JP2014241091A - Voltage generation circuit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電源電圧依存性が小さい電圧発生回路に関するものである。 The present invention relates to a voltage generation circuit having a small power supply voltage dependency.
従来の電圧発生回路として、例えば特許文献1等に示すものが提案されている。図16は従来の電圧発生回路の一例の回路図である。図16に示すように、電圧発生回路51は、トランジスタ52、53と抵抗54、55を接続した回路である。電圧発生回路51では、電源端子56に電圧が与えられたとき、トランジスタ52、53のベースエミッタ間電圧(Vbe)の和、すなわち、Vbeの2倍の出力電圧を電圧出力端子57に出力する。この電圧発生回路51では、抵抗素子54の値を変更することで出力電圧を微調整することが可能である。たとえば、回路を集積回路として作成する場合、抵抗54、或いは、抵抗54の一部を集積回路外のチップ抵抗で構成すれば、その変更で容易に出力電圧の微調整が可能である。一方で、この電圧発生回路51は、「電源電圧が高くなるにしたがって、電圧出力端子に発生する電圧が高くなる」性質があり、出力電圧の電源電圧に対する依存性は小さくない。
As a conventional voltage generation circuit, for example, one disclosed in Patent Document 1 has been proposed. FIG. 16 is a circuit diagram of an example of a conventional voltage generating circuit. As shown in FIG. 16, the
そこで、このような出力電圧の電源電圧に対する依存性を低減させた回路について図面を参照して説明する。図17は従来の電圧発生回路の他の例の回路図である。図17に示す電圧発生回路61は、電圧発生回路51のトランジスタ52のベース端子と電圧出力端子57との間に抵抗62を追加したものである。それ以外は、電圧発生回路51と同じ構成を有しており、実質上同じ素子、端子には同じ番号を付してある。
A circuit in which the dependency of the output voltage on the power supply voltage is reduced will be described with reference to the drawings. FIG. 17 is a circuit diagram of another example of a conventional voltage generating circuit. A
電圧発生回路61では、抵抗62の電圧降下の作用により、「電源電圧の増加に応じて電圧出力端子に発生する電圧を下げる」効果が発生し、電圧発生回路51の「電源電圧が高くなるにしたがって、電圧出力端子に発生する電圧が高くなる」性質の一部を打ち消す。この抵抗62の効果によって、出力電圧の電源電圧依存性を低減させることができる。或いは、ある電源電圧で出力電圧が極大値となり、それ以上の電源電圧で出力電圧が減少に転じるように特性を調整することができる。つまり、電圧発生回路61は電圧発生回路51に対して、出力電圧の電源電圧依存性を低減させた回路となっている。特に出力電圧が極大値となる電源電圧付近で用いることで、電圧発生回路61は、電源電圧依存性の非常に少ない電圧発生回路として利用することができる優れた回路となる。
In the
以下に、電圧発生回路51、61のそれぞれの出力電圧と電源電圧の関係について説明する。図18は電圧発生回路の出力電圧と電源電圧との関係を示す図である。図18において、グラフ曲線71は電圧発生回路51の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、グラフ曲線72は電圧発生回路61の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフである。それぞれ、電圧発生回路51、61の回路構成のモデルを用いたシミュレーションを行い、値の算出を行っている。シミュレーションするにあたり、各抵抗の抵抗値は、抵抗54は2200Ω、抵抗55は8000Ω、抵抗62は30Ω(電圧発生回路61のみ)としている。また、トランジスタ52、53は、GaAsヘテロ接合バイポーラトランジスタでエミッタサイズが48μm2のものとしている
。
Below, the relationship between each output voltage of the
図18に示すように、電圧発生回路51の出力電圧(グラフ曲線71)は、電源電圧の増加に対し徐々に増加する特性を持っている(電源電圧依存性が高い)。一方、電圧発生回路61の出力電圧(グラフ曲線72)は、電源電圧が4V付近で極大値となっており、それ以上の電源電圧において、電源電圧が増加するとき、出力電圧が減少している。すなわち、電圧発生回路61は、4V付近の電源電圧で利用する場合、出力電圧の電源電圧依存性が少ない回路として利用可能である。
As shown in FIG. 18, the output voltage (graph curve 71) of the
図19は従来の電圧発生回路で抵抗を変更したときの出力電圧と電源電圧との関係を示す図である。図19に示す結果も上述と同様回路シミュレーションによって算出した結果である。 FIG. 19 is a diagram showing the relationship between the output voltage and the power supply voltage when the resistance is changed by a conventional voltage generating circuit. The result shown in FIG. 19 is also a result calculated by circuit simulation as described above.
図19において、グラフ曲線81は、電圧発生回路51の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗54の値を2200Ω、3200Ω、4200Ωとしたときの出力電圧を3本のグラフとして図中に破線で示し、抵抗54の抵抗値を付して区別している。グラフ曲線82は、電圧発生回路61の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗54の値を2200Ω、3200Ω、4200Ωとしたときの出力電圧を3本のグラフとして図中に実線で示し、抵抗54の抵抗値を付して区別している。
In FIG. 19, a
電圧発生回路51の出力電圧(グラフ曲線81)は、抵抗54の値が小さくなると出力電圧が大きくなっている。上述したように、上述した電圧発生回路51の特徴、すなわち、抵抗54の値を変更するといった簡単な方法で、出力電圧の微調整ができることが示されている。
The output voltage (graph curve 81) of the
一方、電圧発生回路61の出力電圧(グラフ曲線82)は、抵抗54の値を小さくすると出力電圧が極大値となる電源電圧が高い方にずれるように電源電圧依存性が変化し、また、出力電圧の極大値がほとんど変化していない。つまり、電圧発生回路61において、利用する電源電圧付近に極大値が来るように調整して回路を設計した場合、回路51と同じように、抵抗54の値で出力電圧を微調整しようとすると、目的としている低い電源電圧依存性の特徴が劣化してしまう。
On the other hand, the output voltage (graph curve 82) of the
電圧発生回路61では、トランジスタ52、53がともに導通するおよそ2.5V以上の電源電圧範囲において、電源電圧の増加に対し、トランジスタ52のベース電極の電圧(電圧発生回路51の出力電圧とほぼ同じ値で、2.4V〜2.6V程度)の変化はわずか(0.2V程度)であり、電源電圧の増加と比べるとほとんど変化しない。そのため、電源電圧の増加分は、そのほとんどが抵抗54の端子間の電圧の増加となり、抵抗54に流れる電流の増加が、電源電圧の増加に比例し、抵抗54の逆数に応じて生じる。
In the
トランジスタ52のベースに流れる電流が少なく、抵抗54に流れる電流が、主に抵抗62に流れ込むため、抵抗62の電圧降下の増加もまた、電源電圧に比例する。つまり、(電源電圧の変化)*(抵抗62の抵抗値)/(抵抗54の抵抗値)におよそ比例した抵抗62の電圧降下の変化が生じ、電源電圧の増加に伴い徐々に増加していくトランジスタ52のベース端子の電圧を打ち消す形で、電圧発生回路61の出力電圧の電源電圧依存性を低く抑えている。そのため、電圧発生回路61で抵抗54の値を変更すると、出力電圧だけでなく、電源電圧依存性まで変化してしまう。
Since the current flowing through the base of the
たとえば、抵抗54と抵抗62の両方を集積回路の外のチップ抵抗で構成することで、電源電圧依存性を維持しながら、出力電圧値の調整を行うことも、当然可能ではあるが2個の抵抗の抵抗値を、ある比を保ちながら調整しなければならない必要が生じることとなり、実用的ではない。
For example, by configuring both the
また、集積回路内に抵抗素子54、62を作成すれば、2個の抵抗が同一プロセスで作成されるために抵抗の値の比を正確に保つことが比較的容易にできるが、抵抗の一方、或いは両方を集積回路の外のチップ抵抗で実現した場合は、チップ抵抗の素子バラツキが特性に影響してしまい、製品への利用がしにくくなってしまう。
In addition, if the
そこで本発明は、簡単な構成を有し、出力電圧に対する電源電圧の依存性が低く、さらに、電源電圧の依存性の変化を抑えつつ出力電圧を調整することができる電圧発生回路を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention provides a voltage generation circuit that has a simple configuration, has a low dependency of the power supply voltage on the output voltage, and can adjust the output voltage while suppressing a change in the dependency of the power supply voltage. With the goal.
上記目的を達成するため本発明は、第1の電源端子と、第1の電圧出力端子と、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第1のバイポーラトランジスタと、第2のバイポーラトランジスタと、第1の回路と、第2の回路とを有し、上記第1のバイポーラトランジスタのエミッタ端子が、接地端子に接続され、上記第2のバイポーラトランジスタのコレクタ端子が、上記第1の電源端子、又は、上記第1の電源端子と同じ極性の電源端子とのいずれかの電源端子に接続され、上記第2のバイポーラトランジスタのベース端子が、上記第1の電源端子、又は、上記第1の電源端子と同電位の電源端子とのいずれかの電源端子に、上記第2の抵抗で接続され、上記第2のバイポーラトランジスタのエミッタ端子が、上記第1のバイポーラトランジスタのベース端子に接続され、上記第1の回路の第1の端子が、上記第1の抵抗を介して上記第1の電源端子に接続され、上記第1の回路の第2の端子が、上記第2の回路の第2の端子に接続されており、上記第1の回路が、ダイオードを有し、上記第1の回路の第1の端子と、上記第1の回路の第2の端子との間に、ダイオード接合の順方向接合電圧を、ダイオードを流れる電流に応じて発生させる回路、或いは、ベースコレクタ間が接続されたバイポーラトランジスタを有し、上記第1の回路の第1の端子と、上記第1の回路の第2の端子との間に、ベースエミッタ接合の順方向接合電圧を、エミッタ電流に応じて発生させる回路、のいずれかの回路であり、上記第2の回路の第1の端子が、上記第2のバイポーラトランジスタのベース端子に接続され、上記第2の回路の第2の端子が、上記第1のバイポーラトランジスタのコレクタ端子に接続されており、上記第2の回路が、ダイオードと抵抗とを有し、上記第2の回路の第1の端子と、上記第2の回路の第2の端子との間に、ダイオード接合の順方向接合電圧と、抵抗による電圧降下との和を、ダイオードを流れる電流に応じて発生させる回路、或いは、ベースコレクタ間が接続されたバイポーラトランジスタと抵抗とを有し、上記第2の回路の第1の端子と、上記第2の回路の第2の端子との間に、ベースエミッタ接合の順方向接合電圧と、抵抗による電圧降下との和を、エミッタ電流に応じて発生させる回路、のいずれかの回路であり、上記第1のバイポーラトランジスタのベースエミッタ接合の極性と、上記第2のバイポーラトランジスタのベースエミッタ接合の極性との、いずれもが上記第1の電源端子の電源電圧に対し順方向となるように接続され、上記第1の電圧出力端子が上記第1の回路の第1の端子に接続されていることを特徴とする電圧発生回路を提供する。 In order to achieve the above object, the present invention provides a first power supply terminal, a first voltage output terminal, a first resistor, a second resistor, a first bipolar transistor, and a second bipolar transistor. A first circuit and a second circuit, wherein an emitter terminal of the first bipolar transistor is connected to a ground terminal, and a collector terminal of the second bipolar transistor is connected to the first power supply terminal. Or the base terminal of the second bipolar transistor is connected to the first power supply terminal or the first power supply terminal. A power supply terminal and a power supply terminal having the same potential are connected to the power supply terminal by the second resistor, and the emitter terminal of the second bipolar transistor is connected to the base of the first bipolar transistor. A first terminal of the first circuit is connected to the first power supply terminal via the first resistor, and a second terminal of the first circuit is connected to the second terminal. The first circuit has a diode, and is connected between the first terminal of the first circuit and the second terminal of the first circuit. A forward junction voltage of the diode junction according to a current flowing through the diode, or a bipolar transistor connected between the base collector, the first terminal of the first circuit, A circuit that generates a forward junction voltage of a base-emitter junction according to an emitter current between the second terminal of the first circuit and the first terminal of the second circuit. A terminal connected to the base terminal of the second bipolar transistor; The second terminal of the second circuit is connected to the collector terminal of the first bipolar transistor, the second circuit has a diode and a resistor, and the first terminal of the second circuit A circuit that generates a sum of a forward junction voltage of a diode junction and a voltage drop due to a resistance between the terminal of the second circuit and the second terminal of the second circuit according to a current flowing through the diode, or A bipolar transistor connected between the base collector and a resistor, and a forward junction of a base-emitter junction between the first terminal of the second circuit and the second terminal of the second circuit A circuit that generates a sum of a voltage and a voltage drop due to a resistance in accordance with an emitter current, the polarity of the base-emitter junction of the first bipolar transistor and the second bipolar transistor. The polarity of the base emitter junction of the star is connected so as to be in the forward direction with respect to the power supply voltage of the first power supply terminal, and the first voltage output terminal is connected to the first circuit of the first circuit. Provided is a voltage generating circuit connected to a terminal.
