JP2014204785A - Storage device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、棚板を備えた収納装置に関する。 The present invention relates to a storage device including a shelf board.
従来より、電子機器や電化製品等の物品が載置されたり、収納されたりする机や収納家具等のような家具が知られている。このような家具に載置された電子機器や電化製品等の配線が、机等の天板や収納家具の棚板等の上面側等に露出した状態では、見栄えを損なうという問題があった。
例えば、下記特許文献1では、机の天板とフロントパネルとの間に配線挿通用の開口部を形成し、この開口部に配線収納部の底部を構成するような配線ダクトを設けた構成の開示がある。
Conventionally, furniture such as desks and storage furniture on which articles such as electronic devices and electrical appliances are placed or stored is known. There is a problem that the appearance of the electronic device or electrical appliance placed on the furniture is deteriorated when the wiring is exposed on the top surface of the top plate such as a desk or the shelf of the storage furniture.
For example, in
しかしながら、上記特許文献1では、机自体の天板や側板等に配線収納部となる開口部を加工する必要があり、配線収納部を設ける対象としての家具自体の構造が複雑化するという問題があった。また、配線ダクトの取付性についても考慮がなされておらず、更なる改善が望まれる。
However, in the above-mentioned
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、配線トレーの取付対象の構造を複雑化させることなく、配線トレーの取付性を向上し得る収納装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a storage device that can improve the mounting property of the wiring tray without complicating the structure of the wiring tray mounting target.
上記目的を達成するために、本発明に係る収納装置は、前方開口の収納空間の奥側面との間に空間を設けるように該収納空間の両内側面に架け渡される棚板と、該棚板の幅方向に沿う方向に延びる凹溝状とされ前記空間に位置するように配設される上方開口の配線収納凹所と前記棚板の前後方向に沿う方向に突出し前記棚板の後端部を上下から挟む上下の弾性引掛片とを有した配線トレーと、を備えており、架け渡された状態の前記棚板の後端部に前記上下の弾性引掛片を引掛可能なように前記配線トレーを取り付けた状態で前記配線収納凹所の後側を区画する後側片部と前記収納空間の奥側面との間に隙間が形成され、かつ、前記上下の弾性引掛片のうちの上面側の弾性引掛片が外れ側へ移動する際には、該上面側の弾性引掛片の一部が前記棚板の上面に引っ掛かった状態で前記後側片部が前記奥側面に当接される構造とされていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a storage device according to the present invention includes a shelf board that is spanned between both inner side surfaces of the storage space so as to provide a space between the rear side surface of the storage space of the front opening, and the shelf. A wiring storage recess in an upper opening that is formed in a groove shape extending in a direction along the width direction of the plate and is disposed so as to be positioned in the space, and a rear end of the shelf plate protruding in a direction along the front-rear direction of the shelf plate A wiring tray having upper and lower elastic hooking pieces sandwiching the portion from above and below, so that the upper and lower elastic hooking pieces can be hooked on the rear end portion of the shelf board in a suspended state. A gap is formed between a rear piece that divides the rear side of the wiring housing recess and a back side surface of the housing space with the wiring tray attached, and an upper surface of the upper and lower elastic hooking pieces. When the elastic hooking piece on the side moves to the disengagement side, a part of the elastic hooking piece on the upper surface side Characterized in that there is a structure in which the rear piece portion in a state caught on the upper surface of the shelf plate is brought into contact with the rear side.
本発明においては、前記配線トレーの後側片部は、上方側から下方側に向かうに従い、前方側へ下る傾斜状とされていてもよい。
また、本発明においては、前記配線トレーの後側片部の上端に、上方に向けて突出する突出片部を更に設けていてもよい。
In the present invention, the rear piece of the wiring tray may be inclined so as to descend to the front side from the upper side toward the lower side.
In the present invention, a protruding piece portion protruding upward may be further provided at the upper end of the rear piece portion of the wiring tray.
本発明に係る収納装置は、上述のような構成としたことで、配線トレーの取付対象の構造を複雑化させることなく、配線トレーの取付性を向上させることができる。 Since the storage device according to the present invention is configured as described above, it is possible to improve the mounting property of the wiring tray without complicating the structure of the wiring tray mounting target.
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。また、設置された収納装置の収納空間に対面した状態を基準として、手間側を前方側、その逆側を後方側として説明し、また、その状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
In some of the drawings, some of the detailed reference numerals attached to other drawings are omitted. Also, with the state facing the storage space of the installed storage device as a reference, the labor side will be described as the front side, and the opposite side as the rear side, and the direction such as the up and down direction will be described based on that state. .
図1〜図3は、本実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る収納装置1は、図3に示すように、配線トレー10と、棚板20と、棚板20の左右両側に配される左右の縦仕切板24,25と、を備えている。
本実施形態では、収納装置1は、上下方向に複数段の収納空間を有した収納部を備えた構造とされている。また、本実施形態では、収納装置1を、左右方向に複数列(図例では3列)の収納部を備えたものとしている。これら収納部は、それぞれ上下方向に延びる左右の縦仕切板25,25によって区画されている。図例では、左右方向に間隔を空けて4枚の縦仕切板25,25,25,25を配設し、それぞれの収納部の左右両側を左右に隣り合う縦仕切板25,25によって区画した例を示している。
1-3 is a figure which shows typically an example of the storage apparatus which concerns on this embodiment.
