JP2014203023A - コンテンツ受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、秘密分散法を用いたコンテンツのマルチキャスト配信において、可能な限り損失の少ないコンテンツを受信することを目的とする。
【解決手段】本発明のコンテンツ受信装置は、コンテンツを復元するために必要なデータを格納する配信サーバの組み合わせを作成し、対象となる配信サーバに向けて一斉に受信要求メッセージを送信する一斉受信要求機能と、受信要求メッセージを送信した配信サーバに向けて送信停止メッセージを送信する送信停止機能と、配信サーバから送信された分散データを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率が最も高い配信サーバの組み合わせを決定し、決定した組み合わせの配信サーバに向けて受信要求メッセージを送信する個別受信要求機能と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、秘密分散法を用いて複数の配信サーバに分散されたコンテンツを受信するコンテンツ受信装置に関する。
インターネットでは動画配信が盛んに行われており、また、社内IPネットワーク等のプライベートネットワークでは、様々な映像や音声などのコンテンツが同時に複数のロケーションや多数の社員の受信装置(PC)等に多地点配信(マルチキャスト)されることが普及しつつある。
マルチキャストされるコンテンツの中には、インターネットやイントラネットを問わず配信ネットワーク経路の途中で違法にコピーされると支障があるもの(例えば、ライセンス提供された映画や研修用動画など)があり、これまでは一般的に共通鍵暗号方式を用いてコンテンツの配信が行われて来た。最近、秘密分散法を用いた暗号方式が使われ始めている。秘密分散法は、一つのデータを複数のM個の部分データに分割して暗号化しておき、その中のn個(n≦M)を用いると元のデータに復元できるというものである。秘密分散法で暗号化された部分コンテンツは、盗まれた数がn個未満であれば元のコンテンツに復元できないことから、従来より高セキュリティと考えられている。また、複数の遠隔地のサーバに保管しておくことにより、地震災害等への対策としても有効であることが認識され始めている。
西川律子,"秘密分散法の概要",沖テクニカルレビュー,第205号,vol.73,no.1,pp.70−71,Jan.2006.
マルチキャストは、通常、受信装置が受信要求メッセージ(Join等)を送信し、それがネットワーク中の分岐装置(Splitter等)を経由して配信サーバに到着することにより、所望のコンテンツ等が配信され、また、経路途中の分岐装置で既に所望のコンテンツ等が配信されている場合には、そこでコピーされて受信装置に配信される。
しかしながら、秘密分散法が用いられている場合には、何らかの基準に基づいて複数のM台の配信サーバの中からn台の配信サーバを選択する必要がある。実際のネットワークでは分散データの損失が発生する可能性があるため、これまでの受信要求メッセージを送信する方法だけでは、実際のネットワークを経由して、コンテンツ等を受信することができない。
そこで、本発明は、秘密分散法を用いたコンテンツのマルチキャスト配信において、可能な限り分散データの損失の少ないコンテンツを受信するコンテンツ受信装置、コンテンツ受信方法及びコンテンツ受信プログラムを提供することを目的とする。
本願発明のコンテンツ受信装置は、
複数個のデータから構成されかつ各データが秘密分散法を用いて複数の分散データに分散された状態で複数の配信サーバに格納されているコンテンツを受信するために、前記コンテンツを復元することの可能な分散データが格納されている配信サーバの組み合わせを作成し、対象となる配信サーバに向けて一斉に受信要求メッセージを送信する一斉受信要求機能と、
前記受信要求メッセージを送信した後の予め定められた時間に、前記受信要求メッセージを送信した配信サーバに向けて送信停止メッセージを送信する送信停止機能と、
受信要求メッセージを受信した配信サーバから送信された分散データを受信し、受信した分散データを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率が最も高い配信サーバの組み合わせを決定し、決定した組み合わせの配信サーバに向けて受信要求メッセージを送信する個別受信要求機能と、
前記個別受信要求機能の送信した受信要求メッセージを受信した配信サーバから送信された分散データを用いて、前記コンテンツを復元するコンテンツ復元機能と、
を備える。
本願発明のコンテンツ受信装置では、前記個別受信要求機能において決定した配信サーバから送信された分散データを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率を監視する監視機能をさらに備え、コンテンツの復元の確率が予め定められた許容値を下回ったときには、前記一斉受信要求機能、前記送信停止機能及び前記個別受信要求機能が動作してもよい。
本願発明のコンテンツ受信装置では、
前記個別受信要求機能は、
受信した各分散データの損失率を計算するとともに、
コンテンツの復元の可能な予め定められた許容値よりも統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が高いか低いかを判定し、
統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が前記許容値よりも低い場合、
