JP2014189923A - ボトム衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】 窮屈感を軽減することができ、かつ、太ももを細く見せることができるボトム衣類を提供する。
【解決手段】 本発明のボトム衣類は、ヒップを覆う後部分101Bおよび後部分101Bに向かい合う前部分101Aを含むボトム衣類100であって、さらに、一対の第1のサポートライン部102を含み、第1のサポートライン部102は、ボトム衣類100の内腿側から大腿部前面側を通って膝関節外側に至るように、上部と下部とからなる湾曲形状を呈しており、第1のサポートライン部102の上部は、大腿三角の少なくとも一部を覆うとともに、大腿三角に隣接する縫工筋よりも外側面側部分を覆わないように形成されており、第1のサポートライン部102の下部は、縫工筋と交差し、膝関節の外側面側へ向かって斜め下方に延在するように形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボトム衣類に関する。
従来から、下腹部、ヒップまたは太もも等の下半身の体型を補整し、きれいなシルエットに整えたいというニーズがある。このようなニーズに応えるため、例えば、ヒップアップ機能等の体型補整機能を有するショーツおよびガードル等のボトム衣類が、従来から使用されている。例えば、下記特許文献1では、緊締力の切替部分を設けている編地からなり、左右の臀部膨出部の夫々の下側部から腰側部にかけた臀部外周部分に強緊締力とした所要幅の第1サポート部を設けると共に、太もも回りに強緊締力とした所要幅の第2サポート部を設け、前記第1サポート部と第2サポート部とを臀部膨出部の下端縁に沿う臀溝位置で接合させているボトム衣類が提案されている。
実用新案登録第3118295号公報
しかし、前記特許文献1記載のボトム衣類を含めた従来の補整機能を有するボトム衣類は、着用時に締め付け感があり、窮屈に感じるという問題があった。体型補整に関するニーズの中でも、太ももを細く見せたいというニーズは大きいが、特に、下腹部およびヒップは補整する必要はなく太もものみ補整したいという場合、従来のボトム衣類では窮屈感が強かった。
そこで、本発明は、窮屈感を軽減することができ、かつ、太ももを細く見せることができるボトム衣類を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のボトム衣類は、
ヒップを覆う後部分および前記後部分に向かい合う前部分を含むボトム衣類であって、
さらに、一対の第1のサポートライン部を含み、
前記第1のサポートライン部は、前記ボトム衣類の内腿側から大腿部前面側を通って膝関節外側に至るように、上部と下部とからなる湾曲形状を呈しており、
前記第1のサポートライン部の上部は、大腿三角の少なくとも一部を覆うとともに、大腿三角に隣接する縫工筋よりも外側面側部分を覆わないように形成されており、
前記第1のサポートライン部の下部は、縫工筋と交差し、膝関節の外側面側へ向かって斜め下方に延在するように形成されていることを特徴とする。
本発明のボトム衣類は、上記のような構成であるため、窮屈感を軽減することができ、かつ、太ももを細く見せることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るガードル100を示す図である。図1(a)は、ガードル100の着用状態の正面図、図1(b)は、ガードル100の着用状態を右脚の内側から見た図である。 図2は、人体の右脚大腿部の骨格および筋肉の一部を表した模式図に、前記第1の実施形態に係るガードル100の第1のサポートライン部を当てはめた図である。 図3(a)および図3(b)は、前記第1の実施形態に係るガードル100の第1のサポートライン部の機能を説明する模式図である。 図4(a)および図4(b)は、前記第1の実施形態に係るガードル100の第1のサポートライン部のバリエーションの図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係るガードル200を示す図である。図5(a)は、ガードル200の着用状態の正面図、図5(b)は、ガードル200の着用状態を右脚の内側から見た図、図5(c)は、ガードル200の着用状態の背面図である。 図6は、本発明の第3の実施形態に係るレギンス300を示す図である。図6(a)は、レギンス300の着用状態の正面図、図6(b)は、レギンス300の着用状態を右脚の内側から見た図、図6(c)は、レギンス300の着用状態の背面図である。 図7は、本発明のボトム衣類の着用評価の結果の一例を示す図である。 図8は、本発明のボトム衣類の着用評価の結果の一例を示す図である。 図9は、太ももの内側を示す図である。