本発明によると、簡単な構成を有し、出力電圧に対する電源電圧の依存性が低く、さらに、電源電圧の依存性の変化を抑えつつ出力電圧を調整することが可能な電圧発生回路を提供することができる。 According to the present invention, there is provided a voltage generation circuit that has a simple configuration, has a low dependency of the power supply voltage on the output voltage, and can adjust the output voltage while suppressing a change in the dependency of the power supply voltage. be able to.
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態では、電源端子にかかる電源電圧を正の値とし、NPN型バイポーラトランジスタによる回路構成例を説明しているが、これに限定されない。例えば、PNP型バイポーラトランジスタで同様の回路構成とし、電源電圧、出力電圧を負とすることで同様の効果を得ることが可能である。この場合、以降の説明中の電圧や電流の値を比較している部分では、それぞれ、電圧の絶対値、電流の絶対値の比較として読み替えるものとし、ダイオードの電極はアノード端子とカソード端子を逆にして読み替えるものとする。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In each of the following embodiments, the power supply voltage applied to the power supply terminal is set to a positive value, and an example of a circuit configuration using an NPN bipolar transistor is described. However, the present invention is not limited to this. For example, the same effect can be obtained by using a PNP bipolar transistor with the same circuit configuration and making the power supply voltage and output voltage negative. In this case, the voltage and current values in the following description are compared as the comparison of the absolute value of the voltage and the absolute value of the current, respectively. Shall be read as follows.
また、以下の各実施形態において、同じ構成の部分、端子には同じ番号を用いており、特性を示す図においても、特に断りが無い限り、同じ記号の部品には同じ素子値を用いてシミュレーション計算した結果を示す。なお、特に記述のない場合、トランジスタとして、エミッタ面積が48μm2のサイズのGaAsヘテロ接合バイポーラトランジスタを用いている。また、サイズの異なるトランジスタを用いる場合、エミッタ面積を上記のサイズ(48μm2)に対する比で表している。 Further, in the following embodiments, the same numbers are used for parts and terminals having the same configuration, and even in the diagrams showing the characteristics, simulation is performed using the same element values for parts having the same symbols unless otherwise specified. The calculated result is shown. Unless otherwise specified, a GaAs heterojunction bipolar transistor having an emitter area of 48 μm 2 is used as the transistor. When transistors having different sizes are used, the emitter area is expressed as a ratio to the above size (48 μm 2 ).
(第1実施形態)
図1は本発明にかかる電圧発生回路の一例を示す回路図である。図1に示すように、電圧発生回路101は、電源端子102と電圧出力端子103を有し、電源端子102は、抵抗104によって電圧出力端子103に接続されている。また、エミッタ端子が接地されたトランジスタ105を有している。また、コレクタ端子が電源端子106に接続されたトランジスタ107を有し、トランジスタ107のエミッタ端子とトランジスタ105のベース端子とが接続され、トランジスタ107のエミッタ端子は抵抗108を介して接地端子に接続され、トランジスタ107のベース端子は抵抗109を介して電源端子110に接続されている。
(First embodiment)
FIG. 1 is a circuit diagram showing an example of a voltage generating circuit according to the present invention. As shown in FIG. 1, the
また、ベース端子とコレクタ端子を接続したトランジスタ111を有し、トランジスタ111のベース端子は電圧出力端子103に接続され、トランジスタ111のエミッタ端子は、トランジスタ105のコレクタ端子に接続されている。また、ベース端子とコレクタ端子を接続したトランジスタ112を有し、トランジスタ112のベース端子はトランジスタ107のベース端子に接続され、トランジスタ112のエミッタ端子は、抵抗113を介してトランジスタ105のコレクタ端子に接続されている。
The
ここで、電源端子102が第1の電源端子であり、電源端子106は第1の電源端子と同じ極性の電源端子であり、電源端子110が第1の電源端子と同じ電位の電源端子である。また、抵抗104が第1の抵抗であり、抵抗109が第2の抵抗であり、トランジスタ105が第1のバイポーラトランジスタであり、トランジスタ107が第2のバイポーラトランジスタである。トランジスタ105(第1のバイポーラトランジスタ)とトランジスタ107(第2のバイポーラトランジスタ)とはベースエミッタ接合の極性が、電源端子102の電圧に対し、順方向となるように接続されている。
Here, the
また、ベースコレクタ間が接続されたトランジスタ111が、破線で示す第1の回路114を構成しており、電圧出力端子103に接続される第1の端子と、トランジスタ105のコレクタ端子(後述の第2の回路の第2の端子)に接続される第2の端子との間に、順方向のベースエミッタ接合の接合電圧をエミッタ電流に応じて生じさせるよう接続されている。
A
また、ベースコレクタ間を接続されたトランジスタ112と、抵抗113とが、破線で示す第2の回路115を構成しており、第2の回路115は電源端子110に抵抗109で接続される第1の端子と、トランジスタ105のコレクタ端子に接続される第2の端子との間に、順方向のベースエミッタ接合の接合電圧と、抵抗113の電圧降下との和を、トランジスタ112のエミッタ電流に応じて生じさせるよう接続されている。
In addition, the
以下の説明において、電圧発生回路101の動作を実証するため、図1の回路構成のモデルを用いたシミュレーションを行い、出力電圧等の値の算出を行っている。なお、シミュレーションにおいては、トランジスタ105のみエミッタ面積が2倍のサイズの素子を用い、抵抗108の抵抗値は8000Ω、抵抗109の抵抗値は5500Ω、抵抗113の抵抗値は100Ωとしている。また、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω、3200Ωとしている。また、電源電圧102、106、110を全て同じ電圧としている。
In the following description, in order to verify the operation of the
図2は本発明にかかる電圧発生回路の出力電圧及び第2のバイポーラトランジスタのベース電圧及び出力電圧と電源電圧との関係を示す図である。図2において、グラフ曲線201は、電圧発生回路101の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの出力電圧を3本のグラフとして図中に実線で示し、抵抗値を付して区別している。また、グラフ曲線202は電圧発生回路101のトランジスタ107のベース電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれのベース電圧を3本のグラフとして図中に破線で示し、抵抗値を付して区別している。
FIG. 2 is a diagram showing the relationship between the output voltage of the voltage generation circuit according to the present invention, the base voltage and output voltage of the second bipolar transistor, and the power supply voltage. In FIG. 2, a
図2のグラフ曲線201に示すように、電圧出力端子103の出力電圧は電源電圧の増加とともに増加し、電源電圧が約4V付近で極大値となり、その後電源電圧の増加とともに減少している。また、図2のグラフ曲線201に示すように、抵抗104の抵抗値を変えると、グラフの形が大きく変わることなく、上下方向に移動している。このことから、電圧発生回路101は電源電圧依存性が低い電源電圧範囲を有し、抵抗104の抵抗値を変更することで、電源電圧依存性が大きく変化することなく、出力電圧の調整ができている。
As shown by the
以下に本発明にかかる電圧発生回路の動作について説明する。電圧発生回路101では、従来の電圧発生回路51のトランジスタ52のベース電圧と同様、トランジスタ107のベース端子にトランジスタ105、107のベースエミッタ間電圧(Vbe)の和、すなわち、Vbeの2倍の電圧が発生する構成となっている。
The operation of the voltage generation circuit according to the present invention will be described below. In the
図2のグラフ曲線202に示すように、電圧発生回路101の電源電圧が、トランジスタ105、107がともに導通する電圧(2.5V程度)以上で、トランジスタ107のベース端子の電圧(グラフ曲線202)は2.4Vから2.6Vの範囲で変化している。すなわち、トランジスタ107のベース端子の電圧は電源電圧の増加に応じて徐々に増加しているものの、電源電圧の増加からするとほとんど変化していないとみなすことができる。
As shown in the
そのため、電圧発生回路101では、上記の電源電圧範囲(約2.5V以上)において、電源電圧の増加分は、抵抗109が、両端電圧の増加として請け負っている。そして、抵抗109には、電源電圧の増加に比例し、抵抗109の抵抗値の逆数に応じた電流の増加が生じる。
Therefore, in the
通常、トランジスタはベースエミッタ間の電圧の増加に対し、ベース電流が指数関数的に急激に増加する。そして、必要なコレクタ電圧が印加されている場合は、ベース電流に対しβ(電流増幅率)倍したコレクタ電流が流れる。つまり、コレクタ電流もベースエミッタ間の電圧に対し、指数関数的に急激に増加する。逆に、ベース電流、コレクタ電流を基準に考えれば、電流の増加が生じてもベースエミッタ間の電圧は対数的な緩やかな増加となる。 Usually, in the transistor, the base current exponentially increases exponentially as the voltage between the base and emitter increases. When a necessary collector voltage is applied, a collector current that is β (current amplification factor) times flows with respect to the base current. That is, the collector current also increases exponentially with respect to the voltage between the base and emitter. On the other hand, considering the base current and the collector current as a reference, the voltage between the base and the emitter gradually increases logarithmically even if the current increases.
