JP2014192607A - 無線通信方法及び無線通信装置 - Google Patents

無線通信方法及び無線通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014192607A
JP2014192607A JP2013064842A JP2013064842A JP2014192607A JP 2014192607 A JP2014192607 A JP 2014192607A JP 2013064842 A JP2013064842 A JP 2013064842A JP 2013064842 A JP2013064842 A JP 2013064842A JP 2014192607 A JP2014192607 A JP 2014192607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
bit length
wireless communication
bit
symbols
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013064842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6218305B2 (ja
Inventor
Tomoki Murakami
友規 村上
Taiji Takatori
泰司 鷹取
Masato Mizoguchi
匡人 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2013064842A priority Critical patent/JP6218305B2/ja
Publication of JP2014192607A publication Critical patent/JP2014192607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6218305B2 publication Critical patent/JP6218305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】効率的かつ安定的にマルチユーザ伝送を行うことができる無線通信方法を提供する。
【解決手段】複数の無線局に信号を送信するマルチユーザ伝送を行う無線通信方法であって、送信すべき信号それぞれのビット長を算出する算出ステップと、算出ステップにより算出した最長ビット長より短いビット長の信号に対して、短いビット長の信号より長い部分の最長ビット長の信号のビット列を複製して付加することにより、送信すべき信号それぞれのビット長を同一にするビット付加ステップとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチユーザ伝送を行う無線通信方法及び無線通信装置に関する。
5GHz帯を用いた高速無線アクセスシステムの規格として、IEEE802.11a規格がある。この規格のシステムは、マルチパスフェージング環境での特性を安定化させるための技術である直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を用い、最大で54Mbpsのスループットを実現している(例えば、非特許文献1参照)。
また、IEEE802.11nでは、複数のアンテナを用いて同一時刻及び同一周波数チャネルを用いて複数のデータストリームを空間多重することでスループットを向上させるMIMO(Multiple input multiple output)通信技術や、これまで個別に用いられていた20MHzの周波数チャネルを2つ同時に利用して40MHzの周波数チャネルを利用する技術により高速通信の実現を目指し、最大600Mbpsの伝送速度を実現することが可能である(例えば、非特許文献1参照)。
さらに、規格が策定中であるIEEE802.11acでは、同一周波数チャネル、同一時刻に、複数の無線局それぞれにことなるデータストリームを伝送するマルチユーザMIMO通信技術により、IEEE802.11nより1Gbpsを超える高速な無線通信の実現を目指している(例えば、非特許文献2参照)。
ここで、マルチユーザMIMO通信について図を用いて具体的に説明する。図8は、マルチユーザ−MIMO伝送の概念図を示す図である。図8に示す無線通信システムは、基地局100と、基地局100と無線パケット通信を行う端末局101−1と端末局101−2とを具備している。また、HとHは、伝搬チャネルを示している。図9は、マルチユーザ−MIMO伝送の動作を示すタイムチャートである。図9において、キャリアセンス(CS)は、他の無線局が通信を行なっているかを確認するフレームである。ヌルデータパケットアナウンスメント(NDPA:Null Data Packet Announcement)は、ヌルデータパケットの送信を知らせるフレームである。
ヌルデータパケット(NDP:Null Data Packet)はヌルデータで構成するフレームである。ビームフォーミングレポート(BR:Beamforming Report)は、NDPから推定された伝搬チャネル情報を通知するフレームである。ビームフォーミングレポートポール(BRP:Beamforming Report Poll)は、伝搬チャネル情報の通知を要求する。データ(Data1、Data2)は、端末局101−1および端末局101−2に送信すべきデータで構成するフレームである。ブロックACK(BACK:Block Acknowledgment)は、信号が正しく受信されたかを通知するフレームである。ブロックACKリクエスト(BACKR:BlockAcknowledgment Request)は、ブロックACKを要求するフレームである。
