JP2014206340A - Heat exchanger unit - Google Patents
Heat exchanger unit Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014206340A JP2014206340A JP2013084901A JP2013084901A JP2014206340A JP 2014206340 A JP2014206340 A JP 2014206340A JP 2013084901 A JP2013084901 A JP 2013084901A JP 2013084901 A JP2013084901 A JP 2013084901A JP 2014206340 A JP2014206340 A JP 2014206340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expansion valve
- joining member
- heat exchanger
- refrigerant
- valve assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
本発明は、冷凍サイクルに用いられる熱交換器ユニットに関するものである。 The present invention relates to a heat exchanger unit used in a refrigeration cycle.
従来、冷凍サイクルを構成する蒸発器と膨張弁とを、ボルト等により機械的に接合することで、膨張弁を蒸発器と一体に設けた熱交換器ユニットが開示されている(例えば、特許文献1参照)。このような熱交換器ユニットでは、蒸発器と膨張弁との接合部にOリングを配置することで、蒸発器および膨張弁の相互間のシール性を確保している。 Conventionally, a heat exchanger unit in which an expansion valve is integrally provided with an evaporator by mechanically joining an evaporator and an expansion valve constituting a refrigeration cycle with bolts or the like has been disclosed (for example, Patent Documents). 1). In such a heat exchanger unit, an O-ring is disposed at the joint between the evaporator and the expansion valve, thereby ensuring the sealability between the evaporator and the expansion valve.
しかしながら、上記従来の技術では、Oリングによるシール部において、微少な冷媒漏れ(リーク)が発生する可能性がある。このため、当該熱交換器ユニットを密閉式の冷凍サイクルに適用することが困難である。 However, in the above conventional technique, there is a possibility that a minute refrigerant leakage (leak) may occur in the seal portion by the O-ring. For this reason, it is difficult to apply the heat exchanger unit to a closed refrigeration cycle.
本発明は上記点に鑑みて、冷媒漏れに対するシール性が高い熱交換器ユニットを提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the heat exchanger unit with the high sealing performance with respect to a refrigerant leak in view of the said point.
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、冷凍サイクル(10)を構成するアルミニウムまたはアルミニウム合金製の熱交換器(15)と、冷凍サイクル(10)の冷媒を減圧するステンレス製の減圧手段(14)とを備え、熱交換器(15)と減圧手段(14)とは、ステンレス製の接合部材(30)を介して接合されていることを特徴としている。 In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, the heat exchanger (15) made of aluminum or aluminum alloy constituting the refrigeration cycle (10) and the stainless steel for reducing the pressure of the refrigerant in the refrigeration cycle (10). The pressure reduction means (14) is provided, and the heat exchanger (15) and the pressure reduction means (14) are joined via a stainless steel joining member (30).
これによれば、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の熱交換器(15)とステンレス製の減圧手段(14)とを、ステンレス製の接合部材(30)を介して接合することにより、熱交換器(15)と接合部材(30)、および、減圧手段(14)と接合部材(30)を、双方ともに金属的に接合することができる。このため、熱交換器(15)と減圧手段(14)との間において、冷媒漏れに対するシール性を向上させることが可能となる。 According to this, the heat exchanger (15) is joined by joining the heat exchanger (15) made of aluminum or aluminum alloy and the pressure reducing means (14) made of stainless steel via the joining member (30) made of stainless steel. ) And the joining member (30), and the decompression means (14) and the joining member (30) can both be joined metallically. For this reason, it becomes possible to improve the sealing performance against refrigerant leakage between the heat exchanger (15) and the decompression means (14).
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each means described in this column and the claim shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later.
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following embodiments, the same or equivalent parts are denoted by the same reference numerals in the drawings.
(第1実施形態)
以下、本発明における蒸発器ユニット(熱交換器ユニット)およびそれを用いた冷凍サイクルの実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。蒸発器ユニットは、冷凍サイクルを構成するために配管を介して冷凍サイクルの他の構成部品である圧縮機および凝縮器と接続される。蒸発器ユニットは、ひとつの形態では室内機として空気を冷却する用途に用いられる。また、蒸発器ユニットは、他の形態では室外機として用いることができる。
(First embodiment)
Hereinafter, embodiments of an evaporator unit (heat exchanger unit) and a refrigeration cycle using the same according to the present invention will be described with reference to FIGS. The evaporator unit is connected to a compressor and a condenser, which are other components of the refrigeration cycle, via pipes in order to configure the refrigeration cycle. In one embodiment, the evaporator unit is used as an indoor unit for cooling air. Moreover, an evaporator unit can be used as an outdoor unit in another form.