As shown in FIG. 3, the
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、図3に示すように、縦仕切板25,25,25,25を、それぞれの下端を床面2に当接させるように配設し、各収納部の最下段の収納空間の底面を床面2とした例を示している。なお、このような態様に代えて、各収納部の最下段の収納空間の底面を構成する底板を備えた態様としてもよい。
また、本実施形態では、縦仕切板25,25,25,25を、それぞれの上端を天井面3に当接させるように配設し、各収納部の最上段の収納空間の天面を天井面3とした例を示している。なお、このような態様に代えて、各収納部の最上段の収納空間の天面を構成する天板を備えた態様としてもよい。
また、本実施形態では、図1(a)に示すように、縦仕切板25,25,25,25を、それぞれの後端を壁面4に当接させるように配設し、各収納部の収納空間の奥側面を壁面4とした例を示している。なお、このような態様に代えて、各収納部の収納空間の奥側面を構成する背板を備えた構成としてもよい。
このような構成により、各収納部は、左右に隣り合う縦仕切板25,25、床面2、天井面3及び壁面4によって、前方に開口した構造とされている。
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 3, the
Further, in the present embodiment, the
Moreover, in this embodiment, as shown to Fig.1 (a), it arrange | positions so that the
With such a configuration, each storage unit has a structure opened forward by the
また、本実施形態では、左右方向中央に位置する中央収納部の間口寸法を、その左右両側に位置する側部収納部の間口寸法よりも大きな寸法としている。
両側の側部収納部は、それぞれ左右に隣り合う縦仕切板25,25間に、複数枚の棚板20A,20Bを上下方向に間隔を空けて架け渡し、上下方向に複数段の収納空間を区画した構造とされている。
中央収納部は、左右に隣り合う縦仕切板25,25間に、複数枚の棚板20Bを上下方向に間隔を空けて架け渡し、上下方向に複数段の収納空間を区画した構造とされている。本実施形態では、この中央収納部の上下の収納空間のうちの中段部を、物品としてのテレビ等の表示装置7を収納可能とした比較的に大きな収納空間としている。
Moreover, in this embodiment, the frontage dimension of the central storage part located in the center in the left-right direction is larger than the frontage dimension of the side part storage parts located on the left and right sides.
The side storage portions on both sides span a plurality of
The central storage section has a structure in which a plurality of
棚板20Aは、左右に隣り合う縦仕切板25,25に対する上下方向の配設位置の変更が可能とされた可動棚板20Aとしてもよい。例えば、各縦仕切板25,25の内側面25a,25aに、上下方向に適宜の間隔を空けて互いに対向する方向に向けて開口するように設けたダボ穴に、棚受ダボ等を挿入し、この棚受ダボに棚板20Aの下面側等に設けた係合凹所を係合させた構成としてもよい。
また、棚板20Bは、壁面4に沿うように固定される固定片部を後端部に設けた固定棚板20Bとしてもよい。このような構成とすれば、壁付収納装置としての収納装置1を安定的に設置することができる。
The
Moreover, the
上記した中央収納部の中段部の下段側の空間は、中段部よりも上下寸法が小さな空間とされている。この下段側の空間は、左右方向中央に設けた上下に延びる縦仕切板24によって左右に区画されている。また、このように左右に区画された下段側の左右の空間には、それぞれの空間を上下に区画する棚板20,20が左右の縦仕切板24,25の両内側面24a,25aに架け渡されている。
これら棚板20,20は、互いに略同様の構成とされている。
また、それぞれの棚板20,20上を、電子機器5,5等が収納される収納空間とした例を示している。このような電子機器5,5としては、上段側に収納されるテレビ等の表示装置7に関連して配されるものとしてもよい。また、電子機器5,5としては、レコーダー等の録画機器や音響機器等としてもよい。
The space on the lower side of the middle stage part of the central storage part described above is a space whose vertical dimension is smaller than that of the middle stage part. The space on the lower side is divided into left and right by a
These
Moreover, the example which made each
棚板20,20は、図1(a)に示すように、壁面4との間に空間を設けるように縦仕切板24,25間に架け渡される。これら棚板20,20は、この空間の前後寸法に応じて、それぞれの前後寸法が縦仕切板24,25の前後寸法よりも小さく形成されている。
本実施形態では、図1(a)及び図3に示すように、これら棚板20,20を配線トレー10,10の取付対象としている。
なお、本実施形態では、棚板20,20が架け渡される収納空間の両内側面24a,25aを、両縦仕切板24,25によって構成した例を示しているが、この態様に限定されない。棚板20が架け渡される収納空間の両内側面24a,25aの両方または一方を、壁面としてもよい。
The
In the present embodiment, as shown in FIG. 1A and FIG. 3, these
In the present embodiment, an example in which both inner side surfaces 24a and 25a of the storage space over which the
