JP2014217748A - ヘアーアイロン - Google Patents

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    • A45D1/00Curling-tongs, i.e. tongs for use when hot; Curling-irons, i.e. irons for use when hot; Accessories therefor
    • A45D1/02Curling-tongs, i.e. tongs for use when hot; Curling-irons, i.e. irons for use when hot; Accessories therefor with means for internal heating, e.g. by liquid fuel

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Abstract

【課題】 楽な操作でカールを見栄えよく加工できるヘアーアイロンを提供する。【解決手段】 開閉可能な一対のアーム2に頭髪Hを挟む発熱部材4を設ける。発熱部材4を横断面「へ」の字形に形成し、発熱部材4の外面全体を加熱面とする。加熱面は、アーム2の長手方向に延びるエッジ9の両側に第1加熱面10と第2加熱面11とを含む。第1加熱面10は第2加熱面11よりも大きな面積で形成され、頭髪Hの先端部が第1加熱面10で加熱された後に第2加熱面11によって再加熱される。第1加熱面10は、アーム2の開閉方向に対して30?〜80?の斜状に形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、整髪に使用する家庭用または業務用のヘアーアイロンに関する。
従来、図13に示すようなヘアーアイロン51が知られている。このヘアーアイロン51は、一対のアーム52を開閉可能に備え、各アーム52の内側に頭髪Hを挟む発熱部材53を設け、発熱部材53で頭髪Hを梳いて、カールを掛けたりするなど、希望の髪型に整髪できるようになっている。
なお、特許文献1には、2本のアームの先端部に一対の発熱部材を設け、一方の発熱部材を弾性部材でアームに対して変形可能に支持し、頭髪を発熱部材の全域に分散させる技術が記載されている。特許文献2には、一対の発熱部材の加熱面を湾曲させ、カールをきれいに仕上げる技術が提案されている。
特開2001−137038号公報 特開2004−33702号公報
ところが、従来のヘアーアイロン51によると、発熱部材53がアーム52の開閉方向(図13のA−A線方向)に対して直角に形成されているので、アーム52を回す角度と頭髪Hが屈曲する角度とが等しくなる。このため、強いカールが求められる場合に、図14に示すように、アーム52を大きな角度で回す必要があり、それでも不十分な場合は、アーム52を持ち直さなければならず、使用者に無理な操作を強いるという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、楽な操作でカールを見栄えよく加工できるヘアーアイロンを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、開閉可能な一対のアームに頭髪を挟む発熱部材を設け、発熱部材により頭髪を梳いて整髪するヘアーアイロンにおいて、発熱部材がアームの開閉方向に対して斜めとなる加熱面を含むことを特徴とする。
好ましくは、発熱部材が横断面「へ」の字形に形成され、加熱面がアームの長手方向に延びるエッジを含み、エッジの両側に第1加熱面と第2加熱面とを備える。
より好ましくは、第1加熱面が第2加熱面よりも大きな面積で形成され、頭髪の先端部が第1加熱面で加熱された後に第2加熱面により加熱される。
第1加熱面の角度は、アームの開閉方向に対して30°〜80°であるのが好ましい。傾斜角度が30°未満になると、発熱部材のエッジが頭髪を傷める可能性がある。傾斜角度が80°を超えると、強いカールの加工に際して手首の負担が増える。このため、実用的には、第1加熱面の傾斜角度はアームの開閉方向に対して45°〜75°であるのが望ましい。
また、本発明のヘアーアイロンは、アームの持ち手を変えることなく、頭髪の巻き方向を容易に切り替えできるように、発熱部材をアームの長手方向に延びる軸線の周りで傾動可能に支持する支持部材と、発熱部材の加熱面を相互に対称となる2つの傾斜位置に保持する保持部材とを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明のヘアーアイロンは、加熱後の頭髪を冷風によってクセ付けするために、少なくとも一方のアームに送風ファンと、送風ファンからの冷風を加熱後の頭髪に向けて吹き出す冷風吹出口を設けたことを特徴とする。
本発明のヘアーアイロンによれば、アームの開閉方向に対して斜めとなる加熱面を設けたので、楽な操作によって頭髪にカールを見栄えよく加工できるという効果がある。