図1は第1実施形態による冷凍サイクル10を車両用冷凍サイクル装置に適用した例を示す。本実施形態の冷凍サイクル10において、冷媒を吸入圧縮する圧縮機11は、電磁クラッチ、ベルト等を介して図示しない車両走行用エンジンにより回転駆動される。
FIG. 1 shows an example in which the
圧縮機11としては、吐出容量の変化により冷媒吐出能力を調整できる可変容量型圧縮機、あるいは電磁クラッチの断続により圧縮機作動の稼働率を変化させて冷媒吐出能力を調整する固定容量型圧縮機のいずれを使用してもよい。また、圧縮機11として電動圧縮機を使用すれば、電動モータの回転数調整により冷媒吐出能力を調整できる。
The
この圧縮機11の冷媒吐出側には放熱器12が配置されている。放熱器12は圧縮機11から吐出された高圧冷媒と図示しない冷却ファンにより送風される外気(車室外空気)との間で熱交換を行って高圧冷媒を冷却する。
A
ここで、本実施形態の冷凍サイクル10では、冷媒として二酸化炭素を採用しており、圧縮機11の吐出口側から後述する膨張弁14の入口側へ至るサイクルの高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界冷凍サイクルを構成している。また、冷媒には圧縮機11を潤滑するための冷凍機油が混入されており、冷凍機油は冷媒とともにサイクルを循環している。
Here, in the
放熱器12の出口側には内部熱交換器13が接続されている。内部熱交換器13には、放熱器12から流出した高圧側冷媒が流れる高圧側冷媒流路13aと、圧縮機11に吸入される低圧側冷媒が流れる低圧側冷媒流路13bとが形成されている。
An
内部熱交換器13が高圧側冷媒と低圧側冷媒とを熱交換させることにより、蒸発器15における入口側冷媒と出口側冷媒とのエンタルピ差(冷凍能力)を増大することができる。
When the
内部熱交換器13の高圧側冷媒出口13c側には膨張弁14の冷媒入口14aが接続されている。膨張弁14は内部熱交換器13の高圧側冷媒流路13aからの液冷媒を減圧する減圧手段である。この膨張弁14の詳細については後述する。
A
膨張弁14の冷媒出口14b側には蒸発器15が接続されている。蒸発器15の出口側は内部熱交換器13の低圧側冷媒入口13dに接続されている。内部熱交換器13の低圧側冷媒出口は圧縮機11の吸入側に接続されている。
An
蒸発器15は、図示しないケース内に収納され、そして、このケース内に構成される空気通路に共通の電動送風機16により空気(被冷却空気)を矢印A1のごとく送風し、この送風空気を蒸発器15で冷却するようになっている。
The
蒸発器15で冷却された冷風を冷却対象空間(図示せず)に送り込み、これにより、蒸発器15にて冷却対象空間を冷却するようになっている。
The cool air cooled by the
なお、本実施形態の冷凍サイクル10を車両空調用冷凍サイクル装置に適用する場合は車室内空間が冷却対象空間となる。また、本実施形態の冷凍サイクル10を冷凍車用冷凍サイクル装置に適用する場合は冷凍車の冷凍冷蔵庫内空間が冷却対象空間となる。
In addition, when applying the
本実施形態では、内部熱交換器13、膨張弁14および蒸発器15を1つの一体化ユニット(蒸発器ユニット)20として組み付けている。なお、上記の説明から明らかなように、本実施形態の蒸発器15は、特許請求の範囲に記載された熱交換器に相当している。
In this embodiment, the
図2および図3に示すように、本実施形態では、蒸発器15は、空気流れA1の上流側(風上側)に配置される第1蒸発器21と、空気流れA1の下流側(風下側)に配置される第2蒸発器22とを一体化した構造になっている。
As shown in FIGS. 2 and 3, in the present embodiment, the
第1、第2蒸発器21、22はそれぞれ熱交換コア部21a、22aと、この熱交換コア部21a、22aの上下両側に位置するタンク部21b、21c、22b、22cとを備えている。
The first and second evaporators 21 and 22 include heat
以下、第1蒸発器21の熱交換コア部21aを第1熱交換コア部21aと言い、第2蒸発器22の熱交換コア部22aを第2熱交換コア部22aと言う。
Hereinafter, the heat
第1、第2熱交換コア部21a、22aは、それぞれ上下方向に延びる複数のチューブ23を備えている。これら複数のチューブ23の間には、被熱交換媒体(冷却される空気)が通る通路が形成される。これら複数のチューブ23相互間には、フィン24を配置し、チューブ23とフィン24とを接合することができる。
The first and second heat
本実施形態では、第1、第2熱交換コア部21a、22aは、チューブ23とフィン24との積層構造からなる。このチューブ23とフィン24は第1、第2熱交換コア部21a、22aの左右方向に交互に積層配置される。
In the present embodiment, the first and second heat
なお、図2では、チューブ23とフィン24の積層構造の一部のみ図示しているが、熱交換コア部21a、22aの全域にチューブ23とフィン24の積層構造が構成され、この積層構造の空隙部を電動送風機16の送風空気が通過するようになっている。
In FIG. 2, only a part of the laminated structure of the
チューブ23は冷媒通路を構成するもので、断面形状が空気流れ方向A1に沿って扁平な扁平チューブよりなる。フィン24は薄板材を波状に曲げ成形したコルゲートフィンであり、チューブ23の平坦な外面側に接合され空気側伝熱面積を拡大する。
The
第1熱交換コア部21aのチューブ23と第2熱交換コア部22aのチューブ23は互いに独立した冷媒通路を構成し、第1熱交換コア部21aの上下両側のタンク部21b、21cと、第2熱交換コア部22aの上下両側のタンク部22b、22cは互いに独立した冷媒通路空間を構成する。
The
第1熱交換コア部21aの上下両側のタンク部21b、21cの内部空間は、第1熱交換コア部21aのチューブ23の上下両端部に連通するようになっている。同様に、第2熱交換コア部22aの上下両側のタンク部22b、22cの内部空間は、第2熱交換コア部22aのチューブ23の上下両端部に連通するようになっている。
The internal spaces of the
これにより、上下両側のタンク部21b、21c、22b、22cは、それぞれ対応する熱交換コア部21a、22aの複数のチューブ23へ冷媒流れを分配する役割、および複数のチューブ23からの冷媒流れを集合する役割を果たす。
Thereby, the
2つの上側タンク部21b、22b、および2つの下側タンク部21c、22cは隣接しているので、2つの上側タンク部21b、22b同士、および2つの下側タンク部21c、22c同士を一体的に成形することができる。もちろん、2つの上側タンク部21b、22b、および2つの下側タンク部21c、22cをそれぞれ独立の部材として成形してもよい。
Since the two
下側タンク部21c、22cの長手方向一端部には、一体化ユニット20の1つの冷媒入口25および1つの冷媒出口26が形成されている。
One
第1、第2熱交換コア部21a、22aの両側面部には、第1、第2熱交換コア部21a、22aを保持するサイドプレート27、28がろう付け固定されている。サイドプレート27、28は、第1、第2熱交換コア部21a、22aの側方にてチューブ23の長手方向に延びる形状を有しており、上下両側のタンク部21b、21c、22b、22cにもろう付け固定されている。
チューブ23、フィン24、タンク部21b、21c、22b、22c、サイドプレート27、28等の蒸発器構成部品の具体的材質としては、熱伝導性やろう付け性に優れた金属であるアルミニウムが用いられている。そして、このアルミニウム材にて各部品を成形することにより、第1、第2蒸発器21、22の全体構成を一体ろう付けにて組み付けることができる。なお、本明細書においてアルミニウムという用語はアルミニウム合金を含む意味で用いている。
As a specific material of the evaporator components such as the
本実施形態では、内部熱交換器13および膨張弁組付部29もろう付けにて第1、第2蒸発器21、22と一体に組み付けるようになっている。膨張弁組付部29は、蒸発器構成部品と同様にアルミニウム材にて成形されており、第1、第2蒸発器21、22の上側タンク部21b、22bの長手方向一端部にろう付け固定されている。膨張弁組付部29は、蒸発器15の一部を構成している。
In the present embodiment, the
これに対し、本実施形態の膨張弁14は電気式であり、樹脂部品や電子部品を備えているので、ろう付け時の高温度にて熱変形等が生じる。また、膨張弁14は内部に微小通路を形成しているので、膨張弁14をろう付けすると、ろう付け時の高温度(アルミニウムのろう付け温度:600℃付近)にて膨張弁14が熱変形して、膨張弁14内部の通路形状、寸法等を所期の設計通りに維持できないという不具合が生じる。
On the other hand, the
そこで、膨張弁14については、第1、第2蒸発器21、22および膨張弁組付部29の一体ろう付けを行った後に、膨張弁組付部29
に組み付けするようにしてある。
Therefore, for the
Assemble to.
