JP2014222732A - Electronic apparatus - Google Patents
Electronic apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014222732A JP2014222732A JP2013102322A JP2013102322A JP2014222732A JP 2014222732 A JP2014222732 A JP 2014222732A JP 2013102322 A JP2013102322 A JP 2013102322A JP 2013102322 A JP2013102322 A JP 2013102322A JP 2014222732 A JP2014222732 A JP 2014222732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- protective cap
- window
- water stop
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本開示の技術は、携帯端末装置などの電子機器に関する。
The technology of the present disclosure relates to an electronic device such as a mobile terminal device.
携帯端末装置などの電子機器では、ヘッドセットなどの外部機器と接続するためのコネクタを筐体に備えている。このコネクタを配置した筐体の窓部にはキャップ部材が開閉可能に取り付けられている。このキャップ部材は止水機能やロック機能を有する。 In an electronic device such as a portable terminal device, a housing is provided with a connector for connecting to an external device such as a headset. A cap member is attached to the window portion of the housing in which the connector is disposed so as to be openable and closable. This cap member has a water stop function and a lock function.
このようなキャップ部材に関し、電子機器の筐体に柔軟性を備えたキャップ部材を着脱可能に備えることが知られている(特許文献1)。また、止水機能に関し、弾性部材と止水部材とを備えることが知られている(特許文献2)。
With regard to such a cap member, it is known that a cap member having flexibility is detachably provided in a casing of an electronic device (Patent Document 1). Moreover, regarding a water stop function, it is known to include an elastic member and a water stop member (Patent Document 2).
ところで、電子機器の筐体に形成した窓部をキャップ部材で開閉可能にした構造では、キャップ部材に窓部に対する固定機能および止水機能を備えることが不可欠である。キャップ部材には弾性素材が用いられ、止水構造と固定構造の作成工程を分け、それぞれを異素材で形成している。たとえば、キャップ部材の外観形状部には硬質素材を使用し、この硬質素材に弾性素材を組み合わせて必要な部材を2色成形品で作成する。この2色成形品に、止水構造部を弾性素材で追加成形しまたは部品を追加している。一例として、保持構造部には抜け強度や挿入性の確保のためにエラストマを使用し、止水構造部には潰し性能を実現するためシリコンを使用するなど、各機能に合わせた硬度や強度を備える材料を使用している。 By the way, in the structure in which the window part formed in the housing | casing of an electronic device can be opened and closed with a cap member, it is indispensable to provide the cap member with the fixing function and water stop function with respect to a window part. An elastic material is used for the cap member, and the steps for creating the water stop structure and the fixing structure are divided, and each is made of a different material. For example, a hard material is used for the external shape portion of the cap member, and a necessary member is made of a two-color molded product by combining this hard material with an elastic material. In this two-color molded product, the water stop structure is additionally molded with an elastic material or a part is added. As an example, the holding structure uses an elastomer to ensure pull-out strength and insertability, and the water-stopping structure uses silicon to achieve crushing performance. Uses the materials provided.
このように異なる素材で形成されるキャップ部材では各部で作成工程が異なり、作成工程毎で成形または取り付ける各部材が異なるため、構成部品が多く、複雑であるため、コスト高で、部品の寸法精度には限界がある。 In this way, cap members made of different materials have different production processes in each part, and each member is molded or attached differently in each production process, so there are many components and they are complicated, resulting in high costs and dimensional accuracy of the parts. Has its limits.
止水機能とロック機能とを別個の部材で構成するキャップ部材では、止水機能が維持されていても、寸法精度などによりロック機能が低いと、筐体からのキャップ部材の浮きなどを生じ、筐体の止水機能が損なわれる。また、ロック機能が維持されていても、経年劣化などで止水機能が低下すれば、電子機器の信頼性が損なわれる。 Even if the water stop function is maintained, if the lock function is low due to dimensional accuracy, etc., the cap member that separates the water stop function and the lock function will cause the cap member to float from the housing, The water stop function of the housing is impaired. Even if the lock function is maintained, the reliability of the electronic device is impaired if the water stop function is degraded due to deterioration over time.
