一部の実施形態は、複数のそれぞれのカジノまたは他の行為地に関係する複数のアカウントを含み得る。一部の実施形態では、その各アカウントが、特定のカジノ、スポーツブック等におけるゲームおよび/またはイベントに関係するギャンブルを可能にすることができる。例えば一部の実施形態では、利用者は、複数のゲーム運営者(例えばカジノ、スポーツブック、モバイルゲームプロバイダ、インターネットの賭けサイト)のそれぞれに関連するカジノギャンブル用のそれぞれの金銭アカウント、および複数のゲーム運営者(例えばカジノ、スポーツブック、モバイルゲームプロバイダ、インターネットの賭けサイト)の1つまたは複数に関連するスポーツ賭博用のそれぞれの金銭アカウントを有することができる。
一部の実施形態は、ある賭博アカウント内の資金が、その賭博アカウントに関連しないカジノ内でまたは位置において使用されるのを防ぐことを含み得る。一部の実施形態は、ある賭博アカウント内の資金が、そのアカウントについて承認されていない賭けに使用されかつ/または活動を行う(例えば購入する、カジノゲームで賭ける、スポーツ賭博を行う)ために使用されるのを防ぐことを含み得る。
一部の実施形態は、ある賭博アカウントから別の賭博アカウントに資金振替を行うことを可能にする特徴を含むことができる。その資金は、同じゲーム運営者に関連するアカウント間で、および/または異なるゲーム運営者に関連するアカウント間で振り替えることができる。
一部の実施形態では、振替は、アカウント内の金額を明らかにする電子記録を調節することを含み得る。例えば、単一のゲーム運営者はあるアカウントを減らすことができ、別のアカウントを同額増やすことができる(例えばカジノ賭博アカウントとスポーツ賭博アカウントとの間の地所内振替)。一部の実施形態では、複数の当事者が振替に関与し得る。例えば、第1のゲーム運営者がアカウントを減らすことができ、第2のゲーム運営者がアカウントを同額増やすことができる。一部の実施形態では、仲介役(例えばモバイルゲーム運営者やアカウント運営者)が、1つまたは複数のエンティティに代わってアカウンティングサービスを提供することができる(例えば複数のエンティティ用のアカウントを維持することができ、そのためそれらのエンティティに代わって調節を行うことができる)。
一部の実施形態では、そのようなアカウント振替機能は、あるアカウントから所定金額を振り替える許可を利用者が与えることを可能にし得る。許可された(またはそれ以下の)いくらかの金額を別のアカウントに移すことができる。したがって、賭けを行うためにおよび/または活動を行うために、たとえそのアカウントから金を使用できない場合でも、同じ賭けを行うためにおよび/または同じ活動を行うために、その金額を他のアカウントから使用することができる。
一部の実施形態では、第1のゲームプロバイダに関係する第1のアカウントを確立することができる。例えば、第1のアカウントは、第1のカジノ(例えばMリゾート)または第1のゲームサービスプロバイダ(例えばCantor Gamingなどのモバイルゲームプロバイダ)に関係し得る。そのアカウントは、(例えばアカウントにサインアップしかつ/またはアカウント内に入金することにより)第1のゲームプロバイダ、利用者、および/または金融機関によって確立され得る。利用者は、そのアカウントに入金しかつ/またはそのアカウントから出金することができる。アカウント内に入金された状態で、そのアカウントは1つまたは複数のゲームで賭けを行うために使用することができる。そのアカウントは、カジノまたは第1のゲームプロバイダにおいて賭けを行うために、および/またはさもなければ第1のゲームプロバイダによって(例えば第1のゲームプロバイダが賭けに応じる場合、第1のゲームプロバイダが提供するアプリケーションを使って)使用することができる。一部の実施形態では、そのアカウントは、1つまたは複数の活動(例えばスポーツ賭博および/またはカジノ賭博)に関連し得る。一部の実施形態では、様々な活動に関連する複数のアカウント(例えばスポーツ賭博用に1つ、カジノ賭博用に1つ)を第1のゲームプロバイダに関して確立することができる。
一部の実施形態では、第2のゲームプロバイダに関係する第2のアカウントを確立することができる。例えば、第2のアカウントは、第2のカジノ(例えばHard Rock Casino)または第2のゲームサービスプロバイダ(例えばVenetian Pocket Casino Serviceなどのモバイルゲームプロバイダ)に関係し得る。そのアカウントは、(例えばアカウントにサインアップしかつ/またはアカウント内に入金することにより)第2のゲームプロバイダ、利用者、および/または金融機関によって確立され得る。利用者は、そのアカウントに入金しかつ/またはそのアカウントから出金することができる。アカウント内に入金された状態で、そのアカウントは1つまたは複数のゲームで賭けを行うために使用することができる。そのアカウントは、第2のゲームプロバイダにおいて賭けを行うために、および/またはさもなければ第2のゲームプロバイダによって(例えば第2のゲームプロバイダが賭けに応じる場合、第2のゲームプロバイダが提供するアプリケーションを使って)使用することができる。一部の実施形態では、そのアカウントは、1つまたは複数の活動(例えばカジノ賭博および/またはスポーツ賭博)に関連し得る。一部の実施形態では、様々な活動に関連する複数のアカウント(例えばスポーツ賭博用に1つ、カジノ賭博用に1つ)を第2のゲームプロバイダに関して確立することができる。
一部の実施形態では、第1の活動に関係する第3のアカウントを確立することができる。例えば、第3のアカウントは、カジノゲーム(例えばスロット、ブラックジャック、ポーカー)で賭けを行うことに関係し得る。そのアカウントは、(例えばアカウントにサインアップしかつ/またはアカウント内に入金することにより)ゲームプロバイダ、利用者、および/または金融機関によって確立され得る。利用者は、そのアカウントに入金しかつ/またはそのアカウントから出金することができる。アカウント内に入金された状態で、そのアカウントは1つまたは複数のカジノゲームで賭けを行うために使用することができる。そのアカウントは、第1の活動に限定することができかつ/または何らかの第2の活動(例えばスポーツおよび/またはレース賭博)に使用されるのを除外することができる。一部の実施形態では、そのアカウントは、1つまたは複数のゲームプロバイダに関連し得る。
一部の実施形態では、第2の活動(例えば第3のアカウントが使用されるのを除外され得る第2の活動)に関係する第4のアカウントを確立することができる。そのアカウントは、(例えばアカウントにサインアップしかつ/またはアカウント内に入金することにより)ゲームプロバイダ、利用者、および/または金融機関によって確立され得る。利用者は、そのアカウントに入金しかつ/またはそのアカウントから出金することができる。アカウント内に入金された状態で、そのアカウントは1つまたは複数のスポーツ、レース、および/または他のイベントで賭けを行うために使用することができる。そのアカウントは、第2の活動に限定することができかつ/または何らかの第1の活動(例えばカジノゲーム賭博)に使用されるのを除外することができる。一部の実施形態では、そのアカウントは、1つまたは複数のゲームプロバイダ(例えば第3のアカウントと同じおよび/または異なるゲームプロバイダ)に関連し得る。
一部の実施形態では、アカウントを確立することは、利用者からゲーム運営者によって情報を受け取ること、利用者から金を受け取ること、利用者に関する情報を確認すること、アカウント内に金を保管すること、データベース内に情報を記憶すること等を含み得る。例えば一部の実施形態では、利用者は、アカウントを確立するためにゲームプロバイダに識別情報(例えば名前、年齢、住所、社会保障番号、運転免許証番号等)を提供することができる。ゲームプロバイダは、その情報をデータベース内に記憶することができる。ゲームプロバイダは、(例えば年齢を確認するために写真付IDを求めることにより)その情報の1つまたは複数の部分を確認することができる。そのような確認を証明する情報(例えばIDのコピー)は、データベース内に記憶することができる。ログイン情報をアカウント用に確立することができる。一部の実施形態では、その情報は、ゲーム運営者において自身で、インターネット経由で、ファックスによって、電話で等、所望の通りに確立することができる。一部の実施形態では、アカウント内に入金することができる。例えば、物理的な現金をゲーム運営者に手渡し、それに応じて、その金がアカウント内にあることを示すためにデータベースエントリを調節することができる。一部の実施形態では、アカウント内への電子振替を(例えば別のアカウントから)行うことができ、その振替を明らかにするためにデータベースエントリを作成することができる。
一部の実施形態では、単一の仲介役が、複数のゲーム運営者に関係する複数のアカウントに関する情報を維持することができる(例えばモバイルゲームプロバイダは複数のカジノにおいて操業し、各カジノに関係するアカウントを維持することができる)。一部の実施形態では、その仲介役は、その複数のアカウントに関するアカウント情報が記憶され得る顧客データベースを維持することができる。一部の実施形態は、そのようなデータベース内でアカウントの整合性を維持することを含み得る。例えば、プレーヤがあるアカウントに関連する自身の名前または住所を変更する場合、全てのアカウントに影響を及ぼすように、顧客データベースを介してその変更を広めることができる。一部の実施形態では、その変更が他のアカウントに影響を及ぼさなくてもよい。一部の実施形態では、変更を他のアカウントに広めさせる(例えばどのアカウントに影響を与えるのか選ぶ)オプションを、ユーザインターフェイスによりプレーヤに与えることができる。
一部の実施形態では、プレーヤが新たなアカウントを確立すると、その新たなアカウントが、プレーヤによって確立された他のアカウントに顧客データベース内でリンクされ得る。例えば、プレーヤがアカウントを既に登録しているかどうかを見出すために、データベースはアカウントの確立時にプレーヤによって入力された識別情報を検索される場合がある(例えばプレーヤは、以前のアカウント確立からのログイン情報、社会保障番号、運転免許証番号を求められる場合があり、他の一意識別情報が検索されてもよい)。新たなアカウントを確立するプレーヤへのマッチが顧客データベース内で見つかる場合、それに応じて、新たなアカウントを前の顧客エントリおよびその顧客に前に関連付けられている全てのアカウントに関連させることができる。この関連付けは、規則的な顧客プロファイルを維持し、顧客のためにアカウンティングし、顧客のアカウント間で振替を行い、不正行為を監視する(例えば複数のアカウントの使用を同時に監視し、それに応じて不正行為防止行動を取る)等のプロセスを容易にすることができる。
一部の実施形態は、カジノにおいておよび/または合法的なゲーム管轄区域内で賭けをすることに関係し得る。その賭けは、確立された1つまたは複数のアカウント内の金を使って行うことができる。賭けられた金、負けた金、勝った金、振り替えられた金等に応じてデータベースを調節することができる。一部の実施形態では、ゲーム管轄区域および/またはゲームプロバイダが、一部の金を他の金と分けておくことを必要としかつ/または望む場合がある。そのような金の取扱いは、責任、追跡、信用度の保証、活動の監視、年齢確認、識別情報の確認等を改善し得る。例えば一部の実施形態では、各ゲームプロバイダ(例えば賭けの受手、賭博場、カジノ、モバイルゲームプロバイダ)は、そのプロバイダを介して賭けを行うために、独自のアカウント(例えば各プロバイダと賭けをするためにセットアップされるアカウント)がセットアップされることを要求し得る。別の例として、レースおよび/またはスポーツアカウントがカジノゲームアカウントと別である必要があり得る。例えば、スポーツ/レースおよびカジノゲームの両方を提供するゲームプロバイダは、スポーツ/レースアカウントおよびカジノアカウントの両方を確立するよう利用者に要求する場合があり、その利用者はそのゲームプロバイダを介してアカウントベースの賭けをスポーツ/レースおよびカジノゲームの両方で行いたい。一部の実施形態では、ショッピングおよび/または他の方法で金を使うために別個のアカウントが必要であり得る。例えば、商品を購入する目的で金を使うために賭博アカウントが使われるのを防ぐことができる。一部の実施形態では、複数の活動のために、複数のゲームプロバイダにより、および/または複数の位置において単一アカウントが使用され得る。
賭博アカウントおよび/または非賭博アカウントに関連する位置、ゲームプロバイダ、仲介役、活動、および/または他の特性の任意の組合せを様々な実施形態の中で所望の通りに使用できることを理解すべきである。実施形態の様々な例は、所望の通りの任意の方法で組み合わせることができる非限定的な例として与える。例えば一部の実施形態は、4箇所の別々の位置それぞれの3つの個々の活動に関連する3つの別個のアカウントを含むことができる。一部の実施形態では、あるアカウントの種類および/または関連付けの一例として、あるアカウントをカジノAにおけるスポーツ賭博に関連付けることができ、別のアカウントをカジノBにおいてカジノゲームをすることに関連付けることができ、第3のアカウントを店Cにおいて買い物をすることに関連付けることができ、第4のアカウントを金融機関Dにおいて投資することに関連付けることができる。