より具体的に、第1、第2蒸発器21、22、内部熱交換器13および膨張弁組付部29の組み付け構造を説明すると、内部熱交換器13は、第1、第2蒸発器21、22の両サイドプレート27、28のうち冷媒入口25および冷媒出口26側のサイドプレート27と一体化されている。
More specifically, the assembly structure of the first and second evaporators 21 and 22, the
本実施形態では、サイドプレート27の内部に、高圧側冷媒流路13aおよび低圧側冷媒流路13bをチューブ23の長手方向に直線状かつ平行に貫通するように形成することによって、内部熱交換器13をサイドプレート27と一体化している。このような内部熱交換器13(すなわちサイドプレート27)は押し出し成形にて一体成形することができる。
In the present embodiment, an internal heat exchanger is formed in the side plate 27 by penetrating the high-pressure side
図4に示すように、膨張弁組付部29には、膨張弁14が挿入される膨張弁挿入穴29aが形成されている。膨張弁14は、冷媒入口14aおよび冷媒出口14bが膨張弁挿入穴29a内に位置するように、冷媒入口14aおよび冷媒出口14bの形成部位が膨張弁挿入穴29aに挿入される。
As shown in FIG. 4, the expansion
膨張弁組付部29の内部には、内部熱交換器13の高圧側冷媒出口13cから膨張弁14の冷媒入口14aに至る内部熱交換器−膨張弁冷媒流路29bと、膨張弁14の冷媒出口14bから第2蒸発器22に至る膨張弁−蒸発器冷媒流路29cとが形成されている。
Inside the
内部熱交換器−膨張弁冷媒流路29bは、膨張弁14の冷媒入口14aに流入する冷媒が流れる入口側流路である。膨張弁−蒸発器冷媒流路29cは、膨張弁14の冷媒出口14bから流出した冷媒が流れる出口側流路である。
The internal heat exchanger-expansion valve
より具体的に説明すると、膨張弁組付部29は、第1、第2蒸発器21、22に接続されるベース部29dと、ベース部29dと一体に形成されるとともにベース部29dから膨張弁14側に向かって突出する円柱状の突出部29eとを有している。
More specifically, the expansion
膨張弁挿入穴29aは、ベース部29dおよび突出部29eの双方を連通するように形成されている。膨張弁挿入穴29aの軸方向一端側は、膨張弁−蒸発器冷媒流路29cに接続されている。膨張弁挿入穴29aは、当該膨張弁挿入穴29aの軸方向他端側から、膨張弁14が膨張弁挿入穴29aに挿入されるように構成されている。
The expansion
本実施形態の膨張弁14は、コイル14cへの通電によって弁体14dを駆動
して弁開度(冷媒流量)を調整する電気式膨張弁である。この膨張弁14におけるコイル14c部分以外(以下、ボデー部14eという)は、ステンレスにより構成されている。
The
膨張弁14のボデー部14eは、膨張弁挿入穴29a内に挿入される挿入部14fと、挿入部14fと一体に形成されるとともにコイル14cが接続される接続部14gとを有している。接続部14gは、略円柱状に形成されており、その外径は、突出部29eの外径よりも大きくなっている。
The
膨張弁14と膨張弁組付部29とは、ステンレス製の接合部材30を介して接合されている。本実施形態では、膨張弁組付部29と接合部材30とは、ろう付けにより接合されている。また、膨張弁14と接合部材30とは、溶接により接合されている。
The
具体的には、接合部材30は、略円筒状の円筒部30aと、円筒部30aの膨張弁組付部29側の端部から径方向外側に向かって略直角に折り曲げられて円筒部30aの軸方向と略垂直な方向に延びるフランジ部30bとを有している。フランジ部30bは、円筒部30aと一体に形成されている。
Specifically, the joining
円筒部30aの内径寸法は、突出部29eの外径と同等または若干大きくなっている。このため、突出部29eの外表面と円筒部30aの内表面とが対向するように、突出部29eに円筒部30aが嵌め合わされている。このとき、フランジ部30bの内表面(膨張弁組付部29側の面)は、ベース部29dに接触している。
The inner diameter dimension of the
この状態で、膨張弁組付部29と接合部材30とは、一体ろう付けされている。つまり、突出部29eの外表面と円筒部30aの内表面とが、ろう付け接合されている。
In this state, the expansion
接合部材30の内表面(膨張弁組付部29側の表面、ろう付け面)には、ニッケルからなるNi層が設けられている。Ni層は、接合部材30の内表面に、Niメッキを施す、またはNiをクラッドすることにより、設けられている。
An Ni layer made of nickel is provided on the inner surface of the joining member 30 (the surface on the expansion
本実施形態では、接合部材30における円筒部30a、すなわち突出部29eがろう付けされる部位のろう付け面にのみ、Ni層が設けられており、フランジ部30bにはNi層が設けられていない。また、Ni層の厚さは、5μm以上、100μm以下に設定されている。
In this embodiment, the Ni layer is provided only on the
接合部材30の円筒部30aにおける膨張弁14側の端部は、膨張弁14の接続部14gにTIG溶接にて接合されている。なお、接合部材30と膨張弁14とを、レーザー溶接、摩擦溶接等の他の溶接方法によって溶接してもよい。
The end portion on the
膨張弁組付部29のベース部29dには、補強ピン40が挿入されている。補強ピン40は、接合部材30のフランジ部30bを膨張弁14側から押さえるように2本配置されている。
A reinforcing
この補強ピン40を設けることにより、接合部材30と膨張弁組付部29との接合強度を補強することができる。また、接合部材30と膨張弁組付部29とのろう付け接合部位に割れ等が生じた場合であっても、補強ピン40により接合部材30のフランジ部30bが押さえられているので、膨張弁14が飛散することを抑制できる。
By providing the reinforcing
膨張弁組付部29と膨張弁14との間には、冷媒中の異物を除去するフィルタ50が配置されている。図5および図6に示すように、フィルタ50は、円筒状に形成されたステンレス製のストレーナ51と、2つの真鍮製のリング52を有している。ストレーナ51は、2つのリング52によって挟み込まれており、これによりストレーナ51がリング52に固定されている。
Between the expansion
フィルタ50は、膨張弁組付部29の膨張弁挿入穴29aの内部に配置されている。より具体的には、フィルタ50は、膨張弁挿入穴29a内部における、膨張弁14の冷媒入口14aと、内部熱交換器−膨張弁冷媒流路29bとの間に配置されている。
The
膨張弁挿入穴29a内にフィルタ50を配置した後、膨張弁14を当該膨張弁挿入穴29aに挿入することで、フィルタ50が膨張弁組付部29と膨張弁14との間に固定されている。本実施形態では、膨張弁挿入穴29aにリング52が圧入固定されている。つまり、膨張弁挿入穴29aの内径寸法とリング52の外径寸法は、シマリバメの寸法関係(圧入固定できる寸法関係)となっている。
After the
続いて、本第1実施形態における膨張弁組付部29と膨張弁14との組み付け方法について説明する。まず、蒸発器15の各構成部品および膨張弁組付部29を仮組み付けし、さらに膨張弁組付部29に接合部材30を仮組み付けする。
Subsequently, a method of assembling the expansion
次に、この仮組み付け体を加熱炉内に搬入し、蒸発器15の各構成部品、膨張弁組付部29および接合部材30をろう付けにて一体接合する。本例では、ろう材として、Al−Si系のろう材を用いている。
Next, this temporary assembly is carried into a heating furnace, and each component of the
次に、蒸発器15と一体ろう付けされた膨張弁組付部29の膨張弁挿入穴29aに、膨張弁14を挿入する。具体的には、膨張弁挿入穴29aにフィルタ50を圧入固定した後、膨張弁挿入穴29aに膨張弁14の挿入部14fを挿入する。
Next, the