配線トレー10は、図1(a)及び図3に示すように、棚板20の後端部21に取付けられる。
また、配線トレー10は、図1に示すように、棚板20の後方側に配設される上方開口の配線収納凹所11と、この配線収納凹所11の前方側に設けられ、棚板20の後端部21を上下から挟む上下の弾性引掛片15,16と、を備えている。
この配線トレー10は、図1及び図3に示すように、棚板20の幅方向に沿って長尺状とされている。なお、図例では、配線トレー10の長さ寸法を、棚板20の幅寸法(収納間口寸法)よりも小さくした例を示しているが、配線トレー10の長さ寸法を、棚板20の幅寸法と略同寸法としてもよい。
The
Further, as shown in FIG. 1, the
As shown in FIGS. 1 and 3, the
上面側の弾性引掛片15としての上面引掛片15は、棚板20の上面22に引っ掛けられる。また、下面側の弾性引掛片16としての下面引掛片16は、棚板20の下面23に引っ掛けられる。
これら上面引掛片15及び下面引掛片16は、図1(a)に示すように、棚板20の前後方向(収納奥行方向)に沿う方向に突出するように配線トレー10に設けられている。
また、これら上面引掛片15及び下面引掛片16は、図1(b)に示すように、それぞれ薄板状とされており、配線トレー10の長手方向の全体に亘って設けられている。また、これら上面引掛片15及び下面引掛片16は、互いに略同厚さ寸法とされている。また、これら上面引掛片15及び下面引掛片16は、棚板20の後端面に沿うように配設される連結片部13によって連結されている。配線トレー10は、これら上面引掛片15、下面引掛片16及び連結片部13によって、前方に開口し棚板20の後端部21が嵌め込まれる凹溝を形成した構造とされている。
The upper
The upper
Further, as shown in FIG. 1B, the upper
上面引掛片15は、図1(a)に示すように、連結片部13の上端部から突出するように設けられている。
また、上面引掛片15は、本実施形態では、下面引掛片16から上面引掛片15の突出方向先端15aまでの棚板20の厚さ方向に沿う寸法(上下寸法)Hが、棚板20の厚さ寸法Tよりも小さくなるように、基端側から突出方向先端側に向かうに従い下る傾斜状とされている。つまり、上面引掛片15は、連結片部13から斜め手前下方向に突出するように設けられている。また、上面引掛片15、下面引掛片16及び連結片部13によって形成された凹溝は、その溝幅寸法(上下寸法)が連結片部13側から上面引掛片15の突出方向先端15a側に向かうに従い小さくなるような形状とされている。
下面引掛片16は、図1(a)に示すように、連結片部13の下端部から連結片部13に略直交する方向に突出するように設けられている。
これら上面引掛片15及び下面引掛片16の基端部間の寸法は、棚板20の厚さ寸法Tと略同寸法または棚板20の厚さ寸法Tよりも僅かに大きい寸法とされている。
As shown in FIG. 1A, the upper
Further, in the present embodiment, the upper
As shown in FIG. 1A, the lower
The dimensions between the base end portions of the upper
また、下面引掛片16の突出寸法D2を、上面引掛片15の突出寸法よりも大としている。この下面引掛片16の突出寸法D2は、連結片部13の前側面から下面引掛片16の突出方向先端までの棚板20の前後方向に沿う寸法である。また、上面引掛片15の突出寸法D1は、連結片部13の前側面から上面引掛片15の突出方向先端15aまでの棚板20の前後方向に沿う寸法である。なお、上記のように上面引掛片15を傾斜状とした場合には、上面引掛片15の突出寸法D1を、上面引掛片15の突出方向に沿う寸法として把握するようにしてもよいが、本実施形態では、上面引掛片15の突出寸法D1を、棚板20の前後方向に沿う寸法としている。
Further, the protruding dimension D2 of the lower
これら上面引掛片15及び下面引掛片16の突出寸法D1,D2は、配線トレー10の取付強度や、後記するように配線トレー10を棚板20の後端部21へ取り付ける際における取付性等の観点から適宜設定するようにしてもよい。
例えば、下面引掛片16の突出寸法D2を、上面引掛片15の突出寸法D1の略1.2倍〜3.0倍の寸法としてもよい。図例では、下面引掛片16の突出寸法D2を、上面引掛片15の突出寸法D1の略2倍とした例を示している。また、上記のような観点から、例えば、上面引掛片15の突出寸法D1を、5.0mm〜12.0mm程度とし、下面引掛片16の突出寸法D2を、10.0mm〜24.0mm程度としてもよい。
また、上記上下寸法Hは、上記同様、配線トレー10の取付強度や取付性等の観点や、上面引掛片15及び下面引掛片16の突出寸法D1,D2に応じて、適宜設定するようにしてもよい。この上下寸法Hは、上面引掛片15及び下面引掛片16の突出寸法D1,D2を上記のような寸法とした場合には、例えば、棚板20の厚さ寸法Tよりも0.5mm〜2.0mm程度小さい寸法としてもよい。
The protrusion dimensions D1 and D2 of the upper
For example, the protruding dimension D2 of the lower
In addition, the vertical dimension H is set as appropriate according to the viewpoint of the mounting strength and the mounting property of the
配線収納凹所11は、図1(a)に示すように、棚板20の幅方向に沿う方向に延びる凹溝状とされ、上記した棚板20と壁面4との間の空間に位置するように配設される。この配線収納凹所11は、棚板20に載置された電子機器5や他の収納空間に収納された電子機器5の配線6や、これに関連して設けられる電源装置や差込接続器等が収納可能とされている。
また、配線収納凹所11は、図1(b)に示すように、配線トレー10の長手方向の全体に亘って設けられ、長手方向両側にも開口した形状とされている。なお、このような態様に代えて、配線収納凹所11の長手方向両端または一端が閉塞された態様としてもよい。
この配線収納凹所11は、図1に示すように、前側を区画する片部(前側片部)12と、底側を区画する底片部17と、後側を区画する片部(後側片部)18と、によって区画されている。
これら前側片部12、後側片部18及び底片部17は、図1(b)に示すように、薄板状とされている。