一部の実施形態は、あるアカウント(例えば第1のアカウント、第3のアカウント)から別のアカウント(例えば第2のアカウント、第4のアカウント)への振替を助けることを含むことができる。その金には、アカウント内に預け入れられた金、アカウント内に振り替えられた金、賭博活動によって勝った金等が含まれ得る。一部の実施形態では、金を振り替えることができるアカウントには、振替に関連する時点において利用者が関与するゲームプロバイダ(例えば利用者が位置するカジノ)に関連するアカウントが含まれてもよく、かつ/または金を引き出すことができるアカウントには、振替に関連する時点において利用者が関与していないゲームプロバイダ(例えば利用者が位置していないカジノ)が含まれてもよい。
一部の実施形態では、振替を助けることは、あるアカウントから金を引き出し、その金を別のアカウントに預け入れることを含み得る。一部の実施形態は、そのようなサービスの料金を取ることを含み得る(例えば取引ごとに、サインアップ料金等)。一部の実施形態では、その振替は、1つまたは複数のデータベース変更を行うことによって円滑化することができる。一部の実施形態では、1つまたは複数の振替に関するアカウンティング、監査、および/または報告が、規制機関によって所望の通りに行われ得る。
一部の実施形態では、助けることは、振替を事前許可すること、振替が事前許可であることを要求すること、事前許可された金額を振り替えること、利用者がアカウントからの振替を事前許可できるようにすること等を含み得る。一部の実施形態では、助けることは、振替を自動で行うこと、賭けが行われ、あるアカウントを形成することに応答し、あるアカウントから別のアカウントに振替を行うこと、賭けを履行するために金を振り替えること等を含み得る。
事前許可の例
一部の実施形態は、振替を事前許可することを含み得る。事前許可を含み得る実施形態についての説明は、かかる事前許可を含まない実施形態にも当てはまり得ることを理解すべきである。事前許可は、アカウントおよび/またはそのアカウントから別のアカウント(例えば他の特定のアカウント、システムを使用する1組の他のアカウント、任意のアカウント)に振り替えることができるアカウント内の金額を利用者が設定できるようにし得る。
一部の実施形態は、利用者が振替を事前許可することができるインターフェイスを利用者に提供することを含み得る。そのインターフェイスは、ゲーム装置(例えばモバイル装置、固定式装置)によって提供することができる。そのインターフェイスは、振替について事前許可されたアカウントを利用者が確立できるようにすることができる。そのインターフェイスは、アカウント内の現在の金額を上限とする金額、アカウント内の金額未満のおよび/またはそれを上回る金額等を利用者が入力できるようにすることができる。そのインターフェイスは、金額の指示および/またはかかる事前許可が行われる元のアカウントを含むことができる。
一部の実施形態では、その事前許可は、(例えば全アカウントに対する、仲介役によって維持される全アカウントに対する)全般的なものとすることができる。一部の実施形態では、その事前許可は、(例えば指定したアカウントに対する)選択的なものとすることができる。一部の実施形態では、ユーザインターフェイスは、事前許可された金をどこに振り替えることができるのかを利用者が特定する(例えばアカウントを選択する、1組のアカウントを選択する等)ことを可能にし得る。
一部の実施形態では、その事前許可の時間を限定することができる(例えば1分間、5秒間、12時間、1年間、10年間、30分間等)。一部の実施形態では、その事前許可は、関連する制限時間を有さなくてもよい。一部の実施形態では、ユーザインターフェイスは、利用者が制限時間を選択できるようにすることができる。
一部の実施形態は、利用者がそこからの振替を事前許可する/事前許可することができる、アカウントおよび/またはアカウントに関するアカウント情報を特定することを含むことができる。一部の実施形態では、そのアカウントは、利用者がかかるインターフェイスを要求しかつ/または使用する時点、事前許可を完了する時点等において利用者が関与しているゲームプロバイダ(例えば利用者が位置するカジノ)に関するアカウントを含むことができる。例えば、装置の位置を求めることができ、その位置がカジノに関連すると判断することができ、その判断に応じてアカウントの金を事前許可することを認めることができる。一部の実施形態では、もしある場合、どのアカウントからの事前許可を行えるのかを判断するために、アクセスされているアプリケーション、アクセスされているネットワーク、ログインされている装置、ログインされているアカウント等を使用することができる(例えばカジノにおけるネットワークおよび/または装置がログインされている場合、カジノアカウントを使用することができる)。
一部の実施形態は、事前許可が承認された位置(例えばアカウントに関連するカジノ)に利用者がいる場合、アカウントからの事前許可を可能にすることができる。一部の実施形態は、事前許可の位置を限定しなくてもよい。位置を特定することに応じて、機能を有効にしかつ/または禁止することができる。一部の実施形態では、位置の代用として様々な情報を使用することができる。例えば、アカウント、地理上のフェンス、GPS座標、三角測量、分かっている最後の位置、IPアドレス等にアクセスする方法を使用して位置を求めることができる。一部の実施形態では、利用者が承認されたネットワークにアクセスしていない場合、利用者が機能にアクセスできない場合がある(例えばMリゾートのネットワークにアクセスしていない場合、またはRock Hardのネットワークにアクセスしている場合、Mリゾートの機能を使うことはできない)。
一部の実施形態は、利用者が位置していないカジノなど、(例えば事前許可するための要求時、インターフェイスを得るための要求時等において)利用者が関与していないゲームプロバイダに関係するアカウントからの振替を利用者が事前許可するのを防ぐことを含み得る。その防ぐことは、インターフェイスを得るための要求を拒否すること、事前許可を無視すること、事前許可するための要求を拒否すること等を含むことができる。
一部の実施形態は、利用者がログインしているアカウントの事前許可を可能にすることができる。一部の実施形態は、複数のアカウントから事前許可するために使用することができるシングルサインオンを含むことができる。例えば、アカウント用の別々のログインの代わりに、シングルサインオンを複数のアカウントに使用することができる。仲介役が維持する全てのアカウントは、そのアカウントに関連するシングルサインインを有することができる。一部の実施形態では、そのシングルサインインが完全な機能を有し得る(例えばシングルサインインを使ってサインインすると、利用者はサインインし、任意のアカウントから賭け、振り替え、引き出すこと等ができる)。一部の実施形態では、そのシングルサインインが限られた機能を有し得る(例えばシングルサインインを使ってサインインするとき、利用者は振替機能、事前許可機能、維持機能だけを実行することを許可され、アカウントからの購入機能および/または賭博機能は許可されない場合がある)。そのような他の機能を使用するには、利用者は、アカウントおよび/またはゲーム運営者レベルのサインインを使って特定のアカウントにサインインすることを要求され得る。利用者がアカウント情報にアクセスするために作成した符号の種類を特定することに応じて、機能を許可しかつ/または禁止することができる。
一部の実施形態は、事前許可の指示を受け取ることを含むことができる。その指示は、アカウントからの振替のために事前許可される金額を明らかにすることができる。その指示は、事前許可の任意の特性(例えば土地、時間、金額)を含むことができる。一部の実施形態では、事前許可は、指定のもしくはデフォルトの金額の代わりにおよび/またはそれらの金額に加えて、現在のおよび/または将来の全アカウントの値に関係し得る。その指示は、アカウントを識別することができる。その指示は、かかる許可の有効時間を識別することができる。その指示は、利用者から受け取り、利用者がインターフェイスによって要求を入力することに応答して計算装置から受け取り、および/またはさもなければ様々な実施形態において所望の任意の装置および/または人物から受け取ることができる。その指示は、かかる振替を行うことを事前許可されたエンティティ(例えば振替エージェント)、および/またはかかる金額が振り替えられることが事前許可され得る1つまたは複数のアカウント(例えば全てではなく一部のアカウント、または全てのアカウント、特定のアカウント等に対する事前許可)を識別することができる。一部の実施形態では、そのような情報をデフォルト値として定めることができる(例えば特定のアカウントに関する全ての事前許可は、同じエージェントおよび/または1つもしくは複数のアカウントを許可することができる)。
一部の実施形態は、事前許可を記録することができる。その記録は、事前許可の指示を受け取ることに応答して行うことができる。例えば一部の実施形態は、特定のアカウントから振り替えるために、特定の金額が事前許可されていることをデータベース内に記録することを含み得る。一部の実施形態は、金額を含まなくてもよく、代わりにアカウントから振り替えるために任意の残高(例えば現在の全ての金、将来の任意の金、デフォルト値、最大値等)を事前許可し得ることを記録することができる。その記録は、アカウントからの将来の振替を認めるかどうか判定するために、カジノおよび/またはアカウントプロバイダによって使用され得る。
一部の実施形態は、アカウント内の金の使用(例えばアカウント内のドルの額)を監視することを含み得る。例えば一部の実施形態では、アカウント内に残っている金額に基づき、事前許可された金額を調節することができる。そのため、事前許可された金額を決定するために、アカウント活動を監視することができる。例えば、全ての金を振り替えるようにアカウントが完全に許可されている場合、$50から$100へのアカウント値の変化は許可された金額を増やし得る。別の例として、$100振り替えるようにアカウントが許可されており、アカウント値が$200から$50に減る場合、$50しか許可することができない。そのアカウントの値が将来$100以上に上昇する場合、一部の実施形態では、再び$100許可することができる。他の実施形態では、そのように上昇した後、$50だけ許可することができる。
一部の実施形態は、利用者があるアカウントから別のアカウントに振替を行い、かつ/または振り替えられ得る金に関する情報を提供することができる、インターフェイスを提供することを含み得る。例えば利用者は、振替コントロールを選択することによりモバイル装置を操作することができ、それに応答し、振替を可能にするインターフェイスを提供することができる。一部の実施形態では、そのインターフェイスは、複数のゲーム運営者に関連する複数のアカウント(例えばシングルサインインアカウントなど)との間の振替を可能にし得る。一部の実施形態では、そのアカウントは、限られた数のアカウントとの間の(例えば1つのアカウント内への、特定のゲーム運営者に関連するアカウント内への、1つのアカウントからの、特定のゲーム運営者に関連するアカウントから等の)振替を可能にし得る。一部の実施形態では、選択されたソフトウェア(例えばアカウントに関係するアプリケーション)、使用されるログイン(例えばアカウントに関連するログイン)、位置(例えばアカウントに関連する位置)等に所望の通りに基づき、その中にまたはそこから振替できるアカウントを決定することができる。
そのインターフェイスは、計算装置(例えばスマートフォン、金が振り替えられるアカウントフォームに関連するゲームプロバイダとは異なる第2のカジノにおけるスロットマシン)のインターフェイスを含むことができる。そのインターフェイスは、1つまたは複数のアカウントから許可された金額、1つまたは複数のアカウントの識別情報等を明らかにすることができる。一部の実施形態では、事前許可された利用可能な合計金額を、その金を入手できるアカウントを指定するさらなる情報とともにおよび/またはそのような情報なしに利用者ということを表示できる。一部の実施形態では、その合計は、記録されかつ/または監視されたアカウントおよび/または事前許可情報から求めることができる。そのインターフェイスは、アカウント(例えば利用者が現在関連しているゲームプロバイダに関連するアカウント)に振り替えようとする金額を利用者が入力する能力を含み得る。一部の実施形態では、インターフェイスは、そこから金を(例えば任意のアカウント内に、1組のアカウント内に、選ばれたアカウント内に、特定のアカウント内に、ログイン、位置等に基づくアカウント内に)振り替えることができる個々のソースアカウントを明らかにすることができる。そのような各ソースアカウントは、移し出すことができる金額(例えば事前許可された金額、合計金額)に関連し得る。例えば、インターフェイスは、そこから金を振り替えることができる5つのアカウントのそれぞれ、および各アカウントから事前許可されているそれぞれの金額を列挙することができる。利用者はそれらのアカウントの1つまたは複数を選択し、別のアカウントとの間で振替を行うことができる場合がある。
