JP2014204180A - 無線通信システム、基地局装置、端末装置および通信方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置、端末装置および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】あるセルの周波数の優先度を上げた際に、過剰なセルサーチや不要なセル毎の受信品質の測定を防止し、消費電力を抑える。【解決手段】本発明の端末装置2は、複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される端末装置であって、前記基地局装置から報知メッセージを受信し、前記受信した前記報知メッセージに含まれる優先度およびパラメータに基づいて、セルサーチを行なう周波数の優先度を判断し、セルサーチを行なう。また、前記パラメータは、測定周期を示す情報であり、前記端末装置2は、前記測定周期を示す情報に基づいて、当該周波数においてセルサーチを行なう。【選択図】図2

Description

本発明は、複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システム、基地局装置、端末装置および通信方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、W−CDMA方式が第三世代セルラー移動通信方式として標準化され、順次サービスが開始されている。また、通信速度を更に上げたHSDPAも標準化され、サービスが行なわれている。
一方、3GPPでは、第三世代無線アクセスの進化(Evolved Universal Terrestrial Radio Access;以下、「EUTRA」と呼称する。)の標準化も行なわれ、サービスが開始されている。EUTRAの下りリンクの通信方式として、マルチパス干渉に強く、高速伝送に適したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が採用されている。また、上りリンクの通信方式として、端末装置のコストと消費電力を考慮し、送信信号のピーク対平均電力比であるPAPR(Peak to Average Power Ratio)を低減できるシングルキャリア周波数分割多重方式SC−FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)のDFT(Discrete Fourier Transform(離散フーリエ変換))−spread OFDM方式が採用されている。
また、3GPPでは、EUTRAの更なる進化のAdvanced−EUTRAの標準化作業も行なわれている。Advanced−EUTRAでは、上りリンクおよび下りリンクでそれぞれ最大100MHz帯域幅までの帯域を使用して、最大で下りリンク1Gbps以上、上りリンク500Mbps以上の伝送レートの通信を行なうことが想定されている。
Advanced−EUTRAでは、局所的に発生する通信トラフィックを効率よくサポートするために、Heterogeneous Network(以下、「HetNet」と呼称する。)が検討されている。HetNetとは、従来のマクロセルに加え、ピコセルやフェムトセルなどのスモールセルを、マクロセルとセルエリアが(同一の周波数や異なる周波数で)重なるように配置した階層型ネットワークであり、マクロセルに在圏するスモールセル近辺の端末装置の通信を前記スモールセルに移すことで通信トラフィックを分散させることが可能となる。そのため3GPPでは、例えば、非特許文献1に示されるように、マクロセルに在圏する端末装置が効率的にスモールセルを検出できる仕組みを検討している。
また、EUTRA、およびAdvanced EUTRAにおいて、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(Multimedia Broadcast Multicast Service(マルチメディア放送同報サービス);以下、「MBMS」と呼称する。)の実施が検討されている。MBMSは、同一のマルチキャストデータ(マルチメディアデータ)を複数の受信者へ共通的に通知する同報サービスである。
MBMSによって提供される同報サービスは、MBMSサービスまたはMBMSセッションとも称される(以下、「MBMSサービス」と省略して示す)。MBMSサービスのうち、端末装置(ユーザー)が興味のあるMBMSサービスは、サービス全体の一部である場合が存在することを考慮すると、端末装置が興味のあるMBMSサービスのみを受信するための仕組みが必要である。
更に、現在、家庭やオフィスに設置されるホーム基地局装置の検討が3GPPにおいて検討されている。3GPPが規定する第3世代のホーム基地局装置はホームノードB(Home NodeB)と称される。また、EUTRAおよびAdvanced EUTRAにおけるホーム基地局装置は、ホームイーノードB(Home eNodeB)と称される。ホーム基地局装置は端末装置と通信可能なエリア(セル)を管理し、当該セルはホームセルと称される。ホームセルは、端末装置と通信可能なエリアの大きさに応じてフェムトセルやピコセルとも称される。また、特定のユーザー(端末装置)をグループに事前に登録することによって、グループに属するユーザのみがアクセス可能なアクセス制限を設けたセルのことをCSG(Closed Subscriber Group)セルと称す。すなわち、当該CSGセルのグループに属する端末装置は、アクセス可能なCSGセルのことを適切なセル(suitable cell)とみなしてアクセスし、当該CSGセルのグループに属さない端末装置は、CSGセルのことを許容されるセル(acceptable cell)とみなしてアクセスが制限される。
CSGセルは、アクセス制限のない通常のセルと区別するために、少なくともCSG−IDを報知情報によって送信する。端末装置は、一つ以上のCSG−IDが格納されるCSGセルリスト(CSGホワイトリスト、または許可CSGリストとも称する)を内部に持ち、報知情報のCSG−IDとCSGセルリスト内のCSG−IDとを照合することでCSGセルに対してアクセス可能かどうかを判断する。
非特許文献2では、CSGセルとMBMSサービスを提供するセルの周波数の優先度を共に最優先に設定してセル再選択を行なう仕組みについて説明されている。