この特性のため、電源端子110の電源電圧の増加におよそ比例して、抵抗109を流れる電流が増加した場合でも、ベースエミッタ間の電圧(Vbe)は対数的な、すなわち、緩やかな変化しかしない。
Because of this characteristic, even when the current flowing through the
電圧発生回路101では、トランジスタ107のベースに流れ込む電流が少ないので、上記の抵抗109を流れた電流は主にトランジスタ112と抵抗113を経由してトランジスタ105のコレクタに流れ込む。トランジスタ112のエミッタ電圧は、トランジスタ107のベース端子の電圧(Vbeの2倍)から、トランジスタ112のベースエミッタ間電圧(Vbe)だけ低くなる。さらに抵抗113で電圧降下(電流値×抵抗113の抵抗値)分だけ低くなった電圧がトランジスタ105のコレクタ端子に発生する。つまり抵抗113とトランジスタ105のコレクタ端子の接続点の電圧は、Vbe−(抵抗113の電圧降下分)となる。
In the
電圧発生回路101において、電源電圧が2.5V(トランジスタ105と107がともに導通する電圧)以上では、上述のように、抵抗109に流れる電流(トランジスタ112を経由して抵抗113へと流れる電流)の増加が電源電圧の増加におよそ比例し、抵抗113の電圧降下分の増加が電流の増加に比例する。すなわち、抵抗113の電圧降下の増加分は電源電圧の増加におよそ比例する関係にあり、その大きさは、抵抗109と抵抗113の比で決まる。
In the
電圧発生回路101では、上述の接続点(抵抗113とトランジスタ105のコレクタ端子の接続点)に、トランジスタ111のエミッタ端子が接続されている。トランジスタ111はベース端子が抵抗104で電源端子に接続されて、同様に電流を流している(トランジスタが導通状態にあり、ベースエミッタ間に電圧Vbeが生じている)。そのため、トランジスタ111のベース端子(電圧出力端子103)の電圧は、トランジスタ105のコレクタ端子よりトランジスタ111のベースエミッタ間電圧(Vbe)だけ高く、(Vbeの2倍)−(抵抗113の電圧降下分)となる。上述のように、トランジスタのベースエミッタ間電圧(Vbe)は、電源電圧の増加に対し、対数的な変化(徐々に傾きが緩やかになる変化)で増加する。一方、「抵抗113の電圧降下分」の増加は、電源電圧の変化に対しおよそ比例して単調に増加し続ける。
In the
つまり、電流値が小さい(電源電圧が低い)間は、ベースエミッタ間電圧(Vbe)の増加が「抵抗113の電圧降下分」の増加よりも優勢であるが、電流値が大きくなることで(電源電圧が高くなることで)、次第に、「抵抗113の電圧降下分」の増加が優勢となる。すなわち、電圧発生回路101において、電源電圧が増加すると、出力電圧はある電源電圧で極大値となり、その後、減少する。
That is, while the current value is small (the power supply voltage is low), the increase in the base-emitter voltage (Vbe) is more dominant than the increase in the “voltage drop of the
上記の説明のように、「抵抗113の電圧降下分」の大きさが、抵抗109と抵抗113の比で決まる構成により、仮に抵抗104を変更した場合でも、従来の電圧発生回路61の場合のように、出力電圧の電源電圧依存性が大きく現れないものと考えられる。そのため、抵抗104の抵抗値を変更するといった簡単な方法で、出力電圧の電源電圧依存性を変えることなく、出力電圧を変更することができる。つまり、簡単な構成で、出力電圧の電源電圧依存性を変えることなく、出力電圧を変更することが可能である。
As described above, even if the
電圧発生回路101では、各トランジスタ112、111はエミッタ面積が同サイズのものを用いているが、抵抗104と抵抗109が異なる抵抗値なのでそれぞれの抵抗を流れる電流が異なり、両トランジスタのVbeは、正確に同じ電圧ではなく、また、同じにする必要もない。そして抵抗104の抵抗値を変更すると、トランジスタ111を流れる電流が変化するため、出力電圧を変更することができる。つまり電圧発生回路101では、抵抗104の抵抗値に応じ、出力電圧を調整できるようになっていることがわかる。
In the
また、電圧発生回路101では、抵抗108がなくても動作するが、抵抗108があることで、トランジスタ107に、電源電圧が低い場合でも電流が流れるようになり、トランジスタ107のベースエミッタ間電圧を、低い電源電圧においても安定した値とする効果がある。また、低い電源電圧において、トランジスタ105のベース電圧の余分な上昇を抑制し、トランジスタ105のコレクタ電流(抵抗104を流れる電流)が抑制され、抵抗104の電圧降下が減少し、出力電圧が高くなる効果があるので、低めの電源電圧での動作が可能となる。
In addition, the
また、従来の電圧発生回路51、61と同様に、抵抗108の代わりに、ダイオード、ダイオードと抵抗の直列回路、或いは、カレントミラーなどの電流源を接続し、トランジスタ107のエミッタから電流を接地に流す構成としてもよい。
Similarly to the conventional
また、電源端子102と110は同じ電位の電源に接続されていれば良く、同一の電源に接続しても良いし、同一の電源から別々のスイッチなどを介して接続することもできる。また、電源端子106は、トランジスタ107のコレクタ端子に接続されており、電源電圧依存性が小さい。そのため、従来の電圧発生回路51、61のトランジスタ52と同様、トランジスタ107が動作できる電圧(ベース端子とほぼ同じくらいの電圧以上)がかかっていれば、電源端子102と同じ電位である必要はない。
Further, the
次に本発明にかかる電圧発生回路101の変形例について説明する。まず、第1の回路の置き換え可能な例について説明する。図3A〜図3Dは本発明にかかる電圧発生回路の第1の回路として置き換え可能な回路である。
Next, a modification of the
電圧発生回路101において、トランジスタ111はベース端子とコレクタ端子が接続されており、図3A中の301に相当する。この場合、トランジスタ301は2端子のダイオード動作をしているので、図3Bに示すような2端子のダイオード302で置き換えても良い。
In the
また、第1の回路をトランジスタで構成する場合は、コレクタ端子を抵抗を介してベース端子に接続し、ベース端子とエミッタ端子を接続端子とする図3Cの回路303とすることもできる。これは、トランジスタのコレクタ端子がベース端子より幾分低い電圧でも動作できるためである。
In the case where the first circuit is formed using a transistor, the
また、図3Dに示すように、コレクタ端子の電圧を他の回路の制御電圧として用いるため別の端子305を配置した構成304とすることもできる。この場合も、第1の回路の機能としての接続端子はベース端子とエミッタ端子となる。
Further, as shown in FIG. 3D, a
第1の回路として、これらの構成に限定されるものではない。第1の回路の構成としては、「ダイオードを流れる電流に応じて、ダイオード接合の順方向接合電圧」、又は、「エミッタ電流に応じて、トランジスタのベースエミッタ接合の順方向接合電圧」を両端に生ずるような構成を広く採用することができる。 The first circuit is not limited to these configurations. As the first circuit configuration, “forward junction voltage of the diode junction according to the current flowing through the diode” or “forward junction voltage of the base-emitter junction of the transistor according to the emitter current” at both ends. Such a configuration can be widely adopted.
次に第2の回路115として置き換え可能な回路を図面を参照して説明する。図4A〜図4Iは、本発明にかかる電圧発生回路の第2の回路として置き換え可能な回路である。
Next, a circuit that can be replaced as the
第2の回路115のトランジスタ112も第1の回路114のトランジスタ111と同様、ダイオードで置き換えることができる。つまり、トランジスタ112と抵抗113による回路構成401(図4A参照)から、ダイオードと抵抗の直列回路の回路構成402(図4B)に置き換えが可能である。また、ダイオードと抵抗の順番を入れ替えた回路構成403(図4C)に置き換えも可能であるし、抵抗を分割して、ダイオードの両側に配置した回路構成404(図4D)も可能である。
The
また、トランジスタ112をトランジスタで構成する場合も、第1の回路に置き換え可能な回路303(図3C)と同様に、コレクタ端子を抵抗を介してベース端子に接続する回路構成405(図4E)とすることができる。また、コレクタ端子の電圧を他の回路の制御電圧として制御端子407を設けた回路構成406(図4F)とすることもできる。ここで、回路構成406は、トランジスタと抵抗の順序を、回路構成403のように入れ替えた構成として示しているが、回路構成404のように抵抗を両側に配置してもよい。
Further, when the
また、トランジスタでは、エミッタ電流の(β+1)分の1の電流がベース端子に流れるため、エミッタ端子の抵抗の代わりに、β+1倍した抵抗値の抵抗をベース端子に接続した回路構成408(図4G)としても同様の動作を行うことができる(βはトランジスタの電流増幅率)。また、回路構成401(図4A)のエミッタ抵抗の一部をベース抵抗に置き換えた回路構成409(図4H)とすることもできる。また、回路構成406(図4F)と回路構成409(図4H)を組み合わせ、コレクタ端子の電圧を他の回路の制御電圧として制御端子411を設けた回路構成410(図4I)とすることも可能である。
In the transistor, since a current of (β + 1) of the emitter current flows to the base terminal, a
なお、第2の回路はこれらの回路構成に限定されるものではない。第2の回路の回路構成として、「ダイオードを流れる電流に応じて、ダイオード接合の順方向接合電圧と抵抗の電圧降下によって生じる電圧の和が両端の電圧として生ずる構成」、又は、「エミッタ電流に応じて、トランジスタのベースエミッタ接合の順方向接合電圧と抵抗の電圧降下によって生じる電圧の和が両端の電圧として生ずる構成」を広く採用することが可能である。 Note that the second circuit is not limited to these circuit configurations. As a circuit configuration of the second circuit, “a configuration in which a sum of voltages generated by a forward junction voltage of a diode junction and a voltage drop of a resistor is generated as a voltage at both ends in accordance with a current flowing through the diode” or “in the emitter current, Accordingly, a configuration in which the sum of the forward junction voltage of the base-emitter junction of the transistor and the voltage generated by the voltage drop of the resistor is generated as the voltage at both ends can be widely adopted.
さらに、第1の回路114のトランジスタ(或いはダイオード)と第2の回路115のトランジスタ(或いはダイオード)を別のサイズにしたり、別々の組成の接合による異なった接合電圧の素子で構成することで、出力電圧を調整することもできる。
Furthermore, by configuring the transistors (or diodes) of the
(第2実施形態)
本発明にかかる電圧発生回路の他の例について図面を参照して説明する。図5は本発明にかかる電圧発生回路の他の例の回路図である。図5に示す電圧発生回路501は、電圧発生回路101に対し、トランジスタ502をさらに備えた構成を有している。
(Second Embodiment)
Another example of the voltage generating circuit according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 5 is a circuit diagram of another example of the voltage generating circuit according to the present invention. A
トランジスタ502のコレクタ端子は電源端子106に接続されており、トランジスタ502のベース端子は電圧出力端子103に接続されており、トランジスタ502のエミッタ端子はトランジスタ107のエミッタ端子に接続されている。ここで、トランジスタ502が第3のバイポーラトランジスタである。以下の説明において、電圧発生回路501の動作を実証するため、図5の回路構成のモデルを用いたシミュレーションを行い、出力電圧等の値の算出を行っている。なお、電源電圧102、106、110を全て同じ電圧として計算している。
The collector terminal of the
図6は図5に示す電圧発生回路の出力電圧及び第2のバイポーラトランジスタのベース電圧と電源電圧との関係を示す図である。図6において、グラフ曲線601は、電圧発生回路501の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に実線で示し、抵抗値を付して区別している。また、グラフ曲線602は電圧発生回路501のトランジスタ107のベース電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に破線で示し、抵抗値を付して区別している。
FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the output voltage of the voltage generation circuit shown in FIG. 5, the base voltage of the second bipolar transistor, and the power supply voltage. In FIG. 6, a
図6に示すように、電圧出力端子103の出力電圧(グラフ曲線601)は、電源電圧の増加とともに増加し、電源電圧が約5Vのとき極大値となり、その後、電源電圧が増加することで減少している。また、抵抗104の抵抗値を変更することで、グラフ曲線は、形状があまり変化することなく、上下方向に移動している。このことから、電圧発生回路501は電源電圧依存性が低い電源電圧範囲を有し、抵抗104の抵抗値を変更することで、電源電圧依存性を大きく変化させないように、出力電圧を調整できることがわかる。
As shown in FIG. 6, the output voltage (graph curve 601) of the
以下に、本実施形態にかかる電圧発生回路の動作の詳細について説明する。なお、電圧発生回路501の動作は電圧発生回路101の動作と異なる部分があり、その部分についても説明する。
Details of the operation of the voltage generation circuit according to this embodiment will be described below. Note that the operation of the
電圧発生回路501において、電圧出力端子103の出力電圧は、トランジスタ105とトランジスタ502のベースエミッタ間電圧の和と考えることができる。仮に、電圧出力端子103の電圧が上がると、トランジスタ502のベース電圧が上がりエミッタ電流が増加する。その結果、トランジスタ105のベース電圧が上昇し、トランジスタ105を流れる電流が増加し、抵抗104の電圧降下を増加させる。以上のことより、電圧発生回路501では、電圧出力端子103の電圧が上昇するとき、電圧出力端子103の電圧上昇を抑制する方向に動作する。
In the
図5に示すように、電圧発生回路501のトランジスタ105のベースには、トランジスタ502だけでなくトランジスタ107のエミッタも接続されている。そのため、電圧発生回路501では、電圧発生回路101と比べ、トランジスタ105のベースに流れ込む電流が多く、トランジスタ105はベース電圧が高くなり、コレクタ電流が多い。
As shown in FIG. 5, not only the
このことから、抵抗109や抵抗104の電圧降下が大きくなり、電源電圧が約2.5Vから約4Vまでの範囲では、電圧発生回路501の電圧出力端子103の出力電圧(図6グラフ曲線601)は、電圧発生回路101の出力電圧(図2グラフ曲線201)に比べて、低くなっている。
Therefore, the voltage drop of the
トランジスタ111とトランジスタ112のベースエミッタ間電圧の差を無視して、同じVbeとして考えると、電圧出力端子103の出力電圧に比べて、トランジスタ107のベース電圧は抵抗113の電圧降下の分だけ大きくなる。そして、電流が増えるにしたがって(電源電圧が増えるにしたがって)、抵抗113の電圧降下が増大し、トランジスタ107のベース電圧をより高くする。そのため、電源電圧の増加に伴って、トランジスタ107が流す電流が大きくなり、トランジスタ105が電流を増加させ、抵抗109や抵抗104を流れる電流が増加し、抵抗109や抵抗104の電圧降下を増加させる。つまり、電源電圧の増加に伴って、電圧出力端子103の電圧を下げる効果が優勢となっていく。
If the difference between the base-emitter voltages of the
このような特性を有しているため、電圧発生回路501は、極大値を持った電圧出力特性となっていると考えられる。より厳密には、個々の素子が相互に影響しあうので、上述の電圧発生回路501の動作と上述の電圧発生回路101の動作の両方が働いていると考えられる。
Since it has such characteristics, the
上記の説明のように、第1実施形態と同様に、第2実施形態において示した構成においても、電圧発生回路501において、「抵抗113の電圧降下分」は、電圧発生回路101と同様、主に抵抗109と抵抗113の比によって決まる構成となっているため、抵抗104の値を変えた場合でも、出力電圧の電源電圧依存性に大きな影響を与えることなく、出力電圧が調整できると考えられる。
As described above, similarly to the first embodiment, in the configuration shown in the second embodiment, the “voltage drop of the
なお、抵抗108の働きや置き換えられる回路構成、各電源の関係、トランジスタ111、112、抵抗113の置き換えられる回路構成は、電圧発生回路101と同様である。
The function of the
(第3実施形態)
本発明にかかる電圧発生回路のさらに他の例について図面を参照して説明する。図7Aは図1に示す電圧発生回路の他の例の回路図であり、図7Bは図5に示す電圧発生回路の他の例の回路図である。
(Third embodiment)
Still another example of the voltage generating circuit according to the present invention will be described with reference to the drawings. 7A is a circuit diagram of another example of the voltage generation circuit shown in FIG. 1, and FIG. 7B is a circuit diagram of another example of the voltage generation circuit shown in FIG.