前記一斉受信要求機能は、前記個別受信要求機能の計算した分散データの損失率が最大となった配信サーバが含まれないように配信サーバの組み合わせを作成してもよい。
本願発明のコンテンツ受信装置では、
前記個別受信要求機能は、受信した各分散データの損失率を計算するとともに、コンテンツの復元の可能な予め定められた許容値よりも統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が高いか低いかを判定し、
統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が前記許容値よりも低い場合、
前記一斉受信要求機能は、受信要求メッセージを送信する配信サーバの数を増加させてもよい。
本願発明のコンテンツ受信装置では、
前記個別受信要求機能は、
コンテンツの復元の可能な予め定められた許容値よりも統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が高いか低いかを判定し、
統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が前記許容値よりも高い場合、
前記個別受信要求機能は、前記統計値の計算を停止し、コンテンツの復元の確率が前記許容値よりも高い配信サーバの組み合わせを決定し、決定した組み合わせの配信サーバに向けて受信要求メッセージを送信してもよい。
本願発明のコンテンツ受信装置では、
前記送信停止機能は、前記一斉受信要求機能が受信要求メッセージを送信した配信サーバのうち、次に前記一斉受信要求機能から受信要求メッセージを送信する配信サーバに含まれる配信サーバに向けては送信停止メッセージを送信せず、次に前記一斉受信要求機能から受信要求メッセージを送信する配信サーバに含まれない配信サーバに向けて送信停止メッセージを選択的に送信してもよい。
本願発明のコンテンツ受信装置では、前記一斉受信要求機能は、配信サーバの組み合わせがランダムでありかつコンテンツ毎に異なるように、配信サーバの組み合わせを作成してもよい。
本願発明のコンテンツ受信装置では、
前記統計値は、コンテンツを構成するデータの復元失敗率であり、
前記個別受信要求機能は、計算したデータの復元失敗率が最小になるような配信サーバの組み合わせを、コンテンツの復元の確率が最も高い配信サーバの組み合わせとして決定してもよい。
本願発明のコンテンツ受信装置では、
前記統計値は、コンテンツを構成するデータが秘密分散されている分散データの受信損失率であり、
前記個別受信要求機能は、計算した各分散データの受信損失率が最小になるような配信サーバの組み合わせを、コンテンツの復元の確率が最も高い配信サーバの組み合わせとして決定してもよい。
本願発明のコンテンツ受信方法は、
複数個のデータから構成されかつ各データが秘密分散法を用いて複数の分散データに分散された状態で複数の配信サーバに格納されているコンテンツを受信するために、前記コンテンツを復元することの可能な分散データが格納されている配信サーバの組み合わせを作成し、対象となる配信サーバに向けて一斉に受信要求メッセージを送信する一斉受信要求手順と、
前記受信要求メッセージを送信した後の予め定められた時間に、前記受信要求メッセージを送信した配信サーバに向けて送信停止メッセージを送信するとともに、
受信要求メッセージを受信した配信サーバから送信された分散データを受信し、受信した分散データを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率が最も高い配信サーバの組み合わせを決定し、決定した組み合わせの配信サーバに向けて受信要求メッセージを送信する個別受信要求手順と、
前記個別受信要求手順で送信した受信要求メッセージを受信した配信サーバから送信された分散データを用いて、前記コンテンツを復元するコンテンツ復元手順と、
を順に有する。
本願発明のコンテンツ受信方法では、
前記コンテンツ復元手順において、前記個別受信要求手順で送信した受信要求メッセージを受信した配信サーバから送信された分散データを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率を監視し、
コンテンツの復元の確率が予め定められた許容値を下回ったときには、
前記一斉受信要求手順、前記送信停止手順及び前記個別受信要求手順を再度実行してもよい。
本願発明のコンテンツ受信プログラムは、一斉受信要求手順、個別受信要求手順及びコンテンツ復元手順をコンピュータに実行させる。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明は、秘密分散法を用いたコンテンツのマルチキャスト配信において、可能な限り分散データの損失の少ないコンテンツを受信するコンテンツ受信装置、コンテンツ受信方法及びコンテンツ受信プログラムを提供することができる。
本実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成の概略である。 本発明の第1の実施の形態における配信方法のフローチャートの一例を示す。 本実施形態に係る受信装置の一例を示す。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図1は、本実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成の概略である。本実施形態に係るコンテンツ配信システムは、複数の配信サーバ91と、コンテンツ受信装置として機能する受信装置92と、を備える。受信装置92は1以上であれば何台であってもよいが、図1では、一例として、受信装置92が2台である場合を示す。
