JP2014228975A - 検索装置、検索方法および検索プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
実施形態の説明で用いる記号を下表に示す。なお、実施形態の説明では、行列をボールド体のラテン大文字、ベクトルをボールド体のラテン小文字で表記する。
実施形態の説明に先立ち、従来技術について説明する。従来技術では、PageRankと同様に、ランダムサーファモデルに基づき、Jehらによって提案されたPPRをノードの類似度として計算し、グラフ全体におけるノードの類似度をユーザごとに個別化する(非特許文献1参照)。すなわち、ユーザごとにノードを任意に設定し、設定されたノードの優先度に基づいてノードの重要度を計算する。ここで、ユーザごとに設定されたノードを問い合わせノードとすると、各ノードの重要度は、問い合わせノードに対する類似度であると捉えることができる。問い合わせノードは、検索対象のノードである。なお、RWRは、PPRにおいて単独のノードのみが問い合わせノードとして設定された場合に該当する。
をN×1(N行1列、Nは自然数)であるPPRのスコアを示すベクトル(以下、PPRのスコアベクトルと呼ぶ)とすると、ノードu(u∈V)のスコアs[u]は、PPRのスコアベクトルのu番目の要素に該当する。
は、列の合計が1になるように正規化されたグラフの隣接行列であり、その要素W[u,v](u,v∈V)は、ノードvからノードuへランダムウォークが遷移する確率となる。PPRのスコアベクトルは、以下の式(1)を再帰的に計算することによって得る。
は、問い合わせノードのベクトルであり、そのu番目の値q[u]は、問い合わせノードとしての優先度に対応する。なお、ノードuが問い合わせノードでなければq[u]=0である。問い合わせノードの優先度に対応するq[u]の合計は、1になるように正規化されている。
しかし、式(1)により再帰的に計算を行う上述の従来技術の手法は、上位k個のノード検索をおこなうことには適切ではない。それは、従来技術の手法では、式(1)による各繰り返し計算において、全てのノードのスコアを更新することを要するためである。さらに、従来技術の手法では、正確なノードのスコアに基づくランキングで上位k個のノードを検索するために、ノードのスコアが収束するまで、式(1)による繰り返し計算をおこなうことを要する。しかし、アプリケーションにおいては、ランキングが重要であり、ノードのスコアは必ずしも重要ではない。このため、従来技術の手法は、必ずしも重要ではないノードのスコアを含む繰り返し計算のためにO((N+M)・T)の計算コストを要するため、大規模なグラフに対して高速にノード検索をおこなうことが難しい。なお、O(*)は、ランダウの記号である。
(実施形態の概要)
以下に説明する実施形態は、上述の従来技術の問題点を解決するものである。上述したように、従来技術の手法は、定常状態における確率を計算することを要し、再帰的にグラフ全体を用いてノードのスコアを計算するため、高い計算コストとなる。その一方、実施形態は、上位k個のノードを高速に求めるため、選択されたノードに対してのみ、式(1)により再帰的にPPRのスコアベクトルの推定値を更新する。
(ノードの類似度の計算方法)
実施形態は、ノードの類似度の推定値を求めるために、問い合わせノードの1つから開始してノードuに到達する長さがi(i=0,1,2,・・・、(非負整数))のランダムウォークの確率pi[u]を用いる。このランダムウォークにおいては、一定確率(1―c)で問い合わせノードに遷移することはない。ここで、N×1のベクトル
を、u番目の要素がPi[u]に対応するベクトルとする。
は、隣接行列のi乗から、
と計算することができる。ここで、明らかに
であるため、長さiのランダムウォークの確率
は、
から、以下の式(2)のように逐次的に計算できる。
と計算される。ここで、ノードの類似度の上限値を計算するためにWmax[u]を導入する。Wmax[u]は、ノードuと接続するエッジの最大の重みである。すなわち、Wmax[u]=max{W[u,v]:v∈V}である。
