアンテナ管理を行う。図2の(b)に示すように、アンテナ管理装置が、あるアクセスネットワークの中核ネットワーク内に駐留して、該アクセスネットワーク内の若干の近隣セルに対してアンテナ管理を行う。図2の(c)に示すように、アンテナ管理装置が、あるアクセスネットワークの基地局BS1内に駐留して、該アクセスネットワーク自身及び近隣するその他のアクセスネットワークアーキテクチャーの異種アクセスネットワークに対してアンテナ管理を行う。
図3は、本発明の一つの実施例に係るアンテナ管理装置の模式ブロック図である。なお、アンテナ管理装置300は、管理されているアクセスネットワークから資源使用状態データを収集するための資源使用情報収集部310と、資源使用情報収集部310が収集した資源使用状態データに基づき、アクセスネットワークに対してアンテナスケジューリングを行うと共に、アンテナスケジューリング結果をアクセスネットワークに送信するためのアンテナスケジューラー320とを含む。
好ましく、アンテナ管理装置300は、図3における点線ブロックで示す、資源使用状態データを分析して資源利用率の低いアクセスネットワークを発見し、アンテナスケジューリングを開始するための資源使用効率分析部330をさらに含んでも良い。また、好ましく、アンテナ管理装置300は、収集された無線アクセスネットワークの資源使用状態データを記憶する記憶装置をさらに含んでも良い。前記記憶装置は、例えば、図3における点線で示す資源使用状態データベース(Data Base,図3のDBと表示)340である。資源使用状態データがその他の形式の記憶装置に記憶してもよいことは言うまでもない。
理解すべきなのは、点線ブロックで示す上記の各部は、ただ好適な又は選択可能な実施形態に過ぎず、必ずアンテナ管理装置300に含まれるわけではないことである。また理解すべきなのは、アンテナ管理装置300は、資源使用情報収集部310及びアンテナスケジューラー320に加えて、点線ブロークで示している上記各部材による任意な組合せをさらに含んでもよいことである。
図4−13を結合しながら、本発明の実施例に係るアンテナ管理装置の操作のフローチャートを説明する。
図4は本実施例に係るアンテナ管理装置が実施するアンテナ管理方法を示すフローチャートである。ステップS410において、アンテナ管理装置300の資源使用情報収集部310は、管理されているアクセスネットワークから資源使用状態データを収集する。当業者にとって理解すべきなのは、資源使用情報収集部310により収集された資源使用状態データに、例えば、各アクセスネットワークにより使用される無線資源、採用される無線技術、資源利用率が時間又は空間に従う変化状況などがあることである。
また、資源使用情報収集部310は、管理されているアクセスネットワークからのアンテナスケジューリングリクエストを収集することもできる。これについて後述する。本明細書において、資源使用状態データ及びアンテナスケジューリングリクエストのいずれかも資源使用情報と称される。
ステップS420において、アンテナスケジューラー320におけるアンテナ選択部321は、資源使用状態データに基づいて、管理されているアクセスネットワークから、アンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択してアンテナスケジューリング集合を構成する。なお、同一の波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークは、同一のアンテナスケジューリング集合を構成する。
ステップ430において、アンテナスケジューラー320におけるリンククラスタ区分部322は、アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを一つまたは複数の無線リンククラスタに区分する。ここで、例として、各無線リンククラスタは、同一のアクセスネットワークに同一の送信ノード又は同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクが含まれる。
そして、ステップS440において、アンテナスケジューラー320における資源スケジューラー323は、無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるようにアンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てる。ここで、無線資源は、時間領域資源、周波帯域資源、コード域資源またはそれらの任意な組合せであってもよい。
アンテナスケジューラー320は、アンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークをアンテナスケジューリング集合として構成し、各アクセスネットワークの無線リンクを無線リンククラスタとして区分し、及び、アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てることにより、アンテナスケジューリングを終了させる。
次に、ステップS450において、アンテナスケジューラー320における資源スケジューラー323は、無線資源割当結果をアンテナスケジューリング結果として、無線リンククラスタの所在するアクセスネットワークに送信する。
注意すべきなのは、ここで与えられたステップについて、実行順の限定がないことである。例えば、無線リンククラスタ区分のステップS430は、アンテナスケジューリング集合を構成するステップS420の前に行われても良く、且つ、管理されているアクセスネットワーク毎に無線リンククラスタ区分を行っても良い。
以下に、図5及び図6に示すフローチャートを参照し、資源使用情報収集部310により情報収集を行う過程を説明する。資源使用情報収集部310は、管理されているアクセスネットワークに情報収集リクエストを周期に送信して資源使用情報を収集しても良い。管理されているアクセスネットワークが自発的に送信した情報データを受信することにより、資源使用情報を収集しても良い。図5及び図6は、それぞれ、この二つ場合の例を示している。
図5の例において、資源使用情報収集部310は、自発的に資源使用情報を収集する。この収集方式は、一般的に、周期に発生される。
ステップS510において、アンテナ管理装置は、詳しく、資源使用情報収集部310であって、各アクセスネットワークに情報収集リクエスト、例えば、情報収集リクエストシグナルInfoCollect_requestを送信する。必要に応じて、該シグナルにおいて収集する目標情報の識別子を具備しても良い。そうすれば、アクセスネットワークは、それに基づいて相応する情報を伝送し、ネットワークのパケット量を減少することができる。
ステップS520において、各アクセスネットワークは、情報収集リクエストを受信した場合に、自分に情報更新があるか否かにより、情報送信を行うか否かを判断する。
情報更新がある場合に、ステップS530において、アクセスネットワークによる情報送信を有することをアンテナ管理装置に通知するように、アクセスネットワークが情報収集応答シグナルInfoCollect_replyをTrueにしてアンテナ管理装置に送信する。情報更新がない場合に、ステップS560において、アクセスネットワークによる情報送信がないことをアンテナ管理装置に通知するように、アクセスネットワークがInfoCollect_replyをFalseにしてアンテナ管理装置に送信する。
資源使用情報収集部310は、応答シグナルを受信した場合に、判断を行う。応答シグナルInfoCollect_replyがTrueであれば,ステップS540において、資源使用情報収集部310は、受信の準備をしておき、アクセスネットワークに情報受信シグナルInfoReceive_readyを送信する。応答シグナルInfoCollect_replyがFalseであれば、資源使用情報収集部310がいずれかの操作も行わない。
アクセスネットワークは、InfoReceive_readyを受信した場合に、ステップS550において情報データInfoDataをアンテナ管理装置に送信する。
図6の例において、アクセスネットワークにより資源使用情報収集を開始する。このような収集方式は、一般的に、アクセスネットワークの機能に急激な変化があったときに発生される。
ステップS610において、アクセスネットワークは、アンテナ管理装置300、具体に資源使用情報収集部310に、情報送信リクエスト、例えば、情報送信リクエストシグナルInfoSend_requestを送信する。
ステップS620において、資源使用情報収集部310は、リクエストを受信した場合に、状況に応じて情報受信を行うか否かを判断する。
