JP2014235895A - 接地開閉器付き断路器 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成簡素化、小型化が期待できる接地開閉器付き断路器を提供する。
【解決手段】可動コンタクト22を円弧線L1に沿った形状にて構成するとともに、円弧線L1上に可動コンタクト22、固定電極14、及び接地電極19を配置し、固定電極14と接地電極19との間で可動コンタクト22をその円弧線L1上に沿って往復動作可能に構成した。
【選択図】図1
【解決手段】可動コンタクト22を円弧線L1に沿った形状にて構成するとともに、円弧線L1上に可動コンタクト22、固定電極14、及び接地電極19を配置し、固定電極14と接地電極19との間で可動コンタクト22をその円弧線L1上に沿って往復動作可能に構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、断路器と接地開閉器とが一体に構成された接地開閉器付き断路器に関する。
ガス絶縁開閉装置に組み込む断路器や接地開閉器として、これらが一体的に構成された接地開閉器付き断路器が知られている。接地開閉器付き断路器は、第1電路に対して第2電路の接続・断絶を行うとともに、断絶時に第2電路側を接地させるように動作するものである(例えば特許文献1,2参照)。
特許文献1のものでは、第1電路側の固定電極と、180°対向位置(同軸上)に配置された接地電極との間に第2電路側の可動コンタクトが配置され、駆動源により駆動されるピニオン及びラックのギヤ機構にて、可動コンタクトが固定電極と接地電極との間で直線動作する。そして、可動コンタクトが固定電極と接触することで第1及び第2電路が接続され、可動コンタクトが固定電極と離間することで第1及び第2電路が互いに断絶され、更に可動コンタクトが接地電極と接触することで第2電路側が接地される構成となっている。
特許文献2のものでは、第1電路側の固定電極と接地電極とが例えば100°程度の角度を以て配置されるとともに、固定電極に対して直線動作で接離する第1可動コンタクトと、接地電極に対して直線動作で接離する第2可動コンタクトとが個別に用いられる。つまり、第1及び第2可動コンタクトは、互いの軸線が100°程度の角度を以て交差するように配置されている。そして、駆動源により駆動される1つの揺動レバーに対して先の配置態様の各可動コンタクトをそれぞれリンク部材を介して連結するリンク機構にて、揺動レバーの揺動動作が各可動コンタクトのそれぞれの方向の直線動作に変換され、第1及び第2電路の接続や断絶、第2電路側の接地が行われる構成となっている。
ところが、特許文献1のような可動コンタクトを直線動作させる構成では、可動コンタクトの軸線方向(動作方向)に断路器が長くなりがちで、これを備えるガス絶縁開閉装置の大型化が懸念される。
一方、特許文献2の構成では、固定電極と接地電極とのなす角を自由度高く設定でき、断路器の配置構成を比較的柔軟に決定することができるため、断路器、ひいてはガス絶縁開閉装置の小型化が望める。しかしながら、可動コンタクト及びリンク部材が複数必要となり、またこれらの部材同士を互い回動可能に連結するピン等も含めると、リンク機構の構成が煩雑で部品数も多く、三相分を構成することを考慮すると、構成が煩雑、部品数が多いといった問題が一層大きくなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、構成簡素化、小型化が期待できる接地開閉器付き断路器を提供することにある。
上記課題を解決する接地開閉器付き断路器は、容器内に配設される第1及び第2電路内部導体と、前記第1電路内部導体側に設けられる固定電極と、前記容器側に設けられる接地電極と、前記第2電路内部導体側に設けられるとともに前記固定電極と前記接地電極との間で動作する可動コンタクトとを備え、駆動機構による駆動に基づいて前記可動コンタクトを前記固定電極側に動作させて接触させ前記第1及び第2電路内部導体を接続状態とし、前記駆動機構による駆動に基づいて前記可動コンタクトを前記固定電極から離間させて前記第1及び第2電路内部導体を断絶状態とし、更に前記可動コンタクトを前記接地電極側に接触させ前記第2電路内部導体を接地状態とするように動作する接地開閉器付き断路器であって、1つの円弧線に対し、前記可動コンタクトをその円弧線に沿った形状にて構成するとともに、前記円弧線上に前記可動コンタクト、前記固定電極、及び前記接地電極を配置し、前記固定電極と前記接地電極との間で前記可動コンタクトを前記円弧線上に沿って往復動作可能に構成される。