次に、膨張弁組付部29と一体ろう付けされている接合部材30の円筒部30aに、膨張弁14の接続部14gを溶接にて金属接合する。これにより、膨張弁組付部29に膨張弁14が固定される。その後、膨張弁組付部29のベース部29dに、補強ピン40を挿入する。
Next, the connecting
以上説明したように、本実施形態では、アルミニウム製の蒸発器15の一部を構成している膨張弁組付部29とステンレス製の膨張弁14とを、ステンレス製の接合部材30を介して接合している。これにより、膨張弁組付部29と接合部材30、および、膨張弁14と接合部材30を、双方ともに金属的に接合することができる。
As described above, in this embodiment, the expansion
このため、膨張弁組付部29と膨張弁14との間において、冷媒漏れに対するシール性を向上させることが可能となる。したがって、本実施形態の蒸発器ユニットを、密閉性を確保する必要がある冷凍サイクルに適用することができる。
For this reason, it becomes possible to improve the sealing performance against refrigerant leakage between the expansion
また、本実施形態では、膨張弁組付部29と接合部材30とを一体ろう付けにより接合するとともに、膨張弁14と接合部材30とを溶接により接合している。ここで、膨張弁組付部29と接合部材30との一体ろう付けは、蒸発器構成部品(チューブ23やフィン24等)の一体ろう付けと同時に行うことができる。また、膨張弁14と接合部材30との溶接は、公知の方法を採用することができる。したがって、膨張弁組付部29と接合部材30、および、膨張弁14と接合部材30を、少ない接合工程数で容易に接合することが可能となる。
In the present embodiment, the
ところで、膨張弁14として電気式膨張弁を用いると、弁開度が変更可能となる。一方、電気式膨張弁は、樹脂部品や電子部品を備えているので、蒸発器構成部品等と一体ろう付けすると、ろう付け時の高温度にて熱変形等が生じるおそれがある。
By the way, when an electric expansion valve is used as the
これに対し、本実施形態では、膨張弁組付部29と接合部材30とを、蒸発器構成部品と一体ろう付けした後、膨張弁14を取り付けている。つまり、膨張弁14は、膨張弁組付部29、接合部材30および蒸発器構成部品と一体ろう付けされない。このため、膨張弁14として、樹脂部品や電子部品を備える電気式膨張弁を用い、弁開度を可変とすることができる。
On the other hand, in this embodiment, after the expansion
また、本実施形態では、接合部材30のろう付け面(内表面)にNi層を設けている。これにより、ろう材の濡れ性および接合強度を向上させることができる。
In the present embodiment, the Ni layer is provided on the brazing surface (inner surface) of the joining
ところで、ステンレス製の接合部材30とアルミニウム性の膨張弁組付部29とをAl−Si系のろう材でろう付けすると、接合面近傍に脆硬なFe−Cr−Al系金属間化合物が生成し、この接合面近傍で割れが発生する可能性がある。
By the way, when the stainless
これに対し、本実施形態のように、接合部材30のろう付け面にNi層を設けることで、Fe−Cr−Al系金属間化合物が生じることを抑制できる。また、NiとAlとのろう付けにおいてはAl−Ni系金属間化合物が生成するため、安定した接合強度を得ることができる。
On the other hand, it can suppress that a Fe-Cr-Al type intermetallic compound arises by providing a Ni layer in the brazing surface of the joining
このとき、Ni層の厚さが薄いと、ろう付け時にNiが拡散してNiの濃度が低下してしまう。この場合、Fe−Cr−Al系金属間化合物が生成されて、接合強度が低下するおそれがある。したがって、Ni層の厚さが5μm以上であることが望ましい。 At this time, if the thickness of the Ni layer is thin, Ni diffuses during brazing and the Ni concentration decreases. In this case, an Fe—Cr—Al-based intermetallic compound may be generated and the bonding strength may be reduced. Therefore, it is desirable that the thickness of the Ni layer be 5 μm or more.
また、本実施形態のように、Ni層を、接合部材30における円筒部30a、すなわち突出部29eがろう付けされる部位のろう付け面にのみ設けることで、ニッケルがろう付け面以外の他の部位に悪影響を及ぼすことを抑制できる。例えば、膨張弁14と接合部材30との溶接部にニッケルが存在することにより耐食性が低下することを抑制できる。
Further, as in the present embodiment, the Ni layer is provided only on the brazing surface of the joining
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7および図8に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態と比較して、膨張弁組付部29の構成が異なるものである。なお、図7では、コイル14cの図示を省略している。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The second embodiment is different from the first embodiment in the configuration of the expansion
図7および図8に示すように、本実施形態の膨張弁挿入穴29aは、穴径の異なる第1穴部291aおよび第2穴部292aを有して構成されている。第1穴部291aおよび第2穴部292aは、膨張弁−蒸発器冷媒流路29c側(膨張弁14と反対側)から、この順に配置されている。
As shown in FIGS. 7 and 8, the expansion
第1穴部291aの軸方向一端側は、膨張弁−蒸発器冷媒流路29cに接続されている。第1穴部291aの軸方向他端側は、第2穴部292aに接続されている。また、第1穴部291aは、内部熱交換器−膨張弁冷媒流路29bにも接続されている。
One end of the
第2穴部292aの穴径は、第1穴部291aの穴径よりも大きくなっている。第2穴部292aの内部には、接合部材30および固定用リング60が挿入されている。
The hole diameter of the
接合部材30におけるフランジ部30bの内表面(膨張弁組付部29側の面)は、第2穴部292aの底部292bと接触している。接合部材30におけるフランジ部30bの外表面(膨張弁14側の面)は、補強ピン40と接触している。
The inner surface (surface on the side of the expansion valve assembly portion 29) of the
固定用リング60は、アルミニウムにより構成されており、補強ピン40におけるフランジ部30bとの接触部の反対側と接触するように配置されている。固定用リング60の外径は、第2穴部292aの穴径より若干小さくなっている。固定用リング60の径方向外側の面は、第2穴部292aの内表面に、ろう付けにより接合されている。
The fixing
また、固定用リング60の内径は、接合部材30の円筒部30aの外径より若干大きくなっている。固定用リング60の径方向内側の面は、円筒部30aの外表面にろう付けにより接合されている。
Further, the inner diameter of the fixing
固定用リング60は、蒸発器15の各構成部品および膨張弁組付部29を仮組み付けする際に、膨張弁組付部29に接合部材30とともに仮組み付けされる。その後、固定用リング60は、蒸発器15の各構成部品、膨張弁組付部29および接合部材30とともに、ろう付けにて一体接合される。
The fixing