受信が許可される場合に、ステップS630において、アクセスネットワークに受信許可を通知するように、資源使用情報収集部310が情報送信応答シグナルInfoSend_replyをTrueにしてアクセスネットワークに送信する。受信が拒否される場合に(例えば、現在のネットワークの負荷が比較的に重い)、ステップS650において、アクセスネットワークに受信拒否を通知するように、資源使用情報収集部310がInfoSend_replyをFalseにしてアクセスネットワークに送信する。
アクセスネットワークは、TrueであるInfoSend_replyを受信した場合に、情報データInfoDataを資源使用情報収集部310に送信する。アクセスネットワークは、FalseであるInfoSend_replyを受信した場合に、いずれかの操作も行わない。
本発明の実施例によると、資源使用情報収集部310は、情報データを受信した場合に、情報データを分類する。アンテナスケジューリングリクエストシグナルAntennaSchedule_requestである場合に、アンテナスケジューリングを開始するように該シグナルをアンテナスケジューラー320に転送する。資源使用状態データである場合に、該データを記憶装置、例えば、資源使用状態データベース340に格納し、資源使用効率分析を開始するように資源使用効率分析部330に情報分析リクエストシグナルInfoAnalyze_requestを送信する。
本発明による実施例において、資源使用状態データベース340は、主にアンテナ管理装置300の管轄するアクセスネットワークの資源使用状態データを記憶する。該データベース340の内容について、アクセスネットワーク内部の情報及びアクセスネットワーク間の情報を含んでもよい。アクセスネットワーク内部情報は、主に資源使用状態情報を収集することによって取得されたものである。アクセスネットワーク内部情報は、例えば、アクセスネットワークの使用する周波数スペクトル資源や採用される無線技術、アクセスネットワークのアーキテクチャー(例えば、アンテナの特徴及びその分布、セルのカバー範囲、マルチホップネットワークにおけるリンク関係等)、アクセスネットワークの資源使用状況統計データを含む。なお、アクセスネットワークの資源使用状況統計データは、時間に伴うパワー制御の変化状況や時間に伴う無線資源の利用率の変化状況、位置に伴うユーザのSN比(信号量 (signal) と雑音量 ( noise) の比である)の変化状況、時間に伴うユーザ数の変化情報等の統計データを含んでもよい。アクセスネットワーク間の情報は、例えば、アクセスネットワーク間の相対位置及び距離(具体的には、アンテナ間の相対位置及び距離を指す)、アクセスネットワーク間の干渉状況の統計情報等を含む。アクセスネットワーク間の情報は、各種の既存方法で取得してもよい。例えば、GPSがよく使用される今は、GPSで各アクセスネットワークの具体的な物理位置を位置決め,アクセスネットワーク間の相対位置及び距離を算出する。
資源使用状態データベース340は、資源使用情報収集部310によりデータが提供され及び更新されており、アンテナスケジューラー320及び資源使用効率分析部330に操作に必要なデータを提供する。
以下に、図7を結合しながら資源使用効率分析部330の操作を説明する。図7は、本発明の一つの実施例に係る資源使用効率分析部により資源分析使用效率を分析してアンテナスケジューリングを開始するフローチャートを示す。ステップS710において、資源使用効率分析部330は、資源使用情報収集部310の収集した資源使用状態データを分析することにより、資源利用の低いアクセスネットワークを特定する。例えば、資源使用効率分析部330は、資源使用状態データベース340を照会し、資源利用率が所定の閾値UtilizationRatethよりも低いアクセスネットワークを考察対象集合Uとして選択する。アクセスネットワークの資源利用率は、過去のある期間におけるシステムスループットとシステム容量との比の値の平均値で示される。
ステップS720において、資源使用効率分析部330は、資源利用率の低下が干渉によって生じられたか否かを判断する。資源利用率の低下は多種の要素によって生じ可能である。例えば、作動のユーザ数が少ない可能性があり、業務総帯域の需要量が低い可能性があり、その他のアクセスネットワークからの干渉によってなされた可能性などがある。通常に、干渉によって生じられた資源利用率の低下のみに、アンテナスケジューリングを行う必要がある。例示として、資源使用効率分析部330は以下の方法で資源利用率の低下が干渉によって生じられたか否かを判断することができる。即ち、ステップS710において選択されたアクセスネットワーク集合Uについて、過去のある期間における各アクセスネットワークの平均SN比SNRを考察する。平均SN比が所定の閾値SNRThよりも低い場合に、該アクセスネットワークが受けた干渉が比較の大きいと表明し、その資源利用率の低下は干渉によって生じられたと考えられる。平均SN比が所定の閾値SNRThよりも高い場合に、該アクセスネットワークが受けた干渉が比較の小さいと表明し、その資源利用率の低下は干渉に生じられたものではないと考えられ、該アクセスネットワークを集合Uから除去することができる。上記の方法によって最終に取得されたアクセスネットワーク集合Uにおける要素は、資源利用率が低下、且つ、大きく干渉されるアクセスネットワークであって、アンテナスケジューリングが行われる必要がある。勿論、既知の他の方法によって判断資源利用率の低下は干渉によって生じられたか否かを判断しても良い。
ステップS720においてアクセスネットワークの資源利用率の低下は干渉によって生じられたと判断すれば、アンテナスケジューリングを開始させる必要があると表明し,資源使用効率分析部330がステップS730でアンテナスケジューリングを開始させる。言い換えれば、集合Uが空集合でない場合に、資源使用効率分析部330がアンテナスケジューリングを開始させる。これは、アンテナスケジューラー320へアンテナスケジューリングリクエストシグナルAntennaSchedule_requestを送信することによって行われる。ステップS720においてアクセスネットワークの資源利用率低下は干渉によって生じたものではないと判断すれば、資源使用効率分析部330はステップS740において、アクセスネットワークにアンテナスケジューリングを行う必要がないと特定する。
資源使用効率分析部330は、資源利用率分析を行うことに加えて、資源使用状態データベースの保守に用いられてもよい。資源利用率分析による結果の一部は、後のアンテナ管理に寄与するものであるため、アンテナスケジューリングを行う必要があるか否かを判断した後に、資源使用状態データベース340に記憶することができる。例えば、ステップS720において資源利用率の低下は干渉によって生じたと判断されることによってアンテナスケジューリングを行う必要のあるアクセスネットワークをマーキングする。資源使用情報収集部310が情報収集を行う時に、アンテナ管理装置の効率を実現するように、これらのマーキングされたアクセスネットワークを専ら対応しても良い。
上記のように、アンテナスケジューラー320がアクセスネットワークに対してアンテナスケジューリングを行って、無線資源を割り当てる操作はアクセスネットワークによって開始させても良く、または、資源使用効率分析部330によって開始させても良い。アンテナスケジューラー320は、資源使用状態データベース340から取得可能な資源使用状態データに基づいて、アンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークをアンテナスケジューリング集合として構成し、アンテナスケジューリング集合における無線リンククラスタに無線資源を割り当て、アンテナスケジューリングを終了させる。
以下に、図8及び図9を結合しながら、アンテナスケジューラー320におけるアンテナ選択部321が、アンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択してアンテナスケジューリング集合を構成する操作を説明する。
図8に示す実施例において、ステップS810において、アンテナ選択部321は、アクセスネットワークのネットワークの特徴、例えば、カバー範囲や地理分布、使用される周波数スペクトル資源、採用される無線技術、周波数スペクトル利用效率等の要素に基づいて、アクセスネットワークを選択して候補アンテナスケジューリング集合を構成する。同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークは同一の候補アンテナスケジューリング集合に区分される。例示として、以下に、アクセスネットワークを選択して候補アンテナスケジューリング集合を構成するための2種の方法が与えられる。
