JP2014235685A - データ管理装置、データ管理方法、データ管理プログラム - Google Patents

データ管理装置、データ管理方法、データ管理プログラム Download PDF

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Yoshitaka Kuwata
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Abstract

【課題】記憶装置にデータを記憶させる。【解決手段】データ管理装置が、記憶装置に記憶されている複数のデータのうち、データ容量を縮小させる対象である対象データを判定するデータ制御部と、データ制御部によって判定された対象データのデータ容量を縮小させる調整部と、調整部によって縮小された対象データを記憶装置に記憶させる記憶制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、記憶装置にデータを記憶させる技術に関する。
補助記憶装置としてHDD(Hard disk drive)のようなストレージを有するコンピュータ装置は、デジタル化されたデータをこのようなストレージに記憶させておくことでデータを保存することができる。ただし、このようなストレージには記憶容量の限界が存在するため、記憶させておきたいデータが増加してそのストレージに記憶できる容量を超えた場合、データを例えばCD(Compact Disc)や磁気テープのような媒体に記憶させておくことが考えられる。さらに、LAN(Local Area Network)のようなネットワークを介して、データを記憶するためのコンピュータ装置をファイルサーバとして用意しておけば、このようなファイルサーバにデータを記憶させて読み書きすることもできる。さらに、近年では、インターネット等のネットワークを介して接続されたコンピュータ装置にデータを記憶させて読み書きするような、クラウド型ともよばれるオンラインストレージサービスが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−3187号公報
しかしながら、CDや磁気テープのような媒体にデータを記憶させるためには、例えばCD−ROMドライブにCDを挿入する等の作業が必要になり面倒である。ネットワークを介して接続されたファイルサーバにデータを記憶させる場合、そのファイルサーバのストレージにも記憶容量の限界が存在するため、そのストレージの記憶容量を超えてデータを記憶させたい場合には、ファイルサーバを増設する必要がある。この場合、ストレージ増設のためのハードウェアの購入費や設置のための作業費等の初期コストが必要になるとともに、そのハードウェアの保守費、そのハードウェアを動作させるソフトウェアのライセンス費や保守費、保守のための人件費、そのハードウェアを動作させるための電気代や空調代、ハードウェアをデータセンタ等に設置する場合はデータセンタ施設の貸借費用等の継続コストが必要になる。外部のオンラインストレージサービスを利用する場合でも、その利用費用が発生する。そこで、ハードウェアを増設させずに、予め用意されたストレージである記憶装置にデータを記憶させることが望ましい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、記憶装置にデータを記憶させるデータ管理装置、データ管理方法、データ管理プログラムを提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、記憶装置に記憶されている複数のデータのうち、データ容量を縮小させる対象である対象データを判定するデータ制御部と、データ制御部によって判定された対象データのデータ容量を縮小させる調整部と、調整部によって縮小された対象データを記憶装置に記憶させる記憶制御部と、を備えることを特徴とするデータ管理装置である。
また、本発明の一態様は、データ管理装置が、記憶装置に記憶させる新規データの登録要求を受け付ける受付部を備え、調整部は、受付部が登録要求を受け付けると、対象データのデータ容量を縮小させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、データ制御部が、記憶装置に記憶されている複数のデータの属性を比較し、比較結果に基づいて対象データを判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、記憶制御部が、データ制御部によって判定された対象データを記憶装置から削除することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、記憶制御部が、データ制御部によって判定された対象データを、記憶装置とは異なる外部ストレージに記憶させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、記憶制御部が、データ制御部によって判定された対象データを、ネットワークを介して接続された外部ストレージに記憶させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、データ管理装置が、記憶装置に記憶されている複数のデータのうち、データ容量を縮小させる対象である対象データを判定するステップと、判定した対象データのデータ容量を縮小させるステップと、縮小させた対象データを記憶装置に記憶させるステップと、を備えることを特徴とするデータ管理方法である。
