JP2014215232A - ヨーレート検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヨーレートの検出精度を向上することができるヨーレート検出装置を提供することを目的とする。【解決手段】ヨーレート検出装置1は、自車両2のヨーレートを検出するヨーレートセンサ3と、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートから自車両2が走行する走行路の道路曲率に応じて自車両2に生じる道路曲率ヨーレートを差し引いて実ヨーレートを算出する実ヨーレート算出部54と、ヨーレートセンサ3とは異なる検出装置4が検出する走行路に対する自車両2の横位置変化に基づいて理論ヨーレートを算出する理論ヨーレート算出部56と、実ヨーレートと理論ヨーレートとに基づいて、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正する校正部57とを備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、ヨーレート検出装置に関する。
車両に搭載される従来のヨーレート検出装置として、例えば、特許文献1には、白線カメラ等の撮像部により認識された車両走行中の道路の曲率値が所定範囲内にあり、かつ、車速特定部により特定された車速値が所定範囲内にあることを条件として曲率値、及び車速値に基づいて角速度センサのキャリブレーションを行う角速度センサのキャリブレーション装置が開示されている。角速度センサのキャリブレーション装置は、車両走行中の道路の曲率値、及び、車速値に基づいて推定したヨーレートを理論ヨーレートとして、ヨーレートセンサの検出ヨーレートが理論ヨーレートとなるようにゼロ点補正する。これにより、角速度センサのキャリブレーション装置は、直進走行を検出できない場合であっても正確な角速度値を得られるようにしている。
ところで、上述のような特許文献1に記載の角速度センサのキャリブレーション装置は、自車両が白線カメラ等により認識した走行路の曲率に沿って走行していることが前提であるため、例えば、自車両が走行路の曲率に沿わずに走行している場合にキャリブレーションの精度が悪い等、改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、ヨーレートの検出精度を向上することができるヨーレート検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るヨーレート検出装置は、自車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサと、前記ヨーレートセンサによって検出される前記ヨーレートから前記自車両が走行する走行路の道路曲率に応じて前記自車両に生じる道路曲率ヨーレートを差し引いて実ヨーレートを算出する実ヨーレート算出部と、前記ヨーレートセンサとは異なる検出装置が検出する前記走行路に対する前記自車両の横位置変化に基づいて理論ヨーレートを算出する理論ヨーレート算出部と、前記実ヨーレートと前記理論ヨーレートとに基づいて、前記ヨーレートセンサによって検出される前記ヨーレートを校正する校正部とを備えることを特徴とする。
また、上記ヨーレート検出装置では、前記校正部は、前記実ヨーレートと前記理論ヨーレートとの差分に基づいて、前記ヨーレートセンサの出力のゼロ点ズレを補正するものとすることができる。
また、上記ヨーレート検出装置では、前記理論ヨーレート算出部は、前記実ヨーレートの周波数をカットオフ周波数として、前記横位置変化から前記理論ヨーレートを算出するものとすることができる。
また、上記ヨーレート検出装置では、前記理論ヨーレート算出部は、前記自車両が自動運転で走行している際の前記実ヨーレートの周波数を前記カットオフ周波数として前記理論ヨーレートを算出するものとすることができる。
本発明に係るヨーレート検出装置は、ヨーレートの検出精度を向上することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係るヨーレート検出装置の概略構成図である。図2は、実施形態に係るヨーレート検出装置におけるキャリブレーションの概略について説明するための模式図である。図3は、実施形態に係るヨーレート検出装置におけるキャリブレーションの概略について説明するための線図である。図4は、実施形態に係るヨーレート検出装置の実ヨーレート演算機能について説明する模式図である。図5は、実施形態に係るヨーレート検出装置の周波数決定機能について説明する模式図である。図6は、実施形態に係るヨーレート検出装置の理論ヨーレート演算機能について説明する模式図である。図7、図8、図9は、実施形態に係るヨーレート検出装置のキャリブレーション処理機能について説明する模式図である。図10は、実施形態に係るヨーレート検出装置における制御の一例を示すフローチャートである。図11は、実施形態に係るヨーレート検出装置のヨーレート出力値の読み込みについて説明する模式図である。