本実施形態に係るコンテンツ配信システムは、J個のデータDから構成されるコンテンツを配信する。データDは、秘密分散法によってM台の配信サーバ91に分散して格納されている。この配信サーバ91に格納されているデータを分散データDjmと呼ぶ。受信装置92は、M台の配信サーバ91のうちのn台の配信サーバ91から分散データDjmを受信することでJ個のデータDを復元し、コンテンツを復元する。
本実施形態に係るコンテンツ受信方法は、一斉受信要求手順と、個別受信要求手順と、コンテンツ復元手順と、を順に有する。
一斉受信要求手順では、図2に示すステップS102からS107を実行する。
個別受信要求手順では、図2に示すステップS108からS109を実行する。
コンテンツ復元手順では、図2に示すステップS110を実行する。
本実施形態に係る受信装置92は、一斉受信要求機能と、送信停止機能と、個別受信要求機能と、コンテンツ復元機能と、を備える。
一斉受信要求手順では、受信装置92が、n台の配信サーバ91の組み合わせを作成し、対象となる配信サーバ91に向けて一斉に受信要求メッセージを送信する。
個別受信要求手順では、送信停止機能が送信停止メッセージを送信するとともに、個別受信要求機能が、分散データを受信し、受信した分散データを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率が最も高い配信サーバ91の組み合わせを決定し、決定した組み合わせの配信サーバ91に向けて受信要求メッセージを送信する。
コンテンツ復元手順では、コンテンツ復元機能が、個別受信要求機能の送信した受信要求メッセージを受信した配信サーバ91から送信された分散データDjmを用いて、コンテンツを復元する。
ここで統計値は、例えば、データの復元失敗率又は分散データの受信損失率である。データの復元失敗率の場合、個別受信要求機能は、計算したデータの復元失敗率αが最小になるような配信サーバの組み合わせを決定する。分散データの受信損失率の場合、個別受信要求機能は、計算した各分散データの受信損失率βが最小になるような配信サーバの組み合わせを決定する。
本実施形態に係るコンテンツ受信装置は監視機能を有していてもよい。
この場合、コンテンツ復元手順において、個別受信要求手順で送信した受信要求メッセージを受信した配信サーバ91から送信された分散データDjmを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率を監視する。
そして、コンテンツの復元の確率が予め定められた許容値を下回ったときには、一斉受信要求手順、送信停止手順及び個別受信要求手順を再度実行する。
[第1の実施の形態]
本発明の第一の実施の形態を図1から図3を参照しながら説明する。
まず、初期設定されている秘密分散法で分散されたコンテンツおよびデータについて説明する(S101)。コンテンツAが一つまたは複数のJ個のデータD(j=1,...,J)から構成されているとする。さらに、各データに秘密分散法を用いて作成した複数のM個の分散データDjm(m=1,...,M)があるとする。この場合、秘密分散法の特徴から、M個中のいずれかn個(2≦n≦M)の分散データDjmによりデータDを復元できる。これによる分散データの総数はJ×M個である。
各データDについて、それぞれ一つの分散データを重ならないように集めて構成される分散コンテンツA(m=1、・・・、M)が、M台の配信サーバ91中にそれぞれ格納されている。即ち、
配信サーバ1内の分散コンテンツA={D11,D21,……,Dj1,……,DJ1}、
配信サーバ2内の分散コンテンツA={D12,D22,……,Dj2,……,DJ2}、
・・・
配信サーバM内の分散コンテンツA={D1M,D2M,……,DjM,……,Djm
である。
よって、受信装置92は、コンテンツAを受信するために、M台の配信サーバ91の中からn台の配信サーバ91を選択して受信することになる。
受信装置92は、コンテンツAを受信するために、対象となる配信サーバ91に向けて同時に受信要求メッセージを送信する。受信要求メッセージを受信した配信サーバ91は、対象となる分散コンテンツAを構成する分散データDjmを一つずつ配信ネットワーク93で転送するために、必要な場合には分割してパケットやイーサネット(登録商標)フレーム内に格納して配信ネットワーク93に送出する。
受信装置92が最終的にコンテンツAを受信するためには、まず、分散データDjmを受信するn台の配信サーバ91を決定する必要がある。しかし、ネットワークの輻輳状態は変化している場合もあり、現在の(受信開始時の)ネットワークの輻輳状態を知る必要がある。
関連発明のなかには、一つの配信サーバ91からコンテンツを受信する場合には、一つ一つの配信サーバ91に順に受信要求メッセージを送信し、各配信サーバ91からの受信状況を調査し、損失率が最も小さい配信サーバ91を選定する方法がある。しかしながら、本実施形態のようにコンテンツAが複数の配信サーバ91に分散されている場合には、複数の配信サーバ91から同時に受信する必要がある。なぜなら、ネットワークの帯域が十分にない場合には、一つの配信サーバ91からだけなら損失率βが小さいが、実際の同時受信時に損失率βが大きくなる場合が十分予想されるからである。
そこで、本実施形態の受信装置92は、M台からn台を選択する全ての組み合わせ(L通り)を作成し、その一つ一つについて(S102及びS107)、組み合わせの対象となる配信サーバ91に向けて同時に受信要求メッセージ(Join等)を送信し(S103)、一定時間(例えば、1秒、10秒、1分など)受信後に配信サーバ91に向けて送信停止メッセージ(Leave等)を送信する(S104)。受信装置92は、この間に各配信サーバ91から送られた分散データDjmを受信し、各データDの復元を行う(S105)。