斯かるキャップ部材では、斯かるキャップ部材を着脱させる電子機器側の構造が複雑化し、しかも、キャップ部材の設置スペースが大きくなるため、電子機器の小型化や薄型化を妨げる。 Such a cap member complicates the structure on the electronic device side where the cap member is attached and detached, and also increases the installation space for the cap member, which hinders downsizing and thinning of the electronic device.
そこで、本開示の技術の目的は上記課題に鑑み、ロック機能および止水機能を共用化することにある。 Then, the objective of the technique of this indication is to share a lock function and a water stop function in view of the said subject.
また、本開示の技術の他の目的は、キャップ部材の簡略化を図ることにある。
Another object of the technology of the present disclosure is to simplify the cap member.
上記目的を達成するため、本開示の技術の一側面によれば、電子機器が筐体の窓部に着脱可能なキャップ部材を備える。このキャップ部材を前記窓部にロックするロック部に前記窓部を止水する止水部を共用させている。
In order to achieve the above object, according to one aspect of the technology of the present disclosure, an electronic device includes a cap member that can be attached to and detached from a window portion of a housing. The lock part which locks this cap member to the said window part is made to share the water stop part which stops the said window part.
本開示の技術によれば、次の効果が得られる。 According to the technique of the present disclosure, the following effects can be obtained.
(1) 筐体の窓部を開閉するキャップ部材が備えるロック部によりロック機能および止水機能の双方の機能が得られ、キャップ部材の設置スペースを削減できる。 (1) The lock part provided in the cap member that opens and closes the window part of the housing provides both the lock function and the water stop function, and the installation space for the cap member can be reduced.
(2) キャップ部材を構成する部品点数を削減でき、キャップ部材を簡略化することができる。 (2) The number of parts constituting the cap member can be reduced, and the cap member can be simplified.
そして、本発明の他の目的、特徴および利点は、添付図面および各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
Other objects, features, and advantages of the present invention will become clearer with reference to the accompanying drawings and each embodiment.
〔第1の実施の形態〕 [First Embodiment]
図1のAは、第1の実施の形態に係る携帯端末装置を示している。この携帯端末装置2は、本開示の電子機器の一例である。この携帯端末装置2には筐体4の側面部に保護キャップ6が着脱可能に備えられている。保護キャップ6は本開示のキャップ部材の一例である。筐体4の上面側には表示部8およびタッチパネルが設置されている。この表示部8に代え、ヒンジにより可動カバーが開閉可能に取り付けられてもよいし、この可動カバーが表示部を備える可動側筐体であってもよい。
FIG. 1A shows a mobile terminal device according to the first embodiment. The
図1のBは、保護キャップ6の開状態を示している。筐体4には窓部10が形成され、この窓部10が保護キャップ6の着脱により開閉可能である。この窓部10には外部機器に接続されるコネクタ12が配置されている。
FIG. 1B shows an open state of the
保護キャップ6にはアーム部14が備えられている。このアーム部14は弾性を持ち、窓部10を通して筐体4に着脱可能に連結されている。この筐体4に対するアーム部14の連結強度を超える力を保護キャップ6に加えれば、筐体4からアーム部14が外れ、保護キャップ6を筐体4と分離させることができる。
The
そして、アーム部14を窓部10から筐体4の内部に押し込み、保護キャップ6を窓部10に装着すれば、窓部10から筐体4内への水の侵入を阻止でき、筐体4を止水状態に維持することができる。
Then, if the