本発明の一実施形態を示すヘアーアイロンの全体図である。 図1のヘアーアイロンを先端側から見た端面図である。 図1のヘアーアイロンを用いた整髪方法の一例を示す参考図である。 図1のヘアーアイロンを用いた別の整髪方法を示す参考図である。 発熱部材の変更例を示すヘアーアイロンの端面図である。 加熱面反転機構を備えたヘアーアイロンの全体図である。 加熱面反転機構を示すアームの断面図である。 加熱面反転機構の作用を示すアームの端面図である。 加熱面の好ましい傾斜角度を示すヘアーアイロンの端面図である。 送風ユニットを示すアームの部分図である。 送風ユニットを示すアームの断面図である。 ヘアーアイロンの携帯型電源ユニットを示す斜視図である。 従来のヘアーアイロンの使用例を示す参考図である。 図13のヘアーアイロンを用いた整髪方法を示す参考図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、この実施形態のヘアーアイロン1は一対のアーム2を備え、アーム2の基端が枢着部3により開閉可能に連結されている。枢着部3にはバネ部材(図示略)が内蔵され、バネ部材の弾力によって両方のアーム2が開放方向へ付勢されている。
アーム2の先端部には、頭髪H(図3参照)を挟む一対の発熱部材4が相対向してアーム2の長手方向に延びるように設けられている。発熱部材4にはヒータ(図示略)が内蔵され、一方のアーム2に給電ケーブル5と、ヒータのON/OFFや温度を調節するための操作パネル6とが設けられている。
図2に示すように、発熱部材4は金属板で横断面「へ」の字形に形成され、その内面がアーム2の支持部8に支持され、外面全体が頭髪Hを加熱するための加熱面となっている。加熱面は、アーム2の長手方向に延びるエッジ9を備え、エッジ9の両側に第1加熱面10と第2加熱面11とが設けられている。エッジ9は、頭髪Hを傷めないように丸く面取り加工されている。
第1加熱面10は第2加熱面11よりも大きな面積で形成され、頭髪Hの先端部が第1加熱面10で加熱された後に第2加熱面11により加熱される。そして、第1加熱面10は、アーム2の開閉方向(図2のA−A線方向)に対して斜めとなるように設けられている。
なお、図2に示す実施例では、A−A線に対する第1加熱面10の傾斜角度が60°であり、第1加熱面10と第2加熱面11とのなす角度(エッジ角)が75°である。
次に、上記構成のヘアーアイロン1を用いた整髪方法について説明する。図3に示すように、頭髪Hに比較的弱いカールを掛ける場合は、まず、必要量の頭髪Hを束ねてパネルを形成し、この頭髪パネルを2本のアーム2の発熱部材4で挟持する。次に、アーム2を閉じたまま、ヘアーアイロン1を上方へ移動し、発熱部材4によって頭髪Hを梳き、第1および第2加熱面10,11の発熱によって頭髪Hの先端部分にカールを加工する。
この実施形態のヘアーアイロン1によれば、第1加熱面10がアーム2の開閉方向に対して傾斜しているので、2本のアーム2を閉じた時点で、頭髪Hは発熱部材4のエッジ9で屈曲した形状となる。したがって、アーム2を閉じたまま平行移動するだけの楽な操作によって、頭髪Hの先端部に緩やかなカールを美しく仕上げることができる。
また、図4に示すように、比較的強いカールを掛ける場合は、発熱部材4の第1加熱面10で頭髪Hを挟んだ後に、アーム2を使用者の手前側に回転する。こうすれば、第1加熱面10に予め傾斜角度が設定されているため、アーム2の回転角度以上の角度で頭髪Hを大きく屈曲させることができる。したがって、使用者は、手首を無理にねじることなく、頭髪Hの先端部に強めのカールを見栄えよく加工することができる。
特に、この実施形態のヘアーアイロン1によれば、発熱部材4が横断面「へ」の字形に形成され、第1加熱面10がエッジ9を介して第2加熱面11に連続しているので、頭髪Hがエッジ9から解放される時点で、第2加熱面11の発熱を頭髪Hの最先端に伝え、この部分を内側(頭皮側)へ美しくカールさせることができる。また、エッジ9に丸みが設けられているので、頭髪Hを傷めるおそれがなく、梳き取りをスムーズに行うこともできる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するように、発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状や構成を適宜に変更して実施することもできる。
(1)図5(a)に示すように、第1加熱面10をアーム2の開閉方向(A−A線方向)に対して70°の角度で形成すること。
(2)図5(b)に示すように、第1加熱面10をアーム2の開閉方向(A−A線方向)に対して40°の角度で形成すること。
(3)一対のアーム2を長手方向の中間部で枢着し、ヘアーアイロン1の全体をはさみ型に構成すること。
(4)アーム2に加熱面反転機構21を設けること(図6〜図8参照)。
(5)アーム2に送風ユニット31を設けること(図10、図11参照)。
(6)ヘアーアイロン1に携帯型電源ユニット41を装備すること(図12参照)。
図6に示す加熱面反転機構21は、どちらか一方のアーム2に第1加熱面10,11の向きを切り替えるためのスイッチ22をA位置とB位置とC位置とにスライド可能に装備している。図7に示すように、2つの発熱部材4は、互いに平行な支持部材23によってアーム2に傾動可能に支持されている。一方のアーム2には板バネからなる保持部材24が設けられ、保持部材24に発熱部材4の2本のピン25,26を係止する一対の嵌合部27,28が形成されている。そして、スイッチ22のスライド操作に連動して一方の発熱部材4がアーム2の長手方向に延びる軸線の周りで傾動され、これに追従して他方の発熱部材4が同じくアーム2の長手軸線周りで傾動されるようになっている。