次に、図9を参照して、図8に示す基地局100と端末局101−1、101−2の動作を説明する。基地局100において、端末局101−1および101−2に対して送信すべきパケットのデータ(送信対象データ)が発生すると、ランダムな時間間隔によりキャリアセンス(CS)を実行する(ステップS1)。キャリアセンスにより、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態と、通信周波数帯域が使用されているビジー状態のいずれであるのかが判定される。例えば、時刻t1において実行したキャリアセンスにより、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態であることが検出されたとする。これに応じて、基地局100は、例えば時刻t2から或る時間を経過した時刻t3からt4までの期間においてNDPAを生成して送信する(ステップS2)。
次に、基地局100は、時刻t4から或る時間を経過した時刻t5からt6までの期間において伝搬チャネル推定用のNDPを生成して送信する(ステップS3)。この際、基地局100は、送信対象データの宛先の端末局101−1および10−2を認識する。そして、これと同じ端末局101−1および101−2を宛先として指定して、測定用信号を送信する。
測定用信号の受信に応じて、端末局101−1および端末局101−2は、同じ時刻t5からt6の期間内において伝搬チャネル特性を測定する。そして、端末局101−1および端末局101−2は、時刻t3からt4の期間において伝搬チャネル特性もしくは伝搬チャネル特性から算出された情報を含むBRを生成する。
次に、端末局101−1は、時刻t6から或る時間を経過した時刻t7からt8の期間においてBRを送信する(ステップS4)。続いて、基地局100は、端末局101−2に対し、時刻t8から或る時間を経過した時刻t9からt10の期間において伝搬チャネル情報を要求するBRPを生成し、送信を行う(ステップS5)。そして、端末局101−2は、上記BRPの受信に応じて、時刻t10から或る時間を経過した時刻t11からt12の期間においてBRを送信する(ステップS6)。
次に、基地局100は、通知されたBRを用いて送信ウエイトの算出および、送信信号の生成を行う。そして、基地局100は、時刻t12から規定時間を経過した時刻t13からt14の期間において、送信対象データを送信する(ステップS7)。なお、時刻t13からt14の期間において送信されるデータは、例えば無線通信に適合したフレームに変換されている。また、フレームアグリゲーションが適用されている場合、時刻t13からt14の期間において送信されるデータは、所定数のフレームが連結されたデータユニットとなる。
次に、時刻t14に対応してデータの受信が終了するのに応答して、端末局101−1は、時刻t14から或る時間を経過した時刻t15からt16の期間においてBACKを送信する(ステップS8)。基地局100は、このACKを受信するとともに、当該ACKの受信に応じた所定の処理を実行する。具体的に、基地局100は、例えばBACKの受信によりデータが正常に受信側で受信されたものと判断し、次のデータ送受信のための処理に遷移する。また、BACKが受信されることなくタイムアウトした場合には、送信対象データを再送するなどの処理を実行する。
次に、基地局100は、端末局101−2に対し、時刻t16から或る時間を経過した時刻t17からt18の期間において伝搬チャネル情報を要求するBACKRを生成し、送信を行う(ステップS9)。続いて、端末局101−2は、時刻t18から或る時間を経過した時刻t19からt20の期間においてBACKを送信する(ステップS10)。基地局100は、このACKを受信するとともに、当該ACKの受信に応じた所定の処理を実行する。このような動作によってマルチユーザMIMO通信を行うこととなる。
守倉正博、久保田周治、「改訂三版802.11高速無線LAN教科書」、インプレスR&D、2008年3月27日 IEEE P802.11ac/D1.0 Draft STANDARD for Information Technology-Telecommunications and information exchange between systems-Local and metropolitan area networks-Specific requirements Part 11: Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) specifications Amendment 5: Enhancements for Very High Throughput for Operation in Bands below 6 GHz
しかしながら、マルチユーザMIMO通信において、無線LANシステムで用いられるパケットベースの通信においては問題が残る。これらの無線LANシステムでは、有線区間ではデータ長が可変のEthernet(登録商標)フレームと呼ばれるパケットを用いて通信を行う。また、無線LANシステムでは適応変調が採用され、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の様々な伝送速度の変調モードを状況に応じて可変制御する。また、マルチユーザMIMO通信においても、空間多重する信号系列の多重数を変えれば、同様に伝送速度も可変となる。これらの理由のため、ある端末局との通信に必要となる所要時間は、パケット長に比例すると共に、伝送速度に反比例する。したがって、各端末毎に所要時間にばらつきが発生する。