図2は、図1のAのII−II線断面を示している。筐体4にはコネクタ12が設置されている。このコネクタ12は外部機器側のプラグとの接続側を筐体4の側面に向けて配置されている。筐体4の側面には、コネクタ12を包囲する立壁部16が形成されている。立壁部16は、窓部10の窓枠を構成している。この立壁部16はたとえば、硬質合成樹脂で成形されている。この立壁部16は筐体4と一体成形でもよいし、筐体4と別個の成形体で、筐体4に接着などにより固定されていてもよい。
FIG. 2 shows a cross section taken along line II-II in FIG. A
この窓部10を開閉する保護キャップ6の本体部18には、立壁部16に着脱可能に嵌合するロック部20が備えられている。このロック部20は、窓部10の立壁部16と嵌合し、窓部10に保護キャップ6をロックするとともに、窓部10を止水する。つまり、ロック部20に窓部10の止水部を共用させている。これにより、止水部を別構成とすることなく、ロック部20により窓部10に対する保護キャップ6のロック機能と、窓部10の止水機能とが得られる。このように止水部を共用するロック部20はたとえば、エラストマなどの弾性を備える止水材料で形成すればよい。
The
この本体部18に設けられたアーム部14は筐体4の挿入部22に挿入され、筐体4に着脱可能に取り付けられている。これにより、保護キャップ6が筐体4に着脱可能に連結されている。
The
図3は筐体4の窓部10を示している。図4は図3のIV−IV線断面を示している。窓部10は、コネクタ12の接続口部を周回する立壁部16によって形成されており、この実施の形態では、角部を湾曲させた長方形形状である。この窓部10に隣接して挿入部22が形成されている。挿入部22にアーム部14が挿入され、窓部10に保護キャップ6が装着されることにより、窓部10が保護キャップ6の本体部18で覆われる。
FIG. 3 shows the
立壁部16は、図4に示すように、筐体4の側面から突出して形成されている。この立壁部16の突出長は、保護キャップ6の厚み分を内包させるクリアランスである。したがって、立壁部16の筐体4からの突出長は保護キャップ6の厚みに応じた大きさとすればよい。
As shown in FIG. 4, the standing
この立壁部16の頂部には保護キャップ6の当接面部24が備えられている。この当接面部24は、保護キャップ6の本体部18に当たり、密着させる平坦面部である。
A
窓部10の内側には、開口壁面26より拡開された内壁面28が形成され、この内壁面28と開口壁面26との間に傾斜壁面30が形成されている。この傾斜壁面30は、保護キャップ6のロック部20と密着する密着面の一例であり、ロック部20を拘止する拘止部材の一例である。この傾斜壁面30は開口壁面26の開口幅より拡開する内壁面28に向かって傾斜する傾斜面である。つまり、ロック部20とともに、この立壁部16の傾斜壁面30が保護キャップ6のロック構造および止水構造を成している。
An
また、挿入部22が窓部10に隣接して形成されている。この挿入部22の内側にはアーム部14の抜けを防止する抜止め部32が形成されている。抜止め部32には保護キャップ6のアーム部14が着脱可能に係止される。
Further, the
図5は、保護キャップ6を内面側から示している。図6は、図5のVI−VI線断面を示している。保護キャップ6は、窓部10を覆う幅および長さの本体部18を備える。この本体部18には筐体4側に突出する周壁部34が備えられている。この周壁部34の包囲部には窓部10内に挿入され、立壁部16に嵌合させるロック部20が備えられる。したがって、ロック部20はたとえば、立壁部16と同様に、周回形状である。
FIG. 5 shows the
このロック部20には図6に示すように、支持部36および屈曲部38が含まれる。支持部36は、保護キャップ6の本体部18の裏面からたとえば、直交方向に立ち上がっており、窓部10の開口壁面26に挿入されて屈曲部38を支持する。この屈曲部38は、支持部36から外周方向に屈曲させて拡開しており、傾斜壁面30に密着させる密着部40を含んでいる。この実施の形態では密着部40が主として止水機能を果たす。エラストマなどの止水性を備える弾性材料で形成された屈曲部38では、形状維持性を備えるとともに、弾性により屈曲可能である。
As shown in FIG. 6, the
ロック部20が窓部10の立壁部16に嵌合することにより、屈曲部38の密着部40が傾斜壁面30と密着する。これにより、屈曲部38の弾性変形によるロック機能と、窓部10の止水機能とが得られる。
When the
本体部18の内面側にはアーム部14が取り付けられている。このアーム部14は、本体部18の長手方向に突出している。このアーム部14の端部側には、本体部18の外面側に向かって突出する凸部42が備えられ、この凸部42が窓部10側の抜止め部32に係止される。これにより、保護キャップ6が筐体4に着脱可能に連結される。
An
図7は、保護キャップ6および窓部10の寸法設定を示している。保護キャップ6のロック部20の密着部40の拡開幅をXA、本体部18の内面から突出する密着部40の突出長をYAとする。これに対し、筐体4側の窓部10の拡開幅をXB、当接面部24から傾斜壁面30を含む立壁部16の高さをYBとする。
FIG. 7 shows the dimension settings of the
これら部材の大小関係はたとえば、
XA>XB
YA>YB
XA−XB=2×ΔX>0
の寸法関係に設定すればよい。斯かる寸法設定とすれば、窓部10との嵌合により、保護キャップ6のロック機能と止水機能とが得られる。この場合、傾斜壁面30の傾斜角度をθ1、屈曲部38の傾斜角度をθ2とすれば、たとえば、
θ1≧θ2
とすればよい。
The size relationship between these members is, for example,
XA> XB
YA> YB
XA−XB = 2 × ΔX> 0
The dimension relationship may be set. With such a dimension setting, the lock function and the water stop function of the
θ1 ≧ θ2
And it is sufficient.