実施形態は、問い合わせ対象のグラフGの部分グラフGiを繰り返し計算の中で動的に構築し、ランダムウォークの確率pi[u]を高速に計算する。そして、実施形態は、選択ノードSに対するノードの類似度の下限値および上限値を、ランダムウォークの確率pi[u]を用いて計算する。以下では、部分グラフGiを構築する際のノードの選択方法について述べる。
と
の間にあるノードvが存在しないノードu(u≠v)は、決定ノードとなる。すなわち、下限値または上限値が、
と
の間にノードが存在すれば、ノードuは、決定ノードとならない。
実施形態は、ノードの類似度の推定値の算出に不必要なノードとエッジを除外し、高速に推定値を更新する。まず、部分グラフの定義およびその性質を説明する。そして、各繰り返し計算において逐次的に部分グラフを更新する方法を説明する。定義1および定義2から、ノードの類似度の推定値の下限値および上限値は、式(2)で与えられるランダムウォークの確率を用いて計算できる。このため、実施形態は、ランダムウォークの確率を高速に計算するために、部分グラフを構築する。実施形態は、部分グラフを構築するために、問い合わせノードからのホップ数がi以内であるノード集合Hiを用いる。集合Hiは、問い合わせノードからのホップ数がiより大きくなるノードは含まれない。i番目の繰り返し計算における部分グラフGiを、ノード集合Hiを用いて、以下のように定義する。
である。また、eiは、ノード集合hiとノード集合Hiの各ノード間のエッジの集合である。すなわち、Hi=Hi−1+hiであるため、ei={(u,v)∈E:u∈hi,v∈Hi−1 or u∈Hi−1,v∈hi or u∈hi,v∈Hi}である。なお、hiとeiは、問い合わせ対象のグラフG全体に対して問い合わせノードをルートノードとし、1回だけ幅優先探索をおこなえば得ることができる。そのため、ノード集合hiとエッジ集合eiは、O(N+M)の計算コストで得られる。ノード集合hiとエッジ集合eiの性質について、以下の補助定理11を示す。
を、
とすると、
であり、
であるため、グラフ
を逐次的に構築することができる。すなわち、グラフ
は、グラフGi−1に、問い合わせノードからiホップだけ離れたノードおよび当該のノードに接続されるエッジを加算することで得られる。
であり、ノード集合Hiとエッジ集合eiは、選択ノード集合Siへのパスではないノードとエッジを含むため、幅優先探索によりグラフ
における選択ノード集合Siへのパスを幅優先探索で求めることで、部分グラフGiを計算できる。
(検索装置の構成)
図1は、検索装置の構成を示すブロック図である。実施形態にかかる検索装置100は、ノード検索の問い合わせに用いるグラフGと、スケーリングパラメータcと、問い合わせノードQと、解ノードの個数kを入力とし、ノードの類似度の降順でソートされたk個の解ノードAを出力する。問い合わせノードは、検索対象のノードである。図1に示すように、検索装置100は、部分グラフ構築部110、ランダムウォーク確率計算部120、推定値計算部130、候補ノード計算部140、決定ノード計算部150、選択ノード計算部160を有する。
図2は、部分グラフ構築部を示すブロック図である。実施形態にかかる検索装置100の部分グラフ構築部110は、初期グラフ構築部111、候補グラフ構築部112、部分グラフ構築部113を有する。初期グラフ構築部111は、問い合わせに用いるグラフGと、繰り返し番号i=0と、問い合わせノードQを入力とし、部分グラフG0を初期値として出力する。候補グラフ構築部112は、繰り返し番号kと、更新前つまり式(1)によるi回目の繰り返し計算前の部分グラフGi−1と、選択ノードSを入力とし、更新後つまり式(1)によるi回目の繰り返し計算後の部分グラフGiの候補を出力する。部分グラフ構築部113は、選択ノードSと、部分グラフGiの候補を入力とし、更新後の部分グラフGiを出力する。
図3は、検索処理を示すフローチャートである。図3に示す検索処理における繰り返し計算回数を示すiの初期値は、0である。まず、検索装置100の部分グラフ構築部110は、問い合わせ対象のグラフG、スケーリングパラメータc、解ノード個数k、問い合わせノードQの入力を受け付ける(ステップS11)。続いて、検索装置100の部分グラフ構築部110は、定義6の式(27)、式(28)に基づき、i回目の繰り返し計算における問い合わせ対象のグラフGの部分グラフGiを計算する処理をおこなう(ステップS12)。ステップS12の処理の詳細は、図4を参照して後述する。