一部の実施形態は、アカウントに振替を行うための指示(例えば振替インターフェイス内のコントロールの操作)を受け取ることを含み得る。その指示は、かかる金を振り替えるべきアカウントを識別することができる。その指示は、利用者がインターフェイスによって要求を入力することに応答して受け取ることができる。その指示の伝送時におよび/またはその指示の受信時に利用者が関連しているゲームプロバイダに基づき、宛先アカウントを仮定することができる。一部の実施形態では、その指示は金額を明らかにすることができる。一部の実施形態では、デフォルトの、最大の、所用の、利用可能な、事前許可された金額等に基づき、金額を仮定しかつ/または決定することができる。一部の実施形態では、その指示は、かかる振替源を明らかにすることができる。例えば、事前許可された金額を明らかにしたインターフェイス内に提示された、1つまたは複数の識別されたアカウント。一部の実施形態では、その指示は、ソースを明らかにしなくてもよい(例えば振替元を指定することなしに、アカウントに金を振り替えるべきことを明らかにすることができる)。一部の実施形態では、その指示は、そこから金を振り替えるべきでないアカウントを明らかにすることができる(例えば金を振り替えるための要求に反して、全てのまたは一部の金を特定のアカウント内に残す)。
一部の実施形態は、資金源および/または資金源に関する情報を求めることを含むことができる。ソースは、利用者による選択、事前許可されたアカウント、位置等に基づいて求めることができる。例えば一部の実施形態は、資金源が十分な資金を事前許可されておりかつ/または振替要求を履行するために利用できると判定することを含むことができる。一部の実施形態は、振替要求を履行するのに十分な金額が振替用に事前許可されている1組のアカウント(例えば組み合わせたとき、振替要求を履行するのに十分な金額が事前許可されている5つのアカウントからなる組)を求めることを含むことができる。その情報を求めることができ、アカウントおよび/または許可に関する記録および/または追跡情報を形成する。
一部の実施形態は、1つまたは複数のアカウントから別のアカウントへの振替を助けることを含むことができる。その助けることは、振替を要求する指示を受け取ることに応答して行うことができる。その助けることは、振替を行うこと、資金を要求すること、資金を移動すること、資金を受け付けること、資金を引き出すこと、資金を預け入れること、資金を管理すること、資金の振替を指図すること、データベースエントリを調節すること等を含むことができる。例えば一部の実施形態は、あるアカウントの金を管理し、その金を別のアカウント内に入れることを含むことができる。別の例として、一部の実施形態は、5つのアカウントのそれぞれに、各アカウントから別のアカウントに個々の金額を振り替えるように指図することを含むことができる。一部の実施形態では、全てのアカウント振替について監査記録を維持することができる(例えば将来アカウント活動が報告され得るように、振替のデータベースを維持することができる)。
一部の実施形態では、何らかの規則に従ってアカウントに金を振り替えることができる。例えば一部の実施形態では、1つまたは複数の規則が満たされていない場合、アカウント内への振替を防ぐことができる。例えば、アカウント内に金を振り替えるために、利用者はそのアカウントから金を賭けることができる必要があり得る。別の例として、アカウント内に金を振り替えるために、利用者はそのアカウントに関連するカジノの中にいる必要があり得る。さらに別の例として、アカウント内に金を振り替えるために、利用者はネットワークにアクセスしているまたはアカウントにログインしている必要があり得る。
一部の実施形態の例では、第1のアカウントからの振替を事前許可するために、利用者はその第1のアカウントに関連する位置にいて、第1のアカウントに関連するログインを使ってログインしている必要があり得る。一部の実施形態では、第1のアカウントから第2のアカウント内に振替を行うために、利用者は第2のアカウントに関連する位置にいて、第2のアカウントに関連するログインを使ってログインしている必要があり得る。他の実施形態は、そのような要件を含まなくてもよく、より少ない要件、シングルサインイン、他の要件、ネットワーク制限等を含むことができる。
振替後、振り替えられた金は、受手アカウント内で利用可能であり、1つまたは複数のソースアカウント内では利用できない場合がある。一部の実施形態は、ソースアカウント内でも受手アカウント内でも(何らかの活動のために、賭けのために、引き出すために)金を利用できない期間を含み得る。例えば、その期間は、振替が成功裏に行われた確認を可能にすることができ、その期間は、処理における起こり得る遅延に対処することを可能にすることができ、その期間は、エラーが生じた場合に利用者が振り替えられた金をソースおよび宛先から引き出すことを防ぐことができ、およびすぐに。その期間は、処理期間および/または伝送期間よりも長くてもよい。その期間は、処理期間および/または伝送期間に加えて人為的な時間を含むことができる。
一部の実施形態は、アカウントおよび/または金額の事前許可を含まなくてもよい。一部の実施形態では、アカウントが、アカウント内に現在ある金額についてデフォルトとして事前許可される場合がある。アカウント内の金は、事前許可を行った後もそのアカウント内に残り、アカウントの規則に従って自由に使用することができる。
以下は、仲介Cantorウォレットサービスアカウントを用いたCosmoおよびMリゾートのレースおよびスポーツアカウントの例についての、いくつかの振替取引を示し得るいくつかの表の例である。
以下は、仲介Cantorウォレットサービスアカウントを用いたCosmoおよびMリゾートのレースおよびスポーツアカウント、ならびにCosmoカジノ賭博アカウントの例についての、いくつかの振替取引を示し得る一部の表の例である。
一部の実施形態では、顧客がCosmoのレースおよびスポーツアカウントを使いたい場合、顧客は事前許可し、その後上記のように振り替えることにより、Mアカウントから直接そこに金を振り替えることができた。一部の実施形態では、顧客は事前許可なしに内部振替を行うことができる。そのため顧客は、Cosmoアカウント間の振替を事前許可することなくCosmoアカウント間で金を振り替えることができた。一部の実施形態では、先に記載した会社間振替と同様に、内部アカウントの事前p−許可が必要な場合もある。
事前許可、事前許可の様々な形式、事前許可の様々な制限/規則/機能を用いる実施形態の様々な例、および/または本明細書に記載する実施形態の他の様々な要素は非限定的であり、様々な実施形態において任意の組合せ、代替策で使用することができ、または所望の通りに一切使用しなくてもよいことを理解すべきである。
パススルーの例
一部の実施形態は、振替のための別個の要求なしに、パススルー取引により金を振り替えることを可能にすることができる。例えば、賭けを行うのに十分な金をアカウントが有さないときに、そのアカウントから賭けを行うための要求は、賭金の額をカバーするためにそのアカウント内に振替を行うための要求の役割を果たすことができる。このようなパススルー振替を可能にし得る実施形態についての説明は、かかるパススルー振替を認めない場合がある実施形態にも当てはまり得ることを理解すべきである。
一部の実施形態は、アカウントのある金額を使用するための要求を受け取ることを含むことができる。その要求は、例えばその金額を使って賭けを行うための要求を含むことができる。その要求は、利用者の行動(例えば利用者がカジノまたはスポーツ賭博を行うこと)に応答して装置から受け取られてもよい。
一部の実施形態は、その金額がアカウント内で入手不能だと判定することを含むことができる。その判定は、要求された金額を、アカウント内で入手可能な金額と比較することによって(例えばアカウントコンテンツに関するデータベースエントリを、受け取った金額の指示と比較することによって)行うことができる。一部の実施形態は、超過額(すなわちアカウント内で入手不能な要求金額)を求めることを含むことができる。
一部の実施形態は、アカウント内でその金額を入手できないという判定に応答し、振替を助けること、アカウント内に別のアカウントを形成するを含むことができる。一部の実施形態は、超過額を振り替えること、アカウント内に1つまたは複数のアカウントを形成するを含むことができる。一部の実施形態では、使用可能な事前許可された金額をその中に有する1つまたは複数のアカウントを、かかる振替のためのソースアカウントとして使用することができる。一部の実施形態では、比例配分した金額を振り替えることができる。一部の実施形態では、優先アカウントが最初に振り替えられてもよい。一部の実施形態では、事前許可された金額が最も多いアカウントが最初に振り替えられてもよい。ソースアカウントの分配を決定する任意の方法を使用できることを理解すべきである。
一部の実施形態では、賭けの要求を満たすために、振り替えられる金額を用いることができる。一部の実施形態では、利用者にその取引を知らせることができ、承認を要求、利用者を形成することができ、および/またはその取引を利用者にとってトランスペアレントに行うことができる。一部の実施形態では、資金を使用するための要求がなされたが、使用可能な資金が不十分な場合、資金の自動振替に加えておよび/またはその代替策として、その振替を行うことを要求するオプションを利用者に与えることができる。例えば、アカウント内の超過金を使用するための要求に応答し、事前許可された金額が他のアカウントから振り替えるために入手可能であるという指示をユーザインターフェイスによって利用者に表示することができる。一部の実施形態では、アカウント内の金額、事前許可が残した時間、優先アカウント順、アルファベット順に基づき、利用者が定めた順序等に基づき、事前許可された金の順序付けを行うことができる。
振替の例
図1は、一部の実施形態で使用することができる装置の一例を示す。任意の組合せの任意の装置を様々な実施形態で使用することができ、図1の例は非限定的な一例として与えることを理解すべきである。本明細書に記載の機能および/または方法を実行しもしくは助けるために、より多くの装置の1つを任意の組合せで使用することができる。
図1に示すように、一部の実施形態は、第1のアカウントに対して責任を負うエンティティ101を含むことができる。そのエンティティは、サーバ、プログラム、計算装置、カジノ等を含むことができる。第1のアカウントに対して責任を負うそのエンティティは、アカウントをセットアップし、アカウントに預け入れる金を受け取り、アカウントに対する賭金を受け取り、アカウントの残高を調節することなどができる。一部の実施形態では、第1のアカウントに対して責任を負うエンティティは、事前許可された金額の指示を受け取ることができ、アカウント内の事前許可された金額を追跡することなどができる。一部の実施形態では、事前許可された金額の指示が、かかるエンティティによって受け取られてもよい。その指示は、利用者、モバイル装置、計算装置等103から受け取ることができる。一部の実施形態では、エンティティ101は、カジノ、モバイルゲームプロバイダ、ゲーム運営者等を含むことができる。一部の実施形態では、そのエンティティは様々な機能のために仲介役(例えばエンティティ105)を使用することができる。その仲介役は、アカウントを維持し、ゲームサービスをエンティティ101の顧客に提供し、振替を助けることなどができる。
図1に示すように、一部の実施形態は、資金振替エージェント(例えばウォレットエンティティ)105を含むことができる。資金振替エージェントは、あるアカウントから別のアカウントへの資金振替を助けることができる。資金振替エージェントは、1つまたは複数のアカウント内の事前許可された金額、利用可能な金額等に関する情報を追跡しかつ/または維持することができる。一部の実施形態では、資金振替エージェントは、事前許可の指示により、将来利用者の代わりに第1のアカウント内の変更を行うことを事前許可されたエンティティとすることができる。資金振替エージェントは、1つまたは複数のゲームプロバイダにおいて存在を保つことができ、かつ/またさもなければ1つもしくは複数のゲームプロバイダにおけるアカウントにアクセスする要件を満たすことができる。一部の実施形態では、資金振替エージェントは、(例えばゲーム運営者の代わりに、ゲーム運営者として等)全てのまたは一部のアカウントを維持する責任を負うことがある。
図1に示すように、一部の実施形態は、第2のアカウントに対して責任を負うエンティティ107を含むことができる。そのエンティティは、サーバ、プログラム、計算装置、カジノ等を含むことができる。第2のアカウントに対して責任を負うそのエンティティは、アカウントをセットアップし、アカウントに預け入れる金を受け取り、アカウントに対する賭金を受け取り、アカウントの残高を調節することなどができる。そのエンティティは、第2のアカウントに資金を振り替えるための要求を受け取ることができる。そのエンティティは、資金振替エンティティおよび/または第1のアカウントに対して責任を負うエンティティにその要求を転送することができる。他の実施形態では、そのエンティティは、そのような要求を一切受け取らなくてもよい。その要求は、利用者、モバイル装置、計算装置等103から受け取ることができる。一部の実施形態では、エンティティ107がエンティティ105の一部を含むことができる。例えばエンティティ105は、カジノ、ゲーム運営者、それ自体等のためのアカウントを管理する仲介役として働くことができる。