Figure 2014511597
Figure 2014511597
図8を続いて参考し、ステップS820において、アンテナ選択部321は、候補アンテナスケジューリング集合におけるアクセスネットワークに今回アンテナスケジューリングに参加するか否かを問合せる。アンテナ選択部321がUにおけるアクセスネットワークへ参加スケジューリングリクエストシグナルJoinSchedule_request(U)を送信し,今回のU集合のアンテナスケジューリングに参加するか否かを問合せる。UにおけるアクセスネットワークへシグナルJoinSchedule_request(U)を送信し、今回のU集合のアンテナスケジューリングに参加するか否かを問合せる。その他のすべての集合U,…,Uを順番に問合せる。
その後、ステップS830において、アンテナ選択部321は、各アクセスネットワークがアンテナスケジューリングに参加するか否かに関するフィードバックを受信する。各アクセスネットワークは、資源に対する自身の占用の優先度、資源利用率及び性能統計結果に基づいて、今回のアンテナスケジューリングに参加するか否かを特定し、参加スケジューリング応答シグナルJoinSchedule_replyによってアンテナ選択部へフィードバックする。 Trueである場合に、参加すると表明し、Falseである場合に、参加しないと表明する。各アクセスネットワークは、それぞれの資源需要量及び予備スケジューリングの結果をアンテナ選択部321にアンテナスケジューリングの参考情報としてフィードバックする。
ステップS840において、アンテナ選択部321は、各アクセスネットワークによるフィードバックに基づいて,各アンテナスケジューリング集合U,U,…,Uを最終に特定する。例えば、候補アンテナスケジューリング集合から、今回のスケジューリングに参加しないアクセスネットワークを除去し、又は、スケジューリングに参加しないアクセスネットワークに対してマーキングを行っても良い。
アクセスネットワークのフィードバックは、以下の幾つかのタイプを含む。
(1)周波数スペクトル資源に対するアクセスネットワークvの占用の優先度が高く、且つ、統計によってその資源利用率が高いことが分かったため、アクセスネットワークvは、自分のスケジューリング方案を援用するが、アンテナスケジューリングに参加しない。しかし、その自身にアクセスネットワークからの干渉を受けないことを確保するために、アクセスネットワークvは、自分のスケジューリング結果、即ち、予備スケジューリング結果をアンテナ選択部321へフィードバックし、アンテナ管理装置がアンテナスケジューリングを行う時に干渉されないことを回避することを希望する。
(2)同様に、優先度の高いアクセスネットワークvであるが、過去の長い間に資源利用率が低いため、アンテナスケジューリングへの参加に同意し、性能の向上を目指す。
(3)資源に対するアクセスネットワークvの占用の優先度が低くて、優先度の高いユーザとの資源競合時に、資源を取得できず、統計によって比較的長い間に該アクセスネットワークが資源を取得するチャンスが比較的少ないことが分かった。そして、vは、より多い資源使用チャンスを取得するように、アンテナスケジューリングに参与することを希望する。
(4)資源に対するアクセスネットワークvの占用の優先度が低く、過去の長い間にアンテナスケジューリングに参加していないが、性能がまだ良い。従って、自分のスケジューリング方案を援用し、アンテナスケジューリングに参加しないことを希望する。
フィードバック結果を取得した後に、アンテナ選択部321は、アンテナスケジューリングに参与するか否か、及び周波数スペクトルに対する使用の優先度に基づいて、候補集合におけるアクセスネットワークを4つの類型に分ける。第1の類型は、周波数スペクトル使用優先度が高いが、アンテナスケジューリングに参加しないものである。第2の類型は、周波数スペクトル使用優先度が高く、アンテナスケジューリングに参加するものである。第3の類型は、周波数スペクトル使用優先度が低いが、アンテナスケジューリングに参加しないものである。第4の類型は、周波数スペクトル使用優先度が低く、スケジューリングに参加するものである。
異なる類型のアクセスネットワークに対して、アンテナ管理装置300は異なる処理ポリシーを採用することができる。例えば、第1の類型のアクセスネットワーに対して、その提供したスケジューリング結果をアンテナスケジューリングの参考として、無線資源の割当を行う時に、該スケジューリング結果に影響を与えることをできるだけ回避する。第2の類型のアクセスネットワークに対してアンテナスケジューリングを行い、無線資源を優先に割当て、高い資源利用率を有することが保証される。第3の類型のアクセスネットワークに対して、何れの操作を行わない。第4の類型のアクセスネットワークに対して、アンテナスケジューリングを行うが、無線資源の使用チャンスを保証しない。
図9は、アンテナ選択部321が、アンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択してアンテナスケジューリング集合を構成する操作を示す別の示例である。図8との区別は、図9の例において、アンテナ選択部321がまず、アンテナ管理装置の管轄するアクセスネットワークにアンテナスケジューリングに参加するか否かを問合せ、その後、スケジューリングに参加するアクセスネットワークを選択してアンテナスケジューリング集合を構成することにある。図に示すように、ステップS910において、アンテナ選択部321は、アンテナ管理装置の管轄するアクセスネットワークに、アンテナスケジューリングに参加するか否かを問合せる。ステップS920において、アンテナ管理装置321は、各アクセスネットワークがアンテナスケジューリングに参加するか否かに関するフィードバックを受信する。ステップS930において、アンテナ管理装置321は、アクセスネットワークによるフィードバックに基づいて、アンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択してアンテナスケジューリング集合を構成し、同一の周波数スペクトル資源を利用するアクセスネットワークが同一の候補アンテナスケジューリング集合に区分される。
アンテナスケジューリング集合を構成した後に,アンテナスケジューラー320におけるリンククラスタ区分部322が、アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを一つ又は複数の無線リンククラスタとして区分し,資源スケジューラー323は、すべての無線リンククラスタ間の干渉が所定の範囲内にあるように、アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割当てる。アンテナスケジューリングの対象は、実際にスケジューリングに参与するアクセスネットワークにおける無線リンククラスタである。
無線ネットワークには、スケジューリングの対象が通常に、スケジューリングに参加しようとするアクセスネットワークにおける無線リンクである。無線ネットワーク、特に無線通信ネットワークには、無線リンクの数が膨大であって、且つ、スケジューリングを周期的に行う必要がある。スケジューリングに必要な演算量を低減するために、本発明において、無線リンクをクラスタリングして、無線リンククラスタが形成され,無線リンククラスタをスケジューリングの単位とする。
例示として、可能な無線リンククラスタリング方法は以下の通りである。
中央制御ノードを有するネットワークに対して、基礎施設ノード(例えば、基地局及びリレー局)間の各無線リンクが無線リンククラスタを独立に構成し、基礎施設とその直接にサービスするユーザ間の無線リンクとを含んで、該基礎施設とユーザとの間の無線リンククラスタを構成する。具体には、基礎施設と複数のその直接にサービスするユーザの間の下り無線リンクとは、一つ又は複数の無線リンククラスタを構成することができ、基礎施設と複数のその直接にサービスするユーザの間の上り無線リンクとは、一つ又は複数の無線リンククラスタを構成することができる。
ピアツーピア(peer−to−peer)ネットワークについて、各無線リンクが無線リンククラスタを独立に構成する。
要すると、一つの無線リンククラスタは、同一のアクセスネットワークにおいて同一の送信ノード又は、同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクにより構成される。
説明の便宜を図るために、本発明の実施例において以下のパラメータを採用して無線リンククラスタを説明する。
(a)無線リンククラスタ識別子Link_id