図1は、実施形態に係るヨーレート検出装置の概略構成図である。図2は、実施形態に係るヨーレート検出装置におけるキャリブレーションの概略について説明するための模式図である。図3は、実施形態に係るヨーレート検出装置におけるキャリブレーションの概略について説明するための線図である。図4は、実施形態に係るヨーレート検出装置の実ヨーレート演算機能について説明する模式図である。図5は、実施形態に係るヨーレート検出装置の周波数決定機能について説明する模式図である。図6は、実施形態に係るヨーレート検出装置の理論ヨーレート演算機能について説明する模式図である。図7、図8、図9は、実施形態に係るヨーレート検出装置のキャリブレーション処理機能について説明する模式図である。図10は、実施形態に係るヨーレート検出装置における制御の一例を示すフローチャートである。図11は、実施形態に係るヨーレート検出装置のヨーレート出力値の読み込みについて説明する模式図である。
図1に示す本実施形態のヨーレート検出装置1は、自車両2に搭載され、当該自車両2のヨーレートを検出するものである。ヨーレート検出装置1が検出する自車両2のヨーレートは、例えば、いわゆる軌跡制御等、操舵制御を含む自動運転制御に用いられるが、これに限られず、他の制御に用いられてもよい。この軌跡制御等の自動運転制御では、例えば、自車両2が走行する走行路の白線認識等に応じて自車両2の目標軌跡が生成され、当該目標軌跡に応じて自車両2が自動で運転制御されることで、自車両2の実際の走行軌跡を当該目標軌跡に収束させる。このような自動運転制御では、例えば、白線未検知区間においては道路情報やいわゆるデッドレコニングを用いて当該制御が実行される。この場合、デッドレコニングにおいて、自車両2のヨーレートセンサにいわゆるゼロ点ドリフトによる誤差等があると、自車両位置の算出精度が低下し自動運転制御の制御精度が低下するおそれがあるので、ヨーレートセンサが検出するヨーレートのキャリブレーション(校正)を行う。ここで、ヨーレートセンサのゼロ点ドリフトとは、ヨーレートセンサの出力のゼロ点ズレである。ヨーレートセンサは、自車両2のヨーレートが0であるときに、ゼロ点に対応する基準電圧を出力するように設定されている。しかしながら、ヨーレートセンサは、センサの個々の性能のばらつきや経年劣化、温度等の環境の変化等により、自車両2のヨーレートが0であるときであっても、ゼロ点に対応する基準電圧を出力しない場合がある。このような現象におけるずれを出力のゼロ点ズレという。
そこで、本実施形態のヨーレート検出装置1は、典型的には、白線認識によるレーン中心(自車両2の走行路の中心)からの自車両2の横位置を用いて理論ヨーレートを算出し、その値を用いてヨーレートセンサのキャリブレーションを行う。
本実施形態のヨーレート検出装置1は、キャリブレーションを行う上で、典型的には、以下の(1)〜(3)の特徴を用いることができる。
(1)自動運転制御では自車両2は目標軌跡に対し一定の周波数で追従する傾向にある(図2参照)。
(2)ヨーレートセンサの出力値(以下、「ヨーレート出力値」という場合がある。)Youtには、レーン中心に対する車両ヨーイングYdの他に道路曲率による道路曲率ヨーレートYcとゼロ点ドリフト量ΔYzが含まれている(図3上段参照)。この場合、ΔYz=Yout−Yd−Ycとなる。ゼロ点ドリフト量ΔYzは、短期間で変動するものではないことから、ヨーレートセンサの出力値Youtから道路曲率ヨーレートYcを差し引くことで、レーン中心に対する車両ヨーイングYdの周波数fcを概ね把握することができる(図3中段参照)。
(3)白線カメラのデータにはホワイトノイズ等のほかに2重線や分岐・合流などによる誤検知のノイズ成分も多く含まれる傾向にあるが、ヨーレートセンサのノイズ成分はほとんどがホワイトノイズであるため、カットオフ周波数を厳密に求めなくてもノイズ成分を除去可能である。
ヨーレート検出装置1は、上記の(1)〜(3)の特徴を用いることで、例えば、ヨーレートセンサのゼロ点ドリフト補正値(ゼロ点ズレ補正値)を算出する。
(1)自動運転制御では自車両2は目標軌跡に対し一定の周波数で追従する傾向にある(図2参照)。