図4は、部分グラフ計算処理を示すフローチャートである。部分グラフ計算処理は、図3に示すステップS12の詳細処理を示す。部分グラフ計算処理は、補助定理11に基づき実行される。まず、部分グラフ構築部110の初期グラフ構築部111および候補グラフ構築部112は、繰り返し番号i、変更前の部分グラフGi−1、ノード集合hi、エッジ集合ei、選択ノードSiの入力を受け付ける(ステップS12a)。すなわち、ステップS12aで繰り返し番号i=0である場合は、部分グラフ構築部110の初期グラフ構築部111は、繰り返し番号i=0、ノード集合h0としての問い合わせノード集合Qの入力を受け付ける。一方、ステップS12aで繰り返し番号i≠0である場合は、部分グラフ構築部110の初期グラフ構築部111は、繰り返し番号i、変更前の部分グラフGi−1、ノード集合hi、エッジ集合ei、選択ノードSiの入力を受け付ける。
図5は、検索アルゴリズムを示す図である。図5に示す検索アルゴリズムは、図3に示す検索処理を示すフローチャートに対応する。図5は、部分グラフを用いた検索アルゴリズムを示す。まず、選択ノード集合を初期化し(図5の第2行目)、部分グラフを計算する(図5の第7〜第8行目)。そして、部分グラフに含まれるノードに対してランダムウォークの確率を計算する(図5の第9〜第11行目)。これは、補助定理10のとおり、ランダムウォークの確率が、ノードの類似度の推定値の計算に必要だからである。
図6は、部分グラフ構築アルゴリズムを示す図である。図6に示す部分グラフ構築アルゴリズムは、図4に示す部分グラフ計算処理を示すフローチャートに対応する。i=0ならば、部分グラフ構築アルゴリズムは、ノードとエッジ集合をそれぞれV0=Q and E0={(u,v)∈ E:u∈Q,v∈Q}に初期化する(図6の第2〜第3行目)。これは、式(22)および式(27)から、V0=H0∩R0=Q∩V=Qだからである。もし、V0=H0∩R0=Q∩V=Qでなければ、更新前のグラフGからグラフ
を逐次的に計算する(図6の第5〜第7行目)。そして、集合ViとEiをグラフ
から幅優先探索を用いて計算する(図6の第8〜第9行目)。部分グラフ構築アルゴリズムに見られるように、部分グラフGiは、問い合わせ対象のグラフG全体を用いることなく計算できる。
以上の実施形態によれば、上位k個のノードを高速に求めるため、選択されたノードに対してのみ、式(1)により再帰的にPPRのスコアベクトルの推定値を更新する。すなわち、実施形態は、上位k個のノード検索において、全てのノードについての式(1)による繰り返し計算を回避し、ノードの類似度の推定値を高速に更新するため、高速なノード検索処理が可能になる。
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散および統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散または統合して構成することができる。
また、実施形態において説明した検索装置100のCPUなどの制御装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、制御装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述した検索プログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータが検索プログラムを実行することにより、実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、検索プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、記録媒体に記録された検索プログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより実施形態と同様の処理を実現できる。以下に、図1および図2に示した検索装置100と同様の機能を実現するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