ここで、ステップS104において送信する受信要求メッセージは復元失敗率αを計算するために必要な分散データDjmを取得するためのメッセージである。このため、送信停止メッセージを送信する際の一定時間は、各配信サーバ91が少なくとも1つの分散データDjmを送信するために必要な時間である。復元失敗率αの再現性や確度を高めるために複数の分散データDjmを送信するために必要な時間としてもよい。
受信装置92は、復元の対象になった分散データDjmのデータ数(p個とする)と、配信ネットワーク93内でのパケット等の損失により復元できなかった分散データDのデータ数(q個とする)からデータDの復元失敗率α(=q/p)を計算する(S106)。復元の対象になった分散データDjmのデータ数pは、分散データ内に記入されたシリアル番号等により求める。最後に復元の対象となったデータDの分散データが、対象となるn台の配信サーバ91全てからは送られていなかった可能性はあるが、復元の対象になった分散データDjmのデータ数pが十分大きければ復元失敗率αへの影響は小さく問題ない。
受信装置92は、全ての配信サーバ91の組み合わせについて復元失敗率αを計算した後(S107及びS108)、各データDの復元失敗率αが最小の値の組み合わせとなるn台の配信サーバ91を決定し、そのn台の配信サーバ91に向けて受信要求メッセージを送信する(S109)。これにより、受信装置92は、コンテンツAを復元するために必要な全ての分散データDjmを受信し、受信できた分散データを用いてデータDを復元し、復元したデータDを用いてコンテンツAを復元する(S110)。
図3に、本発明の受信装置92の機能ブロック図を示す。
受信装置92は、分散サーバDB(データベース)部28、組み合わせ処理部22、復元失敗率記憶部21、メッセージ作成部23、NW−IF(ネットワークインターフェイス)27、分散データ抽出部24、データ復元部25、コンテンツ復元部26から構成される。
一斉受信要求機能は、分散サーバDB部28、組み合わせ処理部22、メッセージ作成部23及びNW−IF27によって実現される。
送信停止機能は、組み合わせ処理部22、メッセージ作成部23及びNW−IF27によって実現される。
個別受信要求機能は、分散データ抽出部24、データ復元部25、組み合わせ処理部22、復元失敗率記憶部21、メッセージ作成部23及びNW−IF27によって実現される。
まず、分散サーバデータが分散サーバDB部28に入力され登録される。分散サーバデータには、少なくとも、コンテンツ番号と該コンテンツの分散データが収容されている複数の配信サーバ91のマルチキャストアドレスが含まれる。分散サーバデータの入力方法は、大元の分散サーバデータベースから通信によってでもよいし、手入力でもよい。
分散サーバDB部28は、該コンテンツ番号に対応する分散サーバデータを組み合わせ処理部22に通知する。
組み合わせ処理部22は、外部からコンテンツ番号が入力されると、分散サーバDB部28に該コンテンツ番号を通知する。組み合わせ処理部22は、該コンテンツ番号に対応する配信サーバ91の中から、図2に示されたような事前に設定された方法により、配信サーバ91の組み合わせを決定し、メッセージ作成部23に該コンテンツ番号と配信サーバ91のマルチキャストアドレスを通知する。
メッセージ作成部23は、少なくとも該コンテンツ番号を含み、宛先アドレスを前記マルチキャストアドレスにした受信要求メッセージを作成してNW−IF27に送信する。これにより、受信要求メッセージが配信ネットワーク93に送出される。
受信要求メッセージを受信した各配信サーバ91は、受信要求メッセージの送信元の受信装置92に向けて、要求されたコンテンツ番号に対応する分散データDjmを順次送信する。例えば、配信サーバ1は、分散データD11を送信し、分散データD21を送信し、・・・分散データDJ1を送信する。各配信サーバ91から送信された分散データDjmは、配信ネットワーク93を経由して受信装置92のNW−IF27に入力され、分散データ抽出部24に送られる。
分散データ抽出部24は、組み合わせ処理部22から通知されているコンテンツ番号に対応する分散データDjmを抽出し、データ復元部25に出力する。例えば、分散データ抽出部24は、データDの復元に必要な分散データD11、D12、・・・D1Mを抽出する。
データ復元部25は、各配信サーバ91から送られた分散データDjmから順次データDの復元を行い、復元に成功した復元成功数と失敗した復元失敗数を計数し、記憶する。
メッセージ作成部23が受信要求メッセージを送信した後、組み合わせ処理部22は、一定時間後などに、配信サーバ91からの送信を停止する配信サーバ91を決定し、メッセージ作成部23に該コンテンツ番号と配信サーバ91のマルチキャストアドレスを通知する。この通知は、図2で説明したステップS104の一定時間と同様に、各配信サーバ91が少なくとも1つの分散データDjmを送信するために必要な時間の経過後に行う。
メッセージ作成部23は、少なくとも該コンテンツ番号を含み、宛先アドレスを前記マルチキャストアドレスにした送信停止メッセージを作成してNW−IF27に送信する。これにより、送信停止メッセージが配信ネットワーク93に送出される。
送信停止メッセージを受信した配信サーバ91は、送信停止メッセージに含まれるコンテンツ番号に対応する分散データDjmの送信を停止する。
