JP2014193019A - Vibration actuator - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、振動アクチュエータに関し、特に、超音波振動を用いて回転体を回転させる振動アクチュエータに関する。 The present invention relates to a vibration actuator, and more particularly to a vibration actuator that rotates a rotating body using ultrasonic vibration.
例えば、特許文献1には、超音波振動を利用して回転体を回転させる振動アクチュエータが開示されている。
特許文献1に開示された振動アクチュエータでは、ベース部材とステータとの間に振動手段が配置されると共に、ステータの振動手段と反対側に複数のローラよりなるロータが接触配置されている。振動手段は、積層された圧電素子板で構成され、交流電圧が印加されることにより縦振動又はたわみ振動を発生する。ロータを構成する複数のローラは、その中心軸を通る連結ピンによって互いに連結されて、一体に回転するように構成されている。また、ステータ、振動手段及びベース部材の内部にはロッドが挿通されており、ロッドの一端部に設けられた板状部が複数のローラの中央部で連結ピンに連結されている。ロッドの他端部は、ベース部材の内部でばね受け部材に固定されており、ばね受け部材がベース部材の内部に配置されたばねの付勢力を受けることで、ロッド及び連結ピンを介してロータがステータに対して加圧接触される。
For example, Patent Literature 1 discloses a vibration actuator that rotates a rotating body using ultrasonic vibration.
In the vibration actuator disclosed in Patent Document 1, vibration means is disposed between the base member and the stator, and a rotor composed of a plurality of rollers is disposed in contact with the stator on the side opposite to the vibration means. The vibration means is composed of laminated piezoelectric element plates, and generates longitudinal vibration or flexural vibration when an AC voltage is applied. The plurality of rollers constituting the rotor are connected to each other by a connecting pin passing through the central axis thereof, and are configured to rotate integrally. In addition, a rod is inserted into the stator, the vibration means, and the base member, and a plate-like portion provided at one end of the rod is connected to a connecting pin at the center of the plurality of rollers. The other end of the rod is fixed to the spring receiving member inside the base member, and when the spring receiving member receives the urging force of the spring disposed inside the base member, the rotor is moved via the rod and the connecting pin. Pressurized contact with the stator.
さらに、この振動アクチュエータでは、振動手段の圧電素子板に交流電圧を印加して縦振動とたわみ振動を組み合わせた複合振動を発生させることで、ステータのロータ接触部位に楕円振動を発生させ、ロータを回転駆動している。 Further, in this vibration actuator, an AC voltage is applied to the piezoelectric element plate of the vibration means to generate composite vibration that combines longitudinal vibration and flexural vibration, thereby generating elliptical vibration at the rotor contact portion of the stator, and It is rotating.
ステータとロータの摩擦接触を利用して駆動力を得る振動アクチュエータでは、長時間の使用によりロータが擦り減った場合、ロータを交換することで性能を維持している。しかしながら、特許文献1に開示された振動アクチュエータでは、ロータをステータに組み付ける際に、複数のローラ及びロッドの板状部に連結ピンを挿入しつつ、ロッドの板状部が複数のローラの中央部に位置するように調整すると共に、複数のローラが偏心することなく回転するように調整する必要があり、その組み付けが非常に困難である。さらに、事前に、複数のローラと連結ピンからなる組立体が偏心することなく回転することができるか否かを検査することが望ましいが、複数のローラと連結ピンとの組み付け時には中央部にロッドが連結されるため、上記検査の実施が困難である。 In a vibration actuator that obtains a driving force by using frictional contact between a stator and a rotor, when the rotor is worn away by long-term use, performance is maintained by replacing the rotor. However, in the vibration actuator disclosed in Patent Document 1, when the rotor is assembled to the stator, the connecting plate is inserted into the plate portions of the plurality of rollers and the rod, and the plate portion of the rod is the central portion of the plurality of rollers. It is necessary to adjust so that the plurality of rollers rotate without being eccentric, and it is very difficult to assemble them. Furthermore, it is desirable to inspect whether or not the assembly composed of a plurality of rollers and connecting pins can be rotated without being eccentric, but when assembling the plurality of rollers and connecting pins, a rod is formed at the center. Since they are connected, it is difficult to perform the inspection.
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、組立を容易にしながらも組立精度を向上させることを可能にする振動アクチュエータを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a vibration actuator that can improve assembly accuracy while facilitating assembly.
上記の課題を解決するために、本発明に係る振動アクチュエータは、ステータと、ステータに接触配置されるロータと、ロータの回転軸を回転可能に支持すると共にロータを挿通可能な軸受穴を有する枠部材と、ステータに接触配置されて超音波振動を発生し、ステータにおけるロータとの接触部分にロータを回転させる振動を生成する振動手段と、枠部材に連結されて枠部材をステータに向かって付勢することによってロータをステータの接触部分に押圧する予圧手段とを備える。 In order to solve the above-described problems, a vibration actuator according to the present invention includes a stator, a rotor in contact with the stator, a frame having a bearing hole that rotatably supports the rotating shaft of the rotor and can be inserted through the rotor. A member that is arranged in contact with the stator to generate ultrasonic vibrations, and generates vibrations that rotate the rotor in contact with the rotor in the stator; and a frame member that is connected to the frame member and attaches the frame member toward the stator. Preloading means for pressing the rotor against the contact portion of the stator by energizing.