また、本発明の一態様は、データ管理装置のコンピュータに、記憶装置に記憶されている複数のデータのうち、データ容量を縮小させる対象である対象データを判定するステップと、判定した対象データのデータ容量を縮小させるステップと、縮小させた対象データを記憶装置に記憶させるステップと、を実行させるデータ管理プログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、データ管理装置が、記憶装置に記憶されている複数のデータのうち、データ容量を縮小させる対象である対象データを判定するデータ制御部と、データ制御部によって判定された対象データのデータ容量を縮小させる調整部と、調整部によって縮小された対象データを記憶装置に記憶させる記憶制御部と、を備えるようにしたので、記憶装置にデータを記憶させることができる。
本発明の一実施形態によるデータ制御システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるデータ管理情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による書込処理の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による縮小処理の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による読出処理の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるデータ制御システム1の構成例を示すブロック図である。データ制御システム1は、ユーザ端末10と、ローカルストレージ装置20と、オフラインストレージ装置30と、複数のオンラインストレージシステム40(オンラインストレージシステム40−1、オンラインストレージシステム40−2、オンラインストレージシステム40−3)と、データ管理装置50とを備えている。複数のオンラインストレージシステム40は同様の構成であるため、特に区別しない場合には「−1」、「−2」、「−3」等を省略してオンラインストレージシステム40として説明する。
ユーザ端末10は、ユーザが利用するコンピュータ装置であり、例えばPC(Personal computer)である。ユーザ端末10は、ユーザからの操作に応じて、データの登録要求をデータ管理装置50に送信する。データの登録要求とは、例えばデータ管理装置50がブログサイトや写真共有サイト、掲示板サイト等のSNS(social networking service)のようなサービスを提供している場合、そのSNSに対して送信するテキストや写真、動画、音声等のデータの登録要求である。あるいは、ユーザ端末10とデータ管理装置50とが企業のような組織の社内LANにより接続されておりデータ管理装置50が社内LANにおけるファイルサーバである場合、ユーザ端末10が送信するデータの登録要求とは、例えば文書ファイルや表形式ファイルの資料、写真、動画、音声等のデータの登録要求である。また、ユーザ端末10は、データ管理装置50にデータの読出要求を送信し、送信した読出要求に応じてデータ管理装置50から送信されるデータを受信する。図では1台のユーザ端末10を示して説明するが、データ管理装置50には複数のユーザ端末10が接続されていてよく、複数のユーザ端末10が、データ管理装置50を介してローカルストレージ装置20に記憶されているデータを共有することができる。
ローカルストレージ装置20は、HDD等の記憶装置を備えたコンピュータ装置である。ローカルストレージ装置20は、データ管理装置50に接続されており、ユーザ端末10からデータ管理装置50に送信されたデータが記憶される。すなわち、ローカルストレージ装置20は、データ管理装置50の記憶装置として機能する。
オフラインストレージ装置30は、CDや磁気テープ等の媒体にデータを記憶させるコンピュータ装置である。オフラインストレージ装置30は、データ管理装置50に接続されており、データ管理装置50によってローカルストレージ装置20から読み出されたデータを媒体に記憶させる。
オンラインストレージシステム40は、ネットワーク5を介してデータ管理装置50に接続されている。ネットワーク5は、例えばインターネットのような情報通信ネットワークである。オンラインストレージシステム40は、クラウド型ともよばれるオンラインストレージサービスを提供するコンピュータシステムであり、データ管理装置50によってローカルストレージ装置20から読み出されたデータを自身が備えるストレージに記憶させる。複数のオンラインストレージシステム40は、例えばそれぞれ異なる業者等によって運営され、それぞれ料金体系や通信速度等の条件等が異なるオンラインストレージサービスを提供する。データ管理装置50は、複数のオンラインストレージシステム40が提供する複数のオンラインストレージサービスのうち、任意のオンラインストレージシステム40が提供するオンラインストレージサービスを利用することができる。