このような寸法関係により、ロック部20が持つ弾性材料によるバネ特性を生かしたロック機能と止水機能とが得られる。
Due to such a dimensional relationship, a lock function and a water stop function that make use of the spring characteristics of the elastic material of the
<保護キャップ6の着脱>
<Removal of
図8のAは、保護キャップ6の装着前の窓部10および保護キャップ6を示している。窓部10に隣接する挿入部22に保護キャップ6側のアーム部14を挿入し、窓部10に保護キャップ6のロック部20の屈曲部38を対向させる。既述のように、屈曲部38の拡開幅XAは、窓部10の拡開幅XBに対し、2×ΔXだけ大きい。そこで、屈曲部38の弾性を利用して屈曲部38を屈曲変形させることにより、窓部10に屈曲部38を挿入する。
FIG. 8A shows the
図8のBは、窓部10に対する保護キャップ6の屈曲部38の挿入途上状態を示している。この状態から保護キャップ6の本体部18に対し筐体4の方向に力を加えると、屈曲部38が立壁部16の開口壁面26を滑らせ、傾斜壁面30に到達させる。二点鎖線で示すロック部20は、挿入前の原形状を示している。
FIG. 8B shows a state in which the
図8のCは、保護キャップ6の屈曲部38が窓部10側の傾斜壁面30に到達した状態を示している。屈曲部38は、開口壁面26側での一時的な圧縮状態から開口壁面26より拡開されている傾斜壁面30側の圧縮状態に遷移する。つまり、傾斜壁面30側に到達した状態では、開口壁面26よりは圧縮状態が緩和されるものの、圧縮状態で密着状態が維持される。
C in FIG. 8 shows a state in which the
図9は、図8のIX部を拡大して示している。屈曲部38は密着部40により傾斜壁面30と面接触により密着する。この面接触には、密着部40による密着面積が得られ、屈曲部38の屈曲状態からの復元力が作用する。この密着状態により、屈曲部38は止水材料が持つ弾性により、傾斜壁面30に拘止されてロック機能が得られるとともに止水機能が得られる。
FIG. 9 shows the IX part of FIG. 8 in an enlarged manner. The
このように、ロック部20は弾性材料によるバネ性を備えているので、筺体4の窓部10への挿入時、窓部10の立壁部16の形状に応じて屈曲する。この屈曲状態からバネ性による復元力の作用で筺体4側の傾斜壁面30と密着する。これにより、ロック部20のロック機能と止水機能が得られる。つまり、ロック機能により保護キャップ6を筺体4の窓部10に固定でき、止水機能により窓部10の止水を行うことができる。
Thus, since the
<保護キャップ6の形成>
<Formation of
図10は、保護キャップ6のひとつの形成方法を示している。図10のAに示すように、本体部18を成形し、この本体部18に別部材であるたとえば、予め成形したアーム部14が2色成形により形成されている。この場合、本体部18とアーム部14を一体成形としてもよい。本体部18はたとえば、硬質合成樹脂や柔軟性合成樹脂で形成される。アーム部14は弾性材料の一例としてたとえば、シリコンゴムやエラストマなどの軟質合成樹脂で形成すればよい。
FIG. 10 shows one method for forming the
この本体部18およびアーム部14を図10のBに示すように、成形型44−1、44−2のキャビティ46に設置し、たとえば、成形型44−1側に形成されている成形キャビティ48内に止水材料49を注入する。止水材料49はたとえば、エラストマまたはシリコンゴムなどの弾性材料である。
As shown in FIG. 10B, the
これにより、図10のCに示すように、ロック部20が成形され、本体部18に一体的に形成される。斯かる形成方法では、本体部18を硬質合成樹脂、アーム部14を軟質合成樹脂による2色成形とし、硬質合成樹脂からなる本体部18にロック部20を止水材料により2色成形で溶着することができる。
As a result, as shown in FIG. 10C, the
図11は、保護キャップ6の他の形成方法を示している。図11において、図10と同一部分には同一符号を付してある。この形成方法では、図11のAおよびBに示すように、硬質合成樹脂からなる本体部18にロック部20の形成位置に平坦状の凸部50を形成し、この凸部50の周囲部に2色成形によりロック部20を成形してもよい。この場合、成形型44−1側には凸部50を内包するキャビティ46を形成すればよい。なお、ロック部20のサポート手段である凸部50はロック部20の内側全周部に形成してもよく、部分的に形成してもよい。