(2)ヨーレートセンサの出力値(以下、「ヨーレート出力値」という場合がある。)Youtには、レーン中心に対する車両ヨーイングYdの他に道路曲率による道路曲率ヨーレートYcとゼロ点ドリフト量ΔYzが含まれている(図3上段参照)。この場合、ΔYz=Yout−Yd−Ycとなる。ゼロ点ドリフト量ΔYzは、短期間で変動するものではないことから、ヨーレートセンサの出力値Youtから道路曲率ヨーレートYcを差し引くことで、レーン中心に対する車両ヨーイングYdの周波数fcを概ね把握することができる(図3中段参照)。
(3)白線カメラのデータにはホワイトノイズ等のほかに2重線や分岐・合流などによる誤検知のノイズ成分も多く含まれる傾向にあるが、ヨーレートセンサのノイズ成分はほとんどがホワイトノイズであるため、カットオフ周波数を厳密に求めなくてもノイズ成分を除去可能である。
ヨーレート検出装置1は、上記の(1)〜(3)の特徴を用いることで、例えば、ヨーレートセンサのゼロ点ドリフト補正値(ゼロ点ズレ補正値)を算出する。
典型的には、ヨーレート検出装置1は、下記の(A)〜(D)の機能を実現する構成要素を有している。
(A)白線未検知となるまでの所定時間におけるヨーレートセンサの出力値Youtの時系列データから道路曲率ヨーレートYcを差し引いて、実ヨーレートYrealを算出する機能(実ヨーレート算出機能、図3上段、中段参照)。
(B)実ヨーレートYrealから車両ヨーイングYdの周波数fcを算出する機能(周波数決定機能、図2、図3中段参照)。
(C)算出された周波数fcをカットオフ周波数fcとして、白線データから算出した車両ヨーイングにローパスフィルタ(フィルタリング)をかけノイズを除去することで高精度な車両ヨーイングを算出し(図3下段参照)、ここで得られる値を理論ヨーレートYthとする機能(理論ヨーレート演算機能、図3下段参照)。
(D)実ヨーレートYrealから理論ヨーレートYthを引くことでゼロ点ドリフト量(ゼロ点ズレ量)ΔYzを算出し校正(キャリブレーション)する機能(キャリブレーション処理機能)。
以下、各機能について詳細に説明する。
(A)白線未検知となるまでの所定時間におけるヨーレートセンサの出力値Youtの時系列データから道路曲率ヨーレートYcを差し引いて、実ヨーレートYrealを算出する機能(実ヨーレート算出機能、図3上段、中段参照)。
(B)実ヨーレートYrealから車両ヨーイングYdの周波数fcを算出する機能(周波数決定機能、図2、図3中段参照)。
(C)算出された周波数fcをカットオフ周波数fcとして、白線データから算出した車両ヨーイングにローパスフィルタ(フィルタリング)をかけノイズを除去することで高精度な車両ヨーイングを算出し(図3下段参照)、ここで得られる値を理論ヨーレートYthとする機能(理論ヨーレート演算機能、図3下段参照)。
(D)実ヨーレートYrealから理論ヨーレートYthを引くことでゼロ点ドリフト量(ゼロ点ズレ量)ΔYzを算出し校正(キャリブレーション)する機能(キャリブレーション処理機能)。
以下、各機能について詳細に説明する。
まず、図1を参照して、ヨーレート検出装置1の概略構成について説明する。具体的には、本実施形態のヨーレート検出装置1は、自車両2に搭載され、ヨーレートセンサ3と、検出装置としての画像認識装置4と、制御情報ECU5とを備える。
ヨーレートセンサ3は、自車両2のヨーレートを検出するものである。ヨーレートセンサ3は、車両CAN6等の通信システムを介して制御情報ECU5に電気的に接続される。ヨーレートセンサ3は、検出したヨーレートを制御情報ECU5へ出力する。
画像認識装置4は、ヨーレートセンサ3とは異なる検出装置であり、自車両2が走行する走行路に対する自車両2の横位置変化を検出するものである。ここで、自車両2の横位置変化とは、典型的には、自車両2の車幅方向に沿った自車両2の位置変化である。画像認識装置4は、例えば、白線認識等に用いるカメラ(撮像装置)を利用することができる。画像認識装置4は、当該カメラが撮像した自車両2の走行方向前方側の画像データを解析することで、走行路に対する自車両2の横位置を検出する。画像認識装置4は、例えば、カメラが検出した走行路の白線に基づいて、レーン中心等に対する自車両2の横位置を検出する。画像認識装置4は、制御情報ECU5に電気的に接続される。画像認識装置4は、検出したレーン中心に対する自車両2の横位置を制御情報ECU5へ出力する。