すなわち、オフラインストレージ装置30とオンラインストレージシステム40とは、データ管理装置50の外部ストレージとして機能する。
このように、ローカルストレージ装置20とオフラインストレージ装置30とオンラインストレージシステム40とには、いずれもユーザ端末10からデータ管理装置50に送信されるデータが記憶されるが、データ管理装置50にとって、ローカルストレージ装置20が最もアクセスが速く、ビット単価が高い。またデータ管理装置50にとって、オンラインストレージシステム40は、ローカルストレージ装置20よりアクセスが遅く、ビット単価が安い。またデータ管理装置50にとって、オフラインストレージ装置30は、オンラインストレージシステム40よりアクセスが遅く、ビット単価が安い。そこで、本実施形態のデータ管理装置50は、ユーザ端末10から送信されるデータをできるだけアクセスの速いローカルストレージ装置20に記憶させつつ、そのデータの属性に応じてデータ容量を縮小する。これにより、ビット単価の高いローカルストレージ装置20を増設してデータ保存の費用が増大することを防ぐ。
データ管理装置50は、ユーザ端末10から送信されたデータを管理するコンピュータ装置である。データ管理装置50は、ユーザ端末10から送信される新規データをローカルストレージ装置20に記憶させ、ユーザ端末10から送信されるデータの読出要求に応じて、ローカルストレージ装置20に記憶させたデータを読み出してユーザ端末10に送信する。ただし、ローカルストレージ装置20の記憶容量にはハードウェア上の限界がある。そこで、データ管理装置50は、ローカルストレージ装置20に記憶させた複数のデータのうち、データ容量を縮小させるデータを対象データとして判定して、判定した対象データを縮小してローカルストレージ装置20に記憶させるとともに、縮小前の対象データをローカルストレージ装置20から削除する。データ容量の縮小とは、例えばデータを可逆または不可逆に圧縮することをいう。
これにより、データ管理装置50は、ローカルストレージ装置20の空き容量を増加させ、ローカルストレージ装置20に新規データを記憶させるための領域を確保する。このようにすれば、ユーザ端末10から、ローカルストレージ装置20の容量を超える新規データの登録要求が送信された場合にも、物理的にストレージを増設することなく、ローカルストレージ装置20に新規データを記憶させることができる。ただし、データを不可逆圧縮する場合、圧縮する前のデータを保存しておきたいという要望があることも考えられる。そこで、データ管理装置50は、例えばデータの属性に応じて、圧縮前のデータをオフラインストレージ装置30やオンラインストレージシステム40に記憶させておく。このようなデータ管理装置50の構成について、以下詳細に説明する。
データ管理装置50は、記憶部51と、受付部53と、データ制御部54と、調整部55と、記憶制御部56とを備えている。
記憶部51には、データ管理装置50が動作する際に参照する各種情報が記憶されており、データ管理情報記憶部52を備えている。
データ管理情報記憶部52には、ローカルストレージ装置20に記憶されたデータに関する属性を示すデータ管理情報が記憶される。図2は、データ管理情報記憶部52に記憶されるデータ管理情報のデータ例を示す図である。データ管理情報には、管理番号と、ファイル名と、種類と、保存要否と、作成日時と、更新日時と、参照日時と、参照回数と、圧縮率と、データ容量と、外部パスとの情報が含まれる。
管理番号は、ローカルストレージ装置20に記憶されたデータを識別する情報である。
ファイル名は、ローカルストレージ装置20に記憶されたデータのファイル名である。このように、本実施形態では、ファイル単位でローカルストレージ装置20にデータが記憶される例を説明する。種類は、対応するファイルの種類である。種類としては、例えば、テキスト、画像、動画、音声等が適用できる。保存要否は、ローカルストレージ装置20に記憶させたデータを縮小させる場合に、縮小前のデータを外部ストレージに記憶させるか否かを示す情報である。
作成日時は、対応するファイルがローカルストレージ装置20に記憶された日時を示す。更新日時は、ローカルストレージ装置20に記憶された対応するデータが更新された日時を示す。参照日時は、ローカルストレージ装置20に記憶された対応するデータが参照された(読み出された)日時を示す。参照回数は、ローカルストレージ装置20に記憶された対応するデータが参照された(読み出された)回数を示す。図の例では、「YY/MM/DD」の形式により年月日を表した例を示しているが、他の形式でもよいし、時分秒まで表すものであってもよい。