FIG. 11 shows another method for forming the
このように、本体部18と同様の硬質合成樹脂から成る凸部50を備えれば、図11のCに示すように、保護キャップ6の本体部18を凸部50でサポートできるとともに、本体部18に形成されるロック部20の支持部36を補強できる。斯かる構成では、保護キャップ6のロック部20の経年劣化を抑制でき、または塑性変形を防止できる。
Thus, if the
図12は、保護キャップ6の他の形成方法を示している。図12において、図10と同一部分には同一符号を付してある。図12のAに示すように、本体部18を成形し、この本体部18に別部材であるたとえば、予め成形したアーム部14が取り付けられる。本体部18にはロック部20の設置部位に凹部52を形成する。
FIG. 12 shows another method for forming the
この本体部18に取り付けるロック部20を図12のBに示すように、止水材料としてたとえば、エラストマで成形する。
As shown in FIG. 12B, the
そして、図12のCに示すように、保護キャップ6の本体部18の凹部52に接着剤54を設置し、この接着剤54によりロック部20を接着する。このように、本体部18に接着によりロック部20を取り付けてもよい。斯かる形成方法では、本体部18を硬質合成樹脂、アーム部14を軟質合成樹脂による2色成形とし、硬質合成樹脂からなる本体部18にロック部20を止水材料により2色成形で接着することができる。
Then, as shown in FIG. 12C, an adhesive 54 is installed in the
図13は、保護キャップ6の他の形成方法を示している。図13において、図12と同一部分には同一符号を付してある。図13のAに示すように、本体部18にはロック部20の設置部位に凹部52を形成する。この本体部18に取り付けるロック部20は、図13のBに示すように、止水材料49(図10、図11)としてたとえば、エラストマやシリコンゴムで成形し、固定面部56を備えてもよい。
FIG. 13 shows another method for forming the
図13のCに示すように、保護キャップ6の本体部18の凹部52に接着剤54を設置し、ロック部20の固定面部56を接着剤54により本体部18に接着してもよい。このように固定面部56を備えれば、本体部18とロック部20との接着面が拡大されるので、ロック部20の固定強度を高めることができる。
As shown in FIG. 13C, an adhesive 54 may be installed in the
図14は、保護キャップ6の他の形成方法を示している。図14において、図10と同一部分には同一符号を付してある。
FIG. 14 shows another method for forming the
図14のAに示すように、成形型44−1、44−2に保護キャップ6の本体部18およびアーム部14を含む成形キャビティ58を形成する。この成形キャビティ58により、硬質の止水材料51により本体部18およびアーム部14を一体に成形する。
As shown to A of FIG. 14, the shaping | molding
ロック部20の成形には、図14のBに示すように、成形型45−1、45−2を使用する。成形型45−1、45−2には本体部18およびアーム部14を収容するキャビティ46を備え、成形型45−1にはロック部20の成形キャビティ48を備える。この成形キャビティ48に止水材料であるたとえば、エラストマを充填してもよい。
For forming the
これにより、図14のCに示すように、アーム部14を一体に成形した本体部18にロック部20を2色成形により形成することができる。斯かる構成では、保護キャップ6を構成する部品点数を削減でき、簡略化された成形処理により、止水機能とロック機能とを備える保護キャップ6を実現できる。
Thereby, as shown to C of FIG. 14, the
図15は、保護キャップ6の他の形成方法を示している。図15において、図11と同一部分には同一符号を付してある。
FIG. 15 shows another method for forming the
図15のAに示すように、保護キャップ6の本体部18のみを合成樹脂で成形する。
As shown to A of FIG. 15, only the main-
アーム部14およびロック部20の成形には、図15のBに示すように、成形型47−1、47−2を使用する。成形型47−1、47−2には本体部18を収容するキャビティ46を備え、成形型47−1にはロック部20の成形キャビティ48−1、アーム部14の成形キャビティ48−2を備える。この成形キャビティ48−1、48−2にエラストマやシリコンゴムなどの止水材料49を充填する。
For forming the