以上説明したように、膨張弁組付部29および接合部材30の双方に接合される固定用リング60を設けることで、固定用リング60と膨張弁組付部29との接合部、および、固定用リング60にと接合部材30との接合部において、接合強度およびシール性を確保することが可能となる。
As described above, by providing the fixing
なお、本実施形態において、補強ピン40を廃止してもよい。ここで、固定用リング60は、膨張弁組付部29と同様にアルミニウム製である。このため、固定用リング60と膨張弁組付部29との接合部は、アルミニウム同士の接合になり、異種金属接合となる固定用リング60と接合部材30との接合部よりも、接合強度は高くなる。
In the present embodiment, the reinforcing
したがって、冷媒圧力が上昇して固定用リング60と接合部材30とのろう付け接合部位に割れ等が生じた場合であっても、固定用リング60により接合部材30のフランジ部30bが押さえられるので、膨張弁14が飛散することを抑制できる。
Therefore, even when the refrigerant pressure rises and a crack or the like occurs in the brazed joint portion between the fixing
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図9および図10に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第2実施形態と比較して、膨張弁組付部29が2つの別部材を組み合わせることにより形成される点が異なるものである。なお、図10では、フィルタ50の図示を省略している。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described based on FIG. 9 and FIG. The third embodiment is different from the second embodiment in that the expansion
図9および図10に示すように、膨張弁組付部29は、第1組付部291と第2組付部292とを組み合わせることにより形成されている。第1組付部291および第2組付部292は、ともにアルミニウムにより構成されている。
As shown in FIGS. 9 and 10, the expansion
第1組付部291は、略円柱状のベース部29dと、当該ベース部29dにおける膨張弁14側の面に接続された略半円筒状の接続部29fとを有して構成されている。ベース部29dと接続部29fとは、一体に形成されている。
The
ベース部29dには、内部熱交換器−膨張弁冷媒流路29b、膨張弁−蒸発器冷媒流路29cおよび第1穴部291aが形成されている。接続部29fは、径方向内側に突出するとともに、接合部材30の円筒部30aの外表面に接合される第1接合部29gを有している。また、接続部29fには、接合部材30のフランジ部30bの端部が挿入される挿入孔部29hが形成されている。
The
第2組付部292は、略半円筒状に形成されている。第2組付部292と第1組付部291の接続部29fとを組み合わせることにより、第2穴部292aが形成されている。第2組付部292は、径方向内側に突出するとともに、接合部材30の円筒部30aの外表面に接合される第2接合部29iを有している。
The
第1接合部29gにおける膨張弁14側の角部29j、および、第2接合部29iにおける膨張弁14側の角部29kは、それぞれ、膨張弁14側に向かうにつれて円筒部30aからの距離が長くなるテーパ状に形成されている。これらの角部29j、29kには、ペースト状またはリング状のろう材63が配置されている。このろう材63により、第1接合部29gと円筒部30aとが異種金属接合されるとともに、第2接合部29iと円筒部30aとが異種金属接合されている。
The distance between the
第2組付部292の下端面(ベース部29dに対向する側の面)は、ベース部29dの上端面(膨張弁14側の面)に対して略平行になっている。第2組付部292の下端面とベース部29dの上端面との間には、接合部材30のフランジ部30bの端部が配置されている。
The lower end surface (surface on the side facing the
第2組付部292の下端面とベース部29dの上端面との間における、フランジ部30bの端部が配置されていない部位、つまりフランジ部30bの端部よりも径方向外側の部位には、半円弧状に形成されたアルミニウム製のキャップ65が配置されている。キャップ65の板厚は、接合部材30の板厚とほぼ同等になっている。
Between the lower end surface of the
キャップ65の径方向内側の端面は、フランジ部30bの端部と接触している。キャップ65は、径方向において、ベース部29dの径方向外側の端面、および、第2組付部292の径方向外側の端面よりも、外側まで延びている。
The end surface on the radially inner side of the
キャップ65の上面(膨張弁14側の面)は、第2組付部292の下端面と接触している。キャップの下面(ベース部29d側の面)は、ベース部29dの上端面と接触している。
The upper surface (the surface on the
キャップ65は、芯材の両面にろう材がクラッドされたクラッド材により構成されている。これにより、キャップ65は、第2組付部292およびベース部29dに一体にろう付け接合されている。なお、キャップ65を、アルミニウムのベア材で構成するとともに、ベア材の両面にペースト状のろう材を塗布してもよい。
The
続いて、本第3実施形態における膨張弁組付部29と膨張弁14との組み付け方法について説明する。まず、蒸発器15の構成部品および第1組付部291を仮組み付けした後、第1組付部291の挿入孔部29hに、接合部材30のフランジ部30bの端部を挿入する。
Then, the assembly method of the expansion
その後、第1組付部291に、第2組付部292およびキャップ65を組み付ける。これにより、蒸発器15の構成部品、膨張弁組付部29および接合部材30の仮組み付けが終了する。
Thereafter, the
次に、この仮組付け体をこの仮組み付け体を加熱炉内に搬入し、蒸発器15の各構成部品、膨張弁組付部29および接合部材30をろう付けにて一体接合する。このとき、第1組付部291と接合部材30、および、第2組付部292と接合部材30は、ろう材63によりろう付け接合される。また、第1組付部291とキャップ65、および、第2組付部292とキャップ65は、キャップ65にクラッドされたろう材によりろう付け接合される。
Next, this temporary assembly is carried into the heating furnace, and each component of the
以上説明したように、膨張弁組付部29を異なる部材である第1組付部291および第2組付部292を組み合わせることにより構成するとともに、接合部材30を第1組付部291および第2組付部292の双方に金属接合することで、第1組付部291と接合部材30との接合部、および、第2組付部292と接合部材30との接合部において、接合強度およびシール性を確保することが可能となる。
As described above, the expansion
また、第1組付部291の挿入孔部29hに、接合部材30のフランジ部30bの端部を挿入した後に、第2組付部292およびキャップ65を第1組付部291および接合部材30に接合することで、接合部材30が膨張弁組付部29から抜け落ちることを抑制できる。
In addition, after inserting the end of the
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図11に基づいて説明する。本第4実施形態は、上記第1実施形態と比較して、膨張弁14のボデー部14eにおける接続部14gの形状等が異なるものである。
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The fourth embodiment differs from the first embodiment in the shape of the connecting
図11に示すように、膨張弁14の接続部14gの径方向中心部には、樹脂部品14kが接続されている。接続部14gにおけるコイル14c側(紙面上方側)の面には、凹部14hが形成されている。凹部14hは、接続部14gの軸方向(紙面上下方向)から見たときの形状が、接続部14gの径方向中心部を中心とするリング状となるように形成されている。