一部の実施形態では、資金振替エージェントが、第2のアカウントにある金額を振り替えるための要求の指示を受け取ることができる。その要求は、利用者、モバイル装置、計算装置等から受け取ることができる。その要求は、第2のアカウントに対して責任を負うエンティティから受け取ってもよい。他の実施形態は、資金振替エンティティによるかかる要求の受取りを含まなくてもよい。
一部の実施形態は、第1のアカウントから第2のアカウントへの振替を助けることを含むことができる。例えば、資金振替エージェントは、第1のアカウントに対して責任を負うエンティティに資金を要求することができ、そのエンティティから資金を受け取ることができ、第2のアカウントに対して責任を負うエンティティにその資金を与えることができる。別の例として、資金振替エージェントは、第2の資金に対して責任を負うエンティティに資金を振り替えるように、第1のアカウントに対して責任を負うエンティティに求めることができ、第1のアカウントに対して責任を負うエンティティはその振替を行うことができる。その振替を行う前に、資金振替エージェントが利用者に代わってその振替を行いかつ/または要求することを許可されていること、資金振替エージェントがエンティティの1つまたは複数の規則を満たすこと、十分な金が許可されかつ/または利用できること等を、第1のアカウントに対して責任を負うエンティティ、資金振替エージェント、および/または他の任意のエンティティが判定することができる。
第2のアカウントに対して責任を負うエンティティは、資金を受け取り、その資金を第2のアカウント内に入れることができる。第2のアカウントに対して責任を負うエンティティ、資金振替エージェント、および/または他の任意のエンティティによってかかる振替が完了されたことを利用者に知らせてもよい。
一部の実施形態では、資金振替エージェントが資金を保持しなくてもよい。資金振替エージェントは、顧客アカウント間の資金振替の管理に対して責任を負うことができる。資金振替エージェントは、要求され、実行された事前許可要求の監査記録を保つことができる。
一部の実施形態では、第1のアカウントに対して責任を負うエンティティおよび第2のアカウントに対して責任を負うエンティティが、同じエンティティ(例えば2つのアカウントを維持する同一カジノ、別々のアカウントを維持する単一プログラム)であり得る。一部の実施形態では、エンティティ101、105、および107が同じエンティティであり得る。例えば、単一の仲介役が、複数のゲーム運営者に関するアカウントについて管理し、確立し、振替を行うことなどができる。その仲介役は、レースおよびスポーツならびに/またはカジノゲーム機能をゲーム運営者のゲストに提供することができる。そのような実施形態では、要素101および107をシステムの機能要素(例えばモジュール、データベーステーブル等)とみなすことができる。そのような実施形態では、要素105を、他のモジュールとの間の対話を可能にするモジュールと考えることができる。
一実施形態の要素の中でのおよび/または要素間の通信は、通信ネットワーク、インターネット、バス、API、無線ネットワーク、LAN等によって行うことができる。
一部の実施形態では、エンティティがゲームサービスを提供することができる(例えば賭金を受け取り、結果を決定し、指示を与え、アカウントを調節し、ゲームを提供し、賭金を還元(resolve wagers)し、賭金を提供し、ゲームを行う等)。例えばエンティティ101は、カジノゲームならびに/またはレースおよびスポーツ賭博を顧客に提供することができる。一部の実施形態では、エンティティ105が、101および107それぞれの顧客に対してかかる提供を行うことができる。提供は、使用されるアカウントに基づいて異なり得る。かかる提供に対して賭けを行うために、アカウントを使用することができる。
図1の実施形態例は非限定的な例として与えたに過ぎず、他の実施形態は所望の任意の機能を任意の方法で実行するいずれのエンティティを含んでもよいことを理解すべきである。
プロセスの例
図2は、一部の実施形態で実行することができるプロセスの一例を示す。このプロセスは、サーバ、ゲートウェイ、モバイル装置などの、1つまたは複数の計算装置によって実行することができる。この方法は、1つまたは複数の非一時的媒体内に記憶される1つまたは複数の命令によって実施することができる。一部の実施形態では、複数の命令をその上に記憶している非一時的媒体は、命令が実行されるときにプロセスを機器に行わせることができる。
一部の実施形態は、第1のゲーム運営者に関連する第1の賭けをプレーヤがそこから行える第1のアカウントを確立することを含むことができる。一部の実施形態では、第1のゲーム運営者に関連する賭けは、第1のゲーム運営者がいくらかの金を支払われる場合がある賭け(例えばモバイルゲームプロバイダが一部の料金をゲーム運営者と分配することに合意した、ゲーム運営者ブランドのモバイル装置アプリケーションを使用して行われる賭け)、第1のゲーム運営者を相手に行われる賭け(例えばプレーヤとゲーム運営者との間の賭け)、および第1のゲーム運営者の所有地上で第1のゲーム運営者によって許可される賭け(例えば第1のゲーム運営者が自身の所有地上で自ら提供しもしくは許可するゲーム、またはモバイルゲーム運営者および/もしくはスポーツブック運営者などの何らかの仲介役経由で提供しまたは許可するゲーム)のうちの少なくとも1つを含む。
一部の実施形態は、第1のアカウントに対する預け入れを受け取り、預け入れを含めるために第1のアカウントの残高を調節することを含むことができる。例えば、預け入れに基づく最新残高を反映するためにデータベースを調節することができる。預け入れには、キオスク、人間などにおける現金預け入れが含まれ得る。預け入れには、アカウントおよび/または他のソースなどからの電子預け入れが含まれ得る。
一部の実施形態は、第2のゲーム運営者に関連する第2の賭けをプレーヤがそこから行える第2のアカウントを確立することを含むことができる。一部の実施形態では、第1のゲーム運営者は第1のカジノを含み、第2のゲーム運営者は第2のカジノを含む。賭けを行うことには、運および/または技術を必要とするゲームにおいて潜在的な報酬を得るために金をリスクにさらすことが含まれ得る。一部の実施形態は、カジノゲーム、カードゲーム、トーナメント、スロット、スポーツ賭博、および/または他の任意の種類のギャンブルを含むことができる。ゲーム運営者および/または仲介役(例えばモバイルゲーム、スポーツブック、アカウント振替サービス、アカウント維持サービス、および/または他のサービスを提供するためにカジノとともに操業するモバイルゲームプロバイダ)は、賭け、ゲームアクション等を識別する情報を受け取ることができる。結果を決定し、プレーヤに送り返すことができる。その結果および/またはその賭けに応じて残高を調節することができる。
一部の実施形態は、第1のアカウント内の残高を明らかにする情報をプレーヤに提示することを含むことができる。例えばユーザインターフェイスは、アカウント内の金額をモバイル装置の利用者に表示することができる。その情報は、通信ネットワークを介してサーバからモバイル装置に伝送することができる。
一部の実施形態は、残高の少なくとも一部が第2のアカウントに振替可能であるものとする指示をプレーヤから受け取ることを含むことができる。例えばプレーヤは、その要求をモバイル装置のユーザインターフェイスにより、キオスク等により提出することができる。その要求は、時間、量、ゲーム運営者、および/または所望の任意の特性を識別することができる。その要求は、特定のログインによるアクセスおよび/または特定の位置におけるアクセスに限定され得る。
一部の実施形態は、少なくとも一部が利用可能であるものとする指示に応答し、その少なくとも一部が振替に関して事前に許可されていることを明らかにする情報を記憶することを含むことができる。一部の実施形態では、この少なくとも一部は、限られた期間にわたり、特定の宛先アカウントに対して等事前許可される。金額が所望の特性とともに事前許可されており、将来の振替に利用できることを明らかにするために、そのような情報をデータベース内に記憶することができる。
一部の実施形態は、第1のアカウントと第2のアカウントとの間の振替をプレーヤが要求できるユーザインターフェイスをプレーヤに提示することを含むことができる。その要求は、特定のログインおよび/または特定の位置に限定することができる。その要求は、事前許可された金額を上限とする要求を含むことができる。それ以上は、振り替えられるのを防ぐことができる。要求がもっと大きい額に対するものである場合、超過額は振り替えられるのを防ぐことができるが、その金額までは依然として振り替えることができる。
一部の実施形態は、第1のアカウントから第2のアカウントに第1の金額を振り替えるための要求を受け取ることを含むことができる。一部の実施形態では、この振り替えるための要求は、賭けの時点において第2のアカウントの残高を超える金額についての賭けを含む。例えば、利用者がアカウント内にあるよりも多くの金を賭ける場合、その賭けは、賭金をカバーするためにアカウント内に金を振り替えるための要求としてシステムによって解釈され得る。それに応じてシステムは、必要な金を1つまたは複数の事前許可されたアカウントから任意の優先メカニズムを使って振り替えることができる。
一部の実施形態は、振り替えるための要求を受け取ることに応答し、金額がその少なくとも一部以下だと判定することを含むことができる。一部の実施形態は、このアクションを含まなくてもよく、事前許可されている金額を上限として可能な限り振り替えることができる。
一部の実施形態は、金額がその少なくとも一部以下だと判定することに応答し、第1のアカウントから第2のアカウントにその金額を振り替えることを含むことができる。一部の実施形態では、振り替えるための要求に応答して発生し得る。
一部の実施形態は、第2のアカウントを使用して賭けを行えるようにすることを含むことができる。その賭けは、第1のゲーム運営者ではなく、第2のゲーム運営者に関して行うことができる。その賭けは、1組の公認されたイベントに関係する賭けを含むことができる。
一部の実施形態は、賭けの結果を決定し、その結果に応じて第2のアカウントの残高を調節することを含むことができる。例えば、サーバが賭金および/またはゲームアクションを受け取り、ゲームおよび/または賭金の結果を決定し、それに応じてアカウントを調節することができる。
一部の実施形態は、第1の金額を振り替えるための要求を受け取る前に、かつ少なくとも一部が振替について事前許可されていることを明らかにする情報を記憶した後、第1のアカウントを使用して行われた複数の賭けの結果を決定することを含むことができる。その賭けに応じてアカウントの残高を調節することができる。一部の実施形態では、残高を調節することは、その少なくとも一部未満まで残高を減らすことを含む。一部の実施形態は、結果に応じて第1のアカウントの残高を調節することに応答し、残高を上限とする金額だけが事前許可されていることを示すように記憶済み情報を調節することを含むことができ、その金額は残高以下である。
一部の実施形態は、第1の金額を振り替えるための要求を受け取り、結果に応じて第1のアカウントの残高を調節する前に、第1のアカウントを使用して行われた第2の複数の賭けの第2の結果を決定することを含むことができる。その賭けに応じてアカウントの残高を調節することができる。残高を調節することは、その少なくとも一部より上まで残高を増やすことを含む。一部の実施形態は、第2の結果に応じて第1のアカウントの残高を調節することに応答し、その少なくとも一部以下の金額を振り替えられるようにすることを含むことができる。
一部の実施形態は、第3のゲーム運営者に関連する第3の賭けをプレーヤがそこから行える第3のアカウントを確立することを含むことができる。一部の実施形態では、ユーザインターフェイスが、第1のアカウントから第2のアカウントおよび第3のアカウントのいずれかへの振替を可能にする。一部の実施形態では、残高の少なくとも一部が振替可能であるものとする指示は、第2のアカウントにのみ振替可能であることを明らかにし、ユーザインターフェイスは、第1のアカウントから第2のアカウントにしか振替を可能にしない。
一部の実施形態は、プレーヤの第1の位置を求め、第1の位置に基づき、第1のアカウントを用いた賭けを可能にすることを含むことができる。一部の実施形態は、プレーヤの第2の位置を求め、第2の位置に基づき、第2のアカウントを用いた賭けを可能にすることを含むことができる。
一部の実施形態は、プレーヤがそれを介してゲームサービスにアクセスする第1のネットワークを求め、第1のネットワークに基づき、第1のアカウントを用いた賭けを可能にすることを含むことができる。一部の実施形態は、プレーヤがそれを介してゲームサービスにアクセスする第2のネットワークを求め、第2のネットワークに基づき、第2のアカウントを用いた賭けを可能にすることを含むことができる。