無線リンククラスタは、アンテナ識別子Antenna_id及びリンククラスタ方向識別子Direction_idに関する。アンテナ識別子Antenna_idは、アンテナがその所属している異種アクセスネットワーク管理部による管轄範囲に有する唯一のマークであって、セル識別子Cell_id及び該セルに位置するアンテナのアンテナ識別子Subcell_idから構成される。リンククラスタ方向識別子Direction_idは、中央制御ノードを有するアクセスネットワークのみに対するものである。以下にリンククラスタ方向が二つある。上りリンククラスタULは、データの流れが中央制御ノードに流れる方向であり、下りリンククラスタDLは、データの流れが、中央制御ノードから離れる方向である。
以下、例示として、可能なマーキングする方法が与えられる。中央制御ノードを有するネットワークについて、基礎施設ノード(例えば、基地局及びリレー局)間の無線リンククラスタ(単独の無線リンクを含む)は、送信アンテナ及び受信アンテナでマーキングされ,( txAntenna_id、rxAntenna_id)と記される。基礎施設ノードとユーザとの間の無線リンククラスタは、アンテナ及びリンククラスタ方向でマーキングされる。具体に、下りリンククラスタは、送信アンテナ及び下りリンククラスタ方向でマーキングされ、(txAntenna_id、DL)と記される。この時の無線リンククラスタは、該基礎施設と複数のその直接にサービスするユーザ間の下り無線リンクとを含む。上りリンククラスタは、受信アンテナ及び上りリンククラスタ方向でマーキングされ、(rxAntenna_id、UL)と記される。この時の無線リンククラスタは、該基礎施設と複数のその直接にサービスするユーザ間の上り無線リンクとを含む。
基礎施設と複数のその直接にサービスするユーザ間の下り(又は上り)無線リンクとは複数の無線リンククラスタを構成すると、通常に、基礎施設における一つの送信(又は受信)アンテナとその直接にサービスするユーザ間の下り(又は上り)無線リンクとを一つの無線リンククラスタとして区分する。従って、このような場合に、上記無線リンククラスタ識別子を使用して異なる無線リンククラスタを良く識別することができる。
ピアツーピアネットワークについて、無線リンククラスタ(単独の無線リンクを含む)は、含まれた無線リンクの送信アンテナ及び受信アンテナでマーキングされ、(txAntenna_id、rxAntenna_id)と記される。
(b)送信アンテナの類型txAntenna_type
無線リンククラスタの送信アンテナの類型は、全方向性アンテナ(Omni−directional Antenna)、指向性アンテナ(Directional Antenna)、スマートアンテナ(Smart Antenna)及びアンテナ集合を含む。なお、アンテナ集合は、同一の受信ノードを有する複数の上りリンクからなる無線リンククラスタを記述するためのものである。アンテナ類型は、アンテナ波束によって記述される。3つのパラメータ(δ,θ,r)を採用してアンテナ波束を記述し、図10の(a)の部分を参照する。図10は、本発明の一つの実施例に係るアンテナスケジューリング対象を示す方法の模式図である。この図の、Oはアンテナの位置である。xは参考方向であり、同一の異種アクセスネットワーク管理部による管轄範囲におけるアンテナに対して、同一の参考方向を選択して使用する。θは、アンテナ波束の輻射角である。例えば、全方向性アンテナのθ値は360°であり、120度の指向性アンテナのθ値は120°であり、スマートアンテナのθ値の値取り範囲は0〜360°である。δは参考方向に対するアンテナ波束の輻射角の偏向角であり、全方向性アンテナのδは、一般に0°を取る。rは、アンテナ波束の輻射半径であって、アンテナの位置から、信号フィールドの強さが所定の閾値以下まで減衰する位置までの平均距離として定義される。パワー制御の結果がrの値取りに影響し、通常のパワー制御について、rが0〜rmax範囲に幾つかの離散値を取り、rmaxがrの最大値である。アンテナ集合の波束記述は、アンテナ集合における各送信アンテナのアンテナ波束の包絡で記述される。アンテナ集合波束の包絡は、すべての送信アンテナのアンテナ波束を含む、面積の最も小さい凸曲線として定義される。実際の演算には、演算量を減少するために、すべてのアンテナ波束を含む、面積の最も小さい扇形(円を含む)を採用して、無線リンククラスタの送信アンテナを記述するアンテナ波束を近似する。該近似は略円であれば、無線リンククラスタの送信アンテナを、全方向性アンテナとして処理し、即ち、無線リンククラスタの送信アンテナ類型は全方向性アンテナである。該近似は扇形であれば、無線リンククラスタの送信アンテナを指向性アンテナとして処理し、即ち、無線リンククラスタの送信アンテナ類型は指向性アンテナである。扇形の頂点、又は円形の円形は、近似によって得られた指向性アンテナ又は全方向性アンテナの位置である。本明細書において、無線リンククラスタのアンテナ波束とは、クラスタにおける送信アンテナのアンテナ波束を指す。上記の説明によると、上り無線リンククラスタのアンテナ波束は、そのアンテナ集合おける各送信アンテナのアンテナ波束の包絡に基づいて近似によって取得されたアンテナ波束である。
(c)無線リンククラスタの帯域需要ベクトルBW_req
帯域需要ベクトルにおける要素は、パワー制御を採用する際に、異なるパワーレベルに対応するアンテナ波束カバー領域内の無線リンクの帯域需要を示す。
本明細書の無線リンククラスタのマーキング方法では,中央制御ノードを有するネットワークについて、基礎施設とユーザ間の一つの下り無線リンククラスタは、送信ノードが同じであるが受信ノードが異なる複数の無線リンクを代表することができる。パワー制御によって品質の高い信号のカバー範囲を変化させることを考慮すると、このように自然に無線リンククラスタに対応する複数の点を区分する。下り帯域需要ベクトルが形成され、図10の(b)に示すように、アンテナOのアンテナ波束(δ,θ,r)が3つのパワーレベルを有し、それらの品質の高い信号が、それぞれ、C1領域、C2及びC3領域、並びに C1、C2 及びC3領域をカバーする。対応的に、アンテナ波束の輻射半径方向に、3つの帯域需要領域C1、C2及びC3が区分された。なお、アンテナOは、無線リンククラスタにおける無線リンクの同一の送信ノードのアンテナである。ここで、C1を定義する帯域需要は、C1領域におけるノードと、アンテナOで構成されたすべての無線リンクの下り帯域需要の和であり、C2及びC3についてもこのように推定される。該無線リンククラスタの帯域需要ベクトル(第一の帯域需要に対応し、予め特定したものであっても良い。例示として、通常に、実際の帯域需要である)は、C1、C2、C3の帯域需要からなる、3つの要素を有する1次元のベクトルである。ピアツーピアのネットワークにおいて、各無線リンククラスタは、唯一の送信ノード及び受信ノードのみを有するため、該無線リンククラスタの帯域需要ベクトルの何れも、1つの要素のみを含む1次元のベクトルである。中央制御ノードを有するネットワークについて、基礎施設とユーザ間の一つの上り無線リンククラスタは、受信ノードが同じであるが送信ノードが異なる複数の無線リンクを代表する。下り無線リンククラスタの帯域需要ベクトルが形成されると、その対応する各帯域需要領域における上り無線リンクの上り帯域需要の和は、該下り無線リンククラスタと対称する上り無線リンククラスタの帯域需要ベクトルを形成し、上り無線リンククラスタの波束もそれと伴って特定される。無線通信リンクの対称性により、下り無線リンククラスタにおける各無線リンクの通信方向が逆方向である場合に、これらの逆方向の無線リンクは、該下り無線リンククラスタと対称する上り無線リンククラスタを構成し、該下り無線リンククラスタにおける送信ノードは、それと対称する上り無線リンククラスタにおける受信ノードであり、下り無線リンククラスタにおける受信ノードは、それと対称する上り無線リンククラスタにおける送信ノードであり、逆でも同様である。相変わらず、図10の(b)を例として、上り無線リンククラスタの帯域需要領域C1 の帯域需要を、C1領域におけるノードとアンテナOで構成されたすべての無線リンクの上り帯域需要の和として定義し、上り無線リンククラスタの波束は、C1領域内のノードとアンテナOで構成されたすべての上り無線リンク波束の包絡で示される。C2及びC3についてもこのように推定される。該上り無線リンククラスタの帯域需要ベクトル(第一の帯域需要に対応し、予め特定されたものであってもよい。例示として、通常に実際の帯域需要である)は、C1、C2、C3の上り帯域需要で構成された、3つの要素を含む1次元のベクトルである。
無線リンククラスタの帯域需要ベクトルを介して、アンテナスケジューリングの粒度をより細かくさせ、資源の利用率をさらに向上させるように、アクセスネットワークの帯域需要を領域化することができる。
