JP2014228650A - Lens driving device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えばカメラ付き携帯機器に搭載されるレンズ駆動装置に関する。 The present invention relates to a lens driving device mounted on a mobile device with a camera, for example.
近年、携帯電話に代表される携帯機器にカメラ機構が搭載されているのは一般的となってきた。そして、この小型の携帯機器に搭載されるカメラ機構の主要部品であるレンズ駆動装置には、小型化の要求に加え、精度良くレンズ体を駆動させるという要求が高まってきた。この2つの要求を満たすべきレンズ駆動装置として、レンズホルダを駆動するための磁気回路をレンズホルダの四方に設けたものが良く知られている。 In recent years, it has become common for camera devices to be mounted on portable devices typified by mobile phones. In addition to the demand for downsizing, the lens driving device, which is the main part of the camera mechanism mounted on this small portable device, has been increasingly demanded to drive the lens body with high accuracy. As a lens driving device that should satisfy these two requirements, a device in which a magnetic circuit for driving the lens holder is provided on all four sides of the lens holder is well known.
上述したレンズ駆動装置として、特許文献1(従来例)では、図21及び図22に示すようなレンズ駆動装置900が提案されている。図21は、従来例のレンズ駆動装置900を説明する分解斜視図である。図22は、従来例のレンズ駆動装置900を説明する図であって、図22(a)は、外観を示す斜視図であり、図22(b)は、図22(a)に示すZ2側から見た底面図で、ベース部材901、レンズ保持体(レンズ保持部材)903、コイル904、下側板ばね906及びスペーサ部材909を省略した図である。
As the lens driving device described above, Patent Document 1 (conventional example) proposes a
図21及び図22(a)に示すレンズ駆動装置900は、金属板部材を埋設したベース部材901と、図示しないレンズ体を保持可能なレンズ保持体903と、金属線材が巻回されたコイル904と、4つの磁石905と、レンズ保持体903の下方(図21に示すZ2側)に配設された下側板ばね(弾性部材)906と、レンズ保持体903の上方(図21に示すZ1側)に配設された上側板ばね(弾性部材)907と、金属板材からなるヨーク908と、環状に形成されたスペーサ部材909と、を備えて構成されている。
The
そして、レンズ駆動装置900は、図示しないレンズ体をレンズ保持体903に保持し、図示しない撮像素子を実装した基板上に取り付けられ、撮像素子に対して、レンズ体に保持されたレンズを光軸方向(図22(a)に示すZ方向)に駆動させ、焦点距離を調整することができる。その際には、ヨーク908の四隅に配置された4つの磁石905(図22(b)を参照)とコイル904とヨーク908とで磁気回路を形成し、コイル904に通電して生じる電磁力により、レンズ保持体903を光軸方向に沿って移動させている。
The
しかしながら、磁石905とヨーク908の内側面908pとを密着させるために、図22(b)に示すように、ヨーク908の四隅の角部で磁石905との間にギャップGPを設けている。このため、このギャップGPの部分の磁界の流れが滞るのに伴って磁気ロスが発生し、磁気回路における磁束密度が低くなり、レンズ保持体903を駆動させる推力が弱くなる。今後、適用される製品の小型化が益々推し進められる中で、レンズ駆動装置の小型化を図りつつ、少しでもこの推力を確保しなければいけないと言う課題があった。
However, in order to bring the
本発明は、上述した課題を解決するもので、レンズ保持部材を駆動するための推力を向上させたレンズ駆動装置を提供することを目的とする。 The present invention solves the above-described problems, and an object thereof is to provide a lens driving device with improved thrust for driving a lens holding member.
この課題を解決するために、本発明のレンズ駆動装置は、複数の角部を有する筒状の外壁部を有したヨークと、該ヨークの前記複数の角部における内側にそれぞれ配置される複数の磁石と、前記ヨークの内側に配設されレンズ体を保持可能な筒状のレンズ保持部材と、該レンズ保持部材の周囲に環状に巻かれたコイルと、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する弾性部材と、を備えたレンズ駆動装置において、前記角部における前記外壁部と前記磁石との間に隙間を有し、該隙間に磁性体を混入させた接着材が充填されており、前記接着材によって、前記磁石が前記外壁部の内側面に接着固定されていることを特徴としている。 In order to solve this problem, a lens driving device according to the present invention includes a yoke having a cylindrical outer wall portion having a plurality of corner portions, and a plurality of portions disposed inside the plurality of corner portions of the yoke. A magnet, a cylindrical lens holding member disposed inside the yoke and capable of holding the lens body, a coil wound in an annular shape around the lens holding member, and moving the lens holding member in the optical axis direction An elastic member that can be supported, and a gap between the outer wall portion and the magnet in the corner portion, and an adhesive mixed with a magnetic material is filled in the gap. The magnet is adhered and fixed to the inner side surface of the outer wall portion by the adhesive.