As shown in FIG. 1A, the
Further, as shown in FIG. 1B, the
As shown in FIG. 1, the
The
前側片部12は、本実施形態では、図1(b)に示すように、上記した連結片部13とこの連結片部13に連なるように下面引掛片16の基端部から下方に向けて延びる延出片部14とによって構成されている。つまり、上記した連結片部13は、前側片部12を構成し、本実施形態では、この前側片部12に上面引掛片15及び下面引掛片16を設けた構成とされている。
また、これら連結片部13と延出片部14とは、互いに上下に連なるように設けられている。
この延出片部14に、その下端部から後方側に向けて延出片部14に略直交する方向に突出するように底片部17が設けられている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1B, the
Further, the connecting
A
また、本実施形態では、図1(a)に示すように、延出片部14の厚さ寸法T2を、連結片部13の厚さ寸法T1よりも大きくしている。また、配線トレー10を構成する延出片部14以外の連結片部13を含む各片部の厚さ寸法を、略同寸法としている。
また、これら連結片部13及び延出片部14を含み配線トレー10を構成する各片部は、それぞれ長手方向の全体に亘って略均等の厚さ寸法とされている。
これら連結片部13及び延出片部14を含む各片部の厚さ寸法を小さくし過ぎれば、配線トレー10が破損し易くなる傾向がある。一方、これら各片部の厚さ寸法を大きくし過ぎれば、配線収納空間11の収納空間が小さくなり、また、上面引掛片15及び下面引掛片16が目立ち易くなる傾向がある。
このような観点から、連結片部13の厚さ寸法T1(つまりは延出片部14以外の各片部の厚さ寸法)を、1.0mm〜2.5mm程度とし、延出片部14の厚さ寸法T2を、1.1mm〜2.8mm程度としてもよい。
Moreover, in this embodiment, as shown to Fig.1 (a), the thickness dimension T2 of the
In addition, each piece portion that includes the connecting
If the thickness of each piece including the connecting
From such a viewpoint, the thickness T1 of the connecting piece 13 (that is, the thickness of each piece other than the extended piece 14) is set to about 1.0 mm to 2.5 mm, and the
また、本実施形態では、図1(a)に示すように、下面引掛片16と延出片部14との入隅部及び延出片部14と底片部17との入隅部を、それぞれ肉厚にするようにフィレット状に形成している。図例では、これら入隅部の表面を凹湾曲面形状(R面形状)とした例を示しているが、凸湾曲面形状やC面形状等としてもよい。これら入隅部をフィレット状とすれば、比較的に大きな負荷が掛かる傾向がある部位となるこれら入隅部の強度を向上させることができる。
Moreover, in this embodiment, as shown to Fig.1 (a), the entrance corner part of the lower
後側片部18は、底片部17の後端部から上方側に向けて突出するように設けられている。
本実施形態では、後側片部18を、図1(a)に示すように、上方側から下方側に向かうに従い、前方側へ下る傾斜状としている。
また、本実施形態では、後側片部18を、配線トレー10の長手方向に見て(縦断面視して)、上面引掛片15の突出方向先端15aを略円心とする円弧に略沿うような形状としている。つまり、後側片部18は、長手方向に見て上端から下端まで一面状(平板状)とされた傾斜状ではなく、その幅方向途中部位が後方側に突出するような形状とされている。この上面引掛片15の突出方向先端15aは、後記するように、配線トレー10を回動させて棚板20に取り付ける際に棚板20の上面22に当接され、概ね回動軸となる(図2(a)参照)。
The
In the present embodiment, as shown in FIG. 1A, the
Further, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、後側片部18を、それぞれが平板状とされた複数(図例では二つ)の平板部からなる多面状としている。また、これら平板部のそれぞれの幅方向端部が上記円弧上に概ね位置するように後側片部18を形成している。つまり、本実施形態では、後側片部18を、配線トレー10の長手方向に見て、上面引掛片15の突出方向先端15aを略中心とする多角形の一部となるような形状としている。
なお、後側片部18は、上記のように二つの平板部からなる多面状とされたものに限られず、三つ以上の平板部からなる多面状とされたものとしてもよい。または、後側片部18を、上記円弧に略沿うような滑らかな一連状の凸湾曲形状としてもよい。更には、このような態様に代えて、後側片部18を、上記とは逆に前方側に突出する凸湾曲形状としたり、上端から下端まで一面状(平板状)の傾斜状としてもよい。
Further, in the present embodiment, the
Note that the
また、本実施形態では、図1(a)に示すように、後側片部18の上端に、配線トレー10が取り付けられた状態で上方に向けて突出する突出片部19を更に設けている。この突出片部19の突出寸法は、例えば、数mm程度としてもよい。
なお、本実施形態では、後側片部18の傾斜形状とされた部位の上端に連なるように更に突出片部19を設けた態様としたが、この突出片部19を含み後側片部18を上記のように円弧に略沿う形状としてもよい。
Moreover, in this embodiment, as shown to Fig.1 (a), the
In addition, in this embodiment, although it was set as the aspect which provided the
また、本実施形態では、配線収納凹所11の前側片部12及び後側片部18を、それぞれの上端が上面引掛片15よりも上方側に突出しないように形成している。
本実施形態では、後側片部18の上端に突出片部19を設けているので、配線収納凹所11の前側片部12及び後側片部18を、突出片部19の上端が上面引掛片15よりも上方側に突出しないように形成している。