図10は、無線LAN標準規格におけるマルチユーザMIMO通信のフレーム構成例を示す図である。マルチユーザMIMO通信のフレームは、従来プリアンブル信号102、プリアンブル信号103、各端末局宛のデータ信号104、パディングデータ105から構成する。図10において、横軸は時間を表し、従来プリアンブル信号102は、マルチユーザMIMO通信を用いないSISO(Single Input Single Output)通信で送信され、従来プリアンブル信号102より後の信号は、マルチユーザMIMO通信で送信される。従来プリアンブル信号102は、タイミング同期・周波数同期・伝搬チャネル推定などを行う従来規格のショートプリアンブル・ロングプリアンブル・シグナル等で構成される。プリアンブル信号103も同様に、従来プリアンブルとは構成が異なる新規格のショートプリアンブル・ロングプリアンブル・シグナル等で構成される。データ信号104は、適応変調および空間多重を行った後のデータ信号である。パディングデータ105は、各端末局のデータ長を揃えるためのランダムビットの集合体である。
図10に示すように、従来のマルチユーザMIMO通信などのマルチユーザ伝送のフレーム構成では、各ユーザ宛のデータ信号が異なる場合、マルチユーザの組のデータ長を揃えるため、短いデータフレームにランダムビットをパディングデータとして埋め込むことが行われる。そのため、一方のユーザへの通信が他方のユーザの通信の干渉になりかねないという問題がある。また、埋め込むパディングデータは通信に関係ないため非効率になるという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、効率的かつ安定的にマルチユーザ伝送を行うことができる無線通信方法及び無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の無線局に信号を送信するマルチユーザ伝送を行う無線通信方法であって、送信すべき信号それぞれのビット長を算出する算出ステップと、前記算出ステップにより算出した最長ビット長より短いビット長の信号に対して、前記短いビット長の信号より長い部分の前記最長ビット長の信号のビット列を複製して付加することにより、送信すべき信号それぞれのビット長を同一にするビット付加ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、複数の無線局に信号を送信するマルチユーザMIMO通信を用いた無線通信方法であって、送信すべき信号それぞれのシンボル数を算出する算出ステップと、前記算出ステップにより算出した最大シンボル数より小さいシンボル数の信号に対して、前記小さいシンボル数の信号より大きい部分の前記最大シンボル数の信号を複製して付加することにより、送信すべき信号それぞれのシンボル数を同一にする信号付加ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、前記信号付加ステップでは、前記信号の複製を行う際に、複製する信号に応じて変調方式の調整を行うことを特徴とする。
本発明は、前記信号付加ステップでは、前記信号の複製を行う際に、複製する信号に応じ送信ウエイトの調整を行うことを特徴とする。
本発明は、複数の無線局に信号を送信するマルチユーザ伝送を行う無線通信装置であって、送信すべき信号それぞれのビット長を算出する算出手段と、前記算出手段により算出した最長ビット長より短いビット長の信号に対して、前記短いビット長の信号より長い部分の前記最長ビット長の信号のビット列を複製して付加することにより、送信すべき信号それぞれのビット長を同一にするビット付加手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、複数の無線局に信号を送信するマルチユーザMIMO通信を用いた無線通信装置であって、送信すべき信号それぞれのシンボル数を算出する算出手段と、前記算出手段により算出した最大シンボル数より小さいシンボル数の信号に対して、前記小さいシンボル数の信号より大きい部分の前記最大シンボル数の信号を複製して付加することにより、送信すべき信号それぞれのシンボル数を同一にする信号付加手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、効率的かつ安定的にマルチユーザ伝送を行うことができるという効果が得られる。
本発明の第1実施形態による無線通信装置の構成を示すブロック図である。 入力信号の構成の一例を示す図である。 出力信号の構成の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態による無線通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態による無線通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態による無線通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態による無線通信装置の構成を示すブロック図である。 マルチユーザ−MIMO伝送の概念図を示す図である。 マルチユーザ−MIMO伝送の動作を示すタイムチャートである。 無線LAN標準規格におけるマルチユーザMIMO通信のフレーム構成例を示す図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による無線通信方法及び無線通信装置を説明する。第1実施形態における全体構成と、通信動作は、図8、図9に示すものと同様であるので詳細な説明を省略する。また、各端末局宛の信号の変調方式・符号化率・サブキャリア数・空間多重数は共通である。図1は、第1実施形態による無線通信装置の構成を示すブロック図である。なお、無線通信装置の構成を図1を参照して説明するに際して、マルチユーザ伝送を行う無線通信装置が普通に有する公知の機能・構成については、本発明の説明に直接関わりがない限り、その説明及び構成の図示を省略する。ここでは、無線通信装置が、図8に示す基地局100であるものとして説明する。