これによれば、本発明のレンズ駆動装置は、ヨークの角部における外壁部、隙間、磁石、コイルと流れる磁界の流れ(磁路)において、その隙間の部分の磁界の流れが滞ることがなく、磁気ロスの発生を抑制することができる。このことにより、磁気回路における磁束密度が向上し、レンズ保持部材を駆動するための推力を向上させることができる。 According to this, in the lens driving device of the present invention, in the magnetic field flow (magnetic path) flowing through the outer wall portion, the gap, the magnet, and the coil at the corner of the yoke, the flow of the magnetic field in the gap portion does not stagnate. The occurrence of magnetic loss can be suppressed. As a result, the magnetic flux density in the magnetic circuit is improved, and the thrust for driving the lens holding member can be improved.
また、本発明のレンズ駆動装置は、前記磁性体が鉄の粉体であることを特徴としている。 The lens driving device of the present invention is characterized in that the magnetic body is iron powder.
これによれば、磁性体が透磁率の高い鉄であるので、磁性体を混入させた接着材の層の透磁率が高くなる。このことにより、磁気回路における磁束密度をより向上させ、レンズ保持部材を駆動するための推力をより向上させることができる。 According to this, since the magnetic body is iron having a high magnetic permeability, the magnetic permeability of the adhesive layer mixed with the magnetic body is increased. Thereby, the magnetic flux density in the magnetic circuit can be further improved, and the thrust for driving the lens holding member can be further improved.
また、本発明のレンズ駆動装置は、前記ヨークが、前記外壁部の上端と連続して設けられ開口部を有する天井部と、前記天井部の一部から下方に延設された複数の内ヨークと、を有し、前記内ヨークが、前記コイルを挟んで前記複数の磁石にそれぞれ対向配置されることを特徴としている。 In the lens driving device according to the present invention, the yoke includes a ceiling portion provided continuously with the upper end of the outer wall portion and having an opening, and a plurality of inner yokes extending downward from a part of the ceiling portion. And the inner yoke is disposed opposite to the plurality of magnets with the coil interposed therebetween.
これによれば、内ヨークがコイルを挟んで複数の磁石にそれぞれ対向配置されるので、ヨークの外壁部、磁石、コイル、内ヨーク、天井部と流れる磁界の流れ(磁路)が形成される。このことにより、コイルと交わる磁界の向きが定まり、安定した推力を得ることができ、レンズ保持部材を安定して駆動することができる。 According to this, since the inner yoke is arranged opposite to each of the plurality of magnets with the coil interposed therebetween, a magnetic field flow (magnetic path) that flows between the outer wall portion of the yoke, the magnet, the coil, the inner yoke, and the ceiling portion is formed. . As a result, the direction of the magnetic field intersecting with the coil is determined, a stable thrust can be obtained, and the lens holding member can be driven stably.
本発明のレンズ駆動装置は、ヨークの角部における外壁部、隙間、磁石、コイルと流れる磁界の流れ(磁路)において、その隙間の部分の磁界の流れが滞ることがなく、磁気ロスの発生を抑制することができる。このことにより、磁気回路における磁束密度が向上し、レンズ保持部材を駆動するための推力を向上させることができる。 In the lens driving device of the present invention, in the magnetic field flow (magnetic path) flowing through the outer wall portion, the gap, the magnet, and the coil at the corner portion of the yoke, the magnetic field flow in the gap portion does not stagnate and magnetic loss occurs. Can be suppressed. As a result, the magnetic flux density in the magnetic circuit is improved, and the thrust for driving the lens holding member can be improved.