3GPP TR(Technical Report)36.839、V11.0.0、Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Mobility enhancements in heterogeneous networkshttp://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/36839.htm 3GPP,TS36.304,User Equipment (UE) procedures in idle mode, V11.1.0.http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/36304.htm 3GPP,R2-122904http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_78/Docs/R2-122904.zip
Hetnet環境において、端末装置をIDLE状態でピコセルにキャンプさせる方法として、ピコ周波数の優先度を上げることなどが検討されたが、既存の仕組みでは、優先度を上げるだけでは、高速移動する端末装置やピコセル圏外のマクロセルに在圏する端末装置に不要な測定を実施させる悪い影響がある。また、非特許文献3ではピコセルの位置情報を端末装置に通知し、端末装置のGPS等の位置推定機能によりセル検出を行なうかどうかの判断を行なうことが提案されているが、ピコセルの数が膨大な場合には、座標を通知するために無線リソースが圧迫され、また、端末装置にGPSなどの位置推定手段及び位置推定のため、電力消費が必要となる。
また、高速で動作する端末装置はピコセルにキャンプさせたくないこと、従来のモビリティ(マクロセル前提)で用いられるセルの優先度を適用したセルサーチを行なうと電力消費が激しいこと、現状のCSGやMBMSの周波数優先度の設定と同様に端末装置実装での周波数優先の順位付けとすると、MBMSサービスの継続性や不要なRe−selectionによるトラッキングエリア変更のために不要な通信が発生すること、などの別の課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、あるセルの周波数の優先度を上げた際に、過剰なセルサーチや不要なセル毎の受信品質の測定を防止し、消費電力を抑えることができる無線通信システム、基地局装置、端末装置および通信方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の無線通信システムは、複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムであって、前記基地局装置は、優先度および測定周期を示す情報を含む報知メッセージを生成し、前記生成した報知メッセージを前記端末装置に送信する一方、前記端末装置は、受信した前記報知メッセージに含まれる優先度および測定周期を示す情報に基づいて、セルサーチを行なう周波数の優先度を判断し、セルサーチを行なうことを特徴とする。
本発明によれば、複数のセルが配置される無線通信システムにおいて、端末装置の不要なセルサーチやセル毎の受信品質の測定を防止し、消費電力を抑えることができる。
本発明の実施形態による基地局装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の一例を示すブロック図である。 本実施形態で想定するHetNet環境の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る端末装置の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の各実施形態を説明する前に、本発明の各実施形態に関わる技術について以下に簡単に説明する。
(1)物理チャネル
EUTRA及びAdvanced EUTRAで使用される主な物理チャネル(または物理シグナル)について説明を行なう。物理チャネルは、EUTRA、及びAdvanced EUTRAにおいて、今後追加、または、その構造が変更される可能性もあるが、変更された場合でも本発明の各実施形態の説明には影響しない。
同期シグナル(Synchronization Signals)は、3種類のプライマリ同期シグナルと、周波数領域で互い違いに配置される31種類の符号から構成されるセカンダリ同期シグナルとで構成され、プライマリ同期シグナルとセカンダリ同期シグナルの信号の組み合わせによって、基地局装置を識別する504通りのセル識別子(セルID:Physical Cell Identity; PCI)と、無線同期のためのフレームタイミングが示される。端末装置は、セルサーチによって受信した同期シグナルのセルIDを特定する。
物理報知情報チャネル(PBCH; Physical Broadcast Channel)は、セル内の端末装置で共通に用いられる制御パラメータ(報知情報(システム情報);System information)を通知する目的で送信される。物理報知情報チャネルで通知されない報知情報は、物理下りリンク制御チャネルで無線リソースが通知され、物理下りリンク共用チャネルによってレイヤ3メッセージ(システムインフォメーション)で送信される。報知情報として、セル個別の識別子を示すセルグローバル識別子(CGI; Cell Global Identifier)、ページングによる待ち受けエリアを管理するトラッキングエリア識別子(TAI; Tracking Area Identifier)などが通知される。セルがCSGセルであれば、報知情報によってCSG−IDが通知される。セルがMBMSサービスを提供可能であれば、報知情報によってMBMS−IDが通知される。
下りリンクリファレンスシグナルは、セル毎に所定の電力で送信されるパイロットシグナルである。また、下りリンクリファレンスシグナルは、所定の規則に基づき周波数・時間位置で周期的に繰り返される既知の信号である。端末装置は、下りリンクリファレンスシグナルを受信することでセル毎の受信品質を測定する。また、端末装置は、下りリンクリファレンスシグナルと同時に送信される物理下りリンク制御チャネル、または物理下りリンク共用チャネルの復調のための参照用の信号としても下りリンクリファレンスシグナルを使用する。下りリンクリファレンスシグナルに使用される系列は、セル毎に識別可能な系列が用いられる。なお、下りリンクリファレンスシグナルはセル固有RS(Cell-specific reference signals)と記載される場合もあるが、その用途と意味は同じである。