図1に示すように、基地局100は、端末局101−1〜A(Aは任意の自然数)の入力信号(端末局101〜Aに送信すべき信号)それぞれのビット長を算出するビット長算出部106と、ビット長算出部106が算出したビット長に基づいて最長ビットの信号を最長ビットでない信号に複製信号を付加し端末局101−1〜A宛ての出力信号を出力する複製信号付加部107とを備える。
入力信号は、符号化およびインターリーブ後の各端末局宛のビット信号であり、各信号のビット長は異なっている。例えば、端末局数を2とする場合(Aが2の場合)は、図2に示す入力信号となる。図2は、入力信号の構成の一例を示す図である。入力信号は、端末局101−1宛てのN1ビット(N1は自然数)の信号と、端末局101−2宛てのN2ビット(N2は自然数)の信号から構成する。ただし、N2<N1とする。
ビット長算出部106は、入力される端末局毎のビット信号からビット長の算出を行い、入力信号それぞれのビット長を複製信号付加部107に出力する。例えば、図2に示す信号を入力した場合、複製信号付加部107にはN1とN2が出力されることになる。
複製信号付加部107は、入力される入力信号毎のビット長をもとに、最長のビット長のビット信号よりも短いビット長のビット信号の入力信号の最後尾に対して、短いビット長の信号より最長ビット長の信号の長い部分のビット列を複製して付加することにより、入力信号それぞれのビット長を同一にして出力信号とする。例えば、図2に示す入力信号の場合、図3に示すように、端末局101−1の入力信号の短い入力信号より長い部分のビット列を端末局101−2の入力信号の最後尾に付加して出力信号とする。図3は、出力信号の構成の一例を示す図である。出力信号は、複製信号付加部107から出力される各端末局宛のビット信号であり、各信号のビット長は同じである。
このように、複数のビット信号の中から短いビット信号の最後尾にほか端末局宛のビット信号を複製して付加することにより、ランダムビット信号を付加することに比べて端末局間干渉が減ることになり、安定した通信を実現することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態による無線通信方法及び無線通信装置を説明する。第2実施形態における全体構成と、通信動作は、図8、図9に示すものと同様であるので詳細な説明を省略する。また、各端末局宛の信号の変調方式・符号化率・サブキャリア数・空間多重数は共通である。図4は、第2実施形態による無線通信装置の構成を示すブロック図である。なお、無線通信装置の構成を図2を参照して説明するに際して、マルチユーザ伝送を行う無線通信装置が普通に有する公知の機能・構成については、本発明の説明に直接関わりがない限り、その説明及び構成の図示を省略する。ここでは、無線通信装置が、図8に示す基地局100であるものとして説明する。
図4に示すように、基地局100は、端末局101−1〜A宛ての入力信号を変調する変調部108と、入力信号それぞれのシンボル数を算出するシンボル数算出部109と、シンボル数算出部109が算出したシンボル数に基づいて信号を複製して他の信号に付加して端末局101−1〜A宛の出力信号を出力する複製信号付加部110とを備える。入力信号は、符号化およびインターリーブ後の各端末局宛のビット信号であり、各信号のビット長は異なっている。
変調部108は、入力されるビット信号をサブキャリア数に応じて分配され、それぞれの信号に対して、BPSKやQPSKなどの位相変調を行う。変調された信号であるOFDM信号は、サブキャリア毎に出力される。
シンボル数算出部109は、入力される端末局毎かつサブキャリア毎のOFDM信号の総数からOFDMシンボル数の算出を行う。例えば、1つのサブキャリア当たりのOFDM信号の総数が10の場合、OFDMシンボル数は10となる。
複製信号付加部110は、入力される端末局毎のOFDMシンボル数をもとに、最大のOFDMシンボル数よりも小さいOFDMシンボル数のOFDM信号の最後尾に、最大のOFDMシンボル数でないOFDMシンボル数よりも大きいOFDMシンボル数のOFDM信号から複製した信号を最大のOFDMシンボル数と同じOFDMシンボル数となるように付加し、出力する。出力信号は、複製信号付加部110から出力される各端末局宛のOFDM信号であり、各信号のOFDMシンボル数は同じである。
このように、端末局毎の変調方式・符号化率・サブキャリア数・空間多重数が異なっていたとしても、複数のOFDMシンボルの中から短いビット信号の最後にほか端末局宛のビット信号を付加することにより、ランダムビット信号を付加することに比べて端末局間干渉が減ることにより、安定した通信を実現することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態による無線通信方法及び無線通信装置を説明する。図5は、第3実施形態による無線通信装置の構成を示すブロック図である。図5において、図4に示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図5に示す装置が図4に示す装置と異なる点は、シンボル数算出部111が変調部108へ入力する前の入力信号からシンボル数を算出するようにした点である。
シンボル数算出部111は、入力される端末局毎のビット信号から(1)式を用いてシンボル数を算出する。
Ln=Nn/(MKST) ・・・(1)
ここで、Lnは端末局nのOFDMシンボル数である。Nnは、端末局n宛ての入力信号のビット長である。Mは変調方式で伝送可能なビット長、Kはサブキャリア数、Sは空間多重数、Tは4μ秒である。
