JP2014190703A - カテーテルの摩擦評価装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カテーテルの摩擦を客観的に評価することが可能なカテーテルの摩擦評価装置及びその方法を提供する。
【解決手段】直線状に移動駆動されるスライダ22aを有したスライド機構22と、スライダに取付けられておりカテーテルCの一部を保持するチャック24と、チャック24を回転させる回転モータ23と、チャック24に保持されたカテーテルCの先端が挿入されるチューブTと、チューブTを着脱可能に保持する溝31を有した保持部材30と、保持部材30に作用した複数方向の荷重を測定する荷重測定装置40と、を具備するカテーテルの摩擦評価装置1。また、上記のカテーテルの摩擦評価装置1を使用して、スライド機構22によってチューブT内でカテーテルCを移動させている時に、チューブTに作用する荷重を測定するカテーテルの摩擦評価方法。
【選択図】図1
【解決手段】直線状に移動駆動されるスライダ22aを有したスライド機構22と、スライダに取付けられておりカテーテルCの一部を保持するチャック24と、チャック24を回転させる回転モータ23と、チャック24に保持されたカテーテルCの先端が挿入されるチューブTと、チューブTを着脱可能に保持する溝31を有した保持部材30と、保持部材30に作用した複数方向の荷重を測定する荷重測定装置40と、を具備するカテーテルの摩擦評価装置1。また、上記のカテーテルの摩擦評価装置1を使用して、スライド機構22によってチューブT内でカテーテルCを移動させている時に、チューブTに作用する荷重を測定するカテーテルの摩擦評価方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、カテーテルの摩擦を評価するためのカテーテルの摩擦評価装置及び、該摩擦評価装置を使用してカテーテルの摩擦を評価するカテーテルの摩擦評価方法に関するものである。
血管や、消化管、尿管等の管腔部等に挿入されるカテーテルは、血管等の内壁との摩擦を低減させるために、表面に潤滑剤からなる薄膜が形成されている。カテーテルでは、この薄膜(潤滑剤)による潤滑性や耐久性等が求められており、より優れた潤滑剤の開発が望まれていると共に、これを客観的に評価できる技術が要請されている。
ところで、潤滑剤をコーティングした試料の摩擦の大きさを測定する装置として、試料を載置する移動可能なテーブルと、テーブル上の試料に対して所定の荷重で押し付ける測定子と、測定子の振動を検知するロードセルと、を備えた装置が提案されている(特許文献1)。特許文献1の装置は、フィルム状の試料をテーブルに載置し、試料をテーブルと共に移動させることで、試料の摩擦を測定するものである。
このような、特許文献1の装置によって、フィルム状の試料の替りに、表面に潤滑剤の薄膜を形成したカテーテルを、テーブルに載置して測定しようとした場合、カテーテルに測定子が押し付けられることとなる。そのため、測定子によってカテーテルを押し潰すような力を作用させた状態で摩擦を測定することとなり、血管等内を移動する際のカテーテルの状況とは、異なった状況で測定することとなる。従って、特許文献1の装置では、カテーテルの摩擦を測定することはできなかった。そして、カテーテルの摩擦の測定に適した装置は、存在しないのが現状である。
そこで、本発明は上記の実情に鑑み、カテーテルの摩擦を客観的に評価することが可能なカテーテルの摩擦評価装置及びその方法の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るカテーテルの摩擦評価装置は、「直線状に移動駆動されるスライダを有したスライド機構と、前記スライダに取付けられており、カテーテルの一部を保持するチャックと、前記スライダに取付けられており、前記チャックを回転駆動させる回転機構と、前記チャックに保持されたカテーテルの先端が挿入されるチューブと、該チューブを着脱可能に保持する溝を有した保持部材と、該保持部材に作用する複数方向の荷重を測定する荷重測定装置とを具備する」ことを特徴とする。
ここで、「スライド機構」としては、「スライダの移動方向両端に備えられたプーリと、両端のプーリに巻き掛けられたベルト、プーリを回転駆動させるモータと、を備え、ベルトの一部にスライダを固定したスライド機構」、「スライダの移動方向へ延びた雄ネジ部材と、雄ネジ部材と螺合した雌ネジ部材と、雄ネジ部材を回転駆動させるモータと、を備え、雌ネジ部材にスライダに取付けたスライド機構」、「スライダを移動させるリニアモータを備えたスライド機構」、等を例示することができる。なお、スライド機構は、スライダの正逆方向の移動、位置や速度等を制御可能な機構が望ましい。