ロータの回転軸は、枠部材の軸受穴に配置される軸受を介して回転可能に支持されてもよい。
予圧手段は、枠部材に連結され、ステータ及び振動手段を貫通する連結ロッドと、連結ロッドに連結され、枠部材をステータに向かって引き付けるように付勢する付勢部材とを有してもよい。
上記振動アクチュエータは、振動手段と付勢部材との間に介在して設けられ、ステータと共に振動手段を挟持するベース部材をさらに備えてもよい。
ベース部材は、連結ロッドの延在方向に垂直な断面が部分的に減少したくびれ部を有してもよい。
ベース部材は、付勢部材を収容する空間を有してもよい。
枠部材は、ロータの両側に配置され且つ軸受穴が形成された板状部と、板状部を互いに連結する連結部とを有し、ステータは、板状部同士の間に突出し且つステータの接触部分を含む2つの係合突出部を有し、連結部は、係合突出部同士の間に延在し且つ連結ロッドに連結されてもよい。
板状部は、軸受穴が形成された面と異なる面に固定用ねじ穴を有してもよい。
The rotating shaft of the rotor may be rotatably supported via a bearing disposed in the bearing hole of the frame member.
The preload means may include a connecting rod that is connected to the frame member and penetrates the stator and the vibration means, and a biasing member that is connected to the connecting rod and biases the frame member toward the stator. .
The vibration actuator may further include a base member that is interposed between the vibration unit and the biasing member and sandwiches the vibration unit together with the stator.
The base member may have a constricted portion in which a cross section perpendicular to the extending direction of the connecting rod is partially reduced.
The base member may have a space for accommodating the biasing member.
The frame member has a plate-like portion disposed on both sides of the rotor and formed with bearing holes, and a connecting portion that connects the plate-like portions to each other, and the stator protrudes between the plate-like portions and There may be two engaging protrusions including a contact portion, and the connecting part may extend between the engaging protrusions and be connected to the connecting rod.
The plate-like portion may have a fixing screw hole on a different surface from the surface on which the bearing hole is formed.
本発明に係る振動アクチュエータによれば、組立を容易にしながらも組立精度を向上させることができる。 According to the vibration actuator of the present invention, it is possible to improve the assembly accuracy while facilitating the assembly.
実施の形態
以下、この発明の実施の形態に係る振動アクチュエータ100について図面を参照して説明する。
図1を参照すると、振動アクチュエータ100が示されており、この振動アクチュエータ100は、超音波振動を利用して回転体であるロータ20を回転させる超音波アクチュエータである。
Embodiment A
Referring to FIG. 1, a
振動アクチュエータ100は、円筒状のベース部材11と、ステータ12と、ベース部材11及びステータ12の間に配置された2つの圧電素子13と、円筒状のローラ21及び回転シャフト22を一体に有するロータ20と、回転シャフト22を回転自在に支持するボールベアリング23と、ボールベアリング23を支持する枠部材24とを有している。なお、ロータ20において、ローラ21は、その円筒の内周面を回転シャフト22の外周面に嵌合させるようにして、回転シャフト22の周りに組み付けられており、ロータ20の詳細な構成は後述する。ここで、圧電素子13は振動手段を構成し、ロータ20の回転シャフト22は回転軸を構成し、ボールベアリング23は軸受を構成している。
ここで、説明の便宜上、回転シャフト22の中心軸をx軸と規定し、ベース部材11から圧電素子13を経てステータ12に向かい且つx軸に対して垂直である方向にz軸が延び、x軸及びz軸に対して垂直にy軸が延びているものとする。
The
Here, for convenience of explanation, the central axis of the
図1の振動アクチュエータ100をy軸方向から見た側面図を示す図2と、x軸方向から見た側面図を示す図3とをあわせて参照すると、ベース部材11は、圧電素子13と接触してこれを支持する円筒状の支持部11aと、支持部11aと同軸に位置する円筒状の基部11cと、支持部11a及び基部11cの間にこれらと同軸に位置する円筒状のくびれ部11bとを一体に有している。基部11cは、支持部11aよりも大径の断面形状を有しており、くびれ部11bは、支持部11a及び基部11cよりも小径の断面形状を有している。