また、本実施形態では、配線収納凹所11の突出片部19の上端(後側片部18の上端)を上面引掛片15の上面(基端部の上面)よりも下方側に位置させた例を示している。図例では、突出片部19の上端(後側片部18の上端)が、配線トレー10を取り付けた状態における上下方向で連結片部13の上下の略中間に位置するように、後側片部18を形成した例を示している。
Further, in the present embodiment, the
In the present embodiment, since the protruding
In the present embodiment, the upper end (upper end of the rear piece 18) of the protruding
なお、配線収納凹所11の前後寸法や深さ寸法(後側片部18の上端から底片部17までの上下方向に沿う寸法)は、配線6等の収納が可能なように、また、配線トレー10の取付対象に応じて適宜の寸法に設定してもよい。例えば、配線収納凹所11の前後寸法を、30.0mm〜50.0mm程度としてもよく、配線収納凹所11の深さ寸法を、20.0mm〜40.0mm程度としてもよい。
The front and rear dimensions and depth dimensions (the dimensions along the vertical direction from the upper end of the
また、収納装置1は、架け渡された状態の棚板20の後端部21に上下の弾性引掛片15,16を引掛可能なように配線トレー10を取り付けた状態で配線収納凹所11の後側片部18と壁面4との間に隙間Gが形成される構造とされている。また、収納装置1は、上下の弾性引掛片15,16のうちの上面引掛片15が外れ側へ移動する際には、上面引掛片15の一部が棚板20の上面22に引っ掛かった状態で後側片部18が壁面4に当接される構造とされている。
つまり、棚板20に取り付けられた状態の配線トレー10に対して外れ側への外力が作用し、配線トレー10が外れ側に移動する際には、図2(b)に示すように、配線トレー10の上面引掛片15が棚板20の上面22に沿って外れ側(後方側)に移動する。これに伴い後側片部18を含んだ配線収納凹所11が後方側に移動することとなる。本実施形態では、上面引掛片15が棚板20の上面22から外れるよりも先に、後側片部18が壁面4に当接する構造とされている。
In addition, the
That is, when an external force is applied to the
上記した棚板20と壁面4との間の空間は、架け渡された状態の棚板20の後端部21に配線トレー10を取り付けるために必要となる取付スペースを構成する。また、この空間は、配線トレー10の形状や配線トレー10の棚板20への取付態様等に応じて、架け渡された状態の棚板20の後端部21に配線トレー10を取り付け可能なように、かつ配線トレー10の上面引掛片15が棚板20から外れるよりも先に後側片部18が壁面4に当接するように形成されている。また、この空間は、配線トレー10を取り付ける際に、配線トレー10が壁面4に略干渉しないように形成するようにしてもよい。
The above-described space between the
本実施形態では、下面引掛片16の突出寸法D2を上面引掛片15の突出寸法D1よりも大きくし、後側片部18を上記のような傾斜状としており、配線トレー10を、図2(a)に示すように、以下のような取付態様によって棚板20に取付可能としている。
本実施形態では、配線トレー10を保持したユーザーが、取付対象となる棚板20の上方側から容易に取付作業が可能な態様としている。
まず、配線トレー10を、図2(a)に示すように、配線収納凹所11の開口方向が斜め手前上方側となるように長手方向軸廻りに斜め状とした状態で、上面引掛片15を棚板20の後端部21の上面22に引っ掛けて、連結片部13を棚板20の後端部21の上端角部に当接させる。そして、この状態から下面引掛片16を棚板20の後端部21の下端角部に沿わせながら配線収納凹所11の開口方向が上方となるように配線トレー10を長手方向軸廻りに回動させ、下面引掛片16を棚板20の後端部21の下面23に引っ掛ける。このような態様によって、図1(a)に示すように、配線トレー10を棚板20に取付可能としている。
In the present embodiment, the protruding dimension D2 of the lower
In the present embodiment, the user who holds the
First, as shown in FIG. 2A, the upper
このように配線トレー10が棚板20に取り付けられた状態では、架け渡された状態の棚板20の後端部21に配線トレー10を取り付ける際に必要となる取付スペースの一部となる隙間Gが形成される。この隙間Gの前後寸法と配線収納凹所11の前後寸法とを足し合わせた寸法が、上記空間の前後寸法となる。
本実施形態では、後側片部18を、上記のような傾斜状とし、配線トレー10を上記のように取付可能としているので、隙間Gを小さくすることが可能となる。
この隙間Gの前後寸法(つまりは上記空間の前後寸法)を大きくし過ぎれば、上面引掛片15の突出寸法D1を大きくする必要が生じる傾向があり、隙間Gの前後寸法を小さくし過ぎれば、配線トレー10の棚板20への取付性が悪くなる傾向がある。配線トレー10を上記形状とし、上記取付態様で取付可能とした場合には、隙間Gの前後寸法が、例えば、1.0mm〜5.0mm程度となるように、上記空間を形成するようにしてもよい。
Thus, in the state where the
In the present embodiment, the
If the front-rear dimension of the gap G (that is, the front-rear dimension of the space) is too large, the protrusion dimension D1 of the upper
また、上面引掛片15の突出寸法D1は、配線トレー10が外れ方向に移動する際における、配線トレー10が棚板20に取り付けられた状態(連結片部13が棚板20の後端面に当接した状態)から壁面4に当接するまでの後側片部18の上端の移動寸法よりも大きな寸法とされている。この上面引掛片15の突出寸法D1は、棚板20への掛かり代を大きくする観点等からは大きな寸法とすることが望ましいが、大きくし過ぎれば、棚板20の上面22の載置スペースが小さくなる傾向があるので、上記のような寸法としている。このような観点から、この上面引掛片15の突出寸法D1は、例えば、隙間Gの略1.5〜4.0倍の寸法としてもよい。また、上面引掛片15の突出寸法D1を、外れ側へ移動する配線トレー10の後側片部18が壁面4に当接した際に、上面引掛片15の突出寸法D1の略1/4以上、好ましくは、略1/3以上が棚板20の後端部21に引っ掛かった状態となるような寸法としてもよい。