また、「回転機構」としては、「モータを備えた機構」、「直線移動するプランジャと、プランジャの移動により回転するクランクとを備えた機構」、等を例示することができる。
また、「チューブ」は、血管、又は消化管や尿管等の管腔部等の代替として使用される。また、「チューブ」の延びた形状は、直線状であっても良いし、U字や、U字を並べた丸みを帯びたW状、等の特定の形状であっても良い。なお、チューブの延びた形状は、U字等の湾曲した形状とすることが望ましく、これにより、実際の血管等にカテーテルを挿入した状況に近い状況で評価することができる。また、「チューブ」としては、透明、又は、半透明の素材を用いることが望ましく、これにより、内部を移動するカテーテルを外側から確認することができる。
更に、「溝」は、所定形状の面から凹むように形成されていれば良く、平面に形成した溝、3次元形状の表面に形成した溝、等を例示することができる。詳述すると、例えば、チューブの延びた形状をU字形状とした場合、平面においてU字に延びた溝を形成しても良いし、或いは、U字の切欠きを形成し、その切欠きの内面に溝を形成しても良い。また、「溝」の断面形状としては、「四角形状」、「U字形状」、「アリ溝形状」、等を例示することができる。
また、「保持部材」としては、溝を形成することができるものであれば良く、「平板状」、「直方体状」、「人体の表面や臓器の表面等を模した3次元形状のブロック状」、等を例示することができる。なお、保持部材を、平板状や直方体状とした場合、各面に溝を形成すると共に、各面の溝の形状(チューブの延びた形状)を異ならせても良く、これにより、一つの保持部材でカテーテルの摩擦に対して多様な評価に対応させることができる。
更に、「複数方向」としては、直交した二方向、互いに直交した三方向、等を例示することができる。また、「荷重測定装置」としては、一つの装置で複数方向の荷重を測定できる装置であれば良く、複数方向の荷重を測定する一つのセンサを備えた装置、複数方向の荷重をそれぞれ測定する複数のセンサを備えた一つの装置、等を例示することができる。
本発明のカテーテルの摩擦評価装置によれば、カテーテルの一部をチャックに保持させると共に、カテーテルの先端を保持部材の溝に保持させたチューブに挿入させた状態で、スライド機構によりスライダを移動させることによって、チューブ内でカテーテルを移動させることができる。そして、チューブ内をカテーテルが移動している時に、チューブに作用する荷重を荷重測定装置によって測定することができるため、実際にカテーテルが使用されている状態に近い状態でカテーテルの摩擦を測定することができる。また、機械的なスライド機構を備えているため、例えば、スライダの位置や移動速度を制御可能なスライド機構とすることによって、スライダに同じ動きをさせることが可能となり、チューブに対するカテーテルの移動の再現性を高くすることができ、カテーテルの摩擦を高い再現性で客観的に評価することができる。
ところで、例えば、チューブをU字に延びるように保持部材に保持させた場合、カテーテルの先端がU字の直線部分を移動している時には、チューブに対してU字の直線部分の延びた方向へ主に荷重が作用することとなる。一方、カテーテルの先端がU字の曲線部分を移動している時には、チューブに対してU字の直線部分に対して直角方向へ主に荷重が作用することとなる。つまり、保持されたチューブの延びた形状によっては、チューブ内を移動するカテーテルの先端の位置によりチューブに作用する荷重の方向が異なることとなる。これに対して、本発明では、複数方向の荷重を測定する荷重測定装置を備えているため、カテーテルの先端が移動するチューブの延びた形状に関係なく、チューブに作用する荷重を測定することができる。従って、血管等のように複雑な形状に延びるようにチューブを保持部材に保持させても、チューブ内を移動する時のカテーテルの摩擦を測定することができるため、実際の使用状態に近い状態でカテーテルの摩擦を測定することができ、より現実的なカテーテルの摩擦を評価することができる。
また、複数方向の荷重を測定する荷重測定装置を備えているため、例えば一方向しか荷重を測定できない装置を用いた場合では、チューブ内のカテーテルの先端の位置に応じて、作用する荷重の方向に対応した装置に交換する必要があるところ、本発明の荷重測定装置では、そのような交換をする必要がないため、カテーテルの摩擦評価をより簡単に行うことができる。
また、保持部材を介してチューブに作用する荷重を測定しているため、例えばスライド機構側で荷重(例えば、スライド機構に係る負荷)を測定する場合と比較して、チューブ外(カテーテルの後端側)でのカテーテルの撓みによる測定誤差を可及的に排除することができ、カテーテルの摩擦をより正確に評価することができる。
