JP2014230496A - 施肥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】農業従事者の中腰に係る作業負担を軽減することができ、追肥作業を効率的に行うことができる施肥装置を提供する。【解決手段】本体パイプ11と、本体パイプ11の下端から突出し上下方向に移動可能な先端円錐部19と、本体パイプ11の上端に形成された手動操作ハンドル17と、本体パイプ19に取り付けられた粉末肥料51の肥料タンク16と、肥料タンク16に接続された肥料パイプ13と、肥料パイプ13を通過する粉末肥料の施肥量を調節する流量調節弁12を備えており、手動操作ハンドル17の操作により先端円錐部19と本体パイプ11との間に粉末肥料51が通過する間隙34が形成され、同時に、流量調節弁12による粉末肥料の施肥量の調節が行われて、先端円錐部19により形成される追肥用円錐穴61の表面に先端円錐部19と本体パイプ11との間の間隙34を介して必要量の粉末肥料51が施肥される。【選択図】図1

Description

本発明は施肥装置に関し、特に、野菜・花卉全般の株元に追肥する装置に関する。
本技術分野の背景技術としては、特開平9−28138号公報(特許文献1)がある。この公報には、土中への穴空けと施肥作業を能率的に行う施肥具及びそれに用いる肥料供給タンク装置」が記載されている。
また、非特許文献1には、背負式肥料散布機さんすけとOC−Hホール施肥機が市販されていることが示されている。
図7に、非特許文献1に開示された従来例1の「背負式肥料散布機」と「施肥機」及び作業ステップの概要を示す。図7において、71は「施肥機」の本体部、72は把持部、73は先端スコップ部、74は踏み込み部、75は「背負式肥料散布機」の肥料タンク、76は肥料ホース、77は肥料用ボタン、78は肥料注入口を示す。
施肥の際には、第1のステップで、把持部72を両手で持ち、踏み込み部74に足をかけて、先端スコップ部73を地中に挿入する。第2のステップで、把持部72を前方に押し倒して施肥用の穴を形成し。第3のステップで、把持部72を手前に引いて施肥用の穴を開く。第4ステップにおいて、この状態で、肥料用ボタン77を下方に押すと、背負式の肥料タンク75内の粉末肥料が肥料ホース76を介して、先端スコップ部73の肥料注入口78から一定量だけ、先端スコップ部73で形成された施肥用の穴内に注入される。
図8に、特許文献1に開示された従来例2の「施肥具」と「肥料供給タンク装置」及び作業ステップの概要を示す。図8において、81は「施肥具」の支柱部、82はレバー部、83は土掻き揚げ部、84は連結棒、85は踏み込み部、86は受け皿部、87は「肥料供給タンク装置」の肥料タンク、88はスライド式筒部を示す。
支柱部81内で、レバー部82と土掻き揚げ部83とは連結棒84で連結されており、レバー部82を操作することにより、支柱部81の先端の土掻き揚げ部83の開閉操作が可能である。また、支柱部81と肥料タンク87は別体の装置であり、肥料タンク88からの肥料を、支柱部81に設けられた受け皿部86に注入して、支柱部81内を落下させる。
施肥の際には、第1のステップで、支柱部81の先端を土掻き揚げ部83で閉じた状態で、踏み込み部85に足をかけて、支柱部81の先端を地中に挿入する。第2のステップで、支柱部81全体を上方に引き抜く。第3のステップで、支柱部81全体を上方に引き抜きながら、レバー部82を下方に操作して、支柱部81の先端の土掻き揚げ部83が開いた状態となる。
第4のステップで、背負式の肥料タンク87のホース先端のスライド式筒部88のスライド量を調整して開口の大きさを変更し、必要な量の肥料を支柱部81に設けられた受け皿部86に注入する。肥料は支柱部81内を落下して、支柱部81の先端と土掻き揚げ部83で形成された施肥用の穴内に注入される。
特開平9−28138号公報
http://www.mukai-kogyo.co.jp/c02/、向井工業株式会社、背負式肥料散布機さんすけとOC−Hホール施肥機