制御情報ECU5は、実ヨーレートYreal、及び、理論ヨーレートYthを算出し、当該実ヨーレートYreal、理論ヨーレートYthに基づいて、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートの校正(キャリブレーション)を行うものである。制御情報ECU5は、例えば、自車両2における上述の自動運転制御等に用いられる情報に関する各種制御、処理を行うものであり、CPU、ROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。制御情報ECU5は、例えば、自車両2の各部を統括的に制御するECUによって兼用されてもよいし、当該ECUとは別個に構成され相互に各種情報の授受を行う構成であってもよい。制御情報ECU5は、上述したように、ヨーレートセンサ3、画像認識装置4が電気的に接続される。また、制御情報ECU5は、車両CAN6等の通信システムを介して車速センサ7等の各種センサ、検出器類が電気的に接続される。車速センサ7は、自車両2の走行速度である車速を検出するものであり、検出した車速を制御情報ECU5へ出力する。
制御情報ECU5は、機能概念的に、メモリ51、道路データベース(以下、「道路DB」という場合がある。)52、時間積分部53、実ヨーレート算出部としての実ヨーレート演算機能部54、周波数決定機能部55、理論ヨーレート算出部としての理論ヨーレート演算機能部56、校正部としてのキャリブレーション処理機能部57等を含んで構成される。制御情報ECU5は、実ヨーレート演算機能部54が上述の「(A)実ヨーレート算出機能」を実現し、周波数決定機能部55が「(B)周波数決定機能」を実現し、理論ヨーレート演算機能部56が「(C)理論ヨーレート演算機能」を実現し、キャリブレーション処理機能部57が「(D)キャリブレーション処理機能」を実現する。
メモリ51は、各機能部からの出力情報を格納し、記憶するものである。メモリ51は、ヨーレートセンサ3から車両CAN6を介してヨーレート出力値Youtに応じた信号が入力され、当該ヨーレート出力値Youtが格納される。また、メモリ51は、車速センサ7から車両CAN6を介して車速Vに応じた信号が入力され、当該車速Vが格納される。メモリ51に記憶された情報は、実ヨーレート演算機能部54、周波数決定機能部55、キャリブレーション処理機能部57等が所定の処理を行う際に参照される。
道路DB52は、道路ネットワークデータを道路情報として記憶するものである。道路情報は、道路距離情報、道路勾配情報、路面状態情報、道路形状情報、制限車速情報、路車線情報等のうちの少なくとも1つを含むものとすることができる。そしてさらに、本実施形態の道路情報は、道路曲率(カーブ)情報を含む。道路曲率情報は、自車両2が走行可能な走行路の曲率測定点(例えば、レーン中心等)における道路曲率に関する情報である。道路DBは、道路情報を予め記憶しており、道路情報を配信する外部装置と定期的に通信することで、記憶した情報を更新する。道路DBに記憶された道路情報は、実ヨーレート演算機能部54等が所定の処理を行う際に参照される。なお、この道路DB52は、ここでは自車両2に車載するものとして図示しているが、これに限らず、自車両2の車外の情報センタ等に設けられ、通信機等を介して、制御情報ECU5によって適宜参照され、必要な情報が読み出される構成であってもよい。
時間積分部53は、車速Vの時間積分を演算するものである。時間積分部53は、車速センサ7から車両CAN6を介して車速Vに応じた信号が入力される。時間積分部53は、入力された車速Vの時間積分を演算し、自車両2の変位、すなわち、道のり距離を算出する。時間積分部53は、算出した道のり距離に応じた信号を道路DB52に出力する。
次に、図1、図4を参照して実ヨーレート演算機能部54について説明する。実ヨーレート演算機能部54は、メモリ51に記憶されている各制御周期におけるヨーレート出力値Yout、車速V、道路DB52に記憶されている道路情報に応じた道路曲率等を適宜参照することができる。
ここで、上述したように、ヨーレートセンサ3から出力されるヨーレート出力値Yout(図2参照)は、図4左側の図に示すように、基本的には、レーン中心に対する車両ヨーイングYd、道路曲率による道路曲率ヨーレートYc、ゼロ点ドリフト量ΔYz等の成分からなる。
このような前提のもと、実ヨーレート演算機能部54は、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレート出力値Youtから、自車両2が走行する走行路の道路曲率に応じて自車両2に生じる道路曲率ヨーレートYcを差し引いて、実ヨーレートYrealを算出する。
具体的には、実ヨーレート演算機能部54は、例えば、メモリ51から、白線未検知となるまでの所定の区間(あるいは期間)のヨーレート出力値Yout、車速Vを読み込む。同様に、実ヨーレート演算機能部54は、道路DB52から、上記所定の区間の道路曲率Cを読み込む。実ヨーレート演算機能部54は、例えば、時間積分部53から道路DB52に入力される道のり距離に応じて道路DB52内の道路ネットワークデータ上で自車両2の自車両位置を特定し、当該道路DB52から、当該特定した自車両位置での走行路の道路曲率Cを読み出す。
