JP2014191460A - 携帯型画像表示端末及びその作動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作量を増やさずに、スクロール量を多くする。
【解決手段】携帯型画像表示端末(携帯端末)は、携帯型の本体と、本体に設けられ、画像の少なくとも一部の領域を画面に表示する表示部22とを有する。また、携帯型画像表示端末(携帯端末)は、本体の周辺の任意の位置P1がポインタによって指定された際に、指定された指定位置P1を表す位置情報D1を取得する位置情報取得部37と、位置情報D1に基づいて、画面に現在表示されている第1領域17Oの次の表示領域となる第2領域17Pを決定する表示領域決定部38と、画面に表示する表示領域を第1領域17Oから第2領域17Pに移動する表示制御部39とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像を表示する携帯型画像表示端末及びその作動方法に関する。
携帯型の本体と、本体に設けられ、画像を表示することが可能な表示部とを備えた携帯型画像表示端末(以下、単に携帯端末という)が知られている(特許文献1参照)。こうした携帯型画像表示端末においては、本体にキーボードやマウスなどの操作入力部が設けられていないため、表示部としてタッチスクリーン式のディスプレイが使用され、表示部が操作入力部として使用される。
表示部を使用した操作方法としては、表示部にキーボードなどの操作画面を表示する操作方法に加えて、表示部の画面上に指を置き、画面上で指を動かすジェスチャを行う操作方法がある。特許文献1には、指のジェスチャの例として、画面上で指をドラッグさせるドラッグジェスチャに対応して、画面に表示される画像の表示領域が移動(スクロール)する例が記載されている。つまり、表示部に現在表示されている画像の一部の領域を第1領域とした場合、ドラッグジェスチャによりスクロールが行われると画面の表示領域が第1領域から第2領域に移動する。ドラッグジェスチャにおける指の移動量が小さければ、スクロール量も小さく、その反対に、指の移動量が大きければ、スクロール量も大きくなるというように、画面上における指の移動量と、スクロール量は相関があり、指の移動量の多寡に応じてスクロール量も変化する。
特開2000−163031号公報
特許文献1に記載されているドラッグジェスチャでは、指の移動量が画面サイズによって制約を受ける。携帯端末は表示部の画面サイズが小さいため、1回のドラッグジェスチャによるスクロール量を多くできない。1回のドラッグジェスチャによる指の移動量が小さいと、表示領域を大きく移動させたい場合、すなわち、すなわち、移動元の第1領域と移動先の第2領域の距離が大きい場合には、ジェスチャの回数を増やさなければならず、操作量が増えるため、操作性が悪いという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、操作量を増やさずに、スクロール量を多くすることができる携帯型画像表示端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の携帯型画像表示端末は、携帯型の本体と、本体に設けられ、画像の少なくとも一部の領域を画面に表示する表示部とを有する携帯型画像表示端末において、本体の周辺の任意の位置がポインタによって指定された際に、指定された指定位置を表す位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報に基づいて、画面に現在表示されている第1領域の次の表示領域となる第2領域を決定する表示領域決定部と、画面に表示する表示領域を第1領域から第2領域に移動する表示制御部とを備えている。
表示領域決定部は、位置情報に基づいて、本体と指定位置の相対的な位置関係を算出し、算出した相対的な位置関係に基づいて第2領域を決定することが好ましい。また、相対的な位置関係には、本体に対する指定位置の方向が含まれていることが好ましい。また、相対的な位置関係には、本体から指定位置までの距離が含まれていることが好ましい。
本体よりも平面サイズが大きな平面サイズを持ち、本体が載置される2次元の検出面を有し、検出面内において本体の周辺の任意の位置がポインタによって指定された際に、指定位置を検出し、検出された指定位置の位置情報を検出する位置検出パッドと通信可能な通信部とを有しており、位置情報取得部は、通信部を介して位置情報を取得することが好ましい。また、位置検出パッドは、位置情報を検出面内の座標情報として出力し、位置情報取得部は、通信部を介して座標情報を取得することが好ましい。