Referring to FIG. 2 showing a side view of the
さらに、図4をあわせて参照すると、ベース部材11の基部11cにおいて、支持部11aと反対側に位置する底面11c1からくびれ部11bに向かって窪んだ円筒状の凹部11dが形成されている。さらに、ベース部材11には、支持部11aから基部11cを貫通して凹部11dの底部11d1に開口する係合穴11eが形成されている。係合穴11eの内周面には、雌ねじが形成されている。なお、凹部11dは、くびれ部11bまで達しておらず、凹部11dの底部11d1は、凹部11dにおけるくびれ部11b側の部位である。
上述のようなベース部材11は、例えばアルミニウム合金などの金属から作製され、金属の円柱を切削することによって一体ものとして形成することができる。
Furthermore, referring also to FIG. 4, a
The
さらに、図6をあわせて参照すると、ステータ12は、円筒状の本体部12bと、本体部12bの一方の端面12b1から垂直に突出する2つの柱状の係合突出部12aと、本体部12bの他方の端面12b2の中心から垂直に突出する連結軸部12cとを一体に有している。
2つの係合突出部12aは、互いの間に溝部12dを形成するように対向して配置されている。さらに、各係合突出部12aでは、溝部12d側であり且つ本体部12bと反対側である角部が隅切りされており、この隅切り部分には、先端に向かって溝部12dの幅を拡げるように傾斜した接触面12a1が形成されている。そして、接触面12a1は、ロータ20のローラ21の円筒状の外周面21aが接触するように構成されており、外周面21aと同等の曲率を有する曲面で形成されている。さらに、接触面12a1及び係合突出部12aは、ローラ21と同等の幅で形成されている。ここで、接触面12a1は、ステータ12の接触部分を構成している。
Furthermore, referring also to FIG. 6, the
The two
また、ステータ12には、溝部12dから、本体部12b及び連結軸部12cを軸方向に沿って貫通する挿入穴12eが形成されている。さらに、連結軸部12cの外周面先端付近には、雄ねじ12c1が形成されており、雄ねじ12c1は、ベース部材11の係合穴11eの雌ねじに螺合することができる。
上述のようなステータ12は、例えばアルミニウム合金などの金属から作製され、金属の円柱を切削することによって一体ものとして形成することができる。
Further, the
The
そして、連結軸部12cを螺合させてベース部材11に連結されたステータ12とベース部材11との間には、2つの円環板状の圧電素子13が設けられている。各圧電素子13は、中心に貫通穴13aを有している。2つの圧電素子13は、その貫通穴13aにステータ12の連結軸部12cを通して、連結軸部12cの軸方向に重ねて配置されている。そして、ベース部材11の係合穴11eに対して連結軸部12cの雄ねじ12c1を締め込むことで、圧電素子13がベース部材11及びステータ12によって挟持されている。各圧電素子13は、図示しない駆動回路に電気的に接続され、駆動回路から交流電圧が印加されると超音波振動を発生する。
Two annular plate-like
また、図1〜図3、図5及び図6をあわせて参照すると、枠部材24は、互いに対向する矩形板状の軸支持部24aと、軸支持部24a同士を連結する帯状の連結部24b及び24cとを有している。
2つの軸支持部24aは、互いに同形状をしており、これらの間でステータ12の2つの係合突出部12aをx軸方向の両側から挟むことができるような間隔をあけて配置されている。さらに、各軸支持部24aには、これを貫通する軸受穴24a1が形成されている。2つの軸受穴24a1は、同形状をしており、互いに対向する位置に形成されている。
1 to 3, 5, and 6, the
The two
第一連結部24bは、ステータ12と反対側となる軸支持部24aの端部で、2つの軸支持部24aを連結している。第二連結部24cは、ステータ12側となる軸支持部24aの端部で、2つの軸支持部24aを連結している。さらに、第一連結部24b及び第二連結部24cは、互いに対向するように配置されている。また、第二連結部24cは、ステータ12の溝部12d内に収まるような幅で形成されている。そして、枠部材24は、2つの軸支持部24aで2つのステータ12の係合突出部12aを外側から挟み且つ第二連結部24cを溝部12d内に通すようにして、ステータ12に対して配置される。
The first connecting
また、各軸支持部24aでは、第一連結部24bが設けられた端部の両端に、角部を斜めにカットしたような隅切り部24a2が形成されている。さらに、各軸支持部24aにおいて、軸受穴24a1が形成されていないy軸方向の両側部には、複数の固定用ねじ穴24a3が形成されている。固定用ねじ穴24a3は、内周面に雌ねじが形成されており、軸支持部24aを設置対象に固定するために用いることができる。
In each
さらに、第二連結部24cでは、第一連結部24bと反対側の底面24c1の中心に、雌ねじを有する連結ねじ穴24c2が形成されている。連結ねじ穴24c2には、連結ロッド31が、その一方の端部31aに形成された雄ねじを螺合させて連結されるように構成されている。連結ロッド31が連結される第二連結部24cは、剛性及び強度を有するように、第一連結部24bよりも連結ロッド31の軸方向であるz軸方向に大きい厚さを有している。
上述のような枠部材24は、例えば鉄やアルミニウム合金などの金属から作製され、金属塊を切削することによって一体ものとして形成することができる。
Further, in the second connecting
The
なお、枠部材24の第二連結部24cに一方の端部31aが連結された連結ロッド31は、ステータ12の挿入穴12eに通すとベース部材11の係合穴11eを貫通して他方の端部31bを凹部11d内に突出させる。そして、連結ロッド31は、例えば鉄などの金属から作製されている。
