JP2014190037A - 液状化防止杭及びその製造装置 - Google Patents

液状化防止杭及びその製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014190037A
JP2014190037A JP2013066345A JP2013066345A JP2014190037A JP 2014190037 A JP2014190037 A JP 2014190037A JP 2013066345 A JP2013066345 A JP 2013066345A JP 2013066345 A JP2013066345 A JP 2013066345A JP 2014190037 A JP2014190037 A JP 2014190037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
groove
liquefaction prevention
log
manufacturing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013066345A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusaku Endo
秀策 遠藤
Yosuke Mizutani
羊介 水谷
Hiroshi Nakamura
博 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ENDO RINGYO KK
Kanematsu NNK Corp
Original Assignee
ENDO RINGYO KK
Kanematsu NNK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ENDO RINGYO KK, Kanematsu NNK Corp filed Critical ENDO RINGYO KK
Priority to JP2013066345A priority Critical patent/JP2014190037A/ja
Publication of JP2014190037A publication Critical patent/JP2014190037A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

【課題】環境に優しく、地盤の補強と水の逃げ道の確保を同時に行うことができる液状化防止杭を提供することを目的とする。
【解決手段】木杭と、前記木杭の周囲に螺旋状に設けた溝と、からなる、液状化防止杭。
【選択図】図1