また、保持部材の溝にチューブを保持させることで、チューブを簡単に所望の形状に保持させることができる。従って、チューブを交換しても、同一の形状にチューブを保持することができるため、測定条件を簡単に揃えることができ、カテーテルの摩擦を客観的に評価することができる。また、溝によって所望の形状にチューブを保持させることができるため、直線状に形成された可撓性のチューブを用いることによっても、非直線状の形状とすることができる。これにより、所望の形状に予め形成したチューブを用いる必要がなく、様々な種類(素材)のチューブを用いることができ、汎用性の高いカテーテルの摩擦評価装置とすることができる。
更に、例えば、スライド機構を適宜制御して、スライダ(カテーテル)を直線状に進退させることにより、チューブにカテーテルを挿入する時や、チューブからカテーテルを引き抜く時のチューブに作用する荷重を測定することができ、様々な動きに基づいたカテーテルの摩擦を評価することができる。
ところで、実際の医療現場では、医師がカテーテルを血管等に挿入する際、カテーテルを出し入れしながら挿入することがある。そして、本発明では、例えば、スライド機構を適宜制御することにより、チューブに対してカテーテルを出し入れしながら挿入する時のチューブに作用する荷重を測定することができるため、医療現場等で実際に医師がカテーテルを使用している時のカテーテルの動きに近づけて測定することができる。従って、より医師等の使用者の感覚に近い状態でカテーテルの摩擦を評価することができる。
また、実際の医療現場では、医師がカテーテルを血管等に挿入する際、カテーテルを捩じるように回しながら挿入することがある。そして、本発明のカテーテルの摩擦評価装置によれば、回転機構によってチャックを介してカテーテルを回転させることができるため、チューブ内でカテーテルを移動させる際に、カテーテルを回転させながら移動させたり、カテーテルを正転逆転させながら移動させたりすることができる。従って、医療現場等で実際にカテーテルを使用している時のカテーテルの動きを、より忠実に再現させることができるため、カテーテルの摩擦に対してより実際の使用状態に近い状態で現実的な評価をすることができる。
また、本発明に係るカテーテルの摩擦評価装置は、上記の構成に加えて、「前記保持部材の位置を調整する位置調整装置を更に具備する」ことを特徴としても良い。
ここで、「位置調整装置」としては、「パンタグラフ式により伸縮することで位置を調整する装置」、「ネジの回転により位置を調整する装置」、「シリンダの流体よりピストンが進退することで位置を調整する装置」、等を例示することができる。調整機構により調整する方向としては、「スライダの移動方向」、「スライダの移動方向に対して直角方向」、等を例示することができる。
本発明のカテーテルの摩擦評価装置によれば、カテーテルやチューブを交換した時に、位置調整装置によって保持部材の位置を調整することにより、カテーテルとチューブとの位置関係を交換する以前と同じ位置にすることができる。従って、カテーテルとチューブとの位置関係を同じにすることができるため、測定条件を揃えることができ、カテーテルの摩擦を客観的に評価することができる。
本発明に係るカテーテルの摩擦評価方法は、「直線状に移動駆動されるスライダを有したスライド機構と、前記スライダに取付けられており、カテーテルの一部を保持するチャックと、前記スライダに取付けられており、前記チャックを回転駆動させる回転機構と、前記チャックに保持されたカテーテルの先端が挿入されるチューブと、該チューブを着脱可能に保持する溝を有した保持部材と、該保持部材に作用した荷重を測定する荷重測定装置とを具備するカテーテルの摩擦評価装置を使用し、前記スライド機構によって前記チューブ内でカテーテルを移動させている時に、該チューブに作用する荷重を測定する」ことを特徴とする。
本発明のカテーテルの摩擦評価方法によれば、保持部材の溝により保持されたチューブ内を、カテーテルが移動している時の保持部材に作用する荷重を測定しているため、保持部材を介してチューブに作用する荷重を測定することができる。従って、チューブ内を移動する時のカテーテルの摩擦を測定することができ、カテーテルの使用状況での摩擦を客観的に評価することができる。
また、複数方向の荷重を測定する荷重測定装置によりチューブに作用する荷重を測定しているため、上述したように、カテーテルの先端が移動するチューブの延びた形状に関係なく、チューブ内を移動する時のカテーテルの摩擦を測定することができる。従って、実際の使用状態に近い状態でカテーテルの摩擦を測定することができ、より現実的なカテーテルの摩擦を評価することができる。また、チューブ内のカテーテルの先端の位置に応じて、荷重測定装置を交換をする必要がないため、カテーテルの摩擦評価をより簡単に行うことができる。