凹部11d内に突出する連結ロッド31の端部31bには、円筒状のホルダ32を介して円環板状のばね受体33が取り付けられている。連結ロッド31の端部31bには、雄ねじが形成されており、端部31bの雄ねじは、ホルダ32の内周面に形成された雌ねじと螺合している。なお、ばね受体33は、ホルダ32に対して回転自在である。
さらに、凹部11d内において、ばね受体33と凹部11dの底部11d1との間には、これらに接触するようにして、付勢部材としての皿ばね34が設けられている。皿ばね34は、ホルダ32の外周を囲むように配置されており、ホルダ32は、皿ばね34に対して回転自在となっている。
The connecting
An annular
Further, in the
皿ばね34は、皿ばね34の外径縁と内径縁とを接近させる方向に作用する力に対抗する方向のばね力を有している。このため、皿ばね34のばね力は、ばね受体33を凹部11dの底部11d1から引き離す、つまり枠部材24の第二連結部24cをステータ12へ近づける付勢力として連結ロッド31に付与される。
ここで、連結ロッド31及び皿ばね34は、予圧手段を構成している。
The
Here, the connecting
また、ロータ20において、回転シャフト22は、円柱状のシャフト本体22aと、シャフト本体22aの両端から同軸に且つ一体に突出する円柱状の軸部22bとによって構成されている。軸部22bは、シャフト本体22aよりも小径の円柱として形成されている。回転体の回転軸を構成する回転シャフト22は、例えば鉄などの金属から作製されている。
In the
ロータ20において、ローラ21は、回転シャフト22のシャフト本体22aよりも軸方向に短い円筒状の形状を有している。さらに、ローラ21の外周は、シャフト本体22aよりも大径であり且つ枠部材24の軸受穴24a1に通すことができる大きさを有している。さらにまた、ローラ21は、シャフト本体22aの外周面22a1に整合する円筒状の内周面21bを有している。そして、ローラ21は、その内周面21bをシャフト本体22aの外周面22a1に嵌合させることによって、シャフト本体22aに一体に取り付けられ、互いに一体に組み付けられたローラ21及び回転シャフト22が1つのロータ20を形成している。例えば、ローラ21及びシャフト本体22aは、止めねじ係合やキー係合等を用いて互いに嵌合させることができる。なお、ローラ21は、ステータ12よりも硬度が高い、例えばアルミナのような無機材料などで作製されている。
In the
さらに、シャフト本体22aの外周面22a1上には、ローラ21の両側に隣接してボールベアリング23が一体に取り付けられている。各ボールベアリング23は、円筒状をした内側リング23a及び外側リング23bと、内側リング23a及び外側リング23bの間に介在する複数のボール23cとを有している。各ボールベアリング23は、内側リング23aでシャフト本体22aの外周面22a1を囲むようにして配置されると共に止めねじ係合やキー係合等を用いて内側リング23aを外周面22a1に嵌合させている。これにより、回転シャフト22及びローラ21は、ボールベアリング23の外側リング23bに対して回転自在である。
Further,
さらに、ボールベアリング23の外側リング23bは、枠部材24の軸受穴24a1に整合する外周を有している。さらに、外側リング23bは、止めねじ係合やキー係合等を用いて軸受穴24a1に嵌合することができるように構成されている。そして、回転シャフト22のシャフト本体22aに取り付けられた各ボールベアリング23の外側リング23bを枠部材24の各軸支持部24aに嵌合させると、回転シャフト22及びローラ21からなるロータ20は、枠部材24に対して自在に回転することができる。
Further, the
よって、図4をあわせて参照すると、回転シャフト22にボールベアリング23が取り付けられたロータ20は、枠部材24の2つの軸受穴24a1に挿入することによって、枠部材24に取り付けられることができる。そして、枠部材24に取り付けられたロータ20のローラ21は、皿ばね34の付勢力によって、連結ロッド31、枠部材24及びボールベアリング23を介して、ステータ12の係合突出部12aの接触面12a1に押し付けられ、その外周面21aを接触面12a1に接触させる。つまり、皿ばね34は、ロータ20に対して、ステータ12の接触面12a1に押し付ける予圧力を付与する。
Therefore, referring also to FIG. 4, the
また、ローラ21と枠部材24の第二連結部24cとの間には、潤滑部材25が設けられている。潤滑部材25は、第二連結部24cに取り付けられ、ローラ21の外周面21aに接触している。なお、潤滑部材25は、スポンジ等の可撓性及び/又は弾性を有する多孔質性の樹脂部材に、オイルやグリスなどの流体状の潤滑剤を含浸させたものである。
A lubricating
ここで、振動アクチュエータ100の組立方法について説明する。
図1、図4、図5及び図6をあわせて参照すると、ステータ12の連結軸部12cを2つの圧電素子13の貫通穴13a内に通し、連結軸部12cの雄ねじ12c1をベース部材11の係合穴11eに挿入して雌ねじに螺合させる。そして、ステータ12と共に連結軸部12cをねじ回転させてステータ12の本体部12b及びベース部材11の支持部11aで2つの圧電素子13を挟み込む。さらに、連結ロッド31の端部31bにホルダ32を螺合させて取り付け、円環板状のばね受体33の穴に端部31a側から連結ロッド31を通してばね受体33をホルダ32にセットする。そして、皿ばね34の穴に端部31a側から連結ロッド31及びホルダ32を通して、皿ばね34をばね受体33上に配置する。
Here, a method for assembling the
1, 4, 5, and 6, the connecting
皿ばね34を配置した連結ロッド31を、ベース部材11の凹部11dから、ベース部材11の係合穴11e及びステータ12の挿入穴12eに順次通し、連結ロッド31の端部31aをステータ12の本体部12bから突出させる。さらに、枠部材24の第二連結部24cをステータ12の係合突出部12a間の溝部12d内にはめ込み、第二連結部24cの連結ねじ穴24c2に、連結ロッド31の端部31aの雄ねじを螺合させる。これにより、枠部材24、連結ロッド31及び皿ばね34が一体となってステータ12にセットされる。さらにまた、枠部材24の第二連結部24cにおける連結ロッド31と反対側の表面上に潤滑部材25を貼り付ける。