As shown in FIG. 11, a
接合部材30は、円筒部30aの膨張弁14側の端部から径方向内側に向かって略直角に折り曲げられて円筒部30aの軸方向と略垂直な方向に延びる内側フランジ部30cを有している。内側フランジ部30cは、円筒部30aと一体に形成されている。
The joining
ベース部29dには、円筒部30aの膨張弁組付部29側の端部が挿入される挿入用凹部29pが形成されている。挿入用凹部29pの径方向内側の壁面に、円筒部30aの膨張弁組付部29側の端部がろう付けにより接合されている。
The
接合部材30の内側フランジ部30cにおける径方向内側の端部は、突出部29eの膨張弁14側の端部における径方向外側の壁面にろう付けにより接合されている。また、内側フランジ部30cの膨張弁14と対向する側の面には、膨張弁14の接続部14gが、溶接により接合されている。
The radially inner end portion of the
膨張弁14の挿入部14fには、図示しないネジ溝(雄ネジ)が形成されている。膨張弁組付部29の膨張弁挿入穴29aには、挿入部14fのネジ溝と対応するネジ溝(雌ネジ)が形成されている。これにより、膨張弁14と膨張弁組付部29とは、ネジにより機械的に締結されている。
A thread groove (male thread) (not shown) is formed in the
膨張弁14の挿入部14fにおける接続部14g近傍には、貫通穴14iが形成されている。この貫通穴14iにより、接合部材30と膨張弁14との溶接時に発生した揮発油等が膨張弁14の外部へ排出される。
A through
以上説明したように、膨張弁14の接続部14gに凹部14hを設けることで、膨張弁14の樹脂部品14kに対する熱絶縁性を向上させることができる。したがって、膨張弁14の接続部14gと接合部材30とを溶接する際に発生する熱により、樹脂部品14kが溶融することを抑制できるとともに、コイル14cの磁力低下を抑制できる。このため、膨張弁14の接続部14gと接合部材30との溶接時に溶接部を冷却するための冷却装置を設ける必要がなくなるので、製造コストを低減することができるとともに、リードタイムを短縮することができる。
As described above, by providing the
ところで、冷凍サイクル10の冷媒として二酸化炭素を採用する場合、蒸発器15における冷媒圧力が高くなるので、膨張弁14と膨張弁組付部29とのろう付け部の接合強度を向上させる必要がある。このため、従来では、バックアップリング等の強度補強部材を別途設けて、ろう付け部の接合強度を確保していた。
By the way, when carbon dioxide is adopted as the refrigerant of the
これに対し、本実施形態では、膨張弁14と膨張弁組付部29とをネジにより機械的に締結している。これにより、強度補強用の別部材を設けることなく、つまり部品点数を増加させることなく、膨張弁14と膨張弁組付部29とのろう付け部の接合強度を確保することが可能となる。
On the other hand, in this embodiment, the
ところで、膨張弁14の接続部14gと接合部材30との溶接時の熱により揮発した油分(以下、揮発ガスという)が溶接部位に溜まると、溶接部位にピンホールやボイドが発生して、冷媒漏れ等が起こるおそれがある。
By the way, when the oil component (hereinafter referred to as volatile gas) volatilized by heat at the time of welding between the connecting
これに対し、本実施形態では、膨張弁14の挿入部14fにおける接続部14g近傍には貫通穴14iを形成しているので、揮発ガスが当該貫通穴14iを介して冷媒出口14bから排出される。したがって、膨張弁14と接合部材30っとの溶接部位にピンホールやボイドが発生することを抑制できる。
On the other hand, in this embodiment, since the through
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図12および図13に基づいて説明する。本第5実施形態は、上記第2実施形態と比較して、膨張弁14と膨張弁組付部29との接合部分の構造が異なるものである。なお、図13では、膨張弁14および後述するバックアップリング70の図示を省略している。
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The fifth embodiment is different from the second embodiment in the structure of the joint portion between the
図12に示すように、本実施形態の接合部材30は、円筒状に形成されている。接合部材30における膨張弁組付部29側の外表面は、突出部29eの膨張弁挿入穴29aの内壁面に接合されている。また、接合部材30における膨張弁14側の端部には、膨張弁14の接続部14gが、溶接により接合されている
突出部29eの外側には、バックアップリング70が設けられている。バックアップリング70は、円筒状に形成された円筒部70aと、円筒部70aの膨張弁14側の端部から径方向内側に向かって略直角に折り曲げられて円筒部70aの軸方向と略垂直な方向に延びるとともに、円板状に形成された円板部70bとを有している。
As shown in FIG. 12, the joining
円筒部70aは、突出部29eの径方向外側の壁面にろう付けにより接合されている。円板部70bの中心部には、円形状の貫通穴70cが形成されている。貫通穴70cの内径は、接合部材30の外径と同等になっている。そして、円板部70bの内周縁部は、接合部材30の径方向外側の壁面にろう付けにより接合されている。
The
図13に示すように、突出部29eにおける膨張弁挿入穴29aの膨張弁14側の端部は、膨張弁14側に向かって徐々に拡径する(円筒部30aからの距離が長くなる)テーパ状に形成されている。
As shown in FIG. 13, the end of the expansion
以上説明したように、膨張弁組付部29における膨張弁挿入穴29aの膨張弁14側の端部をテーパ状に形成することで、接合部材30と膨張弁挿入穴29aの内壁面とのろう付け部に気泡が発生した場合であっても、気泡がテーパ面に沿って膨張弁14側の開口部から抜けやすくなる。これにより、接合部材30と膨張弁挿入穴29aとの接合部位にボイドが存在しなくなり、安定した接合強度を得ることが可能となる。
As described above, the end of the expansion
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について図14に基づいて説明する。本第6実施形態は、上記第5実施形態と比較して、膨張弁挿入穴29aの構造が異なるものである。なお、図14は、上記第5実施形態の図13に対応している。
(Sixth embodiment)
Next, a sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The sixth embodiment is different from the fifth embodiment in the structure of the expansion
図14に示すように、膨張弁組付部29の突出部29eにおける膨張弁挿入穴29aには、段差部29mが設けられている。より詳細には、突出部29eにおける膨張弁挿入穴29aは、穴径が接合部材30の外径より若干大きくなっている第1挿入穴291mと、穴径が第1挿入穴291mよりも大きい第2挿入穴292mとを有している。
As shown in FIG. 14, a
第1挿入穴291mと第2挿入穴292mとは、互いに連通している。第1挿入穴291mおよび第2挿入穴292mは、膨張弁組付部29側(膨張弁14と反対側)から、この順に配置されている。
The
以上説明したように、膨張弁組付部29の膨張弁挿入穴29aに段差部29mを設けることで、接合部材30と膨張弁挿入穴29aの内壁面とのろう付け部に気泡が発生した場合であっても、気泡が段差部29mを介して膨張弁14側の開口部から抜けやすくなる。このため、上記第5実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
As described above, when the stepped
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について図15に基づいて説明する。本第7実施形態は、上記第5実施形態と比較して、膨張弁挿入穴29aの構造が異なるものである。なお、図15は、上記第5実施形態の図13に対応している。