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する分解斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する図であって、図2(a)は、レンズ駆動装置101の斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示すY2側から見た正面図である。図3は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する図であって、図3(a)は、図2(a)に示すZ1側から見た上面図であり、図3(b)は、図2(a)に示すZ2側から見た底面図である。なお、説明を容易にするため、図1の磁石15は、接着材A7が塗布されている状態を示しており、接着材A7は、ハッチングで示している。
[First Embodiment]
FIG. 1 is an exploded perspective view illustrating the
本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101は、図1ないし図3に示すように、レンズ体(図示していない)を保持可能な筒状のレンズ保持部材12と、レンズ保持部材12の周囲に環状に巻かれたコイル13と、複数の角部を有する筒状の外壁部14Aを有したヨーク14と、ヨーク14の内側にそれぞれ配置される複数の磁石15と、レンズ保持部材12を光軸方向へ移動可能に支持する弾性部材16と、を備えて構成される。更に、弾性部材16(16A)の上方に配設されたトップカバー19と、端子7が埋め込まれたベース部材18と、を備えている。また、弾性部材16は、ヨーク14の上部とレンズ保持部材12の上部に固定される上側板ばね16Aと、レンズ保持部材12の下部に固定される2つの下側板ばね(16C、16E)と、を備えて構成される。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
そして、レンズ駆動装置101は、図示しないレンズ体をレンズ保持部材12に保持し、図示しない撮像素子を実装した基板上に取り付けられる。そして、撮像素子に対して、レンズ体に保持されたレンズを光軸方向(図2(a)に示すZ方向)に駆動させて焦点距離を調整するために、電源よりコイル13に通電して、通電で生じる電磁力により、レンズ保持部材12を光軸方向に沿って移動させるものである。
The
次に、各構成部品について説明する。図4は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する斜視図であって、図4(a)は、図2に示す斜視図においてトップカバー19を省略した図であり、図4(b)は、図4(a)に示す斜視図において上側板ばね16Aとヨーク14を省略した図である。図5は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であり、図5(a)は、図3(b)に示す底面図においてベース部材18を省略した底面図であり、図5(b)は、図5(a)に示す底面図において下側板ばね(16C、16E)とレンズ保持部材12を省略した底面図である。図6は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図6(a)は、レンズ保持部材12の斜視図であり、図6(b)は、レンズ保持部材12にコイル13が巻回された斜視図である。図7は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図7(a)は、図2(a)に示すZ2側から見たヨーク14の底面図であり、図7(b)は、図2(a)に示すZ2側から見たヨーク14の斜視図である。図8は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する図であって、図3(a)に示すVIII−VIII線における断面図である。この図8の断面図は、レンズ保持部材12が最も下方(図8に示すZ2方向)に配設された時の状態を示している。図9は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図8に示すP部分の拡大断面図である。なお、説明を容易にするため、図4(b)の磁石15は、接着材A7が塗布されている状態を示しており、接着材A7は、ハッチングで示している。また、図9にも、磁石15とヨーク14の外壁部14Aとの隙間SM及び磁石15とヨーク14の天井部14Bとの間に、接着材A7が充填されている状態を示しており、同様に、接着材A7は、ハッチングで示している。
Next, each component will be described. FIG. 4 is a perspective view illustrating the
レンズ保持部材12は、液晶ポリマー(LCP、Liquid Crystal Polymer)を用い、図1、図4及び図6に示すように、筒状に形成されており、円形の外周面及び内周面を有する筒部12sと、筒部12sの下端(図6に示すZ2側)の外周面から径方向外側に突出した鍔部12vとから構成され、ベース部材18の上方で、ヨーク14の内側に配設されている。また、筒部12sの内周面には、雌ねじ部12nが形成されており、この雌ねじ部12nに図示しないレンズ体が装着されて、保持される。
The
また、図6に示すように、筒部12sの外周面には、コイル13を内側から支持するコイル支持部12jが均等に4箇所設けられ、コイル支持部12jの一端側には、鍔部12vと対向して径方向外側に突出した庇部12hが形成されている。また、庇部12hの更に上方の筒部12sの外周面には、台座部12dが4箇所、対角線上に対向して形成され、この台座部12dと上側板ばね16Aとが接着剤で固定される。
In addition, as shown in FIG. 6,
また、レンズ保持部材12の底面には、図5(a)に示すように、下方(図5(a)の紙面の手前側)に突出する円柱状の凸設部12tが6箇所(12t1、12t2、12t3、12t4、12t5、12t6)設けられ、2つの下側板ばね(16C、16E)と係合している。更に、レンズ保持部材12の底面には、図5(a)に示すように、下方(図5(a)の紙面の手前側)に突出する矩形の突部12fが2箇所(12f1、12f2)設けられているとともに、円柱状の凸部12gが2箇所(12g1、12g2)設けられている。そして、突部12f2と2つの凸部12g(12g1、12g2)とで、3角形になるように配置されている。