具体的には、スイッチ22がA位置に切り替えられたときには、図7(A)に示すように、ピン26が保持部材24の嵌合部28に嵌合し、発熱部材4の第1加熱面10がアーム2の開閉方向(A−A線方向)に対して75°(2本のアーム2の相対面に対して15°)傾いた第1の傾斜位置に保持される。スイッチ22がB位置に切り替えられたときには、図7(B)に示すように、ピン25,26と嵌合部27,28の係合により、第1加熱面10がアーム2の相対面と平行な平行位置に保持される。スイッチ22がC位置に切り替えられたときには、図7(C)に示すように、ピン25が嵌合部27に嵌合し、第1加熱面10がA−A線の反対側へ傾いた第2の傾斜位置に保持される。なお、第1および第2の傾斜位置はA−A線に関して左右対称の位置である。
使用にあたっては、図8(A)に示すように、第1加熱面10を第1の傾斜位置に保持してアーム2を前方(矢印F方向)へ回すことにより、頭髪Hに前向きカールを仕上げることができる。また、図8(B)に示すように、第1加熱面10を平行位置に保持してアーム2を上方へ持ち上げることにより、癖が付いた頭髪Hをストレートに伸ばすことができる。さらに、図8(C)に示すように、第1加熱面10を第2の傾斜位置に保持してアーム2を後方(矢印R方向)へ回すことにより、頭髪Hに後向きカールを仕上げることもできる。したがって、使用者は、持ち手を変えることなく、アーム2を利き手で持ったまま、頭髪Hの巻き方向を容易に切り替えることができる。
図9(a)に示すヘアーアイロン1は、アーム2の開閉方向(A−A線方向)に対して30°傾斜した第1加熱面10を備えている。また、図9(b)に示すヘアーアイロン1は、アーム2の開閉方向(A−A線方向)に対して80°傾斜した第1加熱面10を備えている。第1加熱面10の角度は、アーム2の開閉方向に対して30°〜80°であるのが好ましく、この範囲内であれば、使用者は楽な操作で見栄えのよいカールを加工できる。
図10、図11に示す送風ユニット31は、一方のアーム2に送風ファン32を内蔵するとともに、発熱部材4の長さ範囲に送風ファン32からの冷風を加熱後の頭髪Hに向けて吹き出す冷風吹出口33が設けられている。冷風吹出口33は、アーム2の左右両側面に複数設けられ、発熱部材4の傾動に伴い、第2加熱面11によって左右交互に開閉される。ヘアーアイロン1の使用中は、送風ファン32が回転し、左右どちらか一方の吹出口33が開き、吹出口33から噴出した冷風(矢印C)により加熱直後の頭髪Hが強制冷却される。したがって、内向きカールまたは外向きカールを早期にクセ付けし、美しい仕上がりを維持することができる。
図12に示すヘアーアイロン1には、携帯型電源ユニット41が附属されている。携帯型電源ユニット41は、使用者の腰に着用されるベルト42上にバッテリーケース43を備えている。バッテリーケース43の一部には、ヘアーアイロン1を着脱自在に保持するホルダー44が設けられている。使用時には、ケース43に収納されたバッテリー(図示略)の電力が給電ケーブル5を介してヘアーアイロン1に供給される。したがって、このヘアーアイロン1によれば、大容量の外付け電源を使用し、商用電源ケーブルや内部電池を省いてヘアーアイロン1を軽量化し、使用者の立ち回りを楽にし、特に、業務用として軽快に使用できるという利点がある。
1 ヘアーアイロン
2 アーム
3 枢着部
4 発熱部材
9 エッジ
10 第1加熱面
11 第2加熱面
21 加熱面反転機構
22 スイッチ
23 支持部材
24 保持部材
31 送風ユニット
32 送風ファン
33 冷風吹出口
41 携帯型電源ユニット
43 バッテリーケース
A−A アームの開閉方向
H 頭髪

Claims (6)

  1. 開閉可能な一対のアームに頭髪を挟む発熱部材を設け、発熱部材により頭髪を梳いて整髪するヘアーアイロンにおいて、発熱部材がアームの開閉方向に対して斜めとなる加熱面を備えたことを特徴とするヘアーアイロン。
  2. 前記発熱部材が横断面「へ」の字形に形成され、前記加熱面がアームの長手方向に延びるエッジの両側に第1加熱面と第2加熱面とを含むことを特徴とする請求項1記載のヘアーアイロン。
  3. 前記第1加熱面が第2加熱面よりも大きな面積で形成され、頭髪の先端部が第1加熱面で加熱された後に第2加熱面により加熱されることを特徴とする請求項2記載のヘアーアイロン。
  4. 前記アームの開閉方向に対する第1加熱面の角度が30°〜80°である請求項3記載のヘアーアイロン。
  5. 前記発熱部材をアームの長手方向に延びる軸線の周りで傾動可能に支持する支持部材と、発熱部材の加熱面を相互に対称となる2つの傾斜位置に保持する保持部材とを備えた請求項1記載のヘアーアイロン。
  6. 少なくとも一方のアームに送風ファンと冷風吹出口を設けた請求項1記載のヘアーアイロン。
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