非特許文献1に開示された従来例1の「背負式肥料散布機」と「施肥機」では、施肥用の穴を開けるためだけに、背負式の肥料タンク75を背負った状態で、両手と足で、先端スコップ部73を地中に挿入し、次に、前方に押し倒し、更に、手前に引くという3つの作業工程が必要であって作業負担が大きいという問題点があった。
また、肥料を注入する際には、把持部72から手を離して肥料用ボタン77を押す別の作業工程が必要であり、しかも、肥料の決められた一定量を、例えば、20ccから30ccに変更しようとすると、別の装置を組み合わせる必要があり、作業工程が煩雑であるという問題点があった。
また、特許文献1に開示された従来例2の「施肥具」と「肥料供給タンク装置」では、背負式の肥料タンク87を背負った状態で踏み込み部85に足をかけて先端を土中に挿入するが、土中で開口するために、土掻き揚げ部83を開くためには、支柱部81全体を上方に引き抜きながら、レバー部82を下方に操作する工程が必要になり、支柱部81全体を上方に引き抜く動作とレバー部82を下方に操作する動作の方向が逆向きで、作業工程が複雑で作業負担が大きいという問題点があった。
また、肥料を注入する際には、「施肥具」の下端が開いた状態(上方に持ち上げながらレバー部を操作している状態)で、肥料タンク87の先端のスライド式筒部88のスライド量を調整しながら、受け皿部86に肥料を注入する作業が必要であって、作業負担が大きいという問題点があった。
そこで、本発明は、上述のような問題点を解決し、農業従事者の作業負担を軽減することができ、追肥作業を効率的に行うことができる施肥装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の施肥装置は、本体パイプと、前記本体パイプの下端から突出し、上下方向に移動可能な先端円錐部と、前記本体パイプの上端に形成された手動操作ハンドルと、前記本体パイプに取り付けられた粉末肥料の肥料タンクと、前記肥料タンクに接続された肥料パイプと、前記肥料パイプを通過する前記粉末肥料の施肥量を調節する流量調節弁を備えており、前記手動操作ハンドルの操作により、前記先端円錐部と前記本体パイプとの間に前記粉末肥料が通過する間隙が形成され、同時に、前記流量調節弁による前記粉末肥料の施肥量の調節が行われて、前記先端円錐部により形成される追肥用円錐穴の表面に、前記先端円錐部と前記本体パイプとの間の前記間隙を介して、必要量の粉末肥料が施肥されることを特徴とする。
本発明によれば、施肥作業の穴開けと肥料注入の作業を片手でしかも簡単な動作で行うことができ、農業従事者の作業負担を軽減でき、追肥作業を効率的に行うことができる施肥装置を提供することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
図1は本発明の施肥装置の実施例の正面図である。 図2は本発明の施肥装置の実施例を示す図であり、図2(a)は左側面図、図2(b)は背面図、及び図2(c)は右側面図である。 図3は本発明の施肥装置の本体部を示す図であり、図3は(a)は外観図、図3は(b)は先端円錐部が下端から突出した状態の断面図、図3は(c)は、操作レバーを上方に操作して、先端円錐部が後退し肥料注入用の間隙が形成された状態を示す断面図である。 図4は本発明の施肥装置の本体部に肥料タンク部が一体に形成され、肥料の流量が調整される機構を示す図であり、図4(a)は先端円錐部が下端から突出した状態を示す図であり、図4(b)は操作レバーを上方に操作して、流量調整弁により肥料パイプから注入される肥料の量が調整され、肥料注入用の間隙から肥料が注入される状態を示す図である。 図5は先端円錐部と流量調整弁の関係を示す拡大図であり、図5(a)は、先端円錐部が下端から突出し肥料の注入が停止される状態を示し、図5(b)は、操作レバーを上方に操作して、先端円錐部が下端から後退して肥料注入用の間隙が形成され、同時に、流量調整弁が傾斜して肥料パイプからの肥料が間隙から注入される状態を示す図である。 