Further, as shown in FIG. 5A, the bottom surface of the
コイル13は、図1、図4(b)及び図5(b)に示すように、環状形状で8角形状の角度を有して導線を巻回して形成されている。この8角形状の内で、対向し合う4辺は、円弧状に曲げられて形成され、他の対向する4辺は直線状に形成されている。また、コイル13は、図4(b)及び図6(b)に示すように、レンズ保持部材12の筒部12sの周囲を囲む位置に配設され、コイル支持部12jにより内側から支持された状態で、コイル13の一部が庇部12hと鍔部12vに挟まれるようにして、鍔部12vの上面に固定されている。コイル支持部12jと当接している部分は、直線状の4辺である。そして、コイル13の内周面13pがコイル支持部12jにより等方的にバランス良く支持されるため、コイル13の中心軸とレンズ保持部材12の中心軸とが一致した状態でレンズ保持部材12に保持される。これにより、レンズ保持部材12の雌ねじ部12nにより保持されたレンズの中心軸とレンズ体の光軸とを容易に一致させ易くなる。
As shown in FIG. 1, FIG. 4B and FIG. 5B, the
ヨーク14は、図1ないし図5(図4(b)は除く)、及び図7に示すように、外形が箱状に形成されてケースを構成しており、レンズ保持部材12、コイル13、磁石15、弾性部材16を覆うようにして、それら部材を図7に示す収容部14sに収容している。そして、ヨーク14は、ベース部材18に係合され、ベース部材18と一体化されている。また、ケース状のヨーク14は、図7に示すように、筒状の外壁部14Aと、外壁部14Aの上端(図11に示すZ1側)と連続して設けられた平板状の天井部14Bと、天井部14Bに形成された開口部14kの一部から下方(図2に示すZ2方向)に延設された4つの内ヨーク14Cと、を有して構成されている。
As shown in FIGS. 1 to 5 (excluding FIG. 4 (b)) and FIG. 7, the
また、外壁部14Aは、図3、図5及び図7(a)に示すように、平面視して、矩形状をしており、内ヨーク14Cは、図5(b)及び図7(a)に示すように、平面視して、円弧状に形成され、外壁部14Aの4つの角部に対向するように、等間隔で配設されている。
Further, as shown in FIGS. 3, 5 and 7A, the
また、レンズ駆動装置101が組み立てられた際に、内ヨーク14Cのそれぞれは、レンズ保持部材12の筒部12sの外周面に沿って配設されるとともに、図5(b)、図8及び図9に示すように、コイル13の内周面13pと対向して配設される。更に、内ヨーク14Cのそれぞれは、コイル13を挟んで、磁石15のそれぞれと対向する位置に対向配置されている。なお、ヨーク14を絞り加工で作製する際には、ヨーク14の内ヨーク14Cが円弧状であるので、容易に絞り加工を行うことができる。このため、ヨーク14の内ヨーク14Cの形状及び配設の位置の精度を高めることができる。
Further, when the
磁石15は、図1に示すように、横断面形状が台形形状で、平板状の外形をしており、4つの磁石15(15A、15B、15C、15D)が、図4(b)、図5(b)、図8及び図9に示すように、コイル13の外側に位置するとともに、コイル13を挟んでヨーク14の4つの内ヨーク14Cにそれぞれ対向配置されて、ヨーク14の四隅に等分に配設されている。
As shown in FIG. 1, the
また、磁石15の台形形状における傾斜する2つの外側面15vは、外壁部14Aに沿った形状をしている。このため、レンズ駆動装置101を組み立てる際に、この2つの外側面15vを外壁部14Aの内側面14pに押しあてて、ヨーク14の複数の角部における内側にそれぞれ配置することができ、磁石15の位置決めを容易に行うことができる。
Further, the two inclined
また、レンズ駆動装置101が組み立てられた際に、図5(b)、図8及び図9に示すように、ヨーク14の四隅の角部における外壁部14Aと磁石15との間に隙間SMを有している。そして、この隙間SMに接着材A7が充填されており、この接着材A7によって、磁石15が外壁部14Aの内側面14pに接着固定されている。
Further, when the
ここで用いられる接着材A7は、合成樹脂のマトリックス中に磁性体が分散、混入しているものである。これにより、ヨーク14の角部における外壁部14A、隙間SM、磁石15、コイル13と流れる磁界の流れ(磁路)において、その隙間SMの部分の磁界の流れが滞ることがなく、磁気ロスの発生を抑制することができる。このことにより、磁気回路における磁束密度を向上させることができる。
The adhesive A7 used here is one in which a magnetic material is dispersed and mixed in a synthetic resin matrix. Thereby, in the magnetic field flow (magnetic path) flowing through the
また、本発明の第1実施形態では、磁性体として、鉄の粉体を用いている。これにより、鉄が透磁率の高い材料であるので、磁性体を混入させた接着材A7の層の透磁率が高くなる。このことにより、磁気回路における磁束密度をより向上させることができる。 In the first embodiment of the present invention, iron powder is used as the magnetic material. Thereby, since iron is a material with high magnetic permeability, the magnetic permeability of the layer of the adhesive A7 mixed with the magnetic material is increased. As a result, the magnetic flux density in the magnetic circuit can be further improved.