図7Aに示す電圧発生回路701は、電圧発生回路101に対応し、図7Bに示す電圧発生回路702は、電圧発生回路501に対応している。各電圧発生回路701、702は、トランジスタ111に変えて、抵抗703及びトランジスタ704を有し、抵抗703が、トランジスタ704のコレクタ端子とベース端子とを接続し、トランジスタ704のベース端子が電圧出力端子103に接続されており、トランジスタ704のエミッタ端子がトランジスタ105のコレクタ端子に接続されている。
A
また、電圧発生回路701、702は、トランジスタ705を有し、トランジスタ705のベース端子がトランジスタ704のコレクタ端子に接続され、トランジスタ705のエミッタ端子がトランジスタ105のコレクタ端子に接続され、トランジスタ705のコレクタ端子が電源端子106に接続されている。
The
ここで、トランジスタ704が第4のバイポーラトランジスタであり、トランジスタ705が第5のバイポーラトランジスタであり、トランジスタ704は、「第1の回路114のトランジスタ」と、「第4のバイポーラトランジスタ」とを兼ねている。
Here, the
また、第4のバイポーラトランジスタであるトランジスタ704のベースコレクタ間を接続する抵抗703を含む経路が第1の接続経路であり、抵抗104が接続された「第1の接続経路上の端子(トランジスタ705のベース端子)」が第1の接続端子である。
The path including the
また、抵抗703が、第1の接続端子と上記第4のバイポーラトランジスタのベース端子との間の、第1の接続経路の抵抗となっている。
The
また、抵抗104は、「第1の抵抗」と、「第4のトランジスタのベース端子を第1の電源端子、或いは第1の電源端子と同電位の電源端子に接続する抵抗」とを兼ねている。また、トランジスタ704、705のベースエミッタ接合は、電源端子102の電圧に対し順方向に接続されている。
The
また、上記第5のバイポーラトランジスタであるトランジスタ705のコレクタ端子が上記第1の電源端子と同じ極性の電源端子106に接続される経路は、第1の抵抗104を構成する抵抗素子を含まない接続経路となっている。
Further, the path where the collector terminal of the
以下の説明において、電圧発生回路701、702の動作を実証するため、図7A、図7Bの回路構成のモデルを用いたシミュレーションを行い、出力電圧等の値の算出を行っている。
In the following description, in order to verify the operation of the
なお、シミュレーションにおいては、トランジスタ705はエミッタ面積が4倍のサイズのものとしている。また、電源電圧102、106、110を全て同じ電圧としている。
Note that in the simulation, the
図8Aは図7Aに示す電圧発生回路の出力電圧及び第2のバイポーラトランジスタのベース電圧と電源電圧との関係を示す図であり、図8Bは図7Bに示す電圧発生回路の出力電圧及び第2のバイポーラトランジスタのベース電圧と電源電圧との関係を示す図である。 8A is a diagram showing the relationship between the output voltage of the voltage generation circuit shown in FIG. 7A and the base voltage of the second bipolar transistor and the power supply voltage, and FIG. 8B is the output voltage of the voltage generation circuit shown in FIG. It is a figure which shows the relationship between the base voltage of a bipolar transistor, and a power supply voltage.
図8Aにおいて、グラフ曲線801は電圧発生回路701の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に実線で示し、抵抗値を付して区別している。また、グラフ曲線802は電圧発生回路701のトランジスタ107のベース電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に破線で示し、抵抗値を付して区別している。
8A, a
図8Bにおいて、グラフ曲線803は電圧発生回路702の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に実線で示し、抵抗値を付して区別している。また、グラフ曲線804は電圧発生回路702のトランジスタ107のベース電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に破線で示し、抵抗値を付して区別している。
In FIG. 8B, a
図8A、8Bのグラフ曲線801、803に示すように、電圧発生回路701、702共に、電圧出力端子103の出力電圧は電源電圧の増加とともに増加し、電源電圧が約4〜5V付近で極大値となり、その後電源電圧の増加とともに減少している。また、抵抗104の抵抗値を変えると、グラフの形が大きく変わることなく、上下方向に移動している。
As shown in the graph curves 801 and 803 of FIGS. 8A and 8B, in both the
このことから、電圧発生回路701、702は電源電圧依存性が低い電源電圧範囲を有し、抵抗104の抵抗値を変更することで、電源電圧依存性が大きく変わることなく、出力電圧を調整できることがわかる。
Therefore, the
また、電圧発生回路701、702の出力電圧は、電源電圧が3V以下の範囲で、電圧発生回路102、電圧発生回路502の出力電圧に比べ増加している。
In addition, the output voltages of the
電源電圧が増加した場合の出力電圧の増加を抑制の働きをする抵抗113の作用は、電源電圧が低い場合(たとえば、電圧発生回路101、電圧発生回路501で、およそ3V以下の電圧)においても既に働いている。そのため、電源電圧が低い場合の出力電圧が下がり、結果として、利用できる電源電圧範囲、特に下限範囲側が狭くなってしまう場合があった。
The action of the
電圧発生回路701、電圧発生回路702では、電源電圧が2.5Vを超え、トランジスタ704にコレクタ電流が流れ始めると、トランジスタ705もコレクタ電流を流し始める。トランジスタ704のコレクタ電流が少ない間は、抵抗703の電圧降下が少ないので、トランジスタ705は、トランジスタ704と同じようにコレクタ電流を流すが、次第に電流が増え抵抗703の電圧降下が大きくなるとトランジスタ705のベース電圧が下がり、コレクタ電流が減少する。
In the
トランジスタ705が流した電流(エミッタ電流)は、トランジスタ105のコレクタに流れ込むので、相対的にトランジスタ704、抵抗104の経路の電流が減り、抵抗104の電圧降下が減少するので出力端子103の電圧が増加する。つまり、電源電圧が比較的低いとき(トランジスタ704にコレクタ電流が流れ始める付近の電源電圧のとき)だけ、出力電圧を増加させる作用となる。
Since the current (emitter current) flown by the
ここで、トランジスタ705のコレクタ端子の電流が、抵抗104を通ると、抵抗104の電圧降下を増加させ、上述の効果を打ち消してしまう。そのため、トランジスタ705のコレクタ端子の電流は、少なくとも、抵抗104を構成する抵抗素子の一部を経由しない経路で電源に接続されている必要があることになる。好ましくは、本実施形態のように抵抗104を構成する抵抗素子の全部を経由しない経路で接続する。
Here, when the current of the collector terminal of the
つまり、電圧発生回路701、電圧発生回路702に示すようにトランジスタ705のコレクタ端子が、抵抗104をまったく、経由することなく、電源端子に接続されていることが好ましい。
That is, as shown in the
上述の説明のように、第4のバイポーラトランジスタと第5のバイポーラトランジスタを有する構成により、低い電源電圧での出力電圧が高くなり、使用できる電源電圧範囲の下限範囲を広げることができる。特に3〜4Vの電池で駆動する装置への適用において、電池が消耗して電源電圧が下がったときにも一定の出力電圧を供給することができる(回路を駆動させることができる)ようになり、特に利便性を向上することができる。 As described above, with the configuration having the fourth bipolar transistor and the fifth bipolar transistor, the output voltage at a low power supply voltage is increased, and the lower limit range of the usable power supply voltage range can be expanded. In particular, when applied to a device driven by a battery of 3 to 4 V, a constant output voltage can be supplied (a circuit can be driven) even when the battery is consumed and the power supply voltage is lowered. , Especially convenience can be improved.
また、電圧発生回路701、702は電圧出力端子から電流を取り出した場合の電源電圧の低下が電圧発生回路101、501より改善される傾向にある。検討の結果、トランジスタ705が電流を流すのは、抵抗703を流れる電流が減少した場合であり、これは、電源電圧が低い場合だけでなく、電圧出力端子から電流を取り出したときにも生じるためであるとわかった。つまり、抵抗104を流れてきた電流が電圧出力端子から取り出されるため、同じく抵抗104からの電流が流れる抵抗703の電流が相対的に減少し、トランジスタ705のベース電圧が上がり、トランジスタ705が電流を流すことで、トランジスタ704の電流が相対的に減少し、電圧出力端子の電圧の低下が抑制される。この効果により、電圧発生回路701、702は電圧出力端子から電流を取り出しに対して、電圧発生回路101、501より、出力電圧の変動が少ない電源回路を提供することができる。
Further, the
本実施形態において、抵抗108の働きや置き換えられる回路構成、各電源端子(102、110、106)の関係、トランジスタ112、抵抗113の置き換えられる回路構成は電圧発生回路101、501と同様である。また、トランジスタ705のコレクタ端子を電源端子106に接続しているが、電源電圧依存性がほとんどないので、動作できる電圧(ベース端子とほぼ同じくらいの電圧以上)がかかっていればよく、電源端子102、106と同じ電源端子である必要はない。また、効果を大きくするために、トランジスタ705は、トランジスタ704より、素子サイズ(エミッタサイズ)が大きいことが好ましい。
In the present embodiment, the function of the
電圧発生回路の変形例について図面を参照して説明する。図9Aは図7Bの電圧発生回路の変形例を示す回路図であり、図9Bは図7Bの電圧発生回路の変形例を示す回路図である。 A modification of the voltage generation circuit will be described with reference to the drawings. 9A is a circuit diagram showing a modification of the voltage generation circuit of FIG. 7B, and FIG. 9B is a circuit diagram showing a modification of the voltage generation circuit of FIG. 7B.