図6は本発明の施肥装置を用いた施肥作業のステップを示す図である。 図7は従来例1の「背負式肥料散布機」と「施肥機」及び作業ステップの概要を示す図である。 図8は従来例2の「施肥具」と「肥料供給タンク装置」及び作業ステップの概要を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の施肥装置の実施例の正面図である。図1において、11は本体パイプ、12は流量調節弁、13は肥料パイプ、14は締付金具、15は肥料ホース、16は肥料タンク、17は手動操作ハンドル、18は肥料注入弁、19は先端円錐部を示している。
図1において、本体パイプ11の上側には、手動操作ハンドル17が設けられ、本体パイプ11の下側には、肥料注入弁18が設けられている。肥料注入弁18からは、先端円錐部19が突出して、土中に追肥用穴を開ける先端部を形成している。
本体パイプ11には、複数の締付金具14により、肥料パイプ13、肥料ホース15、及び肥料タンク16が取り付けられており、肥料タンク16内の粉末肥料51が、肥料ホース15及び肥料パイプ13を通って、流量調節弁12により施肥量が調整され、本体パイプ11の下側の肥料注入弁18から土中に施肥される。
肥料注入弁18から突出した先端円錐部19は、本体パイプ11内を上下方向に摺動可能であり、先端円錐部19が下方に移動すると、先端円錐部19が肥料注入弁18から完全に突出して、先端円錐部19の表面と肥料注入弁18の内面が密着して、完全な円錐形状の先端部となり、この先端部を土中に突き刺して、土中に追肥用円錐穴61を容易に形成することができる。
先端円錐部19が本体パイプ11内を上方向に摺動して、上方に移動すると、先端円錐部19が肥料注入弁18から後退した形となり、先端円錐部19の表面と肥料注入弁18の内面との間に間隙34が形成される。この間隙34を介して、流量調節弁12により施肥量が調整された粉末肥料51が、肥料注入弁18から注入され、後退した先端円錐部19と土中に形成された追肥用円錐穴61との間の空間に施肥される。
本体パイプ11内を上下方向に摺動可能である先端円錐部19の移動の程度は、本体パイプ11の上側に設けられた手動操作ハンドル17の操作によって調整可能である。
また、同時に、肥料タンク16内の粉末肥料51が、肥料ホース15及び肥料パイプ13を通って、流量調節弁12によって施肥量が調節される程度も、手動操作ハンドル17の操作によって調節可能である。
図2は、本発明の施肥装置の実施例を示す図であり、図2(a)は左側面図、図2(b)は背面図、及び図2(c)は右側面図である。
図2において、21は把持部、22は操作レバー、23は連結棒、24は調整レバー、25はストローク変換部、26はワイヤ、27は流量調節レバー、28はパイプ湾曲部を示している。
図2(a)の左側面図において、本体パイプ11上端の手動操作ハンドル17は、把持部21と操作レバー22を備えている。操作レバー22と直角に連結棒23が設けられ、連結棒23の先端は、先端円錐部19と接続されている。肥料タンク16から肥料ホース15、肥料パイプ13、パイプ湾曲部28を介して施肥される粉末肥料51の量を調節する流量調節弁12を調整するために、ワイヤ26を備えたストローク変換部25が設けられている。
図2(b)の背面図に示すように、ストローク変換部25は、本体パイプ11に回動可能に軸支された調整レバー24に一対のワイヤ26が連結され、ストローク変換部25の上方のワイヤ26は、本体パイプ11の略中央に設けられたワイヤ用開口部41を通って、本体パイプ11内に挿入され、本体パイプ11内で連結棒23に接続される。また、下方のワイヤ26は、肥料パイプ13に設けられた流量調節弁12から延長する流量調節レバー27の先端に接続される。
図2(c)の右側面図は、図2(a)の左側面図と同様の図面である。図2(a)では、肥料パイプ13、肥料ホース15、肥料タンク16が手前側に配置されているのに対して、図2(c)では、これらが、向こう側に配置されている点が相違する。