この構成によれば、可動コンタクトの形状も含め、固定電極と接地電極との間の可動コンタクトの往復動作を1つの円弧線上で行う構成としたことから、電極間距離や可動コンタクトの動作範囲を直線上で行うものと比べて断路器をコンパクトに構成可能である。このことは、断路器を組み込む開閉装置の小型化に繋がる。また、可動コンタクトの動作は電極間の往復動作であることから、可動コンタクトを駆動する駆動機構は、単純なギヤ機構等で構成可能である。このことは、断路器(開閉装置)の構成簡素化に繋がり、また小型化にも貢献する。
また上記の接地開閉器付き断路器において、前記駆動機構は、ラック及びピニオンを有するギヤ機構を含み、前記可動コンタクトの円弧外側部分で前記ラックの噛合部分が位置するように前記可動コンタクト側に前記ラックを設けて構成されることが好ましい。
この構成によれば、ラック及びピニオンを有するギヤ機構を用いる場合、可動コンタクトの円弧外側部分でラックの噛合部分が位置するように可動コンタクト側にラックが設けられる。つまり、円弧内側部分に設定する場合と比べて、円弧外側部分に設定する本構成の方がラックの歯部を並設するスペースを確保し易く、ラックの噛合部分を容易に構成できる。
また上記の接地開閉器付き断路器において、前記可動コンタクトの形状及び往復動作は、前記第1電路内部導体から離間方向に凸の円弧線を用いて設定されることが好ましい。
この構成によれば、可動コンタクトの形状及び往復動作は、第1電路内部導体から離間方向に凸の円弧線を用いて設定されることから、断路器の大型化を抑えながらも、可動コンタクト側(第2電路内部導体)と第1電路内部導体との絶縁距離を確保することが可能である。
この構成によれば、可動コンタクトの形状及び往復動作は、第1電路内部導体から離間方向に凸の円弧線を用いて設定されることから、断路器の大型化を抑えながらも、可動コンタクト側(第2電路内部導体)と第1電路内部導体との絶縁距離を確保することが可能である。
本発明の接地開閉器付き断路器によれば、構成簡素化、小型化が期待できる。
以下、接地開閉器付き断路器の一実施形態について説明する。
図1に示すように、ガス絶縁開閉装置10は、容器本体11a及び蓋板11b等からなる金属製の密閉容器11内に接地開閉器付き断路器12が組み込まれ、絶縁ガスGが充填されてなる。同図1のような設置状況とした場合、密閉容器11の上下方向中央付近には左右方向(水平方向)に延びる第1電路内部導体13が配設され、該内部導体13の下側部分に固定電極14が固定されている。固定電極14は、挿入穴15を有する有底円筒状をなし、その挿入穴15の開口方向が下方の若干斜め右方向に向けられている。
図1に示すように、ガス絶縁開閉装置10は、容器本体11a及び蓋板11b等からなる金属製の密閉容器11内に接地開閉器付き断路器12が組み込まれ、絶縁ガスGが充填されてなる。同図1のような設置状況とした場合、密閉容器11の上下方向中央付近には左右方向(水平方向)に延びる第1電路内部導体13が配設され、該内部導体13の下側部分に固定電極14が固定されている。固定電極14は、挿入穴15を有する有底円筒状をなし、その挿入穴15の開口方向が下方の若干斜め右方向に向けられている。
密閉容器11の下面部からは第2電路内部導体16が上方に向けて延び、先端部には後述の可動コンタクト22を挿通支持する支持筒部17が一体に設けられている。支持筒部17は、内側に円形の挿通孔18を有する筒状をなし、側方視で下方斜め左方向(第1電路内部導体13から離間方向)に凸をなし角度範囲が略30°程度の円弧状をなしている。支持筒部17は、上側開口部17aが上方斜め左方向に、下側開口部17bが下方斜め右方向にそれぞれ向けられて、上側開口部17aが固定電極14と所定距離を以て対向し、下側開口部17bが同じく所定距離を以て接地電極19と対向するようになっている。
接地電極19は、密閉容器11を介して接地状態とされるべく、密閉容器11(容器本体11a)の下側の側壁部11cに固定されている。接地電極19は、挿入穴20を有する有底円筒状をなし、その挿入穴20の開口方向が左方向の若干斜め上方向に向けられている。そして、固定電極14の挿入穴15、支持筒部17内側の挿通孔18、及び接地電極19の挿入穴20は、同一円弧線L1上に並ぶようにして構成されている。
尚、固定電極14の内周面、支持筒部17の上端部及び下端部の内周面、及び接地電極19の内周面には、それぞれその周方向に環状をなすコイルばねよりなる接触子21a,21b,21c,21dが2つずつ並設されている。各接触子21a〜21dは、可動コンタクト22の外周面に対して弾性接触可能に構成されるものであり、可動コンタクト22と、第1電路内部導体13(固定電極14)や第2電路内部導体16(支持筒部17)、接地電極19との電気的接続を良好とするものである。
第2電路内部導体16の支持筒部17内には、導体よりなる可動コンタクト22が挿入されている。可動コンタクト22は、略円棒状で側方視が支持筒部17の挿通孔18に沿った、即ち円弧線L1に沿った円弧状をなし、支持筒部17の内側面に沿って移動可能に支持されている。可動コンタクト22は、長手方向の長さが支持筒部17と同等の長さにて構成されている。