また、本発明の第1実施形態では、上述したように、ヨーク14には、内ヨーク14Cを有しており、内ヨーク14Cがコイル13を挟んで複数の磁石15にそれぞれ対向配置されている。このため、ヨーク14の外壁部14A、磁石15、コイル13、内ヨーク14C、天井部14Bと流れる磁界の流れ(磁路)が形成される。このことにより、コイル13と交わる磁界の向きが定まり、安定した推力を得ることができる。
In the first embodiment of the present invention, as described above, the
また、ヨーク14に内ヨーク14Cを設けることで、磁気回路における磁束密度を向上させることができ、レンズ保持部材12を駆動するための推力を向上させることができる。一方、同じ推力を得るために磁石15のサイズを大きくする必要がなく、所望の推力が得られるレンズ駆動装置101をより軽くすることができる。
Further, by providing the
次に、他の構成部品について引き続き説明する。図10は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置における弾性部材16を説明する図であって、図10(a)は、図1に示すZ1側から見た上側板ばね16Aの上面図であり、図10(b)は、図1に示すZ1側から見た下側板ばね(16C、16E)の上面図である。図11は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図11(a)は、ベース部材18の斜視図であり、図11(b)は、ベース部材18に下側板ばね(16C、16E)を組み付けた状態の斜視図である。図12は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置におけるトップカバー19を説明する図であって、図12(a)は、図1に示すZ1側から見た上面斜視図であり、図12(b)は、図1に示すZ2側から見た底面斜視図である。
Next, other component parts will be described. FIG. 10 is a diagram illustrating the
弾性部材16は、銅合金からなる板を加工して作製され、図3(a)に示すように、レンズ保持部材12の筒部12sの内周面よりも大径な開口を有し、図1及び図4(a)に示すように、ヨーク14とトップカバー19との間に配設される上側板ばね16Aと、図1及び図11(b)に示すように、レンズ保持部材12とベース部材18との間に配設されベース部材18に載置される2枚の下側板ばね16C及び下側板ばね16Eと、から構成される。そして、レンズ保持部材12と弾性部材16のそれぞれ(16A、16C、16E)が係合され、レンズ保持部材12が光軸方向(図2に示すZ方向)へ移動可能になるように、レンズ保持部材12を空中で支持している。
The
弾性部材16の上側板ばね16Aは、図10(a)に示すように、矩形状をしており、レンズ保持部材12に固定される第1部分16aが4箇所と、ヨーク14側に固定される第2部分16bが4箇所と、第1部分16aと第2部分16bとの間に位置する弾性腕部16pが4箇所と、4箇所の第1部分16aのそれぞれを繋ぎ弾性腕部16pの一端と接続している桟部16dと、4箇所の第2部分16b同士を繋ぐ固定連結部16eと、を有している。
The
この上側板ばね16Aがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図4(a)に示すように、ヨーク14上に載置され、上側板ばね16Aの第2部分16bがヨーク14の角部に当接し、図10(a)に示す第2部分16bの貫通穴16fと図7に示すヨーク14の貫通穴14fとが重なり合うようになる。また、図10(a)に示す上側板ばね16Aの第1部分16aが、レンズ保持部材12の台座部12dに載置されるようになる。そして、上側板ばね16Aの第1部分16aと台座部12dとが接着剤で固定される。
When the
弾性部材16の下側板ばね16Cは、図10(b)に示すように、内側形状が半月形状をしており、レンズ保持部材12と係合される第1部分16hが3箇所と、ベース部材18と係合される第2部分16iが2箇所と、第1部分16hと第2部分16iとの間に位置する弾性腕部16qが2箇所と、3箇所の第1部分16hのそれぞれを繋ぐ第1固定連結部16gと、2箇所の第2部分16iを繋ぐ第2固定連結部16jと、を有している。
As shown in FIG. 10B, the
この下側板ばね16Cがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図5(a)に示すように、レンズ保持部材12の3つの凸設部12t(12t1、12t2、12t3)が、図10(b)に示す第1部分16hの貫通孔16kの3箇所に挿通されて嵌合し、レンズ保持部材12に位置決めされ固定される。また、この凸設部12t(12t1、12t2、12t3)を用いて、熱かしめを行うことにより、より確実に下側板ばね16Cをレンズ保持部材12に固定することができる。
When the
また、下側板ばね16Cがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図10(b)に示す第2部分16iの貫通孔16mの2つは、図11(b)に示すように、ベース部材18の上面に設けられ上方に向けて突出する2つの突設部18t(18t1、18t2)と勘合し、ベース部材18に位置決めされ固定される。
When the
弾性部材16の下側板ばね16Eは、下側板ばね16Cと同様に、図10(b)に示すように、内側形状が半月形状をしており、レンズ保持部材12に固定される第1部分16vが3箇所と、ベース部材18に固定される第2部分16wが2箇所と、第1部分16vと第2部分16wとの間に位置する弾性腕部16rが2箇所と、3箇所の第1部分16vのそれぞれを繋ぐ第1固定連結部16xと、2箇所の第2部分16wを繋ぐ第2固定連結部16yと、を有している。
Similarly to the
この下側板ばね16Eがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図5(a)に示すように、レンズ保持部材12の3つの凸設部12t(12t4、12t5、12t6)が、図10(b)に示す第1部分16vの貫通孔16zの3箇所に挿通されて嵌合し、レンズ保持部材12に位置決めされ固定される。また、下側板ばね16Cと同様に、この凸設部12t(12t4、12t5、12t6)を用いて、熱かしめを行うことにより、より確実に下側板ばね16Cをレンズ保持部材12に固定することができる。
When the