このように、本発明によれば、カテーテルの摩擦を客観的に評価することが可能なカテーテルの摩擦評価装置及びその方法を提供することができる。
本発明の一実施形態であるカテーテルの摩擦評価装置1(以下、単に摩擦評価装置1と称す)について、図1乃至図3を参照して詳細に説明する。本実施形態の摩擦評価装置1は、血管を模したチューブT内をカテーテルCが移動する時に、チューブTに作用した荷重を測定することによってカテーテルCの摩擦を評価するための装置である。摩擦評価装置1は、床やテーブル等の設置面Wに載置された装置本体10と、装置本体10の上部に支持されておりカテーテルCを移動させるための駆動装置20と、駆動装置20の下側に配置されておりチューブTを保持する保持部材30と、保持部材30を支持していると共に、保持部材30を介してチューブTに作用した荷重を測定する荷重測定装置40と、荷重測定装置40の位置を調節する位置調整装置50と、駆動装置20及び荷重測定装置40が接続された制御装置60と、を備えている。
装置本体10は、詳細な図示は省略するが、外形が直方体の枠状に形成されている。この装置本体10は、上下に延びた四つの縦フレーム11と、縦フレーム11間を連結する水平に延びた複数の横フレーム12と、を備えている。複数の横フレーム12は、縦フレーム11における上端及び下端と上下の中間の位置で、四つの縦フレーム11をめぐるように取付けられている。なお、正面視において前側(図1において紙面の手前側)の下端には、横フレーム12が取付けられていない。つまり、下端では横フレーム12が、前側へ開放されたコ字状に取付けられている。
また、装置本体10は、縦フレーム11における上端の位置と、上下の中間の位置とに夫々配置された横フレーム12のうち、夫々前後に延びた一対の横フレーム12に跨って架渡された帯板状の取付フレーム13を二つ備えている。二つの取付フレーム13は、図示は省略するが、夫々前後に延びた横フレーム12の略中央の位置に取付けられている。これら取付フレーム13に駆動装置20が取付けられている。
駆動装置20は、上下に配置された二つの取付フレーム13に跨って取付けられた平板状のベースプレート21と、ベースプレート21に取付けられており、上下方向へ直線状に移動駆動されるスライダ22aを有したスライド機構22と、スライダ22aに取付けられた回転モータ23と、回転モータ23の回転軸に取付けられており、カテーテルCの一部を保持するチャック24と、を備えている。
スライド機構22は、スライダ22aをスライド可能に保持していると共にベースプレート21の前面に取付けられており、上下に延びたレール部材22bと、レール部材22bの上端側と下端側の位置において、夫々回転可能にベースプレート21に取付けられた一対のプーリ22cと、一対のプーリ22cに巻き掛けられたベルト22dと、ベースプレート21の上部に取付けられており、上側のプーリ22cを回転させる進退モータ22eと、スライダ22aから延出していると共に先端がベルト22dの一部に固定された固定片22fと、を備えている。
一対のプーリ22cは、レール部材22bの長手方向に対して直角方向に回転軸が延びている。これにより、一対のプーリ22cに巻き掛けられたベルト22dは、レール部材22bと平行に延びている。
スライド機構22は、進退モータ22eによって上側のプーリ22cを回転させることで、一対のプーリ22c間でベルト22dを周回させることができ、ベルト22dの一部に固定された固定片22fを介して、スライダ22aをレール部材22bに沿って直線状に上下に移動させることができる。
回転モータ23は、回転軸が下方へ延びた状態でスライダ22aに取付けられており、その回転軸に対してチャック24が取付けられている。本実施形態の回転モータ24が、本発明の回転機構に相当する。
チャック24は、図示は省略するが、回転モータ23の回転軸と同軸線の周りに放射状に配置されていると共に、その軸線に対して連動して離隔接近する複数の爪を有している。チャック24は、軸線上にカテーテルCの一部(例えば、後端)を位置させた状態で、複数の爪を軸線側へ移動させることによって、複数の爪によりカテーテルCを把持(保持)することができる。これにより、チャック24は、回転モータ23の回転軸と同軸上にカテーテルCを保持することができる。
本実施形態の駆動装置20は、進退モータ22eを一方向へ回転させることによって、チャック24を介してカテーテルCを、一定速度で連続的に移動させることができる(図2(a)を参照)。また、進退モータ22eに正転逆転を繰り返させることによって、チャック24を介してカテーテルCを、進退させながら断続的に移動させることができる(図2(b)を参照)。更に、進退モータ22eを一方向へ回転させると共に、回転モータ23を一方向へ回転させることによって、チャック24を介してカテーテルCを、回転させながら移動させることができる(図2(c)を参照)。