The connecting
また、上記組立作業に並行して、ロータ20の組立作業の実施が可能である。
ロータ20の組立作業では、回転シャフト22のシャフト本体22aをローラ21の内周面21bの内側に挿入し、シャフト本体22aの外周面22a1をローラ21の内周面21bに嵌合させる。これにより、ローラ21及び回転シャフト22はロータ20を形成し一体に回転することができる。
In parallel with the above assembling work, the assembling work of the
In the assembly work of the
さらに、組み立てられたロータ20に対して、ローラ21及び回転シャフト22の同軸度の検査を実施する。具体的には、回転シャフト22のシャフト本体22aの外周面22a1を軸受支持してロータ20を回転させたときの回転シャフト22の軸部22bの回転中心に対する偏心度、回転シャフト22のシャフト本体22aの回転中心に対する偏心度、及びローラ21の回転中心に対する偏心度等が、所定の許容範囲以内に収まっているかを測定する。
そして、各偏心度が所定の許容範囲以内に収まるロータ20を、枠部材24にセットする。このとき、ロータ20に対して、回転シャフト22のシャフト本体22aの両端をそれぞれ、2つのボールベアリング23それぞれの内側リング23aの内側に通して、シャフト本体22aの外周面22a1を内側リング23aに嵌合させる。これにより、シャフト本体22a上においてローラ21の両側にボールベアリング23が配置され、ローラ21及びボールベアリング23は、1つの円柱状の形状をなす。そして、内側リング23a及びロータ20は一体に回転することができる。
Furthermore, the coaxiality of the
Then, the
さらに、ボールベアリング23を取り付けたロータ20を、枠部材24の2つの軸支持部24aの軸受穴24a1に挿入する。このとき、軸受穴24a1に整合する形状を有する各ボールベアリング23の外側リング23bは、各軸支持部24aの軸受穴24a1に嵌合すると共に軸受穴24a1によって外周面全体が支持される。各ボールベアリング23が各軸支持部24aにセットされたとき、ローラ21は、ステータ12の2つの係合突出部12aの上に位置する。
Further, the
ここで、連結ロッド31上のホルダ32は、連結ロッド31に対してねじ回転させると、連結ロッド31に対して軸方向に進退することができる。このため、ホルダ32を枠部材24に向かって近づけるようにねじ回転させることで、皿ばね34の付勢力を増加させ、それにより、連結ロッド31を介して枠部材24及びロータ20をステータ12に近づけるように移動させ、ローラ21の外周面21aをステータ12の係合突出部12aの接触面12a1及び潤滑部材25に押し付ける。これにより、振動アクチュエータ100の組立が完了する。
なお、振動アクチュエータ100の組立が完了した状態では、潤滑部材25は、ステータ12の2つの係合突出部12a、枠部材24の2つの軸支持部24a及び第二連結部24c、並びにローラ21の外周面21aによって周囲が囲まれるため、貼り付けていなくとも第二連結部24cから脱落しない。
Here, when the
In the state where the assembly of the
次に、本実施形態に係る振動アクチュエータ100の動作について説明する。
図1、図4及び図5をあわせて参照すると、図示しない駆動回路によって交流電圧を各圧電素子13に印加すると、ステータ12には縦振動とたわみ振動の組み合わせによる複合振動が発生し、ステータ12における一対の係合突出部12aの接触面12a1は、楕円運動(又は円運動)を行う。すなわち、一方の圧電素子13は、ステータ12及びベース部材11を含む振動体をyz平面において縦振動させ、また、他方の圧電素子13は、振動体をyz平面においてたわみ振動させる。これらの2つの圧電素子13に印加する交流電圧の位相差を調整することで、ステータ12の2つの接触面12a1を楕円軌跡(又は円軌跡)を描くように運動させる。
Next, the operation of the
Referring to FIGS. 1, 4 and 5 together, when an AC voltage is applied to each
ロータ20のローラ21が接触面12a1を通じて楕円運動(又は円運動)を受けることによって、ローラ21は、外周面21aの周方向に沿って、回転シャフト22の軸部22bの中心軸を中心にして回転される。
ローラ21が回転することによって、回転シャフト22の軸部22bでは出力として回転駆動力が得られる。
ローラ21の回転方向、回転速度及びトルクの制御は、印加する交流電圧や周波数等を制御することによって行うことが可能である。
When the
As the
The rotation direction, rotation speed, and torque of the
なお、枠部材24が、皿ばね34の付勢力を受ける連結ロッド31によって、ステータ12へ近づく方向に付勢されているため、ローラ21はステータ12の係合突出部12aに押圧されている。ローラ21は、その両側にある枠部材24の2つの軸支持部24aによってステータ12に引き付けられているため、ステータ12の各接触面12a1では、加圧接触するローラ21による荷重がそれぞれ均等に作用し、ローラ21つまりロータ20は高トルクで回転される。
そして、ローラ21とステータ12とが互いに押圧された状態で接触することから、枠部材24は、振動するステータ12や圧電素子13に対して振動を妨げることはない。
このため、固定用ねじ穴24a3を用いて枠部材24の軸支持部24aを設置対象に固定した場合、固定された振動アクチュエータ100は、ステータ12や圧電素子13の振動が妨げられることなくロータ20を回転駆動する。
Since the
Since the
For this reason, when the
また、ロータ20の回転時、潤滑部材25の潤滑剤がローラ21の外周面21aに付着し、ローラ21の外周面21aとステータ12の接触面12a1との間に侵入する。この侵入した潤滑剤の粘性及び粘着力が、ステータ12の接触面12a1とローラ21の外周面21aとの間の摩擦力を増大させ、ローラ21を高トルクで回転させることを可能にする。つまり、潤滑剤はローラ21の外周面21aとステータ12の接触面12a1との適切な接触状態を維持する。