Further, the protrusion dimension D1 of the upper
なお、収納装置1を構成する縦仕切板24,25や棚板20,20A,20Bは、木質系材料や木粉・プラスチック複合材(WPC)、合成樹脂系材料等からなるものとしてもよい。また、これらを板状に加工した基材に、適宜、合成樹脂シートや突板等の表面化粧シートを貼着した構成としてもよい。
また、配線トレー10は、金属系材料や合成樹脂系材料から上記した形状に一体的に形成されたものとしてもよい。
また、配線トレー10の上方開口を開閉する開閉蓋を適宜設けるようにしてもよい。または、配線収納凹所11の上方開口に、前後方向途中部位に長手方向に沿うように配線6等の挿通が可能とされたスリットを設けた弾性部材からなる遮蔽部材を設けるようにしてもよい。
The
Further, the
In addition, an opening / closing lid that opens and closes the upper opening of the
本実施形態に係る収納装置1は、上述のような構成としたことで、配線トレー10の取付対象の構造を複雑化させることなく、配線トレー10の取付性を向上させることができる。
つまり、当該収納装置1は、棚板20の幅方向に沿う方向に延びる凹溝状とされ、棚板20の後方側に設けられた空間に位置するように配設される上方開口の配線収納凹所11を有した配線トレー10を備えている。従って、配線6や、これに関連して設けられる電源装置や差込接続器等を棚板20に取り付けた配線トレー10の配線収納凹所11に目立ち難く収納することができる。
また、配線トレー10は、棚板20の後端部21を上下から挟む上面引掛片15及び下面引掛片16(上下の弾性引掛片)を備えている。従って、上下の弾性引掛片15,16を弾性変形させて配線トレー10を棚板20の後端部21に取り付けることができるので、例えば、ねじ等の止具によって取り付けるような場合と比べて、配線トレー10の取付性を向上させることができる。また、このように弾性引掛片15,16によって配線トレー10を棚板20に取り付けることができるので、取付対象としての棚板20の構造を複雑化させることなく、配線収納凹所11を設けることができる。また、配線トレー10を棚板20から取り外すことも容易に可能となる。これにより、例えば、配線トレー10の長さを棚板20の幅寸法よりも小さいものとした場合には棚板20の他の箇所に取り付けたりすることも可能となり、さらには、他の棚板20の後端部21に取り付けることも容易に可能となる。
Since the
That is, the
The
また、収納装置1を、架け渡された状態の棚板20の後端部21に、配線トレー10の上下の弾性引掛片15,16を引掛可能なように、配線トレー10を取り付けた状態で配線収納凹所11の後側片部18と収納空間の壁面(奥側面)4との間に隙間Gが形成される構成としている。つまり、上下の弾性引掛片15,16を有した配線トレー10を、架け渡された状態の棚板20の後端部21に取り付けるためには、棚板20の後方側に取付スペースが必要となるが、隙間Gが取付スペースの一部を構成する。これにより、架け渡された状態の棚板20に対して配線トレー10を取り付けることができ、使い勝手を向上させることができる。
また、収納装置1を、外れ側へ移動する配線トレー10の上面引掛片15の一部が棚板20の上面22に引っ掛かった状態で配線収納凹所11の後側片部18が壁面4に当接される構造としている。つまり、配線トレー10の上面引掛片15が棚板20から外れるよりも先に、後側片部18が壁面4に当接する構造としている。従って、例えば、収納空間の奥側へ移動される棚板20の上面22に載置された電子機器5等や、配線6等の荷重や引張り等によって、配線トレー10に外れ側への外力が作用した場合にも配線トレー10を棚板20から外れ難くすることができる。つまり、上記のように配線トレー10の後方側に隙間Gが形成されることで使い勝手の向上が可能でありながらも、この隙間Gによって外れ易くなる配線トレー10の外れを抑制することができる。
なお、配線トレー10の取付態様としては、上記したように架け渡された状態の棚板20に取り付ける態様に限られず、取り外した棚板20の後端部21に取り付ける態様としてもよい。
In addition, the
In addition, the
In addition, as an attachment aspect of the
また、本実施形態では、配線トレー10の後側片部18を、上方側から下方側に向かうに従い前方側へ下る傾斜状としている。従って、例えば、配線収納凹所11の後側片部18を、上下方向に沿う垂直形状とした場合と比べて、架け渡された状態の棚板20への配線トレー10の取付性を向上させながらも、配線収納凹所11の後側片部18と壁面4との間の隙間Gを小さくすることができる。つまり、上記したように、配線トレー10を回動させ、下面引掛片16を棚板20の後端部21の下面23に引っ掛ける際に、傾斜状とされた後側片部18が壁面4に干渉し難くなる。これにより、取付スペースの一部となる隙間Gを効果的に小さくすることができる。また、これにより、配線トレー10の棚板20からの外れを抑制するために必要となる上面引掛片15の突出寸法D1を、小さくすることも可能となる。
また、本実施形態では、後側片部18を、配線トレー10の長手方向に見て、上面引掛片15の突出方向先端15aを略円心とする円弧に略沿うような形状としている。従って、隙間Gをより効果的に小さくすることができる。
なお、このような態様に代えて、後側片部18を、底片部17の後端部から上下方向に沿って立ち上がるように設けるようにしてもよい。この場合は、配線トレー10が棚板20の後端部21に取付可能で、かつ上面引掛片15が棚板20から外れるよりも先に後側片部18が壁面4に当接するように、上面引掛片15及び下面引掛片16の前後寸法や、配線収納凹所11の前後寸法等に応じて上記した空間を設定するようにしてもよい。
In the present embodiment, the
Further, in the present embodiment, the
Instead of such an aspect, the