また、下側板ばね16Eがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、下側板ばね16Cと同様に、図10(b)に示す第2部分16wの貫通孔16nの2つは、図11(b)に示すように、ベース部材18の上面に設けられ上方に向けて突出する2つの突設部18t(18t3、18t4)と勘合し、ベース部材18に位置決めされ固定される。
When the
また、下側板ばね16Cと下側板ばね16Eとは、図10(b)に示すように、ほぼ点対称の形状にしており、第1部分16hの3箇所と第1部分16vの3箇所で、レンズ保持部材12に対して均等な位置で接続され、第2部分16iの2箇所と第2部分16wの2箇所で、ベース部材18に対して均等な位置で接続される。これにより、レンズ保持部材12をバランス良く空中で支持しすることができる。
Further, as shown in FIG. 10 (b), the
また、下側板ばね16Cは、図5(a)に示すように、コイル13の一端側と電気的に接続されるとともに(図中に示すCN1の部分)、下側板ばね16Eは、図5(a)に示すように、コイル13の他端側と電気的に接続されている(図中に示すCN2の部分)。なお、コイル13と下側板ばね(16C、16E)との接続は、はんだ等により容易に接続される。また、下側板ばね16Cは、図11(b)に示す貫通孔16sの部分で端子7Cと電気的に接続されるとともに、下側板ばね16Eは、図11(b)に示す貫通孔16tの部分で端子7Eと電気的に接続されている。これにより、この下側板ばね16C及び下側板ばね16Eを介して、コイル13に電流を流すことができる。なお、下側板ばね(16C、16E)と端子7(7C、7E)との接続は、溶接等により容易に接続される。
Further, as shown in FIG. 5A, the
トップカバー19は、図1及び図12に示すように、中央に矩形状の開口19kを有した枠形の形状をしており、図2に示すように、上側板ばね16Aの上方(図2(a)に示すZ1側)に配設されて、ヨーク14の天井部14Bとトップカバー19とで上側板ばね16Aを挟持している。
As shown in FIGS. 1 and 12, the
また、トップカバー19の下面側(図1に示すZ2側の面)には、図12(b)に示すように、下方(図12に示すZ2方向)に向けて突出する凸部19tが4箇所形成されているとともに、トップカバー19の周囲から開口19kにかけて落ち込んだ凹部19rが形成されている。そして、トップカバー19がレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、この4箇所の凸部19tが、前述した図10(a)に示す第2部分16bの貫通穴16fと図7に示すヨーク14の貫通穴14fとに挿通され、トップカバー19がヨーク14に係合されるとともに、上側板ばね16Aを位置決めし固定する。また、この凹部19rにより、上側板ばね16Aの弾性腕部16pの変形を許容し、ひいてはレンズ保持部材12の上方への移動を許容している。
Further, on the lower surface side (the surface on the Z2 side shown in FIG. 1) of the
最後に、ベース部材18について詳細に説明する。図13は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する図であって、図3に示すXIII−XIII線における断面図である。図14は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図13に示すQ部分の拡大断面図である。図15は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する図であって、図3に示すXV−XV線における断面図である。図16は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図15に示すR部分の拡大断面図である。図17は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する図であって、図3に示すXVII−XVII線における断面図である。図18は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図17に示すS部分の拡大断面図である。図19は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置において、ベース部材18にレンズ保持部材12が載置された状態を示した図であって、図19(a)は、図2(a)に示すX1側から見た側面図であり、図19(b)は、図2(a)に示す紙面手前の角部側から見た斜方側面図の一部を拡大した図である。図20は、本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図4(a)に示すT部分の拡大斜視図である。なお、説明を容易にするため、図4(a)におけるヨーク14は省略している。
Finally, the
ベース部材18は、レンズ保持部材12と同じ液晶ポリマー(LCP、Liquid Crystal Polymer)からなり、図1及び図11(a)に示すように、外形が矩形の板状形状の基部18bと、基部18bの中央に形成された円形の開口18kと、を有して構成されている。
The
また、ベース部材18の基部18bから上方(図11(a)のZ1方向)に延出して形成された台部18dを有している。この台部18dは、ヨーク14の収容部14sに収容されて、台部18dの外周側面18pとヨーク14の内側面14pとが当接するようになる。これにより、ヨーク14とベース部材18との位置決めが行われる。
Moreover, it has the
また、台部18dの上面には、上方に向けて突出する4つの突設部18t(18t1、18t2、18t3、18t4)が4隅に設けられているとともに、上方(図11(a)のZ1方向)に突出する角柱状の突部18fが対向して2箇所(18f1、18f2)設けられている。また、円柱状の凸部18gが対向して2箇所(18g1、18g2)設けられているとともに、上方(図11(a)のZ1方向)に突出する凸設部18hが対向して2箇所(18h1、18h2)設けられている。そして、図11に示すように、突部18f2と2つの凸部18g(18g1、18g2)とで、3角形配置になるように配設されているとともに、突部18f1と2つの凸設部18h(18h1、18h2)とで、3角形配置になるように配設されている。
Further, on the upper surface of the