アンテナスケジューラー320は、アンテナスケジューリング集合におけるアクセスネットワークの無線リンククラスタに無線資源を割り当てる時に、無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にある必要がある。なぜならば、同一のアンテナスケジューリング集合におけるアクセスネットワークが同一の周波数スペクトル資源を使用し、無線リンククラスタ間が同時に同一の資源を使用してデータを伝送するときに、相互干渉の情況が生じる可能性があるからである。これは、アンテナスケジューリングの相斥制約とも称される。ここで、相斥度と言う概念でリンククラスタ間の相互干渉の程度を表す。
Figure 2014511597
無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあることは、無線リンククラスタ間の相斥度を所定の値以下に止ませるためのことである。
二つの送信ノード又は受信ノードに交差の集合が存在する無線リンククラスタについて、物理的理由(例えば、ワンセットの信号の受送信装置のみが設けられるアンテナ)に起因した無線リンククラスタ間の完全に互斥の状況は、直接に分析することによって得られる。しかも、装置の交換が生じない場合に、このような互斥の状況が変更することはない。
送信及び受信ノードに交差集合が存在していない二つの無線リンククラスタについて、測定又は演算によって相斥度を取得することができる。二つの無線リンククラスタa及びbとし、aの送信及び受信アンテナのそれぞれは、a_tx及びa_rxと記される。bの送信及び受信アンテナのそれぞれは、b_tx及びb_rxと記される。ここで、一つの無線リンククラスタには複数の無線リンクが含まれると、無線リンククラスタにおけるすべての送信アンテナ及び受信アンテナを使用して以下の測定及び演算を行うことができる。しかしながら、操作の便宜を図るように、アンテナ集合波束の包絡に対応する近似の送信アンテナ又は無線リンククラスタの辺縁にあるアンテナのみを採用して以下の測定及び演算を行っても良い。例えば、下り無線リンククラスタについて、クラスタにおける辺縁にある受信ノードのアンテナを受信アンテナとして採用する。上り無線リンククラスタについて、クラスタにおける辺縁にある送信ノードのアンテナを送信アンテナとして採用し、又は、アンテナ集合波束の包絡に対応する近似の送信アンテナを送信アンテナとして採用する。
Figure 2014511597
Figure 2014511597
Figure 2014511597
アンテナ管理装置300のスケジューリングをより合理的にさせるために、好ましく、別のスケジューリング制約要素、すなわち、先駆制約を考慮してもよい。アクセスネットワークにリレーノードが存在すると、リレーノードがデータの転送しか取り扱わないが、その自身が新たなデータを生成しない。従って、リレーノードは、転送のデータが受信された後にのみ、データの送信を行うことができる。つまり、リレーノードのデータ送信がその相応するデータの受信に先駆けることができない。先駆制約は、このような制約関係を記述するためのものである。無線資源を割り当てる時に、このような先駆制約を考慮すれば、一つのリンククラスタの先駆リンククラスタに資源を割り当てから、該転送リンククラスタに資源を割り当てる。転送リンククラスタは、リレーノードとリレーノード(ピアツーピアノード)間の無線リンククラスタであって、一つの転送リンククラスタに、通常に一本の無線リンクしか含まない。
先駆制約関係は、複数のネットワークにおけるリンククラスタ関係によって取得される。例えば、隣接する二つのリンククラスタaとbについて、データの流れをaからbへのものとすると、bは、a から受信したデータを転送するが、bの転送は、aからbへの送信に先駆けることができない。
本発明の一つの実施例によると、アンテナスケジューラー320のリンククラスタ区分部322によって無線リンククラスタ間の相斥度と先駆制約の関係を特定することができる。
図11−13を結合しながらアンテナスケジューラー320における資源スケジューラー323が無線リンククラスタに無線資源を割り当てる操作を説明する。
資源スケジューラー323は、無線リンククラスタに無線資源を割り当て、スケジューリング制約要素を満足させる同時に、できるだけ無線資源を十分に利用させ、スケジューリングされるアクセスネットワークの総スループットを最大化し、スケジューリングを完成してから、スケジューリング結果をアクセスネットワークに送信する。時間領域資源を例とし(このときに、アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークのアンテナが該スケジューリング集合におけるすべての周波数帯域資源及びコード領域資源を同時に利用することができる)、無線資源の割当は、アクセスネットワークの予備スケジューリング結果を基礎とし、タイミングごとにできるだけ多くのアンテナを作動させる同時に、無線リンククラスタの相互干渉が許容の範囲内に内ことを保障する原則に基づいて、タイミングごとに無線リンククラスタを選択し、そのアンテナ波束を特定し、最終に、すべてのアクセスネットワークのデータ伝送タスクを完成させるためのタイミングを最少にするようにする。
Figure 2014511597
図11は、本発明の一実施例に係る資源スケジューラーによって無線資源割当を行うフローチャートを示す。該図は、図4におけるステップS430に対する詳細説明である。
図11のように、ステップS1110において、資源スケジューラー323は、一つのアンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタから、独立したスケジューリングリンククラスタ群を選択する。独立したスケジューリングリンククラスタ群は、リンククラスタ集合Γにおける一組のリンククラスタとして定義され、それらのアンテナ波束が、該無線リンククラスタと、前記独立したスケジューリングリンククラスタ群におけるその他の各無線リンククラスタとの間の相互干渉が所定の許容範囲内にあるように設置され(即ち、ユーザのサービス品質に影響しない)、それらは相斥制約条件を満足するように保障する。資源の有効利用を実現するために、各タイミングに、できるだけ多くのアンテナを同時に作動させる必要がある。
図12は、本発明の一実施例に係る資源スケジューラーによって、一つのアンテナスケジューリング集合のすべての無線リンククラスタから、独立したスケジューリングリンククラスタ群を選択するフローチャートである。以下の説明において、2つの新たな中間変量を使用する。それぞれは、独立したスケジューリングリンククラスタ群を示すリンククラスタ集合Λと、アンテナスケジューリング集合Uのリンククラスタ集合Γにおいて考察されていないリンククラスタを記憶するリンククラスタ集合Ψである。無線リンククラスタを選択してスケジューリングリンククラスタ群を加入する前に、この2つの中間変量を初期化し、Λを空集合φにし、ΨをΓにする。
ステップS1210において、資源スケジューラー323は、アンテナスケジューリング集合における無線リンククラスタから、一つの無線リンククラスタを独立したスケジューリングリンククラスタ群の初始無線リンククラスタとして選択し、初期無線リンククラスタのアンテナ波束を設定する。
Figure 2014511597
Figure 2014511597
Figure 2014511597
次に、ステップS1220において、資源スケジューラー323が、独立したスケジューリングリンククラスタ群の選択が終了したか否かを判断する。終了していない場合に、ステップS1230に進む。さもなければ、独立したスケジューリングリンククラスタ群の選択プロセスを終了させ、図11におけるステップS1120に進む。Ψにおけるリンククラスタの考慮を完了する当たり、該リンククラスタを集合Ψから除去する。したがって、すべてのリンククラスタのいずれかも考慮された後に、Ψが空集合になる。そこで、ステップS1220の判断方法は、Ψが空集合であるか否かを判断するものである。Ψが空集合である場合に、選択終了を示し、Ψが空集合でない場合に、選択が終了していないと示し、プロセスは、ステップS1230に進む。
ステップS1230において、資源スケジューラー323は、アンテナスケジューリング集合におけるアクセスネットワークのアンテナ間の残りの無線リンククラスタから、独立したスケジューリングリンククラスタ群に加入すべき次の候補無線リンククラスタを選択し、そのアンテナ波束を設定する。ステップS1240において、資源スケジューラー323は、次の候補無線リンククラスタが独立したスケジューリングリンククラスタ群に加入できるか否かを判断する。「はい」である場合に、ステップS1250において、次の候補無線リンククラスタを独立したスケジューリングリンククラスタ群に加入し、そして、プロセスがステップS1220に戻る。「いいえ」である場合に、プロセスは直接にステップS1220に戻る。