このように、OFDMシンボル数を算出する場所が変更しても、OFDMシンボルの中から短いビット信号の最後にほか端末局宛のビット信号を付加することにより、ランダムビット信号を付加することに比べて端末局間干渉が減ることにより、安定した通信を実現することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態による無線通信方法及び無線通信装置を説明する。第4実施形態では、複製するOFDM信号の変調方式を調整することで効率的な伝送を行うことができる。図6は、第4実施形態による無線通信装置の構成を示すブロック図である。図6において、図5に示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図6に示す装置が図5に示す装置と異なる点は、シンボル数算出部112が変調部113へ算出結果を出力するようにし、変調部113は、シンボル数に応じて変調を行うようにした点である。
シンボル数算出部112は、入力される端末局毎のビット信号から(1)式を用いてシンボル数を計算し、変調部113と複製信号付加部110に出力する。変調部113は、入力される端末局毎のOFDMシンボル数をもとに、最大のOFDMシンボル数よりも小さいOFDMシンボル数のOFDM信号の最後尾に、短いOFDMシンボル数よりも長いOFDMシンボル数のOFDM信号から複製する信号の変調方式および符号化率を変更し、変調を行う。具体的には、伝送レートが増加するように設定を行う。
このように、複製するOFDMシンボルの変調方式を調整することで効率的な通信を実現することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態による無線通信方法及び無線通信装置を説明する。第5実施形態では、複製するOFDM信号の送信ウエイトを調整することで効率的な伝送を行うことができる。図7は、第5実施形態による無線通信装置の構成を示すブロック図である。図7において、図5に示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図7に示す装置が図5に示す装置と異なる点は、ウエイト演算部115が新たに設けられ、シンボル数算出部114がウエイト演算部115に算出結果を出力するようにした点である。
シンボル数算出部114は、入力される端末局毎のビット信号から(1)式を用いてシンボル数を計算し、複製信号付加部110とウエイト演算部115に出力する。ウエイト演算部115は、複製したOFDMシンボル数が付加された端末局に対して、干渉抑圧を行わない送信ウエイトを乗算する。
このように、複製するOFDMシンボルの送信ウエイトを調整することで効率的な通信を実現することができる。
従来の無線LAN等のマルチユーザ伝送(マルチユーザMIMOやOFDMA)を実現する場合、マルチユーザの組のデータ長を揃えるため、短いデータフレームにランダムビットをパディングデータとして埋め込んでいる。マルチユーザ伝送といえども、一方のユーザへの通信が他方のユーザの通信の干渉になりかねない。また、パディングデータは通信に関係ないため非効率になる。前述した実施形態による無線通信装置は、短いデータフレームに最後部分に、マルチユーザ伝送の他方のデータフレーム(長いデータフレーム)の最後部分を付加するようにした。また、付加する信号の変調方式および符号化率を高く変更するようにした。これにより、最後部分に関して、他方のユーザの通信の干渉にならなくなり、マルチユーザ伝送の品質が安定するとともに、効率的な通信を実現することができる。
前述した実施形態における無線通信装置をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
効率的かつ安定的にマルチユーザ伝送を行うことが不可欠な用途に適用できる。
100・・・基地局、101−1、101−2・・・端末局、106・・・ビット長算出部、107、110・・・複製信号付加部、108、113・・・変調部、109、111、112、114・・・シンボル数算出部、115・・・ウエイト演算部

Claims (6)

  1. 複数の無線局に信号を送信するマルチユーザ伝送を行う無線通信方法であって、
    送信すべき信号それぞれのビット長を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出した最長ビット長より短いビット長の信号に対して、前記短いビット長の信号より長い部分の前記最長ビット長の信号のビット列を複製して付加することにより、送信すべき信号それぞれのビット長を同一にするビット付加ステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  2. 複数の無線局に信号を送信するマルチユーザMIMO通信を用いた無線通信方法であって、
    送信すべき信号それぞれのシンボル数を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出した最大シンボル数より小さいシンボル数の信号に対して、前記小さいシンボル数の信号より大きい部分の前記最大シンボル数の信号を複製して付加することにより、送信すべき信号それぞれのシンボル数を同一にする信号付加ステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  3. 前記信号付加ステップでは、前記信号の複製を行う際に、複製する信号に応じて変調方式の調整を行うことを特徴とする請求項2に記載の無線通信方法。
  4. 前記信号付加ステップでは、前記信号の複製を行う際に、複製する信号に応じ送信ウエイトの調整を行うことを特徴とする請求項2または3に記載の無線通信方法。
  5. 複数の無線局に信号を送信するマルチユーザ伝送を行う無線通信装置であって、
    送信すべき信号それぞれのビット長を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した最長ビット長より短いビット長の信号に対して、前記短いビット長の信号より長い部分の前記最長ビット長の信号のビット列を複製して付加することにより、送信すべき信号それぞれのビット長を同一にするビット付加手段と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  6. 複数の無線局に信号を送信するマルチユーザMIMO通信を用いた無線通信装置であって、