本発明のボトム衣類について、以下、例をあげて説明する。ただし、本発明は、以下の例に限定および制限されない。なお、下記図1〜図9において、同一部分には同一の符号を付している。本発明において、位置を表す表現は、着用時を基準としている。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係るボトム衣類100を示す。本実施形態のボトム衣類は、ガードルである。図1(a)は、ガードル100の着用状態の正面図であり、図1(b)は、ガードル100の着用状態を右脚の内側から見た図である。図1(a)および(b)に示すように、本実施形態のガードル100は、ヒップを覆う後部分101Bおよび後部分101Bに向かい合う前部分101Aを含み、さらに、一対の第1のサポートライン部102を含む。ここで、「一対の」とは、第1のサポートライン部102が前部分101Aの左右に配置されていることを表している。
図2に、人体の右脚大腿部の骨格および筋肉の一部を表した模式図に、第1のサポートライン部102を当てはめた図を示す。図1および図2に示すように、本発明において、第1のサポートライン部102は、ガードル100の内腿側から大腿部前面側を通って膝関節外側に至るように、上部と下部とからなる湾曲形状を呈している。そして、第1のサポートライン部102の上部は、大腿三角Uの少なくとも一部を覆うとともに、大腿三角Uに隣接する縫工筋Sよりも外側面側部分を覆わないように形成されており、第1のサポートライン部102の下部は、縫工筋Sと交差し、膝関節の外側面側へ向かって斜め下方に延在するように形成されている。本実施形態では、第1のサポートライン部102の上部は、ガードル100の前部分101Aにおける大腿部の縫工筋Sよりも内側において、恥骨Tよりも下側の位置から、大腿部前側方向に下方に向かっている。そして、第1のサポートライン部102の下部は、位置Xにおいて縫工筋Sと交差して、大腿部の外側に向けて配置されている。本実施形態において、位置Xは、膝関節中央位置Pから少なくとも6cm以上上側であり、かつ、大腿部の付け根Qと膝関節中央位置Pとの間の距離Zの半分よりも下側となる位置である。なお、位置Xは、第1のサポートライン部102の幅方向の中央部分の位置を示している。
そして、本実施形態において、第1のサポートライン部102は、ガードル100における第1のサポートライン部102以外の部分よりも難伸縮である。これにより、第1のサポートライン部102で覆われた部分に、他の部分よりも大きな着圧を作用させている。なお、本実施形態では、第1のサポートライン部102が難伸縮性を有する例を挙げているが、本発明はこれに限られない。本発明では、例えば、第1のサポートライン部102が、ガードル100の他の部分よりも復元力(伸長回復性とも表現できる)が大きくなるようにしてもよい。この場合にも、着用状態において第1のサポートライン部で覆われた部分に他の部分よりも大きな着圧を作用させることができるため、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
図3に、第1のサポートライン部102の機能を説明する模式図を示す。図3(a)は、本実施形態のガードル100を着用していない場合の大腿部を模式的に示した図であり、図3(b)は、本実施形態のガードル100を着用した場合の大腿部を模式的に示した図である。本実施形態のガードル100を着用すると、第1のサポートライン部102と接する部分には、大腿部内側から外側方向に向けて(図3(b)に示す矢印の方向)圧力がかかる。本実施形態では、前述のように、第1のサポートライン部102をガードル100におけるその他の部分よりも難伸縮とすることにより、他の部分よりも大きな着圧を作用させることで、前記圧力を生じさせている。そのため、図3(b)に示すように、第1のサポートライン部102によって、大腿部内側の大腿三角Uの部分の肉が押さえられる。なお、「大腿三角」とは、縫工筋、長内転筋の内側縁、および、鼡径靭帯で囲まれる領域である。また、第1のサポートライン部102は、縫工筋Sと交差し、縫工筋Sを大腿部の外側方向に引くため、縫工筋Sが大腿部の外側に動かされ、大腿三角Uの部分の皮下組織の面積が広がる。そのため、大腿三角Uの部分に肉が収まるスペースが広がり、第1のサポートライン部102によって押さえられた肉がこのスペース内に収まる。これにより、本発明のボトム衣類によれば、両脚の太ももの間の隙間が広がり、太ももを細く見せることができる。