本体の外周面に設けられ、本体の周辺のポインタの位置を探知する探知波を発信する発信部と、ポインタで反射された探知波の反射信号を受信する受信部とを有し、反射信号に基づいて位置情報を検出する位置検出センサを有しており、位置情報取得部は、位置検出センサから位置情報を取得することが好ましい。また、探知波は、超音波,又は赤外線、紫外線、可視光、電波のいずれかを含む光であることが好ましい。
画像は医用画像である場合に、本発明はより有効である。
本発明の携帯型画像表示端末の作動方法は、携帯型の本体と、本体に設けられ、画像の少なくとも一部を表示領域として画面に表示する表示部とを有する携帯型画像表示端末の作動方法において、本体の周辺の任意の位置がポインタによって指定された際に、指定された指定位置を表す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、位置情報に基づいて、画面に現在表示されている第1表示領域の次の表示領域となる第2表示領域を決定する表示領域決定ステップと、第1表示領域から第2表示領域に画面の表示領域を移動する表示制御ステップとを備えている。
本発明によれば、操作量を増やさずに、スクロール量を多くすることができる。
第1実施形態の携帯型画像表示端末(携帯端末)の斜視図である。 第1実施形態の構成図である。 第1実施形態におけるCPUの機能図である。 第1実施形態における表示領域の移動に関する説明図である。 第1実施形態におけるフローチャートである。 第1実施形態における直感的なイメージを示すイメージ図である。 第2実施形態の斜視図である。 第2実施形態における位置検出センサの説明図である。 第2実施形態におけるCPUの機能図である。 第2実施形態における表示領域の移動に関する説明図である。 第2実施形態におけるフローチャートである。 距離D1と画像上の距離D2との変換テーブルの一例を示した図である。 距離D1と画像上の距離D2との変換テーブルの一例を示した図である。
「第1実施形態」
図1に示すように、本発明の第1実施形態の携帯型画像表示端末(以下、単に携帯端末という)10は、携帯型の本体21と、本体21に設けられた表示部22とを備えている。表示部22は、例えばタッチパネル機能付きの液晶表示パネルからなり、本体21の前面に設けられている。表示部22の画面22aには画像を表示することが可能である。
携帯端末10の表示部22は、画面サイズが小さいため、画像サイズが大きな画像や、表示倍率を上げて画像を拡大表示する場合には、画像全体を表示することができないため、表示部22には画像全体の中の一部が表示される。表示部22に表示される表示領域を移動する移動操作(スクロール操作)は、表示部22のタッチパネル機能を利用して行うことが可能である。具体的には、指12を表示部22の画面22aに置いた状態でドラッグジェスチャを行うことによりスクロールさせることが可能である。
加えて、携帯端末10は、位置検出パッド13を利用して、スクロール操作を行うことが可能となっている。本体21には、位置検出パッド13と通信するための通信窓21aが設けられている。
位置検出パッド13は、薄いシート状をしており、上面には、指12などのポインタで指定された指定位置を検出する2次元の検出面33が設けられている。検出面33は、携帯端末10の平面サイズよりも大きな平面サイズを有している。検出面33のほぼ中央部には、携帯端末10の設置位置を示すマーカ33aが設けられている。位置検出パッド13を使用する場合には、携帯端末10は、マーカ33aの位置に合わせて検出面33にセットされる。検出面33の平面サイズは本体21よりも大きいので、本体21がマーカ33aの位置にセットされると、本体21の周辺は検出面33となる。位置検出パッド13は、検出された指定位置を表す位置情報を、通信部である通信I/F(インターフェース)32を介して携帯端末10に出力する。
図2に示すように、携帯端末10は、携帯電話やスマートフォンなどの携帯型情報端末をベースに、位置検出パッド13と組み合わせて動作させるためのアプリケーションプログラム(AP)30をインストールして構成される。携帯型の本体21には、CPU25、メモリ26、ストレージデバイス27、通信I/F28が設けられており、これらは表示部22と共にデータバス29を介して接続されている。
ストレージデバイス27は、各種データを格納するデバイスであり、例えば、ハードディスクドライブで構成される。ストレージデバイス27は、制御プログラムや、コンソール用ソフトウエアなどのアプリケーションプログラム(AP)30が格納される。また、ストレージデバイス27には、表示部22に表示する画像が格納されている。
メモリ26は、CPU25が処理を実行するためのワークメモリである。CPU25は、ストレージデバイス27に格納された制御プログラムをメモリ26へロードして、プログラムに従った処理を実行することにより、携帯端末10の各部を統括的に制御する。CPU25は、タッチ操作によって表示部22から入力される操作指示などに基づいて、各部の制御を実行する。メモリ26は、ストレージデバイス27に格納された画像を表示部22に出力する際に画像データを展開する画像メモリとしても機能する。