図3は、本発明の施肥装置の本体部を示す図であり、肥料パイプ13、肥料ホース15、肥料タンク16、及び、ストローク変換部25は省略されている。図3(a)は外観図、図3(b)は先端円錐部19が下端から突出した状態の断面図、図3(c)は、レバー部を上方に操作して、先端円錐部19が後退し肥料注入用の間隙34が形成された状態を示す断面図である。
図3において、31は上部開口部、32はバネ部、33は注入弁開口部、34は間隙、35はワイヤ連結部を示している。図3(a)の外観図において、注入弁開口部33が、肥料注入弁18の側面に設けられており、図3(a)には図示されていない肥料パイプ13の下端のパイプ湾曲部28と接続されている。
図3(b)の断面図に示すように、本体パイプ11の上部に上部開口部31が設けられており、操作レバー22と先端円錐部19を連結する連結棒23は、上部開口部31の開口により支持されて本体パイプ11内を上下方向に摺動可能である。連結棒23と本体パイプ11の締付金具14との間にはバネ部32が取り付けられており、常時は、操作レバー22と先端円錐部19を下方に弾性的に付勢しており、先端円錐部19が肥料注入弁18から完全に突出して、先端円錐部19の表面と肥料注入弁18の内面が密着して、完全な円錐形状の先端部となる状態を保っている。
図3(c)の断面図に示すように、手動操作ハンドル17の把持部21を持ち、指先で、操作レバー22を上方に移動させると、連結棒23が、バネ部32を引き延ばして上方に移動し、連結棒23の下端に接続された先端円錐部19を上方に移動させ、先端円錐部19を肥料注入弁18から後退させて、先端円錐部19の表面と肥料注入弁18の内面との間に間隙34を形成し、同時に、連結棒23に設けられたワイヤ連結部35を上方に移動させる。
手動操作ハンドル17の把持部21を持ち、指先での操作レバー22の操作により、先端円錐部19の表面と肥料注入弁18の内面との間に間隙34の大きさを精度よく操作し、同時に、連結棒23に設けられたワイヤ連結部35の上方への移動を操作し、ストローク変換部25を介して、施肥量を精度よく調整した粉末肥料51を、肥料注入弁18の側面の注入弁開口部33から間隙34を介して土中に施肥する。
図4は、本発明の施肥装置の本体部に肥料タンク1部が一体に形成され、粉末肥料51の流量が調節される機構を示す図であり、図4(a)は先端円錐部19が下端から突出した状態を示す図であり、図4(b)は操作レバー22を上方に操作して、流量調節弁12により肥料パイプ13から注入される粉末肥料51の量が調整され、肥料注入用の間隙34から粉末肥料51が注入される状態を示す図である。
図4おいて、41はワイヤ用開口部、42は締付金具開口を示している。図4(a)は、先端円錐部19が下端から突出した通常の状態を示している。図4(a)に示すように、ストローク変換部25の調整レバー24に連結された上方のワイヤ26は、本体パイプ11の締付金具14に設けられた締付金具開口42を通り、本体パイプ11に設けられたワイヤ用開口部41を通って、本体パイプ11に入り、連結棒23のワイヤ連結部35に接続されている。また、ストローク変換部25の調整レバー24に連結された下方のワイヤ26は、本体パイプ11の締付金具14に設けられた締付金具開口42を通り、流量調節弁12から延長する流量調節レバー27に接続されている。
図4(b)に示すように、本体パイプ11の上端に設けられた手動操作ハンドル17の操作レバー22を上方に操作すると、ストローク変換部25の調整レバー24に連結された上方のワイヤ26が上方に引っ張られ、本体パイプ11に回動可能に軸支された調整レバー24が、回転軸中心に左方向に回転し、ストローク変換部25の調整レバー24に連結された下方のワイヤ26が下方に押し下げられ、流量調節弁12から延長する流量調節レバー27の先端を下方に押し下げて、肥料パイプ13内に設けられた流量調節弁12を左方向に回転して流路の大きさを変更して、肥料パイプ13内を流下する粉末肥料51の施肥量を調整する。