保持部材30は、図1及び図3に示すように、正面形状が四角形の平板状に形成されており、正面及び背面を向いた広い面に、チューブTを着脱可能に保持する溝31,32が備えられている。これら溝31,32は、夫々の面から凹むように断面コ字形状に形成されており、コ字の各辺はチューブTの外径と同じ長さである。つまり、溝31,32の幅と深さが、チューブTの外径とおなじである。保持部材30は、図3において、正面側の溝31が、U字に延びており、背面側の溝32が、U字を並べた丸みを帯びたW状に延びている。本実施形態の保持部材30は、溝31,32に可撓性を有したチューブTを挿入することで、U字やW状に延びた形状にチューブTを保持することができる。
本実施形態の保持部材30は、正面視の外形が100mm×100mmの正方形で、厚さが15mmに形成されている。また、U字の溝31は、直線部分の長さL1が60mm、半円部分の中央の半径R1が25mmに形成されている。また、W状の溝32は、外側の一対の長い直線部分の長さL2が68mm、内側の一対の短い直線部分の長さL3が28mm、三つの半円部分の中央の半径R2が12mmに形成されている。また、本実施形態の保持部材30は、透明な合成樹脂によって形成されている。なお、上記の各寸法は、例示で有り、これら寸法に限定するものではない。
本実施形態の荷重測定装置40は、保持部材30が取付けられる取付部材41と、取付部材41の下側に取付けられた力覚センサ42と、を備えている。力覚センサ42は、図1において上下方向(垂直方向)と左右方向(水平方向)に作用する直交した二方向の荷重を測定することができる。取付部材41は、保持部材30が載置される平板状の保持板41aと、保持板41aから上方へ立設されており保持部材30を挟持する一対の挟持片41bと、を備えている。なお、詳細な構成は省略するが、取付部材41は、着脱可能に保持部材30を取付けることができる。
本実施形態の位置調整装置50は、図1に示すように、一対の台座部51と、一対の台座部51同士を平行な状態で接近・離反可能に連結しているリンク機構52と、リンク機構52を動作させて一対の台座部51を接近・離反させる操作部53と、を備えている。リンク機構52として、本実施形態では、パンタグラフ式に連結されたリンクを使用している。位置調整装置50は、下側の台座部51が設置面Wに載置されていると共に、上側の台座部51に荷重測定装置40の力覚センサ42が取付けられている。この位置調整装置50は、操作部53を回転操作することにより、荷重測定装置40を介して保持部材30(チューブT)の高さ位置を調整して測定条件を揃えることができる。
制御装置60は、詳細な図示は省略するが、駆動装置20を制御するプログラム等を入力するためのキーボード等の入力装置と、プログラム等を実行して演算を行うCPU等の演算装置と、演算装置での演算結果を一時的に記憶したりプログラム等を記憶したりするためRAMやROM等の記憶装置と、演算結果等を出力するディスプレイやプリンタ等の出力装置と、を備えている。本実施形態では、制御装置60として汎用のコンピュータを用いている。
制御装置60は、チャック24に保持されたカテーテルCが所望の動きをするように駆動装置20を制御させることができると共に、荷重測定装置40の力覚センサ42からの検出信号に基づいて、保持部材30を介してチューブTに作用した荷重を、CPUにより演算処理を行い数値やグラフとしてディスプレイ等に出力させることができる。
続いて、本実施形態の摩擦評価装置1を使用して、チューブT内をカテーテルCが移動している時のチューブTに作用する荷重を測定してカテーテルCの摩擦を評価するカテーテルCの摩擦評価方法について説明する。まず、駆動装置20において、スライダ22aを最も上昇させた状態で、摩擦を評価したいカテーテルCの一部(例えば、後端)をチャック24に保持させる。また、荷重測定装置40の取付部材41に、保持部材30を取付けると共に、保持部材30のU字の溝31にチューブTを挿入して、チューブTをU字に延びた状態に保持させる。
そして、駆動装置20の下側において、荷重測定装置40を移動させて、U字に保持されたチューブTの一端側を、チャック24の軸線上(チャック24の直下)に位置させる。また、位置調整装置50の操作部53を操作して、保持部材30の高さを、設定された高さに調整する。この状態で、カテーテルCの先端を、チューブTの一端側に挿入することで、カテーテルの摩擦の測定の準備が完了する。