一部の実施形態は、ゲームサービスにアクセスするためにプレーヤが使用する第1のログインを求め、第1のログインに基づき、第1のアカウントを用いた賭けを可能にすることを含むことができる。一部の実施形態は、ゲームサービスにアクセスするためにプレーヤが使用する第2のログインを求め、第2のログインに基づき、第2のアカウントを用いた賭けを可能にすることを含むことができる。
一部の実施形態は、第1のログインに基づいて第1のアカウントからの事前許可を可能にし、第1のログインに基づいて第2のアカウントからの事前許可を防ぎ、第2のログインに基づいて第2のアカウントへの振替を可能にすることを含むことができる。したがってそのような実施形態では、アカウント機能がログインに基づいて限定され得る。かかる機能は、仲介役が、複数の顧客(例えばゲーム運営者)にゲームおよび/またはアカウントサービスを提供できるようにし、アカウントの使用および/または機能を分離できるようにすることができる。例えば、プレーヤはゲーム運営者ごとに別々のログインを有することができ、どのログインが使用されるかに基づき、異なるアカウント用の様々なレベルの機能をプレーヤに与えることができる。一部の実施形態では、ログインが利用者によって選ばれ、位置によって限定され、使用されるアプリケーションによって決定され、アクセスされるゲートウェイによって決定される場合などがある。
一部の実施形態は、システムにアクセスするためにプレーヤによって第3のログインが使用されたと判定すること、第3のログインに基づいて第1のアカウントを用いた賭けを防ぐこと、第3のログインに基づいて第2のアカウントを用いた賭けを防ぐこと、ならびに第3のログインに基づいて第1のアカウントおよび第2のアカウントの両方への振替およびその両方からの事前許可を可能にすることを含むことができる。したがって一部の実施形態では、利用者が複数のアカウントに関係する機能を制御することをシングルログインが可能にし得る。そのログインは、賭けに関して限られた機能を有し得るが、他の機能を可能にする。したがって、シングルログインは、ログインを切り替える必要なしに、利用者が金を事前許可し振り替えることを可能にし得る。一部の実施形態では、そのようなシングルサインインは、ゲーム運営者の1つまたは複数における賭博機能を含み得る。
図2は非限定的な例として示し論じたに過ぎず、様々な実施形態は、一部の、どれもない、全ての、代替的な、異なる順序の、代替的などのアクションおよび/またはプロセスを含み得ることを理解すべきである。
図3は、一部の実施形態で実行することができるプロセスの一例を示す。このプロセスは、サーバ、ゲートウェイ、モバイル装置などの、1つまたは複数の計算装置によって実行することができる。この方法は、1つまたは複数の非一時的媒体内に記憶される1つまたは複数の命令に基づいて実施することができる。一部の実施形態では、複数の命令をその上に記憶している非一時的媒体は、命令が実行されるときにプロセスを機器に行わせることができる。
一部の実施形態は、プレーヤの第1の位置を求めることを含むことができる。一部の実施形態では、ゲームサービスにアクセスするためにプレーヤが使用するネットワーク、プレーヤが使用する装置のIPアドレス、プレーヤがその中に位置する地理上のフェンス、プレーヤのGPS位置、およびゲームサービスにアクセスするためにプレーヤが使用するログインのうちの少なくとも1つに基づいて位置を求める。
一部の実施形態は、機器によって維持され、第1の位置において運営する第1のゲーム運営者に関連する賭けを行うためにプレーヤによってアクセスされ得る第1のアカウントを特定することを含むことができる。例えば、モバイルゲーム、スポーツブック、および/またはアカウンティングシステムは、カジノに位置していることに基づき、カジノにブランド付与された(branded)アプリケーションを使用し、カジノのネットワークを使用し、カジノに関連するログインを使用するなどし、利用者が特定のアカウントから賭けを行えると判定することができる。その賭けは、第1のゲーム運営者に対して、他の何からの当事者(例えばモバイルゲーム運営者、スポーツブック、他のプレーヤ)に対して行うことができる。
一部の実施形態は、第1のアカウントを特定することに応答し、第1のアカウント内の金を使ってプレーヤが第1のゲーム運営者に関連する賭けを行えるようにすることを含むことができる。
一部の実施形態は、第1のアカウントから、プレーヤによって所有され機器によって維持される1組のアカウントへの、合計して第1の金額になる1つまたは複数の将来の振替を承認するための第1の要求を受け取ることを含むことができる。
一部の実施形態は、第1の要求を受け取った後、プレーヤ用の第2のアカウントを確立するための第2の要求を受け取ることを含むことができる。
一部の実施形態は、第2の位置において運営する第2のゲーム運営者に関連する賭けを行うためにプレーヤによってアクセスされ得る第2のアカウントを確立することを含むことができる。一部の実施形態では、第1のゲーム運営者に関連する賭けを行うために第2のアカウントを使用することはできず、第2の位置は第1の位置とは異なる。一部の実施形態では、第2のゲーム運営者に関連する賭けを行うために第1のアカウントを使用することはできない。一部の実施形態では、第1のアカウントにはカジノ賭博アカウントが含まれ、第2のアカウントにはレースおよびスポーツ賭博アカウントが含まれる。
一部の実施形態は、第2のアカウントを確立した後、第1のアカウントから第2のアカウントに第2の金額を振り替えるための第3の要求を受け取ることを含むことができる。
一部の実施形態は、第2の金額が第1の金額以下だと判定することを含むことができる。
一部の実施形態は、第2の金額が第1の金額以下だと判定することに応答し、第1のアカウントから第2のアカウントへの第2の金額の振替を助けることを含むことができる。一部の実施形態では、その振替は、事前許可された金額を上限として要求に応答して行われ得る。
一部の実施形態は、プレーヤの第2の位置を求めることを含むことができる。一部の実施形態は、第2の位置を求めることに応答し、第2のアカウント内の金を使ってプレーヤが第2のゲーム運営者に関連する賭けを行えるようにすることを含むことができる。
一部の実施形態は、プレーヤに関する情報を維持するデータベースにより、第1のアカウントおよび第2のアカウントをプレーヤに関連付けることを含むことができる。例えば、顧客データベースは、プレーヤに関する情報を記憶し、アカウントを横断してアカウントとプレーヤに関する情報とを関連付けることができる。
一部の実施形態は、第1のゲーム運営者からプレーヤ情報の変更を受け取り、そのプレーヤに関する情報がゲーム運営者間で一貫しているように、維持されている情報を調節することを含むことができる。一部の実施形態では、その情報は、プレーヤの住所、プレーヤの運転免許証番号、プレーヤの社会保障番号、およびプレーヤの名前のうちの少なくとも1つを含む。例えばプレーヤは、新たなゲーム運営者を相手に新たなアカウントを確立し、新たな形式のID(例えば運転免許証)を提携させることができる。その新たな形式のIDは、プレーヤに関する以前の情報(例えば社会保障番号)とともにプレーヤのためにデータベース内に記録することができる。
一部の実施形態は、第2のゲーム運営者に関連する第2の位置に基づいて振替を可能にすることを含むことができる。一部の実施形態では、位置は無関係であり得る。一部の実施形態は、位置に加えておよび/または位置の代わりにもしくは代用としてログイン、ネットワーク、装置、アプリケーション等を含むことができる。
一部の実施形態は、第1の金額を第2の金額だけ減らし、減らされた第1の金額を上限としてさらなる振替を可能にすることを含むことができる。したがって、金額を振り替えるとき、事前許可された金額を下げることができる。
図3は非限定的な例として示し論じたに過ぎず、様々な実施形態は、一部の、どれもない、全ての、代替的な、異なる順序の、代替的などのアクションおよび/またはプロセスを含み得ることを理解すべきである。いずれかの図面および/または実施形態に関して論じた特徴は、他の実施形態および/または特徴との任意の組合せで併用できることを理解すべきである。例えば一部の実施形態では、図2および図3の1つまたは複数の特徴を、図1のシステムの1つまたは複数の特徴とともに使用することができる。
さらなる例
一部の実施形態は、あるアカウントから金を振り替えることができ、そこから別のアカウントに金を振り替えることができるリンキングアカウントを助けることを含むことができる。このリンキングアカウントは、1つまたは複数のカジノおよび/または信頼できる第三者機関によって維持され得る。このリンキングアカウントは、カジノアカウントの利用者が他のカジノでゲームをするために、ゲームに関する資金を、あるカジノアカウントから、リンキングアカウントに、および別のカジノアカウント内に振り替えることを可能にし得る。
一部の実施形態では、複数のカジノにわたって単一アカウントを使用することができる。その単一アカウントは、複数のカジノのそれぞれにおけるアカウントとして働くことができる。例えば、勝利金は特定のカジノにおけるアカウントを通過し、単一アカウント内に入り得る。単一アカウントからカジノアカウント内に賭金を振り替え、その後ゲームで出すことができる。このようなパススルーは、利用者にとってトランスペアレントに行うことができる。このようなパススルーは、勝ちに応じて、賭けに応じて、アカウント内への入金に応じて行うことができる。
アカウントごとの各取引、各賭け、および各結果を記録することにより、リンキングアカウントおよび/または単一アカウント内外への各取引の監査を助けることができる。
パススルーの実施形態による取引は、各カジノとリンキングアカウント運営者との間の合意に従って行うことができる。その合意は、直接のパススルー資金振替を可能にするAPIの形成を含むことができる。一部の実施形態では、パススルーは、処理するための期間にわたるカジノアカウントの遅延を含み得る。一部の実施形態では、リンキングアカウントおよび/または単一アカウントを別個のアカウントと組み合わせて使用することができる(例えば利用者は、単一のカジノアカウントと、リンキングアカウントおよび/または単一アカウントとの両方において同時に賭けをし、かつ/または金を保管することができる)。
そのようなアカウントを有する利用者は、モバイルゲーム装置(例えばアンドロイドフォン)を使用して、各カジノで新たなアカウントを開設しまたは開設することなしに、複数のカジノのそれぞれにおいて賭けを行うことができる。例えば一部の実施形態では、リンキングアカウントおよび/または単一アカウントの開設は、パススルーおよび/または資金の受手としての役割を果たし得る別個のアカウントを各カジノにおいて開設する働きをする場合がある。一部の実施形態では、使用は、賭けのために単一アカウント内の資金を直接使用する場合がある。
プロセスおよび/または機器
I.用語
用語「製品」は、明示的に別段の定めがない限り、任意の機械、製造品、および/または組成物を意味する。
用語「プロセス」は、明示的に別段の定めがない限り、任意のプロセス、アルゴリズム、方法等を意味する。
各プロセスは(方法、アルゴリズム、または他の方法で呼ばれようが)1つまたは複数のステップを固有に含み、したがってプロセスの「ステップ(stepまたはsteps)」へのあらゆる言及は、用語「プロセス」または同様の用語の単なる記述において固有の先行詞を有する。したがって、プロセスの「ステップ(stepまたはsteps)」への請求項の中でのいかなる言及も十分な先行詞を有する。
用語「発明」等は、明示的に別段の定めがない限り、「本願の中で開示する1つまたは複数の発明」を意味する。
用語「一実施形態」、「実施形態(embodiment、embodiments)」、「実施形態(the embodiment、the embodiments)」、「1つまたは複数の実施形態」、「一部の実施形態」、「特定の実施形態」、「ある実施形態」、「別の実施形態」等は、明示的に別段の定めがない限り、「開示する発明の(全てではないが)1つまたは複数の実施形態」を意味する。
発明の「改変形態」という用語は、明示的に別段の定めがない限り本発明の一実施形態を意味する。
ある実施形態を説明する際の「別の実施形態」への言及は、明示的に別段の定めがない限り、言及した実施形態が別の実施形態(例えば言及した実施形態の前に記載した実施形態)と相互排除的であることを示すものではない。
用語「含む」、「備える」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「含むが、必ずしもこれだけに限定されない」ことを意味する。したがって、例えば「このポートフォリオは赤いウィジェットと青いウィジェットを含む」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットを含むが、何か他のものを含んでもよいことを意味する。
用語「からなる」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「含み、それに限定される」ことを意味する。したがって、例えば「このポートフォリオは赤いウィジェットと青いウィジェットからなる」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットを含むが、他に何も含まないことを意味する。