本実施形態において、第1のサポートライン部102は、前述のように、位置Xで縫工筋Sと交差している。第1のサポートライン部102が、この位置Xで縫工筋Sと交差することにより、縫工筋Sを効率よく外側方向に動かすことができるため、好ましい。
太ももの内側には脂肪がつきやすいため、太ももを細く見せたいというニーズの中でも、特に、太ももの内側(図9に二点鎖線で囲んで示す部分)を細く見せたいというニーズが大きい。また、太ももの内側の肉は、柔らかく動かしやすい。本発明のボトム衣類によれば、前述のように、第1のサポートライン部102によって縫工筋Sを大腿部の外側に動かして大腿三角Uの面積を広げつつ、大腿三角Uの部分の肉を押さえるため、脂肪がつきやすく、かつ、肉が柔らかく動かしやすい部分に効率よく圧力をかけることにより、両脚の太ももの間の隙間を広げ、太ももを細く見せることができる。
本発明において、第1のサポートライン部102による圧力がかかるのは、大腿三角の部分、および、縫工筋との交差位置の部分のみである。このように、本発明のボトム衣類によれば、肉が柔らかく動かしやすい部分に効率よく圧力をかけることによって太ももを細く見せることができるため、太ももを過度に締め付ける必要がない。また、前述のとおり、第1のサポートライン部102は、大腿三角Uの部分の面積を広げつつ肉を押さえるので、第1のサポートライン部102の部分についても、肉が押さえられているという窮屈感が少ない。このように、本発明のボトム衣類によれば、窮屈感を軽減することができる。さらに、本実施形態において、第1のサポートライン部102は、恥骨Tよりも下側の位置から膝の外側に向けて配置されており、血管および神経が皮膚の下の浅い部分を通っている恥骨近傍部分および膝の内側部分を押さえないため、圧迫感がない。
本発明者等が体型補整に関するニーズを調査したところ、特に、20代等の若い世代では、太ももを細く見せたいというニーズが多くある一方で、体の肉が硬いためガードルによる締め付け感を感じやすく、ガードルの着用を避ける傾向にあることがわかった。本発明のボトム衣類によれば、前述のように、肉が柔らかく動かしやすい部分に効率よく圧力をかけるため、窮屈感が軽減され、かつ、太ももを細く見せることができる。そのため、本発明のボトム衣類は、若い世代を含めた幅広い世代向けに好適に用いることができる。また、本発明のボトム衣類によれば、前述のように、太ももの内側の隙間を広げることができるため、例えば、スポーツ時に本発明のボトム衣類を着用すれば、太ももの内側において両脚の肉がこすれるのを防ぐことができ、動きやすいという効果もある。
本実施形態では、第1のサポートライン部102の縫工筋Sとの交差位置Xよりも上側部分102Aが、大腿部後側方向に凸となる湾曲形状である。具体的には、第1のサポートライン部102の前記上側部分102Aは、図1(b)に示すように、恥骨よりも下側の位置から、まず大腿部後側に向かい、その後大腿部前側に向かう湾曲形状である。これにより、第1のサポートライン部102を大腿三角Uの位置に合わせるとともに、大腿部内側から大腿部前側方向に斜め下方に方向性を持たせて配置することができ、より効率よく大腿三角の肉を押さえつつ縫工筋を動かすことができるため、好ましい。ただし、本発明はこれに限定されず、第1のサポートライン部102は、例えば、図4(a)に示すように、恥骨よりも下側の位置から位置Xに向けて湾曲することなく斜めに配置されていてもよいし、図4(b)に示すように、恥骨よりも下側の位置からまっすぐ下方に降りた後に、位置Xに向けて斜め下方に配置されていてもよい。