通信I/F28は、位置検出パッド13に設けられた通信I/F32と通信して、位置情報を受信する通信部である。通信I/F28、通信I/F32としては、例えば、赤外線を利用する赤外線通信規格、電波を使用するWi−Fi(登録商標)規格、2.4GHzの電波を使用するブルートゥース(登録商標)規格など、数センチから数メートルの範囲で通信を行う近距離無線通信I/Fが使用される。
位置検出パッド13は、通信I/F32、検出部34を有する。検出部34は、例えば、支持体上に、複数列のY方向電極及び複数行のX方向電極からなる格子状の電極パターンを形成し、指12が接触した部分における静電容量の変化を検出する静電容量方式のものが用いられる。検出部34は、検出面33を構成する絶縁シートで覆われている。位置検出パッド13は、検出した位置情報を、検出面33におけるX方向(横方向)及びY方向(縦方向)の座標情報として出力する。
図3及び図4に示すように、CPU25は、AP30が起動されると、位置情報取得部37、表示領域決定部38、表示制御部39として機能する。位置情報取得部37は、通信I/F28を通じて位置情報を取得する。表示領域決定部38は、位置情報取得部37が取得する位置情報に基づいて、表示部22に表示される表示領域を決定する。
具体的には、図4に示すように、表示部22に現在表示されている表示領域を、画像15のほぼ中央の第1領域17Oとした場合、表示領域決定部38は、位置情報に基づいて次の表示領域となる第2領域17Pを決定する。画像15は、例えば、人の全身を写したものであり、第1領域17Oは腹部、第2領域17Pは頭部付近に位置している。
携帯端末10は、検出面33上のマーカ33aの位置にセットされることにより、検出面33上のほぼ中央に位置する基準位置O1と、表示部22の画面22aのほぼ中央に位置する基準位置O2が一致する。基準位置O2は、現在表示中の第1領域17Oの中央位置に対応する。
表示領域決定部38は、位置情報に基づいて、本体21と指定位置P1との相対的な位置関係を求める。相対的な位置関係は、位置情報がX、Yの座標情報であるので、基準位置O1を原点とする指定位置P1までの距離と方向を含む位置ベクトルとして求められる。具体的には、表示領域決定部38は、位置情報に基づいて、検出面33上の基準位置O1から指定位置P1までの検出面33上の距離D1を算出し、距離D1のX成分D1xと、Y成分D1yをそれぞれ求める。
AP30には、検出面33上の距離D1と、画像15上の距離D2との対応関係を規定した変換テーブル30aが含まれている。表示領域決定部38は、変換テーブル30aを参照して、距離D1(D1x、D1y)を距離D2(D2x、D2y)に変換する。
表示領域決定部38は、メモリ26に展開された画像15において、基準位置O2から距離D2(D2x、D2y)離れた移動先P2を中心とする第2領域17Pを決定する。表示制御部39は、画面22aに表示する表示領域を第1領域17Oから第2領域17Pに移動する。これにより、画像15のスクロールが行われる。
表示領域決定部38は、指定位置P1に基づいて第1領域17Oから第2領域17Pへの移動量(スクロール量)を決定するので、基準位置O1から指定位置P1までの距離D1が離れているほど、スクロール量は多くなる。
また、表示制御部39は、表示部22を通じた指12によるドラッグジェスチャによる操作を受け付けて、画面22a上の指12の移動量に応じて画面22aの表示領域を移動する。さらに、画面22a上に2本の指を置いて、2本指の間隔を拡縮するピンチ(pinch)ジェスチャによる操作を受け付けて、画像15の表示倍率の拡大や縮小の制御を行う。
以下、上記構成による作用について図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。携帯端末10において、表示部22のタッチ操作により、ストレージデバイス27内に格納された画像15が選択され、表示開始指示を受け付けると、携帯端末10は表示部2に画像15を表示する(ステップ(S)201)。表示部22の画面22aを通じて指12によるドラッグジェスチャやピンチジェスチャが行われると、表示制御部39は、画像15のスクロールや表示倍率の拡縮を行う。
位置検出パッド13を利用する場合には、携帯端末10がマーカ33aの位置にセットされる。そして、指12によって、本体21の周辺の検出面33上の任意の位置が指定されると(S101でYES)、位置検出パッド13は指定位置P1を検出し、指定位置P1を表す位置情報を携帯端末10に送信する(S102)。