Further, during rotation of the
また、ベース部材11において、支持部11a及び基部11cの間に径が小さくなったくびれ部11bが形成されて連結ロッド31の延在方向に垂直な方向の剛性が部分的に低くなっているため、振動アクチュエータ100は、連結ロッド31の延在方向に垂直な方向へたわみ振動しやすくなっている。さらに、支持部11aよりも基部11cの方が大径で形成されているため、振動アクチュエータ100は、連結ロッド31の延在方向に垂直な方向へさらにたわみ振動しやすくなっている。よって、2つの圧電素子13から伝達してステータ12で発生する複合振動は、ベース部材11の上述のたわみ振動と共振することで、2つの圧電素子13のみで生成する複合振動に対して、共振周波数を変化させると共に連結ロッド31及び係合突出部12aの延在方向に垂直な方向の振幅を増大させ、係合突出部12aを介して高い回転トルクでロータ20を回転させることができる。
Further, in the
また、ベース部材11において、基部11cに凹部11dが形成され、凹部11dの底部11d1における基部11cの部材厚が薄くなっている。このとき、ベース部材11は、基部11cにおける底部11d1の部位でたわみを生じやすくなると共に、凹部11dを囲む筒状の部位で連結ロッド31の延在方向に垂直な方向にたわみを生じやすくなる。このため、振動アクチュエータ100は、連結ロッド31の延在方向に垂直な方向へたわみ振動しやすくなる。よって、2つの圧電素子13から伝達してステータ12で発生する複合振動は、ベース部材11の上述のたわみ振動と共振することで、2つの圧電素子13のみで生成する複合振動に対して、共振周波数を変化させると共に係合突出部12aの延在方向に垂直な方向の振幅を増大させ、係合突出部12aを介して高い回転トルクでロータ20を回転させることができる。
Further, in the
このように、この発明の実施の形態に係る振動アクチュエータ100は、ステータ12と、ステータ12に接触配置されるロータ20と、ロータ20の回転シャフト22を回転可能に支持すると共にロータ20の回転シャフト22及びローラ21を挿通可能である軸受穴24a1を有する枠部材24と、ステータ12に接触配置されて超音波振動を発生し且つステータ12におけるロータ20との接触面12a1にロータ20を回転させる振動を生成する圧電素子13と、枠部材24に連結されて枠部材24をステータ12に向かって付勢することによってロータ20のローラ21をステータ12の接触面12a1に押圧する予圧手段としての連結ロッド31及び皿ばね34とを備える。
As described above, the
このとき、枠部材24の軸受穴24a1がロータ20のローラ21及び回転シャフト22を通すことができる大きさを有するため、ローラ21を回転シャフト22に組み付けた状態で、ロータ20を枠部材24に組み付けることができる。このため、ロータ20におけるローラ21及び回転シャフト22の同軸度等の検査を、枠部材24に組み付ける前に実施することができる。さらに、ロータ20の枠部材24への組み付けは、回転シャフト22を枠部材24の軸受穴24a1に連結するだけでよいため、容易である。また、ロータ20をステータ12の接触面12a1に押圧する予圧力の調節は、各部品を組み付けてロータ20を枠部材24に組み付けた状態で皿ばね34の付勢力を調節することによって、実施することができる。従って、振動アクチュエータ100は、組立を容易にしながらも高い組立精度の実現を可能にする。
At this time, since the bearing hole 24a1 of the
また、振動アクチュエータ100は、ロータ20の回転シャフト22と枠部材24の軸受穴24a1との間に、回転シャフト22を回転可能に支持するボールベアリング23を備える。このとき、ロータ20の枠部材24への組み付けは、回転シャフト22及びボールベアリング23を枠部材24の軸受穴24a1に組み付けるだけで実施することができる。よって、振動アクチュエータ100の高い組立精度を維持しつつ組立を容易にすることができる。
The
また、振動アクチュエータ100は、予圧手段として、枠部材24に連結され且つステータ12及び圧電素子13を貫通する連結ロッド31と、連結ロッド31に連結され且つ枠部材24をステータ12に向かって引き付けるように付勢する皿ばね34とを有する。このとき、連結ロッド31に皿ばね34を取り付けた後、連結ロッド31をステータ12及び圧電素子13に通して枠部材24に連結することによって、予圧手段を組み付けることができる。或いは、連結ロッド31を枠部材24に連結してステータ12及び圧電素子13に通した後、連結ロッド31に皿ばね34を取り付けることによって、予圧手段を組み付けることができる。よって、予圧手段の組立を容易にすることができる。
Further, the
また、振動アクチュエータ100は、圧電素子13と皿ばね34との間に介在して設けられ且つステータ12と共に圧電素子13を挟持するベース部材11を備え、ベース部材11は、連結ロッド31の延在方向に垂直な断面が部分的に減少したくびれ部11bを有する。このとき、ベース部材11では、連結ロッド31の延在方向に垂直な方向の剛性が部分的に低くなるため、圧電素子13が超音波振動を発生したとき、ベース部材11自体もたわみ振動を発生する。そして、圧電素子13の超音波振動とベース部材11のたわみ振動とが共振し、共振した振動がステータ12を通じて接触面12a1に発生させる振動は、ロータ20に対して高い回転トルクや高い回転速度等を与えることができる。つまり、ベース部材11にくびれ部11bを設けることによって、ロータ20に与える回転トルク及び回転速度を調節することができる。
The
また、振動アクチュエータ100において、ベース部材11は、皿ばね34を収容する空間として凹部11dを有する。このとき、ベース部材11は、皿ばね34と圧電素子13との間の部材厚を低減した有底筒状の形状を有することができる。これにより、ベース部材11は、皿ばね34を保護するカバーとしての機能を有しつつ、連結ロッド31の延在方向に垂直な方向の剛性を低下させて圧電素子13の超音波振動と共振しやすくなる。
Further, in the