本発明において、第1のサポートライン部102の幅は特に制限されないが、例えば、2cm〜10cmの範囲が好ましく、より好ましくは、4cm〜6.5cmの範囲であり、さらに好ましくは特に4.5cm前後である。また、本発明において、第1のサポートライン部102の幅は、一定ではなく位置によって異なっていてもよい。例えば、第1のサポートライン部102の上端部から下10cmまでの領域の方が、第1のサポートライン部102の縫工筋Sとの交差位置Xを含む下側部分よりも全体的に見たときに幅が太くなるように形成することが好ましい。第1のサポートライン部102をこのような幅に設定することにより、大腿三角Uおよび縫工筋Sに適度な圧力をかけることができる。
本実施形態では、第1のサポートライン部102の縫工筋Sとの交差位置Xよりも上側部分102Aにおいて、大腿三角Uに接する部分は、第1のサポートライン部102の前記上側部分102Aにおけるその他の部分よりも面積が広くなっている。これにより、大腿三角Uの部分の肉を広い面積にわたって押さえることができるため、好ましい。第1のサポートライン部102の前記上側部分102Aにおいて、最も幅が広い部分(図1(b)中にRで示す部分)の幅は、大腿三角の幅と同程度となるように設定するか、それよりも大きくなるように設定することが好適である。ただし、本発明はこれに限られず、第1のサポートライン部102の前記上側部分102Aは、すべて同じ幅であってもよい。また、本発明において、第1のサポートライン部102の前記上側部分102Aは、大腿三角の少なくとも一部を覆うように形成されていればよい。
本実施形態において、第1のサポートライン部102は、別部材を前部分101Aに取り付けて形成されている。本発明において、第1のサポートライン部に使用できる素材は、特に制限されないが、例えば、ワンウェイパワーネット、ツーウェイトリコット等があげられる。ただし、本発明はこれに限られず、例えば樹脂を前部分101Aに塗布して第1のサポートライン部102を形成してもよいし、さらには、前部分101Aの編み組織を部分的に変更することによって第1のサポートライン部102を形成してもよい。その他、抜触加工によって、第1のサポートライン部102に相当する部分をガードル100の前部分101Aの生地に形成するようにしてもよい。
本発明において、第1のサポートライン部は、本実施形態のようにボトム衣類における第1のサポートライン部以外の部分よりも難伸縮であることが好ましい。これにより、着用時に、第1のサポートライン部の位置に適度な圧力をかけることができる。
本発明において、第1のサポートライン部102は、帯状に形成されていてもよいし、例えば花柄等の図柄を施してもよい。
本発明において、第1のサポートライン部の上端部の位置は、前述のように、大腿部の縫工筋よりも内側で恥骨よりも下側の位置であることが、血管および神経が皮膚の下の浅い部分を通っている箇所に圧力がかからないため、好ましい。また、本発明において、第1のサポートライン部の下端部の位置は、膝関節の外側面側に配置されていればよく、特に制限されない。
本発明において、前部分101Aおよび後部分101Bに使用できる素材は、特に制限されないが、着用時に締め付け感がないように、肌触りの柔らかい生地を使用することが好ましい。前部分101Aおよび後部分101Bに使用できる素材として、例えば、ツーウェイトリコット、生地端始末不要のいわゆるフリーカット素材等があげられる。また、本発明のボトム衣類は、前部分と後部分とが別部材であり、互いに固着することによって形成されていてもよいし、前部分と後部分とが一体で形成されていてもよい。
本発明において、前部分101Aおよび後部分101Bの丈は、特に制限されないが、第1のサポートライン部102の配置との関係上、股下17cm以上であることが好ましい。
本実施形態では、ガードルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ショーツにも適用することができる。また、本発明は、必要に応じて、ヒップアップ機能等の他の体型補整機能を有するボトム衣類と組み合わせて使用することもできる。
(第2の実施形態)
図5に、本発明の第2の実施形態に係るボトム衣類200を示す。本実施形態のボトム衣類は、ガードルである。図5(a)は、ガードル200の着用状態の正面図であり、図5(b)は、ガードル200の着用状態を右脚の内側から見た図であり、図5(c)は、ガードル200の着用状態の背面図である。