また、可動コンタクト22には、同様に円弧状に形成されたラック23が埋め込まれる態様で装着されている。ラック23には、可動コンタクト22(円弧線L1)に沿って複数の歯部が並設され、可動コンタクト22の円弧外側においてその歯部が外部に臨むように設けられている。これに対して、支持筒部17近傍の第2電路内部導体16には、ラック23と噛合するピニオン24が配設され、図示しないモータ等の駆動源にて回転駆動されるこのピニオン24及びラック23によりギヤ機構25が構成されている。そして、駆動源によりピニオン24が回転されると、これと噛み合うラック23が移動、即ち可動コンタクト22が支持筒部17内で動作する。この場合、可動コンタクト22は円弧線L1上で動作し、図2に示す接続位置から図3に示す断路・接地位置までの間を往復動作するようになっている。
因みに、本実施形態における円弧線L1の曲率半径R1は、密閉容器11(容器本体11a)の直径R2の75〜150%程度に設定されている。
そして、上記構成の第1及び第2電路内部導体13,16、固定電極14、接地電極19、可動コンタクト22、及びギヤ機構25等は三相分同様に用意され、1つの密閉容器11内に図1の紙面手前奥方向に互いに間隔を以て並設されている。三相分の可動コンタクト22は、1つの駆動源にて同期して駆動されるようになっている。
そして、上記構成の第1及び第2電路内部導体13,16、固定電極14、接地電極19、可動コンタクト22、及びギヤ機構25等は三相分同様に用意され、1つの密閉容器11内に図1の紙面手前奥方向に互いに間隔を以て並設されている。三相分の可動コンタクト22は、1つの駆動源にて同期して駆動されるようになっている。
次に、ガス絶縁開閉装置10(接地開閉器付き断路器12)の動作を説明する。
図2に示す接続位置では、可動コンタクト22の上端側が支持筒部17の上側開口部17aから突出し、可動コンタクト22の上端部が固定電極14の挿入穴15内に挿入された状態である。この状態では、可動コンタクト22の上端部が接触子21aを介して固定電極14と接触し、可動コンタクト22の中間部が接触子21bを介して支持筒部17と接触状態にある。尚、可動コンタクト22の下端側は支持筒部17の挿通孔18の中間位置手前まで移動するが、ピニオン24とラック23との噛合は維持されている。
図2に示す接続位置では、可動コンタクト22の上端側が支持筒部17の上側開口部17aから突出し、可動コンタクト22の上端部が固定電極14の挿入穴15内に挿入された状態である。この状態では、可動コンタクト22の上端部が接触子21aを介して固定電極14と接触し、可動コンタクト22の中間部が接触子21bを介して支持筒部17と接触状態にある。尚、可動コンタクト22の下端側は支持筒部17の挿通孔18の中間位置手前まで移動するが、ピニオン24とラック23との噛合は維持されている。
このような可動コンタクト22の配置位置では、第2電路内部導体16と電気的な接続状態にある可動コンタクト22が第1電路内部導体13に対しても電気的な接続状態となり、第1及び第2電路内部導体13,16は互いに接続状態となる。これにより、断路器12の前後の第1及び第2電路は接続状態となる。
一方、図3に示す断路・接地位置では、可動コンタクト22の下端側が支持筒部17の下側開口部17bから突出し、可動コンタクト22の下端部が接地電極19の挿入穴20内に挿入された状態である。この状態では、可動コンタクト22の下端部が接触子21dを介して接地電極19と接触し、可動コンタクト22の中間部が接触子21cを介して支持筒部17と接触状態にある。尚、可動コンタクト22の上端側は支持筒部17の挿通孔18の中間位置手前まで移動するが、同位置においてもピニオン24とラック23との噛合は維持されている。
このような可動コンタクト22の配置位置では、可動コンタクト22は、第2電路内部導体16と電気的な接続状態にあるものの固定電極14とは離間するため、第1電路内部導体13に対しては断絶状態となり、第1及び第2電路内部導体13,16は互いに断絶状態となる。これにより、断路器12の前後の第1及び第2電路は断絶状態となる。また、可動コンタクト22は接地電極19と接触するため、第2電路内部導体16は接地状態となる。
また、図1に示す中間位置では、可動コンタクト22が支持筒部17内に収納された状態であり、固定電極14や接地電極19のいずれにも接触しない状態である。つまり、第1及び第2電路内部導体13,16は互いに断絶状態で、しかも第2電路内部導体16は接地されない状態である。
そして、ギヤ機構25側の駆動に基づいて可動コンタクト22が円弧線L1上で動作し、図2の接続位置から図1の中間位置を経て図3の断路・接地位置までの間を往復動作し、第1及び第2電路の接続・断絶を行う断路器として機能する動作と、第2電路の接地を行う接地開閉器として機能する動作とが行われるようになっている。