圧縮率は、対応するデータを縮小した際の圧縮率である。圧縮率は、例えばすべてのデータに対して一律に同程度の圧縮率を適用してもよいし、データの属性に応じて異なる圧縮率を適用してもよいし、例えば縮小処理を行うごとに段階的に圧縮率を下げていくこともできる。データが削除された場合は、そのことを示す情報が対応付けられる。データ容量は、ローカルストレージ装置20に記憶させたデータの容量である。データを縮小させてローカルストレージ装置20に記憶させた場合は、縮小後のデータ容量が対応付けられる。外部パスは、対応するデータをオフラインストレージ装置30やオンラインストレージシステム40等の外部ストレージに記憶させた場合に、記憶させたデータの所在場所を示す情報である。
ここでは、例えば管理番号が1であるデータは、ファイル名が「welcome.jpg」であり、種類が「画像」であり、保存要否が「要」であり、作成日時が「12/02/28」(2012年2月28日)であり、更新日時が「13/01/05」(2013年1月5日)であり、参照日時が「13/02/10」(2013年2月10日)であり、参照回数が「10」回であり、圧縮率が「80%」であり、データ容量が「98KB」であり、外部パスが「/serv1/container1/」である例を示している。ここで、外部パスにおける「serv1」は、例えばオンラインストレージシステム40−1が提供するオンラインストレージサービスを識別する名称であり、「/serv1/container1/」というパスに基づいて、オンラインストレージシステム40−1に記憶されたデータを読み書きすることができることを示している。
受付部53は、ローカルストレージ装置20に記憶させる新規データの登録要求を受け付ける。例えば、受付部53は、ユーザ端末10から送信される新規データの登録要求や、ローカルストレージ装置20に記憶させたデータの読出要求を受信する。
データ制御部54は、ローカルストレージ装置20に記憶されているデータに関するデータ管理情報を生成してデータ管理情報記憶部52に記憶させ、データ管理情報に基づいてローカルストレージ装置20に記憶されているデータを管理する。例えば、データ制御部54は、データ管理情報に基づいて、ローカルストレージ装置20に記憶されている複数のデータのうち、データ容量を縮小させる対象である対象データを判定する判定処理を行う。ここで、データ制御部54は、ローカルストレージ装置20に記憶されている複数のデータの属性を比較し、比較結果に基づいて対象データを判定する。
例えば、データ制御部54は、データ管理情報記憶部52に記憶されているデータ管理情報を読み出し、データ管理情報に含まれる圧縮率が「削除」でないことを条件として対象データを判定する。あるいは、例えば、データ制御部54は、データ管理情報に含まれる参照日時が古いことを条件として対象データを判定する。参照日時が古いとは、例えば、他のデータと比較して参照日時の値が小さいものでもよいし、参照日時と現在日時とを比較して、参照日時と現在日時との差が一定以上であるものでもよい。あるいは、例えば、データ制御部54は、データ管理情報に含まれる参照回数の値が小さいことを条件として対象データを判定する。この他にも、例えば、データ制御部54は、種類が所定のものであることを条件として対象データを判定してもよいし、圧縮率が所定の閾値以上であることを条件として対象データを判定してもよい。データ制御部54は、このような複数の条件のうち、任意の1または複数の条件を適用して、条件に合致する任意の件数のデータを対象データとして判定することができる。
ここで、データ制御部54は、このような判定処理を、受付部53がユーザ端末10から送信された新規データの登録要求を受信した際に行ってもよいし、定期的(例えば、1日1回)に行ってもよい。また、データ制御部54は、受付部53がユーザ端末10から送信された新規データの登録要求を受信すると、その新規データをローカルストレージ装置20に記憶させるために期待されるローカルストレージ装置20の記憶領域の空き容量である期待空き容量と、実際のローカルストレージ装置20の記憶領域の空き容量とを比較することができる。期待空き容量とは、例えば、新規データのデータ容量と同程度の容量でもよいし、新規データのデータ容量に所定の値を加算した値でもよい。データ制御部54は、空き容量が期待空き容量より大きい場合には、記憶制御部56にデータの書込処理を行わせる。空き容量が期待空き容量より大きくない場合には、調整部55に縮小処理を行わせる。
調整部55は、データ制御部54によって判定された対象データのデータ容量を縮小させる縮小処理を行う。縮小処理は、例えば、対象データのデータ容量が縮小するように行う可逆または不可逆の圧縮処理である。調整部55は、画像圧縮、動画圧縮、音声圧縮等を行う機能を備えており、対象データの種類に応じた縮小処理を行う。例えば、調整部55は、受付部53が登録要求を受け付け、データ制御部54によって対象データが判定されると、その対象データのデータ容量を縮小させる縮小処理を行う。また、調整部55は、データ制御部54によって判定された対象データの属性が、予め定められた削除条件に合致する場合には、その対象データを圧縮するのではなく、削除するようにしてもよい。削除条件としては、例えば参照日時と現在日時との差が予め定められた期間(例えば、3年)を超えるか否か等が適用できる。この場合、調整部55は、データ制御部54によって判定された対象データが、予め定められた期間を超えて参照されていないと判定すると、その対象データをローカルストレージ装置20から削除する。