これにより、図15のCに示すように、本体部18にアーム部14およびロック部20を2色成形により形成することができる。斯かる構成では、保護キャップ6を構成する部品点数を削減でき、簡略化された成形処理により、止水機能とロック機能とを備える保護キャップ6を実現できる。しかも、ばね性を備えるロック部20およびアーム部14を同一材料で形成でき、この同一材料化により、止水部を共用するロック部20がより強化され、ロック部20の損傷を防止できる。
Thereby, as shown to C of FIG. 15, the
<密着部40の形成>
<Formation of the
図16は、屈曲部38と傾斜壁面30との密着構造を示している。図9に示す屈曲部38の密着部40と傾斜壁面30との密着形態は、密着部40の平坦面による面接触を例示しているのに対し、図16のAでは、傾斜壁面30に対し、屈曲部38の密着部40を円弧面とした点接触としている。このような点接触によっても、接触部ないし密着部の面圧を高めることができる。図16のBに示すように、屈曲部38の密着部40が傾斜壁面30との点接触により密着し、ロック機能および止水機能が得られる。
FIG. 16 shows a close contact structure between the
図17は、屈曲部38と傾斜壁面30との他の密着構造を示している。図17のAに示すように、傾斜壁面30側にV字状の凹部60を形成してもよい。これに対し、屈曲部38の密着部40には凹部60に嵌合するV字状の凸部62を形成すれば、図17のBに示すように、凹部60と凸部62との嵌合に、屈曲部38の弾性変形による圧着状態を加え、止水機能とロック機能とを得てもよい。斯かる構成では、止水機能およびロック機能をより高めることができる。この場合、凹部60を屈曲部38側に形成し、凸部62を傾斜壁面30側に形成してもよい。
FIG. 17 shows another close contact structure between the
図18は、屈曲部38と傾斜壁面30との他の密着構造を示している。図18のAに示すように、傾斜壁面30側に四角形状の凹部64を形成してもよい。これに対し、屈曲部38の密着部40には凹部64に嵌合する四角形状の凸部66を形成すれば、図18のBに示すように、凹部64と凸部66との嵌合に、屈曲部38の弾性変形による圧着状態を加え、止水機能とロック機能とを得てもよい。斯かる構成によっても、止水機能およびロック機能をより高めることができる。この場合、凹部64を屈曲部38側に形成し、凸部66を傾斜壁面30側に形成してもよい。
FIG. 18 shows another close contact structure between the
<第1の実施の形態の効果> <Effect of the first embodiment>
(1) 従来の保護キャップ(防水キャップ)では本体部18、アーム部14のほかロック構造部に止水構造部を別個に備え、硬質部材と軟質部材とを2色成形したうえ、止水構造部をシリコンにより追加成形していた。これに対し、上記実施の形態ではロック部20が止水部を共用し、アーム部14とロック部20とは共通の軟質止水材料の利用が可能である。このため、保護キャップ6の部品点数の削減や、成形工程の共通化により、構造および製造工程の簡略化が図られている。たとえば、単一の2色成形により保護キャップ6の製造が可能である。
(1) In the conventional protective cap (waterproof cap), the water stop structure is separately provided in the lock structure in addition to the
(2) ロック部20に屈曲部38を備え、この屈曲部38が備える止水材料の弾性(ばね性)により、ロック部20が止水部を共用している。つまり、ロック機能および止水機能の双方を単一のロック部20で実現している。このため、ロック構造および止水構造を簡略化でき、携帯端末装置2の筐体4に対する保護キャップ6の設置スペースを削減できる。
(2) The
(3) 止水機能とロック機能が一体であるため、ロック機能が得られていなければ、止水機能は劣化するので、ロック機能が維持されていても止水機能のみが低下するといった不都合がない。 (3) Since the water stop function and the lock function are integrated, if the lock function is not obtained, the water stop function deteriorates, so there is a disadvantage that only the water stop function is lowered even if the lock function is maintained. Absent.