尚、固定電極14の底部中央には挿入突起26が設けられ、可動コンタクト22の上側端面中央には挿入凹部27が設けられている。図2の接続位置においては、固定電極14の挿入突起26が可動コンタクト22の挿入凹部27内に挿入状態となっている。そして、可動コンタクト22が固定電極14から離間する際にアークが発生した場合、固定電極14の挿入突起26と可動コンタクト22との間でそのアークが積極的に発生する構成としている。つまり、アークが生じ易い挿入突起26の先端部を耐アーク性に優れた材料を以て構成することで、アークによる損傷の効果的な抑制が図られている。
次に、図1に示す本実施形態の開閉装置10(断路器12)と、図4に示す比較例の開閉装置50(断路器51)との比較を行う。
図4に示す比較例の断路器51は、可動コンタクト52が直線棒状をなし、その動作も直線往復動作となっている。つまり、第1電路内部導体53の固定電極54と接地電極55とは、その可動コンタクト52の直線L2上に配置されている。
図4に示す比較例の断路器51は、可動コンタクト52が直線棒状をなし、その動作も直線往復動作となっている。つまり、第1電路内部導体53の固定電極54と接地電極55とは、その可動コンタクト52の直線L2上に配置されている。
この構成では、可動コンタクト52を支持する第2電路内部導体56側の支持筒部57と第1電路内部導体53との間隔をある程度確保する必要があり、また本実施形態の断路器12(密閉容器11)と同等の左右幅に収めるためには、可動コンタクト52の動作直線L2を図4のように垂直近くの傾斜状態に設定する必要がある。そのため、密閉容器58の下面から接地電極55までの距離を本実施形態の断路器12と同等とした場合、密閉容器58の高さH2は大きくなる。
これに対し、図1に示す本実施形態の断路器12では、可動コンタクト22を支持する第2電路内部導体16側の支持筒部17と第1電路内部導体13との間隔をある程度確保し、また比較例の断路器51(密閉容器58)と同等の左右幅に収め、更に密閉容器11の下面から接地電極19までの距離を比較例の断路器51と同等としても、密閉容器11の高さH1は低く抑えられ、小型化(容積低減)が図られる。また、内部導体13,16の長さ、ひいては電路長の短縮にも貢献できる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)可動コンタクト22の形状も含め、固定電極14と接地電極19との間の可動コンタクト22の往復動作を1つの円弧線L1上で行う構成としたことから、電極14,19間距離や可動コンタクト22の動作範囲を直線L2上で行う比較例の断路器51と比べて本実施形態の断路器12をコンパクトに構成することができる。このことは、断路器12の例えば高さH1を低く構成でき、断路器12を組み込む開閉装置10の小型化を図ることができる。また、可動コンタクト22の動作は電極14,19間の往復動作であることから、可動コンタクト22を駆動する駆動機構を本実施形態のように単純なギヤ機構25で構成でき、断路器12、開閉装置10の構成簡素化を図ることができ、また小型化にも貢献する。
(1)可動コンタクト22の形状も含め、固定電極14と接地電極19との間の可動コンタクト22の往復動作を1つの円弧線L1上で行う構成としたことから、電極14,19間距離や可動コンタクト22の動作範囲を直線L2上で行う比較例の断路器51と比べて本実施形態の断路器12をコンパクトに構成することができる。このことは、断路器12の例えば高さH1を低く構成でき、断路器12を組み込む開閉装置10の小型化を図ることができる。また、可動コンタクト22の動作は電極14,19間の往復動作であることから、可動コンタクト22を駆動する駆動機構を本実施形態のように単純なギヤ機構25で構成でき、断路器12、開閉装置10の構成簡素化を図ることができ、また小型化にも貢献する。
(2)可動コンタクト22の形状及び往復動作は、第1電路内部導体13から離間方向に凸の円弧線L1を用いて設定されることから、断路器12の大型化を抑えながらも、可動コンタクト22側(第2電路内部導体16)と第1電路内部導体13との絶縁距離を確保することができる。
(3)ギヤ機構25をラック23とピニオン24による簡素な構成で実現することができる。
(4)ラック23の噛合部分が可動コンタクト22の円弧外側部分に位置する設定としたことから、円弧内側部分に設定する場合と比べて、ラック23の歯部を並設するスペースを確保し易く、ラック23の噛合部分(ギヤ機構25)を容易に構成することができる。
(4)ラック23の噛合部分が可動コンタクト22の円弧外側部分に位置する設定としたことから、円弧内側部分に設定する場合と比べて、ラック23の歯部を並設するスペースを確保し易く、ラック23の噛合部分(ギヤ機構25)を容易に構成することができる。