そして、実ヨーレート演算機能部54は、道路曲率Cと車速Vとに基づいて、白線未検知となるまでの区間における道路曲率ヨーレートYcを算出する。実ヨーレート演算機能部54は、[Yc=C・V]を演算することで道路曲率ヨーレートYcを算出する。
そして、実ヨーレート演算機能部54は、ヨーレート出力値Youtと道路曲率ヨーレートYcとに基づいて、白線未検知となるまでの区間における実ヨーレートYrealを算出する。実ヨーレート演算機能部54は、図4右側の図に示すように、ヨーレート出力値Youtから道路曲率ヨーレートYcを除いて実ヨーレートYrealを算出する。実ヨーレート演算機能部54は、[Yreal=Yout−Yc]を演算することで実ヨーレートYrealを算出する。
ここではさらに、実ヨーレート演算機能部54は、実ヨーレートYrealに対して所定のカットオフ周波数に基づいてローパスフィルタ処理を施してノイズを除去した上で、図4右側の図に示すように、当該フィルタ処理後の実ヨーレートYrealを周期関数で近似する。ここで、所定のカットオフ周波数は、実ヨーレートYrealのノイズを除去するために予め設定される。そして、実ヨーレート演算機能部54は、周期関数で近似した実ヨーレートYrealをメモリ51に出力し格納する。
次に、図1、図5を参照して周波数決定機能部55について説明する。周波数決定機能部55は、カットオフ周波数fcを決定するものである。周波数決定機能部55は、メモリ51に記憶されている各制御周期における実ヨーレートYreal等を適宜参照することができる。
具体的には、周波数決定機能部55は、例えば、メモリ51から、白線未検知となるまでの所定の区間の実ヨーレートYrealを読み込む。そして、周波数決定機能部55は、図5に示すように、実ヨーレートYrealの波形の周波数fcを求める。周波数決定機能部55は、この実ヨーレートYrealの周波数fc、言い換えれば、レーン中心に対する車両ヨーイングYdの周波数fcを、カットオフ周波数fcとして決定し、当該カットオフ周波数fcをメモリ51に出力し格納する。
ここで、上述したように、実ヨーレートYrealに含まれるゼロ点ドリフト量ΔYzは、短期間で変動するものではないことから、レーン中心に対する車両ヨーイングYdの周波数fcと当該実ヨーレートYrealの周波数fcとはほぼ同等となる。上述したように、白線カメラ等の画像認識装置4のデータにはホワイトノイズ等のほかに2重線や分岐・合流などによる誤検知のノイズ成分も多く含まれる傾向にあるのに対してヨーレートセンサ3のノイズ成分はほとんどがホワイトノイズである。このため、周波数決定機能部55は、実ヨーレートYrealの周波数fcから車両ヨーイングYdの周波数fcを推定し、これを後述の理論ヨーレートYthに対するカットオフ周波数fcとすることで、カットオフ周波数を厳密に求めなくても、理論ヨーレートYthのノイズ成分を除去可能となる。
またここでは、周波数決定機能部55は、白線未検知となるまでの所定の区間の実ヨーレートYrealの周波数fcをカットオフ周波数fcとすることで、自車両2が自動運転で走行している際の実ヨーレートYrealの周波数fcをカットオフ周波数fcとすることができる。これにより、周波数決定機能部55は、自車両2が目標軌跡に対し一定の周波数で追従する傾向にある状況、更に言えば、自車両2の挙動変化が比較的に周期的になる傾向にある状態での実ヨーレートYrealによって、より適切なカットオフ周波数fcを算出することができる。
次に、図1、図6を参照して、理論ヨーレート演算機能部56について説明する。理論ヨーレート演算機能部56は、理論ヨーレートYthを算出するものである。理論ヨーレート演算機能部56は、周波数決定機能部55からカットオフ周波数fcに応じた信号が入力され、画像認識装置4からレーン中心に対する自車両2の横位置に応じた信号が入力される。
理論ヨーレート演算機能部56は、画像認識装置4が検出する走行路に対する自車両2の横位置変化に基づいて理論ヨーレートYthを算出する。ここでは、理論ヨーレート演算機能部56は、実ヨーレートYrealの周波数fcをカットオフ周波数fcとして、走行路に対する自車両2の横位置変化から理論ヨーレートYthを算出する。ここでは、理論ヨーレート演算機能部56は、上述したように、自車両が2自動運転で走行している際の実ヨーレートYrealの周波数fcをカットオフ周波数fcとして理論ヨーレートYthを算出する。