    送信すべき信号それぞれのシンボル数を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した最大シンボル数より小さいシンボル数の信号に対して、前記小さいシンボル数の信号より大きい部分の前記最大シンボル数の信号を複製して付加することにより、送信すべき信号それぞれのシンボル数を同一にする信号付加手段と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
JP2013064842A 2013-03-26 2013-03-26 無線通信方法及び無線通信装置 Active JP6218305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013064842A JP6218305B2 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 無線通信方法及び無線通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013064842A JP6218305B2 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 無線通信方法及び無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014192607A true JP2014192607A (ja) 2014-10-06
JP6218305B2 JP6218305B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=51838530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013064842A Active JP6218305B2 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 無線通信方法及び無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6218305B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016127476A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 Kddi株式会社 無線通信装置、無線通信方法およびプログラム
JP2018198461A (ja) * 2018-09-05 2018-12-13 Kddi株式会社 無線通信装置、無線通信方法およびプログラム
JP2020010382A (ja) * 2019-09-12 2020-01-16 Kddi株式会社 端末装置およびシステム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148796A1 (ja) * 2006-06-23 2007-12-27 Panasonic Corporation 無線送信装置、無線受信装置、およびパイロット生成方法
JP2008527795A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 無線通信システムにおける双方向中継のための方法及び装置
JP2009164751A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Toshiba Corp 無線通信装置、無線通信方法、及びプログラム
JP2010263490A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Sony Corp 通信装置及び通信方法、コンピューター・プログラム、並びに通信システム
JP2010263493A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Sony Corp 通信装置及び通信方法、コンピューター・プログラム、並びに通信システム
WO2011043230A1 (ja) * 2009-10-07 2011-04-14 日本電信電話株式会社 無線通信システム、無線中継局装置、無線端末局装置、及び無線通信方法
WO2012023944A1 (en) * 2010-08-20 2012-02-23 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Inserting and decoding replicated data symbols in wireless communications

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008527795A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 無線通信システムにおける双方向中継のための方法及び装置
WO2007148796A1 (ja) * 2006-06-23 2007-12-27 Panasonic Corporation 無線送信装置、無線受信装置、およびパイロット生成方法
JP2009164751A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Toshiba Corp 無線通信装置、無線通信方法、及びプログラム
JP2010263490A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Sony Corp 通信装置及び通信方法、コンピューター・プログラム、並びに通信システム