用語「構成する」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「構成部品、コンポーネント、または部材をなす」ことを意味する。したがって、例えば「赤いウィジェットと青いウィジェットがポートフォリオを構成する」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットを含むことを意味する。
用語「排他的に構成する」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「構成部品を排他的になし、唯一のコンポーネントであり、または唯一の部材である」ことを意味する。したがって、例えば「赤いウィジェットと青いウィジェットがポートフォリオを排他的に構成する」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットからなり、他に何も含まないことを意味する。
用語「ある(a、an)」および「その(the)」は、明示的に別段の定めがない限り「1つまたは複数の」を意味する。
用語「複数」は、明示的に別段の定めがない限り「2つ以上」を意味する。
用語「本明細書では」は、明示的に別段の定めがない限り「参照により援用され得るあらゆるものを含む本願では」を意味する。
複数のもの(列挙されたものの一覧など)を修飾する場合、語句「のうちの少なくとも1つ」は、明示的に別段の定めがない限り、それらのものの1つまたは複数の任意の組合せを意味する。例えば語句「ウィジェット、車、および車輪のうちの少なくとも1つ」は、(i)ウィジェット、(ii)車、(iii)車輪、(iv)ウィジェットと車、(v)ウィジェットと車輪、(vi)車と車輪、または(vii)ウィジェット、車、および車輪のいずれかを意味する。複数のものを修飾する場合、語句「のうちの少なくとも1つ」は、複数のもの「のそれぞれのうちの1つ」という意味ではない。
何かの数量を示すための基数として用いる場合(例えば1つのウィジェット、2つのウィジェット)、「1つ」、「2つ」等の数的用語は、その数的用語が示す数量を意味し、その数的用語が示す数量以上を意味するものではない。例えば、語句「1つのウィジェット」は「少なくとも1つのウィジェット」という意味ではなく、したがって語句「1つのウィジェット」は例えば2つのウィジェットを範囲に含まない。
語句「基づく」は、明示的に別段の定めがない限り「だけに基づく」という意味ではない。つまり、語句「基づく」は、「だけに基づく」および「少なくとも基づく」の両方を表す。語句「少なくとも基づく」は、語句「少なくとも部分的に基づく」と等価である。
用語「相当する」および同様の用語は、明示的に別段の定めがない限り排他的でない。例えば用語「相当する」は、明示的に別段の定めがない限り「だけに相当する」という意味ではない。つまり、語句「このデータはクレジットカード番号に相当する」は、「このデータはクレジットカード番号だけに相当する」および「このデータはクレジットカード番号に相当し、何か他のものにも相当する」の両方を表す。
本明細書では用語「それにより」は、前にかつ明確に説明した何らかの事項の意図した結果、目的、または成行きだけを表す節または1組の他の語の前に置くために専ら用いる。したがって、用語「それにより」を請求項の中で用いる場合、用語「それにより」が修飾する節または他の語は、その請求項の特定のさらなる限定は設けず、または他の方法でその請求項の意味もしくは範囲を制限しない。
用語「例えば(e.g.)」および同様の用語は、「例えば(for example)」を意味し、よってそれが説明する用語または語句を限定することはない。例えば、「コンピュータは、インターネットを介してデータ(例えば命令、データ構造)を送る」という文の中で、「例えば」という用語は、「命令」が、コンピュータがインターネットを介して送ることができる「データ」の一例であることを説明し、「データ構造」が、コンピュータがインターネットを介して送ることができる「データ」の一例であることも説明する。ただし、「命令」も「データ構造」も単に「データ」の例に過ぎず、「命令」および「データ構造」以外の他のものも「データ」であり得る。
用語「それぞれの」および同様の用語は、「個々に見る」ことを意味する。したがって、2つ以上のものが「それぞれの」特性を有する場合、それぞれのかかるものが独自の特性を有し、それらの特性は互いに異なることができるが同じでもよい。例えば、「2つのマシンの各々が、それぞれの機能を有する」という語句は、第1のかかるマシンがある機能を有し、第2のかかるマシンも同様にある機能を有することを意味する。第1のマシンの機能は、第2のマシンの機能と同じでも同じでなくてもよい。
用語「すなわち」および同様の用語は「つまり」を意味し、よってそれが説明する用語または語句を限定する。例えば、「コンピュータは、インターネットを介してデータ(すなわち命令)を送る」という文の中で、「すなわち」という用語は、コンピュータがインターネットを介して送る「データ」が「命令」であることを説明する。
ある所与の数値範囲は、その範囲内の数の整数および小数を含むものとする。例えば「1から10」までの範囲は、1から10の間の整数(例えば1、2、3、4、...9)、および非整数(例えば1.1、1.2、...1.9)を明確に含むように解釈すべきである。
2つ以上の用語または語句が(例えばそれらの用語または語句が同義であるという明確な記述により)同義の場合、そのようなある用語/語句の例は、別のそのような用語/語句の例が異なる意味を有さなければならないことを意味するものではない。例えば、ある記述が「含む」の意味を「含むがこれだけに限定されない」と同義にする場合、単に「含むがこれだけに限定されない」という語句を用いることは、「含む」という用語が「含むがこれだけに限定されない」以外の何かを意味するわけではない。
II.決定
用語「決定する」およびその文法上の変化形(例えば価格を決定する、値を決定する、一定の基準を満たすオブジェクトを決定する)は、極めて広い意味で用いる。用語「決定する」は多岐にわたる行動を包含し、したがって「決定する」は、計算、演算、処理、導出、調査、探索(例えば表、データベース、または他のデータ構造の探索)、確認等を含むことができる。また、「決定する」は、受け取ること(例えば情報を受け取ること)、アクセス(例えばメモリ内のデータにアクセスすること)等を含むことができる。また、「決定する」は、解決、選択、選定、確立等を含むことができる。
用語「決定する」は確実性または絶対的な精度を含意せず、したがって「決定する」は推定、推論、予測、推測等を含むことができる。
用語「決定する」は、数学的処理を実行しなければならないことを意味せず、数値的方法を使用しなければならないことを意味せず、アルゴリズムまたはプロセスが用いられることも意味しない。
用語「決定する」は、ある特定の装置を使用しなければならないことを意味しない。例えば、コンピュータが必ずしも決定を行う必要はない。
III.文の形式
第1の請求項の限定が、特徴の1つならびに特徴の複数を範囲に含み(例えば「少なくとも1つのウィジェット」などの限定は、1つのウィジェットだけでなく複数のウィジェットを範囲に含む)、第1の請求項に従属する第2の請求項において、第2の請求項がその限定を指すために定冠詞「the」を用いる場合(例えば「the widget」)、これは第1の請求項が特徴の1つだけを範囲に含むことを意味せず、第2の請求項が特徴の1つだけを範囲に含むことも意味しない(例えば「the widget」は、1つのウィジェットおよび複数のウィジェットの両方を範囲に含むことができる)。
序数(「第1の」、「第2の」、「第3の」等)を用語の前の形容詞として用いる場合、その序数は(明示的に別段の定めがない限り)、特定の特徴を同じ用語または同様の用語によって記載される別の特徴と区別するためなど、単に特定の特徴を示すために用いる。例えば「第1のウィジェット」は、例えば「第2のウィジェット」と単に区別するためにそのように名付けることができる。したがって、「ウィジェット」という用語の前に序数「第1の」および「第2の」を単に用いることは、2つのウィジェット間の他の任意の関係を示すものではなく、同じく、一方または両方のウィジェットの他の任意の特性を示すものでもない。例えば「ウィジェット」という用語の前に序数「第1の」および「第2の」を単に用いることは、(1)順序または位置に関し、いずれかのウィジェットがその他のウィジェットの前にまたは後に来ることを意味せず、(2)時間に関し、いずれかのウィジェットがその他のウィジェットの前にまたは後に発生しもしくは動作することを意味せず、(3)重要度または品質に関し、いずれかのウィジェットがその他のウィジェットの上にまたは下にランクすることを意味しない。さらに、序数を単に用いることは、序数が識別する特徴について数的な限定を定めるものではない。例えば「ウィジェット」という用語の前に序数「第1の」および「第2の」を単に用いることは、3つ以上のウィジェットがあってはならないことを意味しない。
本明細書に単一の装置、物、または他の製品を記載する場合、記載されている単一の装置/物の代わりに、(一緒に動作しようがしまいが)2つ以上の装置/物を代替的に用いることができる。したがって、ある装置が保持するものとして記載する機能は、(一緒に動作しようがしまいが)2つ以上の装置/物が代替的に保持することができる。
同様に、本明細書に(一緒に動作しようがしまいが)2つ以上の装置、物、または他の製品を記載する場合、記載されている2つ以上の装置または物の代わりに、単一の装置/物を代替的に用いることができる。例えば、複数のコンピュータベース装置を単一のコンピュータベース装置で置換することができる。したがって、2つ以上の装置または物が保持するものとして記載する様々な機能は、単一の装置/物が代替的に保持することができる。
記載する単一の装置の機能および/または特徴は、記載しているがかかる機能/特徴を有するものとしては明示的に記載していない、1つまたは複数の他の装置によって代わりに実施することができる。したがって、他の実施形態は記載した装置自体を含む必要はなく、代わりに、かかる機能/特徴をそれらの他の実施形態で有する1つまたは複数の他の装置を含むことができる。
IV.開示した例および用語は非限定的である
タイトル(本願の最初の頁の冒頭に記載)も要約(本願の末尾に記載)も、開示した発明の範囲として決して限定的に解釈すべきでなく、どの請求項の意味を解釈する際にも用いるべきでなく、どの請求項の範囲を限定する際にも用いるべきでない。要約は、単に37C.F.R.§1.72(b)の下で求められているので本願に含めている。
本願の中で示す本願のタイトルおよび節の見出しは専ら便宜上のものであり、決して本開示を限定するものとして解釈すべきでない。
本願の中で数多くの実施形態を記載し、専ら例示目的で示した。記載した実施形態は、いかなる意味においても限定的でなく、限定的であることも意図しない。本開示から容易に明らかなように、ここに開示した発明は数多くの実施形態に広く適用可能である。開示した発明は、構造上の修正、論理的な修正、ソフトウェアの修正、電気的な修正など、様々な修正および改変を加えて実施できることを当業者なら理解されよう。開示した発明の特定の特徴を1つまたは複数の特定の実施形態および/または図面に関して説明し得るが、明示的に別段の定めがない限り、かかる特徴は、かかる特徴をそれに関して記載した1つまたは複数の特定の実施形態または図面での使用に限定されないことを理解すべきである。
いくつかの特徴を含むものとして実施形態を開示する場合もあるが、本発明の他の実施形態は全てのかかる特徴よりも少ない特徴を含んでもよい。したがって、例えばある請求項は、開示した実施形態の中の1組の全ての特徴未満を対象とすることができ、かかる請求項は、その請求項が明示的に記述する特徴を超える特徴は含まない。
本願に記載した方法ステップまたは製品要素のどの実施形態も、本明細書の中で明示的にそうであると述べられている場合、または請求項の中で明示的に記述されている場合を除き、本明細書で特許請求する発明を構成せず、または本明細書で特許請求する発明に必須ではなく、本明細書で特許請求する発明と同じ対象を指すわけではない。
添付の特許請求の範囲の前文は、特許請求する発明の目的、利益、および可能な用途を記述するに過ぎず、特許請求する発明を限定することはない。
本開示は、本発明の全ての実施形態の逐語的な説明ではない。また、本開示は、全ての実施形態になければならない本発明の特徴を列挙したものでもない。
開示した全ての実施形態が(たとえ全ての未決クレーム、補正クレーム、発行クレーム、およびキャンセルクレームを含めても)必ずしも特許請求の範囲によって保護されるとは限らない。さらに、ある実施形態がいくつかの請求項によって保護される場合がある(しかし必ずしもそうである必要はない)。したがって、(未決、補正、発行、またはキャンセルに関係なく)請求項が特定の実施形態を対象とする場合、それは他の請求項の範囲が同様にその実施形態を保護しないという証拠にはならない。