記憶制御部56は、ローカルストレージ装置20と、オフラインストレージ装置30と、オンラインストレージシステム40とに対してデータを読み書きする処理を行う。例えば、記憶制御部56は、データ制御部54によって対象データとして判定され、調整部55によって縮小された対象データをローカルストレージ装置20に記憶させる。この際、記憶制御部56は、データ制御部54によって対象データとして判定された対象データをローカルストレージ装置20から削除する。また、記憶制御部56は、データ制御部54によって判定された対象データを、ローカルストレージ装置20とは異なるオフラインストレージ装置30またはオンラインストレージシステム40に記憶させる保存処理を行う。
次に、図面を参照して、本実施形態によるデータ管理装置50の動作例を説明する。図3は、本実施形態のデータ管理装置50による書込処理の動作例を示すフローチャートである。
受付部53が、ユーザ端末10から送信される新規データの登録要求を受信する(ステップS1)と、データ制御部54は、新規データのデータ容量に基づいて期待空き容量を算出し、期待空き容量と実際の空き容量とを比較する(ステップS2)。データ制御部54が、空き容量は期待空き容量より大きいと判定すると(ステップS2:YES)、記憶制御部56に新規データの書込処理を行わせる。記憶制御部56は、受付部53が受信した新規データをローカルストレージ装置20に記憶させ(ステップS4)、処理を終了する。ステップS2において、データ制御部54が、空き容量は期待空き容量より大きくないと判定すると(ステップS2:NO)、データ管理装置50は、データ容量の縮小処理を行い(ステップS3)、ステップS2に戻る。
図4は、本実施形態のデータ管理装置50による縮小処理の動作例を示すフローチャートである。
データ制御部54は、対象データの判定処理を行い(ステップS11)、データ管理情報記憶部52から、縮小処理の対象データとして判定したデータのデータ管理情報を読み出す。データ制御部54は、読み出したデータ管理情報に含まれる保存要否が「要」であるか否かを判定する(ステップS12)。データ制御部54が、読み出したデータ管理情報に含まれる保存要否は「要」であると判定すると(ステップS12:YES)、記憶制御部56が、新規データをオフラインストレージ装置30またはオンラインストレージシステム40に記憶させる保存処理を行い(ステップS13)、ステップS14に進む。
ステップS12において、データ制御部54が、読み出したデータ管理情報に含まれる保存要否は「不要」であると判定すると(ステップS12:NO)、調整部55が、対象データの縮小処理を行う。調整部55は、データ管理情報記憶部52から、対象データのデータ管理情報に含まれる種類を読み出す。調整部55は、種類が「画像」であれば(ステップS14:YES)、画像である対象データの縮小処理を行い、縮小した対象データをローカルストレージ装置20に記憶させ(ステップS15)、処理を終了する。
調整部55は、種類が「画像」でなく(ステップS14:NO)、「動画」であれば(ステップS16:YES)、動画である対象データの縮小処理を行い、縮小した対象データをローカルストレージ装置20に記憶させ(ステップS17)、処理を終了する。調整部55は、種類が「動画」でなく(ステップS16:NO)、「音声」であれば(ステップS18:YES)、音声である対象データの縮小処理を行い、縮小した対象データをローカルストレージ装置20に記憶させ(ステップS19)、処理を終了する。調整部55は、種類が「音声」でなければ(ステップS18:NO)、処理を終了する。ただし、調整部55は、対象データが動画や音声や画像でない場合でも、汎用的なファイル圧縮による縮小処理を行ってローカルストレージ装置20に記憶させることもできる。
図5は、本実施形態のデータ管理装置50による読出処理の動作例を示すフローチャートである。
受付部53が、ユーザ端末10からのデータの読出要求を受信すると、データ制御部54は、読出要求の対象である読出対象データがローカルストレージ装置20に記憶されているか否かを判定する(ステップS22)。例えば、データ制御部54は、読出対象データのデータ管理情報をデータ管理情報記憶部52から読み出し、読み出したデータ管理情報に含まれる圧縮率が「削除」であれば、読出対象データがローカルストレージ装置20に記憶されていないと判定し、圧縮率が「削除」でなければ、読出対象データがローカルストレージ装置20に記憶されていると判定する。
データ制御部54が、読出対象データはローカルストレージ装置20に記憶されていないと判定すると(ステップS22:NO)、記憶制御部56は、読出対象データのデータ管理情報に含まれる外部パスを読み出す。記憶制御部56は、外部パスに情報が対応付けられていれば(ステップS24:YES)、その外部パスに基づいてデータを読み出し(ステップS25)、ステップS26に進む。外部パスに情報が対応付けられていなければ(ステップS24:NO)、処理を終了する。