JP2010263493A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Sony Corp 通信装置及び通信方法、コンピューター・プログラム、並びに通信システム
WO2011043230A1 (ja) * 2009-10-07 2011-04-14 日本電信電話株式会社 無線通信システム、無線中継局装置、無線端末局装置、及び無線通信方法
WO2012023944A1 (en) * 2010-08-20 2012-02-23 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Inserting and decoding replicated data symbols in wireless communications

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016127476A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 Kddi株式会社 無線通信装置、無線通信方法およびプログラム
WO2016111194A1 (ja) * 2015-01-06 2016-07-14 Kddi株式会社 無線通信装置および無線通信方法
CN107210835A (zh) * 2015-01-06 2017-09-26 Kddi株式会社 无线通信装置以及无线通信方法
EP3244558A4 (en) * 2015-01-06 2018-09-12 KDDI Corporation Wireless communication device and wireless communication method
CN107210835B (zh) * 2015-01-06 2019-06-14 Kddi株式会社 无线通信装置以及无线通信方法
US10404391B2 (en) 2015-01-06 2019-09-03 Kddi Corporation Wireless communication device and wireless communication method
JP2018198461A (ja) * 2018-09-05 2018-12-13 Kddi株式会社 無線通信装置、無線通信方法およびプログラム
JP2020010382A (ja) * 2019-09-12 2020-01-16 Kddi株式会社 端末装置およびシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6218305B2 (ja) 2017-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11844086B2 (en) Methods, apparatuses and systems directed to phase-continuous frequency selective precoding
US10673507B2 (en) Method and apparatus for channel state information reference signal (CSI-RS)
JP5687366B2 (ja) 効率的なマルチユーザ多入力多出力(mu−mimo)
JP2017085662A (ja) ワイヤレスネットワークのためのチャネルおよび帯域幅の切り替え手順
US10686478B2 (en) System and method for orthogonal frequency division multiple access (OFDMA) transmission
WO2018171614A1 (zh) 一种参考信号发送方法、接收方法和装置
JP2021516506A (ja) アンテナ選択による空間変調および時空間ブロック符号化の簡易検出
US11546882B2 (en) Facilitation of reporting sub-band channel quality indicators for 5G or other next generation network
US20210288761A1 (en) Method of codeword mapping and transmission and reception point
JP6218305B2 (ja) 無線通信方法及び無線通信装置
US20210314047A1 (en) Facilitating fast channel state information computation for 5g wireless communication systems
JP6430641B2 (ja) 情報送信方法、アクセスポイントおよびユーザ装置
WO2020068315A1 (en) Facilitation of reduction of peak to average power ratio for 5g or other next generation network
KR20230005686A (ko) 채널 사운딩을 위한 장치 및 방법
KR20240012274A (ko) Wlan 시스템에서 업링크 빔포밍을 위한 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160510

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160518

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20160603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6218305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150