物理下りリンク制御チャネル(PDCCH; Physical Downlink Control Channel)は、各サブフレームの先頭からいくつかのOFDMシンボルで送信され、端末装置に対して基地局装置のスケジューリングに従った無線リソース割り当て情報や、送信電力の増減の調整量を指示する目的で使用される。端末装置は、下りリンクデータや下りリンク制御データであるレイヤ3メッセージ(ページング、ハンドオーバーコマンドなど)を送受信する前に自局宛の物理下りリンク制御チャネルを監視(モニタ)し、自局宛の物理下りリンク制御チャネルを受信することで、送信時には上りリンクグラント、受信時には下りリンクグラントと呼ばれる無線リソース割り当て情報を物理下りリンク制御チャネルから取得する必要がある。
物理上りリンク制御チャネル(PUCCH; Physical Uplink Control Channel)は、物理下りリンク共用チャネルで送信されたデータの受信確認応答や下りリンクの伝搬路情報(CQI : Channel Quality Indicator)、上りリンクの無線リソース要求であるスケジューリングリクエスト(SR : Scheduling Request)を行なうために使用される。
物理下りリンク共用チャネル(PDSCH; Physical Downlink Shared Channel)は、下りリンクデータの他、下りリンク制御データであるレイヤ3メッセージとしてページングや報知情報を通知するためにも使用される。物理下りリンク共用チャネルの無線リソース割り当て情報は、物理下りリンク制御チャネルで示される。また、物理下りリンク共用チャネルは、後述するマルチキャストデータ(MBMSデータ)の送信にも用いられる。
物理マルチキャストチャネル(PMCH; Physical Multicast Channel)は、MBMSサービスを提供するためのマルチキャストデータ(MBMSデータ)を送信する。物理マルチキャストチャネルはMBSFNサブフレームで送信され、下りリンク制御チャネルとサブフレーム内で時間多重される。
MBSFNリファレンスシグナル(MBSFN-RS; MBSFN Reference signal)は、物理マルチキャストチャネルと同時に送信され、物理マルチキャストチャネルの復調のための参照用の信号として用いる。
物理上りリンク共用チャネル(PUSCH; Physical Uplink Shared Channel)は、主に上りリンクデータと上りリンク制御データを送信し、下りリンクの受信品質やACK/NACKなどの制御データを含めることも可能である。また、下りリンクと同様に物理上りリンク共用チャネルの無線リソース割り当て情報は、物理下りリンク制御チャネルで示される。
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH; Physical Random Access Channel)は、プリアンブル系列を通知するために使用されるチャネルであり、ガードタイムを持つ。物理ランダムアクセスチャネルは、端末装置の基地局装置へのアクセス手段として用いられる。端末装置は、物理上りリンク制御チャネル未設定時の無線リソース要求や、上りリンク送信タイミングを基地局装置の受信タイミングウィンドウに合わせるために必要な送信タイミング調整情報(タイミングアドバンス(TA; Timing Advance)とも呼ばれる)を基地局装置に要求するために物理ランダムアクセスチャネルを用いる。送信タイミング調整情報を受信した端末装置は、送信タイミング調整情報の有効時間(TA timer)を設定し、有効時間中は送信タイミング調整状態、有効期間外は、送信タイミング非調整状態として状態を管理する。基地局装置は、端末装置に対して個別プリアンブル系列(Dedicated preamble)を割り当てて、ランダムアクセスを開始させることも可能である。なお、それ以外の物理チャネルは、本発明の各実施形態に関わらないため詳細な説明は省略する。
(2)MBMS
MBMSサービスは、待ち受け状態(Idle mode)の端末装置と、通信中状態(Connected mode)の端末装置の両方が享受できる。MBMSサービスを提供するセルとしては、ユニキャスト送信(単一セルから個々の端末装置へ向けてのユニキャストデータ(下りリンクデータ)を送信)のために利用される周波数と異なる周波数を利用してマルチキャスト送信(マルチキャストデータを送信)を専門に行なうセル(MBMS Dedicated Cell)と、ユニキャスト送信のために利用される周波数を利用してマルチキャスト送信とユニキャスト送信の双方を行なうミックスドセル(MBMS/Unicast-mixed Cell)の2つがあり、これらいずれかのセルを用いてマルチキャストデータを送信することで、複数端末装置(ユーザー)に対して同時にMBMSサービスを提供する。ミックスドセルの場合、マルチキャスト送信とユニキャスト送信とは時分割で多重される。MBMSサービスで提供されるマルチキャストデータの内容は、MBMSサービスを同定するための識別子であるMBMS−ID(TMGI; Temporary Mobile Group Identity)、MBMSセッションIDや、MBMSサービスIDなど)によって識別される。MBMS−IDは、報知情報によってセル内の端末装置に通知される。あるいは、基地局装置は、接続中の端末装置に対して個別にMBMS−IDを通知する。
(3)セル再選択
セル再選択は、あるセルにキャンプしている端末装置が、別のセルへ移動するための仕組みである。端末装置はセル再選択のために必要な情報を、キャンプしたセルから送信される報知メッセージ(SIB; System Information Block)などから取得する。SIB3と呼ばれる報知メッセージにはIntra周波数(Intra−frequency)、Inter周波数(Inter−frequency)、Inter無線アクセス技術(Inter−RAT)のセル再選択に共通した再選択のための情報が含まれており、SIB4と呼ばれる報知メッセージにはIntra−frequencyのセル再選択に必要な情報が含まれている。さらに、SIB5と呼ばれる報知メッセージにはInter−frequencyのセル再選択に必要な情報が含まれている。例えば、セル再選択の際に周波数の優先度を設定するためのパラメータとして、SIB3のcellReselectionServingFreqInfo(セル再選択当該周波数報知情報)には現在キャンプしている周波数の優先度を示す情報が含まれ、SIB5のInterFreqCarrierFreqInfo(インター(Inter)周波数の場合にキャリア周波数の報知情報)には他の周波数の優先度を示す情報が含まれており、端末装置は、それぞれの周波数の優先度を比較することにより、再選択する周波数やRATを決定する。具体的なセル再選択の手順を以下に示す。