そして、光軸方向へ移動可能なレンズ保持部材12が最も下方(図13に示すZ2方向)に保持された際には、図13ないし図16に示すように、このベース部材18の突部18f2と2つの凸部18g(18g1、18g2)の3箇所と、レンズ保持部材12の突部12f2と2つの凸部12g(12g1、12g2)の3箇所とが、当接するようになる。これにより、ベース部材18が、レンズ保持部材12を3点でバランス良く支えることとなり、レンズ駆動装置101が落下等で衝撃を受けたとしても、その衝撃をバランス良く受けることができる。
When the
更に、ベース部材18にレンズ保持部材12が載置された際に、図15及び図17ないし図19に示すように、ベース部材18の突部18f1とレンズ保持部材12の突部12f1とがギャップGPを有して対向するとともに、ベース部材18の2つの凸設部18h(18h1、18h2)とレンズ保持部材12の底部12p(図5(a)に示す)とがギャップGPを有して対向している。これにより、レンズ駆動装置101が落下等で衝撃を受けて、ベース部材18の突部18f2と2つの凸部18g(18g1、18g2)の3箇所で支えきれなくなっても、このベース部材18の突部18f1と2つの凸設部18h(18h1、18h2)の3点で、レンズ保持部材12をバランス良く支えることとなり、その衝撃をバランス良く受けることができる。
Further, when the
また、ベース部材18には、図1及び図11に示すように、銅や鉄若しくはそれらを主成分とした合金等の材質を用いた金属板からなる端子7が、インサート成形されて埋め込まれており(図13を参照)、電気的に絶縁された2つの端子7(端子7C及び端子7E)のそれぞれは、図示していない撮像素子を実装した基板と電気的に接続され、電力を供給できるようになっている。そして、端子7の一方の端子7Cは、下側板ばね16Cと電気的に接続されるとともに、端子7の他方の端子7Eは、下側板ばね16Eと電気的に接続されており、この端子7C及び端子7Eから、下側板ばね16C及び下側板ばね16Eを介して、コイル13に電流を流すことができる。
Further, as shown in FIGS. 1 and 11, a
また、ベース部材18には、図1及び図11に示すように、銅や鉄若しくはそれらを主成分とした合金等の材質を用いた金属板からなる接続部材57が、端子7と同様に、インサート成形されて埋め込まれており(図15ないし図18を参照)、接続部材57の一部は、図2ないし図4に示すように、四隅に一部を露出している。そして、ヨーク14の外壁部14Aの内側面14pとベース部材18の外周側面18pが組み合わさって位置決めされた後に、ベース部材18の接続部材57とヨーク14の四隅とのつなぎ目部分を4箇所溶接して、ヨーク14をベース部材18に固定している。これにより、ヨーク14は、ベース部材18と一体化される。また、ヨーク14は、グラウンドに接地される。
Further, as shown in FIGS. 1 and 11, the
また、本発明の第1実施形態では、図19及び図20に示すように、ベース部材18の対向する端部側(図11に示すY1側とY2側)には、傾斜部18sが2箇所形成されている。但し、図20では、Y1側の傾斜部18sは紙面の後ろ側になり、図示されていない。この傾斜部18sを設けたことにより、図7に示すヨーク14の開放側に形成された外壁部14Aの端部14tが優先して傾斜部18sに当接するようになる。このことにより、ヨーク14の内側面14pが台部18dの外周側面18pの所望しない場所に当たってずれることを防止でき、位置決め精度を向上させることができる。
Moreover, in 1st Embodiment of this invention, as shown in FIG.19 and FIG.20, two
以上のように構成されたレンズ駆動装置101は、図12に示すトップカバー19に上側板ばね16Aとヨーク14を組み付けた後、レンズ保持部材12、コイル13、磁石15、及び下側板ばね(16C、16E)を、順次、図7に示すヨーク14の収容部14sに収容するようにしている。更に、ベース部材18をヨーク14に組み付けてヨーク14と一体化して、組み立てられている。
In the
以上のように構成された本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101における、効果について、以下に説明する。
The effects of the
本発明の第1実施形態のレンズ駆動装置101は、ヨーク14の角部における外壁部14Aと磁石15との間に位置する隙間SMに、磁性体を混ぜ込んだ接着材A7が充填される。このため、ヨーク14の角部における外壁部14A、隙間SM、磁石15、コイル13と流れる磁界の流れ(磁路)において、その隙間SMの部分の磁界の流れが滞ることがなく、磁気ロスの発生を抑制することができる。このことにより、磁気回路における磁束密度が向上し、レンズ保持部材12を駆動するための推力を向上させることができる。
In the
また、磁性体が透磁率の高い鉄であるので、磁性体を混入させた接着材A7の層の透磁率が高くなる。このことにより、磁気回路における磁束密度をより向上させ、レンズ保持部材12を駆動するための推力をより向上させることができる。
In addition, since the magnetic material is iron with high magnetic permeability, the magnetic permeability of the layer of the adhesive A7 mixed with the magnetic material is increased. Thereby, the magnetic flux density in the magnetic circuit can be further improved, and the thrust for driving the
また、内ヨーク14Cがコイル13を挟んで複数の磁石15にそれぞれ対向配置されているので、ヨーク14の外壁部14A、磁石15、コイル13、内ヨーク14C、天井部14Bと流れる磁界の流れ(磁路)が形成される。このことにより、コイル13と交わる磁界の向きが定まり、安定した推力を得ることができ、レンズ保持部材12を安定して駆動することができる。
Further, since the
また、ベース部材18の突部18f1とレンズ保持部材12の突部12f1とが隙間を有して対向するとともに、ベース部材18の2つの凸設部18h(18h1、18h2)とレンズ保持部材12の底部12pとが隙間を有して対向している。これにより、レンズ駆動装置101が落下等で衝撃を受けて、ベース部材18の突部18f2と2つの凸部18g(18g1、18g2)の3箇所で支えきれなくなっても、このベース部材18の突部18f1と2つの凸設部18h(18h1、18h2)の3点で、レンズ保持部材12をバランス良く支えることとなり、その衝撃をバランス良く受けることができる。
Further, the