測定の準備が完了したら、制御装置60において、所定のプログラムを実行することで、駆動装置20によって、スライダ22aを下降させてチューブT内でカテーテルCを移動させる。そして、チューブT内でカテーテルCが移動させられることでチューブTに作用した荷重が、保持部材30を介して力覚センサ42に伝達されるため、チューブTに作用した垂直方向と水平方向に作用した荷重が、力覚センサ42によって測定される。
その後、カテーテルCの先端が、U字に延びたチューブT内において、予め設定された位置まで移動したら、カテーテルCの移動を停止させると共に、スライダ22aを上昇させてチューブTからカテーテルCを引き抜く。このカテーテルCをチューブTから引き抜く時にも、チューブTに作用する荷重を測定することができる。
ところで、チューブTが上下に延びた部分で、カテーテルCの先端が移動する時には、チューブTに対して主に垂直方向に荷重が作用することとなる。一方、チューブTが水平に延びた部分で、カテーテルCの先端が移動する時には、チューブTに対して主に水平方向に荷重が作用することとなる。つまり、保持部材30によって所定の形状に保持されたチューブTでは、チューブT内でのカテーテルCの先端の位置に応じてチューブTに作用する主な荷重の方向が異なることとなる。
これに対して、本実施形態では、荷重測定装置40に、垂直方向と水平方向の二方向の荷重を測定できる力覚センサ42を備えているため、保持部材30のU字の溝31に保持されたチューブT内のどの位置でカテーテルCの先端が移動しても、チューブTに作用する荷重を測定することができる。従って、例えば一方向のみの荷重を測定できる荷重測定装置を用いた場合では、チューブT内のカテーテルCの先端の位置に応じて、作用する荷重の方向に対応した荷重測定装置に交換する必要があるところ、本実施形態の荷重測定装置40では、そのような交換をする必要がないため、カテーテルCの摩擦評価をより簡単に行うことができる。
このように、本実施形態の摩擦評価装置1を使用することによって、チューブT内をカテーテルCが移動している時に、チューブTに作用する荷重を測定することができる。
次に、本実施形態の摩擦評価装置1を使用して、チューブT内をカテーテルCが移動している時に、保持部材30を介してチューブTに作用する荷重を測定する種々の試験を行った結果を例示する。なお、血管を模したチューブTは、外径が5mmで内径が3mmの可撓性を有した材質のチューブTを用いており、保持部材30のU字の溝31に保持させると共に、チューブT内に模擬血液として水を満たした状態で試験を行った。
まず、図4は、カテーテルCの移動条件を異ならせた試験結果である。図4における移動条件は、カテーテルCを、1mm/sec、2mm/sec、5mm/sec、10mm/sec、20mm/secの一定速度で連続的に移動させた条件と、カテーテルCを、10mm/secの速度で5mm前進させた後に2mm後退させて断続的に移動をさせた条件である。図4からは、カテーテルCの移動条件の違いによってチューブTに作用する荷重が異なっており、カテーテルCの摩擦の違いが表れていることが判る。
図5は、図4の試験と同じ移動条件で、チューブTの材質を異ならせた試験結果である。なお、図5では、チューブTの材質の違いが判り易いように、各移動条件での最大値と最小値をプロットした。また、チューブTの材質は、シリコーン樹脂と、ポリ塩化ビニル(PVC)とを用いている。図5からは、カテーテルCの移動条件の違いの他に、チューブTの材質の違いによってもカテーテルCの摩擦の違いが表れていることが判る。
図6は、表面の異なるカテーテルCを試験した結果である。具体的には、全体に潤滑剤の薄膜があるカテーテルCと、先端を除いて潤滑剤の薄膜があるカテーテルCと、潤滑剤の薄膜がないカテーテルCとを、夫々10mm/secの一定速度で連続的に移動させて試験した。図6からは、潤滑剤の薄膜がないカテーテルCほど荷重が大きくなっており、カテーテルCの摩擦の違いが表れていることが判る。
図7は、表面の異なるカテーテルCの耐久試験の結果である。ここでは、潤滑剤の薄膜が良好に形成されたカテーテルCと、潤滑剤の薄膜が良好に形成されていないカテーテルCとを、夫々10mm/secの一定速度で連続的に移動させた試験を複数回行った。図7からは、良好なカテーテルCでは試験回数に関らずチューブTに作用する荷重が略一定であるのに対して、良好でないカテーテルCでは試験回数毎にチューブTに作用する荷重がばらついており、カテーテルCの摩擦の違いが表れていることが判る。また、図7の良好なカテーテルの結果からは、試験の条件が同じであれば、同じ結果が得られることが判る。つまり、同一試験での再現性が高いことが判る。
図4乃至図7に示したように、本実施形態の摩擦評価装置1を使用して、チューブT内をカテーテルCが移動している時のチューブTに作用する荷重を測定することで、カテーテルCの摩擦を測定することができ、カテーテルCの摩擦を客観的に評価することができる。