110 部分グラフ構築部
111 初期グラフ構築部
112 候補グラフ構築部
113 部分グラフ構築部
120 ランダムウォーク確率計算部
130 推定値計算部
140 候補ノード計算部
150 決定ノード計算部
160 選択ノード計算部
Claims (5)
- コンピュータネットワークを形成する機器をノードとし、前記機器間の接続をエッジとする前記コンピュータネットワークのグラフを、問い合わせノードおよび前記問い合わせノードに対する解ノードの個数を示すk(kは前記ノードの数を超えない正整数)の入力を受け付けて検索し、前記問い合わせノードに対応する前記k個の解ノードを出力する検索装置であって、
非負整数であるiについて、前記グラフが含むノードおよびエッジのうち、前記問い合わせノードからのホップ数が前記iホップ以内かつ前記問い合わせノードに到達可能なノードおよび当該ノード間を接続するエッジに基づいて前記グラフの前記i番目の部分グラフを構築する部分グラフ構築部と、
前記部分グラフ構築部が構築した前記部分グラフが含む全てのノードごとに、当該ノードから当該ノードとエッジで接続される隣接ノードへランダムウォークで遷移する確率を計算する確率計算部と、
選択ノードの集合が含む全てのノードについて、前記確率計算部が算出した当該ノードに対応する前記確率に基づいて前記問い合わせノードとのノードの類似度の推定値を計算する推定値計算部と、
前記部分グラフ構築部が構築した前記部分グラフが含むノードのうち、前記問い合わせノードとの類似度が所定値より大となる可能性がある候補ノードの集合を計算する候補ノード計算部と、
前記候補ノード計算部が計算した前記候補ノードの集合の要素数が前記kと等しいか否かを判定し、前記候補ノードの集合の要素数が前記kと等しい場合には前記候補ノードの要素について前記問い合わせノードとの類似度の降順による順序が決定する要素の集合を決定ノードの集合と計算し、前記候補ノードの集合の要素数が前記kと異なる場合に前記決定ノードの集合を空集合と計算する決定ノード計算部と、
前記候補ノード計算部が計算した前記候補ノードの集合と、前記決定ノード計算部が計算した前記決定ノードの集合とから前記i+1番目の選択ノードの集合を計算する選択ノード計算部と、
前記選択ノード計算部が計算した前記選択ノードの集合の要素数が0と等しいか否かを判定し、前記選択ノードの集合の要素数が0と等しい場合には前記決定ノード計算部が計算した前記決定ノードの集合の前記k個のノードを当該各ノードに対応する前記推定値算出部が算出した前記推定値の降順に並び替えて前記推定値が上位の前記k個である解ノードに設定し、前記選択ノードの集合の要素数が0と異なる場合には前記iを+1インクリメントした非負整数をあらたな前記iとして前記部分グラフ構築部に前記グラフのあらたな前記i番目の部分グラフを構築させる解ノード設定部と、
前記解ノード設定部が設定した前記解ノードを出力する出力部と
を有し、
前記選択ノードは、前記iが0である場合には前記グラフが含む全てのノードの集合であり、前記iが1以上である場合には前記選択ノード計算部が前記iについて計算した前記i番目の選択ノードの集合であり、
前記解ノード設定部が前記部分グラフ構築部に前記グラフのあらたな前記i番目の部分グラフを構築させる場合は、あらたな前記iについて、前記部分グラフ構築部、前記確率計算部、前記推定値計算部、前記候補ノード計算部、前記決定ノード計算部、前記選択ノード計算部、前記解ノード設定部が各処理を再度、順次実行する
ことを特徴とする検索装置。 - さらに、
前記部分グラフ構築部は、
前記iが0と等しい場合に、前記グラフと、前記問い合わせノードとから、前記i=0に対応する前記部分グラフの初期グラフを構築する初期グラフ構築部と、
前記iが1以上の非負整数である場合に、前記i−1に対応する更新前の部分グラフと、前記iに対応する前記選択ノードとから構築される前記iに対応する更新後の部分グラフの候補を出力する候補グラフ構築部と、
前記iに対応する前記選択ノードと、前記候補グラフ構築部が構築した前記iに対応する更新後の部分グラフの候補から、前記iに対応する更新後の部分グラフを構築する部分グラフ構築部と