ストローク変換部25では、調整レバー24を軸支する回転軸の位置の調整、上方のワイヤ26及び下方のワイヤ26と連結する調整レバー24の接続点の位置の調整、あるいは、下方のワイヤ26を接続する流量調節弁12から延長した流量調節レバー27の接続点の位置の調整を行うことにより、操作レバー22の操作量と、流量調節弁12の弁の回転量の大きさの関係を調整することができ、操作レバー22の操作に応じた間隙34の大きさと、間隙34を通過する粉末肥料の施肥量との関係を適正に調整することができる。
図5は、先端円錐部19と流量調節弁12の関係を示す拡大図である。図5(a)は、先端円錐部19が下端から突出し、肥料の注入が停止される状態の拡大図であり、図5(b)は、操作レバー22を上方に操作して、先端円錐部19が下端から後退して、肥料注入用の間隙34が形成され、同時に、流量調節弁12が傾斜して肥料パイプ13からの粉末肥料51の量が調節されて間隙34から注入される状態を示す図である。
図5において、51は粉末肥料を示している。図5(a)では、先端円錐部19に連結された連結棒23が、本体パイプ11内のバネ部32の弾性により下方に付勢され、先端円錐部19が肥料注入弁18から完全に突出して、先端円錐部19の表面と肥料注入弁18の内面が密着して、完全な円錐形状の先端部となる状態を保っている。
この時、流量調節弁12から延長する流量調節レバー27がほぼ水平に維持され、肥料パイプ13内の通路は、流量調節弁12により閉鎖され、粉末肥料51の落下が阻止される。この状態で、本体パイプ11と肥料タンク16を含む施肥装置の把持部21を土中に押し込むことにより、先端円錐部19の表面と肥料注入弁18の表面により、追肥用円錐穴61が形成される。
次いで、先端円錐部19を土中に挿入したまま、図5(b)に示すように、操作レバー22を上方に操作すると、先端円錐部19が下端から後退して、肥料注入用の間隙34が形成され、同時に、流量調節弁12が傾斜して肥料パイプ13からの粉末肥料51が、流量調節弁12と肥料パイプ13との間を通過する。流量調節弁12と肥料パイプ13との間を通過して流量が調節された粉末肥料51は、肥料パイプ13の下端のパイプ湾曲部28、肥料注入弁18の側面の注入弁開口部33を通り、先端円錐部19の表面と肥料注入弁18の内面との間の間隙34を通って、追肥用円錐穴61内に施肥される。
図6は、本発明の施肥装置を用いた施肥の作業のステップを示す図である。図6において、61は追肥用円錐穴、62は円錐穴表面の施肥後の粉末肥料を示している。
図6の第1のステップにおいて、施肥装置の土への挿入を行う。施肥装置の本体パイプ11の上端に形成された手動操作ハンドル17の把持部21を手で持って、施肥装置全体を土中に押し込んで先端円錐部19を土中に挿入し、追肥用円錐穴61を形成する。
図6の第2のステップにおいて、手動操作ハンドル17の把持部21を持った手の指先で、操作レバー22を上方に移動させると、指先の操作量に応じて、先端円錐部19と肥料注入弁18の内面との間の間隙34が形成され、同時に、肥料パイプ13を通る粉末肥料51の量が調節されて、追肥用円錐穴61の表面に、必要な量の粉末肥料51が施肥される。
本発明では、施肥装置の把持部21を手で持って円錐先端部19を土中に押し込む第1のステップと、指先で操作レバー22を引き上げる第2のステップの2つの操作のみで、粉末肥料51の施肥作業を行うことができ、追肥作業の作業負担を大幅に軽減することができる。
本発明は、図7の従来例1の施肥装置が、第1のステップ(把持部72を両手で持ち、踏み込み部74に足をかけて、先端スコップ部73を地中に挿入)、第2のステップ(把持部72を前方に押し倒して施肥用の穴を形成)、第3のステップ(把持部72を手前に引いて施肥用の穴を開く)、第4ステップ(肥料用ボタン77を下方に押して粉末肥料を注入)を多くのステップを要するのと比較して、農業従事者の作業負担を大幅に軽減でき、追肥作業を効率的に行うことができる。