電圧発生回路702では、第1の回路のトランジスタと、第4のバイポーラトランジスタをトランジスタ704が兼ねている構成であるのに対し、図9Aに示す電圧発生回路901は、第4のバイポーラトランジスタであるトランジスタ906と、第1の回路のトランジスタ111とを別々に有する回路構成となっており、トランジスタ906のベース端子は、抵抗104と異なる抵抗902で、電源端子102と同じ電位の電源端子903に接続している。
In the
ここで、抵抗104が第1の抵抗であり、第1の回路114はトランジスタ111で構成される。
Here, the
なお、電圧発生回路901において、トランジスタ502がなければ、回路701に対応する同様の回路として動作する。
Note that in the
一方、図9Bに示す電圧発生回路904は、第2の回路のトランジスタと、第4のバイポーラトランジスタとをトランジスタ905が兼ねている回路構成となっている。トランジスタ905は抵抗703でベース端子とコレクタ端子を接続し、ベース端子を抵抗113、抵抗109を介して、第1の電源端子と同じ電位の第2の電源端子110に接続している。ここで、抵抗113、抵抗703、トランジスタ905が第2の回路115を構成している。この第2の回路115は、図4Fに示す回路構成406と同じ構成である。電圧発生回路904においても、トランジスタ502がなければ、回路701に対応する回路として動作する。
On the other hand, the
図9Aに示す電圧発生回路901及び図9Bに示す電圧発生回路904いずれも、電圧発生回路702と同じ原理で電源電圧が低いときに出力電圧を増加させる作用が生じ、電圧発生回路702と同様の効果を有している。すなわち、第4のトランジスタは、電圧発生回路702のように第1の回路114のトランジスタと共用してもかまわないし、電圧発生回路901のように別に設ける構成でもかまわないし、電圧発生回路904のように第2の回路115のトランジスタと共用した構成としても構わない。
Both the
しかし、上述した電圧発生回路701、702のように、電圧出力端子103から電流を取り出したときの出力電圧の低下を抑制する特別な作用は電圧発生回路901、電圧発生回路904では生じない。電圧発生回路901、電圧発生回路904では電圧出力端子103の電圧が低下しても第4のバイポーラトランジスタ(回路901ではトランジスタ906、回路904ではトランジスタ905)の動作に変化がほとんど生じない。あるいは、むしろ、電圧発生回路901、電圧発生回路904では、トランジスタ705は、電圧出力端子103から電流を取り出した場合に、わずかながら逆の働きをして、「電圧出力端子から電流を取り出した場合に出力電圧の低下を抑制する」という意味での性能を劣化させる場合もある。
However, unlike the
つまり、第4のバイポーラトランジスタと第1の回路のトランジスタとを共用した構成(電圧発生回路701、702)とすることで、電圧出力端子から電流を取り出した場合の、出力電圧の変動を抑制するという効果が生じる。
That is, by using a configuration in which the fourth bipolar transistor and the transistor of the first circuit are shared (
第2実施形態と第3実施形態に示す電圧発生回路701、702、901、904において、第5のバイポーラトランジスタであるトランジスタ705は、コレクタ電流、エミッタ電流を低い電源電圧に限って流すよう構成することが重要である。そのため、第4のバイポーラトランジスタであるトランジスタ704、905、906のベースエミッタ間電圧より、「第4のバイポーラトランジスタのコレクタ電流が流れる抵抗703」の電圧降下で、第5のバイポーラトランジスタのベースエミッタ間電圧を低く設定することが必要となる。
In the
つまり、第4のバイポーラトランジスタのコレクタ電流は、電源電圧とともに増加を続けるので、「第4のバイポーラトランジスタのコレクタ電流が流れる抵抗(抵抗703)」の電圧降下によって、上述のように第5のバイポーラトランジスタのベースエミッタ間電圧のほうが低くなるよう、抵抗703を設定しておけば、電源電圧の増加とともに電圧降下が増大し、第5のバイポーラトランジスタのコレクタ電流は極大値となり、その後、減少に転じる。
That is, since the collector current of the fourth bipolar transistor continues to increase with the power supply voltage, the fifth bipolar transistor as described above is caused by the voltage drop of the “resistance (resistor 703) through which the collector current of the fourth bipolar transistor flows”. If the
このとき、第4のバイポーラトランジスタ(トランジスタ704、905、906)のベース端子から、抵抗703を通って、コレクタ端子に至る経路を第1の接続経路とし、電源端子から抵抗を介し、第1の接続経路へ接続する際の、第1の接続経路上の接続箇所を、第1の接続端子とすると、第5のバイポーラトランジスタのベース端子は、第1の接続端子からみて、第4のバイポーラトランジスタ(トランジスタ704、905、906)のコレクタ端子側に接続される必要がある。そして、第1の接続端子と第5のバイポーラトランジスタ(トランジスタ705)のベース端子との間の第1の接続回路の抵抗が、「第4のバイポーラトランジスタのコレクタ電流が流れる抵抗」として有効な電圧降下の働きを有する抵抗となる。
At this time, the path from the base terminal of the fourth bipolar transistor (
仮に、第5のバイポーラトランジスタのベース端子から、第4のバイポーラトランジスタのコレクタ端子との間に抵抗があったとしても、第5のバイポーラトランジスタのベース端子の電圧を下げる効果を生じない。また、仮に第1の接続端子と第4のバイポーラトランジスタのベース端子との間の第1の接続経路内に抵抗があった場合、ベース端子にはコレクタ端子に流れる電流のβ分の1の電流が流れるため、その電流の電圧降下によって、第4のバイポーラトランジスタのベース端子の電圧を下げてしまう。この場合、第4のバイポーラトランジスタのベース端子の電圧を下がった分に相当する電圧だけ、第5のバイポーラトランジスタのベース端子の電圧が余分に下がるよう、「第1の接続端子と第5のバイポーラトランジスタのベース端子との間の第1の接続回路の抵抗」を増加させるように調整する必要がある。 Even if there is a resistance between the base terminal of the fifth bipolar transistor and the collector terminal of the fourth bipolar transistor, the effect of lowering the voltage of the base terminal of the fifth bipolar transistor does not occur. Also, if there is a resistance in the first connection path between the first connection terminal and the base terminal of the fourth bipolar transistor, the base terminal has a current that is 1 / β of the current flowing through the collector terminal. Therefore, the voltage of the base terminal of the fourth bipolar transistor is lowered due to the voltage drop of the current. In this case, “the first connection terminal and the fifth bipolar transistor are used so that the voltage at the base terminal of the fifth bipolar transistor is reduced by an amount corresponding to the voltage corresponding to the voltage drop at the base terminal of the fourth bipolar transistor. It is necessary to adjust so as to increase the “resistance of the first connection circuit between the base terminal of the transistor”.
さらに、仮に第4のバイポーラトランジスタ(トランジスタ704、905、906)のエミッタ端子に、トランジスタ105のコレクタ端子が抵抗を介して接続され、第5のバイポーラトランジスタ(トランジスタ705)のエミッタ端子が、上述の抵抗より、トランジスタ105のコレクタ端子側に接続されていたとすると、この抵抗によって、第5のバイポーラトランジスタのエミッタ端子の電圧が低下する。つまり、トランジスタ705のエミッタ端子の電圧が低下した分だけベースエミッタ間電圧が大きく設定されてしまう。
Further, the collector terminal of the
この場合も、その分に相当する電圧だけ、第5のバイポーラトランジスタのベース端子の電圧が余分に下がるよう、「第1の接続端子と第5のバイポーラトランジスタのベース端子との間の第1の接続回路の抵抗」を増加させるように調整する必要がある。 Also in this case, “the first terminal between the first connection terminal and the base terminal of the fifth bipolar transistor is set so that the voltage of the base terminal of the fifth bipolar transistor is excessively decreased by a voltage corresponding to the voltage. It is necessary to adjust so as to increase the “resistance of the connection circuit”.
(第4実施形態)
本発明にかかる電圧発生回路のさらに他の例について図面を参照して説明する。図10Aは図7Aに示す電圧発生回路の変形例を示す回路図であり、図10Bは図7Bに示す電圧発生回路の変形例を示す回路図である。
(Fourth embodiment)
Still another example of the voltage generating circuit according to the present invention will be described with reference to the drawings. 10A is a circuit diagram showing a modification of the voltage generation circuit shown in FIG. 7A, and FIG. 10B is a circuit diagram showing a modification of the voltage generation circuit shown in FIG. 7B.
図10Aに示す電圧発生回路1001は、回路701に対応し、抵抗1003を有している。また、図10Bに示す電圧発生回路1002は、回路702に対応し、抵抗1004を有している。また、電圧発生回路1001、1002は、それぞれトランジスタ705のコレクタ端子がトランジスタ107のベース端子に接続されている。
A
つまり、電圧発生回路1001、1002では、第5のバイポーラトランジスタであるトランジスタ705のコレクタ端子が、トランジスタ107のベース端子に接続され、抵抗(抵抗1003又は抵抗1004と、抵抗109)を介して第2の電源端子110に接続されている。
That is, in the
以下の説明において、電圧発生回路1001、1002の動作を実証するため、図10A、図10Bの回路構成のモデルを用いたシミュレーションを行い、出力電圧等の値の算出を行っている。なお、シミュレーションにおいては、トランジスタ705は、エミッタ面積が半分のサイズ(24μm2)としている。また、抵抗1003は100Ω、抵抗1004は5000Ωとしている。また、電源電圧102、106、110を全て同じ電圧としている。
In the following description, in order to verify the operation of the
図11Aは図10Aに示す電圧発生回路の出力電圧及び第2のバイポーラトランジスタのベース電圧と電源電圧との関係を示す図であり、図11Bは図10Bに示す電圧発生回路の出力電圧及び第2のバイポーラトランジスタのベース電圧と電源電圧との関係を示す図である。 FIG. 11A is a diagram showing the relationship between the output voltage of the voltage generation circuit shown in FIG. 10A and the base voltage of the second bipolar transistor and the power supply voltage, and FIG. 11B is the output voltage of the voltage generation circuit shown in FIG. It is a figure which shows the relationship between the base voltage of a bipolar transistor, and a power supply voltage.
図11Aにおいて、グラフ曲線1101は電圧発生回路1001の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に実線で示し、抵抗値を付して区別している。また、グラフ曲線1102は電圧発生回路1001のトランジスタ107のベース電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に破線で示し、抵抗値を付して区別している。
In FIG. 11A, a
図11Bにおいて、グラフ曲線1103は電圧発生回路1002の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に実線で示し、抵抗値を付して区別している。また、グラフ曲線1104は電圧発生回路1002のトランジスタ107のベース電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に破線で示し、抵抗値を付して区別している。
In FIG. 11B, a
図11A、図11Bのグラフ曲線1101、1103に示すように、電圧発生回路1001、1002共に、電圧出力端子103の出力電圧は電源電圧の増加とともに増加し、電源電圧が約4〜5V付近で極大値となり、その後電源電圧の増加とともに減少している。また、抵抗104の抵抗値を変えると、グラフの形が大きく変わることなく、上下方向に移動している。
As shown by
このことから、電圧発生回路1101、1102は電源電圧依存性が低い電源電圧範囲を有し、抵抗104の抵抗値を変更することで、電源電圧依存性が大きく変わることなく、出力電圧を調整できることがわかる。
Therefore, the
また、電圧発生回路701、電圧発生回路702に比べ、3V以下での出力電圧がさらに増加している。
Further, the output voltage at 3 V or less is further increased as compared with the
電圧発生回路1001、1002において、トランジスタ705の電流(エミッタ電流)がトランジスタ105のコレクタ端子に流れ込む。そのため、低い電源電圧領域で出力電圧を増加させる作用が生じるのは、図7A、図7Bに示す電圧発生回路701、702と同じである。そして、電圧発生回路1001、1002は、さらに、トランジスタ705のコレクタ端子をトランジスタ107のベースに接続している。そのため、トランジスタ705のコレクタ電流が抵抗1003(或いは抵抗1004)を介して抵抗109に流れ、電圧降下が増加し、トランジスタ107のベース電圧が図11A、図11Bに示すように、低い電源電圧領域で減少する。
In the
そして、トランジスタ107のベース電圧の減少によって、トランジスタ107のエミッタ電流が減少し、トランジスタ105のベース端子の電圧が下がる。これにより、トランジスタ105のコレクタ電流が減少し、最終的に抵抗104の電圧降下が減少することで、出力電圧を高める。そして、その作用はトランジスタ704にコレクタ電流が流れ始める電源電圧のときだけ(電源電圧が比較的低いときだけ)働くので、低い電源電圧領域での出力電圧を増加させていると考えられる。
As the base voltage of the
上述の説明のように、第5のバイポーラトランジスタのコレクタ電流が第2のバイポーラトランジスタのベース電圧を下げるように接続されている構成により、電源電圧範囲(出力電圧の電源電圧依存性が小さい電源電圧の範囲)の下限範囲を広げることができ、特に3〜4Vの電池で駆動する装置への適用において、電池が消耗して電源電圧が下がったときにも回路を駆動させることができるようになり、特に利便性を向上することができる。 As described above, the configuration in which the collector current of the fifth bipolar transistor is connected so as to lower the base voltage of the second bipolar transistor allows the power supply voltage range (the power supply voltage whose output voltage is less dependent on the power supply voltage). In particular, in application to a device driven by a battery of 3 to 4 V, the circuit can be driven even when the battery is consumed and the power supply voltage is lowered. , Especially convenience can be improved.