Figure 2014511597
Figure 2014511597
Figure 2014511597
Figure 2014511597
Figure 2014511597
Figure 2014511597
スマートアンテナのアンテナ波束の輻射角を等分した後に、輻射角ごとのアンテナ波束を夫々設定してから、最適化目標に従って波束を合併することにより、計算の複雑程度を有効に減少し、スマートアンテナの波束設定を迅速に特定することができる。
図11に戻って参照すると、独立したスケジューリングリンククラスタ群を選択した後に、ステップS1120において、資源スケジューラー323は、独立したスケジューリングリンククラスタ群における無線リンククラスタに帯域を割り当てる。
Figure 2014511597
そして、ステップS1130において、アンテナスケジューリングが終了しているか否かを判断する。上記のように、Γにおける無線リンククラスタに対して帯域を割り当てた後に、割り当てられた帯域を該リンククラスタの帯域需要(第一の帯域需要に対応)から差し引く。すべての無線リンククラスタの帯域需要の何れも0になると、すべての無線リンククラスタの帯域需要が満足されていると表明し、即ち、全体のアンテナスケジューリングフローの終了と判断することができる。
ステップS1130において、アンテナスケジューリングの終了でないと判断されると、プロセスがステップS1110に戻って、独立したスケジューリングリンククラスタ群を選択し続ける。終了の場合に、図4のS440に移行し、資源スケジューラー323が無線資源割当結果を無線リンククラスタの所在するアクセスネットワークに送信する。
無線資源割当結果は、各アクセスネットワークに割り当てられた無線資源(例えば、タイミング)、各無線資源に対応する各リンククラスタのアンテナ波束、及び、パワーレベル等を含む。その中、各アクセスネットワークに割り当てられた無線資源(例えば、タイミング)は、既存の方法でアクセスネットワークにおける無線リンククラスタに割り当てられた帯域によって換算される。
例示として、割当結果の送信中に、アンテナ管理装置がアクセスネットワークにスケジューリング結果送信リクエストシグナルSendSchedule_requestを送信する。アクセスネットワークが情況によって判断を行う。受信許可の場合に、スケジューリング結果送信応答シグナルSendSchedule_replyをTrueに設定してアンテナ管理装置に送信する。さもなければ、スケジューリング結果送信応答シグナルSendSchedule_reply をFalseに設定してアンテナ管理装置に送信する。アンテナ管理装置は、Trueである応答を受信した場合に、送信する。さもなければ、送信を停止し、その後の時間に再請求を行う。この時間または請求回数は、一定の閾値を超えると、送信を停止する。
また、本発明の実施例に係るアンテナ管理装置における各部品、例えば、資源使用情報収集部310、資源使用効率分析部320、アンテナスケジューラー330、資源使用状態データベース340等は、同一のネットワークエンティティに一体として設置されてもよく、異なるネットワークエンティティに分散して設置されても良い。
在本発明の実施例に係る方法及び装置において、管理されているアクセスネットワークのうち、アンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを、異なるアンテナスケジューリング集合に区分し、同一の周波数スペクトル資源のアクセスネットワークを使用してアンテナスケジューリング集合を構成する。各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタとして区分し、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべてのリンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てる。よって、できるだけ多くのアクセスネットワークが同一の周波数スペクトル資源を使用して干渉許容範囲で同時に作動することができる。周波数スペクトル多重化のチャンスが増加され、資源高效利用の目的が実現される。また、個別の無線リンク毎に資源を割り当てる場合に比べると、無線リンククラスタ毎に無線資源を割り当てることは、アンテナスケジューリングに必要な計算量を低減することができる。
また、本発明の実施例に係る方法及び装置において、異種無線アクセスネットワークのカバー範囲について、採用される無線技術、ネットワークアーキテクチャー及び資源使用方式などは限定されない。本発明の実施例に係る方法及び装置が対応する異種無線アクセスネットワークは、ユーザ端末に対する場合に、各種の先端なアンテナ技術を採用してユーザに無線アクセスサービスを提供することができる。その中に、全方向性アンテナ、指向性アンテナ、スマートアンテナ、分散アンテナ(Distributed Antenna)等を含む。
なお、上記の装置において、各構成モジュールや手段は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はそれらの組合せの形態で配置され可能である。配置使用可能な具体的な方法又は形態は、当業者にとって熟知されるため、ここで説明を重複しない。ソフトウェアやファームウェアによって実現された場合に、記憶媒介又はネットワークから専用のハードウェア構造を有するコンピュータに当該ソフトウェアを構成するプログラムをインストールし、 該コンピュータは、各種のプログラムがインストールされている場合に、各種の機能などを実行することができる。
図14は、本発明の実施例に係る方法及び装置を実施するためのコンピュータの模式ブロック図である。図14において、中央処理装置(CPU)1401は、読取専用メモリ(ROM)1402に記憶されたプログラム又はメモリ部1408からランダムアクセスメモリ(RAM)1403にロードされたプログラムにより、各種の処理を実行する。RAM1403において、更に必要に応じてCPU 1401が各種の処理等を実行するために必要なデータが記憶されている。CPU 1401、ROM 1402とRAM 1403はバス1404を介して互いに接続されている。入力/出力インタフェース1405もパス1404に接続されている。
入力部1406(キーボード、マウス等を含む)と、出力部1407(ディスプレイ、例えばブラウン管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)等とスピーカ等を含む)と、記憶部1408(ハードディスク等を含む)と、通信部1409(ネットワークインターフェースカード、例えばLANカード、モデム等を含む)とが、入力/出力インタフェース1405に接続されている。通信部1409がネットワーク、例えばインターネットを経由して通信処理を実行する。必要に応じて、入力/出力インタフェース1405にはドライバ1410も接続されている。磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等のような取り外し可能な媒体1411は、必要に応じてドライバ1410に取り付けられており、その中から読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じてメモリ部1408にインストールされる。
ソフトウェアで前記一連の処理を実現する場合、ネットワーク、例えば、インターネット、又は、記憶媒体、例えば、取り外し可能な媒体1411からソフトウェアを構成するプログラムをインストールする。
このような記憶媒体は、図14に示された、その中にプログラムが記憶されているものであって、デバイスから離れて配分されることでユーザにプログラムを提供する取り外し可能な媒体1411に限定されないことを、当業者は理解すべきである。取り外し可能な媒体1411の例として、磁気ディスク(フロッピーディスク(登録商標))、光ディスク(コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD−ROM)やデジタルヴァーサタイルディスク(DVD)を含む)、光磁気ディスク(ミニディスク(MD(登録商標))を含む)及び半導体メモリを含む。または、記憶媒体はROM1402、メモリ部1408に含まれるハードディスクなどでも良い。その中にプログラムが記憶されており、これらを含むデバイスとともにユーザに配分される。