組み合わせ処理部22は、上述の送信停止メッセージに関する通知を行った一定時間後に、データ復元部25に復元成功数と復元失敗数を問い合わせる。この一定時間は、送信停止メッセージの送信時刻以降の任意の時間であり、送信停止メッセージの送信と同時であってもよい。データ復元部25は、記憶されているこれらの値を組み合わせ処理部22に通知する。
組み合わせ処理部22は、通知された復元成功数と復元失敗数から復元失敗率αを、ステップS103において受信要求メッセージを送信した配信サーバ91の組み合わせごとに計算する。そして、組み合わせ処理部22は、計算した復元失敗率αを、少なくとも、該コンテンツ番号と、それを配信した配信サーバ91の番号またはマルチキャストアドレスと関連づけて復元失敗率記憶部21に記憶する。組み合わせ処理部22は、配信サーバ91の組み合わせを変えて、上述の復元失敗率等を復元失敗率記憶部21に記憶する。これにより、受信装置92は、配信サーバ91の組み合わせの異なる複数の復元失敗率αを計算して記憶する。
組み合わせ処理部22は、図2に示されたような事前に設定された方法により、複数の復元失敗率αのうち最小となる配信サーバ91の組み合わせを該コンテンツを受信する配信サーバ91に決定し、メッセージ作成部23に該コンテンツ番号と配信サーバ91のマルチキャストアドレスを通知する。これにより、上述と同様な一連の動作により、n台の配信サーバ91がJ個の分散データDjmを送信し、データ復元部25がデータDを復元してコンテンツ復元部26に送られる。コンテンツ復元部26は、データ復元部25から送られたデータからコンテンツを復元し、出力する(表示等を含む)。
尚、コンテンツの受信において、同じ仕組みでM台からn台を選択すると、同じ組み合わせの配信サーバ91に受信要求メッセージが集中し、当該配信サーバ91付近の配信ネットワークの帯域が増加することが考えられる。これを避けるために、ステップS109における配信サーバ91の組み合わせの決定において、コンテンツ毎に配信サーバ91の組み合わせがランダムになるようにする必要がある。具体的な実現方法としては、ステップS101において分散データを格納する配信サーバ91を決定する際に乱数を用いるようにしたり、ステップS102における配信サーバ91の組み合わせの作成に乱数を用いるようにし、その乱数をコンテンツ番号などの固有の数値を用いて初期化する方法などがある。
また、もし、図2に示すステップS107に代えて、予め決められた所定復元失敗率α(例えば、所定復元失敗率α=0(ゼロ))以下となったか否かを判定してもよい。そして、所定復元失敗率α以下となった場合には、他の組み合わせの復元失敗率αを計算すること(S102〜S106)及びステップS108をスキップして、ステップS109に移行し、その組み合わせのn台の配信サーバ91に向けて受信要求メッセージを送信してもよい。ここで、所定復元失敗率αは、コンテンツAの復元に際して許容されている正しく復号されていないデータDの割合である。アプリケーションレイヤ等の高位レイヤの復元能力にもよるが、一般にコンテンツの重要度がより高ければ所定復元失敗率αはより小さくなり(例えば、ゼロ)、より低ければより大きな値になる。
また、組み合わせ処理部22は、ステップS103の受信要求メッセージを送信後の一定時間経過後に送信停止メッセージ(Leave等)を送信せずに、ステップS106におけるその配信サーバ91の組み合わせの分散データDjmの受信時から一定時間経過後に送信停止メッセージを送信してもよいし、ステップS106におけるその配信サーバ91の組み合わせの復元失敗率αを計算後に送信停止メッセージを送信してもよい。
また、ステップS102におけるM台からn台を選択する組み合わせの作成において、復元失敗率αを計算するための最初の組み合わせは上述のように受信装置92毎にランダムになるようにし、復元失敗率αを計算するためのその次の組み合わせからはn台中の1台を変更するようにする方法もある。この場合、受信装置92は、次の組み合わせには含まれない配信サーバ91に向けて送信停止メッセージを送信し、次の組み合わせに新たに含まれる配信サーバ91に向けて受信要求メッセージを送信する。
以上説明したように、本実施形態に係るコンテンツ受信装置は、重要なコンテンツが秘密分散法により従来より安全にネットワークでマルチキャストされるだけでなく、復元失敗率が最小になる配信サーバの組み合わせを見つけ、それらの配信サーバからデータを受信することにより、可能な限り分散データの損失の少ないコンテンツを受信することができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、全配信サーバ91M台中のn台(nはデータDを復元できる分散データDjmの数)の配信サーバ91から受信する場合について述べた。ここでは、全配信サーバ91M台中のk台(n<k≦M)の配信サーバ91から受信する場合について述べる。
受信装置92は、第1の実施の形態で述べたのと同様な方法で、M台からk台を選択する全ての組み合わせについて、分散データDjmの損失により復元できなかったデータDの復元失敗率αを計算し、それらの中で最小の復元失敗率(最小復元失敗率αmin)を求める(図2に示すステップS101〜S108)。
そして、ステップS108とステップS109の間に、受信装置92は、予め設定された許容復元失敗率αと比較する。許容復元失敗率αは、コンテンツAの復元に際して許容されている正しく復号されていないデータDの割合である。アプリケーションレイヤ等の高位レイヤの復元能力にもよるが、一般にコンテンツの重要度がより高ければ許容復元失敗率αはより小さくなり(例えば、ゼロ)、より低ければより大きな値になる。