また、振動アクチュエータ100において、枠部材24は、ロータ20の回転シャフト22の両側に配置され且つ軸受穴24a1が形成された板状の軸支持部24aと、軸支持部24aを互いに連結する第二連結部24cとを有し、ステータ12は、軸支持部24a同士の間に突出し且つステータ12の接触面12a1を含む2つの係合突出部12aを有し、第二連結部24cは、係合突出部12a同士の間に延在し且つ連結ロッド31に連結される。このとき、枠部材24は、軸支持部24a同士の間に係合突出部12aを位置させると共に第二連結部24cを係合突出部12a同士の間の溝部12d内に位置させることで、ステータ12に対して位置決めすることができる。よって、枠部材24のステータ12への組み付けが容易になる。
Further, in the
また、振動アクチュエータ100において、枠部材24の軸支持部24aは、軸受穴24a1が形成された面と異なる面に固定用ねじ穴24a3を有する。固定用ねじ穴24a3を介して設置対象に固定された枠部材24は、ステータ12や圧電素子13の振動を妨げることがなく、振動アクチュエータ100は高い回転トルクを安定して得ることができる。
In the
また、振動アクチュエータ100において、枠部材24の軸支持部24aは、ステータ12と反対側の端部の両端に隅切り部24a2を有している。例えば、ロボットハンドのフィンガを構成する場合のように、端部を枠部材24の軸支持部24aにおける隅切り部24a2のある側部に隣接させ且つ2つの軸支持部24aを跨ぐようにして回転シャフト22の2つの軸部22bに1つの柱状部材が連結されるとき、この柱状部材は、振動アクチュエータ100が動作してロータ20を回転させると、ロータ20と共にローラ21の外周面21aに沿う方向に回動する。軸支持部24aに隅切り部24a2を形成することによって、柱状部材の端部は、軸支持部24aの角部に接触することなく、広い角度範囲にわたって回動することができる。なお、平坦面で形成されている隅切り部24a2は、ローラ21の外周面21aに沿う弧状面で形成されていてもよい。或いは、軸支持部24aは、隅切り部24a2が形成されていた端部全体がローラ21の外周面21aに沿う半円形面又は楕円形面等の弧状面で形成されていてもよい。
Further, in the
また、実施の形態の振動アクチュエータ100のロータ20において、1つのローラ21が、その両側において回転シャフト22を介して枠部材24によって支持される構成であったが、これに限定されるものでない。回転シャフトによって複数のローラが同軸で直列に連結され、連結されたローラにおける最も外側の2つのローラから突出する回転シャフトを枠部材が支持する構成であってもよく、連結されたローラ間でローラ同士を連結する回転シャフトを枠部材が支持する構成であってもよい。
Further, in the
また、実施の形態の振動アクチュエータ100のロータ20において、ローラ21及び回転シャフト22は、別部材から形成されていたが、これに限定されるものでなく、一体化された単一の部材で形成されていてもよい。また、ローラ21及び回転シャフト22の間に、減速機を設けてもよいし、或いは、これらの間に振動アクチュエータの出力を取り出すための出力リンク等の出力部材を設けた構成でもよい。
また、実施の形態の振動アクチュエータ100のロータ20において、回転シャフト22は、ローラ21の内側に挿入する構成であったが、これに限定されるものでなく、ローラ21の両端部に取り付ける構成であってもよい。
Further, in the
Further, in the
また、実施の形態の振動アクチュエータ100において、枠部材24は、ロータ20のローラ21の両端部を覆うロ字状の断面を有する形状であったが、これに限定されるものでなく、第一連結部24bのないU字状の断面形状、又はローラ21の両端部及び外周面21aを覆う箱型の形状であってもよい。枠部材24は、ロータ20を通すことができる軸受穴24a1を有してこれを軸受穴24a1で支持し、連結ロッド31及び皿ばね34等の予圧手段により付勢されてロータ20の回転を実現することができる形状であればとくに限定されない。
また、実施の形態の振動アクチュエータ100において、ステータ12に連結軸部12cを設けて連結軸部12cとベース部材11とが連結される構成としていたが、ステータ12に連結軸部を設けず、代わりにベース部材11に連結軸部を設けてベース部材11の連結軸部とステータ12とを連結する構成としてもよい。
Further, in the
Further, in the
また、実施の形態の振動アクチュエータ100において、付勢部材として皿ばね34を用いたが、これに限定されるものでない。付勢部材は、枠部材24をステータ12に向かって付勢する付勢力を発生することができる要素であればよく、例えば、弾性樹脂やコイルばねでもよい。あるいは、連結ロッド31を弾性体とし、連結ロッド31を付勢部材として機能させてもよい。
また、実施の形態の振動アクチュエータ100において、回転シャフト22の回転力をそのまま出力とする構成としていたが、例えば、回転シャフト22及び枠部材24の軸受穴24a1にギヤ歯を設けて、減速機構を構成するようにしてもよい。この場合、枠部材24を減速機構を構成する要素として兼用させることができる。また、減速機構が備えられることにより、高い回転トルクを得ることができる。
In the
In the
また、実施の形態の振動アクチュエータ100において、枠部材24を設置対象に固定することで回転シャフト22の軸部22bを出力端としていたがこれに限定されるものでない。例えば、軸部22bを設置対象に固定することによって、ロータ20以外の要素を出力側としてもよい。この場合も上述の実施形態と同様に枠部材24はステータ12や圧電素子13の振動を妨げることはない。
また、実施の形態の振動アクチュエータ100において、枠部材24の軸支持部24aには、軸受穴24a1が形成されていないy軸方向の両側部(図1参照)に固定用ねじ穴24a3が形成されていたが、z軸方向の側部に形成されていてもよい。
Further, in the
Further, in the
また、実施の形態の振動アクチュエータ100において、ベース部材11には、1つのくびれ部11bが形成されていたが、これに限定されるものでなく、くびれ部は2つ以上あってもよい。さらに、くびれ部は、ベース部材11において凹部11dを有する基部11cと支持部11aとの間に形成されていたが、基部11cにおける凹部11dを囲む筒状の壁部に設けられてもよい。