Description

本発明は、地盤の液状化現象を防止する、液状化防止杭及びその製造装置に関するものである。
近年、地震時の地盤の液状化現象が問題となっている。
その対策としては、地盤の締め固めや地盤中に発生する間隙水の逃げ道を確保する方法があるが、その一つとして、鋼矢板や鋼管杭に沿って排水路を形成する方法が知られている。
特開2011−127273
しかし、鋼矢板は地盤を補強する機能なはい。また、鋼管杭は高価であり、環境への影響も懸念される。
本発明は、環境に優しく、地盤の補強と水の逃げ道の確保を同時に行うことができる液状化防止杭を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本願の第1発明は、木杭と、前記木杭の周囲に螺旋状に設けた溝と、からなる、液状化防止杭を提供する。
本願の第2発明は、第1発明の液状化防止杭を製造するための杭製造装置であって、原木を回転しながら搬送する原木駆動部と、前記原木の剥皮を行い前記木杭とする剥皮部と、前記木杭に前記溝を切削する溝切削部と、を有する、杭製造装置を提供する。
本発明は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
(1)木製の杭を用いるため、安価であり、環境への影響が少ない。
(2)螺旋状に溝を設けることにより、溝内部の体積が大きくなり、より多くの間隙水の逃げ道を確保することができる。
(3)溝を螺旋状とすることにより、木杭の作成と溝の切削を同時に行うことができる。
本発明の液状化防止杭の説明図 本発明の液状化防止杭の効果の説明図 本発明の杭製造装置の説明図
以下、図に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
(1)液状化防止杭
液状化防止杭1は木杭11の周囲に螺旋状の溝12を設けたものである。
液状化防止杭1は従来知られた方法で地盤中に貫入する。(図1)
液状化防止杭1は螺旋状の溝12を有するため、貫入時の抵抗が少なく、容易に貫入することができる。
(2)木杭
木杭11は近年、住宅構造物の基礎に用いられているものである。
木杭11は松や杉等からなり、間伐材を利用することもできる。
木杭11は木製であるため、環境への影響が少なく、安価である。
(3)溝
木杭11の周囲には螺旋状の溝12を設ける。
木杭11は木製であるため、切削によって容易に溝12を設けることができる。
(4)効果
液状化防止杭1の周囲には溝12が設けられており、溝12が周面抵抗となって、液状化防止杭1の支持力が高くなる。
地震によって地盤中に間隙水が発生した際には、間隙水が液状化防止杭1の溝12に入りこみ、溝12内部を液状化防止杭1に沿って上昇することで、地盤中から地表に排水され、地盤の液状化を防止することができる。(図2)
溝12は直線状ではなく螺旋状に設けられているため、溝12内部の体積が大きくなり、より多くの間隙水を取り込んで逃げ道を確保することができる。
また、複数の液状化防止杭1を地盤中に貫入することで、周囲の地盤が締め固められ、液状化現象の発生を防止することができる。
(5)液状化防止杭の製造装置
次に、液状化防止杭1の製造装置を説明する。
(5−1)原木
液状化防止杭1を構成する略直線状の松や杉等の枝を予め落として、原木2とする。
(5−2)杭製造装置
液状化防止杭1は、原木2を杭製造装置3によって加工することによって製造する。
杭製造装置3は原木駆動部31、剥皮部32及び溝切削部33からなる。(図3)
(5−3)原木駆動部
原木駆動部31は、原木2を軸心を中心として回転させると同時に、一方向に搬送する。
原木駆動部31は、軸心から等距離に設けた複数の駆動輪311を有する。
駆動輪311は、回転軸を原木の軸心から傾斜させて配置することにより、挟持した原木2を回転すると同時に搬送する。
駆動輪311は、アーム312によって支持する。自然木である原木2は太さが均一ではないため、駆動輪311が常に一定の力で原木2を挟持するように、アーム312の支持力を調整する。
また、駆動輪311の傾斜角度や回転速度を調整することにより、原木2の搬送速度や回転速度を調整することができる。
原木駆動部31は、原木2の長さ方向に、複数組設けても良い。
(5−4)剥皮部
剥皮部32には、原木2の剥皮のために剥皮カッター321を設ける。
剥皮カッター321は杭製造装置3の下部に設け、下方から原木2に当接する。
剥皮カッター321は原木2の軸に対してほぼ水平に刃を設け、所定の圧力で原木2に当接して原木2を剥皮する。
原木2を剥皮することで木杭11となる。
剥皮部32には節取り用の機構を別途設けても良い。
(5−5)溝切削部
溝切削部33は切削刃331を有し、切削刃331により、原木2に溝12を切削して設けるための部材である。
溝切削部33は、所定の圧力で原木2に当接して、原木2を切削する。
溝12の切削は原木2の剥皮後に行っても良いし、剥皮前に行っても良い。
(6)液状化防止杭の製造方法
次に、杭製造装置3を用いた液状化防止杭1の製造方法を説明する。
(6−1)原木の搬送
原木2を原木駆動部31に挟持する。
原木2は駆動輪311によって、原木2の軸心に沿って回転・搬送される。
(6−2)剥皮
原木2を搬送して、剥皮部32を通過させる。
剥皮カッター321が所定の圧力で原木2に当接した状態で、原木2を回転しながら搬送するため、原木2の全周に渡って均一に皮を剥ぎ取ることができる。
(6−3)溝の切削
上記の剥皮を行うために回転・搬送されている原木2に、溝切削部33の切削刃331を当接し、所定の深さの溝12を切削する。
原木2は切削刃331に対して回転しながら搬送されるため、原木2には螺旋状の溝12が形成される
溝12は原木2の搬送速度及び回転速度によりピッチが変わる
原木2は太さが異なるため、太さに合わせて搬送速度及び回転速度を調整する。
このような構成により、原木2の剥皮と同時に溝を切削することができる。
1 液状化防止杭
11 木杭
12 溝
2 原木
3 杭製造装置
31 原木駆動部
311 駆動輪
32 剥皮部
321 剥皮カッター
33 溝切削部
331 切削刃

Claims (2)

  1. 木杭と、
    前記木杭の周囲に螺旋状に設けた溝と、からなる、
    液状化防止杭。
  2. 請求項1に記載の液状化防止杭を製造するための杭製造装置であって、
    原木を回転しながら搬送する原木駆動部と、
    前記原木の剥皮を行い前記木杭とする剥皮部と、
    前記木杭に前記溝を切削する溝切削部と、
    を有する、杭製造装置。
JP2013066345A 2013-03-27 2013-03-27 液状化防止杭及びその製造装置 Pending JP2014190037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066345A JP2014190037A (ja) 2013-03-27 2013-03-27 液状化防止杭及びその製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066345A JP2014190037A (ja) 2013-03-27 2013-03-27 液状化防止杭及びその製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014190037A true JP2014190037A (ja) 2014-10-06