互いに通信すると記載した装置は、明示的に別段の定めがない限り、互いに継続的に通信する必要はない。それどころか、かかる装置は必要に応じてまたは所望のときに互いに伝送すれば十分であり、実際にはデータ交換をほとんどの時間控えることができる。例えばインターネットを介して他のマシンと通信するマシンは、長い期間にわたり(例えば一度に数週間)他のマシンにデータを伝送しなくてもよい。さらに、互いに通信する装置は、1つまたは複数の媒介物を介して直接、または間接的に通信することができる。
いくつかのコンポーネントまたは特徴を有する実施形態についての記載は、かかるコンポーネント/特徴の全てあるいはいずれかが必要であることを意味するものではない。それどころか、本発明の多岐にわたる可能な実施形態を例示するために、様々なオプションのコンポーネントを記載する。明示的に別段の定めがない限り、どのコンポーネント/特徴も必須または必要ではない。
プロセスステップ、アルゴリズム等を特定の順序で説明し、または特許請求の範囲に記載し得るが、かかるプロセスは異なる順序で機能するように構成することができる。つまり、明示的に説明しまたは特許請求の範囲に記載することができるステップのいずれの順番または順序も、ステップをその順序で行う要件を必ずしも示すわけではない。本明細書に記載したプロセスのステップは、可能な任意の順序で実行することができる。さらに、一部のステップは、(例えばあるステップを他のステップの後に記載するという理由で)非同時に生じるものとして記載しまたは暗示していても、同時に実行することができる。さらに、図面の描写によるプロセスの例示は、図示のプロセスがそのプロセスに対する他の改変および修正を除外することを意味せず、図示のプロセスまたはそのステップのいずれかが本発明に必要であることを意味せず、図示のプロセスが好ましいことも意味しない。
複数のステップを含むものとしてプロセスを記載する場合もあるが、そのことはそれらのステップの全てまたはいずれかが好ましい、必須である、または必要であることを意味しない。記載した本発明の範囲内の他の様々な実施形態が、記載したステップの一部または全てを省いた他のプロセスを含む。明示的に別段の定めがない限り、どのステップも必須または必要ではない。
プロセスを単独でまたは他の製品もしくは方法を参照することなしに記載する場合もあるが、一実施形態では、プロセスが他の製品または方法と相互作用することができる。例えばかかる相互作用には、あるビジネスモデルを別のビジネスモデルに結び付けることが含まれ得る。かかる相互作用は、プロセスの柔軟性または望ましさを高めるために提供することができる。
製品は複数のコンポーネント、側面、品質、特性、および/または特徴を含むものとして記載する場合があるが、このことは、これら複数のうちのいずれかまたは全てが好ましい、必須である、もしくは必要であることを示すものではない。記載した本発明の範囲内にある他の様々な実施形態は、記載した複数の一部または全てを省いた他の製品を含む。
明示的に別段の定めがない限り、列挙される(番号付けされていてもいなくてもよい)項目の一覧は、それらの項目のいずれかまたは全てが相互排除的であることを意味するものではない。同様に、明示的に別段の定めがない限り、列挙される(番号付けされていてもいなくてもよい)項目の一覧は、それらの項目のいずれかまたは全てが任意のカテゴリを網羅することを意味するものではない。例えば列挙する一覧、「コンピュータ、ラップトップ、PDA」は、その一覧の3つの項目のいずれかまたは全てが相互排除的であることを意味せず、その一覧の3つの項目のいずれかまたは全てが任意のカテゴリを網羅することも意味しない。
列挙される(番号付けされていてもいなくてもよい)項目の一覧は、それらの項目のいずれかまたは全てが互いに等価であること、または互いに容易に置換されることを意味するものではない。
全ての実施形態は例示的であり、本発明または任意の実施形態が場合に応じて作成され、もしくは実行されたことを意味するものではない。
V.コンピューティング
本明細書に記載した様々なプロセスを、例えば適切にプログラムされた汎用コンピュータ、専用コンピュータ、およびコンピューティング装置によって実施できることが当業者には容易に明らかである。典型的には、プロセッサ(例えば1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のマイクロコントローラ、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ)が(例えばメモリなどの装置から)命令を受け取り、それらの命令を実行し、それによりそれらの命令が定める1つまたは複数のプロセスを実行する。命令は、例えば1つまたは複数のコンピュータプログラム、1つまたは複数のスクリプトによって具体化することができる。
「プロセッサ」は、そのアーキテクチャ(例えばチップレベルマルチプロセッシング/マルチコア、RISC、CISC、パイプラインステージがインターロックされないマイクロプロセッサ、パイプライン構成、同時マルチスレッディング)に関係なく、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、中央処理装置(CPU)、コンピューティング装置、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサもしくはそのような装置、またはその任意の組合せを意味する。
したがってプロセスについての記述は、同様に、そのプロセスを実行するための装置についての記述である。プロセスを実行する装置には、例えばプロセッサや、プロセスを実行するのに適した入力装置および出力装置が含まれ得る。
さらに、かかる方法を実施するプログラム(ならびに他の種類のデータ)は、多岐にわたる媒体(例えばコンピュータ可読媒体)を用いていくつもの方法で記憶し伝送することができる。一部の実施形態では、様々な実施形態のプロセスを実施可能なソフトウェア命令の一部または全ての代わりに、またはそれと組み合わせて、ハードワイヤード回路またはカスタムハードウェアを用いることができる。したがって、ソフトウェアだけではなく、ハードウェアとソフトウェアの様々な組合せを用いることができる。
用語「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータ、プロセッサ、または同様の装置が読み取ることができるデータ(例えば命令、データ構造)を提供することに関与する任意の媒体、複数の媒体、または様々な媒体の組合せを指す。かかる媒体は、これだけに限定されないが、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体が含まれる多くの形態を取ることができる。不揮発性媒体には、例えば光学ディスクまたは磁気ディスク、および他の永続メモリが含まれる。揮発性媒体には、典型的にはメインメモリを構成するダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)が含まれる。伝送媒体には、プロセッサに結合されるシステムバスを構成する線を含め、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバが含まれる。伝送媒体は、音波、光波、ならびに無線周波(RF)および赤外(IR)データ通信中に生じるものなど、電磁放射を含みまたは伝えることができる。コンピュータ可読媒体の一般的な形態には、例えばフロッピディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、他の任意の磁気媒体、CD−ROM、DVD、他の任意の光学媒体、パンチカード、紙テープ、孔のパターンを有する他の任意の物理媒体、RAM、PROM、EPROM、フラッシュEEPROM、他の任意のメモリチップまたはカートリッジ、以下に記載する搬送波、またはコンピュータが読取り可能な他の任意の媒体が含まれる。
データ(例えば一連の命令)をプロセッサに運ぶ際、様々な形態のコンピュータ可読媒体を用いることができる。例えばデータは、(i)RAMからプロセッサに送ることができ、(ii)無線伝送媒体を介して運ぶことができ、(iii)イーサネット(またはIEEE802.3)、SAP、ATP、Bluetoothae、TCP/IP、TDMA、CDMA、3Gなど、数多くの形式、規格、またはプロトコルに従ってフォーマットしかつ/または伝送することができ、かつ/または(iv)当技術分野でよく知られている様々な方法のいずれかで暗号化し、プライバシを保護しまたは不正を防止することができる。
したがってプロセスについての記述は、同様に、そのプロセスを実行するためのプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体についての記述である。コンピュータ可読媒体は、本方法を実行するのに適したそれらのプログラム要素を(任意の適切な形式で)記憶することができる。
プロセス内の様々なステップについての記述が、記載されている全てのステップが必要であることを示さないのと同様に、装置の実施形態は、記載したプロセスの(必ずしも全てではないが)一部を実行するように動作可能なコンピュータ/コンピューティング装置を含む。
同じく、プロセス内の様々なステップについての記述が、記載されている全てのステップが必要であることを示さないのと同様に、プログラムまたはデータ構造を記憶するコンピュータ可読媒体の実施形態は、実行時に、記載したプロセスの(必ずしも全てではないが)一部をプロセッサに実行させることができるプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体を含む。
データベースについて記載する場合、(i)記載したデータベースに対する代替的データベース構造を容易に用いることができ、(ii)データベース以外の他のメモリ構造を容易に用いることができることを当業者なら理解されよう。本明細書に示す任意のサンプルデータベースについてのいずれの例示または説明も、記憶されている情報表現に関する例示的構成である。例えば図面に示す表や他の箇所で提案するもの以外に、任意の数の他の構成を用いることができる。同様に、例示する任意のデータベースのエントリは例示的な情報を表すに過ぎず、当業者はエントリの数および内容が本明細書に記載の数および内容と異なってもよいことを理解されよう。さらに、表としてのデータベースの任意の記述をよそに、本明細書に記載のデータの種類を記憶し操作するために、(リレーショナルデータベース、オブジェクトベースモデル、および/または分散データベースが含まれる)他の形式を用いることができる。同様に、本明細書に記載など、様々なプロセスを実施するために、オブジェクトメソッドまたはデータベースの動作を用いることができる。さらにデータベースは、局所的にまたはかかるデータベース内のデータにアクセスする装置から離して、知られている方法で保管することができる。
様々な実施形態は、1つまたは複数の装置と(例えば通信ネットワークを介して)通信するコンピュータを含む、ネットワーク環境内で機能するように構成することができる。コンピュータはそれらの装置と直接、または任意の有線媒体もしくは無線媒体(例えばインターネット、LAN、WANまたはイーサネット、トークンリング、電話回線、ケーブル回線、無線チャネル、光通信回線、商用オンラインサービスプロバイダ、掲示板システム、衛星通信回線、上記のものの任意の組合せ)を介して間接的に通信することができる。装置のそれぞれは、それ自体がコンピュータ、またはコンピュータと通信するようになされるIntel(登録商標)Pentium(登録商標)もしくはCentrino(商標)プロセッサに基づくものなど、他のコンピューティング装置を含むことができる。任意の数および種類の装置がコンピュータと通信することができる。
一実施形態では、サーバコンピュータまたは集中的権限が必要でなく、または望ましくない場合がある。例えば本発明は、一実施形態では、集中的権限なしに1つまたは複数の装置上で実施することができる。そのような実施形態では、サーバコンピュータによって実行されるものとして本明細書に記載するいずれの機能も、サーバコンピュータ上に記憶されるものとして記載するいずれのデータも、代わりに1つまたは複数のかかる装置によって実行し、またはかかる装置上に記憶することができる。
プロセスについて記述する場合、一実施形態では、プロセスが利用者による一切の介入なしに機能することができる。別の実施形態では、プロセスが何らかの人間による介入を含む(例えばあるステップが人間によって実行され、または人間の助けを借りて実行される)。
VI.継続出願
本開示は、いくつかの実施形態および/または発明の権限付与的記述を当業者に提供する。これらの実施形態および/または発明の一部は本願では特許請求しない場合があるが、本願の優先権の利益を主張する1つまたは複数の継続出願において特許請求することができる。
出願人は、開示され使用可能にされているが、本願では特許請求しない内容の特許を追及するために、さらに出願を申請する予定である。
VII.米国特許法第112条パラグラフ6
請求項の中で、「ための手段」または「ためのステップ」という語句を含む請求項の限定は、米国特許法第112条パラグラフ6がその限定に適用されることを意味する。