(4) 保護キャップ6には、止水部と別個にロック用の固定爪などの専用の固定構造を設置する必要がなく、その固定爪の防水性に配慮する必要もなく、筐体4には固定および止水を行う各部材のための設置スペースが不要となる。これにより、筐体4の小型化や薄型化が図られ、携帯端末装置2などの電子機器の小型化、薄型化に寄与する。
(4) The
(5) 止水部を共用するロック部20では、ロック操作で止水機能が得られるので、ロック操作を適正に行えば、必要な止水機能が得られ、従前のロック状態でも止水性が損なわれるおそれなどの不安を解消できる。
(5) Since the
(6) 保護キャップ6は、アーム部14、本体部18およびロック部20を備えており、これら部材を上記形成方法により、単純な2色成形により形成できる。このため、保護キャップ6の製造コストの低減や製造時間の短縮を図ることができる。
(6) The
(7) 柔軟性を備えるロック部20およびアーム部14を同素材化することができ、製造を簡略化および強化することができる。たとえば、ロック部20にエラストマ素材を使用すれば、止水構造に適した潰し性を確保でき、弾性材形状に肉盗みを実施すれば、エラストマ素材を用いて弾性特性を高めることができる。つまり、止水性およびロック性の双方を充足できる。
(7) The
(8) ロック部20およびアーム部14の同素材化で、素材、成形処理、工程の管理を簡略化でき、コストダウンに寄与する。
(8) By using the same material for the
(9) ロック部20が共用する止水部はロック機能を果たすために強化され、結果として損傷に対する強度が増し、ユーザの取り扱いによる損傷から止水機能を防護できる。これにより、製品の信頼性が高められる。
(9) The water stop portion shared by the
〔第2の実施の形態〕 [Second Embodiment]
図19は、第2の実施の形態に係る携帯端末装置2の筐体4と保護キャップ6との着脱構造を示している。
FIG. 19 shows a detachable structure between the
上記実施の形態では、保護キャップ6のロック部20が窓部10内に挿入されて嵌合する構成であるのに対し、図19に示すように、保護キャップ6のロック部20を窓部10の立壁部16の外側に嵌合させてもよい。
In the above embodiment, the
この実施の形態では、ロック部20の湾曲方向が第1の実施の形態と反対方向であり、ロック部20の屈曲部38が当たる傾斜壁面30が立壁部16の外周部に形成する。斯かる構成によっても、上記実施の形態と同様に、屈曲部38により止水機能とロック機能とが得られる。
In this embodiment, the bending direction of the
〔他の実施の形態〕 [Other Embodiments]
(1) 図20は、他の実施の形態に係る携帯端末装置2の筐体4および保護キャップ6を示している。上記実施の形態では、ロック部20の外側にアーム部14を備えているが、アーム部14を本体部18のロック部20の内側面部に備えてもよい。斯かる構成とすれば、保護キャップ6でアーム部14の挿入部22を覆うことができる。
(1) FIG. 20 shows a
(2) 上記実施の形態では、携帯端末装置2を例示しているが、保護キャップ6を着脱させる電子機器であればよく、スマートフォン、タブレット端末、電子ゲーム機、カメラなどであってもよい。
(2) Although the portable
以上説明したように、本開示の技術の最も好ましい実施の形態などについて説明した。本発明は上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
As described above, the most preferable embodiment of the technology of the present disclosure has been described. The present invention is not limited to the above description. Various modifications and changes can be made by those skilled in the art based on the gist of the invention described in the claims or disclosed in the embodiments for carrying out the invention. It goes without saying that such modifications and changes are included in the scope of the present invention.