Family

ID=51836584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013066345A Pending JP2014190037A (ja) 2013-03-27 2013-03-27 液状化防止杭及びその製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014190037A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201700045217A1 (it) * 2017-04-26 2018-10-26 Ntk Group Srl Un palo per il consolidamento di fondazioni di manufatti edilizi e metodo ed apparecchiatura per la sua infissione

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56137905A (en) * 1980-03-31 1981-10-28 Ringiyou Kikaika Kiyoukai Barker
JPS60245502A (ja) * 1984-05-17 1985-12-05 デユランド−ラウチ コ−ポレ−シヨン 材木の丸削り装置
JP2001239507A (ja) * 2000-03-01 2001-09-04 Fumakilla Ltd 木材のインサイジング処理方法及びインサイジング処理装置
JP2007205068A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Tobishima Corp カーボンストック方法およびカーボンストック用木杭
JP2012188864A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Taisei Corp 合成杭および合成杭の施工方法
JP2012197583A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Takeya Kawakami 地盤強化方法および地盤強化用木杭

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56137905A (en) * 1980-03-31 1981-10-28 Ringiyou Kikaika Kiyoukai Barker
JPS60245502A (ja) * 1984-05-17 1985-12-05 デユランド−ラウチ コ−ポレ−シヨン 材木の丸削り装置
JP2001239507A (ja) * 2000-03-01 2001-09-04 Fumakilla Ltd 木材のインサイジング処理方法及びインサイジング処理装置
JP2007205068A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Tobishima Corp カーボンストック方法およびカーボンストック用木杭
JP2012188864A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Taisei Corp 合成杭および合成杭の施工方法
JP2012197583A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Takeya Kawakami 地盤強化方法および地盤強化用木杭

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201700045217A1 (it) * 2017-04-26 2018-10-26 Ntk Group Srl Un palo per il consolidamento di fondazioni di manufatti edilizi e metodo ed apparecchiatura per la sua infissione

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2279983A3 (en) Method and Apparatus for Processing Brittle Material Substrate
ATE471231T1 (de) Maschine zur schneidung von papierballen
CN203968842U (zh) 便携式有轨道截根起树机
JP2014190037A (ja) 液状化防止杭及びその製造装置
CN108015866A (zh) 木质音条材料、音条打击乐器、木质音条材料的制造方法
US3347289A (en) Apparatus for rip sawing of logs and timbers
CN105710949A (zh) 一种圆材的加工方法
Winandy et al. Review of the effects of incising on treatability and strength of wood
CN203778847U (zh) 一种油管切刀
Cáceres et al. Effects of commercial thinning, log position in the stem, and cutting width on the surface quality of cants produced by a chipper-canter
US4615121A (en) Device for a chain saw for the slitting of bark layers of a log
FI79798C (fi) Vedhuggningsmaskin.
SI1872918T1 (sl) Žaganje lesenih desk s krožno žago
RU2018121229A (ru) Устройство и способ обработки бревен
JP2009195995A (ja) ブレードによる切断方法
Grigorev et al. Creation and experimental verification of a mathematical model of industrial debarking
CN103659980A (zh) 调节式木皮切片机
US2881814A (en) Method of debarking logs
RU2570584C1 (ru) Винтовая свая
FI123330B (fi) Pelkkahakkurin pyöröterä, teräelementti ja teräyksikkö
US236856A (en) James m
CA2483759A1 (en) Method of cutting segmented-end web
Buglaev et al. The Roundwood Assortment Machines
WO2009020108A1 (ja) フィルム片の製造方法、フィルム切断用の切断刃、及びフィルム片の製造装置
NO760447L (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170620