図7A、図7Bに示す電圧発生回路701、電圧発生回路702では、電源電圧が低いとき(トランジスタ704にコレクタ電流が流れ始める程度の電圧のとき)、電源から多くの電流を流すことで出力電圧を上げており、その電源電圧での消費電流が増加する。さらに、電圧発生回路701、電圧発生回路702は、電圧発生回路101、電圧発生回路501より、低電源電圧(3V以下)でトランジスタ107のベース電圧が高くなっており、トランジスタ705が流す電流以外にも、トランジスタ107が流す電流も増加する。そのため、電池が消耗して電圧が低下したときに電流が増加する構成では、電池の消耗をより早めてしまう場合があった。
In the
一方、電圧発生回路1001、電圧発生回路1002では、上述のとおりトランジスタ105の電流(コレクタ電流)を少なくすることで、出力電圧を高める動作を行っているため、必ずしもトランジスタ705が大きな電流を流す必要がない。そのためトランジスタ705サイズを小さくし、消費電流を減らすことができる。また、抵抗1003、1004の配置により同じ電流に対して電圧降下をより大きくすることができるので、トランジスタ705のコレクタ電流をさらに低下させ、消費電流を低減することができる。そして、図11A、図11Bに示すように、トランジスタ107のベース電圧も低くなっているので、トランジスタ107を流れる電流も低減され、消費電力が低減される。
On the other hand, in the
上述の説明のように、電圧発生回路1001、1002では流れる電流を少なくすることができるので、特に低電源電圧領域での消費電流を減らすことができる効果をさらに備えている。
As described above, the
電圧発生回路1001、1002において、抵抗108の働きや置き換えられる回路構成、各電源(102、110、106)の関係、トランジスタ112、抵抗113の置き換えられる回路構成は電圧発生回路101と同様である。
In the
さらに、図10Aに示すように電圧発生回路1001では、トランジスタ105のベース端子にはトランジスタ107からのみ電流が供給されているので、上述の効果がより明確になる。そのため抵抗1003は値を小さく設定しており、抵抗1003がなくてもほぼ同様の動作をすることができる。
Further, as shown in FIG. 10A, in the
一方、図10Bに示すように電圧発生回路1002では、トランジスタ502からもトランジスタ105のベース端子に電流が供給されるので、上述の効果は緩やかなものとなる。そのため、抵抗1004を大きな値にして、効果が大きく現れるようにしている。一方、トランジスタ705のトランジスタサイズを大きくして流れる電流を大きくすれば、その分抵抗の値を小さくできる。場合によっては、抵抗1003、1004を省略することも可能であり、さらには、抵抗109の抵抗素子の一部にトランジスタ705のコレクタ電流が流れるように構成することで、電圧降下の程度を下げるように調整することもできる。
On the other hand, in the
また、本実施形態は、トランジスタ705のコレクタ電流を上記のように抵抗を介して電源に接続する構成とした一例であるが、たとえば、トランジスタ705を2個配置し、一方のコレクタ端子を、電源に、他方のコレクタ端子をトランジスタ107のベース端子に接続するように組み合わせた構成とすることもできる。
In addition, the present embodiment is an example in which the collector current of the
(第5実施形態)
本発明にかかる電圧発生回路のさらに他の例について図面を参照して説明する。図12Aは、図1に示す電圧発生回路の変形例を示す回路図であり、図12Bは、図10Bに示す電圧発生回路の変形例を示す回路図である。電圧発生回路1201は、電圧発生回路101に対応し、電圧発生回路1202は、電圧発生回路1002に対応している。
(Fifth embodiment)
Still another example of the voltage generating circuit according to the present invention will be described with reference to the drawings. 12A is a circuit diagram showing a modification of the voltage generation circuit shown in FIG. 1, and FIG. 12B is a circuit diagram showing a modification of the voltage generation circuit shown in FIG. 10B. The
図12A、図12Bに示すように、電圧発生回路1201、1202は、エミッタ端子が抵抗1205を介して接地端子に接続されたトランジスタ1206を有し、トランジスタ1206のベース端子がトランジスタ105のコレクタ端子に接続され、トランジスタ1206のコレクタ端子がトランジスタ105のベース端子に接続され、トランジスタ107のベース端子が抵抗1004を介してトランジスタ112のコレクタ端子と抵抗109の接点に接続されている。
As shown in FIGS. 12A and 12B, the
また、電圧発生回路1201では、トランジスタ105は、ベース端子が抵抗1203を介してトランジスタ107のエミッタ端子に接続され、トランジスタ105のコレクタ端子が抵抗1204を介して抵抗113と、トランジスタ111のエミッタに接続されている。
In the
一方、電圧発生回路1202では、トランジスタ105は、ベース端子が抵抗1203を介してトランジスタ107のエミッタ端子に接続され、トランジスタ105のコレクタ端子が抵抗1204を介して抵抗113と、トランジスタ705とトランジスタ704のエミッタに接続され、トランジスタ705に接続され、トランジスタ1206のコレクタ端子は、トランジスタ107のベース端子に接続されている。
On the other hand, in the
ここで、トランジスタ1206が第6のバイポーラトランジスタであり、抵抗1204が第3の抵抗である。
Here, the
以下の説明において、電圧発生回路1201、1202の動作を実証するため、図12A、図12Bの回路構成のモデルを用いたシミュレーションを行い、出力電圧等の値の算出を行っている。なお、電源電圧102、106、110を全て同じ電圧としている。
In the following description, in order to verify the operation of the
図13Aは図12Aに示す電圧発生回路の出力電圧と第2のバイポーラトランジスタのベース電圧を示す図であり、図13Bは図12Bに示す電圧発生回路の出力電圧と第2のバイポーラトランジスタのベース電圧を示す図である。 13A is a diagram showing the output voltage of the voltage generation circuit shown in FIG. 12A and the base voltage of the second bipolar transistor, and FIG. 13B is the output voltage of the voltage generation circuit shown in FIG. 12B and the base voltage of the second bipolar transistor. FIG.
図13Aに示すグラフにおいて、グラフ曲線1301は電圧発生回路1201の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの 、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に実線で示し、抵抗値を付して区別している。また、グラフ曲線1302は電圧発生回路1201のトランジスタ107のベース電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に破線で示し、抵抗値を付して区別している。
In the graph shown in FIG. 13A, a
図13Bに示すグラフにおいて、グラフ曲線1303は電圧発生回路1202の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に実線で示し、抵抗値を付して区別している。また、グラフ曲線1304は電圧発生回路1202のトランジスタ107のベース電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、抵抗104の抵抗値を1200Ω、2200Ω及び3200Ωとしたときの、それぞれの電圧を3本のグラフとして図中に破線で示し、抵抗値を付して区別している。
In the graph shown in FIG. 13B, a
図13A、図13Bのグラフ曲線1301、1303に示すように、電圧発生回路1201、1202共に、電圧出力端子103の出力電圧は電源電圧の増加とともに増加し、電源電圧が約4〜6V付近で極大値となり、その後電源電圧の増加とともに減少している。(ただし、回路1202の抵抗1200Ωでの結果は、出力電圧が電源電圧が8Vになるまで上昇しており、上述の実施の形態の例よりも電源電圧依存性の変化が少し大きめとなっている。)また、抵抗104の抵抗値を変えると、グラフの形が大きく変わることなく、上下方向に移動している。
As shown by
このことから、電圧発生回路1201、1202は電源電圧依存性が低い電源電圧範囲を有し、抵抗104の抵抗値を変更することで、電源電圧依存性が大きく変わることなく、出力電圧を調整できることがわかる。
Therefore, the
また、電圧発生回路101、電圧発生回路1002に比べ、3V以下での出力電圧が増加している。
Further, the output voltage at 3 V or less is increased as compared with the
上述の実施形態1〜4と同様、電圧発生回路1201、1202においても、トランジスタ111、704のエミッタ端子は、おおよそVbe(Vbe、或いは、Vbe−抵抗113の電圧降下)の電圧となっている。そのため、トランジスタ105のコレクタ電流が少ないとき(電源電圧が低いとき)には、抵抗1204の電圧降下が少なく、トランジスタ1206のベース端子に電圧がかかって、トランジスタ1206がコレクタ電流を流す。
Similarly to the first to fourth embodiments described above, also in the
そして、トランジスタ105のコレクタ電流が多くなるにしたがって、抵抗1204の電圧降下が大きくなり、トランジスタ1206のベース端子の電圧が低くなり、トランジスタ1206のコレクタ電流が減少する。或いは流れなくなる。つまり、トランジスタ1206は、電流の流れ始め、すなわち、電源電圧が低いときだけ電流を流し、トランジスタ105のベース電圧の上昇を抑制するように働いている。その結果、電圧発生回路1201、1202は、低い電源電圧領域において出力電圧を増加させることができていると考えられる。
As the collector current of the
上述の説明のように、本構成によれば、電源電圧範囲の下限範囲を広げることができ、特に3〜4Vの電池で駆動する装置への適用において、電池が消耗して電源電圧が下がったときにも電圧発生回路を駆動させることができ、利便性を向上することができる。 As described above, according to the present configuration, the lower limit range of the power supply voltage range can be expanded. In particular, in application to a device driven by a battery of 3 to 4 V, the battery is consumed and the power supply voltage is lowered. Sometimes, the voltage generation circuit can be driven, and convenience can be improved.