本発明は、機械が読み取り可能な指令コードが記憶されるプログラム製品をさらに提供する。前記指令コードは機械により読み取られて実行されるときに、本発明の実施例による方法を実行することができる。
相応に、上記の機械が読み取り可能な命令コードが記憶されるプログラム製品を搭載するための記憶媒体も本発明の開示に含まれる。前記記憶媒体は、ソフトウェア、光ディスク、磁気光ディスク、メモリカード、メモリスティックなどが含まれるが、それらに限定されない。
上記の記載に本発明の具体的な実施例に対する説明において、一種の実施形態に対して説明及び・又は、示した特徴は、相同または相似の方式で一つ又は複数の他の実施形態において使用され、又はその他の実施形態における特徴を組合せ、又は他の実施形態における特徴を置き換えることができる。
強調すべきなのは、「含む/有する」という述語が、本明細書に使用されるときに、特徴、要素、ステップまたはコンポーネントの存在を指すが、一つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ又はコンポーネントの存在又は付加は排除されないことである。
また、本発明の方法は、明細書に記載の時間順に従って実行されることに限らず、他の時間順に従って並行又は独立に実行されることができる。従って、本明細書に記載の方法の実行順序は本発明の技術範囲を何れの制限を構成しない。
上記の記載に本発明の具体的な実施例に対する説明にて本発明を開示したが、当業者は特許請求の範囲の主旨及び範囲において、本発明の各種の修正、改進または均等物を設計することができる。これらの修正、改進または均等物も本発明の保護範囲に該当することは明らかである。

Claims (20)

  1. 管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集すること、
    前記資源使用情報に基づいて、前記管理されているアクセスネットワークからアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択して、アンテナスケジューリング集合を構成し、同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークが同一のアンテナスケジューリング集合を構成すること、
    前記アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタに区分し、各無線リンククラスタが同一のアクセスネットワークに同一の送信ノードまたは同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクを含むこと、
    前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てること、及び、
    無線資源割当結果を各無線リンククラスタの所在するアクセスネットワークに割り当てること、を含むアンテナ管理方法。
  2. 前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てることには、
    前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタから、独立したスケジューリングリンククラスタ群を選択し、なお、前記独立したスケジューリングリンククラスタ群における各無線リンククラスタのアンテナ波束が、該無線リンククラスタと前記独立したスケジューリングリンククラスタ群におけるその他の各無線リンククラスタとの間の相互干渉が前記所定の範囲内にあるように設定されること、
    前記独立したスケジューリングリンククラスタ群における各無線リンククラスタに帯域を割り当てること、及び、
    前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタの第一の帯域の需要が満足されるまで、前記独立したスケジューリングリンククラスタ群の選択と前記帯域の割当とを繰り返すこと、を含む請求項1に記載のアンテナ管理方法。
  3. 各無線リンククラスタのパワーレベルのカバー範囲に従って、前記無線リンククラスタを輻射半径方向に少なくも一つの帯域需要領域に区分し、ここで、各帯域需要領域における帯域需要は、前記無線リンククラスタにおける、該帯域需要領域におけるノードを含むすべての無線リンクの帯域需要の和であり、前記無線リンククラスタの各帯域需要領域における帯域需要の和が前記無線リンククラスタの第一の帯域需要に等しいこと、及び、
    各無線リンククラスタの現在設置されるアンテナ波束の輻射半径に対応する帯域需要領域における帯域需要を該無線リンククラスタのその現在のアンテナ波束設定での帯域需要として特定すること、をさらに含む、請求項2に記載のアンテナ管理方法。
  4. 独立したスケジューリングリンククラスタ群を選択することには、
    前記アンテナスケジューリング集合における無線リンククラスタから一つの無線リンククラスタを前記独立したスケジューリングリンククラスタ群の初期無線リンククラスタとして選択し、前記初期無線リンククラスタのアンテナ波束を設定すること、
    前記アンテナスケジューリング集合における残りの無線リンククラスタから、前記独立したスケジューリングリンククラスタ群に加入すべき次の候補無線リンククラスタを選択し、そのアンテナ波束を設定すること、
    前記次の候補無線リンククラスタのアンテナ波束は、前記次の候補無線リンククラスタと前記独立したスケジューリングリンククラスタ群における各既存の無線リンククラスタとの間の相互干渉が前記所定の範囲内にあるように設定可能にすると、前記次の候補無線リンククラスタを前記独立したスケジューリングリンククラスタ群に加入すること、及び、
    前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての残りの無線リンククラスタが選択及び設定されるまで、前記次の候補無線リンククラスタの選択及びそのアンテナ波束の設定、及び前記加入を繰り返すこと、を含む請求項2に記載のアンテナ管理方法。
  5. 前記独立したスケジューリングリンククラスタ群に加入すべき次の候補無線リンククラスタを選択することには、
    前記アンテナスケジューリング集合における残りの無線リンククラスタから、前記初期無線リンククラスタとの間の相斥距離が最も短い無線リンククラスタを前記独立したスケジューリングリンククラスタ群に加入すべき次の候補無線リンククラスタとして、選択することを含み、
    なお、2つの無線リンククラスタ間の相斥距離とは、前記2つの無線リンククラスタのうち、一方から他方まで経由すべき相互干渉の無線リンククラスタの最小個数を指す、請求項4に記載のアンテナ管理方法。
  6. 次の候補無線リンククラスタのアンテナ波束を設定することには、
    前記次の候補無線リンククラスタのパワーレベルを、前記パワーレベルにおいて前記次の候補無線リンククラスタと前記独立したスケジューリングリンククラスタ群における各既存の無線リンククラスタとの間の相互干渉が前記所定の範囲内にあるように設定すること、及び、
    前記次の候補無線リンククラスタのアンテナ波束の輻射半径を前記パワーレベルのカバー範囲に対応する半径に設置すること、を含む請求項4に記載のアンテナ管理方法。
  7. 次の候補無線リンククラスタの送信アンテナの類型がスマートアンテナである場合に、
    次の候補無線リンククラスタのアンテナ波束を設定することには、
    前記次の候補無線リンククラスタのアンテナ波束の輻射角を、複数のサブ輻射角に分けること、及び、
    前記次の候補無線リンククラスタの各輻射角でのアンテナ波束を、それぞれ設定することを含み、
    前記アンテナ管理方法には、
    各サブ輻射角におけるアンテナ波束の何れも、前記次の候補無線リンククラスタと前記独立したスケジューリングリンククラスタ群における各既存の無線リンククラスタとの間の相互干渉が前記所定の範囲内にあるように設定可能にすると、前記次の候補無線リンククラスタのアンテナ波束を取得するように、前記複数のサブ輻射角におけるアンテナ波束を合併することをさらに含む、請求項4に記載のアンテナ管理方法。
  8. 前記合併には、合併後のアンテナ波束の輻射半径が最大になるように、または合併後のアンテナ波束の輻射角が最大になるように、前記複数のサブ輻射角におけるアンテナ波束を合併すること、を含む請求項7に記載のアンテナ管理方法。
  9. 前記合併には、帯域需要を有するサブ輻射角におけるアンテナ波束を合併すること、を含む請求項7に記載のアンテナ管理方法。
  10. 前記独立したスケジューリングリンククラスタ群における各無線リンククラスタに帯域を割り当てることには、