また、本実施形態では、配線トレー10の後側片部18の上端に、上方に向けて突出する突出片部19を更に設けている。従って、配線収納凹所11の後側片部18と壁面4との隙間Gを小さくするように後側片部18を傾斜状としながらも、配線収納凹所11に収納された配線6等の奥側面側への脱落等を抑制することができる。なお、このような突出片部19を設けないようにしてもよい。
In the present embodiment, a protruding
また、本実施形態では、下面引掛片16の突出寸法D2を、上面引掛片15の突出寸法D1よりも大きくしている。従って、棚板20の上面側の載置スペースを比較的に大きく確保しながらも、配線トレー10の取付性をより向上させることができる。つまり、上記したように、配線トレー10を回動させて、下面引掛片16を棚板20の後端部21の下面23に引っ掛ける際に、下面引掛片16の先端が棚板20の後端面に引っ掛かり難くなる。また、このように配線トレー10を取り付ける際に、下面引掛片16の突出寸法D2が大きいので、下面引掛片16を容易に弾性変形させることができる。また、上記のように配線トレー10を取り付ける際に、下面引掛片16を誘いとして機能させることも可能となる。つまり、上記のように配線トレー10を回動させて取り付ける際に、下面引掛片16を棚板20の後端部21の下端角部に当接させて沿わせながら棚板20の後端部21に取り付けることも可能となる。また、例えば、このように取付性を向上すべく上面引掛片15の突出寸法D1を下面引掛片16の突出寸法D2よりも大きくすることも考えられるが、この場合には、上面引掛片15によって棚板20の上面側の載置スペースが小さくなる傾向がある。本実施形態によれば、棚板20の上面側の載置スペースを比較的に大きく確保しながらも、配線トレー10の取付性をより向上させることができる。なお、下面引掛片16の突出寸法D2を、上面引掛片15の突出寸法D1よりも小さくしてもよい。この場合は、配線トレー10を、棚板20の下方側から棚板20の後端部21に取り付けるようにしてもよい。また、これら下面引掛片15及び下面引掛片16の突出寸法D1,D2を略同寸法としてもよい。
In the present embodiment, the protruding dimension D2 of the lower
また、本実施形態では、下面引掛片16から上面引掛片15の突出方向先端15aまでの棚板20の厚さ方向に沿う寸法Hが、棚板20の厚さ寸法Tよりも小さくなるように、上面引掛片15を基端側から突出方向先端側15aに向かうに従い下る傾斜状としている。従って、上面引掛片15の復元力を大きくすることができ、上面引掛片15と下面引掛片16との間に棚板20の後端部21を強固に挟むことができ、配線トレー10を強固に棚板20に取り付けることができる。また、突出寸法D1が小さい側の上面引掛片15を斜め状としているので、下面引掛片16を斜め状とした場合と比べて、棚板20の上面22に引っ掛けられる上面引掛片15が弾性変形し難くなり、配線トレー10の脱落を抑制することができる。
In the present embodiment, the dimension H along the thickness direction of the
また、本実施形態では、配線収納凹所11の前側片部12及び後側片部18(前後両側を区画する片部)を、それぞれの上端が上面引掛片15よりも上方側に突出しないように形成している。従って、棚板20の後端部21に取り付けた配線トレー10の配線収納凹所11を、棚板20の上面側において目立ち難くすることができる。
また、本実施形態では、後側片部18の上端を、上面引掛片15の上面よりも下方側に位置させている。従って、棚板20の後端部21に取り付けた配線トレー10の配線収納凹所11を、棚板20の上面側においてより目立ち難くすることができる。なお、上記態様に代えて、前側片部12及び後側片部18の両方または一方が、上面引掛片15よりも上方側に突出するように形成するようにしてもよい。
Further, in the present embodiment, the upper end of the
In the present embodiment, the upper end of the
また、本実施形態では、配線収納凹所11の前側片部12(前側を区画する片部)を、連結片部13と延出片部14とによって構成している。従って、配線収納凹所11の前側片部12が棚板20の後端面に沿うように配設されることとなり、例えば、連結片部13に後方側に向けて突出する片部を設け、この片部に配線収納凹所を設けたような場合と比べて、配線トレー10の奥行寸法(棚板前後方向に沿う寸法)を小さくしながらも配線収納凹所11の奥行寸法を大きくすることができる。
また、この前側片部12を構成する延出片部14の下端部に配線収納凹所11の底側を区画する底片部17を連なるように設けている。従って、配線収納凹所11の深さ寸法を大きくすることができ、配線6等の収納スペースを大きくすることができる。これにより、配線6等をより目立ち難くすることができる。また、このように深さ寸法を大きくしながらも、配線収納凹所11を下方側に大きくするようにしているので、棚板20の上面側における見栄えの低下を抑制することができる。
In the present embodiment, the front piece 12 (the piece defining the front side) of the
Further, a
また、本実施形態では、延出片部14の厚さ寸法T2を、連結片部13の厚さ寸法T1よりも大きくしている。従って、配線6等の荷重が掛けられたり、棚板20の後端部21に対して着脱する際等のように配線トレー10に外力が作用する場合等において他の部位に比べて大きな負荷が掛かることとなる延出片部14の強度を向上させることができ、当該部位における破損を抑制することができる。つまり、本実施形態によれば、配線トレー10の収納スペースを大きくしながらも、延出片部14の破損を抑制することができる。なお、このような態様に代えて、連結片部13の厚さ寸法T1及び延出片部14の厚さ寸法T2を略同寸法としてもよい。
Further, in the present embodiment, the thickness dimension T2 of the extending