(Seventh embodiment)
Next, a seventh embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The seventh embodiment is different from the fifth embodiment in the structure of the expansion
図14に示すように、膨張弁組付部29の突出部29eにおける膨張弁挿入穴29aの底面(接合部材30の膨張弁組付部29側の端部が接触する面)には、溝部29nが形成されている。溝部29nは、膨張弁挿入穴29aと連通している。
As shown in FIG. 14, a
本実施形態によれば、接合部材30と膨張弁挿入穴29aの内壁面とのろう付け部に気泡が発生した場合であっても、気泡が溝部29nから膨張弁挿入穴29aの内部へ抜けやすくなる。このため、上記第5実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
According to the present embodiment, even when bubbles are generated at the brazed portion between the joining
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について図16および図17に基づいて説明する。本第8実施形態は、上記第5実施形態と比較して、膨張弁挿入穴29aおよび接合部材30の構造が異なるものである。なお、図16は、上記第5実施形態の図13に対応している。
(Eighth embodiment)
Next, an eighth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The eighth embodiment differs from the fifth embodiment in the structure of the expansion
図16に示すように、膨張弁組付部29の突出部29eにおける膨張弁挿入穴29aは、内径が一定の円柱状に形成されている。図16および図17に示すように、接合部材30の膨張弁組付部29側の端部には、その表裏を貫通する貫通穴30dが複数形成されている。この貫通穴30dは、接合部材30を、膨張弁組付部29側(紙面下側)の端部から、膨張弁14側(紙面上側)の端部に向かって切り欠くことにより形成されている。
As shown in FIG. 16, the expansion
本実施形態によれば、接合部材30と膨張弁挿入穴29aの内壁面とのろう付け部に気泡が発生した場合であっても、気泡が接合部材30の貫通穴30dから膨張弁挿入穴29aの内部へ抜けやすくなる。このため、上記第5実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
According to the present embodiment, even when bubbles are generated in the brazed portion between the joining
(第9実施形態)
次に、本発明の第9実施形態について図18および図19に基づいて説明する。本第9実施形態は、上記第4実施形態と比較して、接合部材30の構造が異なるものである。
(Ninth embodiment)
Next, a ninth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The ninth embodiment differs from the fourth embodiment in the structure of the joining
図18および図19に示すように、膨張弁組付部29のベース部29dにおける挿入用凹部29pには、接合部材30の円筒部30aにおける膨張弁組付部29側の端部が圧入固定されている。つまり、挿入用凹部29pの径方向寸法と円筒部30aの径方向寸法は、シマリバメの寸法関係(圧入固定できる寸法関係)となっている。
As shown in FIGS. 18 and 19, the end on the expansion
円筒部30aの膨張弁組付部29側の端部における径方向外側の壁面には、切り欠き部30eが形成されている。切り欠き部30eは、円筒部30aを、膨張弁組付部29側(紙面下側)の端部から、膨張弁14側(紙面上側)の端部に向かって切り欠くことによって形成されている。図19に示すように、円筒部30aにおいて、切り欠き部30eが形成されている部位は、他の部位よりも板厚(径方向の長さ)が薄くなっている。
A
ところで、挿入用凹部29pの径方向寸法と円筒部30aの径方向寸法をシマリバメの寸法関係にすると、挿入用凹部29pと円筒部30aとの固定部(圧入部)においてはろう材の流入性が悪くなり、ろう付け強度が不安定になるおそれがある。また、ろう材の供給部位が挿入用凹部29p内面になるため、ろう付け時に良好なフィレットが形成されているか否かを外部から目視で確認することができない。
By the way, if the radial dimension of the
これに対し、本実施形態のように、接合部材30の径方向外側の壁面に切り欠き部30eを形成することで、切り欠き部30eから挿入用凹部29pと接合部材30との間にろう材を供給することができる。このため、挿入用凹部29pと接合部材30との間において安定したろう付け強度を確保することが可能となる。さらに、切り欠き部30eからろう材が流出するので、挿入用凹部29pと接合部材30との間に良好なフィレットが形成されているか否かを目視確認することが可能となる。
On the other hand, the brazing material is formed between the
(第10実施形態)
次に、本発明の第10実施形態について図20および図21に基づいて説明する。本第10実施形態は、上記第9実施形態と比較して、膨張弁組付部29および接合部材30の構造が異なるものである。
(10th Embodiment)
Next, a tenth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The tenth embodiment differs from the ninth embodiment in the structure of the expansion
図20および図21に示すように、本実施形態では、接合部材30における円筒部30aの膨張弁組付部29側の端部には、径方向外側に向かって突出する突起部30fが複数設けられている。突起部30fは、円筒部30aと一体に形成されている。
As shown in FIGS. 20 and 21, in this embodiment, a plurality of
挿入用凹部29pの外径は、円筒部30aにおける突起部30fが形成されていない部位の外径よりも大きくなっている。また、挿入用凹部29pの径方向寸法と円筒部30aにおける突起部30fが形成されている部位の径方向寸法は、シマリバメの寸法関係となっている。突起部30fの径方向外側の壁面は、挿入用凹部29pの径方向外側の壁面にろう付けにより接合されている。
The outer diameter of the
以上説明したように、接合部材30に径方向外側に向かって突出する突起部30fを形成することで、挿入用凹部29pの内壁面と接合部材30の円筒部30aにおける突起部30fが形成されていない部位の外壁面との間から、挿入用凹部29pと接合部材30との間にろう材を供給することができる。このため、挿入用凹部29pと接合部材30との間において安定したろう付け強度を確保することが可能となる。
As described above, by forming the
さらに、挿入用凹部29pの内壁面と円筒部30aにおける突起部30fが形成されていない部位の外壁面との間から、挿入用凹部29pと接合部材30との間に良好なフィレットが形成されているか否かを目視確認することが可能となる。
Further, a good fillet is formed between the
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
(Other embodiments)
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be variously modified as follows without departing from the spirit of the present invention.