具体的には、理論ヨーレート演算機能部56は、例えば、図6上段、及び、中段に示すように、白線未検知となるまでの所定の区間のレーン中心に対する自車両2の横位置データに対して、周波数決定機能部55が決定したカットオフ周波数fcに基づいてローパスフィルタ処理を施す。そして、理論ヨーレート演算機能部56は、当該ローパスフィルタ処理によるノイズ除去後のレーン中心に対する自車両2の横位置データに対して、周波数決定機能部55によって得られた周波数による近似曲線を求める。そして、理論ヨーレート演算機能部56は、図6下段に示すように、当該近似曲線を時間微分することで、ノイズが除去された高精なレーン中心に対する車両ヨーイングYdを算出することができる。理論ヨーレート演算機能部56は、このレーン中心に対する車両ヨーイングYd、言い換えれば、自車両2の横位置変化に応じて生じる横位置変化ヨーレートYcを理論ヨーレートYthとし、当該理論ヨーレートYthをメモリ51に出力し格納する。
次に、図1、図7、図8、図9を参照して、キャリブレーション処理機能部57について説明する。キャリブレーション処理機能部57は、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートに対して、キャリブレーション処理を行うものである。キャリブレーション処理機能部57は、メモリ51に記憶されている各制御周期における実ヨーレートYreal、理論ヨーレートYth等を適宜参照することができる。
キャリブレーション処理機能部57は、実ヨーレート演算機能部54が算出した実ヨーレートYrealと理論ヨーレート演算機能部56が算出した理論ヨーレートYthとに基づいて、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正する。ここでは、キャリブレーション処理機能部57は、実ヨーレートYrealと理論ヨーレートYthとの差分に基づいて、ヨーレートセンサ3の出力のゼロ点ズレを補正する。
具体的には、キャリブレーション処理機能部57は、図7に示すような実ヨーレートYrealと理論ヨーレートYthとに基づいて、[ΔY=Yreal−Yth]を演算することで、実ヨーレートYrealと理論ヨーレートYthとの差分ΔYを算出する。そして、キャリブレーション処理機能部57は、図8に示すように、少なくとも1つ以上の差分ΔYをプロットし、線形近似し、これに基づいてゼロ点ドリフト量ΔYzを算出する。そして、キャリブレーション処理機能部57は、算出したゼロ点ドリフト量ΔYzをゼロ点ドリフト補正値(ゼロ点ズレ補正値)として出力する。キャリブレーション処理機能部57は、当該ゼロ点ドリフト補正値に基づいてヨーレートセンサ3の出力のゼロ点ズレを補正することで、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正(キャリブレーション)する。
なお、キャリブレーション処理機能部57は、実ヨーレート演算機能部54が算出した実ヨーレートYrealと理論ヨーレート演算機能部56が算出した理論ヨーレートYthとの位相がずれている場合には、図9に例示するように、実ヨーレートYreal、理論ヨーレートYthの振幅の最大値(ピーク値)・最小値(ボトム値)の時刻を合わせることで、位相を合わせるようにすればよい。
次に、図10のフローチャートを参照してヨーレート検出装置1の制御情報ECU5による制御の一例を説明する。なお、これらの制御ルーチンは、数msないし数十ms毎の制御周期で繰り返し実行される。
まず、制御情報ECU5は、ヨーレートセンサ3の出力値Youtをメモリ51に格納する(ステップST1)。
次に、制御情報ECU5は、画像認識装置4の出力に基づいて、白線未検知状態であるか否かを判定する(ステップST2)。制御情報ECU5は、白線を検知していると判定した場合(ステップST2:No)、ステップST1の処理に移行し、以降の処理を繰り返し実行する。
制御情報ECU5の実ヨーレート演算機能部54は、白線未検知状態であると判定された場合(ステップST2:Yes)、白線未検知となるまでの所定の区間のヨーレートセンサ3の出力値Youtをメモリ51から読み込む(ステップST3)。
そして、実ヨーレート演算機能部54は、実ヨーレート演算機能を実行し、ステップST3で読み込んだヨーレートセンサ3の出力値Yout等に基づいて、実ヨーレートYrealを算出する(ステップST4)。
次に、制御情報ECU5の周波数決定機能部55は、周波数決定機能を実行し、ステップST4で算出された実ヨーレートYrealに基づいてカットオフ周波数fcを決定する(ステップST5)。
次に、制御情報ECU5の理論ヨーレート演算機能部56は、理論ヨーレート演算機能を実行し、ステップST5で決定されたカットオフ周波数fc等に基づいて、理論ヨーレートYthを算出する(ステップST6)。