このように、本実施形態によれば、チューブT内をカテーテルCが移動している時に、チューブTに作用する荷重を荷重測定装置40によって測定することができるため、実際にカテーテルCが使用されている状態に近い状態でカテーテルCの摩擦を測定することができる。また、スライダ22aの位置や移動速度、チャック24の回転等を制御装置60により制御しているため、スライダ22aやチャック24に同じ動きをさせることが可能となり、チューブTに対するカテーテルCの移動の再現性を高くすることができ、カテーテルCの摩擦を高い再現性で客観的に評価することができる。
また、本実施形態によれば、制御装置60によってスライド機構20の進退モータ22eを適宜制御してスライダ22a(カテーテルC)を直線状に進退させることにより、チューブT内にカテーテルCを挿入する時や、チューブTからカテーテルCを引き抜く時のチューブTに作用する荷重を測定することができる。また、制御装置60によって進退モータ22を適宜制御することにより、チューブT内でカテーテルを連続して移動させた時や、チューブT内でカテーテルを進退させながら移動させた時に、チューブTに作用する荷重を測定することができる。更に、制御装置60によって進退モータ22eと回転モータ23とを適宜制御することにより、チューブT内でカテーテルCを回転させながら移動させた時や、チューブT内でカテーテルCを交互に回転させながら移動させた時に、チューブTに作用する荷重を測定することができる。
ところで、実際の医療現場では、医師がカテーテルCを血管等に挿入する際に、カテーテルCを出し入れしながら挿入したり、カテーテルCを捩じるように回しながら挿入したりすることがある。これに対して、本実施形態では、制御装置60によって駆動機構20を適宜制御することにより、チューブTに対してカテーテルCを出し入れしながら挿入する時のチューブTに作用する荷重を測定したり、カテーテルCを捩じるように回しながら挿入する時のチューブTに作用する荷重を測定したりすることができる。従って、医療現場等で実際にカテーテルCを使用している時のカテーテルCの動きを、より忠実に再現させて測定することができるため、カテーテルCの摩擦に対してより実際の使用状態に近い状態でカテーテルCの摩擦を評価することができる。
更に、本実施形態によれば、保持部材30の溝31,32にチューブTを保持させることで、チューブTを簡単に所望の形状に保持させることができる。従って、チューブTを交換しても、同一の形状にチューブTを保持することができるため、測定条件を簡単に揃えることができ、カテーテルCの摩擦を客観的に評価することができる。また、溝31,32によって所望の形状にチューブTを保持させることができるため、直線状に形成された可撓性のチューブTを用いることによっても、非直線状の形状とすることができる。これにより、所望の形状に予め形成したチューブTを用いる必要がなく、様々な種類(素材)のチューブTを用いることができ、汎用性の高い摩擦評価装置1とすることができる。
また、本実施形態によれば、スライダ22aに回転機構としての回転モータ23を取付けているため、回転モータ23をベースプレート21側に取付けた場合と比較して、チャック24(カテーテルC)を回転させる機構を簡単な機構とすることができる。
また、本実施形態によれば、チューブTに作用した荷重を測定することができるため、例えば、チューブTにワイヤーを通した状態で、そのワイヤーをガイドにカテーテルCを挿入した時のチューブTに作用する荷重を測定することで、カテーテルCの表面と内面の摩擦も評価することができる。
更に、本実施形態によれば、カテーテルCやチューブTを交換した時に、位置調整装置50によって保持部材30の位置を調整することにより、カテーテルTとチューブCとの位置関係(高さ)を交換する以前と同じ位置にすることができるため、測定条件を揃えることができ、カテーテルTの摩擦を客観的に評価することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、荷重測定装置40として、直交した二方向の荷重を測定できる装置を示したが、これに限定するものではなく、互いに直交した三方向の荷重を測定できる装置としても良い。
また、上記の実施形態では、位置調整装置50として、高さ方向(スライダ22aの移動方向)の位置のみを調整できる装置を示したが、これに限定するものではなく、高さ方向の他に、左右方向や前後方向の位置を調整できる装置としても良く、これにより、測定条件を揃え易くすることができ、カテーテルの摩擦評価をより簡単に行うことができる。