ベース部材18の対向する端部側には、傾斜部18sが2箇所形成されているので、ヨーク14の開放側に形成された外壁部14Aの端部14tが優先して傾斜部18sに当接するようになる。このことにより、ヨーク14の内側面14pが台部18dの外周側面18pの所望しない場所に当たってずれることを防止でき、位置決め精度を向上させることができる。
Since two
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。 In addition, this invention is not limited to the said embodiment, For example, it can deform | transform and implement as follows, These embodiments also belong to the technical scope of this invention.
<変形例1>
上記第1実施形態では、磁性体として鉄の粉体を好適に用いたが、鉄の粉体に限らず、磁性を有した磁性粉を用いても良い。
<Modification 1>
In the first embodiment, iron powder is suitably used as the magnetic material, but not only iron powder but also magnetic powder having magnetism may be used.
<変形例2>
上記第1実施形態では、トップカバー19を用いて、上側板ばね16Aをヨーク14に固定するようにしたが、この構成に限らす、例えばヨーク14と磁石15との間に上側板ばね16Aを配設し、接着材A7で上側板ばね16Aをヨーク14に固定するようにしても良い。
<Modification 2>
In the first embodiment, the
<変形例3>
上記第1実施形態では、矩形状のヨーク14を用いて構成したが、矩形状に限らず、例えば8角形等の多角形で構成しても良い。
<Modification 3>
In the said 1st Embodiment, although comprised using the rectangular-shaped
<変形例4>
上記第1実施形態では、弾性部材16として、上側板ばね16A及び下側板ばね(16C、16E)を用いて構成したが、レンズ保持部材12を光軸方向へ移動可能に支持する部材であれば、これに限らず、他の部材で構成しても良い。
<
In the first embodiment, the
本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することが可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be modified as appropriate without departing from the scope of the object of the present invention.
12 レンズ保持部材
13 コイル
14 ヨーク
14A 外壁部
14B 天井部
14C 内ヨーク
14k 開口部
15、15A、15B、15C、15D 磁石
16 弾性部材
A7 接着材
SM 隙間
101 レンズ駆動装置
DESCRIPTION OF
Claims (3)
該ヨークの前記複数の角部における内側にそれぞれ配置される複数の磁石と、
前記ヨークの内側に配設されレンズ体を保持可能な筒状のレンズ保持部材と、
該レンズ保持部材の周囲に環状に巻かれたコイルと、
前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する弾性部材と、を備えたレンズ駆動装置において、
前記角部における前記外壁部と前記磁石との間に隙間を有し、
該隙間に磁性体を混入させた接着材が充填されており、前記接着材によって、前記磁石が前記外壁部の内側面に接着固定されていることを特徴とするレンズ駆動装置。 A yoke having a cylindrical outer wall having a plurality of corners;
A plurality of magnets respectively disposed inside the plurality of corners of the yoke;
A cylindrical lens holding member disposed inside the yoke and capable of holding a lens body;
A coil wound in a ring around the lens holding member;
An elastic member that supports the lens holding member so as to be movable in the optical axis direction.
Having a gap between the outer wall and the magnet in the corner,
A lens driving device characterized in that an adhesive material mixed with a magnetic material is filled in the gap, and the magnet is adhered and fixed to the inner side surface of the outer wall portion by the adhesive material.
前記内ヨークは、前記コイルを挟んで前記複数の磁石にそれぞれ対向配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ駆動装置。 The yoke has a ceiling part that is provided continuously with the upper end of the outer wall part and has an opening, and a plurality of inner yokes that extend downward from a part of the ceiling part,
The lens driving device according to claim 1, wherein the inner yoke is disposed to face the plurality of magnets with the coil interposed therebetween.
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