位置情報取得部37は、通信I/F28を通じて位置検出パッド13からの位置情報を取得する(S202でYES)。位置情報取得部37は、表示領域決定部38に位置情報を入力する。表示領域決定部38は、位置情報に基づいて、基準位置O1を原点とする指定位置P1までの距離と方向とを含む情報である、位置ベクトル(距離D1)を算出する。そして、変換テーブル30aを参照して、画像15上の距離D2に変換して、現在表示されている第1領域17Oの次の表示領域となる第2領域17Pを決定する(S203)。表示制御部39は、スクロールを行って第1領域17Oから第2領域17Pに表示領域を移動する(S204)。こうした処理は、画像15の表示が終了するまで繰り返される(S103、205)。
本発明によれば、表示部22に表示される画像15のスクロールにおいて、本体21の周辺の検出面33上の任意の位置を指定することにより、画像15のスクロール操作を行うことができる。スクロール操作は、検出面33上の任意の位置を指定することによって行うことができるので、画面22a上で指12によるドラッグジェスチャを行うよりも操作が簡単である。
しかも、基準位置O1から指定位置P1までの距離D1に応じて表示領域のスクロール量(移動量)が決まるため、スクロール量を多く取りたい場合には、距離D1が大きくなるように、本体21から離れた指定位置P1を指定するだけで済む。こうした操作は、従来の小さな画面22a上でドラッグジェスチャを複数回繰り返す操作と比較して、操作量が少なくて済む。
患者の診療に用いられる医用画像の観察においては、表示領域の移動を頻繁に繰り返す操作が行われる場合も多い。そのため、画像15が医用画像である場合には、スクロール時の操作量を軽減する効果がある本発明は特に有効である。
なお、本例では、画像15の表示倍率に関わらず、検出面33上の距離D1と画像15上の距離D2との関係が一定の例で説明したが、表示倍率に応じて距離D1に対する距離D2を変化させてもよい。画像15の表示倍率を大きくすると、画像15全体の大きさが拡大することになるため、例えば、画像15内の一端の領域から他端の領域にスクロールさせる場合など、表示領域を大きく移動させる場合には、スクロール量が大きくなる。そのため、表示倍率が大きい場合には、変換テーブル30aを変更することにより、距離D1の変化に対する距離D2の変化量を大きくしてもよい。そうすれば、距離D1が同じ場合でも、表示倍率が大きい場合には、距離D2が大きくなるため、スクロール量も増加する。
また、図6に示すように、本発明によれば、携帯端末10を操作するユーザの操作感覚としては、本体21の周囲に広がる検出面33と、表示部22の画面22aの周囲に広がる画像15の非表示領域とが感覚的に重なるため、ユーザは非表示領域の位置や方向を想像しながら、表示を希望する領域を指定することができる。言い換えると、ユーザの感覚的には、本体21の周囲に広がる検出面33が、あたかも、画面22aの周囲に延長された仮想画面のようになり、ユーザにとっては仮想画面上で表示を希望する領域を指定している感覚となる。これは、きわめて直感的であるため、従来に無い良好な操作感が得られる。
本例においては、位置検出パッド13として、静電容量方式のものを用いたが、抵抗膜方式など他の方式のものでもよい。
また、通信I/F28、通信I/F32として、近距離無線通信I/Fを用いた例で説明したが、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)の国際標準規格であるIEEE802.11規格の無線通信I/Fでもよい。また、無線に限らず、携帯端末10と位置検出パッド13とを、通信ケーブルを介して有線接続してもよい。有線接続する場合には、例えば、USB(ユニバーサルシリアルバス)規格のI/Fが用いられる。USB規格であれば、通信ケーブルを介して接続先に給電を行うことができる。そのため、例えば、携帯端末10から位置検出パッド13に対して給電を行ってもよい。こうすれば、位置検出パッド13に駆動用のバッテリを設けたり、商用電源と接続したりする必要が無くなるので、便利である。
「第2実施形態」
図7、8に示すように、第2実施形態の携帯端末60は、位置検出パッド13の代わりに、本体21に設けた位置検出センサ63で指12の指定位置P1を検出する。第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同じ構造及び機能については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