電圧発生回路1201、1202において、抵抗1205は、トランジスタ1206の電流が大きくなりすぎないように、調整用として入れている抵抗であり、トランジスタ1206のサイズを小さくした場合は、抵抗を小さくすることができ、抵抗1205を省略できる場合もある。また、電圧発生回路1201ではトランジスタ107のエミッタ電流が(電圧発生回路1202ではトランジスタ107とトランジスタ502のエミッタ電流が)、抵抗1203を流れてトランジスタ1206のコレクタに流れ込むように接続されている。抵抗1203による電圧降下した後の電圧が、トランジスタ105のベースの電圧となるので、トランジスタ1206のコレクタ電流は、トランジスタ105のベース電圧を低下する作用を増大させる働きを持っている。そのため、トランジスタ1206のサイズを小さく(或いは抵抗1205の抵抗値を大きく)する場合は、抵抗1203の値を大きくするように調整する。或いは、その逆の場合は、抵抗1203の値を小さくするように調整し、場合によっては抵抗1203を省略できる場合もある。
In the
また、電圧発生回路1202において、トランジスタ705のエミッタ電流は、低電圧電源時にトランジスタ1206のベース電圧を増加させ、トランジスタ1206の効果を高める作用がある。一方で、電源電圧が高い場合に流れなくなる性質を持っているので、抵抗1204を介さず、トランジスタ105のコレクタ端子(トランジスタ1206のベース端子)に直接接続するように構成できる場合もある。また、電圧発生回路1201、1202において、第1の回路114(トランジスタ111、或いは、トランジスタ704)、第2の回路(トランジスタ112、抵抗113)からの電流は、電源電圧の増加とともに増加し続けるので、抵抗1204を介して接続し、抵抗1204の電圧降下によってトランジスタ1206のベース電圧を下げさせる構成が必要となる。
In the
また、この場合において、上述の調整方法に基づいて、抵抗1203を大きめに設定することで上述の効果を増大させる。そして、その分、トランジスタ1206のサイズを小さくしたり、抵抗1205の値を大きくしたりしてトランジスタ1206のコレクタ電流を減少させ、消費電流を減少させるように構成するとより好ましい。
In this case, the above-described effect is increased by setting the
或いは、1202のように、電圧発生回路1001、1002の構成(トランジスタ705のコレクタ電流による効果)と組み合わせることで、トランジスタ107からのエミッタ電流が少なくなるようにすると、効果が高まると同時に、消費電流を抑制することができる。また、回路1201の場合でも、同様で電圧発生回路1001、1002の構成と組み合わせることで、その効果が生じる。
Alternatively, when combined with the configuration of the
以下、上述の各実施形態(第1実施形態〜第5実施形態)を通じ、第3のバイポーラトランジスタであるトランジスタ502が無い電圧発生回路(101、701、1001、1201)と有る電圧発生回路(501、702、1002、1202)とを比較した。
Hereinafter, through each of the above-described embodiments (first to fifth embodiments), a voltage generation circuit (101, 701, 1001, 1201) without the
トランジスタ502が無い電圧発生回路(101、701、1001、1201)は、トランジスタ502が有る電圧発生回路(501、702、1002、1202)に比べ、抵抗104を変更したときの出力電圧の電源電圧依存性の変化、特に低電源電圧における変化が少ない傾向がある。つまり、トランジスタ502が無い回路では、抵抗104を変えたときのグラフ曲線が形状をより保ったまま上下方向に平行移動したように出力電圧が変化するのに対し、トランジスタ502の有る回路では、低電源電圧領域で「出力電圧の電源電圧依存性」の変化が少し大きくなっていることがわかる。
The voltage generation circuit (101, 701, 1001, 1201) without the
ただし、第2実施形態の構成(電圧発生回路501、グラフ曲線601)では、トランジスタ502が有るにもかかわらず、抵抗104を変更によって、出力電圧の電源電圧依存性はほとんど変化していない。このことから、「出力電圧の電源電圧依存性」の変化が少し大きくなる要因は、トランジスタ502自体ではなく、トランジスタ502が有る構成で、かつ、低電源電圧時の出力電圧を高める構成を組み合わせた場合にあると考えられる。
However, in the configuration of the second embodiment (
一方、トランジスタ502が有る構成では、電圧出力端子103から電流を取り出した場合の出力電圧の変動が少ない傾向があることがわかった。電圧出力端子103の出力電圧が低下するとトランジスタ502のベース電圧が低下する。これにより、トランジスタ105のベースに流れ込む電流が減少し、トランジスタ105のコレクタ電流が減少し、出力電圧の低下を抑制する作用が生じているためと考えられる。そのためトランジスタ502が無い構成では、その出力電圧の低下を抑制する作用が生じない分、電圧出力端子103から電流を取り出した場合の出力電圧の変動が少し大きめになる。
On the other hand, it was found that in the configuration including the
図14Aは従来の電圧発生回路の出力電圧と電源電圧との関係を示す図であり、図14Bは図12Bに示す電圧発生回路の出力電圧と電源電圧との関係を示す図である。 FIG. 14A is a diagram showing the relationship between the output voltage of the conventional voltage generation circuit and the power supply voltage, and FIG. 14B is a diagram showing the relationship between the output voltage of the voltage generation circuit shown in FIG. 12B and the power supply voltage.
図14Aにおいて、グラフ曲線1401は、従来の電圧発生回路51の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、電圧出力端子57から電流を0A、50μA、100μA取り出したときの、それぞれの出力電圧を3本のグラフとして図中に記載し、電流値を付して区別している。また、図14Bにおいて、グラフ曲線1402は、図12Bに示す電圧発生回路1202の出力電圧(縦軸)と電源電圧(横軸)との関係を示すグラフであり、電圧出力端子103から電流を0A、50μA、100μA取り出したときの、それぞれの出力電圧を3本のグラフとして図中に記載し、電流値を付して区別している。なお、図14A、図14Bは、従来の電圧発生回路51の抵抗54及び電圧発生回路1202の抵抗104の抵抗値はともに3200Ωとしている。
In FIG. 14A, a
図14Aのグラフ曲線1401に示すように、電圧発生回路51では、低い電源電圧(4V以下)のとき、電圧出力端子57から電流の取り出しにより出力電圧が下がる傾向がある。一方で、図14Bにグラフ曲線1402に示すように、電圧発生回路1202では、3V以上の電源電圧のとき、電流の取り出しによる出力電圧の低下がほとんど見られないことがわかる。
As shown in the
電圧出力端子から電流を取り出したとき、電源出力端子の電圧が低下を始めるが、トランジスタ705のエミッタ電流が増加し、出力電圧の低下を抑制させる方向の作用を示すことは、第3実施形態で説明したとおりである。
When the current is taken out from the voltage output terminal, the voltage of the power supply output terminal starts to decrease, but the emitter current of the
電圧発生回路1202では、さらに、トランジスタ705のコレクタ電流の増加がトランジスタ107のベース電圧を下げ、トランジスタ107のエミッタ電流を減少させる。これにより、トランジスタ502、107の両方のエミッタ電流がともに減少方向となるので、効果的にトランジスタ105のベース電圧を下げる方向に作用する。これは第4実施形態の構成(電圧発生回路1001、1002)の効果である。
In the
つまり、電圧発生回路1202では、トランジスタ502の効果とタイミングを合わせて、各構成の作用が働くので、電圧出力端子103から電流を取り出した際、電圧出力端子103の出力電圧の低下を効果的に抑制することができていると考えられる。
That is, in the
もし、電圧発生回路1202において、出力電圧の低下の抑制作用が足りなければ、トランジスタ705のエミッタ端子を抵抗1204を介さず、トランジスタ105のコレクタに接続することもできる(回路1202では、この構成は採用していない)。その場合、電源電圧が低い場合において、トランジスタ705のエミッタ電流の増加により、トランジスタ1206のベース電圧の増加、コレクタ電流の減少を生じ、さらに出力電圧を増加させることができる。
If the
(第6実施形態)
本発明にかかる電圧発生回路の他の例について図面を参照して説明する。図15Aは本実施形態にかかる電圧発生回路の構成を示す回路図である。図15Aに示す電圧発生回路11は、電圧発生回路101に対し、トランジスタ111、抵抗104、電源端子102、電圧出力端子103と同じ構成のトランジスタ15、抵抗13、電源端子12、電圧出力端子14が追加されている。それ以外は、同じ構成を有しており、実質上、同じ構成の部分には同じ記号を用いている。
(Sixth embodiment)
Another example of the voltage generating circuit according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 15A is a circuit diagram showing a configuration of a voltage generation circuit according to the present embodiment. The voltage generation circuit 11 illustrated in FIG. 15A is different from the
ここで、電源端子12が、第1の電源端子と同電位の電源端子であり、抵抗13が第3の抵抗であり、電圧出力端子14が第2の電圧出力端子であり、トランジスタ15が第3の回路を構成し、電圧出力端子14に接続される第1の端子と、トランジスタ105のコレクタ端子(第2の回路の第2の端子)に接続される第2の端子との間に、順方向のベースエミッタ接合の接合電圧をエミッタ電流に応じて生じさせるよう接続されている。
Here, the
電圧発生回路11をこのような構成とすることで、電源電圧依存性の少ない電圧を第2の電圧出力端子14に出力することができる。また、抵抗13で、その出力電圧を調整することができる。
By configuring the voltage generation circuit 11 as described above, a voltage with little power supply voltage dependency can be output to the second
次に、本発明にかかる電圧発生回路を利用した回路について図面を参照して説明する。図15Bは本発明にかかる電圧発生回路を用いた多段の高周波増幅回路を説明するための回路図である。電圧発生回路11は、図15Bに示す多段の高周波増幅回路21の各増幅段のトランジスタへのベースバイアス端子22、23への電圧の供給に適している。 Next, a circuit using the voltage generation circuit according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 15B is a circuit diagram for explaining a multistage high-frequency amplifier circuit using the voltage generation circuit according to the present invention. The voltage generation circuit 11 is suitable for supplying a voltage to the base bias terminals 22 and 23 to the transistors in each amplification stage of the multistage high frequency amplification circuit 21 shown in FIG. 15B.
電圧発生回路11は、図15Bに示す、高周波増幅回路21にバイアス電圧を供給する。すなわち、電圧発生回路11の電圧出力端子103、14から、増幅回路のバイアス端子22、23にVbeの2倍の電圧を供給するように、高周波増幅回路21に電圧発生回路11を接続する。
The voltage generation circuit 11 supplies a bias voltage to the high frequency amplification circuit 21 shown in FIG. 15B. That is, the voltage generation circuit 11 is connected to the high-frequency amplification circuit 21 so that a voltage twice as high as Vbe is supplied from the
高周波増幅回路21では、バイアストランジスタ24、25がバイアス端子26からエミッタ電流として増幅トランジスタ27及び後段の増幅トランジスタ28のベース端子へそれぞれバイアス電流を流す。図15B中の29、30、31は整合回路であり、コンデンサは直流カット素子、コイルは高周波チョーク素子、抵抗は増幅トランジスタのバラスト抵抗を簡略的に示している。高周波増幅回路21は、入力端子32から入った高周波信号が増幅素子27、28で増幅され、出力端子33から出力される構成である。
In the high frequency amplifier circuit 21, the bias transistors 24 and 25 flow bias currents from the
ここで、高周波増幅回路21を、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(NPN型バイポーラトランジスタ)による集積回路で構成する場合、通常トランジスタ素子がNPNトランジスタだけで構成されるため、PNP型の素子が必要のない本発明の構成が重要となる。 Here, when the high-frequency amplifier circuit 21 is configured by an integrated circuit using heterojunction bipolar transistors (NPN type bipolar transistors), the present invention does not require a PNP type element because the normal transistor element is configured only by an NPN transistor. The structure of is important.
従来技術の回路51、61に比べれば、本発明の電圧発生回路(第1〜第5実施形態)は少しずつ回路素子が多くなっているが、本実施の形態の構成を用いることで、電圧発生回路の一部が共用できるため、多段増幅回路のような複数の電圧出力を得る必要のある回路への適用において、回路素子の増加を抑制することができ、回路が小型化できるとともに、各増幅トランジスタのベースバイアス電圧を別々に設定できる利点を有する。電源端子に印加される電圧は、携帯端末などでは、電池から供給されるので、回路は電圧の変動に対して、安定な動作を行うことが必要である。そのため、従来は、レギュレータ回路などで、一定の電圧を作成し、増幅素子であるヘテロ接合バイポーラトランジスタ(27、28)からなるパワーアンプ集積回路21を動作させていた。今回、出力電圧の電源電圧依存性が小さい本発明の電圧発生回路を用いることで、電源電圧102の電源端子(110、102、12)を単に電界効果トランジスタなどの簡易なスイッチ素子でON(電源電圧)、OFF(0V)させる簡単な構成によっても、電源電圧12の変動に対して安定した増幅動作が可能となる高周波電力増幅回路を提供することができる。 また、調整用の抵抗素子18、19で容易に電圧発生回路の出力電圧の調整を行い、増幅回路の利得の調整などを行うことができるので、同じ集積回路チップを、異なる用途に利用する場合など用途を広げることができる。
Compared with the
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to this content. The embodiments of the present invention can be variously modified without departing from the spirit of the invention.
本発明は、携帯電話機、通信機器等、電源電圧が変動しても、出力電圧に電源依存性が小さい電圧を供給する必要がある電子回路の電圧供給源として広く採用することが可能である。 The present invention can be widely used as a voltage supply source of an electronic circuit that needs to supply a voltage having low power supply dependency to an output voltage even when the power supply voltage fluctuates, such as a mobile phone and a communication device.