このとき、もし、最小復元失敗率αminが許容復元失敗率α以下の場合には、ステップS109に移行し、受信装置92は、復元失敗率が最も小さい組み合わせの配信サーバ91k台に向けて受信要求メッセージを送信する。
このとき、もし、最小復元失敗率αminが許容復元失敗率αより大きい場合には、受信装置92は、受信する配信サーバ91の数kを一つ増やして(但し、k≦M)、再度、ステップS102〜S106を実行する。これにより、(k+1)個の配信サーバ91全ての組み合わせについて、復元失敗率αを計算し記録する上記の動作を行う。
そして、kを1つ増やした状態でk=Mで復元失敗率αの計算を終了しても、最小復元失敗率αminが許容復元失敗率αより大きい場合には、ステップS109に移行し、受信装置92は、最小復元失敗率αminの配信サーバ91の組み合わせで受信する。このとき、最小復元失敗率αminを示す配信サーバ91の組み合わせが複数あった場合には、受信装置92は、最小復元失敗率αminを示す配信サーバ91の組み合わせのなかから配信サーバ91の台数kが最小の組み合わせを選択し、受信する。さらに、もし、配信サーバ91の台数kの最小の組み合わせが複数ある場合には、組み合わせ処理部22は、最小復元失敗率αminを示す配信サーバ91の組み合わせについて復元失敗率αを計算し直してもよいし、予め決められた順番(例えば、最初の組み合わせ)でもよい。
また、上述の方法で受信する配信サーバ91が一旦決定された後も、受信装置92は、各配信サーバ91から送られた分散データDjmの損失により復元できなかったデータDの復元失敗率αを計算し続けてもよい。この場合、復元失敗率αが許容復元失敗率αより大きくなった場合には、受信装置92は、上述の動作を行って、復元失敗率αが許容復元失敗率α以下になる組み合わせを探索する。そして、受信装置92は、見つかった組み合わせの配信サーバ91に向けて受信要求メッセージを送信して分散データを受信し、コンテンツを復元する。
受信装置92は、以上に述べた動作を自律分散的に行うので、集中管理された固定的な最適解と異なる形態で分散された配信サーバ91からコンテンツを受信する場合も想定される。しかし、本実施形態に係る通信システムは、自律分散による簡単な仕組みで、最適解または最適解に近い形態で受信装置92がコンテンツを受信することができ、また、配信ネットワーク93の故障等に自律的に対応して受信することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るコンテンツ受信装置は、復元失敗率が許容復元失敗率α以下になる配信サーバ91の組み合わせを見つけ、それらの配信サーバ91から分散データDjmを受信する。これにより、本実施形態に係るコンテンツ受信装置は、可能な限り分散データの損失の少ないコンテンツを受信することができる。
また、本実施形態に係るコンテンツ受信装置は、ネットワークの輻輳状態によるが、組み合わせる配信サーバの数を増やすことにより、最小復元失敗率を低下させることができる場合がある。
[第3の実施の形態]
秘密分散法で分散されたコンテンツおよびデータについては、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様である。また、受信装置92が、M台からn台を選択する全ての組み合わせの一つ一つについて、対象となる配信サーバ91に向けて同時に受信要求メッセージを送信し、受信要求メッセージを受信した配信サーバ91が、対象となる分散コンテンツAを構成するデータDjmを一つずつ配信ネットワーク93で転送できるように、必要な場合には分割してパケットやイーサネット(登録商標)フレーム内に格納して配信ネットワーク93に送出することも、第1の実施の形態と同様である。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態と異なる点は、受信装置92は、分散データを一定時間(例えば、1秒、10秒、1分など)受信後に送信停止メッセージ(Leave等)を送信する。
そして、受信装置92は、
・n台の各配信サーバ91から送られた分散データDjmの損失率β、と
・n台の各配信サーバ91から送られた分散データDjmの損失により復元できなかったデータDの復元失敗率α
を計算する。
そして、該復元失敗率αが予め決められた許容復元失敗率αより大きかった場合には、受信装置92は、分散データDjmの損失率βが最大の配信サーバ91を他の配信サーバ91と入れ替えた組み合わせを作り、該組み合わせのn台の配信サーバ91に向けて受信要求メッセージを送信する。
[第4の実施の形態]
秘密分散法で分散されたコンテンツおよびデータについては、第1の実施の形態から第3の実施の形態と同様である。
また、M台からn台を選択する全ての組み合わせの一つ一つの場合に対して、対象となる配信サーバ91に向けて同時に受信要求メッセージを送信し、受信要求メッセージを受信した配信サーバ91は、対象となる分散コンテンツAを構成するデータDjmを一つずつ配信ネットワーク93で転送できるように、必要な場合には分割してパケットやイーサネット(登録商標)フレーム内に格納して配信ネットワーク93に送出することも、第1の実施の形態から第3の実施の形態と同様である。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態と異なる点は、受信装置92は、一定時間(例えば、1秒、10秒、1分など)受信後に送信停止メッセージ(Leave等)を送信する。そして、受信装置92が、
・n台の各配信サーバ91から送られた分散データDjmの損失率β、と
・n台の各配信サーバ91から送られた分散データDjmの損失により復元できなかったデータDの復元失敗率α