システム情報(前述の報知メッセージによる情報)、RRCConnectionReleaseメッセージあるいはInter−RATセル(再)選択で他のRATから転送されて通知されるメッセージを介して、E−UTRANの周波数あるいはInter−RATの周波数の優先度が端末装置に提供される。システム情報で優先度が提供される場合、優先度の情報を含まずにE−UTRANの周波数あるいはInter−RATの周波数が提供される場合もある。また、RRCConnectionRelaseメッセージなどによって優先度が端末装置に対して個別に提供されると、端末装置はシステム情報で提供された優先度を無視して前記個別に通知される優先度の情報に従う。端末装置はcamped on any cell状態であれば、在圏セルからのシステム情報によって提供された優先度を利用し、自局に対して個別に提供された優先度を保留する。端末装置はcamped normally状態であり、かつ、在圏周波数以外の周波数に対して優先度が個別に提供されていれば、在圏周波数の優先度をlowestとする。端末装置は適切なCSGセルにキャンプした場合には、在圏周波数の優先度をHighestとする。端末装置は希望するMBMSサービスが現在キャンプしている周波数でしか受けられない場合に、希望するMBMSサービスを提供可能なセルの周波数の優先度をHighestとする。
次は、セル再選択に対するメジャメント・ルールである。セルリセレクションの測定開始条件として、在圏セルの受信電力(Srxlev)および受信品質(Squal)と基地局装置により設定される閾値(SintrasearchP, SintrasearchQ, SnonintrasearchP, SnonintrasearchQ)との比較が用いられる。
SintrasearchPは、イントラ(Intra)周波数測定に対するRSRPの閾値であり、SintrasearchQは、RSRQの閾値である。SnonintrasearchPは、インター周波数測定に対するRSRPの閾値であり、SnonintrasearchQは、RSRQの閾値である。
Intra−frequencyに対しては、
Srxlev>SintrasearchP、および
Squal>SintrasearchQであれば、端末装置は、測定を行なう必要はなく、それ以外であれば測定を行なう。
Inter−frequencyあるいはInter−RATセルに対しては、まずシステム情報で指定されるcell re−selection priority(周波数の優先度)に応じる。ただし、dedicated messageで優先度が通知された場合はシステム情報で提供される優先度の値を無視し、dedicated messageで通知された優先度を適用する。
次に、端末装置は、現在の在圏周波数よりも優先度が高いInter−frequencyあるいはInter−RATセルが周辺にあるときは在圏セルの受信電力や受信品質に関わらず測定を開始する。一方で現在の在圏周波数と同じ優先度あるいは在圏周波数よりも低い優先度のInter−frequencyあるいはInter−RATセルが周辺にある場合には、
Srxlev>SnonintrasearchP、および
Squal>SnonintrasearchQであれば、端末装置は、測定を行なう必要はなく、それ以外であれば測定を行なう。
ここで、SintrasearchP、SintrasearchQは、intra−frequencyに用いる閾値(dBm, dB)であり、SnonintrasearchP、SnonintrasearchQは、inter−frequencyに用いる閾値(dBm, dB)である。
以上の事項を考慮しつつ、以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明の説明において、本発明に関連した公知の機能や構成についての具体的な説明が、本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について以下に説明する。本発明では、基地局装置は既存のcellReselectionPriorityだけではなく、優先度と新たなパラメータとをInterFreqCarrierFreqInfoに含めて端末装置に送信する。端末装置は基地局装置から受信したInterFreqCarrierFreqInfoによりセルサーチを行なう周波数の優先度を判断(判定、決定)し、セルサーチを行なう。InterFreqCarrierFreqInfoに含まれるパラメータとして、ピコセル測定のための最低測定周期(Tpico_search)や当該周波数レイヤタイプを示す1ビットの情報(layertype)などが考えられる。パラメータは既定値でもよいが、速度毎に設定されてもよい。
第1の実施形態ではInterFreqCarrierFreqInfoにTpico_searchを含める例について示す。図1は、本発明の実施形態による基地局装置1の一例を示すブロック図である。基地局装置1は、受信部101、復調部102、復号部103、制御部104、符号部105、変調部106、送信部107、ネットワーク信号送受信部108、上位レイヤ109で構成される。
上位レイヤ109は、下りリンクトラフィックデータと下りリンク制御データを符号部105へ出力する。符号部105は、入力された各データを符号化し、変調部106へ出力する。変調部106は、符号部105から入力された信号の変調を行なう。また、変調部106において変調された信号は、下りリンクリファレンスシグナルが多重され、周波数領域の信号としてマッピングされる。送信部107は、変調部106から入力された信号を時間領域の信号へ変換し、変換した信号を既定の周波数の搬送波にのせて電力増幅を行なうと共に送信する。下りリンク制御データが配置される物理下りリンク共用チャネルは、典型的にはレイヤ3メッセージ(RRC(Radio Resource Control)メッセージ)を構成する。
また、受信部101は、端末装置2(図2参照)からの受信信号をベースバンドのデジタル信号に変換する。受信部101で変換されたデジタル信号は、復調部102へ入力されて復調される。復調部102で復調された信号は、続いて復号部103へ入力されて復号される。復号部103は、受信信号を上りリンクトラフィックデータと上りリンク制御データに適切に分離し、それぞれ上位レイヤ109へ出力する。
これら各ブロックの制御に必要な基地局装置制御情報は、上位レイヤ109より制御部104へ入力され、制御部104からは、送信に関連する基地局装置制御情報が送信制御情報として、符号部105、変調部106、送信部107の各ブロックに、受信に関連する基地局装置制御情報が受信制御情報として、受信部101、復調部102、復号部103の各ブロックに適切に入力される。