    前記独立したスケジューリングリンククラスタ群における、何れかの一つの無線リンククラスタである第一の無線リンククラスタの、その現在のアンテナ波束設定での帯域需要を割当値として選択し、かつ、該第一の無線リンククラスタに、前記割当値に等しい帯域を割り当てること、
    前記独立したスケジューリングリンククラスタ群における、前記第一の無線リンククラスタ以外のその他の無線リンククラスタの、その現在のアンテナ波束設定での帯域需要は、前記割当値よりも低い場合に、該その他の無線リンククラスタに、その現在のアンテナ波束設置での帯域需要に等しい帯域を割り当てること、
    前記独立したスケジューリングリンククラスタ群における、前記第一の無線リンククラスタ以外のその他の無線リンククラスタの、その現在のアンテナ波束設定での帯域需要が前記割当値に等しいまたは前記割当値よりも高い場合に、該その他の無線リンククラスタに前記割当値に等しい帯域を割り当てること、及び、
    前記独立したスケジューリングリンククラスタ群における各無線リンククラスタの、その現在のアンテナ波束設定での帯域需要から、今回該無線リンククラスタに割り当てられた帯域を差し引くこと、を含む請求項3に記載のアンテナ管理方法。
  11. 前記アンテナスケジューリング集合における無線リンククラスタのうちの、リレーノード間の無線リンククラスタである転送リンククラスタの第一の帯域需要の初期値をゼロに設置し、
    前記アンテナ管理方法には、
    前記転送リンククラスタの先駆リンククラスタを特定すること、
    前記転送リンククラスタの先駆リンククラスタは、前記独立したスケジューリングリンククラスタ群に選択され、帯域が割り当てられたと、前記転送リンククラスタの第一の帯域需要を前記転送リンククラスタの先駆リンククラスタに割り当てられた帯域だけ、増加させること、を含む請求項2に記載のアンテナ管理方法。
  12. 管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集するには、
    前記管理されているアクセスネットワークから資源使用状態データを収集すること、を含む請求項1に記載のアンテナ管理方法。
  13. 管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集することには、
    前記管理されているアクセスネットワークからアンテナスケジューリングリクエストを収集することをさらに、含む請求項12に記載のアンテナ管理方法。
  14. 前記管理されているアクセスネットワークに情報収集リクエストを周期的に送信することによって前記資源使用状態データ及び前記アンテナスケジューリングリクエストを収集し、或は、
    前記管理されているアクセスネットワークが自発的に送信した情報データを受信することによって、前記資源使用状態データ及び前記アンテナスケジューリングリクエストを収集する、請求項13に記載のアンテナ管理方法。
  15. 前記資源使用状態データを分析することによって、資源利用率が所定の閾値よりも低いアクセスネットワークを特定し、
    前記資源利用率の低下が干渉によるか否かを判断し、
    前記資源利用率の低下が干渉によるものであれば、前記アンテナスケジューリング集合の構成、前記無線リンククラスタの区分以及前記無線資源の割当を開始させること、をさらに含む請求項12に記載のアンテナ管理方法。
  16. 前記管理されているアクセスネットワークからの予備スケジューリング結果を受信すること、及び、
    無線資源を割り当てる際に、優先度が高くかつアンテナスケジューリングに参与しないアクセスネットワークの予備スケジューリング結果に影響が及ぶことを回避し、優先度が高くかつアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークに無線資源を優先に割り当てる、ことをさらに含む請求項1に記載のアンテナ管理方法。
  17. 前記管理されているアクセスネットワークは、複数の異種アクセスネットワークを含む、請求項1に記載のアンテナ管理方法。
  18. 管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集するための資源使用情報収集部と、アンテナスケジューラーとが含まれ、
    当該アンテナスケジューラーは、
    前記資源使用情報に基づいて、前記管理されているアクセスネットワークからアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択して、アンテナスケジューリング集合を構成し、同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークが同一のアンテナスケジューリング集合を構成するためのアンテナ選択部と、
    前記アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタに区分するためのリンククラスタ区分部であって、各無線リンククラスタが同一のアクセスネットワークに同一の送信ノードまたは同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクを含むリンククラスタ区分部と、
    前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当て、無線資源割当結果を各無線リンククラスタの所在するアクセスネットワークに割り当てるための資源スケジューラーとを含む、アンテナ管理装置。
  19. コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータが読み取り可能な指令コードを記憶しており、前記指令コードがコンピュータに読み取られて実行されると、前記コンピュータにアンテナ管理処理を実行させ、
    前記アンテナ管理処理には、
    管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集すること、
    前記資源使用情報に基づいて、前記管理されているアクセスネットワークからアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択して、アンテナスケジューリング集合を構成し、同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークが同一のアンテナスケジューリング集合を構成すること、
    前記アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタに区分し、各無線リンククラスタが同一のアクセスネットワークに同一の送信ノードまたは同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクを含むこと、
    前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てること、及び、
    無線資源割当結果を各無線リンククラスタの所在するアクセスネットワークに割り当てることを含む、コンピュータプログラム製品。
  20. 記憶媒体であって、前記記憶媒体はコンピュータが読み取り可能な指令コードが格納されるプログラム製品が記憶され、前記指令コードがコンピュータに読み取られて実行されると、前記コンピュータにアンテナ管理処理を実行させ、
    前記アンテナ管理処理は、
    管理されているアクセスネットワークから資源使用情報を収集すること、
    前記資源使用情報に基づいて、前記管理されているアクセスネットワークからアンテナスケジューリングに参与するアクセスネットワークを選択して、アンテナスケジューリング集合を構成し、同一の周波数スペクトル資源を使用するアクセスネットワークが同一のアンテナスケジューリング集合を構成すること、
    前記アンテナスケジューリング集合における各アクセスネットワークの無線リンクを、一つ又は複数の無線リンククラスタに区分し、各無線リンククラスタが同一のアクセスネットワークに同一の送信ノードまたは同一の受信ノードを有する一つ又は複数の無線リンクを含むこと、
    前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタ間の相互干渉が所定の範囲内にあるように、前記アンテナスケジューリング集合におけるすべての無線リンククラスタに無線資源を割り当てること、及び、
    無線資源割当結果を各無線リンククラスタの所在するアクセスネットワークに割り当てることを含む、記憶媒体。
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