なお、本実施形態では、上面引掛片15を基端側から突出方向先端側に向かうに従い下る傾斜状とした例を示しているが、この態様に限定されない。上面引掛片15及び下面引掛片16の両方または下面引掛片16のみを傾斜状としてもよい。また、このような態様に代えて、上面引掛片15の突出方向先端15aの下面側及び下面引掛片16の突出方向先端の上面側の両方または一方に、棚板20の上面22または下面23に当接される突起を設けた態様としてもよい。上下の弾性引掛片15,16としては、その他、種々の態様とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、連結片部13と延出片部14とによって前側片部12を構成し、延出片部14の下端部に底片部17を設けた例を示しているが、この態様に限定されない。例えば、連結片部13に後方側に向けて突出する片部を設け、この片部の後方側に連なるように配線収納凹所11を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、配線トレー10を、棚板20に取り付けた例を示しているが、このような態様に限定されず、配線トレー10を、収納装置1が備える他の棚板20A,20Bに取り付けるようにしてもよい。この場合は、これら棚板20A,20Bを、壁面4との間に空間を設けるように取り付けるようにしてもよい。
In the present embodiment, the upper
Moreover, in this embodiment, although the front
Moreover, in this embodiment, although the example which attached the
1 収納装置
4 壁面(収納空間の奥側面)
10 配線トレー
11 配線収納凹所
15 上面引掛片(上面側の弾性引掛片)
16 下面引掛片(下面側の弾性引掛片)
18 後側片部(配線収納凹所の後側を区画する片部)
19 突出片部
20 棚板
21 後端部
22 上面
24a 収納空間の内側面
25a 収納空間の内側面
G 後側片部と収納空間の奥側面との間の隙間
1
10
16 Lower surface hook piece (lower surface elastic hook piece)
18 Rear side piece (a piece that defines the rear side of the wiring housing recess)
DESCRIPTION OF
Claims (3)
該棚板の幅方向に沿う方向に延びる凹溝状とされ前記空間に位置するように配設される上方開口の配線収納凹所と前記棚板の前後方向に沿う方向に突出し前記棚板の後端部を上下から挟む上下の弾性引掛片とを有した配線トレーと、を備えており、
架け渡された状態の前記棚板の後端部に前記上下の弾性引掛片を引掛可能なように前記配線トレーを取り付けた状態で前記配線収納凹所の後側を区画する後側片部と前記収納空間の奥側面との間に隙間が形成され、かつ、前記上下の弾性引掛片のうちの上面側の弾性引掛片が外れ側へ移動する際には、該上面側の弾性引掛片の一部が前記棚板の上面に引っ掛かった状態で前記後側片部が前記奥側面に当接される構造とされていることを特徴とする収納装置。 A shelf board spanned between both inner side surfaces of the storage space so as to provide a space between the rear side surface of the storage space of the front opening;
A wiring storage recess in an upper opening that is formed in a groove shape extending in a direction along the width direction of the shelf and is disposed so as to be positioned in the space, and protrudes in a direction along the front-rear direction of the shelf. A wiring tray having upper and lower elastic hooking pieces sandwiching the rear end portion from above and below,
A rear piece that divides a rear side of the wiring storage recess in a state in which the wiring tray is attached so that the upper and lower elastic hooking pieces can be hooked on a rear end portion of the shelf board in a state of being spanned. When a clearance is formed between the back side of the storage space and the upper side elastic hooking piece of the upper and lower elastic hooking pieces moves to the release side, the upper side elastic hooking piece A storage device, wherein the rear piece is in contact with the back side surface while a part of the shelf is hooked on the top surface of the shelf board.
前記配線トレーの後側片部は、上方側から下方側に向かうに従い、前方側へ下る傾斜状とされていることを特徴とする収納装置。 In claim 1,
The storage device according to claim 1, wherein the rear side piece of the wiring tray is inclined downward toward the front side from the upper side toward the lower side.
前記配線トレーの後側片部の上端に、上方に向けて突出する突出片部を更に設けていることを特徴とする収納装置。 In claim 2,
A storage device, further comprising a protruding piece portion protruding upward at an upper end of a rear piece portion of the wiring tray.
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