一方、ネットワーク信号送受信部108は、複数の基地局装置1間(または制御局装置(MME)、ゲートウェイ装置(Gateway, MCE)と基地局装置1との間の制御メッセージの送信または受信を行なう。制御メッセージはネットワーク回線を経由して送受信される。制御メッセージは、S1インターフェースやX2インターフェースやM1インターフェースやM2インターフェースと呼ばれる論理インターフェース上でやり取りされる。図1において、その他の基地局装置1の構成要素は本実施形態に関係ないため省略する。
図2は、本発明の実施形態に係る端末装置2の一例を示すブロック図である。本端末装置2は、受信部201、復調部202、復号部203、測定部204、制御部205、ランダムアクセス処理部206、符号部207、変調部208、送信部209、上位レイヤ210で構成される。
受信に先立ち、上位レイヤ210は、端末装置制御情報を制御部205に出力する。制御部205は、受信に関する端末装置制御情報を受信制御情報として、受信部201、復調部202、復号部203、測定部204へ適切に出力する。受信制御情報は、受信スケジュール情報として、復調情報、復号化情報、受信周波数帯域の情報、各チャネルに関する受信タイミング、多重方法、無線リソース配置情報などの情報が含まれている。
受信部201は、受信制御情報で通知された周波数帯域で、一つ以上の受信機(図示省略)を通じて、後述する基地局装置1から信号を受信し、受信した信号をベースバンドのデジタル信号に変換して、復調部202へ出力する。また、受信部201は受信した下りリンクリファレンスシグナルを測定部204へ出力する。復調部202は、受信信号を復調して復号部203へ出力する。
復号部203は、受信制御情報に基づき復調された信号を正しく復号し、下りリンクトラフィックデータと下りリンク制御データに適切に分離し、それぞれ上位レイヤ210へ出力する。測定部204は、受信した在圏セル(自局が待ち受けしているセル)や隣接セル(在圏セル以外のセル)の下りリンクリファレンスシグナルのRSRPやRSRQなどを測定し、測定結果を上位レイヤ210へ出力する。
また、送信に先立ち、上位レイヤ210は、制御部205へ端末装置制御情報を出力する。制御部205は、送信に関する端末装置制御情報を送信制御情報として、ランダムアクセス処理部206、符号部207、変調部208、送信部209へ適切に出力する。送信制御情報は、送信信号の上りリンクスケジューリング情報として、符号化情報、変調情報、送信周波数帯域の情報、各チャネルに関する送信タイミング、多重方法、無線リソース配置情報などの情報が含まれている。
上位レイヤ210は、符号部207へ上りリンクトラフィックデータと上りリンク制御データを上りリンクチャネルに応じて適切に出力する。符号部207は送信制御情報に従い、各データを適切に符号化し、変調部208に出力する。変調部208は、符号部207で符号化された信号の変調を行なう。また、変調部208は、変調された信号に対して下りリンクリファレンスシグナルを多重し、周波数バンドにマッピングする。
送信部209は、変調部208から出力された周波数バンドの信号を時間領域の信号へ変換し、変換した信号を既定の周波数の搬送波にのせて電力増幅を行なうと共に図示しない1つ以上の送信機から送信する。図2において、その他の端末装置2の構成要素は本実施形態に関係ないため省略してある。
次に、本実施形態におけるセル再選択について説明を行なう。図3は、本実施形態で想定するHetNet環境の一例を示す図である。ここでは、複数の周波数f1、f2、f3にセルが存在し、周波数f1、f2にはピコセルが配置されており、周波数f3にはマクロセルが配置されており、端末装置がf3のマクロセルにキャンプしている状態を想定する。
図3において、端末装置2は在圏するマクロセルから送信されている報知メッセージから周波数の優先度の情報が含まれる前述のcellReselectionServingFreqInfoやInterFreqCarrierFreqInfoを受信し、該優先度に基づいて好適なセルを選択する。好適なセルとは、一般的に受信品質が周辺よりも良好なセルであって、アクセス可能なセルである。端末装置2は最低測定周期Tpico_searchが報知メッセージSIB5の各InterFreqCarrierFreqInfoやSIB3に入っているか否かに基づいて、各周波数レイヤがピコセルを含む周波数レイヤであるか否かを判断する。ここで、基地局装置1は、SIB3にはTpico_searchを含めるのではなく、当該周波数にピコセルが含まれるか否かの情報を示すようにしてもよい。また前記パラメータはSIB3ではなくSIB4に入れるようにしてもよい。
端末装置2は、規定の条件に基づき、通知された周波数の優先度を設定する。前述のパラメータTpico_searchが設定された周波数はcellReselectionPriorityに関わらず、高優先度のReselection対象とする。また、CSGセルに接続できる端末装置2はCSGに行くほうがオフロードに好適で、MBMSのサービスの提供を希望する端末装置2はMBMSの受信を優先するのが好適であるから、端末装置2は、CSGセルやMBMSのセルの周波数の優先度をHighestに設定している場合には、ピコセルはSecond Highestとするようにしてもよい。端末装置2は、CSGやMBMSの周波数を優先させることで、CSGの接続やMBMSサービスの継続性を維持できる。複数ピコセルがある場合には、端末装置2は、その中での優先度はcellReselectionPriorityの順序に従うようにしてもよい。
また、端末装置2は、周波数f2のピコセルにキャンプした場合には、不要なセルサーチの防止、および電力消費を抑えるために、当該ピコセルにキャンプする限りピコセルを含む周波数間の優先度(周波数f1およびf2のcellReselectionPriority)に従うようにしてもよいし、または当該ピコセルにキャンプする限り当該周波数(周波数f2)のcellReselectionPriorityをHighestとしてもよい。また、端末装置2が高速移動中の場合に、高速移動中の端末装置2に適したレイヤを選択するため、端末装置2は、前記ピコセルを含む周波数レイヤに対する特別な優先度設定を解除してもよいし、あるいはマクロセルの周波数レイヤに対する優先度をHighestとしてもよい。
端末装置2は、本実施形態で示すように従来の報知情報にTpico_searchを含めることにより、ピコレイヤにキャンプした場合に、ピコセルにキャンプする限りピコセルのレイヤ間の優先度に従うことで、ピコセルサーチの要求条件による電力消費を抑えたセルサーチが可能である。またはピコセルにキャンプする限り当該周波数のcellReselectionPriorityをHighestとすることで、不要なInter−frequencyのセルサーチを防止し、電力消費を抑えることができる。