を計算することである。
さらに第3の実施の形態と異なる点は、受信装置92は、復元失敗率αが予め決められた許容復元失敗率αより大きかった場合には、分散データDjmの損失率βが予め決められたβより大きい配信サーバ91を他の配信サーバ91と入れ替えた組み合わせを作り、該組み合わせの配信サーバ91n台に向けて受信要求メッセージを送信することである。
[第5の実施の形態]
本実施形態に係る通信システムは、第1の実施の形態から第4の実施の形態において、復元失敗率αの代わりに受信損失率β、予め決められた所定復元失敗率αの代わりに予め決められた所定受信損失率β、最小復元失敗率αminの代わりに最小損失率βmin、許容復元失敗率αの代わりに許容損失率βをそれぞれ用いる。
本実施形態では、第1の実施の形態のステップS105及びS106に代えて、組み合わせ処理部22は、分散データDjmを受信し(p個とする)、分散データ内に記入されたシリアル番号等により、受信できなかった分散データ数を推定し(q個とする)、受信損失率β(=q/(p+q),i=1,・・・,L)を計算する。そして、組み合わせ処理部22は、計算した受信損失率βを、少なくとも、該コンテンツ番号と、それを配信した配信サーバ91の番号またはマルチキャストアドレスと関連づけて復元失敗率記憶部21に記憶する。配信サーバ91から送られた最後の分散データDjmが損失する可能性もあるが、受信した分散データ数pが十分大きければ受信損失率βへの影響は小さく問題ない。
組み合わせ処理部22は、図2に示されたような事前に設定された方法により、複数の受信損失率βのうち最小となる配信サーバ91の組み合わせを該コンテンツを受信する配信サーバ91に決定し、メッセージ作成部23に該コンテンツ番号と配信サーバ91のマルチキャストアドレスを通知する。これにより、第1の実施の形態で説明したように、受信装置92はコンテンツを復元することができる。
[第6の実施の形態]
実施形態1から実施形態4を実施しても所定復元失敗率α以上の復元失敗率αを得られない、または、実施形態5を実施しても所定受信損失率β以上の復元失敗率βを得られない場合、同時にn台の各配信サーバ91に受信要求メッセージを送信せずに、1台ずつ順に受信要求メッセージを送信する。
この方法を用いる箇所としては、n台の配信サーバ91を決定する場合と決定されたn台の各配信サーバ91から全分散データを受信する場合であり、その両方で使用してもよいし、どちらか一方で使用してもよい。
なお、本発明の装置はコンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明は、インターネットやイントラネット(社内IPネットワーク等のプライベートネットワーク)で映像や音声を複数の受信装置(PC等)に多地点配信(UDPを用いたマルチキャスト)する場合に、配信ネットワーク93経路の途中で違法にコピーされると支障がある映像や音声(例えば、ライセンス提供された映画や研修用動画など)をセキュアに配信することができる。また、複数の遠隔地の配信サーバ91に保管しておくことにより、地震災害等への対策としても有効である。
21:復元失敗率記憶部
22:組み合わせ処理部
23:メッセージ作成部
24:分散データ抽出部
25:データ復元部
26:コンテンツ復元部
27:NW−IF(ネットワークインターフェイス)
28:分散サーバDB(データベース)部
91:配信サーバ
92:受信装置
93:配信ネットワーク
931:スプリッタ

Claims (12)

  1. 複数個のデータから構成されかつ各データが秘密分散法を用いて複数の分散データに分散された状態で複数の配信サーバに格納されているコンテンツを受信するために、前記コンテンツを復元することの可能な分散データが格納されている配信サーバの組み合わせを作成し、対象となる配信サーバに向けて一斉に受信要求メッセージを送信する一斉受信要求機能と、
    前記受信要求メッセージを送信した後の予め定められた時間に、前記受信要求メッセージを送信した配信サーバに向けて送信停止メッセージを送信する送信停止機能と、
    受信要求メッセージを受信した配信サーバから送信された分散データを受信し、受信した分散データを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率が最も高い配信サーバの組み合わせを決定し、決定した組み合わせの配信サーバに向けて受信要求メッセージを送信する個別受信要求機能と、
    前記個別受信要求機能の送信した受信要求メッセージを受信した配信サーバから送信された分散データを用いて、前記コンテンツを復元するコンテンツ復元機能と、
    を備えるコンテンツ受信装置。
  2. 前記個別受信要求機能において決定した配信サーバから送信された分散データを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率を監視する監視機能をさらに備え、
    コンテンツの復元の確率が予め定められた許容値を下回ったときには、
    前記一斉受信要求機能、前記送信停止機能及び前記個別受信要求機能が動作する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ受信装置。
  3. 前記個別受信要求機能は、
    受信した各分散データの損失率を計算するとともに、
    コンテンツの復元の可能な予め定められた許容値よりも統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が高いか低いかを判定し、