また、実施の形態の振動アクチュエータ100において、ベース部材11に凹部11dが形成されていたが、これに限定されるものでなく、ベース部材11は、凹部11dの代わりに凹部11dの開口端を閉鎖した空間を有し、この空間内に皿ばね34等を収容してもよい。
In the
In the
11 ベース部材、11b くびれ部、11d 凹部(付勢部材を収容する空間)、12 ステータ、12a 係合突出部、12a1 接触面(接触部分)、13 圧電素子(振動手段)、20 ロータ、21 ローラ、22 回転シャフト(回転軸)、23 ボールベアリング(軸受)、24 枠部材、24a 軸支持部(板状部)、24a1 軸受穴、24a3 固定用ねじ穴、24c 第二連結部(連結部)、31 連結ロッド(予圧手段)、34 皿ばね(予圧手段、付勢部材)、100 振動アクチュエータ。
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記ステータに接触配置されるロータと、
前記ロータの回転軸を回転可能に支持すると共に前記ロータを挿通可能な軸受穴を有する枠部材と、
前記ステータに接触配置されて超音波振動を発生し、前記ステータにおける前記ロータとの接触部分に前記ロータを回転させる振動を生成する振動手段と、
前記枠部材に連結されて前記枠部材を前記ステータに向かって付勢することによって前記ロータを前記ステータの前記接触部分に押圧する予圧手段と
を備える振動アクチュエータ。 A stator,
A rotor disposed in contact with the stator;
A frame member that rotatably supports the rotating shaft of the rotor and has a bearing hole into which the rotor can be inserted;
Vibrating means that is arranged in contact with the stator to generate ultrasonic vibrations, and generates vibrations that rotate the rotor in contact portions with the rotor in the stator;
A vibration actuator comprising: a preload means coupled to the frame member and biasing the frame member toward the stator to press the rotor against the contact portion of the stator.
前記枠部材に連結され、前記ステータ及び前記振動手段を貫通する連結ロッドと、
前記連結ロッドに連結され、前記枠部材を前記ステータに向かって引き付けるように付勢する付勢部材と
を有する請求項1または2に記載の振動アクチュエータ。 The preload means is
A connecting rod connected to the frame member and penetrating the stator and the vibration means;
The vibration actuator according to claim 1, further comprising a biasing member that is coupled to the coupling rod and biases the frame member so as to attract the frame member toward the stator.
前記ステータは、前記板状部同士の間に突出し且つ前記ステータの前記接触部分を含む2つの係合突出部を有し、
前記連結部は、前記係合突出部同士の間に延在し且つ前記連結ロッドに連結される請求項3〜6のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。 The frame member has a plate-like portion disposed on both sides of the rotor and formed with the bearing holes, and a connecting portion for connecting the plate-like portions to each other,
The stator has two engagement protrusions that protrude between the plate-like portions and include the contact portion of the stator,
The vibration actuator according to claim 3, wherein the connecting portion extends between the engagement protrusions and is connected to the connecting rod.
Priority Applications (1)
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JP2013066411A JP2014193019A (en) | 2013-03-27 | 2013-03-27 | Vibration actuator |
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JP2013066411A Pending JP2014193019A (en) | 2013-03-27 | 2013-03-27 | Vibration actuator |
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2013
- 2013-03-27 JP JP2013066411A patent/JP2014193019A/en active Pending
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