また、端末装置2は、低速移動中にのみ優先度が適用されるようにすることで不要なセルサーチを防止できる。また、高速移動時にピコセルとマクロセルの両方のセルが存在するレイヤ(Mixedレイヤ)に在圏する端末装置はcellReselectionPriorityが同じであれば、マクロセルのみのレイヤの優先度をHigherとなるようにしてもよい。これにより、端末装置2は、高速移動中の端末装置2に適したレイヤの選択ができる。
さらに、端末装置2は、周波数ごとに異なる測定周期を設定することができるため、周波数ごとに異なる密度でピコセルが配置されるような環境であっても、例えばピコセルが密に配置される周波数では測定周期を短く設定し、疎に配置される周波数では測定周期を長く設定することにより、効率的な測定をおこなうことができる。また、端末装置2は、設定する測定周期を従来のモビリティ目的で使用される最低測定周期よりも長い周期となるように設定するようにしてもよい。これにより、端末装置2は、オフロード目的のために消費電力を抑えた効率的な測定を行なうことができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態で設定された優先度に基づき、ピコセル周波数のセルサーチを行なう際の動作について説明を行なう。第1の実施形態において優先度を設定した端末装置2は、セルサーチを行なう場合に、周波数のパラメータが設定されたら、従来のcellReselectionPriorityが在圏周波数と比較して、Higher priorityな周波数は、ピコセルを含む場合であっても、従来の要求条件、すなわち、Thigher_priority=60*Nlayerに従ってセルサーチする。Nlayerは測定するレイヤの数である。例えば、Nlayerが1のとき、最低測定周期は60*1=60秒となり、端末装置2は、1分間毎に1回測定する。
端末装置2は、ピコセルを含むレイヤのcellReselectionPriorityが在圏周波数と比較してLowerまたはequalの場合に、当該周波数に対する要求条件をTpico_searchとしてセルサーチする。
図4は、第2の実施形態に係る端末装置2の動作の一例を示すフローチャートである。まず、端末装置2(UE)は、基地局装置1から報知情報を受信する(ステップS1)。端末装置2は、報知情報にパラメータが設定されているかどうかを判断し(ステップS2)、パラメータが設定されていない場合は、優先度をそのままとする(ステップS3)。一方、端末装置2は、ステップS2において、パラメータが設定されている場合は、優先度を最大(max)とし(ステップS4)、次に、CSGやMBMSなどの希望があるかどうかを判断する(ステップS5)。ステップS5の判断の結果、CSGやMBMSなどの希望がある場合は、端末装置2は、CSGやMBMSの優先度を最大(max)とする(ステップS6)一方、CSGやMBMSなどの希望がない場合は、CSGやMBMSの優先度をそのままとする(ステップS7)。
本実施形態で示すように、端末装置2は、Tpico_searchに基づくセルサーチを行なう際に、cellReselectionPriorityに応じて異なる要求条件でのセルサーチの周期を設定することにより、オフロード目的に低頻度で測定する周波数とその他の目的のために従来と同様の頻度で測定する周波数とを分けることが可能となる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、基本的に第1の実施形態、第2の実施形態と同じ構成を取る。ただし、本実施形態において、基地局装置1は、InterFreqCarrierFreqInfoにTpico_searchではなくlayertypeを含める例を示す。
端末装置2は、レイヤタイプを示す1ビット(また複数ビット)情報(レイヤタイプ情報)であるlayertypeが入っている報知情報SIBのInterFreqCarrierFreqInfoに基づいてセルを選択し、ピコセルを含む周波数レイヤを指定している。この際、端末装置2は、当該周波数レイヤがマクロセルを含む場合に、レイヤタイプ情報を示すlayertypeを追加し、該レイヤがmacro only、Pico only、Mixedを識別できるようにしてもよいし、ピコセルを含む周波数レイヤのcellReselectionPriorityが、マクロレイヤのcellReselectionPriorityの最低値より小さい場合にピコセルのみのレイヤ(Pico only)であると判断し、前記最低値以上である場合にマクロセルとピコセルが混在するレイヤ(Mixed)であると判断してもよい。
端末装置2は規定の条件に基づき、通知された周波数の優先度を設定する部分は第1の実施形態、第2の実施形態と同じである。
端末装置2のセルサーチの方法は、第1の実施形態、第2の実施形態と同じでよい。端末装置2は、セルサーチを行なう場合に、周波数のパラメータが設定されたら、従来のcellReselectionPriorityが在圏周波数と比較してHigher priorityな周波数は、ピコセルを含む場合であっても、従来の要求条件、すなわち、Thigher_priority=60*Nlayerに従ってセルサーチする。端末装置2は、ピコセルを含むレイヤのcellReselectionPriorityが在圏周波数と比較してLowerまたはequalの場合に、当該周波数に対する要求条件をTpico_searchとしてセルサーチする。ただし、端末装置2は、layertypeが通知される場合は、通知された周波数の数をNpico_layer(ピコセルを含むレイヤの数)として、Tpico_search=(>60)*Npico_layerとしてセルサーチするようにしてもよい。前記Npico_layerは、在圏する基地局装置から報知されるピコセルを含む周波数レイヤの情報に基づき端末装置2が算出してもよいし、基地局装置1が端末装置2に通知するようにしてもよい。
本実施形態で示すように、基地局装置1は、従来の報知情報にレイヤタイプ情報を含めることにより、第1の実施形態と同様、端末装置2の過剰なセルサーチを防止できる。本実施形態において、端末装置2が基地局装置1から接続を拒否され、当該周波数の優先度が一時的に最低となるように設定された場合、拒否された周波数がピコセルの周波数である場合は、優先度を最高とする設定を解除するようにしてもよい。また、端末装置2は、拒否された周波数がピコセルの周波数以外の場合、最高に設定されたピコセル周波数の優先度も一時的に解除されるようにしてもよい。