請求項の中で、「ための手段」または「ためのステップ」という語句を含まない請求項の限定は、その限定がある機能を、かかる機能を実行するための構造、材料、または行為の列挙なしに記述するかどうかに関係なく、米国特許法第112条パラグラフ6がその限定に適用されないことを意味する。例えば、ある請求項の中で、その請求項のまたは別の請求項の1つもしくは複数のステップに言及する際に「のステップ(step of、steps of)」という語句を単に用いることは、米国特許法第112条パラグラフ6がそのステップに適用されることを意味するものではない。
米国特許法第112条パラグラフ6による、指定の機能を実行するための手段またはステップに関し、本明細書に記載の対応する構造、材料、または行為、およびその等価物は、指定の機能とともに追加の機能を実行してもよい。
コンピュータ、プロセッサ、コンピューティング装置、および同様の製品は、多岐にわたる機能を実行することができる構造である。かかる製品は、その製品のメモリ装置内またはその製品がアクセスするメモリ装置内に記憶されたプログラムなど、1つまたは複数のプログラムを実行することにより指定した機能を実行するように動作可能とすることができる。明示的に別段の定めがない限り、かかるプログラムは、本願の中で開示している場合がある任意の特定のアルゴリズムなど、ある特定のアルゴリズムに基づく必要はない。指定した機能を様々なアルゴリズムによって実施することができ、いくつかの異なるアルゴリズムのどれも、指定した機能を実行するための単なる設計選択であることが当業者にはよく知られている。
したがって米国特許法第112条パラグラフ6による、指定の機能を実行するための手段またはステップに関し、指定の機能に対応する構造には、指定の機能を実行するようにプログラムされた任意の製品が含まれる。かかる構造には、その機能を実行するプログラム済み製品が含まれ、その製品が(i)その機能を実行するための開示したアルゴリズム、(ii)開示したアルゴリズムと類似のアルゴリズム、または(iii)その機能を実行するための異なるアルゴリズムでプログラムされるかどうかは関係ない。
方法である機能を実行するための手段について記述する場合、この方法を実行するためのある構造には、その機能を実行するための適切なハードウェアでプログラムされかつ/または構成されたコンピューティング装置(例えば汎用コンピュータ)が含まれる。
さらに、当業者なら理解するように、他のアルゴリズムによってその機能を実行するための適切なハードウェアでプログラムされかつ/または構成されたコンピューティング装置(例えば汎用コンピュータ)も含まれる。
VIII.権利放棄
特定の実施形態への数多くの言及は、追加の様々な実施形態の権利放棄または否定を意味するものではなく、同様に、特定の特徴を全てが含む実施形態の説明への言及は、その特定の特徴を含まない実施形態の権利放棄または否定を意味するものではない。本願における明確な権利放棄または否定は、「含まない」または「実行することができない」という語句によって前置きするものとする。
IX.参照による援用
本明細書で言及するいずれの特許、特許出願、または他の文献も、米国特許法第112条パラグラフ1による記述および実施可能性のみを目的として本開示の一部として参照により本特許出願に援用し、そのような参照による援用なしでは当業者が通常の意味を突き止めることができない場合を除き、決して本願の任意の用語を限定し、定義し、または他の方法で解釈するために用いるべきではない。かかる当業者は、参考文献の中で与えられるいかなる実施形態によっても決して限定されている必要はない。
本特許出願の中で明示的に別段の定めがない限り、参照によるいかなる援用もそれ自体は、援用するいかなる特許、特許出願、または他の文献に含まれる任意の記述、意見、論証、または特徴付けの、いかなる保証、承認、または黙従も意味するものではない。
X.審査経過
本願(特許請求の範囲を含む)を解釈する際、当業者は、本願に関係するとみなされる他の特許出願があるかどうかにかかわらず、および本願と優先権の主張を共有する他の特許出願があるかどうかにかかわらず、他の任意の特許または特許出願ではなく、本願の審査経過を参照すべきである。
さらなる実施形態
以下の内容は、特許請求の範囲ではなくさらなる実施形態の例として解釈すべきである。
第1のゲーム運営者に関連する第1の賭けをプレーヤがそこから行える第1のアカウントを確立するステップと、第2のゲーム運営者に関連する第2の賭けをプレーヤがそこから行える第2のアカウントを確立するステップと、第1のアカウント内の残高を明らかにする情報をプレーヤに提示するステップと、残高の少なくとも一部が第2のアカウントに振替可能であるものとする指示をプレーヤから受け取るステップと、少なくとも一部が利用可能であるものとする指示に応答し、その少なくとも一部が振替に関して事前に許可されていることを明らかにする情報を記憶するステップと、第1のアカウントと第2のアカウントとの間の振替をプレーヤが要求できるユーザインターフェイスをプレーヤに提示するステップと、第1のアカウントから第2のアカウントに第1の金額を振り替えるための要求を受け取るステップと、振り替えるための要求を受け取ることに応答し、金額がその少なくとも一部以下だと判定するステップと、金額がその少なくとも一部以下だと判定するステップに応答し、第1のアカウントから第2のアカウントにその金額を振り替えるステップとを含む、方法。
A.1.第1のゲーム運営者に関連する賭けは、第1のゲーム運営者がいくらかの金を支払われる場合がある賭け、第1のゲーム運営者を相手に行われる賭け、および第1のゲーム運営者の所有地上で第1のゲーム運営者によって許可される賭けのうちの少なくとも1つを含む、請求項Aに記載の方法。A.2.第1のアカウントに対する預け入れを受け取り、預け入れを含めるために第1のアカウントの残高を調節するステップを含む、請求項Aに記載の方法。A.3.第2のアカウントを使用して賭けを行えるようにするステップを含む、請求項Aに記載の方法。A.3.1.賭けの結果を決定し、その結果に応じて第2のアカウントの残高を調節するステップを含む、請求項A.3に記載の方法。
A.4.第1の金額を振り替えるための要求を受け取る前に、かつ少なくとも一部が振替について事前許可されていることを明らかにする情報を記憶した後、第1のアカウントを使用して行われた複数の賭けの結果を決定するステップと、その結果に応じて第1のアカウントの残高を調節するステップであって、その少なくとも一部未満まで残高を減らすことを含む、調節するステップとを含む、請求項Aに記載の方法。A.4.1.結果に応じて第1のアカウントの残高を調節するステップに応答し、残高を上限とする金額だけが事前許可されていることを示すように記憶済み情報を調節するステップを含み、その金額は残高以下である、請求項A.4に記載の方法。A.4.2.第1の金額を振り替えるための要求を受け取り、結果に応じて第1のアカウントの残高を調節する前に、第1のアカウントを使用して行われた第2の複数の賭けの第2の結果を決定するステップと、第2の結果に応じて第1のアカウントの残高を調節するステップであって、その少なくとも一部より上まで残高を増やすことを含む、調節するステップとを含む、請求項A.4に記載の方法。A.4.2.1.第2の結果に応じて第1のアカウントの残高を調節するステップに応答し、その少なくとも一部以下の金額を振り替えられるようにするステップを含む、請求項A.4.2に記載の方法。
A.5.その少なくとも一部が限られた期間にわたって事前許可される、請求項Aに記載の方法。A.6.第3のゲーム運営者に関連する第3の賭けをプレーヤがそこから行える第3のアカウントを確立するステップを含む、請求項Aに記載の方法。A.6.1.ユーザインターフェイスが、第1のアカウントから第2のアカウントおよび第3のアカウントのいずれかへの振替を可能にする、請求項A.6に記載の方法。A.6.2.残高の少なくとも一部が振替可能であるものとする指示は、第2のアカウントにのみ振替可能であることを明らかにし、ユーザインターフェイスは、第1のアカウントから第2のアカウントにしか振替を可能にしない、請求項A.6に記載の方法。A.7.第1のゲーム運営者は第1のカジノを含み、第2のゲーム運営者は第2のカジノを含む、請求項Aに記載の方法。A.8.振り替えるための要求は、賭けの時点において第2のアカウントの残高を超える金額についての賭けを含む、請求項Aに記載の方法。A.9.プレーヤの第1の位置を求め、第1の位置に基づき、第1のアカウントを用いた賭けを可能にするステップと、プレーヤの第2の位置を求め、第2の位置に基づき、第2のアカウントを用いた賭けを可能にするステップとを含む、請求項Aに記載の方法。
A.10.プレーヤがそれを介してゲームサービスにアクセスする第1のネットワークを求め、第1のネットワークに基づき、第1のアカウントを用いた賭けを可能にするステップと、プレーヤがそれを介してゲームサービスにアクセスする第2のネットワークを求め、第2のネットワークに基づき、第2のアカウントを用いた賭けを可能にするステップとを含む、請求項Aに記載の方法。A.11.ゲームサービスにアクセスするためにプレーヤが使用する第1のログインを求め、第1のログインに基づき、第1のアカウントを用いた賭けを可能にするステップと、ゲームサービスにアクセスするためにプレーヤが使用する第2のログインを求め、第2のログインに基づき、第2のアカウントを用いた賭けを可能にするステップとを含む、請求項Aに記載の方法。A.10.1.第1のログインに基づいて第1のアカウントからの事前許可を可能にするステップと、第1のログインに基づいて第2のアカウントからの事前許可を防ぐステップと、第2のログインに基づいて第2のアカウントへの振替を可能にするステップとを含む、請求項A.10に記載の方法。A.10.2.システムにアクセスするためにプレーヤによって第3のログインが使用されたと判定するステップと、第3のログインに基づいて第1のアカウントを用いた賭けを防ぐステップと、第3のログインに基づいて第2のアカウントを用いた賭けを防ぐステップと、第3のログインに基づいて第1のアカウントおよび第2のアカウントの両方への振替およびその両方からの事前許可を可能にするステップとを含む、請求項A.10に記載の方法。
B.計算装置と、複数の命令をその上に記憶している非一時的媒体であって、その命令は計算装置によって実行されるとき、プレーヤの位置を求め、機器によって維持され、第1の位置において運営する第1のゲーム運営者に関連する賭けを行うためにプレーヤによってアクセスされ得る第1のアカウントを特定し、第1のアカウントを特定することに応答し、第1のアカウント内の金を使ってプレーヤが第1のゲーム運営者に関連する賭けを行えるようにし、第1のアカウントから、プレーヤによって所有され機器によって維持される1組のアカウントへの、合計して第1の金額になる1つまたは複数の将来の振替を承認するための第1の要求を受け取り、第1の要求を受け取った後、プレーヤ用の第2のアカウントを確立するための第2の要求を受け取り、第2の位置において運営する第2のゲーム運営者に関連する賭けを行うためにプレーヤによってアクセスされ得る第2のアカウントを確立し、第2のアカウントを確立した後、第1のアカウントから第2のアカウントに第2の金額を振り替えるための第3の要求を受け取り、第2の金額が第1の金額以下だと判定し、第2の金額が第1の金額以下だと判定することに応答し、第1のアカウントから第2のアカウントへの第2の金額の振替を助け、プレーヤの第2の位置を求め、第2の位置を求めることに応答し、第2のアカウント内の金を使ってプレーヤが第2のゲーム運営者に関連する賭けを行えるようにすることを機器に行わせる、非一時的媒体とを含む、機器。
B.1.ゲームサービスにアクセスするためにプレーヤが使用するネットワーク、プレーヤが使用する装置のIPアドレス、プレーヤがその中に位置する地理上のフェンス、プレーヤのGPS位置、およびゲームサービスにアクセスするためにプレーヤが使用するログインのうちの少なくとも1つに基づいて位置を求める、請求項Bに記載の機器。B.2.第1のゲーム運営者に関連する賭けを行うために第2のアカウントを使用することはできず、第2の位置は第1の位置とは異なる、請求項Bに記載の機器。B.2.1.第2のゲーム運営者に関連する賭けを行うために第1のアカウントを使用することはできない、請求項B.2に記載の機器。B.3.複数の命令が、プレーヤに関する情報を維持するデータベースにより、第1のアカウントおよび第2のアカウントをプレーヤに関連付けることを機器に行わせる、請求項Bに記載の機器。B.3.1.複数の命令が、第1のゲーム運営者からプレーヤ情報の変更を受け取り、そのプレーヤに関する情報がゲーム運営者間で一貫しているように、維持されている情報を調節することを機器に行わせる、請求項B.3に記載の機器。B.3.1.1.情報が、プレーヤの住所、プレーヤの運転免許証番号、プレーヤの社会保障番号、およびプレーヤの名前のうちの少なくとも1つを含む、請求項B.3.1に記載の機器。
B.4.複数の命令が、第2のゲーム運営者に関連する第2の位置に基づいて振替を可能にすることを機器に行わせる、請求項Bに記載の機器。B.5.複数の命令が、第1の金額を第2の金額だけ減らし、減らされた第1の金額を上限としてさらなる振替を可能にすることを機器に行わせる、請求項Bに記載の機器。B.6.第1のアカウントにはカジノ賭博アカウントが含まれ、第2のアカウントにはレースおよびスポーツ賭博アカウントが含まれる、請求項Bに記載の機器。