位置検出センサ63は複数個設けられており、携帯端末60の本体21の外周面において、本体21の側面21aの全周に渡って配置されている。各位置検出センサ63は、超音波センサであり、指12を探知する探知波61として超音波を発信する発信部63aと、指12で反射した超音波の反射波62を受信する受信部63bとを有している。位置検出センサ63は、発信部63aが探知波61を発信後、受信部63bで反射波62を受信するまでの時間を計測する。そして、計測した時間と音速に基づいて指12までの距離を算出する。位置情報取得部37は、各位置検出センサ63が出力する距離を位置情報として取得する。各位置検出センサ63の配置位置によって、指12までの距離はそれぞれ異なる。また、各位置検出センサ63の中には、指12の位置によって、指12を探知できないセンサもある。位置情報取得部37は、指12を探知した複数の位置検出センサ63の配置位置と、それぞれが出力する距離に基づいて、本体21と指定位置P1との相対的な位置関係を算出する。
具体的には、図9及び図10に示すように、位置情報取得部37は、本体21の中央の基準位置O1と、指12で指定された指定位置P1の距離D1と方向θを算出する。方向θは、例えば、基準位置O1から水平方向に延びた基準線と、基準位置O1と指定位置P1を結ぶ線分の成す角度である。位置情報取得部37は、距離D1と方向θとを表示領域決定部38に入力する。
表示領域決定部38は、変換テーブル30aを参照して、取得した距離D1を、画像15上の距離D2に変換する。そして、距離D2と方向θとを基に、移動先P2を中心とする第2領域17Pを決定する。表示制御部39は、現在表示中の第1領域17Oを第2領域17Pに移動する。
以下、図11に示すフローチャートを参照しながら、第2実施形態の携帯端末60の作用について説明する。携帯端末60において、発信部63aは、探知波61として超音波を発信して、指12の探知を開始する(S301)。発信された超音波は、指12によって反射される。受信部63bは、指によって反射された超音波を反射波62として受信する(S302でYES)。反射された超音波を受信した各受信部63bを備える各位置検出センサ63は、発信部63aが探知波61を発信後、受信部63bで反射波62を受信するまでの時間を計測する。各位置検出センサ63は、計測した時間に基づいて、各位置検出センサ63と指12との距離を測定する(S303)。位置情報取得部37は、各位置検出センサ63の配置位置と、それぞれが出力する距離とに基づいて、本体21と指定位置P1との相対的な位置関係を、位置情報として算出する。位置情報は、本体21の中央の基準位置O1と、指12で指定された指定位置P1の距離D1と方向θとを含んでいる。位置情報取得部37は、位置情報を表示領域決定部38に入力する(S304)。
表示領域決定部38は、変換テーブル30aを参照して、取得した距離D1を、画像15上の距離D2に変換して、距離D2と方向θとに基づいて、現在表示されている第1領域17Oの次の表示領域となる第2領域17Pを決定する(S305)。表示制御部39は、スクロールを行って第1領域17Oから第2領域17Pに表示領域を移動する(S306)。こうした処理は、画像15の表示が終了するまで繰り返される(S307)。
第2実施形態の携帯端末60によれば、第1実施形態の携帯端末10と同様の効果が得られる。携帯端末60は、第1実施形態の携帯端末10と比べて、位置検出パッド13を使用しない分、持ち運びも容易になり、手軽に利用することができる。
なお、第2実施形態において、位置検出センサ63として、探知波及び反射波に超音波を使用するセンサを用いた例で説明したが、探知波及び反射波として、赤外線、紫外線、可視光、電波のいずれかを含む光を使用するセンサを用いてもよい。光を使用する場合には、例えば、複数の位置検出センサがそれぞれ受信する反射波の強度差に基づいて距離及び方向が算出される。
上記各実施形態では、変換テーブル30aとして、距離D1の変化に対して距離D2が連続的に変化するテーブルを用いた例で説明したが、図12に示すように、距離D1の変化に対して距離D2が段階的に変化するテーブルを用いてもよい。この場合、指定位置P1までの距離D1が一定の範囲にある場合には、スクロール量は一定であり、一定の範囲を超えると、スクロール量が1段階変化する。
上記各実施形態では、携帯端末の本体と指定位置までの距離に応じてスクロール量を変化させているが、スクロール量を変化させなくてもよい。この場合には、図13に示すように、指定位置P1までの距離D1に対して距離D2が一定の変換テーブルが用いられる。この場合、携帯端末は、指定位置の方向のみ取得し、方向に応じて所定のスクロール量で表示領域を移動する。
このようにしても、画面22aを通じたドラッグジェスチャと比較して、指定位置P1を指定する操作は簡単であるため、操作量を軽減することができる。また、画面22aのドラッグジェスチャを用いたスクロール量に対して、位置検出パッドや位置検出センサを用いた場合のスクロール量を相対的に大きく設定しておけば、スクロール量が大きい分、ドラッグジェスチャを用いたスクロール操作と比べて、操作量を軽減することができる。