また、本発明は、図8の従来例2の施肥装置が、第1のステップ(支柱部81の先端を土掻き揚げ部83で閉じ踏み込み部85に足をかけて、支柱部81の先端を地中に挿入)、第2のステップ(支柱部81全体を上方に引き抜く)、3のステップ(支柱部81全体を上方に引き抜きながら、レバー部82を下方に操作して、支柱部81の先端の土掻き揚げ部83を開く)、第4のステップ(背負式の肥料タンク87のホース先端の受け皿部86はスライド式筒部88のスライド量を調整して注入)の多くのステップを要するのと比較して、農業従事者の作業負担を大幅に軽減でき、追肥作業を効率的に行うことができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分りやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、実施例の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施例の構成に他の構成を加えることも可能である。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
11 本体パイプ
12 流量調節弁
13 肥料パイプ
14 締付金具
15 肥料ホース
16 肥料タンク
17 手動操作ハンドル
18 肥料注入弁
19 先端円錐部
21 把持部
22 操作レバー
23 連結棒
24 調整レバー
25 ストローク変換部
26 ワイヤ
27 流量調節レバー
28 パイプ湾曲部
31 上部開口部
32 バネ部
33 注入弁開口部
34 間隙
35 ワイヤ連結部
41 ワイヤ用開口部
42 締付金具開口
51 粉末肥料
61 追肥用円錐穴
62 円錐穴表面の施肥後の粉末肥料
71 本体部
72 把持部
73 先端スコップ部
74 踏み込み部
75 肥料タンク
76 肥料ホース
77 肥料用ボタン
78 肥料注入口
81 支柱部
82 レバー部
83 土掻き揚げ部
84 連結棒
85 踏み込み部
86 受け皿部
87 肥料タンク
88 スライド式筒部

Claims (3)

  1. 本体パイプと、前記本体パイプの下端から突出し、上下方向に移動可能な先端円錐部と、前記本体パイプの上端に形成された手動操作ハンドルと、前記本体パイプに取り付けられた粉末肥料の肥料タンクと、前記肥料タンクに接続された肥料パイプと、前記肥料パイプを通過する前記粉末肥料の施肥量を調節する流量調節弁を備えており、
    前記手動操作ハンドルの操作により、前記先端円錐部と前記本体パイプとの間に前記粉末肥料が通過する間隙が形成され、同時に、前記流量調節弁による前記粉末肥料の施肥量の調節が行われて、前記先端円錐部により形成される追肥用円錐穴の表面に、前記先端円錐部と前記本体パイプとの間の前記間隙を介して、必要量の粉末肥料が施肥されることを特徴とする施肥装置。
  2. 請求項1に記載の施肥装置において、
    前記手動操作ハンドルは、手で把持する把持部と、指先で引き上げ操作する操作レバーとを備えており、前記操作レバーと前記先端円錐部は、前記本体パイプ内で連結棒により連結されており、前記本体パイプ内のバネ部により、前記操作レバーと前記先端円錐部は、前記本体パイプの先端方向に付勢されており、追肥用円錐穴の形成時には、前記先端円錐部の表面と前記本体パイプの先端の内面が密着して、円錐形状の先端部となっていることを特徴とする施肥装置。
  3. 請求項1に記載の施肥装置において、
    前記流量調節弁による前記粉末肥料の施肥量の調節のために、1対のワイヤと調整レバーを備えたストローク変換部を備えており、前記調整レバーに接続された上方のワイヤは、前記本体パイプの側面に設けられたワイヤ開口部を通って前記連結棒に接続され、前記調整レバーに接続された下方のワイヤは、前記流量調節弁から延長された流量調節レバーに接続されており、前記操作レバーの操作量と前記流量調節弁による前記粉末肥料の施肥量とを調節可能であることを特徴とする施肥装置。
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