また、上記の実施形態では、チューブTをU字やW状に延びるように保持する保持部材30を示したが、これに限定するものではなく、他の形状にチューブTを保持する保持部材30としても良い。例えば、実際にカテーテルCを挿入する血管等の形状と同じ形状にチューブTを保持できる保持部材30としても良く、これにより、実際に近い状態でカテーテルCの摩擦を評価することができる。
1 カテーテルの摩擦評価装置
10 装置本体
20 駆動装置
21 ベースプレート
22 スライド機構
22a スライダ
22b レール部材
22c プーリ
22d ベルト
22e 進退モータ
22f 固定片
23 回転モータ(回転機構)
24 チャック
30 保持部材
31 溝
32 溝
40 荷重測定装置
41 取付部材
42 力覚センサ
50 位置調節装置
51 台座部
52 リンク機構
53 操作部
60 制御装置
C カテーテル
T チューブ
10 装置本体
20 駆動装置
21 ベースプレート
22 スライド機構
22a スライダ
22b レール部材
22c プーリ
22d ベルト
22e 進退モータ
22f 固定片
23 回転モータ(回転機構)
24 チャック
30 保持部材
31 溝
32 溝
40 荷重測定装置
41 取付部材
42 力覚センサ
50 位置調節装置
51 台座部
52 リンク機構
53 操作部
60 制御装置
C カテーテル
T チューブ
Claims (3)
- 直線状に移動駆動されるスライダを有したスライド機構と、
前記スライダに取付けられており、カテーテルの一部を保持するチャックと、
前記スライダに取付けられており、前記チャックを回転駆動させる回転機構と、
前記チャックに保持されたカテーテルの先端が挿入されるチューブと、
該チューブを着脱可能に保持する溝を有した保持部材と、
該保持部材に作用する複数方向の荷重を測定する荷重測定装置と
を具備することを特徴とするカテーテルの摩擦評価装置。 - 前記保持部材の位置を調整する位置調整装置を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のカテーテルの摩擦評価装置。
- 直線状に移動駆動されるスライダを有したスライド機構と、
前記スライダに取付けられており、カテーテルの一部を保持するチャックと、
前記スライダに取付けられており、前記チャックを回転駆動させる回転機構と、
前記チャックに保持されたカテーテルの先端が挿入されるチューブと、
該チューブを着脱可能に保持する溝を有した保持部材と、
該保持部材に作用する複数方向の荷重を測定する荷重測定装置と
を具備するカテーテルの摩擦評価装置を使用し、
前記スライド機構によって前記チューブ内でカテーテルを移動させている時に、該チューブに作用する荷重を測定することを特徴とするカテーテルの摩擦評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013063294A JP2014190703A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | カテーテルの摩擦評価装置及びその方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013063294A JP2014190703A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | カテーテルの摩擦評価装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014190703A true JP2014190703A (ja) | 2014-10-06 |
Family
ID=51837112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013063294A Pending JP2014190703A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | カテーテルの摩擦評価装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014190703A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN117030494A (zh) * | 2023-08-09 | 2023-11-10 | 济南众测机电设备有限公司 | 一种导丝测试装置 |
-
2013
- 2013-03-26 JP JP2013063294A patent/JP2014190703A/ja active Pending
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