2 携帯端末装置
4 筐体
6 保護キャップ
8 表示部
10 窓部
12 コネクタ
14 アーム部
16 立壁部
18 本体部
20 ロック部(止水部)
22 挿入部
24 当接面部
26 開口壁面
28 内壁面
30 傾斜壁面
32 抜止め部
34 周壁部
36 支持部
38 屈曲部
40 密着部
42 凸部
44−1、44−2 成形型
46 キャビティ
47−1、47−2 成形型
48、48−1、48−2 成形キャビティ
49、51 止水材料
50 凸部
52 凹部
54 接着剤
56 固定面部
58 成形キャビティ
60 凹部
62 凸部
64 凹部
66 凸部
2
22
Claims (3)
前記窓部に前記キャップ部材をロックするロック部に、前記窓部を止水する止水部を共用させた電子機器。 An electronic device including a cap member that can be attached to and detached from a window of a housing,
An electronic apparatus in which a lock portion that locks the cap member to the window portion and a water stop portion that stops the window portion are shared.
The electronic device according to claim 1, wherein the lock portion is fixed to a main body portion that covers the window portion or is integrally formed with the main body portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013102322A JP2014222732A (en) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | Electronic apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013102322A JP2014222732A (en) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | Electronic apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014222732A true JP2014222732A (en) | 2014-11-27 |
Family
ID=52122121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013102322A Pending JP2014222732A (en) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | Electronic apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014222732A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017199494A (en) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 株式会社Jvcケンウッド | Waterproof cap, waterproof cap fitting structure, and electronic device |
JP2018193132A (en) * | 2017-05-17 | 2018-12-06 | ワン, スー ジォンWANG, Soo Jung | Sealed container |
-
2013
- 2013-05-14 JP JP2013102322A patent/JP2014222732A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017199494A (en) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 株式会社Jvcケンウッド | Waterproof cap, waterproof cap fitting structure, and electronic device |
JP2018193132A (en) * | 2017-05-17 | 2018-12-06 | ワン, スー ジォンWANG, Soo Jung | Sealed container |
US10589905B2 (en) | 2017-05-17 | 2020-03-17 | Soo Jung WANG | Airtight container |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013027554A1 (en) | Waterproof structure and waterproofing method for mobile terminal device | |
KR200482547Y1 (en) | Waterproof ear-connector | |
CN110290306B (en) | Camera module, manufacturing method thereof and electronic equipment | |
CN108206360A (en) | Electric connector | |
US10154327B2 (en) | Molded acoustic mesh for electronic devices | |
KR20120034008A (en) | Electronic device | |
JP5894611B2 (en) | Waterproof case for electronic products with good sealing performance | |
CN105025127A (en) | Seal structure of mobile phone protective shell | |
JP2014222732A (en) | Electronic apparatus | |
JP2012253179A (en) | Electronic apparatus and cover member used in the same | |
JP5056454B2 (en) | Electronic device cover parts and electronic devices | |
JP5846495B2 (en) | Protective cover for portable electronic devices | |
JP5348680B2 (en) | Waterproof structure and electronic equipment | |
JP2014183102A (en) | Electronic apparatus | |
WO2018053893A1 (en) | Waterproof mobile phone protection shell | |
JP2011244247A (en) | Sealing cap structure for mobile phone case | |
JP6471361B2 (en) | Packing for electrical equipment storage box | |
JP6014464B2 (en) | Packing mounting structure and connector | |
JP2014137849A (en) | Waterproof terminal cover and portable terminal including the same | |
JP2012103418A5 (en) | ||
CN210694056U (en) | Full-wrapping type mobile phone protective shell | |
JP2012186031A (en) | Seal structure of external connector connection port in electronic apparatus, the electronic apparatus, and seal method | |
JP2013207668A (en) | Seal member and portable device with seal member | |
JP2012059552A (en) | Battery receiving part cover and electronic device | |
JP2002252055A (en) | Packing |