次に、制御情報ECU5のキャリブレーション処理機能部57は、キャリブレーション処理機能を実行し、ステップST4で算出された実ヨーレートYrealとステップST6で算出された理論ヨーレートYthとに基づいてヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正する(ステップST7)。
その後、制御情報ECU5は、ヨーレートセンサ3の出力のゼロ点補正が完了したか否かを判定する(ステップST8)。制御情報ECU5は、ゼロ点補正が完了していないと判定した場合(ステップST8:No)、ステップST7の処理に移行し、以降の処理を繰り返し実行し、ゼロ点補正が完了したと判定した場合(ステップST8:Yes)、今回の制御周期を終了し、次回の制御周期に移行する。
なお、本実施形態のヨーレート検出装置1は、自車両2の自動運転中において白線未検知となることをトリガとして、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正するものとして説明したがこれに限らない。ヨーレート検出装置1は、例えば、自車両2のIGがONされた後、自動運転が開始されたことをトリガとして、校正に必要な情報を取得できる程度の所定時間経過後にヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正するようにしてもよい。
また、例えば、同じ道路環境であっても、自動運転制御における制御ゲイン(自動運転制御の制御量を算出するために用いられるゲイン)が異なると、レーン中心に対する車両ヨーイングYdの周波数も変化してしまう。このため、実ヨーレート演算機能部54は、ステップST3、ステップST4では、図11に示すように、直近のゲイン変更が行われた時刻から白線未検知となった時刻までの期間のヨーレートセンサ3の出力値Youtを読み込み、当該期間の実ヨーレートYrealを算出するようにするとよい。この場合、実ヨーレート演算機能部54は、例えば、上記期間のデータ数が3サンプルより少ない場合には、1つのゲイン変更時刻から直近のゲイン変更時刻までの期間のヨーレートセンサ3の出力値Youtを読み込み、当該期間の実ヨーレートYrealを算出するようにすればよい。これにより、ヨーレート検出装置1は、より正確にヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正することができる。
上記のように構成されるヨーレート検出装置1は、実ヨーレートYrealと、自車両2の横位置変化に基づいた理論ヨーレートYthとに基づいてヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正する。このとき、ヨーレート検出装置1は、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートから道路曲率ヨーレートYcの成分を除いて実ヨーレートYrealとした上で、この実ヨーレートYrealと理論ヨーレートYthとの差分に基づいてヨーレートセンサ3の出力のゼロ点ズレを補正することができる。この結果、ヨーレート検出装置1は、例えば、自車両2が走行路の曲率に沿って走行していない状態、すなわち、自車両2が一定曲率で走行していない場合であっても、当該曲率に起因して自車両2に生じるヨーレート(道路曲率ヨーレート)の影響を低減して、精度よくヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正することができる。したがって、ヨーレート検出装置1は、ヨーレートの検出精度を向上することができる。
また、ヨーレート検出装置1は、自車両2の横位置変化から理論ヨーレートYthを算出する際には、実ヨーレートの周波数をカットオフ周波数として、横位置変化から理論ヨーレートを算出する。言い換えれば、ヨーレート検出装置1は、理論ヨーレートYthが、レーン中心に対する車両ヨーイングYdの周波数によってフィルタリングされるため、例えば、白線カメラのデータ等から高精度な理論ヨーレートYth(車両ヨーイングYd)を算出することができる。これにより、ヨーレート検出装置1は、簡易な演算で理論ヨーレートYthのノイズ成分を除去することができる。この結果、ヨーレート検出装置1は、より簡易な演算で精度よくヨーレートを校正しヨーレートの検出精度を向上することができる。このとき、ヨーレート検出装置1は、自車両2の挙動変化が比較的に周期的になる傾向にある自動運転中の実ヨーレートYrealの周波数fcをカットオフ周波数fcとして、横位置変化から理論ヨーレートYthを算出するので、より適切なカットオフ周波数fcを算出することができる。さらに、ヨーレート検出装置1は、白線未検知となる直前までのデータによってキャリブレーションされた最新のゼロ点ドリフト補正値が出力されるため、例えば、デッドレコニングによる自車両位置の検出精度を向上することができる。