を有することを特徴とする請求項1に記載の検索装置。 - コンピュータネットワークを形成する機器をノードとし、前記機器間の接続をエッジとする前記コンピュータネットワークのグラフを、問い合わせノードおよび前記問い合わせノードに対する解ノードの個数を示すk(kは前記ノードの数を超えない正整数)の入力を受け付けて検索し、前記問い合わせノードに対応する前記k個の解ノードを出力する検索装置で実行される検索方法であって、
非負整数であるiについて、前記グラフが含むノードおよびエッジのうち、前記問い合わせノードからのホップ数が前記iホップ以内かつ前記問い合わせノードに到達可能なノードおよび当該ノード間を接続するエッジに基づいて前記グラフの前記i番目の部分グラフを構築する部分グラフ構築工程と、
前記部分グラフ構築工程が構築した前記部分グラフが含む全てのノードごとに、当該ノードから当該ノードとエッジで接続される隣接ノードへランダムウォークで遷移する確率を計算する確率計算工程と、
選択ノードの集合が含む全てのノードについて、前記確率計算工程が算出した当該ノードに対応する前記確率に基づいて前記問い合わせノードとのノードの類似度の推定値を計算する推定値計算工程と、
前記部分グラフ構築工程が構築した前記部分グラフが含むノードのうち、前記問い合わせノードとの類似度が所定値より大となる可能性がある候補ノードの集合を計算する候補ノード計算工程と、
前記候補ノード計算工程が計算した前記候補ノードの集合の要素数が前記kと等しいか否かを判定し、前記候補ノードの集合の要素数が前記kと等しい場合には前記候補ノードの要素について前記問い合わせノードとの類似度の降順による順序が決定する要素の集合を決定ノードの集合と計算し、前記候補ノードの集合の要素数が前記kと異なる場合に前記決定ノードの集合を空集合と計算する決定ノード計算工程と、
前記候補ノード計算工程が計算した前記候補ノードの集合と、前記決定ノード計算工程が計算した前記決定ノードの集合とから前記i+1番目の選択ノードの集合を計算する選択ノード計算工程と、
前記選択ノード計算工程が計算した前記選択ノードの集合の要素数が0と等しいか否かを判定し、前記選択ノードの集合の要素数が0と等しい場合には前記決定ノード計算工程が計算した前記決定ノードの集合の前記k個のノードを当該各ノードに対応する前記推定値算出工程が算出した前記推定値の降順に並び替えて前記推定値が上位の前記k個である解ノードに設定し、前記選択ノードの集合の要素数が0と異なる場合には前記iを+1インクリメントした非負整数をあらたな前記iとして前記部分グラフ構築工程に前記グラフのあらたな前記i番目の部分グラフを構築させる解ノード設定工程と、
前記解ノード設定工程が設定した前記解ノードを出力する出力工程と
を含み、
前記選択ノードは、前記iが0である場合には前記グラフが含む全てのノードの集合であり、前記iが1以上である場合には前記選択ノード計算工程が前記iについて計算した前記i番目の選択ノードの集合であり、
前記解ノード設定工程が前記部分グラフ構築工程に前記グラフのあらたな前記i番目の部分グラフを構築させる場合は、あらたな前記iについて、前記部分グラフ構築工程、前記確率計算工程、前記推定値計算工程、前記候補ノード計算工程、前記決定ノード計算工程、前記選択ノード計算工程、前記解ノード設定工程が各処理を再度、順次実行する
ことを特徴とする検索方法。 - さらに、
前記部分グラフ構築工程は、
前記iが0と等しい場合に、前記グラフと、前記問い合わせノードとから、前記i=0に対応する前記部分グラフの初期グラフを構築する初期グラフ構築工程と、
前記iが1以上の非負整数である場合に、前記i−1に対応する更新前の部分グラフと、前記iに対応する前記選択ノードとから構築される前記iに対応する更新後の部分グラフの候補を出力する候補グラフ構築工程と、
前記iに対応する前記選択ノードと、前記候補グラフ構築工程が構築した前記iに対応する更新後の部分グラフの候補から、前記iに対応する更新後の部分グラフを構築する部分グラフ構築工程と
を含むことを特徴とする請求項3に記載の検索方法。 - コンピュータを、
請求項1または2に記載の検索装置として機能させるための検索プログラム。
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