    統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が前記許容値よりも低い場合、
    前記一斉受信要求機能は、前記個別受信要求機能の計算した分散データの損失率が最大となった配信サーバが含まれないように配信サーバの組み合わせを作成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ受信装置。
  4. 前記個別受信要求機能は、
    受信した各分散データの損失率を計算するとともに、
    コンテンツの復元の可能な予め定められた許容値よりも統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が高いか低いかを判定し、
    統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が前記許容値よりも低い場合、
    前記一斉受信要求機能は、受信要求メッセージを送信する配信サーバの数を増加させる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコンテンツ受信装置。
  5. 前記個別受信要求機能は、コンテンツの復元の可能な予め定められた許容値よりも統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が高いか低いかを判定し、
    統計値によって得られたコンテンツの復元の確率が前記許容値よりも高い場合、
    前記個別受信要求機能は、前記統計値の計算を停止し、コンテンツの復元の確率が前記許容値よりも高い配信サーバの組み合わせを決定し、決定した組み合わせの配信サーバに向けて受信要求メッセージを送信する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコンテンツ受信装置。
  6. 前記送信停止機能は、前記一斉受信要求機能が受信要求メッセージを送信した配信サーバのうち、次に前記一斉受信要求機能から受信要求メッセージを送信する配信サーバに含まれる配信サーバに向けては送信停止メッセージを送信せず、次に前記一斉受信要求機能から受信要求メッセージを送信する配信サーバに含まれない配信サーバに向けて送信停止メッセージを選択的に送信する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のコンテンツ受信装置。
  7. 前記一斉受信要求機能は、配信サーバの組み合わせがランダムでありかつコンテンツ毎に異なるように、配信サーバの組み合わせを作成する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のコンテンツ受信装置。
  8. 前記統計値は、コンテンツを構成するデータの復元失敗率であり、
    前記個別受信要求機能は、計算したデータの復元失敗率が最小になるような配信サーバの組み合わせを、コンテンツの復元の確率が最も高い配信サーバの組み合わせとして決定する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のコンテンツ受信装置。
  9. 前記統計値は、コンテンツを構成するデータが秘密分散されている分散データの受信損失率であり、
    前記個別受信要求機能は、計算した各分散データの受信損失率が最小になるような配信サーバの組み合わせを、コンテンツの復元の確率が最も高い配信サーバの組み合わせとして決定する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のコンテンツ受信装置。
  10. 複数個のデータから構成されかつ各データが秘密分散法を用いて複数の分散データに分散された状態で複数の配信サーバに格納されているコンテンツを受信するために、前記コンテンツを復元することの可能な分散データが格納されている配信サーバの組み合わせを作成し、対象となる配信サーバに向けて一斉に受信要求メッセージを送信する一斉受信要求手順と、
    前記受信要求メッセージを送信した後の予め定められた時間に、前記受信要求メッセージを送信した配信サーバに向けて送信停止メッセージを送信するとともに、
    受信要求メッセージを受信した配信サーバから送信された分散データを受信し、受信した分散データを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率が最も高い配信サーバの組み合わせを決定し、決定した組み合わせの配信サーバに向けて受信要求メッセージを送信する個別受信要求手順と、
    前記個別受信要求手順で送信した受信要求メッセージを受信した配信サーバから送信された分散データを用いて、前記コンテンツを復元するコンテンツ復元手順と、
    を順に有するコンテンツ受信方法。
  11. 前記コンテンツ復元手順において、前記個別受信要求手順で送信した受信要求メッセージを受信した配信サーバから送信された分散データを用いて統計値を計算することによってコンテンツの復元の確率を監視し、
    コンテンツの復元の確率が予め定められた許容値を下回ったときには、
    前記一斉受信要求手順、前記送信停止手順及び前記個別受信要求手順を再度実行する
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ受信方法。
  12. 請求項10又は11に記載の一斉受信要求手順、個別受信要求手順及びコンテンツ復元手順をコンピュータに実行させるコンテンツ受信プログラム。
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