以上で説明した実施形態に係るヨーレート検出装置1によれば、ヨーレートセンサ3と、実ヨーレート演算機能部54と、理論ヨーレート演算機能部56と、キャリブレーション処理機能部57とを備える。ヨーレートセンサ3は、自車両2のヨーレートを検出する。実ヨーレート演算機能部54は、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートから自車両2が走行する走行路の道路曲率に応じて自車両2に生じる道路曲率ヨーレートを差し引いて実ヨーレートを算出する。理論ヨーレート演算機能部56は、ヨーレートセンサ3とは異なる画像認識装置4が検出する走行路に対する自車両2の横位置変化に基づいて理論ヨーレートを算出する。キャリブレーション処理機能部57は、実ヨーレートと理論ヨーレートとに基づいて、ヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正する。
したがって、ヨーレート検出装置1は、例えば、自車両2が一定曲率で走行していない場合であっても、当該曲率に起因して自車両2に生じるヨーレートの影響を低減して、精度よくヨーレートセンサ3によって検出されるヨーレートを校正することができるので、ヨーレートの検出精度を向上することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係るヨーレート検出装置は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
1 ヨーレート検出装置
2 自車両
3 ヨーレートセンサ
4 画像認識装置(検出装置)
5 制御情報ECU
6 車両CAN
7 車速センサ
51 メモリ
52 道路DB
53 時間積分部
54 実ヨーレート演算機能部(実ヨーレート算出部)
55 周波数決定機能部
56 理論ヨーレート演算機能部(理論ヨーレート算出部)
57 キャリブレーション処理機能部(校正部)
2 自車両
3 ヨーレートセンサ
4 画像認識装置(検出装置)
5 制御情報ECU
6 車両CAN
7 車速センサ
51 メモリ
52 道路DB
53 時間積分部
54 実ヨーレート演算機能部(実ヨーレート算出部)
55 周波数決定機能部
56 理論ヨーレート演算機能部(理論ヨーレート算出部)
57 キャリブレーション処理機能部(校正部)
Claims (4)
- 自車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサと、
前記ヨーレートセンサによって検出される前記ヨーレートから前記自車両が走行する走行路の道路曲率に応じて前記自車両に生じる道路曲率ヨーレートを差し引いて実ヨーレートを算出する実ヨーレート算出部と、
前記ヨーレートセンサとは異なる検出装置が検出する前記走行路に対する前記自車両の横位置変化に基づいて理論ヨーレートを算出する理論ヨーレート算出部と、
前記実ヨーレートと前記理論ヨーレートとに基づいて、前記ヨーレートセンサによって検出される前記ヨーレートを校正する校正部とを備えることを特徴とする、
ヨーレート検出装置。 - 前記校正部は、前記実ヨーレートと前記理論ヨーレートとの差分に基づいて、前記ヨーレートセンサの出力のゼロ点ズレを補正する、
請求項1に記載のヨーレート検出装置。 - 前記理論ヨーレート算出部は、前記実ヨーレートの周波数をカットオフ周波数として、前記横位置変化から前記理論ヨーレートを算出する、
請求項1又は請求項2に記載のヨーレート検出装置。 - 前記理論ヨーレート算出部は、前記自車両が自動運転で走行している際の前記実ヨーレートの周波数を前記カットオフ周波数として前記理論ヨーレートを算出する、
請求項3に記載のヨーレート検出装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013094211A JP2014215232A (ja) | 2013-04-26 | 2013-04-26 | ヨーレート検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013094211A JP2014215232A (ja) | 2013-04-26 | 2013-04-26 | ヨーレート検出装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-04-26 JP JP2013094211A patent/JP2014215232A/ja active Pending
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