また、本発明に係る実施形態で示される各パラメータの名称は、説明の便宜上呼称しているものであって、実際に適用されるパラメータ名称と本発明のパラメータ名称とが異なっていても、本発明が主張する発明の趣旨に影響するものではない。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
また、前述した実施形態の端末装置2は、可搬型あるいは可動型の端末装置のみならず、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器や測定機器、車載装置などにも適用できる。端末装置は、ユーザ端末、移動局装置、通信端末、移動機、端末、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)とも称される。基地局装置は、無線基地局装置、基地局、無線基地局、固定局、NB(Node-B)、eNB(evolved Node-B)、BTS(Base Transceiver Station)、BS(Base Station)とも称される。
また、説明の便宜上、実施形態の基地局装置1および端末装置2を機能的なブロック図を用いて説明したが、基地局装置1および端末装置2の各部の機能またはこれらの機能の一部を実現するための方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはこれら2つを組み合わせたものによって、直接的に具体化され得る。もしソフトウェアによって実装されるのであれば、その機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の一つ以上の命令またはコードとして保持され、または伝達され得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムをある場所から別の場所への持ち運びを助ける媒体を含むコミュニケーションメディアやコンピュータ記録メディアの両方を含む。
そして、一つ以上の命令またはコードをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録された一つ以上の命令またはコードをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより基地局装置1や端末装置2の制御を行なっても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
本発明の各実施形態に記載の動作をプログラムで実現してもよい。本発明の各実施形態に関わる基地局装置1および端末装置2で動作するプログラムは、本発明の各実施形態に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。また、プログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の各実施形態の機能が実現される場合もある。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、半導体媒体(例えば、RAM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるディスクユニット等の記憶装置のことをいう。さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上記各実施形態に用いた基地局装置1および端末装置2の各機能ブロック、または諸特徴は、本明細書で述べられた機能を実行するように設計された汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向けあるいは一般用途向けの集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイシグナル(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものによって、実装または実行され得る。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであっても良いが、代わりにプロセッサは従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。汎用用途プロセッサ、または前述した各回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。
プロセッサはまた、コンピューティングデバイスを組み合わせたものとして実装されても良い。例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと接続された一つ以上のマイクロプロセッサ、またはその他のそのような構成を組み合わせたものである。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
本発明は、以下のような態様を取ることも可能である。すなわち、(1)本発明の無線通信システムは、複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムであって、前記基地局装置は、優先度およびパラメータを含む報知メッセージを生成し、前記生成した報知メッセージを前記端末装置に送信する一方、前記端末装置は、受信した前記報知メッセージに含まれる優先度およびパラメータに基づいて、セルサーチを行なう周波数の優先度を判断し、セルサーチを行なうことを特徴とする。
(2)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記パラメータは、測定周期を示す情報であり、前記端末装置は、前記測定周期を示す情報に基づいて、当該周波数においてセルサーチを行なうことを特徴とする。
(3)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記パラメータは、当該周波数にピコセルが含まれるか否かを示す情報であり、前記端末装置は、前記パラメータに応じてピコセルのための測定周期に基づいて、当該周波数においてセルサーチを行なうことを特徴とする。
(4)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記パラメータが設定される複数の周波数のいずれかのセルに在圏する端末装置は、前記セルに在圏する限り、前記セルの周波数の優先度を最高に設定することを特徴とする。