ステップS22において、データ制御部54が、読出対象データはローカルストレージ装置20に記憶されていると判定すると(ステップS22:NO)、記憶制御部56は、ローカルストレージ装置20に記憶されている読出対象データを読み出す(ステップS23)。データ制御部54は、記憶制御部56が読み出した読出対象データを、読出要求の送信元であるユーザ端末10に送信する(ステップS26)。
以上説明したように、本実施形態によれば、自動的にデータの棚卸を行い、ローカルストレージ装置20の記憶容量を超えるデータ容量の登録要求があった場合に、物理的なストレージを増設することなく、新規データを登録することができる。またこの際、例えば参照されていないデータについてはデータを圧縮し、参照されているデータについては圧縮しない等の制御を行うことができる。すなわち、できるだけ参照されていないデータを縮小処理の対象とするため、縮小処理によりデータがある程度は劣化するとしても、できるだけユーザビリティを損なわないように制御することができる。
なお、データ管理情報には、例えば重要度やプライオリティのような情報を対応付けておき、これらの情報に応じて圧縮率を変更したり、保存要否を判定したりすることもできる。このような重要度や保存要否は、例えば、データが記憶されるパス(フォルダ)や拡張子等に応じて判定することもできる。あるいは、例えば複数のより多くのユーザ端末10から参照されたデータは重要度が高いと判定したり、ユーザからの評価により重要度を判定したりすることもできる。あるいは、例えば新規データの登録要求とともに、ユーザからの操作により重要度を設定できるようにしてもよい。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりデータ制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1 データ制御システム
5 ネットワーク
10 ユーザ端末
20 ローカルストレージ装置
30 オフラインストレージ装置
40 オンラインストレージシステム
50 データ管理装置
51 記憶部
52 データ管理情報記憶部
53 受付部
54 データ制御部
55 調整部
56 記憶制御部

Claims (8)

  1. 記憶装置に記憶されている複数のデータのうち、データ容量を縮小させる対象である対象データを判定するデータ制御部と、
    前記データ制御部によって判定された前記対象データのデータ容量を縮小させる調整部と、
    前記調整部によって縮小された前記対象データを前記記憶装置に記憶させる記憶制御部と、
    を備えることを特徴とするデータ管理装置。
  2. 前記記憶装置に記憶させる新規データの登録要求を受け付ける受付部を備え、
    前記調整部は、前記受付部が前記登録要求を受け付けると、前記対象データのデータ容量を縮小させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ管理装置。
  3. 前記データ制御部は、前記記憶装置に記憶されている複数のデータの属性を比較し、比較結果に基づいて前記対象データを判定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ管理装置。
  4. 前記記憶制御部は、前記データ制御部によって判定された前記対象データを前記記憶装置から削除する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のデータ管理装置。
  5. 前記記憶制御部は、前記データ制御部によって判定された前記対象データを、前記記憶装置とは異なる外部ストレージに記憶させる
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ管理装置。
  6. 前記記憶制御部は、前記データ制御部によって判定された前記対象データを、ネットワークを介して接続された前記外部ストレージに記憶させる
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータ管理装置。
  7. データ管理装置が、
    記憶装置に記憶されている複数のデータのうち、データ容量を縮小させる対象である対象データを判定するステップと、
    判定した前記対象データのデータ容量を縮小させるステップと、
    縮小させた前記対象データを前記記憶装置に記憶させるステップと、
    を備えることを特徴とするデータ管理方法。
  8. データ管理装置のコンピュータに、
    記憶装置に記憶されている複数のデータのうち、データ容量を縮小させる対象である対象データを判定するステップと、
    判定した前記対象データのデータ容量を縮小させるステップと、
    縮小させた前記対象データを前記記憶装置に記憶させるステップと、
    を実行させるデータ管理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018122961A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社日立製作所 システム、データ管理方法、及びファイルサーバ

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