(5)固定電極14を第1電路内部導体13に対して垂直近くに起立させる構成としたことで、固定電極14の固定等を比較的容易に行うことができる。
(6)接地電極19を密閉容器11の側壁部11cに対して垂直近くに起立させる構成としたことで、接地電極19の固定等を比較的容易に行うことができる。
(6)接地電極19を密閉容器11の側壁部11cに対して垂直近くに起立させる構成としたことで、接地電極19の固定等を比較的容易に行うことができる。
尚、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・開閉装置10(断路器12)の設置方向について、図1は一例であるためこれに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
・開閉装置10(断路器12)の設置方向について、図1は一例であるためこれに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
・断路器12をガス絶縁開閉装置10以外の開閉装置等に組み込んでもよい。
・断路器12の例えば固定電極14、接地電極19、可動コンタクト22、ギヤ機構25等の形状や構成を適宜変更してもよい。
・断路器12の例えば固定電極14、接地電極19、可動コンタクト22、ギヤ機構25等の形状や構成を適宜変更してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)請求項1〜3のいずれか1項に記載の接地開閉器付き断路器が組み込まれて構成されたことを特徴とする開閉装置。
(イ)請求項1〜3のいずれか1項に記載の接地開閉器付き断路器が組み込まれて構成されたことを特徴とする開閉装置。
11…密閉容器(容器)、12…断路器、13…第1電路内部導体、14…固定電極、16…第2電路内部導体、19…接地電極、22…可動コンタクト、23…ラック、24…ピニオン、25…ギヤ機構(駆動機構)、L1…円弧線。
Claims (3)
- 容器内に配設される第1及び第2電路内部導体と、前記第1電路内部導体側に設けられる固定電極と、前記容器側に設けられる接地電極と、前記第2電路内部導体側に設けられるとともに前記固定電極と前記接地電極との間で動作する可動コンタクトとを備え、駆動機構による駆動に基づいて前記可動コンタクトを前記固定電極側に動作させて接触させ前記第1及び第2電路内部導体を接続状態とし、前記駆動機構による駆動に基づいて前記可動コンタクトを前記固定電極から離間させて前記第1及び第2電路内部導体を断絶状態とし、更に前記可動コンタクトを前記接地電極側に接触させ前記第2電路内部導体を接地状態とするように動作する接地開閉器付き断路器であって、
1つの円弧線に対し、前記可動コンタクトをその円弧線に沿った形状にて構成するとともに、前記円弧線上に前記可動コンタクト、前記固定電極、及び前記接地電極を配置し、前記固定電極と前記接地電極との間で前記可動コンタクトを前記円弧線上に沿って往復動作可能に構成されたことを特徴とする接地開閉器付き断路器。 - 請求項1に記載の接地開閉器付き断路器において、
前記駆動機構は、ラック及びピニオンを有するギヤ機構を含み、前記可動コンタクトの円弧外側部分で前記ラックの噛合部分が位置するように前記可動コンタクト側に前記ラックを設けて構成されたことを特徴とする接地開閉器付き断路器。 - 請求項1又は2に記載の接地開閉器付き断路器において、
前記可動コンタクトの形状及び往復動作は、前記第1電路内部導体から離間方向に凸の円弧線を用いて設定されたことを特徴とする接地開閉器付き断路器。
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Cited By (1)
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CN110517926A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-11-29 | 河南平高电气股份有限公司 | 隔离-接地组合开关及gis |
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2013
- 2013-06-03 JP JP2013117008A patent/JP2014235895A/ja active Pending
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CN110517926B (zh) * | 2019-07-12 | 2021-05-25 | 河南平高电气股份有限公司 | 隔离-接地组合开关及气体绝缘金属封闭开关设备 |
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