101、501、701、702、901、904、1001、1002、1201、
1202、11 電源発生回路
102 第1の電源端子
110、12、903 第1の電源端子と同じ電位の電源端子
106 第1の電源端子と同じ極性の電源端子
103 電圧出力端子
105 第1のバイポーラトランジスタ
107 第2のバイポーラトランジスタ
104 第1の抵抗
109 第2の抵抗
111、112 バイポーラトランジスタ
114 第1の回路
115 第2の回路
502 第3のバイポーラトランジスタ
704、905、906 第4のバイポーラトランジスタ
705 第5のバイポーラトランジスタ
902、1204 抵抗
1206 第6のバイポーラトランジスタ
13 第3の抵抗
14 第2の電圧出力端子
15 バイポーラトランジスタ(第3の回路)
101, 501, 701, 702, 901, 904, 1001, 1002, 1201,
1202, 11 Power
Claims (5)
上記第1のバイポーラトランジスタのエミッタ端子が、接地端子に接続され、
上記第2のバイポーラトランジスタのコレクタ端子が、上記第1の電源端子、又は、上記第1の電源端子と同じ極性の電源端子とのいずれかの電源端子に接続され、
上記第2のバイポーラトランジスタのベース端子が、上記第1の電源端子、又は、上記第1の電源端子と同電位の電源端子とのいずれかの電源端子に、上記第2の抵抗で接続され、
上記第2のバイポーラトランジスタのエミッタ端子が、上記第1のバイポーラトランジスタのベース端子に接続され、
上記第1の回路の第1の端子が、上記第1の抵抗を介して上記第1の電源端子に接続され、
上記第1の回路の第2の端子が、上記第2の回路の第2の端子に接続されており、
上記第1の回路が、
ダイオードを有し、上記第1の回路の第1の端子と、上記第1の回路の第2の端子との間に、ダイオード接合の順方向接合電圧を、ダイオードを流れる電流に応じて発生させる回路、
或いは、
ベースコレクタ間が接続されたバイポーラトランジスタを有し、上記第1の回路の第1の端子と、上記第1の回路の第2の端子との間に、ベースエミッタ接合の順方向接合電圧を、エミッタ電流に応じて発生させる回路、
のいずれかの回路であり、
上記第2の回路の第1の端子が、上記第2のバイポーラトランジスタのベース端子に接続され、
上記第2の回路の第2の端子が、上記第1のバイポーラトランジスタのコレクタ端子に接続されており、
上記第2の回路が、
ダイオードと抵抗とを有し、上記第2の回路の第1の端子と、上記第2の回路の第2の端子との間に、ダイオード接合の順方向接合電圧と、抵抗による電圧降下との和を、ダイオードを流れる電流に応じて発生させる回路、
或いは、
ベースコレクタ間が接続されたバイポーラトランジスタと抵抗とを有し、上記第2の回路の第1の端子と、上記第2の回路の第2の端子との間に、ベースエミッタ接合の順方向接合電圧と、抵抗による電圧降下との和を、エミッタ電流に応じて発生させる回路、
のいずれかの回路であり、
上記第1のバイポーラトランジスタのベースエミッタ接合の極性と、上記第2のバイポーラトランジスタのベースエミッタ接合の極性との、いずれもが上記第1の電源端子の電源電圧に対し順方向となるように接続され、
上記第1の電圧出力端子が上記第1の回路の第1の端子に接続されていることを特徴とする電圧発生回路。 A first power supply terminal; a first voltage output terminal; a first resistor; a second resistor; a first bipolar transistor; a second bipolar transistor; a first circuit; Circuit and
An emitter terminal of the first bipolar transistor is connected to a ground terminal;
The collector terminal of the second bipolar transistor is connected to either the first power terminal or the power terminal of the same polarity as the first power terminal,
The base terminal of the second bipolar transistor is connected to the power supply terminal of either the first power supply terminal or the power supply terminal having the same potential as the first power supply terminal with the second resistor,
An emitter terminal of the second bipolar transistor is connected to a base terminal of the first bipolar transistor;
A first terminal of the first circuit is connected to the first power supply terminal via the first resistor;
A second terminal of the first circuit is connected to a second terminal of the second circuit;
The first circuit is
A diode is included, and a forward junction voltage of a diode junction is generated between the first terminal of the first circuit and the second terminal of the first circuit according to the current flowing through the diode. circuit,
Or
A bipolar transistor connected between a base collector and a forward junction voltage of a base emitter junction between a first terminal of the first circuit and a second terminal of the first circuit; A circuit to generate according to the emitter current,
One of the circuits
A first terminal of the second circuit is connected to a base terminal of the second bipolar transistor;
A second terminal of the second circuit is connected to a collector terminal of the first bipolar transistor;
The second circuit is
A diode and a resistor, and a forward junction voltage of the diode junction and a voltage drop due to the resistor between the first terminal of the second circuit and the second terminal of the second circuit; A circuit that generates a sum in response to the current flowing through the diode,
Or
A bipolar transistor connected between the base collector and a resistor, and a forward junction of a base-emitter junction between the first terminal of the second circuit and the second terminal of the second circuit A circuit that generates the sum of the voltage and the voltage drop due to the resistance according to the emitter current,
One of the circuits
The polarity of the base-emitter junction of the first bipolar transistor and the polarity of the base-emitter junction of the second bipolar transistor are both connected in the forward direction with respect to the power supply voltage of the first power supply terminal. And
The voltage generation circuit, wherein the first voltage output terminal is connected to a first terminal of the first circuit.
第3のバイポーラトランジスタを有し、
上記第3のバイポーラトランジスタのコレクタ端子が、上記第1の電源端子、又は、上記第1の電源端子と同じ極性の電源端子のいずれかの電源端子に接続され、
上記第3のバイポーラトランジスタのエミッタ端子が、上記第2のバイポーラトランジスタのエミッタ端子に接続され、
上記第3のバイポーラトランジスタのベース端子が、上記第1の電圧出力端子に接続されており、
上記第3のバイポーラトランジスタのベースエミッタ接合の極性が、上記第1の電源端子の電源電圧に対し順方向となるように接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電圧発生回路。 The voltage generation circuit according to claim 1,
Having a third bipolar transistor;
The collector terminal of the third bipolar transistor is connected to the power source terminal of either the first power source terminal or the power source terminal having the same polarity as the first power source terminal,
An emitter terminal of the third bipolar transistor is connected to an emitter terminal of the second bipolar transistor;
A base terminal of the third bipolar transistor is connected to the first voltage output terminal;
2. The voltage generation circuit according to claim 1, wherein the polarity of the base-emitter junction of the third bipolar transistor is connected so as to be in the forward direction with respect to the power supply voltage of the first power supply terminal.
第4のバイポーラトランジスタと、第5のバイポーラトランジスタと、第1の接続経路とを有し、
上記第4のバイポーラトランジスタのコレクタ端子とベース端子とが、上記第1の接続経路によって接続され、
上記第1の接続経路上に第1の接続端子を有し、
上記第1の接続端子が、上記第1の電源端子又は上記第1の電源端子と同電位の電源端子のいずれかの電源端子に抵抗で接続され、
上記第4のバイポーラトランジスタのエミッタ端子が、上記第2の回路の第2の端子に接続されており、
上記第5のバイポーラトランジスタのコレクタ端子が、上記第1の電源端子、又は、上記第1の電源端子と同じ極性の電源端子のいずれかの電源端子に接続され、その接続の経路が上記第1の抵抗を構成する抵抗素子の少なくとも一部を含まない接続経路であり、
上記第5のバイポーラトランジスタのエミッタ端子が、上記第2の回路の第2の端子に接続され、
上記第5のバイポーラトランジスタのベース端子が、上記第1の接続端子と上記第4のバイポーラトランジスタのコレクタ端子との間の上記第1の接続経路に接続されており、
上記第1の接続端子と上記第4のバイポーラトランジスタのベース端子との間の、上記第1の接続経路に抵抗を有し、
上記第4のバイポーラトランジスタのベースエミッタ接合の極性と上記第5のバイポーラトランジスタのベースエミッタ接合の極性との、いずれもが上記電源端子の電源電圧に対し順方向となるように接続され、
上記第5のバイポーラトランジスタのベースエミッタ間電圧が上記第4のバイポーラトランジスタのベースエミッタ間電圧より低くなるように、上記第5のバイポーラトランジスタのベース端子と上記第1の接続端子との間の上記第1の接続経路の抵抗の抵抗値が、設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電圧発生回路。 In the voltage generation circuit according to claim 1 or 2,
A fourth bipolar transistor, a fifth bipolar transistor, and a first connection path;
The collector terminal and base terminal of the fourth bipolar transistor are connected by the first connection path,
A first connection terminal on the first connection path;
The first connection terminal is connected to a power supply terminal of either the first power supply terminal or a power supply terminal having the same potential as the first power supply terminal by a resistor,
An emitter terminal of the fourth bipolar transistor is connected to a second terminal of the second circuit;
The collector terminal of the fifth bipolar transistor is connected to either the first power supply terminal or the power supply terminal having the same polarity as the first power supply terminal, and the connection path is the first power supply terminal. Is a connection path that does not include at least a part of the resistance element constituting the resistance of
An emitter terminal of the fifth bipolar transistor is connected to a second terminal of the second circuit;
A base terminal of the fifth bipolar transistor is connected to the first connection path between the first connection terminal and a collector terminal of the fourth bipolar transistor;
Having a resistor in the first connection path between the first connection terminal and the base terminal of the fourth bipolar transistor;
Both the polarity of the base emitter junction of the fourth bipolar transistor and the polarity of the base emitter junction of the fifth bipolar transistor are connected so as to be in the forward direction with respect to the power supply voltage of the power supply terminal,
The base-emitter voltage of the fifth bipolar transistor is lower than the base-emitter voltage of the fourth bipolar transistor so that the base-emitter voltage of the fifth bipolar transistor is lower than the base-emitter voltage of the fifth bipolar transistor. The voltage generation circuit according to claim 1, wherein a resistance value of the resistance of the first connection path is set.
第6のバイポーラトランジスタと、第3の抵抗とを有し、
上記第2の回路の第2の端子が、上記第3の抵抗を介して、上記第1のトランジスタのコレクタ端子に接続され、
上記第6のトランジスタのエミッタ端子が、接地端子に接続され、
上記第6のトランジスタのベース端子が、上記第1のバイポーラトランジスタのコレクタ端子と上記第3の抵抗の接続点に接続され、
上記第6のトランジスタのコレクタ端子が、上記第1のバイポーラトランジスタのベース端子に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電圧発生回路。 The voltage generation circuit according to any one of claims 1 to 3,
A sixth bipolar transistor and a third resistor;
A second terminal of the second circuit is connected to a collector terminal of the first transistor via the third resistor;
The emitter terminal of the sixth transistor is connected to the ground terminal;
A base terminal of the sixth transistor is connected to a connection point between the collector terminal of the first bipolar transistor and the third resistor;
4. The voltage generation circuit according to claim 1, wherein a collector terminal of the sixth transistor is connected to a base terminal of the first bipolar transistor.
第2の電圧出力端子と、第3の回路と、第4の抵抗とを有し、
上記第3の回路の第1の端子が、上記第4の抵抗を介し、上記第1の電源端子、或いは、上記第1の電源端子と同電位の電源端子のいずれかの電源端子に接続され、
上記第3の回路の第2の端子が、上記第2の回路の第2の端子に接続されており、
上記第3の回路が、
ダイオードを有し、上記第3の回路の第1の端子と、上記第3の回路の第2の端子との間に、ダイオード接合の順方向接合電圧を、ダイオードを流れる電流に応じて発生させる回路、
或いは、
ベースコレクタ間が接続されたバイポーラトランジスタを有し、上記第3の回路の第1の端子と、上記第3の回路の第2の端子との間に、ベースエミッタ接合の順方向接合電圧をエミッタ電流に応じて発生させる回路、
のいずれかの回路であり、
上記第2の電圧出力端子が、上記第3の回路の第1の端子に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電圧発生回路。 The voltage generation circuit according to any one of claims 1 to 4,
A second voltage output terminal, a third circuit, and a fourth resistor;
The first terminal of the third circuit is connected to the first power supply terminal or the power supply terminal having the same potential as the first power supply terminal via the fourth resistor. ,
A second terminal of the third circuit is connected to a second terminal of the second circuit;
The third circuit is
A diode is included, and a forward junction voltage of the diode junction is generated between the first terminal of the third circuit and the second terminal of the third circuit according to the current flowing through the diode. circuit,
Or
A bipolar transistor is connected between the base and collector, and the forward junction voltage of the base-emitter junction is connected between the first terminal of the third circuit and the second terminal of the third circuit. Circuit to generate according to current,
One of the circuits
5. The voltage generation circuit according to claim 1, wherein the second voltage output terminal is connected to a first terminal of the third circuit. 6.
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