(1)上記実施形態では、膨張弁14として、コイル14cへの通電によって弁体14dを駆動して弁開度(冷媒流量)を調整する電気式膨張弁を用いた例について説明したが、膨張弁14はこれに限定されない。例えば、膨張弁14として、圧縮機11の吸入側冷媒の温度と圧力とに基づいて圧縮機吸入側冷媒の過熱度を検出し、圧縮機吸入側冷媒の過熱度が予め設定された所定値となるように弁開度(冷媒流量)を調整する温度式膨張弁を用いてもよい。
(1) In the above embodiment, an example has been described in which the
(2)上記第3実施形態では、第2組付部292およびキャップ65を、蒸発器構成部品、第1組付部291および接合部材30と一体にろう付けした例について説明したが、これに限らず、第2組付部292およびキャップ65を溶接や半田付け等により接合してもよい。
(2) In the third embodiment, the example in which the
(3)上記実施形態では、接合部材30と膨張弁組付部29とを一体ろう付けにより接合した例について説明したが、これに限らず、溶接により接合してもよい。
(3) In the above-described embodiment, the example in which the joining
また、接合部材30および膨張弁組付部29のうち、いずれか一方にネジ溝(雄ネジ)を形成するとともに、他方に当該雄ネジと対応するネジ溝(雌ネジ)を形成し、接合部材30と膨張弁組付部29とをネジにより機械的に締結した後に、接合部材30と膨張弁組付部29とろう付けまたは溶接により接合してもよい。 これによれば、接合部材30と膨張弁組付部29との接合強度を向上させることが可能となる。
In addition, a thread groove (male thread) is formed on one of the joining
(4)上記第5〜第8実施形態では、バックアップリング70を膨張弁組付部29にろう付けにより接合した例について説明したが、これに限らず、溶接により接合してもよい。また、バックアップリング70を廃止してもよい。
(4) In the fifth to eighth embodiments, the example in which the
(5)上記第1実施形態では、接合部材30の内表面(ろう付け面)には、ニッケルからなるNi層を設けた例について説明したが、これに限らず、アルミニウムおよびシリコンからなるAl−Si層を設けてもよい。これによれば、接合部材30と膨張弁組付部29とのろう付け性を向上させることができる。
(5) In the first embodiment, the example in which the Ni layer made of nickel is provided on the inner surface (brazing surface) of the joining
また、この場合において、Al−Si層を、接合部材30における円筒部30a、すなわち突出部29eがろう付けされる部位のろう付け面にのみ設けるとともに、フランジ部30bに設けないようにしてもよい。これによれば、アルミニウムおよびシリコンが、ろう付け面以外の他の部位に悪影響を及ぼすことを抑制できる。
In this case, the Al—Si layer may be provided only on the
(6)上記各実施形態の冷凍サイクル10では、冷媒として二酸化炭素を用いているが、冷媒の種類はこれに限定されるものではなく、フロン系冷媒や炭化水素系冷媒等を用いてもよい。
(6) In the
また、上記各実施形態の冷凍サイクル10は、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超える超臨界冷凍サイクルを構成しているが、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界冷凍サイクルを構成していてもよい。
The
10 冷凍サイクル
14 膨張弁(減圧手段)
15 蒸発器(熱交換器)
30 接合部材
10
15 Evaporator (heat exchanger)
30 Joining members
Claims (7)
前記冷凍サイクル(10)の冷媒を減圧するステンレス製の減圧手段(14)とを備え、
前記熱交換器(15)と前記減圧手段(14)とは、ステンレス製の接合部材(30)を介して接合されていることを特徴とする熱交換器ユニット。 A heat exchanger (15) made of aluminum or aluminum alloy constituting the refrigeration cycle (10);
A stainless steel decompression means (14) for decompressing the refrigerant of the refrigeration cycle (10),
The heat exchanger unit, wherein the heat exchanger (15) and the pressure reducing means (14) are joined via a stainless steel joining member (30).
前記減圧手段(14)と前記接合部材(30)とは、溶接により接合されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器ユニット。 The heat exchanger (15) and the joining member (30) are joined by brazing,
The heat exchanger unit according to claim 1, wherein the decompression means (14) and the joining member (30) are joined by welding.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013084901A JP2014206340A (en) | 2013-04-15 | 2013-04-15 | Heat exchanger unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013084901A JP2014206340A (en) | 2013-04-15 | 2013-04-15 | Heat exchanger unit |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014206340A true JP2014206340A (en) | 2014-10-30 |
Family
ID=52120019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013084901A Pending JP2014206340A (en) | 2013-04-15 | 2013-04-15 | Heat exchanger unit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014206340A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020144809A1 (en) * | 2019-01-10 | 2020-07-16 | 三菱電機株式会社 | Heat exchanger and refrigeration cycle device |
-
2013
- 2013-04-15 JP JP2013084901A patent/JP2014206340A/en active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020144809A1 (en) * | 2019-01-10 | 2020-07-16 | 三菱電機株式会社 | Heat exchanger and refrigeration cycle device |
CN113227679A (en) * | 2019-01-10 | 2021-08-06 | 三菱电机株式会社 | Heat exchanger and refrigeration cycle device |
JPWO2020144809A1 (en) * | 2019-01-10 | 2021-09-30 | 三菱電機株式会社 | Heat exchanger and refrigeration cycle equipment |
JP7069350B2 (en) | 2019-01-10 | 2022-05-17 | 三菱電機株式会社 | Heat exchanger and refrigeration cycle equipment |
CN113227679B (en) * | 2019-01-10 | 2022-08-26 | 三菱电机株式会社 | Heat exchanger and refrigeration cycle device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11415381B2 (en) | Heat exchanger with aluminum tubes rolled into an aluminum tube support | |
JP5351386B2 (en) | Heat exchanger piping connector | |
JP5206830B2 (en) | Heat exchanger | |
JP5157811B2 (en) | Pipe fitting | |
JP2006003071A (en) | Heat exchanger | |
JP2006322636A (en) | Heat exchanger | |
JP7477775B2 (en) | Refrigerant piping and refrigeration equipment | |
JP2016200312A (en) | Heat exchanger and manufacturing method of heat exchanger | |
JP7477777B2 (en) | Refrigerant piping and refrigeration equipment | |
JP2005262248A (en) | Joined body of copper tube and aluminum tube, manufacturing method of the joined body, and freezing circuit | |
JP6223603B2 (en) | Heat exchanger and air conditioner | |
JP6826133B2 (en) | Heat exchanger and refrigeration cycle equipment | |
JP2014206340A (en) | Heat exchanger unit | |
JP2001124481A (en) | Heat exchanger | |
KR200432601Y1 (en) | Header pipe for heat exchanger | |
WO2010032417A1 (en) | Refrigerant heating device assembly and mounting structure for same | |
KR20070108078A (en) | Transition assembly and method of connecting to a heat exchanger | |
KR100740699B1 (en) | Header pipe for heat exchanger | |
JP2018151040A (en) | Pipe joint, heat exchanger and manufacturing method of heat exchanger | |
JP2019192569A (en) | Heat exchanger | |
CN100476340C (en) | Brazed structure and method of manufacturing the same | |
JP2022116694A (en) | Plate type refrigerant pipe, air conditioner, and method for manufacturing plate type refrigerant pipe | |
JP4575697B2 (en) | Heat exchanger | |
WO2020213227A1 (en) | Heat exchanger and refrigeration system in which heat exchanger is used | |
JP6940080B2 (en) | Refrigerant piping |