図5(a)〜(c)に示すように、本実施形態に係るガードル200は、一対の第1のサポートライン部102とともに、一対の第2のサポートライン部203を含む。その他は、前記第1の実施形態と同様である。ここで、「一対の」とは、第1のサポートライン部102については、前部分101Aの左右に配置されていることを表し、第2のサポートライン部203については、後部分101Bの左右に配置されていることを表している。
本実施形態における第2のサポートライン部203は、ガードル200の後部分101Bにおいて、大腿部内側の上端から膝の外側に向かって配置されている。これにより、ガードル200の後部分101Bにも、大腿部の内側から外側に向けて(図5(c)中に矢印で示す方向)第2のサポートライン部203による圧力が働くため、前部分101Aと後部分101Bとでサポートライン部による圧力のバランスをとることができ、好ましい。また、大腿部の後側部分は、臀溝部から下側にかけて皮膚に余裕があるため、この部分に圧力をかけても窮屈感が少ない。そのため、第2のサポートライン部203を設けても、窮屈感が増すことはない。
本実施形態において、第2のサポートライン部203に使用できる素材、および、後部分101Bへの取り付け方は、前記第1の実施形態における第1のサポートライン部102と同様である。
本実施形態では、第2のサポートライン部203は、ガードル200における第1のサポートライン部102および第2のサポートライン部203以外の部分よりも難伸縮である。ただし、本発明はこれに限られず、第2のサポートライン部203は、例えば、ガードル200における第1のサポートライン部102および第2のサポートライン部203以外の部分よりも復元力(伸長回復性とも表現できる)が大きくなるようにしてもよい。
図5(b)に示すように、本実施形態において、第1のサポートライン部102と、第2のサポートライン部203とは、大腿部の内側の位置で連結されていることが好ましい。これにより、第1のサポートライン部102と、第2のサポートライン部203とが互いに支え合い、力のバランスをとることができる。
(第3の実施形態)
図6に、本発明の第3の実施形態に係るボトム衣類300を示す。本実施形態のボトム衣類は、ふくらはぎ下部までを覆うタイプのレギンスである。図6(a)は、レギンス300の着用状態の正面図であり、図6(b)は、レギンス300の着用状態を右脚の内側から見た図であり、図6(c)は、レギンス300の着用状態の背面図である。
本実施形態は、レギンスである他は、前記第2の実施形態と同様である。このように、本発明は、レギンスにも好適に用いることができる。なお、本実施形態は、前記第2の実施形態と同様の第1のサポートライン部102および第2のサポートライン部203を含むレギンスであるが、本発明はこれに限られず、前記第1の実施形態と同様の第1のサポートライン部102のみを含むレギンスとすることもできる。
(着用客観評価)
図6に示すタイプの本発明の第3の実施形態に係るレギンス300を作製し、着用評価を行った。本評価では、モニターAおよびBの2名について、レギンス300を着用した際の太もものシルエットを、ヌードの状態と比較した。図7(a)がモニターAの結果であり、図7(b)がモニターBの結果である。図7(a)および図7(b)それぞれにおいて、左側がヌードの状態を示す図であり、右側がレギンス300を着用した状態を示す図である。また、図7(a)および図7(b)に示す二点鎖線は、観察した位置を示すために付加している。
図7(a)および図7(b)に示すように、モニターAおよびBともに、本発明のレギンス300を着用した場合、ヌードの状態と比べて太もも内側の付け根付近における両脚の間の隙間が広がり、太ももが細く見えた。このように、本発明のレギンス300は、太ももを細く見せることができることがわった。
また、図8に、前記モニターBについて、図7(b)中に二点鎖線で示した箇所の左脚の断面図を模式的に示す。同図において、実線がレギンス300を着用した場合の断面図であり、破線がヌードの状態の断面図である。同図に示すように、本発明のレギンス300を着用した場合、ヌードの場合より太もも内側のラインが内側に押さえられていることがわかった。
(着用主観評価)