上記各実施形態では、ストレージデバイス27に格納した画像15を表示する例で説明したが、インターネットなどの通信ネットワークを介してサーバにアクセスしてサーバからダウンロードした画像を表示してもよい。この場合には、携帯端末に、通信ネットワークに接続可能な通信部が設けられる。
表示する画像15としては、上述した医用画像の他、地図でもよい。地図は、画像サイズが大きく、表示領域の移動が頻繁に繰り返される場合が多いと考えられるため、医用画像と同様に本発明の有用性は高い。もちろん、画像15は、医用画像や地図以外でもよい。例えば、インターネット上のウェブサイトからダウンロードした文字を含むページ画像でもよい。医用画像や地図以外であっても、操作量を軽減する本発明の効果は期待できる。
上記各実施形態では、ポインタが指12である例で説明したが、指12以外でもよく、例えば、ポイントペンなどでももちろんよい。
10,60 表示装置
15 画像
17O 第1領域
17P 第2領域
21 (携帯型の)本体
22 表示部
30a 変換テーブル
37 位置情報取得部
38 表示領域決定部
39 表示制御部

Claims (10)

  1. 携帯型の本体と、前記本体に設けられ、画像の少なくとも一部の領域を画面に表示する表示部とを有する携帯型画像表示端末において、
    前記本体の周辺の任意の位置がポインタによって指定された際に、指定された指定位置を表す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報に基づいて、前記画面に現在表示されている第1領域の次の表示領域となる第2領域を決定する表示領域決定部と、
    前記画面に表示する表示領域を前記第1領域から前記第2領域に移動する表示制御部とを備えていることを特徴とする携帯型画像表示端末。
  2. 前記表示領域決定部は、前記位置情報に基づいて、前記本体と前記指定位置の相対的な位置関係を算出し、算出した相対的な位置関係に基づいて前記第2領域を決定することを特徴とする請求項1記載の携帯型画像表示端末。
  3. 前記相対的な位置関係には、前記本体に対する前記指定位置の方向が含まれていることを特徴とする請求項2記載の携帯型画像表示端末。
  4. 前記相対的な位置関係には、前記本体から前記指定位置までの距離が含まれていることを特徴とする請求項3記載の携帯型画像表示端末。
  5. 前記本体よりも平面サイズが大きな平面サイズを持ち、前記本体が載置される2次元の検出面を有し、前記検出面内において前記本体の周辺の任意の位置が前記ポインタによって指定された際に、前記指定位置を検出し、検出された指定位置の前記位置情報を検出する位置検出パッドと通信可能な通信部とを有しており、
    前記位置情報取得部は、前記通信部を介して前記位置情報を取得することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の携帯型画像表示端末。
  6. 前記位置検出パッドは、前記位置情報を前記検出面内の座標情報として出力し、
    前記位置情報取得部は、前記通信部を介して前記座標情報を取得することを特徴とする請求項5項記載の携帯型画像表示端末。
  7. 前記本体の外周面に設けられ、前記本体の周辺の前記ポインタの位置を探知する探知波を発信する発信部と、前記ポインタで反射された探知波の反射信号を受信する受信部とを有し、前記反射信号に基づいて前記位置情報を検出する位置検出センサを有しており、
    前記位置情報取得部は、前記位置検出センサから前記位置情報を取得することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の携帯型画像表示端末。
  8. 前記探知波は、超音波,又は赤外線、紫外線、可視光、電波のいずれかを含む光であることを特徴とする請求項7記載の携帯型画像表示端末。
  9. 前記画像は医用画像であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記載の携帯型画像表示端末。
  10. 携帯型の本体と、前記本体に設けられ、画像の少なくとも一部を表示領域として画面に表示する表示部とを有する携帯型画像表示端末の作動方法において、
    前記本体の周辺の任意の位置がポインタによって指定された際に、指定された指定位置を表す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記画面に現在表示されている第1表示領域の次の表示領域となる第2表示領域を決定する表示領域決定ステップと、
    前記第1表示領域から前記第2表示領域に前記画面の表示領域を移動する表示制御ステップとを備えていることを特徴とする携帯型画像表示端末の作動方法。
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