(5)また、本発明の端末装置は、複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される端末装置であって、前記基地局装置から報知メッセージを受信し、前記受信した前記報知メッセージに含まれる優先度およびパラメータに基づいて、セルサーチを行なう周波数の優先度を判断し、セルサーチを行なうことを特徴とする。
(6)また、本発明の端末装置において、前記パラメータは、測定周期を示す情報であり、前記端末装置は、前記測定周期を示す情報に基づいて、当該周波数においてセルサーチを行なうことを特徴とする。
(7)また、本発明の端末装置において、前記パラメータは、当該周波数にピコセルが含まれるか否かを示す情報であり、前記端末装置は、前記パラメータに応じてピコセルのための測定周期に基づいて、当該周波数においてセルサーチを行なうことを特徴とする。
(8)また、本発明の端末装置において、前記パラメータが設定される複数の周波数のいずれかのセルに在圏する端末装置は、前記セルに在圏する限り、前記セルの周波数の優先度を最高に設定することを特徴とする。
(9)また、本発明の基地局装置は、複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される基地局装置であって、優先度およびパラメータを含む報知メッセージを生成し、前記生成した報知メッセージを前記端末装置に送信することを特徴とする。
(10)また、本発明の基地局装置において、前記パラメータは、測定周期を示す情報であり、前記端末装置は、前記測定周期を示す情報に基づいて、当該周波数においてセルサーチを行なうことを特徴とする。
(11)また、本発明の基地局装置において、前記パラメータは、当該周波数にピコセルが含まれるか否かを示す情報であり、前記端末装置は、前記パラメータに応じてピコセルのための測定周期に基づいて、当該周波数においてセルサーチを行なうことを特徴とする。
(12)また、本発明の通信方法は、複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される端末装置の通信方法であって、前記基地局装置から報知メッセージを受信し、前記受信した前記報知メッセージに含まれる優先度およびパラメータに基づいて、セルサーチを行なう周波数の優先度を判断し、セルサーチを行なうことを特徴とする。
(13)また、本発明の通信方法は、複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される基地局装置の通信方法であって、優先度およびパラメータを含む報知メッセージを生成し、前記生成した報知メッセージを前記端末装置に送信することを特徴とする。
(14)また、本発明の集積回路は、複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される端末装置に実装され、前記端末装置に複数の機能を発揮させる集積回路であって、前記基地局装置から報知メッセージを受信する機能と、前記受信した前記報知メッセージに含まれる優先度およびパラメータに基づいて、セルサーチを行なう周波数の優先度を判断する機能と、セルサーチを行なう機能と、を前記端末装置に発揮させることを特徴とする。
(15)また、本発明の集積回路は、複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される基地局装置に実装され、前記基地局装置に複数の機能を発揮させる集積回路であって、優先度およびパラメータを含む報知メッセージを生成する機能と、前記生成した報知メッセージを前記端末装置に送信する機能と、を前記基地局装置に発揮させることを特徴とする。
以上、本発明の実施形態について特定の具体例に基づいて詳述してきたが、本発明の趣旨ならびに特許請求の範囲は、これら特定の具体例に限定されないことは明らかである。すなわち、本明細書の記載は例示説明を目的としたものであり、本発明に対して何ら制限を加えるものではない。
101 受信部
102 復調部
103 復号部
104 制御部
105 符号部
106 変調部
107 送信部
108 ネットワーク信号送受信部
109 上位レイヤ
201 受信部
202 復調部
203 復号部
204 測定部
205 制御部
206 ランダムアクセス処理部
207 符号部
208 変調部
209 送信部
210 上位レイヤ

Claims (5)

  1. 複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、優先度および測定周期を示す情報を含む報知メッセージを生成し、前記生成した報知メッセージを前記端末装置に送信する一方、
    前記端末装置は、受信した前記報知メッセージに含まれる優先度および測定周期を示す情報に基づいて、セルサーチを行なう周波数の優先度を判断し、セルサーチを行なうことを特徴とする無線通信システム。
  2. 複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される基地局装置であって、
    優先度および測定周期を示す情報を含む報知メッセージを生成し、前記生成した報知メッセージを前記端末装置に送信することを特徴とする基地局装置。
  3. 複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される端末装置であって、
    前記基地局装置から報知メッセージを受信し、前記受信した報知メッセージに含まれる優先度および測定周期を示す情報に基づいて、セルサーチを行なう周波数の優先度を判断し、セルサーチを行なうことを特徴とする端末装置。
  4. 複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される基地局装置の通信方法であって、
    優先度および測定周期を示す情報を含む報知メッセージを生成するステップと、
    前記生成した報知メッセージを前記端末装置に送信するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする通信方法。
  5. 複数のセルを配置して基地局装置と端末装置とが無線通信を行なう無線通信システムに適用される端末装置の通信方法であって、
    前記基地局装置から報知メッセージを受信するステップと、
    前記受信した報知メッセージに含まれる優先度および測定周期を示す情報に基づいて、セルサーチを行なう周波数の優先度を判断するステップと、
    前記判断結果に基づいて、セルサーチを行なうステップと、を少なくとも含むことを特徴とする通信方法。


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