図6に示すタイプの本発明の第3の実施形態に係るレギンス300を作製し、着用評価を行った。本評価では、モニター7名に前記レギンス300を着用してもらった。また、比較例として、同じモニター7名に、従来品の体型補整効果のあるレギンスを着用してもらった。
その結果、7名中7名が、本発明のレギンス300の方が動きやすいと回答した。また、7名中7名が、本発明のレギンス300の方が一日中履いていられると回答した。また、本発明のレギンス300について、モニターにコメントを求めたところ、「太ももの付け根あたりの肉がすっきりしている」との回答が得られた。これにより、本発明のレギンス300は、太ももを細く見せることができ、かつ、着用時に窮屈感がないことが確認できた。
以上、本発明の具体例として、ガードルおよびレギンスをあげて本発明を説明したが、本発明のボトム衣類は、これらの具体例で記載されたもののみに限定されるものではなく、種々の態様が可能である。例えば、本発明は、上記の実施形態のようなガードルおよびレギンス以外にも、スパッツ、ストッキング、タイツその他の各種ボトム衣類に適用できる。また、本発明は、上記の実施形態のようなファンデーション衣類以外にも、レオタード、水着、その他各種の衣類に適用できる。
本発明のボトム衣類は、窮屈感を軽減することができ、かつ、太ももを細く見せることができるため、その用途は限定されず広い分野で使用することができる。
100、200 ボトム衣類(ガードル)
300 ボトム衣類(レギンス)
101A 前部分
101B 後部分
102 第1のサポートライン部
102A 第1のサポートライン部の縫工筋との交差位置よりも上側部分
203 第2のサポートライン部
S 縫工筋
T 恥骨
U 大腿三角
X 第1のサポートライン部と縫工筋との交差位置

Claims (7)

  1. ヒップを覆う後部分および前記後部分に向かい合う前部分を含むボトム衣類であって、
    さらに、一対の第1のサポートライン部を含み、
    前記第1のサポートライン部は、前記ボトム衣類の内腿側から大腿部前面側を通って膝関節外側に至るように、上部と下部とからなる湾曲形状を呈しており、
    前記第1のサポートライン部の上部は、大腿三角の少なくとも一部を覆うとともに、大腿三角に隣接する縫工筋よりも外側面側部分を覆わないように形成されており、
    前記第1のサポートライン部の下部は、縫工筋と交差し、膝関節の外側面側へ向かって斜め下方に延在するように形成されていることを特徴とするボトム衣類。
  2. 前記第1のサポートライン部の上部は、前記ボトム衣類の前部分における大腿部の縫工筋よりも内側において、恥骨よりも下側の位置から下方に向かい、
    前記第1のサポートライン部の下部は、膝関節の中央位置から6cm以上上側であって、かつ、大腿部の付け根と膝関節中央位置との間の距離の半分よりも下側の位置で縫工筋と交差して、大腿部の外側に至ることを特徴とする請求項1記載のボトム衣類。
  3. 前記第1のサポートライン部は、前記ボトム衣類における前記第1のサポートライン部以外の部分よりも難伸縮であることを特徴とする請求項1または2記載のボトム衣類。
  4. 前記第1のサポートライン部の縫工筋との交差位置よりも上側部分が、大腿部後側方向に凸となる湾曲形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のボトム衣類。
  5. 前記第1のサポートライン部の縫工筋との交差位置よりも上側部分において、大腿三角に接する部分は、前記第1のサポートライン部の上側部分におけるその他の部分よりも面積が広くなっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のボトム衣類。
  6. さらに、前記ボトム衣類の後部分において、大腿部内側の上端から膝の外側に向かって配置されている一対の第2のサポートライン部を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のボトム衣類。
  7. 衣類がガードルであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のボトム衣類。
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